JP2001008822A - 調理器制御装置 - Google Patents

調理器制御装置

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JP2001008822A
JP2001008822A JP11187672A JP18767299A JP2001008822A JP 2001008822 A JP2001008822 A JP 2001008822A JP 11187672 A JP11187672 A JP 11187672A JP 18767299 A JP18767299 A JP 18767299A JP 2001008822 A JP2001008822 A JP 2001008822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量産開始後ユーザーの手元に届けられた後で
あっても調理器の制御プログラムを変更可能とする。 【解決手段】 調理器制御装置は、複数の炊飯器1と個
々の炊飯器1と通信回路を介して接続されたホスト4を
含む。個々の炊飯器1は、少なくとも1個の加熱装置1
9を含む作動要素と、書き換え可能な制御データを記憶
するRAM15cと、この制御データを含む制御プログ
ラムを実行して作動要素を制御するCPU15aとを有
する。ホスト4は、炊飯器1と同じ制御データを記憶す
る記憶部42と、炊飯器1から送信される制御情報に基
づいて記憶部42に記憶された制御データを修正する演
算処理部41とを備え、修正後の制御データを炊飯器1
に送信し、RAM15cに記憶された制御データを更新
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器等の調理器
を制御する調理器制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、炊飯器等の調理器は、一台一台が
独立しており、個々の調理器はそれぞれが内蔵するマイ
クロコンピュータに記憶された制御プログラムに基づい
て、所定のメニューフローを実行するようになってい
た。そして、同一機種、同一仕様の調理器では、同一の
制御プログラムに基づいて共通のメニューフローが実行
されるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、同一機種、同
一仕様の調理器であっても、個々の調理器が備える器体
やセンサの特性は同一ではないため、共通のメニューフ
ローを実行するにもかかわらず、その性能には個々の調
理器間でばらつきがあった。また、メニューフローの開
発時に使用した器体やセンサが必ずしも平均的な特性を
有するとは限らないため、量産を開始した後に性能に偏
りが発見される場合もある。さらに、量産開始後にメニ
ューフローの不具合や性能不足が発見される場合もあ
る。さらにまた、量産開始後に、開発時に想定した使用
方法と相違する使用方法が見出されたり、ユーザーの好
み等の傾向が変わる場合もある。
【0004】これらの場合、制御プログラムの修正が望
まれるが、従来の調理器では、いったん量産が開始され
てユーザーの手元に届けられた後に制御プログラムを修
正するには、マイクロコンピュータを作り直し交換する
必要があり、極めて困難である。
【0005】そこで、本発明は、量産開始後ユーザーの
手元に届けられた後であっても、制御プログラムに変更
を加えることができるようにすることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも1個の加熱装置を含む作動要
素と、書き換え可能な制御データを記憶する調理器側記
憶手段と、該制御データを含む制御プログラムを実行し
て上記作動要素を制御する制御手段とをそれぞれ有する
複数の調理器と、上記個々の調理器と同じ制御データを
記憶する仮想本体側記憶手段と、個々の調理器から送信
される制御情報に基づいて上記仮想本体側記憶手段に記
憶された制御データを修正する演算処理手段とを備え、
修正後の制御データを調理器に送信し、調理器側記憶手
段に記憶された制御データを更新させる仮想本体とを備
える調理器制御装置を提供するものである。
【0007】本発明の調理器制御装置では、個々の調理
器から送信される制御情報に基づいて仮想本体側記憶手
段に記憶された制御データが修正されるため、仮想本体
側記憶手段には最新の制御データが記憶されることにな
る。そして、調理器側記憶手段の制御データは、仮想本
体から送信される修正後の制御データ、すなわち最新の
制御データに更新される。そのため、本発明の調理器制
御装置では、量産開始後ユーザーの手元に届けられた後
であっても、制御データを修正し、器体やセンサの特性
の相違に起因する個々の調理器間の性能のばらつきを是
正することができ、使用を繰り返すに伴って、個々の調
理器の性能が向上する。
【0008】上記制御情報としては、例えば、使用履歴
がある。また、この使用履歴としては、容量判別結果
と、その容量判別結果に対応する電力制御時間があり、
この場合、上記書き換え可能な制御データは、容量判別
閾値である。
【0009】また、上記制御情報としては、センサの出
力値がある。また、このセンサの出力値としては、沸騰
平衡時における内鍋温度センサの検出温度があり、この
場合、上記書き換え可能な制御データは、上記内鍋温度
センサの検出温度の補正に使用する補正値である。
【0010】上記仮想本体は、仮想本体側記憶手段に記
憶された制御データを、製造ラインのコンピュータに出
力可能であることが好ましい。
【0011】この場合、新たに製造される調理器には、
使用前から最新の制御データが記憶されることになり、
メニューフローの開発時に使用した器体やセンサが平均
的な特性を有しないことに起因する性能の偏りが是正さ
れ、初期性能が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す本発明の実施形
態を説明する。図1に示すように、個々のユーザーが所
有する同一機種、同一仕様であり同一のメニューフロー
を実行する複数の炊飯器1は、それぞれ通信端末として
機能するパーソナルコンピュータ2(以下、「パソコ
ン」という。)に接続され、各パソコン2はインターネ
ット3を介して本発明の仮想本体であるメーカーのホス
トコンピュータ4(以下、「ホスト」という。)に接続
されている。また、ホスト4は、工場5における炊飯器
の製造ラインのコンピュータ6に接続されている。
【0013】図2に示すように、各炊飯器1は、蓋体1
1により開閉される炊飯器本体12の内部に、内鍋13
を取出し自在に配設したものである。炊飯器本体12内
に収容されたマイクロコンピュータからなる制御装置1
5は、中央処理装置(CPU)15a、ROM15b、
調理器側記憶手段であるRAM15c、タイマ15dを
備えており、内鍋温度センサ17、蓋体温度センサ18
の検出信号が入力される。
【0014】上記ROM15bには、上記タイマ15
d、内鍋温度センサ17及び蓋体温度センサ18から入
力される信号を処理して、誘導加熱コイル等の加熱装置
19を制御するための制御プログラムが記憶されてい
る。上記CPU15aは、この制御プログラムを実行し
て加熱装置19の制御等を行う。上記RAM15cに
は、上記制御プログラムで使用される書き換え可能な制
御データが記憶されている。本実施形態では、RAM1
5cに記憶された制御データは、上記制御プロラムにお
いて使用する定数であり、後述する容量判別閾値A〜
D、内鍋温度センサ17の検出温度TNSを補正するた
めに使用する補正値CR等が含まれる。
【0015】上記制御プログラムに基づくメニューフロ
ーについて説明すると、図3に示すように、まず、一定
時間、所定の通電率で加熱装置19を通電する予熱工程
が行われる。次に、100%の通電率で加熱装置19に
通電する中パッパ工程が行われる。沸騰検出後(後述す
る蓋温度センサ18の検出温度TFSが80℃に達した
後)、所定時間(4分)が経過すると、内鍋13内の容
量に応じた通電率で加熱装置19を通電する電力制御工
程が行われ、最後にむらし工程が行われる。
【0016】上記パソコン2は、周知の構成であり、図
2に示すように、CPU21a、RAM21b、ハード
ディスク21c、タイマ21d等を有する本体21、キ
ーボード、マウス等からなる入力インターフェース2
2、ディスプレー23等を備えている。ハードディスク
21cには、少なくともインターネット3上でデータ通
信を行うためのプログラムと、上記炊飯器1とのデータ
の授受を行うためのプログラムとが記憶されている。
【0017】炊飯器1とパソコン2はそれぞれUSBポ
ートを備え、これらのUSBポートがケーブル25によ
り接続されている。ただし、炊飯器1とパソコン2は、
赤外線通信等の他の方式で接続してもよい。
【0018】なお、炊飯器1をインターネット3に接続
するための端末はパソコン2に限定されず、インターネ
ット端末としての機能を有するテレビ受像機等を使用す
ることができる。また、炊飯器1自体に通信機能を持た
せて、インターネット3に直接接続するようにしてもよ
い。さらに、炊飯器1を、イントラネットを介してイン
ターネット3に接続してもよい。
【0019】上記ホスト4は、演算処理手段である演算
処理部41、仮想本体側記憶手段である記憶部42等を
備え、インターネット3上にホームページを開設してい
る。
【0020】上記パソコン2及びホスト4は、電話回線
45を通じてインターネット3に接続されている。ただ
し、パソコン2やホスト4は、電話回線を介さずに直接
インターネット3に接続してもよい。
【0021】ユーザーがパソコン2を操作し、メーカー
のホームページにアクセスすると、所定のメニュー画面
がディスプレー23に表示される。このメニュー画面の
指示に従ってユーザーがパソコン2を操作すると、その
ユーザーの炊飯器1の使用履歴、内鍋温度センサ17の
検出温度TNS、蓋体温度センサ18の検出温度TFS
を含む制御情報が、炊飯器1からパソコン2及びインタ
ーネット3を介してホスト4に送信される。
【0022】上記ホスト4の記憶部42は、個々の炊飯
器1のRAM15cと同じ制御データ、すなわち容量判
別閾値AH〜DH、内鍋温度センサ17の検出温度TNS
を補正するために使用する補正値CRHを含む制御デー
タを記憶している。ホスト4の演算処理部41は、個々
の炊飯器1から送信される制御情報に基づいて上記記憶
部42に記憶された制御データを修正する。そのため、
ホスト4の記憶部42には、複数の炊飯器1から送信さ
れる制御情報が加味された最新の制御データが記憶され
ている。また、ホスト4は、修正後の制御データをパソ
コン2へ送信し、炊飯器1のRAM15cに記憶されて
いる制御データは、パソコン2がホスト4から受信した
修正後の制御データに更新される。
【0023】上記演算処理部41による制御データの修
正処理の一例として、制御情報が使用履歴である内鍋1
3の容量判別結果と電力制御時間TMであり、制御デー
タが内鍋13内の容量判別に使用する容量判別閾値A〜
Dである場合について説明する。
【0024】内鍋13内の容量は、下記の表1に示すよ
うに、中パッパ工程中に内鍋温度センサ17の検出温度
TNSが50℃に達してから120秒経過した時点の内
鍋温度センサ17の検出温度TNS’を容量判別閾値A
〜Dと比較することにより5段階に判別され、この判別
結果に基づいて電力制御時の加熱装置19への通電率が
決まる。容量判別閾値A〜Dの初期値は、Aが79℃、
Bが72℃、Cが65℃、Dが58℃である。
【0025】
【表1】
【0026】電力制御工程は、中パッパ工程の終了後、
内鍋温度センサ17の検出温度TN Sに基づいてドライ
アップであることが検出されるまで継続し、この間の時
間である電力制御時間TMが炊飯器1のRAM15cに
記憶される。容量判別結果と電力制御時間TMとの間に
は、下記の表2の関係がある。
【0027】
【表2】
【0028】本実施形態では、各炊飯器1における5段
階の容量判別のそれぞれについて、電力制御時間TMが
表2に示す平均値となるように容量判別閾値A〜Dを修
正する。なお、容量判別閾値Aの修正には容量判別結果
が「少量1」及び「少量2」であるときの電力制御時間
TMが使用される。同様に、容量判別閾値Bについては
「少量2」及び「中量1」、容量判別閾値Cについては
「中量1」及び「中量2」、容量判別閾値Dについては
「中量2」及び「満量」の場合の電力制御時間TMが使
用される。
【0029】まず、複数の炊飯器1のうちの一つから、
下記の表3に示すように、複数回の炊飯工程の容量判別
結果と各容量判別結果に対応する電力制御時間TMが、
ホスト4に送信される。なお、この例では、一つの炊飯
器1の4回の炊飯動作の容量判別結果と電力制御TMが
ホスト4に送信される。また、ホスト4への送信を行う
時点での炊飯器1の容量判別閾値A〜Dの値は、それぞ
れA’,B’,C’,D’とする。
【0030】
【表3】
【0031】容量判別閾値Aについては、上記表3のう
ち容量判別結果が「少量1」及び「少量2」である場合
の電力制御時間TMに着目して、以下の2段階の演算処
理が行われる。
【0032】まず、第1段階として、電力制御時間TM
の平均値は常に100回の炊飯動作の平均値と仮定し、
「少量1」と「少量2」のそれぞれについて以下の演算
が繰り返し実行される。
【0033】
【数1】「少量1」 (8×100+9.5)/101=8.015 (8.015×100+7.5)/101=8.01 (8.01×100+10.3)/101=8.03 「少量2」 (10×100+12.3)/101=10.02
【0034】第2段階として、容量判別閾値Aの温度が
7℃変化すると、電力制御時間TMが2分変化すると仮
定し、上記演算の結果に基づいて修正後の容量判別閾値
A’’を以下のように算出する。
【0035】
【数2】「少量1」 (8.03−8)(分)/(2/7)(分/℃)=0.
105(℃) 「少量2」 (10.02−10)(分)/(2/7)(分/℃)=
0.07(℃) A’’=A’+0.105℃+0.07℃
【0036】演算処理部41は、容量判別閾値B〜Dに
ついても同様の演算により修正された容量判別閾値
B’’〜D’’を算出する。
【0037】次に、演算処理部41は、記憶部42に記
憶された容量判別閾値AH〜DHの修正を行う。この修正
では個々の炊飯器1から送信される1回の制御情報の寄
与率を1/10と仮定して修正を行う。具体的には、以
下の処理で修正後の容量判別閾値AH’〜DH’を算出す
る。
【0038】
【数3】AH’=(AH×10+A’’)/11 BH’=(BH×10+B’’)/11 CH’=(CH×10+C’’)/11 DH’=(DH×10+D’’)/11
【0039】ホスト4の記憶部42に記憶されている容
量判別閾値AH〜DHは、算出された修正後の容量判別閾
値AH’〜DH’に更新される。また、ホスト4は、修正
後の容量判別閾値AH’〜DH’をインターネット3を介
してパソコン2に送信し、炊飯器1のRAM15cに記
憶されている容量判別閾値A〜Dは修正後の容量判別閾
値AH’〜DH’に更新される。
【0040】次に、上記制御データ修正の他の例とし
て、制御情報が内鍋温度センサ17の検出温度TNS
あり、制御データが内鍋温度センサ17の補正値CRで
ある場合について説明する。
【0041】内鍋温度センサ17の検出温度TNS、制
御プログラムで実際に使用される内鍋温度センサ17の
補正済み温度TNH及び補正値CRには下記の式(1)
の関係がある。なお、補正値CRの初期値は0である。
【0042】
【数4】TNH=TNS+CR (1)
【0043】図3に示すように、蓋体温度センサ18の
検出温度TFSが所定値(本実施形態では80℃)に達
し沸騰が検出された後一定時間(本実施形態では180
秒)経過後の沸騰平衡状態では、内鍋13内は約100
℃に達し、内鍋温度センサ17の検知部が当接する内鍋
13の外面も一定温度(本実施形態では103℃)に達
しているはずである。従って、内鍋温度センサ17の検
出温度TNSを補正する必要がない場合には、沸騰平衡
時には、検出温度TNH及び補正済み温度TNHは共に1
03℃であり、上記式(1)は103(℃)=103
(℃)+0(℃)となる。
【0044】例えば、現時点での補正値CRが−0.3
であり、沸騰平衡時の上記式(1)が(103=10
3.3−0.3)なる関係にある一つの炊飯器1から、
ホスト4に対して上記沸騰平衡時の内鍋温度センサ17
の検出温度TNSの平均値が104.5℃であるという
制御情報が送信されると、ホスト4は現時点の補正値C
Rは常に20回の平均値であると仮定して、以下の演算
から補正値CRを−0.4に修正する。
【0045】
【数5】 (103.3×20+104.5)/21=103.4 CR=103−103.4=−0.4
【0046】次に、ホスト4は、個々の炊飯器1から送
信される1回の制御情報の寄与率を1/10と仮定して
記憶部42に記憶された補正値CRHの修正を行う。具
体的には、以下の処理で修正後の補正値CRH’を算出
する。
【0047】
【数6】CRH’=(CRH×10+CR)/11
【0048】ホスト4の記憶部42に記憶されている補
正値CRHは、算出された修正後の補正値CRH’に更新
される。また、ホスト4は、修正後の補正値CRH’を
インターネット3を介してパソコン2に送信し、炊飯器
1のRAM15cに記憶されている補正値CRは修正後
の容量判別閾値CRH’に更新される。
【0049】このように本実施形態の炊飯器制御装置で
は、個々の炊飯器1から送信される制御情報に基づいて
ホスト4の記憶部42に記憶された制御データが修正さ
れ、記憶部42には最新の制御データが記憶されること
になる。そして、炊飯器1のRAM15cに記憶される
制御データは、仮想本体から送信される修正後の制御デ
ータ、すなわち最新の制御データに更新される。従っ
て、量産開始後ユーザーの手元に届けられた後であって
も個々の炊飯器1の制御プログラムに使用される制御デ
ータを修正し、器体やセンサの特性の相違に起因する個
々の炊飯器間の性能のばらつきを是正することができ、
炊飯を繰り返すに伴って、個々の炊飯器1の性能が向上
する。
【0050】また、量産開始後に発見されたメニューフ
ローの不具合や性能不足を是正することができると共
に、量産開始後に開発時想定した使用方法と相違する使
用方法が見出されたり、ユーザーの好み等の傾向が変わ
っても、それに対応して個々の炊飯器の制御プログラム
を修正することができる。
【0051】上記ホスト4は、記憶部42に記憶された
容量判別閾値AH〜DH、補正値CR H等の最新の制御デ
ータを工場5の製造ラインのコンピュータ6に出力する
ことができる。その結果、工場5で量産される炊飯器1
は、使用前から最新の制御データが記憶されることにな
り、メニューフローの開発時に使用した器体やセンサが
平均的な特性を有しないことに起因する性能の偏りが是
正され、初期性能が向上する。
【0052】本発明は、上記実施形態に限定されず、種
々の変形が可能である。まず、上記実施形態では、書き
換え可能な制御データとして、制御プログラムで使用す
る定数である容量判別閾値と、内鍋温度センサの補正値
を例示したが、制御データはこれに限定されるものでは
ない。例えば、制御プログラム自体の一部又は全部を書
き換え可能な制御データとしてもよい。
【0053】また、本発明は炊飯器に限定されず、自動
製パン器等の他の調理器にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の調理器制御装置では、個々の調理器から送信される制
御情報に基づいて仮想本体側記憶手段に記憶された制御
データが修正されるため、仮想本体側記憶手段には最新
の制御データが記憶されることになる。そして、調理器
側記憶手段の制御データは、仮想本体から送信される修
正後の制御データ、すなわち最新の制御データに更新さ
れる。そのため、本発明の調理器制御装置では、個々の
調理器から送信される制御情報に基づいて仮想本体が制
御データを修正し、個々の調理器の記憶手段に記憶され
た制御データは仮想本体から送信された修正後の制御デ
ータに更新されるため、量産開始後ユーザーの手元に届
けられた後であっても、調理器の制御プログラムに使用
される制御データを修正することができる。そのため、
器体やセンサの特性の相違に起因する個々の調理器間の
性能のばらつきを是正することができ、使用を繰り返す
に伴って、個々の調理器の性能が向上する。
【0055】また、上記仮想本体側記憶手段が記憶する
制御データを、製造ラインのコンピュータに出力可能と
した場合には、新たに製造される調理器には、使用前か
ら最新の制御データが記憶されることになり、メニュー
フローの開発時に使用した器体やセンサが平均的な特性
を有しないことに起因する性能の偏りが是正され、初期
性能が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調理器制御装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】 調理器とパーソナルコンピュータを示す概略
図である。
【図3】 内鍋温度センサ、蓋体温度センサの検出温度
及び加熱装置への通電率を示す線図である。
【符号の説明】
1 炊飯器 2 パーソナルコンピュータ 3 インターネット 4 ホストコンピュータ 5 工場 6 コンピュータ 15 制御装置 15a CPU 15b ROM 15c RAM 15d タイマ 17 内鍋温度センサ 18 蓋体温度センサ 19 加熱装置 21 本体 21a CPU 21b RAM 21c ハードディスク 21d タイマ 22 入力インターフェース 23 ディスプレー 41 演算処理部 42 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA01 AA50 BA17 BA40 BA43 CA01 CA75 CA90 CB27 CC13 CC17 CC18 CC70 CD73 CD80 GA03 GB01 GB11 GB18 GB45 GB50 GC16 GC21 GC40 GD05 5K048 BA01 BA34 DC07 EB02 EB10 FB10 FC01 5K101 KK11 KK15 LL01 MM07 NN18 NN21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の加熱装置を含む作動要
    素と、書き換え可能な制御データを記憶する調理器側記
    憶手段と、該制御データを含む制御プログラムを実行し
    て上記作動要素を制御する制御手段とをそれぞれ有する
    複数の調理器と、 上記個々の調理器と同じ制御データを記憶する仮想本体
    側記憶手段と、個々の調理器から送信される制御情報に
    基づいて上記仮想本体側記憶手段に記憶された制御デー
    タを修正する演算処理手段とを備え、修正後の制御デー
    タを調理器に送信し、調理器側記憶手段に記憶された制
    御データを更新させる仮想本体とを備える調理器制御装
    置。
  2. 【請求項2】 上記制御情報は、使用履歴を含むことを
    特徴とする請求項1に記載の調理器制御装置。
  3. 【請求項3】 上記使用履歴は、容量判別結果と、その
    容量判別結果に対応する電力制御時間であり、 上記書き換え可能な制御データは、容量判別閾値である
    請求項2に記載の調理器制御装置。
  4. 【請求項4】 上記制御情報は、センサの出力値を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の調理器制御装置。
  5. 【請求項5】 上記センサの出力値は、沸騰平衡時にお
    ける内鍋温度センサの検出温度であり、 上記書き換え可能な制御データは、上記内鍋温度センサ
    の検出温度の補正に使用する補正値であることを特徴と
    する請求項4に記載の調理器制御装置。
  6. 【請求項6】 上記仮想本体は、仮想本体側記憶手段に
    記憶された制御データを、製造ラインのコンピュータに
    出力可能である請求項1から請求項5のいずれか1項に
    記載の調理器制御装置。
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