JP2011196763A - 電界強度分布測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変調された無線信号を送信しているアンテナ周辺の電界強度分布を、当該アンテナに測定用の連続正弦波を印加することなく測定可能とする。
【解決手段】測定位置が可変である信号用電界センサにより検知した無線信号から抽出したパイロットチャネルの信号成分に基づき近傍電界の振幅情報を求め、また、信号用電界センサで検知した無線信号の位相と測定位置が固定である参照用電界センサで検知した無線信号の位相との位相差を近傍電界の位相情報として求め、信号用電界センサの位置情報と近傍電界の振幅情報と近傍電界の位相情報とから遠方の電界強度を計算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナの指向特性やアンテナ周辺の電界強度特性の測定装置に関し、特に、アンテナと無線送信回路の切り離しが困難な状況において、変調されたキャリアの送信中に上記の特性の測定を可能とする電界強度分布測定装置に関する。
アンテナの指向特性やアンテナ周辺の電界強度特性は、通常、送信側の信号源として振幅と位相が既知の連続正弦波を使用し、受信側においてその振幅と位相の変化を測定することで得ることができる。この測定方法の具体例の一つとして、近傍界/遠方界変換法を用いた方法が挙げられる。この方法においては、受信側で測定された振幅と位相の変化からアンテナ近傍の電界強度分布を得た上で、更にこれを用いて近傍界/遠方界変換法の数値計算によってより広い空間(遠方)の電界強度分布を得る。また、この電界強度分布から指向特性を得る。
このような測定に用いる電界強度分布測定装置の従来例を図6に示す。図6の電界強度分布測定装置500は、電界センサ部510と振幅位相検出部520と遠方電界計算部140とを備える。電界センサ部510は、信号用電界センサ111と位置決め治具112とから構成される。信号用電界センサ111は、位置決め治具112に取り付けられ、位置決め治具112の動作を介して位置決め制御回路121により制御された位置に移動可能とされている。信号用電界センサ111は、電界を検知可能なショートダイポール等により構成され、連続正弦波の印加により励振された被測定アンテナ10近傍の電界を検知する。振幅位相検出部520は、位置決め制御回路121と振幅検出回路522と位相検出回路523と発振回路524とから構成される。位置決め制御回路121は、位置決め治具112を動作させることで信号用電界センサ111の位置を制御するとともに、当該信号用電界センサ111の位置を示す位置情報を出力する。振幅検出回路522は、信号用電界センサ111が位置決め制御回路121により制御された位置で検知した電界の振幅を検出し、それを振幅情報として出力する。発振回路524は、被測定アンテナ10に振幅と位相が一定である測定用の連続正弦波を印加する。位相検出回路523は、発振回路524が被測定アンテナ10に印加した測定用の連続正弦波をモニタし、これを基準として信号用電界センサ111が位置決め制御回路121により制御された位置で検知した電界の位相の変化を検出して、それを位相情報として出力する。遠方電界計算部140は、振幅位相検出部520で得られた振幅情報、位相情報、および信号用電界センサ111の位置情報に基づき、公知の近傍界/遠方界変換法の数値計算により遠方の電界強度分布を計算推定する。この電界強度分布から指向特性を求めることができる。
マイクロ波計測分野で一般に普及しているネットワークアナライザは、振幅検出回路522、位相検出回路523、および発振回路524の機能を実現しており、容易に電界の振幅と位相を測定することができる。
前記のとおり、従来の測定方法においては信号源として振幅と位相が一定である連続正弦波を使用し、受信側において振幅と位相の変化を測定する。しかし、小型の装置などアンテナと無線送信回路とが一体となっている送信装置の場合には、測定のための連続正弦波をアンテナに印加することは困難である。また、サービス運用中の無線基地局において、アンテナの指向特性を確認する必要が生じた場合も、連続正弦波のアンテナへの印加はサービスを一旦停止することになるため困難である。従って、そのような場合にアンテナ周辺の電界強度分布や指向特性を測定評価することは事実上困難であった。
本発明の目的は、被測定アンテナに測定用の連続正弦波を印加することなくアンテナ周辺の電界強度分布を測定可能な電界強度分布測定装置を提供することにある。
本発明の電界強度分布測定装置は、物理チャネルがパイロットチャネルとトラヒックチャネルとからなる変調された無線信号を送信しているアンテナ周辺の電界強度分布を測定する電界強度分布測定装置であり、測定位置が可変である信号用電界センサにより、或る測定位置で検知した前記無線信号から抽出したパイロットチャネルの成分に基づき近傍電界の振幅情報を求め、また、前記信号用電界センサで検知した前記無線信号の位相と測定位置が固定である参照用電界センサで検知した前記無線信号の位相との位相差を近傍電界の位相情報として求め、前記信号用電界センサの位置情報と前記近傍電界の振幅情報と前記近傍電界の位相情報とから遠方の電界強度を計算する。
本発明の電界強度分布測定装置によれば、サービス等に用いる変調された無線信号自体を電界強度分布測定に利用するため、それとは別の測定用の連続正弦波を印加することなくアンテナ周辺の電界強度分布を測定することができる。また、この分布からアンテナの指向特性を得ることができる。そのため、アンテナと無線送信回路とが一体となっている送信装置やサービス運用中の無線基地局においても、アンテナの特性の確認や電波防護指針の適合確認を実施することができる。
実施例1の電界強度分布測定装置の構成例を示すブロック図。 被測定アンテナと信号用電界センサとの位置関係を表す座標系を説明する図。 実施例2の電界強度分布測定装置の構成例を示すブロック図。 実施例3の電界強度分布測定装置の構成例を示すブロック図。 実施例4の電界強度分布測定装置の構成例を示すブロック図。 従来の電界強度分布測定装置の構成例を示すブロック図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明の電界強度分布測定装置100の構成例を示すブロック図である。電界強度分布測定装置100は、送信器20により生成された変調された無線信号によって励振された被測定アンテナ10周辺の電界強度分布を測定する装置である。ここで被測定アンテナ10は、例えば垂直リニアアレーアンテナ等である。移動通信システムにおいて、送信器20で生成される無線信号はパイロットチャネルとトラヒックチャネルとからなる。パイロットチャネルの振幅は時間変動が無く一定である。一方、トラヒックチャネルの振幅はその基地局にアクセスする移動端末の数に依存する。無線アクセス方法としてW−CDMAを用いるIMT−2000移動通信システムの場合、パイロットチャネルはCPICHである。以下では、パイロットチャネルがCPICHであるとして説明するが、その他のパイロットチャネルの場合でも処理内容は同様である。
電界強度分布測定装置100は、電界センサ部110と振幅位相検出部120と遠方電界計算部140とから構成され、遠方電界計算部140は、背景技術で説明した電界強度分布測定装置100の遠方電界計算部140と共通である。以下、先に説明した構成要素と共通の構成要素については同じ符号を付し、必要な場合以外は具体的な説明は省略する。
電界センサ部110は、信号用電界センサ111と位置決め治具112と参照用電界センサ113とを含む。信号用電界センサ111は、位置決め治具112に取り付けられ、位置決め治具112の動作を介して位置決め制御回路121により制御された位置(ρ0,φ,z)において前記無線信号の電界を検知し、検知した電界Etrans0,φ,z)に係る信号を振幅位相検出部120の信号用A/D変換回路121に入力する。ここで、(ρ0,φ,z)は被測定アンテナ10と信号用電界センサ111との位置関係を表し、図2に示すようにρ0は被測定アンテナ10を中心軸とした信号用電界センサ111の回転半径として観念される両者間の距離、φは被測定アンテナ10を中心軸とした信号用電界センサ111の所定の基準位置からの回転角度、zは被測定アンテナ10をZ軸とした場合の信号用電界センサ111のZ軸座標値を表す。参照用電界センサ113は、被測定アンテナ10の近傍に固定され、前記無線信号の電界を検知し、検知した電界Erefに係る信号を振幅位相検出部120の参照用A/D変換回路126に入力する。信号用電界センサ111と参照用電界センサ113には、電界を検知可能なショートダイポール等を用いる。
振幅位相検出部120は、位置決め制御回路121と信号用A/D変換回路122とパイロットデコーダ123と信号用FFT回路124と位相差回路125と参照用A/D変換回路126と参照用FFT回路127とを含む。信号用A/D変換回路122は、前記信号用電界センサ111が検知した電界Etrans0,φ,z)に係るアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。信号用A/D変換回路122のサンプリング周期は、無線信号の情報が失われることがないようサンプリングの定理を満足するように設定する。パイロットデコーダ123は、信号用A/D変換回路122から出力されたデジタル信号からパイロットチャネルの電界成分ECPICH0,φ,z)を検出し、近傍電界の振幅情報|Et0,φ,z)|を、
|Et0,φ,z)|=β1/2|ECPICH0,φ,z)|
により求めて出力する。ここで、βはパイロットチャネルとトラヒックチャネルの電力比であり、移動無線基地局においてβはトラヒックに依存して時間的に変動している。βを被測定アンテナ10に係る基地局で設定された最大値とすれば、最大アンテナ入力時のアンテナ周辺電界強度を評価できる。信号用FFT回路124は、信号用A/D変換回路122から出力されたデジタル信号を高速フーリエ変換することにより電界Etrans0,φ,z)の位相∠Etrans0,φ,z)を求めて出力する。参照用A/D変換回路126は、信号用A/D変換回路122と同じサンプリング周期にて、参照用電界センサ113が検知した電界Erefに係るアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。参照用FFT回路127は、参照用A/D変換回路126から出力されたデジタル信号を高速フーリエ変換することにより電界Erefの位相∠Erefを求めて出力する。位相差回路125は、信号用FFT回路124から出力された信号の位相∠Etrans0,φ,z)と参照用FFT回路127から出力された信号の位相∠Erefとの位相差φdef
φdef=∠Etrans0,φ,z)−∠Eref
により計算しその位相差φdefを近傍電界の位相情報∠Et0,φ,z)として出力する。
遠方電界計算部140は、振幅位相検出部120で得られた位置情報(ρ0,φ,z)と近傍電界の振幅情報|Et0,φ,z)|と近傍電界の位相情報∠Et0,φ,z)とから、ρ0より遠方(被測定アンテナ10から距離ρの位置)の電界強度Et(ρ,φ,z)を以下のように計算する。
Figure 2011196763
ここで、Et0,φ,z)は近傍電界の振幅情報|Et0,φ,z)|と近傍電界の位相情報∠Et0,φ,z)とをまとめて表記したものである。また、TmはEt0,φ,z)のフーリエ変換、Hm()はm次のハンケル関数、kは自由空間の波数、kcはρ方向の波数、kzはZ軸方向の波数である。
以上のように電界強度分布測定装置100によれば、サービス等に用いる変調された無線信号自体を利用して、被測定アンテナ周辺の電界強度分布を測定することができる。また、その電界強度分布からアンテナの指向特性を得ることができる。そのため、アンテナと無線送信回路とが一体となっている送信装置やサービス運用中の無線基地局においても、アンテナの特性の確認や電波防護指針の適合確認を実施できる。
図3は、本発明の電界強度分布測定装置200の構成例を示すブロック図である。電界強度分布測定装置200は、電界センサ部110と振幅位相検出部220と遠方電界計算部140とを備える。つまり、実施例1の電界強度分布測定装置100とは振幅位相検出部が異なる。振幅位相検出部220は、実施例1の振幅位相検出部120の構成要素である信号用A/D変換回路122、パイロットデコーダ123、信号用FFT回路124、位相差回路125、参照用A/D変換回路126、及び参照用FFT回路127に加え、信号用ミクサ231、信号用バンドバスフィルタ232、参照用ミクサ233、参照用バンドバスフィルタ234、及び局部発振回路235を備える。信号用ミクサ231と信号用バンドバスフィルタ232は、信号用電界センサ111と信号用A/D変換回路122との間に、参照用ミクサ233と参照用バンドバスフィルタ234は、参照用電界センサ113と参照用A/D変換回路126との間に、それぞれ設けられる。また、局部発振回路235は、信号用ミクサ231と参照用ミクサ233に対し、共通の局部発振信号を供給する。
信号用ミクサ231は、局部発振回路235から供給される局部発振信号を用い、信号用電界センサ111で検知した信号の周波数をそれより低い中間周波数に変換する。信号用バンドパスフィルタ232は信号用ミクサ231で変換された中間周波数成分のみを選択的に通過し、イメージ信号成分、無線周波数成分、局部発振回路の出力成分の通過を阻止する。参照用ミクサ233は、局部発振回路235から供給される局部発振信号を用い、参照用電界センサ113で検知した信号の周波数をそれより低い中間周波数に変換する。参照用バンドパスフィルタ234は参照用ミクサ233で変換された中間周波数成分のみを選択的に通過し、イメージ信号成分、無線周波数成分、局部発振回路の出力成分の通過を阻止する。A/D変換以降の処理は実施例1と同様である。
このように、信号の周波数をそれより低い中間周波数に変換することで、信号用A/D変換回路122及び参照用A/D変換回路126のサンプリング周波数を低く設定できるため、実際に使用するA/D変換回路のサンプリング周波数の上限が制限されていても、無線周波数が高い信号を送信するアンテナの測定が可能である。
図4は、本発明の電界強度分布測定装置300の構成例を示すブロック図である。電界強度分布測定装置300は、電界センサ部310と振幅位相検出部320と遠方電界計算部140とを備える。実施例1の電界強度分布測定装置100とは電界センサ部と振幅位相検出部が異なる。
電界センサ部310は、信号用電界センサ311と位置決め治具112と参照用電界センサ113とを備える。つまり、信号用電界センサが実施例1と異なる。信号用電界センサ311は、それぞれ直交する電界のx成分、y成分、z成分を独立に検知し、これら3つの電界成分を各々出力する。
振幅位相検出部320は、実施例1の振幅位相検出部120の構成要素である位置決め制御回路121、信号用A/D変換回路122、パイロットデコーダ123、信号用FFT回路124、位相差回路125、参照用A/D変換回路126、及び参照用FFT回路127に加え、切替スイッチ336を備える。切替スイッチ336は、位置決め制御回路121が指定した座標(ρ0,φ,z)において信号用電界センサ311が検知した3つの電界成分がEtrans,x0,φ,z)、Etrans,y0,φ,z)、Etrans,z0,φ,z)であるとき、これらの電界成分のうち一つを選択し、信号用A/D変換回路122に入力する。以降の処理は実施例1と同様である。
実施例3の構成をとることで、切替スイッチ336を順次切り替えて処理を行うことにより、独立した3つの電界成分Etrans,x0,φ,z)、Etrans,y0,φ,z)、Etrans,z0,φ,z)のそれぞれについて遠方の電界強度Et(ρ,φ,z)を得ることができる。
図5は、本発明の電界強度分布測定装置400の構成例を示すブロック図である。電界強度分布測定装置400は、電界センサ部310と振幅位相検出部420と遠方電界計算部440とを備える。電界センサ部310は実施例3と同様であり、検知した3つの電界成分を各々出力する。
振幅位相検出部420は、実施例1の振幅位相検出部120のA/D変換回路とパイロットデコーダと信号用FFT回路と位相差回路を、信号用電界センサ311で検知された3つの電界成分に対応して3系統備える構成である。具体的には、位置決め制御回路121とx軸信号用A/D変換回路422xとx軸パイロットデコーダ423xとx軸信号用FFT回路424xとx軸位相差回路425xとy軸信号用A/D変換回路422yとy軸パイロットデコーダ423yとy軸信号用FFT回路424yとy軸位相差回路425yとz軸信号用A/D変換回路422zとz軸パイロットデコーダ423zとz軸信号用FFT回路424zとz軸位相差回路425zと参照用A/D変換回路126と参照用FFT回路127とを備える。振幅位相検出部420は、各電界成分について実施例1と同様の処理を行い、信号用電界センサ311の位置情報(ρ0,φ,z)を出力するとともに、信号用電界センサ311で検知された振幅情報及び位相情報を3つの電界成分Etrans,x0,φ,z)、Etrans,y0,φ,z)、Etrans,z0,φ,z)について同時に出力する。
遠方電界計算部440は、信号用電界センサ311の位置情報(ρ0,φ,z)と3つの電界成分Etrans,x0,φ,z)、Etrans,y0,φ,z)、Etrans,z0,φ,z)のそれぞれについての振幅情報及び位相情報とから、各電界成分について遠方の電界強度Et(ρ,φ,z)を並列的に計算する。
実施例4は、独立した3つの電界成分のそれぞれについて電界強度を測定できるという点において実施例3と共通するが、実施例4の構成によれば各電界成分に対する処理を並列して行うことができ、かつ、遠方電界の計算も並列して行うため、実施例3より短時間で各電界成分の電界強度分布を測定することができる。
以上で説明した本発明の電界強度分布測定装置の各構成要素の機能分担は、各実施例に示す機能分担に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。また、各実施例に示した処理は記載の順に従った時系列において実行されるのみならず、処理を実行する各構成要素の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行することとしてもよい。

Claims (5)

  1. 変調された無線信号を送信しているアンテナ周辺の電界強度分布を測定する電界強度分布測定装置であって、
    前記無線信号の物理チャネルはパイロットチャネルとトラヒックチャネルとからなり、
    測定位置が可変である信号用電界センサにより或る測定位置で検知した前記無線信号から抽出したパイロットチャネルの成分に基づき近傍電界の振幅情報を求め、また、前記信号用電界センサで検知した前記無線信号の位相と測定位置が固定である参照用電界センサで検知した前記無線信号の位相との位相差を近傍電界の位相情報として求め、前記信号用電界センサの位置情報と前記近傍電界の振幅情報と前記近傍電界の位相情報とから遠方の電界強度を計算する電界強度分布測定装置。
  2. 請求項1に記載の電界強度分布測定装置において、
    前記無線信号の電界を検知する信号用電界センサと、前記アンテナ近傍に固定され前記無線信号の電界を検知する参照用電界センサと、前記信号用電界センサが移動可能に取り付けられた位置決め治具と、を含む電界センサ部と、
    前記位置決め治具を制御し前記信号用電界センサを任意の位置に移動させるとともにその位置情報を出力する位置決め制御回路と、前記信号用電界センサが前記位置決め制御回路により制御された位置で検知した電界に係るアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する信号用A/D変換回路と、前記信号用A/D変換回路から出力されたデジタル信号から前記パイロットチャネルの成分を検出しそれに基づき近傍電界の振幅情報を求めて出力するパイロットデコーダと、前記信号用A/D変換回路から出力されたデジタル信号を高速フーリエ変換する信号用FFT回路と、前記参照用電界センサが検知した電界に係るアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する参照用A/D変換回路と、前記参照用A/D変換回路から出力されたデジタル信号を高速フーリエ変換する参照用FFT回路と、前記信号用FFT回路から出力された信号の位相と前記参照用FFT回路から出力された信号の位相との位相差を計算しその位相差を近傍電界の位相情報として出力する位相差回路と、を含む振幅位相検出部と、
    前記位置情報と前記振幅情報と前記位相情報とから遠方の電界強度を計算する遠方電界計算部と、
    を備えることを特徴とする電界強度分布測定装置。
  3. 請求項2に記載の電界強度分布測定装置において、
    前記振幅位相検出部は更に、
    前記信号用電界センサと前記信号用A/D変換回路との間に信号用ミクサと信号用バンドパスフィルタとを備え、前記参照用電界センサと前記参照用A/D変換回路との間に参照用ミクサと参照用バンドパスフィルタとを備え、前記信号用ミクサと前記参照用ミクサとに共通の局部発振信号を供給する局部発振回路を備え、
    前記信号用ミクサと前記参照用ミクサは、それぞれ前記信号用電界センサと前記参照用電界センサで検知した信号の周波数をそれより低い中間周波数に変換し、前記信号用バンドパスフィルタと前記参照用バンドパスフィルタは、それぞれ前記中間周波数の成分のみを選択的に通過する
    ことを特徴とする電界強度分布測定装置。
  4. 請求項2に記載の電界強度分布測定装置において、
    前記信号用電界センサは、それぞれ直交する電界のx成分、y成分、z成分を独立に検知してこれら3つの電界成分を各々出力し、
    前記振幅位相検出部は、前記3つの電界成分のうち1つを選択して信号用A/D変換回路に入力する切替スイッチを更に備える
    ことを特徴とする電界強度分布測定装置。
  5. 請求項2に記載の電界強度分布測定装置において、
    前記信号用電界センサは、それぞれ直交する電界のx成分、y成分、z成分を独立に検知してこれら3つの電界成分をそれぞれ出力し、
    前記振幅位相検出部は、前記信号用A/D変換回路と前記パイロットデコーダと前記信号用FFT回路と前記位相差回路を、前記3つの電界成分に対応して3系統備え、
    前記遠方電界計算部は、前記位置情報と、前記3つの電界成分に対応する3組の前記振幅情報及び前記位置情報とから、前記3つの電界成分に対応する遠方の電界強度をそれぞれ計算する
    ことを特徴とする電界強度分布測定装置。
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