JP2001008164A

JP2001008164A - 電子アルバム装置

Info

Publication number: JP2001008164A
Application number: JP17843699A
Authority: JP
Inventors: Tomoya Isoyama; 智哉磯山
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1999-06-24
Filing date: 1999-06-24
Publication date: 2001-01-12
Anticipated expiration: 2019-06-24
Also published as: JP3291479B2

Abstract

(57)【要約】【課題】メモリカード21から読み出した画像データを
ＣＤ−Ｒ２に記録することが可能な電子アルバム装置に
おいて、ＣＤ−Ｒ２の記憶容量の浪費を抑える。【解決手段】本発明に係る電子アルバム装置１におい
ては、ＣＤ−Ｒ２に記録されている複数の画像ファイル
の中から、お気に入りの画像ファイルを選択すると、選
択されたお気に入り画像ファイルについての管理情報フ
ァイルが作成されて、ＣＤ−Ｒ２に記録される。その
後、前記管理情報ファイルに管理情報が記録されている
複数の画像ファイルの中から１つの画像ファイルを選択
すると、該画像ファイルの管理情報に基づいて、該画像
ファイルがＣＤ−Ｒ２から読み出され、画像モニター３
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルスチルカ
メラ等の画像記録装置によって画像データが記録された
比較的小容量の画像記録用メディアを対象として、該画
像記録用メディアに記録されている画像データを読み出
して、大容量のデータ保存用メディアに書き込んで保存
することが可能な電子アルバム装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、デジタルスチルカメラにおいて
は、撮影によって得られた画像データを記録するため
に、数十ＭＢ程度の容量を有する小型のメモリカードが
用いられており、カメラ本体に設けられたメモリカード
インターフェースにメモリカードを装填した状態で、該
メモリカードに複数枚の静止画の画像データを記録する
ことが可能である。又、データ記録済みのメモリカード
をデジタルスチルカメラのメモリカードインターフェー
スに装填することによって、該メモリカードに記録され
ている複数枚の静止画の画像データを読み出して、該デ
ジタルスチルカメラに接続したＴＶモニターなどに静止
画を表示することが出来る。

【０００３】しかしながら、１枚のメモリカードに記録
出来る静止画の枚数は限られており、多量の静止画を保
存するには、複数枚のメモリカードが必要であるため、
メモリカードの管理が煩雑となるばかりでなく、多量の
静止画の中から所望の静止画を検索する場合、メモリカ
ードを頻繁に差し替える必要があり、操作が煩雑である
問題があった。

【０００４】そこで、出願人は、メモリカードの装填が
可能であって、ユーザによる一括保存釦の操作に応じ
て、該メモリカードに記録されている全ての画像データ
を読み出して、内蔵せるＣＤ−Ｒ(Compact Disc−Recor
dable)に書き込むことが可能な電子アルバム装置を開発
した。該電子アルバム装置によれば、例えば６４０ＭＢ
の容量を有するＣＤ−Ｒに対して、メモリカード約１０
枚分の静止画を書き込むことが出来る。又、電子アルバ
ム装置に、ＴＶ受像機等の画像表示装置を接続すること
によって、ＣＤ−Ｒに記録されている任意の静止画を読
み出し、画像表示装置の画面に表示させることが出来
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところが、電子アルバ
ム装置は、ＣＤ−Ｒに多数枚の静止画を記録することが
可能であるため、その中から所望の１枚の静止画を表示
させるには、多数枚の静止画を対象とする画像検索操作
が必要となり、この操作が極めて煩雑である問題があっ
た。そこで、ＣＤ−Ｒに記録されている複数の画像の中
から、予め、お気に入りの複数の画像を選択して、お気
に入り画像ファイルの中に登録しておくことによって、
所望の画像を表示させんとするときは、お気に入り画像
ファイルの中から所望の画像を選択することを可能とす
る構成が考えられる。

【０００６】しかしながら、ＣＤ−Ｒはデータの消去が
不可能であり、お気に入り画像ファイルの作成後に、元
の画像ファイルは消去することが出来ないため、元の画
像ファイルの画像データとお気に入り画像ファイルの画
像データとが重複することとなって、ＣＤ−Ｒの記憶容
量を著しく浪費する問題がある。

【０００７】そこで本発明の目的は、データ記録用メデ
ィアから読み出した画像データをデータ保存用メディア
に記録することが可能な電子アルバム装置において、デ
ータ保存用メディアの記録容量の浪費を抑えた上で、デ
ータ保存用メディアに記録されている多数の画像から所
望の画像を簡易な操作により読み出して、画像表示装置
に表示させることが可能な電子アルバム装置を提供する
ことである。

【０００８】

【課題を解決する為の手段】本発明に係る電子アルバム
装置は、データ保存用メディアに記録されている複数の
画像ファイルの中から、任意の１或いは複数の画像ファ
イルを選択するためのお気に入り画像選択手段と、お気
に入り画像選択手段によって選択された１或いは複数の
画像ファイルについて、各画像ファイルの記録位置を表
わす位置情報を含むお気に入り画像管理情報ファイルを
作成して、データ保存用メディアに記録するお気に入り
画像管理情報記録手段と、お気に入り画像管理情報ファ
イルに情報が記録されている複数の画像ファイルの中か
ら、表示せんとする画像ファイルを選択するための表示
画像選択手段と、表示画像選択手段によって選択された
画像ファイルの位置情報に基づいて、該画像ファイルを
データ保存用メディアから読み出す表示画像読出し手段
とを具えている。

【０００９】上記本発明の電子アルバム装置において、
ユーザがお気に入り画像選択手段を操作して、データ保
存用メディアに記録されている複数の画像ファイルの中
から、所望の１或いは複数の画像ファイルを選択する
と、お気に入り画像管理情報記録手段が、選択された１
或いは複数の画像ファイルについて、各画像ファイルの
位置情報を含むお気に入り画像管理情報ファイルを作成
して、データ保存用メディアに記録する。この際、お気
に入り画像管理情報ファイルには、位置情報等、お気に
入り画像ファイルについての管理情報が、テキストデー
タとして書き込まれるに過ぎず、画像データが書き込ま
れることはない。

【００１０】その後、ユーザが表示画像選択手段を操作
して、お気に入り画像管理情報ファイルに管理情報が記
録されている複数の画像ファイルの中から、表示せんと
する画像ファイルを選択すると、表示画像読出し手段
は、選択された画像ファイルの位置情報に基づいて、該
画像ファイルをデータ保存用メディアから読み出す。こ
の様にしてデータ保存用メディアから読み出された画像
ファイルは、画像表示装置へ出力されて、画像が表示さ
れる。

【００１１】具体的構成において、本発明に係る電子ア
ルバム装置は更に、データ保存用メディアに記録されて
いるお気に入り画像管理情報ファイルの情報を編集する
ためのお気に入り画像管理情報編集手段を具えている。
該具体的構成によれば、お気に入り画像管理情報記録手
段によってデータ保存用メディアにお気に入り画像管理
情報が記録された後、必要に応じて、そのお気に入り画
像管理情報の内、位置情報以外の管理情報を書き換える
ことが出来る。

【００１２】

【発明の効果】本発明に係る電子アルバム装置において
は、お気に入り画像管理情報ファイルには、お気に入り
画像に関する管理情報がテキストデータとして記録され
るに過ぎず、情報量の多い画像データは記録されないの
で、お気に入り画像管理情報ファイルのサイズは小さく
て済む。従って、データ保存用メディアの記憶容量の浪
費を抑えた上で、データ保存用メディアに記録されてい
る多数の画像から所望の画像を簡易な操作により読み出
して、画像表示装置に表示させることが出来る。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。図１は、本発明に
係る電子アルバム装置(１)に画像モニター(３)及び画像
プリンター(31)を接続した状態を表わしている。電子ア
ルバム装置(１)には、ＣＤ−Ｒ(２)が装填されるべきＣ
Ｄ−Ｒドライブ(43)と、第１メモリカード(21)が装填さ
れるべき第１メモリカードインターフェース(45)と、第
２メモリカード(22)が装填されるべき第２メモリカード
インターフェース(44)とが設けられ、それぞれ第１回路
基板(41)と接続されている。

【００１４】第１回路基板(41)には、ＣＰＵやＲＡＭな
どからなる制御系と、ＣＤ−Ｒ(２)、第１メモリカード
(21)及び第２メモリカード(22)を対象としてデータの再
生処理を実行する再生系と、ＣＤ−Ｒ(２)を対象として
データの記録処理を実行する記録系とが配備されてい
る。又、第１回路基板(41)には、第２回路基板(42)が接
続されている。第２回路基板(42)には、リモートコント
ローラ(４)からの赤外線信号を受信するためのＩＲ受信
部と、装置本体のフロントパネルに配備された各種操作
釦からの信号を処理する信号処理部ＳＷと、フロントパ
ネルに配備されたＬＥＤを点灯させるためのＬＥＤ制御
部とが配備されている。第１回路基板(41)から得られる
印刷用の画像データはプリンター出力端子(46)からプリ
ンター(31)へ出力される。又、第１回路基板(41)から得
られる画像表示用の画像データ及び音声データは、画像
出力端子(47)及び音声出力端子(48)から画像モニター
(３)へ出力される。

【００１５】上記電子アルバム装置(１)においては、１
枚のメモリカードに記録されている複数の画像をＣＤ−
Ｒ(２)に一括保存したとき、ＣＤ−Ｒ(２)には、これら
複数の画像の画像データを含む１つの“アルバムファイ
ル”が記録され、一括保存の対象としたメモリカードの
枚数分だけ“アルバムファイル”が作成されることにな
る。又、この様にしてＣＤ−Ｒ(２)に記録された複数の
画像の中から、後述の如くお気に入りの複数の画像を選
択すると、ＣＤ−Ｒ(２)には、選択された複数のお気に
入り画像についての画像管理情報(テキストデータ)が
“お気に入りアルバムファイル”として記録されること
になる。

【００１６】図２は、メモリカード(21)(22)に記録され
ている複数の画像をＣＤ−Ｒ(２)に一括保存したとき、
ＣＤ−Ｒ(２)に記録される“アルバムファイル”や“お
気に入りアルバムファイル”のディレクトリ構造を表わ
している。図２の例では、２枚のメモリカードが一括保
存されて、２つのアルバムファイル“１００ＡＬＢＵ
Ｍ”及び“１０１ＡＬＢＵＭ”が作成されており、一方
のアルバムファイル“１００ＡＬＢＵＭ”の中には、３
つの画像ファイル“ＰＨＯＴＯ０００１．ｊｐｇ”〜
“ＰＨＯＴＯ０００３．ｊｐｇ”が作成されると共に、
これらの画像ファイルについての画像管理情報を格納し
た画像管理情報ファイル“ＩＮＦＯ１００．ｔｘｔ”が
作成されている。又、他方のアルバムファイル“１０１
ＡＬＢＵＭ”の中には、５つの画像ファイル“ＰＨＯＴ
Ｏ０００１．ｊｐｇ”〜“ＰＨＯＴＯ０００５．ｊｐ
ｇ”が作成されると共に、これらの画像ファイルについ
ての画像管理情報を格納した画像管理情報ファイル“Ｉ
ＮＦＯ１０１．ｔｘｔ”が作成されている。

【００１７】更に、図２の例では、お気に入りアルバム
ファイル“１０２ＭＥＭＯＲＹ”が作成されて、この中
には、お気に入り画像ファイルについての画像管理情報
を格納した画像管理情報ファイル“ＩＮＦＯ１０２．ｔ
ｘｔ”が作成されている。

【００１８】図３は、各アルバムファイルに作成されて
いる画像管理情報ファイル(図２の例では“ＩＮＦＯ１
００．ｔｘｔ”及びＩＮＦＯ１０１．ｔｘｔ”)のデー
タ構造を表わしている。図示の如く、各画像管理情報フ
ァイルは、そのアルバムファイルのファイル名を表わす
“アルバムファイル識別データ”と、そのアルバムファ
イルのタイトルを表わす“名称データ”と、そのアルバ
ムファイルを保存した日時を表わす“保存日データ”
と、各画像ファイルに関する“画像管理データ”とから
構成されている。ここで、“画像管理データ”は、複数
の画像ファイルについての複数の“画像ファイルデー
タ”から構成され、各“画像ファイルデータ”は、その
画像ファイルのファイル名を表わす“画像ファイル識別
データ”と、その画像ファイルについて任意の文字を入
力してなる “メモデータ”と、その画像ファイルを画
面に表示する際の画像の回転角度を表わす “表示方向
データ”と、その画像データが削除されたものであるか
どうかを表わす “削除データ”とから構成されてい
る。

【００１９】一方、図４は、お気に入りアルバムファイ
ルに作成されているお気に入り画像管理情報ファイル
(図２の例では“ＩＮＦＯ１０２．ｔｘｔ”)のデータ構
造を表わしている。図示の如く、お気に入り画像管理情
報ファイルは、そのお気に入りアルバムファイルのファ
イル名を表わす“アルバムファイル識別データ”と、そ
のお気に入りアルバムファイルのタイトルを表わす“名
称データ”と、そのお気に入りアルバムファイルを保存
した日時を表わす“保存日データ”と、各お気に入り画
像ファイルに関する“画像管理データ”とから構成され
ている。ここで、“画像管理データ”は、複数のお気に
入り画像ファイルについての複数の“お気に入り画像フ
ァイルデータ”から構成され、各“お気に入り画像ファ
イルデータ”は、そのお気に入り画像ファイルの属する
アルバムファイル或いはお気に入りアルバムファイルの
ファイル名を表わす“アルバムファイル識別データ”
と、そのお気に入り画像ファイルのファイル名を表わす
“画像ファイル識別データ”と、そのお気に入り画像フ
ァイルについて任意の文字を入力してなる “メモデー
タ”と、そのお気に入り画像ファイルを画面に表示する
際の画像の回転角度を表わす “表示方向データ”と、
そのお気に入り画像データが削除されたものであるかど
うかを表わす “削除データ”とから構成されている。

【００２０】図５及び図６は、上記電子アルバム装置
(１)の制御系が実行するお気に入りアルバムファイル作
成手続きを表わしている。尚、電子アルバム装置(１)に
電源を投入すると、先ず、画像モニター(３)には、図９
に示す如き初期画面が表示され、お気に入りアルバムを
作成する場合、ユーザは、ＣＤ−Ｒ(２)を電子アルバム
装置(１)に装填した後、リモートコントローラ(４)の操
作によって、画面中の「お気に入りアルバムの作成」釦
を選択する。

【００２１】先ず図５のステップＳ１にて、ユーザによ
ってお気に入りアルバム作成釦が選択されたかどうかを
判断する。上記の如く「お気に入りアルバムの作成」釦
が選択されたときは、イエスと判断されてステップＳ２
に移行し、図１０に示すお気に入りアルバム作成画面を
表示すると共に、ＣＤ−Ｒ(２)には、お気に入りアルバ
ムファイルを作成し、該ファイル中に、アルバムファイ
ル識別データ等、その時点で入力可能なデータを書き込
む。

【００２２】図１０の画面からは、お気に入りアルバム
ファイルの新規作成と、お気に入りアルバムのタイトル
入力の何れか一方の手続きを実行することが可能であっ
て、お気に入りアルバムファイルを新規に作成する場
合、ユーザは「新規作成」釦を操作する。図５のステッ
プＳ３では、新規作成釦が操作されたかどうかを判断
し、ここでイエスと判断されたときは、ステップＳ４に
移行して、図１１に示すアルバム・お気に入り選択画面
を表示する。

【００２３】図１１の画面からは、アルバムファイルか
らお気に入り画像ファイルを選択する処理と、既に作成
されているお気に入りアルバムファイルからお気に入り
画像ファイルを選択する処理の何れか一方を選択するこ
とが可能であって、何れか一方が選択操作されると、ス
テップＳ６に移行して、お気に入り画像ファイル選択の
対象となる複数のアルバムの内、最初のアルバムについ
ての選択画面を表示する。図１２は、１つのアルバムに
ついての選択画面を表わしており、該画面中には、その
アルバムに含まれる複数の画像の内、予め選択設定され
ている代表の画像が表示されている。ユーザが、リモー
トコントローラ(４)の矢印釦を操作すると、次のアルバ
ムについての選択画面に切り換えられる。この操作の繰
り返しの過程で、所望のアルバムについての選択画面が
表示され、その時点でユーザがリモートコントローラ
(４)の決定釦を操作すると、そのアルバムがお気に入り
画像ファイル選択の対象として選定される。

【００２４】図５のステップＳ７では、図１２の如きア
ルバム選択画面が表示された状態で決定釦が押下された
かどうかを判断し、ここでノーと判断されたときは更に
ステップＳ８にて矢印釦が押下されたかどうかが判断さ
れる。ここでノーと判断されたときはステップＳ７に戻
って同じ判断を繰り返す。ステップＳ８にてイエスと判
断されたときは、ステップＳ９にて、次のアルバムの選
択画面を表示し、ステップＳ７へ戻る。

【００２５】ステップＳ７にてイエスと判断されたとき
は、ステップＳ１０に移行して、図１３に示す如く、選
択されたアルバムの第１頁に含まれる複数枚の縮小静止
画を表示する。ここでユーザが、リモートコントローラ
(４)の矢印釦を操作すると、画面に表示されている複数
枚の縮小静止画の間で、カーソル(太線による縁どり)が
移動する。そして、所望の縮小静止画がカーソルによっ
て選択(特定表示)された状態で、ユーザがリモートコン
トローラ(４)の決定釦を操作すると、その縮小静止画が
お気に入り画像として選定される。

【００２６】図６のステップＳ１１では、図１３の如き
縮小静止画選択画面が表示された状態で決定釦が押下さ
れたかどうかを判断し、ここでノーと判断されたときは
更にステップＳ１２にて矢印釦が押下されたかどうかが
判断される。ここでノーと判断されたときはステップＳ
１１に戻って同じ判断を繰り返す。ステップＳ１２にて
イエスと判断されたときは、ステップＳ１３にて、その
時点でその頁の最後の縮小静止画がカーソルによって特
定表示されたどうかを判断し、ノーと判断されたとき
は、ステップＳ１４へ移行して、次の縮小静止画へカー
ソルを移動させて、その縮小静止画を特定表示した後、
ステップＳ１１に戻る。ステップＳ１３にてイエスと判
断されたときは、そのアルバムの次の頁に含まれる複数
枚の縮小静止画を表示した後、ステップＳ１１に戻る。

【００２７】ステップＳ１１にてイエスと判断されたと
きはステップＳ１６に移行して、図１４に示す如くお気
に入り画像として選択された縮小静止画に、その旨を表
わす表示(例えば○印)を施す。次にステップＳ１７で
は、図１４の画面上に表示されている「コピー」釦が選
択されたかどうかが判断される。リモートコントローラ
(４)の操作によって「コピー」釦が選択されると、ステ
ップＳ１７にてイエスと判断され、ステップＳ１８に移
行して、前記ステップＳ２にて既に作成されているお気
に入りアルバムファイルに、図４に示すお気に入り画像
ファイルデータを記録する。

【００２８】その後、ステップＳ１９では、リモートコ
ントローラ(４)の終了釦が押下されたかどうかを判断
し、ノーと判断されたときは図５のステップＳ５に戻っ
て、アルバムの選択、及びお気に入り画像ファイルの選
択を繰り返す。その後、ステップＳ１９にてイエスと判
断されたときは、手続きを終了する。この結果、図４に
示すデータ構造を有するお気に入りアルバムファイルが
作成されて、図２に示す如くＣＤ−Ｒ(２)に記録される
ことになる。

【００２９】一方、図７及び図８は、上記電子アルバム
装置(１)の制御系が実行するお気に入り画像表示手続き
を表わしている。尚、ＣＤ−Ｒ(２)が装填されている状
態で電子アルバム装置(１)に電源を投入すると、先ず、
画像モニター(３)には、図１５に示す如き初期画面が表
示され、お気に入り画像を表示させんとする場合、ユー
ザは、リモートコントローラ(４)の操作によって、画面
中の「お気に入り」釦を選択する。

【００３０】先ず図７のステップＳ２１にて、ユーザに
よってお気に入り釦が選択されたかどうかを判断する。
上記の如く「お気に入り」釦が選択されたときは、イエ
スと判断されてステップＳ２２に移行し、表示すべきお
気に入り画像の選択対象となる複数のお気に入りアルバ
ムの内、最初のお気に入りアルバムについての選択画面
を表示する。

【００３１】図１６は、１つのお気に入りアルバムにつ
いての選択画面を表わしており、該画面中には、そのお
気に入りアルバムファイル中のお気に入り画像管理情報
によって特定される複数のお気に入り画像の内、予め選
択設定されている代表のお気に入り画像の画像が表示さ
れている。ユーザが、リモートコントローラ(４)の矢印
釦を操作すると、次のお気に入りアルバムについての選
択画面に切り換えられる。この操作の繰り返しの過程
で、所望のお気に入りアルバムについての選択画面が表
示され、その時点でユーザがリモートコントローラ(４)
の決定釦を操作すると、そのお気に入りアルバムが、表
示すべきお気に入り画像の選択対象として選定される。

【００３２】図７のステップＳ２３では、図１６の如き
お気に入りアルバム選択画面が表示された状態で決定釦
が押下されたかどうかを判断し、ここでノーと判断され
たときは更にステップＳ２４にて矢印釦が押下されたか
どうかが判断される。ここでノーと判断されたときはス
テップＳ２３に戻って同じ判断を繰り返す。ステップＳ
２４にてイエスと判断されたときは、ステップＳ２５に
て、次のお気に入りアルバムの選択画面を表示し、ステ
ップＳ２３へ戻る。

【００３３】ステップＳ２３にてイエスと判断されたと
きは、ステップＳ２６に移行して、図１７に示す如く、
選択されたお気に入りアルバムファイル中のお気に入り
画像管理情報によって特定される複数のお気に入り画像
の内、第１頁に含まれる複数のお気に入り画像の縮小静
止画を表示する。ここでユーザが、リモートコントロー
ラ(４)の矢印釦を操作すると、画面に表示されている複
数枚の縮小静止画の間で、カーソル(太線による縁どり)
が移動する。そして、所望の縮小静止画がカーソルによ
って選択(特定表示)された状態で、ユーザがリモートコ
ントローラ(４)の決定釦を操作すると、その縮小静止画
が、表示すべきお気に入り画像として選定される。

【００３４】図８のステップＳ２７では、図１７の如き
縮小静止画選択画面が表示された状態で決定釦が押下さ
れたかどうかを判断し、ここでノーと判断されたときは
更にステップＳ２８にて矢印釦が押下されたかどうかが
判断される。ここでノーと判断されたときはステップＳ
２７に戻って同じ判断を繰り返す。ステップＳ２８にて
イエスと判断されたときは、ステップＳ２９にて、その
時点でその頁の最後の縮小静止画がカーソルによって特
定表示されたどうかを判断し、ノーと判断されたとき
は、ステップＳ３０へ移行して、次の縮小静止画へカー
ソルを移動させて、その縮小静止画を特定表示した後、
ステップＳ２７に戻る。ステップＳ２９にてイエスと判
断されたときは、そのお気に入りアルバムの次の頁に含
まれる複数枚の縮小静止画を表示した後、ステップＳ２
７に戻る。

【００３５】ステップＳ２７にてイエスと判断されたと
きはステップＳ３２に移行して、図１８に示す如く、決
定釦が押下された時点で特定表示されているお気に入り
画像を、画像モニター(３)にフルサイズで表示する。次
にステップＳ３３では、リモートコントローラ(４)の終
了釦が押下されたかどうかを判断し、ノーと判断された
ときはステップＳ３４に移行して、矢印釦が押下された
かどうかを判断する。ここで、イエスと判断されたとき
はステップＳ３５に移行して、その時点で選択されてい
るお気に入りアルバムに含まれる次のお気に入り画像を
表示した後、ステップＳ３３に戻る。そして、ステップ
Ｓ３３にてイエスと判断されたときは、手続きを終了す
る。この様にして、お気に入りアルバムファイルの管理
情報に基づいて、複数のお気に入り画像の中から所望の
お気に入り画像が選択されて、画像モニター(３)に表示
されることになる。

【００３６】上述の如く、本発明に係る電子アルバム装
置(１)によれば、お気に入りアルバムの作成において、
お気に入りアルバムファイルには、図４に示す如く、お
気に入り画像を管理するための情報がテキストデータと
して書き込まれるに過ぎず、従って、お気に入りアルバ
ムファイルのデータ量は僅かであるため、ＣＤ−Ｒ(２)
の記憶容量を浪費することなく、所望のお気に入り画像
を迅速に表示させることが可能となる。

【００３７】尚、ＣＤ−Ｒ(２)に記録されている複数の
画像から特定の画像を削除する操作を行なった場合は、
削除の対象となった画像についての画像ファイルデータ
に含まれる削除データに、画像削除を表わすデータが書
き込まれて、その後の該画像の読出しが禁止される。
又、ＣＤ−Ｒ(２)に記録されている特定の画像について
の画像ファイルデータに編集が加えられたときは、ＣＤ
−Ｒ(２)には、編集後の画像ファイルデータを含む画像
管理情報ファイルが新規に記録されて、この編集後の画
像管理情報ファイルに基づいて、その後の画像管理が実
行される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る電子アルバム装置の構成を示すブ
ロック図である。

【図２】ＣＤ−Ｒに記録されるアルバムファイル及びお
気に入りアルバムファイルのディレクトリ構造を示す図
である。

【図３】画像管理情報ファイルのデータ構造を示す図で
ある。

【図４】お気に入り画像管理情報ファイルのデータ構造
を示す図である。

【図５】お気に入りアルバムファイル作成手続きの前半
を表わすフローチャートである。

【図６】同上の後半を表わすフローチャートである。

【図７】お気に入り画像表示手続きの前半を表わすフロ
ーチャートである。

【図８】同上の後半を表わすフローチャートである。

【図９】お気に入りアルバムファイル作成手続きにおけ
る初期画面を表わす図である。

【図１０】同上手続きにおけるお気に入りアルバム作成
画面を表わす図である。

【図１１】同上手続きにおけるアルバム・お気に入り選
択画面を表わす図である。

【図１２】同上手続きにおけるアルバム選択画面を表わ
す図である。

【図１３】同上手続きにおける縮小静止画選択画面を表
わす図である。

【図１４】同上手続きにおけるお気に入り画像確認画面
を表わす図である。

【図１５】お気に入り画像表示手続きにおける初期画面
を表わす図である。

【図１６】同上手続きにおけるお気に入りアルバム選択
画面を表わす図である。

【図１７】同上手続きにおける縮小静止画選択画面を表
わす図である。

【図１８】同上手続きによって表示されたお気に入り画
像を表わす図である。

【符号の説明】

(１) 電子アルバム装置 (２) ＣＤ−Ｒ (21) 第１メモリカード (22) 第２メモリカード (３) 画像モニター (４) リモートコントローラ

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０６Ｔ 1/00 Ｇ０６Ｆ 15/40 ３７０Ｂ５Ｅ５０１Ｈ０４Ｎ 5/76 15/401 ３１０Ｃ 15/403 ３８０Ｃ 15/62 ＰＦターム(参考） 5B050 AA09 BA06 BA15 CA07 DA08 EA03 FA02 FA09 GA08 5B075 ND06 NK14 NK25 NR05 PP13 PQ02 5B082 AA13 EA04 EA07 5C052 AA02 AB03 AC08 DD04 EE03 EE08 5C053 FA14 FA23 FA27 HA29 JA30 LA06 5E501 AA30 AC15 AC33 BA05 CA02 CA05 CA06 CB03 CC02 DA12 DA15 EA10 EA12 EB05 FA02 FB22

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】画像データの記録及び再生に用いるデー
タ記録用メディアの装填が可能であって、ユーザによる
保存操作に応じて、該データ記録用メディアに記録され
ている１或いは複数の画像ファイルを読み出して、内蔵
せるデータ保存用メディアに記録すると共に、データ保
存用メディアに記録されている複数の画像ファイルの中
から所望の画像ファイルを読み出して、画像表示装置へ
出力することが可能な電子アルバム装置において、データ保存用メディアに記録されている複数の画像ファ
イルの中から、任意の１或いは複数の画像ファイルを選
択するためのお気に入り画像選択手段と、お気に入り画像選択手段によって選択された１或いは複
数の画像ファイルについて、各画像ファイルの記録位置
を表わす位置情報を含むお気に入り画像管理情報ファイ
ルを作成して、データ保存用メディアに記録するお気に
入り画像管理情報記録手段と、お気に入り画像管理情報ファイルに管理情報が記録され
ている複数の画像ファイルの中から、表示せんとする画
像ファイルを選択するための表示画像選択手段と、表示画像選択手段によって選択された画像ファイルの位
置情報に基づいて、該画像ファイルをデータ保存用メデ
ィアから読み出す表示画像読出し手段とを具えているこ
とを特徴とする電子アルバム装置。
【請求項２】更に、データ保存用メディアに記録され
ているお気に入り画像管理情報ファイルの情報を編集す
るためのお気に入り画像管理情報編集手段を具えている
請求項１に記載の電子アルバム装置。