JP3076790U - 使い捨て簡易トイレマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、トイレット内の清掃の労と不潔感を
軽減し、トイレット内を清潔に保っておくとともに、使
い捨てという簡易性の中で経済性をも考慮したものであ
る。 【解決手段】図ー２に示すように、便器の周りにを設
置し、そのマットの上、便器の手前にを置く。は防
水シート・吸水紙・透水紙から成るマットで、可燃物と
して処理できる。は水溶性のマットで、汚れれば簡単
に取り替えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【目的】

トイレットの清掃の労と不潔感を軽減し、トイレット内を清潔に保つこと 。

【０００２】

【考案の属する技術分野】

本考案は、上記の目的に資するための、取り扱いが簡単で、かつ、経済的 なトイレマットに関するものである。

【０００３】

【従来の技術】

現在使われているトイレマットは、ほとんどが絨毯などの布製のものであ る。このため、汚れると洗濯機で洗うか、手揉みで洗うかしているが、洗濯機が 下着と共用であったり、汚物に触手したりするなど、いずれの場合も不潔感は免 れない。

【０００４】 この不潔感を避けるために、主として紙製の「使い捨てトイレマット」が 考案されている。平成１２年６月現在、使用例を見ることも、店頭で製品を見か けることもないが、特許・実用新案では同名または類似名のトイレマットが８件 、公開または登録されている。防水性の下敷き、吸水性の上敷き、可燃性の本体 という点に共通点がある。しかし、扱い方が必ずしも簡単とはいえず、また、経 済的に見ても無駄な部分が多い。

【０００５】 ８件の考案のうち、「特許公開平０７−２１３４５８」はマットの「吸水 性」に関するもの、「実用新案公開平０６−０６６４９８」は「蛇腹」というマ ットの性質に関するもの、「実用新案公開平０５−０２０７００」は「消臭性」 に関するもの、「登録実用新案第３０５６１９３」はマットの「絵柄」に関する ものであり、それぞれ請求項が本考案とは異なる。

【０００６】 ８件のうち、「特許公開平０９−１４０６３４」および「実用新案公開平 ０７−０１８７００」は、本考案の図のに相当するものであるが、水に流せる 部分がなく、捨てるには未使用部分が大部を占めるという経済上の難点がある。 また、「登録実用新案第３０４７９２０」も同様に、本考案の図のに相当する が、これを水に流せるようにするには防水シートを付けず、紙を薄くしなければ ならないため、床面の保護ができないという難点がある。

【０００７】 ８件のうちの残る１件、「登録実用新案第３０３２２１０」は本考案に近 似のものであるが、本考案の図のに相当する部分が「薄手の紙」や「生理用品 のパットくらい」となっているため、紙の厚さや広さの点で、尿滴の量や範囲を カバーできないという難点がある。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

一般家庭のトイレット内、ないし、便器の周りで最も汚れるのは便器の手 前側の床である。これは男子の尿の滴りによる。次いで汚れるのは便器の左右の 側面の床である。これは年少男児や体の不自由な老人のいる家庭に見られる。尿 滴等の汚れを放置しておくと、悪臭が漂い始める。本考案は、汚れを適宜除去し てトイレット内を清潔に保つとともに、トイレット内の清掃の労や不潔感を軽減 しようとするものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案は、マットを比較的長期間設置しておく部分と即時に取り替えられ る部分とに分け、汚れた部分を随時取り替えることによってトイレット内の清潔 感を保つとともに、捨てる部分を少なくすることによって経済性をも図るもので ある。

【００１０】

【考案の実施の形態】 図２に示すように、便器の周りを手前から側面を囲むような形でを設置 する。これは比較的長期間置いておくマットである。広さは縦５０〜６０cm、横 ６０〜７０cmとし、四隅（点線部分）を再剥離性の糊で固定する。そのマットの 上、便器の手前にを置く。これは汚れれば随時取り替えて水に流せる部分であ る。大きさはＡ５〜Ｂ５判相当とし、固定はしない。

【００１１】 図３は、、のマットの断面図である。は防水シート・吸水紙・透水 紙から成るマットで、厚さは１ミリメートル程度である。透水紙には模様を印刷 することができる。は吸水紙から成るマットで、厚さはミリメートル程度であ る。

【００１２】 各図の、は即時便器に投入して水に流すことができる。は、再剥離性 の糊によって床面を傷めることなく簡単に着脱でき、汚れの度合いに応じて折り たたんで可燃物として処理できる。

【００１３】

【実施例】

四人家族、男女各二人の家庭で、は約１か月そのまま置いておくことが できた。は１〜３日ごとに取り替えた。汚れているという状態は皆無であった 。

【００１４】 年少の男児の訪問を受けたとき、あらかじめのマットを側面にも置いて おいたところ、マットに染みがついていた。

【００１５】

【考案の効果】

「実施例」にあるように、汚れた状態が皆無であったのは、汚した当人が 常にその場で取り替えたためであった。これはのマットが、簡単に摘んで便器 に投入できることによる。

【００１６】 年少男児の場合の例とも合わせて考えると。のマットは固定せず、適宜 必要な箇所に置けるようにするのがよいようである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の見取り図。

【図２】本考案の平面図。

【図３】本考案のマットの断面図。

【符号の説明】 は、防水シート・吸水紙・透水紙から成る可燃性のマ
ット。 は、吸水紙から成る水溶性のマット。

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月１１日（２０００．９．１
１）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項３】 尿の飛散などによる汚れの範囲をカバー
するために、一つ、または、いくつかを任意の場所に置
くことのできるマット（各図−）のある「使い捨て簡
易トイレマット」 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１２年１０月１９日（２０００．１０．
１９）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】尿などで汚れた部分を適宜取り替え、水に
   流せるマットのある「使い捨て簡易トイレマット」
2. 【請求項２】吸水性・可燃性のマット（図１の）と水
   溶性のマット（同）から成る「使い捨て簡易トイレマ
   ット」
3. 【請求項３】汚れの範囲を適宜カバーする可動性のマッ
   ト（同）のある「使い捨て簡易トイレマット」