JP2001007735A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP2001007735A
JP2001007735A JP11173716A JP17371699A JP2001007735A JP 2001007735 A JP2001007735 A JP 2001007735A JP 11173716 A JP11173716 A JP 11173716A JP 17371699 A JP17371699 A JP 17371699A JP 2001007735 A JP2001007735 A JP 2001007735A
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JP11173716A
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English (en)
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Takashi Shimokuchi
剛史 下口
Yukio Honda
裕紀男 本多
Kametsuru Tokumaru
亀鶴 徳丸
Hiroyuki Nonaka
博之 野中
Takamichi Fujisawa
孝道 藤澤
Shinichi Kishio
伸一 岸尾
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Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストのデータ伝送装置を提供する。 【解決手段】 通信線53の一部が光ファイバ60で置
換された配電システムにおいて、電気/光信号変換器1
は、正弦波信号であるFSK信号を矩形波信号に変換
し、矩形波信号を高速符号化して光信号を生成する。光
/電気信号変換器20は、光信号を光電変換し復号して
矩形波を再生し、その基本周波数成分を取出してFSK
信号を生成する。高周波でA/D変換およびD/A変換
していた従来に比べ、装置の低コスト化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ伝送装置に
関し、特に、金属通信線および光ファイバ通信線を介し
て遠隔地の電気機器を制御するためのデータを伝送する
データ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の配電システムを模式的
に示す図である。図11において、この配電システムで
は、変電所50からA地区、B地区、…にわたって通信
線53および配電線54が設けられる。通信線53およ
び配電線54は、たとえば電柱に支持される。通信線5
3および配電線54の一方端は、それぞれ、変電所50
内の親局51および電源52に接続される。
【0003】変電所50とA地区の間の所定位置におい
て配電線54に開閉器57aが介挿され、A地区とB地
区の間の所定位置において配電線54に開閉器57bが
介挿される。子局56a,56bは、それぞれ開閉器5
7a,57bの近傍に設けられ、コネクタ55a,55
bを介して通信線53に接続される。子局56a,56
bは、それぞれ親局51から通信線53を介して与えら
れるデータコードに応答して開閉器57a,57bを制
御する。
【0004】たとえばB地区で配電線54の地絡事故が
生じた場合は、親局51から子局56bに開閉器57b
を遮断させるためのデータコードが伝送され、子局56
bがそのデータに応答して開閉器57bを遮断させる。
これにより、A地区には通常どおり配電が行なわれると
ともに、B地区への配電が停止され、B地区の事故処理
が行なわれる。
【0005】B地区の事故処理が終了した場合は、親局
51から子局56bに開閉器57bを導通させるための
データコードが伝送され、子局56bはそのデータコー
ドに応答して開閉器57bを導通させる。これにより、
B地区への配電が復旧される。
【0006】なお、実際には、親局51から子局56
a,56bへデータを伝送するための通信線53の他
に、子局56a,56bから親局51へデータを伝送す
るための通信線も設けられているが、図面および説明の
簡単化のため省略されている。
【0007】図12は、この配電システムにおけるデー
タ伝送方法を示す図である。図12において、親局51
にはFSK変換器51aが設けられ、子局56a,56
bの各々には逆FSK変換器58および制御装置59が
設けられる。
【0008】FSK変換器51aは、図13に示すよう
に、データ「0」および「1」をそれぞれ2100Hz
および1300Hzの正弦波信号に変換して通信線53
の一方端に出力する。FSK変換器51aの出力はFS
K信号となる。データを正弦波信号に変換するのは、正
弦波信号は通信線53を伝播しやすいからである。
【0009】逆FSK変換器58は、FSK変換器58
から通信線53およびコネクタ55aを介して与えられ
たFSK信号をデータに逆変換して制御装置59に与え
る。制御装置59に与えられるデータコードには、開閉
器57a,57bのうちのいずれかの開閉器を特定する
ためのアドレス情報と、開閉器57a,57bを導通/
遮断させるためのオン/オフ情報が含まれている。制御
装置59は、データコードのアドレス情報が対応の開閉
器(たとえば57a)を特定するものである場合だけ、
オン/オフ情報に従ってその開閉器(この場合は57
a)を導通/遮断させる。
【0010】なお、実際には、子局56a,56bから
親局51へデータを伝送するため、子局56a,56b
の各々にもFSK変換器が設けられ、親局51にも逆F
SK変換器が設けられているが、図面および説明の簡単
化のため省略されている。
【0011】さて近年、通信の高速化、大容量化に対応
するために、通信線53を光ファイバに置換する計画が
進められているが、完全に置換されるまでは通信線53
と光ファイバが混在することになる。
【0012】図14は、図11においてA地区の通信線
53の一部が光ファイバ60で置換された状態を示す図
である。通信線53と光ファイバ60の接続部には、そ
れぞれ電気/光信号変換器61および光/電気信号変換
器62が設けられる。
【0013】親局51から中心線53に出力されたFS
K信号は、電気/光信号変換器61でA/D変換され、
さらに光信号に変換されて光ファイバ60の一方端に入
力される。光信号は光ファイバ60を伝播して光/電気
信号変換器62に到達する。光/電気信号変換器62
は、光信号を光電変換し、D/A変換してFSK信号を
再生し下流側通信線53に与える。したがって、図14
の配電システムは、図11の配電システムと同様に機能
する。
【0014】なお、実際には、子局56a,56bから
親局51へデータを伝送するための通信線が設けられ、
その一部が光ファイバで置換され、下流側通信線からの
FSK信号を光信号に変換して光ファイバに与えるため
の電気/光信号変換器と、光ファイバからの光信号をF
SK信号に変換して上流側通信線に与えるための光/電
気信号変換器も設けられているが、図面および説明の簡
単化のため省略されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の配電シ
ステムでは、電気/光信号変換器61および光/電気信
号変換器62が高周波(数M〜数百Mbps)で動作す
るA/D変換器、D/A変換器などを用いていたので、
コスト高になっていた。
【0016】それゆえに、この発明の主たる目的は、低
コストのデータ伝送装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
金属通信線および光ファイバ通信線を介して遠隔地の電
気機器を制御するためのデータを伝送するデータ伝送装
置であって、FSK変換手段、増幅手段、フィルタ手
段、矩形波生成手段、高速符号化手段、および光信号発
生手段を備える。FSK変換手段は、データに応じた周
波数の正弦波信号を生成して金属通信線の一方端に与え
る。増幅手段は、金属通信線の他方端から出力された正
弦波信号を増幅する。フィルタ手段は、増幅手段の出力
信号から不要な周波数成分を除去する。矩形波生成手段
は、フィルタ手段の出力信号のゼロクロス点を検出し、
その検出結果に基づいて正弦波信号と同じ周波数の矩形
波信号を生成する。高速符号化手段は、矩形波生成手段
で生成された矩形波信号が第1のレベルの期間は第1の
周波数のクロック信号を出力し、第2のレベルの期間は
第2の周波数のクロック信号を出力する。光信号発生手
段は、高速符号化手段の出力信号を光信号に変換して光
ファイバ通信線の一方端に与える。
【0018】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明に、光電変換手段、矩形波再生手段および逆FSK
変換手段がさらに設けられる。光電変換手段は、光ファ
イバ通信線の他方端から出力された光信号を電気信号に
変換する。矩形波再生手段は、光電変換手段の出力クロ
ック信号からもとの矩形波信号を再生する。逆FSK変
換手段は、矩形波再生手段の出力信号の周波数を検出
し、その周波数に応じたデータを電気機器に与える。
【0019】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明の光ファイバ通信線と電気機器との間に下流側金属
通信線が介挿され、データ伝送装置は、光電変換手段、
矩形波再生手段、正弦波生成手段、および逆FSK変換
手段をさらに備える。光電変換手段は、光ファイバ通信
線の他方端から出力された光信号を電気信号に変換す
る。矩形波再生手段は、光電変換手段の出力クロック信
号からもとの矩形波信号を再生する。正弦波生成手段
は、矩形波再生手段の出力信号と同じ周波数の正弦波信
号を生成して下流側金属通信線の一方端に与える。逆F
SK変換手段は、下流側金属通信線の他方端から出力さ
れた正弦波信号の周波数を検出し、その周波数に応じた
データを電気機器に与える。
【0020】請求項4に係る発明では、請求項3に係る
発明の正弦波生成手段は、矩形波再生手段の出力信号の
基本周波数成分を抽出するフィルタである。
【0021】請求項5に係る発明では、請求項2から4
のいずれかに係る発明に、データ挿入手段およびデータ
取出手段がさらに設けられる。データ挿入手段は、高速
符号化手段と光信号発生手段の間に設けられ、電気機器
を制御するためのデータ以外のデータを高速符号化手段
の出力クロック信号に挿入する。データ取出手段は、光
電変換手段と矩形波再生手段の間に設けられ、光電変換
手段の出力クロック信号からデータ挿入手段によって挿
入されたデータを取出す。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1による配電システムを模式的に示す図
である。図1を参照して、この配電システムが図11の
配電システムと異なる点は、電気/光信号変換器61お
よび光/電気信号変換器62がそれぞれ電気/光信号変
換器1および光/電気信号変換器20と置換されている
点である。
【0023】電気/光信号変換器1は、図2に示すよう
に、増幅器2、ローパスフィルタ3、ゼロ点検出部4、
矩形波生成部5、クロック発生部6、高速CMI符号化
部7、光変調器8、および半導体レーザ9を含む。
【0024】増幅器2は、図3(a)(b)に示すよう
に、親局51から通信線53を介して与えられたFSK
信号φ1を増幅する。ローパスフィルタ3は、図3
(b)(c)に示すように、増幅器2の出力信号φ2か
らノイズを除去する。
【0025】ゼロ点検出部4は、図3(c)(d)に示
すように、ローパスフィルタ3の出力信号φ3のゼロク
ロス点を検出し、ゼロクロス点に関する情報を含む信号
φ4を矩形波生成部5に与える。矩形波生成部5は、信
号φ4に基づいて、FSK信号が正の期間は「H」レベ
ルとなり、FSK信号が負の期間は「L」レベルとなる
矩形波信号φ5を生成する。
【0026】矩形波信号φ5は2100Hzまたは13
00Hzと周波数が低いので、矩形波信号φ5によって
半導体レーザ9を直接駆動することは半導体レーザ9の
寿命を考慮すると好ましくない。そこで、矩形波信号φ
5の高速符号化を行なう。
【0027】クロック発生部6は、所定周波数のクロッ
ク信号φ6を生成して高速CMI符号化部7に与える。
FSK信号の周波数が2100Hzまたは1300Hz
であり、その100倍程度の周波数で高速符号化すれば
1%程度の誤差でFSK信号を再生できるので、クロッ
ク信号φ6の周波数は2100Hzの100倍程度に設
定される。
【0028】高速CMI符号化部7は、図4に示すよう
に、ANDゲート11,13、2進カウンタ12、NO
Rゲート14およびORゲート15を含む。矩形波信号
φ5は、ANDゲート11,13およびNORゲート1
4の一方入力ノードに入力される。クロック信号φ6
は、ANDゲート11およびNORゲート14の他方入
力ノードに入力される。ANDゲート11の出力は、2
進カウンタ12を介してANDゲート13の他方入力ノ
ードに入力される。ORゲート15は、ANDゲート1
3およびNORゲート14の出力を受け、符号化信号φ
7を出力する。
【0029】矩形波信号φ5が「L」レベルの場合は、
ANDゲート11,13の出力が「L」レベルになり、
クロック信号φ6はNORゲート14およびORゲート
15を通過して符号化信号φ7となる。矩形波信号φ5
が「H」レベルの場合は、NORゲート14の出力が
「L」レベルとなり、クロック信号φ6はANDゲート
11を介して2進カウンタ12に入力され、2進カウン
タ12の出力がANDゲート13およびNORゲート1
5を通過して符号化信号φ7となる。したがって、符号
化信号φ7は、図5に示すように、矩形波信号φ5が
「H」レベルの期間はクロック信号φ6の1/2の周波
数を有するクロック信号となり、矩形波信号φ5が
「L」レベルの期間はクロック信号φ6の同じ周波数の
クロック信号となる。
【0030】光変調器8は、符号化信号φ7に応答して
半導体レーザ9を駆動する。半導体レーザ9は符号化信
号φ7が「H」レベルの期間に発光し、符号化信号φ7
が「L」レベルの期間に発光を停止する。半導体レーザ
9から出力された光信号は、光ファイバ60を介して光
/電気信号変換器20に入力される。
【0031】光/電気信号変換器20は、図6に示すよ
うに、光ダイオード21、増幅器22、高速CMI復号
器23、矩形波再生部24、ローパスフィルタ25、お
よび増幅器26を含む。光ダイオード21は、入力され
た光信号を電気信号φ21に変換する。増幅器22は、
光ダイオード21の出力信号φ21を増幅する。増幅器
22の出力信号φ22は、符号化信号φ7に相当する信
号となっている。
【0032】高速CMI復号器23は、増幅器22の出
力信号φ22を「0」、「1」の2値化信号φ23に戻
す。また、高速CMI復号器23は、CMI符号則違反
のビットを検出し、誤り訂正を行なう。
【0033】矩形波再生部24は、高速CMI復号器2
3の出力信号φ23を矩形波信号24に変換する。この
矩形波信号φ24は、矩形波信号φ5に相当する信号と
なっている。ローパスフィルタ25は、矩形波信号φ2
4のうちの基本周波数成分すなわち2100Hzまたは
1300Hzの正弦波信号のみを通過させる。増幅器2
6は、ローパスフィルタ25の出力信号φ25を増幅し
てFSK信号φ26を生成し、その信号φ26を下流側
の通信線53に出力する。
【0034】次に、図1〜図6で示した配電システムの
動作について簡単に説明する。たとえばB地区で配電線
54の地絡事故が生じた場合は、親局51でB地区の開
閉器57bを遮断させるためのデータコードが生成さ
れ、そのデータコードはFSK信号に変換されて通信線
53の一方端に出力される。正弦波信号であるFSK信
号は、通信線53を伝播して電気/光信号変換器1に到
達する。
【0035】電気/光信号変換器1において、FSK信
号の増幅、ノイズ除去およびゼロ点の検出が行なわれ、
ゼロ点の検出結果に基づいてFSK信号が矩形波信号φ
5に変換される。矩形波信号φ5は、高速CMI符号化
部7によって高速符号化され、さらに半導体レーザ9に
よって光信号2に変換される。光信号は、光ファイバ6
0を伝播して光/電気信号変換器20に到達する。
【0036】光/電気信号変換器20において、光信号
の光電変換および増幅が行なわれ、生成された電気信号
が高速CMI復号器23によって復号され、矩形波信号
φ24が再生される。矩形波信号φ24のうち2100
Hzまたは1300Hzの基本周波数成分のみがローパ
スフィルタ25を通過し、増幅されてFSK信号とな
る。FSK信号は、下流側の通信線53に出力される。
【0037】FSK信号は、子局56bの逆FSK変換
器58でデータコードに逆変換されて制御装置59に与
えられる。制御装置59は、データコードに応答して開
閉器57bを遮断する。これにより、A地区には通常ど
おり配電が行なわれるとともに、B地区への配電が停止
され、B地区の事故処理が行なわれる。
【0038】B地区の事故が終了した場合は、上述した
のと同様にして、親局51から子局56bに開閉器57
bを導通させるためのデータコードが伝送され、子局5
6bはそのデータコードに応答して開閉器57bを導通
させる。これにより、B地区への配電が復旧される。
【0039】この実施の形態では、電気/光信号変換器
1は、正弦波信号であるFSK信号を矩形波信号に変換
し、その矩形波信号を高速符号化し、その高速符号化信
号によって光信号を生成する。また、光/電気信号変換
器20は、光信号を電気信号に変換し、その電気信号を
復号して矩形波信号を再生し、その矩形波信号の基本周
波数成分のみを取出してFSK信号を生成する。
【0040】したがって、FSK信号を高周波でA/D
変換およびD/A変換していた従来に比べ、構成の簡単
化および低コスト化が図られる。また、矩形波信号を高
速符号化した信号によって半導体レーザを駆動するの
で、半導体レーザの寿命が短くなることもない。また、
高速CMI符号を用いるので、光信号の伝送中に発生し
た誤りの検出や訂正も容易に行なうことができる。
【0041】なお、この実施の形態では、FSK信号の
周波数を2100Hzおよび1300Hzとしたが、こ
れに限るものではなく、FSK信号の周波数を1200
bps(1700±400Hz)および600bps
(1200±200Hz)としてもよい。
【0042】また、実際には、子局56a,56bから
親局50へデータを伝送するための通信線および光ファ
イバが設けられ、下流側通信線からのFSK信号を光信
号に変換して光ファイバに与えるための電気/光信号変
換器と、光ファイバからの光信号をFSK信号に変換し
て上流側通信線に与えるための光/電気信号変換器も設
けられているが、それらの電気/光信号変換器および光
/電気信号変換器も上述の電気/光信号変換器1および
光/電気信号変換器20で置換されることは言うまでも
ない。
【0043】また、この実施の形態では、光/電気信号
変換器20で生成したFSK信号を通信線53を介して
B地区の子局56bに与えたが、光/電気信号変換器2
0が子局56bの近傍にある場合は、図7に示したよう
に、光/電気信号変換器20で生成した矩形波信号φ2
4を子局56bに直接与えてもよい。子局56bの逆F
SK変換器58は、矩形波信号φ24の周波数を検出
し、その検出結果に基づいてデータコードを再生する。
【0044】[実施の形態2]実施の形態1では、FS
K信号を矩形波信号に変換し、矩形波信号をその100
倍程度の周波数のデータ列(符号化信号φ7)に変換し
て伝送した。このため、データ列に含まれるたとえば1
00ビットのデータのうちの数ビットのデータを他のデ
ータで置換しても、もとの信号の再生に影響が現れな
い。そこで、この実施の形態では、データ列の一部を他
のデータで置換することにより、開閉器のアドレスおよ
びオン/オフ情報以外のデジタル情報の伝送も行なう。
【0045】図8は、この発明の実施の形態2による配
電システムを模式的に示す図である。図8を参照して、
この配電システムと異なる点は、電気/光信号変換器1
および光/電気信号変換器20がそれぞれ電気/光信号
変換器31および光/電気信号変換器32で置換されて
いる点である。
【0046】電気/光信号変換器31は、図9に示すよ
うに、電気/光信号変換器1の高速CMI符号化部7と
光変調器8との間にフレーム構成部33およびビット挿
入部34を介挿したものである。また、光/電気信号変
換器32は、図10に示すように、光/電気信号変換器
20の増幅器22と矩形波再生部24との間にフレーム
検出部35およびビット取出部36を介挿したものであ
る。
【0047】フレーム構成部33は、高速CMI符号化
部7から出力された符号化信号φ7すなわちビット列を
受け、そのビット列を所定ビット(数十〜数百ビット)
ずつフレーム化する。ビット挿入部32は、各フレーム
の所定位置に数ビットのデジタル情報を挿入する。した
がって、光信号には、開閉器のアドレスおよびオン/オ
フ情報にデジタル情報が重畳される。
【0048】光信号は、光ファイバ60を介して光/電
気信号変換器20に伝送され、電気信号に変換されてフ
レーム検出部35に与えられる。フレーム検出部35は
各フレームの先頭を検出し、ビット取出部36は各フレ
ームの所定位置に挿入された数ビットのデジタル情報を
取出す。
【0049】したがって、電気/光信号変換器31と光
/電気信号変換器32との間で開閉器のアドレスおよび
オン/オフ情報以外のデジタル情報の伝送が可能とな
る。このデジタル情報としては、周辺機器の停電情報、
周辺装置の異常情報、周辺機器からの接点情報、低速の
デジタル通信情報などが挙げられる。
【0050】なお、実際には、子局56a,56bから
親局50へデータを伝送するための通信線および光ファ
イバが設けられ、下流側通信線からのFSK信号を光信
号に変換して光ファイバに与えるための電気/光信号変
換器と、光ファイバからの光信号をFSK信号に変換し
て上流側通信線に与えるための光/電気信号変換器も設
けられているが、それらの電気/光信号変換器および光
/電気信号変換器も上述の電気/光信号変換器31およ
び光/電気信号変換器32で置換されることは言うまで
もない。
【0051】なお、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特
許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の
意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
【0052】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、電気機器の制御データに応じた周波数の正弦波信号
を生成して金属通信線の一方端に与える一方、金属通信
線の他方端から出力された正弦波信号のゼロ点を検出
し、その検出結果に基づいて正弦波信号を矩形波信号に
変換する。そして、矩形波信号を高速符号化し、高速符
号を光信号に変換して光ファイバ通信線の一方端に与え
る。したがって、正弦波信号を高周波でA/D変換して
光信号に変換していた従来に比べ、装置の低コスト化が
図られる。また、矩形波信号を高速符号化して光信号に
変換するので、光信号発生手段として半導体レーザを用
いた場合でも、レーザの寿命が短くなることがない。ま
た、高速符号化信号を用いるので、光信号の伝送中に発
生した誤りの検出および訂正を容易に行なうことができ
る。
【0053】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明において、光ファイバ通信線の他方端から出力され
た光信号を電気信号に変換し、その電気信号からもとの
矩形波信号を再生し、再生した矩形波信号の周波数に応
じたデータを電気機器に与える。この場合は、光信号か
らデータを容易に再生できる。
【0054】請求項3に係る発明では、請求項1に係る
発明において、光ファイバ通信線と電気機器の間に下流
側金属通信線が介挿され、光ファイバ通信線の他方端か
ら出力された光信号を電気信号に変換し、その電気信号
からもとの矩形波信号を再生し、再生した矩形波信号と
同じ周波数の正弦波信号を生成して下流側金属通信線の
一方端に与える。そして、下流側金属通信線の他方端か
ら出力された正弦波信号の周波数を検出し、その周波数
に応じたデータを電気機器に与える。この場合は、下流
側金属通信線を介してさらに遠隔地の電気機器を制御で
きる。
【0055】請求項4に係る発明では、請求項3に係る
発明の正弦波生成手段は、再生した矩形波信号の基本周
波数成分を抽出するフィルタである。この場合は、正弦
波生成手段を容易に構成できる。
【0056】請求項5に係る発明では、請求項2から4
のいずれかに係る発明において、電気機器を制御するた
めのデータ以外のデータを符号化信号に挿入するととも
に、光信号から再生した符号化信号から挿入データを取
出す。この場合は、光ファイバ通信線を用いて電気機器
を制御するためのデータ以外のデータも伝送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による配電システムを
模式的に示す図である。
【図2】図1に示した電気/光信号変換器の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2に示した電気/光信号変換器の一部分の動
作を示すタイムチャートである。
【図4】図2に示した高速CMI符号化部の構成を示す
回路ブロック図である。
【図5】図4に示した高速CMI符号化部の動作を示す
タイムチャートである。
【図6】図1に示した光/電気信号変換器の構成を示す
ブロック図である。
【図7】実施の形態1の変更例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態2による配電システムを
模式的に示す図である。
【図9】図8に示した電気/光信号変換器の構成を示す
ブロック図である。
【図10】図8に示した光/電気信号変換器の構成を示
すブロック図である。
【図11】従来の配電システムの構成を模式的に示す図
である。
【図12】図11に示した親局および子局の構成を示す
ブロック図である。
【図13】図12に示したFSK変換器の動作を示すタ
イムチャートである。
【図14】従来の他の配電システムを模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
1,31,61 電気/光信号変換器 2,22,26 増幅器 3,25 ローパスフィルタ 4 ゼロ点検出部 5 矩形波生成部 7 高速CMI符号化部 9 半導体レーザ 20,32,62 光/電気信号変換器 21 光ダイオード 23 高速CMI復号器 24 矩形波再生部 33 フレーム構成部 34 ビット挿入部 35 フレーム検出部 36 ビット取出部 50 変電所 51 親局 51a FSK変換器 53 通信線 54 配電線 56a,56b 子局 57a,57b 開閉器 58 逆FSK変換器 60 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 裕紀男 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 徳丸 亀鶴 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 野中 博之 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 藤澤 孝道 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 岸尾 伸一 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 BA00 EA06 FA01 GA04 5K004 AA04 EF01 EH01 EH04 5K046 AA08 BB05 CC00 CC18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属通信線および光ファイバ通信線を介
    して遠隔地の電気機器を制御するためのデータを伝送す
    るデータ伝送装置であって、 前記データに応じた周波数の正弦波信号を生成して前記
    金属通信線の一方端に与えるFSK変換手段、 前記金属通信線の他方端から出力された正弦波信号を増
    幅する増幅手段、 前記増幅手段の出力信号から不要な周波数成分を除去す
    るフィルタ手段、 前記フィルタ手段の出力信号のゼロクロス点を検出し、
    その検出結果に基づいて前記正弦波信号と同じ周波数の
    矩形波信号を生成する矩形波生成手段、 前記矩形波生成手段で生成された矩形波信号が第1のレ
    ベルの期間は第1の周波数のクロック信号を出力し、第
    2のレベルの期間は第2の周波数のクロック信号を出力
    する高速符号化手段、および前記高速符号化手段の出力
    信号を光信号に変換して前記光ファイバ通信線の一方端
    に与える光信号発生手段を備える、データ伝送装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記光ファイバ通信線の他方端
    から出力された光信号を電気信号に変換する光電変換手
    段、 前記光電変換手段の出力クロック信号からもとの矩形波
    信号を再生する矩形波再生手段、および前記矩形波再生
    手段の出力信号の周波数を検出し、その周波数に応じた
    データを前記電気機器に与える逆FSK変換手段を備え
    る、請求項1に記載のデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記光ファイバ通信線と前記電気機器と
    の間に下流側金属通信線が介挿され、 前記データ伝送装置は、 さらに、前記光ファイバ通信線の他方端から出力された
    光信号を電気信号に変換する光電変換手段、 前記光電変換手段の出力クロック信号からもとの矩形波
    信号を再生する矩形波再生手段、 前記矩形波再生手段の出力信号と同じ周波数の正弦波信
    号を生成して前記下流側金属通信線の一方端に与える正
    弦波生成手段、および前記下流側金属通信線の他方端か
    ら出力された正弦波信号の周波数を検出し、その周波数
    に応じたデータを前記電気機器に与える逆FSK変換手
    段を備える、請求項1に記載のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記正弦波生成手段は、前記矩形波再生
    手段の出力信号の基本周波数成分を抽出するフィルタで
    ある、請求項3に記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記高速符号化手段と前記光信
    号発生手段の間に設けられ、前記電気機器を制御するた
    めのデータ以外のデータを前記高速符号化手段の出力ク
    ロック信号に挿入するデータ挿入手段、および前記光電
    変換手段と前記矩形波再生手段の間に設けられ、前記光
    電変換手段の出力クロック信号から前記データ挿入手段
    によって挿入されたデータを取出すデータ取出手段を備
    える、請求項2から請求項4のいずれかに記載のデータ
    伝送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9106328B2 (en) 2013-08-01 2015-08-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Living body communication apparatus
US9130273B2 (en) 2012-04-18 2015-09-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus
US9320433B2 (en) 2013-08-01 2016-04-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Living body detection sensor, communication apparatus having living body detection sensor, metal detection sensor
US9490916B2 (en) 2014-07-23 2016-11-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication apparatus
US9912416B2 (en) 2014-07-22 2018-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Communication device and biological signal monitoring device

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