JP2001010083A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2001010083A
JP2001010083A JP18662999A JP18662999A JP2001010083A JP 2001010083 A JP2001010083 A JP 2001010083A JP 18662999 A JP18662999 A JP 18662999A JP 18662999 A JP18662999 A JP 18662999A JP 2001010083 A JP2001010083 A JP 2001010083A
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ink
flushing
section
nozzle openings
nozzle
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JP18662999A
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Takahiro Katakura
孝浩 片倉
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニング終了後のフラッシングにおいて消
費インク量を少なくできるインクジェット式記録装置を
提供する。 【解決手段】複数のノズル開口3と、上記各ノズル開口
3に連通する複数の圧力発生室2と、上記圧力発生室2
内の圧力を変動させて上記ノズル開口からインク滴を吐
出させるヘッド駆動手段44とを有する記録ヘッド31
と、上記ノズル開口3に負圧を与えることによりノズル
開口3近傍のインクを吸引してクリーニング動作を実行
するクリーニング制御手段46とを備え、複数のノズル
開口3が、インクの色によって複数の区画に区分され、
クリーニング動作終了後、区画内のノズル開口3の数が
多い区画ほどフラッシング時のインク吐出量が多くなる
よう制御するフラッシング制御手段45を備えることに
より、クリーニング終了後のフラッシングにおいて消費
インク量を少なくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷データに対応
してノズル開口からインク滴を吐出させて記録媒体にド
ットを形成させるインクジェット記録ヘッドを有したイ
ンクジェット式記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッド(以下「記録
ヘッド」という)は、図15および図16に示すような
ものが用いられている。この記録ヘッドは、たわみ振動
モードの圧電振動子が取り付けられた記録ヘッドであ
り、複数の圧力発生室2が形成されたアクチュエータユ
ニット1と、ノズル開口3およびインク貯留室4が形成
され上記アクチュエータユニット1の下面に貼着された
流路ユニット5と、上記アクチュエータユニット1の上
面に貼着された圧電体6とを備え、上記圧電体6の振動
により圧力発生室2に圧力を発生させ、ノズル開口3か
らインク滴を吐出させるようになっている。
【0003】上記アクチュエータユニット1は、圧力発
生室2を形成する空間が形成された圧力室形成基板10
と、この圧力室形成基板10の上面に位置して上記空間
の上面開口を塞ぐ振動板11と、上記圧力室形成基板1
0の下面に位置する蓋部材14とから構成されている。
この蓋部材14には、インク貯留室4と圧力発生室2を
連通させる第1インク流路12と、圧力発生室2とノズ
ル開口3を連通させる第2インク流路13とが形成され
ている。
【0004】上記流路ユニット5は、インク貯留室4を
形成する4つの空間が形成された貯留室形成基板16
と、ノズル開口3が穿設され、上記貯留室形成基板16
の下面に位置するノズルプレート17と、上記貯留室形
成基板16の上面に位置する供給口形成板18とから構
成されている。上記貯留室形成基板16には、ノズル開
口3に連通するノズル連通口9が形成されている。ま
た、上記供給口形成板18には、インク貯留室4から第
1インク流路12を介して圧力発生室2にインクを供給
するインク供給口15が穿設されるとともに、圧力発生
室2および第2インク流路13とノズル連通口9ならび
にノズル開口3とを連通させる連通口8が形成されてい
る。
【0005】上記アクチュエータユニット1の振動板1
1の上面には、下部電極19が形成されている(図15
には示していない)。この下部電極19の上面に、それ
ぞれ平板状の圧電体6が形成され、上記圧電体6の上面
には、上部電極20が形成されている(図15には示し
ていない)。そして、上記振動板11,下部電極19,
圧電体6ならびに上部電極20の積層体により、圧電振
動子21が構成されている。
【0006】また、上記アクチュエータユニット1の上
面には、フレキシブル回路板22が張設され、上部電極
20を介して圧電体6に駆動信号を印加するようになっ
ている。図15において、24はインクカートリッジか
ら各インク貯留室4にインクを補給するインク補給口で
ある。
【0007】このものでは、図17に示すように、上記
アクチュエータユニット1には、圧力発生室2の列が2
列設けられ、上記圧力発生室2の列に対応して2列のノ
ズル開口3の列が設けられている。一方、上記各圧力発
生室2に供給するインクが貯留されるインク貯留室4
は、使用される4色のインクに対応して4つ設けられて
いる。図示の左側のノズル開口3列に連通するのが、ブ
ラックインク用貯留室(K)であり、図示の右側のノズ
ル開口3列には、イエローインク用貯留室(Y),マゼ
ンダインク用貯留室(M),シアンインク用貯留室
(C)の3つのインク貯留室が連通している。
【0008】そして、図示の左側のノズル開口列(3
K)からブラックインクが吐出され、図示の右側のノズ
ル開口列が3つの区画に区分され、イエローインク用貯
留室(Y)に連通する区画(Y)のノズル開口3からは
イエローインクが吐出され、マゼンダインク用貯留室
(M)に連通する区画(M)のノズル開口3からはマゼ
ンダインクが吐出され、シアンインク用貯留室(C)に
連通する区画(C)のノズル開口3からはシアンインク
が吐出されるようになっている。
【0009】上記記録ヘッドにおいて、圧電体6に駆動
信号が印加されると、圧電体6が横方向に収縮する。こ
のとき、圧電体6の振動板11に固定された下面側は収
縮せず、上面側だけが収縮するため、圧電体6および振
動板11が下方にたわみ、圧力発生室2を圧縮する。そ
して、圧力発生室2内の圧力上昇により、圧力発生室2
内のインクがノズル開口3からインク滴として吐出さ
れ、記録紙にドットが形成されて印刷が行われる。つい
で、圧電体6が放電されて元の状態に戻ると、圧力発生
室2内が減圧され、各インク貯留室4からインク供給口
15を通して圧力発生室2へ新しいインクが供給され
る。
【0010】上記のような記録ヘッドでは、印刷データ
がなくなって記録ヘッド自体が休止状態におかれた場合
に、ノズル開口3付近のインクが乾燥して目詰まりが生
じてしまう。このため、印刷動作を行わない間は記録ヘ
ッドをキャップで封止することが行われるが、封止され
たまま長期間放置されると、ノズル開口3近傍のインク
の溶媒がすこしづつ揮散して粘度が上昇し、すぐには印
刷できなかったり、印刷品質が低下する等のトラブルが
発生しやすくなる。
【0011】また、インクカートリッジ内のインクが消
費されなくなった場合に、インクカートリッジを交換す
る必要があるが、その際、記録ヘッドとインクカートリ
ッジの接続部からわずかに気泡が混入し、印刷品質の低
下を招くおそれがある。
【0012】このような問題に対処するため、印刷開始
前の予備操作の1つとして、記録装置に電源が投入され
た時点や、最初に印刷信号が入力された時点、あるいは
インクカートリッジ交換時等に、各ノズル開口3から印
刷とは無関係に強制的にインクを出すことにより、ノズ
ル開口3の目詰まりを解消し、インク滴吐出能力を回復
させる「フラッシング動作」や「吸引動作」を実行させ
ることが行なわれている。
【0013】上記「フラッシング動作」は、上記圧電体
6に印刷データと無関係の駆動信号を印加することによ
り、ノズル開口3周辺の増粘したインクをあらかじめ吐
出させるものである。また、「吸引動作」は、上記「フ
ラッシング動作」だけでは完全にノズル開口3の目詰ま
りが回復されない場合に行われるもので、各ノズル開口
3に吸引ポンプで負圧を与えることにより、圧力発生室
2内等の増粘したインクや流路内の気泡を強制的に吸引
するものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記インクカートリッ
ジは、通常の状態でノズル開口3からインクが漏れ出て
こないように、インクカートリッジ内は、あらかじめ若
干の負圧を発生させている。また、上記のような吸引動
作では、吸引時にノズル開口3に負圧を与えるため、イ
ンクカートリッジ内まで負圧が発生し、吸引終了時に、
上記負圧によりノズル開口3からキャップ内とノズル周
囲に付着したインクを吸い込んでしまう。このとき、他
色のインクを吸い込んだまま印刷を開始すると混色が生
じ、打ち始めの印刷品質が大幅に低下してしまう。この
ため、吸引動作の直後あるいは印字動作開始前には、吸
い込まれてしまったインクをあらかじめ吐出させるた
め、フラッシング動作を実行する必要がある。
【0015】しかしながら、上記記録ヘッドでは、色に
よってノズル開口3の数が異なり、使用頻度の多い色
(K)が他の3色(Y,M,C)よりもノズル開口3の
数が多く設けられている。そして、ノズル開口3の数が
多い色(K)では、それだけ吸引時のインクカートリッ
ジ内に生じる負圧が大きくなるため、クリーニング終了
時にはノズル開口3の数が少ないY,M,Cより多くの
インクを吸い込んでしまう。このような場合、吸引終了
後に相当量のインクをフラッシングで吐出させなければ
ならず、インクが無駄に消費されて印刷に使用できる有
効インク量が減るとともに、廃液容量も多くなるという
問題があった。
【0016】一方、上記記録ヘッドのように、一列のノ
ズル開口3の列をY,M,Cの3つの区画に分け、それ
ぞれの区画のノズル開口3から異なる色のインクを吐出
させるものでは、隣の区画との距離が近いノズル開口3
では、吸引終了時に隣の区画から吐出させるインクを吸
い込みやすい。このような場合、吸引終了後に相当量の
インクをフラッシングで吐出させなければならず、イン
クが無駄に消費されて印刷に使用できる有効インク量が
減るとともに、廃液容量も多くなるという問題があっ
た。これらのような事情から、吸引終了後のフラッシン
グにおいて、消費インク量をできるだけ少なくできるイ
ンクジェット式記録装置の開発が望まれていた。
【0017】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、クリーニング終了後のフラッシングにおいて消
費インク量を少なくできるインクジェット式記録装置の
提供を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1のインクジェット式記録装置は、複数
のノズル開口と、上記各ノズル開口に連通する複数の圧
力室と、上記圧力室内の圧力を変動させて上記ノズル開
口からインク滴を吐出させる駆動手段とを有する記録ヘ
ッドと、上記ノズル開口に負圧を与えることによりノズ
ル開口近傍のインクを吸引してクリーニング動作を実行
するクリーニング手段とを備えたインクジェット式記録
装置であって、上記複数のノズル開口が、吐出されるイ
ンクの種類によって複数の区画に区分され、上記クリー
ニング動作終了後、区画内のノズル開口数が多い区画ほ
どフラッシング時のインク吐出量が多くなるよう上記駆
動手段を制御するフラッシング制御手段を備えているこ
とを要旨とする。
【0019】すなわち、本発明の第1のインクジェット
式記録装置は、複数のノズル開口が、吐出されるインク
の種類によって複数の区画に区分され、クリーニング動
作終了後、区画内のノズル開口数が多い区画ほどフラッ
シング時のインク吐出量が多くなるよう上記駆動手段を
制御するフラッシング制御手段を備えている。このた
め、ノズル開口数が多い種類のインクでインクカートリ
ッジ内に大きな負圧が生じてクリーニング終了時に多く
のインクを吸い込んだとしても、区画内のノズル開口数
が多い区画ほどフラッシング時のインク吐出量を多く
し、クリーニング終了時に吸い込まれたインクだけを有
効に吐出させ、フラッシング動作で不必要にインクを消
費しない。このように、印刷に使用できる有効インク量
を確保できるとともに、廃液容量も少なくてすむ。
【0020】また、本発明の第2のインクジェット式記
録装置は、複数のノズル開口と、上記各ノズル開口に連
通する複数の圧力室と、上記圧力室内の圧力を変動させ
て上記ノズル開口からインク滴を吐出させる駆動手段と
を有する記録ヘッドと、上記ノズル開口に負圧を与える
ことによりノズル開口近傍のインクを吸引してクリーニ
ング動作を実行するクリーニング手段とを備えたインク
ジェット式記録装置であって、上記複数のノズル開口が
列設されるとともに、同一列内で吐出されるインクの種
類によって複数の区画に区分され、上記クリーニング動
作終了後、同一区画内において、隣接する区画に近いノ
ズル開口ほどフラッシング時のインク吐出量が多くなる
よう上記駆動手段を制御するフラッシング制御手段を備
えていることを要旨とする。
【0021】すなわち、本発明の第2のインクジェット
式記録装置は、複数のノズル開口が列設されるととも
に、同一列内で吐出されるインクの種類によって複数の
区画に区分され、クリーニング動作終了後、同一区画内
において、隣接する区画に近いノズル開口ほどフラッシ
ング時のインク吐出量が多くなるよう上記駆動手段を制
御するフラッシング制御手段を備えている。このため、
隣の区画との距離が近いノズル開口でクリーニング終了
時に隣の区画から吐出させるインクを吸い込んだとして
も、隣接する区画に近いノズル開口ほどフラッシング時
のインク吐出量が多くし、クリーニング終了時に吸い込
まれたインクだけを有効に吐出させ、フラッシング動作
で不必要にインクを消費しない。このように、印刷に使
用できる有効インク量を確保できるとともに、廃液容量
も少なくてすむ。
【0022】本発明の第1のインクジェット式記録装置
において、クリーニング動作終了後、全ノズル開口に同
時にフラッシング動作を行い、ノズル開口数が少ない区
画から多い区画へ順次フラッシング動作を終了させるよ
うになっている場合や、本発明の第2のインクジェット
式記録装置において、クリーニング動作終了後、全圧力
室で同時にフラッシング動作を開始し、同一区画内にお
いて、隣接する区画に遠いノズル開口から近いノズル開
口へ順次フラッシング動作を終了させるようになってい
る場合には、全圧力室でフラッシングを同時スタートす
ることから、フラッシングに要する時間を短縮すること
ができる。
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0024】図1は、本発明が適用されるインクジェッ
ト式記録装置の周辺構造の一例を示す図である。この装
置は、上部にインクカートリッジ30が搭載され、下面
に記録ヘッド31が取り付けられたキャリッジ32と、
上記記録ヘッド31を封止等するキャッピング装置33
とを備えている。上記記録ヘッド31は、基本的には図
15および図16に示すものと同様であり、以下、同様
の箇所は、同じ符号を用いて説明する。
【0025】上記インクカートリッジ30は、ブラック
(K)インクが収容されたブラック用カートリッジと、
内部が3つのインク室に区画され、各インク室に、シア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),の3種類
のインクが収容されたカラー用カートリッジの2種類が
搭載されている。
【0026】上記インクジェット式記録装置への記録ヘ
ッド31の取り付け姿勢にもよるが、図1に示したよう
に、インクを吐出するノズル開口よりインクカートリッ
ジ30が上方に位置する場合、インクカートリッジ30
内の圧力をもともと負圧にし、ノズル開口部でノズル開
口のメニスカス耐圧よりも小さい範囲で負圧になるよう
にしておくことが望ましい。これは、ノズル開口部から
のインク垂れを防止したり、インク吐出状態を安定化さ
せるためである。
【0027】そのため、図2に示すように、インクカー
トリッジ30内に多孔質体39を収容することが行われ
る。上記多孔質体39にインクを充填させることによ
り、多孔質体39の孔の毛細管現象によって、インクを
保持する力を発生させる。また、多孔質体39のサイズ
をインクカートリッジ30のサイズよりも大きくして圧
縮しながら挿入し、多孔質体39を記録ヘッド31との
接合部に近づくほど圧縮率を高めることにより、インク
カートリッジ30内のインクを無駄なく記録ヘッド31
に供給させることができる。
【0028】上記キャリッジ32は、タイミングベルト
37を介してステッピングモータ34に接続され、ガイ
ドバー35に案内されて記録用紙36の紙幅方向に往復
移動するようになっている。また、上記キャリッジ32
には、記録用紙36と対向する面(この例では下面)
に、記録ヘッド31が取り付けられている。そして、こ
の記録ヘッド31に各インクカートリッジ30からイン
クが供給され、キャリッジ32を移動させながら記録用
紙36上面にインク滴を吐出させて記録用紙36に画像
や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっ
ている。
【0029】上記キャッピング装置33は、キャリッジ
32の移動範囲内の非印刷領域に設けられ、印刷休止中
に記録ヘッド31のノズル開口3を封止することにより
ノズル開口3の乾燥をできるだけ防ぐようになってい
る。また、このキャッピング装置33は、フラッシング
動作等によって記録ヘッド31から吐出されたインク滴
を受ける容器として作用することもある。さらに、上記
キャッピング装置33は、吸引ポンプ38に接続され、
クリーニング動作時には記録ヘッド31のノズル開口3
に負圧を与えてノズル開口3からインクを吸引するよう
になっている。
【0030】ここで、上記記録ヘッド31について詳し
く説明すると、上記記録ヘッド31は、図3に示すよう
に、アクチュエータユニット1には、圧力発生室2の列
が2列設けられ、上記圧力発生室2の列に対応して2列
のノズル開口3の列が設けられている。一方、上記各圧
力発生室2に供給するインクが貯留されるインク貯留室
4は、使用される4色のインクに対応して4つ設けられ
ている。図示の左側のノズル開口3の列に連通するの
が、ブラックインク用貯留室(K)であり、図示の右側
のノズル開口3の列には、イエローインク用貯留室
(Y),マゼンダインク用貯留室(M),シアンインク
用貯留室(C)の3つのインク貯留室が連通している。
【0031】そして、図示の左側のノズル開口3の列
(K)からブラックインクが吐出され、図示の右側のノ
ズル開口3列が3つの区画に区分され、イエローインク
用貯留室(Y)に連通する区画(Y)のノズル開口3か
らはイエローインクが吐出され、マゼンダインク用貯留
室(M)に連通する区画(M)のノズル開口3からはマ
ゼンダインクが吐出され、シアンインク用貯留室(C)
に連通する区画(C)のノズル開口3からはシアンイン
クが吐出されるようになっている。
【0032】上記記録ヘッド31では、使用頻度の多い
ブラックインク用のノズル開口3(K)の数はイエロー
インク用,マゼンダインク用,シアンインク用のノズル
開口3(Y、M、C)の数の約3倍に設定されている。
図3において、7はインク貯留室4の圧力変化が、隣接
するインク貯留室4に伝わるのを防止する仕切り壁であ
る。
【0033】図4は、本発明のインクジェット式記録装
置の一実施の形態を示す。図において、40はホスト
(図示せず)からの印刷データを受信する受信バッファ
であり、41は上記印刷データをビットマップデータに
変換するビットマップ生成手段、42は上記ビットマッ
プデータを一時格納する印刷バッファである。
【0034】44はヘッド駆動手段であり、上記印刷バ
ッファ42からの印刷信号に対応して、圧電体6に駆動
電圧を印加して記録ヘッド31からインク滴を吐出させ
る印刷動作を実行する。また、フラッシングのタイミン
グが到来した時点で、圧電体6に印刷信号とは無関係の
駆動電圧を印加し、記録ヘッド31の各ノズル開口3か
らインク滴を吐出させるフラッシング動作を実行する。
【0035】47はポンプ駆動手段であり、吸引ポンプ
38によりキャッピング装置33に封止された状態の記
録ヘッド31に負圧を与え、全ノズル開口3からインク
を強制的に吸引するクリーニング動作を実行する。
【0036】43はキャリッジ制御手段であり、印刷時
にステッピングモータ34によりキャリッジ32を移動
させて記録ヘッド31を走査させるとともに、フラッシ
ング動作時や印刷終了時に、キャッピング装置33と記
録ヘッド31が対向する位置にキャリッジ32を移動さ
せるように制御する。
【0037】49は放置タイマであり、キャリッジ制御
手段43からの信号等により、記録ヘッド31がキャッ
ピング装置33に封止されたことを検知して起動され、
記録ヘッド31がキャッピング装置33に封止された状
態で放置された放置時間を計測する。また、50は印刷
タイマであり、ヘッド駆動手段44ならびにキャリッジ
制御手段43からの信号等により印刷開始を検知して起
動され、記録ヘッド31がキャッピング装置33から開
放されてから再びキャッピング装置33に封止されるま
での間の総印刷時間を計測する。上記放置タイマ49お
よび印刷タイマ50は、いずれも信号を出力した時点で
リセットされる。
【0038】48はモード選択手段であり、上記放置タ
イマ49および印刷タイマ50から出力された放置時間
ならびに総印刷時間の信号を受け、放置時間と総印刷時
間との兼ね合いから、フラッシング動作を実行するフラ
ッシングモードかクリーニング動作を実行するクリーニ
ングモードかを選択し、選択したモードの信号を出力す
る。46はクリーニング制御手段であり、モード選択手
段48からの信号を受け、ポンプ駆動手段47によるク
リーニング動作を制御する。
【0039】45はフラッシング制御手段であり、圧電
体6に印刷信号とは無関係の駆動電圧を印加して圧電体
6を振動させるフラッシング動作を実行するようヘッド
駆動手段44を制御する。そして、モード選択手段48
からフラッシングモードの信号を受けた場合には、通常
のフラッシング動作を実行し、上記クリーニング動作終
了後には、後に詳述する「吸引後フラッシング動作」を
実行するようになっている。
【0040】つぎに、上記インクジェット式記録装置の
動作の一例を図5に示すフローチャートにしたがって説
明する。なお、図において「S」は、ステップを意味す
る。
【0041】まず、電源投入時もしくは印刷開始時に、
放置タイマ49により放置時間を検知するとともに(S
1)、印刷タイマ50により総印刷時間を検知する(S
2)。ついで、モード選択手段48により、放置時間と
総印刷時間との兼ね合いにより、所定の基準時間を経過
しているか否かを判定する(S3)。上記基準時間を経
過していればクリーニングモードを選択し(S6)、基
準時間を経過していなければフラッシングモードを選択
する(S4)。
【0042】ステップ4において、フラッシングモード
が選択された場合、ヘッド駆動手段44により、全ての
圧電体6に印刷信号とは無関係の駆動信号を与え、全ノ
ズル開口3からインク滴を吐出させる通常フラッシング
動作を実行したのち(S5)、印刷動作が実行される
(S8)。
【0043】ステップ6において、クリーニングモード
が選択された場合、クリーニング制御手段46およびポ
ンプ駆動手段47ならびに吸引ポンプ38によりクリー
ニング動作が実行され、記録ヘッド31の全ノズル開口
3に負圧が与えられてノズル開口3付近の増粘したイン
クを強制的に吸引するクリーニング動作を実行する(S
7)。
【0044】このとき、吸引する速度は、気泡の移動し
やすさや増粘したインクの排出性から、通常の印字の範
囲で発生する速度よりできるだけ大きい速度(例えば1
0倍程度の速度)で吸引することが必要である。しかし
ながら、高速で吸引すると、多孔質体39からのインク
の供給による損失により、多孔質体39内の圧力が負圧
になってしまう。さらに、その負圧によって、多孔質体
39が、一旦孔が小さくなる方向に変形する。そのた
め、吸引を休止した後においても、多孔質体39の変形
が復帰したり、記録ヘッド31との接続部付近の孔内に
再度インクが充填されるまでに、数μ秒から長いときに
は数秒程度経過してしまうのである。
【0045】各々の色のインクカートリッジ30からの
吸引速度は、複数の色を同一のキャッピング装置33で
吸引した場合には、ほぼノズル開口3の数に比例する。
したがって、ノズル開口3の数が多いブラックインク用
のノズル開口3(K)では、他の色のノズル開口3
(Y、M、C)よりもクリーニング時の吸引によるイン
クカートリッジ30内に生じる負圧が大きくなるため、
吸引直後にはキャッピング装置33内に吸引されたイン
クが、数の少ないノズル開口3(Y,M,C)より多く
吸い込まれてしまう。
【0046】そして、クリーニング動作が終了すると、
吸引後フラッシング動作を実行する。すなわち、図6に
示すように、まず、全ての圧力発生室2のフラッシング
動作を同時に開始する。ついで、ノズル開口3の数が少
ないインクが吐出される区画(Y,M,C)のフラッシ
ング動作を終了させる。つぎに、ノズル開口3の数が多
い区画(K)のフラッシング動作を終了させる。そのの
ち、印刷動作が実行される(S9)。
【0047】上記インクジェット式記録装置によれば、
ノズル開口3の数の多い区画(K)では、ノズル開口3
の数が少ない区画(Y、M、C)よりもフラッシング時
のインク吐出量が多くなる。このため、ノズル開口3の
数が多い区画(K)のノズル開口3から多くのインクを
吸い込んだとしても、吸い込まれたインクだけを有効に
吐出させ、フラッシング動作で不必要にインクを消費し
ない。
【0048】図7は、上記インクジェット式記録装置に
おける吸引後フラッシング動作の第2例を示す。この例
では、クリーニング動作終了後、区画内のノズル開口3
の数が多い区画(K)の圧力発生室2から順次少ない区
画(Y,M,C)の圧力発生室2へフラッシング動作を
開始し、全圧力発生室2で同時にフラッシング動作を終
了させるようになっている。
【0049】図8は、上記インクジェット式記録装置に
おける吸引後フラッシング動作の第3例を示す。図は、
フラッシング動作時の駆動波形を示すが、この例では、
クリーニング動作終了後のフラッシング動作において、
区画内のノズル開口3の数が多い区画(K)の圧力発生
室2の駆動電圧(Vk)が、少ない区画(Y,M,C)
の圧力発生室2の駆動電圧(Vy,Vm,Vc)より高
く設定されている。これにより、区画内のノズル開口3
の数が多い区画の圧力発生室2ほどフラッシング時のイ
ンク吐出量が多くなるようになっている。
【0050】図9は、上記インクジェット式記録装置に
おける吸引後フラッシング動作の第4例を示す。図は、
フラッシング動作時の駆動信号の周波数を示すが、この
例では、クリーニング動作終了後のフラッシング動作に
おいて、区画内のノズル開口3の数が多い区画(K)の
圧力室の駆動信号が、少ない区画(Y,M,C)の圧力
室の駆動信号より高い周波数、例えば、ノズル開口3の
数が多い区画(K)が印刷時と同じ周波数で、少ない区
画(Y,M,C)がその4分の1〜10分の1程度の周
波数となるように設定されている。これにより、区画内
のノズル開口3の数が多い区画の圧力室ほどフラッシン
グ時のインク吐出量が多くなるようになっている。
【0051】図10は、本発明の第2の実施の形態を説
明する図である。この装置では、シアンインクが吐出さ
れる区画(C)が、同一区画内において、隣接する区画
(M)に近い区画(Cn)と遠い区画(Cf)とに区分
されている。また、マゼンダインクが吐出される区画
(M)が、同一区画内において、隣接する区画(C,
Y)に近い区画(Mn)と遠い区画(Mf)とに区分さ
れている。さらに、イエローインクが吐出される区画
(Y)が、同一区画内において、隣接する区画(M)に
近い区画(Yn)と遠い区画(Yf)とに区分されてい
る。
【0052】そして、この装置の動作を説明すると、ス
テップ6において(図5参照)、クリーニングモードが
選択された場合にクリーニング動作を実行すると(S
7)、一列のノズル開口3の列をY,M,Cの3区画に
分け、それぞれの区画から異なる色のインクを吐出させ
るようになっているため、隣の区画との距離が近い部分
(区画Cn,Mn,Ynに相当する部分)で、異なる色
のインクが吸い込まれてしまう。
【0053】そして、クリーニング動作が終了すると、
吸引後フラッシング動作を実行する(S8)。すなわ
ち、図11に示すように、まず、全ての圧力発生室2の
フラッシング動作を同時に開始する。ついで、一列のノ
ズル開口3の列が色によって3区画(Y,M,C)に区
分された区画内において、隣接する区画から遠い区画
(Cf,Mf,Yf)のフラッシング動作を終了させ
る。つぎに、隣接する区画に近い区画(Cn,Mn,Y
n)のフラッシング動作を終了させる。そののち、ノズ
ル開口3の数が多い区画(K)のフラッシング動作を終
了させ、印刷動作が実行される(S9)。それ以外は、
図1〜図4に示す第1の実施の形態と同様であり、同様
の部分には同じ符号を付している。
【0054】上記インクジェット式記録装置によれば、
隣接する区画に近いノズル開口3の圧力発生室2ほどフ
ラッシング動作時のインク吐出量が多くなる。このた
め、クリーニング終了時に吸い込まれたインクだけを有
効に吐出させ、フラッシング動作で不必要にインクを消
費しない。また、隣接する複数の圧力発生室2を同一条
件のフラッシング動作が実行し、フラッシング時のイン
ク吐出量等の条件が略同じでよい圧力発生室2を、ひと
まとめにして吸引後フラッシング動作を実行させること
から、フラッシングに要する時間を短縮することができ
る。それ以外は、第1の実施の形態と同様の作用効果を
相する。
【0055】なお、上記第2の実施の形態において、同
じ色のインクを吐出する同一の区画内において、隣の区
画との距離が近い部分と遠い部分に区分してインク吐出
量が異なるように吸引後フラッシング動作を行ったが、
これに限定するものではなく、同一区画内で、隣の区画
との距離が近い圧力発生室2からひとつづつ順に、イン
ク吐出量を少なくするようにしてもよい。
【0056】図12は、上記インクジェット式記録装置
における吸引後フラッシング動作の第2例を示す。この
例では、クリーニング動作終了後、隣接する区画に近い
ノズル開口3の圧力発生室2(Yn,Mn,Cn)から
遠い圧力発生室2(Yf,Mf,Cf)へ順次フラッシ
ング動作を開始し、全圧力発生室2で同時にフラッシン
グ動作を終了させるようになっている。
【0057】図13は、上記インクジェット式記録装置
における吸引後フラッシング動作の第3例を示す。図
は、フラッシング動作時の駆動波形を示すが、この例で
は、隣接する区画に近いノズル開口3の圧力発生室2
(Yn,Mn,Cn)の駆動電圧(Vyn,Vmn,V
cn)が、隣接する区画から遠いノズル開口3の圧力発
生室2(Yf,Mf,Cf)の駆動電圧(Vyf,Vm
f,Vcf)より高く設定されている。これにより、隣
接する区画に近いノズル開口3の圧力発生室2ほどフラ
ッシング時のインク吐出量が多くなるようになってい
る。
【0058】図14は、上記インクジェット式記録装置
における吸引後フラッシング動作の第4例を示す。図
は、フラッシング動作時の駆動信号の周波数を示すが、
この例では、隣接する区画に近いノズル開口3の圧力発
生室2(Yn,Mn,Cn)の駆動信号が、遠いノズル
開口3の圧力発生室2(Yf,Mf,Cf)の駆動信号
より高い周波数に設定されている。これにより、隣接す
る区画に近いノズル開口3の圧力発生室2ほどフラッシ
ング時のインク吐出量が多くなるようになっている。
【0059】なお、上記各実施の形態では、異なる種類
のインクとして、色の異なるインクの例をあげて説明し
たが、これに限定するものではなく、例えば、記録紙へ
の浸透性が異なるインク等、2種以上の異なるインクで
あれば各種のインクを適用することができる。また、吸
引後フラッシング時のインク吐出量は、フラッシングの
ショット数やフラッシング時間等で制御することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1のインクジ
ェット式記録装置によれば、ノズル開口数が多い種類の
インクでインクカートリッジ内に大きな負圧が生じてク
リーニング終了時に多くのインクを吸い込んだとして
も、区画内のノズル開口数が多い区画ほどフラッシング
時のインク吐出量を多くし、クリーニング終了時に吸い
込まれたインクだけを有効に吐出させ、フラッシング動
作で不必要にインクを消費しない。このように、印刷に
使用できる有効インク量を確保できるとともに、廃液容
量も少なくてすむ。
【0061】また、本発明の第2のインクジェット式記
録装置によれば、隣の区画との距離が近いノズル開口で
クリーニング終了時に隣の区画から吐出させるインクを
吸引したとしても、同一区画内において、隣接する区画
に近いノズル開口ほどフラッシング時のインク吐出量が
多くし、クリーニング終了時に吸引されたインクだけを
有効に吐出させ、フラッシング動作で不必要にインクを
消費しない。このように、印刷に使用できる有効インク
量を確保できるとともに、廃液容量も少なくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット式装置の一
例を示す斜視図である。
【図2】上記インクジェット式記録装置に用いるインク
カートリッジの一例を示す断面図である。
【図3】上記インクジェット式記録装置の記録ヘッドに
おける圧力発生室,ノズル開口,インク貯留室の位置関
係を示す説明図である。
【図4】本発明のインクジェット式記録装置の一実施の
形態を示す構成図である。
【図5】上記インクジェット式記録装置の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラッ
シング動作の一例を示す説明図である。
【図7】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラッ
シング動作の第2例を示す説明図である。
【図8】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラッ
シング動作の第3例を示す説明図である。
【図9】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラッ
シング動作の第4例を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態のインクジェット
式記録装置の記録ヘッドにおける圧力発生室,ノズル開
口,インク貯留室の位置関係を示す説明図である。
【図11】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラ
ッシング動作の一例を示す説明図である。
【図12】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラ
ッシング動作の第2例を示す説明図である。
【図13】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラ
ッシング動作の第3例を示す説明図である。
【図14】上記インクジェット式記録装置の吸引後フラ
ッシング動作の第4例を示す説明図である。
【図15】インクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視
図である。
【図16】上記インクジェット式記録ヘッドの断面図で
ある。
【図17】上記インクジェット式記録ヘッドにおける圧
力発生室,ノズル開口,インク貯留室の位置関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
2 圧力発生室 3 ノズル開口 31 記録ヘッド 45 フラッシング制御手段 46 クリーニング制御手段

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズル開口と、上記各ノズル開口
    に連通する複数の圧力室と、上記圧力室内の圧力を変動
    させて上記ノズル開口からインク滴を吐出させる駆動手
    段とを有する記録ヘッドと、 上記ノズル開口に負圧を与えることによりノズル開口近
    傍のインクを吸引してクリーニング動作を実行するクリ
    ーニング手段とを備えたインクジェット式記録装置であ
    って、 上記複数のノズル開口が、吐出されるインクの種類によ
    って複数の区画に区分され、 上記クリーニング動作終了後、区画内のノズル開口数が
    多い区画ほどフラッシング時のインク吐出量が多くなる
    よう上記駆動手段を制御するフラッシング制御手段を備
    えていることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 クリーニング動作終了後、全ノズル開口
    に同時にフラッシング動作を行い、ノズル開口数が少な
    い区画から多い区画へ順次フラッシング動作を終了させ
    るようになっている請求項1記載のインクジェット式記
    録装置。
  3. 【請求項3】 クリーニング動作終了後、ノズル開口数
    が多い区画から少ない区画へ順次フラッシング動作を開
    始し、全ノズル開口で同時にフラッシング動作を終了さ
    せるようになっている請求項1記載のインクジェット式
    記録装置。
  4. 【請求項4】 クリーニング動作終了後のフラッシング
    動作において、ノズル開口数が多い区画の圧力室のフラ
    ッシング用駆動電圧が、少ない区画のフラッシング用圧
    力室の駆動電圧より高く設定されている請求項1記載の
    インクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 クリーニング動作終了後のフラッシング
    動作において、区画内のノズル開口数が多い区画の圧力
    室の駆動信号が、少ない区画の圧力室の駆動信号より高
    い周波数に設定されている請求項1記載のインクジェッ
    ト式記録装置。
  6. 【請求項6】 複数のノズル開口と、上記各ノズル開口
    に連通する複数の圧力室と、上記圧力室内の圧力を変動
    させて上記ノズル開口からインク滴を吐出させる駆動手
    段とを有する記録ヘッドと、 上記ノズル開口に負圧を与えることによりノズル開口近
    傍のインクを吸引してクリーニング動作を実行するクリ
    ーニング手段とを備えたインクジェット式記録装置であ
    って、 上記複数のノズル開口が列設されるとともに、同一列内
    で吐出されるインクの種類によって複数の区画に区分さ
    れ、 上記クリーニング動作終了後、同一区画内において、隣
    接する区画に近いノズル開口ほどフラッシング時のイン
    ク吐出量が多くなるよう上記駆動手段を制御するフラッ
    シング制御手段を備えていることを特徴とするインクジ
    ェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 クリーニング動作終了後、全圧力室で同
    時にフラッシング動作を開始し、同一区画内において、
    隣接する区画に遠いノズル開口から近いノズル開口へ順
    次フラッシング動作を終了させるようになっている請求
    項6記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 クリーニング動作終了後、隣接する区画
    に近いノズル開口から遠いノズル開口へ順次フラッシン
    グ動作を開始し、全圧力室で同時にフラッシング動作を
    終了させるようになっている請求項6記載のインクジェ
    ット式記録装置。
  9. 【請求項9】 クリーニング動作終了後のフラッシング
    動作において、隣接する区画に近いノズル開口と連通す
    る圧力室のフラッシング用駆動電圧が、隣接する区画か
    ら遠いノズル開口と連通する圧力室のフラッシング用駆
    動電圧より高く設定されている請求項6記載のインクジ
    ェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 クリーニング動作終了後のフラッシン
    グ動作において、隣接する区画に近いノズル開口と連通
    する圧力室のフラッシング用駆動信号が、遠いノズル開
    口と連通する圧力室のフラッシング用駆動信号より高い
    周波数に設定されている請求項6記載のインクジェット
    式記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004005034A1 (ja) * 2002-07-09 2004-01-15 Sony Corporation 画像形成装置及びその制御方法
US7771005B2 (en) 2006-06-19 2010-08-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and method of driving the same

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