JP2001003542A - ハットジョイナー - Google Patents

ハットジョイナー

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JP2001003542A
JP2001003542A JP11174356A JP17435699A JP2001003542A JP 2001003542 A JP2001003542 A JP 2001003542A JP 11174356 A JP11174356 A JP 11174356A JP 17435699 A JP17435699 A JP 17435699A JP 2001003542 A JP2001003542 A JP 2001003542A
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body plate
hat joiner
building
hat
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JP11174356A
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Hiroshi Ito
伊藤  博
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Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッキン材を使用しなくても施工後の仕上り
を良くすることができ,建築部材の接合施工を容易に行
うことができるハットジョイナーを提供すること。 【解決手段】 胴縁61,62と該胴縁61,62に固
定する建築部材(建築板71,出隅柱72)との間の間
隙Qに配置する本体板部2と,該本体板部2の表側面に
設けられ,互いに隣接する建築部材(上記建築板71,
上記出隅柱72)の間に挿入配置する挿入用凸部3とを
有するハットジョイナー1において,上記本体板部2の
裏側面には,上記胴縁61,62側に突出する複数の突
出脚部4を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,建築構造物の施工に使用される
ハットジョイナーに関する。
【0002】
【従来技術】従来,互いに隣接する建築部材の間には,
ハットジョイナーとパッキン材とを用いてシーリング材
を打設する。図11に示すごとく,従来のハットジョイ
ナー9は,薄板状の本体板部92と,その表側面に設け
られた挿入用凸部93とを有する。
【0003】上記本体板部92は,胴縁96とこれに固
定する建築部材としての建築板71及び出隅柱72との
間の間隙Qに配置される。この間隙Qは,上記建築板7
1を留付金具(図示略)を使って上記胴縁96に留付け
る場合の上記金具の厚み分に相当する距離となってい
る。また,上記挿入用凸部93は,互いに隣接する上記
建築板71と上記出隅柱72との間に挿入配置される。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のハ
ットジョイナーには,次の問題がある。即ち,上記ハッ
トジョイナー9の本体板部92は薄板状であるため,シ
ーリング材5を打設するにあたって,上記胴縁96と上
記建築板71及び上記出隅柱72との間の間隙Qに,バ
ックアップ材としてのパッキン材94を配設しなくては
ならない。上記間隙Qに上記パッキン材94を配設しな
いと,上記建築板71や上記出隅柱72が斜めに配置さ
れたり,段差を生じてしまい,これらを上記胴縁96に
固定しにくくなったり,施工後の仕上りに外観上の不具
合が生じるからである。
【0005】ところが,上記パッキン材94は,通常,
施工時に木材等を加工したものを代用することが多く,
その厚みが部分的に上記間隙Qよりも厚くなったり薄く
なったりする場合がある。この場合には,上記建築板7
1や上記出隅柱72がガタついた状態で固定され,施工
後の仕上りに外観上の不具合が生じる。そのため,上記
ハットジョイナー9と現場加工の上記パッキン材94と
を用いて,建築部材の接合部を施工するにあたっては,
上記パッキン材94の厚みを一定にするために非常に手
間がかかるという問題がある。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,パッキン材を使用しなくても施工後の仕
上り具合を良くすることができ,かつ建築部材の接合施
工を容易に行うことができるハットジョイナーを提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,胴縁と該
胴縁に固定する建築部材との間の間隙に配置する本体板
部と,該本体板部の表側面に設けられ,互いに隣接する
建築部材の間に挿入配置する挿入用凸部とを有するハッ
トジョイナーにおいて,上記本体板部の裏側面には,上
記胴縁側に突出する複数の突出脚部を設けてなることを
特徴とするハットジョイナーにある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記本体板部の裏側面に,上記胴縁側に突出する複数の突
出脚部を設けたことである。なお,上記建築部材として
は,例えば建築板,出隅柱,窓用サッシ,軒天材等があ
る。上記ハットジョイナーは,例えば出隅部,開口周縁
部,軒天部,入隅部等に配設する。
【0009】次に,本発明の作用効果につき説明する。
本発明においては,上記突出脚部が従来例に示したパッ
キン材に代わってスペーサーとしての機能を果たす。そ
のため,例えば留付金具,釘等により上記建築部材を上
記胴縁に固定しても,上記建築部材が不陸を生じること
がない。それ故,建築部材の接合施工に際して,上記パ
ッキン材を使用しなくても,施工後の仕上りに外観上の
不具合が生じることを防止できる。なお,上記不陸と
は,各建築部材が面一にならず,凸凹状に配設されるこ
とをいう。
【0010】また,上記パッキン材を用いることなく施
工を行うことができるので,上記パッキン材を別途準備
する必要もなく,また,上記パッキン材を現場で加工す
る必要もない。そのため,施工が容易になる。
【0011】次に,請求項2の発明のように,上記突出
脚部は,上記本体板部の表側面から上記突出脚部の先端
面までの高さが上記胴縁と上記建築部材との間の間隙と
略等しくなるよう,形成されていることが好ましい。こ
の場合には,上記建築部材を上記胴縁に対して,確実に
ガタつきなく固定できる。
【0012】次に,請求項3の発明のように,上記突出
脚部は,上記本体板部と一体的に設けてあることが好ま
しい。この場合には,上記ハットジョイナーを,例えば
押出成形等により容易に製造できる。
【0013】次に,請求項4の発明のように,上記突出
脚部は,上記本体板部の長手方向に沿って形成されてお
り,少なくとも上記本体板部の幅方向の両側端部と中間
部との3ヶ所に配設されていることが好ましい。この場
合には,上記本体板部のたわみを防止できるので,確実
な接合施工及び雨仕舞いを行うことができる。
【0014】次に,請求項5の発明のように,上記挿入
用凸部は,上記本体板部の長手方向に沿って形成されて
おり,上記本体板部の幅方向の略中央部に配設すること
ができる。この場合には,互いに隣接する上記建築部材
がそれぞれの端面を対向させて略同一平面状に接合され
るような部分,例えば出隅部等の施工に上記ハットジョ
イナーを適用できる。
【0015】次に,請求項6の発明のように,上記挿入
用凸部は,上記本体板部の長手方向に沿って形成されて
おり,上記本体板部の幅方向の側端部に配設することが
できる。この場合には,互いに隣接する上記建築部材が
直角に接合されるような部分,例えば開口周縁部,軒天
部,入隅部等の施工に,上記ハットジョイナーを適用で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるハットジョイナーにつき,
図1,図2を用いて説明する。本例のハットジョイナー
1は,図1,図2に示すごとく,胴縁61,62と該胴
縁61,62に固定する建築部材としての窯業系の建築
板71及び出隅柱72との間の間隙Qに配置する本体板
部2と,該本体板部2の表側面21に設けられ,互いに
隣接する上記建築板71と上記出隅柱72との間に挿入
配置する挿入用凸部3とを有する。
【0017】上記本体板部2の裏側面22には,上記胴
縁61,62側に突出する4つの突出脚部4を設けてあ
る。上記突出脚部4は,上記本体板部2の表側面21か
ら上記突出脚部4の先端面41までの高さHが上記胴縁
61,62と上記建築板71及び上記出隅柱72との間
の間隙Qと略等しくなるよう,形成されている。
【0018】上記ハットジョイナー1は,図2に示すご
とく,アルミニウム材を押出成形することにより,上記
本体板部2,上記挿入用凸部3,及び上記突出脚部4を
一体的に設けたものである。上記挿入用凸部3は,上記
本体板部2の長手方向Lに沿って形成されており,上記
本体板部2の幅方向Wの略中央部に配設されている。上
記突出脚部4は,上記本体板部2の長手方向Lに沿って
形成されており,そのうちの2つは,上記本体板部2の
幅方向Wの両側端部23,25に配設されており,残り
の2つは,その間の中間部24に配設されている。
【0019】図1に,縦張り施工における出隅部の,上
記ハットジョイナー1を用いた施工構造を示す。上記構
造を施工するにあたっては,まず,胴縁61,62を取
り付ける。次に出隅部の端部に合わせて上記ハットジョ
イナー1を取り付ける。続いて出隅柱72を取り付る。
更に,その出隅柱72の両側に建築板71を取り付け
る。
【0020】次いで,縦張り施工用の留付金具(図示
略)により上記建築板71を胴縁62に固定すると共
に,釘(図示略)で上記出隅柱72を胴縁61に固定す
る。これにより,上記建築板71及び上記出隅柱72
は,上記本体板部2に当接された状態で,ガタつきなく
各胴縁に固定される。次いで,上記建築板71の側端面
711,上記出隅柱72の側端面721,及び上記ハッ
トジョイナー1の挿入用凸部3により形成された凹部
に,シーリング材5を打設する。これにより,上記建築
板71と上記出隅柱72との接合施工が完了する。
【0021】なお,上記胴縁61は縦方向に沿って配設
された縦胴縁であり,上記胴縁62は横方向に沿って配
設された横胴縁である。なお,図中の符号86は柱であ
り,符号87は防水紙である。
【0022】次に,本例の作用効果につき説明する。本
例においては,上記突出脚部4が従来例に示したパッキ
ン材94(図11)に代わってスペーサーとしての機能
を果たす。そのため,上記縦張り施工用の留付金具によ
り上記建築板71を上記胴縁62に固定しても,上記建
築板71は上記胴縁62と不陸を生じない。また,釘留
めで上記出隅柱72を上記胴縁61に固定しても,上記
出隅柱72は上記胴縁61と不陸を生じない。それ故,
互いに隣接する建築部材間の接合施工に際して,上記パ
ッキン材を使用しなくても,施工後の仕上りに外観上の
不具合が生じることを防止できる。
【0023】また,上記パッキン材を用いることなく接
合施工を行うことができるので,上記パッキン材を別途
準備する必要もなく,また,上記パッキン材を現場で加
工する必要もない。そのため,接合施工が容易になる。
【0024】なお,上記縦張り施工用の留付金具は,通
気路を確保するために,所定の厚みを有している(図8
参照)。そのため,これを用いて上記建築部材を留付け
る場合には,釘を用いて留付ける場合に比べて,上記胴
縁と上記建築部材との間の間隙が大きくなりやすく,上
記建築部材の不陸調整(面合わせ)が難しい。それ故,
上記留付金具を用いた縦張り施工において,本発明のハ
ットジョイナーを用いて建築部材の接合施工を行うこと
は,特に有利である。
【0025】また,上記突出脚部4の高さHは,上記間
隙Qと略等しくなるよう形成されている。そのため,上
記建築板71及び上記出隅柱72を上記胴縁61,62
に対して,確実にガタつきなく固定できる。
【0026】また,上記突出脚部4及び上記挿入用凸部
3は,上記本体板部2と一体的に設けてある。そのた
め,上記ハットジョイナー1を,上記のごとく,アルミ
ニウム材を押出成形することによって,容易に製造でき
る。
【0027】また,上記突出脚部4は,上記本体板部の
長手方向Lに沿って形成されており,上記本体板部の両
側端部23,25にひとつずつ,中間部24に2つ,合
計4ヶ所に配設されている。そのため,上記本体板部2
のたわみを防止できるので,確実な接合施工及び雨仕舞
いを行うことができる。
【0028】また,上記挿入用凸部3は,上記本体板部
2の幅方向Wの略中央部に配設されている。そのため,
上記建築板71と上記出隅柱72とがそれぞれの側端面
711,721を対向させて略同一平面状に接合される
ような出隅部においても,上記のごとく,上記ハットジ
ョイナー1を用いて出隅部の確実な接合施工を行うこと
ができる。
【0029】実施形態例2 本例は,図3に示すごとく,挿入用凸部3を本体板部2
と別体で設けた例である。上記挿入用凸部3は,例えば
EPDM等の合成ゴムでできており,アルミニウム材か
らなる上記本体板部2の表側面21に,接着材によって
接着固定されている。その他は,実施形態例1と同様で
ある。
【0030】本例においても,実施形態例1と同様の作
用効果を得ることができる。また,ハットジョイナー1
の使用部所に応じて,上記挿入用凸部3を上記本体板部
2とは別の材料により構成することができる。
【0031】実施形態例3 本例は,図4〜図6に示すごとく,挿入用凸部3が本体
板部2の幅方向Wの側端部23に配設されたハットジョ
イナー13(図4)を,開口横縁部に配設した例であ
る。図5に示すごとく,上記ハットジョイナー13を用
いて開口横縁部の施工を行うにあたっては,まず,上記
ハットジョイナー13の突出脚部4を胴縁61に当接す
ると共に,上記ハットジョイナー13の挿入用凸部3の
外側面を上記建築部材としての窓用サッシ731の側面
に当接する。次いで,上記ハットジョイナー13の本体
板部2を釘84により上記胴縁61に固定する。次い
で,上記挿入用凸部3の内側面に上記建築板71の側端
面711を当接する。
【0032】次いで,縦張り施工用の留付金具(図示
略)により上記建築板71を胴縁62に固定する。この
とき,上記建築板71は,上記本体板部2に当接された
状態で,ガタつきなく胴縁に固定される。次いで,上記
建築板71の側端面711,上記窓用サッシ731の側
面,及び上記ハットジョイナー13の挿入用凸部3によ
り形成された凹部に,シーリング材5を打設する。これ
により,上記建築板71と上記窓用サッシ731との接
合施工が完了する。その他は,実施形態例1と同様であ
る。
【0033】本例においては,上記挿入用凸部3は,上
記本体板部2の幅方向Wの側端部23に配設されてい
る。そのため,上記建築板71と上記窓用サッシ731
とが直角に接合されるような開口横縁部においても,上
記のごとく,上記ハットジョイナー13を用いて開口横
縁部の接合施工を行うことができる。その他,実施形態
例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0034】なお,上記挿入用凸部3は断面矩形状に限
らず,図6(a)に示すごとく,断面楕円状でもよい。
同様に,上記突出脚部4も断面矩形状に限らず,図6
(b)に示すごとく,断面波形状に突出させてもよい。
【0035】実施形態例4 本例は,図7に示すごとく,実施形態例3のハットジョ
イナー13を開口上端部及び開口下端部に配設した例で
ある。図7(a)に示すごとく,上記ハットジョイナー
13を用いて開口上端部の施工を行うにあたっては,ま
ず,上記ハットジョイナー13の突出脚部4を胴縁62
に当接すると共に,上記ハットジョイナー13の挿入用
凸部3の外側面を上記建築部材としての窓用サッシ73
2の上面に当接して,上記ハットジョイナー13を釘留
めする。次いで,上記挿入用凸部3の内側面に上記建築
板71の下端部712を当接する。
【0036】次いで,図8に示す縦張り施工用の留付金
具8によって,上記建築板71を上記胴縁62に固定す
る。このとき,上記建築板71は,上記本体板部2に当
接された状態で,ガタつきなく胴縁に固定される。次い
で,上記建築板71の下端部712,上記窓用サッシ7
32の上面,及び上記ハットジョイナー13の挿入用凸
部3により形成された凹部に,シーリング材5を打設す
る。これにより,上記建築板71と上記窓用サッシ73
2との接合施工が完了する。
【0037】上記留付金具8は,図8に示すごとく,上
記建築板71の側端面711を係止するための係止板部
81,82を有しており,係止板部81,82は本体部
83から突出形成されている。また,本体部83の上下
両端も,断面L字状に突出形成されている。また,上記
本体部83の中央部にはビス穴831が設けてある。な
お,図中の符号832は,上記係止板部81,82を形
成するための切欠穴である。
【0038】また,図7(b)に示すごとく,上記開口
下端部は上記開口上端部の上記各部材が上下逆さに配設
されたものである。そのため,上記開口下端部の施工の
説明は省略する。その他は,実施形態例3と同様であ
る。
【0039】本例においても,上記挿入用凸部3は,上
記本体板部2の側端部23に配設されているため,上記
建築板71と上記窓用サッシ732とが直角に接合され
るような開口上端部及び開口下端部においても,上記の
ごとく,上記ハットジョイナー13を用いて,開口上端
部及び下端部の接合施工を行うことができる。その他,
実施形態例3と同様の作用効果を得ることができる。
【0040】実施形態例5 本例は,図9に示すごとく,実施形態例3のハットジョ
イナー13を軒天部に配設した例である。上記ハットジ
ョイナー13を用いて軒天部の施工を行うにあたって
は,まず,上記ハットジョイナー13の突出脚部4を胴
縁62に当接すると共に,上記ハットジョイナー13の
挿入用凸部3の外側面を上記建築部材としての軒天材7
4の下面に当接する。次いで,上記ハットジョイナー1
3の本体板部2を釘84により上記胴縁62を介して柱
86に固定する。次いで,上記挿入用凸部3の内側面に
上記建築板71の上端部713を当接する。
【0041】次いで,縦張り施工用の留付金具8により
上記建築板71を上記胴縁62に固定する。このとき,
上記建築板71は上記本体板部2に当接された状態で,
ガタつきなく胴縁に固定される。次いで,上記建築板7
1の上端部713,上記軒天材74の下面,及び上記ハ
ットジョイナー13の挿入用凸部3により形成された凹
部に,シーリング材5を打設する。これにより,上記建
築板71と上記軒天材74との接合施工が完了する。そ
の他は,実施形態例4と同様である。
【0042】本例においても,上記挿入用凸部3は,上
記本体板部2の側端部23に配設されているため,上記
建築板71と上記軒天材74とが直角に接合されるよう
な軒天部においても,上記のごとく,上記ハットジョイ
ナー13を用いて軒天部の接合施工を行うことができ
る。その他,実施形態例4と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0043】実施形態例6 本例は,図10に示すごとく,実施形態例3のハットジ
ョイナー13を入隅部に配設した例である。上記ハット
ジョイナー13を用いて入隅部の施工を行うにあたって
は,まず,断面L字状の入隅材85の一片を胴縁611
に当接すると共に,変形ハットジョイナー11を介して
上記入隅材85の他片を胴縁615に釘留めする。次い
で,上記入隅材85の一片に対して上記ハットジョイナ
ー13の突出脚部4を当接すると共に,上記入隅材85
の他片に当接された建築板75の側端部751に対し
て,上記ハットジョイナー13の挿入用凸部3の外側面
を当接する。
【0044】次いで,上記挿入用凸部3の内側面に建築
板71の側端面711を当接する。次いで,上記建築板
71を上記ハットジョイナー13の本体板部2に当接さ
せた状態で,両者を釘84により胴縁611に固定す
る。次いで,縦張り施工用の留付金具(図示略)により
上記建築板71,75をそれぞれ胴縁621,625に
固定する。このとき,上記建築板71は上記本体板部2
に当接された状態で,ガタつきなく各胴縁に固定され
る。
【0045】次いで,上記建築板71の側端面711,
上記建築板75の側端部751,及び上記ハットジョイ
ナー13の挿入用凸部3により形成された凹部に,シー
リング材5を打設する。これにより,上記建築板71,
75との接合施工が完了する。その他は,実施形態例3
と同様である。
【0046】本例においても,上記挿入用凸部3は,上
記本体板部2の側端部23に配設されているため,上記
建築板71,75が直角に接合されるような入隅部にお
いても,上記のごとく,上記ハットジョイナー13を用
いて入隅部の接合施工を行うことができる。その他,実
施形態例3と同様の作用効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,パッキ
ン材を使用しなくても施工後の仕上り具合を良くするこ
とができ,かつ建築部材の接合施工を容易に行うことが
できるハットジョイナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,出隅部に配設されたハ
ットジョイナーの平面説明図。
【図2】実施形態例1における,ハットジョイナーの斜
視図。
【図3】実施形態例2における,ハットジョイナーの斜
視図。
【図4】実施形態例3における,ハットジョイナーの斜
視図。
【図5】実施形態例3における,開口横縁部に配設され
たハットジョイナーの平面説明図。
【図6】実施形態例3における,(a)他形状の挿入用
凸部の斜視図,(b)他形状の突出脚部の斜視図。
【図7】実施形態例4における,(a)開口上端部に配
設されたハットジョイナー,(b)開口下端部に配設さ
れたハットジョイナーの側面説明図。
【図8】実施形態例4における,縦張り施工用の留付金
具の斜視図。
【図9】実施形態例5における,軒天部に配設されたハ
ットジョイナーの側面説明図。
【図10】実施形態例6における,入隅部に配設された
ハットジョイナーの平面説明図。
【図11】従来例における,出隅部に配設されたハット
ジョイナーの平面説明図。
【符号の説明】
1...ハットジョイナー, 2...本体板部, 3...挿入用凸部, 4...突出脚部, 5...シーリング材, 61,62...胴縁, 71...建築板, 72...出隅柱, 731,732...窓用サッシ, 74...軒天材, 8...縦張り施工用の留付金具,

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴縁と該胴縁に固定する建築部材との間
    の間隙に配置する本体板部と,該本体板部の表側面に設
    けられ,互いに隣接する建築部材の間に挿入配置する挿
    入用凸部とを有するハットジョイナーにおいて,上記本
    体板部の裏側面には,上記胴縁側に突出する複数の突出
    脚部を設けてなることを特徴とするハットジョイナー。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記突出脚部は,上
    記本体板部の表側面から上記突出脚部の先端面までの高
    さが上記胴縁と上記建築部材との間の間隙と略等しくな
    るよう,形成されていることを特徴とするハットジョイ
    ナー。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記突出脚部
    は,上記本体板部と一体的に設けてあることを特徴とす
    るハットジョイナー。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記突出脚部は,上記本体板部の長手方向に沿って形成
    されており,少なくとも上記本体板部の幅方向の両側端
    部と中間部との3ヶ所に配設されていることを特徴とす
    るハットジョイナー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記挿入用凸部は,上記本体板部の長手方向に沿って形
    成されており,上記本体板部の幅方向の略中央部に配設
    されていることを特徴とするハットジョイナー。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか一項において,
    上記挿入用凸部は,上記本体板部の長手方向に沿って形
    成されており,上記本体板部の幅方向の側端部に配設さ
    れていることを特徴とするハットジョイナー。
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