JP2001007684A - リモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法 - Google Patents

リモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法

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JP2001007684A
JP2001007684A JP11172148A JP17214899A JP2001007684A JP 2001007684 A JP2001007684 A JP 2001007684A JP 11172148 A JP11172148 A JP 11172148A JP 17214899 A JP17214899 A JP 17214899A JP 2001007684 A JP2001007684 A JP 2001007684A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の信号処理回路の特性に影響を与えるこ
とが無く、妨害波に反応しないリモートコントロール受
信装置及び妨害波除去方法を提供し、さらに、消費電力
が小さく、また、省スペース化することが可能な優れた
代替手段となるリモートコントロール受信装置及び妨害
波除去方法を提供する。 【解決手段】 ワンショットトリガ回路418と、抵抗
426,427とトランジスタ419によるスイッチ回
路460と、定電流源422とコンデンサ428と定電
圧源424とコンパレータ423で構成される時定数発
生回路450と、そのコンパレータ422の出力でON
/OFFするスイッチ421と、定電流源420とを新
たに付加することで、検波回路40に入力される波形を
検波するしきい値レベルを一定時間だけ保持状態とする
ことを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ール受信装置及び妨害波除去方法に関し、特に、信号を
受信した直後に一定時間だけ検波回路の感度を低くする
ことで誤作動を防ぐリモートコントロール受信装置及び
妨害波除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にリモートコントロール受信装置
及び妨害波除去方法において、特に赤外線を媒体とする
リモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法は、
赤外線を媒体として電子・電気機器を遠隔操作するため
に広く使用されている装置であって、例えばテレビジョ
ン受像機のチャンネル切り換えや電源のON/OFFの
操作等で多用されているものである。
【0003】ここで、一般的なリモートコントロール受
信装置及び妨害波除去方法を、図1の(a)を用いて詳
細に説明する。図1の(a)を参照すると、従来技術に
よるリモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法
は、送信側から赤外線変調波に変換して送られてきたパ
ルス位置変調信号(Pulse PositionMo
dulation 信号:以下、PPM変調信号と略記
する)を受信し、電流波形として出力する赤外線感知素
子10と、赤外線感知素子10で受信したPPM変調信
号を適正な利得で増幅する増幅回路20と、PPM変調
信号の搬送波に同調した信号のみを選択的に通過させる
バンド・パス・フィルター(BandPass Fil
ter:以下、BPFと略記する)30と、BPF30
を通過した信号の内、正規のPPM変調信号のみを弁別
する検波回路40と、波形整形用のヒステリシスコンパ
レータ(シュミットトリガ回路)を備えた波形整形回路
50と、整形された信号を出力する出力端子60とによ
り構成されている。また、この上記の赤外線感知素子1
0は、主にフォトダイオードなどにより構成されるのが
一般的である。
【0004】また、図1の(a)及び(b)を参照し
て、従来技術によるリモートコントロール受信装置及び
妨害波除去方法を有する一般的なリモートコントロール
・システムの構成を詳細に説明する。図1の(a)及び
(b)は、従来技術によるリモートコントロール・シス
テムのブロック図である。
【0005】一般的なテレビジョン受像機のチャンネル
切り換えや電源のON/OFFの操作等を遠隔操作する
リモートコントロール・システムは、図1の(a)に示
すようなリモートコントロール回路を備えた受信部1
と,図1の(b)に示すような発振回路70と赤外線発
光ダイオード(以下、赤外線LEDと略記する)80と
からなる送信部2とにより構成されている。
【0006】図1の(b)に示された送信部2における
発振回路70は、特定の周波数を持つ搬送波を断続する
ことにより構成されるPPM変調信号を発振する。この
発振されたPPM変調信号を赤外線LED80に入力す
ることで、赤外線を媒体とした赤外線変調信号を発光す
る。図1の(a)に示された受信部1は、この赤外線変
調波を受信することで、発振回路70が発振したPPM
変調信号を受け取る。
【0007】この図1の(a)に示された受信部1は、
通常、Pinフォトダイオードから構成され、送信部2
から赤外線変調波として送られてきたPPM変調信号を
受信するための赤外線感知素子10と、赤外線感知素子
10で受信したPPM変調信号を適正な利得で増幅する
増幅回路20と、PPM変調信号の搬送波に同調した信
号のみを選択的に通過させるBPF30と、BPF30
を通過した信号の内、正規のPPM変調信号のみを弁別
する検波回路40と、波形整形用のヒステリシスコンパ
レータを備えた波形整形回路50と、整形された信号を
出力する出力端子60とを備え、PPM変調信号の搬送
波の断続に応じたパルス信号を出力端子60より出力し
ている。
【0008】上記において説明したような従来技術によ
る一般的なリモートコントロール・システムにおいて、
特に送信側で特定の周波数を持つ搬送波を断続すること
により構成したPPM変調信号を赤外線LEDを導通さ
せることで赤外線を媒体とする赤外線変調波に変換し、
送信機側から赤外線受信装置にPPM変調信号を伝送す
るリモートコントロール・システムは、一般的に家庭で
TVやVTR等の機器を遠隔操作するときに多く使用さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
家庭で用いられるような色々な電化製品は、小型・高効
率化のためにスイッチング電源を使用しており、その結
果、リモートコントロールを妨害するようなノイズが機
器から発生する。また、家庭に浸透してきたインバータ
蛍光燈も、このインバータ蛍光燈からも同様にリモート
コントロールを妨害するようなノイズを発生させる要因
となっている。このようなノイズはリモートコントロー
ル受信装置の入力端子から信号と一緒に入力され、これ
が増幅され、検波されることで、後続のマイコンが誤動
作し、機器の誤動作を招くといった問題が生じている。
【0010】例えば、図6に示すような従来技術による
検波回路42では、図4の(A)におけるA1に示した
波形のように、第2OFF区間にノイズが含まれると、
検波回路42のしきい値が次の信号を検出するために低
下しているため、図4の(B)におけるB1及びB2に
示したようにノイズがしきい値を超えて検出され、図4
の(C)に示されたような波形となり、誤動作が生じて
しまう。
【0011】このような問題を解決せんとする第1の従
来技術として、特開昭60−141037号公報におい
ては、以下に示すような赤外線リモートコントロール回
路が提案されている。
【0012】この特開昭60−141037号公報が開
示するところの赤外線リモートコントロール回路は、赤
外線信号パルスを検出する検波回路の出力側に、赤外線
信号パルスが少なくとも2以上連続して到来し、且つそ
のパルス間隔が所定以上の場合に出力を発生するように
設計されたノイズ除去回路が設けられている。このノイ
ズ除去回路には、検波出力に応動してコンデンサーを充
電させる充放電回路が設置され、充放電回路の出力側に
はコンデンサーの端子電圧が所定レベルを越えたとき、
出力が反転する比較器が設置されている。
【0013】以上の回路構成を有することにより、端子
から入力された搬送周波数が少なくとも2パルス以上連
続し、且つそのパルス間隔が所定時間以上の信号として
到来した場合に、充放電回路では検波出力に応動してコ
ンデンサーを放電し、このコンデンサーの端子電圧が所
定レベルを越えたとき、比較器の出力が反転する。この
コンデンサーの充放電の時定数は、搬送周波数の赤外線
信号パルスが少なくとも2パルス以上連続して到来し、
且つそのパルス間隔が所定時間以内の場合に、放電より
も充電の方が早くなるように、ノイズの少ない信号を出
力端に出力できるとしている。
【0014】しかしながら、上記特開昭60−1410
37号公報が開示するところの赤外線リモートコントロ
ール回路においては、2パルス以上が連続して入力さ
れ、この入力されたパルスの間隔が所定時間以上である
場合、これがノイズパルスであるとしても、正規の赤外
線変調信号として受信してしまうという問題があった。
【0015】また、特開平11−18179号公報に示
唆されているように、2パルスのノイズを除去するため
に、充放電の電流比を4パルス以上に調整することは、
4パルス分の時間だけPPM変調信号のON期間に比例
したパルスの出力時間が短くなるため、後続の回路素子
が誤動作するという問題だけでなく、4パルス分だけ妨
害波が除去できるという程度では、入力されるノイズの
パルスの数が増加しているため、妨害波を除去しきれな
いといった問題を有している。
【0016】このため、上記のようにノイズに対して誤
動作を起こさない、いわゆるノイズに強いリモートコン
トロール受信装置及び妨害波除去方法による妨害波除去
方法が要求されている。
【0017】このような要求を満さんとする第2の従来
技術として、特開平11−18179号公報において
は、図6に示されたコンデンサ417の代わりに、BP
F3より出力された同調周波数を、規定する電流と連動
した周波数の信号だけを検出する周波数選択回路と、周
波数選択回路の出力の内、PPM変調信号のON期間の
信号のみを周波数選択回路の出力として検出するパルス
検出回路とをさらに有することにより、規定の周波数範
囲以外の周波数の信号をリジェクトする赤外線リモート
コントロール回路が開示されている。
【0018】しかしながら、上記第2の従来技術におい
ては、パルス数に対し必要以上にリジェクト判定を行っ
ており、また、従来、一つであった検波回路の他にさら
に別の検波回路を用いているため、電力消費やスペース
において、非効率である問題を有していた。
【0019】本発明はかかる問題に鑑みなされたもの
で、上記問題を解決するために、通常の信号処理回路の
特性に影響を与えることが無く、妨害波に反応しないリ
モートコントロール受信装置及び妨害波除去方法を提供
し、さらに、消費電力が小さく、また、省スペース化す
ることが可能な優れた代替手段となるリモートコントロ
ール受信装置及び妨害波除去方法を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、媒体を介して受信した波形
信号を第1の時定数により積分し、該積分された波形信
号の電圧レベルより低い電圧レベルの波形信号を排除す
る排除手段と、該比較手段により排除されなかった波形
信号の時間幅と同等の時間幅の矩形信号を出力する矩形
波出力手段と、該矩形信号の出力の終了を検知する終了
検知手段と、該終了検知手段により矩形信号の出力の終
了が検地されると、第1の時定数を変化させる時定数変
化手段とを有することを特徴とする。
【0021】また、請求項2記載の発明は、媒体を介し
て入力される波形信号を感知する感知手段と、該感知手
段で受信した波形信号を適正な利得で増幅する増幅手段
と、該増幅された波形信号の内、所定の搬送波に同調し
た周波数である該増幅された波形信号のみを選択的に通
過させるBPF手段と、該BPF手段を通過した増幅さ
れた波形信号を第1の時定数により積分し、該積分され
た波形信号の電圧レベルより低い電圧レベルの波形信号
を排除する排除手段と、該比較手段により排除されなか
った波形信号の時間幅と同等の時間幅の矩形信号を出力
する矩形波出力手段と、該矩形信号の出力の終了を検知
する終了検知手段と、該終了検知手段により矩形信号の
出力の終了が検地されると、第1の期間、排除手段に第
1の電力を供給するための導線を接続するスイッチ手段
と、第1の期間、排除手段に第1の電力を供給すること
により、第1の時定数を変化させる時定数変化手段とを
有することを特徴とする。
【0022】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載のリモートコントロール受信装置にお
いて、媒体は、赤外線であることを特徴とする。
【0023】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1から3のいずれかに記載のリモートコントロール受
信装置において、波形信号は、特定の周波数をもつ搬送
波を断続することにより作成されるPPM変調信号であ
ることを特徴とする。
【0024】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1から4のいずれかに記載のリモートコントロール受
信装置において、排除手段は、時定数回路を有するロー
パスフィルタ回路と電圧レベルにオフセットを付加する
DCレベルシフト回路と第1のNPNトランジスタと第
2のトランジスタとを有して構成され、該第1、及び第
2のNPNトランジスタのコレクタには共に同等の電流
が供給され、該第1のNPNトランジスタのベースには
波形信号を入力し、第2のNPNトランジスタのベース
にはオフセットを付加後、ローパスフィルタ回路が有す
る第1の時定数により積分された信号を入力すること
で、電圧レベルより低い電圧レベルの波形信号を排除す
ることを特徴とする。
【0025】また、請求項6記載の発明によれば、請求
項5記載のリモートコントロール受信装置において、矩
形波出力手段は、カレントミラー回路と第1の定電流源
とを有して構成され、該カレントミラー回路の一方の出
力端子を、第2のNPNトランジスタのコレクタに接続
することで、該矩形波出力手段は、排除手段により排除
されなかった波形信号に対し、該波形信号の時間幅と同
等の時間幅の矩形波を出力することを特徴とする。
【0026】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項2から6のいずれかに記載のリモートコントロール受
信装置において、終了検知手段は、ワンショットトリガ
回路とスイッチ回路と時定数発生回路とを有して構成さ
れ、スイッチ手段は、スイッチとカレントミラー回路と
を有して構成され、終了検知手段及びスイッチ手段は、
矩形信号の電圧レベルが所定のしきい電圧レベルを所定
の方向より交差したとき、ワンショットトリガ回路がス
イッチ回路に第1の期間、第2の電力を供給し、スイッ
チ回路に該第2の電力が供給されると、時定数発生回路
はスイッチに該第1の期間、第3の電力を供給し、該ス
イッチは該第3の電力が供給さている該第1の期間、導
線を接続することを特徴とする。
【0027】また、請求項8記載の発明によれば、請求
項5から7のいずれかに記載のリモートコントロール受
信装置において、時定数変化手段は、ローパスフィルタ
回路に第1の電力を供給することにより、時定数回路が
有する時定数を変化させることを特徴とする。
【0028】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項7または8記載のリモートコントロール受信装置にお
いて、スイッチは、抵抗と第1のPNPトランジスタと
を有して構成され、時定数変化手段は、第1の期間、該
スイッチに第3の電力が供給されることにより、カレン
トミラー回路を介してローパスフィルタ回路に第1の電
力を供給することを特徴とする。
【0029】また、請求項10記載の発明によれば、請
求項1から9のいずれかに記載のリモートコントロール
受信装置において、矩形波出力手段より出力された矩形
信号のヒステリシス誤差を解消する波形整形手段とをさ
らに有し、終了検知手段は、該波形整形手段より出力さ
れた該矩形信号に対し、該矩形信号の終了を検知するこ
とを特徴とする。
【0030】また、請求項11記載の発明によれば、請
求項10記載のリモートコントロール受信装置におい
て、波形整形手段は、シュミットトリガ回路を有して構
成されることを特徴とする。
【0031】また、請求項12記載の発明によれば、請
求項1から11のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、第1の電力は、スイッチ回路を介
して、ローパスフィルタ回路とは反対側に接続された第
2の定電流源より供給される電力であることを特徴とす
る。
【0032】また、請求項13記載の発明によれば、請
求項7から12のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、スイッチ回路は、第1の抵抗と第
2の抵抗と第3のNPNトランジスタとを有して構成さ
れ、2つの抵抗を直列に接続し、該直列に接続された抵
抗の間に第3のNPNトランジスタのベースを接続し、
該第3のNPNトランジスタのエミッタと該直列に接続
された抵抗の一端とを接地し、該第3のNPNトランジ
スタのコレクタを時定数発生回路に入力することを特徴
とする。
【0033】また、請求項14記載の発明によれば、請
求項7から13のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、時定数発生回路は、コンパレータ
と定電圧源とコンデンサと第3の定電流源とを有して構
成され、該第3の定電流源とコンデンサの一方の端子と
をコンパレータの負入力端子に接続し、該コンデンサの
他の端子と、定電圧源の負出力端子を接地し、該定電圧
源の正出力端子をコンパレータの正入力端子に接続し、
該コンパレータの出力端子をスイッチに入力することを
特徴とする。
【0034】また、請求項15記載の発明によれば、請
求項7から14のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、スイッチは、第3の抵抗と第2の
PNPトランジスタとを有して構成され、時定数発生回
路からの入力を第3の抵抗と第2のPNPトランジスタ
のベースとに接続し、該第2のPNPトランジスタのコ
レクタをカレントミラー回路に接続することで、時定数
発生回路より電力が入力されると、ローパスフィルタ回
路に所定の期間、電力を供給することを特徴とする。
【0035】また、請求項16記載の発明によれば、請
求項1から15のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、第1の期間は、終了検知手段によ
り矩形信号の出力の終了が検知されたときから、所定の
時定数により決定された期間であることを特徴とする。
【0036】また、請求項17記載の発明によれば、請
求項1から16のいずれかに記載のリモートコントロー
ル受信装置において、矩形信号を、外部に出力する出力
手段をさらに有することを特徴とする。
【0037】また、請求項18記載の発明は、媒体を介
して受信した波形信号を第1の時定数により積分し、該
積分された波形信号の電圧レベルより低い電圧レベルの
波形信号を排除する排除工程と、該比較工程により排除
されなかった波形信号の時間幅と同等の時間幅の矩形信
号を出力する矩形波出力工程と、該矩形信号の出力の終
了を検知する終了検知工程と、該終了検知工程により矩
形信号の出力の終了が検地されると、第1の時定数を変
化させる時定数変化工程とを有することを特徴とする。
【0038】また、請求項19記載の発明は、媒体を介
して入力される波形信号を感知する感知工程と、該感知
工程で受信した波形信号を適正な利得で増幅する増幅工
程と、該増幅された波形信号の内、所定の搬送波に同調
した周波数である該増幅された波形信号のみを選択的に
通過させるBPF工程と、該BPF工程を通過した増幅
された波形信号を第1の時定数により積分し、該積分さ
れた波形信号の電圧レベルより低い電圧レベルの波形信
号を排除する排除工程と、該比較工程により排除されな
かった波形信号の時間幅と同等の時間幅の矩形信号を出
力する矩形波出力工程と、該矩形信号の出力の終了を検
知する終了検知工程と、該終了検知工程により矩形信号
の出力の終了が検地されると、第1の期間、第1の電力
を供給することにより、第1の時定数を変化させる時定
数変化工程とを有することを特徴とする。
【0039】また、請求項20記載の発明によれば、請
求項18または19記載の妨害波除去方法において、媒
体は、赤外線であることを特徴とする。
【0040】また、請求項21記載の発明によれば、請
求項18から20のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、波形信号は、特定の周波数をもつ搬送波を断続
することにより作成されるPPM変調信号であることを
特徴とする。
【0041】また、請求項22記載の発明によれば、請
求項18から21のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、排除工程は、時定数回路を有するローパスフィ
ルタ回路と電圧レベルにオフセットを付加するDCレベ
ルシフト回路と第1のNPNトランジスタと第2のトラ
ンジスタとを有して構成された回路により、該第1、及
び第2のNPNトランジスタのコレクタには共に同等の
電流が供給され、該第1のNPNトランジスタのベース
へ波形信号が入力し、第2のNPNトランジスタのベー
スへオフセットを付加後にローパスフィルタ回路が有す
る第1の時定数により積分された信号を入力すること
で、電圧レベルより低い電圧レベルの波形信号を排除す
ることを特徴とする。
【0042】また、請求項23記載の発明によれば、請
求項22記載の妨害波除去方法において、矩形波出力工
程は、カレントミラー回路と第1の定電流源とを有して
構成された回路により、該カレントミラー回路の一方の
出力端子を、第2のNPNトランジスタのコレクタに接
続することで、該矩形波出力工程は、排除工程により排
除されなかった波形信号に対し、該波形信号の時間幅と
同等の時間幅の矩形波を出力することを特徴とする。
【0043】また、請求項24記載の発明によれば、請
求項19から23のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、終了検知工程は、ワンショットトリガ回路とス
イッチ回路と時定数発生回路とを有して構成された回路
により実行され、スイッチ工程は、スイッチとカレント
ミラー回路とを有して構成された回路により実行される
ことにより、矩形信号の電圧レベルが所定のしきい電圧
レベルを所定の方向より交差したとき、ワンショットト
リガ回路がスイッチ回路に第1の期間、第2の電力を供
給し、スイッチ回路に該第2の電力が供給されると、時
定数発生回路はスイッチに該第1の期間、第3の電力を
供給し、該スイッチは該第3の電力が供給さている該第
1の期間、導線を接続することを特徴とする。
【0044】また、請求項25記載の発明によれば、請
求項22から24のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、時定数変化工程は、ローパスフィルタ回路に第
1の電力を供給することにより、時定数回路が有する時
定数を変化させることを特徴とする。
【0045】また、請求項26記載の発明によれば、請
求項24または25記載の妨害波除去方法において、ス
イッチは、抵抗と第1のPNPトランジスタとを有して
構成された回路により、第1の期間、該スイッチに第3
の電力が供給されることにより、カレントミラー回路を
介してローパスフィルタ回路に第1の電力を供給するこ
とを特徴とする。
【0046】また、請求項27記載の発明によれば、請
求項18から26のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、矩形波出力工程より出力された矩形信号のヒス
テリシス誤差を解消する波形整形工程とをさらに有し、
終了検知工程は、該波形整形工程より出力された該矩形
信号に対し、該矩形信号の終了を検知することを特徴と
する。
【0047】また、請求項28記載の発明によれば、請
求項27記載の妨害波除去方法において、波形整形工程
は、シュミットトリガ回路を有して構成された回路によ
り実行されることを特徴とする。
【0048】また、請求項29記載の発明によれば、請
求項18から28のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、第1の電力は、スイッチ回路を介して、ローパ
スフィルタ回路とは反対側に接続された第2の定電流源
より供給される電力であることを特徴とする。
【0049】また、請求項30記載の発明によれば、請
求項24から29のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、スイッチ回路は、第1の抵抗と第2の抵抗と第
3のNPNトランジスタとを有して構成された回路によ
り、2つの抵抗を直列に接続し、該直列に接続された抵
抗の間に第3のNPNトランジスタのベースを接続し、
該第3のNPNトランジスタのエミッタと該直列に接続
された抵抗の一端とを接地し、該第3のNPNトランジ
スタのコレクタを時定数発生回路に入力することを特徴
とする。
【0050】また、請求項31記載の発明によれば、請
求項24から30のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、時定数発生回路は、コンパレータと定電圧源と
コンデンサと第3の定電流源とを有して構成された回路
により、該第3の定電流源とコンデンサの一方の端子と
をコンパレータの負入力端子に接続し、該コンデンサの
他の端子と、定電圧源の負出力端子を接地し、該定電圧
源の正出力端子をコンパレータの正入力端子に接続し、
該コンパレータの出力端子をスイッチに入力することを
特徴とする。
【0051】また、請求項32記載の発明によれば、請
求項24から31のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、スイッチは、第3の抵抗と第2のPNPトラン
ジスタとを有して構成された回路により、時定数発生回
路からの入力を第3の抵抗と第2のPNPトランジスタ
のベースとに接続し、該第2のPNPトランジスタのコ
レクタをカレントミラー回路に接続することで、時定数
発生回路より電力が入力されると、ローパスフィルタ回
路に所定の期間、電力を供給することを特徴とする。
【0052】また、請求項33記載の発明によれば、請
求項18から32のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、第1の期間は、終了検知工程により矩形信号の
出力の終了が検知されたときから、所定の時定数により
決定された期間であることを特徴とする。
【0053】また、請求項34記載の発明によれば、請
求項18から33のいずれかに記載の妨害波除去方法に
おいて、矩形信号を、外部に出力する出力工程をさらに
有することを特徴とする。
【0054】
【発明の実施の形態】次に、本発明によるリモートコン
トロール受信装置及び妨害波除去方法の一実施形態を、
図面を用いて詳細に説明する。
【0055】本発明によるリモートコントロール受信回
路は、赤外線通信において、信号を受信した直後に一定
時間だけ検波回路の感度を低くするための切替えスイッ
チをさらに設けたことを主要な特徴としている。
【0056】まず、図1の(a)及び(b)に示す一般
的な赤外リモートコントロール・システムの一実施形態
における主要構成を示したブロック図と、図2に示す本
発明によるリモートコントロール受信装置及び妨害波除
去方法の一実施形態における検波段の回路図とを参照す
ると、本発明によるリモートコントロール受信装置及び
妨害波除去方法は、通常、Pinフォトダイオードから
構成され、送信部2から赤外線変調波として送られてき
たPPM変調信号を受信するための赤外線感知素子10
と、赤外線感知素子10で受信したPPM変調信号を適
正な利得で増幅する増幅回路20と、PPM変調信号の
搬送波に同調した信号のみを選択的に通過させるBPF
30と、BPF30を通過した信号の内、正規のPPM
変調信号のみを弁別する検波回路40と、波形整形用の
ヒステリシスコンパレータを備えた波形整形回路50
と、整形された信号を出力する出力端子60とを備え、
PPM変調信号の搬送波の断続に応じたパルス信号を出
力端子60より出力している。
【0057】図1で示された本発明によるリモートコン
トロール受信装置及び妨害波除去方法の一実施形態にお
ける主要構成は、上記従来技術における主要構成とほぼ
同様であるが、検波回路40の構成において、本発明の
特徴となる構成が含まれている。この特徴とは、リモー
トコントロール受信装置及び妨害波除去方法において、
入力された信号に対して一時的に感度を悪くするため
に、上記検波回路40の入力波形を検波するしきい値レ
ベルを一定時間だけ保持状態とする回路を新たに有する
ことであり、これにより、赤外線変調信号を受信したと
きに起こる、ノイズなどの妨害波による誤動作を防止す
ることができるという効果を得ることが可能となる。
【0058】この本発明によるリモートコントロール受
信装置及び妨害波除去方法における検波回路は、図2に
示すように、図6に示した従来技術による検波回路42
に、更に以下の回路を付加することによって実現されて
いる。
【0059】すなわち、ワンショットトリガ回路418
と、抵抗426,427とトランジスタ419によるス
イッチ回路460と、定電流源422とコンデンサ42
8と定電圧源424とコンパレータ423で構成される
時定数発生回路450と、そのコンパレータ422の出
力でON/OFFするスイッチ421と、定電流源42
0とを新たに付加することで、検波回路40に入力され
る波形を検波するしきい値レベルを一定時間だけ保持状
態とすることを可能にする。
【0060】次に示す、上記各構成要素による作用にお
いて、時定数回路425を有するローパスフィルタ41
0における入力波形を検波するしきい値レベルを一定時
間だけ保持状態とする動作は、赤外線変調信号が無入力
のときは動作せず、また、入力された赤外線変調信号が
終了して、出力端子60の電圧がハイレベルとなったと
きの立上がりパルスを検出するワンショットトリガ回路
418によりパルスを検出した時だけ、コンデンサ42
8が保有していた電荷を放電し、コンデンサ428がリ
セット状態となることにより、定電流源422とコンデ
ンサ428とコンパレータ423と定電圧源424で決
定された一定時間だけの期間、すなわち、時定数発生回
路450で決定された一定時間の期間、検波回路40の
しきい値を決定している時定数回路425を有するロー
パスフィルタ410の放電時定数が大きくなるように動
作する。
【0061】この時定数発生回路450により決定され
る一定時間は、時定数発生回路450の内部抵抗やコン
デンサ428の電気容量を変化させることにより、幾通
りの値にも変化させることが可能となるため、その時々
に合わせた抵抗もしくはコンデンサを選択することによ
り、最適な時間により動作させることが可能となる。
【0062】従って、本発明によるリモートコントロー
ル受信装置及び妨害波除去方法が、赤外線変調信号を受
信したときに起こる、ノイズなどの妨害波による誤動作
を防止することができるという効果が得られる。
【0063】次に、本実施形態におけるリモートコント
ロール受信装置及び妨害波除去方法の一実施形態におけ
る動作を、図1から図4を用いて詳細に説明する。
【0064】本発明によるリモートコントロール受信装
置及び妨害波除去方法を用いたリモートコントロール・
システムによる遠隔操作の主要動作は、通常、Pinフ
ォトダイオードから構成され、送信部2から赤外線変調
波として送られてきたPPM変調信号を赤外線感知素子
10受信し、この赤外線感知素子10で受信されたPP
M変調信号を増幅回路20により適正な利得で増幅し、
この増幅されたPPM変調信号を、規定の搬送波に同調
した信号のみを選択的に通過させるBPF30により所
望の信号のみを通過させ、BPF30を通過した信号の
内、正規のPPM変調信号のみを検波回路40により弁
別し、この弁別された正規のPPM変調信号を波形整形
用のヒステリシスコンパレータを備えた波形整形回路5
0により波形整形し、この整形されたPPM変調信号の
搬送波の断続に応じたパルス信号を出力端子60を介し
てリモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法の
外部を構成する機器に出力するという手順により行われ
る。この主要動作は、従来技術による赤外線リモートコ
ントロール・システムの主要動作と同様である。
【0065】また、図2に示された検波回路41のブロ
ック図を参照して、図1の(a)に示した本発明による
リモートコントロール受信装置及び妨害波除去方法にお
ける検波回路40、波形整形回路50、及び出力端子6
0の構成を更に詳しく説明する。
【0066】まず、検波回路40において、従来技術に
よる構成と同様である部分は、BPF30の出力端が、
NPNトランジスタ413のベースと、DCレベルシフ
ト回路409の入力端とに接続され、DCレベルシフト
回路409の出力は時定数回路425を有するローパス
フィルタ410の入力端に接続され、次いでローパスフ
ィルタ410の出力端はNPNトランジスタ414のベ
ースに接続され、NPNトランジスタ413のエミッタ
とNPNトランジスタ414のエミッタとが共に定電流
源411に接続され、NPNトランジスタ413のコレ
クタが定電流源422に接続され、NPNトランジスタ
414のコレクタが、PNPトランジスタ415及び4
16で構成されたカレントミラー回路470を通して定
電流源412に接続され、また、このPNPトランジス
タ416のコレクタが3つに分岐され、残る2つの内、
一方は波形整形回路50の入力端に接続され、残る一方
はコンデンサ417を介して接地されている部分であ
る。
【0067】ここで、検波回路40に入出力される赤外
線の信号について、図3の(A)から(C)及び図4の
(A)から(C)に示された検波回路40からの入出力
波形の図と、図2に示した検波回路40の回路図とを用
いて詳細に説明する。図3の(A)または図4の(A)
に示されたA1は、BPF30を介して検波回路40に
入力される信号で、特定の周波数を持つ搬送波が断続す
ることにより構成されるPPM位置変調信号が赤外線を
媒体とする赤外線変調波となり送信機1の赤外線LED
80を動通することで送信され、この送信された赤外線
変調信号を受信機2のリモートコントロール受信装置及
び妨害波除去方法が赤外線感知素子10により受信し、
増幅回路20、及びBPF30を介して検波回路40に
入力された信号である。
【0068】より詳細には、赤外線感知素子10が、送
信機1より発信された赤外線変調波を受信し、この受信
した赤外線変調信号のPPM変調信号の波形に比例した
電流を抵抗により電圧波に変換する。この信号電圧を増
幅回路20により適正な利得で増幅した後、PPM変調
信号の搬送波に同調した信号の内、規定のPPM変調信
号の搬送波の同調していない不要な信号やノイズをBP
F3で除去し、検波回路40及び波形整形回路50によ
り、図3の(B)のようなPPM変調信号の断続に応じ
たLowレベル/Highレベルを検出し、ヒステリシ
スコンパレータで波形整形を行なう。このような過程を
経ることにより、PPM変調信号の搬送波の断続に応じ
たパルスを出力端子60より出力している。
【0069】ここで、図3の(A)から(C)及び図4
の(A)から(C)を参照して、図2の検波回路4の動
作を説明する。図3の(A)及び図4の(A)に示され
た信号波形A1は、PPM変調信号波形の一例であっ
て、搬送波のある第1及び第2ON期間とDC信号のみ
やノイズが含まれる第1、第2、及び第3OFF期間と
で構成されるPPM変調信号波形を示していて、第2O
FF期間のパルスは正規の信号では無く、外部の周辺機
器により発せられたノイズによるものである。
【0070】赤外線感知素子10により受信された赤外
線変調信号は、BPF30の出力端から検波回路40に
入力され、二つの経路に分かれる。一方の経路は、直
接、NPNトランジスタ413のベースに入力される。
また、他方の経路では、信号は、DCレベルシフト回路
409を通ることでDCオフセットが付加され、次い
で、時定数回路425を有するローパスフィルタ410
で搬送波が除去され、NPNトランジスタ414のベー
スへ伝達する。図3の(A)及び図4の(A)におい
て、信号波形A1はNPNトランジスタ413のベース
に入力された信号の波形であり、A2はNPNトランジ
スタ414のベースに入力された信号の波形である。
【0071】このNPNトランジスタ413及び414
は、差動スイッチとして動作する。すなわち、NPNト
ランジスタ413に入力されたベース電位がNPNトラ
ンジスタ414に入力されたベース電位より低いと、N
PNトランジスタ414がONし、NPNトランジスタ
414に電流がながれる。これにより、カレントミラー
回路470を通し出力端A点にも電流が流れる。逆に、
NPNトランジスタ413に入力されたベース電位がN
PNトランジスタ414に入力されたベース電位より高
いと、NPNトランジスタ414がOFFし、カレント
ミラー回路470を通してA点には電流が流れない。
【0072】ここで、図2において、NPNトランジス
タ414がONすることで、カレントミラー回路470
から流れ出す電流をI1(以下、I1と略す)とする。
定電流源412から出力する電流をI2(以下I2と略
す)とすると、I1を適当に大きくすることにより、図
3の(C)に示すように、受信したPPM変調信号のO
N期間はハイ(High)レベルとなり、PPM変調信
号のOFF間は、ロー(Low)レベルとなる方形波
を、波形整形回路50を介して出力端子60へ出力する
ように構成することができる。
【0073】この時、第1ON期間が終了したことを検
波回路40は検出して、出力端子60は、一度、ローレ
ベルからハイレベルへと変化する。この変化を、ワンシ
ョットトリガ回路418で検出し、さらにワンショット
トリガ回路418により所定の信号を出力する。この所
定の信号としては、主に矩形の波形が選択される。この
検出したことを表す所定の信号を抵抗426及び抵抗4
27により電圧分割してNPNトランジスタ419をO
Nさせることで、コンデンサ428が一瞬の間、放電状
態になる。これによりコンデンサ428の電位は一旦、
接地レベルの電位まで低下し、その後、定電流源422
とコンデンサ428とで得られた時定数に従い充電され
る。コンデンサ428の電位がコンパレータ423のし
きい値電圧である定電圧源424に達すると、コンパレ
ータの出力がOFFとなり、スイッチ421をONし、
定電流源420を時定数回路425を有するローパスフ
ィルタ410に注入して、NPNトランジスタ414の
ベース電流で決定している放電時定数が長くなるように
動作する。
【0074】具体的には、図3の(A)及び図4の
(B)に示されたような信号A1がNPNトランジスタ
413のベースに入力され、NPNトランジスタ413
のベースに入力される信号は、同図A2に示されたよう
に、ローパスフィルタ410の時定数に従い積分された
形に整形された信号が入力されることにより、図2のA
点には、図3の(B)及び図4の(B)に示されたよう
な信号B2が入力される。従来技術では、ローパスフィ
ルタ410の時定数を変化させないため、第2OFF区
間のノイズにより、信号A1の電圧レベルが信号A2の
電圧レベルよりも高くなり、図4の(B)に示すよう
に、本ノイズに対して図4の(B)における信号B1の
ような、ノイズに反応した信号を波形整形回路50に入
力してしまう。ここで、本発明によるリモートコントロ
ール受信装置及び妨害波除去方法では、第1ON区間の
終了に合わせて、ローパスフィルタ410の時定数を長
くするため、第2OFF区間のノイズに対し、信号A1
の電圧レベルが信号A2の電圧レベルよりも高くなるこ
とが無く、図3の(B)における信号B1に対して、信
号B2のような、ノイズに反応していない信号を波形整
形回路50に入力することが可能となる。
【0075】図5は図2に示された回路におけるスイッ
チ421の具体的な一例を示した回路で、定電流源42
0の定電流をPNPトランジスタ429及びPNPトラ
ンジスタ431で構成されたカレントミラー回路480
で時定数回路425を有するロースフィルタ410に供
給するようにして、スイッチ421は抵抗432とPN
Pトランジスタ430で構成されることにより、コンパ
レータの出力により定電流源420のON/OFFを制
御している。電流記述していない部分は図2と同様な構
成となっている。
【0076】したがって、検波回路40の動作として
は、スイッチ421により定電流源420がONにされ
たとき、時定数回路425を有するローパスフィルタ4
10のしきい値を一時的に高くすることで、規定のPP
M変調信号の入力が終了した後、所望の一定時間内に更
に入力される不要なノイズを除去することが可能とな
る。
【0077】ここで、追加記述しておくべきこととし
て、本発明のリモートコントロール受信回路によるノイ
ズ除去方法は、赤外線を媒体とした通信のみでなく、ま
た、PPM変調信号による通信のみでなく、不定期的な
信号の交信を行う通信に対しては、全ての通信に対して
応用することが可能であることである。
【0078】
【発明の効果】以上、説明したように、リモートコント
ロール受信装置及び妨害波除去方法の検波回路40に、
出力端子60がハイレベルとなり、受信した正規のPP
M変調信号が終ったことを検出する回路と、このPPM
1Hz毎に延長信号が終了したときから一定の期間、検
波回路40内の時定数回路425を有するローパスフィ
ルタ410が有する時定数による放電時定数を長くする
回路とを付加することにより、規定した一定時間だけ、
時定数回路425を有するローパスフィルタ410の放
電時定数を長くすることが可能となるため、図3の
(A)及び図4の(A)に示された第2OFF区間に発
生したような、PPM変調信号に似た波形をもつ妨害波
に対するしきい値を十分高くすることが可能となり、こ
のことにより、ノイズなどの妨害波を検波回路40が検
出して誤動作するこという問題を防止することが可能と
なる。
【0079】また、PPM変調信号の搬送波以外の信号
を除去することが可能となることから、TVの水平同期
信号の15kHz付近のノイズなどの短いパルス数によ
るノイズに対しても、インバータ蛍光灯等のように受信
周波数38kHzに近い45kHzの長い光学ノイズに
対してもも、上記のように除去することが可能となる。
【0080】さらに、従来技術のように、4パルス分の
時間だけPPM変調信号のON期間に比例規定したパル
スの出力時間を短くする必要がなく、正規の信号のON
期間を検出できずに、マイクロコンピュータ等の後続の
回路素子が誤動作するようなことを防止することが可能
となる。
【0081】さらに、妨害波を受信しやすい期間、すな
わち、正規の赤外線変調信号が受信された直後の期間の
み動作することにより、必要以上の電力を消費する必要
がなく、また、さらに新しく別の検波回路を付加しない
ため、省スペース化をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来技術における赤外線リモートコ
ントロール・システムの一実施形態における主要構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明によるリモートコントロール受信装置及
び妨害波除去方法の一実施形態における検波段の回路図
である。
【図3】(A)は、NPNトランジスタ413のベース
に入力されるPPM変調信号(A1)と、NPNトラン
ジスタ414のベースに入力される信号(A2)とを示
す図である。(B)は、波形整形回路50の出力信号
(B1)と、本発明でA点に流れる電流(B2)を示す
図である。(C)は、本発明で出力端子60から出力さ
れる信号を示す図である。
【図4】(A)は、NPNトランジスタ413のベース
に入力されるPPM変調信号(A1)と、NPNトラン
ジスタ414のベースに入力される信号(A2)とを示
す図である。(B)は、波形整形回路50の出力信号
(B1)と、従来技術でA点に流れる電流(B2)を示
す図である。(C)は、従来技術で出力端子60から出
力される信号を示す図である。
【図5】本発明におけるスイッチ421の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】従来技術によるリモートコントロール受信装置
及び妨害波除去方法の一実施形態における検波段の回路
図である。
【符号の説明】
1 受信機 2 送信機 10 赤外線感知素子 20 増幅回路 30 Band Pass Filter(BPF) 40 検波回路 50 波形整形回路 60 出力端子 70 発振回路 80 赤外線発光ダイオード(赤外線LED) 41 検波回路 409 DCレベルシフト回路 410 ローパスフィルタ 411、412、420、422 定電流源 413、414、419 NPNトランジスタ 415、416、429〜431 PNPトランジスタ 417、428 コンデンサ 418 ワンショットトリガ回路 421 スイッチ 423 コンパレータ 424 定電圧源 425 時定数回路 426、427、432 抵抗 450 時定数発生回路 460 スイッチ回路 470、480 カレントミラー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J039 DA05 DB12 DC02 KK02 KK16 KK17 KK22 KK33 MM04 MM08 NN02 5K002 AA03 CA02 DA05 FA03 GA04 5K048 AA03 AA09 AA16 BA01 DA01 DB04 DC01 EA06 EB02

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を介して受信した波形信号を第1の
    時定数により積分し、該積分された波形信号の電圧レベ
    ルより低い電圧レベルの波形信号を排除する排除手段
    と、 該比較手段により排除されなかった前記波形信号の時間
    幅と同等の時間幅の矩形信号を出力する矩形波出力手段
    と、 該矩形信号の出力の終了を検知する終了検知手段と、 該終了検知手段により前記矩形信号の出力の終了が検地
    されると、前記第1の時定数を変化させる時定数変化手
    段とを有することを特徴とするリモートコントロール受
    信装置。
  2. 【請求項2】 媒体を介して入力される波形信号を感知
    する感知手段と、 該感知手段で受信した前記波形信号を適正な利得で増幅
    する増幅手段と、 該増幅された波形信号の内、所定の搬送波に同調した周
    波数である該増幅された波形信号のみを選択的に通過さ
    せるBPF手段と、 該BPF手段を通過した前記増幅された波形信号を第1
    の時定数により積分し、該積分された波形信号の電圧レ
    ベルより低い電圧レベルの波形信号を排除する排除手段
    と、 該比較手段により排除されなかった前記波形信号の時間
    幅と同等の時間幅の矩形信号を出力する矩形波出力手段
    と、 該矩形信号の出力の終了を検知する終了検知手段と、 該終了検知手段により前記矩形信号の出力の終了が検地
    されると、第1の期間、前記排除手段に第1の電力を供
    給するための導線を接続するスイッチ手段と、 前記第1の期間、前記排除手段に前記第1の電力を供給
    することにより、前記第1の時定数を変化させる時定数
    変化手段とを有することを特徴とするリモートコントロ
    ール受信装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体は、赤外線であることを特徴と
    する請求項1または2記載のリモートコントロール受信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記波形信号は、特定の周波数をもつ搬
    送波を断続することにより作成されるPPM変調信号で
    あることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    のリモートコントロール受信装置。
  5. 【請求項5】 前記排除手段は、時定数回路を有するロ
    ーパスフィルタ回路と電圧レベルにオフセットを付加す
    るDCレベルシフト回路と第1のNPNトランジスタと
    第2のトランジスタとを有して構成され、 該第1、及び第2のNPNトランジスタのコレクタには
    共に同等の電流が供給され、該第1のNPNトランジス
    タのベースには前記波形信号を入力し、前記第2のNP
    Nトランジスタのベースには前記オフセットを付加後、
    前記ローパスフィルタ回路が有する前記第1の時定数に
    より積分された信号を入力することで、前記電圧レベル
    より低い電圧レベルの前記波形信号を排除することを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のリモートコ
    ントロール受信装置。
  6. 【請求項6】 前記矩形波出力手段は、カレントミラー
    回路と第1の定電流源とを有して構成され、 該カレントミラー回路の一方の出力端子を、前記第2の
    NPNトランジスタのコレクタに接続することで、該矩
    形波出力手段は、前記排除手段により排除されなかった
    前記波形信号に対し、該波形信号の時間幅と同等の時間
    幅の矩形波を出力することを特徴とする請求項5記載の
    リモートコントロール受信装置。
  7. 【請求項7】 前記終了検知手段は、ワンショットトリ
    ガ回路とスイッチ回路と時定数発生回路とを有して構成
    され、 前記スイッチ手段は、スイッチとカレントミラー回路と
    を有して構成され、 前記終了検知手段及び前記スイッチ手段は、前記矩形信
    号の電圧レベルが所定のしきい電圧レベルを所定の方向
    より交差したとき、前記ワンショットトリガ回路が前記
    スイッチ回路に前記第1の期間、第2の電力を供給し、
    前記スイッチ回路に該第2の電力が供給されると、前記
    時定数発生回路は前記スイッチに該第1の期間、第3の
    電力を供給し、該スイッチは該第3の電力が供給さてい
    る該第1の期間、前記導線を接続することを特徴とする
    請求項2から6のいずれかに記載のリモートコントロー
    ル受信装置。
  8. 【請求項8】 前記時定数変化手段は、前記ローパスフ
    ィルタ回路に前記第1の電力を供給することにより、前
    記時定数回路が有する時定数を変化させることを特徴と
    する請求項5から7のいずれかに記載のリモートコント
    ロール受信装置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチは、抵抗と第1のPNPト
    ランジスタとを有して構成され、 前記時定数変化手段は、前記第1の期間、該スイッチに
    前記第3の電力が供給されることにより、前記カレント
    ミラー回路を介して前記ローパスフィルタ回路に前記第
    1の電力を供給することを特徴とする請求項7または8
    記載のリモートコントロール受信装置。
  10. 【請求項10】 前記矩形波出力手段より出力された前
    記矩形信号のヒステリシス誤差を解消する波形整形手段
    とをさらに有し、 前記終了検知手段は、該波形整形手段より出力された該
    矩形信号に対し、該矩形信号の終了を検知することを特
    徴とする請求項1から9のいずれかに記載のリモートコ
    ントロール受信装置。
  11. 【請求項11】 前記波形整形手段は、シュミットトリ
    ガ回路を有して構成されることを特徴とする請求項10
    記載のリモートコントロール受信装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の電力は、スイッチ回路を介
    して、前記ローパスフィルタ回路とは反対側に接続され
    た第2の定電流源より供給される電力であることを特徴
    とする請求項1から11のいずれかに記載のリモートコ
    ントロール受信装置。
  13. 【請求項13】 前記スイッチ回路は、第1の抵抗と第
    2の抵抗と第3のNPNトランジスタとを有して構成さ
    れ、 前記2つの抵抗を直列に接続し、該直列に接続された抵
    抗の間に前記第3のNPNトランジスタのベースを接続
    し、該第3のNPNトランジスタのエミッタと該直列に
    接続された抵抗の一端とを接地し、該第3のNPNトラ
    ンジスタのコレクタを前記時定数発生回路に入力するこ
    とを特徴とする請求項7から12のいずれかに記載のリ
    モートコントロール受信装置。
  14. 【請求項14】 前記時定数発生回路は、コンパレータ
    と定電圧源とコンデンサと第3の定電流源とを有して構
    成され、 該第3の定電流源と前記コンデンサの一方の端子とを前
    記コンパレータの負入力端子に接続し、該コンデンサの
    他の端子と、前記定電圧源の負出力端子を接地し、該定
    電圧源の正出力端子を前記コンパレータの正入力端子に
    接続し、該コンパレータの出力端子を前記スイッチに入
    力することを特徴とする請求項7から13のいずれかに
    記載のリモートコントロール受信装置。
  15. 【請求項15】 前記スイッチは、第3の抵抗と第2の
    PNPトランジスタとを有して構成され、 前記時定数発生回路からの入力を前記第3の抵抗と前記
    第2のPNPトランジスタのベースとに接続し、該第2
    のPNPトランジスタのコレクタを前記カレントミラー
    回路に接続することで、前記時定数発生回路より電力が
    入力されると、前記ローパスフィルタ回路に前記所定の
    期間、電力を供給することを特徴とする請求項7から1
    4のいずれかに記載のリモートコントロール受信装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の期間は、前記終了検知手段
    により前記矩形信号の出力の終了が検知されたときか
    ら、前記所定の時定数により決定された期間であること
    を特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のリモ
    ートコントロール受信装置。
  17. 【請求項17】 前記矩形信号を、外部に出力する出力
    手段をさらに有することを特徴とする請求項1から16
    のいずれかに記載のリモートコントロール受信装置。
  18. 【請求項18】 媒体を介して受信した波形信号を第1
    の時定数により積分し、該積分された波形信号の電圧レ
    ベルより低い電圧レベルの波形信号を排除する排除工程
    と、 該比較工程により排除されなかった前記波形信号の時間
    幅と同等の時間幅の矩形信号を出力する矩形波出力工程
    と、 該矩形信号の出力の終了を検知する終了検知工程と、 該終了検知工程により前記矩形信号の出力の終了が検地
    されると、前記第1の時定数を変化させる時定数変化工
    程とを有することを特徴とする妨害波除去方法。
  19. 【請求項19】 媒体を介して入力される波形信号を感
    知する感知工程と、 該感知工程で受信した前記波形信号を適正な利得で増幅
    する増幅工程と、 該増幅された波形信号の内、所定の搬送波に同調した周
    波数である該増幅された波形信号のみを選択的に通過さ
    せるBPF工程と、 該BPF工程を通過した前記増幅された波形信号を第1
    の時定数により積分し、該積分された波形信号の電圧レ
    ベルより低い電圧レベルの波形信号を排除する排除工程
    と、 該比較工程により排除されなかった前記波形信号の時間
    幅と同等の時間幅の矩形信号を出力する矩形波出力工程
    と、 該矩形信号の出力の終了を検知する終了検知工程と、 該終了検知工程により前記矩形信号の出力の終了が検地
    されると、第1の期間、第1の電力を供給することによ
    り、前記第1の時定数を変化させる時定数変化工程とを
    有することを特徴とする妨害波除去方法。
  20. 【請求項20】 前記媒体は、赤外線であることを特徴
    とする請求項18または19記載の妨害波除去方法。
  21. 【請求項21】 前記波形信号は、特定の周波数をもつ
    搬送波を断続することにより作成されるPPM変調信号
    であることを特徴とする請求項18から20のいずれか
    に記載の妨害波除去方法。
  22. 【請求項22】 前記排除工程は、時定数回路を有する
    ローパスフィルタ回路と電圧レベルにオフセットを付加
    するDCレベルシフト回路と第1のNPNトランジスタ
    と第2のトランジスタとを有して構成された回路によ
    り、該第1、及び第2のNPNトランジスタのコレクタ
    には共に同等の電流が供給され、該第1のNPNトラン
    ジスタのベースへ前記波形信号が入力し、前記第2のN
    PNトランジスタのベースへ前記オフセットを付加後に
    前記ローパスフィルタ回路が有する前記第1の時定数に
    より積分された信号を入力することで、前記電圧レベル
    より低い電圧レベルの前記波形信号を排除することを特
    徴とする請求項18から21のいずれかに記載の妨害波
    除去方法。
  23. 【請求項23】 前記矩形波出力工程は、カレントミラ
    ー回路と第1の定電流源とを有して構成された回路によ
    り、該カレントミラー回路の一方の出力端子を、前記第
    2のNPNトランジスタのコレクタに接続することで、
    該矩形波出力工程は、前記排除工程により排除されなか
    った前記波形信号に対し、該波形信号の時間幅と同等の
    時間幅の矩形波を出力することを特徴とする請求項22
    記載の妨害波除去方法。
  24. 【請求項24】 前記終了検知工程は、ワンショットト
    リガ回路とスイッチ回路と時定数発生回路とを有して構
    成された回路により実行され、 前記スイッチ工程は、スイッチとカレントミラー回路と
    を有して構成された回路により実行されることにより、 前記矩形信号の電圧レベルが所定のしきい電圧レベルを
    所定の方向より交差したとき、前記ワンショットトリガ
    回路が前記スイッチ回路に前記第1の期間、第2の電力
    を供給し、前記スイッチ回路に該第2の電力が供給され
    ると、前記時定数発生回路は前記スイッチに該第1の期
    間、第3の電力を供給し、該スイッチは該第3の電力が
    供給さている該第1の期間、前記導線を接続することを
    特徴とする請求項19から23のいずれかに記載の妨害
    波除去方法。
  25. 【請求項25】 前記時定数変化工程は、前記ローパス
    フィルタ回路に前記第1の電力を供給することにより、
    前記時定数回路が有する時定数を変化させることを特徴
    とする請求項22から24のいずれかに記載の妨害波除
    去方法。
  26. 【請求項26】 前記スイッチは、抵抗と第1のPNP
    トランジスタとを有して構成された回路により、前記第
    1の期間、該スイッチに前記第3の電力が供給されるこ
    とにより、前記カレントミラー回路を介して前記ローパ
    スフィルタ回路に前記第1の電力を供給することを特徴
    とする請求項24または25記載の妨害波除去方法。
  27. 【請求項27】 前記矩形波出力工程より出力された前
    記矩形信号のヒステリシス誤差を解消する波形整形工程
    とをさらに有し、 前記終了検知工程は、該波形整形工程より出力された該
    矩形信号に対し、該矩形信号の終了を検知することを特
    徴とする請求項18から26のいずれかに記載の妨害波
    除去方法。
  28. 【請求項28】 前記波形整形工程は、シュミットトリ
    ガ回路を有して構成された回路により実行されることを
    特徴とする請求項27記載の妨害波除去方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の電力は、スイッチ回路を介
    して、前記ローパスフィルタ回路とは反対側に接続され
    た第2の定電流源より供給される電力であることを特徴
    とする請求項18から28のいずれかに記載の妨害波除
    去方法。
  30. 【請求項30】 前記スイッチ回路は、第1の抵抗と第
    2の抵抗と第3のNPNトランジスタとを有して構成さ
    れた回路により、前記2つの抵抗を直列に接続し、該直
    列に接続された抵抗の間に前記第3のNPNトランジス
    タのベースを接続し、該第3のNPNトランジスタのエ
    ミッタと該直列に接続された抵抗の一端とを接地し、該
    第3のNPNトランジスタのコレクタを前記時定数発生
    回路に入力することを特徴とする請求項24から29の
    いずれかに記載の妨害波除去方法。
  31. 【請求項31】 前記時定数発生回路は、コンパレータ
    と定電圧源とコンデンサと第3の定電流源とを有して構
    成された回路により、該第3の定電流源と前記コンデン
    サの一方の端子とを前記コンパレータの負入力端子に接
    続し、該コンデンサの他の端子と、前記定電圧源の負出
    力端子を接地し、該定電圧源の正出力端子を前記コンパ
    レータの正入力端子に接続し、該コンパレータの出力端
    子を前記スイッチに入力することを特徴とする請求項2
    4から30のいずれかに記載の妨害波除去方法。
  32. 【請求項32】 前記スイッチは、第3の抵抗と第2の
    PNPトランジスタとを有して構成された回路により、
    前記時定数発生回路からの入力を前記第3の抵抗と前記
    第2のPNPトランジスタのベースとに接続し、該第2
    のPNPトランジスタのコレクタを前記カレントミラー
    回路に接続することで、前記時定数発生回路より電力が
    入力されると、前記ローパスフィルタ回路に前記所定の
    期間、電力を供給することを特徴とする請求項24から
    31のいずれかに記載の妨害波除去方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の期間は、前記終了検知工程
    により前記矩形信号の出力の終了が検知されたときか
    ら、前記所定の時定数により決定された期間であること
    を特徴とする請求項18から32のいずれかに記載の妨
    害波除去方法。
  34. 【請求項34】 前記矩形信号を、外部に出力する出力
    工程をさらに有することを特徴とする請求項18から3
    3のいずれかに記載の妨害波除去方法。
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CN1328849C (zh) * 2003-10-22 2007-07-25 夏普株式会社 红外线接收电路、电子设备及红外线接收方法
KR101320953B1 (ko) * 2011-12-28 2013-10-23 주식회사 네오애플 단일 출력 증폭기 및 이를 포함하는 적외선 리모콘 수신기

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