JPH0926864A - 印刷システムおよび印刷システムのフォントデータ転送方法 - Google Patents

印刷システムおよび印刷システムのフォントデータ転送方法

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JPH0926864A
JPH0926864A JP7175231A JP17523195A JPH0926864A JP H0926864 A JPH0926864 A JP H0926864A JP 7175231 A JP7175231 A JP 7175231A JP 17523195 A JP17523195 A JP 17523195A JP H0926864 A JPH0926864 A JP H0926864A
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JP7175231A
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Takashi Isoda
隆司 礒田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタサーバーのフォント資源を利用し、
サーバー側のデータ処理負担をかけずに指定されたフォ
ントで受信した印刷情報を効率よく印刷できる。 【構成】 クライアントサーバーから受信した印刷情報
中にフォント指定があるかどうかを判定するCPU1が
フォント指定有りと判定した場合に、さらに、CPU1
が印刷装置のフォント資源を調査して指定フォントでの
印刷可能性を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判
定した場合に、補助記憶装置5に指定フォントのフォン
トデータを記憶しているかどうかをCPU1が判定し、
前記指定フォントのフォントデータを記憶していると判
定した場合に、LAN制御部4が前記指定フォントのフ
ォントデータを補助記憶装置5から読み出してプリンタ
に転送する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタサーバーに印
刷情報を出力する情報処理装置が所定のネットワークを
介して通信可能な印刷システムおよび印刷システムのフ
ォントデータ転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷システムにおいて
は、プリンタサーバーは、ネットワークのクライアント
コンピュータ等の情報処理装置から印刷要求を受信する
と、該情報処理装置から印刷情報を受信してスプールし
ながら、指定されたあるいは選択した印刷装置に印刷情
報を転送制御していた。
【0003】この際、印刷情報に字体等のフォント指定
がなされていた場合に、印刷装置上に指定されたフォン
ト情報を備えていない場合には、フォント置換処理等に
より指定したフォントとは異なるフォントで印刷した
り、サーバー側で指定フォントを備える場合には、サー
バー側でラスタライズ等のイメージ展開処理を実行し
て、印刷装置にイメージデータを転送して印刷させてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷システムは
上記のように構成されていたので、指定されたフォント
を搭載していない場合には、ユーザが意図しないフォン
トで印刷されてしまうため、予期しない印刷結果となっ
てしまう問題点があった。
【0005】また、プリンタサーバー側でフォントデー
タのラスタライズ処理を実行する場合には、プリンタサ
ーバー側の負担が増大して、ネットワーク上の情報処理
装置からの印刷情報の受信に関する通信処理が滞ってし
まい、結果として、ネットワークの印刷処理効率が極め
て低下してしまう等の問題点もあった。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、第1の発明〜第10の発明の目的は、
指定されたフォント情報を印刷装置が備えていない場合
でも、プリンタサーバーのフォント資源を利用し、サー
バー側のデータ処理負担をかけずに指定されたフォント
で受信した印刷情報を効率よく印刷できる印刷システム
および印刷システムのフォントデータ転送方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、フォント情報を記憶するフォント記憶手段を備え、
所定のネットワークを介して受信した印刷情報を前記ネ
ットワーク上の印刷装置に転送制御するプリンタサーバ
ーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報を出力する
情報処理装置とが前記ネットワークを介して通信可能な
印刷システムにおいて、前記情報処理装置から受信した
印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定する第
1の判定手段と、前記第1の判定手段がフォント指定有
りと判定した場合に、前記印刷装置のフォント資源を調
査して指定フォントでの印刷可能性を判定する第2の判
定手段と、前記第2の判定手段が指定フォントでの印刷
が不可と判定した場合に、前記フォント記憶手段に指定
フォントのフォントデータを記憶しているかどうかを判
定する第3の判定手段と、前記第3の判定手段が前記指
定フォントのフォントデータを記憶していると判定した
場合に、前記指定フォントのフォントデータを前記フォ
ント記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第
1のフォント転送手段とを設けたものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、フォント情報
を記憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワー
クを介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印
刷装置に転送制御するプリンタサーバーと、前記プリン
タサーバーに前記印刷情報を出力する情報処理装置とが
前記ネットワークを介して通信可能な印刷システムにお
いて、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォ
ント指定があるかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場合
に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォン
トでの印刷可能性を判定する第2の判定手段と、前記第
2の判定手段が指定フォントでの印刷が不可と判定した
場合に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォン
トデータを記憶しているかどうかを判定する第3の判定
手段と、前記第3の判定手段が前記指定フォントのフォ
ントデータを記憶していると判定した場合に、前記受信
した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記フォン
トデータを前記フォント記憶手段から読み出して前記印
刷装置に転送する第2のフォント転送手段とを設けたも
のである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、フォント情報
を記憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワー
クを介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印
刷装置に転送制御するプリンタサーバーと、前記プリン
タサーバーに前記印刷情報を出力する情報処理装置とが
前記ネットワークを介して通信可能な印刷システムにお
いて、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォ
ント指定があるかどうかを判定する第1の判定手段と、
前記第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場合
に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォン
トでの印刷可能性を判定する第2の判定手段と、前記第
2の判定手段が指定フォントでの印刷が不可と判定した
場合に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォン
トデータを記憶しているかどうかを判定する第3の判定
手段と、前記第3の判定手段が前記指定フォントのフォ
ントデータを記憶していると判定した場合に、前記受信
した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記フォン
トデータの頻度情報を導出する導出手段と、前記導出手
段により導出された各フォントデータの頻度情報と所定
値とを比較判定する第4の判定手段と、前記第4の判定
手段の比較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の
場合と前記頻度情報が所定以下の場合とで、前記印刷装
置に異なるフォント情報を転送する第3の転送手段とを
設けたものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、前記第4の判
定手段の比較判定結果により前記頻度情報が所定値以上
の場合には、第3の転送手段がフォントデータを印刷装
置に転送するものである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、前記第4の判
定手段の比較判定結果により前記頻度情報が所定値以下
の場合には、第3の転送手段がフォントデータから展開
したイメージデータを印刷装置に転送するものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、フォント情報
を記憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワー
クを介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印
刷装置に転送制御するプリンタサーバーと、前記プリン
タサーバーに前記印刷情報を出力する情報処理装置とが
前記ネットワークを介して通信可能な印刷システムのフ
ォントデータ転送方法において、前記情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定する第1の判定工程と、フォント指定有りと判定した
場合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フ
ォントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程と、指
定フォントでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォ
ント記憶手段に指定フォントのフォントデータを記憶し
ているかどうかを判定する第3の判定工程と、前記指定
フォントのフォントデータを記憶していると判定した場
合に、前記指定フォントのフォントデータを前記フォン
ト記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第1
のフォント転送工程とを有するものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、フォント情報
を記憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワー
クを介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印
刷装置に転送制御するプリンタサーバーと、前記プリン
タサーバーに前記印刷情報を出力する情報処理装置とが
前記ネットワークを介して通信可能な印刷システムのフ
ォントデータ転送方法において、前記情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定する第1の判定工程と、フォント指定有りと判定した
場合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フ
ォントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程と、指
定フォントでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォ
ント記憶手段に指定フォントのフォントデータを記憶し
ているかどうかを判定する第3の判定工程と、前記指定
フォントのフォントデータを記憶していると判定した場
合に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデ
ータを抽出する抽出工程と、該抽出された前記フォント
データを前記フォント記憶手段から読み出して前記印刷
装置に転送する第2のフォント転送工程とを設けたもの
である。
【0014】本発明に係る第8の発明は、フォント情報
を記憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワー
クを介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印
刷装置に転送制御するプリンタサーバーと、前記プリン
タサーバーに前記印刷情報を出力する情報処理装置とが
前記ネットワークを介して通信可能な印刷システムのフ
ォントデータ転送方法において、前記情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定する第1の判定工程と、フォント指定有りと判定した
場合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フ
ォントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程と、指
定フォントでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォ
ント記憶手段に指定フォントのフォントデータを記憶し
ているかどうかを判定する第3の判定工程と、前記指定
フォントのフォントデータを記憶していると判定した場
合に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデ
ータを抽出する抽出工程と、該抽出された前記フォント
データの頻度情報を導出する導出工程と、該導出された
各フォントデータの頻度情報と所定値とを比較判定する
第4の判定工程と、該比較判定結果により前記頻度情報
が所定値以上の場合と前記頻度情報が所定以下の場合と
で、前記印刷装置に異なるフォント情報を転送する第3
の転送工程とを有するものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、前記頻度情報
が所定値以上の場合には、フォントデータを印刷装置に
転送するものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、前記頻度情
報が所定値以下の場合には、フォントデータから展開し
たイメージデータを印刷装置に転送するものである。
【0017】
【作用】第1の発明においては、情報処理装置から受信
した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定す
る第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場合
に、第2の判定手段が前記印刷装置のフォント資源を調
査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フォ
ントでの印刷が不可と判定した場合に、フォント記憶手
段に指定フォントのフォントデータを記憶しているかど
うかを判定する第3の判定手段が前記指定フォントのフ
ォントデータを記憶していると判定した場合に、第1の
フォント転送手段が前記指定フォントのフォントデータ
を前記フォント記憶手段から読み出して前記印刷装置に
転送して、指定されたフォント情報を印刷装置が備えて
いなくても、プリンタサーバー側でのデータ処理負担を
かけずに指定されたフォント情報を備えた印刷装置とし
て機能させることを可能とする。
【0018】第2の発明においては、情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定する第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場
合に、第2の判定手段が前記印刷装置のフォント資源を
調査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フ
ォントでの印刷が不可と判定した場合に、フォント記憶
手段に指定フォントのフォントデータを記憶しているか
どうかを判定する第3の判定手段が前記指定フォントの
フォントデータを記憶していると判定した場合に、抽出
手段が受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータ
を抽出し、該抽出された前記フォントデータを第2のフ
ォント転送手段が前記フォント記憶手段から読み出して
前記印刷装置に転送して、指定されたフォント情報を印
刷装置が備えていなくても、印刷に必要なフォント情報
のみを転送して、プリンタサーバー側でのデータ処理負
担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印刷装置
として機能させることを可能とする。
【0019】第3の発明においては、情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定する第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場
合に、第2の判定手段が前記印刷装置のフォント資源を
調査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フ
ォントでの印刷が不可と判定した場合に、フォント記憶
手段に指定フォントのフォントデータを記憶しているか
どうかを判定する第3の判定手段が前記指定フォントの
フォントデータを記憶していると判定した場合に、抽出
手段が受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータ
を抽出し、該抽出された前記フォントデータの頻度情報
を導出手段が導出し、該導出された各フォントデータの
頻度情報と所定値とを第4の判定手段が判定し、第3の
転送手段が該比較判定結果により前記頻度情報が所定値
以上の場合と前記頻度情報が所定以下の場合とで、前記
印刷装置に異なるフォント情報を転送して、指定された
フォント情報を印刷装置が備えていなくても、印刷に必
要なフォント情報中の使用頻度の高いフォント情報と使
用頻度の低いフォント情報とを異なるデータ形式のフォ
ントデータとして転送させ、プリンタサーバー側でのデ
ータ処理負担および通信負担をかけずに指定されたフォ
ント情報を備えた印刷装置として機能させるとともに、
受信した印刷情報を最短時間で印刷完了させることを可
能とする。
【0020】第4の発明においては、第4の判定手段の
比較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の場合に
は、第3の転送手段がフォントデータを印刷装置に転送
して、頻度情報が所定値以上のフォント情報については
印刷装置側のフォント展開能力を利用して印刷させるこ
とを可能とする。
【0021】第5の発明においては、第4の判定手段の
比較判定結果により前記頻度情報が所定値以下の場合に
は、第3の転送手段がフォントデータから展開したイメ
ージデータを印刷装置に転送して、頻度情報が所定値以
下、のフォント情報についてはプリンタサーバー側のフ
ォント展開能力を利用して印刷させ、プリンタ側でのフ
ォント展開処理負担を軽減させることを可能とする。
【0022】第6の発明においては、情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装
置のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能
性を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場
合に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォント
データを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記指定フォントのフォントデータを前記フォント
記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送して、指定
されたフォント情報を印刷装置が備えていなくても、プ
リンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定さ
れたフォント情報を備えた印刷装置として機能させる処
理を自動化することを可能とする。
【0023】第7の発明においては、情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装
置のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能
性を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場
合に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォント
データを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデー
タを抽出し、該抽出された前記フォントデータを前記フ
ォント記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送し
て、指定されたフォント情報を印刷装置が備えていなく
ても、印刷に必要なフォント情報のみを転送して、プリ
ンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定され
たフォント情報を備えた印刷装置として機能させる処理
を自動化することを可能とする。
【0024】第8の発明においては、情報処理装置から
受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判
定し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装
置のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能
性を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場
合に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォント
データを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデー
タを抽出し、該抽出された前記フォントデータの頻度情
報を導出し、該導出された各フォントデータの頻度情報
と所定値とを比較判定し、前該比較判定結果により前記
頻度情報が所定値以上の場合と前記頻度情報が所定以下
の場合とで、前記印刷装置に異なるフォント情報を転送
して、プリンタサーバー側でのデータ処理負担および通
信負担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印刷
装置として機能させるとともに、受信した印刷情報を最
短時間で印刷完了させる処理を自動化することを可能と
する。
【0025】第9の発明においては、頻度情報が所定値
以上の場合には、フォントデータを印刷装置に転送し
て、頻度情報が所定値以上のフォント情報については印
刷装置側のフォント展開能力を利用して印刷させる処理
を自動化することを可能とする。
【0026】第10の発明においては、頻度情報が所定
値以下の場合には、フォントデータから展開したイメー
ジデータを印刷装置に転送して、頻度情報が所定値以
下、のフォント情報についてはプリンタサーバー側のフ
ォント展開能力を利用して印刷させ、プリンタ側でのフ
ォント展開処理負担を軽減させる処理を自動化すること
を可能とする。
【0027】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す印刷シ
ステムの構成を説明するブロック図である。
【0028】図において、PA,PB,PCは印刷装置
(プリンタ)で、イーサネット(商品名)等のネットワ
ークインタフェースケーブルを介してクライアントサー
バーCS,プリンタサーバーPSと通信可能に接続され
ている。DAはディスク装置で、プリンタサーバーPS
のスプーラとして機能する。
【0029】図2は、図1に示したプリンタサーバーP
Sの内部構成を説明するブロック図である。
【0030】図において、1はCPUで、補助記憶装置
5等に記憶されたOS,プリンタドライバ,アプリケー
ション等に基づいてデータ処理を行う。2はRAMで、
CPU1のワークメモリとして機能する。3はデータ制
御部で、補助記憶装置5を制御する。4はLAN制御部
で、LAN接続回線7とのインタフェースを司る。
【0031】6はメインバスで、各デバイスとのアクセ
スのためのコントロールバス,データバス,アドレスバ
ス等を備えている。なお、補助記憶装置5は、例えばハ
ードディスク,光磁気ディスク等を記憶媒体とし、ネッ
トワークを介してまたはFDディスク,CDROM等で
供給される種々のフォント情報を上記記憶媒体にフォン
ト管理情報とともに保持しているものとする。また、補
助記憶装置5には、あらかじめプリンタPA,PB,P
Cに関するフォント情報(フォントセット識別情報(例
えば明朝等)を収集してテーブルに管理するように構成
してもよい。
【0032】なお、本実施例において、CPU1がメイ
ンバス6を介してRAM2,データ制御部3,LAN制
御部4,補助記憶装置5を制御して後述するフローチャ
ートに基づく制御プログラムを実行する構成となってい
る。
【0033】以下、本実施例と第1〜第5の発明の各手
段との対応及びその作用について図1,図2等を参照し
て説明する。
【0034】第1の発明は、フォント情報、例えば英数
字,字体の異なるフォントセット(アウトラインフォン
ト情報を含む)を記憶するフォント記憶手段を備え、所
定のネットワーク(本実施例では、イーサネット(商品
名)を例とするが、これに限定されるものではない)を
介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装
置(本実施例ではプリンタPA,PB,PC)に転送制
御するプリンタサーバーPSと、前記プリンタサーバー
PSに前記印刷情報を出力する情報処理装置(クライア
ントサーバーCS)とが前記ネットワークを介して通信
可能な印刷システムにおいて、クライアントサーバーC
Sから受信した印刷情報中にフォント指定があるかどう
かを判定する第1の判定手段(CPU1の判定処理機能
による)と、前記第1の判定手段がフォント指定有りと
判定した場合に、前記印刷装置のフォント資源を調査し
て指定フォントでの印刷可能性を判定する第2の判定手
段(CPU1の判定処理機能による)と、前記第2の判
定手段が指定フォントでの印刷が不可と判定した場合
に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォントデ
ータを記憶しているかどうかを判定する第3の判定手段
(CPU1の判定処理機能による)と、前記第3の判定
手段が前記指定フォントのフォントデータを記憶してい
ると判定した場合に、前記指定フォントのフォントデー
タを前記フォント記憶手段から読み出して前記印刷装置
に転送する第1のフォント転送手段(LAN制御部4)
とを設け、クライアントサーバーCSから受信した印刷
情報中にフォント指定があるかどうかを判定するCPU
1がフォント指定有りと判定した場合に、さらに、CP
U1が前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォ
ントでの印刷可能性を判定し、指定フォントでの印刷が
不可と判定した場合に、補助記憶装置5に指定フォント
のフォントデータを記憶しているかどうかをCPU1が
判定し、前記指定フォントのフォントデータを記憶して
いると判定した場合に、LAN制御部4が前記指定フォ
ントのフォントデータを補助記憶装置5から読み出して
プリンタに転送して、指定されたフォント情報を印刷装
置が備えていなくても、プリンタサーバー側でのデータ
処理負担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印
刷装置として機能させることを可能とする。これによ
り、例えば英語のアルファベット等のように文字数が少
ない場合に、プリンタサーバーPS側多種の文字フォン
トを利用した印刷可能となる。
【0035】第2の発明は、フォント情報、例えば英数
字,字体の異なるフォントセット(アウトラインフォン
ト情報を含む)を記憶するフォント記憶手段を備え、所
定のネットワーク(本実施例では、イーサネット(商品
名)を例とするが、これに限定されるものではない)を
介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装
置(本実施例ではプリンタPA,PB,PC)に転送制
御するプリンタサーバーPSと、前記プリンタサーバー
PSに前記印刷情報を出力する情報処理装置(クライア
ントサーバーCS)とが前記ネットワークを介して通信
可能な印刷システムにおいて、クライアントサーバーC
Sから受信した印刷情報中にフォント指定があるかどう
かを判定する第1の判定手段(CPU1の判定機能処理
による)と、前記第1の判定手段がフォント指定有りと
判定した場合に、前記印刷装置のフォント資源を調査し
て指定フォントでの印刷可能性を判定する第2の判定手
段(CPU1の判定機能処理による)と、前記第2の判
定手段が指定フォントでの印刷が不可と判定した場合
に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォントデ
ータを記憶しているかどうかを判定する第3の判定手段
(CPU1の判定機能処理による)と、前記第3の判定
手段が前記指定フォントのフォントデータを記憶してい
ると判定した場合に、前記受信した印刷情報の印刷に必
要なフォントデータを抽出する抽出手段(CPU1の抽
出機能処理による)と、前記抽出手段により抽出された
前記フォントデータを前記フォント記憶手段から読み出
して前記印刷装置に転送する第2のフォント転送手段
(LAN制御部4)とを設け、クライアントサーバーC
Sから受信した印刷情報中にフォント指定があるかどう
かを判定するCPU1がフォント指定有りと判定した場
合に、さらに、CPU1が前記印刷装置のフォント資源
を調査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定
フォントでの印刷が不可と判定した場合に、また、CP
U1が補助記憶装置5に指定フォントのフォントデータ
を記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォントの
フォントデータを記憶していると判定した場合に、受信
したRAM2上の印刷情報の印刷に必要なフォントデー
タを抽出し、該抽出された前記フォントデータをLAN
制御部4が補助記憶装置5から読み出して前記印刷装置
に転送して、指定されたフォント情報を印刷装置が備え
ていなくても、印刷に必要なフォント情報のみを転送し
て、プリンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに
指定されたフォント情報を備えた印刷装置として機能さ
せることを可能とする。これにより、日本語等の様に、
使用する文字の個数が多い場合でも、指定されたフォン
トのうち、印刷に必要な文字フォントデータのみをプリ
ンタサーバーPSが転送するだけで、印刷装置側で多種
の文字フォントを利用した印刷を可能とする。 第3の
発明は、フォント情報、例えば英数字,字体の異なるフ
ォントセット(アウトラインフォント情報を含む)を記
憶するフォント記憶手段を備え、所定のネットワーク
(本実施例では、イーサネット(商品名)を例とする
が、これに限定されるものではない)を介して受信した
印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装置(本実施例で
はプリンタPA,PB,PC)に転送制御するプリンタ
サーバーPSと、前記プリンタサーバーPSに前記印刷
情報を出力する情報処理装置(クライアントサーバーC
S)とが前記ネットワークを介して通信可能な印刷シス
テムにおいて、前記情報処理装置から受信した印刷情報
中にフォント指定があるかどうかを判定する第1の判定
手段(CPU1の判定機能処理による)と、前記第1の
判定手段がフォント指定有りと判定した場合に、前記印
刷装置のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷
可能性を判定する第2の判定手段(CPU1の判定機能
処理による)と、前記第2の判定手段が指定フォントで
の印刷が不可と判定した場合に、前記フォント記憶手段
に指定フォントのフォントデータを記憶しているかどう
かを判定する第3の判定手段(CPU1の判定機能処理
による)と、前記第3の判定手段が前記指定フォントの
フォントデータを記憶していると判定した場合に、前記
受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを抽出
する抽出手段(CPU1の抽出機能処理による)と、前
記抽出手段により抽出された前記フォントデータの頻度
情報を導出する導出手段(CPU1の導出機能処理によ
る)と、前記導出手段により導出された各フォントデー
タの頻度情報と所定値とを比較判定する第4の判定手段
(CPU1の判定機能処理による)と、前記第4の判定
手段の比較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の
場合と前記頻度情報が所定以下の場合とで、前記印刷装
置に異なるフォント情報を転送する第3の転送手段(L
AN制御部4)とを設け、クライアントサーバーCSか
ら受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを
判定するCPU1がフォント指定有りと判定した場合
に、更にCPU1が前記印刷装置のフォント資源を調査
して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フォン
トでの印刷が不可と判定した場合に、補助記憶装置5に
指定フォントのフォントデータを記憶しているかどうか
をCPU1が判定し、指定フォントのフォントデータを
記憶していると判定した場合に、CPU1が受信したR
AM2上の印刷情報の印刷に必要なフォントデータを抽
出し、該抽出された前記フォントデータの頻度情報をC
PU1が導出し、該導出された各フォントデータの頻度
情報と所定値とをCPU1が判定し、LAN制御部4が
該比較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の場合
と前記頻度情報が所定以下の場合とで、プリンタに異な
るフォント情報を転送して、指定されたフォント情報を
印刷装置が備えていなくても、印刷に必要なフォント情
報中の使用頻度の高いフォント情報と使用頻度の低いフ
ォント情報とを異なるデータ形式のフォントデータとし
て転送させ、プリンタサーバー側でのデータ処理負担お
よび通信負担をかけずに指定されたフォント情報を備え
た印刷装置として機能させるとともに、受信した印刷情
報を最短時間で印刷完了させることを可能とする。これ
により、ネットワーク上のプリンタサーバーとプリンタ
との通信負担および通信時間を最適化しながら、継続し
てクライアントサーバーCSからの印刷要求に対して速
やかに対応することができる。
【0036】第4の発明は、第4の判定手段(CPU1
の判定機能処理による)の比較判定結果により前記頻度
情報が所定値以上の場合には、第3の転送手段がフォン
トデータを印刷装置に転送して、頻度情報が所定値以上
のフォント情報については印刷装置側のフォント展開能
力を利用して印刷させることを可能とする。
【0037】第5の発明は、、第4の判定手段(CPU
1の判定機能処理による)の比較判定結果により前記頻
度情報が所定値以下の場合には、第3の転送手段がフォ
ントデータから展開したイメージデータを印刷装置に転
送して、頻度情報が所定値以下、のフォント情報につい
てはプリンタサーバー側のフォント展開能力を利用して
印刷させ、プリンタ側でのフォント展開処理負担を軽減
させることを可能とする。
【0038】図3は本発明に係る印刷システムのフォン
ト処理方法の第1実施例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(11)は各ステップを示す。
【0039】最初は、例えばクライアントサーバーCS
上でユーザがワープロ等のアプリケーションソフトを動
作させて文字データ等の印字データ(フォント指定あ
り)を作成する(1)。
【0040】次に、クライアントサーバーCSが作成し
た文字データをネットワークを介してプリンタサーバー
PSに送信する(2)。これからはプリンタサーバーP
Sの処理に移り、プリンタサーバーPSがLAN接続回
線7、LAN制御部4を介して文字データを受信すると
(3)、受信終了後、受信したデータをデータ制御部3
を介して補助記憶装置5に格納する(4)。
【0041】次いで、受信したデータを調査し、フォン
ト指定があるかどうかどうかを判定し(5)、もしフォ
ント指定がないと判定された場合は、通常の印字処理を
行ない(6)、処理終了する。
【0042】一方、ステップ(5)でフォント指定があ
ると判定された場合は、フォントカウントiを「0」に
初期化し(7)、指定フォントとプリンタに搭載されて
いるフォント番号のi番目と同じかどうかを判定し
(8)、同じであると判定された場合は、通常の印字処
理を行ない(6)、処理を終了する。
【0043】一方、ステップ(8)の判定で指定フォン
トとプリンタに搭載されているフォント番号のi番目と
が同じでないと判定された場合は、フォントカウントi
を「1」増加し(9)、プリンタフォント搭載数Iと比
較し(10)、i>Iであれば指定されたフォントがプ
リンタには搭載されていないと判断し、ステータス(S
TATUS)をフォントサーチ(FONTSEARC
H)にして(11)、処理を終了する。
【0044】一方、ステップ(10)でi>Iでない場
合は、まだ調べてないフォントがあると判断し、ステッ
プ(8)に戻り、ステップ(8)〜(10)を繰り返
す。
【0045】図4は、図1に示したプリンタサーバーP
Sによる第1のフォント取得転送処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1)〜(12)は各ス
テップを示す。
【0046】先ず、CPU1は、ステータス(STAT
US)がフォントサーチ(FONTSERACH)かど
うかをセンス方式で監視しており、現在フォントサーチ
状態かどうかを判定し(1)、ステータスがフォントサ
ーチになると、指定されたフォントのイメージデータを
プリンタに対してクライアントサーバーCSから受信し
た文字データをLAN接続回線7,LAN制御部4を介
して送信する(2)。
【0047】その後、プリンタに対してクライアントサ
ーバーCSから受信した文字データをLAN接続回線
7,LAN制御部4を介してプリンタに送信するととも
に(3)、もしあれば、続いてイメージデータをプリン
タに送信する。
【0048】以後処理は、プリンタ側に移行し、その
後、プリンタがプリンタサーバーPSからフォントデー
タ(フォントイメージデータ)を受信し(4)、ステー
タス(STATUS)をNULLとし(5)、受信した
フォントのイメージデータをプリンタ内の記憶装置(例
えばRAM)に格納する(6)。続いて、受信した文字
データをプリンタ内の記憶装置(例えばRAM)に格納
する(7)。
【0049】その後、受信した文字データを取り出し
(8)、先に受信したフォントのイメージデータを使用
して、文字データをイメージに展開する(9)。そし
て、もしイメージデータをプリンタがプリンタサーバー
PSから受信していれば、そのイメージと展開した文字
のイメージデータと重ね合わせる(10)。重ね合わせ
たイメージデータを印字する(11)。印字終了後、R
AMからデータを破棄して(12)、処理を終了する。
【0050】以下、本実施例と第6の発明の各工程との
対応及びその作用について図3,図4を参照して説明す
る。
【0051】第6の発明は、フォント情報、例えば英数
字,字体の異なるフォントセット(アウトラインフォン
ト情報を含む)を記憶するフォント記憶手段を備え、所
定のネットワーク(本実施例では、イーサネット(商品
名)を例とするが、これに限定されるものではない)を
介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装
置(本実施例ではプリンタPA,PB,PC)に転送制
御するプリンタサーバーPSと、前記プリンタサーバー
PSに前記印刷情報を出力する情報処理装置(クライア
ントサーバーCS)とが前記ネットワークを介して通信
可能な印刷システムのフォントデータ転送方法におい
て、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォン
ト指定があるかどうかを判定する第1の判定工程(図3
のステップ(5))と、フォント指定有りと判定した場
合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォ
ントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程(図3の
ステップ(8))と、指定フォントでの印刷が不可と判
定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォントの
フォントデータを記憶しているかどうかを判定する第3
の判定工程(図3のステップ(8))と、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記指定フォントのフォントデータを前記フォント
記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第1の
フォント転送工程(図4のステップ(2))とを実行し
て、指定されたフォント情報を印刷装置が備えていなく
ても、プリンタサーバー側でのデータ処理負担をかけず
に指定されたフォント情報を備えた印刷装置として機能
させる処理を自動化することを可能とする。
【0052】〔第2実施例〕図5は、図1に示したプリ
ンタサーバーPSによる第2のフォント取得転送処理手
順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜
(15)は各ステップを示す。
【0053】先ず、CPU1は、ステータス(STAT
US)がフォントサーチ(FONTSERACH)かど
うかをセンス方式で監視しており、現在フォントサーチ
状態かどうかを判定し(1)、ステータスがフォントサ
ーチになると、受信した印字データをイメージデータと
文字データに分離し、文字データを取り出す(2)。
【0054】次いで、取り出した文字データをから調査
し、すべての文字数を数える。その数をRAM2上のエ
リアNUMに格納する(3)。そして、指定されたフォ
ントデータをデータ制御部3を介して補助記憶装置5か
らRAM2上に引き出し(4)、RAM2上にフォント
データ格納バッファを作成する(5)。
【0055】次いで、RAM2上の展開文字カウンタc
ntを「1」に初期化するとともに、RAM2上のフォ
ント格納バッファカウンタBUFFも「1」に初期化す
る(6)。続いて、RAM2上のフォント格納バッファ
調査カウンタtmpcntを「1」に初期化する
(7)。
【0056】次いで、プリンタに送信しなければならな
いフォントデータを選択するため、文字データcnt番
目のイメージデータがフォントデータ格納バッファのカ
ウンタtmpcntが示す値番目に格納されているかど
うか調べ(8)、NO、すなわち、展開文字カウンタc
ntが示す値番目のイメージデータがフォントデータ格
納バッファの調査カウンタtmpcntの示す値番目に
格納されていないと判定された場合は、次のバッファを
調べるためフォント格納バッファ調査カウンタtmpc
ntを「1」増加する(9)。
【0057】さらに、フォントデータ格納バッファに格
納されているフォントデータを最後まで調べたかどうか
調べるため、フォント格納バッファ調査カウンタtmp
cntとフォント格納バッファカウンタBUFFを比較
し(10)、tmpcnt>BUFFでなければ、まだ
調べるべきフォントデータ格納バッファがあると判断
し、ステップ(8)に戻り、tmpcnt>BUFFで
あると判断された場合は、フォントデータ格納バッファ
を最後まで調べても文字データcnt番目に該当するフ
ォントデータがなかったので、フォントデータ格納バッ
ファのBUFF番目に文字データcnt番目に該当する
フォントデータを格納する(11)。
【0058】次いで、フォント格納バッファカウンタB
UFFを「1」増加し(12)、展開文字カウンタcn
tを「1」増加し、次の調査および格納に備える。
【0059】一方、ステップ(8)で展開文字カウンタ
cntの値が示す番目のイメージデータがフォントデー
タ格納バッファのtmpcnt番目に格納されていると
判定された場合には、ステップ(13)に進み、展開文
字カウンタcntを「1」増加し、次の調査および格納
に備える。
【0060】次に、展開文字カウンタcntとエリアN
UMの文字数とを比較し(14)、cnt>NUMであ
れば、すべての印字要求のあった文字データの印字に必
要なすべてのフォントデータをフォントデータ格納バッ
ファに格納したと判断し、ステータス(STATUS)
をフォントデータ(FONTDATA)に変更して(1
5)、処理を終了する。
【0061】一方、ステップ(14)の比較で、cnt
>NUMでなければ、まだ調査していない文字データが
あると判断して、ステップ(7)へ戻り、ステップ
(7)〜(14)を繰り返す。
【0062】以下、本実施例と第7の発明の各工程との
対応及びその作用について図5等を参照して説明する。
【0063】第7の発明は、フォント情報、例えば英数
字,字体の異なるフォントセット(アウトラインフォン
ト情報を含む)を記憶するフォント記憶手段を備え、所
定のネットワーク(本実施例では、イーサネット(商品
名)を例とするが、これに限定されるものではない)を
介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装
置(本実施例ではプリンタPA,PB,PC)に転送制
御するプリンタサーバーPSと、前記プリンタサーバー
PSに前記印刷情報を出力する情報処理装置(クライア
ントサーバーCS)とが前記ネットワークを介して通信
可能な印刷システムのフォントデータ転送方法におい
て、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォン
ト指定があるかどうかを判定する第1の判定工程(図3
のステップ(5))と、フォント指定有りと判定した場
合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォ
ントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程(図3の
ステップ(8))と、指定フォントでの印刷が不可と判
定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォントの
フォントデータを記憶しているかどうかを判定する第3
の判定工程(図3のステップ(8))と、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデー
タを抽出する抽出工程(図5のステップ(1)〜(1
5))と、該抽出された前記フォントデータを前記フォ
ント記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第
2のフォント転送工程(図4のステップ(2))とを実
行して、指定されたフォント情報を印刷装置が備えてい
なくても、印刷に必要なフォント情報のみを転送して、
プリンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定
されたフォント情報を備えた印刷装置として機能させる
処理を自動化することを可能とする。
【0064】〔第3実施例〕図6,図7は、図1に示し
たプリンタサーバーPSによる第3のフォント取得転送
処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(33)は各ステップを示す。
【0065】先ず、CPU1は、ステータス(STAT
US)がフォントサーチ(FONTSERACH)かど
うかをセンス方式で監視しており、現在フォントサーチ
状態かどうかを判定し(1)、ステータスがフォントサ
ーチになると、受信した印字データをイメージデータと
文字データに分離し、文字データを取り出し(2)、該
取り出した文字データを調査してすべての文字数を数え
て、該文字数をRAM2上のNUMに格納する(3)。
【0066】次いで、RAM2上の受信文字カウンタc
ntを「1」に初期化するとともに、RAM2上のフォ
ント格納バッファカウンタBUFFを「1」初期化する
(4)。そして、RAM2上に、例えば図8に示すよう
なデータ構造を備える文字頻出カウントバッファbuf
cntを作成して初期化する(5)。
【0067】次いで、RAM2上の文字頻出カウントバ
ッファカウンタbufcntを「1」に初期化する
(6)。そして、受信文字カウンタcntが示す値の番
目の文字データと文字頻出カウントバッファbufcn
tが示す値の番目の文字データを比較し(7)、該比較
の結果が同じであると判定した場合には、文字頻出カウ
ントバッファbufcntが示す値の番目のカウンタc
ountを「1」増加して(12)、ステップ(13)
以降に進む。
【0068】一方、ステップ(7)で該比較の結果が同
じでないと判定した場合には、次の文字頻出カウントバ
ッファの検索のためbufcntを「1」増加させる
(8)。次に、文字頻出カウントバッファbufcnt
とフォント格納バッファカウンタBUFFの各値を比較
し(9)、文字頻出カウントバッファをすべて検索した
かどうか調べる。該比較結果がbufcnt>BUFF
であれば検索したがなかったと判断し、文字頻出カウン
トバッファのBUFF番目の文字データに受信した文字
データのcnt番目を設定し(10)、かつカウンタc
ountを「1」にする。そして、次のフォントデータ
格納に備えてフォント格納バッファカウンタBUFFを
「1」増加する(11)。
【0069】一方、ステップ(9)でbufcnt>B
UFFでないと判定された場合は、まだ未検索の文字頻
出カウントバッファがあると判断し、ステップ(7)に
戻る。
【0070】続いて、次の文字データを調査するため、
受信文字カウンタcntを「1」増加する(13)。次
に、すべての受信文字データについて調査したかどうか
判断するため、受信文字カウンタcntの値とRAM2
上のエリアNUMの値とを比較し(14)、cnt>N
UMでなければ未調整の受信した文字データがあるの
で、ステップ(6)に戻る。
【0071】一方、ステップ(14)でcnt>NUM
である場合は、すべての受信した文字データについて調
査したと判断し、RAM2上にフォントデータ格納バッ
ファ,文字列送信バッファを作成する(15)。
【0072】続いて、RAM2上にイメージ送信バッフ
ァを作成する(16)。そして、受信文字カウンタcn
tを再び「1」に初期設定する(17)。次に、RAM
2上の文字頻出カウントバッファカウンタbufcnt
を「1」に初期化する(18)。そして、受信文字カウ
ンタcntが示す値番目の文字データと、文字頻出カウ
ントバッファbufcntの値が示す値の文字データと
が同じかどうかを比較判定し(19)、同じでないと判
定した場合には、次の文字データを比較するため文字頻
出カウントバッファbufcntを「1」増加し(2
0)、ステップ(19)に戻る。
【0073】一方、ステップ(19)で受信文字カウン
タcntが示す値番目の文字データと、文字頻出カウン
トバッファbufcntの示す値の文字データとが同じ
であると判定した場合には、文字頻出カウントバッファ
bufcntのカウンタcountがK(システム固定
又はユーザ指定で、K未満の回数しか出現しなかった文
字はイメージに展開して、プリンタに送出する際の基準
値)以上かどうか判断し(21)、K以上であると判定
した場合は、その文字は出現回数が多いので文字データ
で送信するため文字列送信バッファに格納する(2
2)。
【0074】次に文字頻出カウントバッファbufcn
tが示す値番目のtoが「1」かどうかを判定し(2
3)、「1」でなければ受信文字カウンタcntが示す
値番目の文字に対応するフォントデータはフォントデー
タ格納バッファの格納されているため、ステップ(2
6)以降に進む。
【0075】一方、ステップ(23)で文字頻出カウン
トバッファbufcntが示す値番目のtoが「1」で
あれば、受信文字カウンタcntが示す値番目の文字に
対応するフォントデータをフォントデータ格納バッファ
に格納する(24)。次に、文字頻出カウントバッファ
のbufcnt番目のtoを「1」にして(25)、こ
の文字データが格納されたことを示すようにする。
【0076】一方、ステップ(21)で文字頻出カウン
トバッファbufcntのカウンタcountの示す値
がK以上でなければ、受信文字カウンタcntが示す値
番目をイメージに展開して(28)、イメージ送信バッ
ファに格納する(29)。そして、受信文字カウンタc
ntを「1」増加し(30)、ステップ(27)以降に
進む。
【0077】次に、受信文字カウンタcntが示す値を
「1」増加し(26)、次の文字データの検索に備え
る。続いて、受信文字カウンタcntが示す値とエリア
NUMの値とが同じかどうかを比較判定し(27)、c
nt>NUMでなければすべての受信した文字データに
ついて検索が終了していないので、ステップ(18)に
戻り、cnt>NUMであればすべての受信した文字デ
ータについて検索が終了したので、プリンタに対してフ
ォントデータ格納バッファを送信し(31)、続いて文
字列送信バッファを送信し(32)、最後にイメージ送
信バッファを送信して(33)、処理を終了する。
【0078】以下、本実施例と第8〜第10の発明の各
工程との対応及びその作用について図6,図7等を参照
して説明する。
【0079】第8の発明は、フォント情報、例えば英数
字,字体の異なるフォントセット(アウトラインフォン
ト情報を含む)を記憶するフォント記憶手段を備え、所
定のネットワーク(本実施例では、イーサネット(商品
名)を例とするが、これに限定されるものではない)を
介して受信した印刷情報を前記ネットワーク上の印刷装
置(本実施例ではプリンタPA,PB,PC)に転送制
御するプリンタサーバーPSと、前記プリンタサーバー
PSに前記印刷情報を出力する情報処理装置(クライア
ントサーバーCS)とが前記ネットワークを介して通信
可能な印刷システムのフォントデータ転送方法におい
て、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォン
ト指定があるかどうかを判定する第1の判定工程(図3
のステップ(5))と、フォント指定有りと判定した場
合に、前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォ
ントでの印刷可能性を判定する第2の判定工程(図3の
ステップ(8))と、指定フォントでの印刷が不可と判
定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォントの
フォントデータを記憶しているかどうかを判定する第3
の判定工程(図3のステップ(8))と、前記指定フォ
ントのフォントデータを記憶していると判定した場合
に、前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデー
タを抽出する抽出工程と、該抽出された前記フォントデ
ータの頻度情報を導出する導出工程(図6のステップ
(4)〜(14))と、該導出された各フォントデータ
の頻度情報と所定値とを比較判定する第4の判定工程
(図7のステップ(21)と、前記第4の判定手段の比
較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の場合と前
記頻度情報が所定以下の場合とで、前記印刷装置に異な
るフォント情報を転送する第3の転送工程(図7のステ
ップ(29)または図7のステップ(22))とを実行
して、プリンタサーバー側でのデータ処理負担および通
信負担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印刷
装置として機能させるとともに、受信した印刷情報を最
短時間で印刷完了させる処理を自動化することを可能と
する。
【0080】第9の発明は、頻度情報が所定値以上の場
合には、フォントデータを印刷装置に転送して、頻度情
報が所定値以上のフォント情報については印刷装置側の
フォント展開能力を利用して印刷させる処理を自動化す
ることを可能とする。
【0081】第10の発明は、頻度情報が所定値以下の
場合には、フォントデータから展開したイメージデータ
を印刷装置に転送して、頻度情報が所定値以下、のフォ
ント情報についてはプリンタサーバー側のフォント展開
能力を利用して印刷させ、プリンタ側でのフォント展開
処理負担を軽減させる処理を自動化することを可能とす
る 〔他の実施例〕上記第1〜第3実施例ではフォントデー
タがプリンタサーバーPSに格納されていることを前提
に説明したが、印字要求時、フォント指定あったとき、
ネットワーク上を検索して、指定されたフォントデータ
を見つけてそれを利用するように制御してもよい。
【0082】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用したが、本発明はシステムあるいは装
置にプログラムを供給することによって達成させる場合
にも適用できることは言うまでもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に第1の発
明によれば、情報処理装置から受信した印刷情報中にフ
ォント指定があるかどうかを判定する第1の判定手段が
フォント指定有りと判定した場合に、第2の判定手段が
前記印刷装置のフォント資源を調査して指定フォントで
の印刷可能性を判定し、指定フォントでの印刷が不可と
判定した場合に、フォント記憶手段に指定フォントのフ
ォントデータを記憶しているかどうかを判定する第3の
判定手段が前記指定フォントのフォントデータを記憶し
ていると判定した場合に、第1のフォント転送手段が前
記指定フォントのフォントデータを前記フォント記憶手
段から読み出して前記印刷装置に転送するので、指定さ
れたフォント情報を印刷装置が備えていなくても、プリ
ンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定され
たフォント情報を備えた印刷装置として機能させること
ができる。
【0084】第2の発明によれば、情報処理装置から受
信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定
する第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場合
に、第2の判定手段が前記印刷装置のフォント資源を調
査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フォ
ントでの印刷が不可と判定した場合に、フォント記憶手
段に指定フォントのフォントデータを記憶しているかど
うかを判定する第3の判定手段が前記指定フォントのフ
ォントデータを記憶していると判定した場合に、抽出手
段が受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを
抽出し、該抽出された前記フォントデータを第2のフォ
ント転送手段が前記フォント記憶手段から読み出して前
記印刷装置に転送して、指定されたフォント情報を印刷
装置が備えていなくても、印刷に必要なフォント情報の
みを転送するので、プリンタサーバー側でのデータ処理
負担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印刷装
置として機能させることができる。
【0085】第3の発明によれば、情報処理装置から受
信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定
する第1の判定手段がフォント指定有りと判定した場合
に、第2の判定手段が前記印刷装置のフォント資源を調
査して指定フォントでの印刷可能性を判定し、指定フォ
ントでの印刷が不可と判定した場合に、フォント記憶手
段に指定フォントのフォントデータを記憶しているかど
うかを判定する第3の判定手段が前記指定フォントのフ
ォントデータを記憶していると判定した場合に、抽出手
段が受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを
抽出し、該抽出された前記フォントデータの頻度情報を
導出手段が導出し、該導出された各フォントデータの頻
度情報と所定値とを第4の判定手段が判定し、第3の転
送手段が該比較判定結果により前記頻度情報が所定値以
上の場合と前記頻度情報が所定以下の場合とで、前記印
刷装置に異なるフォント情報を転送するので、指定され
たフォント情報を印刷装置が備えていなくても、印刷に
必要なフォント情報中の使用頻度の高いフォント情報と
使用頻度の低いフォント情報とを異なるデータ形式のフ
ォントデータとして転送させ、プリンタサーバー側での
データ処理負担および通信負担をかけずに指定されたフ
ォント情報を備えた印刷装置として機能させるととも
に、受信した印刷情報を最短時間で印刷完了させること
ができる。
【0086】第4の発明によれば、第4の判定手段の比
較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の場合に
は、第3の転送手段がフォントデータを印刷装置に転送
して、頻度情報が所定値以上のフォント情報については
印刷装置側のフォント展開能力を利用して印刷させるこ
とができる。
【0087】第5の発明によれば、第4の判定手段の比
較判定結果により前記頻度情報が所定値以下の場合に
は、第3の転送手段がフォントデータから展開したイメ
ージデータを印刷装置に転送するので、頻度情報が所定
値以下、のフォント情報についてはプリンタサーバー側
のフォント展開能力を利用して印刷させ、プリンタ側で
のフォント展開処理負担を軽減させることができる。
【0088】第6の発明によれば、情報処理装置から受
信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定
し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置
のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性
を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場合
に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォントデ
ータを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォン
トのフォントデータを記憶していると判定した場合に、
前記指定フォントのフォントデータを前記フォント記憶
手段から読み出して前記印刷装置に転送するので、指定
されたフォント情報を印刷装置が備えていなくても、プ
リンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定さ
れたフォント情報を備えた印刷装置として機能させる処
理を自動化することができる。
【0089】第7の発明によれば、情報処理装置から受
信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定
し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置
のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性
を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場合
に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォントデ
ータを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォン
トのフォントデータを記憶していると判定した場合に、
前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを
抽出し、該抽出された前記フォントデータを前記フォン
ト記憶手段から読み出して前記印刷装置に転送するの
で、指定されたフォント情報を印刷装置が備えていなく
ても、印刷に必要なフォント情報のみを転送して、プリ
ンタサーバー側でのデータ処理負担をかけずに指定され
たフォント情報を備えた印刷装置として機能させる処理
を自動化することができる。
【0090】第8の発明によれば、情報処理装置から受
信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを判定
し、フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置
のフォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性
を判定し、指定フォントでの印刷が不可と判定した場合
に、前記フォント記憶手段に指定フォントのフォントデ
ータを記憶しているかどうかを判定し、前記指定フォン
トのフォントデータを記憶していると判定した場合に、
前記受信した印刷情報の印刷に必要なフォントデータを
抽出し、該抽出された前記フォントデータの頻度情報を
導出し、該導出された各フォントデータの頻度情報と所
定値とを比較判定し、前該比較判定結果により前記頻度
情報が所定値以上の場合と前記頻度情報が所定以下の場
合とで、前記印刷装置に異なるフォント情報を転送する
ので、プリンタサーバー側でのデータ処理負担および通
信負担をかけずに指定されたフォント情報を備えた印刷
装置として機能させるとともに、受信した印刷情報を最
短時間で印刷完了させる処理を自動化することができ
る。
【0091】第9の発明によれば、頻度情報が所定値以
上の場合には、フォントデータを印刷装置に転送するの
で、頻度情報が所定値以上のフォント情報については印
刷装置側のフォント展開能力を利用して印刷させる処理
を自動化することができる。
【0092】第10の発明によれば、頻度情報が所定値
以下の場合には、フォントデータから展開したイメージ
データを印刷装置に転送するので、頻度情報が所定値以
下、のフォント情報についてはプリンタサーバー側のフ
ォント展開能力を利用して印刷させ、プリンタ側でのフ
ォント展開処理負担を軽減させる処理を自動化すること
ができる。
【0093】従って、指定されたフォント情報を印刷装
置が備えていない場合でも、プリンタサーバーのフォン
ト資源を利用し、サーバー側のデータ処理負担をかけず
に指定されたフォントで受信した印刷情報を効率よく印
刷できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す印刷システムの構成
を説明するブロック図である。
【図2】図1に示したプリンタサーバーの内部構成を説
明するブロック図である。
【図3】本発明に係る印刷システムのフォント処理方法
の第1実施例を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したプリンタサーバーによる第1のフ
ォント取得転送処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】図1に示したプリンタサーバーによる第2のフ
ォント取得転送処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図6】図1に示したプリンタサーバーによる第3のフ
ォント取得転送処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図7】図1に示したプリンタサーバーによる第3のフ
ォント取得転送処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図8】図2に示したRAM上に構築される文字頻出カ
ウントバッファのフォーマットを説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 データ制御部 4 LAN制御部 5 補助記憶装置 6 メインバス 7 LAN接続回線 PA プリンタ PB プリンタ PC プリンタ CS クライアントサーバー PS プリンタサーバー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムにおいて、前記情報処理装置か
    ら受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを
    判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段がフォ
    ント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフォン
    ト資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判定す
    る第2の判定手段と、前記第2の判定手段が指定フォン
    トでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォント記憶
    手段に指定フォントのフォントデータを記憶しているか
    どうかを判定する第3の判定手段と、前記第3の判定手
    段が前記指定フォントのフォントデータを記憶している
    と判定した場合に、前記指定フォントのフォントデータ
    を前記フォント記憶手段から読み出して前記印刷装置に
    転送する第1のフォント転送手段とを具備したことを特
    徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムにおいて、前記情報処理装置か
    ら受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを
    判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段がフォ
    ント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフォン
    ト資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判定す
    る第2の判定手段と、前記第2の判定手段が指定フォン
    トでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォント記憶
    手段に指定フォントのフォントデータを記憶しているか
    どうかを判定する第3の判定手段と、前記第3の判定手
    段が前記指定フォントのフォントデータを記憶している
    と判定した場合に、前記受信した印刷情報の印刷に必要
    なフォントデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段
    により抽出された前記フォントデータを前記フォント記
    憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第2のフ
    ォント転送手段とを具備したことを特徴とする印刷シス
    テム。
  3. 【請求項3】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムにおいて、前記情報処理装置か
    ら受信した印刷情報中にフォント指定があるかどうかを
    判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段がフォ
    ント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフォン
    ト資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判定す
    る第2の判定手段と、前記第2の判定手段が指定フォン
    トでの印刷が不可と判定した場合に、前記フォント記憶
    手段に指定フォントのフォントデータを記憶しているか
    どうかを判定する第3の判定手段と、前記第3の判定手
    段が前記指定フォントのフォントデータを記憶している
    と判定した場合に、前記受信した印刷情報の印刷に必要
    なフォントデータを抽出する抽出手段と、前記抽出手段
    により抽出された前記フォントデータの頻度情報を導出
    する導出手段と、前記導出手段により導出された各フォ
    ントデータの頻度情報と所定値とを比較判定する第4の
    判定手段と、前記第4の判定手段の比較判定結果により
    前記頻度情報が所定値以上の場合と前記頻度情報が所定
    以下の場合とで、前記印刷装置に異なるフォント情報を
    転送する第3の転送手段とを具備したことを特徴とする
    印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記第4の判定手段の比較判定結果によ
    り前記頻度情報が所定値以上の場合には、第3の転送手
    段がフォントデータを印刷装置に転送することを特徴と
    する請求項3記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記第4の判定手段の比較判定結果によ
    り前記頻度情報が所定値以下の場合には、第3の転送手
    段がフォントデータから展開したイメージデータを印刷
    装置に転送することを特徴とする請求項3記載の印刷シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムのフォントデータ転送方法にお
    いて、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォ
    ント指定があるかどうかを判定する第1の判定工程と、
    フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフ
    ォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判
    定する第2の判定工程と、指定フォントでの印刷が不可
    と判定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォン
    トのフォントデータを記憶しているかどうかを判定する
    第3の判定工程と、前記指定フォントのフォントデータ
    を記憶していると判定した場合に、前記指定フォントの
    フォントデータを前記フォント記憶手段から読み出して
    前記印刷装置に転送する第1のフォント転送工程とを具
    備したことを特徴とする印刷システムのフォントデータ
    転送方法。
  7. 【請求項7】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムのフォントデータ転送方法にお
    いて、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォ
    ント指定があるかどうかを判定する第1の判定工程と、
    フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフ
    ォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判
    定する第2の判定工程と、指定フォントでの印刷が不可
    と判定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォン
    トのフォントデータを記憶しているかどうかを判定する
    第3の判定工程と、前記指定フォントのフォントデータ
    を記憶していると判定した場合に、前記受信した印刷情
    報の印刷に必要なフォントデータを抽出する抽出工程
    と、該抽出された前記フォントデータを前記フォント記
    憶手段から読み出して前記印刷装置に転送する第2のフ
    ォント転送工程とを具備したことを特徴とする印刷シス
    テムのフォントデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 フォント情報を記憶するフォント記憶手
    段を備え、所定のネットワークを介して受信した印刷情
    報を前記ネットワーク上の印刷装置に転送制御するプリ
    ンタサーバーと、前記プリンタサーバーに前記印刷情報
    を出力する情報処理装置とが前記ネットワークを介して
    通信可能な印刷システムのフォントデータ転送方法にお
    いて、前記情報処理装置から受信した印刷情報中にフォ
    ント指定があるかどうかを判定する第1の判定工程と、
    フォント指定有りと判定した場合に、前記印刷装置のフ
    ォント資源を調査して指定フォントでの印刷可能性を判
    定する第2の判定工程と、指定フォントでの印刷が不可
    と判定した場合に、前記フォント記憶手段に指定フォン
    トのフォントデータを記憶しているかどうかを判定する
    第3の判定工程と、前記指定フォントのフォントデータ
    を記憶していると判定した場合に、前記受信した印刷情
    報の印刷に必要なフォントデータを抽出する抽出工程
    と、該抽出された前記フォントデータの頻度情報を導出
    する導出工程と、該導出された各フォントデータの頻度
    情報と所定値とを比較判定する第4の判定工程と、該比
    較判定結果により前記頻度情報が所定値以上の場合と前
    記頻度情報が所定以下の場合とで、前記印刷装置に異な
    るフォント情報を転送する第3の転送工程とを具備した
    ことを特徴とする印刷システムのフォントデータ転送方
    法。
  9. 【請求項9】 前記頻度情報が所定値以上の場合には、
    フォントデータを印刷装置に転送することを特徴とする
    請求項8記載の印刷システムのフォントデータ転送方
    法。
  10. 【請求項10】 前記頻度情報が所定値以下の場合に
    は、フォントデータから展開したイメージデータを印刷
    装置に転送することを特徴とする請求項8記載の印刷シ
    ステムのフォントデータ転送方法。
JP7175231A 1995-07-11 1995-07-11 印刷システムおよび印刷システムのフォントデータ転送方法 Pending JPH0926864A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259101A (ja) * 2001-02-28 2002-09-13 Canon Inc プリンタドライバ及び情報処理装置
US6675357B1 (en) 1999-01-29 2004-01-06 International Business Machines Corporation Method and apparatus for matching system and device fonts

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