JP2001005439A - 文書管理システム、情報処理装置、文書管理方法および記憶媒体 - Google Patents

文書管理システム、情報処理装置、文書管理方法および記憶媒体

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JP2001005439A
JP2001005439A JP11178219A JP17821999A JP2001005439A JP 2001005439 A JP2001005439 A JP 2001005439A JP 11178219 A JP11178219 A JP 11178219A JP 17821999 A JP17821999 A JP 17821999A JP 2001005439 A JP2001005439 A JP 2001005439A
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Masayuki Yoshida
政幸 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書のデータ容量を最小限にして処理スピー
ドを向上させることができる文書管理システムを提供す
る。 【解決手段】 データ転送の対象となる文書データを1
つまたは複数選択する(S1)。選択された文書データ
の中に著作権に関わるフォントデータが存在する場合、
対象となる文書データに対する取り扱いを、クライアン
トのユーザが決定(選択)する(S10)。1つまたは
複数のチェックした文書データに対してフォント代替が
必要であるか否かをチェックし(S11)、フォント代
替が必要である場合、著作権に関わるフォントデータか
ら著作権に関わらない(著作権フリーの)フォントデー
タへの代替処理を行う(S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書データととも
にそれに使われているフォントデータの取り扱いを管理
する文書管理システム、情報処理装置、文書管理方法お
よび記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クライアントから送信された文書
データをファイルサーバで一括して管理する文書印刷シ
ステムが知られている。このような文書印刷システムで
は、文書データを一括管理するファイルサーバに、クラ
イアントから文書データを送る際、文書データの中に、
著作権などの理由により使用が制限されていて転送する
ことができないフォントデータが使用されている場合、
そのフォントデータの代替処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全ての
文書データに対して無条件にフォントデータの代替処理
(フォント代替)を行い、それらの情報を文書データに
添付すると、データ量が膨大になってしまうという問題
があった。
【0004】また、文書の中には、フォントを代替する
必要がなく、著作権フリーのフォントデータで十分な文
書データも存在する。そのようなフォント代替の必要が
ない文書データまで代替を行うと、処理スピードを低下
させてしまうという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、ユーザの意思によって
著作権に関わるフォントの取り扱いを決定できるように
することで、文書のデータ容量を最小限にして処理スピ
ードを向上させることができる文書管理システム、情報
処理装置、文書管理方法および記憶媒体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の文書管理システムは、第
1の情報処理装置から転送された文書データを第2の情
報処理装置で管理する文書管理システムにおいて、前記
第1の情報処理装置は、転送対象の文書データに使用さ
れたフォントの代替処理を行うか否かを判定する判定手
段と、該判定の結果に応じて、前記代替処理を行う代替
手段と、該代替処理が行われた文書データを前記第2の
情報処理装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴
とする。
【0007】請求項2に記載の文書管理システムでは、
請求項1に係る文書管理システムにおいて、前記判定の
結果、前記代替処理を行わない場合、前記転送手段は、
前記文書データをそのまま前記第2の情報処理装置に転
送することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の文書管理システムは、請
求項1または請求項2に係る文書管理システムにおい
て、前記代替処理に関するユーザの選択を受け付ける受
付手段を備え、前記判定手段は、前記受け付けたユーザ
の選択にしたがって判定することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の文書管理システムは、請
求項3に係る文書管理システムにおいて、前記ユーザの
選択により、元のフォント名や配置情報などのフォント
情報を残して代替処理を行う場合、前記転送手段は、前
記代替処理が行われた文書データに前記元のフォント情
報を添付して転送することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の文書管理システムは、請
求項1に係る文書管理システムにおいて、クライアント
サーバシステムに適用され、前記第1の情報処理装置は
クライアントであり、前記第2の情報処理装置はファイ
ルサーバであることを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の情報処理装置は、文書デ
ータを他の情報処理装置に転送する情報処理装置におい
て、転送対象の文書データに使用されたフォントの代替
処理に関するユーザの選択を受け付ける受付手段と、該
受け付けたユーザの選択にしたがって、前記フォントの
代替処理を行うか否かを判定する判定手段と、該判定の
結果に応じて、前記代替処理を行う代替手段と、該代替
処理が行われた文書データを前記他の情報処理装置に転
送する転送手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の文書管理方法は、第1の
情報処理装置から転送された文書データを第2の情報処
理装置で管理する文書管理方法において、転送対象の文
書データに使用されたフォントの代替処理に関するユー
ザの選択を受け付ける工程と、該受け付けたユーザの選
択にしたがって、前記フォントの代替処理を行うか否か
を判定する工程と、該判定の結果に応じて、前記代替処
理を行う工程と、該代替処理が行われた文書データを前
記第2の情報処理装置に転送する工程とを有することを
特徴とする。
【0013】請求項8に記載の記憶媒体は、情報処理装
置を制御するCPUによって実行され、文書データを管
理する情報処理装置に、該文書データを転送するプログ
ラムが格納された記憶媒体において、前記プログラム
は、転送対象の文書データに使用されたフォントの代替
処理に関するユーザの選択を受け付ける手順と、該受け
付けたユーザの選択にしたがって、前記フォントの代替
処理を行うか否かを判定する手順と、該判定の結果に応
じて、前記代替処理を行う手順と、該代替処理が行われ
た文書データを前記他の情報処理装置に転送する手順と
を含むことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の文書管理システム、情報
処理装置、文書管理方法および記憶媒体の実施の形態に
ついて説明する。本実施形態の文書管理システムは文書
印刷システムに適用される。
【0015】図1は実施形態における文書印刷システム
の構成を示すブロック図である。この文書印刷システム
は、複数台のクライアントパーソナルコンピュータ(以
下、クライアントパソコンという)1、2、3、複数台
のプリンタ5、6、7、8、1台のファイルサーバ4が
ネットワーク9を介して接続されたクライアントサーバ
システムで構成される。
【0016】尚、クライアントとしては、パーソナルコ
ンピュータの代わりに、ワードプロセッサ、ワークステ
ーション、携帯情報端末などの情報処理装置を接続する
ことも可能である。また、クライアントパソコン1、
2、3およびファイルサーバ4は、内部に複数種類のフ
ォントに関するフォントデータ群を有している。
【0017】本システムでは、クライアントパソコン
1、2、3からファイルサーバ4に文書データを転送
し、ファイルサーバ4で文書データの一括管理を行う。
ユーザは、必要に応じてクライアントパソコンからファ
イルサーバ4に文書データを要求し、ファイルサーバ4
は要求された文書データおよびユーザなどのチェックを
行い、要求に問題がない場合、要求されたクライアント
パソコンに要求された文書データを転送する。
【0018】図2はクライアントパソコン1、2、3お
よびファイルサーバ4の構成を示すブロック図である。
クライアントパソコン1、2、3およびファイルサーバ
4は、同様の構成を有するので、ここでは、1台のクラ
イアントパソコンについてだけ示すこととする。図にお
いて、101は中央処理装置(CPU)であり、装置全
体の制御および演算処理などを行う。
【0019】102は読み出し専用メモリ(ROM)で
あり、システム起動プログラム、基本I/Oプログラ
ム、文字コードをビットパターンに変換するための文字
パターンデータ(フォントデータ)などを記憶してい
る。103はランダムアクセスメモリ(RAM)であ
り、CPU101によって行われる演算に使用されるデ
ータやその演算結果、あるいは文字コードから変換され
た文字パターンデータ列などを表示用に一時記憶する。
【0020】104はキーボード制御部(KBC)であ
り、キーボード(KB)105からキー入力データ(文
字コードや制御コード)を受け取ってCPU101に伝
達する。106はディスプレイ制御部(CRTC)であ
り、RAM103に格納された文字パターンデータ列を
読み出してCRT107に転送する。107はディスプ
レイ装置(CRT)であり、CRTC106から文字パ
ターンデータ列を受け取って画面に表示する。
【0021】108はディスク制御部(DKC)であ
り、外部記憶装置109に対するアクセス制御を行う。
109はフロッピーディスク(FD)装置109a、ハ
ードディスク(HD)装置109b、CD−ROM装置
109cなどの外部記憶装置である。ハードディスク
(HD)には、文字パターンデータ(フォントデー
タ)、このフォントデータを読み出してビットマップデ
ータに変換する文字展開処理プログラムなどが格納され
ている。また、後述する図5および図6のフォント代替
処理を行うアプリケーションプログラムおよびその関連
データは、フロッピーディスク装置109aあるいはC
D−ROM装置109cなどの外部記憶装置109から
一旦、ハードディスクにインストールされる形で供給さ
れる。
【0022】110はネットワーク制御部(NTC)で
あり、ネットワーク装置(NT)111の動作を制御す
る。112はシステムバスであり、上記各部間のデータ
転送を行う。
【0023】図3はCPU101によって各種プログラ
ムがロードされた状態のRAM103のメモリマップを
示す図である。RAM103には、基本I/Oプログラ
ム151、オペレーティングシステム(OS)152、
アプリケーション153、関連データ154およびワー
クエリア155の記憶領域が割り当てられている。
【0024】基本I/Oプログラム151は、CPU1
01によって実行されるROM102内のシステム起動
プログラムによりRAM103に読み込まれる。また、
アプリケーションプログラム153および関連データ1
54は、一旦、外部記憶装置109であるフロッピーデ
ィスク装置109aあるいはCD−ROM装置109c
からハードディスク装置109bにインストールされた
状態で電源がオンされたとき、ハードディスク装置10
9bからRAM103にロードされて実行可能となる。
尚、ハードディスク装置109bにインストールせず、
直接、フロッピーディスク装置109aあるいはCD−
ROM装置109cからRAM103にロードして実行
することも可能である。また、ファイルサーバ4では、
プリンタ情報テーブルが関連データ154の領域に生成
される。
【0025】図4はプリンタ5、6、7、8の概略的構
成を示すブロック図である。ここで、プリンタ5、6、
7、8は、レーザビームプリンタ、バブルジェットプリ
ンタ、熱転写プリンタなど、いずれのタイプのプリンタ
であってもよい。
【0026】プリンタ5、6、7、8は、周知のCPU
211、ROM212、RAM213、システムバス2
14、プリンタコントローラ(PRTC)215、プリ
ンタエンジン(PRT)216、ネットワークコントロ
ーラ(NTC)217およびネットワーク装置(NT)
218を有する。
【0027】CPU211は装置全体を制御する中央処
理装置であり、RAM213をワークエリアなどとして
利用しながら、ROM212に格納されたプログラムに
したがって、印刷に必要な各種の処理を実行する。シス
テムバス214は、上記各部間でデータ、制御信号を授
受するための通路となる。尚、ROM212には、文字
パターンデータ(フォントデータ)などが格納されてい
る。
【0028】CPU211は、ファイルサーバ4を介し
てクライアントパソコン1、2、3から供給された文書
データに基づき、ROM212内の文字パターンデータ
にしたがって画像データ(ビットマップデータ)を生成
し、プリンタコントローラ215内の印刷バッファに展
開する。プリンタコントローラ215は、ビットマップ
データに基づいて生成した印刷コントロール信号をプリ
ンタエンジン(PRT)216に出力する。
【0029】ネットワークコントローラ(NTC)21
7は、ネットワーク9を介してクライアントパソコン
1、2、3やファイルサーバ4との間でデータ送受信を
行う際、ネットワーク装置(NT)218の動作を制御
する。
【0030】図5および図6はフォント代替処理手順を
示すフローチャートである。この処理プログラム(アプ
リケーションプログラム)は、クライアントパソコン内
のFD装置109aのFDあるいはCD−ROM装置1
09cのCD−ROMに格納されており、ハードディス
ク109bにインストールされた状態で電源をオンにす
ることにより、CPU101によってRAM103にロ
ードされて実行される。また、このフォント代替処理
は、クライアントパソコンからサーバに送られる文書デ
ータに対して行われる。
【0031】まず、データ転送の対象となる文書データ
を1つまたは複数選択する(ステップS1)。
【0032】文書データを1つまたは複数選択する際、
ユーザインターフェイス画面で、クライアントのユーザ
が選択した文書データを1ファイル単位で処理するの
か、あるいは一括で処理するのかを、併せて選択する。
一括で処理する場合、著作権などにより使用が制限され
ているため、フォントデータの代替を行う必要がある場
合、代替前のフォント情報である文字の配置情報やピッ
チ情報などを文書データに残すか否かを選択する。図7
は文書転送時のプロパティに関するユーザインターフェ
イス画面を示す図である。
【0033】図7のユーザインターフェイス画面では、
クライアントのユーザがサーバにデータを転送する際、
1ファイル単位に文書データをチェックしてから転送す
るのか、あるいは選択した文書データを一括処理してか
ら転送するのかが選択される。
【0034】また、一括処理してから転送することが選
択されている場合、さらに、文書データの中で使用して
いるフォントデータの中に、著作権などにより、現在使
用しているパソコンでしか使用できないフォントデータ
が含まれていると、それらのフォントデータの扱いをど
のようにするかが決定される。
【0035】この決定方法には、つぎの3通りの方法が
ある。第1の方法は、著作権に関わっている文字に対し
ては、他の類似した著作権の問題がない(著作権フリー
の)フォントに置き換えを行い、置き換えた後、元の文
書の体裁を崩さないように、置き換え前のフォント(書
体)名や配置情報などのフォント情報も一緒に記憶(転
送)する。
【0036】第2の方法は、著作権に関わっている文字
に対しては、他の類似した著作権の問題がない(著作権
フリーの)フォントに置き換えるが、置き換えたフォン
トで新たに出力体裁を組めればよいので、置き換え前の
フォント(書体)名や配置情報などのフォント情報を記
憶(転送)しない。
【0037】第3の方法は、著作権に関わるフォントに
対して代替を行わず、そのままの情報でサーバに転送す
る。
【0038】これにより、サーバから他のクライアント
パソコンにデータを取り込んだとき、そのパソコンに著
作権に関わるフォントがない場合、つぎのような結果が
得られる。すなわち、前述した第1の方法では、代替フ
ォントで出力されるが、出力体裁は変わらない。第2の
方法では、代替フォントで出力され、出力体裁が変わ
る。第3の方法では、著作権に関わるフォントデータは
出力されず、空白となるか、あるいはアプリケーション
によってはこの時点で代替フォントが出力される。
【0039】また、サーバから他のクライアントパソコ
ンにデータを取り込んだとき、そのパソコンに著作権の
フォントデータが存在する場合、前述した第1の方法で
は、元の著作権のフォントデータが出力され、出力体裁
も変わらない。第2の方法では、代替フォントが出力さ
れ、出力体裁が変わる。第3の方法では、著作権のフォ
ントデータが出力され、出力体裁も変わらない。
【0040】このような結果となる状況を、クライアン
トのユーザは予め認識しておき、サーバに文書データを
送る前、対象となる文書データの性質などを検討し、ど
のようにしてサーバに送るかを決定することとなる。
【0041】そして、図7のユーザインターフェイス画
面を用いてステップS1で選択されたモードが1ファイ
ル単位であるのか、あるいは一括処理であるのかを判別
する(ステップS2)。1ファイル単位である場合、ス
テップS1で選択された文書データの中から1つの文書
データの読み込みを行う(ステップS3)。
【0042】そして、読み込んだ文書データに格納され
ている全てのフォント情報をチェックし、使用されてい
るフォントデータの中に著作権によって他のパソコンに
データをコピーできないものが存在するか否かをチェッ
クする(ステップS4)。具体的には、TrueTyp
e(アップルコンピュータ社の登録商標)データである
場合、データのヘッダ部にその情報が含まれているの
で、その値を見て決定する。
【0043】一方、ステップS2で一括処理である場
合、ステップS3と同様、ステップS1で選択された文
書データの中から1つの文書データの読み込みを行う
(ステップS5)。
【0044】そして、ステップS4と同様、読み込んだ
文書データに格納されている全てのフォント情報をチェ
ックし、使用されているフォントデータの中に著作権に
よって他のパソコンにデータをコピーできないものが存
在するか否かをチェックする(ステップS6)。具体的
には、TrueTypeデータである場合、データのヘ
ッダ部にその情報が含まれているので、その値を見て決
定する。
【0045】ステップS1で選択された文書データのチ
ェックを全て終了したか否かを判別する(ステップS
7)。全て終了していない場合、ステップS5の処理に
戻る。
【0046】一方、ステップS7で文書データのチェッ
クを全て終了した場合、ステップS6の処理でチェック
した内容をユーザに知らせるために、チェック情報を画
面に表示する(ステップS8)。また、ステップS4で
フォント情報をチェックした場合も同様に、ステップS
4の処理でチェックした内容をユーザに知らせるため
に、ステップS8でチェック情報を画面に表示する。
【0047】図8はチェック結果に関するユーザインタ
ーフェイス画面を示す図である。図8には、文書名「A
AAAA」に、著作権に問題のあるフォント「BBBB
明朝体」、「CCCCゴシック体」が含まれていること
が示され、文書名「DDDDD」に、著作権に問題のあ
るフォント「BBBB明朝体」、「EEEE楷書体」が
含まれていることが示されている。
【0048】つぎに、ステップS2で判別されたモード
が1ファイル単位であり、かつステップS4でチェック
した文書データの中に著作権に関わるフォントデータが
存在したか否かを判別する(ステップS9)。1ファイ
ル単位であり、かつ文書データの中に著作権に関わるフ
ォントデータが存在する場合、対象となる文書データに
対する取り扱いを、クライアントのユーザが決定(選
択)する(ステップS10)。
【0049】決定方法には、ステップS1と同様、次の
3通りの方法がある。すなわち、第1の方法は、著作権
に関わっている文字に対しては、他の類似した著作権の
問題がない(著作権フリーの)フォントに置き換えを行
い、置き換えた後、元の文書の体裁を崩さないように置
き換え前のフォント(書体)名や配置情報などのフォン
ト情報も一緒に記憶(転送)する。
【0050】第2の方法は、著作権に関わっている文字
に対しては、他の類似した著作権の問題がない(著作権
フリーの)フォントに置き換えを行うが、置き換えたフ
ォント情報で新たに出力体裁を組めればよいので、置き
換え前のフォント(書体)名や配置情報などのフォント
情報を記憶(転送)しない。
【0051】第3の方法は、著作権に関わるフォントに
対して代替を行わず、そのままの情報でサーバに転送す
る。
【0052】クライアントのユーザは、これら3つの方
法のうちどれかを、図9に示すユーザインターフェイス
画面上で選択する。図9は一ファイル単位のときのプロ
パティに関するユーザインターフェイス画面を示す図で
ある。
【0053】1つまたは複数のチェックした文書データ
に対してフォント代替が必要であるか否かをチェックす
る(ステップS11)。ステップS1あるいはステップ
S10で「代替を行う」の設定を行い、かつステップS
4あるいはステップS6で、著作権に関するフォントデ
ータが使用されている場合、フォントデータの代替が必
要となるので、ステップS12の処理に進む。
【0054】一方、ステップS1あるいはステップS1
0で「代替の必要なし」の設定を行った場合、あるいは
代替の設定を行ったにもかかわらず、ステップS4ある
いはステップS6で著作権に関するフォントデータが文
書の中に存在しなかった場合、フォントデータの代替の
必要がないので、ステップS16の処理に進む。
【0055】そして、著作権に関わるフォントデータか
ら著作権に関わらない(著作権フリーの)フォントデー
タへの代替処理を行う(ステップS12)。図10は元
となる文書データの構造を示す図である。RAM103
などに割り当てられる文書メモリには、文書データ(例
えば、「おはようございます。」)に含まれる文字コー
ド、書体、大きさ(ポイントサイズ)、斜体や回転など
の各種の修飾、色情報などが格納されている。このとき
書体名「AAA」は、著作権に関わるフォントデータで
ある。
【0056】そして、一括処理の場合、ステップS1の
処理(図7参照)で、1ファイル単位の場合、ステップ
S10の処理(図9参照)で、クライアントのユーザが
「代替を行い、書体名や配置情報を残さない」を選択し
ていると、著作権に関わる書体から著作権フリーの書体
への置き換えを行う。
【0057】図11は置き換え後の文書データの構造を
示す図である。変換が行われると、図11に示すよう
に、著作権フリーの書体である書体名「BBB」に変換
され、それ以外の情報はそのままとなる。この文書デー
タをサーバから他のクライアントパソコンにダウンロー
ドして読み出したとき、元のフォント(書体)情報は記
録されていないので、全て代替された書体に置き換えら
れ、その代替されたフォントのピッチ情報で文字展開さ
れるので、レイアウトも元の文書データとは異なってく
る。
【0058】一方、クライアントのユーザが「代替を行
い、書体名や配置情報を残す」を選択した場合、著作権
に関わる書体から著作権フリーの書体への置き換えを行
うと同時に、文書データの最後に変換前の書体名や配置
情報などのフォント情報を添付する。図12はフォント
情報が添付された置き換え後の文書データの構造を示す
図である。変換が行われると、図12に示すように、著
作権フリーの書体への変換を行い、その文書データの最
後に代替を行う前のフォント(書体)情報を添付する。
【0059】具体的には、それぞれの文字に対応する番
号と変換前の書体の情報「AAA」を記録すると同時
に、書体「AAA」のそれぞれの対応する文字のピッチ
情報を記録する。文字のピッチ情報は、全角幅(emサ
イズ)情報、可変ピッチ(プロポーショナルピッチ)、
文字の原点からの左オフセット情報など、図12では、
「全角ピッチ」、「文字ピッチ」、「左オフセット」で
ある。
【0060】これにより、この文書のファイルを他のク
ライアントパソコンでサーバからダウンロードして読み
出したとき、添付ファイルを読み出すことができるアプ
リケーションで文書データを展開することで、代替前の
書体およびピッチ情報を得ることができる。そして、ダ
ウンロードしたクライアントパソコンで添付ファイルの
代替前の書体を調べ、仮に、代替前のフォントデータが
存在する場合、そのフォントデータおよびピッチ情報を
ベースに文書データを展開することにより、元の文書デ
ータの書体とレイアウトをそのまま出力することが可能
となる。
【0061】また、仮に、そのクライアントパソコンに
代替前の書体が存在しない場合、文書データに記録され
ている代替後のフォントデータと、文書に添付された代
替前の書体のピッチ情報を使って展開することにより、
元の文書データと比べて使っている書体は異なるが、レ
イアウトについてはそのまま変わらない出力が可能とな
る。
【0062】この後、変換対象が1ファイル単位である
か否かを判別し(ステップS13)、1ファイル単位で
ある場合、変換対象となる文書データが全て終了したか
否かのチェックを行う(ステップS14)。全て終了し
ている場合、ステップS18の処理に進み、全て終了し
ていない場合、ステップS12の処理に戻り、フォント
代替処理を行う。
【0063】一方、ステップS13で一括処理である場
合、全てのファイルに対して処理が終了したか否かをチ
ェックし(ステップS15)、全てのファイルに対して
まだ処理が終了していない場合、ステップS2の処理に
戻り、新たなファイルについて著作権に関わるフォント
データのチェックを行い、必要に応じてフォント代替処
理を行う。一方、ステップS15で全てのファイルに対
して処理が終了した場合、ステップS18の処理に進
む。
【0064】一方、ステップS11でフォントの代替が
必要でない場合、変換対象が1ファイル単位であるか否
かを判別し(ステップS16)、一括処理である場合、
ステップS18に進み、1ファイル単位である場合、全
てのファイルに対して処理が終了したか否かをチェック
する(ステップS17)。全てのファイルに対してまだ
処理が終了していない場合、ステップS2の処理に戻
り、新たなファイルについて著作権に関わるフォントデ
ータのチェックを行い、必要に応じてフォント代替処理
を行う。
【0065】そして、全てのファイルに対して処理が終
了した場合、これまでにユーザの要求に応じて、また、
必要に応じてフォント代替処理が行われた文書データを
一括してサーバに転送する(ステップS18)。
【0066】このように、ファイルサーバに文書データ
を送る際、予め文書データのチェックを行い、文書デー
タの中に著作権などに関わるフォントデータが使用され
ているか否かをチェックし、そのチェック結果をユーザ
に知らせることにより、ユーザがそのフォントデータを
使用するか否かを選択する。これにより、ユーザの意思
によって著作権に関するフォントの取り扱いを決定で
き、文書のデータ容量を最小限にして処理スピードを向
上させることができる。
【0067】尚、本発明はシステムあるいは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み出すこ
とによってそのシステムあるいは装置が本発明の効果を
享受することが可能となる。
【0068】図13は記憶媒体としてのフロッピーディ
スク(FD)あるいはCD−ROMのメモリマップを示
す図である。FD装置109a内のFDあるいはCD−
ROM装置109c内のCD−ROMには、図5および
図6のフローチャートに示すフォント代替処理プログラ
ムモジュールが格納されている。プログラムモジュール
を供給する記憶媒体としては、例えばROM、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−R、DV
D、磁気テープ、不揮発性のメモリカードなどを用いる
ことができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザの意思によって
著作権に関わるフォントの取り扱いを決定できるように
することで、文書のデータ容量を最小限にして処理スピ
ードを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における文書印刷システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】クライアントパソコン1、2、3およびファイ
ルサーバ4の構成を示すブロック図である。
【図3】CPU101によって各種プログラムがロード
された状態のRAM103のメモリマップを示す図であ
る。
【図4】プリンタ5、6、7、8の概略的構成を示すブ
ロック図である。
【図5】フォント代替処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】図5につづくフォント代替処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図7】文書転送時のプロパティに関するユーザインタ
ーフェイス画面を示す図である。
【図8】チェック結果に関するユーザインターフェイス
画面を示す図である。
【図9】一ファイル単位のときのプロパティに関するユ
ーザインターフェイス画面を示す図である。
【図10】元となる文書データの構造を示す図である。
【図11】置き換え後の文書データの構造を示す図であ
る。
【図12】フォント情報が添付された置き換え後の文書
データの構造を示す図である。
【図13】記憶媒体としてのフロッピーディスク(F
D)あるいはCD−ROMのメモリマップを示す図であ
る。
【符号の説明】
1、2、3 クライアントパーソナルコンピュータ 4 ファイルサーバ 5、6、7、8 プリンタ 101 CPU 103 RAM 109a フロッピーディスク(FD)装置 109c CD−ROM装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の情報処理装置から転送された文書
    データを第2の情報処理装置で管理する文書管理システ
    ムにおいて、 前記第1の情報処理装置は、 転送対象の文書データに使用されたフォントの代替処理
    を行うか否かを判定する判定手段と、 該判定の結果に応じて、前記代替処理を行う代替手段
    と、 該代替処理が行われた文書データを前記第2の情報処理
    装置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする文
    書管理システム。
  2. 【請求項2】 前記判定の結果、前記代替処理を行わな
    い場合、前記転送手段は、前記文書データをそのまま前
    記第2の情報処理装置に転送することを特徴とする請求
    項1記載の文書管理システム。
  3. 【請求項3】 前記代替処理に関するユーザの選択を受
    け付ける受付手段を備え、 前記判定手段は、前記受け付けたユーザの選択にしたが
    って判定することを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の文書管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザの選択により、元のフォント
    名や配置情報などのフォント情報を残して代替処理を行
    う場合、前記転送手段は、前記代替処理が行われた文書
    データに前記元のフォント情報を添付して転送すること
    を特徴とする請求項3記載の文書管理システム。
  5. 【請求項5】 クライアントサーバシステムに適用さ
    れ、前記第1の情報処理装置はクライアントであり、前
    記第2の情報処理装置はファイルサーバであることを特
    徴とする請求項1記載の文書管理システム。
  6. 【請求項6】 文書データを他の情報処理装置に転送す
    る情報処理装置において、 転送対象の文書データに使用されたフォントの代替処理
    に関するユーザの選択を受け付ける受付手段と、 該受け付けたユーザの選択にしたがって、前記フォント
    の代替処理を行うか否かを判定する判定手段と、 該判定の結果に応じて、前記代替処理を行う代替手段
    と、 該代替処理が行われた文書データを前記他の情報処理装
    置に転送する転送手段とを備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】 第1の情報処理装置から転送された文書
    データを第2の情報処理装置で管理する文書管理方法に
    おいて、 転送対象の文書データに使用されたフォントの代替処理
    に関するユーザの選択を受け付ける工程と、 該受け付けたユーザの選択にしたがって、前記フォント
    の代替処理を行うか否かを判定する工程と、 該判定の結果に応じて、前記代替処理を行う工程と、 該代替処理が行われた文書データを前記第2の情報処理
    装置に転送する工程とを有することを特徴とする文書管
    理方法。
  8. 【請求項8】 情報処理装置を制御するCPUによって
    実行され、文書データを管理する情報処理装置に、該文
    書データを転送するプログラムが格納された記憶媒体に
    おいて、 前記プログラムは、 転送対象の文書データに使用されたフォントの代替処理
    に関するユーザの選択を受け付ける手順と、 該受け付けたユーザの選択にしたがって、前記フォント
    の代替処理を行うか否かを判定する手順と、 該判定の結果に応じて、前記代替処理を行う手順と、 該代替処理が行われた文書データを前記他の情報処理装
    置に転送する手順とを含むことを特徴とする記憶媒体。
JP11178219A 1999-06-24 1999-06-24 文書管理システム、情報処理装置、文書管理方法および記憶媒体 Withdrawn JP2001005439A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011238224A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Xerox Corp 動的なフォント置換
WO2016185694A1 (en) * 2015-05-15 2016-11-24 Sharp Kabushiki Kaisha Broadcast system with constraints on content usage

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