JP2001012446A - プロペラシャフト - Google Patents

プロペラシャフト

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JP2001012446A
JP2001012446A JP11187375A JP18737599A JP2001012446A JP 2001012446 A JP2001012446 A JP 2001012446A JP 11187375 A JP11187375 A JP 11187375A JP 18737599 A JP18737599 A JP 18737599A JP 2001012446 A JP2001012446 A JP 2001012446A
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JP
Japan
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damper
propeller shaft
peripheral surface
paper
dynamic damper
Prior art date
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Pending
Application number
JP11187375A
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English (en)
Inventor
Kazuoki Hosooka
数興 細岡
Tomoyoshi Edo
知義 江戸
Noritoshi Sakuma
紀利 佐久間
Kazuyoshi Niwa
和義 丹羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロペラシャフトに内装したダイナミックダ
ンパーのゴム部に、同じくプロペラシャフトに内挿され
たペーパーダンパーが移動して接触し、ゴム部を擦過損
傷して破断する恐れを防止する。 【解決手段】 ダイナミックダンパー2とペーパーダン
パー4を内装したプロペラシャフト1において、ダイナ
ミックダンパー2のゴム部3とプロペラシャフト1の接
触部をプロペラシャフト1の軸方向へ付設して延長部8
を形成し、延長部8の端面にペーパーダンパー4が当接
可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のプロペラ
シャフトに関し、特にチューブ状のプロペラシャフトに
内装したペーパーダンパーがダイナミックダンパーを擦
過損傷して破断することがあるのを防止したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、チューブ状のプロペ
ラシャフト1では内部にダイナミックダンパー2が固定
されるとともに、長手方向両方若しくは片方に巻紙から
なるペーパーダンパー4,4が挿入される。
【0003】図9(A),(B)に示すように、ダイナ
ミックダンパー2は中心部にマス部5を固定した放射状
配置の弾性体としてゴム部3、又は図10(A),
(B)に示すように、中心部にマス部5を固定した環状
の弾性体としてゴム部3aからなり、ゴム部3,3aは
プロペラシャフト1の内周面に接着されている。
【0004】ペーパーダンパー4,4はプロペラシャフ
ト1の回転時に生じるこもり音などを低減若しくは消滅
するために配設されるのであるが、プロペラシャフト1
に固定されてはおらず、したがって、プロペラシャフト
1内を軸方向(矢示イ)へ移動できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペーパ
ーダンパー4,4が軸方向へ移動できるフリーな状態で
あると、ダイナミックダンパー2のゴム部3,3aとプ
ロペラシャフト1との接着部7(図3中円印部分)に接
触して擦過傷を与え、それが拡大してゴム部3,3aと
プロペラシャフト1とを切り離す事態が発生する恐れが
ある。
【0006】そのため、ダイナミックダンパー2の左右
両側に板状又は線金からなるリングをプロペラシャフト
1に固定してペーパーダンパー4,4がダイナミックダ
ンパー2に接触するのを阻止すればよいという考え方も
あるが、リングの部品点数が増加してコストが上昇する
こと、重量が増加すること及びリングを内装する作業性
等を考慮すれば得策ではない。
【0007】そこで、この発明は部品点数の増加を来す
ことなく、ペーパーダンパーがダイナミックダンパーの
弾性体部を擦過損傷して破断することのないようにした
プロペラシャフトを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明は、請求項1記載のように、ダイナミック
ダンパーとペーパーダンパーを内装したプロペラシャフ
トにおいて、前記ダイナミックダンパーの弾性体部のプ
ロペラシャフト内周面と接する部分を該プロペラシャフ
トの軸方向へ付設して延長部を形成し、該延長部の端面
に移動した前記ペーパーダンパーが当接可能なことを特
徴とするプロペラシャフトを提供する。
【0009】したがって、ペーパーダンパーがプロペラ
シャフト内で移動しても、延長部に当接し、該延長部を
擦過損傷することはあっても弾性体の本体ゴム部を擦過
損傷して破断することを防止できる。
【0010】なお、請求項2記載のように、前記延長部
の端面側に突状部を形成し、又は、請求項3記載のよう
に、前記突状部に樹脂若しくは金属の心材を埋設した場
合には、前記ペーパーダンパーが当接する延長部の端面
の強度が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。なお、図において前記従来例
と同一部分には同じ符号を用いて説明する。
【0012】図1に示すように、プロペラシャフト1に
はダイナミックダンパー2が固定されており、また、こ
のダイナミックダンパー2の軸方向左右両側にはそれぞ
れペーパーダンパー4が従来同様に配置されている。ダ
イナミックダンパー2は、図2に示すように、マス部5
の外周面に放射状配置された弾性体としてのゴム部3、
又は、図3に示すように、マス部5の外周面に円板状に
配置された弾性体としてのゴム部3aの軸方向左右両側
にそれぞれフランジ部からなる延長部8が形成されてい
る。延長部8の肉厚はペーパーダンパー4の肉厚と同一
又はそれよりも大きくする。
【0013】延長部8はゴム部3,3aを取り巻く円環
状に形成され、その半径方向側の外周面はプロペラシャ
フト1の内周面に接着される。この延長部8の端面の強
度を向上するため、図4に示すように、端面に突状部9
を環状に形成してもよい。突状部9は延長部8の外周面
側に突起させたが、内周面側へ突起させてもよい。さら
には、図5に示すように、突条部9内に線金又は樹脂な
どの補強体10を埋め込み形成してもよい。
【0014】なお、延長部8は円環状に形成したが、ゴ
ム部3,3間に形成されるスグリ部12側の部位を切除
し、図6及び図7に示すように、ゴム部3,3aの軸方
向左右両側に舌片部11をそれぞれ形成して非円環状に
しても同様の効果を得られるこの舌片部11の半径方向
側の外周面はプロペラシャフト1の内周面に接着され
る。この舌片部11を含む延長部8の軸方向長さはマス
部5の端部よりも長く突出させることにより、その端面
にペーパーダンパー4が接触することがあってもマス部
5に接触することがないようにしている。
【0015】また、延長部8をプロペラシャフト1の内
周面に接着するに当たっては、ゴム部3,3aの反力が
生じないスグリ部12に面する側や、舌片部11には適
宜の治具を当てがうことにより、接着時に必要なゴムの
反力を生じさせるようにして効果的で確実な接着を行
う。
【0016】このような延長部8又は舌片部11を設け
たダイナミックダンパー2を装着したプロペラシャフト
1によると、プロペラシャフト1の回転時にペパーダン
パー4,4がそれぞれ軸方向へ移動してダイナミックダ
ンパー2に接近することがあっても、ペーパーダンパー
4は延長部8の端面に当接して停止し、延長部8を擦過
し損傷して破断することはあっても、ゴム部3,3aを
直接に擦過損傷して破断する恐れを生じさせない。した
がって、延長部8が摩滅しきってペーパーダンパー4が
ゴム部3,3aに直接接触するようになるまでの長時間
を耐久性として保有することができ、ダイナミックダン
パー特性を維持できる。
【0017】かくして、ダイナミックダンパー2にゴム
部3とともに一体形成された延長部8を形成することに
より、ペーパーダンパー4の接触によりゴム部3,3a
が擦過損傷して破断するのを防止できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、ダイナ
ミックダンパーにペーパーダンパーが接触して弾性体と
してのゴム部材が擦過損傷して破断する恐れを、ダイナ
ミックダンパーにゴム部材と共に一体形成した延長部で
直接に接触するのを防止したから、部品点数の増加や重
量増大を来すことなく、コスト安価で、耐久性が向上し
たプロペラシャフトを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるプロペラシャフトの断面図で
ある。
【図2】図1に示すダイナミックの縦断面図(A)及び
横断面図(B)である。
【図3】図1に示すダイナミックの縦断面図(A)及び
横断面図(B)である。
【図4】図2又は図3に示すダイナミックダンパーの他
の例を示す縦断面図である。
【図5】図2又は図3に示すダイナミックダンパーの更
に他の例を示す縦断面図である。
【図6】(A)は図2に示すダイナミックダンパーの一
部を変更した他の例を示す(B)のc−c断面図、
(B)は(A)のa−a断面図である。
【図7】(A)は図3に示すダイナミックダンパーの一
部を変更した他の例を示す(B)のd−d断面図、
(B)は(A)のb−b断面図である。
【図8】従来のプロペラシャフトを示す断面図である。
【図9】図8に示すダイナミックダンパーの縦断面図
(A)及び横断面図(B)である。
【図10】ダイナミックダンパーの他の従来例の縦断面
図(A)及び横断面図(B)である。
【符号の説明】
1…プロペラシャフト 2…ダイナミックダンパー 4…ペーパーダンパー 5…マス部 3,3a…ゴム部 8…延長部 9…突条部 10…補強体 11…舌片部 12…スグリ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 紀利 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 (72)発明者 丹羽 和義 千葉県千葉市稲毛区長沼町330番地 鬼怒 川ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3J033 AA01 BA03 BA07 BA13 BA20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナミックダンパーとペーパーダンパ
    ーを内装したプロペラシャフトにおいて、前記ダイナミ
    ックダンパーの弾性体部のプロペラシャフト内周面と接
    する部分を該プロペラシャフトの軸方向へ付設して延長
    部を形成し、該延長部の端面に移動した前記ペーパーダ
    ンパーが当接可能なことを特徴とするプロペラシャフ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記延長部の端面側に突状部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載のプロペラシャフト。
  3. 【請求項3】 前記突状部に樹脂若しくは金属の心材を
    埋設したことを特徴とする請求項2記載のプロペラシャ
    フト。
JP11187375A 1999-07-01 1999-07-01 プロペラシャフト Pending JP2001012446A (ja)

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Cited By (5)

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