JP2001002796A - 慴動部材用樹脂組成物及びそれを用いた傾斜ポールベース - Google Patents

慴動部材用樹脂組成物及びそれを用いた傾斜ポールベース

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JP2001002796A
JP2001002796A JP10366915A JP36691598A JP2001002796A JP 2001002796 A JP2001002796 A JP 2001002796A JP 10366915 A JP10366915 A JP 10366915A JP 36691598 A JP36691598 A JP 36691598A JP 2001002796 A JP2001002796 A JP 2001002796A
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magnetic tape
resin composition
pole
base
friction
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JP10366915A
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English (en)
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Tatsushi Kiyotomo
達志 清友
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 摩擦係数が低く、曲げ剛性が所定範囲
の摺動性樹脂組成物及びそれを用いたテープの走行抵抗
が小さく、走行安定性に優れ、且つ、経済的な、磁気テ
−プガイド用の傾斜ポ−ルベ−ス一体化成形体の提供。 【解決手段】 超高分子量ポリエチレンに対して補強充
填材として酸化亜鉛ウィスカが15wt%から45wt%配
合した対磁気テープ摩擦係数が0.15〜0.20、曲げ弾性率
が20,000〜35,000kgf /cm2 である樹脂組成物を材料と
して磁気テ−プ走行用の傾斜ポ−ルとベ−スを一体に射
出成形して傾斜ポールベースを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動部材用樹脂組
成物、特にDAT、VTR等の磁気記録再生装置におけ
る磁気テープの入り側及び出側に位置し、テープの走行
方向を傾斜させる傾斜ポールとそれを固定するベースを
一体的に射出成形するのに適した摺動部材用樹脂組成物
及びそれを用いた磁気記録再生装置の磁気テープガイド
用傾斜ポールベースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置の磁気テープガ
イド用ポールベースは、角度を持って取り付けられた回
転シリンダー対して、磁気テープの入側及び出側に傾斜
配置しており、テープの走行方向を回転ドラムヘッドに
合わせて傾斜させて、テープをヘッドに密着させるため
に一定のテープ張力を維持させることは知られている
(特開平7−6454号公報)。これらポールベース
は、傾斜ポール、垂直ポール及び本体のベースから構成
されているのが普通であるが、一般に傾斜ポールはステ
ンレス鋼(以下、SUSと表す)の研削品であり、亜鉛
ダイキャスト製のベースに圧入して組み付けられてお
り、回転するローラーである垂直ポールはベースに対し
ては、ねじの刻まれたシャフトで固定される。そのた
め、従来技術によるポールベースには、多数の部品の加
工、組立により、製造コストが高い、組立品のため、完
成品にバラツキが出て、テープ走行が不安定になり、画
像障害(ジッタ)や音声障害(ワウ)を生じやすい、な
どの問題点を持つことがわかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各種樹脂成形品を効率
的に形成するには、一般に射出成形が多用されているの
で、磁気記録再生装置のポ−ルベ−スの製造のために射
出成形が試みられたが、ポールベースを樹脂を用いて一
体的に射出成形によって得ることのできる製品は、以下
イ〜ハの課題を解決する必要に迫られていた。 イ.テープに対して従来のSUS研削品と同水準の低摩
擦係数を有する。 ロ.ポール精度を維持するための剛性を ハ.テープをいためず、汚染しない。
【0004】上述のように、従来、一般に用いられてい
た射出成形による樹脂摺動グレードにおいては、例えば
含油系のものは、ロ、ハ.を満足せず、繊維補強材と固
定潤滑材のものはイ.、ハ.を満足しないなど、上記の
条件を満足するものは、見出されておらず、樹脂の射出
一体成形によって形成した磁気記録再生装置の磁気テー
プガイド用ポールベースは実現されていなかった。本発
明では、前述の従来技術の問題点を解決するため、特定
範囲の摩擦係数と剛性を有する摺動性に優れた樹脂組成
物及びそれを用いて、傾斜ポールとベースを射出一体化
することにより、画像障害(ジッタ)や音声障害(ワ
ウ)の発生のない、安定したテープ走行を可能にする傾
斜ポールベースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、樹脂分として射出成形可能な超高分子量ポリエチレ
ン55〜85重量%に対し、補強充填材として酸化亜鉛ウィ
スカを15重量%〜45重量%混合し、磁気テープに対する
摩擦係数が0.15〜0.20、曲げ弾性率が20,000〜35,000kg
f/cm2にすることによって達成することができた。本発
明に用いる超高分子量ポリエチレンは、粘度法による平
均分子量が100 〜500 万のもので、高い自己潤滑性を有
するために、磁気テープとの摩擦係数は従来のSUSと
同水準の低い値を示すのでこのようなマトリックス樹脂
の使用によって、テープの走行抵抗が小さく抑えられ、
テープの走行を安定に保つ効果が発揮される。超高分子
ポリエチレンは、流動性が悪く、通常射出成形には適さ
ないが、低分子量ポリエチレン等の流動化剤の添加によ
り射出成形を可能にしたもので、本願で用いることがで
きるのは、この射出成形可能なものに限定され、例えば
三井石油化学工業(株)の「リュブマー」が該当する。
【0006】また、本発明では補強充填材として酸化亜
鉛ウィスカを15重量%から45重量%配合することによ
り、マトリックス樹脂単独では不足している剛性を補
い、ポストの傾き等の精度を向上させ、使用可能なレベ
ルに上げることができた。補強充填材として使用する酸
化亜鉛ウィスカは、一般的な強化繊維(ガラス繊維な
ど)や充填材と比較して、成形品表面の平滑性を悪化さ
せることがなく、また、摩擦時の相手材への攻撃性も極
めて少ないため、走行時にテープが傷つくのを防ぐこと
が出来る。酸化亜鉛ウィスカーは、テトラポット状の形
状を有するので、三次元方向へ補強することができ、線
状の補強繊維のように配向を生じにくいので、配向によ
るポストの傾斜角度のばらつきを抑えることができ、本
発明の用途には特に適した補強充填剤である。本発明の
慴動部材用の樹脂組成物を使用して傾斜ポールとベース
を一体に射出成形された磁気テープガイド用の傾斜ポー
ルベースは、従来のSUS製傾斜ポールと亜鉛ダイキャ
スト製ベースの組立品と比較すると、組み付けによるバ
ラツキがないため、量産において安定した精度の製品を
供給することができる。また、本発明の慴動部材用樹脂
組成物は、事務機器や音響機器等におけるテープや記録
材の走行する個所のガイド部材、分離部材、駆動部材と
して適した材料である。
【0007】本発明の慴動部材用樹脂組成物を用いた傾
斜ポールベースの働きを図1及び図2により説明する。
図1は、磁気記録再生装置の回転シリンダー周辺のテー
プ走行状態を示す平面図であり、図2は前から見た側面
図である。1は傾斜して回転するシリンダー、2は磁気
テープ、3はテープ入側傾斜ポールベース、4はその傾
斜ポール、7はその垂直ポール、5はテープ出側ポール
ベース、6、6′はその傾斜ポール、8はその垂直ポー
ルである。両側の傾斜ポールベースは、収容される枠体
とともに回転シリンダーの外周に沿って移動してテープ
を回転シリンダーにΩ状かつ傾斜走行するように巻き付
ける。回転シリンダーの出入り口でテープの走行方向を
回転シリンダーの傾斜、テープの巻付き傾斜に合わせ、
テープが回転シリンダーに密着して走行するようにする
働きをする。傾斜角の精度や磁気テープとの摩擦係数
は、テープの走行安定性の重要な因子であり、本発明の
磁気テープガイド用傾斜ポールベースは、超高分子量ポ
リエチレンと酸化亜鉛ウィスカを所定割合で混合した本
発明の慴動部材用の樹脂組成物を用いてベースとポール
を一体的に射出成形することにより、傾斜角の精度と摩
擦抵抗の問題をクリア−し、走行安定性を満たすことが
できた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の摺動部材用樹脂組成物
は、流動性を改良した超高分子量ポリエチレンを主素材
とし、これに対して酸化亜鉛ウィスカーを15〜45重量%
加え、押出機やオープンロール等により混練りすること
により得ることができる。該組成物において、酸化亜鉛
ウィスカーの量が15重量%より少なくなるにつれ、曲げ
弾性率が低くなり、磁気テープ張力による傾斜角が変わ
る可能性が大きくなり、逆に45重量%より多くなると摩
擦係数が高くなり、剛性(曲げ弾性率)が大きくなり過
ぎるので、磁気テープの走行抵抗が大きくなるので、上
記使用量の範囲が適当である。また、本発明の摺動性樹
脂組成物は、押出機等で混練りし、ペレット化しておく
のが、射出成形するのに好ましい。本発明の傾斜ポール
ベースを射出成形する場合は、通常のエンジニアリング
プラスチックに用いる成型機を用いればよい。また、傾
斜ポールの根元には、0.2〜0.8 程度のR面とするのが
応力集中を避け、傾斜角のばらつきを少なくする点で好
ましい。
【0009】
【実施例1】射出成形可能な超高分子量ポリエチレンと
して、三井石油化学工業社製「リュブマー」を70重量%
用い、これに酸化亜鉛ウィスカーとして、松下アムテッ
ク社製「パナテトラ」を30重量%添加し、押出機により
加熱混合し、ペレット化して本発明の摺動部材用樹脂組
成物を得た。得られた本発明の摺動部材用樹脂ペレット
を、傾斜ポールベースを成形する金型を取り付けた射出
成形機に供給し、加熱スクリューで混練りして、金型に
射出し、磁気テープガイド用傾斜ポールベースを得た。
また、得られた本発明の摺動部材用樹脂ペレットをAS
TM D747に規定する曲げ弾性率測定用試料を成形
する金型を取付けた射出成型機に供給し、加熱混練りし
て、金形に射出し、曲げ弾性率測定用試料を得た。上記
で得られた磁気テープガイド用傾斜ポールベースからポ
スト11を研削で取出し、図3に示す摩擦係数測定装置の
モーターにより回転するシャフトに取付け、市販の8mm
ビデオ用磁気テープ12(SONY社製Hi8MP 120)
を、一端をロードセル10につなぎ、他端に20gの錘り13
(重さT2 )を取付け、ポスト部11と90度で接触するよ
うにし、ポスト部11を110 rpm で回転(摺動速度14.4mm
/sec)して、ロードセル10の張力T1 を読み取った。
なお、摩擦係数μは、次式(1)で求め、その結果を表
1に示した。
【0010】 μ=2/π1n(T1 /T2 ) 式(1)
【0011】また、ASTM D747に基づいて、該
樹脂組成物の曲げ弾性率を測定し、結果を表1に示し
た。
【0012】
【実施例2】酸化亜鉛ウィスカの添加量を15重量%にし
た以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0013】
【実施例3】酸化亜鉛ウィスカの添加量を45重量%にし
た以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0014】
【比較例1】ベース樹脂をポリアセタール(POM)に
変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組
成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾
性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定
し、結果を表1に示した。
【0015】
【比較例2】ベース樹脂をポリカーボネート(PC)に
変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組
成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾
性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定
し、結果を表1に示した。
【0016】
【比較例3】ベース樹脂をポリフェニレンサルファイド
(PPS)に変えた以外は、実施例1と同様にして摺動
部材用樹脂組成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベー
ス及び曲げ弾性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾
性率を測定し、結果を表1に示した。
【0017】
【比較例4】酸化亜鉛ウィスカをチタン酸カリウムウィ
スカに変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用
樹脂組成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び
曲げ弾性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を
測定し、結果を表1に示した。
【0018】
【比較例5】酸化亜鉛ウィスカを用いないで超高分子量
ポリエチレンのみで摺動部材用樹脂組成物、磁気テープ
ガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性率測定用試料を
得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、結果を表1に示
した。
【0019】
【比較例6】酸化亜鉛ウィスカの配合量を10重量%と
した以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0020】
【比較例7】酸化亜鉛ウィスカの配合量を50重量%と
した以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0021】
【参照例】亜鉛ダイキャスト製のベースに嵌合して用い
られていたSUS製のポストを取出し、実施例と同様に
対磁気テープ摩擦係数を測定し、結果を表1に示した。
表1の結果より、実施例のものは、磁気テープとの摩擦
係数が従来のSUS製のポールと同程度か若干低めであ
り、しかも曲げ弾性率で見た剛性が、2000〜3500Kgf/
cm2 にあるので、成形時のベースとポールの傾斜角を精
度良く確保でき、磁気テープの張力による傾斜角の変化
を受けにくい。それに対して、比較例1〜3のようにベ
ース樹脂を超高分子量ポリエチレン以外にしたものや、
補強材として酸化亜鉛ウィスカを用いたものは、磁気テ
ープとの摩擦係数が高くなり、磁気テープの走行を不安
定にする。
【0022】また、超高分子量ポリエチレン単独や、酸
化亜鉛ウィスカが所定量より少ない比較例5や6では、
対磁気テープ摩擦係数は、0.18と良好であるが、曲げ弾
性率が2000より小さくなり、成形時の傾斜角精度が
落ち、しかも磁気テープの走行張力による変化を受けや
すくなる。さらに、超高分子量ポリエチレンと酸化亜鉛
ウィスカの組み合わせでも、所定量より酸化亜鉛ウィス
カが多くなると、対磁気テープの摩擦係数が高くなり、
走行不安定になるので好ましくない。実施例1の磁気テ
ープガイド用傾斜ポールベースと参照例のポールとベー
スの組立品を比較すると、実施例1のものが、コストで
は約1/2、単位時間の生産量で約3倍であった。
【0023】
【発明の効果】本発明の摺動部材用樹脂組成物は、射出
成形可能な超高分子量ポリエチレンと酸化亜鉛ウィスカ
を混合し、超高分子量ポリエチレンの自己潤滑性と酸化
亜鉛ウィスカの補強効果を発揮させ、所定範囲の低摩擦
係数と曲げ剛性を有するようにしているので、事務機器
や音響機器等におけるテープや記録材の走行する個所の
ガイド部材、分離部材、駆動部材として適した材料であ
り、コスト面、生産性に優れた材料となる。この摩擦係
数と剛性のバランスがとれた摺動性樹脂組成物を用いる
と、ベースと傾斜ポールを一体化した磁気テープガイド
用傾斜ポールベースを射出成形で生産性良く製造でき、
磁気テープとの摩擦係数をSUS製のポールと同程度に
できかつポールの傾斜角を精度良く成形でき、しかも磁
気テープ張力の影響を受けにくいものにできる。したが
って、磁気テープの走行安定性に優れた磁気テープガイ
ド用傾斜ポールを妥当なコストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気記録再生装置の回転シリンダー部の平面
【図2】 磁気記録再生装置の回転シリンダー部の横面
【図3】 摩擦装置測定装置
【符号の説明】
1;回転シリンダー 2;磁気テ−プ 3;入側傾斜ポールベース 4;入側傾斜ポール 5;出側傾斜ポ−ルベ−ス 6;出側傾斜ポールベース 7;入側垂直ポール 8;出側垂直ポール 10;ロ−ドセル 11;φ2.5 ポ−ル 12;テ−プ 13;錘
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月12日(2000.10.
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 慴動部材用樹脂組成物及びそれを用い
た傾斜ポールベース
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動部材用樹脂組
成物、特にDAT、VTR等の磁気記録再生装置におけ
る磁気テープの入り側及び出側に位置し、テープの走行
方向を傾斜させる傾斜ポールとそれを固定するベースを
一体的に射出成形するのに適した摺動部材用樹脂組成物
及びそれを用いた磁気記録再生装置の磁気テープガイド
用傾斜ポールベースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置の磁気テープガ
イド用ポールベースは、角度を持って取り付けられた回
転シリンダー対して、磁気テープの入側及び出側に傾斜
配置しており、テープの走行方向を回転ドラムヘッドに
合わせて傾斜させて、テープをヘッドに密着させるため
に一定のテープ張力を維持させることは知られている
(特開平7−6454号公報)。これらポールベース
は、傾斜ポール、垂直ポール及び本体のベースから構成
されているのが普通であるが、一般に傾斜ポールはステ
ンレス鋼(以下、SUSと表す)の研削品であり、亜鉛
ダイキャスト製のベースに圧入して組み付けられてお
り、回転するローラーである垂直ポールはベースに対し
ては、ねじの刻まれたシャフトで固定される。そのた
め、従来技術によるポールベースには、多数の部品の加
工、組立により、製造コストが高い、組立品のため、完
成品にバラツキが出て、テープ走行が不安定になり、画
像障害(ジッタ)や音声障害(ワウ)を生じやすい、な
どの問題点を持つことがわかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各種樹脂成形品を効率
的に形成するには、一般に射出成形が多用されているの
で、磁気記録再生装置のポ−ルベ−スの製造のために射
出成形が試みられたが、ポールベースを樹脂を用いて一
体的に射出成形によって得ることのできる製品は、以下
イ〜ハの課題を解決する必要に迫られていた。 イ.テープに対して従来のSUS研削品と同水準の低摩
擦係数を有する。 ロ.ポール精度を維持するための剛性を ハ.テープをいためず、汚染しない。
【0004】上述のように、従来、一般に用いられてい
た射出成形による樹脂摺動グレードにおいては、例えば
含油系のものは、ロ、ハ.を満足せず、繊維補強材と固
定潤滑材のものはイ.、ハ.を満足しないなど、上記の
条件を満足するものは、見出されておらず、樹脂の射出
一体成形によって形成した磁気記録再生装置の磁気テー
プガイド用ポールベースは実現されていなかった。本発
明では、前述の従来技術の問題点を解決するため、特定
範囲の摩擦係数と剛性を有する摺動性に優れた樹脂組成
物及びそれを用いて、傾斜ポールとベースを射出一体化
することにより、画像障害(ジッタ)や音声障害(ワ
ウ)の発生のない、安定したテープ走行を可能にする傾
斜ポールベースを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、樹脂分として射出成形可能な超高分子量ポリエチレ
ン55〜85重量%に対し、補強充填材として酸化亜鉛ウィ
スカを15重量%〜45重量%混合し、磁気テープに対する
摩擦係数が0.15〜0.20、曲げ弾性率が20,000〜35,000kg
f/cm2 にすることによって達成することができた。本
発明に用いる超高分子量ポリエチレンは、粘度法による
平均分子量が100 〜500 万のもので、高い自己潤滑性を
有するために、磁気テープとの摩擦係数は従来のSUS
と同水準の低い値を示すのでこのようなマトリックス樹
脂の使用によって、テープの走行抵抗が小さく抑えら
れ、テープの走行を安定に保つ効果が発揮される。超高
分子ポリエチレンは、流動性が悪く、通常射出成形には
適さないが、低分子量ポリエチレン等の流動化剤の添加
により射出成形を可能にしたもので、本願で用いること
ができるのは、この射出成形可能なものに限定され、例
えば三井石油化学工業(株)の「リュブマー」が該当す
る。
【0006】また、本発明では補強充填材として酸化亜
鉛ウィスカを15重量%から45重量%配合することによ
り、マトリックス樹脂単独では不足している剛性を補
い、ポストの傾き等の精度を向上させ、使用可能なレベ
ルに上げることができた。補強充填材として使用する酸
化亜鉛ウィスカは、一般的な強化繊維(ガラス繊維な
ど)や充填材と比較して、成形品表面の平滑性を悪化さ
せることがなく、また、摩擦時の相手材への攻撃性も極
めて少ないため、走行時にテープが傷つくのを防ぐこと
が出来る。酸化亜鉛ウィスカーは、テトラポット状の形
状を有するので、三次元方向へ補強することができる線
状の補強繊維のように配向を生じにくいので、配向によ
るポストの傾斜角度のばらつきを抑えることができる、
本発明の用途には特に適した補強充填剤である。本発明
の慴動部材用の樹脂組成物を使用して傾斜ポールとベー
スを一体に射出成形された磁気テープガイド用の傾斜ポ
ールベースは、従来のSUS製傾斜ポールと亜鉛ダイキ
ャスト製ベースの組立品と比較すると、組み付けによる
バラツキがないため、量産において安定した精度の製品
を供給することができる。また、本発明の慴動部材用樹
脂組成物は、事務機器や音響機器等におけるテープや記
録材の走行する個所のガイド部材、分離部材、駆動部材
として適した材料である。
【0007】本発明の慴動部材用樹脂組成物を用いた傾
斜ポールベースの働きを図1及び図2により説明する。
図1は、磁気記録再生装置の回転シリンダー周辺のテー
プ走行状態を示す平面図であり、図2は前から見た側面
図である。1は傾斜して回転するシリンダー、2は磁気
テープ、3はテープ入側傾斜ポールベース、4はその傾
斜ポール、7はその垂直ポール、5はテープ出側ポール
ベース、6、6′はその傾斜ポール、8はその垂直ポー
ルである。両側の傾斜ポールベースは、収容される枠体
とともに回転シリンダーの外周に沿って移動してテープ
を回転シリンダーにΩ状かつ傾斜走行するように巻き付
ける。回転シリンダーの出入り口でテープの走行方向を
回転シリンダーの傾斜、テープの巻付き傾斜に合わせ、
テープが回転シリンダーに密着して走行するようにする
働きをする。傾斜角の精度や磁気テープとの摩擦係数
は、テープの走行安定性の重要な因子であり、本発明の
磁気テープガイド用傾斜ポールベースは、超高分子量ポ
リエチレンと酸化亜鉛ウィスカを所定割合で混合した本
発明の慴動部材用の樹脂組成物を用いてベースとポール
を一体的に射出成形することにより、傾斜角の精度と摩
擦抵抗の問題をクリア−し、走行安定性を満たすことが
できた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の摺動部材用樹脂組成物
は、流動性を改良した超高分子量ポリエチレンを主素材
とし、これに対して酸化亜鉛ウィスカーを15〜45重量%
加え、押出機やオープンロール等により混練りすること
により得ることができる。該組成物において、酸化亜鉛
ウィスカーの量が15重量%より少なくなるにつれ、曲げ
弾性率が低くなり、磁気テープ張力による傾斜角が変わ
る可能性が大きくなり、逆に45重量%より多くなると摩
擦係数が高くなり、剛性(曲げ弾性率)が大きくなり過
ぎるので、磁気テープの走行抵抗が大きくなるので、上
記使用量の範囲が適当である。また、本発明の摺動性樹
脂組成物は、押出機等で混練りし、ペレット化しておく
のが、射出成形するのに好ましい。本発明の傾斜ポール
ベースを射出成形する場合は、通常のエンジニアリング
プラスチックに用いる成型機を用いればよい。また、傾
斜ポールの根元には、0.2〜0.8 程度のR面とするのが
応力集中を避け、傾斜角のばらつきを少なくする点で好
ましい。
【0009】
【実施例1】射出成形可能な超高分子量ポリエチレンと
して、三井石油化学工業社製「リュブマー」を70重量%
用い、これに酸化亜鉛ウィスカーとして、松下アムテッ
ク社製「パナテトラ」を30重量%添加し、押出機により
加熱混合し、ペレット化して本発明の摺動部材用樹脂組
成物を得た。得られた本発明の摺動部材用樹脂ペレット
を、傾斜ポールベースを成形する金型を取り付けた射出
成形機に供給し、加熱スクリューで混練りして、金型に
射出し、磁気テープガイド用傾斜ポールベースを得た。
また、得られた本発明の摺動部材用樹脂ペレットをAS
TM D747に規定する曲げ弾性率測定用試料を成形
する金型を取付けた射出成型機に供給し、加熱混練りし
て、金形に射出し、曲げ弾性率測定用試料を得た。上記
で得られた磁気テープガイド用傾斜ポールベースからポ
スト11を研削で取出し、図3に示す摩擦係数測定装置の
モーターにより回転するシャフトに取付け、市販の8m
mビデオ用磁気テープ12(SONY社製Hi8MP 120)
を、一端をロードセル10につなぎ、他端に20gの錘り13
(重さT2 )を取付け、ポスト部11と90度で接触するよ
うにし、ポスト部11を110 rpm で回転(摺動速度14.4m
m/sec )して、ロードセル10の張力T1 を読み取っ
た。なお、摩擦係数μは、次式(1)で求め、その結果
を表1に示した。
【0010】 μ=2/π1n(T1 /T2 ) 式(1)
【0011】また、ASTM D747に基づいて、該
樹脂組成物の曲げ弾性率を測定し、結果を表1に示し
た。
【0012】
【実施例2】酸化亜鉛ウィスカの添加量を15重量%にし
た以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0013】
【実施例3】酸化亜鉛ウィスカの添加量を45重量%にし
た以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0014】
【比較例1】ベース樹脂をポリアセタール(POM)に
変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組
成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾
性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定
し、結果を表1に示した。
【0015】
【比較例2】ベース樹脂をポリカーボネート(PC)に
変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組
成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾
性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定
し、結果を表1に示した。
【0016】
【比較例3】ベース樹脂をポリフェニレンサルファイド
(PPS)に変えた以外は、実施例1と同様にして摺動
部材用樹脂組成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベー
ス及び曲げ弾性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾
性率を測定し、結果を表1に示した。
【0017】
【比較例4】酸化亜鉛ウィスカをチタン酸カリウムウィ
スカに変えた以外は、実施例1と同様にして摺動部材用
樹脂組成物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び
曲げ弾性率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を
測定し、結果を表1に示した。
【0018】
【比較例5】酸化亜鉛ウィスカを用いないで超高分子量
ポリエチレンのみで摺動部材用樹脂組成物、磁気テープ
ガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性率測定用試料を
得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、結果を表1に示
した。
【0019】
【比較例6】酸化亜鉛ウィスカの配合量を10重量%と
した以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0020】
【比較例7】酸化亜鉛ウィスカの配合量を50重量%と
した以外は、実施例1と同様にして摺動部材用樹脂組成
物、磁気テープガイド用傾斜ポールベース及び曲げ弾性
率測定用試料を得、摩擦係数及び曲げ弾性率を測定し、
結果を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】
【参照例】亜鉛ダイキャスト製のベースに嵌合して用い
られていたSUS製のポストを取出し、実施例と同様に
対磁気テープ摩擦係数を測定し、結果を表1に示した。
表1の結果より、実施例のものは、磁気テープとの摩擦
係数が従来のSUS製のポールと同程度か若干低めであ
り、しかも曲げ弾性率で見た剛性が、2000〜3500Kgf/
cm2 にあるので、成形時のベースとポールの傾斜角を精
度良く確保でき、磁気テープの張力による傾斜角の変化
を受けにくい。それに対して、比較例1〜3のようにベ
ース樹脂を超高分子量ポリエチレン以外にしたものや、
補強材として酸化亜鉛ウィスカを用いたものは、磁気テ
ープとの摩擦係数が高くなり、磁気テープの走行を不安
定にする。
【0023】また、超高分子量ポリエチレン単独や、酸
化亜鉛ウィスカが所定量より少ない比較例5や6では、
対磁気テープ摩擦係数は、0.18と良好であるが、曲げ弾
性率が2000より小さくなり、成形時の傾斜角精度が
落ち、しかも磁気テープの走行張力による変化を受けや
すくなる。さらに、超高分子量ポリエチレンと酸化亜鉛
ウィスカの組み合わせでも、所定量より酸化亜鉛ウィス
カが多くなると、対磁気テープの摩擦係数が高くなり、
走行不安定になるので好ましくない。実施例1の磁気テ
ープガイド用傾斜ポールベースと参照例のポールとベー
スの組立品を比較すると、実施例1のものが、コストで
は約1/2、単位時間の生産量で約3倍であった。
【0024】
【発明の効果】本発明の摺動部材用樹脂組成物は、射出
成形可能な超高分子量ポリエチレンと酸化亜鉛ウィスカ
を混合し、超高分子量ポリエチレンの自己潤滑性と酸化
亜鉛ウィスカの補強効果を発揮させ、所定範囲の低摩擦
係数と曲げ剛性を有するようにしているので、事務機器
や音響機器等におけるテープや記録材の走行する個所の
ガイド部材、分離部材、駆動部材として適した材料であ
り、コスト面、生産性に優れた材料となる。この摩擦係
数と剛性のバランスがとれた摺動性樹脂組成物を用いる
と、ベースと傾斜ポールを一体化した磁気テープガイド
用傾斜ポールベースを射出成形で生産性良く製造でき、
磁気テープとの摩擦係数をSUS製のポールと同程度に
できかつポールの傾斜角を精度良く成形でき、しかも磁
気テープ張力の影響を受けにくいものにできる。したが
って、磁気テープの走行安定性に優れた磁気テープガイ
ド用傾斜ポールを妥当なコストで提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録再生装置の回転シリンダー部の平面図
【図2】磁気記録再生装置の回転シリンダー部の横面図
【図3】摩擦装置測定装置
【符号の説明】 1;回転シリンダー 2;磁気テ−プ 3;入側傾斜ポールベース 4;入側傾斜ポール 5;出側傾斜ポ−ルベ−ス 6;出側傾斜ポールベース 7;入側垂直ポール 8;出側垂直ポール 10;ロ−ドセル 11;φ2.5 ポ−ル 12;テ−プ 13;錘
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 15/60 G11B 15/60 C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリックス樹脂として射出成形可能な
    超高分子量ポリエチレンに対して補強充填材として酸化
    亜鉛ウィスカが15〜45重量%含有されてなり、対磁気テ
    ープ摩擦係数が0.15〜0.20、曲げ弾性率が20,000〜35,0
    00gf/cm2である摺動部材用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 回転シリンダーに対する磁気テープの入
    り側及び出側の各走行方向を傾斜させるための傾斜ポー
    ルとこれを固定するベ−スよりなる傾斜ポールベースで
    あって、傾斜ポールとベースが請求項1の摺動部材用樹
    脂組成物により一体的に射出成形されたものであること
    を特徴とする磁気記録再生装置の磁気テープガイド用傾
    斜ポールベース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040036391A (ko) * 2002-10-25 2004-04-30 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 폴베이스 조립체
KR100485812B1 (ko) * 2002-11-18 2005-04-28 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 테이프 주행시스템
CN106046513A (zh) * 2016-08-16 2016-10-26 宜兴市灵谷塑料设备有限公司 用于离心泵的改性超高分子量聚乙烯的制造方法

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KR100485812B1 (ko) * 2002-11-18 2005-04-28 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치의 테이프 주행시스템
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