JP2001008994A - エアマット - Google Patents
エアマットInfo
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- JP2001008994A JP2001008994A JP11183335A JP18333599A JP2001008994A JP 2001008994 A JP2001008994 A JP 2001008994A JP 11183335 A JP11183335 A JP 11183335A JP 18333599 A JP18333599 A JP 18333599A JP 2001008994 A JP2001008994 A JP 2001008994A
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- air mat
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアを急速排気できるエアマットを提供す
る。 【解決手段】 エアマット本体2と、これにパイプ4に
て連結され、このパイプを介して給排気を行うエアポン
プ3を有するエアマット1であって、エアマット本体に
給排気口とは別途開口部材及び蓋部材からなる排気専用
の排気栓8を設け、通常は密封状態としておき、心臓マ
ッサージ等緊急事態が発生したとき、急速排気できる構
造とした。
る。 【解決手段】 エアマット本体2と、これにパイプ4に
て連結され、このパイプを介して給排気を行うエアポン
プ3を有するエアマット1であって、エアマット本体に
給排気口とは別途開口部材及び蓋部材からなる排気専用
の排気栓8を設け、通常は密封状態としておき、心臓マ
ッサージ等緊急事態が発生したとき、急速排気できる構
造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアが給排気され
て膨張、収縮されるエアマットに関する。
て膨張、収縮されるエアマットに関する。
【0002】
【従来の技術】エアマット例えば複数のエアセルを並列
配置したエアマットの各エアセルにエアを供給するため
に、エアポンプとエアマットとの間に給排気パイプが連
結される。このエアマットとエアチューブとの間には、
両者を連結するために、エアジョイントが使用されるこ
とがある。かかるエアジョイントとして、T字型の3方
向挿入孔を有するパイプ(実開平6−48640号公
報)、或いはL字型継手(特開平7一265175号公
報)が公知である。前者には、直線的にエアパイプを連
結すると同時に、エアパイプに対し直角方向にエアセル
を連結する構造が開示され、後者には、エアセルに溶着
されたL字型継手を介して樹脂パイプに接続される構造
が、開示されている。
配置したエアマットの各エアセルにエアを供給するため
に、エアポンプとエアマットとの間に給排気パイプが連
結される。このエアマットとエアチューブとの間には、
両者を連結するために、エアジョイントが使用されるこ
とがある。かかるエアジョイントとして、T字型の3方
向挿入孔を有するパイプ(実開平6−48640号公
報)、或いはL字型継手(特開平7一265175号公
報)が公知である。前者には、直線的にエアパイプを連
結すると同時に、エアパイプに対し直角方向にエアセル
を連結する構造が開示され、後者には、エアセルに溶着
されたL字型継手を介して樹脂パイプに接続される構造
が、開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構造のT字型パイ
プ或いはL字型継手は、給排気パイプをこれらの差し込
み口に差し込むことにより、パイプと接続するものであ
る。かかる操作は、差し込み口とパイプの位置をよく見
て合わせ、差し込む際にはかなり強い力を必要とするこ
とから、それほど簡単な操作とは言えず、時間もかかる
操作である。また、かかるパイプの接続及び分離が頻繁
に行われると、パイプの開口端が拡がり、接続強度が弱
くなって、エア洩れ或いはパイプが外れるという事故も
起こりやすい。したがって、上記構造の継手は、通常の
使用状態においては、着脱する事態を想定したものでは
ない。
プ或いはL字型継手は、給排気パイプをこれらの差し込
み口に差し込むことにより、パイプと接続するものであ
る。かかる操作は、差し込み口とパイプの位置をよく見
て合わせ、差し込む際にはかなり強い力を必要とするこ
とから、それほど簡単な操作とは言えず、時間もかかる
操作である。また、かかるパイプの接続及び分離が頻繁
に行われると、パイプの開口端が拡がり、接続強度が弱
くなって、エア洩れ或いはパイプが外れるという事故も
起こりやすい。したがって、上記構造の継手は、通常の
使用状態においては、着脱する事態を想定したものでは
ない。
【0004】一方、近時、この種エアマットは、滅菌消
毒等衛生面での管理がしやすいこと、非使用時、エアを
抜いてコンパクトな形状とすることができるから保管に
スペースをとらないこと等より、病院等医療施設におい
て使用されつつある。しかしながら、かかるエアマット
を医療施設例えば病院の集中治療室において使用した場
合、患者に緊急に心臓マッサージを施す必要が生じたと
き等、エアマットは不適当であるという問題がある。
毒等衛生面での管理がしやすいこと、非使用時、エアを
抜いてコンパクトな形状とすることができるから保管に
スペースをとらないこと等より、病院等医療施設におい
て使用されつつある。しかしながら、かかるエアマット
を医療施設例えば病院の集中治療室において使用した場
合、患者に緊急に心臓マッサージを施す必要が生じたと
き等、エアマットは不適当であるという問題がある。
【0005】すなわち患者の下にエアマットを敷いてい
ると、マッサージすべく心臓を押圧した際、患者の体も
また圧力に応じて下方に移動してしまい、心臓に押圧力
がかからないのである。このような事態を考慮すると、
エアマットは急速に排気する必要があるが、従来のエア
マットにおいては、エアパイプ、T字パイプ或いはL字
型継手の内径は高々10mmまでであり、患者の体重が
かかり或いは手で押さえる等圧力をかけても、完全に排
気するには10分位かかるのが現状である。緊急時に
は、このような時間の余裕はないことが多く、またこの
処置を施すために患者を他の寝台に移すことも面倒な作
業である。だからといって、このような事態を予想し
て、患者を常時硬い寝台に寝かせておくこともできな
い。患者にとって不快であるばかりでなく、床擦れ等を
生じるおそれがあるからである。
ると、マッサージすべく心臓を押圧した際、患者の体も
また圧力に応じて下方に移動してしまい、心臓に押圧力
がかからないのである。このような事態を考慮すると、
エアマットは急速に排気する必要があるが、従来のエア
マットにおいては、エアパイプ、T字パイプ或いはL字
型継手の内径は高々10mmまでであり、患者の体重が
かかり或いは手で押さえる等圧力をかけても、完全に排
気するには10分位かかるのが現状である。緊急時に
は、このような時間の余裕はないことが多く、またこの
処置を施すために患者を他の寝台に移すことも面倒な作
業である。だからといって、このような事態を予想し
て、患者を常時硬い寝台に寝かせておくこともできな
い。患者にとって不快であるばかりでなく、床擦れ等を
生じるおそれがあるからである。
【0006】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、エアセルの急速排気が可能なエアマットを
提供するものである。
れたもので、エアセルの急速排気が可能なエアマットを
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
エアの給排気により膨張、収縮するエアマット本体と、
該エアマット本体とパイプにて連結され、該エアマット
本体にエアを給排気する給排気手段を有してなるエアマ
ットにおいて、上記エアマット本体に排気専用手段を設
けたものである。かかる構成において、エアマットは、
排気専用手段を操作することにより、急速に排気され
る。
エアの給排気により膨張、収縮するエアマット本体と、
該エアマット本体とパイプにて連結され、該エアマット
本体にエアを給排気する給排気手段を有してなるエアマ
ットにおいて、上記エアマット本体に排気専用手段を設
けたものである。かかる構成において、エアマットは、
排気専用手段を操作することにより、急速に排気され
る。
【0008】本発明(請求項2)において、上記排気専
用手段は、上記エアマットに取りつけられた開口部材
と、該開口部材に着脱自任に取りつけられ該開口部材を
開放又は密閉する蓋部材とからなるものである。かかる
構成において、蓋部材は、エアマットとしての通常の使
用時には、開口部材に固定されて密封し、エアマットの
エアを急速排気するとき、開口部材から外される。
用手段は、上記エアマットに取りつけられた開口部材
と、該開口部材に着脱自任に取りつけられ該開口部材を
開放又は密閉する蓋部材とからなるものである。かかる
構成において、蓋部材は、エアマットとしての通常の使
用時には、開口部材に固定されて密封し、エアマットの
エアを急速排気するとき、開口部材から外される。
【0009】本発明(請求項3)において、上記開口部
材は、円形開口の排気口と、該排気口の内面に複数個形
成された第1係合突起とを有し、上記蓋部材は、上記排
気口に入る筒状部と該筒状部の外面に複数個形成され、
上記第1係合突起に係合する第2係合突起と、弾性シー
ル部とを有し、上記蓋部材が上記開口部材に嵌装されて
所定角度回転することにより上記第2係合突起を上記第
1係合突起に係合し、上記弾性シール部にて上記開口部
材及び上記蓋部材間を密閉するものである。
材は、円形開口の排気口と、該排気口の内面に複数個形
成された第1係合突起とを有し、上記蓋部材は、上記排
気口に入る筒状部と該筒状部の外面に複数個形成され、
上記第1係合突起に係合する第2係合突起と、弾性シー
ル部とを有し、上記蓋部材が上記開口部材に嵌装されて
所定角度回転することにより上記第2係合突起を上記第
1係合突起に係合し、上記弾性シール部にて上記開口部
材及び上記蓋部材間を密閉するものである。
【0010】かかる構成において、蓋部材を開口部材か
ら外すに際しては、蓋部材を開口部材に対して所定角度
回すことにより、蓋部材の第2係合突起は開口部材の第
1係合突起から外すことによりなされる。他方、開口部
材を蓋部材にて密閉するに際しては、蓋部材の筒状部を
開口部材の排気孔に差し込み、蓋部材を所定角度回して
第2係合突起を第1係合突起に係合することによりなさ
れる。このとき、蓋部材の弾性シール部は開口部材に弾
性押圧される。
ら外すに際しては、蓋部材を開口部材に対して所定角度
回すことにより、蓋部材の第2係合突起は開口部材の第
1係合突起から外すことによりなされる。他方、開口部
材を蓋部材にて密閉するに際しては、蓋部材の筒状部を
開口部材の排気孔に差し込み、蓋部材を所定角度回して
第2係合突起を第1係合突起に係合することによりなさ
れる。このとき、蓋部材の弾性シール部は開口部材に弾
性押圧される。
【0011】本発明(請求項4)において、上記開口部
材は、円形開口の排気口と、該排気口の外面に複数個形
成された第1係合突起と、弾性シール部材とを有し、上
記蓋部材は、上記開口部材の外周を囲む筒状部と該筒状
部の内面に複数個形成され、上記第1係合突起に係合す
る第2係合突起と、上記開口部材に接する部位に弾性シ
ール部を有し、上記蓋部材が上記開口部材に被せられて
所定角度回転することにより上記第2係合突起を上記第
1係合突起に係合し、上記弾性シール部にて上記開口部
材及び上記蓋部材間を密閉するものである。
材は、円形開口の排気口と、該排気口の外面に複数個形
成された第1係合突起と、弾性シール部材とを有し、上
記蓋部材は、上記開口部材の外周を囲む筒状部と該筒状
部の内面に複数個形成され、上記第1係合突起に係合す
る第2係合突起と、上記開口部材に接する部位に弾性シ
ール部を有し、上記蓋部材が上記開口部材に被せられて
所定角度回転することにより上記第2係合突起を上記第
1係合突起に係合し、上記弾性シール部にて上記開口部
材及び上記蓋部材間を密閉するものである。
【0012】かかる構成において、蓋部材を開口部材か
ら外すに際しては、蓋部材を開口部材に対して所定角度
回すことにより、蓋部材の第2係合突起は開口部材の第
1係合突起から外すことによりなされる。他方、開口部
材を蓋部材にて密閉するに際しては、蓋部材の筒状部を
開口部材の排気孔に差し込み、蓋部材を所定角度回して
第2係合突起を第1係合突起に係合することによりなさ
れる。このとき、開口部材の弾性シール部は蓋部材に弾
性押圧される。
ら外すに際しては、蓋部材を開口部材に対して所定角度
回すことにより、蓋部材の第2係合突起は開口部材の第
1係合突起から外すことによりなされる。他方、開口部
材を蓋部材にて密閉するに際しては、蓋部材の筒状部を
開口部材の排気孔に差し込み、蓋部材を所定角度回して
第2係合突起を第1係合突起に係合することによりなさ
れる。このとき、開口部材の弾性シール部は蓋部材に弾
性押圧される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、1は、エアマット
を示し、エアマット本体2、このエアマット本体2にエ
アを給排気する給排気手段すなわちエアポンプ3及び両
者を接続する給排気パイプ4よりなる。エアマット本体
2は、空気非透過性を有する可撓性シートにて細長い袋
状に形成された第1エアセル群5及び第2エアセル群6
よりなる。第1エアセル群5は、端部にて互いに連通し
ており、第1ヱアセル群5の内の一のエアセル裏面に形
成されたL字管継手7を介して給排気パイプ4に連結さ
れ、エアポンプ3に接続されている。また第2エアセル
群6も同様にL字管継手7を介して給排気パイプ4に連
結され、エアポンプ3に接続されている。8,8は、そ
れぞれ第1及び第2エアセル群5,6の各一のエアセル
の表面端部に設けられた排気栓で、排気専用手段として
はたらく。
を示し、エアマット本体2、このエアマット本体2にエ
アを給排気する給排気手段すなわちエアポンプ3及び両
者を接続する給排気パイプ4よりなる。エアマット本体
2は、空気非透過性を有する可撓性シートにて細長い袋
状に形成された第1エアセル群5及び第2エアセル群6
よりなる。第1エアセル群5は、端部にて互いに連通し
ており、第1ヱアセル群5の内の一のエアセル裏面に形
成されたL字管継手7を介して給排気パイプ4に連結さ
れ、エアポンプ3に接続されている。また第2エアセル
群6も同様にL字管継手7を介して給排気パイプ4に連
結され、エアポンプ3に接続されている。8,8は、そ
れぞれ第1及び第2エアセル群5,6の各一のエアセル
の表面端部に設けられた排気栓で、排気専用手段として
はたらく。
【0014】第1及び第2エアセル群5,6は、エアマ
ット本体2の前後方向において交互に配置され、エアポ
ンプ3により任意の周期で交互に給排気動作がなされ
る。なお、第1,第2エアセル群5,6内は、排気状態
においても、給気状態の約1/2の空気圧に保たれてお
り、給気状態と排気状態の空気圧の差が極端に大きくな
らないよう調節される。また給気状態の空気圧もまた、
感触を硬くしたり或いは柔らかくする等患者の要望に応
じて任意に調節される。
ット本体2の前後方向において交互に配置され、エアポ
ンプ3により任意の周期で交互に給排気動作がなされ
る。なお、第1,第2エアセル群5,6内は、排気状態
においても、給気状態の約1/2の空気圧に保たれてお
り、給気状態と排気状態の空気圧の差が極端に大きくな
らないよう調節される。また給気状態の空気圧もまた、
感触を硬くしたり或いは柔らかくする等患者の要望に応
じて任意に調節される。
【0015】エアマット本体2は、ナイロン等の織布の
片面又は両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ
塩化ビニール)を被覆(ラミネート処理)し、空気流通
を遮断した布を2枚重ね合わせ、エアセル境界線Pを高
周波溶着等により接合して形成される。なお、織布の片
面のみPVCラミネートした布を使用した場合には、ラ
ミネート処理面が接合面とされることはいうまでもな
い。
片面又は両面に熱可塑性樹脂シート例えばPVC(ポリ
塩化ビニール)を被覆(ラミネート処理)し、空気流通
を遮断した布を2枚重ね合わせ、エアセル境界線Pを高
周波溶着等により接合して形成される。なお、織布の片
面のみPVCラミネートした布を使用した場合には、ラ
ミネート処理面が接合面とされることはいうまでもな
い。
【0016】図2,3に示すように、排気栓8は、PV
C等の樹脂にて形成され、開口部材9とこの開口部材9
に着脱自在に取りつけられる蓋部材10よりなる。開口
部材9は円形の排気口11を有し、蓋部材10はこの排
気口11に入る筒状部12を有し、開口部材9を開放又
は密閉する。開口部材9はその鍔部13が、第1エアセ
ル群5又は第2エアセル群6の一エアセルに高周波溶着
等により接着されている。開口部材9には、その排気口
11の内面に複数個、図示例の場合4個の第1係合突起
14,14,……が、また蓋部材10の筒状部12の外
面に第2係合突起15,15,……が等間隔で形成され
ている。第2係合突起15,15,……は、第1係合突
起14,14,……に係合するもので、第1係合突起1
4,14……と同数設けられている。16は蓋部材10
に形成された鍔部、17,17は鍔部16に形成された
一対の突起である。蓋部材10はこの鍔部16及び突起
17を手にもって回される。
C等の樹脂にて形成され、開口部材9とこの開口部材9
に着脱自在に取りつけられる蓋部材10よりなる。開口
部材9は円形の排気口11を有し、蓋部材10はこの排
気口11に入る筒状部12を有し、開口部材9を開放又
は密閉する。開口部材9はその鍔部13が、第1エアセ
ル群5又は第2エアセル群6の一エアセルに高周波溶着
等により接着されている。開口部材9には、その排気口
11の内面に複数個、図示例の場合4個の第1係合突起
14,14,……が、また蓋部材10の筒状部12の外
面に第2係合突起15,15,……が等間隔で形成され
ている。第2係合突起15,15,……は、第1係合突
起14,14,……に係合するもので、第1係合突起1
4,14……と同数設けられている。16は蓋部材10
に形成された鍔部、17,17は鍔部16に形成された
一対の突起である。蓋部材10はこの鍔部16及び突起
17を手にもって回される。
【0017】かかる構造において、蓋部材10の筒状部
材12を開口部材9の排気口11に押し込み、約45度
回転させて蓋部材10の第2係合突起15,15,……
を開口部材9の第1係合突起14,14,……の下にも
ぐり込ませると、両者は強固に結合される。18,1
8,……は、蓋部材10が約45度回転せしめられ、係
合が確実となった位置でこれを固定するストッパーで、
開口部材9の第1係合突起14,14,……上に形成さ
れている。結合時開口部材9は、蓋部材10に設けたゴ
ム製0リング19に強制的に弾性接触し、両者のシール
は完全なものになる。蓋部材10を外すときは、蓋部材
10を開口部材9に対し、前述と逆方向に約45度回転
させることにより行う。上記構造のエアマット1は、通
常は排気栓は閉じた状態にあり、心臓マッサージを施す
場合等緊急時に開栓されて急速に排気される。
材12を開口部材9の排気口11に押し込み、約45度
回転させて蓋部材10の第2係合突起15,15,……
を開口部材9の第1係合突起14,14,……の下にも
ぐり込ませると、両者は強固に結合される。18,1
8,……は、蓋部材10が約45度回転せしめられ、係
合が確実となった位置でこれを固定するストッパーで、
開口部材9の第1係合突起14,14,……上に形成さ
れている。結合時開口部材9は、蓋部材10に設けたゴ
ム製0リング19に強制的に弾性接触し、両者のシール
は完全なものになる。蓋部材10を外すときは、蓋部材
10を開口部材9に対し、前述と逆方向に約45度回転
させることにより行う。上記構造のエアマット1は、通
常は排気栓は閉じた状態にあり、心臓マッサージを施す
場合等緊急時に開栓されて急速に排気される。
【0018】開口部材9の排気口11の内径(直径)
は、13mmから20mmの範囲で設定される。13m
m未満の範囲では、エア移送量が低下し、急速排気が不
十分であること、他方20mmを越えると蓋部材10の
着脱に大きい力を必要とするという理由による。例えは
開口部材9の排気口11の内径を、14mmとしたと
き、蓋部材10を外すと、エアマット本体2のエアは急
速に排気され、患者の体重が加わっている場合には、5
〜10秒程度で排気される。
は、13mmから20mmの範囲で設定される。13m
m未満の範囲では、エア移送量が低下し、急速排気が不
十分であること、他方20mmを越えると蓋部材10の
着脱に大きい力を必要とするという理由による。例えは
開口部材9の排気口11の内径を、14mmとしたと
き、蓋部材10を外すと、エアマット本体2のエアは急
速に排気され、患者の体重が加わっている場合には、5
〜10秒程度で排気される。
【0019】図4,5は、排気栓20の変形例を示し、
上記構造とは逆に開口部材21を雄型、蓋都材22を雌
型構造としたものである。23は開口部材21に形成さ
れた排気口、24,24,……はこの排気口23の外面
に複数個、本例の場合4個、等間隔で形成された第1係
合突起、25は鍔部で第1、第2エアセル群5,6(図
1)の一のエアセルに接着される。26は、鍔部25付
近に取りつけられたゴム製0リングで弾性シール部を構
成する。27は蓋部材22に形成された筒状部で、開口
部材21の外周を囲む。28,28,……はこの筒状部
27の内面に複数個、本例の場合4個、等間隔で形成さ
れた第2係合突起、29は鍔部、30,30はこの鍔部
29に形成された突起である。かかる構造において、蓋
部材22を開口部材21に被せ、約45度回すことによ
り、第2係合突起28,28,……を第1係合突起2
4,24,……の下にもぐり込ませ、両者を結合させ
る。このとき蓋部材22の筒状部27の先端は0リング
26に弾性接触し、開口部材21と蓋部材22の間は密
封される。
上記構造とは逆に開口部材21を雄型、蓋都材22を雌
型構造としたものである。23は開口部材21に形成さ
れた排気口、24,24,……はこの排気口23の外面
に複数個、本例の場合4個、等間隔で形成された第1係
合突起、25は鍔部で第1、第2エアセル群5,6(図
1)の一のエアセルに接着される。26は、鍔部25付
近に取りつけられたゴム製0リングで弾性シール部を構
成する。27は蓋部材22に形成された筒状部で、開口
部材21の外周を囲む。28,28,……はこの筒状部
27の内面に複数個、本例の場合4個、等間隔で形成さ
れた第2係合突起、29は鍔部、30,30はこの鍔部
29に形成された突起である。かかる構造において、蓋
部材22を開口部材21に被せ、約45度回すことによ
り、第2係合突起28,28,……を第1係合突起2
4,24,……の下にもぐり込ませ、両者を結合させ
る。このとき蓋部材22の筒状部27の先端は0リング
26に弾性接触し、開口部材21と蓋部材22の間は密
封される。
【0020】図6は、エアマット本体31の別の構造を
示し、多数の独立したエアセルにて構成されたものであ
る。円筒形状のエアセルは2つのグループ、すなわち第
1エアセル群32及び第2エアセル群33に分けられ、
それぞれ給排気チューブ34,35及び給排気パイプ
4,4を介して、エアポンプ3に連結される。8,8
は、給排気チューブ34,35の後端表面にそれぞれ形
成された前述同様の排気栓である。36は、第1及び第
2エアセル群32,33及び給排気チューブ34,35
の下方に敷かれてこれらを固定する基布でフック、面状
ファスナー或いはボタン等(図示せず)にて着脱可能な
状態で固定されている。
示し、多数の独立したエアセルにて構成されたものであ
る。円筒形状のエアセルは2つのグループ、すなわち第
1エアセル群32及び第2エアセル群33に分けられ、
それぞれ給排気チューブ34,35及び給排気パイプ
4,4を介して、エアポンプ3に連結される。8,8
は、給排気チューブ34,35の後端表面にそれぞれ形
成された前述同様の排気栓である。36は、第1及び第
2エアセル群32,33及び給排気チューブ34,35
の下方に敷かれてこれらを固定する基布でフック、面状
ファスナー或いはボタン等(図示せず)にて着脱可能な
状態で固定されている。
【0021】給排気チューブ34,35は、第1及び第
2エアセル群32,33のエアセルと同一材料すなわち
ナイロン等の織布の片面又は両面にPVCをラミネート
した布を2枚重ね合わせ、周辺を高周波溶着等により接
合して細長いチューブ状に形成される。このチューブ3
4,35の長さは、エアマット本体31の長さにあわ
せ、約2m、幅は、排気栓8が取りつけられるに十分な
幅、例えば8cm程度に設定されている。排気栓8の開
口部材9,21の鍔部13,25が、チューブ34,3
5に高周波溶着等により接着される。この給排気チュー
ブ34、35と給排気パイプ4とは、前述のL字管継手
にて連結することができる。
2エアセル群32,33のエアセルと同一材料すなわち
ナイロン等の織布の片面又は両面にPVCをラミネート
した布を2枚重ね合わせ、周辺を高周波溶着等により接
合して細長いチューブ状に形成される。このチューブ3
4,35の長さは、エアマット本体31の長さにあわ
せ、約2m、幅は、排気栓8が取りつけられるに十分な
幅、例えば8cm程度に設定されている。排気栓8の開
口部材9,21の鍔部13,25が、チューブ34,3
5に高周波溶着等により接着される。この給排気チュー
ブ34、35と給排気パイプ4とは、前述のL字管継手
にて連結することができる。
【0022】第1及び第2エアセル群32,33は、エ
アポンプ3から交互に給排気され、膨張、収縮される。
第1及び第2エアセル群32,33の各エアセルとチュ
ーブ34、35との接続は、エアジョイント36により
なされる。このエアジョイント36は、図7,8に示す
ように、ジョイント雄部37とジョイント雌部38より
なり、ジョイント雄部37がチューブ34に、ジョイン
ト雌部38が第2エアセル群33の一のエアセルに接着
されている。このエアジョイント36は、連通孔39,
40及び各4個の第1及び第2係合突起41,41,…
…,42,42……を有し、その係合により結合され、
0リング43にてシールされる。かかる構造において、
ジョイント雄部37の連通孔39の内径は、通常のパイ
プよりも大径、すなわち13ないし20mmの範囲で設
定されるから、エアマット本体31上に仰臥した患者の
寝返り等によりエアセル間のエアの移動が生じても、エ
アジョイント36部分で風切音が発生することはない。
かかるエアジョイント36は、前述のL字管継手に代え
て使用することができる。
アポンプ3から交互に給排気され、膨張、収縮される。
第1及び第2エアセル群32,33の各エアセルとチュ
ーブ34、35との接続は、エアジョイント36により
なされる。このエアジョイント36は、図7,8に示す
ように、ジョイント雄部37とジョイント雌部38より
なり、ジョイント雄部37がチューブ34に、ジョイン
ト雌部38が第2エアセル群33の一のエアセルに接着
されている。このエアジョイント36は、連通孔39,
40及び各4個の第1及び第2係合突起41,41,…
…,42,42……を有し、その係合により結合され、
0リング43にてシールされる。かかる構造において、
ジョイント雄部37の連通孔39の内径は、通常のパイ
プよりも大径、すなわち13ないし20mmの範囲で設
定されるから、エアマット本体31上に仰臥した患者の
寝返り等によりエアセル間のエアの移動が生じても、エ
アジョイント36部分で風切音が発生することはない。
かかるエアジョイント36は、前述のL字管継手に代え
て使用することができる。
【0023】
【発明の効果】本発明(請求項1)によれば、例えば病
院の集中治療室において緊急に患者の心臓マッサージを
する必要が生じたとき等、患者が仰臥したエアマットの
エアを急速に排気したい場合、排気専用手段を開放する
ことにより、エアマットのエアは速やかに排気され、患
者は硬い寝台上に寝かされた状態となり、心臓マッサー
ジが可能となる。それ故、このような事態が予想される
患者にも安心してエアマットを使用することができる。
院の集中治療室において緊急に患者の心臓マッサージを
する必要が生じたとき等、患者が仰臥したエアマットの
エアを急速に排気したい場合、排気専用手段を開放する
ことにより、エアマットのエアは速やかに排気され、患
者は硬い寝台上に寝かされた状態となり、心臓マッサー
ジが可能となる。それ故、このような事態が予想される
患者にも安心してエアマットを使用することができる。
【0024】本発明(請求項2)によれば、蓋部材の開
口部材への着脱により、開口部材の排気口を開放又は密
封するから、これらの操作を簡単とし、緊急時迅速に開
栓することができ、エアマットは急速に収縮される。
口部材への着脱により、開口部材の排気口を開放又は密
封するから、これらの操作を簡単とし、緊急時迅速に開
栓することができ、エアマットは急速に収縮される。
【0025】本発明(請求項3,4)によれば、蓋部材
を開口部材から外すに際しては、蓋部材を手に持ってこ
れを約45度回すのみで蓋部材は分離でき、その操作は
容易かつ素早くできる。それ故、緊急特におけるエアマ
ットの排気操作を迅速に行うことができる。
を開口部材から外すに際しては、蓋部材を手に持ってこ
れを約45度回すのみで蓋部材は分離でき、その操作は
容易かつ素早くできる。それ故、緊急特におけるエアマ
ットの排気操作を迅速に行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態に係るエアマットを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】排気栓を示す斜視図である。
【図4】排気栓の変形例を示す断面図である。
【図5】上記排気栓の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るエアマットの変形例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】エアジョイントを示す斜視図である。
1 エアマット 2,31 エアマット本体 3 エアポンプ 4 給排気パイプ 5,6,32,33 第1及び第2エアセル群 7 継手 8,20 排気栓 9,21 開口部材 10,22 蓋部材 11,23 排気口 12,27 筒状部 13,16,25,29 鍔部 14,24 第1係合突起 15,28 第2係合突起 17,30 突起 18 ストッパー 19,26 0リング 34,35 給排気チューブ 36 エアジョイント 37 ジョイント雄部 38 ジョイント雌部 39,40 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B096 AC11 AD03 4C040 AA24 CC03 CC05 EE02 4C100 AD04 AF02 BB05 BC12 BC14 CA15 DA04 DA05 DA06 DA10
Claims (4)
- 【請求項1】 エアの給排気により膨張、収縮するエア
マット本体と、該エアマット本体とパイプにて連結さ
れ、該エアマット本体にエアを給排気する給排気手段を
有してなるエアマットにおいて、上記エアマット本体に
排気専用手段を設けたことを特徴とするエアマット。 - 【請求項2】 上記排気専用手段は、上記エアマットに
取りつけられた開口部材と、該開口部材に着脱自在に取
りつけられ該開口部材を開放又は密閉する蓋部材とから
なることを特徴とする請求項1記載のエアマット。 - 【請求項3】 上記開口部材は、円形開口の排気口と、
該排気口の内面に複数個形成された第1係合突起とを有
し、上記蓋部材は、上記排気口に入る筒状部と該筒状部
の外面に複数個形成され、上記第1係合突起に係合する
第2係合突起と、弾性シ一ル部とを有し、上記蓋部材が
上記開口部材に嵌装されて所定角度回転することにより
上記第2係合突起を上記第1係合突起に係合し、上記弾
性シール部にて上記開口部材及び上記蓋部材間を密閉す
ることを特徴とする請求項2記載のエアマット。 - 【請求項4】 上記開口部材は、円形開口の排気口と、
該排気口の外面に複数個形成された第1係合突起と、弾
性シール部材を有し、上記蓋部材は、上記開口部材の外
周を囲む筒状部と該筒状部の内面に複数個形成され、上
記第1係合突起に係合する第2係合突起と、上記開口部
材に接する部位に弾性シール部を有し、上記蓋部材が上
記開口部材に被せられて所定角度回転することにより上
記第2係合突起を上記第1係合突起に係合し、上記弾性
シール部にて上記開口部材及び上記蓋部材間を密閉する
ことを特徴とする請求項2記載のエアマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183335A JP2001008994A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | エアマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11183335A JP2001008994A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | エアマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001008994A true JP2001008994A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16133932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11183335A Pending JP2001008994A (ja) | 1999-06-29 | 1999-06-29 | エアマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001008994A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020137903A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 日東工器株式会社 | エアマッサージ器用圧迫具およびエアマッサージ器用圧迫具を備えるエアマッサージ装置 |
-
1999
- 1999-06-29 JP JP11183335A patent/JP2001008994A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020137903A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 日東工器株式会社 | エアマッサージ器用圧迫具およびエアマッサージ器用圧迫具を備えるエアマッサージ装置 |
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