JP2001004236A - 極低温冷却装置および極低温冷却方法 - Google Patents

極低温冷却装置および極低温冷却方法

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JP2001004236A
JP2001004236A JP17784899A JP17784899A JP2001004236A JP 2001004236 A JP2001004236 A JP 2001004236A JP 17784899 A JP17784899 A JP 17784899A JP 17784899 A JP17784899 A JP 17784899A JP 2001004236 A JP2001004236 A JP 2001004236A
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JP
Japan
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cooling
refrigerant
expander
cooled
refrigerator
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JP17784899A
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English (en)
Inventor
Takahiro Matsumoto
隆博 松本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被冷却物が大形であっても、あるいは離れた
位置に配置されても、冷凍機の冷却ステージと小さな温
度差で冷却できるようにする。 【解決手段】 凝縮した冷媒の液体ヘリウムが溜まる凝
縮器15と、ヘリウムの蒸発により被冷却物である超電
導コイル6を冷却する蒸発器18との間は、冷媒液配管
16と冷媒ガス配管17で接続されている。冷媒液配管
16の途中には2個の逆止弁21、22と液溜め容器2
3が設けられ、系内の圧力変動により冷媒が一方向に流
れるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GM(ギフォード
マクマフォン)冷凍機等の極低温冷凍機を用いて超電導
マグネット等を冷却する極低温冷却装置で、例えばMR
I(磁気共鳴診断装置)、単結晶引き上げ装置、磁気浮
上列車、SQUID或いは加速器に使用する超電導マグ
ネットや低温機器の冷却に使用される極低温冷却装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の極低温冷却装置を図3の超電導マ
グネットを例に説明する。図3において、1は超電導マ
グネット、2は超電導マグネット1を冷却する膨張機、
3は膨張機2に高圧ガスを供給する圧縮機、4は圧縮機
3から膨張機2に高圧ガスを供給および回収する高圧ガ
ス配管、5は膨張機2に駆動電力を供給する電源ケーブ
ルである。超電導マグネット1において、6は被冷却物
である超電導コイル、7は巻枠、8は超電導コイル6を
真空断熱する真空容器、9は真空容器8と超電導コイル
6の間に設けられ輻射熱を遮蔽する熱シールド、10は
70Kの低温を発生する膨張機の1段冷却ステージであ
る。11は4Kの極低温を発生する膨張機の2段冷却ス
テージ、12は膨張機の2段冷却ステージ11の極低温
を超電導コイル6に伝える熱伝導素子である。
【0003】従来の極低温冷却装置の作用について説明
する。従来の極低温冷却装置は圧縮機3から供給される
高圧のガスを膨張機2で断熱膨張させることにより膨張
機の1段冷却ステージ10で約70K、2段冷却ステー
ジ11で4Kの低温を発生する。膨張機の1段冷却ステ
ージ10で発生した70Kの低温は熱伝導により熱シー
ルド9を冷却する。膨張機の2段冷却ステージ11で発
生した4Kの低温は熱伝導素子12および巻枠7を経由
して熱伝導により超電導コイル6を冷却する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の極低温冷却装置
は以上のように熱シールドおよび被冷却物を熱伝導によ
り冷却している。そのため、被冷却物が大形化したり、
或いは膨張機と被冷却物が離れた位置にあると被冷却物
内の温度差が大きくなったり、膨張機の2段冷却ステー
ジから被冷却物までの温度差が大きくなり、被冷却物を
十分低い温度に冷却できない問題があったり、製作でき
る被冷却物の大きさ、冷凍機取り付け位置に制約があっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、被冷却物が大形化したり、離れ
た位置に配置されても膨張機の冷却ステージと小さな温
度差で有効に冷却できる極低温冷却装置および極低温冷
却方法を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る極低温冷
却装置は、冷媒ガスを凝縮させる凝縮器、冷媒液を蒸発
させて被冷却物を冷却する蒸発器、凝縮器の底部と蒸発
器とを接続する冷媒液配管、凝縮器の冷媒液配管の取り
付け位置よりも上部の位置と蒸発器とを接続する冷媒ガ
ス配管、冷媒液配管の途中に取り付けられた2個の逆止
弁、およびこれら2個の逆止弁の間に設けられた液溜め
容器からなる冷却ユニットを備え、さらに極低温に冷却
することができ冷却熱を凝縮器に伝える冷凍機、および
被冷却物と冷却ユニットと冷凍機の低温部とを収納し真
空断熱する真空容器を備えたものである。
【0007】請求項2に係る極低温冷却装置は、請求項
1記載のものにおいて、冷凍機が圧縮機と膨張機からな
り、この膨張機が挿入されるとともに底部に凝縮器が取
り付けられて内部に冷媒ガスが充填された膨張機取り付
けジャケットを備えたものである。請求項3に係る極低
温冷却装置は、請求項1または請求項2記載のものにお
いて、冷媒としてヘリウムを用いた1組の冷却ユニット
と、冷媒として窒素を用いた別の1組の冷却ユニットと
を備え、冷凍機が1段冷却ステージと2段冷却ステージ
とを備えて、2段冷却ステージで1組の冷却ユニットを
冷却するとともに1段冷却ステージで別の1組の冷却ユ
ニットを冷却するようにしたものである。
【0008】請求項4に係る極低温冷却装置は、請求項
1から請求項3のいずれかに記載のものにおいて、真空
容器を、冷凍機を取り付け冷却ユニットを収納する冷凍
機取付部と被冷却物を収納する被冷却物収納部とに分
け、冷凍機取付部と被冷却物収納部との間をフレキシブ
ル構造にしたものである。請求項5に係る極低温冷却装
置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のものに
おいて、蒸発器に、被冷却物と接して熱を集める熱伝導
板を備えたものである。請求項6に係る極低温冷却装置
は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のものにお
いて、蒸発器に、冷媒を溜めることができる容器を備
え、この容器の外部または内部に被冷却物を取り付けた
ものである。請求項7に係る極低温冷却装置は、請求項
1から請求項5のいずれかに記載のものにおいて、冷凍
機の運転開始後に、冷媒液を一時加熱することにより系
内の圧力変動を発生させ、冷媒液と冷媒ガスの輸送を開
始させるヒータを備えたものである。
【0009】請求項8に係る極低温冷却方法は、請求項
1から請求項6のいずれかに記載の極低温冷却装置を使
用した極低温冷却方法において、冷凍機の運転開始後
に、冷凍機の運転を一時停止することにより系内の圧力
変動を発生させ、冷媒液と冷媒ガスの輸送を開始させる
ものである。請求項9に係る極低温冷却方法は、請求項
1から請求項7のいずれかに記載の極低温冷却装置を使
用した極低温冷却方法において、冷凍機の運転開始前
に、液体窒素を冷却ユニットに流し込むことにより被冷
却物を初期冷却するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態について図1により説明する。図1はこの
発明の実施の形態1における極低温冷却装置を示す断面
図であり、1は超電導マグネット、2は超電導マグネッ
ト1を冷却する膨張機、3は膨張機2に高圧ガスを供給
する圧縮機、4は圧縮機3と膨張機2とを接続する高圧
ガス配管、5は膨張機2に駆動電力を供給する電源ケー
ブルであり、上記2〜5で極低温に冷却することができ
る冷凍機を構成している。6は超電導マグネット1の超
電導コイルで被冷却物である。7は超電導コイル6の巻
枠である。
【0011】10は70Kの低温を発生する、冷凍機の
1段冷却ステージとしての膨張機の1段冷却ステージ、
11は4Kの低温を発生する、冷凍機の2段冷却ステー
ジとしての膨張機の2段冷却ステージ、12は膨張機の
2段冷却ステージ11の極低温を超電導コイル6に伝え
る熱伝導素子、13は膨張機2を挿入し取り付ける膨張
機取り付けジャケット、14は膨張機取り付けジャケッ
トの1段冷却ステージ、15は膨張機取り付けジャケッ
トの底部に取り付けられてその2段冷却ステージとして
動作し、冷媒ガスであるヘリウムガスを凝縮させる凝縮
器であり、また凝縮した冷媒液である液体ヘリウムとヘ
リウムガスとを分離する気液分離器をも兼ねている。膨
張機の1段冷却ステージ10が膨張機取り付けジャケッ
トの1段冷却ステージ14と後述の熱シールド9とに熱
接続されるとともに、膨張機の2段冷却ステージ11が
凝縮器15に熱接続されている。
【0012】膨張機取り付けジャケット13は凝縮器1
5とともに容器を形成しており、凝縮器15には冷媒液
配管16の一端と冷媒ガス配管17の一端が取り付けら
れている。冷媒液配管16が凝縮器15の底部で開口
し、冷媒ガス配管17は凝縮器15の、冷媒液配管16
取り付け位置よりも上部の位置に開口して取り付けられ
ている。18は液体ヘリウムを蒸発させて超電導コイル
6を冷却する蒸発器、18aは熱伝導性の良い材料、例
えば銅板、アルミニウム板などを使用して蒸発器18に
設けられた熱伝導板であり、超電導コイル6に接触して
取り付けられている。冷媒液配管16のもう一方の端と
冷媒ガス配管17のもう一方の端とが蒸発器18に取り
付けられ、両配管16、17がここで互いに接続され
る。
【0013】21、22は冷媒液配管の途中に直列に取
り付けられた第1、第2の逆止弁で、両者とも図におい
て下方へのみ冷媒液を通すようになっている。23は凝
縮された液体ヘリウムが系内の圧力変動により流入し排
出される液溜め容器、24は液溜め容器23に流入した
液体ヘリウム、25はヘリウムガス、26は膨張機取り
付けジャケット13に取り付けられたヒータ、28は熱
伝導性の良い材料を用いたたわみ導体であり、膨張機取
り付けジャケットの1段冷却ステージ14と後述の熱シ
ールド9との間を接続して熱を伝えると同時に膨張機2
の振動を吸収して遮蔽するようになっている。
【0014】凝縮器15と、冷媒液配管16と、冷媒ガ
ス配管17と、蒸発器18と、熱伝導板18aと、第1
および第2の逆止弁21、22と、液溜め容器23と、
ヒータ26とで1組の冷却ユニット30を構成してい
る。8は超電導コイル6および冷却ユニット30を収納
し、外部から真空断熱する真空容器、9は超電導コイル
6および冷却ユニット30と、真空容器8との間に設け
られて、輻射熱を遮蔽する熱シールド、27は膨張機取
り付けジャケット13と真空容器8との間に設けられ
て、膨張機2の振動を吸収するベローズである。19は
膨張機取り付けジャケット13にヘリウムガスを供給す
るヘリウムボンベ、20は膨張機取り付けジャケット1
3とヘリウムボンベ19とを接続するヘリウムガス配管
である。
【0015】次に動作について説明する。膨張機2では
圧縮機3より供給される電力によりモータ(図示せず)
を回転させ、吸気バルブおよび排気バルブ(ともに図示
せず)を交互に開閉すると同時に膨張機2のシリンダ内
のディスプレーサ(ともに図示せず)を往復運動させ
る。また同時に、圧縮機3で高温に圧縮されたヘリウム
ガスを高圧ガス配管4から膨張機2へ供給し、膨張し低
圧となったガスを圧縮機3に返す。この結果、膨張機の
1段冷却ステージ10では50K、2段冷却ステージ1
1では4K程度の低温が発生する。
【0016】膨張機取り付けジャケット13にはヘリウ
ムボンベ19がヘリウムガス配管20により接続されて
おり、ヘリウムガスが充填されている。膨張機2が冷却
され、冷凍機取付けジャケット13内の冷媒ガスのヘリ
ウム圧力が低下するとヘリウムボンベ19からヘリウム
ガスが供給される。逆に膨張機2の温度が高くなりガス
圧が上昇するとヘリウムボンベ19に回収される。更に
膨張機の2段冷却ステージ11がヘリウムの液化温度ま
で冷却されると膨張機の2段冷却ステージ11ではヘリ
ウムガスの液化が始まり、膨張機取付けジャケット13
底部に取り付けられた凝縮器15の底部に滴下する。凝
縮器15では内部の空間が十分な断面積を持っているの
で、ヘリウムの液とガスとは分離され、液体ヘリウムは
凝縮器15の底部に溜まる。凝縮器15の底部に溜まっ
た液体ヘリウムは底部に開いた冷媒液配管16内を流
れ、超電導コイル6に取り付けられた蒸発器18に流れ
る。
【0017】超電導コイル6から熱伝導により熱伝導板
18aに伝えられた熱は、蒸発器18の内部を流れる液
体ヘリウムに伝えられ、熱を受けた液体ヘリウムは蒸発
してヘリウムガスとなる。ヘリウムガスは冷媒ガス配管
17を流れ、再び凝縮器15に戻る。冷媒ガス配管17
は凝縮器15の、冷媒液配管16取り付け位置より上部
の位置に取り付けられ、開口しているので液体ヘリウム
が逆流することなくスムーズに循環し、冷却することが
できる。ここで、冷媒液配管16には第1、第2の逆止
弁21、22の間に液溜め容器23が取り付けられてい
るので、凝縮器15と蒸発器18から構成される部分と
液溜め容器23との間で次の3つのステップからなる作
用により、気液分離器としての役割を持つ凝縮器15よ
りも蒸発器18が上の位置にあった場合にも、液体ヘリ
ウムが蒸発器18に循環し冷却を行うことができる。
【0018】ステップ1:冷凍機を運転し膨張機の2段
冷却ステージ11が冷却されると膨張機取付けジャケッ
ト13底部の凝縮器15のヘリウムガスは液化され底部
に溜まる。冷凍機の運転を一時停止し、凝縮器15内の
液体ヘリウムの蒸発により圧力を上昇させるか、あるい
はまた、膨張機取付けジャケット13に取り付けたヒー
タ26を一時的に加熱し膨張機取付けジャケット13内
の圧力を上昇させると、凝縮器15の底に溜まった液体
ヘリウムは第1の逆止弁21を開き、液溜め容器23内
に流入する。ステップ2:冷凍機を継続して運転すると
凝縮器15内で引き続きヘリウムの液化が進み凝縮器1
5と蒸発器18内の圧力が低下する。その結果、液溜め
容器23の圧力が相対的に上昇し、液溜め容器23に溜
まった液体ヘリウム25は第2の逆止弁22を開き蒸発
器18に流入する。ステップ3:蒸発器18に流入した
液体ヘリウムは超電導コイル6からの熱により蒸発し、
冷媒ガスは凝縮器15内に流入すると同時に凝縮器15
と蒸発器18内の圧力は上昇する。その結果、凝縮器1
5内で凝縮されていた液体ヘリウムは再び第1の逆止弁
21を開き液溜め容器23に流入する。
【0019】以上のように最初ステップ1から3を通る
と以降はステップ2、3を繰り返すことにより間欠的に
液体ヘリウムが、液溜め容器23,蒸発器18を循環
し、超電導コイル6に流入した熱は膨張機2に熱輸送さ
れる。一方膨張機の1段冷却ステージ10は膨張機取付
けジャケットの1段冷却ステージ14と熱シールド9に
熱接続されているので、輻射や熱伝導により熱シールド
9に入った熱は膨張機取付けジャケットの1段冷却ステ
ージ14を経由して膨張機の1段冷却ステージ10に伝
えられ冷却される。
【0020】以上のようにこの実施の形態では4Kレベ
ルの冷却ステージにヘリウムの相変化を利用した熱輸送
システムを適用することにより、大形の超電導コイルの
場合にも、超電導コイル全体を膨張機の2段冷却ステー
ジ温度と1K程度以下の小さな温度差で冷却することが
可能になり、超電導コイルを低い温度に冷却するために
太い超電導線を用いる必要がなくなり、細い超電導線を
用いることができるので超電導コイルを軽量化すること
ができる。また、この実施の形態では膨張機取り付けジ
ャケット13に膨張機2を挿入し取り付ける構造とした
ことにより保守時の膨張機2の取付け取り外しが容易に
なる。
【0021】また、膨張機取り付けジャケット13と真
空容器8との間にベローズ27を取り付け、膨張機取り
付けジャケットの1段冷却ステージ14と熱シールド9
との間をたわみ導体28により接続したので、熱シール
ド9を冷却することが可能になると共に膨張機2の振動
を吸収することができ、超電導マグネットの振動を小さ
くすることができる。なお、蒸発器18に液体ヘリウム
を溜めることができる容器を付加し、容器の外部または
内部に超電導コイルなどの被冷却物を取り付けた構造と
することにより、冷凍機の一時停止状態などが発生して
凝縮器15から液体ヘリウムの送り出しが止まった場合
でも、容器に蓄えられた液体ヘリウムにより継続的に冷
却作用が維持され、このため冷却システムの信頼性が向
上する。また、初期冷却時には、超電導コイル6を室温
から極低温まで冷却しなければならないので長期間を要
する。その場合は膨張機取り付けジャケット13内に液
体窒素を流し込むようにすれば、大量の液体窒素を蒸発
器18に流すことが可能となり、短期間で初期冷却を実
施することができる。
【0022】実施の形態2.別の実施の形態として、こ
こでは膨張機2と超電導コイル6を真空容器8の互いに
別の部分に収納し、かつ1段冷却ステージ、2段冷却ス
テージ共に冷媒の相変化による熱輸送システムを適用し
た例を示す。図2は、実施の形態2における極低温冷却
装置を示す断面図である。実施の形態1の場合と同様の
部分については、図1と同一符号を付し、その説明を省
略する。
【0023】図2において、30bは冷却ユニット30
とは別に追加して設けられた第2冷却ユニットであり、
冷却ユニット30が直接超電導コイル6を冷却するのに
対して、第2冷却ユニット30bは間接的に冷却、すな
わち熱シールド9を冷却するようになっている。15b
は冷媒である窒素ガスを凝縮させる第2凝縮器であり、
凝縮した液体窒素と窒素ガスとを分離する気液分離器を
も兼ねており、膨張機2の1段冷却ステージ10に熱接
続されている。
【0024】16bは第2冷媒液配管、17bは第2冷
媒ガス配管であり、ともに一端が第2凝縮器15bに取
り付けられている。第2冷媒液配管16bが第2凝縮器
15bの底部で開口し、第2冷媒ガス配管17bは第2
凝縮器15bの第2冷媒液配管16b取り付け位置より
も上部に開口して取り付けられている。18bは液体窒
素を蒸発させて熱シールド9を冷却する第2蒸発器、1
8cは熱伝導性の良い材料を使用して第2蒸発器18b
に設けられた熱伝導板である。第2冷媒液配管16bの
もう一方の端と第2冷媒ガス配管17bのもう一方の端
とが第2蒸発器18bに取り付けられ、両配管16b、
17bがここで互いに接続される。
【0025】21b、22bは第2冷媒液配管の途中に
直列に取り付けられた第3、第4の逆止弁、23bは凝
縮された液体窒素が系内の圧力変動により流入し排出さ
れる第2液溜め容器、26bは第2凝縮器15bに取り
付けられた第2ヒータである。第2凝縮器15bと、第
2冷媒液配管16bと、第2冷媒ガス配管17bと、第
2蒸発器18bと、第2熱伝導板18cと、第3および
第4の逆止弁21b、22bと、第2液溜め容器23b
と、第2ヒータ26bとで1組の第2冷却ユニット30
bを構成している。
【0026】真空容器8は、超電導コイル6を収納する
被冷却物収納部としてのコイル収納部8a、膨張機2が
取り付けられ、両冷却ユニット30、30bを収納する
冷凍機取付部としての冷却ユニット収納部8b、および
内部に両冷媒液配管16、16b、両冷媒ガス配管1
7、17bを通し、両収納部8a、8b間をベローズ等
のフレキシブル構造で接続する真空配管8cからなって
いる。
【0027】また、熱シールド9は、超電導コイル6と
コイル収納部8aとの間に設けられたコイルシールド部
9a、両冷却ユニット30、30bと冷却ユニット収納
部8bとの間に設けられた冷却ユニットシールド部9
b、および両冷媒液配管16,16b、両冷媒ガス配管
17、17bと真空配管8cとの間に設けられて両シー
ルド9a、9b間をベローズ等のフレキシブル構造で接
続する接続シールド部9cからなっていて、第2熱導電
板18cがコイルシールド部9aに接触して取り付けら
れている。19bは第2凝縮器15bに窒素ガスを供給
する窒素ボンベ、20bは第2凝縮器15bと窒素ボン
ベ19bとを接続する窒素ガス配管である。
【0028】なお、この実施の形態では、実施の形態1
で使用した膨張機取り付けジャケット13、熱伝導素子
12、たわみ導体28およびベローズ27は設けられて
おらず、ヘリウムボンベ19からは、ヘリウムガス配管
20を経て凝縮器15にヘリウムガスが供給されるよう
になっており、ヒータ26は凝縮器15に取り付けら
れ、また、冷却ユニットシールド部9bが膨張機の1段
冷却ステージ10に取り付けられている。
【0029】次に動作について説明する。実施の形態1
の場合と同様に、膨張機2は圧縮機3から電源ケーブル
5によって供給される電力で運転され、また、圧縮機3
で高圧に圧縮されたヘリウムガスを高圧ガス配管4から
供給され、膨張し低圧となったガスを圧縮機3に戻す。
この結果、膨張機の1段冷却ステージ10では50K、
2段冷却ステージ11では4K程度の低温が発生する。
凝縮器15にはヘリウムボンベ19がヘリウムガス配管
20により接続されており、ヘリウムガスが充填されて
いる。膨張機2が冷却され、冷媒ガスのヘリウム圧力が
低下するとヘリウムボンベ19からヘリウムガス供給さ
れる。逆に膨張機2の温度が高くなりガス圧が高くなる
とヘリウムボンベ19に回収される。冷却ユニット30
では、以下、実施の形態1で説明したのと同様にして、
冷媒が循環して流れ、超伝導コイル6を冷却する。
【0030】一方、第2の冷却ユニット30bでは、以
下のように動作する。第2凝縮器15bには窒素ボンベ
19bが窒素ガス配管20bにより接続されており、窒
素ガスが充填されている。膨張機の1段冷却ステージ1
0が冷却され、冷媒ガスの窒素圧力が低下すると窒素ボ
ンベ19bから窒素ガスが供給される。膨張機の1段冷
却ステージ10の温度が高くなったときには窒素ガス圧
力が上昇し、窒素ボンベ19bに回収される。さらに膨
張機の1段冷却ステージ10が窒素の液化温度まで冷却
すると膨張機の1段冷却ステージ10に取り付けられた
第2凝縮器15bでは窒素ガスの凝縮液化が始まり第2
凝縮器15bの底部に滴下する。第2凝縮器15b内部
の空間は十分な断面積を持っているので、液とガスとは
分離され、液体窒素は第2凝縮器15b底部に溜まる。
【0031】第2凝縮器15bの底部に溜まった液体窒
素は更に底部に開いた第2冷媒液配管16bを流れ熱シ
ールド9のコイルシールド部9aに取り付けられた第2
蒸発器18bに流れる。コイルシールド部9aから熱伝
導により伝えられた熱は、第2蒸発器18b内部を流れ
る液体窒素に伝わる。熱を受けた液体窒素は蒸発し窒素
ガスとなる。窒素ガスは第2冷媒ガス配管17bを流
れ、再び第2凝縮器15bに戻る。第2冷媒ガス配管1
7bは第2凝縮器15bの、第2冷媒液配管16bの取
り付け位置より上部の位置に取り付けられ、開口してい
るので液体窒素が逆流することなくスムーズに循環し、
冷却することができる。ここで、第2冷媒液配管16b
に取り付けた第3、第4の逆止弁21b、22bおよび
第2液溜め容器23bが取り付けられているので第2蒸
発器18bが気液分離器としての役割を持つ第2凝縮器
15bよりも上の位置にあった場合にも、次のステップ
からなる作用により液体窒素が正常に循環し冷却するこ
とができる。
【0032】ステップ1:冷凍機を運転し膨張機の1段
冷却ステージ10が冷却されると第2凝縮器15b内の
窒素ガスは液化され底部に溜まる。冷凍機の運転を一時
停止し、第2凝縮器15b内の液体窒素の蒸発により圧
力を上昇させるか、あるいはまた、第2凝縮器15bに
取り付けた第2ヒータ26bを一時的に加熱し第2凝縮
器15b内の圧力を上昇させると第2凝縮器15bの底
に溜まった液体窒素が第3の逆止弁21bを開き第2液
溜め容器23b内に流入する。 ステップ2:冷凍機を継続して運転すると第2凝縮器1
5b内で引き続き窒素の液化が進み第2凝縮器15bと
第2蒸発器18b内の圧力が低下する。その結果、第2
液溜め容器23bの圧力が相対的に上昇し、第2液溜め
容器23bに溜まった液体窒素が第4の逆止弁22bを
開き第2蒸発器18bに流入する。 ステップ3:第2蒸発器18bに流入した液体窒素は熱
シールド9のコイルシールド部9aからの熱により蒸発
し、その窒素ガスが第2凝縮器15b内に流入すると、
第2凝縮器15bと第2蒸発器18b内の圧力が上昇す
る。その結果、第2凝縮器15b内で凝縮されていた液
体窒素は再び第3の逆止弁21bを開き、第2液溜め容
器23bに流入する。
【0033】以上のように最初ステップ1から3を通る
と以降はステップ2、3を繰り返すことにより間欠的に
液体窒素は第2凝縮器15b、第2液溜め容器23b、
第2蒸発器18bを循環し、熱シールド9のコイルシー
ルド部9aに流入した熱は膨張機2に熱輸送される。な
お、以上の装置で第2ヒータ26bを温度制御して窒素
の凝固温度以上に制御することにより、窒素が凝固し熱
輸送できなくなるようなことを防止できる。また、真空
容器8のコイル収納部8aと冷却ユニット収納部8bと
の間を接続する真空配管8cは振動を吸収するフレキシ
ブル構造としたので膨張機2で発生する振動を有効に吸
収し、超電動マグネット1への振動の伝達を防止するこ
とができる。
【0034】以上のようにこの実施の形態では4Kレベ
ルの冷却ステージにヘリウムによる熱輸送システムを、
また、77Kレベルの冷却ステージに窒素による熱輸送
システムを適用することにより単結晶引き上げ装置用な
どの大型の超電動マグネットの場合にも被冷却物全体を
膨張機の2段冷却ステージ温度と1K程度の小さな温度
差で冷却することが可能になり、超電導コイルを低い温
度に冷却するために太い超電導線を用いる必要がなくな
り、また、超電導マグネットと離れた位置に冷凍機を設
置することができ、振動を嫌う極低温装置への適用、あ
るいは複数の極低温装置を1台のこの極低温冷却装置で
冷却することも容易になる。
【0035】また、以上の極低温冷却装置とは別に液体
窒素容器を準備し、運転前に膨張機2をはずし、凝縮器
15から冷媒液配管16に液体窒素を直接流し込むこと
により被冷却物が大形装置の場合にも短期間で初期冷却
が可能となる。なお、実施の形態1で示した膨張機取り
付けジャケット13の採否、実施の形態2で示した第2
冷却ユニット30bの採否、および真空容器8の両収納
部8a、8bの分離の採否の組み合わせは自由であり、
実施の形態1、2と異なる組み合わせにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る極低温冷却装置によれ
ば、凝縮器と蒸発器の間で冷媒を循環させるのための冷
媒液配管に2個の逆止弁と液溜め容器を設けて、冷媒の
蒸発・凝縮による熱輸送システムを構成しているので、
冷媒を輸送する新たな動力を必要とせずに、大形の被冷
却物や離れた位置にある被冷却物でも、小さな温度差で
冷却することができる。
【0037】請求項2に係る極低温冷却装置によれば、
膨張機取り付けジャケットを設けたので、保守時の膨張
機の取り付け取り外しが容易になる。請求項3に係る極
低温冷却装置によれば、冷媒としてヘリウム、窒素を用
い、それぞれ冷凍機の2段冷却ステージ、1段冷却ステ
ージで冷却する2組の冷却ユニットを設けたので、冷却
能力が向上する。
【0038】請求項4に係る極低温冷却装置によれば、
真空容器を冷凍機取付部と被冷却物収納部に分け、これ
らの間をフレキシブル構造にしたので、冷凍機から被冷
却物収納部への振動の伝達が低減する。請求項5に係る
極低温冷却装置によれば、蒸発器に熱伝導板を備えたの
で、被冷却物から能率よく熱を集めることができる。請
求項6に係る極低温冷却装置によれば、蒸発器に容器を
備えたので、冷凍機の一時停止などの場合でも、液体ヘ
リウムが蒸発してしまい液枯れ状態で冷却機能停止に陥
ることを防止して、連続して運転することが可能にな
る。請求項7に係る極低温冷却装置によれば、冷媒液を
一時加熱するヒータを設けたので、加熱により系内の圧
力変動を発生させて、冷媒の輸送を開始させることがで
きる。
【0039】請求項8に係る極低温冷却方法によれば、
冷凍機の運転を一時停止して系内の圧力変動を発生させ
るので、これにより冷媒の輸送を開始させ、冷却を開始
することができる。請求項9に係る極低温冷却方法によ
れば、運転開始前に冷却ユニットへ液体窒素を流し込む
ので、被冷却物の初期冷却を短期間で行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における極低温冷却
装置を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における極低温冷却
装置を示す断面図である。
【図3】 従来の極低温冷却装置を示す断面図である。
【符号の説明】
2 膨張機、3 圧縮機、6 超電導コイル、8 真空
容器、8a コイル収納部、8b 冷却ユニット収納
部、8c 真空配管、10 膨張機の1段冷却ステー
ジ、11 膨張機の2段冷却ステージ、13 膨張機取
り付けジャケット、15 凝縮器、16 冷媒液配管、
17 冷媒ガス配管、18 蒸発器、18a 熱電導
板、19 ヘリウムボンベ、19b 窒素ボンベ、21
第1の逆止弁、22 第2の逆止弁、23 液溜め容
器、26 ヒータ、30 冷却ユニット、30b 第2
冷却ユニット。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを凝縮させる凝縮器、上記冷媒
    液を蒸発させて被冷却物を冷却する蒸発器、上記凝縮器
    の底部と上記蒸発器とを接続する冷媒液配管、上記凝縮
    器の上記冷媒液配管の取り付け位置よりも上部の位置と
    上記蒸発器とを接続する冷媒ガス配管、上記冷媒液配管
    の途中に取り付けられた2個の逆止弁、およびこれら2
    個の逆止弁の間に設けられた液溜め容器からなる冷却ユ
    ニットを備え、さらに極低温に冷却することができ冷却
    熱を上記凝縮器に伝える冷凍機、および上記被冷却物と
    冷却ユニットと冷凍機の低温部とを収納し真空断熱する
    真空容器を備えたことを特徴とする極低温冷却装置。
  2. 【請求項2】 冷凍機は圧縮機と膨張機からなり、この
    膨張機が挿入されるとともに底部に凝縮器が取り付けら
    れて内部に冷媒ガスが充填された膨張機取り付けジャケ
    ットを備えたことを特徴とする請求項1記載の極低温冷
    却装置。
  3. 【請求項3】 冷媒としてヘリウムを用いた1組の冷却
    ユニットと、冷媒として窒素を用いた別の1組の冷却ユ
    ニットとを備え、冷凍機が1段冷却ステージと2段冷却
    ステージとを備えて、上記2段冷却ステージで上記1組
    の冷却ユニットを冷却するとともに上記1段冷却ステー
    ジで上記別の1組の冷却ユニットを冷却するようにした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の極低温
    冷却装置。
  4. 【請求項4】 真空容器を、冷凍機を取り付け冷却ユニ
    ットを収納する冷凍機取付部と被冷却物を収納する被冷
    却物収納部とに分け、これら冷凍機取付部と被冷却物収
    納部との間をフレキシブル構造にしたことを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の極低温冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 蒸発器に、被冷却物と接して熱を集める
    熱伝導板を備えたことを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれかに記載の極低温冷却装置。
  6. 【請求項6】 蒸発器に、冷媒を溜めることができる容
    器を備え、この容器の外部または内部に被冷却物を取り
    付けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の極低温冷却装置。
  7. 【請求項7】 冷凍機の運転開始後に、冷媒液を一時加
    熱することにより系内の圧力変動を発生させ、冷媒液と
    冷媒ガスの輸送を開始させるヒータを備えたことを特徴
    とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の極低温
    冷却装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の極低温冷却装置を使用した極低温冷却方法において、
    冷凍機の運転開始後に、上記冷凍機の運転を一時停止す
    ることにより系内の圧力変動を発生させ、冷媒液と冷媒
    ガスの輸送を開始させることを特徴とする極低温冷却方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の極低温冷却装置を使用した極低温冷却方法において、
    冷凍機の運転開始前に、液体窒素を冷却ユニットに流し
    込むことにより被冷却物を初期冷却することを特徴とす
    る極低温冷却方法。
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