JP2001008982A - 介助支援装置 - Google Patents

介助支援装置

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JP2001008982A
JP2001008982A JP11217690A JP21769099A JP2001008982A JP 2001008982 A JP2001008982 A JP 2001008982A JP 11217690 A JP11217690 A JP 11217690A JP 21769099 A JP21769099 A JP 21769099A JP 2001008982 A JP2001008982 A JP 2001008982A
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JP11217690A
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English (en)
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Kiyoshi Nagai
清 永井
Ikuo Morita
郁夫 森田
Yoshio Nagao
吉雄 長尾
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DATA TECNO KK
Original Assignee
DATA TECNO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 移乗動作や歩行動作を自立的に行う事を支援
するパワーアシストやモーションガイドなどの補助機能
を持った自立的介助支援装置。 【解決手段】 動作に必要な力をセンサにより検出し、
適正な力を補助するパワーアシストや、バランスの崩れ
やかかる力などをセンサにより検出して動作の補助を行
ない、動作態勢を適正化するモーションガイドなどの補
助機能により自立的介助支援ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移乗や歩行が不自由
な高齢者、下肢の不自由な人などが在住する家庭や病
院、高齢者施設をはじめ諸施設において、ベツトや畳・
床などから立ち上がりや車椅子、歩行介助支援装置への
移乗動作や歩行動作、車椅子移動などを自立的に行うこ
とを支援するために必要な補助支援機能を持った介助支
援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から移乗動作のために多くのリフト
などが開発されているが、それらは主として介護支援用
であり、歩行支援や車椅子移動支援などについてもリハ
ビリ用に存在するが介護・介助者の支援を必要としてい
る。また、既存の介護用ベツトは自分で操作することに
より自立的な起き上がり動作は可能となつているが、移
乗動作には直接的には有効でない。このように従来技術
では介護者の省力化支援には役立つが、介助の必要な要
介護者が求めている自立的な移乗や移動動作など自立的
活動範囲の拡大による生活レベルの向上をはじめ、これ
からの高齢化や少子化社会に向けて介護者や介助支援者
の不足などといった問題を直接的に解決することはでき
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は,上前記し
た自立的な介護・介助に係る問題点を解決し、移乗や歩
行動作が不自由な高齢者や下肢の不自由な人などの介護
・介助に有効な移乗動作や歩行動作を自立的に行う事を
支援する力と動作の補助機能を持った介助支援装置の提
供を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の介助支援装置の一つは、要介護者や要介
助者のベッド、畳、床面、椅子車椅子、歩行機などから
の立ち上がりや移動、移乗動作などに必要な力を力セン
サなどセンサで検出して、パワーアシスト(力の補助)
することにより、要介護者や要介助者に必要な立ち上が
りや移動、移乗動作などの介助支援ができることを特徴
としている。この発明の介助支援装置の他の一つは、要
介護者や要介助者のベッド、畳、床面、椅子車椅子、歩
行機などからの立ち上がりや移動、移乗などの動作中に
おける体勢の崩れなどをセンサで検出してモーションガ
イド(動作の補助)することにより、前記動作中の崩れ
防止や支えなど要介護者や要介助者に必要な立ち上がり
や移動、移乗動作などの介助支援ができることを特徴と
している。この発明の介助支援装置の他の一つは、要介
護者や要介助者のベッド、畳、床面、椅子、車椅子、歩
行機などからの立ち上がりや移動や移乗動作などにおい
て、前記動作に必要な力や動作体勢のバランスの崩れな
どを力覚センサ等のセンサで検出し、パワーアシスト
(力の補正)やモーションガイド(動作の補正制御)に
より、要介護者や要介助者の自立化に必要な介助支援が
できること特徴としている。この発明の介助支援装置の
他の一つは、要介護者や要介助者のベッド、畳、床面、
椅子、車椅子、歩行機などからの立ち上がりや移動や移
乗動作などにおいて、前記動作に必要な力や動作体勢の
バランスの崩れなどを力覚センサ等のセンサで検出し、
パワーアシスト(力の補正)やモーションガイド(動作
の補正制御)による介助支援や、歩行機としての移動可
能な駆動機構と歩行動作に必要なパワーアシストによる
力の補助および動作補助のためのモーションガイドなら
びに、前記動作中の力や要介護者や要介助者体勢のバラ
ンスの崩れ等を力覚センサなどセンサにより検出して、
パワーアシストやモーションガイドを行うことにより、
要介護者や要介助者の歩行訓練の自立化に必要な介助支
援ができることを特徴としている。この発明の介助支援
装置の他の一つは、要介護者や要介助者のベッド、畳、
床面、椅子、車椅子、歩行機などからの立ち上がりや移
動や移乗動作などにおいて、前記動作に必要な力や動作
体勢のバランスの崩れなどを力覚センサ等のセンサで検
出し、パワーアシスト(力の補正)やモーションガイド
(動作の補正制御)による介助支援のほか、本装置に駆
動装置を付加して、要介護者や要介助者が移乗し、手動
もしくは電動で移動動作できることにより、車椅子での
自立化に向けた介助支援ができることを特徴としてい
る。この発明の介助支援装置の他の一つは、前記、車椅
子において、自ら手動で移動動作するとき移動に必要な
力や体勢のバランスの崩れ等を力覚センサなどのセンサ
で検出し、パワーアシストやモーションガイドにより要
介護者や要介助者の車椅子での自立化に必要な介助支援
ができることを特徴としている。この発明の介助支援装
置の他の一つは、前記、立ち上がりや移動や移乗動作並
びに車椅子や歩行機としての移動可能な駆動機構と前記
動作中の力や要介護者や要介助者体勢のバランスの崩れ
などを力覚センサなどセンサにより検出して、パワーア
シストやモーションガイドすることにより、要介護者や
要介助者の自立化に必要な介助支援できること特徴とし
ている。
【0005】
【作用】この発明の介助支援装置は、要介護者や要介助
者が必要とする力の補助や体勢のバランスの崩れなど、
動作の補助内容や補助量を力覚センサなどのセンサで検
出し、介助支援を行うパワーアシスト機構やモーション
ガイド機構を持っているため、移乗動作や歩行などが不
自由な高齢者や下肢の不自由な人が在住する病院や高齢
者施設をはじめとする諸施設、家庭などにおいて、ベッ
ドや畳、床面、椅子、車椅子、歩行機などからの立ち上
がりや移動や移乗動作、歩行機移動・歩行訓練、車椅子
での移動・訓練など、要介護者や要介助者が求めている
自立的介助支援ができる。
【0006】
【実施例】添付図面において図1はベッドからの立ち上
がりや移動、移乗動作の介助に歩行介助支援機能や車椅
子介助支援機能を付加した介助支援装置の斜視図であ
り、1は本介助支援装置のボデー、2は本介助支援装置
の駆動車輪でこの車輪が回転して介助支援装置が移動す
る。3は車椅子駆動用ハンドルリングでこのハンドルリ
ングを手で回すことにより車椅子として移動する。4は
車椅子従動車輪で14の車輪軸に取り付けてあり、車輪
軸は自由に回転する機構とクラツチを介してモーターが
繋がっておりモーターにより車輪軸を回転させる機構と
になつている。その車輪軸の回転角度により車椅子の移
動方向が決まる構造となっている。5は足載台で、6、
7は動作の補助を行うためのモーションガイド用腕、
8、9は手の役目をするモーションガイド用のハンド、
ハンド8、9の内側には力センサが取付けられている。
10は車椅子コントロールパネルである。11は立ち上
がりや歩行移動などの介助支援に必要な介助ハンドル
で、介助ハンドル自体が手動またはを受けて回転できる
構造になっており、パワーアシストに必要な介助ハンド
ル回転用モーターやクラツチ機構、回転角度検出センサ
などが組み込まれている。介助ハンドル回転角度検出セ
ンサはハンドル11が回転した時、その角度を検出して
車輪軸14を回転制御して歩行機の移動方向が制御でき
るほか、要介助者の指示にしたがつて介助ハンドル回転
用モーターのパワーアシストにより介助ハンドルを回転
させて要介助者の体勢を変えるなどの機能がある。1
2、13は介助ハンドル把手で立ち上がりや移動、移
乗、歩行動作などの介助支援のためにあり、把手12、
13には介助ハンドル11およびアーム15、16を動
作させるためのスイツチが取付けてある。また、要介護
者や要介助者の立ち上がりや移動・移乗動作において必
要なパワーアシストを行うために介助ハンドル把手下部
にはX軸、Y軸にそれぞれ力センサおよび角度検出セン
サが組み込まれている。
【0007】図2は前記介助支援装置による立ち上がり
動作の介助支援1例の斜視図であり、1から14は前記
説明通りで15、16は11の介助ハンドルを移動させ
るためのアームである。1から14は前記説明通りで1
5、16は11の介助ハンドルを移動させるためのアー
ムで、アーム移動動作は要介助者の立ち上がり動作状態
に合わせてプログラムできる制御装置と構造になつてい
る。
【0008】図3は前記介助支援装置による立ち上がり
移動や移乗動作の介助支援ならびに歩行介助支援の1例
の斜視図で、1から16は前記説明通りである。
【0009】図4は前記介助支援装置の車椅子介助支援
機能における駆動機構の1例の説明用断面図で、2は車
椅子駆動車輪、3は車椅子駆動ハンドルリング、17は
駆動ハンドル軸でハンドルリングの反対側には駆動ハン
ドルリングの回転角度や回転方向などの回転動作を検出
するセンサ23が取り付けられている。17の軸にはク
ラツチ27が組み込まれ、歯車22はクラツチ27を介
して駆動ハンドル軸17に連結されている。クラツチ2
7はON、OFF機能だけでなく、任意のすべりトルク
が得られるすべりクラツチ機構となつている。18は駆
動車輪用駆動軸で駆動車輪の反対側には歯車19が固定
されている。25は車輪駆動用モーターでモータに直結
している軸にはクラツチ機構24が有り、24から出て
いる駆動軸26には歯車20、21が固定されており、
歯車20は歯車19および歯車21は歯車22が噛合っ
ている。この車椅子駆動機構は左右対照の構造になつて
いる。
【0010】図1の車椅子は要介護者や要介助者が自ら
の力により手動モードで左右にある駆動ハンドルリング
3を回転させることにより、図4の軸17からクラツチ
27を経由して歯車22から、減速歯車21に伝達され
る。このときクラツチ24はオプーンのため抵抗なく軸
26、減速歯車20、19を回転させ、軸18を経由し
て駆動車輪2が回転して車椅子を移動させることができ
る。このとき、4の車椅子従動車輪および14の従動車
輪軸は自由に回転する状態にあり、左右の駆動ハンドル
の回転度合を変えることにより、軸の回転角度が変わり
ことになり車椅子の移動方向が決まる。10の車椅子コ
ントロールパネルで電動モードに切り替えて、電動スイ
ッチの操作により図4の駆動モーターが回転、そのとき
クラツチ24はON状態に設定されるので駆動軸26、
歯車20、19が回転、駆動軸18を経由して駆動車輪
2が回転し、電動によるパワーアシストを受けた状態で
車椅子移動ができる。車椅子移動のパワーアシストによ
る自立化訓練では、要介護者や要介助者が駆動ハンドル
リングを回転できる状態にクラツチ27のすべりトルク
をあらかじめ設定しておき、10のパネル上のスイッチ
をパワーアシストモードにして、左右にある駆動ハンド
ルリング3を回転させると、その回転動作をセンサ23
が検出して駆動モーター25が駆動し、パワーアシスト
機能が働いた状態になる。このときクラツチ24は軸2
6に回転を伝達する状態にあるため歯車20、19、駆
動軸18を経由して車椅子駆動車輪2が回転して、自立
化に向けたパワーアシストによる車椅子移動ができる。
【0011】立ち上がりや移動動作の介助支援について
は、遠隔操作スイツチの電動操作により介助ハンドル1
1を図2の位置に移動させて行う。立ち上がり動作の介
助支援は介助ハンドルの移動軌跡、すなわちアーム1
5、16の移動軌跡によつて決まる。そのアーム15、
16の移動軌跡は、あらかじめ要介護者や要介助者の立
ち上がり動作状態に合わせてプログラムできる制御装置
と構造になつているため,プログラムされた状態で移動
する。立ち上がり動作は要介護者や要介助者が介助ハン
ドル把手12、13の上部に付属しているスイツチを操
作して行う場合と立ち上がり自立化訓練を目的にモーシ
ョンガイドならびにパワーアシスにより行う場合とがあ
る。後者は、要介護者や要介助者がハンドル把手12、
13を手前に引くと下部に取付けられている力センサお
よびエンコーダが動作や力の補助力を検出して立ち上が
りに必要なパワーアシストを行いながら介助ハンドル1
1は移動する。また、把手12、13を握り立ちあがる
とき把手に組み込まれた力センサが働き、動作補助用モ
ーションガイド腕6、7、モーションガイドのハンド
8、9が動作し、要介護者や要介助者を背後から動作補
助の介助支援を行うと共にハンド8、9の内側に取付け
られている力センサが働きモーションガイド腕6、7お
よびハンド8、9にはパワーアシスト動作が働き、自立
化に向けた立ち上がりの介助訓練ができる。また、図1
のように車椅子への移乗は前記立ちあがり動作の状態で
介助ハンドルを回転させながらモーションガイド腕6ま
たは7とハンド8または9および車椅子サイドに要介護
者や要介助者の手を置きかえるると同時にアーム15、
16は車椅子後部に移動、介助ハンドル11を図1のよ
うに収納する。以上の動作から要介護者や要介助者はー
ションガイドによる動作の補助を受けながら移乗でき
る。
【0012】前記説明の立ち上がり動作後、図3のハン
ドル把手12、13を前方に押すと、本介助支援装置は
歩行機として移動する。自立化に向けた歩行訓練の場合
はハンドル把手12、13の前方への動きを把手下部に
取付けられている力センサおよびエンコーダが動作や力
の補助力を検出してパワーアシストを受けながら歩行移
動できる。また、前記歩行動作において要介護者や要介
助者は背後からモーションガイド腕6、7、ハンド8、
9によるパワーアシストやモーションガイドなどの介助
支援を受けながら歩行できる。前記いずれの場合も歩行
機の移動方向は、介助ハンドル11の回転角度を11に
組み込まれている角度検出センサまたは把手12、13
の下部の力センサやエンコーダの動作から検出して、従
動車輪軸14に組み込まれているモーターが回転して従
動車輪軸4が進行方向に回転して移動する。 (1) 図1の介助ハンドル11を図とは180度回転
させた状態で介護・介助者の最適な位置にセツトするこ
とができるため、本介助支援装置を介護・介助者が介護
・介助のために利用する事ができる。 (2) 介護・介助者が利用するに当たり、各機能のパ
ワーアシストやモーションガイド機能が活用できるた
め、介護・介助者の省力化介助支援装置として活用でき
る。
【0013】
【発明の効果】これからの高齢化社会においては、省力
化を目指した介護支援技術の開発だけでなく、日常生活
の中で人生の質を向上させる自立支援介護技術の導入を
積極的に行う必要がある。この発明の介助支援装置は、
ベツトや畳・床面、車椅子、歩行機などの間において、
移乗動作や歩行などが不自由な高齢者や下肢の不自由な
人が在住する病院や高齢者施設をはじめとする諸施設、
家庭などにおいて、移乗動作や歩行動作を自立的に行う
事を支援するパワーアシストやモーションガイドなど力
や動作の補助機能を持った介助支援装置に関するもの
で、要介護者が求めている自立的な移乗動作や移動など
自立的活動範囲の拡大による生活レベルの向上、また、
これからの高齢化や少子化社会に向けて介護者不足など
といった問題を直接的に解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】介助装置1例の斜視図
【図2】前記介助装置による立ち上がり動作介助の1例
の斜視図
【図3】前記介助装置による移動や歩行動作介助の1例
の斜視図
【図4】前記介助装置の車椅子における駆動機構の1例
の説明断面図
【符号の説明】
1……ボデー 2……駆動車輪 3……駆動
ハンドルリング 4……従動車輪 5……足載台 6、7……
モーションガイド腕 8、9……ハンド 10……コントロールパネル 11……介助ハンドル 12、13……介助ハン
ドル把手 14……従動車輪軸 15、16…… アーム 17……駆動ハンドル軸 18……駆動車輪駆動軸 19、20、21、22……歯車 23……回
転動作センサ 24……クラツチ 25……駆動モーター
26……駆動軸 27……すべりクラツチ
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月12日(1999.10.
12)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
自立的な介護・介助に係る問題点を解決し、移乗や歩行
動作が不自由な高齢者や下肢の不自由な人などの介護・
介助に有効な移乗動作や歩行動作を自立的に行う事を支
援する力と動作の補助機能を持った介助支援装置の提供
を目的としている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】添付図面において図1はベッドからの立ち上
がりや移動、移乗動作の介助に歩行介助支援機能や車椅
子介助支援機能を付加した介助支援装置の斜視図であ
り、1は本介助支援装置のボデー、2は本介助支援装置
の駆動車輪でこの車輪が回転して介助支援装置が移動す
る。3は車椅子駆動リングでこの駆動リングを手で回す
ことにより車椅子として移動する。4は車椅子従動車輪
で14の車輪軸に取り付けてあり、車輪軸は自由に回転
する機構とクラツチを介してモーターが繋がっており、
モーターにより車輪軸を回転させる機構とになつてい
る。その車輪軸の回転角度により車椅子の移動方向が決
まる構造となっている。5は足載台で、6、7は動作の
補助を行うためのモーションガイド用腕、8、9は手の
役目をするモーションガイド用のハンド、ハンド8、9
の内側には力センサが取付けられている。10は車椅子
コントロールパネルである。11は立ち上がりや歩行移
動などの介助支援に必要な介助支持部で、介助支持部
体が手動またはパワーアシストを受けて回転できる構造
になっており、パワーアシストに必要な介助支持部回転
用モーターやクラツチ機構、回転角度検出センサなどが
組み込まれている。介助支持部回転角度検出センサは
助支持部11が回転した時、その角度を検出して車輪軸
14を回転制御して歩行機の移動方向が制御できるほ
か、要介助者の指示にしたがつて介助支持部回転用モー
ターのパワーアシストにより介助支持部を回転させて要
介助者の体勢を変えるなどの機能がある。12、13は
介助支持部把手で立ち上がりや移動、移乗、歩行動作な
どの介助支援のためにあり、介助支持部把手12、13
には介助支持部11およびアーム15、16を動作させ
るためのスイツチが取付けてある。また、要介護者や要
介助者の立ち上がりや移動・移乗動作において必要なパ
ワーアシストを行うために介助支持部把手下部にはX
軸、Y軸にそれぞれ力センサおよび角度検出センサが組
み込まれている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】図2は前記介助支援装置による立ち上がり
動作の介助支援1例の斜視図であり、1から14は前記
説明通りで15、16は11の介助支持部を移動させる
ためのアームである。1から14は前記説明通りで1
5、16は11の介助支持部を移動させるためのアーム
で、アーム移動動作は要介助者の立ち上がり動作状態に
合わせてプログラムできる制御装置と構造になつてい
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】図3は前記介助支援装置による立ち上がり
移動や移乗動作の介助支援、ならびに歩行介助支援の1
例の斜視図で、1から16は前記説明通りである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】図4は前記介助支援装置の車椅子介助支援
機能における駆動機構の1例の説明用断面図で、2は車
椅子駆動車輪、3は車椅子駆動リング、17は駆動リン
グ軸駆動リングの反対側には駆動リングの回転角度や
回転方向などの回転動作を検出するセンサ23が取り付
けられている。17の軸にはクラツチ27が組み込ま
れ、歯車22はクラツチ27を介して駆動リング軸17
に連結されている。クラツチ27はON、OFF機能だ
けでなく、任意のすべりトルクが得られるすべりクラツ
チ機構となつている。18は駆動車輪用駆動軸で駆動車
輪の反対側には歯車19が固定されている。25は車輪
駆動用モーターで、モーターに直結している軸にはクラ
ツチ機構24が有り、24から出ている駆動軸26には
歯車20、21が固定されており、歯車20は歯車19
および歯車21は歯車22が噛合っている。この車椅子
駆動機構は左右対照の構造になつている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1の車椅子は要介護者や要介助者が自ら
の力により手動モードで左右にある駆動リング3を回転
させることにより、図4の軸17からクラツチ27を経
由して歯車22から、減速歯車21に伝達される。この
ときクラツチ24はオプーンのため抵抗なく軸26、減
速歯車20、19を回転させ、軸18を経由して駆動車
輪2が回転して車椅子を移動させることができる。この
とき、4の車椅子従動車輪および14の従動車輪軸は自
由に回転する状態にあり、左右の駆動リングの回転度合
を変えることにより、軸の回転角度が変わりことになり
車椅子の移動方向が決まる。10の車椅子コントロール
パネルで電動モードに切り替えて、電動スイッチの操作
により図4の駆動モーターが回転、そのときクラツチ2
4はON状態に設定されるので駆動軸26、歯車20、
19が回転、駆動軸18を経由して駆動車輪2が回転
し、電動によるパワーアシストを受けた状態で車椅子移
動ができる。車椅子移動のパワーアシストによる自立化
訓練では、要介護者や要介助者が駆動リングを回転でき
る状態にクラツチ27のすべりトルクをあらかじめ設定
しておき、10のパネル上のスイッチをパワーアシスト
モードにして、左右にある駆動リング3を回転させる
と、その回転動作をセンサ23が検出して駆動モーター
25が駆動し、パワーアシスト機能が働いた状態にな
る。このときクラツチ24は軸26に回転を伝達する状
態にあるため歯車20、19、駆動軸18を経由して車
椅子駆動車輪2が回転して、自立化に向けたパワーアシ
ストによる車椅子移動ができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】立ち上がりや移動動作の介助支援について
は、遠隔操作スイツチの電動操作により介助支持部11
を図2の位置に移動させて行う。立ち上がり動作の介助
支援は介助支持部の移動軌跡、すなわちアーム15、1
6の移動軌跡によつて決まる。そのアーム15、16の
移動軌跡は、あらかじめ要介護者や要介助者の立ち上が
り動作状態に合わせてプログラムできる制御装置と構造
になつているため,プログラムされた状態で移動する。
立ち上がり動作は要介護者や要介助者が介助支持部把手
12、13の上部に付属しているスイツチを操作して行
う場合と立ち上がり自立化訓練を目的にモーションガイ
ドならびにパワーアシスにより行う場合とがある。後者
は、要介護者や要介助者が介助支持部把手12、13を
手前に引くと下部に取付けられている力センサおよびエ
ンコーダが動作や力の補助力を検出して立ち上がりに必
要なパワーアシストを行いながら介助支持部11は移動
する。また、介助支持部把手12、13を握り立ちあが
るとき把手に組み込まれた力センサが働き、動作補助用
モーションガイド腕6、7、モーションガイドのハンド
8、9が動作し、要介護者や要介助者を背後から動作補
助の介助支援を行うと共にハンド8、9の内側に取付け
られている力センサが働きモーションガイド腕6、7お
よびハンド8、9にはパワーアシスト動作が働き、自立
化に向けた立ち上がりの介助訓練ができる。また、図1
のように車椅子への移乗は前記立ちあがり動作の状態で
介助支持部を回転させながらモーションガイド腕6また
は7とハンド8または9および車椅子サイドに要介護者
や要介助者の手を置きかえるると同時にアーム15、1
6は車椅子後部に移動、介助支持部11を図1のように
収納する。以上の動作から要介護者や要介助者はモーシ
ョンガイドによる動作の補助を受けながら移乗できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】前記説明の立ち上がり動作後、図3の介助
支持部把手12、13を前方に押すと、本介助支援装置
は歩行機として移動する。自立化に向けた歩行訓練の場
合は介助支持部把手12、13の前方への動きを介助支
持部把手下部に取付けられている力センサおよびエンコ
ーダが動作や力の補助力を検出してパワーアシストを受
けながら歩行移動できる。また、前記歩行動作において
要介護者や要介助者は背後からモーションガイド腕6、
7、ハンド8、9によるパワーアシストやモーションガ
イドなどの介助支援を受けながら歩行できる。前記いず
れの場合も歩行機の移動方向は、介助支持部11の回転
角度を11に組み込まれている角度検出センサまたは
助支持部把手12、13の下部の力センサやエンコーダ
の動作から検出して、従動車輪軸14に組み込まれてい
るモーターが回転して従動車輪軸4が進行方向に回転し
て移動する。(1)図1の介助支持部11を図とは18
0度回転させた状態で介護・介助者の最適な位置にセツ
トすることができるため、本介助支援装置を介護・介助
者が介護・介助のために利用する事ができる。(2)介
護・介助者が利用するに当たり、各機能のパワーアシス
トやモーションガイド機能が活用できるため、介護・介
助者の省力化介助支援装置として活用できる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】介助装置1例の斜視図
【図2】前記介助装置による立ち上がり動作介助の1例
の斜視図
【図3】前記介助装置による移動や歩行動作介助の1例
の斜視図
【図4】前記介助装置の車椅子における駆動機構の1例
の説明断面図
【符号の説明】 1……ボデー 2……駆動車輪 3……駆動
リング 4……従動車輪 5……足載台 6、7……
モーションガイド腕 8、9……ハンド 10……コントロールパネ
ル 11……介助支持部 12、13……介助支持部
把手 14……従動車輪軸 15、16……アーム 17……駆動リング軸 18……駆動車輪駆動軸 19、20、21、22……歯車 23……回
転動作センサ 24……クラツチ 25……駆動モーター
26……駆動軸 27……すべりクラツチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 要介護者や要介助者を介助支援する装置
    において、ベッドや椅子、畳、床面、車椅子、歩行機な
    どからの立ち上がり動作や移動、移乗動作に必要な力を
    補助するパワーアシスト機構ならびに前記動作に必要な
    力を力覚センサなどセンサにより検出し、適正な力を補
    助するパワーアシスト機構が付加されていること特徴と
    する介助支援装置。
  2. 【請求項2】 要介護者や要介助者を介助支援するする
    装置において、ベッドや椅子、畳、床面、車椅子、歩行
    機などからの立ち上がり動作や移動、移乗動作に必要な
    動作を補助するモーションガイド機構ならびにモーショ
    ンガイド機構動作中に、要介護者や要介助者体勢のバラ
    ンスの崩れやかかる力などをセンサにより検出して動作
    の補助を行い、動作体勢を適正化するモーションガイド
    機構が付加されていることを特徴とする介助支援装置。
  3. 【請求項3】 要介護者や要介助者を介助支援する装置
    において、ベッドや椅子、畳、床面、車椅子、歩行機な
    どからの立ち上がり動作や移動、移乗動作などに、請求
    項1及び2記載のセンサ並びにパワーアシスト機構やモ
    ーションガイド機構が付加されていることを特徴とする
    介助支援装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3記載の要介護者や要介助
    者を介助支援する装置において、歩行介助支援機として
    の必要な移動可能駆動機構を付加し、かつ要介護者や要
    介助者の歩行介助に必要な力を力覚センサにより検出
    し、適正な力を補助するパワーアシスト機構やパワーア
    シスト機構動作中に、要介護者や要介助者体勢のバラン
    スの崩れ等をセンサにより検出して動作の補助を行い、
    動作体勢を適正化するモーションガイド機構などが付加
    されていることを特徴とする介助支援装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3記載の要介護者や要介助
    者を介助支援する装置において、本装置自ら車椅子とし
    て要介護者や要介助者が乗車できる機構および電動もし
    くは手動で要介護者や要介助者、自ら移動動作ができる
    機構を有していることを特徴とする介助支援装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の車椅子として要介護
    者や要介助者を介助支援する装置において、車椅子での
    自立支援に向けて要介護者や要介助者が移乗し、自ら手
    動で移動動作する機構を有するとともに、移動動作に必
    要な力を力覚センサなどセンサにより検出して、必要な
    力の補助を行うパワーアシスト機構。並びに、前記移動
    動作中に要介護者や要介助者の体勢のバランス崩れ等を
    センサにより検出し、動作体勢の適正化など動作を補助
    するモーションガイド機構が付加されていることを特徴
    とする介助支援装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の要介護者や要介
    助者を介助支援する装置において、歩行介助支援に必要
    な請求項4記載の機構が付加されていることを特徴とす
    る介助支援装置。
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