JP2001003524A - 建物の横葺屋根構造 - Google Patents

建物の横葺屋根構造

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JP2001003524A
JP2001003524A JP11175849A JP17584999A JP2001003524A JP 2001003524 A JP2001003524 A JP 2001003524A JP 11175849 A JP11175849 A JP 11175849A JP 17584999 A JP17584999 A JP 17584999A JP 2001003524 A JP2001003524 A JP 2001003524A
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JP
Japan
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roof
horizontal
edge
hanging
mounting piece
Prior art date
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Application number
JP11175849A
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English (en)
Inventor
Mitsunari Makita
光成 牧田
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Makita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Makita Corp, Makita Electric Works Ltd filed Critical Makita Corp
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無落雪式建物の構築に採用されている雪止め
用立上部を有する横葺屋根構造の提供。 【解決手段】 下辺長手縁部2に下側立上部3、立上部
の上縁部に下側横向部4、および横向部の先端部に巻込
用縁部をそれぞれ設けて被接部7を形成し、上辺長手縁
部6には、上辺長手縁部を180°折り返えし、二重構
造の上側立上部8及び上側横向部10を形成し、更に上
側長手縁部の先端を折返えして取付片13を形成した屋
根板を用いる。これ等の屋根板を野地板等の屋根の勾配
と直向する方向に、吊子部材17を上側立上部の二重構
造に挿入し、取付片ととも釘により垂木等に固定し、棟
側の屋根板の下側巻込用縁部を係合し、野地板上に固定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、雪止用立上部を横
筋状にもつ無落雪式建物の構築に採用されている横葺屋
根構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られているこの種の、雪止用立上
部を横筋状にもつ無落雪式建物の構築に採用されている
横葺屋根構造は、屋根の上に積もった雪が過大になるに
至ると、滑落力によって雪止用立上部が軒先方向に傾斜
してその雪止機能を充分に果し得なくなり、このために
屋根の上の雪が大量に落下して不測の事態を招いてしま
ったという問題点が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解消するための改善を施した新規の建物の横葺屋根構
造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る建物の横葺屋根構造は、下辺長手縁部に
下側立上部を、下側立上部の上縁部に下方に向いた下側
横向部を、下側横向部の先端部に巻込み止め用縁部をそ
れぞれ設けることによって被接部を形成し、また上辺長
手縁部に二枚重ね構造の上側立上部を、上側立上部の上
縁部に下方に向いた上側横向部をそれぞれ設けることに
よって吊下部を形成し、更に上側立上部における外側壁
部の下辺縁に外方横向きの取付片を延設し、且つ、この
取付片の外端縁に取付片の上面に沿う補強用の折返部を
形成した多数枚の屋根板を構成し、これ等屋根板を野地
板の上に屋根の勾配と直交する横線と略平行する向きで
吊下部が上辺となる状態として且つ前位の屋根板におけ
る吊下部に対して次位の屋根板の被接部を被着して並べ
配すると共にこれ等屋根板とは別個に、垂直部分の高さ
を上側立上部の高さと略同じとし且つ水平部分の幅を取
付片の幅よりも広くした多数個の吊子部材を構成し、こ
れ等吊子部材の垂直部分を上記吊下部における二枚重ね
構造の上側立上部内に挟入し且つ同吊子部材の水平部分
を取付片の下側を通る状態として配し、これ等水平部
分、取付片を野地板もしくは垂木に対して釘等により打
ち止めることによって雪止用立上部を構成してなるもの
である。
【0005】
【実施例】図に示す実施例は、長尺金属板を以て横長の
帯状屋根板本体1を構成し、この屋根板本体1の下辺長
手縁部2を折り立てて下側立上部3を、当該下側立上部
3の上縁部を外方横向きに折り曲げて下側横向部4を、
当該下側横向部4の先端部を折り下げて巻込み止め用縁
部5をそれぞれ設けることによって被接部7を形成し、
また同屋根板本体1の上辺長手縁部6を二つ折りとして
且つ上方に折り起して二枚重ね構造の上側立上部8を、
当該上側立上部8の上辺縁部9を下側立上部3と同じ方
向に折り曲げて上側横向部10をそれぞれ設けることに
よって吊下部11を形成すると共に上記二枚重ね構造の
上側立上部8における外側壁部12の下辺縁に外方横向
きの取付片13を延設し、且つ、この取付片13の外端
縁に同取付片13の上面に沿う補強用の折返部22を形
成して多数枚の屋根板14を得ると共にこれ等屋根板1
4とは別個に、金属板をL状に折曲することによって垂
直部分15の高さを上側立上部8の高さと略同じとし且
つ水平部分16の幅を取付片13の幅よりも広くした多
数個の吊子部材17を構成する。
【0006】然るのち、屋根板14を野地板18の上に
屋根19の勾配と直交する横線と略平行する向きとして
且つ吊下部11が上辺となる状態として並べ配置すると
共に前位の屋根板における吊下部11に対して次位の屋
根板14の被接部7を接着テープ20により防水し乍ら
被着し、また吊下部11における二枚重ね構造の上側立
上部8内に吊子部材17の垂直部分15を挟入し且つ同
吊子部材17の水平部分16を取付片13の下を通る状
態として位置決めすると共にこれ等水平部分16、取付
片13を野地板18もしくは垂木に対して釘により打ち
着けて固定することによって雪止用立上部21を構成し
てなるものである。
【0007】
【発明の作用】上記従来の技術において述べたように雪
止用立上部が積雪の滑落力により倒れるのは、滑落力に
対する雪止用立上部の抵抗力が当該滑落力よりも小さい
ために生じるのであり、これを回避するためには雪止用
立上部の抵抗力を大きして雪止用立上部が倒れを起こさ
ないようにすることが重要である。
【0008】そこで、垂直部分15の高さを上側立上部
8の高さと略同じとし且つ水平部分16の幅を取付片1
3の幅よりも広くした多数個の吊子部材17を構成し、
これ等吊子部材17の垂直部分15を上記吊下部におけ
る二枚重ね構造の上側立上部8内に挟入し且つ同吊子部
材17の水平部分16を取付片13の下側を通る状態と
して配し、これ等水平部分16、取付片部13を野地板
もしくは垂木に対して釘等により打ち止めるようにし、
且つ、取付片13の外端縁に取付片13の上面に沿う補
強用折返部22を形成したので、取付片13の外縁部は
その長手方向、即ち上記の雪止用立上部と平行する方向
に強い張りが生じ、このために取付片13の後辺におい
て上記の水平部分16及び取付片13に対する野地板1
8もしくは垂木への釘等による打ち止め部分に近接して
いる個所は勿論のこと、この部分より離れた個所におい
てもこの釘等による打ち止め効果を上記のような折返部
22を有しない公知の平坦形式のものに比して強く受け
る結果となり、このために、前記の雪止用立上部が積雪
の滑落力を受けて軒先方向に傾倒する傾向を示す場合に
も、これによって取付片13の後辺が野地板18などと
の接合面より容易に浮上するなどのことが無く、従っ
て、雪止用立上部の前記のような軒先方向への傾倒は、
これによって確実に阻止されるに至るものであり、加う
るに、吊子部材17の水平部分16の幅は取付片13の
幅よりも広くしてあるので、同吊子部材17の水平部分
16は、当然、取付片13の折返部22の下辺に位置す
ることになり、このために雪止用立上部の上記の傾倒の
際に生ずる同水平部分16の後辺の野地板18若しくは
垂木などとの接合面よりの浮上りもこの取付片13の折
返部22によって強く抑止され、このような取付片13
の後辺の浮上り防止によって雪止用立上部の前記の軒先
方向への傾倒は一層確実に阻止されるに至るものであ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明に係る建物の横葺屋根構造は、叙
上のように下辺長手縁部に下側立上部を、下側立上部の
上縁部に下方に向いた下側横向部を、下側横向部の先端
部に巻込み止め用縁部をそれぞれ設けることによって被
接部を形成し、また上辺長手縁部に二枚重ね構造の上側
立上部を、上側立上部の上縁部に下方に向いた上側横向
部をそれぞれ設けることによって吊下部を形成し、更に
上側立上部における外側壁部の下辺縁に外方横向きの取
付片を延設し、且つ、この取付片の外端縁に取付片の上
面に沿う補強用の折返部を形成した多数枚の屋根板を構
成し、これ等屋根板を野地板等の上に屋根の勾配と直交
する横線と略平行する向きで吊下部が上辺となる状態と
して且つ前位の屋根板における吊下部に対して次位の屋
根板の被接部を被着して並べ配すると共にこれ等屋根板
とは別個に、垂直部分の高さを上側立上部の高さと略同
じとし且つ水平部分の幅を取付片の幅よりも広くした多
数個の吊子部材を構成し、これ等吊子部材の垂直部分を
上記吊下部における二枚重ね構造の上側立上部内に挟入
し且つ同吊子部材の水平部分を取付片の下側を通る状態
として配し、これ等水平部分、取付片を野地板もしくは
垂木に対して釘等により打ち止めることを特徴とするの
で、上記の作用によって積雪の滑落力に起因する雪止用
立上部の下傾を確実に阻止し、その雪止機能を確固と保
持することができる効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体の斜視図である。
【図2】同じく屋根板を示す全体の斜視図である。
【図3】同じく図1A−A線に沿う要部の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 屋根板本体 2 下辺長手縁部 3 下側立上部 4 下側横向部 5 巻込み止め用縁部 6 上辺長手縁部 7 被接部 8 上側立上部 9 上縁部 10 上側横向部 11 吊下部 12 外側壁部 13 取付片 14 屋根板 15 垂直部分 16 水平部分 17 吊子部材 18 野地板 19 屋根 20 接着テープ 21 雪止用立上部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下辺長手縁部に下側立上部を、下側立上
    部の上縁部に下方に向いた下側横向部を、下側横向部の
    先端部に巻込み止め用縁部をそれぞれ設けることによっ
    て被接部を形成し、また上辺長手縁部に二枚重ね構造の
    上側立上部を、上側立上部の上縁部に下方に向いた上側
    横向部をそれぞれ設けることによって吊下部を形成し、
    更に上側立上部における外側壁部の下辺縁に外方横向き
    の取付片を延設し、且つ、この取付片の外端縁に取付片
    の上面に沿う補強用の折返部を形成した多数枚の屋根板
    を構成し、これ等屋根板を野地板等の上に屋根の勾配と
    直交する横線と略平行する向きで吊下部が上辺となる状
    態として且つ前位の屋根板における吊下部に対して次位
    の屋根板の被接部を被着して並べ配すると共にこれ等屋
    根板とは別個に、垂直部分の高さを上側立上部の高さと
    略同じとし且つ水平部分の幅を取付片の幅よりも広くし
    た多数個の吊子部材を構成し、これ等吊子部材の垂直部
    分を上記吊下部における二枚重ね構造の上側立上部内に
    挟入し且つ同吊子部材の水平部分を取付片の下側を通る
    状態として配し、これ等水平部分、取付片を野地板もし
    くは垂木に対して釘等により打ち止めることを特徴とす
    る建物の横葺屋根構造。
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