JP2001010310A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001010310A JP11187433A JP18743399A JP2001010310A JP 2001010310 A JP2001010310 A JP 2001010310A JP 11187433 A JP11187433 A JP 11187433A JP 18743399 A JP18743399 A JP 18743399A JP 2001010310 A JP2001010310 A JP 2001010310A
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    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C2011/0337Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた排水性と顕著な低騒音性とを兼ね備え
る空気入りタイヤを提供する。 【解決手段】 回転方向指定のトレッドパターンは、タ
イヤ赤道面上の踏面全周長さの20〜35%の範囲内を
1ピッチ長にもつ主溝配列を有し、各1ピッチ内にトレ
ッド周方向に縦長に延び、折れ曲がり角に面取り部を有
する1本のZ字状主溝と、これと離隔してトレッド周方
向に縦長に延びる1本のS字状主溝とを有し、各主溝は
タイヤ赤道面に対し鋭角に延びる傾斜中央溝部を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイ
ヤ、より詳細には、二輪自動車用及び四輪自動車用空気
入りタイヤに関し、特に、ウエット路面における優れた
排水性と、ドライ及びウエット両路面における低騒音性
とを両立させた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】二輪自動車用及び四輪自動車用空気入り
タイヤ、特に、二輪自動車用空気入りラジアルタイヤに
は、ウエット路面での良好な排水性と、ドライ路面走行
時の低騒音性とが要求される。特に、高速走行時には、
安全性の面で高度に優れた排水性を有し、そして、環境
保全の面で騒音レベルはできる限り低いタイヤが要求さ
れる。
【0003】これら二つ要求性能は、四輪自動車用、特
に乗用車用空気入りタイヤでは相当に充足されているが
未だ十分とは言えない。これが二輪自動車用空気入りタ
イヤとなると、殆ど充足されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】優れた排水性と低騒音
性とは、トレッドパターンに主として依存する。現在の
二輪自動車用タイヤのトレッドパターン例を図6に示
す。図6に示すトレッドパターン8Aは、回転方向指定
の2本の主溝20と、八の字状の副溝21とを備える。
しかし、これらの溝配列は、ウエット路面走行時の排水
性は特に悪くはないが、走行時に大きなレベルの騒音を
発生する。騒音はパターンノイズとロードノイズとに大
別されるが、図6の例ではパターンノイズが支配的であ
る。
【0005】低騒音化を図るには、極端に言えば溝部分
を無くしスリックタイヤとすればよく、そこまでゆかず
とも、溝部分を大幅に減らせばよい。しかし、これらの
手段を講じると、排水性が大幅に低下する。一方、良好
な排水性を発揮させるため、トレッド部に占める溝部分
の割合(ネガティブ比)を増加させると、騒音レベルが
増加する。両性能は、いわば二律背反の関係にある。
【0006】従って、この発明の請求項1〜12に記載
した発明は、上記の二律背反の関係を排除し、ネガティ
ブ比を従来タイヤと同等とした上で、ウエット路面上で
の排水性を損なうことなく、優れた低騒音性を発揮させ
る空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載した発明は、トレッド部
と、トレッド部両側に連なる一対のサイドウォール部及
び一対のビード部とを、ビード部内に埋設するビードコ
ア相互間にわたり補強する1プライ以上のカーカスと、
回転方向指定のトレッドパターンとを備える空気入りタ
イヤにおいて、トレッドパターンは、タイヤ赤道面上に
おける踏面全周長さの20〜35%の範囲内を1ピッチ
長にもつ主溝配列を有し、トレッドパターンは、各1ピ
ッチ内に、トレッド周方向に縦長に延び、折れ曲がり角
に面取り部を有する1本のZ字状主溝と、該主溝と離隔
してトレッド周方向に縦長に延びる1本のS字状主溝と
を有し、各主溝は、タイヤ赤道面に対し鋭角に延びる傾
斜中央溝部を有することを特徴とする空気入りタイヤで
ある。
【0008】請求項1に記載した発明に関し、実際上
は、請求項2に記載した発明のように、Z字状主溝とS
字状主溝とは、同じ1ピッチ内でそれぞれ1/2ピッチ
の領域に位置する。
【0009】請求項1、2に記載した発明の主溝に関し
ては、請求項3に記載した発明のように、Z字状主溝と
S字状主溝とはそれぞれ、傾斜中央溝部両端部から各ト
レッド部端に向け、一方の端部からはタイヤ赤道面に対
する傾斜角度を増しながら延び、他方の端部からは上記
傾斜角度を増しながら延びた後、向きを反転させて延
び、各トレッド部端に開口する折れ曲がり横方向溝部を
有する。
【0010】また、請求項1〜3に記載した発明の主溝
に関して、請求項4に記載した発明のように、Z字状主
溝とS字状主溝とは、踏面展開図上において、タイヤ赤
道面上の直線に関し、実質上、線対称な図形を同じ1ピ
ッチ内で相互に1/2ピッチずらした図形を有する。
【0011】また、請求項1〜4に記載した発明に関し
ては、請求項5に記載した発明のように、各主溝の傾斜
中央溝部は、その溝幅中央を連ねる線が、タイヤ赤道面
から踏面展開幅の半幅の0.35倍までの領域にて、タ
イヤ赤道面に対し、3〜30度の範囲内の傾斜角度を有
する。
【0012】また、請求項1〜5に記載した発明の主溝
に関連して、請求項6に記載した発明のように、各主溝
は、1本の第一の分岐枝溝と2本の第二の分岐枝溝とを
備え、第一の分岐枝溝は、傾斜中央溝部の長さ方向中間
の分岐位置から指定タイヤ回転方向と逆方向にトレッド
部端に開口するまで延び、各第二の分岐枝溝は、各傾斜
中央溝部端部の分岐位置から指定タイヤ回転方向と逆方
向にタイヤ赤道面を横切ってトレッド部端に開口するま
で延びる。
【0013】請求項6に記載した発明に関連して、請求
項7に記載した発明のように、上記各分岐枝溝は、分岐
位置近傍にて、指定タイヤ回転方向に向かい凸状陸部を
形成し、該凸状陸部の頂点は、タイヤ赤道面から、踏面
展開幅の半幅の0.08倍以上離れて位置する。
【0014】請求項6、7に記載した発明に関連して、
請求項8に記載した発明のように、最大負荷能力の40
〜65%に相当する荷重を負荷し、最大負荷能力に対応
する空気圧充てん下で、上記凸状陸部を形成する各分岐
枝溝は、タイヤのフットプリント内に1〜2個の範囲内
で分岐枝溝部分が存在する配置に成る。
【0015】ここに、JATMA、TRA及びETRT
O(いずれも1999年版)を適用規格とし、最大負荷
能力と、最大負荷能力に対応する空気圧はこれら規格に
記載した値を用いる。また、タイヤ組付けリムには、上
記規格の該当タイヤ種類に記載した適用リムのうちの標
準リムを用いる。フットプリントはタイヤを平板に垂直
に押し当てて得る。
【0016】請求項1〜8に記載した発明に関し、請求
項9に記載した発明のように、トレッドパターンは、1
ピッチ内でタイヤ赤道面を挟む踏面両側に、一方端が陸
部内に止まり、他方端がトレッド部端に開口する複数本
の副溝を有し、これら副溝は、踏面幅方向の各側で、各
分岐枝溝と同じ傾斜方向に延びる。
【0017】また、請求項1〜9に記載した発明に関
し、請求項10に記載した発明のように、トレッドパタ
ーンは、3〜4個の総ピッチ数を有する。
【0018】請求項1〜10に記載した発明のタイヤに
関し、好適には、請求項11に記載した発明のように、
カーカスは1プライ以上のラジアルプライを有し、トレ
ッド部は、最外側ラジアルプライ外周面に沿うベルトを
有し、該ベルトは、タイヤ周方向に沿い配列した多数本
コードのゴム被覆層を備える。
【0019】請求項11に記載した発明とは別に、請求
項1〜10に記載した発明のタイヤに関し、好適には、
請求項12に記載した発明のように、カーカスは1プラ
イ以上のラジアルプライを有し、トレッド部は、最外側
ラジアルプライ外周面に沿うベルトを有し、該ベルト
は、ゴム被覆コードの螺旋巻回層を備える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図4に基づき説明する。図1は、空気入りタイヤの
左半断面図であり、図2は、図1に示すタイヤの踏面展
開図であり、図3は、図1に示すタイヤの別の踏面展開
図であり、図4は、図2に示すトレッドパターンを有す
るタイヤのフットプリント図である。
【0021】図1において、空気入りタイヤは、トレッ
ド部1と、トレッド部1の両側に連なる一対のサイドウ
ォール部2(片側のみ示す)及び一対のビード部3(片
側のみ示す)とを有する。また、空気入りタイヤは、各
ビード部3内部に埋設したビードコア4相互間にわたる
1プライ以上のカーカス5と、カーカス5の外周にベル
ト6とを備える。
【0022】カーカス5は、ラジアル配列コードのゴム
被覆プライを有し、トレッド部1と、一対のサイドウォ
ール部2及び一対のビード部3とを補強する。ベルト6
は、タイヤ周方向に沿い配列した多数本コードのゴム被
覆層を備える場合と、ゴム被覆コードの螺旋巻回層を備
える場合との2種類の構造を有し、トレッド部1を強化
する。
【0023】トレッド部1は、外周部にトレッドゴム7
を有し、このトレッドゴム7の踏面1t側に回転方向指
定のトレッドパターン8を備える。指定回転方向は、図
2及び図3に示す矢印Y方向である。なお、図1では溝
の図示を省略した。以下、空気入りタイヤの代表とし
て、二輪自動車用空気入りタイヤ(以降タイヤと略す)
について説明する。
【0024】図2及び図3において、トレッドパターン
8の主溝形状の繰り返し単位である主溝配列ピッチp
は、タイヤ赤道面E上におけるトレッド部1の踏面(ト
レッド)1tの全周長さの20〜35%の範囲内長さと
する。
【0025】ここに、トレッドパターン8は、各1ピッ
チp内に、1本のZ字状主溝10と、1本のS字状主溝
11とを有する。Z字状主溝10は、トレッド1t周方
向に縦に延び、折れ曲がり角に面取り部、ここでは湾曲
部を有する。S字状主溝11は、Z字状主溝10と比較
的近い距離で離隔してトレッド周方向に縦に延びる。図
2、3では各主溝10、11に斜線を施し、他の溝との
区別を明確にした。
【0026】トレッドパターン8は、1ピッチp内に1
本のZ字状主溝10と1本のS字状主溝11とを有する
ので、これら各主溝10、11は、トレッド1t全周に
わたり交互配置となる。すなわち、図2、3を参照し、
1ピッチ内でみれば、タイヤ使用時に、Z字状主溝10
は踏込み側(先に接地する側)に位置する一方、S字状
主溝11は蹴出し側(後から接地する側)に位置し、こ
の位置関係がトレッド1t周方向に継続する。しかし、
同じ1ピッチ内でZ字状主溝10とS字状主溝11とを
互いに入れ換えてもよい。いずれにしても、主溝10、
11は、それらの展開図上における形状を英文字に擬し
て、トレッド1t周方向に、縦にZ−S−Z−S−Z−
Sで並ぶ。
【0027】Z字状主溝10とS字状主溝11とは、い
ずれも、ロングピッチのなかで、トレッド1t周方向に
縦長に延び、かつ、タイヤ赤道面Eに対し鋭角に延びる
傾斜中央溝部10M 、11M を有する。ここに、鋭角は
0°と90°との間の角度を指すが、傾斜中央溝部10
M 、11M は、90°より著しく傾斜角度が小さく、タ
イヤ赤道面に対し小さな勾配をもつ傾斜形状とする。し
かも傾斜中央溝部10 M 、11M は、タイヤ赤道面Eに
関し互いに逆方向に延びる。
【0028】上記の構成をもつ傾斜中央溝部10M 、1
M は、溝内流水の抵抗が少なく、転動するタイヤのト
レッド部1の接地面内で、踏面1tの踏込み側から入る
水の排水性に優れ、ウエット操縦安定性能に優れた効果
を発揮する。
【0029】また、転動するタイヤの陸部境界が広い範
囲にわたり、フットプリントの境界と重なるようにして
路面に接地し、又は、路面より離隔した場合には、陸部
による叩き音は大きくなるが、傾斜中央溝部10M 、1
M は、タイヤ赤道面Eに対し小さな勾配の傾斜形状を
有するので、この叩き音は小さい。
【0030】また、図1、2に示すように、Z字状主溝
10とS字状主溝11とは、同じピッチp内でそれぞれ
1/2ピッチ内に配置する。これにより、Z字状主溝1
0とS字状主溝11とを略同じ周方向長さとし、ウエッ
ト排水性向上と、優れた低騒音性との両立に寄与させ
る。
【0031】Z字状主溝10は、傾斜中央溝部10M
両側に折れ曲がり横方向溝部10E1、10E2を有する。
S字状主溝11は、傾斜中央溝部11M の両側に折れ曲
がり横方向溝部11E1、11E2を有する。
【0032】図2、3に示すように、折れ曲がり横方向
溝部10E1、11E1は、傾斜中央溝部10M 、11M
一方の端部から、タイヤ赤道面Eに対する傾斜角度を増
しながら延びて、トレッド部1端TEに開口する。ま
た、折れ曲がり横方向溝部10 E2、11E2は、傾斜中央
溝部10M 、11M の一方の端部から、タイヤ赤道面E
に対する傾斜角度を増しながら延び、途中で延びる向き
を反転させてトレッド部1端TEに開口する。反転位置
前後における横方向溝部10E2、11E2は、回転方向Y
に向かい凸の湾曲形状をなす。
【0033】また、図2、3から明らかなように、Z字
状主溝10とS字状主溝11とは、踏面展開図上におい
て、タイヤ赤道面E上の直線に関し、実質上、線対称な
図形を同じ1ピッチ内で相互に1/2ピッチずらした図
形を有する。ここに、実質上、とは、加硫金型のばらつ
きや、その他の製造上のばらつきを考慮し、また、性能
上の問題で多少の相違をもたせることを考慮し、厳密に
同じではなく、略ということである。
【0034】上記の主溝10、11構成とすることで、
車両のコーナリング時、タイヤに大きなキャンバ角度を
付したときにも、良好な排水性と、優れた低騒音とを実
現することができる。
【0035】また、傾斜中央溝部10M 、11M は、こ
れら溝の幅中央を連ねる線が、タイヤ赤道面Eから踏面
展開幅Wの半幅1/2×Wの0.35倍までの片中央領
域にて、タイヤ赤道面Eに対し、3〜30°の範囲内の
傾斜角度を有する。片中央領域はタイヤ赤道面Eの両側
に設け、合わせて中央領域とする。中央領域で上記傾斜
角度とすることにより、タイヤは、ウエット排水性向上
と、優れた低騒音性との両立を実現する。
【0036】ここに、中央領域が1/2×Wの0.35
倍未満では、良好な排水性と優れた低騒音とを得ること
ができず不可である。また、傾斜角度が3°未満である
と、製品タイヤのベルト6にコード乱れを発生させ、溝
底クラック発生の原因となるので不可である。
【0037】すなわち、タイヤの加硫成型時において、
主溝10、11を形成する金型のリブ(骨)が、螺旋巻
回層コードに沿うか、又は極めて近い配置となるため、
コードを打込方向に押し広げるからである。また、傾斜
角度が30°を超えると、所望するウエット排水性と低
騒音性とを得ることができず、特に、高速走行における
耐ハイドロプレーニング性が低下し、不可である。
【0038】さて、主溝10、11は、それぞれ1本の
第一の分岐枝溝12、13を備える。分岐枝溝12、1
3は、傾斜中央溝部10M 、11M の長さ方向中間位
置、すなわち中央領域内の分岐位置から、主溝10、1
1の傾斜方向と逆方向に延びて、トレッド部1端TEに
開口する。さらに、主溝10、11は、それぞれ2本の
第二の分岐枝溝14、15及び第二の分岐枝溝16、1
7を有する。
【0039】第二の分岐枝溝14、15は、傾斜中央溝
部10M の中央領域終端から外側で分岐させ、この分岐
位置から互いに逆方向に延びて、トレッド部1端TEに
開口する。第二の分岐枝溝16、17も、傾斜中央溝部
11M の中央領域終端から外側で分岐させ、この分岐位
置から互いに逆方向に延びて、トレッド部1端TEに開
口する。なお、上記の分岐枝溝の全ては傾斜中央溝部1
M 、11M に開口する。
【0040】これら、第一の分岐枝溝12、13と、第
二の分岐枝溝14、15及び第二の分岐枝溝16、17
とを設けることにより、ウエット排水性が一層向上す
る。
【0041】第一の分岐枝溝12、13と、第二の分岐
枝溝14、15及び第二の分岐枝溝16、17とは、各
分岐位置近傍にて指定回転方向Yに向かい凸をなす陸部
を形成する。すなわち、各分岐枝溝は、各分岐位置近傍
にて、トレッドゴム7に凸状陸部を形成する。全ての凸
状陸部の頂点は、タイヤ赤道面Eから踏面展開幅Wの半
幅1/2×Wの0.08倍以上離して位置させる。
【0042】これにより、転動するタイヤのトレッド部
1の接地面内で、踏面1tの踏込み側の凸状陸部の先端
部は叩音エネルギが小さくなり、パターンノイズレベル
が低減する。また、路面上の水は、凸状陸部の頂点位置
から左右に分流するので、排水効果も良好である。
【0043】凸状陸部の先端部は、図2に示す例で、全
てが滑らかな湾曲形状を有し、図3に示す例では、分岐
枝溝12、14及び分岐枝溝13、17のみが鋭角形状
を有する。鋭角形状の場合、先端に丸の面取りを施すの
が良い。
【0044】また、トレッドパターン8は、1ピッチp
内でタイヤ赤道面Eを挟むトレッド部1の両側に複数本
の副溝18を有する。各副溝18は、一方端が陸部内に
止まり、他方端がトレッド部1端TEに開口する。この
とき、各副溝18は、踏面1tの幅方向の各側で、各分
岐枝溝と同じ傾斜方向に延びる構成とする。これにより
排水性がより一層向上する。
【0045】ここで、タイヤは、以下に述べる測定条件
により採取するフットプリントにおいて、フットプリン
ト内に1〜2個の分岐枝溝部分を有するものとする。こ
れは、パターンノイズなどの騒音源とならないように分
岐枝溝の配列形状を設定しても、僅かなノイズは発生す
るので、少しでもパターンノイズの低減を図るための手
段である。
【0046】測定条件: (1)適用規格:JATMA、TRA、ETRTO。い
ずれも1999年版。 (2)使用リム:上記規格の該当タイヤ(以上は二輪自
動車用タイヤ)に記載した適用リムのうちの標準リム。 (3)負荷荷重:上記規格の該当タイヤ(以上は二輪自
動車用タイヤ)に記載した最大負荷能力(kg) の40〜
65%に相当する荷重(kgf) 。汎用使用領域の荷重。 (4)充てん空気圧:上記最大負荷能力(kg) に対応す
る空気圧。 (5)リム組したタイヤを、(4)項の内圧を充てん
し、(3)項の荷重で平板に垂直に押し当てる。
【0047】上記測定条件により得られる、踏面1tの
フットプリントの例を図4に示す。図4は、図2に示す
トレッドパターン8を備えるタイヤのフットプリント図
であり、測定条件は、荷重218kgf (最大負荷能力3
65kgの59.7%)、充てん空気圧は、最大負荷能力
365kgに対応する空気圧2.9kgf/cm2 である。各溝
は白抜きで示す。図4に示すフットプリントは1個の第
一の分岐枝溝12のみが存在する。
【0048】以上述べたように、主溝より分岐する分岐
枝溝についても、その分岐部付近に存在する凸状陸部の
頂点が、踏面展開幅Wの半幅1/2×Wの0.08倍以
上、タイヤ赤道面Eより外側に位置しているため、タイ
ヤ赤道面E付近で、フットプリントの境界と重なる部分
が非常に小さくなるので、叩き音は小さい。さらに、上
記凸状陸部がフットプリント内に1〜2個しか存在しな
いため、この叩き音は更に小さくなる。
【0049】また、トレッドパターン8は、踏面1t全
周で3〜4個のピッチpを有する。この場合、慣例に従
うピッチバリエーションを施し、低騒音化に寄与させ
る。
【0050】以上は、二輪自動車用タイヤについて述べ
たが、このトレッドパターン8を適用するタイヤは、乗
用車などの四輪自動車用タイヤにも適用する。
【0051】
【実施例】モータサイクル(二輪自動車)用ラジアルプ
ライタイヤの55シリーズで、サイズが180/55Z
R17であり、カーカス5は1プライ、ベルト6は1層
のコード螺旋巻回層である。
【0052】図2に示す回転方向指定のトレッドパター
ン8を備える実施例タイヤを準備し、実施例タイヤの評
価のため、図6に示す従来のトレッドパターン8Aを備
え、図7にフットプリント図を示す従来例タイヤを準備
した。従来例タイヤは、トレッドパターンを除く他は、
全て実施例タイヤに合わせた。評価試験項目は騒音テス
ト及びウエット路面走行テストである。
【0053】騒音テストについて:標準リムMT5.5
0にタイヤを組付け、内圧2.9kgf/cm2 を充てんし、
荷重218kgf を負荷させ、無響室内の台上でテストし
た。ある。テスト結果を図5のグラフに示す。図5から
明らかなように、速度が約30〜110km/hにわたり、
実施例タイヤは、従来例タイヤに比し、騒音レベルが大
幅に低下し、かつ、滑らかな騒音レベル変化である。テ
スト速度全域の平均騒音レベルは、従来例タイヤが8
4.4dB(A)であったのに対し、実施例タイヤは7
8.7dB(A)であり、大幅に改善されている。
【0054】ウエット路面走行テストについて:標準リ
ムMT5.50にタイヤを組付け、内圧2.9kgf/cm2
を充てんし、排気量1100ccの二輪自動車(乗員1
名)の後輪に装着し、実際にテストコースのウエット路
面を走行させた。走行路面は、水深2〜7mmの直状5
00mのアスファルト路面である。テストその一は、一
定速度で通過し、ホイールスピンが発生する速度を測定
する定常通過ウエット性能であり、その二は、一定速度
から加速を開始し、ホイールスピンが発生する速度を測
定する加速通過ウエット性能である。いずれも、従来例
タイヤを100とする指数にてあらわすと、実施例タイ
ヤはいずれのウエット性能でも105である。値は大な
るほど良い。
【0055】
【発明の効果】この発明の請求項1〜12に記載した発
明によれば、従来タイヤ対比、ウエット路面走行時の排
水性を損なわずに、顕著な低騒音性を発揮する空気入り
タイヤ、中でも二輪自動車用空気入りタイヤを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のタイヤの左半断面図である。
【図2】 図1に示すタイヤの踏面展開図である。
【図3】 図2に示すタイヤと別のタイヤの踏面展開図
である。
【図4】 図2に示すトレッドパターンを有するタイヤ
のフットプリント図である。
【図5】 この発明のタイヤと従来タイヤとの騒音レベ
ル比較線図である。
【図6】 従来タイヤの踏面展開図である。
【図7】 図6に示すタイヤのフットプリント図であ
る。
【符号の説明】
1 トレッド部 1t 踏面 2 サイドウォール部 3 ビード部 4 ビードコア 5 カーカス 6 ベルト 7 トレッドゴム 8 トレッドパターン 10 Z字状主溝 10M 傾斜中央溝部 10E1、10E2 横方向溝部 11 S字状主溝 11M 傾斜中央溝部 11E1、11E2 横方向溝部 12、13 第一の分岐枝溝 14、15、16、17 第二の分岐枝溝 18 副溝 E タイヤ赤道面 W 踏面展開幅 p 主溝配列ピッチ TE トレッド部端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 11/03 B60C 11/03 A 11/04 11/04 F D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド部と、トレッド部両側に連なる
    一対のサイドウォール部及び一対のビード部とを、ビー
    ド部内に埋設するビードコア相互間にわたり補強する1
    プライ以上のカーカスと、回転方向指定のトレッドパタ
    ーンとを備える空気入りタイヤにおいて、 トレッドパターンは、タイヤ赤道面上における踏面全周
    長さの20〜35%の範囲内を1ピッチ長にもつ主溝配
    列を有し、 トレッドパターンは、各1ピッチ内に、トレッド周方向
    に縦長に延び、折れ曲がり角に面取り部を有する1本の
    Z字状主溝と、該主溝と離隔してトレッド周方向に縦長
    に延びる1本のS字状主溝とを有し、 各主溝は、タイヤ赤道面に対し鋭角に延びる傾斜中央溝
    部を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 Z字状主溝とS字状主溝とは、同じ1ピ
    ッチ内でそれぞれ1/2ピッチの領域に位置する請求項
    1に記載した空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 Z字状主溝とS字状主溝とはそれぞれ、
    傾斜中央溝部両端部から各トレッド部端に向け、一方の
    端部からはタイヤ赤道面に対する傾斜角度を増しながら
    延び、他方の端部からは上記傾斜角度を増しながら延び
    た後、向きを反転させて延び、各トレッド部端に開口す
    る折れ曲がり横方向溝部を有する請求項1又は2に記載
    した空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 Z字状主溝とS字状主溝とは、踏面展開
    図上において、タイヤ赤道面上の直線に関し、実質上、
    線対称な図形を同じ1ピッチ内で相互に1/2ピッチず
    らした図形を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載
    した空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 各主溝の傾斜中央溝部は、その溝幅中央
    を連ねる線が、タイヤ赤道面から踏面展開幅の半幅の
    0.35倍までの領域にて、タイヤ赤道面に対し、3〜
    30度の範囲内の傾斜角度を有する請求項1〜4のいず
    れか一項に記載した空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 各主溝は、1本の第一の分岐枝溝と2本
    の第二の分岐枝溝とを備え、第一の分岐枝溝は、傾斜中
    央溝部の長さ方向中間の分岐位置から指定タイヤ回転方
    向と逆方向にトレッド部端に開口するまで延び、各第二
    の分岐枝溝は、各傾斜中央溝部端部の分岐位置から指定
    タイヤ回転方向と逆方向にタイヤ赤道面を横切ってトレ
    ッド部端に開口するまで延びる請求項1〜5のいずれか
    一項に記載した空気入りタイヤ。
  7. 【請求項7】 上記各分岐枝溝は、分岐位置近傍にて、
    指定タイヤ回転方向に向かい凸状陸部を形成し、該凸状
    陸部の頂点は、タイヤ赤道面から、踏面展開幅の半幅の
    0.08倍以上離れて位置する請求項6に記載した空気
    入りタイヤ。
  8. 【請求項8】 最大負荷能力の40〜65%に相当する
    荷重を負荷し、最大負荷能力に対応する空気圧充てん下
    で、上記凸状陸部を形成する各分岐枝溝は、タイヤのフ
    ットプリント内に1〜2個の範囲内で分岐枝溝部分が存
    在する配置に成る請求項6又は7に記載した空気入りタ
    イヤ。
  9. 【請求項9】 トレッドパターンは、1ピッチ内でタイ
    ヤ赤道面を挟む踏面両側に、一方端が陸部内に止まり、
    他方端がトレッド部端に開口する複数本の副溝を有し、
    これら副溝は、踏面幅方向の各側で、各分岐枝溝と同じ
    傾斜方向に延びる請求項1〜8のいずれか一項に記載し
    た空気入りタイヤ。
  10. 【請求項10】 トレッドパターンは、3〜4個の総ピ
    ッチ数を有する請求項1〜9のいずれか一項に記載した
    空気入りタイヤ。
  11. 【請求項11】 カーカスは1プライ以上のラジアルプ
    ライを有し、トレッド部は、最外側ラジアルプライ外周
    面に沿うベルトを有し、該ベルトは、タイヤ周方向に沿
    い配列した多数本コードのゴム被覆層を備える請求項1
    〜10のいずれか一項に記載した二輪自動車用空気入り
    タイヤ。
  12. 【請求項12】 カーカスは1プライ以上のラジアルプ
    ライを有し、トレッド部は、最外側ラジアルプライ外周
    面に沿うベルトを有し、該ベルトは、ゴム被覆コードの
    螺旋巻回層を備える請求項1〜10のいずれか一項に記
    載した二輪自動車用空気入りタイヤ。
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