JP2001009897A - 多角形状断熱パイプの製造装置及びその製造方法 - Google Patents

多角形状断熱パイプの製造装置及びその製造方法

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JP2001009897A JP11187720A JP18772099A JP2001009897A JP 2001009897 A JP2001009897 A JP 2001009897A JP 11187720 A JP11187720 A JP 11187720A JP 18772099 A JP18772099 A JP 18772099A JP 2001009897 A JP2001009897 A JP 2001009897A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、外的意匠性に優れた多角形状断熱
パイプを連続的に生産できる多角形状断熱パイプの製造
装置の提供、及び高品質で外的意匠性に優れた多角形状
断熱パイプを低原価で量産できる該断熱パイプの製造方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 この課題を解決するために本発明は、押
出機の下流側に配設され断熱パイプを所定の径寸法に規
制するサイジング装置が、管状体に被覆された発泡樹脂
体を押圧しながらサイジングする可動手段を備えた構成
を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯,給水,排水
及び空調設備等の屋内に配設される多角形状断熱パイプ
の製造装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、古い住宅やマンション等のコンク
リート壁内に配設された空調設備,給排水等の配管が老
朽化しており、それらの配管の交換が要求されている。
しかしながら、コンクリート壁や床,天井面を壊してこ
れらの配管を取り替えることは多大の工期と労力を要
し、更に最近、酸性雨等により強アルカリ性であるコン
クリートが中和化されコンクリート壁内の鉄筋が酸化・
膨張し、コンクリート壁が脆くなっているため、コンク
リート壁内の配管を交換するのは困難である。そこで、
コンクリート壁の外壁や屋内に配設される露出配管が使
用されている。水道等の露出配管は冬期に凍結する虞が
あることから断熱パイプが使用されている。露出配管や
断熱パイプをコンクリート外壁面に配設した際、丸い配
管が壁面を這っているので、マンション等の外観を損な
い外観上見苦しいという問題点があった。そこで、これ
らの問題点を解消するため壁面上の配管を、更に四角形
状のカバーで全面を覆って対応している。また、丸形の
断熱パイプを多角形状の断熱パイプにする試みも行われ
ている。
【0003】以下に従来の多角形断熱パイプの製造装置
及びその製造方法について、図面を用いて説明する。図
9(a)は従来の多角形状断熱パイプの製造状態を示す
要部側面断面図であり、図9(b)は断熱パイプの形状
変換ダイスの斜視図であり、図9(c)はその要部背面
図であり、図10は図9(a)におけるE−E’線の矢
視端面図である。
【0004】図9及び図10において、50は従来の多
角形状断熱パイプの成形装置、51は押出機のバレル、
52はスクリュ、53はバレル51とスクリュ52で溶
融された溶融樹脂、54はダイス、54aはダイス54
のマニホールド、55は溶融樹脂53が発泡した発泡樹
脂体、56は発泡樹脂体55でその外周を被覆される金
属製や合成樹脂製のパイプ等の管状体、57は管状体5
6の表面に発泡樹脂体55で被覆された断面丸形形状に
成形された未硬化の丸形断熱パイプ、58は未硬化の丸
形断熱パイプ57を所定の形状に成形する形状変換ダイ
ス、58aは丸形断熱パイプ57を導入する形状変換ダ
イス58の導入部、58bは四周壁の各々の中央部が下
流側にいくにつれ深く窪ませて形成された成形部、59
は形状変換ダイス58のヘッド部、60は形状変換ダイ
ス58の導入部58aに発生した発泡樹脂体55の溜り
部、61は成形された断熱パイプである。ここで、形状
変換ダイス58の導入部58aはヘッド部59側が円形
に形成され、成形部58bは中央部が下流側にいくに従
い深く窪んだ変形四角形に形成されている。
【0005】以上のように形成された従来の多角形状断
熱パイプの製造方法について、以下に説明する。押出機
のダイス54から押し出された丸形形状に成形された未
硬化の丸形断熱パイプ57の発泡樹脂体55は未硬化な
ので発泡剤の作用で発泡し膨張する。未硬化で発泡が未
だ終了しない間に発泡樹脂体55は形状変換ダイス58
の導入部58aに導入される。導入部58aに導入され
た発泡樹脂体55は未だ固化されていないので、成形部
58bで略四角形(図10参照)に成形される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術は、以下のような課題を有していた。a.コンク
リート壁面に配管された断面が円形の断熱パイプの見栄
えをよくするためには、断熱パイプの周囲をカバー等で
被う場合は、カバーやその固定具等の多くの部材を要
し、カバーを取り付ける工程が増えるので多大の作業工
数と労力を要し、施工性に欠けるという課題を有してい
た。b.また、従来の多角形状断熱パイプの製造装置
は、断熱パイプが形状変換ダイスを通過した後も発泡樹
脂体が発泡するため、変形した楕円形状や外周が丸味を
帯びた変形状の四角形しか得られず稜線が不明確で、見
栄えのよい正四角形状に成形することが困難で、外的意
匠性に欠けるという課題を有していた。c.特に発泡性
の高い成形材料を使用する場合は、断熱パイプを形状変
換ダイスに強制的に押し込むもので、断熱パイプが形状
変換ダイスを通過する際の断熱パイプと形状変換ダイス
との間の摩擦による抵抗が大きく、溜り部ができたりし
て該パイプの外周部に傷がついたり、断熱パイプが形状
変換ダイス中にスムーズに移動せず外周部が該変換ダイ
スの内壁につかえ成形不可能になるという課題を有して
いた。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを連続的に
生産できる多角形状断熱パイプの製造装置の提供、及び
高品質で外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを低原
価で量産できる該断熱パイプの製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の多角形状断熱パイプの製造装置及びそ
の製造方法は、以下の構成を有している。本発明の請求
項1に記載の多角形状断熱パイプの製造装置は、金属製
や合成樹脂製の管状体を供給する管状体供給部と、前記
管状体供給部から供給される管状体の外周に発泡樹脂体
を被覆するダイスを備えた押出機と、前記押出機の下流
側に配設され発泡樹脂体を被覆した管状体からなる断熱
パイプを所定の径寸法に規制するサイジング装置と、を
備えた多角形状断熱パイプの製造装置であって、前記サ
イジング装置が、前記発泡樹脂体を押圧しながらサイジ
ングする可動手段を備えた構成を有している。
【0009】この構成により、以下の作用が得られる。 a.可動手段がサイジング装置内に引き込むように断熱
パイプを移動させるので、断熱パイプはサイジング装置
内を抵抗をほとんど受けることなく移動することがで
き、サイジング装置内でつかえること等がなく、成形性
に優れる。 b.可動手段を備えたことにより、可動手段が断熱パイ
プの表面の発泡樹脂体を押圧しながらかつ冷却しながら
成形することができるので、表面光沢性に優れかつセル
が緻密で、正四角形や正三角形、直角三角形、長方形等
の形状を有した外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプ
を製造することができる。 c.可動手段を多角形のサイジング部の各辺部に配置す
るだけで、目的とする正四角形や正三角形、直角三角
形、長方形等の多角形に成形され多角形状断熱パイプを
製造することができる。ここで、可動手段としては、ベ
ルトやローラ等が用いられるが、断熱パイプが上流側か
ら下流側に移動する際に断熱パイプを成形しサイジング
装置内で受ける抵抗を減少させるものであればよい。管
状体としては、ステンレス管、銅管、合成樹脂管等が用
いられるが、これらに限らない。多角形状の断熱パイプ
の形状としては、管状体が1本のときは正多角形が好適
に用いられるが、管状体が2本の場合は長方形が用いら
れる。管状体が3本以上のときは三角形や四角形等の管
状体の数に応じて多角形状の形状は変化される。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は請求項1
に記載の多角形状断熱パイプの製造装置であって、前記
管状体が金属製である構成を有している。
【0011】この構成により、請求項1の作用に加え、
以下の作用が得られる。 a.断熱パイプが押出機から押し出された後、金属製の
管状体と管状体に被覆される発泡樹脂体が発泡セルを介
して接着していること、管状体と発泡樹脂体の比熱が異
なること、及び、発泡樹脂体が可動手段より押圧される
ことにより管状体との接触面が線接触で押圧されること
により周囲の発泡樹脂体に歪みが生じることにより、発
泡樹脂体の接着力を弱めることができる。これにより、
管状体の端部にエルボー等の管継手を接合するために管
状体の端部を露出させる際に、管状体の端部に被覆され
た発泡樹脂体を切欠せずに、管状体の端部付近の発泡樹
脂体を容易にずらすことができ、管状体を露出させ管継
手を接合することができるので、配管作業の作業性に優
れる。 b.金属製の管状体を用いることにより、耐久性に優れ
るとともに、水道水や蒸気、ガス等に使用でき汎用性に
優れる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は請求項1
又は2に記載の多角形状断熱パイプの製造装置であっ
て、前記サイジング装置が、ケーシングと、前記ケーシ
ングに上流側から下流側にかけて貫通して形成された多
角筒状のサイジング部と、前記サイジング部の各周壁の
中央に形成されたベルト移動溝と、前記ケーシングの上
流側と下流側とに配設され前記ベルト移動溝のベルトを
回転させる複数のプーリと、を備えた構成を有してい
る。
【0013】この構成により、請求項1又は2の作用に
加え、以下の作用が得られる。 a.プーリに回転させられるベルトにより、断熱パイプ
をサイジング部へ引き込みながら移動させることができ
るので、断熱パイプはサイジング部において抵抗をほと
んど受けることがなくスムーズに移動させられ、成形性
に優れる。 b.断熱パイプがサイジング部を移動する際に、ベルト
移動溝を移動するベルトが発泡樹脂体の表面を押圧する
ので、所期のスキン層を維持しながら高品位で外的意匠
性に優れた多角形状断熱パイプを製造することが可能で
ある。ここで、ケーシングの形状としては、一体形成さ
れたものでも、分割可能なものでもよく、サイジング部
とベルト移動溝を形成することが可能であればよい。ま
た、ケーシングの外周壁に放熱フィンを周設して、放熱
効率を高めるようにしてもよい。尚、ケーシングは、筒
状に形成する代わりに、多角形状断熱パイプの各稜線部
分に稜線の両辺と直角をなす角度に折り曲げられたフレ
ームと、フレームの上流端部と下流端部に配設されベル
トを支持するローラと、で形成してもよい。フレームの
両側部とローラでベルト移動溝を形成できるからであ
る。この場合、冷却手段として4周囲より風を当てて効
率的に冷却することもできる。多角筒状のサイジング部
としては、正三角形、正四角形、長方形、五角形等の多
角形状に形成される。ベルト移動溝は多角形状のサイジ
ングの各稜線近傍線を除いて形成される。サイジング部
のベルト移動溝以外の部分には、クロームメッキ処理や
鏡面処理、水滴等を用いた潤滑処理等を施すことが好ま
しい。クロームメッキ処理や鏡面処理、潤滑処理を施す
ことにより、サイジング部の摩擦係数を小さくし、断熱
パイプがサイジング部をよりスムーズに移動できるよう
にするためである。また、ケーシング全体にクロームメ
ッキ処理を施すことにより、腐食を防止することができ
る。また、ベルトの磨耗を防止するため、各ベルト移動
溝の前方及び後方にベルトローラを設けてもよい。ベル
トの材質としては、合成ゴム製、スチール製のものが好
適に用いられる。合成ゴム製のベルトは摩擦係数が高い
ので断熱パイプをサイジング部に引き込みやすく、スチ
ール製のベルトは熱伝導性に優れているのでベルトを冷
却することによって発泡樹脂体を効率良く冷却できるた
めである。
【0014】本発明の請求項4に記載の発明は請求項3
に記載の多角形状断熱パイプの製造装置であって、前記
ケーシングが長さ方向に平行に及び/又は垂直に複数に
分割可能である構成を有している。
【0015】この構成により、請求項3の作用に加え、
以下の作用が得られる。 a.ケーシングが長さ方向に平行に分割可能である場合
は、サイジング部やベルト移動溝等のクリーニング等を
容易に行うことができ、また、ベルトをベルト移動溝に
環状のまま脱着することができるので、メンテナンス性
に優れる。 b.ケーシングが長さ方向に垂直に分割可能である場合
は、発泡樹脂体の発泡倍率や原材料合成樹脂の熱伝導性
等の特性に合わせてケーシングの長さ(サイジング部の
長さ)を調節することができる。
【0016】本発明の請求項5に記載の発明は請求項3
又は4に記載の多角形状断熱パイプの製造装置であっ
て、前記ケーシングが所定部に配設された冷却水の通水
部やフィン等の放熱部からなる冷却手段を備えた構成を
有している。
【0017】この構成により、請求項3又は4の作用に
加え、以下の作用が得られる。 a.冷却水の通水部に冷却水を通すことにより、サイジ
ング部を移動する断熱パイプを冷却することができるの
で、発泡樹脂体の表面に形成されているスキン層がより
強固になり、断熱パイプの形状をさらに安定させること
ができる。 b.強制冷却ができるので、生産性を高めるという作用
を有する。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は請求項1
又は2に記載の多角形状断熱パイプの製造装置であっ
て、前記サイジング装置が、多角形の各辺部を中心位置
に押圧するように各辺部と平行でかつ井桁状に配設され
た複数のローラと、前記複数のローラで囲繞されたサイ
ジング部と、前記複数のローラの各辺部のいずれか少な
くとも1個ずつのローラを同期して回転させる駆動部
と、を備えた構成を有している。
【0019】この構成により、請求項1又は2の作用に
加え、以下の作用が得られる。 a.多角形状に配置された各ローラが、同期して回転す
るので、未硬化状態の丸形断熱パイプをスムーズに移動
させることができる。 b.ローラの側壁により、断熱パイプをサイジング部へ
引き込みながら移動させることができるので、断熱パイ
プはサイジング部において抵抗をほとんど受けることな
くスムーズに移動させられ、作業性に優れる。 c.断熱パイプがサイジング部を移動する際に、回転す
るローラの側壁が発泡樹脂体の表面を押圧するので、高
品位で外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを製造す
ることが可能である。 d.ローラの配置により所望する多角形の断熱パイプを
高い生産性で生産できる。
【0020】本発明の請求項7に記載の多角形状断熱パ
イプの製造方法は、金属製や合成樹脂製の管状体をダイ
スに供給する管状体供給工程と、前記ダイスにおいて前
記管状体の外周に発泡樹脂体を被覆する押出工程と、前
記発泡樹脂体を被覆した前記管状体からなる断熱パイプ
を所定の径寸法に規制するサイジング工程と、を備えた
多角形状断熱パイプの製造方法であって、前記サイジン
グ工程が、前記成形材料を可動手段で押圧しながらサイ
ジングする可動サイジング工程を備えた構成を有してい
る。
【0021】この構成により、以下の作用が得られる。 a.可動手段が断熱パイプを引き込むように移動させる
ので、断熱パイプはサイジング装置内を抵抗をほとんど
受けることなく移動することができ、サイジング装置内
でつかえること等がなく、作業性に優れる。 b.可動手段を備えたことにより、可動手段が断熱パイ
プの表面の発泡樹脂体を押圧しながらかつ冷却しながら
成形することができるので、表面光沢性に優れかつセル
が緻密で、外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを製
造することができる。 c.可動手段を多角形の各辺部に配置するだけで、正四
角形や正三角形、直角三角形、長方形等の多角形の断熱
パイプに成形できる。ここで、可動手段としては、ベル
トやローラ等が用いられるが、断熱パイプが上流側から
下流側に移動する際に断熱パイプを成形しサイジング装
置内で受ける抵抗を減少させるものであればよい。管状
体としては、ステンレス管、銅管等の金属管、合成樹脂
管等が用いられるが、これらに限らない。多角形状の断
熱パイプとしては、管状体が1本のときは正多角形が好
適に用いられるが、管状体が2本の場合は長方形に形成
される。管状体が3本のときは三角形や四角形等の管状
体の数に応じて多角形状の形状は変化される。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における多角形状断熱パイプの製造装置及びその
製造方法について、以下図面を用いて説明する。図1は
本発明の実施の形態1における多角形状断熱パイプの製
造装置の要部模式図である。
【0023】図1において、51は押出機のバレル、5
4はダイス、56は金属製や合成樹脂製の管状体、57
は未硬化の丸形断熱パイプであり、これらは従来の技術
と同様のものなので、同一の符号を付してその説明を省
略する。1は本実施の形態1における多角形状断熱パイ
プの製造装置、2はダイス54の下流側に配設され断熱
パイプをサイジングするサイジング装置、3はサイジン
グ装置2において未硬化の丸形断熱パイプ57が多角形
状(本実施の形態では四角形)にサイジングされた多角
形状断熱パイプである。
【0024】図2はサイジング装置の上流側からみた要
部正面図であり、図3は上流側からみたケーシング付近
の斜視図である。
【0025】図2及び図3において、2は本発明の実施
の形態1におけるサイジング装置、11は長さ方向に平
行に上下に分割可能に形成された直方体状のケーシング
である。ケーシング11の上流側の縁部は面取りがなさ
れている。尚、面取りをする代わりにローラを該上流側
に配設してもよい。11aはケーシング11に形成され
た冷却手段の1つである冷却水により冷却するための通
水部、12はケーシング11の中央長手方向に上流側か
ら下流側にかけて多角筒状に形成されたサイジング部、
13はサイジング部12の各周壁の稜線近傍を除く中央
に形成されたベルト移動溝、14はベルト移動溝13の
両側部に形成された側壁でベルトをガイドするベルトガ
イド部、15はベルト移動溝13を移動するエンドレス
に形成された合成ゴム製のベルト、16はケーシング1
1の4側面の上流側と下流側とに配設され同一速度でベ
ルト15を回転させる同一直径のプーリであり、各プー
リ16はモータ等の駆動部(図示せず)に駆動させられ
る。プーリ16を駆動することにより、ベルト15がベ
ルト移動溝13を移動する。サイジング部12の上流側
の開口部の少なくともベルトガイド部14の縁部は面取
りがなされいるので、断熱パイプは容易にサイジング部
内へ進入することが可能である。
【0026】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における多角形状断熱パイプの製造装置を用いた多
角形状断熱パイプの製造方法について、以下図面を用い
て説明する。図4は実施の形態1のサイジング装置の要
部側面図であり、図5(a)は図4におけるA−A’矢
視端面図であり、図5(b)は図4におけるB−B’矢
視端面図であり、図5(c)は図4におけるC−C’矢
視端面図である。
【0027】図4及び図5において、2はサイジング装
置、3は多角形状断熱パイプ、11はケーシング、11
aは冷却水の通水部、13はベルト移動溝、15はベル
ト、16はプーリ、55は発泡樹脂体、56は管状体、
57は未硬化の丸形断熱パイプである。まず、ダイス5
4から、未硬化の丸形断熱パイプ57が押し出される。
未硬化の丸形断熱パイプ57の断面の形状はダイス54
によって決定されるが、発泡樹脂体55は未硬化で安定
してない状態(発泡の途中の過程)であるため、ダイス
54を通過した後も発泡を続け、全体的に丸味を帯びた
断面形状(本実施の形態では円形状)となる(図5
(a)参照)。次いで、未硬化の丸形断熱パイプ57は
サイジング部12に進入し、同一周期で回転する4個の
プーリ16により回転させられているベルト15によ
り、サイジング部12内に引き込まれる。サイジング部
12内に引き込まれた未硬化の丸形断熱パイプ57は、
ベルト15により下流側に向かって搬送されながら側面
を四方から押圧されながら冷却されることにより、多角
形状に成形され多角形状の断熱パイプ3が製造される
(図5(b)参照)。この際、ケーシング11に穿設さ
れた冷却水の通水部11aに冷却水を流入させることに
より、サイジング部12内の発泡樹脂体55は冷却され
表面に形成されているスキン層がより強固になり、形状
がさらに安定する。サイジング部12でサイジングされ
た多角形状断熱パイプ3は断面が正四角形で表面に緻密
なスキン層が形成されてベルト15で押し出される(図
5(c)参照)。ケーシング11の冷却手段としては、
冷却水を内部に通す代わりに、ケーシング11の外部か
ら冷却水をかけて、冷却してもよい。以上のように製造
された多角形状断熱パイプ3に、必要に応じて更に耐候
性樹脂製の外套パイプを配設してもよい。コンクリート
外壁に配管されても耐久性を向上させることができるか
らである。尚、屋内で使用される断熱パイプはこのまま
使用してもよいが、更に必要に応じて周囲の環境に応じ
た外套パイプを配設してもよい。外套パイプの配設は機
械生産で連続的に行われる。
【0028】以上のように本発明の実施の形態1におけ
る多角形状断熱パイプの製造装置1は構成されているの
で、以下のような作用が得られる。 a.ベルト15がプーリ16により、ベルト移動溝13
を移動させられており、未硬化の丸形断熱パイプ57は
ベルト15によりサイジング部12の上流側から下流側
へ引き込まれるように移動するので、未硬化の丸形断熱
パイプ57は抵抗をほとんど受けることなくサイジング
部12に引き込まれサイジングされながら移動すること
が可能であり、サイジング部12に未硬化の丸形断熱パ
イプ57がつかえること等がなく、作業性に優れる。 b.未硬化の丸形断熱パイプ57がサイジング部12を
移動する際に、発泡樹脂体55はベルト移動溝13を移
動するベルト15により四方から側面を押圧・冷却され
ながらサイジングされるので、高品位で外的意匠性に優
れた多角形状断熱パイプ3を製造することが可能であ
る。 c.ケーシング11が上下に分割可能であるので、サイ
ジング部12やベルト移動溝13等のクリーニング等を
容易に行うことができ、かつ、ベルト15をベルト移動
溝13に環状のまま脱着することができるので、メンテ
ナンス性に優れる。 d.冷却水の通水部11aに冷却水を通すことにより、
ケーシング11のサイジング部12の内部を移動する発
泡樹脂体55を冷却することができるので、表面に形成
されたスキン層がより強固になり、未硬化の丸形断熱パ
イプ57の形状をさらに安定させることができる。 e.管状体56が金属製である場合は、未硬化の丸形断
熱パイプ57がダイス54から押し出された後、管状体
56と発泡樹脂体55が発泡セルを介して接着している
こと、管状体と発泡樹脂体の比熱が異なること、及び、
発泡樹脂体55が4方向からベルト15で押圧されるこ
とにより管状体56との接触面が線接触で押圧されるこ
とにより周囲の発泡樹脂体55に歪みが生じることによ
り、発泡樹脂体55の接着力を弱めることができる。こ
れにより、管状体56の端部にエルボー等の管継手を嵌
合させるために管状体56の端部を露出させる際に、管
状体56の端部に被覆された発泡樹脂体55を切欠せず
に、発泡樹脂体55をずらすことにより管状体56の端
部を露出させることができる多角形状断熱パイプを製造
することができるので、作業性に優れる。 f.ケーシング11のサイジング部12の形状を正三角
形等の三角形、正四角形、長方形、五角形等の多角形状
に形成することにより、所望の多角形状断熱パイプを得
ることができる。
【0029】(実施の形態2)次に、実施の形態2にお
けるサイジング装置について、以下図面を用いて説明す
る。図6は本発明の実施の形態2におけるサイジング装
置の上流側からみた要部正面図である。実施の形態2の
サイジング装置が実施の形態1のサイジング装置と異な
る点は、ケーシング11の上流側に形状変換ダイス58
を配置した点である。これにより、以下のような作用が
得られる。 a.プーリ16の妨げにならずにケーシング11をより
形状変換ダイス58の近傍へ配設することができるの
で、形状変換ダイス58から搬出された未硬化の丸形断
熱パイプ57をケーシング11へ確実に搬入させること
ができる。 b.押出機のダイス54から押し出された未硬化の丸形
断熱パイプ57の断面の形状がサイジング部12に進入
することが困難な形状であっても、形状変換ダイス58
により、断面の形状を略四角形状等のサイジング部12
に容易に進入可能な形状にすることができる。
【0030】(実施の形態3)次に、実施の形態3にお
けるサイジング装置について、以下図面を用いて説明す
る。図7(a)は本発明の実施の形態3におけるケーシ
ング付近の要部斜視図であり、図7(b)は本発明の実
施の形態3におけるケーシングの要部正面図である。
【0031】図7において、40は本発明の実施の形態
3におけるケーシング、41は未硬化の丸形断熱パイプ
57が導入されるサイジング部、42はサイジング部4
1の角部に位置するように上流側から下流側にかけて4
体が配設された支持フレーム、42aは支持フレーム4
2の角部に形成されたR溝、43は両端が支持フレーム
42の側面に軸支されたベルトローラであり、上流側と
下流側に4体ずつ配設されている。44は上流側と下流
側のベルトローラ43に巻架され支持フレーム42の側
面でガイドされているベルトであり、サイジング部41
はベルト44とR溝42aにより形成されている。実施
の形態3のサイジング装置が実施の形態1のサイジング
装置と異なる点は、ケーシング40が以上のように構成
されている点のみである。
【0032】以上のように構成された本発明の実施の形
態3におけるサイジング装置について、以下にその動作
を説明する。モータ等によりプーリ(図示せず)が駆動
させられるとベルト44が回転し、サイジング部41の
内側壁を形成するベルト44の所定部は上流側から下流
側へと移動する。未硬化の丸形断熱パイプ57がサイジ
ング部41の上流側の開口部にさしかかると、丸形断熱
パイプ57はサイジング部41内へ引き込まれながら下
流側へ移動をする。尚、形状変換ダイス58をケーシン
グ40の上流側に配設してもよい。また、ベルトローラ
43の配置を三角形や長方形、五角形等にしてもよい。
【0033】以上のように本発明の実施の形態3におけ
るサイジング装置は構成されているので、以下のような
作用が得られる。 a.上流側と下流側のベルトローラ43及びプーリに巻
架されたベルト44はプーリ16により移動させられて
おり、未硬化の丸形断熱パイプ57はベルト44により
サイジング部41の上流側から下流側へ引き込まれるよ
うに移動するので、未硬化の丸形断熱パイプ57は抵抗
をほとんど受けることなくサイジング部41に引き込ま
れサイジングされながら移動することが可能であり、サ
イジング部41に未硬化の丸形断熱パイプ57がつかえ
ること等がなく、作業性に優れる。 b.未硬化の丸形断熱パイプ57がサイジング部41を
移動する際に、発泡樹脂体55はベルトローラ43上を
移動するベルト15により四方から側面を押圧・冷却さ
れながらサイジングされるので、高品位で外的意匠性に
優れた多角形状断熱パイプ3を製造することが可能であ
る。 c.管状体56が金属製である場合は、未硬化の丸形断
熱パイプ57がダイス54から押し出された後、管状体
56と発泡樹脂体55が発泡セルを介して接着している
こと、管状体と発泡樹脂体の比熱が異なること、及び、
発泡樹脂体55が4方向からベルト44で押圧されるこ
とにより管状体56との接触面が線接触で押圧されるこ
とにより周囲の発泡樹脂体55に歪みが生じることによ
り、発泡樹脂体55の接着力を弱めることができる。こ
れにより、管状体56の端部にエルボー等の管継手を嵌
合させるために管状体56の端部を露出させる際に、管
状体56の端部に被覆された発泡樹脂体55を切欠せず
に、発泡樹脂体55をずらすことにより管状体56の端
部を露出させることができる多角形状断熱パイプを製造
することができるので、作業性に優れる。 d.ベルトローラ43を多角形の各辺部に配置すること
により、三角形や長方形、五角形等の所望の多角形状断
熱パイプを高い生産性で生産できる。
【0034】(実施の形態4)次に、実施の形態4にお
けるサイジング装置について、以下図面を用いて説明す
る。図8(a)は本発明の実施の形態4のサイジング装
置の要部側面図であり、図8(b)は図8(a)のD−
D’線の矢視要部断面図である。図8において、3は多
角形状断熱パイプ、55は発泡樹脂体、56は管状体、
57は未硬化の丸形断熱パイプ、58は形状変換ダイス
であり、これらは実施の形態2と同様のものであるので
同一の符号を付してその説明を省略する。2’は本発明
の実施の形態4におけるサイジング装置、21は縦方向
に軸支され左右に並設された縦ローラ、22は横方向に
軸支され上下に並設された横ローラであり、縦ローラ2
1と横ローラ22とが上流側から下流側にかけて井桁状
に配設されている。尚、縦ローラ21と横ローラ22と
により囲繞された部分がサイジング部である。
【0035】以上のように構成された本発明の実施の形
態4における多角形状断熱パイプの製造装置を用いた多
角形状断熱パイプの製造方法について、以下に説明す
る。実施の形態4において、形状変換ダイス58に未硬
化の丸形断熱パイプ57が進入するまでの動作は実施の
形態2と同様であるので、その説明を省略する。形状変
換ダイス58から押し出された未硬化の丸形断熱パイプ
57は縦ローラ21と横ローラ22とにより押圧されな
がらサイジング部の下流側へ引き込まれ、多角形状に成
形される。尚、上流側もしくは中流側の縦ローラ21と
横ローラ22の4本のローラはベルトやチェーンで同期
して駆動してもよい。これにより未硬化の丸形断熱パイ
プ57をサイジング装置2’に引き込みサイジング形状
を安定させるとともに生産性を高めることができる。
【0036】以上のように本発明の実施の形態4におけ
る多角形状断熱パイプの製造装置は構成されているの
で、実施の形態1で得られる作用に加え、以下のような
作用を有する。 a.縦ローラ21及び横ローラ22により、上流側から
下流側へ引き込まれるように移動するので、未硬化の丸
形断熱パイプ57は抵抗をほとんど受けることなく縦ロ
ーラ21と横ローラ22によって囲繞された部分を移動
することが可能であり、作業性に優れる。 b.未硬化の丸形断熱パイプ57がサイジング部を移動
する際に、回転する縦ローラ21及び横ローラ22の側
壁に各側面を押圧・成形されるので、高品位で外的意匠
性に優れた多角形状断熱パイプ3を製造することが可能
である。 c.縦ローラ21及び横ローラ22を多角形の各辺部に
配置するだけで、三角形や長方形、五角形等の所望する
多角形状断熱パイプを高い生産性で生産できる。
【0037】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、以下の効果が得られる。 a.可動手段がサイジング装置内に引き込むように断熱
パイプを移動させるので、断熱パイプはサイジング装置
内を抵抗をほとんど受けることなく移動することがで
き、サイジング装置内でつかえること等がなく、成形性
に優れる。 b.可動手段を備えたことにより、可動手段が断熱パイ
プの表面の発泡樹脂体を押圧しながらかつ冷却しながら
成形することができるので、表面光沢性に優れかつセル
が緻密で、正四角形や正三角形、直角三角形、長方形等
の形状を有した外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプ
を製造することができる。 c.可動手段を多角形のサイジング部の各辺部に配置す
るだけで、目的とする正四角形や正三角形、直角三角
形、長方形等の多角形に成形され多角形状断熱パイプを
製造することができる。
【0038】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
請求項1の効果に加え、以下の効果が得られる。 a.断熱パイプが押出機から押し出された後、金属製の
管状体と管状体に被覆される発泡樹脂体が発泡セルを介
して接着していること、管状体と発泡樹脂体の比熱が異
なること、及び、発泡樹脂体が可動手段より押圧される
ことにより管状体との接触面が線接触で押圧されること
により周囲の発泡樹脂体に歪みが生じることにより、発
泡樹脂体の接着力を弱めることができる。これにより、
管状体の端部にエルボー等の管継手を接合するために管
状体の端部を露出させる際に、管状体の端部に被覆され
た発泡樹脂体を切欠せずに、管状体の端部付近の発泡樹
脂体を容易にずらすことができ、管状体を露出させ管継
手を接合することができるので、配管作業の作業性に優
れる。 b.金属製の管状体を用いることにより、耐久性に優れ
るとともに、水道水や蒸気、ガス等に使用でき汎用性に
優れる。
【0039】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
請求項1又は2の効果に加え、以下の効果が得られる。 a.プーリに回転させられるベルトにより、断熱パイプ
をサイジング部へ引き込みながら移動させることができ
るので、断熱パイプはサイジング部において抵抗をほと
んど受けることがなくスムーズに移動させられ、成形性
に優れる。 b.断熱パイプがサイジング部を移動する際に、ベルト
移動溝を摺動するベルトが発泡樹脂体の表面を押圧する
ので、所期のスキン層を維持しながら高品位で外的意匠
性に優れた多角形状断熱パイプを製造することが可能で
ある。
【0040】本発明の請求項4に記載の発明によれば、
請求項3の効果に加え、以下の効果が得られる。 a.ケーシングが長さ方向に平行に分割可能である場合
は、サイジング部やベルト移動溝等のクリーニング等を
容易に行うことができ、また、ベルトをベルト移動溝に
環状のまま脱着することができるので、メンテナンス性
に優れる。 b.ケーシングが長さ方向に垂直に分割可能である場合
は、発泡樹脂体の発泡倍率や原材料合成樹脂の熱伝導性
等の特性に合わせてケーシングの長さ(サイジング部の
長さ)を調節することができる。
【0041】本発明の請求項5に記載の発明によれば、
請求項3又は4の効果に加え、以下の効果が得られる。 a.冷却水の通水部に冷却水を通すことにより、サイジ
ング部を移動する断熱パイプを冷却することができるの
で、発泡樹脂体の表面に形成されているスキン層がより
強固になり、断熱パイプの形状をさらに安定させること
ができる。 b.強制冷却ができるので、生産性を高めるという作用
を有する。
【0042】本発明の請求項6に記載の発明によれば、
請求項1又は2の効果に加え、以下の効果が得られる。 a.多角形状に配置された各ローラが、同期して回転す
るので、未硬化状態の丸形断熱パイプをスムーズに移動
させることができる。 b.ローラの側壁により、断熱パイプをサイジング部へ
引き込みながら移動させることができるので、断熱パイ
プはサイジング部において抵抗をほとんど受けることな
くスムーズに移動させられ、作業性に優れる。 c.断熱パイプがサイジング部を移動する際に、回転す
るローラの側壁が発泡樹脂体の表面を押圧するので、高
品位で外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを製造す
ることが可能である。 d.ローラの配置により所望する多角形の断熱パイプを
高い生産性で生産できる。
【0043】本発明の請求項7に記載の発明によれば、
以下の効果が得られる。 a.可動手段が断熱パイプを引き込むように移動させる
ので、断熱パイプはサイジング装置内を抵抗をほとんど
受けることなく移動することができ、サイジング装置内
でつかえること等がなく、作業性に優れる。 b.可動手段を備えたことにより、可動手段が断熱パイ
プの表面の発泡樹脂体を押圧しながらかつ冷却しながら
成形することができるので、表面光沢性に優れかつセル
が緻密で、外的意匠性に優れた多角形状断熱パイプを製
造することができる。 c.可動手段を多角形の各辺部に配置するだけで、正四
角形や正三角形、直角三角形、長方形等の多角形の断熱
パイプに成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における多角形状断熱パ
イプの製造装置の要部模式図
【図2】本発明の実施の形態1における上流側からみた
サイジング装置の要部正面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるケーシング付近
の斜視図
【図4】本発明の実施の形態1におけるサイジング装置
の要部側面図
【図5】(a)図4におけるA−A’線の矢視端面図 (b)図4におけるB−B’線の矢視端面図 (c)図4におけるC−C’線の矢視端面図
【図6】本発明の実施の形態2における上流側からみた
サイジング装置の要部正面図
【図7】(a)本発明の実施の形態3における上流側か
らみたケーシング付近の要部斜視図 (b)本発明の実施の形態3における上流側からみたケ
ーシングの要部正面図
【図8】(a)本発明の実施の形態4におけるサイジン
グ装置の要部側面図 (b)図8(a)におけるD−D’線の矢視要部断面図
【図9】(a)従来の多角形状断熱パイプの成形状態を
示す要部側面断面図 (b)断熱パイプの形状変換ダイスの斜視図 (c)断熱パイプの形状変換ダイスの要部背面図
【図10】図9(a)におけるE−E’線の矢視端面図
【符号の説明】
1 多角形状断熱パイプの製造装置 2,2’ サイジング装置 3 多角形状断熱パイプ 11 ケーシング 11a 冷却水の通水部 12 サイジング部 13 ベルト移動溝 14 ベルトガイド部 15 ベルト 16 プーリ 21 縦ローラ 22 横ローラ 40 ケーシング 41 サイジング部 42 支持フレーム 42a R溝 43 ベルトローラ 44 ベルト 50 従来の多角形状断熱パイプの成形装置 51 バレル 52 スクリュ 53 溶融樹脂 54 ダイス 54a マニホールド 55 発泡樹脂体 56 管状体 57 丸形断熱パイプ 58 形状変換ダイス 58a 導入部 58b 成形部 59 ヘッド部 60 溜り部 61 断熱パイプ
フロントページの続き Fターム(参考) 4F207 AD03 AD05 AD12 AD17 AE02 AG03 AG08 AG09 KA01 KB11 KB18 KB22 KK52 KK64 KK76 KW26

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製や合成樹脂製の管状体を供給する
    管状体供給部と、前記管状体供給部から供給される管状
    体の外周に発泡樹脂体を被覆するダイスを備えた押出機
    と、前記押出機の下流側に配設され発泡樹脂体を被覆し
    た管状体からなる断熱パイプを所定の径寸法に規制する
    サイジング装置と、を備えた多角形状断熱パイプの製造
    装置であって、 前記サイジング装置が、前記発泡樹脂体を押圧しながら
    サイジングする可動手段を備えたことを特徴とする多角
    形状断熱パイプの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記管状体が金属製であることを特徴と
    する請求項1に記載の多角形状断熱パイプの製造装置。
  3. 【請求項3】 前記サイジング装置が、ケーシングと、
    前記ケーシングに上流側から下流側にかけて貫通して形
    成された多角筒状のサイジング部と、前記サイジング部
    の各周壁の中央に形成されたベルト移動溝と、前記ケー
    シングの上流側と下流側とに配設され前記ベルト移動溝
    のベルトを回転させる複数のプーリと、を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の多角形状断熱パイプ
    の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシングが長さ方向に平行に及び
    /又は垂直に複数に分割可能であることを特徴とする請
    求項3に記載の多角形状断熱パイプの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記ケーシングが所定部に配設された冷
    却水の通水部やフィン等の放熱部からなる冷却手段を備
    えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の多角形状
    断熱パイプの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記サイジング装置が、多角形の各辺部
    を中心位置に押圧するように各辺部と平行でかつ井桁状
    に配設された複数のローラと、前記複数のローラで囲繞
    されたサイジング部と、前記複数のローラの各辺部のい
    ずれか少なくとも1個ずつのローラを同期して回転させ
    る駆動部と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の多角形状断熱パイプの製造装置。
  7. 【請求項7】 金属製や合成樹脂製の管状体をダイスに
    供給する管状体供給工程と、前記ダイスにおいて前記管
    状体の外周に発泡樹脂体を被覆する押出工程と、前記発
    泡樹脂体を被覆した前記管状体からなる断熱パイプを所
    定の径寸法に規制するサイジング工程と、を備えた多角
    形状断熱パイプの製造方法であって、 前記サイジング工程が、前記成形材料を可動手段で押圧
    しながらサイジングする可動サイジング工程を備えたこ
    とを特徴とする多角形状断熱パイプの製造方法。
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