JP2001012661A - サブマリンホース - Google Patents

サブマリンホース

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JP2001012661A
JP2001012661A JP11188822A JP18882299A JP2001012661A JP 2001012661 A JP2001012661 A JP 2001012661A JP 11188822 A JP11188822 A JP 11188822A JP 18882299 A JP18882299 A JP 18882299A JP 2001012661 A JP2001012661 A JP 2001012661A
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JP
Japan
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hose
submarine
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straps
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JP11188822A
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Megumi Yamamoto
恵 山本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホース表面への海洋生物の付着を防止するこ
とのできるサブマリンホースを提供する。 【解決手段】 一点係留ブイに係留されたタンカーから
原油や精製油を輸送するために使用されるサブマリンホ
ース1である。ホース表面に複数のストラップ2が、少
なくともその一部がホース表面と触れ合うように装着さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一点係留ブイに係
留されたタンカーから原油や精製油を輸送するために使
用されるサブマリンホースに関し、詳しくは海中におい
て海洋生物が付着しないようにしたサブマリンホースに
関する。
【0002】
【従来の技術】タンカーを一点係留ブイに係留し、原油
や精製油を輸送するために使用されるサブマリンホース
は、現場の水深やブイの揺動によって型式や、ホース長
さが決められる。一般的に使用されている中国式行灯
(Chinese Lantern)型と呼ばれるシステム(図6参
照)を例にとり説明すると、通常、9〜12mの長さの
サブマリンホース10が2本から4本(図示する例では
3本)繋ぎで連結され、2から3条のホースストリング
が配される。このホースストリングの上部はブイ12の
マニフォールドに連結され、海底部はパイプラインエン
ドマニフォールド(PLEM)13に連結される。
【0003】これらのサブマリンホース10には、ブイ
12の揺動によりホースが海底に接触したり、ホースが
異常に小さく曲げられないように、通常、ホース表面に
固形フロート11が配置され、ホースに適切な浮力が与
えられてホースの曲げ半径が許容差以内に保持される。
即ち、サブマリンホース10は水中において最適な形状
に保持されることになる。
【0004】また、今日、フロートレスサブマリンホー
スも開発され、かかるサブマリンホースは、一般的に使
用されている固形フロート装着を標準とするサブマリン
ホースの3.4倍の剛性を有し、水中重量が4割程軽減
したホースで、固形フロートなしでも適切な形状が得ら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常に海
中に存在する固形フロート装着型サブマリンホースやフ
ロートレスサブマリンホースには、時間の経過とともに
海洋生物が付着し、この重量で最適形状に保持されてい
たホースが垂れ下がり、ついにはホースラインが海底に
接触するに至り、ホースの損傷を招くことがあった。
【0006】具体的には、かかるサブマリンホースに、
各種の貝、フジツボ、海藻等が付着し、場所によっては
年間10cmの厚みになることが報告されている。この
ような海洋生物の付着は海中において適切なホース形状
を維持することを困難とし、例えば、内径500mm、
長さ9.1mのサブマリンホースが3本繋ぎの場合に
は、1800kg(海洋生物の水中重量:320kg/
)もの水中重量の増加を招くことがあった。この結
果、ホースラインは海底に接触し、ホース破損に至って
いた。かかるホース破損を回避するために、ダイバーが
海中で付着した海洋生物を定期的に取り除いているのが
現状であった。
【0007】そこで本発明の目的は、ホース表面への海
洋生物の付着を防止することのできるサブマリンホース
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、潮流により揺動し、ホー
ス表面と触れ合う複数のストラップをサブマリンホース
に装着することにより、貝等の海洋生物がホースから自
ら移動し、ホース表面に海洋生物が付着しないことを見
出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は下記
に示す通りである。
【0009】(1)一点係留ブイに係留されたタンカー
から原油や精製油を輸送するために使用されるサブマリ
ンホースにおいて、ホース表面に複数のストラップが、
少なくともその一部がホース表面と触れ合うように装着
されていることを特徴とするサブマリンホースである。
【0010】(2)前記(1)のサブマリンホースにお
いて、前記ストラップの一端がホース表面に固着されて
いるサブマリンホースである。
【0011】(3)前記(1)のサブマリンホースにお
いて、前記ストラップの一端がホース表面に回転自在に
支持されているサブマリンホースである。
【0012】(4)前記(1)のサブマリンホースにお
いて、前記ストラップの一端がサブマリンホースに巻回
された補強バンドに装着されているサブマリンホースで
ある。
【0013】(5)前記(1)〜(4)のいずれかのサ
ブマリンホースにおいて、前記ストラップが円柱形状で
あるサブマリンホースである。
【0014】(6)前記(1)〜(5)のいずれかのサ
ブマリンホースにおいて、前記ストラップの水中重量が
0〜1.0kgであるサブマリンホースである。尚、こ
こで水中重量とは次式、水中重量=空中重量−体積×1
025(kg/m)で求められ、水中重量が0のとき
は水中で浮遊する状態であり、1.0kgとは水中で沈
む状態である。
【0015】(7)前記(1)〜(6)のいずれかのサ
ブマリンホースにおいて、前記ストラップが繊維強化ゴ
ムで形成されてなるサブマリンホースである。
【0016】前記(1)の発明により、潮流により揺動
しホース表面と触れ合う複数のストラップが、貝等の海
洋生物をホースから自ら移動させ、ホース表面に海洋生
物が付着しなくなる。本発明においては、物理的な力に
より付着した海洋生物を掻き落とすのではなく、ストラ
ップがホース表面と触れあうことにより、貝等の海洋生
物が自ら移動して寄り付かなくなる習性を利用したもの
である。海洋生物が付着しないことからホースの水中重
量が一定し、垂れ下がり等のホース形状の変化が起こら
なくなる。この結果、現状で実施されているダイバーに
よる水中での貝落としや、陸上での貝落としの清掃作業
が著しく軽減される。
【0017】前記(2)の発明により、ストラップがホ
ース表面と良好に触れ合うことが可能となる。
【0018】前記(3)の発明により、ストラップがホ
ース表面とより良好に触れ合うことが可能となる。
【0019】前記(4)の発明により、従来の固形フロ
ート装着型サブマリンホースおよびフロートレスサブマ
リンホースのいずれにおいても容易に適用することが可
能となる。
【0020】前記(5)の発明により、潮流によりスト
ラップが揺動した際にホース表面ととの接触を良好に保
つことが可能となる。
【0021】前記(6)の発明により、潮流により揺動
しホース表面と触れ合うに適切なストラップの水中重量
が維持される。
【0022】前記(7)の発明により、海水中での耐久
性、水中重量、加工性、潮流による揺動性等に優れたス
トラップが得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
説明する。図1に、本発明の一実施の形態に係る1本の
フロートレスサブマリンホースを示す。このサブマリン
ホース1の外表面にはストラップ2が任意の箇所に複数
装着され、ストラップ2の少なくとも一部がホース表面
と触れ合うように配置されている。
【0024】かかるサブマリンホース1は、海中におい
て図2に示すように連結され、潮流によりそれぞれのス
トラップ2が揺動し、ホース表面と触れ合うことで貝等
の海洋生物の付着を防止する。
【0025】サブマリンホース1の表面におけるストラ
ップ2の配置箇所および個数は、ホース表面とストラッ
プ2との接触面積が広い程、海洋生物の付着領域が狭く
なるため、海洋生物の付着による弊害が生じない範囲を
サブマリンホースの型式や長さに応じて適宜選定すれば
よい。好ましくは、ホース全表面に海洋生物の付着が生
じないようにストラップ2の配置箇所および個数を決定
する。
【0026】ストラップ2の長さも、サブマリンホース
の型式や長さに応じて適宜選定すればよいが、潮流によ
り揺動したときにストラップ2とホース表面とが容易に
触れ合うことができる程度とすることが好ましい。短す
ぎるとストラップ2の数を増やさなければならず、一
方、長すぎるとストラップ2がホース表面と十分に触れ
合わず、海洋生物を追い払うことができなくなる。
【0027】また、ストラップ2の形状は、特に限定さ
れるべきものではないが、潮流によりストラップ2が揺
動した際にホース表面との接触が良好に保たれるよう円
柱形状とすることが好ましい。また、ストラップ2の水
中重量は、潮流による揺動のし易さという見地から0〜
1.0kgであることが好ましく、より好ましくは実質
的に0kgとする。さらに、ストラップ2の材質は、耐
久性および加工性等の面から繊維強化ゴムで形成されて
なることが好ましいが、補強材入りゴム板やプラスチッ
クから構成されたものも好適に用いることができる。
【0028】ストラップ2を、その少なくとも一部がホ
ース表面と触れ合うように配置させるには、ストラップ
の一端をホース表面に固着し、図3に示すように潮流に
よりストラップ2が揺動したときに、ストラップ2がそ
の長さを半径にした円を描きながら海洋生物の付着を防
止するようにすることが好ましい。かかる固着手段とし
ては、例えば、ストラップ2がゴムで形成されていると
きには加硫接着や接着剤による固着手段を用いることが
できる。また、ビスやボルトによるネジ止めといった固
着手段を用いてもよい。ストラップ2がホース表面とよ
り良好に触れ合うようにするために、好ましくはストラ
ップ2の一端をホース表面に回転自在に設置する。例え
ば、図4に示すように、ストラップをホース表面に設置
した軸3に対して回転自在に支持する等の手段を挙げる
ことができる。
【0029】図5に、本発明の他の実施の形態に係る1
本のフロートレスサブマリンホース1を示す。このサブ
マリンホース1においては、従来のフロートレスサブマ
リンホースをそのまま使用することができ、かかるホー
スに補強バンド4を介してストラップ2を装着するもの
である。補強バンド4を着脱自在とすることにより、再
使用が容易となり、またバンド形式であるため、固形フ
ロートが装着されたサブマリンホースにも容易に適用す
ることができる。補強バンド4は、通常のゴムバンドや
コード補強されたゴムバンドを用いることができ、この
補強バンドに対するストラップの装着方法は、サブマリ
ンホースに直接装着する方法と同様とすることができ
る。
【0030】なお、補強バンド4は、図5に示すように
1本のサブマリンホースに1本としてもよいが、複数本
に分割して用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のサブ
マリンホースにおいては、潮流により揺動してホース表
面と触れ合う複数のストラップを装着したことにより、
ホース表面への海洋生物の付着を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るサブマリンホース
の側面図である。
【図2】図1に示すサブマリンホースを水中に用いた状
態を示す説明図である。
【図3】ストラップが潮流により揺動してホース表面と
触れ合う様子を示す説明図である。
【図4】サブマリンホース表面にストラップを軸着した
様子を示す説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態に係るサブマリンホー
スの側面図である。
【図6】中国式行灯システムの概略図である。
【符号の説明】
1 サブマリンホース 2 ストラップ 3 軸 4 補強バンド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一点係留ブイに係留されたタンカーから
    原油や精製油を輸送するために使用されるサブマリンホ
    ースにおいて、ホース表面に複数のストラップが、少な
    くともその一部がホース表面と触れ合うように装着され
    ていることを特徴とするサブマリンホース。
  2. 【請求項2】 前記ストラップの一端がホース表面に固
    着されている請求項1記載のサブマリンホース。
  3. 【請求項3】 前記ストラップの一端がホース表面に回
    転自在に支持されている請求項1記載のサブマリンホー
    ス。
  4. 【請求項4】 前記ストラップの一端がサブマリンホー
    スに巻回された補強バンドに装着されている請求項1記
    載のサブマリンホース。
  5. 【請求項5】 前記ストラップが円柱形状である請求項
    1〜4のうちいずれか一項記載のサブマリンホース。
  6. 【請求項6】 前記ストラップの水中重量が0〜1.0
    kgである請求項1〜5のうちいずれか一項記載のサブ
    マリンホース。
  7. 【請求項7】 前記ストラップが繊維強化ゴムで形成さ
    れてなる請求項1〜6のうちいずれか一項記載のサブマ
    リンホース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108698092A (zh) * 2016-02-15 2018-10-23 皇家飞利浦有限公司 由浮力模块和抗污染系统组成的组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108698092A (zh) * 2016-02-15 2018-10-23 皇家飞利浦有限公司 由浮力模块和抗污染系统组成的组件
JP2019504799A (ja) * 2016-02-15 2019-02-21 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 浮力モジュール及び防汚システムのアセンブリ

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