JP2001010837A - 光ファイバ母材の製造方法及び調心治具 - Google Patents

光ファイバ母材の製造方法及び調心治具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非円率の小さいロッドインコラプス法による
光ファイバ母材の製造方法、及びその方法に使用する調
心治具を提供すること。 【解決手段】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一部
を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に装入
して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母
材の製造方法において、クラッド層形成用パイプの両端
に接続したダミーパイプ内に調心治具を装着するか、又
は縮径部を設けたダミーパイプを使用し、コアロッドの
両端を、該ロッドの中心がクラッド層形成用パイプの中
心に一致するように設置して加熱しながらコラプスする
ことを特徴とする光ファイバ母材の製造方法、及びその
方法のための調心治具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロッドインコラプス
法による光ファイバ母材、特に分散補償ファイバ用の光
ファイバ母材の製造方法、及びその方法に使用する調心
治具に関する。
【0002】
【従来の技術】ロッドインコラプス法(ロッドインチュ
ーブ法)による光ファイバ母材(プリフォーム)の製造
方法は、コアとなるガラスをロッド状に成形し、クラッ
ドとなるガラスを肉厚のパイプに成形し、ロッドをパイ
プに挿入した後、加熱しながら真空引きしてコアとパイ
プとの間の空隙を加熱融着させて光ファイバ母材とする
方法である。この方法では図6に示すようにクラッド層
形成用パイプ12にダミーパイプ13を接続して、コラ
プスを行う抵抗炉にセットし、パイプ内面をエッチング
して平滑化するとともに不純物を除去した後、コアロッ
ド11をダミー棒14で押し上げる形で挿入する。コア
ロッド11を挿入後、空焼き(乾燥、不純物の除去)を
行い、クラッド層形成用パイプ12の上部からコラプス
して光ファイバ母材としている。この方法では図6に示
すようにコアロッドを傾けた状態でコラプスするためコ
アの偏心や変形を生じやすいという問題がある。
【0003】近年、光ファイバの1つとして1.3μm
の波長帯に零分散を持つ光ファイバを用いて1.55μ
mの波長帯で光通信を行う場合に生じる分散を補償する
ための分散補償ファイバが開発されている。1.3μm
波長帯零分散ファイバは1.55μmの波長帯で大きな
正の分散を生じるので、この分散を補償するため、分散
補償ファイバは1.55μmの波長帯で前記分散とは逆
の、負の大きな分散を有することが必要である。そのた
め分散補償ファイバは、ドーパントの添加によりコア/
クラッドの屈折率差を大きくし(通常、1.3μm伝送
用の最も一般的なシングルモードファイバであるSMフ
ァイバでは0.35%程度であるが分散補償ファイバで
は2.5〜3.0%程度)、かつコア径を小さく(通
常、SMファイバでは8〜10μm程度であるが分散補
償ファイバでは2〜3μm程度)した構造となってい
る。分散補償ファイバは、高屈折率のコアを使用するた
め偏波分散が生じやすく、また、コアにドープするGe
2 の影響により低粘度となるので非円化が起こりやす
くなっている。非円率の悪化は偏波分散特性に影響し、
その度合いは比屈折率差(コア/クラッドの屈折率差)
の2乗に比例するので、比屈折率差の大きい分散補償フ
ァイバでは特に非円化の影響が大きくなっている。分散
補償ファイバは、WDMシステム(1.55μm帯域に
波長の異なる複数の光を入射し、従来の複数倍の情報を
伝送するシステム)へ適用するため良好な偏波分散特性
が要求されており、コアの非円化を防止することが必要
である。しかしながら、前記のような構造の分散補償フ
ァイバでは、ロッドインコラプスを実施する場合、熱に
よりドーパントを多量に含むコアロッドが変形しやす
く、また、コラプス回数を少なくするためにパイプの肉
厚を厚くすると、従来のコラプス法では非円率が悪化
し、良好な偏波分散特性が得にくいという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
従来技術における問題点を解決し、非円のないロッドイ
ンコラプス法による光ファイバ母材の製造方法、特にコ
アの非円化を抑制し、良好な偏波分散特性を有する(偏
波分散が小さい)分散補償ファイバが得られる光ファイ
バ母材の製造方法、及びその方法に使用する調心治具を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
する手段として、次の(1)〜(10)の構成を採るも
のである。 (1)コアのみ又はコア及びクラッド層の一部を有する
コアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入して加熱
するロッドインコラプス法による光ファイバ母材の製造
方法において、クラッド層形成用パイプの両端にダミー
パイプを接続し、該ダミーパイプ内にコアロッドの端部
を保持する調心治具を挿嵌し、コアロッドの両端を該ロ
ッドの中心がクラッド層形成用パイプの中心に一致する
ように設置し、クラッド層形成用パイプを加熱しながら
コラプスすることを特徴とする光ファイバ母材の製造方
法。 (2)ゲルマニウムを添加した石英ガラス系コア母材を
加熱し、延伸したコアロッドを、石英ガラス系クラッド
材からなる第1クラッド層形成用パイプにロッドインコ
ラプスして第1コラプス体を形成する第1工程、前記第
1コラプス体を加熱し、延伸した第1コラプス延伸体
を、石英ガラス系クラッド材からなる第2クラッド層形
成用パイプにロッドインコラプスして第2コラプス体を
形成する第2工程、前記第2コラプス体の外周にジャケ
ット層を形成してプリフォームとする第3工程よりなる
ロッドインコラプス法による光ファイバ母材の製造方法
において、前記第1工程及び/又は第2工程をクラッド
層形成用パイプの両端にダミーパイプを接続し、該ダミ
ーパイプ内にコアロッドの端部を保持する調心治具を挿
嵌し、コアロッドの両端を該ロッドの中心がクラッド層
形成用パイプの中心に一致するように設置し、クラッド
層形成用パイプを加熱しながらコラプスすることを特徴
とする光ファイバ母材の製造方法。
【0006】(3)前記調心治具の最大外径部とダミー
パイプ内壁との間のクリアランスを1.0mm以下とす
ることを特徴とする前記(1)又は(2)の光ファイバ
母材の製造方法。 (4)前記調心治具がダミーパイプ内に挿嵌可能な外径
のパイプに、コアロッドの端部を保持可能な内径の縮径
部を設けた調心用縮径パイプであることを特徴とする前
記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の光ファイバ母
材の製造方法。 (5)前記調心治具がダミーパイプ内に挿嵌可能な外径
とコアロッドの端部を保持可能な内径を有する円筒治具
であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか
1つの光ファイバ母材の製造方法。
【0007】(6)コアのみ又はコア及びクラッド層の
一部を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に
装入して加熱するロッドインコラプス法による光ファイ
バ母材の製造方法において、クラッド層形成用パイプの
両端に、コアロッドの端部を保持可能な内径の縮径部を
設けたダミーパイプを接続し、コアロッドの両端を、該
ロッドの中心がクラッド層形成用パイプの中心に一致す
るように設置し、クラッド層形成用パイプを加熱しなが
らコラプスすることを特徴とする光ファイバ母材の製造
方法。 (7)ゲルマニウムを添加した石英ガラス系コア母材を
加熱し、延伸したコアロッドを、石英ガラス系クラッド
材からなる第1クラッド層形成用パイプにロッドインコ
ラプスして第1コラプス体を形成する第1工程、前記第
1コラプス体を加熱し、延伸した第1コラプス延伸体
を、石英ガラス系クラッド材からなる第2クラッド層形
成用パイプにロッドインコラプスして第2コラプス体を
形成する第2工程、前記第2コラプス体の外周にジャケ
ット層を形成してプリフォームとする第3工程よりなる
ロッドインコラプス法による光ファイバ母材の製造方法
において、前記第1工程及び/又は第2工程をクラッド
層形成用パイプの両端に、コアロッドの端部を保持可能
な内径の縮径部を設けたダミーパイプを接続し、コアロ
ッドの両端を、該ロッドの中心がクラッド層形成用パイ
プの中心に一致するように設置し、クラッド層形成用パ
イプを加熱しながらコラプスすることを特徴とする光フ
ァイバ母材の製造方法。
【0008】(8)コアのみ又はコア及びクラッド層の
一部を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に
挿入して加熱するロッドインコラプス法による光ファイ
バ母材の製造に際し、クラッド層形成用パイプの両端に
接続するダミーパイプ内に装着する調心治具であって、
ダミーパイプ内に挿嵌可能な外径でコアロッドの端部を
挿入可能な内径の円筒部と、コアロッドの端部を保持可
能な内径の縮径部とを有することを特徴とする調心用縮
径パイプ。 (9)コアのみ又はコア及びクラッド層の一部を有する
コアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入して加熱
するロッドインコラプス法による光ファイバ母材の製造
に際し、クラッド層形成用パイプの両端に接続するダミ
ーパイプ内に装着する調心治具であって、ダミーパイプ
内に挿嵌可能な外径とコアロッドの端部を保持可能な内
径を有することを特徴とする円筒治具。 (10)コアのみ又はコア及びクラッド層の一部を有す
るコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入して加
熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母材の製
造に際し、クラッド層形成用パイプの両端に接続するダ
ミーパイプであって、コアロッドの端部を保持可能な内
径の縮径部を設けたことを特徴とするダミーパイプ。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図5に示す構造の分散補償
ファイバ用のプリフォーム(光ファイバ母材)を製造す
る場合を例にとって本発明の方法を詳細に説明する。図
5の分散補償ファイバ用のプリフォームはGeO2 をド
ープした石英ガラス系のコア材からなるコア1の外周
に、ロッドインコラプス法により石英系ガラスに必要に
よりフッ素、ホウ素、塩素などの屈折率を調整する添加
剤をドープしたクラッド材からなる第1コラプス層(第
1クラッド層)2及び第2コラプス層(第2クラッド
層)3を形成させ、さらにその外周に石英ガラス又は塩
素添加石英ガラスからなるジャケット層4を形成させた
ものである。
【0010】本発明の方法により図5に示す構造の分散
補償ファイバ用のプリフォームを製造する場合には、先
ずVAD法などにより合成した所定量のGeO2 をドー
プして屈折率を調整した石英ガラス系のコア母材を脱水
・透明化し、所定の径に延伸して両端にテーパ部を有す
る延伸コアロッドを作製する。ロッドインコラプスを行
う前処理として、この延伸コアロッドの外周を研磨して
真円に加工したり、表層をHFで洗浄して清浄化するな
どの洗浄処理を施す。第1コラプス層(第1クラッド
層)とするパイプは、石英系ガラスに必要により屈折率
を調整する添加剤をドープしたクラッド材からなり、例
えば、VAD法又はOVD法でスス母材を合成し、フッ
素原料(例えばSiF4 、SF6 など)雰囲気で加熱・
焼結させ、次いでパイプに加工したもの、あるいは、ゾ
ルゲル法やガラス微粒子を成形する方法などによりパイ
プ状のスス母材を合成し、これをフッ素添加焼結したも
の、などが使用できる。
【0011】内面を清浄化した第1コラプス層パイプ
に、前記の洗浄処理を施した延伸コアロッドをロッドイ
ンし、H2 /O2 火炎、電気炉などにより加熱しながら
コラプスして一体化して第1コラプス体とする(第1工
程)。この第1コラプス体を加熱、延伸して両端にテー
パ部を有する第1コラプス延伸体とする。この第1コラ
プス延伸体を10〜25%程度のHF溶液でエッチング
するなどの方法により所定の外径に調整するとともに、
表面の清浄化を行ったのち、第1コラプス層の説明に記
載したのと同様の方法で作製し、内面を清浄化した第2
コラプス層(第2クラッド層)パイプにロッドインし、
2 /O2 火炎、電気炉などにより加熱しながらコラプ
スして一体化して第2コラプス体とする(第2工程)。
【0012】次に第2コラプス体を加熱、延伸した後、
その外周にVAD法などでススを堆積させ、焼結するこ
とによりジャケット層を形成させ(第3工程)て分散補
償ファイバ用のプリフォームを得ることができる。
【0013】本発明の方法は、コアのみ又はコア及びク
ラッド層の一部を有するコアロッドをクラッド層形成用
パイプ内に装入して加熱するロッドインコラプス法によ
り光ファイバ母材を製造するに際し、ロッドインコラプ
スを行う工程、すなわち、前記態様における第1工程及
び/又は第2工程において、クラッド層形成用パイプの
両端に接続するダミーパイプ内に、コアロッドの端部を
保持する調心治具を挿嵌するか、又はダミーパイプ自体
にコアロッドの端部を保持可能な内径の縮径部を設け、
前記調心治具又は縮径部を設けたダミーパイプでコアロ
ッドを固定してその中心がコラプス層パイプの中心から
ずれないように保持すること特徴とする。
【0014】ここで、コアロッドの端部とは、コアロッ
ドの両端部近傍のダミーパイプ内に収容される部分を意
味し、通常は後述する図1に示すようにテーパ部が形成
されているが、テーパ部のない単一径の場合もある。ま
た、コアロッドの端部を保持とは、調心治具又はダミー
パイプの内径がコアロッドの端部の少なくとも一部の外
径に近似した部分でコアロッドの端部を支持し、コアロ
ッドの中心がクラッド層形成用パイプの中心に一致する
よう保持することを意味する。さらに、挿嵌とは、ダミ
ーパイプの内壁に密着した状態又はごく微小なクリアラ
ンスを残して挿入し、嵌め込むことを意味する。
【0015】図1は、調心治具として図2に示す形状の
調心用縮径パイプを使用する場合を例とした本発明の方
法の概念を示す模式図である。調心用縮径パイプを使用
した本発明の方法では、図1に示すようにクラッド層形
成用パイプ12の両端に接続したダミーパイプ13内
に、クラッド層形成用パイプ12と同一中心を有し、ダ
ミーパイプ13内側に挿嵌可能な外径で、かつコアロッ
ド11の端部を挿入可能な内径の円筒部21と、コアロ
ッド11の外径より小さく、かつコアロッド11の端部
テーパ部16のいずれかの位置の外径に等しい内径でコ
アロッドの端部を挿入して保持可能な縮径部22とを有
する調心用縮径パイプ15を装着し、コアロッド11の
両端を、該ロッドの中心がクラッド層形成用パイプ12
の中心に一致するように固定して加熱しながらコラプス
する。
【0016】調心用縮径パイプ15の円筒部21とダミ
ーパイプ13との間のクリアランスはできるだけ少ない
方が望ましく、1.0mm以下とするのが好ましい。ま
た、調心用縮径パイプ15の縮径部22の内径は、コア
ロッド11の端部テーパ部16のいずれかの位置(中央
部付近が好ましい)の外径に等しくなるようにし、端部
テーパ部16を挿入して縮径部22の部分で固定できる
ようにする。
【0017】本発明で使用する調心治具としては、図1
及び図2に1例を示したようなダミーパイプ内に挿嵌可
能な外径でコアロッドの端部を挿入可能な内径の円筒部
と、コアロッドの外径より小さい内径の縮径部とを有す
る調心用縮径パイプが使いやすく、安定した効果が得ら
れるが、ダミーパイプ内径より小さい外径でダミーパイ
プ内に挿嵌可能な最大外径部とコアロッドの端部を保持
できる内径部分とを有するものであればこのような形状
に限定されるものではない。調心治具の他の例として、
図3に示すようにダミーパイプ内に挿嵌可能な外径の外
壁18とコアロッドの端部を保持可能な内径の内壁19
とを有する二重円筒形の円筒治具17を使用することも
できる。外壁18と内壁19との間は中空であってもよ
く、中実であってもよい。また、内壁19は図3(b)
に示すようにテーパを有していてもよい。
【0018】なお、図1にはダミーパイプ13内に調心
治具である縮径パイプ15を装着する例を示したが、調
心治具は使用せずダミーパイプ13自体にコアロッド1
1の端部テーパ部16のいずれかの位置の外径に等しく
なるような縮径部を設けてコアロッド11を保持するよ
うにしてもよい。
【0019】図1のようにコアロッド11の端部にテー
パ部16が形成されている場合には、コアロッド11は
図4(a)に示すように縮径部22で固定されるが、コ
アロッド11の端部にテーパ部16がない場合にも、調
心用縮径パイプ15の縮径部22にテーパ部を設けてお
けば図4(b)に示すようにコアロッド端部24で固定
することができる。
【0020】第1クラッド層としてフッ素を添加した石
英ガラスを使用し、第2クラッド層としてフッ素添加石
英ガラスを使用することにより、正スロープの分散補償
ファイバ用の光ファイバ母材を製造することができ、ま
た、第2クラッド層として純石英ガラス又は塩素を添加
した石英ガラスを使用することにより、負スロープの分
散補償ファイバ用の光ファイバ母材を製造することがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明の方法をさらに具
体的に説明する。 (実施例1、2及び比較例1)図1に示す方法により、
図5の構造の分散補償ファイバ用の光ファイバ母材(プ
リフォーム)を作製し、得られたプリフォームを線引き
して分散補償ファイバを製造し、コア非円率及び偏波分
散特性を測定することにより調心用縮径パイプ15の効
果を調べた。石英ガラスにGeO2 をドープしたコア母
材をVAD法により合成し、これを脱水・透明化し、さ
らに加熱軟化させて延伸して両端に長さ20mmのテー
パ部を有する延伸コアロッドを作製した。第1コラプス
層(第1クラッド層)2とするパイプは、石英ガラスに
フッ素をドープしたクラッド材からなる。このパイプ
は、VAD法によりスス母材を合成し、フッ素原料雰囲
気で加熱・焼結させ、次いでパイプに加工したものであ
る。
【0022】HF溶液及び腐食性ガスにより内面を清浄
化した第1コラプス層パイプ(清浄化により内径を拡張
した)に、洗浄処理を施した延伸コアロッドをロッドイ
ンし、H2 /O2 火炎により加熱しながらコラプスして
一体化して第1コラプス体とした(第1工程)。この第
1コラプス体を加熱、延伸して両端にテーパ部を有する
第1コラプス延伸体とした。この第1コラプス延伸体を
20%程度のHF溶液でエッチングし、外径を調整する
とともに、表面の清浄化を行った。この第1コラプス延
伸体を、VAD法によりスス母材を合成し、フッ素原料
雰囲気で加熱・焼結させ、次いでパイプに加工した、石
英ガラスにフッ素をドープしたクラッド材からなる第2
コラプス層(第2クラッド層)3となるパイプをHF溶
液、次いで腐食性ガスで清浄化したもの(清浄化により
内径を拡張した)にロッドインし、電気炉で加熱しなが
らコラプスして一体化して第2コラプス体とした(第2
工程)。
【0023】前記第2工程において、図1に示すように
クラッド層形成用パイプ(前記第2コラプス層3となる
パイプがこれに相当する)12の両端にダミーパイプ1
3を取付け、該ダミーパイプ13内に縮径部22を有し
上下に円筒部21を有する調心用縮径パイプ15を、ダ
ミーパイプ13の内壁からのクリアランスがそれぞれ
0.7mm(実施例1)又は0.2mm(実施例2)と
なるように挿嵌し、コアロッド11(前記第1コラプス
延伸体がこれに相当する)を挿入して固定し、コラプス
した。次に、このようにして得られた第2コラプス体の
外周にVAD法によりフッ素添加石英ガラスからなるジ
ャケット層4を形成させ(第3工程)て分散補償ファイ
バ用のプリフォームを得た。
【0024】このようにして製造した実施例1及び2の
プリフォームと、調心用縮径パイプを使用しないこと以
外は実施例1及び2と同様にして製造したプリフォーム
(比較例1)を使用して線引きし、ファイバ径100μ
m、被覆径150μmの分散補償ファイバを製造した。
それぞれの試料について第2コラプス体におけるコア非
円率及びファイバの偏波分散特性を測定した結果を表1
に示す。表1から、調心用縮径パイプを使用することに
よりコア非円率が大幅に改良され、得られるファイバの
偏波分散値も小さくなり、良好な品質のファイバが得ら
れることが分かる。また、ダミーパイプの内壁と調心用
縮径パイプとの間のクリアランスが小さい方が効果が大
きいことが確認できた。
【0025】
【表1】
【0026】前記実施例では第2コラプス層のΔnが、
第1コラプス層のΔnと同じである例を示したが、第2
コラプス層及びジャケット層のΔnが高い場合も同様の
効果が得られる。なお、Δnは屈折率調整後の屈折率を
1 、純石英ガラスの屈折率をn0 とした場合の(n1
−n0 )のn0 に対する割合を示す。
【0027】
【発明の効果】本発明の方法によれば、コアロッドをク
ラッドパイプの中心に固定した形でコラプスできるの
で、コアの変形(非円化)や偏心を抑制でき、良好な特
性を有する光ファイバ母材を得ることができる。本発明
の方法は、非円化率の影響が大きい分散補償ファイバ用
の光ファイバ母材の製造に適用した場合に、特に効果的
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の概念を示す模式図。
【図2】本発明で使用する調心用縮径パイプの1例を示
す概略図。
【図3】本発明で使用する調心治具の他の例を示す概略
図。
【図4】調心用縮径パイプでのコアロッド端部の保持状
態の例を示す概略図。
【図5】分散補償ファイバ用のプリフォームの構造の1
例を示す説明図。
【図6】従来のロッドインコラプス法概念を示す模式
図。
【符号の説明】
1 コア 2 第1コラプス層(第1クラッド層) 3 第2コラプス層(第2クラッド層) 4 ジャ
ケット層 11 コアロッド 12 クラッド層形成用パイプ 13 ダミーパイプ 14 ダミー棒 15
調心用縮径パイプ 16 テーパ部 17 円筒治具 18 外壁
19 内壁 21 円筒部 22 縮径部 24 コアロッ
ド端部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一部
    を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入
    して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母
    材の製造方法において、クラッド層形成用パイプの両端
    にダミーパイプを接続し、該ダミーパイプ内にコアロッ
    ドの端部を保持する調心治具を挿嵌し、コアロッドの両
    端を該ロッドの中心がクラッド層形成用パイプの中心に
    一致するように設置し、クラッド層形成用パイプを加熱
    しながらコラプスすることを特徴とする光ファイバ母材
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 ゲルマニウムを添加した石英ガラス系コ
    ア母材を加熱し、延伸したコアロッドを、石英ガラス系
    クラッド材からなる第1クラッド層形成用パイプにロッ
    ドインコラプスして第1コラプス体を形成する第1工
    程、前記第1コラプス体を加熱し、延伸した第1コラプ
    ス延伸体を、石英ガラス系クラッド材からなる第2クラ
    ッド層形成用パイプにロッドインコラプスして第2コラ
    プス体を形成する第2工程、前記第2コラプス体の外周
    にジャケット層を形成してプリフォームとする第3工程
    よりなるロッドインコラプス法による光ファイバ母材の
    製造方法において、前記第1工程及び/又は第2工程を
    クラッド層形成用パイプの両端にダミーパイプを接続
    し、該ダミーパイプ内にコアロッドの端部を保持する調
    心治具を挿嵌し、コアロッドの両端を該ロッドの中心が
    クラッド層形成用パイプの中心に一致するように設置
    し、クラッド層形成用パイプを加熱しながらコラプスす
    ることを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記調心治具の最大外径部とダミーパイ
    プ内壁との間のクリアランスを1.0mm以下とするこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ母材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記調心治具がダミーパイプ内に挿嵌可
    能な外径のパイプに、コアロッドの端部を保持可能な内
    径の縮径部を設けた調心用縮径パイプであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ファイバ
    母材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記調心治具がダミーパイプ内に挿嵌可
    能な外径とコアロッドの端部を保持可能な内径を有する
    円筒治具であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の光ファイバ母材の製造方法。
  6. 【請求項6】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一部
    を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に装入
    して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母
    材の製造方法において、クラッド層形成用パイプの両端
    に、コアロッドの端部を保持可能な内径の縮径部を設け
    たダミーパイプを接続し、コアロッドの両端を、該ロッ
    ドの中心がクラッド層形成用パイプの中心に一致するよ
    うに設置し、クラッド層形成用パイプを加熱しながらコ
    ラプスすることを特徴とする光ファイバ母材の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 ゲルマニウムを添加した石英ガラス系コ
    ア母材を加熱し、延伸したコアロッドを、石英ガラス系
    クラッド材からなる第1クラッド層形成用パイプにロッ
    ドインコラプスして第1コラプス体を形成する第1工
    程、前記第1コラプス体を加熱し、延伸した第1コラプ
    ス延伸体を、石英ガラス系クラッド材からなる第2クラ
    ッド層形成用パイプにロッドインコラプスして第2コラ
    プス体を形成する第2工程、前記第2コラプス体の外周
    にジャケット層を形成してプリフォームとする第3工程
    よりなるロッドインコラプス法による光ファイバ母材の
    製造方法において、前記第1工程及び/又は第2工程を
    クラッド層形成用パイプの両端に、コアロッドの端部を
    保持可能な内径の縮径部を設けたダミーパイプを接続
    し、コアロッドの両端を、該ロッドの中心がクラッド層
    形成用パイプの中心に一致するように設置し、クラッド
    層形成用パイプを加熱しながらコラプスすることを特徴
    とする光ファイバ母材の製造方法。
  8. 【請求項8】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一部
    を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入
    して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母
    材の製造に際し、クラッド層形成用パイプの両端に接続
    するダミーパイプ内に装着する調心治具であって、ダミ
    ーパイプ内に挿嵌可能な外径でコアロッドの端部を挿入
    可能な内径の円筒部と、コアロッドの端部を保持可能な
    内径の縮径部とを有することを特徴とする調心用縮径パ
    イプ。
  9. 【請求項9】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一部
    を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿入
    して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ母
    材の製造に際し、クラッド層形成用パイプの両端に接続
    するダミーパイプ内に装着する調心治具であって、ダミ
    ーパイプ内に挿嵌可能な外径とコアロッドの端部を保持
    可能な内径を有することを特徴とする円筒治具。
  10. 【請求項10】 コアのみ又はコア及びクラッド層の一
    部を有するコアロッドをクラッド層形成用パイプ内に挿
    入して加熱するロッドインコラプス法による光ファイバ
    母材の製造に際し、クラッド層形成用パイプの両端に接
    続するダミーパイプであって、コアロッドの端部を保持
    可能な内径の縮径部を設けたことを特徴とするダミーパ
    イプ。
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