JP2001008808A - バリアフリー寝具カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】高齢者や乳幼児の夜尿症、ペットの粗相などか
ら寝具を完全に守るカバーを製作するのが目的である。 【解決手段】表布と数種類の吸収布、裏布に防水加工素
材を配し、組み合わせた寝具カバーを考案し、介護や養
育、飼育の手間を軽減できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、吸収性を有する
布地を組み合わせ、裏面に防水布を用いた、寝具カバー
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の寝具カバーは，表面的な埃や汚れ
を防止するにとどまり、水分が染み込んでしまうと、布
団の表面のみならず、中綿にまで被害が及んでいた。之
を全面的に解決するには布団自体を丸洗いするしか方法
が無く、干したり、乾かしたりという一般的な手段では
臭いや染みが残り、大変非衛生であり、先述のいずれの
方法を取るにしても面倒であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、その困難を
解決する為、水分から寝具を完全に守るカバーを製作す
ることを課題として、試作、研究を進めた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】汚れや水分から寝具を保
護するためには、防水加工を施すのが最適だと思われる
が、テーブルクロスなどと異なり、安眠への配慮も必要
である。そこで防水加工を施した布をベースに素材を組
み合わせ、肌触りや寝心地の良い、寝具カバーを作るこ
とを目的として試作を繰り返した。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明を実施する為に、最初は防
水加工した布を裏面に、肌当たりの良い綿を表布にして
貼り合わせたものを考案した。少量の水分を防ぐだけな
ら良いが、夜尿症やペットの粗相には対応しきれず、寝
具の周辺を汚すことに成りかねない。それを防ぐにはカ
バーに多量の水分を吸収させる機能が必要である。そこ
で、肌にあたる面（こちらを表面とする）に綿などの肌
触りの良い素材を採用し、寝具に接する面（こちらを裏
面とする）を防水加工した布などの素材で構成し、裏面
と表面の間に吸収性の高いポリエステルや不織布などを
数種類入れた物を製作した。これなら、汚れれば自宅で
洗うことが出来、寝具に被害が及ばない。

【０００６】

【発明の効果】本発明は以上のような構成であるからし
て、乳幼児や高齢者の夜尿症やペットの粗相、枕の唾液
染みや飲みこぼしに到るまで寝具のトラブルを回避し、
介護や養育などを補助することが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成図

【図２】本発明の使用図

【符号の説明】

（１）は表布 （２）は中布 （３）は裏布

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 高い吸収性を持ち，寝具，家具を水分か
   ら守る、多層構造の布製カバー。