JP2001006358A - 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置 - Google Patents

電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置

Info

Publication number
JP2001006358A
JP2001006358A JP11173044A JP17304499A JP2001006358A JP 2001006358 A JP2001006358 A JP 2001006358A JP 11173044 A JP11173044 A JP 11173044A JP 17304499 A JP17304499 A JP 17304499A JP 2001006358 A JP2001006358 A JP 2001006358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
node
transistor
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11173044A
Other languages
English (en)
Inventor
Masako Kobayashi
真子 小林
Gen Morishita
玄 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11173044A priority Critical patent/JP2001006358A/ja
Publication of JP2001006358A publication Critical patent/JP2001006358A/ja
Priority to US09/954,218 priority patent/US6392472B1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧動作下でも安定かつ高速に内部電源電
圧を制御することが可能な、電圧発生回路の構成を提供
する。 【解決手段】 本発明の電圧発生回路100は、ディジ
タル型VDC110を備える。ディジタル型VDC11
0は、基準電圧信号Vrと検出電圧信号Vcとの電圧偏
差を増幅して制御ノードNcpに出力する誤差増幅回路
30と、制御ノードNcpの電圧レベルに応じてHレベ
ルおよびLレベルの一方を出力する信号変換回路50
と、信号変換回路50の出力電圧に応じて外部電源配線
11と内部電源電圧供給ノード15とを接続する出力ト
ランジスタ60を含む。制御ノードNcpの電圧レベル
の変化範囲の中心は、信号変換回路の論理しきい値とシ
フトさせて設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電圧発生回路の
発明に関し、より特定的には、急峻な消費電流の負荷に
対しても高速かつ安定的に電源電圧の供給が可能な電圧
発生回路およびその電圧発生回路を搭載した半導体記憶
装置の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、市場からの低消費電力動作化の要
求の高まりに伴って、LSIメモリの低電圧動作化が進
められている。その中で、チップ外部から印加される外
部電源電圧に対して、チップ内部のトランジスタは、外
部電源電圧よりも低い駆動電圧の下で動作することが強
く求められるようになっている。これは、高集積化が進
み微細化されたトランジスタそのものの信頼性確保の点
からも必要である。
【0003】また、メモリのうちDRAM(Dynamic Ra
ndom Access Memory)においては、メモリセルにおける
容量蓄積部となるキャパシタの誘電体膜の信頼性確保の
面からも、低電圧動作化は重要な課題となる。
【0004】このような要求に伴い、内部電源電圧の上
限は、システムで用いられている外部電源電圧に対して
開発世代を追うにつれて低下してきている。そこで、こ
れらのギャップを埋め、チップ内部で上記のような信頼
性を確保するために、安定した内部電源電圧を発生する
ための回路として、電圧降下回路(Voltage Down Conve
rter,以下VDCともいう)が採用されている。
【0005】図22は、VDCの基本的な構成の1つで
ある、従来の技術のアナログ型VDC700の構成を示
す回路図である。
【0006】アナログ型VDC700は、チップ内部で
使用する内部電源電圧のレベルの目標電圧である基準電
圧Vrefを発生するためのVref発生回路(図示せ
ず)よりVrefを受けて、内部電源電圧供給ノード7
15の電圧を安定的に内部電源電圧int.Vccに維
持するための回路である。
【0007】図22を参照して、アナログ型VDC70
0は、外部電源配線711と接地配線712との間に直
列に接続された、誤差増幅回路730および電流制御ト
ランジスタ740を備える。誤差増幅回路730は、内
部電源電圧供給ノード715の電圧と基準電圧Vref
との電圧差を増幅した電圧を制御ノードNcpに発生す
る。
【0008】誤差増幅回路730は、P型MOSトラン
ジスタQPaおよびQPbを負荷とするカレントミラー
増幅回路である。
【0009】電流制御トランジスタ740は、誤差増幅
回路730と接地配線712との間に接続され、ゲート
に活性化信号ACTを受ける。ACT信号は、アナログ
型VDC700の動作制御を行なうための信号であり、
活性化信号ACTが活性化(Hレベル)されると誤差増
幅回路730に電流が供給され、アナログ型VDC70
0は、基準電圧Vrefとint.Vccとの電圧差の
誤差増幅を行なうことにより、所望の動作を実行する。
【0010】アナログ型VDC700は、さらに、制御
ノードNcpと接続されたゲートを有し外部電源配線7
11と内部電源電圧供給ノード715を接続する出力ト
ランジスタ760を備える。
【0011】まず、int.Vcc≒Vrefの場合に
おいては、誤差増幅回路730の出力である制御ノード
Ncpの電圧が高電圧とされるので、出力トランジスタ
760がオフされ、内部電源電圧供給ノード715に対
して電流の供給が行なわれない。
【0012】一方、int.Vcc<Vrefの場合に
おいては、誤差増幅回路730によって、制御ノードN
cpの電圧は、低電圧側にその出力電圧が増幅されるの
で、出力トランジスタ760はオンし、外部電源配線7
11より内部電源電圧供給ノード715に電流が供給さ
れる。これにより、内部電源電圧供給ノード715の電
圧int.Vccを、目標電圧であるVrefに制御す
ることが可能である。
【0013】図23は、VDCの構成のもう1つの例で
ある、従来の技術のディジタル型VDC800の構成を
示す回路図である。
【0014】ディジタル型VDC800は、出力トラン
ジスタのゲート電圧を、HレベルおよびLレベルのいず
れか一方にディジタル的に定め、これによって出力トラ
ンジスタを駆動するVDCである。
【0015】図23を参照して、ディジタル型VDC8
00は、図22のアナログ型VDC700と比較して、
制御ノードNcpと、出力トランジスタ760のゲート
との間に、信号変換回路750をさらに備える点で異な
る。信号変換回路750は、直列に接続されたインバー
タI1およびI2を含む。インバータI1の入力ノード
は制御ノードNcpと接続され、インバータI2の出力
ノードは、出力トランジスタ760のゲートと接続され
るこのような構成とすることにより、出力トランジスタ
760のゲートには、制御ノードNcpの電圧と、イン
バータの論理しきい電圧との関係に応じて、Hレベルお
よびLレベルのいずれか一方の電圧が与えられる。ディ
ジタル型VDC800は、誤差増幅回路730の出力
を、CMOSレベルに増幅して、出力トランジスタのス
イッチングを行なうことにより、誤差増幅回路の駆動電
流を小さい値としても、出力トランジスタ760によっ
て、高速に大電流を供給することが可能となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アナロ
グ型VDC700においては、int.Vccレベルの
低下量に応じて出力トランジスタ760のゲート電圧を
変化させ、消費電流の大きさに見合った電流を供給する
ことが可能である一方で、駆動電流を大きく取ることが
困難な誤差増幅回路730の出力によって、大きなサイ
ズの出力トランジスタ760を駆動する必要がある。こ
のため、VDC内部での動作遅延が大きくなってしま
う。
【0017】これに対して、ディジタル型VDC800
は、誤差増幅回路の出力を、CMOSレベルに増幅して
出力トランジスタをスイッチングさせるため、誤差増幅
回路の730の出力信号が小さい場合においても、高速
に大電流を供給することが可能である。
【0018】しかしながら、ディジタル型VDC800
においては、図23中のノードNn0の電圧をVn0と
すると、誤差増幅回路730の出力である制御ノードN
cpの電圧レベルが変化する範囲は、Vn0からex
t.Vccの間となる。Vn0は、接地電圧から電流制
御トランジスタ740のチャネル抵抗分上昇した値とな
るので、ext.Vccが低電圧化されたときにおいて
は、制御ノードNcpに生じる電圧の変化範囲は狭いも
のとなってしまい、出力トランジスタをオンすることが
困難となる。このため、低電圧動作下では内部電源電圧
供給ノードへの電力供給が速やかに実行できなくなる可
能性がある。
【0019】また、従来の技術のディジタル型VDC
は、系の有する増幅度が大きいため、速応性に優れる一
方で、VDC自体に発振の問題や、オーバーシュート、
アンダーシュート等の発生という問題があり、内部電源
電圧を安定して供給するための制御が困難となる傾向が
ある。
【0020】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、外部
電源電圧が低電圧化された下でも安定かつ高速に内部電
源電圧を供給することが可能な、電圧発生回路の構成を
提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電圧発生
回路は、外部電源電圧を受けて、内部電源電圧を目標電
圧に維持して負荷に供給する電圧発生回路であって、外
部電源電圧を供給する外部電源配線と、内部電源電圧を
出力する内部電源電圧供給ノードと、内部電源電圧の目
標電圧に対する電圧偏差に応じて、外部電源配線から内
部電源電圧供給ノードに供給される出力電流量を制御し
て内部電源電圧を目標電圧に維持する電圧変換回路とを
備え、電圧変換回路は、第1の電圧と内部ノードとの間
に結合され、電圧発生回路の活性化信号に応じてオンす
るスイッチ回路と、内部ノードと第2の電圧との間に結
合され、内部ノードの電圧レベルから第2の電圧までの
範囲内において電圧偏差に応じた電圧レベルを有する検
出偏差信号を発生する増幅回路と、検出偏差信号の電圧
レベルに応じて、出力制御信号の電圧レベルを第1およ
び第2の電圧のいずれかに駆動する信号変換回路と、出
力制御信号の電圧レベルに応じて、出力電流量を制御す
る出力電流制御回路とを含み、出力電流制御回路は、検
出偏差信号の電圧レベルが第1の電圧から第2の電圧に
変化するにしたがって、出力電流量を増加させる。
【0022】請求項2記載の電圧発生回路は、請求項1
記載の電圧発生回路であって、信号変換回路は、検出偏
差信号と所定のしきい電圧との比較結果に応じて、出力
制御信号の電圧レベルを駆動し、所定のしきい電圧と内
部ノードの電圧レベルとの差は、所定のしきい電圧と第
2の電圧との差よりも小さい。
【0023】請求項3記載の電圧発生回路は、請求項1
記載の電圧発生回路であって、目標電圧のレベルに応じ
て目標電圧よりも低く設定される基準電圧と、内部電源
電圧のレベルに応じて内部電源電圧よりも低く設定され
る検出電圧とを発生する電圧シフト回路をさらに備え、
増幅回路は、基準電圧と検出電圧との電圧差に応じて、
検出偏差信号の電圧レベルを設定する。
【0024】請求項4記載の電圧発生回路は、請求項3
記載の電圧発生回路であって、電圧シフト回路は、目標
電圧と結合するゲートを有し、基準電圧を出力する第1
のノードと第1の電圧との間に電気的に結合される第1
のトランジスタと、第1のノードと第2の電圧との間に
電気的に結合される第1の抵抗素子と、目標電圧と結合
するゲートを有し、検出電圧を出力する第2のノードと
第1の電圧との間に電気的に結合される第2のトランジ
スタと、第2のノードと第2の電圧との間に電気的に結
合される第2の抵抗素子とを有する。
【0025】請求項5記載の電圧発生回路は、請求項1
記載の電圧発生回路であって、目標電圧と内部電源電圧
との間の電圧差に応じて、基準電圧と検出電圧とを発生
する電圧シフト回路をさらに備え、電圧シフト回路は、
基準電圧と検出電圧との電圧差が目標電圧と内部電源電
圧と電圧差のK倍(Kは1より大きい実数)となるよう
に、基準電圧と検出電圧とを発生し、増幅回路は、検出
電圧の基準電圧に対する電圧偏差に応じて、検出偏差信
号の電圧レベルを設定する。
【0026】請求項6記載の電圧発生回路は、請求項5
記載の電圧発生回路であって、電圧シフト回路は、検出
電圧を発生する第3のノードと結合されたゲートを有
し、第2の電圧と第3のノードとの間に電気的に結合さ
れる第3のトランジスタと、第3のノードと結合された
ゲートを有し、基準電圧を発生する第4のノードと第2
の電圧との間に電気的に結合される第4のトランジスタ
と、活性化制御信号を入力されるゲートを有し、第1の
電圧と第5のノードとの間に電気的に結合される第5の
トランジスタと、目標電圧と結合したゲートを有し、第
3のノードと第5のノードとの間に電気的に結合される
第6のトランジスタと、内部電源電圧と結合したゲート
を有し、第4のノードと第5のノードとの間に電気的に
結合される第7のトランジスタとを含む。
【0027】請求項7記載の電圧発生回路は、請求項3
もしくは5に記載の電圧発生回路であって、第1の電圧
は、第2の電圧よりも高く、出力電流制御回路は、出力
制御信号をゲートを受けて第1の電圧と内部電源電圧供
給ノードとの間に電気的に結合されるP型MOSトラン
ジスタである出力トランジスタを有し、電流制限回路
は、第1の電圧と増幅回路との間に電気的に結合され、
活性化信号を受けるゲートを有するP型MOSトランジ
スタである電流制限トランジスタを有し、増幅回路は、
検出偏差信号を出力する第6のノードと電流制限トラン
ジスタとの間に電気的に結合され、基準電圧を受けるゲ
ートを有する第1のP型MOSトランジスタと、第7の
ノードと第1の電圧との間に電気的に結合され、検出電
圧を受けるゲートを有する第2のP型MOSトランジス
タと、第2の電圧と第6のノードとの間に電気的に結合
され、第7のノードと結合されるゲートを有する第1の
N型MOSトランジスタと、第7のノードと第2の電圧
との間に電気的に結合され、第7のノードと結合される
ゲートを有する第2のN型MOSトランジスタとを有す
る。
【0028】請求項8記載の電圧発生回路は、請求項3
もしくは5に記載の電圧発生回路であって、電圧シフト
回路と電圧変換回路との間に電気的に結合され、基準電
圧の交流成分を除去するための第1のリップル除去回路
と、電圧シフト回路と電圧変換回路との間に電気的に結
合され、検出電圧の交流成分を除去するための第2のリ
ップル除去回路とをさらに備える。
【0029】請求項9記載の電圧発生回路は、請求項1
記載の電圧発生回路であって、信号変換回路は、第1お
よび第2の電圧によって駆動される第1および第2のイ
ンバータを有し、第1のインバータは、検出偏差信号を
入力として受け、第2のインバータは、第1のインバー
タの出力を反転して、出力制御信号を出力する。
【0030】請求項10記載の電圧発生回路は、請求項
9記載の電圧発生回路であって、信号変換回路は、さら
に、第1のインバータと第1の電圧との間に電気的に結
合され、ゲートに受ける電流制御信号に応じて、第1の
インバータに供給する電流量を制御する電流制御トラン
ジスタを有し、第1のインバータは、検出偏差信号をゲ
ートに受けて、電流制御トランジスタと第2のインバー
タの入力ノードとの間に電気的に結合されるP型MOS
トランジスタと、検出偏差信号をゲートに受けて、第2
のインバータの入力ノードと第2の電圧との間に電気的
に結合されるN型MOSトランジスタとを有する。
【0031】請求項11記載の電圧発生回路は、請求項
1記載の電圧発生回路であって、信号変換回路は、検出
偏差信号を受けて、第1および第2の電圧のいずれか一
方を出力するクロスカップル型アンプを有するレベル変
換回路と、レベル変換回路の出力した電圧レベルを反転
して、出力制御信号を出力するメインインバータとを有
する。
【0032】請求項12記載の電圧発生回路は、請求項
11記載の電圧発生回路であって、レベル変換回路は、
検出偏差信号をゲートに受けて、第2の電圧とメインイ
ンバータの入力ノードとの間に電気的に結合される第8
のトランジスタと、メインインバータの入力ノードと結
合されたゲートを有し、第1の電圧と信号ノードとの間
に電気的に結合される第9のトランジスタと、信号ノー
ドと結合されたゲートを有し、第1の電圧とメインイン
バータの入力ノードとの間に電気的に結合される第10
のトランジスタと、信号ノードと第2の電圧との間に電
気的に結合される第11のトランジスタと、検出偏差信
号を入力として受けて、第11のトランジスタと電気的
に結合される出力ノードを有するサブインバータとを有
する。
【0033】請求項13記載の電圧発生回路は、請求項
1記載の電圧発生回路であって、出力電流制御回路は、
出力制御信号をゲートに受けて、第1の電圧と第2の電
圧とを電気的に結合するために設けられる出力トランジ
スタを有し、電圧変換回路は、さらに、信号変換回路お
よび出力トランジスタのゲートに結合され、出力制御信
号の電圧レベルの変化を鈍らせるための積分回路を含
み、積分回路は、第1の電圧と出力トランジスタのゲー
トとの間に電気的に結合される容量素子と、容量素子と
出力トランジスタのゲートおよび信号変換回路の少なく
とも一方との間に結合される抵抗素子とを有する。
【0034】請求項14記載の電圧発生回路は、請求項
13記載の電圧発生回路であって、容量素子は、出力ト
ランジスタのゲート電極と、ゲート電極の直上に形成さ
れる配線層との間に形成される寄生容量を有し、配線層
は、第1の電圧と結合する。
【0035】請求項15記載の電圧発生回路は、請求項
13記載の電圧発生回路であって、容量素子は、出力ト
ランジスタのゲートと電気的に結合するゲートと、第1
の電圧と結合するソースおよびドレインとを有するMO
Sトランジスタを有する。
【0036】請求項16記載の電圧発生回路は、請求項
1記載の電圧発生回路であって、内部電源電圧と目標電
圧との電圧偏差に応じて、外部電源配線から内部電源電
圧供給ノードに供給される出力補助電流量を制御して内
部電源電圧を目標電圧に維持する電圧変換補助回路をさ
らに備え、電圧変換補助回路は、第1の電圧と補助内部
ノードとの間に結合され、電圧発生回路の活性化信号に
応じてオンするスイッチ回路と、補助内部ノードと第2
の電圧との間に結合され、補助内部ノードの電圧レベル
から第2の電圧までの範囲内において電圧偏差に応じた
電圧レベルを有する検出偏差信号を発生する増幅回路
と、検出偏差信号の電圧レベルに応じて、外部電源配線
から内部電源電圧供給ノードへ供給される出力補助電流
量を制御する出力電流制御回路とを含む。
【0037】請求項17記載の半導体記憶装置は、外部
電源電圧の供給を受けて動作する半導体記憶装置であっ
て、行列状に配置された複数のメモリセルを有するメモ
リセルアレイと、選択されたメモリセルからの出力デー
タを増幅するためのセンスアンプ回路と、メモリセルア
レイへのデータ入出力動作を制御するための複数の周辺
回路とを備え、半導体記憶装置内の各回路は、電流消費
パターンに応じて、複数の回路グループに分割され、外
部電源電圧を受けて、センスアンプ回路が含まれる複数
の回路グループのうちの1つに対して、動作電圧を目標
電圧に維持して供給する電圧発生回路をさらに備え、電
圧発生回路は、外部電源電圧を供給する外部電源配線
と、動作電圧を出力する動作電圧供給ノードと、動作電
圧の目標電圧に対する電圧偏差に応じて、外部電源配線
から動作電圧供給ノードに供給される出力電流量を制御
して動作電圧を目標電圧に維持する電圧変換回路とを備
え、電圧変換回路は、第1の電圧と内部ノードとの間に
結合され、電圧発生回路の活性化信号に応じてオンする
スイッチ回路と、内部ノードと第2の電圧との間に結合
され、内部ノードの電圧レベルから第2の電圧までの範
囲内において電圧偏差に応じた電圧レベルが設定される
検出偏差信号を発生する増幅回路と、検出偏差信号の電
圧レベルに応じて、出力制御信号の電圧レベルを第1お
よび第2の電圧のいずれかに駆動する信号変換回路と、
出力制御信号の電圧レベルに応じて、出力電流量を制御
する出力電流制御回路とを含み、出力電流制御回路は、
検出偏差信号の電圧レベルが第1の電圧から第2の電圧
に変化するにしたがって、出力電流量を増加させる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は同一または相当部分を示す。
【0039】[実施の形態1]図1は本発明の実施の形
態1の電圧発生回路100の全体構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【0040】図1を参照して、電圧発生回路100は、
内部電源電圧int.Vccおよびext.Vccの目
標電圧であるVrefを受けて、これらをレベル変換し
て得られる基準電圧信号Vrおよび検出電圧信号Vcを
発生する電圧シフト回路120と、基準電圧信号Vrと
検出電圧信号Vcとの差に応じて、外部電源配線11か
ら内部電源電圧供給ノード15(以下、単に供給ノード
ともいう)に電流を供給することによって、int.V
ccを一定に制御するディジタル型VDC110とを備
える。
【0041】電圧シフト回路120は、基準電圧信号V
rを発生する基準電圧信号発生回路121と、検出電圧
信号Vcを発生する検出電圧信号発生回路122とを含
む。基準電圧信号Vrは、目標電圧Vrefのレベルに
応じて、これよりも低い電圧レベルに設定される電圧信
号である。同様に、検出電圧信号Vcは、int.Vc
cに応じて設定され、int.Vccよりも低い電圧レ
ベルを有する信号である。
【0042】図2は、基準電圧信号発生回路121の構
成を示す回路図である。図2を参照して、基準電圧信号
発生回路121は、目標電圧Vrefをゲートに受け
て、外部電源配線11と基準電圧信号Vrを生成するノ
ードNrとを接続するためのN型MOSトランジスタQ
N3と、ノードNrと接地配線12との間に接続される
抵抗素子R1とを含む。
【0043】このような構成とすることにより、ノード
Nrには、電圧Vrefに対応し、かつVrefよりも
低い電圧が発生する。ノードNrの電圧レベルは、基準
電圧信号VrとしてVDC110に伝達される。
【0044】図3は、検出電圧信号発生回路122の構
成を示す回路図である。図3を参照して、検出電圧信号
発生回路122は、基準電圧信号発生回路121と同様
の構成を有し、検出電圧信号Vcを生成するノードNc
と外部電源配線11との間に接続され、ゲートにin
t.Vccを受けるN型MOSトランジスタQN4と、
ノードNcと接地配線12との間に設けられる抵抗素子
R2とを含む。
【0045】このような構成とすることにより、ノード
Ncに発生する検出電圧信号Vcは、int.Vccに
対応し、かつint.Vccよりも低い電圧レベルを有
する。
【0046】基準電圧信号Vrおよび検出電圧信号Vc
は、ディジタル型VDC110に伝達される。ディジタ
ル型VDC110は、両者の電圧を検出することによ
り、int.Vccの電圧制御を実行する。
【0047】図4はディジタル型VDC110の構成を
示す回路図である。図4を参照して、ディジタル型VD
C110は、基準電圧信号Vrと検出電圧信号Vcとの
電圧差を増幅して制御ノードNcpに出力する誤差増幅
回路30と、外部電源配線11と誤差増幅回路30との
間に接続されて誤差増幅回路30への供給電流を制限す
る電流制御トランジスタ40とを含む。
【0048】誤差増幅回路30は、電圧増幅回路として
一般的なカレントミラー回路の構成を有し、従来の技術
のディジタル型VDC800中の誤差増幅回路730と
比較して、P型MOSトランジスタとN型MOSトラン
ジスタとを入れ替えた構成となっている。誤差増幅回路
30は、トランジスタQP1のゲートに与えられる基準
電圧信号VrとトランジスタQP2のゲートに与えられ
る検出電圧信号Vcとの電圧差を増幅して制御ノードN
cpに出力する。
【0049】電流供給トランジスタ40は、ゲートに活
性化信号/ACTを受ける。たとえば、チップが活性化
され、/ACT信号が活性化(Lレベル)されると、電
流供給トランジスタ40はオンし、誤差増幅回路30に
電流を供給する。
【0050】誤差増幅回路30は、ノードNp0と接地
配線12との間に直列に接続されるP型MOSトランジ
スタQP1およびN型MOSトランジスタQN1と、ト
ランジスタQP1およびQN1と並列に接続されるP型
MOSトランジスタQP2およびN型MOSトランジス
タQN2とを有する。
【0051】トランジスタQP1は、ノードNp0と制
御ノードNcpとの間に接続され、ゲートに基準電圧信
号Vrを受ける。トランジスタQP2は、ノードNp0
とノードN0との間に接続され、ゲートに検出電圧信号
Vcを受ける。
【0052】トランジスタQN1は、制御ノードNcp
と接地配線12との間に接続され、ノードN0と接続さ
れたゲートを有する。同様に、トランジスタQN2は、
ノードN0と接地配線12との間に接続され、ノードN
0と接続されたゲートを有する。
【0053】トランジスタQP1およびQP2のゲート
に、直接電圧Vrefおよびint.Vccを入力する
のではなく、より低い電圧レベルに変換して得られた信
号VrおよびVcをそれぞれ入力することによって、低
電圧動作化が図られてext.Vccの電圧レベルが低
く設定された場合においても、トランジスタQP1およ
びQP2のゲート・ソース間電圧を確保できるため、両
者の電圧差を増幅して制御ノードNcpに発生させるこ
とが可能となる。
【0054】ディジタル型VDC110は、さらに、制
御ノードNcpと、出力トランジスタ60のゲートとの
間に接続された信号変換回路50を含む。信号変換回路
50は直列に接続されたインバータIV1およびIV2
を有する。インバータIV2は、出力トランジスタのゲ
ート電圧を、HレベルおよびLレベルのいずれか一方に
ディジタル的に定めるための出力制御信号を発生する。
【0055】ディジタル型VDC110は、さらに、出
力制御信号をゲートに受けて、外部電源配線11と供給
ノード15とを接続するために設けられる出力トランジ
スタ60を含む。
【0056】出力トランジスタ60は、信号変換回路5
0から出力される出力制御信号の電圧レベルに応じて、
オン/オフし、必要に応じて外部電源配線11より供給
ノード15に電流を供給する。
【0057】ディジタル型VDC110においては、誤
差増幅回路30によって、基準電圧信号Vrと検出電圧
信号Vcの電圧レベルを比較し、Vcのレベルの方が低
ければ、制御ノードNcpの電圧レベルが低下する。制
御ノードNcpの電圧レベルVcpが、インバータIV
1の論理しきい電圧よりも低下すると、インバータIV
1の出力がHレベル(ext.Vcc)となるととも
に、インバータIV2の出力である出力制御信号は、L
レベル(接地電圧GND)に設定される。これにより、
出力トランジスタ60は、ターンオンし供給ノード15
に電流を供給する。
【0058】本発明の電圧発生回路におけるディジタル
型VDC110においては、電流供給トランジスタ40
を、外部電源配線11側に配置し、制御ノードNcpに
生じる電圧振幅の下限値を接地電圧レベルとすることに
よって、誤差増幅回路30の供給電流を絞るとともに、
電圧制御の応答速度を向上させることを目的とするもの
である。
【0059】つぎに、int.Vccの変化に対するデ
ィジタル型VDC110の動作を説明する。
【0060】図5は、int.Vccの電圧レベルの変
化を説明するための波形図である。図5を参照して、こ
こではint.Vccの電圧レベルが直線的に一定の傾
きを持って低下する場合を考える。int.Vccの電
圧レベルの低下に伴って、検出電圧信号Vcの電圧レベ
ルも直線的に低下する。検出電圧信号Vcは、時刻ta
において基準電圧信号Vrを下回り、int.Vcc<
Vrefとなる。
【0061】図6は、図5に示したint.Vccの変
化に対するディジタル型VDC110の動作を説明する
ための波形図である。図6には、int.Vccの変化
に対する制御ノードNcpの電圧レベルVcpの変化
が、従来の技術のディジタル型VDCと本発明のディジ
タル型VDCとの間で比較して示される。
【0062】図6を参照して、電圧Vp0は、電流供給
トランジスタ40に/ACT=Lレベルが入力されてい
る状態でのノードNp0の電圧レベルを示す。Vp0
は、ext.Vccから電流供給トランジスタ40のチ
ャネル抵抗分だけ低下した電圧レベルである。
【0063】一方、図中の電圧Vn0は、図23におい
て、電流供給トランジスタ740がオンした場合におけ
るノードNn0の電圧レベルに相当し、接地電圧GND
よりも電流供給トランジスタ740チャネル抵抗分高い
値となる。
【0064】時刻taにおいて、VcがVrの電圧レベ
ルより低くなると、Vcpは、徐々に低下し始める。
【0065】ディジタル型VDC110では、時刻ta
よりΔt1が経過した時刻tbにおいて、Vcpの電圧
レベルが、インバータIV1の論理しきい電圧であるe
xt.Vcc/2以下になるので、インバータIV1お
よびIV2の出力が反転し、出力トランジスタ60がオ
ンする。
【0066】一方、従来の技術のディジタル型VDC8
00では、Vcpの電圧レベルが、インバータIV1の
論理しきい電圧であるext.Vcc/2以下になるの
は、時刻taよりΔt2経過後の時刻tcである。
【0067】したがって、同一の検出電圧信号に基づい
て制御を実行する場合であっても、従来の技術のディジ
タル型VDC800における出力トランジスタ60がオ
ンするまでの所要時間は、Vcpがext.Vccより
ext.Vcc/2まで低下するまでに要する時間Δt
2であるのに対し、ディジタル型VDC110における
出力トランジスタ60がオンするまでの所要時間Δt1
は、制御ノードの電圧レベルがVp0からext.Vc
c/2に低下するまでに要する時間であればよく、Δt
1は、Δt2よりも短縮される。
【0068】この応答性の差を、たとえば、メモリデバ
イス中のメモリセルのデータを増幅するためのセンスア
ンプ回路を負荷として動作電源電圧を供給する場合につ
いて考えてみる。
【0069】図7は、一般的なセンスアンプ動作時のセ
ンスアンプ回路の消費電流と、電源電圧int.Vcc
の電圧の推移との関係を示す概念図である。
【0070】図7を参照して、時刻taにおいて、セン
スアンプ回路が起動され、直前までは消費電流が0だっ
たものが、データ線の充電によって、約数十nsの間に
数百mAオーダーものスパイク電流が消費される。これ
に伴い時刻taよりint.Vccの電圧レベルは急激
に低下を始める。
【0071】従来の技術のディジタル型VDC800に
よっては、図6で説明したように、出力トランジスタが
オンするまでにΔt2を要するので、int.Vccの
電圧レベルの降下量は大きなものとなってしまい、in
t.Vccが所定の電圧レベルに復帰するまでに長時間
を要する。
【0072】一方、本発明のVDCにおいては、Δt1
経過後に出力トランジスタをオンさせることができるの
で、電圧の降下量を小さく抑えることができるととも
に、int.Vccが所定レベルに復帰するまでの時間
も短くできる。
【0073】さらに、低電圧動作化の要求の下で、ex
t.Vccの電圧レベルが低く設定された場合を考える
と、従来の技術のディジタル型VDC800において
は、制御ノードの電圧レベルVcpをVn0までしか低
下させることができないので、Vcpの変化範囲が非常
に狭くなり、インバータIV1の論理レベルを反転する
ことができなくなる可能性も生じる。
【0074】この場合においては、出力トランジスタ7
60のゲート電圧を下げることができないので、供給ノ
ード715に電流を供給することができなくなってしま
う。
【0075】本発明のディジタル型VDC110は、こ
のような問題が発生しないように、制御ノードNcpの
変化する範囲を低電圧側すなわち、出力トランジスタの
オンに対応する領域にシフトするものである。
【0076】ディジタル型VDC110のVcpは、接
地電圧GNDからVp0の間で変化する。これにより、
出力トランジスタがオフされているときのVcpとイン
バータIV1の論理しきい電圧との電圧レベル差が小さ
くなることによって、int.Vccの電圧低下に対し
て素早く反応することができる。
【0077】また、ext.Vccの電圧が低く設定さ
れた場合においても、インバータIV2によってLレベ
ルの信号を出力することができるので、出力トランジス
タをオンして供給ノード15に電流を供給することがで
きる。
【0078】さらに、誤差増幅回路は、int.Vcc
および目標電圧Vrefをレベル変換して得られた、よ
り低い電圧であるVcおよびVrを入力しているため、
誤差増幅回路自体の低電圧動作マージンも確保すること
も可能にしている。
【0079】[実施の形態2]実施の形態2において
は、電圧シフト回路の他の構成について説明する。
【0080】図8は、本発明の実施の形態2のディジタ
ル型VDC中の電圧シフト回路125の構成を示す回路
図である。実施の形態2の電圧発生回路は、実施の形態
1の電圧発生回路100と比較して、電圧シフト回路1
20に代えて電圧シフト回路125を備える点で異な
る。その他の回路の構成および動作については、同一で
あるので説明は繰り返さない。
【0081】図8を参照して、電圧シフト回路125
は、カレントミラー差動アンプ127と、外部電源配線
11とカレントミラー差動アンプ127との間に接続さ
れたP型MOSトランジスタQP3とを含む。
【0082】トランジスタQP3のゲートには、活性化
信号/ACTが与えられ、カレントミラー差動アンプ1
27に供給される電流量を制御する。
【0083】カレントミラー差動アンプ127は、ゲー
トにint.Vccの目標電圧であるVrefを受け、
基準電圧信号Vrが生成されるノードN1とトランジス
タQP3との間に接続されるトランジスタQN5と、検
出電圧信号Vcが生成されるノードN2とトランジスタ
QP3との間に接続され、ゲートにint.Vccを受
けるトランジスタQN6と、ノードN1と接地配線12
との間に接続され、ノードN2と接続されるゲートを有
するトランジスタQN7と、ノードN2と接地配線12
との間に接続され、ノードN2が接続されたゲートを有
するトランジスタQN8とを有する。
【0084】このような構成とすることにより、電圧シ
フト回路125においては、int.VccとVref
との間の電圧レベル差を増幅するように、基準電圧信号
Vrおよび検出電圧信号Vcが生成される。
【0085】電圧シフト回路125は、int.Vcc
=Vrefである場合においては、両者をVr=Vcと
なるように設定する。一方、負荷で電流が消費され、i
nt.Vcc<Vrefに変化した場合には、電圧シフ
ト回路125は、両者の電圧差を増幅するようにVrお
よびVcを設定し、Vrの電圧レベルが上昇する一方、
Vcの電圧レベルが下降し、Vc<Vrとなる。
【0086】このような構成とすることにより、電圧シ
フト回路125によって、int.VccとVrefの
電圧レベルをシフトさせ、かつ両者の電圧差を増幅させ
た信号VcおよびVrを得ることが可能となる。これら
の信号を用いて、図4の誤差増幅回路30を動作させる
ことにより、int.Vccの目標電圧からのずれをよ
り速やかに反映することができるため、int.Vcc
の電圧制御の応答性を向上させることが可能となる。ま
た、カレントミラー差動アンプに直列にトランジスタQ
P3を接続しているので、電圧シフト回路125におけ
る過剰な消費電流の発生を防止することができる。
【0087】[実施の形態3]実施の形態3および4に
おいては、ディジタル型VDCの構成のバリエーション
について説明する。
【0088】実施の形態3のディジタル型VDCにおい
ては、制御ノードNcpの電圧レベルをレベル変換回路
に入力することによって、VDCの応答性をさらに改善
することを考える。
【0089】図9は、本発明の実施の形態3のディジタ
ル型VDC112の構成を示す回路図である。
【0090】図9を参照して、実施の形態3のディジタ
ル型VDC112は、実施の形態1のディジタル型VD
C110と比較して、信号変換回路の構成が異なる。信
号変換回路51は、実施の形態1の信号変換回路50と
比較して、インバータIV1を含んで構成される電圧レ
ベル変換回路151をさらに含む点で異なる。その他の
構成および動作については、ディジタル型VDC110
と同様であるので、説明は繰り返さない。
【0091】電圧レベル変換回路151は、クロスカッ
プル型アンプを含む構成となっており、外部電源配線1
1と、ノードN3との間に接続されるP型MOSトラン
ジスタQP4と、外部電源配線11とノードN4との間
に接続されるP型MOSトランジスタQP5と、ノード
N3と接地配線との間に接続されるN型MOSトランジ
スタQN9と、ノードN4と接地配線との間に接続され
るN型MOSトランジスタQN10とを有する。
【0092】制御ノードNcpは、トランジスタQN9
のゲートおよびインバータIV1の入力ノードと接続さ
れる。ノードN3はインバータIV2の入力ノードおよ
びトランジスタQP5のゲートに接続される。ノードN
4はトランジスタQP4のゲートに接続される。
【0093】電圧レベル変換回路151は、接地電圧G
NDからVp0の間で変化する制御ノードNcpの電圧
レベルVcpの変化を増幅して、接地電圧GNDか外部
電源電圧ext.Vccのいずれか一方の電圧レベルを
ノードN3に発生する。
【0094】よって、誤差増幅回路の駆動電流を絞り、
制御ノードNcpに発生する電圧の変動が緩やかな場合
においても、微小な振幅の変化を高速に反映して、接地
電圧レベルもしくはext.Vccレベルのディジタル
電圧信号をインバータIV2に入力することができる。
これにより、出力トランジスタ60のゲート電圧を、接
地電圧GNDからext.Vccの間のフル振幅信号に
よってコントロールすることが可能となる。
【0095】このような構成とすることにより、特に、
int.Vccが復帰した後において、供給ノード15
への過剰な電流供給を防止して、int.Vccのオー
バーシュートの発生を防止することができる。
【0096】すなわち、供給ノード15に電流が供給さ
れ、int.Vccの電圧が復帰してint.Vcc≒
Vrefとなった場合において、制御ノードNcpの電
圧レベルVcpが上昇すると、電圧レベルVcpの変動
が緩やかなものであっても、電圧レベル変換回路によっ
てインバータIV2の入力ノードの電圧レベルを素早く
変動させ、出力トランジスタのゲートにHレベル(ex
t.Vcc)を伝達して、電流の供給を遮断することが
できる。
【0097】[実施の形態4]図10は、本発明の実施
の形態4のディジタル型VDC113の構成を示す回路
図である。図10を参照して、ディジタル型VDC11
3は、実施の形態1のディジタル型VDC110と比較
して、信号変換回路50に代えて信号変換回路52を有
する点で異なる。信号変換回路52は、信号変換回路5
0と比較して、インバータIV1と外部電源配線11と
の間に電流制御回路152をさらに有する点で異なる。
その他の構成および動作については、ディジタル型VD
C100の場合と同様であるので、説明は繰り返さな
い。
【0098】図11は、電流制御回路152の構成を示
す回路図である。図11を参照して、電流制御回路15
2は外部電源配線11とノードNspとの間に接続さ
れ、制御信号BIASをゲートに受けるP型MOSトラ
ンジスタQP6を有する。
【0099】ノードNspと接地配線12との間には、
インバータIV1を構成するトランジスタQP7および
QN11が接続される。制御信号BIASは、電流制御
回路152によってインバータIV1に供給される駆動
電流の量を制御するための電圧信号である。
【0100】すなわち、制御信号BIASの電圧レベル
を変化させることによって、トランジスタQP6のゲー
ト電圧を変化させ、インバータIV1の駆動電流を制御
することができる。
【0101】制御ノードNcpの電圧レベルVcpは、
既に説明したように接地電圧GNDからノードNp0の
電圧レベルであるVp0までの範囲の値となる。内部電
源電圧int.Vccが目標電圧に保たれている場合に
おいては、両者の電圧レベルの関係は、Vp0>ex
t.Vcc/2となり、出力トランジスタ60はオフさ
れている。
【0102】低電圧動作化の下、ext.Vccの電圧
レベルが低く設定され、Vp0とext.Vcc/2と
の電圧差が小さくなってきた場合においては、int.
Vccの電圧が低下して一旦出力トランジスタ60がオ
ンした後に、内部電源電圧int.Vccが目標電圧に
復帰したときにおいても、制御ノードNcpの電圧レベ
ルの変化によっては、インバータIV1の出力を反転し
て出力トランジスタ60をオフすることができなくなる
おそれがある。
【0103】ディジタル型VDC113は、インバータ
IV1に電流制御回路を付加することにより、このよう
な問題の解決を図るものである。
【0104】再び図11を参照して、ディジタル型VD
C113においては、トランジスタQP7と、外部電源
配線11との間にトランジスタQP6を設けているの
で、インバータIV1を構成するトランジスタQP7の
ソース電圧は、ext.Vccよりも低い電圧レベルで
あるVspとなる。このため、インバータIV1の入力
ノードに与えられる制御ノードの電圧レベルVcpがV
sp/2以上であれば、インバータIV1の出力論理を
反転することができ、出力トランジスタ60をオフさせ
ることが可能となる。
【0105】したがって、ext.Vccの電圧レベル
を下げて低電圧動作化を図る場合において、Vp0とe
xt.Vcc/2の電圧差が小さくなった場合において
も、Vsp/2<ext.Vcc/2であることより、
インバータIV1の動作マージンを確保することができ
る。また、制御信号BIASの電圧レベルを適当に設定
することにより、インバータIV1の貫通電流を削減
し、低消費電力化を合わせて図ることも可能である。
【0106】[実施の形態5]図12は、本発明の実施
の形態5の電圧発生回路101の全体構成を示す概略ブ
ロック図である。
【0107】図12を参照して、電圧発生回路101
は、実施の形態1の電圧発生回路100と比較して、電
圧シフト回路120とディジタル型VDC110との間
にリップル除去フィルタ27a,27bを含む点が異な
る。その他の構成および動作については、電圧発生回路
100と同様であるので説明は繰り返さない。
【0108】電圧発生回路110においては、基準電圧
信号Vrおよび検出電圧信号Vcは、電圧シフト回路1
20で生成された後、リップル除去フィルタを通過させ
た後ディジタル型VDC110に伝達される。
【0109】リップル除去フィルタ27aは、抵抗Rr
およびキャパシタCrで構成されるローパスフィルタを
有する。同様リップル除去フィルタ27bは、抵抗素子
RcおよびキャパシタCcで構成されるローパスフィル
タを有する。基準電圧信号Vrは、リップル除去フィル
タ27aの出力として発生される。同様に、検出電圧信
号Vcは、リップル除去フィルタ27bの出力として発
生される。
【0110】このような構成とすることにより、電圧信
号VrおよびVcに、高周波の電圧レベル変動が発生す
ることを防止し、制御感度の高いディジタル型VDC1
10の動作が不安定になることを防止できる。したがっ
て、外部電源配線11から供給ノード15への電流の供
給をより安定的なものとすることができ、int.Vc
cのオーバーシュートおよびアンダーシュートの発生を
防止することが可能となる。
【0111】また、電圧シフト回路120に代えて、実
施の形態2で説明した電圧シフト回路120を備える構
成とすることも可能であり、この場合には、実施の形態
2で説明した効果をさらに享受することができる。さら
に、ディジタル型VDC110に代えて、実施の形態1
〜4で説明したディジタル型VDC112〜113およ
び、この後実施の形態6〜8で説明するディジタル型V
DC115〜117のいずれかを備える構成とすること
も可能である。
【0112】[実施の形態6]図13は、本発明の実施
の形態6の電圧発生回路におけるディジタル型VDC1
15の構成を示す回路図である。
【0113】図13を参照して、ディジタル型VDC1
15は、実施の形態1のディジタル型VDC110と比
較して、出力トランジスタ60のゲートと外部電源配線
11との間に接続されたRC回路153をさらに備える
点で異なる。
【0114】その他の構成および動作については、ディ
ジタル型VDC110と同一であるので説明は繰り返さ
ない。
【0115】RC回路153は、直列に接続されたキャ
パシタC1および抵抗素子R3を含む。RC回路153
は、インバータIV2から出力される出力制御信号を、
RC負荷によって鈍らせた後に出力トランジスタ60の
ゲートに与えることを目的とする。
【0116】図14は、一般的なセンスアンプ負荷の消
費電流とディジタル型VDCの供給電流との関係を示す
波形図である。
【0117】図14を参照して、負荷であるセンスアン
プ回路は、等価的にはRC負荷で表現されるため、その
消費電流の波形は曲線波形となる。一方、ディジタル型
VDCは、出力トランジスタのゲート電圧をディジタル
的に変化させることによって制御応答性の向上を図るも
のであるため、供給電流の波形は、図に示すように台形
波状となる。よって、この場合においては、VDCの供
給電流と負荷の消費電流との間ではタイミングにずれが
生じている。
【0118】図15は、ディジタル型VDC115によ
る供給電流とセンスアンプ負荷の消費電流との関係を示
す波形図である。
【0119】図13で説明したように、出力トランジス
タ60のゲート電圧は、インバータIV2のディジタル
的な出力信号をRC回路153で鈍らせたものとなる。
これにより、出力トランジスタ60のゲート電圧の変化
は、滑らかなものとなるので、外部電源配線11から供
給ノード15への電流供給もこれに併せて曲線状とな
る。これにより、ディジタル型VDC115による供給
電流の波形は、消費電流の波形に近い形状を有し、供給
電流と消費電流のタイミングとを近づけることによっ
て、消費電流量と供給電流量のバランスを取ることが可
能となる。したがって、内部電源電圧int.Vccの
オーバーシュートやアンダーシュートの発生を防止で
き、さらに安定的にint.Vccの電圧を制御するこ
とが可能となる。
【0120】[実施の形態6の変形例]図16は、実施
の形態6の変形例のディジタル型VDC116の構成を
説明する回路図である。
【0121】図16を参照して、ディジタル型VDC1
16は、実施の形態6のディジタル型VDC115と比
較して、RC回路154の構成が異なる。すなわち、R
C回路154においては、抵抗素子R3が、インバータ
IV2の出力ノードと出力トランジスタ60のゲートと
の間に接続される。
【0122】このような構成とすることによっても、イ
ンバータIV2のディジタル出力信号を鈍らせた後に出
力トランジスタ60のゲートに伝達することが可能であ
り、実施の形態6のディジタル型VDC115と同等の
効果を得ることができる。
【0123】[実施の形態7]実施の形態7において
は、実施の形態6のディジタル型VDC中のRC回路
を、半導体基板上に形成するためのレイアウトパターン
について説明する。
【0124】図17は、図16で説明したディジタル型
VDC116中のRC回路154を実現するための出力
トランジスタ60のレイアウトパターンを示す図であ
る。
【0125】図17を参照して、出力トランジスタ60
は、並列に接続された複数のトランジスタから構成され
る。出力トランジスタ60を構成する各トランジスタ
は、外部電源配線11と接続されるコンタクト72と、
供給ノード15と接続されるコンタクト74と、インバ
ータIV2の出力ノードと接続されるゲート電極76と
を有する。コンタクト72は、出力トランジスタ60の
ソース電極に相当し、コンタクト74は、出力トランジ
スタ60のドレイン電極に相当する。
【0126】ここで、ゲート電極76の上層に、外部電
源配線11と接続される金属配線層78を設ける。金属
配線層78は、たとえばメモリセルアレイにおけるビッ
ト線層を用いればよい。
【0127】これにより、配線層78とゲート電極76
との間に寄生容量が形成され、図16中のキャパシタC
1を実現することができる。一方、RC回路中の抵抗R
3は、インバータIV2とゲート電極76間の配線17
が有する配線抵抗によって実現することができる。
【0128】図18は、比較のために、従来の技術のデ
ィジタル型VDC800中の出力トランジスタ760の
レイアウトパターンを示す図である。
【0129】図18を参照して、出力トランジスタ76
0は、図17の場合と同様に、並列に接続された複数の
トランジスタから構成される。各トランジスタは、配線
717によってインバータIV2の出力ノードと接続さ
れたゲート電極776および、外部電源配線711と接
続されるコンタクト772と、供給ノード715と接続
されるコンタクト774とを含む。
【0130】出力トランジスタ760は、供給ノードに
電流を供給するために設けられるため、高電流供給能力
を必要とする。このため、出力トランジスタ760を構
成する各トランジスタのゲート幅は広く設計する必要が
あり、トランジスタ性能のばらつきの防止およびラッチ
アップ防止対策などのために、図18に示すようなレイ
アウトパターンを取ることが一般的である。
【0131】したがって、出力トランジスタ60のゲー
ト入力ノードにキャパシタを付与する場合において、図
17で説明したレイアウトパターンを用いれば、従来の
技術のディジタル型VDCとほぼ同じレイアウト面積
で、RC回路を形成することが可能となる。
【0132】[実施の形態8]図19は、本発明の実施
の形態8のディジタル型VDC117の構成を示す回路
図である。
【0133】図19を参照して、ディジタル型VDC1
17は、図13で説明した実施の形態6のディジタル型
VDC115とほぼ同様の構成を有するが、RC回路中
のキャパシタを、P型MOSトランジスタQPCのゲー
ト容量によって実現している点が異なる。
【0134】その他の構成および動作については、ディ
ジタル型VDC115の場合と同様であるので説明は繰
返さない。
【0135】ディジタル型VDC117も、インバータ
IV2の出力信号を、トランジスタQPCのゲート容量
および抵抗素子R3で構成されるRC回路によって鈍ら
せることを目的とするものである。
【0136】ここで、出力トランジスタ60のゲート入
力信号の波形は、出力トランジスタ60のゲート容量と
トランジスタQPCのゲート容量との間の大小関係に応
じて、鈍り具合が異なってくる。たとえば、出力トラン
ジスタ60のゲート容量(Cg)が約5pFであるとき
には、トランジスタQPCによるPMOS容量を、Cg
の約10倍である50pF程度とすることによって、出
力トランジスタ60のゲート入力波形の立上がり立下が
り時間を遅延させるように設計できる。
【0137】この状態で、供給ノード15に電流を供給
するために、インバータIV2の出力ノードの電圧レベ
ルがext.Vccから低下し始めるとき(Hレベルか
らLレベルに変化するとき)トランジスタQPCにおい
てチャネルは形成されていない。よって、この場合にお
けるトランジスタQPCのPMOS容量は小さくなる。
【0138】したがって、トランジスタ60のゲート電
圧を比較的素早くLレベル(接地電圧GND)とするこ
とができるため、出力トランジスタ60のオンによる電
流の供給を速やかに実行することが可能である。
【0139】反対に、供給ノード15への電流の供給を
停止するために、インバータIV2の出力ノードの電圧
レベルがLレベルからHレベルに変化する場合には、ト
ランジスタQPCにはチャネルが形成されているので、
トランジスタQPCによるPMOS容量は比較的大きな
値となっている。
【0140】よって、この場合においては、出力トラン
ジスタ60のゲート電圧は比較的ゆっくり変化し、過剰
な電流を供給ノード15に供給することなく出力トラン
ジスタ60をオフすることができる。
【0141】すなわち、実施の形態8のディジタル型V
DC118においては、出力トランジスタ60のゲート
に負荷されたキャパシタの容量を、トランジスタをオン
する場合とオフさせる場合とで異なる値に設定すること
ができる。これにより、出力トランジスタ60のオン/
オフのスピードをコントロールすることができるので、
供給ノードにおけるint.Vccのアンダーシュート
およびオーバーシュートを防止し、より安定した電圧制
御を実行することが可能となる。
【0142】また、実施の形態6〜8のディジタル型V
DC中の信号変換回路について、実施の形態3および4
で説明した信号変換回路51および52を使用すること
も可能である。
【0143】[実施の形態9]実施の形態9において
は、消費電流量に応じた電流を供給することができるア
ナログ型VDCと、急峻な消費電流に対して速やかに大
量の電流供給が可能なディジタル型VDCとを組合せた
構成の電圧発生回路について説明する。
【0144】図20は、本発明の実施の形態9の電圧発
生回路200の全体構成を示す概略ブロック図である。
【0145】図20を参照して、電圧発生回路200
は、内部電源電圧int.Vccの目標電圧であるVr
efを発生するVref発生回路210と、供給ノード
215の電圧レベルを目標電圧Vrefに制御するため
に設けられるアナログ型電圧発生回路220と、ディジ
タル型電圧発生回路230とを備える。
【0146】アナログ型電圧発生回路220は、図22
で説明した従来のアナログ型VDC700を含む。一
方、ディジタル型電圧発生回路230は、実施の形態1
〜8で説明したディジタル型VDC110〜117のい
ずれかを具備する構成とすればよい。
【0147】まず、アナログ型電圧発生回路による電流
供給能力について考える。再び図22を参照して、アナ
ログ型VDC700は、誤差増幅回路730と接地配線
712との間に電流供給トランジスタ740を設ける構
成としているので、制御ノードNcpの電圧レベルは、
int.Vcc<Vrefとなった場合においても、接
地電圧GNDレベルまでは下がらずに、ノードNn0の
電圧レベルVn0までしか低下しない。
【0148】電圧Vn0は、接地電圧GNDレベルよ
り、トランジスタ740のチャネル抵抗分高い電圧レベ
ルである。このため、アナログ型電圧発生回路220の
供給電流が最大となるのは、出力トランジスタ760の
ゲート電圧がVn0となった場合に相当する。このとき
流れる電流をI(Vn0)とする。
【0149】一方、本発明の実施の形態のディジタル型
VDC110〜117のいずれかを具備するディジタル
型電圧発生回路230においては、出力トランジスタ6
0のゲート電圧を、接地電圧GNDレベルまで下げるこ
とができるため、最大供給電流はI(Vn0)よりも大
きいI(GND)とすることができる。
【0150】ここで、アナログ型電圧発生回路220の
最大供給電流I(Vn0)とディジタル型電圧発生回路
230の最大供給電流I(GND)との関係が下式であ
るものと仮定する。
【0151】I(Vn0):I(GND)=1:4 このとき、アナログ型VDCとディジタル型VDCとで
同じサイズの出力トランジスタを用いたとすると、ディ
ジタル型VDCの電流供給能力は、アナログ型VDCの
4倍となる。したがって、アナログ型VDCでトランジ
スタのゲート幅をWana=100μmとしたときと同
じ電流供給能力を実現するために、ディジタル型VDC
における出力トランジスタのゲート幅Wdigは、25
μmでよいこととなる。
【0152】ところが、ディジタル型VDCのみを使用
する構成においては、小さなトランジスタサイズで大電
流の供給が可能である一方で、信号変換回路中のインバ
ータの出力レベルを反転するまでに至らない緩やかな消
費電流に対しては、追従できないという問題がある。反
対に、アナログ型VDCのみを使用する構成とすると、
急峻な消費電流に対して電流供給が追いつかず、安定的
に電圧を制御することができない。
【0153】よって、電圧発生回路200においては、
アナログ型VDCとディジタル型VDCとを混載した構
成としている。ここで、出力トランジスタのゲート幅
を、Wana:Wdig=4:1の比率に設定する。た
とえば、Wana=50μm,Wdig=12.5μm
とすると、Wana=100μmとした場合と、同一の
電流供給能力を実現することができる。この場合、Wa
na+Wdig=62.5μmであるので、アナログ型
VDCのみで構成した場合(Wana=100μm)と
同一の電流供給能力を、より小さいトランジスタサイズ
によって得ることができる。
【0154】VDC中の出力トランジスタサイズを小さ
くすることにより、出力トランジスタのゲート容量は小
さくなるので、出力トランジスタのオン/オフの応答性
が向上し、電圧発生回路全体としての制御応答性を向上
させることも可能となる。また、異なるタイプのVDC
を具備する電圧発生回路を混載する構成としているの
で、消費電流の状況に応じて供給ノードに電流供給を行
ない、int.Vccの電圧を安定的に制御することが
可能である。
【0155】すなわち、通常の緩やかな電流消費に対し
ては、アナログ型VDCを具備するアナログ型電圧発生
回路220から電流を供給し、急峻かつ大量の消費電流
で高速給電が必要な場合には、ディジタル型VDCを具
備するディジタル型電圧発生回路230によって電流を
供給することができる。これにより、電圧発生回路の応
答性を向上させて、かつ消費電流に見合った電流供給を
実現することができるので、内部電源電圧int.Vc
cをより安定的に制御することが可能となる。
【0156】[実施の形態10]実施の形態10におい
ては、実施の形態1〜9において説明した電圧発生回路
を搭載した半導体記憶装置の構成について説明する。
【0157】図21は、本発明の実施の形態10の半導
体記憶装置500の全体構成を示す概略ブロック図であ
る。
【0158】図21を参照して、半導体記憶装置500
は、コラムアドレスストローブ信号/CAS,ロウアド
レスストローブ信号/RASおよびライトイネーブル信
号/WEを受ける制御信号入力端子501と、アドレス
信号A1〜An(n:自然数)を受けるアドレス入力端
子503と、入出力データDQ1〜DQi(i:自然
数)およびアウトプットイネーブル信号/OEとを授受
するデータ入出力端子505と、外部電源電圧ext.
Vccおよび接地電圧vssの入力を受ける電源入力端
子507とを備える。
【0159】半導体記憶装置500は、さらに、行列状
に配置された複数のメモリセルを有するメモリセルアレ
イ570と、メモリセルアレイ中のアドレス信号に応答
したメモリセルを特定するためのアドレスバッファ53
0、行デコーダ540および列デコーダ545をさらに
備える。
【0160】メモリセルアレイには、ワード線がメモリ
セルの各行ごとに配置され、ビット線対がメモリセルの
各列ごとに配置される。各メモリセルは、ワード線とビ
ット線との交点のそれぞれに配置される。行デコーダ5
40は、アドレスバッファ530から供給される行アド
レス信号に応答して、複数のワード線のうちの1つを選
択して駆動する。列デコーダ545は、アドレスバッフ
ァから供給される列アドレス信号に応答して、複数のビ
ット線対のうちの1つを選択する。
【0161】センスアンプ560は、各ビット線対に対
応して設けられる複数のセンスアンプを含む。各センス
アンプは、対応するビット線対間に生じる電圧差を増幅
する。入出力回路550は、列デコーダによって選択さ
れたビット線対の電圧レベルを出力バッファ590に供
給する。出力バッファ590は、供給された電圧レベル
を増幅して出力データDQ1〜DQiとして外部に出力
する。
【0162】入力バッファ580は外部から書込データ
が供給された場合に、入力データDQ1〜DQiを増幅
する。入出力回路550は、入力バッファ580によっ
て増幅された入力データを列デコーダ545によって選
択されたビット線対に供給する。
【0163】アドレスバッファ530は、外部から供給
されたアドレス信号を行デコーダおよび列デコーダに選
択的に供給する。
【0164】制御信号入力端子501に入力された/C
AS,/RASおよび/WEは、クロック発生回路52
0および論理ゲート525に与えられ、半導体記憶装置
500全体の読出動作および書込動作における各回路の
タイミング動作を決定する。
【0165】電源入力端子507に入力されたext.
Vccおよび接地電圧Vssに基づいて、電圧発生回路
510は、内部電源電圧int.VccPおよびin
t.VccSを発生する。
【0166】int.VccSは、メモリセルアレイ5
70,センスアンプ560および入出力回路550に伝
達され、消費電流の低減のためにint.VccPに比
べて低い電圧レベルに設定される。一方、行デコーダ5
40,列デコーダ545,入力バッファ580および出
力バッファ590等の周辺回路に対しては、内部電源電
圧int.VccPが伝達される。
【0167】電圧発生回路510は、本発明の実施の形
態1〜実施の形態9で説明したいずれかの構成を有する
ものとし、急峻な消費電流を有する負荷に対しても内部
電源電圧を安定的に供給できる。このため、図14で説
明したようなスパイク状の消費電流が発生するセンスア
ンプ回路に対する内部電源電圧であるint.VccS
を供給する電圧発生回路は、本発明の実施の形態による
ディジタル型VDCによって構成することが有効であ
る。
【0168】一方、周辺回路に対する内部電源電圧であ
るint.VccPに関しては、スパイク的な電流消費
ではなく、定常的な比較的緩やかな電流消費となるの
で、従来の技術で説明したアナログ型VDC700の構
成を用いればよい。よって、電圧発生回路510には、
本発明の実施の形態1〜9で説明した電圧発生回路を具
備する構成とし、これらの電圧発生回路によって内部電
源電圧int.VccSを供給する構成とすることによ
り、急峻な消費電流を有する負荷に対しても、安定的に
内部電源電圧の供給を実行することが可能となる。
【0169】なお、本発明の実施の形態の電圧発生回路
に具備されるディジタル型VDCにおいては、出力トラ
ンジスタにP型MOSトランジスタを用いる構成を説明
したが、出力トランジスタをN型MOSトランジスタと
しても、誤差増幅回路中のトランジスタの極性や電流供
給トランジスタの配置側等を適宜調整することによっ
て、同様の効果を得ることが可能である。
【0170】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0171】
【発明の効果】請求項1、2および9記載の電圧発生回
路は、検出偏差電圧の変化範囲の中心を出力電流制御回
路にオンを指示する電圧レベル側にシフトさせるととも
に、検出偏差電圧に応じて出力電流制御回路のオン/オ
フを制御するので、内部電源電圧の低下時における内部
電源電圧の制御応答性を向上させることができる。
【0172】請求項3、4および7記載の電圧発生回路
は、内部電源電圧および目標電圧よりもをそれぞれ低く
設定される検出電圧と基準電圧との偏差に応じて電流供
給のオン/オフを制御するので、請求項1記載の電圧発
生回路が奏する効果に加えて、低電圧動作時でも誤差増
幅回路の動作マージンを確保することが可能である。
【0173】請求項5、6および7記載の電圧発生回路
は、内部電源電圧と目標電圧との偏差を増幅するように
設定される検出電圧と基準電圧との偏差に応じて電流供
給のオン/オフを制御するので、請求項1記載の電圧発
生回路が奏する効果に加えて、内部電源電圧の変動に対
する制御応答性を向上させることが可能である。
【0174】請求項8記載の電圧発生回路は、検出電圧
および基準電圧の高周波交流成分を除去した後に、両者
の偏差に応じて電流供給のオン/オフを制御するので、
請求項3および5記載の電圧発生回路が奏する効果に加
えて、内部電源電圧の制御安定性を向上させることが可
能である。
【0175】請求項10記載の電圧発生回路は、検出偏
差信号を受けて動作する第1の反転回路の論理しきい電
圧を低下させることができるので、請求項1記載の電圧
発生回路が奏する効果に加えて、低電圧動作時でも制御
応答性を確保することが可能である。
【0176】請求項11および12記載の電圧発生回路
は、クロスカップル型アンプによって信号の電圧レベル
変換を行ない、検出偏差信号微小な変化に応じて出力制
御信号の切替えを行なうことができるので、請求項1記
載の電圧発生回路が奏する効果に加えて、内部電源電圧
が目標電圧に復帰した場合に速やかに電流供給をオフす
ることができる。
【0177】請求項13および14記載の電圧発生回路
は、制御出力信号の立上がりおよび立ち下がり波形を鈍
らせることができるので、請求項1記載の電圧発生回路
が奏する効果に加えて、出力回路による電流供給と負荷
での電流消費とのタイミングを合致させることができ
る。
【0178】請求項15記載の電圧発生回路は、出力ト
ランジスタをターンオンさせる場合には容量素子のキャ
パシタンスを小さくでき、出力トランジスタをターンオ
フさせる場合には容量素子のキャパシタンスを大きくで
きるので、請求項12記載の電圧発生回路が奏する効果
に加えて、内部電源電圧の制御安定性を向上させること
が可能である。
【0179】請求項16記載の電圧発生回路は、アナロ
グ型VDCを具備する補助電圧発生回路とディジタル型
VDCを具備する電圧発生回路とを併有するので、請求
項1記載の電圧発生回路が奏する効果に加えて、様々な
電流消費パターンを有する複数の負荷に対して安定的に
電源電圧を供給することが可能である。
【0180】請求項17記載の半導体記憶装置は、請求
項1記載の効果を有する電圧発生回路を具備しているの
で、急峻な消費電流波形を有するセンスアンプ回路に安
定的に動作電源電圧を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の電圧発生回路100
の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図2】 基準電圧信号発生回路121の構成を示す回
路図である。
【図3】 検出電圧信号発生回路122の構成を示す回
路図である。
【図4】 本発明の実施の形態1のディジタル型VDC
110の構成を示す回路図である。
【図5】 int.Vccの電圧レベルの変化を説明す
るための波形図である。
【図6】 int.Vccの変化に対するディジタル型
VDC110の動作を説明するための波形図である。
【図7】 負荷であるセンスアンプ回路の消費電流とi
nt.Vccの推移との関係を説明するための波形図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態2のディジタル型VDC
中の電圧シフト回路125の構成を示す回路図である。
【図9】 本発明の実施の形態3のディジタル型VDC
112の構成を示す回路図である。
【図10】 本発明の実施の形態4のディジタル型VD
C113の構成を示す回路図である。
【図11】 電流制御回路152の構成を示す回路図で
ある。
【図12】 本発明の実施の形態5の電圧発生回路10
1の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態6のディジタル型VD
C115の構成を示す回路図である。
【図14】 一般的なセンスアンプ負荷の消費電流とデ
ィジタル型VDCの供給電流との関係を示す波形図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態6のディジタル型VD
C115による供給電流とセンスアンプ負荷の消費電流
との関係を示す波形図である。
【図16】 実施の形態6の変形例のディジタル型VD
C116の構成を示す回路図である。
【図17】 実施の形態7における出力トランジスタ6
0のレイアウトパターンを示す図である。
【図18】 従来の技術のディジタル型VDC800に
おける出力トランジスタ760のレイアウトパターンを
示す図である。
【図19】 本発明の実施の形態8のディジタル型VD
C117の構成を示す回路図である。
【図20】 本発明の実施の形態9の電圧発生回路20
0の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図21】 本発明の実施の形態10の半導体記憶装置
500の全体構成を示す概略ブロック図である。
【図22】 従来の技術のアナログ型VDC700の構
成を示す回路図である。
【図23】 従来の技術のディジタル型VDC800の
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11 外部電源配線、12 接地配線、15 内部電源
電圧供給ノード、30誤差増幅回路、40 電流制御回
路、50 信号変換回路、60 出力トランジスタ、1
20,121,122,125 電圧シフト回路、11
0〜117ディジタル型VDC。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B024 AA15 BA27 BA29 CA07 5F038 BB01 BB06 BB08 BG06 DF05 DF07 EZ20 5H420 BB02 BB12 CC02 DD02 EA14 EA18 EA23 EA24 EA39 EB01 EB37 FF03 NA28 NA31 NB02 NB12 NB20 NC02 NC05 NC26 NE13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部電源電圧を受けて、内部電源電圧を
    目標電圧に維持して負荷に供給する電圧発生回路であっ
    て、 前記外部電源電圧を供給する外部電源配線と、 前記内部電源電圧を出力する内部電源電圧供給ノード
    と、 前記内部電源電圧の前記目標電圧に対する電圧偏差に応
    じて、前記外部電源配線から前記内部電源電圧供給ノー
    ドに供給される出力電流量を制御して前記内部電源電圧
    を前記目標電圧に維持する電圧変換回路とを備え、 前記電圧変換回路は、 第1の電圧と内部ノードとの間に結合され、前記電圧発
    生回路の活性化信号に応じてオンするスイッチ回路と、 前記内部ノードと第2の電圧との間に結合され、前記内
    部ノードの電圧レベルから前記第2の電圧までの範囲内
    において前記電圧偏差に応じた電圧レベルを有する検出
    偏差信号を発生する増幅回路と、 前記検出偏差信号の電圧レベルに応じて、出力制御信号
    の電圧レベルを前記第1および前記第2の電圧のいずれ
    かに駆動する信号変換回路と、 前記出力制御信号の電圧レベルに応じて、前記出力電流
    量を制御する出力電流制御回路とを含み、 前記出力電流制御回路は、前記検出偏差信号の電圧レベ
    ルが前記第1の電圧から前記第2の電圧に変化するにし
    たがって、前記出力電流量を増加させる、電圧発生回
    路。
  2. 【請求項2】 前記信号変換回路は、前記検出偏差信号
    と所定のしきい電圧との比較結果に応じて、出力制御信
    号の電圧レベルを駆動し、 前記所定のしきい電圧と前記内部ノードの電圧レベルと
    の差は、前記所定のしきい電圧と前記第2の電圧との差
    よりも小さい、請求項1記載の電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 前記目標電圧のレベルに応じて前記目標
    電圧よりも低く設定される基準電圧と、前記内部電源電
    圧のレベルに応じて前記内部電源電圧よりも低く設定さ
    れる検出電圧とを発生する電圧シフト回路をさらに備
    え、 前記増幅回路は、前記基準電圧と前記検出電圧との電圧
    差に応じて、前記検出偏差信号の電圧レベルを設定す
    る、請求項1記載の電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧シフト回路は、 前記目標電圧と結合するゲートを有し、前記基準電圧を
    出力する第1のノードと前記第1の電圧との間に電気的
    に結合される第1のトランジスタと、 前記第1のノードと前記第2の電圧との間に電気的に結
    合される第1の抵抗素子と、 前記目標電圧と結合するゲートを有し、前記検出電圧を
    出力する第2のノードと前記第1の電圧との間に電気的
    に結合される第2のトランジスタと、 前記第2のノードと前記第2の電圧との間に電気的に結
    合される第2の抵抗素子とを有する、請求項3記載の電
    圧発生回路。
  5. 【請求項5】 前記目標電圧と前記内部電源電圧との間
    の電圧差に応じて、基準電圧と検出電圧とを発生する電
    圧シフト回路をさらに備え、 前記電圧シフト回路は、前記基準電圧と前記検出電圧と
    の電圧差が前記目標電圧と前記内部電源電圧と電圧差の
    K倍(Kは1より大きい実数)となるように、前記基準
    電圧と前記検出電圧とを発生し、 前記増幅回路は、前記検出電圧の前記基準電圧に対する
    電圧偏差に応じて、前記検出偏差信号の電圧レベルを設
    定する、請求項1記載の電圧発生回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧シフト回路は、 前記検出電圧を発生する第3のノードと結合されたゲー
    トを有し、前記第2の電圧と前記第3のノードとの間に
    電気的に結合される第3のトランジスタと、 前記第3のノードと結合されたゲートを有し、前記基準
    電圧を発生する第4のノードと前記第2の電圧との間に
    電気的に結合される第4のトランジスタと、 活性化制御信号を入力されるゲートを有し、前記第1の
    電圧と第5のノードとの間に電気的に結合される第5の
    トランジスタと、 前記目標電圧と結合したゲートを有し、前記第3のノー
    ドと前記第5のノードとの間に電気的に結合される第6
    のトランジスタと、 前記内部電源電圧と結合したゲートを有し、前記第4の
    ノードと前記第5のノードとの間に電気的に結合される
    第7のトランジスタとを含む、請求項5記載の電圧発生
    回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の電圧は、前記第2の電圧より
    も高く、 前記出力電流制御回路は、前記出力制御信号をゲートを
    受けて前記第1の電圧と前記内部電源電圧供給ノードと
    の間に電気的に結合されるP型MOSトランジスタであ
    る出力トランジスタを有し、 前記電流制限回路は、前記第1の電圧と前記増幅回路と
    の間に電気的に結合され、前記活性化信号を受けるゲー
    トを有するP型MOSトランジスタである電流制限トラ
    ンジスタを有し、 前記増幅回路は、 前記検出偏差信号を出力する第6のノードと前記電流制
    限トランジスタとの間に電気的に結合され、前記基準電
    圧を受けるゲートを有する第1のP型MOSトランジス
    タと、 第7のノードと前記第1の電圧との間に電気的に結合さ
    れ、前記検出電圧を受けるゲートを有する第2のP型M
    OSトランジスタと、 前記第2の電圧と前記第6のノードとの間に電気的に結
    合され、前記第7のノードと結合されるゲートを有する
    第1のN型MOSトランジスタと、 前記第7のノードと前記第2の電圧との間に電気的に結
    合され、前記第7のノードと結合されるゲートを有する
    第2のN型MOSトランジスタとを有する、請求項3も
    しくは5に記載の電圧発生回路。
  8. 【請求項8】 前記電圧シフト回路と前記電圧変換回路
    との間に電気的に結合され、前記基準電圧の交流成分を
    除去するための第1のリップル除去回路と、 前記電圧シフト回路と前記電圧変換回路との間に電気的
    に結合され、前記検出電圧の交流成分を除去するための
    第2のリップル除去回路とをさらに備える、請求項3も
    しくは5に記載の電圧発生回路。
  9. 【請求項9】 前記信号変換回路は、 前記第1および前記第2の電圧によって駆動される第1
    および第2のインバータを有し、 前記第1のインバータは、前記検出偏差信号を入力とし
    て受け、 前記第2のインバータは、前記第1のインバータの出力
    を反転して、前記出力制御信号を出力する、請求項1記
    載の電圧発生回路。
  10. 【請求項10】 前記信号変換回路は、さらに、前記第
    1のインバータと前記第1の電圧との間に電気的に結合
    され、ゲートに受ける電流制御信号に応じて、前記第1
    のインバータに供給する電流量を制御する電流制御トラ
    ンジスタを有し、 前記第1のインバータは、 前記検出偏差信号をゲートに受けて、前記電流制御トラ
    ンジスタと前記第2のインバータの入力ノードとの間に
    電気的に結合されるP型MOSトランジスタと、 前記検出偏差信号をゲートに受けて、前記第2のインバ
    ータの入力ノードと前記第2の電圧との間に電気的に結
    合されるN型MOSトランジスタとを有する、請求項9
    記載の電圧発生回路。
  11. 【請求項11】 前記信号変換回路は、 前記検出偏差信号を受けて、前記第1および前記第2の
    電圧のいずれか一方を出力するクロスカップル型アンプ
    を有するレベル変換回路と、 前記レベル変換回路の出力した電圧レベルを反転して、
    前記出力制御信号を出力するメインインバータとを有す
    る、請求項1記載の電圧発生回路。
  12. 【請求項12】 前記レベル変換回路は、 前記検出偏差信号をゲートに受けて、前記第2の電圧と
    前記メインインバータの入力ノードとの間に電気的に結
    合される第8のトランジスタと、 前記メインインバータの入力ノードと結合されたゲート
    を有し、前記第1の電圧と信号ノードとの間に電気的に
    結合される第9のトランジスタと、 前記信号ノードと結合されたゲートを有し、前記第1の
    電圧と前記メインインバータの入力ノードとの間に電気
    的に結合される第10のトランジスタと、 前記信号ノードと前記第2の電圧との間に電気的に結合
    される第11のトランジスタと、 前記検出偏差信号を入力として受けて、前記第11のト
    ランジスタと電気的に結合される出力ノードを有するサ
    ブインバータとを有する、請求項11記載の電圧発生回
    路。
  13. 【請求項13】 前記出力電流制御回路は、前記出力制
    御信号をゲートに受けて、前記第1の電圧と前記第2の
    電圧とを電気的に結合するために設けられる出力トラン
    ジスタを有し、 前記電圧変換回路は、さらに、前記信号変換回路および
    前記出力トランジスタのゲートに結合され、前記出力制
    御信号の電圧レベルの変化を鈍らせるための積分回路を
    含み、 前記積分回路は、 前記第1の電圧と前記出力トランジスタのゲートとの間
    に電気的に結合される容量素子と、 前記容量素子と前記出力トランジスタのゲートおよび前
    記信号変換回路の少なくとも一方との間に結合される抵
    抗素子とを有する、請求項1記載の電圧発生回路。
  14. 【請求項14】 前記容量素子は、前記出力トランジス
    タのゲート電極と、前記ゲート電極の直上に形成される
    配線層との間に形成される寄生容量を有し、 前記配線層は、前記第1の電圧と結合する、請求項13
    記載の電圧発生回路。
  15. 【請求項15】 前記容量素子は、前記出力トランジス
    タのゲートと電気的に結合するゲートと、前記第1の電
    圧と結合するソースおよびドレインとを有するMOSト
    ランジスタを有する、請求項13記載の電圧発生回路。
  16. 【請求項16】 前記内部電源電圧と前記目標電圧との
    電圧偏差に応じて、前記外部電源配線から前記内部電源
    電圧供給ノードに供給される出力補助電流量を制御して
    内部電源電圧を前記目標電圧に維持する電圧変換補助回
    路をさらに備え、 前記電圧変換補助回路は、 第1の電圧と補助内部ノードとの間に結合され、前記電
    圧発生回路の活性化信号に応じてオンするスイッチ回路
    と、 前記補助内部ノードと第2の電圧との間に結合され、前
    記補助内部ノードの電圧レベルから前記第2の電圧まで
    の範囲内において前記電圧偏差に応じた電圧レベルを有
    する検出偏差信号を発生する増幅回路と、 前記検出偏差信号の電圧レベルに応じて、前記外部電源
    配線から前記内部電源電圧供給ノードへ供給される前記
    出力補助電流量を制御する出力電流制御回路とを含む、
    請求項1記載の電圧発生回路。
  17. 【請求項17】 外部電源電圧の供給を受けて動作する
    半導体記憶装置であって、 行列状に配置された複数のメモリセルを有するメモリセ
    ルアレイと、 選択された前記メモリセルからの出力データを増幅する
    ためのセンスアンプ回路と、 前記メモリセルアレイへのデータ入出力動作を制御する
    ための複数の周辺回路とを備え、 前記半導体記憶装置内の各回路は、電流消費パターンに
    応じて、複数の回路グループに分割され、 前記外部電源電圧を受けて、前記センスアンプ回路が含
    まれる前記複数の回路グループのうちの1つに対して、
    動作電圧を目標電圧に維持して供給する電圧発生回路を
    さらに備え、 前記電圧発生回路は、 前記外部電源電圧を供給する外部電源配線と、 前記動作電圧を発生する動作電圧供給ノードと、 前記動作電圧の前記目標電圧に対する電圧偏差に応じ
    て、前記外部電源配線から前記動作電圧供給ノードに供
    給される出力電流量を制御して前記動作電圧を前記目標
    電圧に維持する電圧変換回路とを備え、 前記電圧変換回路は、 第1の電圧と内部ノードとの間に結合され、前記電圧発
    生回路の活性化信号に応じてオンするスイッチ回路と、 前記内部ノードと第2の電圧との間に結合され、前記内
    部ノードの電圧レベルから前記第2の電圧までの範囲内
    において前記電圧偏差に応じた電圧レベルが設定される
    検出偏差信号を発生する増幅回路と、 前記検出偏差信号の電圧レベルに応じて、出力制御信号
    の電圧レベルを前記第1および前記第2の電圧のいずれ
    かに駆動する信号変換回路と、 前記出力制御信号の電圧レベルに応じて、前記出力電流
    量を制御する出力電流制御回路とを含み、 前記出力電流制御回路は、前記検出偏差信号の電圧レベ
    ルが前記第1の電圧から前記第2の電圧に変化するにし
    たがって、前記出力電流量を増加させる、半導体記憶装
    置。
JP11173044A 1999-06-18 1999-06-18 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置 Pending JP2001006358A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173044A JP2001006358A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置
US09/954,218 US6392472B1 (en) 1999-06-18 2001-09-18 Constant internal voltage generation circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11173044A JP2001006358A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001006358A true JP2001006358A (ja) 2001-01-12

Family

ID=15953176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11173044A Pending JP2001006358A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001006358A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008197723A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toshiba Corp 電圧発生回路
JP2012027900A (ja) * 2010-06-25 2012-02-09 Intel Corp オンダイ電圧スケーリングのための分散型給電スキーム
CN109542158A (zh) * 2018-12-25 2019-03-29 西安航天民芯科技有限公司 一种应用于高频头供电电源的梯形电流产生电路

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008197723A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toshiba Corp 電圧発生回路
JP2012027900A (ja) * 2010-06-25 2012-02-09 Intel Corp オンダイ電圧スケーリングのための分散型給電スキーム
CN109542158A (zh) * 2018-12-25 2019-03-29 西安航天民芯科技有限公司 一种应用于高频头供电电源的梯形电流产生电路
CN109542158B (zh) * 2018-12-25 2024-01-12 西安航天民芯科技有限公司 一种应用于高频头供电电源的梯形电流产生电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6954103B2 (en) Semiconductor device having internal voltage generated stably
US6297624B1 (en) Semiconductor device having an internal voltage generating circuit
JP3759758B2 (ja) 半導体記憶装置
US5442277A (en) Internal power supply circuit for generating internal power supply potential by lowering external power supply potential
KR101605463B1 (ko) 피브이티 변동에 둔감한 딜레이 라인을 갖는 지연 고정 루프회로
US6525972B2 (en) Semiconductor memory device with boosting control circuit and control method
JPH04212782A (ja) 半導体集積回路装置
US20030080795A1 (en) Semiconductor device
JPH09204775A (ja) 半導体集積回路装置
US7515492B2 (en) Semiconductor memory device
US6392472B1 (en) Constant internal voltage generation circuit
JP4959046B2 (ja) 半導体記憶装置
KR100566302B1 (ko) 파워업 신호 발생 장치
US5875146A (en) Semiconductor integrated circuit device with burst length invariant internal circuit
JP4495854B2 (ja) 半導体メモリ装置及びそれの読み出し方法
US20230298656A1 (en) Internal voltage generation circuit and semiconductor memory apparatus including the same
JP3778398B2 (ja) 半導体メモリ装置の内部電圧制御回路
JPH0521738A (ja) 半導体集積回路
JP2001006358A (ja) 電圧発生回路およびそれを搭載した半導体記憶装置
JP2000040366A (ja) 半導体装置
US9001610B2 (en) Semiconductor device generating internal voltage
JPH08288821A (ja) プログラマブルなドライブ特性を有する出力ドライバ
JPH07262781A (ja) 半導体集積回路
JP2002056674A (ja) 半導体装置
JP2000022515A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080708

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104