JP2001001198A - 油圧回路における脈動圧抑制状態の異常診断方法及びその装置 - Google Patents

油圧回路における脈動圧抑制状態の異常診断方法及びその装置

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JP2001001198A
JP2001001198A JP11177199A JP17719999A JP2001001198A JP 2001001198 A JP2001001198 A JP 2001001198A JP 11177199 A JP11177199 A JP 11177199A JP 17719999 A JP17719999 A JP 17719999A JP 2001001198 A JP2001001198 A JP 2001001198A
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストン型アキュームレータの寿命を自動的
に診断し、オイルハンマが発生しないうちにピストン型
アキュームレータを修理、交換し、他の油圧機器の破損
を防止する。 【解決手段】 パンチプレス1におけるパンチPを打撃
するための油圧シリンダ19にリニアサーボバルブ35
を介して圧油を供給及び排出する。油圧シリンダ19の
圧油をリニアサーボバルブ35を経て排出する排出側管
路49内の脈動圧をピストン型アキュームレータ51に
より抑制する。ピストン型アキュームレータ51の上流
側と下流側の排出側管路49内の圧力を検出し、この上
流側と下流側の圧力差が予め設定した設定基準値より低
下したときにピストン型アキュームレータ51の異常を
自動的に診断する。この診断に基づいてアラーム83に
警告音を発生する指示が与えたり、パンチプレス1を自
動的に停止する指示が与えたりできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧回路における
脈動圧抑制状態の異常診断方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧駆動式のパンチプレス101
においては、図5に示されているように油圧シリンダ1
03のピストン105の下端には所定位置のパンチPを
打圧するストライカ107が固定されている。
【0003】パンチPを装着しているパンチブロック
(図示省略)の下方には各パンチPに相対向する位置に
ダイDを装着したダイブロック(図示省略)が設けられ
ている。
【0004】油圧シリンダ103のピストン105が下
降すると、ストライカ107によりパンチPが打圧さ
れ、このパンチPとダイDとの協働により、板材等のワ
ークにパンチング加工が行われる。
【0005】図5を参照するに、油圧シリンダ103へ
圧油を供給及び排出する油圧回路は、オイルタンク10
9より圧油を供給するための圧油供給側管路111がリ
ニアサーボバルブ113のPポートへ連通しており、こ
の圧油供給側管路111にはポンプモータ115にて駆
動される可変容量形の油圧ポンプ117が設けられてい
る。リニアサーボバルブ113のAポートは加圧側管路
119を介して油圧シリンダ103の加圧室121へ連
通されており、リニアサーボバルブ113のBポートは
背圧側管路123を介して油圧シリンダ103の背圧室
125へ連通されている。また、リニアサーボバルブ1
13のTポートは排出側管路127を介してタンク10
9へ連通されている。
【0006】また、排出側管路127にはこの管路内の
脈動圧を抑制するピストン型アキュームレータ129が
介設されている。このピストン型アキュームレータ12
9内にはピストン131が上下動自在に設けられ、この
ピストン131を常時、排出側管路127の方向へ押し
上げるよう付勢するスプリング133が背圧室135内
に設けられている。
【0007】したがって、リニアサーボバルブ113の
流路を切り換えてPポートとAポート、BポートとTポ
ートを連通せしめると、圧油は加圧側管路119を通り
油圧シリンダ103の加圧室121へ流入するのでピス
トン105が下降する。そして、油圧シリンダ103の
背圧室125より排出された圧油は背圧側管路123を
通りリニアサーボバルブ113のBポートへ入り、Tポ
ートより排出側管路127を通りオイルタンク109へ
戻される。
【0008】このとき、ピストン型アキュームレータ1
29のピストン131は排出された圧油によりスプリン
グ133の付勢力により押し上げられるので、排出側管
路127に生じる脈動圧はピストン型アキュームレータ
129内のスプリング133の付勢力により吸収緩和さ
れて抑制されオイルハンマが防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピストン型
アキュームレータ129はガス封入式ではなく、バネ式
であるのでメカ的には長寿命であるが、ピストン131
にパッキン137が入っているので、このパッキン13
7がへたったり、はみ出したりしたときにはピストン1
31が傾いて突然オイルハンマが発生し、その結果、突
然のサージ圧により排出側管路127を構成する油圧ホ
ースが切れたり、油圧ポンプ117が破損したりすると
いう問題点があった。
【0010】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的はピストン型アキュームレータの
寿命を自動的に診断し、この診断に基づいてオイルハン
マが発生しないうちにピストン型アキュームレータやパ
ッキン等を交換し、他の油圧機器の破損を防止し得る油
圧回路における脈動圧抑制状態の異常診断方法及びその
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の油圧回路における脈動圧抑
制状態の異常診断方法は、パンチプレスにおけるパンチ
を打撃するための油圧シリンダに切換えバルブを介して
圧油を供給及び排出する際に、前記油圧シリンダの圧油
を前記切換えバルブを経て排出する排出側管路内の脈動
圧をピストン型アキュームレータにより抑制すると共
に、このピストン型アキュームレータの上流側と下流側
の排出側管路内の圧力を検出し、この上流側と下流側の
圧力差が予め設定した設定基準値より低下したときに前
記ピストン型アキュームレータの異常を自動的に診断す
ることを特徴とするものである。
【0012】したがって、ピストン型アキュームレータ
内のピストンのパッキンがへたるなどしてピストンがシ
リンダ内部で傾いて異常が生じた場合には、ピストン型
アキュームレータの脈動圧抑制の能力が発揮されないの
で、ピストン型アキュームレータの上流側と下流側の排
出側管路内の圧力差が小さくなってくる。この圧力差が
予め設定した設定基準値より低下したことが自動的に診
断されるので、アラームに警告音を発生する指示を与え
たり、パンチプレスを自動的に停止する指示を与えたり
できる。結果として、オイルハンマが発生しないうちに
ピストン型アキュームレータが作業者により修理あるい
は交換されるので、他の油圧機器の破損が防止される。
【0013】請求項2によるこの発明の油圧回路におけ
る脈動圧抑制状態の異常診断装置は、パンチプレスにお
けるパンチを打撃するための油圧シリンダに切換えバル
ブを介して圧油を供給及び排出する油圧回路において、
前記油圧シリンダの圧油を前記切換えバルブを経て排出
する排出側管路に脈動圧を抑制するピストン型アキュー
ムレータを介設し、このピストン型アキュームレータの
上流側と下流側に、前記上流側の排出側管路の圧力を検
出する第1圧力検出装置と前記下流側の排出側管路の圧
力を検出する第2圧力検出装置を設け、この第1、第2
圧力検出装置により検出された圧力差を予め設定した設
定基準値より低下したときに前記ピストン型アキューム
レータの異常を自動的に診断する比較判断装置を備えた
制御装置を設けてなることを特徴とするものである。
【0014】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ピストン型アキュームレータ内のピストンのパッ
キンがへたるなどしてピストンがシリンダ内部で傾いて
異常が生じた場合には、ピストン型アキュームレータの
脈動圧抑制の能力が発揮されないので、ピストン型アキ
ュームレータの上流側と下流側の排出側管路内の圧力差
が小さくなってくる。この圧力差が予め設定した設定基
準値より低下したことが自動的に診断されるので、アラ
ームに警告音を発生する指示を与えたり、パンチプレス
を自動的に停止する指示を与えたりできる。結果とし
て、オイルハンマが発生しないうちにピストン型アキュ
ームレータが作業者により修理あるいは交換されるの
で、他の油圧機器の破損が防止される。
【0015】請求項3によるこの発明の油圧回路におけ
る脈動圧抑制状態の異常診断装置は、請求項2記載の油
圧回路における脈動圧抑制状態の異常診断装置におい
て、前記設定基準値が、上流側と下流側の定常的な圧力
差の数値より低い値である第1設定基準値と、この第1
設定基準値より低い値に設定した第2設定基準値とから
なり、前記比較判断装置が、前記第1、第2圧力検出装
置により検出された圧力差が第1設定基準値より低いと
きに作業者に警告を発生する警告装置に指令を与え、前
記圧力差が第2設定基準値より低いときにパンチプレス
の稼動を自動的に停止せしめる指令を与える機能を備え
てなることを特徴とするものである。
【0016】したがって、第1圧力検出装置と第2圧力
検出装置の圧力差が第1設定基準値より低くなったとき
には警告装置から警告音が発生する。また、上記の圧力
差が第2設定基準値より低くなったときにはパンチプレ
スが自動的に停止される。この指示によりオイルハンマ
が発生しないうちにピストン型アキュームレータが作業
者により修理あるいは交換されるので、他の油圧機器の
破損が防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧回路における
脈動圧抑制状態の異常診断方法及びその装置の実施の形
態について、図面を参照して説明する。なお、本実施の
形態の例としてタレットパンチプレスを対象としたが、
この機種に限定されるものはない。
【0018】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
タレットパンチプレス1は、ベース3の両側に立設した
サイドフレーム5,7に上部フレーム9の両側が支持さ
れた態様のフレーム構造に構成されている。上部フレー
ム9の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備
えた円盤状の上部タレット11が回転自在に装着されて
いる。ベース3の上面には、上部タレット11に対向し
た下部タレット13が回転自在に装着されており、この
下部タレット13には、多種類のパンチPと対向した多
数のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着
されている。上部タレット11の軸心と下部タレット1
3の軸心とは同一軸心に配置されており、この上部タレ
ット11と下部タレット13は、NC制御装置のような
適宜の制御装置15の制御によって、同方向へ同期して
回転される。
【0019】上部タレット11と下部タレット13の図
1において右側部分に装着されたダイD、パンチPの位
置が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチ
Pの上方における上部フレーム9にはストライカ17が
上下動自在に設けられている。このストライカ17は上
部フレーム9内に設けられた駆動装置としての油圧シリ
ンダ19に例えばラム21(打圧部材)を介して連結さ
れている。
【0020】このラム21により、上部タレット11お
よび下部タレット13の回転によってラム21の下方へ
割出し位置決めされたパンチPが打圧されるものであ
る。
【0021】なお、タレットパンチプレス1にはワーク
Wを前後左右方向へ移動位置決めするためのワークWの
移動位置決め装置23が設けられており、この移動位置
決め装置23はベース3上の図1において右端に,Y軸
方向(図1において左右方向)へ移動自在なキャレッジ
ベース25が設けられており、このキャレッジベース2
5にはX軸方向(図1において紙面に対して直交する方
向)へ移動自在なキャレッジ27が設けられている。こ
のキャレッジ27にはX軸方向へ適宜な間隔でワークW
をクランプする複数のワーククランプ29が設けられて
いる。
【0022】この移動位置決め装置23は数値制御等の
制御装置15によって制御されワークWをパンチPとダ
イDとの間の所望の位置へ位置決めするものである。
【0023】したがって、タレットパンチプレス1にお
ける上部タレット11に装着したパンチPと下部タレッ
ト13に装着したダイDとの間に、板状のワークWを位
置決めした後に、ラム21によってパンチPが打圧され
ることにより、パンチPとダイDによってワークWにパ
ンチング加工が行われるのである。
【0024】次に、油圧シリンダ19へ圧油を供給及び
排出する油圧回路について説明する。
【0025】図1を参照するに、油圧回路はオイルタン
ク31より圧油を供給するための圧油供給側管路33が
切換えバルブとしての例えばリニアサーボバルブ35の
Pポートへ連通しており、この圧油供給側管路33には
ポンプモータ37にて駆動される可変容量形油圧ポンプ
39が設けられている。リニアサーボバルブ35のAポ
ートは加圧側管路41を介して油圧シリンダ19の加圧
室43へ連通されており、リニアサーボバルブ35のB
ポートは背圧側管路45を介して油圧シリンダ19の背
圧室47へ連通されている。
【0026】また、リニアサーボバルブ35のTポート
は排出側管路49を介してオイルタンク31へ連通され
ている。なお、リニアサーボバルブ35は図1に示され
ているように油圧シリンダ19の上部に図示せざるマニ
ホールドを介して取り付けられている。
【0027】また、排出側管路49には管路内の脈動圧
を抑制するピストン型アキュームレータ51が介設され
ている。このピストン型アキュームレータ51内には図
1並びに図2に示されているようにピストン53が上下
動自在に設けられ、このピストン53を常時、排出側管
路49の方向へ押し上げるよう付勢するスプリング55
が背圧室57内に設けられている。また、ピストン53
にはシリンダ59との摺接面に無端環状のパッキン61
(Oリング)とウェアリング63が装着されている。
【0028】また、ピストン型アキュームレータ51の
前後の排出側管路49には、上流側の排出側管路49の
圧力を検出する第1圧力検出装置としての例えば第1圧
力センサ65と、下流側の排出側管路49の圧力を検出
する第2圧力検出装置としての例えば第2圧力センサ6
7が設けられている。
【0029】タレットパンチプレス1の制御装置15に
はPHNC装置69が電気的に接続されており、このP
HNC装置69には図4に示されているように中央処理
装置としてのCPU71に、キーボードなどの入力装置
73とCRTなどからなる表示装置75と、入力装置7
3から入力されたデータや、第1圧力センサ65と第2
圧力センサ67の圧力差が定常的な数値より僅かに低下
したときにピストン型アキュームレータ51に異常が発
生したものと判断するための設定基準としての例えば第
1設定基準値S1や、この第1設定基準値S1より低い
設定基準としての例えば第2設定基準値S2とを予め記
憶するメモリ77が電気的に接続されている。
【0030】また、上記のCPU71には、第1圧力セ
ンサ65と第2圧力センサ67の各圧力データを読み取
り記憶するための読取り部79と、この読取り部79内
の第1及び第2圧力センサ65,67による各圧力デー
タの圧力差と上記のメモリ77内の第1設定基準値S1
あるいは第2設定基準値S2とを比較し、上記の第1及
び第2圧力センサ65,67の圧力差が各第1、第2設
定基準値SI、S2より低下したときにはピストン型ア
キュームレータ51が異常であることを診断する比較判
断装置81が電気的に接続されている。
【0031】なお、比較判断装置81では上記の圧力差
が第1設定基準値S1より低下したときには、警告装置
としてのアラーム83に警告音を発生する指示を与え、
第2設定基準値S2より低下したときには、この判断結
果を制御装置15に伝送するように構成されている。
【0032】上記構成により、リニアサーボバルブ35
の流路を切り換えてPポートとAポート、BポートとT
ポートを連通せしめると、圧油は加圧側管路41を通り
油圧シリンダ19の加圧室43へ流入しピストンロッド
を下降させる。そして、油圧シリンダ19の背圧室47
より排出された圧油は背圧側管路45を通りリニアサー
ボバルブ35のBポートへ入り、Tポートより排出側管
路49を通りオイルタンク31へ戻される。
【0033】このとき、ピストン型アキュームレータ5
1のピストン53は排出された圧油によりスプリング5
5の付勢力により押し上げられるので、排出側管路49
に生じる脈動圧はピストン型アキュームレータ51内の
スプリング55の付勢力により吸収緩和されて抑制され
オイルハンマが防止される。
【0034】ところが、ピストン型アキュームレータ5
1のピストン53のパッキン61がへたったり、はみ出
してピストン53がシリンダ59の内部で傾いた場合に
は、ピストン型アキュームレータ51の脈動圧抑制の能
力が発揮されないので図3に示されているように第1圧
力センサ65と第2圧力センサ67の圧力差が小さくな
ってくる。
【0035】図3に示されているように第1圧力センサ
65と第2圧力センサ67の圧力差が第1設定基準値S
1より低くなったときにはPHNC装置69の比較判断
装置81からアラーム83に警告音を発生する指示が与
えられる。また、上記の圧力差が第2設定基準値より低
くなったときにはこの判断データが制御装置15に伝送
され、制御装置15からタレットパンチプレス1を自動
的に停止する指示が与えられる。
【0036】したがって、上記のアラーム83あるい
は、タレットパンチプレス1が停止することにより、オ
イルハンマが発生しないうちにピストン型アキュームレ
ータ51あるいはピストン53のパッキン61が作業者
により交換されるので、油圧ホースや油圧ポンプ等の他
の油圧機器の破損が自動的に防止される。
【0037】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0038】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、ピストン型ア
キュームレータの上流側と下流側の排出側管路内の圧力
差を、定常的な圧力差より低下したことを自動的に診断
できるので、ピストン型アキュームレータ内のピストン
のパッキンがへたるなどしてピストンがシリンダ内部で
傾くという異常事態を自動的に検出できる。したがっ
て、警告装置に警告音を発生する指示を与えたり、パン
チプレスを自動的に停止する指示を与えたりして、オイ
ルハンマが発生しないうちにピストン型アキュームレー
タを修理あるいは交換できるので、他の油圧機器の破損
を防止できる。
【0039】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ピストン型アキュームレータの上流
側と下流側の排出側管路内の圧力差を、定常的な圧力差
より低下したことを自動的に診断できるので、ピストン
型アキュームレータ内のピストンのパッキンがへたるな
どしてピストンがシリンダ内部で傾くという異常事態を
自動的に検出できる。したがって、警告装置に警告音を
発生する指示を与えたり、パンチプレスを自動的に停止
する指示を与えたりして、オイルハンマが発生しないう
ちにピストン型アキュームレータを修理あるいは交換で
きるので、他の油圧機器の破損を防止できる。
【0040】請求項3の発明によれば、第1圧力検出装
置と第2圧力検出装置の圧力差が第1設定基準値より低
くなったときには警告装置から警告音を発生できる。ま
た、上記の圧力差が第2設定基準値より低くなったとき
にはパンチプレスを自動的に停止できる。この指示によ
りオイルハンマが発生しないうちに作業者によりピスト
ン型アキュームレータを修理あるいは交換できるので、
他の油圧機器の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係わるタレットパン
チプレス1並びに油圧回路の一例を示すものである。
【図2】本発明の実施の形態の例に係わるピストン型ア
キュームレータの前後の第1、第2圧力センサを含む詳
細な管路図を示すものである。
【図3】本発明の実施の形態の例に係わるもので、第
1、第2圧力センサの圧力差と時間との関係を示すグラ
フである。
【図4】この発明の構成ブロックを示す図である。
【図5】従来例における油圧回路の一例を示すものであ
る。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチプレス) 15 制御装置 19 油圧シリンダ(駆動装置) 33 圧油供給側管路 35 リニアサーボバルブ(切換えバルブ) 37 ポンプモータ 39 可変容量形油圧ポンプ 49 排出側管路 51 ピストン型アキュームレータ 53 ピストン 55 スプリング 59 シリンダ 61 パッキン(Oリング) 63 ウェアリング 65 第1圧力センサ(第1圧力検出装置) 67 第2圧力センサ(第2圧力検出装置) 69 PHNC装置 71 CPU(中央処理装置) 77 メモリ 79 読取り部 81 比較判断装置 83 アラーム(警告装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチプレスにおけるパンチを打撃する
    ための油圧シリンダに切換えバルブを介して圧油を供給
    及び排出する際に、 前記油圧シリンダの圧油を前記切換えバルブを経て排出
    する排出側管路内の脈動圧をピストン型アキュームレー
    タにより抑制すると共に、このピストン型アキュームレ
    ータの上流側と下流側の排出側管路内の圧力を検出し、
    この上流側と下流側の圧力差が予め設定した設定基準値
    より低下したときに前記ピストン型アキュームレータの
    異常を自動的に診断することを特徴とする油圧回路にお
    ける脈動圧抑制状態の異常診断方法。
  2. 【請求項2】 パンチプレスにおけるパンチを打撃する
    ための油圧シリンダに切換えバルブを介して圧油を供給
    及び排出する油圧回路において、 前記油圧シリンダの圧油を前記切換えバルブを経て排出
    する排出側管路に脈動圧を抑制するピストン型アキュー
    ムレータを介設し、このピストン型アキュームレータの
    上流側と下流側に、前記上流側の排出側管路の圧力を検
    出する第1圧力検出装置と前記下流側の排出側管路の圧
    力を検出する第2圧力検出装置を設け、この第1、第2
    圧力検出装置により検出された圧力差を予め設定した設
    定基準値より低下したときに前記ピストン型アキューム
    レータの異常を自動的に診断する比較判断装置を備えた
    制御装置を設けてなることを特徴とする油圧回路におけ
    る脈動圧抑制状態の異常診断装置。
  3. 【請求項3】 前記設定基準値が、上流側と下流側の定
    常的な圧力差の数値より低い値である第1設定基準値
    と、この第1設定基準値より低い値に設定した第2設定
    基準値とからなり、前記比較判断装置が、前記第1、第
    2圧力検出装置により検出された圧力差が第1設定基準
    値より低いときに作業者に警告を発生する警告装置に指
    令を与え、前記圧力差が第2設定基準値より低いときに
    パンチプレスの稼動を自動的に停止せしめる指令を与え
    る機能を備えてなることを特徴とする請求項2記載の油
    圧回路における脈動圧抑制状態の異常診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6851113B2 (en) 2001-06-29 2005-02-01 International Business Machines Corporation Secure shell protocol access control
JP2016114228A (ja) * 2014-12-18 2016-06-23 日本電産トーソク株式会社 電磁弁制御装置および電磁弁制御方法

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