JP2001009262A - 長期連続型二酸化炭素投与方法およびその装置 - Google Patents

長期連続型二酸化炭素投与方法およびその装置

Info

Publication number
JP2001009262A
JP2001009262A JP2000125461A JP2000125461A JP2001009262A JP 2001009262 A JP2001009262 A JP 2001009262A JP 2000125461 A JP2000125461 A JP 2000125461A JP 2000125461 A JP2000125461 A JP 2000125461A JP 2001009262 A JP2001009262 A JP 2001009262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon dioxide
water
carbonate
compound
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000125461A
Other languages
English (en)
Inventor
Klaus Soechting
クラウス・シェヒティング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JP2001009262A publication Critical patent/JP2001009262A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D11/00Control of flow ratio
    • G05D11/02Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material
    • G05D11/03Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material without auxiliary power
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K63/00Receptacles for live fish, e.g. aquaria; Terraria
    • A01K63/04Arrangements for treating water specially adapted to receptacles for live fish
    • A01K63/042Introducing gases into the water, e.g. aerators, air pumps

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間、制御可能に二酸化炭素を連続発生で
き、装置の大きさも小さく美観的に問題の無い、長期連
続型二酸化炭素投与方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 生物学用長期連続型二酸化炭素投与方法
であって、1)化学反応によるガス圧発生手段により貯
蔵容器から酸水溶液を放出する工程と、2)固体および
/または液体の炭酸塩化合物または炭酸水素塩化合物に
上記酸水溶液を滴下する工程と、3)生物学的に使用す
るための媒体に発生した二酸化炭素を供給する工程とか
ら成ることを特徴とする二酸化炭素投与方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生物学用長期連続型
二酸化炭素投与方法に関し、詳しくは、本発明は、長期
間、制御可能に二酸化炭素を連続発生でき、装置の大き
さも小さく美観的に問題の無い長期連続型二酸化炭素投
与方法に関する。本発明は、更に、上記二酸化炭素投与
方法を達成するための装置にも関する。
【0002】
【従来の技術】生態系維持の分野において、例えば、閉
系家屋、特に温室における植物の培養や貯蔵の場合や、
水系、例えば池や水槽等の場合、均一かつ目標量の二酸
化炭素を長期的に必要とする。
【0003】池や水槽において二酸化炭素を供給する方
法は種々知られている。例えば、二酸化炭素を圧入して
あるガスカートリッジからガスを投与する方法が知られ
ている。しかしながら、この方法ではカートリッジ内の
ガス圧が低くなるにつれ、ガス量を制御しないかぎり、
供給される二酸化炭素のガス量が連続的に減少してしま
うという問題がある。さらに、ガスカートリッジを使用
する場合、二酸化炭素ガス投与装置は大きなスペースを
要し、美観的にも好ましくない。特に装飾用プールや水
槽の場合で使用する場合、ガスカートリッジを使用する
方法は不都合である。
【0004】また、キップの装置を使用して塩酸のよう
な鉱酸と炭酸塩を反応させてその場で二酸化炭素を発生
させる方法も知られている、しかしながら、この方法で
は、二酸化炭素を供給すべき水の系外において適切な方
法で行われる必要がある。従って、ガスカートリッジを
使用する方法と同様に、大きなスペースを要し、美観的
にも問題がある。更に、この装置の使用者が、塩酸のよ
うな鉱酸を扱った経験が無い場合、問題となる。
【0005】炭酸水素ナトリウムの発泡錠剤とクエン酸
に水をゆっくりと添加することにより、二酸化炭素ガス
を発生させる方法が考えられる。しかしながら、この方
法において、水をゆっくり添加すると、すぐに不透過性
のクエン酸層が発泡錠剤上に形成されてしまい、これに
より更なる反応が妨げられてしまう。従って、この方法
の場合、数日間のような短期間でしか二酸化炭素の連続
発生が達成できない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、長期
間、制御可能に二酸化炭素を連続発生でき、装置の大き
さも小さく美観的に問題の無い、長期連続型二酸化炭素
投与方法およびその装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成すべく鋭意検討した結果、酸水溶液をガス圧により炭
酸塩化合物または炭酸水素塩化合物に滴下する方法によ
り上記課題が解決できることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
【0008】本発明は上記の知見に基づき完成されたも
のであり、その第1の要旨は、生物学用長期連続型二酸
化炭素投与方法であって、1)化学反応によるガス圧発
生手段により貯蔵容器から酸水溶液を放出する工程と、
2)固体および/または液体の炭酸塩化合物または炭酸
水素塩化合物に上記酸水溶液を滴下する工程と、3)生
物学的に使用するための媒体に発生した二酸化炭素を供
給する工程とから成ることを特徴とする二酸化炭素投与
方法に存する。
【0009】本発明の第2の要旨は、第1の要旨に記載
の方法を遂行するための二酸化炭素投与装置であって、
貯蔵容器(1)と、所定量の炭酸塩および/または炭酸
水素塩と、当該塩の上または中に配置され、排出口を有
し、酸水溶液を貯蔵する貯蔵容器(2)とから成り、貯
蔵容器(2)は炭酸(水素)塩またはその水溶液に酸水
溶液を滴下することができ、貯蔵容器(2)には(i)
固体の水溶性酸と、(ii)触媒作用により分解してガ
スを発生する水溶性化合物と、(iii)触媒とから成
る組成物が詰められていることを特徴とする二酸化炭素
投与装置に存する。
【0010】本発明の第3の要旨は、第1の要旨に記載
の方法を遂行するための二酸化炭素投与装置であって、
所定量の炭酸塩および/または炭酸水素塩と、当該塩の
上または中に配置され、排出口を有し、酸水溶液を貯蔵
する貯蔵容器(2)とから成り、貯蔵容器(2)は炭酸
(水素)塩またはその水溶液に酸水溶液を滴下すること
ができ、貯蔵容器(2)には(i)水溶性酸と、(i
i)触媒作用により分解してガスを発生する水溶性化合
物と、(iii)触媒とから成る組成物が詰められてい
ることを特徴とする二酸化炭素投与装置に存する。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の二酸化炭素投与方法は、1)化学反応によるガ
ス圧発生手段により貯蔵容器から酸水溶液を放出する工
程と、2)固体および/または液体の炭酸塩化合物また
は炭酸水素塩化合物に上記酸水溶液を滴下する工程と、
3)生物学的に使用するための媒体に発生した二酸化炭
素を供給する工程とから成る。
【0012】本発明の方法、およびそれを遂行するため
の装置を使用することにより、次のような効果が得られ
る。(1)最小のスペースで、経済的に二酸化炭素の発
生を行える。(2)原料物質中に長期間多量の二酸化炭
素を貯蔵(二酸化炭素を生成できる状態として)でき
る。(3)二酸化炭素の長期発生を使用者の要求に従っ
て制御できる。(4)ホースによる接続無しで、且つ、
不純物等の発生を伴うことなく二酸化炭素を水中に導入
することができる。
【0013】本発明で使用する炭酸塩または炭酸塩溶液
は、特にことわらないかぎり、炭酸水素塩または炭酸水
素塩溶液も含む。炭酸塩または炭酸塩溶液としては、好
ましくはアルカリ金属炭酸塩およびアルカリ金属炭酸水
素塩である。酸と炭酸塩との反応により形成される塩の
溶解度が、反応水溶液中に沈殿を生じさせないほど高い
ことが好ましい。また、2種類以上の炭酸塩または炭酸
塩溶液を使用することもできる。
【0014】本発明で使用する酸水溶液は、水溶液とし
て十分安定であり、炭酸塩または炭酸塩溶液と反応して
二酸化炭素を発生できる酸水溶液であれば、特に限定さ
れず、好ましくは、使用前に純粋な固体酸化合物を使用
して直接酸水溶液が製造できる酸である。酸と炭酸塩と
の反応により形成される塩の溶解度が、反応水溶液中に
沈殿を生じさせないほど高いことが好ましい。また、2
種類以上の酸を混合して使用することもできる。
【0015】上記の出発化合物である炭酸塩または炭酸
塩溶液および酸水溶液、ならびに反応により形成される
塩は、健康面や環境面において問題を生じない物が好ま
しい。上記の出発化合物は、出発化合物の重量を基にし
て、できる限り多量の二酸化炭素を発生できることが好
ましい。
【0016】上記の出発化合物として、経済的に入手で
き、貯蔵および輸送が容易である点から、炭酸塩または
炭酸塩溶液としては炭酸水素ナトリウム(溶液)が特に
好ましく、酸水溶液としてはクエン酸が特に好ましい。
【0017】貯蔵容器から酸水溶液を放出するために使
用するガス圧発生反応としては、酸水溶液中に溶解また
は懸濁し、ガス状の反応生成物を放出する分解可能な化
合物の反応である。上記反応としては、過酸化水素やそ
の誘導体等の過酸化合物の分解反応のような、準安定性
化合物の分解反応を使用することが好ましい。準安定性
化合物としては、適当な2種以上の化合物を組合せて使
用してもよい。
【0018】上記準安定性化合物の分解反応は、適当な
触媒を使用して行ってもよい。触媒の適切な添加によ
り、単位時間当りのガスの発生量を調節することがで
き、その結果、酸水溶液の放出速度を広い範囲で正確に
調節することができる。ただし、温度によって触媒反応
の反応速度が変化するため、本発明の方法を使用する場
合の外部温度の影響を考慮する必要がある。それ故、熱
帯(魚)用水槽のような暖かい環境で使用する場合は、
より少ない触媒量で、より低い温度で使用する場合と同
一の単位時間当りのガス発生量を達成することができ
る。
【0019】酸水溶液の貯蔵容器内でガス圧発生装置を
使用する前に、全量または部分量の上記触媒を添加する
ことができる。これにより、酸水溶液の放出速度及び単
位時間当りの二酸化炭素の発生量を、使用者が独自に制
御することができる。
【0020】上記分解反応に使用する触媒としては、分
解可能な化合物からガス状物質を発生させるために使用
される公知の触媒が使用できる。分解可能な化合物とし
て過酸化水素または過酸化化合物を使用する場合、二酸
化マンガンまたは白金触媒を使用するのが好ましく、セ
ラミック的に結合している二酸化マンガンが特に好まし
い。また、適当な2種以上の触媒を組合せて使用しても
よい。
【0021】ガス圧発生反応に使用する上記組成物(主
として分解可能な化合物および触媒から成る)の組成お
よび量は、本発明の方法を開始する時点で調節してお
く。すなわち、貯蔵容器中の酸水溶液の全量を放出する
のに十分な量のガスを発生させる組成および量に調整す
る。同時に、貯蔵容器からの酸水溶液の放出速度がほぼ
一定となるようなガス発生量を達成するように上記組成
物の組成および量を調節する。上記組成物の量は、使用
する形態や方法により変化するが、好ましくは、放出さ
れる酸水溶液1モルに対し、分解可能な化合物0.01
〜0.03モルの比に調節するのが好ましいことを本発
明者は見出した。
【0022】炭酸塩または炭酸塩溶液に酸水溶液を滴下
することによって発生するガス状二酸化炭素は、生物学
的に使用する媒体に適切な手段を介して供給される。池
や水槽の様な水性の生物学的媒体を使用する場合、潜水
鐘(ダイビングベル、diving bell)の手段
により発生した二酸化炭素を水面に接触させ、水中に拡
散溶解させることが好ましい。ここで、「水面」の語
は、ガスが供給される水面(媒体の上層面で、大気に接
触している部分)だけでなく、本発明の方法を達成する
装置から発生するガスに接触している部分、例えば潜水
鐘の下方に人工的に形成された水面も含む。
【0023】本発明の二酸化炭素投与方法を達成し、池
や水槽で使用される装置の実施態様の1つを図1に示す
(以下、装置1と称す)。本発明の装置1は、炭酸塩ま
たは炭酸塩溶液を貯蔵する容器(1)と、容器(1)中
に付設される酸水溶液を貯蔵する容器(2)とから成
る。
【0024】さらに本発明の装置1は、場合によって、
発生した二酸化炭素ガスを生物学的媒体に導入するため
のガス供給手段が必要となる。特に、池や水槽などの水
性の生物学的媒体で使用する場合、上記手段が必要とな
る。上記手段の好ましい態様としては、潜水鐘の手段に
よって形成される人工的な水面と二酸化炭素ガスを接触
させることによって、二酸化炭素ガスを媒体に添加す
る。なお、図1の符号(3)で示される部分は潜水鐘を
示す。
【0025】本発明の装置1を水中で使用する場合、本
発明の上部が水面より浮き上がらず、水中に残っている
ことが好ましい。そのため、本発明の装置1が排除する
液体の重さよりも重い付加的な重り(4)を使用するこ
とが好ましい。また、重り(4)の代りとして、池や水
槽の底に吸着する一つ以上の吸引カップを使用してもよ
い。この場合は重りを省略できる。
【0026】本発明の生物学用長期連続型二酸化炭素投
与方法を遂行する装置は、好ましくは、適当な投与手段
と、所定量の炭酸塩および容器内に貯蔵される炭酸塩と
等価の酸(水溶液)と、ガス状の反応生成物を放出する
分解可能な化合物と、必要であればガス状の反応生成物
を放出する反応に使用される触媒とから成る。
【0027】本発明の装置において、装置の製造や取扱
いが容易であるという理由から、すべての化学成分が液
体よりも固体であることが好ましい。さらに、化学成分
はその水性溶液の状態よりも固体状態の方が安定であ
る。従って、水性溶液は使用直前に製造されることが好
ましい。それにより、本発明の装置は長期貯蔵してもな
んら問題は生じず、所望の単位時間あたりの二酸化炭素
を供給することができる。
【0028】水性酸溶液の貯蔵容器は、酸溶液の液面よ
りも下方に1つの排出口を有する。この排出口は、排出
口を介して酸溶液が自ら流出しない様な大きさに設計さ
れる。さらに、この排出口は、分解によりガス圧が酸溶
液にかけられた際に、酸水溶液を滴下するのに十分な大
きさに設計される。排出口は、断面形状が1〜7mm径
の円または円に近い形状であることが好ましい。さら
に、排出口は貯蔵容器の最下部に形成されることが好ま
しい。それにより、内在する酸水溶液を余すことなく排
出することができ、二酸化炭素ガス製造に使用できる。
【0029】本発明の方法を達成するための他の装置
(前述の装置と逆の構成となっている、以下、装置2と
称す)は、所定量の炭酸塩および/または炭酸水素塩
と、当該塩の上または中に配置され、排出口を有し、酸
水溶液を貯蔵する貯蔵容器(2)とから成り、貯蔵容器
(2)は炭酸(水素)塩またはその水溶液に酸水溶液を
滴下することができ、貯蔵容器(2)には(i)水溶性
酸と、(ii)触媒作用により分解してガスを発生する
水溶性化合物と、(iii)触媒とから成る組成物が詰
められていることを特徴とする。
【0030】装置2の好ましい態様として、貯蔵容器
(2)は、酸排出口以外は一体の密閉系中空形態を有す
る。使用開始するまでの貯蔵や輸送期間中、排出口は粘
着ストリップや剥ぎ取りフォイルの様なもので密閉され
ているのが好ましい。
【0031】本発明の第2の装置は、第1の装置と同様
に、その形状や大きさが使用目的や使用形態により変化
し得る。装置の大きさは、二酸化炭素ガスが供給される
べき空気または水の量、当該空気または水の量に対する
所望の二酸化炭素ガス濃度、および中断無しに連続的に
二酸化炭素ガスを供給できる所望の時間に依存する。
【0032】使用に際しては、所定量の水を排気口を介
して添加することにより、容器内の酸を水に溶解させ
る。容器(2)の下部に配置される反応室は、好ましく
は錠剤状の所定量の炭酸塩を内在しており、炭酸塩の量
は、酸の総消費量に対して正確に必要とされる量である
ことが好ましい。使用する化学成分および添加する水の
量によっては、反応生成物である塩が析出しないよう
に、反応室内にさらに水を添加する必要がある場合があ
る。
【0033】添加する水の量は、装置1または装置2内
の容器の占める体積によって決定され、最初に貯蔵容器
(2)に充填され、次いで残りの水が反応室内に添加さ
れることを考慮する必要がある。
【0034】例えば、総体積が1リットル、貯蔵容器が
2/3リットル、反応室が1/3リットルである装置の
場合、232gのクエン酸および306gの炭酸水素ナ
トリウムを使用することにより、20℃において160
gまたは87リットルの二酸化炭素を供給することがで
きる。この際、反応生成物としてのクエン酸ナトリウム
(トリナトリウム塩)は完全に溶解している。この規模
の装置で発生できる二酸化炭素ガスの量は、1000リ
ットルの通常の水槽で必要とする二酸化炭素量を1ヶ月
間供給できる量に相当する。
【0035】より小さな水槽の場合、より小さな装置が
必要となる。100リットルの水槽の場合では、23.
2gのクエン酸および30.6gの炭酸水素ナトリウム
を使用することにより、8.7リットルの二酸化炭素を
供給することができる。
【0036】適当な触媒を添加することにより二酸化炭
素ガス発生能力を増加させ、100リットルの水槽用装
置をより大きな水槽で使用することも可能であるが、こ
の場合、二酸化炭素ガス供給時間が短くなる。例えば、
触媒量を倍増すれば、発生する二酸化炭素ガスも倍増す
るが、供給時間は半減する。
【0037】
【発明の効果】本発明の長期連続型二酸化炭素投与方法
は、長期間、制御可能に二酸化炭素を連続発生でき、装
置の大きさも小さく美観的に問題が無いため、本発明の
工業的価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二酸化炭素投与方法を達成し、池や水
槽で使用される装置の概要図
【符号の説明】
1:炭酸塩または炭酸塩溶液を貯蔵する容器 2:酸水溶液を貯蔵する容器 3:潜水鐘 4:重り
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C01B 31/20 C01B 31/20 Z C12M 1/36 C12M 1/36

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物学用長期連続型二酸化炭素投与方法
    であって、1)化学反応によるガス圧発生手段により貯
    蔵容器から酸水溶液を放出する工程と、2)固体および
    /または液体の炭酸塩化合物または炭酸水素塩化合物に
    上記酸水溶液を滴下する工程と、3)生物学的に使用す
    るための媒体に発生した二酸化炭素を供給する工程とか
    ら成ることを特徴とする二酸化炭素投与方法。
  2. 【請求項2】 前記生物学的に使用するための媒体が水
    である請求項1に記載の二酸化炭素投与方法。
  3. 【請求項3】 水に二酸化炭素を供給する工程が、潜水
    鐘(divingbell)の手段により発生した二酸
    化炭素を拡散させることにより達成させられる請求項2
    に記載の二酸化炭素投与方法。
  4. 【請求項4】 前記酸水溶液がクエン酸水溶液である請
    求項1〜3の何れかに記載の二酸化炭素投与方法。
  5. 【請求項5】 前記炭酸塩化合物または炭酸水素塩化合
    物が炭酸水素ナトリウムである請求項1〜4の何れかに
    記載の二酸化炭素投与方法。
  6. 【請求項6】 前記化学反応によるガス圧発生手段が、
    過酸化水素化合物からの酸素発生反応によるものである
    請求項1〜5の何れかに記載の二酸化炭素投与方法。
  7. 【請求項7】 前記過酸化水素化合物が過酸化水素尿素
    である請求項6に記載の二酸化炭素投与方法。
  8. 【請求項8】 前記化学反応によるガス圧発生が1つ以
    上の触媒により行われる請求項1〜7の何れかに記載の
    二酸化炭素投与方法。
  9. 【請求項9】 前記触媒が二酸化マンガンである請求項
    8に記載の二酸化炭素投与方法。
  10. 【請求項10】 前記二酸化マンガンがセラミック的に
    結合している請求項9に記載の二酸化炭素投与方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10の何れかに記載の方法
    を遂行するための二酸化炭素投与装置であって、貯蔵容
    器(1)と、所定量の炭酸塩および/または炭酸水素塩
    と、当該塩の上または中に配置され、排出口を有し、酸
    水溶液を貯蔵する貯蔵容器(2)とから成り、貯蔵容器
    (2)は炭酸(水素)塩またはその水溶液に酸水溶液を
    滴下することができ、貯蔵容器(2)には(i)固体の
    水溶性酸と、(ii)触媒作用により分解してガスを発
    生する水溶性化合物と、(iii)触媒とから成る組成
    物が詰められていることを特徴とする二酸化炭素投与装
    置。
  12. 【請求項12】 前記水溶性化合物(ii)が固体であ
    る請求項11に記載の二酸化炭素投与装置。
  13. 【請求項13】 発生した二酸化炭素ガスを生物学用媒
    体に導入するためのガス供給装置をさらに有する請求項
    11又は12に記載の二酸化炭素投与装置。
  14. 【請求項14】 二酸化炭素ガス供給装置が潜水鐘(d
    iving bell)による装置である請求項13に
    記載の二酸化炭素投与装置。
  15. 【請求項15】 さらに重り(3)を有し、当該重り
    (3)はその容積と同量の水性媒体よりも重く、水性媒
    体中に十分に沈む請求項11〜14の何れかに記載の二
    酸化炭素投与装置。
  16. 【請求項16】 さらに1つ以上の吸着カップ(4)を
    有する請求項11〜15の何れかに記載の二酸化炭素投
    与装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜10の何れかに記載の方法
    を遂行するための二酸化炭素投与装置であって、所定量
    の炭酸塩および/または炭酸水素塩と、当該塩の上また
    は中に配置され、排出口を有し、酸水溶液を貯蔵する貯
    蔵容器(2)とから成り、貯蔵容器(2)は炭酸(水
    素)塩またはその水溶液に酸水溶液を滴下することがで
    き、貯蔵容器(2)には(i)水溶性酸と、(ii)触
    媒作用により分解してガスを発生する水溶性化合物と、
    (iii)触媒とから成る組成物が詰められていること
    を特徴とする二酸化炭素投与装置。
  18. 【請求項18】 前記水溶性酸(i)が固体である請求
    項17に記載の二酸化炭素投与装置。
  19. 【請求項19】 前記触媒作用により分解してガスを発
    生する水溶性化合物が固体である請求項17又は18に
    記載の二酸化炭素投与装置。
JP2000125461A 1999-04-30 2000-04-26 長期連続型二酸化炭素投与方法およびその装置 Pending JP2001009262A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19919798A DE19919798A1 (de) 1999-04-30 1999-04-30 Verfahren zur kontinuierlichen Langzeitdosierung von Kohlendioxid in biologisch genutzten Medien, und ein Set sowie ein Nachrüstset zur Durchführung dieses Verfahrens
DE19919798.9 1999-04-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001009262A true JP2001009262A (ja) 2001-01-16

Family

ID=7906477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125461A Pending JP2001009262A (ja) 1999-04-30 2000-04-26 長期連続型二酸化炭素投与方法およびその装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6491890B1 (ja)
EP (1) EP1051904B1 (ja)
JP (1) JP2001009262A (ja)
AT (1) ATE290774T1 (ja)
DE (2) DE19919798A1 (ja)
ES (1) ES2239957T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523816A (ja) * 2003-05-30 2007-08-23 クラウス・シェヒティング 生物学的に利用される水性系に酸素を供給する方法ならびに前記方法を実施するための装置及びセット
JP2016036328A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 カシオ計算機株式会社 二酸化炭素供給システム、二酸化炭素供給方法及びプログラム

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6821276B2 (en) * 1999-08-18 2004-11-23 Intrinsic Therapeutics, Inc. Intervertebral diagnostic and manipulation device
WO2003043406A1 (en) * 2001-11-21 2003-05-30 Charles Ghaneson Carbon dioxide delivery method
CN104150482B (zh) * 2014-08-28 2016-05-18 中国科学院地质与地球物理研究所 一种用于碳酸盐碳、氧同位素分析时所需二氧化碳气体制备的装置
CN112243934B (zh) * 2020-11-03 2022-07-12 辰溪县兰山生物科技有限责任公司 一种工厂化循环水水产养殖池养殖水ph自动调节装置
CN115581195A (zh) * 2022-09-09 2023-01-10 中国科学院地球化学研究所 一种碳同位素标记物及其制备方法和应用

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10503161A (ja) * 1994-03-03 1998-03-24 リバー メディカル インコーポレイティッド 注入のためのガス供給装置及び組成物

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE6914954U (de) * 1969-04-15 1970-01-29 Dietzel Karl Dosiergeraet fuer kohlendioxid und sauerstoff fuer aquarien.
US4040342A (en) * 1975-10-14 1977-08-09 Robert Roy Austin Apparatus for generation of carbon dioxide gas and the carbonation of water
DE2554957A1 (de) * 1975-12-06 1977-06-16 Manfred Reiss Geraet zur dosierten erzeugung von kohlendioxyd
JPS5493215A (en) * 1977-12-29 1979-07-24 Toppan Printing Co Ltd Aerosol container
US4186215A (en) * 1978-03-02 1980-01-29 Pepsico. Inc. Beverage carbonation arrangement
DE8115424U1 (de) * 1981-05-23 1981-12-10 Ewald, Ludger, 4600 Dortmund Co(pfeil abwaerts)2(pfeil abwaerts)-und mineralien-regulator (fuer aquarien)
DE8125288U1 (de) * 1981-08-29 1982-03-11 Zoo-Tropicals Holger Schaper & Co, 2400 Lübeck Geraet zur einbringung von co(pfeil abwaerts)2(pfeil abwaerts) in das wasser von heimaquarien
JPS60122703A (ja) * 1983-12-06 1985-07-01 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 酸素ガス発生方法
US5499979A (en) * 1987-06-25 1996-03-19 Alza Corporation Delivery system comprising kinetic forces
US5021219A (en) * 1988-12-08 1991-06-04 The Coca-Cola Company Gas generator for a carbonated drink dispenser
AU5345190A (en) * 1989-03-21 1990-10-22 Lim Technology Laboratories, Inc. Controlled release of desired product through the controlled reaction of precursor
US5573502A (en) * 1993-05-26 1996-11-12 Quest Medical, Inc. Display panel and controls for blood mixture delivery system
DE9405192U1 (de) * 1994-03-26 1994-05-19 Meuche, Jürgen, 40699 Erkrath Steuerung der CO 2 - Zufuhr in der Wirbelkammer eines Aquariums
DE4414796C2 (de) * 1994-04-28 1996-03-07 Aqua Medic Anlagenbau Gmbh Vorrichtung zum Versorgen von Teich- und Auqarienwässern mit CO¶2¶
US5992700A (en) * 1997-05-28 1999-11-30 Apex Medical Technologies, Inc. Controlled gas generation for gas-driven infusion devices

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10503161A (ja) * 1994-03-03 1998-03-24 リバー メディカル インコーポレイティッド 注入のためのガス供給装置及び組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523816A (ja) * 2003-05-30 2007-08-23 クラウス・シェヒティング 生物学的に利用される水性系に酸素を供給する方法ならびに前記方法を実施するための装置及びセット
JP2016036328A (ja) * 2014-08-11 2016-03-22 カシオ計算機株式会社 二酸化炭素供給システム、二酸化炭素供給方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1051904A2 (de) 2000-11-15
EP1051904B1 (de) 2005-03-16
EP1051904A3 (de) 2002-02-13
US6491890B1 (en) 2002-12-10
DE50009756D1 (de) 2005-04-21
ES2239957T3 (es) 2005-10-16
ATE290774T1 (de) 2005-04-15
DE19919798A1 (de) 2000-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3184778B2 (ja) 酸素注入の制御により魚の成長を最適化する方法
NO862039L (no) Fremgangsmaate og apparat for transport av levende fisk.
JP2006255613A (ja) 活性水素溶存水の生成方法、生成器および生成用の石こう供給部材、並びに活性水素の生成性物質とその製造方法
JPH0521534B2 (ja)
JP2001009262A (ja) 長期連続型二酸化炭素投与方法およびその装置
US4564373A (en) Method for bubble-free gas feed
GB2086756A (en) Enriching a liquid with oxygen
JP2001520575A (ja) ガス過飽和流体の送出用の系及び装置
US20150296754A1 (en) Seafood shipping container
WO1990011248A1 (en) Controlled release of desired product through the controlled reaction of precursor
JP4125103B2 (ja) 二酸化塩素ガス発生装置
KR100364235B1 (ko) 이산화염소의 장기 보존 및 미량 서방형 발생 장치 및제조 방법
JP2002248490A (ja) 酸素富化浄水装置
US4784765A (en) Aquarium oxygenator
US20060128002A1 (en) Method for supplying a biologically utilized aqueous system with oxygen, and device and set for carrying out said method
JP2001269080A (ja) 活きイカの保存又は輸送方法とその装置
JPS60199380A (ja) ガス吹き込み細胞培養
JPH05317061A (ja) 酸素発生用触媒
JP2002143867A (ja) 炭酸温水製造装置
KR960007191B1 (ko) 산소발생용 촉매
JPH0648705A (ja) 酸素発生剤
JPH0648704A (ja) 酸素発生剤
JPH0648706A (ja) 酸素発生剤
JP3031812U (ja) 炭酸ガス発生材及び炭酸ガス添加水の製造装置
JPS62278104A (ja) 酸素発生方法およびその発生器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100720