JP2001010252A - 書物付きcd用ケース - Google Patents

書物付きcd用ケース

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JP2001010252A
JP2001010252A JP11188800A JP18880099A JP2001010252A JP 2001010252 A JP2001010252 A JP 2001010252A JP 11188800 A JP11188800 A JP 11188800A JP 18880099 A JP18880099 A JP 18880099A JP 2001010252 A JP2001010252 A JP 2001010252A
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piece
case
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pieces
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JP11188800A
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Hideyuki Kiuchi
秀之 木内
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JAPAN SLEEVE KK
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JAPAN SLEEVE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD用のケースを各種の書物類と一緒に製本
して簡単に、且つ、低コストにて造ることができると共
に、既存のCD専用ラックに収納して販売したり保管し
たりすることができ、また、焼却等の廃棄処理やリサイ
クルも環境に影響を及ぼすことなく衛生的に、而かも、
低コストにて行えるように工夫した書物付きCD用ケー
スを提供する。 【解決手段】 板紙で造った収納片3,4を貼り合せる
ことによって構成したCD用袋部Tに、印刷済みの本文
10を貼り合せて一体化し、これ等貼り合せたCD用袋
部Tと本文を重ねてその天地と前小口を仕上げ寸法に断
裁して、書物付きのCD用ケースを造る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)を収めるためのケースに関するものであっ
て、具体的には、CDの内容等を説明した解説文や、そ
の他宣伝文や紹介文と言った各種の記事等を掲載した書
物類(雑誌や小冊子等)と一緒に製本でき、而かも、西
暦2000年の春までに事業者に義務づけられている容
器包装リサイクル法に適合した書物付きCD用ケースに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCD用ケースは、例えば特開昭5
8−155583号公報に見られるように、一般に広く
普及している全体をプラスチックを用いて横幅を14c
m、縦は場合を12.5cmに造った開閉蓋付きの収納
ケース(以下単にプラスチック収納ケースと言う)、又
は、板紙にプラスチックトレイを接着した構造の収納ケ
ースが使用されており、また、上記のプラスチック収納
ケースはサイズを合せて構成したCD専用ラックに整然
と並べて収納して販売したり、或は、顧客がこれを収納
して保管等に利用していた。
【0003】一方、CDの販売に当っては、CDの内容
等を説明した解説文や、その他宣伝文や紹介文と言った
各種の記事等を掲載した書物類を、このCDの付録にし
て販売する場合があり、また、反対に雑誌をはじめとす
る各種書物類の販売に当って、関連する情報等を記録し
たCDを上記書物類の付録にして販売する場合がある。
【0004】そこで、例えば特開平9−240771号
公報に見られるように、CDを収めたプラスチック製保
護ケースをそのまま収納できるように構成した紙製ボツ
クス体の表面又は裏面に、書物類の背を直接貼り付けた
構造の書物付きCD用ケースが考えられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の書
物付きCD用ケースは、書物類の製本と、CDを収める
ためのプラスチック製保護ケースの製造及び紙製ボック
ス体の製造を別々に行い、その後、紙製ボツクス体に書
物類を貼り付ける作業と、この紙製ボツクス体の内部に
CDを収めたプラスチック製保護ケースを収納する作業
を行う必要があるため、全体の構造と組立て作業が複雑
化して製造コストが高くなる問題があった。また、プラ
スチック製保護ケースを収める紙製ボツクス体の全体
は、前記の従来より一般に広く普及しているプラスチッ
ク製収納ケースよりも可成り大きく造られるため、その
まま既存のCD専用ラックに収納して販売したり、顧客
が手持ちの専用ラックに収納できない問題もあった。加
えて、プラスチック製保護ケースは、廃棄処分の際に環
境汚染の問題が発生すると共に、プラチックの再処理に
は高いコストが掛かり、且つ、リサイクルも非常に難し
いと言った問題もあって、その対策が望まれていた。
【0006】従って本発明の技術的課題は、CD用のケ
ースを各種の書物類と一緒に製本して簡単に、且つ、低
コストにて造ることができると共に、既存のCD用ラッ
クに収納して販売したり保管したりすることができ、ま
た、焼却等の廃棄処理やリサイクルも環境に影響を及ぼ
すことなく衛生的に、而かも、低コストにて行えるよう
に工夫した書物付きCD用ケースを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0008】板紙を用いて見返し片と中間及び先端側の
各収納片を夫々折り線を介して横長に連設形成し、上記
先端側の収納片を折り線の部分で中間の収納片側に折り
重ね、且つ、その先端縁の内側面と下側の左右隅部の夫
々を上記中間の収納片の面に貼り合せることによって、
上面部にCD用の差込口を開口し、底面部にCDの下端
縁を外側に逃がすことができる非接着口を開口したCD
用袋部を構成したCD用ケースであって、
【0009】(1) 上記見返し片を折り線の部分で上
記CD用袋部側に重ね、且つ、綴じた印刷済みの本文と
上記CD用袋部の内側縁同士を重ねて貼り合せて、これ
等重ねた見返し片とCD用袋部と本文の余分な天地及び
前小口を仕上げ寸法に断裁して、CD用袋部の天と地、
即ち、差込口側と非接着口側を夫々本文と同一寸法に形
成すること。(請求項1)
【0010】(2) 上記見返し片を折り線の部分で上
記CD用袋部側に折り重ね、且つ、綴じた印刷済みの本
文の表裏両側面に上記のCD用袋部と別に用意した他方
の見返し片を重ねて貼り合せて、これ等重ねた見返し片
とCD用袋部と本文と他方の見返し片の余分な天地及び
前小口を仕上げ寸法に断裁して、CD用袋部の天と地、
即ち、差込口側と非接着口側を夫々本文と同一寸法に形
成する一方、これ等断裁した両見返し片を夫々厚紙で造
った表紙の内側面に貼り合せることにより、表紙の内側
にCD用袋部と本文を重ねた状態に製本すること。(請
求項2)
【0011】(3) 一側に見返し片を連設したこのC
D用袋部の内側と外側に夫々2つ折り自在に構成した印
刷済みの本文と背表紙片を開いた状態に重ねてこれを一
体に綴じ、且つ、これ等綴じた本文と見返し片付きのC
D用袋部と連設した背表紙片を2つ折りに重ねてその余
分な天地と前小口を仕上げ寸法に断裁して、CD用袋部
の天と地、即ち、差込口側と非接着口側を夫々本文と同
一寸法に形成する一方、これ等断裁した背表紙片を夫々
厚紙で造った表紙の内側面に貼り合せることにより、表
紙の内側にCD用袋部と本文を重ねた状態に製本するこ
と。(請求項3)
【0012】(4) 横長に連設した見返し片の長さ寸
法よりも、中間及び先端側の各収納片の長さ寸法を若干
短く形成すること。(請求項4)
【0013】(5) 先端側の収納片の先端縁に折り線
を介して糊代片を連設し、この糊代片を折り線に沿って
内側に折り曲げ、且つ、先端側の収納片を折り線に沿っ
て中間の収納片に折り重ねて、上記糊代片の面を中間の
収納片側に貼り合せるように構成すること。(請求項
5)
【0014】(6) CD用袋部を構成する先端側と中
間の各収納片の上側縁に、CD取出し用の切欠部を設け
ると共に、これ等各収納片の下側両側面には、CD用袋
部内に差込まれたCDの下側縁を支持する円弧状の筋押
し部を相対向させて凹設すること。(請求項6)
【0015】(7) 同一寸法に仕上げ断裁されるCD
用袋部と本文の天と地の間の縦幅寸法を、少くとも12
cm又は12cmよりも若干短い寸法に断裁する一方、
厚紙で造った表紙の横幅寸法を少くとも14cmの範囲
内の寸法に、また、縦幅寸法を少くとも12.5cmの
範囲内の寸法に形成すること。(請求項7)
【0016】(8) 印刷済みの本文に対して、少くと
も2枚以上の複数枚のCD用袋部を重ねて貼り合せ、又
は、綴じ合せて、これを仕上げ寸法に断裁するように構
成すること。(請求項8)
【0017】 上記(1)で述べた請求項1に係る手
段によれば、CDを収納するCD用袋部は、板紙で造っ
た2枚の収納片を重ねて貼り合せることによって造られ
ており、而かも、このCD用袋部は印刷済みの本文に重
ねて貼り合せた後、その天地と前小口を仕上げ寸法に断
裁して製本するものであるから、プラスチック製保護ケ
ースに印刷済みの本文を貼り合せて構成する場合に比較
して、全体を極めて簡単に、且つ、体裁良く造ることが
できると共に、CD用袋部を含めてケース全体を板紙で
造るため、製造コストが安くて焼却等の廃棄処理やリサ
イクルも環境に影響を及ぼすことなく衛生的に、而か
も、低コストにて処理することを可能にする。
【0018】 更に上記(1)で述べた手段によれ
ば、CD用袋部の底面部にCDの下端縁を外側に逃がす
ことができる非接着口を開口形成しているため、CD用
袋部の底面部を板紙を屈曲して袋状に形成する場合に比
較して、CD用袋部の全体を扁平状態に体裁良く、而か
も、可及的に小さく造ることができるだけではなく、C
D用袋部の天地の縦幅寸法を収納するCDの直径12c
mと同一寸法か、それよりも若干短い寸法に造ることが
でき、且つ、このCD用袋部と一緒に本文も同一寸法に
断裁できるため、これにより書物付きCDケースの全体
の寸法を、一般に広く普及しているプラスチック収納ケ
ースと同じ寸法に造ることを可能と成し、また、非接着
口の開口によって狭いCD用袋部内へのCDの挿入とそ
の引抜きを極めて円滑に行うことを可能にすると共に、
CD用袋部自身、並びに、一緒に貼り合せた本文がCD
を保護して、CDの破損を防止することを可能にする。
【0019】 上記(2)で述べた請求項2に係る手
段によれば、上記とで述べた作用に加えて、印刷済
みの本文に貼り合せて仕上げの断裁を行ったCD用袋部
を、本文と一緒に厚紙で造った表紙の内側に貼り付けて
製本できるため、本文付きのCD用ケースの全体を丁度
一冊の本のように体裁良く製本して、商品価値を高める
ことができると共に、厚紙で造った表紙と一緒に貼り合
せた本文、並びに、CD用袋部自身がCDを保護して、
CDの破損を防止することを可能にする。
【0020】 上記(3)で述べた請求項3に係る手
段によれば、上記とで述べた作用に加えて、印刷済
みの本文に綴り金具等を用いて一体に綴り、且つ、仕上
げの断裁を行ったCD用袋部を、本文と一緒に厚紙で造
った表紙の内側に貼り付けて製本できるため、本文付き
のCD用ケースの全体を丁度一冊の本のように体裁良く
製本して、商品価値を高めることができると共に、厚紙
で造った表紙と一緒に綴った本文、並びに、CD用袋部
自身がCDを保護して、CDの破損を防止することを可
能にする。
【0021】 上記(4)で述べた請求項4に係る手
段によれば、中間と先端側の各収納片の長さ寸法が見返
し片の長さ寸法よりも若干短く形成されているため、中
間と先端側の各収納片を貼り合せて構成したCD用袋部
の長さ寸法は上記見返し片よりも短くなるから、この見
返し片と印刷済みの本文を重ねてその余分な天地及び前
小口を仕上げ寸法に断裁する時に、両収納片を連設した
折り線の部分、即ち、CD用袋部の一側縁が切断開口さ
れることがなく、見返し片と本文とCD用袋部の余分な
天地と、見返し片及び本文の余分な前小口のみを断裁す
ることを可能にする。
【0022】 上記(5)で述べた請求項5に係る手
段によれば、糊代片を折り線に沿って内側に折り曲げ、
この糊代片を中間の収納片に貼り合せることによって、
CDを抜き差し自在にしたCD用袋部を構成できるもの
であって、糊代片を内側に折り曲げて中間の収納片の外
側面に貼り合せるため、貼り合せた糊代片がCD用袋部
の内側に隠れて外から見えないから、体裁の良いCD用
ケースを提供することを可能にする。
【0023】 上記(6)で述べた請求項6に係る手
段によれば、切欠部の形成によってCD用袋部内に収納
したCDの取り出しを容易に行うことができると共に、
各収納片の両側面に相対向させて凹設した筋押し部が、
CD用袋部内に差込まれたCDの下側縁を受けて支持す
るため、CDの必要以上の差込みを防止して、CDを安
定した状態で収納することを可能にする。
【0024】 上記(7)で述べた請求項7に係る手
段によれば、CD用袋部と本文及び表紙を含む書物付き
CD用ケースの全体の実寸法を、一般に広く普及してい
るプラスチック収納ケースと同一寸法に仕上げることが
できるため、これにより、書物付きCD用ケースを既存
のCD専用ラックに収納して販売したり、保管したりす
ることを可能にする。
【0025】 上記(8)で述べた請求項8に係る手
段によれば、2枚或はそれ以上の必要な枚数のCDを収
めることができる書物付きCD用ケースを提供すること
ができる。
【0026】以上の如くであるから、上記(1)〜
(8)の手段によって上述した技術的課題を解決して、
前記従来の技術の問題点を解消することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る書物付きC
D用ケースの実施の形態を図面と共に説明すると、図1
は本発明に係る書物付きCD用ケースの外観を説明した
斜視図で、(イ)は表紙を有しないCD用ケース、
(ロ)は表紙を有するCD用ケースであって、図2及び
図3に示した(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)、
(ホ)、(ヘ)、(ト)は、上記図1の(イ)に示した
表紙を有しないCD用ケースの製造(組立て)工程、即
ち、請求項1に記載したCD用ケースの製造工程を順番
に説明したものである。
【0028】これ等の図面に於いて、符号1で全体的に
示したのは板紙で造ったCD用ケースの台紙で、この台
紙1には横長に形成した見返し片2と中間の収納片3と
先端側の収納片4が夫々折り線1A,1Bを介して連設
形成され、更に先端側の収納片4の先端縁には折り線1
Cを介して糊代片5が連設形成されている。
【0029】また、各収納片3,4の上縁部には図1に
示したCD20を取り出すための切欠部3A,4Aが切
欠形成され、同じく各収納片3,4の下部両側の対応位
置には、差込まれたCD20の下側縁を受けて支持する
ための筋押し部3B,3Bと4B,4Bが、夫々円弧状
に凹設されている。
【0030】上述した見返し片2と中間と先端側の各収
納片3,4の横幅の長さ寸法L1,L2,L3は、例え
ば、L1=14cm〜15cm程度、L2=13.5c
m,L3=12.5cm、夫々の縦幅の長さ寸法が1
2.5〜13cm程度に形成されていて、図2の(ロ)
及び(ハ)に示すように糊代片5を折り線1Cに沿って
図面上手前側に折り曲げて接着糊5Xを付け、且つ、中
間の収納片3の下部両側縁(上記筋押し部3B,3Bの
下側部分)に同じく接着糊3X,3Xを付けて、先端側
の収納片4を同図(ハ)の如く折り線1Bに沿って上記
中間の収納片3の表面側(図面上手前側)に折曲して、
両収納片3,4同士を接着すると、同図(ニ)に示すよ
うに上面部にCD20の差込口TAを開口し、底面部に
はCD20の下端縁20A(図1参照)を外側に逃がす
非接着口TBを開口すると共に、その内部の横幅をCD
20の直径12cmよりも少し大きい12.5cm程度
に形成されたCD用袋部Tが構成される仕組に成ってい
る。
【0031】図8は、上記CD用袋部Tの要部を拡大し
て示した断面図であって、対向して凹設された筋押し部
3Bと4Bは、差込まれたCD20の下側縁を受止め
て、CD20が必要以上に差込まれて下端縁が接着糊3
X,3Xの貼り合せ部に入り込まないように支持すると
共に、CD20の下端縁20Aを非接着口TBから外側
に逃がすことにより、CD用袋部Tの底面部を図9に示
した従来例に示すように屈曲した袋状態TZに形成しな
くても、CD20をCD用袋部T内に確実に収納でき、
而かも、袋状態TZに形成しないためCD用袋部Tの縦
幅寸法をCD20の直径と同じ12cm、又は、それ以
下の短い寸法に形成して、CD用袋部Tの小形化を図れ
る特徴を備えている。
【0032】図3の(ホ)は、上述の如く構成したCD
用袋部Tに対して、見返し片2を折り線1Aに沿って折
り重ねる工程を示し、また、同図(ヘ)は以上の如く重
ね折りしたCD用袋部Tの根端部内側縁と、予め綴じ工
程を済ませた印刷済みの本文10(雑誌又は小冊子等)
の根端部内側縁に夫々接着糊TX,10Xを付着して、
これ等を重ねて貼り合せる工程を示し、同図(ト)は貼
り合せを終えたCD用袋部Tと本文10の天地並びに前
小口を、夫々ラインS1,S2,S3に沿って仕上げ寸
法、即ち、横幅を13.5cm程度、縦幅を12cm程
度に断裁して、図1の(イ)に示すようにCD用袋部T
と本文とを同一寸法に断裁したCD用ケースを完成させ
る仕上げの工程を示したものであって、この前小口S3
の断裁S3に際しては、上記CD用袋部Tの側縁部、即
ち、折り線1Bの部分が断裁されないことは前述の通り
である。
【0033】この様に、本発明によればCD用袋部Tの
天(差込口TA側)と地(非接着口TB側)とが、一緒
に綴じる本文10と同一寸法に断裁され、而かも、これ
等天と地の間の縦幅寸法を12cm程度の寸法に仕上げ
ることができるため、書物付きCD用ケースの全体を、
一般に普及しているプラスチック収納ケースと同一寸法
に造ることが可能と成る。
【0034】次に、図4の(ホ)、(ヘ)、(ト)、
(チ)は、上記図1の(ロ)に示した表紙を有するCD
用ケースの製造(組立て)工程、即ち、請求項2に示し
たCD用ケースの製造工程を順番に説明したものであっ
て、図4の(ホ)に至る迄の工程は上記図2の(イ)〜
(ニ)に示した表紙を有しないCD用ケースを製造する
場合の工程と同一であるから、その説明を省略する。
【0035】図4の(ホ)は、前記図3の(ホ)と同様
に図2の(イ)〜(ニ)の工程で組立てられたCD用袋
部Tに対して、見返し片2を折り線1Aに沿って折り重
ねる工程を示し、また、同図(ヘ)は以上の如く重ね折
りしたCD用袋部Tの根端部内側縁と、予め綴じ工程を
済ませた印刷済みの本文10(雑誌や小冊子等)の根端
部内側縁に夫々接着糊TX,10Xを付着して、これ等
を重ねて貼り合せると共に、別に用意してある2つ折り
構造の他方の見返し片11,12の根端部内側縁に接着
糊11Xを付着して、これを上記本文10の根端部外側
縁に重ねて貼り合せる工程を示す。
【0036】更に図4の(ト)は、上記の様に貼り合せ
を終えたCD用袋部Tと本文10を、表裏に貼り合せた
見返し片2及び11,12と一緒に、その天地並びに前
小口を夫々ラインS1,S2,S3に沿って仕上げ寸法
に断裁する工程を示し、次いで、同図(チ)は以上の貼
り合せと断裁の各工程を終えた後、外側に貼り合せた見
返し片2と12の各外側面を、図示したように厚紙で造
った表紙15の内側面15A,15Bに夫々貼り合せる
ことによって、図1の(ロ)に示した表紙付きのCD用
ケースを完成させる仕上げの工程を示したものであっ
て、上記前小口S3の断裁に際しては、CD用袋部Tの
折り線1Bの部分が断裁されないことは上述の通りであ
る。
【0037】尚、上記厚紙で造った表紙15は、閉じた
時の横幅寸法と縦幅寸法が、夫々上記一般に広く普及し
ているプラスチック収納ケースと同一寸法、即ち、横幅
14cm、縦幅12.5cmに形成されている。
【0038】次に、図5及び図6に示した(イ)、
(ロ)、(ハ)、(ニ)、(ホ)、(ヘ)は、上記図1
の(ロ)に示した表紙付きCD用ケースを組立てる他の
製造(組立て)工程、即ち、請求項3に記載したCD用
ケースの製造工程を順番に説明したものであって、図5
の(イ)に示した台紙1の形状は、図2の(イ)に示し
たものと同一であり、また、同図(ロ)と(ハ)に示し
たCD用袋部Tを造るための各工程は、図2の(ロ)〜
図3の(ホ)に示した工程とは、糊代片5と先端側の収
納片4を夫々折り線1C,1Bに沿って図面上中間の収
納片3に対して後側に折り曲げて、CD用袋部Tを構成
する点が相違するだけで、他の構成は同一であるから、
その説明を省略して、ここでは請求項3に記載した発明
の特徴が示されている図6の(ニ)以降に示した工程に
付いてのみ説明することになる。
【0039】即ち、図6の(ニ)に示したものは、全体
を2つ折り自在に構成した印刷済みの本文10(雑誌や
小冊子等)と、見返し片2を2つ折り自在に連設したC
D用袋部Tと、2つ折り自在に連設した背表紙片13,
14を、重ねて綴り金具16,16で一体に綴る工程を
示し、また、同図(ホ)は上記重ねて一体に綴ったもの
の天地と前小口を夫々ラインS1,S2,S3に沿って
仕上げ寸法、即ち、横幅を13.5cm程度、縦幅を1
2cm程度に断裁する工程を示し、更に、同図(ヘ)は
一体に綴られた背表紙片13,14の外側面を、厚紙で
横幅14cm、縦幅12.5cmに造った表紙15の内
側面15A,15Bに夫々貼り合せることによって、図
1の(ロ)に示した表紙付きのCD用ケースを完成させ
るための仕上げの工程を示したものであって、上記前小
口S3の断裁に際しては、CD用袋部Tの折り線1Bの
部分が断裁されないことは前述の通りである。
【0040】尚、上記図1乃至図6に示した各実施例で
は、一冊の本文10に対して1枚のCD用袋部Tを貼り
合せ、又は、綴り合せて製本したCD用ケースが示され
ているが、図7に示すように2枚或はそれ以上の必要な
枚数のCD用袋部T…を本文10に貼り合せ、又は、綴
り合せて、収納するCD20の枚数を任意の枚数に増や
すようにしてもよく、その選択は任意とする。
【0041】本発明に係る書物付きCD用ケースは以上
述べた如き構成であるから、2枚の収納片3,4を貼り
合せて構成したCD用袋部Tの内部にCD20を収納で
き、また、このCD用袋部Tには同一寸法に断裁された
印刷済みの本文10が一体に貼り合せ、又は、綴られて
いるため、CD20とその内容を説明した解説文や、そ
の他宣伝文や紹介文と言った各種の記事等を印刷した本
文10を一緒に体裁良く販売することができる。
【0042】また、CD20を収納したCD用袋部T
は、一体に貼り合せ又は綴った本文10や厚紙製の表紙
15にガードされて、CD20を安全に保護できると共
に、CD用袋部Tはその底面部を非接着口TBにしてC
D20の下端縁20Aを外側に逃がすことができるた
め、CD20の出し入れを円滑に行うことができ、且
つ、CD用袋部Tを可及的に小さく(例えば横幅12.
5cm、縦幅12cm)造ることができ、而かも、差し
込まれたCD20の下側両側縁を両収納片3,4に凹設
した筋押し部3B,4Bが受け止めて、これを支持する
ため、CD20の必要以上の差し込みを防止し、且つ、
その収納状態を安定した状態に保持することができる。
【0043】加えて本発明では、CD用袋部Tと本文1
0を重ねて貼り合せ、又は、綴じた後、重ねた状態のま
まその天地と前小口を一緒に同一の仕上げ寸法に断裁す
るため、本文10を含むCD用ケースの全体を一般に広
く普及しているプラスチック収納ケースと同一寸法に造
ることができると共に、きれいに切り揃えられた商品価
値の高い書物類付きのCD用ケースを提供でき、更に、
上記前小口の断裁に際してはCD用袋部Tの側縁部、即
ち、折り線1Bの部分が断裁されないように、各収納片
3,4の長さ寸法L2,L3を予め短く形成しているた
め、仕上げの断裁を間違いなく行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べた次第で、本発明に係る書物付
きCD用ケースによれば、1枚又は複数枚のCD用袋部
と、印刷済みの本文(雑誌や小冊子等)を一体に貼り合
せ又は綴ったCD用ケースの全体は、板紙を用いて印刷
済みの本文と一緒に製本しながら造ることができるた
め、可及的に少い作業工程によって低コストにて製造で
きる経済的利点を備えると共に、全体が紙で造られてい
るため、焼却等の廃棄処理やリサイクルを環境に影響を
及ぼすことなく安全に、且つ、衛生的に行うことがで
き、更に、全体の寸法を一般に広く普及しているプラス
チック収納ケースと同一寸法に造ることができるため、
これを既存のCD専用ラックに収納して販売したり、保
管したりできる利点を備えるものであって、CD用ケー
スとして洵に画期的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る書物付きCD用ケースを示したも
のであって、(イ)は厚い表紙を有しない書物付きCD
用ケースの外観図、(ロ)は厚い表紙を有する書物付き
CD用ケースの外観図である。
【図2】(イ)はCD用袋部を構成する台紙の展開図
で、(ロ)、(ハ)、(ニ)は(イ)に示した台紙を用
いてCD用袋部を造る状態を工程順に示した説明図であ
る。
【図3】(ホ)、(ヘ)、(ト)は図2の工程に従って
造ったCD用袋部に本文を貼り合せて、図1の(イ)に
示した表紙を有しない書物付きCD用ケースを造る状態
を工程順に示した説明図である。
【図4】(ホ)、(ヘ)、(ト)、(チ)は図2に示し
た工程に従って造ったCD用袋部に、印刷済みの本文と
厚い表紙を貼り合せて図1の(ロ)に示した表紙付きの
書物付きCD用ケースを造る状態を工程順に示した説明
図である。
【図5】(イ)はCD用袋部を構成する台紙の展開図
で、(ロ)と(ハ)は(イ)に示した台紙を用いてCD
用袋部を造る状態を工程順に示した説明図である。
【図6】(ニ)、(ホ)、(ヘ)は図5に示した工程に
従って造ったCD用袋部に印刷済みの本文と背表紙を一
体に綴って、図1の(ロ)に示した表紙付きの書物付き
CD用ケースを造る状態を工程順に示した説明図であ
る。
【図7】複数枚のCD用袋部を綴るCD用ケースの分解
斜視図である。
【図8】CD用袋部の要部を拡大して示した断面図であ
る。
【図9】従来のCD用袋部の要部を拡大して示した断面
図である。
【符号の説明】
T CD用袋部 TA 差込口 TB 非接着口 1A,1B,1C 折り線 2 見返し片 3 中間の収納片 4 先端側の収納片 3A,4A 切欠部 3B,4B 筋押し部 5 糊代片 10 印刷済みの本文(書物) 15 厚紙で造った表紙 20 CD 20A 下端縁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙を用いて見返し片(2)と中間及び
    先端側の各収納片(3,4)を夫々折り線(1A,1
    B)を介して横長に連設形成し、上記先端側の収納片
    (4)を折り線(1B)の部分で中間の収納片(3)側
    に折り重ね、且つ、その先端縁の内側面と下側の左右隅
    部の夫々を上記中間の収納片(3)の面に貼り合せるこ
    とによって、上面部にCD(20)用の差込口(TA)
    を開口し、底面部にCD(20)の下端縁(20A)を
    外側に逃がすことができる非接着口(TB)を開口した
    CD用袋部(T)を構成したCD用ケースであって、 上記見返し片(2)を折り線(1A)の部分で上記CD
    用袋部(T)側に重ね、且つ、綴じた印刷済みの本文
    (10)と上記CD用袋部(T)の内側縁同士を重ねて
    貼り合せて、これ等重ねた見返し片(2)とCD用袋部
    (T)と本文(10)の余分な天地及び前小口を仕上げ
    寸法に断裁して、CD用袋部(T)の天と地、即ち、差
    込口(TA)側と非接着口(TB)側を夫々本文(1
    0)と同一寸法に形成したことを特徴とする書物付きC
    D用ケース。
  2. 【請求項2】 板紙を用いて見返し片(2)と中間及び
    先端側の各収納片(3,4)を夫々折り線(1A,1
    B)を介して横長に連設形成し、上記先端側の収納片
    (4)を折り線(1B)の部分で中間の収納片(3)側
    に折り重ね、且つ、その先端縁の内側面と下側の左右隅
    部の夫々を上記中間の収納片(3)の面に貼り合せるこ
    とによって、上面部にCD(20)用の差込口(TA)
    を開口し、底面部にCD(20)の下端縁(20A)を
    外側に逃がすことができる非接着口(TB)を開口した
    CD用袋部(T)を構成したCD用ケースであって、 上記見返し片(2)を折り線(1A)の部分で上記CD
    用袋部(T)側に折り重ね、且つ、綴じた印刷済みの本
    文(10)の表裏両側面に上記のCD用袋部(T)と別
    に用意した他方の見返し片(12)を重ねて貼り合せ
    て、これ等重ねた見返し片(2)とCD用袋部(T)と
    本文(10)と他方の見返し片(12)の余分な天地及
    び前小口を仕上げ寸法に断裁して、CD用袋部(T)の
    天と地、即ち、差込口(TA)側と非接着口(TB)側
    を夫々本文(10)と同一寸法に形成する一方、これ等
    断裁した両見返し片(2,12)を夫々厚紙で造った表
    紙(15)の内側面(15A,15B)に貼り合せるこ
    とにより、表紙(15)の内側にCD用袋部(T)と本
    文(10)を重ねた状態に構成したことを特徴とする書
    物付きCD用ケース。
  3. 【請求項3】 板紙を用いて見返し片(2)と中間及び
    先端側の各収納片(3,4)を夫々折り線(1A,1
    B)を介して横長に連設形成し、上記先端側の収納片
    (4)を折り線(1B)の部分で中間の収納片(3)側
    に折り重ね、且つ、その先端縁の内側面と下側の左右隅
    部の夫々を上記中間の収納片(3)の面に貼り合せるこ
    とによって、上面部にCD(20)用の差込口(TA)
    を開口し、底面部にCD(20)の下端縁(20A)を
    外側に逃がすことができる非接着口(TB)を開口した
    CD用袋部(T)を構成したCD用ケースであって、 一側に見返し片(2)を連設したこのCD用袋部(T)
    の内側と外側に夫々2つ折り自在に構成した印刷済みの
    本文(10)と背表紙片(13,14)を開いた状態に
    重ねてこれを一体に綴じ、且つ、これ等綴じた本文(1
    0)と見返し片(2)付きのCD用袋部(T)と連設し
    た背表紙片(13,14)を2つ折りに重ねてその余分
    な天地と前小口を仕上げ寸法に断裁して、CD用袋部
    (T)の天と地、即ち、差込口(TA)側と非接着口
    (TB)側を夫々本文(10)と同一寸法に形成する一
    方、これ等断裁した背表紙片(13,14)を夫々厚紙
    で造った表紙(15)の内側面(15A,15B)に貼
    り合せることにより、表紙(15)の内側にCD用袋部
    (T)と本文(10)を重ねた状態に構成したことを特
    徴とする書物付きCD用ケース。
  4. 【請求項4】 横長に連設した見返し片(2)の長さ寸
    法(L1)よりも、中間及び先端側の各収納片(3,
    4)の長さ寸法(L1,L3)を若干短く形成したこと
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の書物付きCD用
    ケース。
  5. 【請求項5】 先端側の収納片(4)の先端縁に折り線
    (IC)を介して糊代片(5)を連設し、この糊代片
    (5)を折り線(IC)に沿って内側に折り曲げ、且
    つ、先端側の収納片(4)を折り線(1B)に沿って中
    間の収納片(3)に折り重ねて、上記糊代片(5)の面
    を中間の収納片(3)側に貼り合せるように構成したこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の書物付きCD
    用ケース。
  6. 【請求項6】 CD用袋部(T)を構成する先端側と中
    間の各収納片(3,4)の上側縁に、CD取出し用の切
    欠部(3A,4A)を設けると共に、これ等各収納片
    (3,4)の下側両側面には、CD用袋部(T)内に差
    込まれたCD(20)の下側縁を支持する円弧状の筋押
    し部(3B,4B)を相対向させて凹設したことを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の書物付きCD用ケー
    ス。
  7. 【請求項7】 同一寸法に仕上げ断裁されるCD用袋部
    (T)と本文(10)の天と地の間の縦幅寸法を、少く
    とも12cm又は12cmよりも若干短い寸法に断裁す
    る一方、厚紙で造った表紙(15)の横幅寸法を少くと
    も14cmの範囲内の寸法に、また、縦幅寸法を少くと
    も12.5cmの範囲内の寸法に形成したことを特徴と
    する請求項1、2又は3記載の書物付きCD用ケース。
  8. 【請求項8】 印刷済みの本文(10)に対して、少く
    とも2枚以上の複数枚のCD用袋部(T)を重ねて貼り
    合せ、又は、綴じ合せて、これを仕上げ寸法に断裁する
    ように構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の書物付きCD用ケース。
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