JP2001012902A - 走査レーザビーム位置検出装置 - Google Patents
走査レーザビーム位置検出装置Info
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Abstract
走査レーザビーム位置とレーザパワー差との特性テーブ
ルを事前に作成することにより、正確な走査レーザビー
ム位置の検出を可能とする。 【解決手段】 ポリゴンスキャナ7で反射された走査レ
ーザビームは、シリンダレンズ11で測定範囲に応じた
ビーム径に変換され、ナイフエッジプリズム12の直角
稜を挟む2面で2つに分割され、拡散板14a,14b
でビーム径を拡大されてから受光センサ15a,15b
にそれぞれ入射される。受光センサ15a,15bを含
むセンサユニット1を電動ステージ2上に設置して所定
ピッチで受光センサ15a,15bの受光電流値Ia,
Ibを測定する。また、電動ステージ2に取り付けたリ
ニアスケール3により、センサユニット1の位置を測定
する。
Description
置検出装置に関し、さらに詳しくはレーザプリンタ,デ
ジタルPPC(Plain Paper Copy)に
使用される高速の機械スキャナやレーザ走査ユニットか
ら出射される走査レーザビームの走査面からのずれ位置
(反射面の面倒れ量に対応)を検出するための走査レー
ザビーム位置検出装置に関する。
において高速化が進み、ポリゴンスキャナでの回転数が
30000rpmを超えるようになり、走査周波数も3
KHz以上となりつつある。また、解像度も上がってお
り、走査精度の向上も要求されている。
には、CCD(Charge Coupled Dev
ice)センサを用いるもの,PSD(Positio
n Sensing Device)素子を用いるも
の,ナイフエッジを用いるもの,ナイフエッジプリズム
を用いるものなどがあった。
いるレーザビーム位置検出方法では、CCDセンサおよ
びPSD素子の応答速度がμsオーダであり、3000
0rpmを超えるような高速スキャンには使用できなか
った。
ビーム位置検出方法では、反射面の反射率バラツキが誤
差になるという不具合があった。
ザビーム位置検出方法では、図10に示すように、レー
ザビームの中心(最大レーザパワー分布位置)がナイフ
エッジプリズム12の直角稜に一致していて、実線のよ
うにレーザビームのビーム位置ずれがない場合には、上
下の受光センサ15a,15bにレーザパワーが均等に
分けられるが、ビーム位置ずれが生じた場合には、レー
ザビームが点線の状態となって、上の受光センサ15a
ヘのレーザパワーが増え、下の受光センサ15bヘのレ
ーザパワーが減るので、レーザビームの位置ずれに対す
る上下の受光センサ15a,15bのレーザパワーの差
を解析することにより、レーザビームの位置検出を行う
ことができる。
り上下に分けられたレーザビームの受光電流値をそれぞ
れIa,Ibとすると、その差の正規化量をレーザパワ
ー差W=(Ia−Ib)/(Ia+Ib)と定義する。
レーザパワー差Wは、レーザビームのレーザパワー分布
がガウス分布であるとすると、数1のように記述するこ
とができる。ただし、rはビーム半径である。
に、レーザビームの中心(最大レーザパワー分布位置)
がナイフエッジプリズム12の直角稜からずれた位置L
に応じて、図11に示すように変化する。
用いるレーザビーム位置検出方法では、図11に示すよ
うな位置Lに対するレーザパワー差Wの特性曲線をあら
かじめテーブル形式(以下、このテーブルを特性テーブ
ルという)で作成し、位置検出対象のレーザビームの上
下の受光センサ15a,15bでの受光電流値Ia,I
bを測定し、レーザパワー差Wを算出して、上記特性テ
ーブルを参照することにより位置Lを検出するようにし
ていた。
た従来のナイフエッジプリズムを用いるレーザビーム位
置検出方法では、検出素子がPINフォトダイオードや
アバランシェフォトダイオードを使用していたので、応
答速度を上げる場合には素子面積を小さくしなければな
らず、検出範囲が小さくなるという問題点やビーム径に
よって測定範囲が制限されるという問題点があった。特
に、高速スキャンにおいて高精度な走査レーザビームの
位置検出を行うためには、受光量が安定していることが
必要であり、そのためには、高速応答の受光素子が必要
で、かつデータの取込タイミングを立ち上がり後の安定
した状況で行う必要がある。たとえば、走査レーザビー
ムの走査速度を4000m/sとすると、受光エリアφ
5mmの場合でビーム径1mmのとき、受光センサ15
a,15b上での受光時間は約1μsとなり、応答速度
の速いセンサが必要である。
ムを2分割して測定するので、走査レーザビームのビー
ム径や走査位置よって受光面積が決まるため、受光セン
サ15a,15bを移動させて測定する場合には、さら
に走査レーザビームの光学系への入射角度に応じた受光
面積が必要となってくる。
いたレーザビーム位置検出方法では、レーザビームの位
置検出の基準となる特性テーブル(特性曲線)について
レーザビームを動かさない状態で受光電流値Ia,Ib
を測定して作成していたが、走査ユニットではレーザビ
ームの形状がビーム径や走査位置に応じて変化するの
で、各測定ポイントであらかじめ測定し、それぞれのレ
ーザビーム位置とレーザパワー差との特性を記憶してお
く必要があった。
出対象である走査レーザビームを実際に使用して特性テ
ーブル(特性曲線)を作成し、走査レーザビームの正確
な位置を検出できるようにした走査レーザビーム位置検
出装置を提供することにある。
ム位置検出装置は、走査レーザビームを分割するナイフ
エッジプリズムと、このナイフエッジプリズムにより分
割された2つの走査レーザビームをそれぞれ受光する2
つの光電子増倍型受光素子とを有するセンサユニット
が、リニアスケールを備える電動ステージ上に配置さ
れ、前記電動ステージを所定ピッチずつ移動した場合の
リニアスケール位置と前記光電子増倍型受光素子で受光
された走査レーザビームのレーザパワー差との特性テー
ブルを事前に作成し、位置検出時には前記光電子増倍型
受光素子で受光された走査レーザビームのレーザパワー
差により前記特性テーブルを検索して走査レーザビーム
の位置を検出することを特徴とする。
装置は、前記ナイフエッジプリズムの入射側に走査レー
ザビーム径を拡大するアナモルフィック光学素子を配置
したことを特徴とする。
出装置は、前記ナイフエッジプリズムと前記光電子増倍
型受光素子との間に光拡散素子を配置したことを特徴と
する。
置検出装置は、前記ナイフエッジプリズムと前記光拡散
素子との間に走査レーザビームの入射角度による位置変
化を補償するアナモルフィック光学素子を配置したこと
を特徴とする。
装置は、リニアスケール位置とレーザパワー差との特性
テーブルの作成時にポリゴンスキャナにおいて1回転分
の測定結果から最大値および最小値を除いた測定結果の
平均値を所定ピッチずつ移動した場合の測定結果とする
ことを特徴とする。
て図面を参照して説明する。
形態に係る走査レーザビーム位置検出装置を含む測定シ
ステムの構成を示す側面図および平面図である。
テーブル5上には、本実施の形態に係る走査レーザビー
ム位置検出装置による位置検出対象の走査レーザビーム
を出射する、レーザ光源ユニット6と、ポリゴンスキャ
ナ7とが配設されている。
ポリゴンスキャナ7に対して所定角をなすように配置さ
れており、レーザ光源および集光レンズ系を含み、スポ
ット状に絞られたレーザビームを出射する。
され周面が鏡面加工された多面鏡71と、多面鏡71を
回転軸に枢着する電動モータ72とから構成されてお
り、多面鏡71に入射されたレーザビームを多面鏡71
の回転に伴って走査レーザビームとして走査させる。な
お、本実施の形態では、多面鏡71を8角形板状とした
が、多面鏡71の鏡面の数は8つに限られるものではな
く、6,12,16等のその他の数であってもよいもの
である。
位置検出装置は、センサユニット1と、センサユニット
1を搭載し上下方向に移動させる電動ステージ2と、電
動ステージ2に取り付けられリニアスケールセンサ3a
によりセンサユニット1の移動位置を計測するリニアス
ケール3とから、その主要部が構成されている。
と、ナイフエッジプリズム12と、拡散板14a,14
bと、受光センサ15a,15bとから、その主要部が
構成されている。
ズム12の直角稜と長手方向が一致するようにナイフエ
ッジプリズム12の入射側に配置されており、ナイフエ
ッジプリズム12に入射する走査レーザビームを直角稜
と直交する方向にのみ折曲させるアナモルフィック光学
素子である。このシリンダレンズ11の存在により、走
査レーザビームのビーム径が拡大され、走査レーザビー
ムのビーム径によって測定範囲が制限されるという問題
が解消される。
二等辺三角形であるガラスプリズムの直角稜を挟む2面
にアルミニュームコーティングを施したもので形成さ
れ、その直角稜がナイフエッジとしての役目をするよう
に走査レーザビームの入射側に水平方向に配置されてい
る。
トロガラス,マイクロレンズアレイ等で形成された光拡
散素子であり、ナイフエッジプリズム12で上下方向に
分割された2つの走査レーザビームのビーム径を拡大す
るために、ナイフエッジプリズム12の上位および下位
にそれぞれ配置されている。拡散板14a,14bの存
在により、受光センサ15a,15bとして用いられる
光電子増倍型受光素子があまり小さなビームが入射する
と応答特性が悪くなるという問題が解消される。
大きく高感度でかつ高速応答性を有するメタルパッケー
ジ光電子増倍管等の光電子増倍型受光素子で形成されて
いて、拡散板14a,14bでビーム径が拡大された2
つの走査レーザビームを受光するように、拡散板14
a,14bの上位および下位にそれぞれ配置されてい
る。
リニアモータ等により上下方向に移動するステージであ
る。
電動ステージ2上に設置して所定ピッチで2つの受光セ
ンサ15a,15bの受光電流値Ia,Ibを測定する
際に上記所定ピッチがμm単位となり、電動ステージ2
だけでは精度が出ないので、実際の移動ピッチを読み取
るために電動ステージ2に取り付けられている。
査レーザビーム位置検出装置の回路系は、受光センサ1
5a,15bと、電動ステージ2と、リニアスケール3
と、受光センサ15a,15bの出力電流を増幅するア
ンプ16a,16bと、アンプ16a,16bのアナロ
グ出力を高速にA/D(Analog/Digita
l)変換する高速A/D変換器17a,17bと、電動
ステージ2を制御するコントローラ18と、リニアスケ
ール3を制御するコントローラ19と、高速A/D変換
器17a,17b,コントローラ18,およびコントロ
ーラ19に接続されたバス20と、バス20に接続され
たCPU(Central Processing U
nit)21と、CRT(Cathode Ray T
ube),KB(KeyBoard)等からなる入出力
装置22とから構成されている。
上に作成される特性テーブルは、リニアスケール位置L
およびレーザパワー差Wからなる複数(本実施の形態で
は300)のエントリで構成されている。
処理は、センサユニットレーザビーム中心移動ステップ
S101と、センサユニット−150μm移動ステップ
S102と、カウンタnインクリメントステップS10
3と、受光電流値Ian,Ib n収集ステップS105
と、リニアスケール位置Ln収集ステップS106と、
特性テーブルへの転送ステップS107と、センサユニ
ット+1μm移動ステップS108と、n=300判定
ステップS109とからなる。
検出時の処理は、受光電流値Ia,I b収集ステップS
201と、レーザパワー差W算出ステップS202と、
特性テーブルエントリ検索ステップS203と、エント
リ内ウェイト値η計算ステップS204と、走査レーザ
ビーム位置L算出ステップS205とからなる。
受光センサ15a,15bからの出力電流値を、アンプ
16a,16bおよび高速A/D変換器17a,17b
を通じて、受光レベルLlを越えた時点より遅れtlが
経過した時点で取り込み、さらに受光レベルL1から大
きく低下したt2の時点でバックグラウンドの光量によ
る電流値として取り込み、前者から後者を差し引いて受
光電流値Iとする。
出対象でもあるために動いているので、レーザビーム位
置とレーザパワー差との特性を正確に測定することは難
しい。ポリゴンスキャナ7の場合に実際にレーザビーム
位置のずれの様子を観察してみると、その成分は1回転
ごとに生ずる成分と、長い時間にかかわる成分とがあ
る。1回転成分は多面鏡71の加工精度によるもので、
通常はサインカーブのように1回転で極大,極小を持つ
形となっており、長期成分についてはベアリング軸受け
の場合にはボールの転がりやグリスの移動があり、空気
軸受けの場合には加工不均一による首振り運動が考えら
れる。上記の状況で1回転成分については、最大値およ
び最小値を除くことによって走査レーザビーム位置とレ
ーザパワー差との特性のバラツキは軽減され、さらにこ
の値を平均することで繰り返し特性の良いレーザビーム
位置とレーザパワー差との特性が得られるようになる。
詳しくは、CPU21は、多面鏡71の回転に伴って多
面鏡71の各周面により8回の走査が行われ、図8に示
すように、1回転につき8つの受光電流値が測定結果と
して得られるので、測定結果中の最大および最小の測定
結果を除いて平均した値を受光電流値Iとする。
形態に係る走査レーザビーム位置検出装置の動作につい
て説明する。
の範囲で1μm単位で移動して特性テーブルを作成する
場合を例にとって説明する。
ザビームは、ポリゴンスキャナ7の多面鏡71の1周面
にて反射され、多面鏡71の電動モータ72による回転
に伴って走査レーザビームとされる。
にて測定範囲に応じたビーム径に変換され、ナイフエッ
ジプリズム12に入射されて、ナイフエッジプリズム1
2の直角稜によって2つに分割される。分割された2つ
の走査レーザビームは、拡散板14a,14bで光電子
増倍型受光素子で影響の出ない約50μm以上のビーム
径に拡大されてから受光センサ15a,15bにそれぞ
れ入射される。
ラ18を介して電動ステージ2を駆動して、センサユニ
ット1をレーザビーム中心に移動する(ステップS10
1)。詳しくは、走査レーザビームの中心とナイフエッ
ジプリズム12の直角稜とが一致して、受光センサ15
aから得られる受光電流値Iaと受光センサ15bから
得られる受光電流値Ibとが等しくなる位置にセンサユ
ニット1を移動する。
介して電動ステージ2を再び駆動して、センサユニット
1を走査レーザビームの中心から下方に150μm(す
なわち、−150μm)移動する(ステップS10
2)。
値0)を1つインクリメントし(ステップS103)、
受光センサ15a,15bからの受光電流値Ian,I
bnをアンプ16a,16bおよび高速A/D変換器1
7a,17bを通じて収集する(ステップS104)。
介してリニアスケール3の位置Lnを収集する(ステッ
プS105)。
の位置Lnと、レーザパワー差Wn=(Ian−
Ibn)/(Ian+Ibn)とを特性テーブルのn番
目のエントリに転送する(ステップS106)。
介して電動ステージ2を上方に1μm(+1μm)移動
し(ステップS107)、n=300かどうかを判定す
る(ステップS108)。カウンタnが300でなけれ
ば、CPU21は、ステップ103に制御を戻して、ス
テップS103〜S108を繰り返し、カウンタnが3
00になると処理を終了する。
は、特性テーブルが完成する。この特性テーブルは、以
降の走査レーザビーム位置の検出処理に利用される。
ザビームがポリゴンスキャナ7で反射されて走査レーザ
ビームとして入射されている状態から、CPU21は、
受光センサ15a,15bからの受光電流値Ia,Ib
をアンプ16a,16bおよび高速A/D変換器17
a,17bを通じて収集し(ステップS201)、レー
ザパワー差W=(Ia−Ib)/(Ia+Ib)を算出
する(ステップS202)。
特性テーブルの各エントリのレーザパワー差W1〜W
300と大小比較し、Wn<W<Wn+1のエントリを
検索する(ステップS203)。
ると、CPU21は、エントリ内ウェイト値η=(W−
Wn)/(Wn+1―Wn)を計算する(ステップS2
04)。
リニアスケール位置Ln,Ln+1に対してウェイト値
ηを加味(補間)した走査レーザビーム位置L=Ln+
η(L n+1−Ln)を算出する(ステップS20
5)。
位置検出対象の走査レーザビームを実際に用いて特性テ
ーブルを事前に作成し、位置検出時には特性テーブルを
参照して走査レーザビーム位置を検出するようにしたの
で、走査レーザビームの位置を正確に検出することがで
きる。
3を備える電動ステージ2上に配置するようにしたの
で、センサユニット位置とレーザパワー差との特性テー
ブルをμm単位で作成することができるとともに、走査
レーザビーム位置を特性テーブルを参照して補間するこ
とで算出するようにしたので、きわめて精度の高い走査
レーザビームの位置検出を行うことができる。
側にシリンダレンズ11を配置したので、走査レーザビ
ームのビーム径が拡大され、走査レーザビームのビーム
径によって測定範囲が制限されるという問題が解消され
る。
受光センサ15a,15bとの間に拡散板14a,14
bを配置したので、受光センサ15a,15bとして用
いられる光電子増倍型受光素子があまり小さなビームが
入射すると応答特性が悪くなるという問題が解消され
る。
差との特性テーブルの作成時にポリゴンスキャナにおい
て1回転分の測定結果から最大値および最小値を除いた
測定結果の平均値を所定ピッチずつ移動した場合の測定
結果とするようにしたので、走査レーザビーム位置とレ
ーザパワー差との特性のバラツキが軽減され、さらにこ
の値を平均することで繰り返し特性の良いレーザビーム
位置とレーザパワー差との特性が得られることになる。
説明する。
発明の第2の実施の形態に係る走査レーザビーム位置検
出装置におけるセンサユニット1’の光学系を示す側面
図,正面図,および上面図である。このセンサユニット
1’の光学系は、第1の実施の形態に係る走査レーザビ
ーム位置検出装置におけるセンサユニット1の光学系に
対して、ナイフエッジプリズム12と拡散板14a,1
4bとの間に、シリンダレンズ13a,13bを追加す
るようにしたものである。
ーザビームの光学系への入射角度による位置変化を補償
するために、図9(b)に示すように、曲率面をナイフ
エッジプリズム12側に向けて水平に配置されている。
これらシリンダレンズ13a,13bは、ロッドレンズ
等の他のアナモルフィック光学素子であってもよい。
第1の実施の形態に係る走査レーザビーム位置検出装置
における対応する部材等と同様に構成されて同様に配置
されているので、それらの詳しい説明を割愛する。
係る走査レーザビーム位置検出装置によれば、図9
(b)および(c)に示すように、シリンダレンズ13
a,13bが走査レーザビームの走査面内での光軸の振
れを補正して走査レーザビームを受光センサ15a,1
5bに入射させるので、第1の実施の形態に係る走査レ
ーザビーム位置検出装置に比べて、さらに走査レーザビ
ームの入射角度による位置変化を補償することができる
という利点がある。
位置検出対象の走査レーザビームを実際に用いて特性テ
ーブルを事前に作成し、位置検出時には特性テーブルを
参照して走査レーザビーム位置を検出するようにしたの
で、走査レーザビームの位置を正確に検出することがで
きる効果がある。
ユニットをリニアスケールを備える電動ステージ上に配
置するようにしたので、高速の走査レーザビームについ
てセンサユニット位置とレーザパワー差との特性テーブ
ルを精密に作成して、高速の走査レーザビームの位置を
正確に検出することができるという効果がある。
ーム位置検出装置を含む測定システムの構成を示す側面
図である。
検出装置を含む測定システムの構成を示す平面図であ
る。
検出装置の回路系を示すブロック図である。
テーブルを示す図である。
ャートである。
位置の検出処理を示すフローチャートである。
しタイミングを説明するタイムチャートである。
流値の変動を表すタイムチャートである。
の形態に係る走査レーザビーム位置検出装置におけるセ
ンサユニットの光学系を示す側面図,正面図,上面図で
ある。
の分割を説明する図である。
曲線を表す図である。
学素子) 14a,14b 拡散板(光拡散素子) 15a,15b 受光センサ(光電子増倍型受光素子) 16a,16b アンプ 17a,17b 高速A/D変換器 18,19 コントローラ 20 バス 21 CPU 22 入出力装置 71 多面鏡 72 電動モータ
Claims (5)
- 【請求項1】走査レーザビームを分割するナイフエッジ
プリズムと、このナイフエッジプリズムにより分割され
た2つの走査レーザビームをそれぞれ受光する2つの光
電子増倍型受光素子とを有するセンサユニットが、リニ
アスケールを備える電動ステージ上に配置され、前記電
動ステージを所定ピッチずつ移動した場合のリニアスケ
ール位置と前記光電子増倍型受光素子で受光された走査
レーザビームのレーザパワー差との特性テーブルを事前
に作成し、位置検出時には前記光電子増倍型受光素子で
受光された走査レーザビームのレーザパワー差により前
記特性テーブルを検索して走査レーザビームの位置を検
出することを特徴とする走査レーザビーム位置検出装
置。 - 【請求項2】前記ナイフエッジプリズムの入射側に走査
レーザビーム径を拡大するアナモルフィック光学素子を
配置した請求項1記載の走査レーザビーム位置検出装
置。 - 【請求項3】前記ナイフエッジプリズムと前記光電子増
倍型受光素子との間に光拡散素子を配置した請求項1ま
たは2記載の走査レーザビーム位置検出装置。 - 【請求項4】前記ナイフエッジプリズムと前記光拡散素
子との間に走査レーザビームの入射角度による位置変化
を補償するアナモルフィック光学素子を配置した請求項
3記載の走査レーザビーム位置検出装置。 - 【請求項5】リニアスケール位置とレーザパワー差との
特性テーブルの作成時にポリゴンスキャナにおいて1回
転分の測定結果から最大値および最小値を除いた測定結
果の平均値を所定ピッチずつ移動した場合の測定結果と
する請求項1,2,3または4記載の走査レーザビーム
位置検出装置。
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---|---|---|---|
JP18722199A JP4083928B2 (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 走査レーザビーム位置検出装置 |
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JP18722199A JP4083928B2 (ja) | 1999-07-01 | 1999-07-01 | 走査レーザビーム位置検出装置 |
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