JP2000516908A - ピリジルカルバメート、その製造、その製造用中間体、及びその使用方法 - Google Patents

ピリジルカルバメート、その製造、その製造用中間体、及びその使用方法

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JP2000516908A JP09521679A JP52167997A JP2000516908A JP 2000516908 A JP2000516908 A JP 2000516908A JP 09521679 A JP09521679 A JP 09521679A JP 52167997 A JP52167997 A JP 52167997A JP 2000516908 A JP2000516908 A JP 2000516908A
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Abstract

(57)【要約】 式I:

Description

【発明の詳細な説明】 ピリジルカルバメート、その製造、その製造用中間体、 及びその使用方法 本発明は、式I: [但し、R’が、水素、又は 非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル 、シクロアルケニル、アルキルカルボニル或いはアルコキシカルボニルを表し; R”が、非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロ アルキル或いはシクロアルケニルを表すか、下記Vがアミノ基の場合には水素を 表し; Vが、酸素(−O−)、硫黄(−S−)、又は下記の基:即ちアルキル、アル ケニル、アルキニル又はシクロアルキルの1個を結合して有しても良いアミノ基 を表し; Xが、シアノ、ニトロ、ハロゲン、又は 非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アル ケニルオキシ或いはアルキニルオキシを表わすか、 n>1の場合には、ピリジル環の隣接する2個の炭素原子と結合し、且つ3も しくは4個の炭素原子、2乃至3個の炭素原子及び1もしくは2個の窒素、酸素 及び/又は硫黄原子からなる群の中から選ばれる3乃至4個の原子を含む非置換 もしくは置換架橋基を表し、さらにこの架橋基が結合するピリジン環と共に部分 的に不飽和な基或いは芳香族基を形成しても良く; nが、0、1、2又は3であり、n>1の場合はXは異なっていても良く; Rが、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキシ ル、カルボニルアミノ又は直接或いはオキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ ルもしくはカルボニルアミノを介して結合する有機基をあらわすか、又は 結合する基X及びピリジル環と共に、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは 置換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄又は窒素からなる群の中から 選ばれるヘテロ原子を含んでいても良い基を形成する。] で表されるピリジルカルバメート、これらの化合物の製造するための方法及び中 間体、及びその使用方法に関する。 有害菌類及び有害動物を防除するためのフェニルカルバメートが、文献に開示 されている(WO−A95/15046)。 本発明の目的は、作用が改善された新規な化合物を提供することにある。 本発明者等は、上記目的が、冒頭に記載した化合物Iにより達成されることを 見出した。また、これらの化合物の製造するための方法及び中間体、並びに有害 動物及び有害菌類の防除にこれらの化合物を使用する方法についても見出した。 化合物Iは、文献に記載の方法に従い、種々な経路で得ることができる。 化合物Iを合成する際、基R或いはカルバメート基−N(OR)−COVR” のいずれを先に合成するかについては、原則として重要ではない。 カルバメート基−N(OR)−COVR”の合成は、例えば、冒頭の公報及に 開示されている。一般に、このために、1.1項〜1.3項に記載された条件に 合った方法に従う。 1.1 R’が水素の場合(Ia)の化合物Iは、一般に、式IIのニトロピリジン を対応するヒドロキシルアミンIIIに還元し、次いでIIIを式IVのアシル化剤と反 応させてIaを形成することにより得られる。 1は、求核的に置換可能な脱離基、例えば、ハロゲン(例、塩素、臭素、沃 素)、又はアルキル−或いはアリールスルホネート基(例、メチルスルホネート 、トリフルオロメチルスルホネート、フェニルスルホネート又はメチルフェニル スルホネート)である。 a)IIのIIIへの還元は、通常−30〜80℃の範囲、好ましくは0〜60℃ の範囲で、不活性有機溶剤中、触媒の存在下に行われる[参照、Ann.Chem.316 ,278(1901);EP−AO85890;DE−19502700.0]。 b)IIIとIVとの反応は、通常−20〜60℃の範囲、好ましくは0〜30℃ の範囲で、不活性有機溶剤中、塩基の存在下に行われる[参照、WO−A93/ 15046]。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、更にジメチルスルホキシ ド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、シクロヘキサン 、トルエン、塩化メチレン、tert−ブチルメチルエーテル及び水が好ましい 。これらの混合物も使用することができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基、 例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−イソプ ロピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリ ジン(collidine)、ルチジン(lutidine)及び4−ジメチルアミノピリジン)、及 び2環アミンを挙げることができる。炭酸カリウム、水酸化ナトリウム及びトリ エチルアミンが特に好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 R’が水素の場合の化合物Iの異なる製造方法として、上記ヒドロキシルアミ ンIIIと少なくとも2倍のモル量のアシル化剤IVとを不活性溶剤中で反応させて 、式IIIaの化合物を得、次いで加水分解してIを得る方法を挙げることができる 。 IIIからIIIaへのアシル化は、IIIとIVとの上述の反応の条件下で実施される。 但し、この場合、アシル化剤IVを少なくとも2倍の当量使用する必要がある。 IIIaからIへの加水分解は、少なくとも当量の塩基、例えば第3級アミン(特 にピリジン)、を用いて、アルコールの存在下、不活性溶剤中で30〜150℃ 、特に50〜100℃でにて行われる。この一連の反応に適当な溶剤は、IIIとI Vの反応で既に述べたものを特に挙げることができる。 この製造方法は、Rが基L3の化合物Iに適当である。 1.2 R’が水素でない場合(Ib)の化合物Iは、式Iaの化合物を式Vの化合 物を、それ自体公知の方法で反応させることにより得られる。 2は、求核的に置換可能な脱離基、例えば、ハロゲン(例、塩素、臭素、沃 素)、又はアルキル−或いはアリールスルホネート基(例、メチルスルホネート 、トリフルオロメチルスルホネート、フェニルスルホネート又はメチルフェニル スルホネート)である。 この反応は、通常−20〜80℃の範囲、好ましくは0〜60℃の範囲で、不 活性有機溶剤中、塩基の存在下に行われる[参照、WO−A93/15046] 。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、更にジメチルスルホキシ ド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、アセトン、トル エン、塩化メチレン、tert−ブチルメチルエーテル、シクロヘキサン及び水 が好ましい。これらの混合物も使用することができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基、 例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−イソプ ロピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリ ジン(collidine)、ルチジン(lutidine)及び4−ジメチルアミノピリジ ン)、及び2環アミンを挙げることができる。炭酸カリウム、水酸化ナトリウム 及びトリエチルアミンが特に好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 1.3 Vがアミノ基の場合(Ic)の化合物Iは、式VIのカルバメートを第1級 又は第2級アミンVIIと反応させることにより有利に得られる。 式VIのArは芳香族基、特にフェニルである。 式VI及びIcにおけるR”及びR”’は、水素又は、下記の基:アルキル、アル ケニル、アルキニル及びシクロアルキルである。 同様に、Vが酸素の化合物Iは、式VIIの第1級又は第2級のアミンとの反応 により、Vがアミノ基の化合物Iに転化される。 化合物VI(又は、Vが酸素の化合物Iと類似)と、第1級或いは第2級アミン VIIとの反応は、0〜100℃の範囲、不活性溶剤又は溶剤混合物中で行われる 。 特に好適な溶剤としては、水、tert−ブチルメチルエーテル或いはトルエ ン又はこれらの混合物を挙げることができる。出発材料の溶解性を改善するため に、さらに、以下の溶剤(安定剤として):テトラヒドロフラン、メタノール、 ジメチルホルムアミド及びエチレングリコールエーテルの1種を加えることが有 利である。 アミンVIIは、通常化合物VIに対して100%までの範囲で過剰に使用される が、或いは溶剤として使用しても良い。収率の点から、超圧下に反応を行うこと が有利である場合がある。 一般に、カルバメート基の合成の前或いは後に、基Rを合成しても良い。さら に、基Rを、またカルバメート基の合成のための適当な中間体の段階で合成して も良い。従って、基Rの合成のための下記の反応において、記号N#がカルバメ ート基の代わりに使用され、下記の基:NO2、NHOH又はN(OR’)−C O2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−COVR”を 表す。 基Rが、酸素、硫黄又は窒素を介してピリジル環に結合するピリジル誘導体は 、ピリジン誘導体VIIIから、それを相当するアルコール、チオール又はアミンと 、塩基の存在下に下式に従い反応させることにより有利に得られる。 式VIIIのL3は、求核的に置換可能な脱離基、例えば、ハロゲン(例、弗素、 塩素、臭素、沃素)、又はアルキル−或いはアリールスルホネート基(例、メチ ルスルホネート、トリフルオロメチルスルホネート、フェニルスルホネート又は p−メチルフェニルスルホネート)で、特に塩素及び臭素である。 このアルコール、チオール又はアミン(例えば、式IX又はX)との反応は、通 常0〜200℃の範囲、好ましくは20〜120℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、 アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケ トン)、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプ ロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸 エチル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスル ホキシド及びジメチルホルムアミドを挙げることができる。特に、トルエン、ジ メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN−メチルピロリドンが好まし い。これらの混合物も使用することができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基、 例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−イソプ ロピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリ ジン(collidine)、ルチジン(lutidine)及び4−ジメチルアミノピリジン)、及 び2環アミンを挙げることができる。ナトリムメタノラート、カリウムtert −ブタノラート、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム及び炭酸カリウムが特に 好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。IX、又はXを、VIIIに対して 過剰に使用することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物VIII(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(OR ’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−CO VR”を表す)から出発することが特に好ましい。 Rが窒素原子を介して結合した化合物Iは、対応するアミノピリジンから出発 して、例えばケトンとの反応により、下記の式に示すように、得ることが特に好 ましい。 この反応は、通常、不活性有機溶媒中、酸性触媒の存在下に0〜100℃の範 囲、好ましくは20〜60℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、メタノール、 エタノール、トルエン、水及びジメチルホルムアミドが好ましい。これらの混合 物も使用することができる。 使用される酸、酸性触媒としては、無機酸(例、フッ化水素酸、塩酸、臭化水 素酸、硫酸及び過塩素酸)、ルイス酸(例、三フッ化硼素、塩化アルミニウム、 塩化鉄(III)、塩化錫(IV)、塩化チタン(IV)及び塩化亜鉛(II)、及び有機酸(例 、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、クエン酸及びトリフルオロ酢酸)を挙げる ことができる。 一般に、酸は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることができ 、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。VIIIaに対してXaを過剰に使 用することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物VIIIa(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(O R’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−C OVR”を表す)から出発することが特に好ましい。 得られるイミノ化合物は、続いて、慣用法により還元され、対応するアミンを 得る。 Rが非置換もしくは置換アルキル、アルケニル或いはアルキニルである化合物 Iは、例えばアルキレンピリジンXIを下記の式に示すように反応させることによ り得ることが特に好ましい。 XIのL4は、求核的に置換可能な脱離基、例えば、ハロゲン(例、弗素、塩素 、臭素、沃素)、又はアルキル−或いはアリールスルホネート基(例、メチルス ルホネート、トリフルオロメチルスルホネート、フェニルスルホネート又はp− メチルフェニルスルホネート)で、特に塩素及び臭素である。 このアルコール、チオール又はアミン(例えば、式XII又はXIII)との反応は 、通常、不活性有機溶媒中、塩基の存在下に0〜100℃の範囲、好ましくは2 0〜60℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、トルエン、ジ メチルホルムアミド、水及びアセトンが好ましい。これらの混合物も使用するこ とができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウ ムtert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基 、例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプ ロピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリ ジン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、及び2環アミンを挙げるこ とができる。ナトリムメタノラート、ナトリムエタノラート、水酸化ナトリウム 溶液、水素化ナトリウム及び炭酸カリウムが特に好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIに対してXII又はXIIIを過 剰に使用することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XI(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(OR’ )−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−COV R”を表す)から出発することが特に好ましい。 化合物I.D又はI#.D(但し、Yaが単結合である(直接結合している)) は、通常の方法で得ることができ、特にEP−A463513或いはJ.Org.C hem.53,3791(1988)及びChem.Lett.1982,1135に記載の方法により得るこ とができる。 Rが非置換もしくは置換アルキル、アルケニル或いはアルキニルである式Iの 化合物を製造する別の方法は、下記の式に示すようなものである。 a)メチリデンピリジンXIとヒドロキシイミンXIVaとの反応は、通常、不活性 溶媒中、所望により塩基の存在下に0〜100℃の範囲、好ましくは20〜60 ℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、トルエン、ジ メチルホルムアミド、水及びアセトンが好ましい。これらの混合物も使用するこ とができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩 基、例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソ プロピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コ リジン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、及び2環アミンを挙げる ことができる。ナトリムメタノラート、ナトリムエタノラート、水素化ナトリウ ム、水酸化ナトリウム溶液及び炭酸カリウムが特に好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIに対してXIVaを過剰に使用 することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XI又はXIa(但し、N#が、NO2、NHOH又はN (OR’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’) −COVR”を表す)から出発することが特に好ましい。 文献(WO−A95/21153又はDE出願No.4441674.1)に はまだ知られていない化合物Iの製造に必要な出発材料は、この文献に従って製 造することができる。 b)ピリジンメチレンオキシアミンXIaとアルデヒドXIVbとの反応は、通常、 不活性溶剤中、所望により酸性触媒の存在下に0〜100℃の範囲、好ましくは 20〜60℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド、ジメチルホルムアミド及び水を挙げることができる。特に、メタノー ル、エタノール、トルエン、水及びジメチルホルムアミドが好ましい。これらの 混合物も使用することができる。 使用される酸、酸性触媒としては、無機酸(例、フッ化水素酸、塩酸、臭化水 素酸、硫酸及び過塩素酸)、ルイス酸(例、三フッ化硼素、塩化アルミニウム、 塩化鉄(III)、塩化錫(IV)、塩化チタン(IV)及び塩化亜鉛(II)、及び有機酸(例 、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、クエン酸及びトリフルオロ酢酸)を挙げる ことができる。 一般に、酸は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることができ 、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIaに対してXIVbを過剰に使 用することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XI又はXIa(但し、N#が、NO2、NHOH又はN (OR’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’) −COVR”を表す)から出発することが特に好ましい。 Rが非置換もしくは置換アルキル、アルケニル或いはアルキニルである式Iの 化合物を製造する別の方法は、下記の式に示すようなものである。 XIとヒドラジン誘導体XVとの反応は、通常、不活性溶媒中、0〜100℃の範 囲、好ましくは20〜60℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド及びジメチルホルムアミドを挙げることができる。特に、トルエン、ジメチ ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びN−メチルピロリドンが好ましい。 これらの混合物も使用することができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基、 例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロ ピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリジ ン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、及び2環アミンを挙げること ができる。ナトリムメタノラート、ナトリムエタノラート、カリウムtert− ブタノラート、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム及び炭酸カリウ ムが特に好ましい。 一般に、塩基は 触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることが でき、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIに対してXVを過剰に使用す ることが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XI(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(OR’ )−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−COV R”を表す)から出発することが特に好ましい。 別な方法として、Rが非置換もしくは置換アルキル、アルケニル或いはアルキ ニルである式Iの化合物は、ヴィティッヒ(wittig)又はヴィティッヒーホーナー (Horner)反応に従い公知の方法で、アルデヒドXIb或いはXVIbとリン試薬とを反 応させることにより得ることもできる。 上記製造方法は文献から知られている。反応は通常の方法で進行し、特にEP −A534216、EP−A528245及びEP−A582925[参照、Ti etze Eicher,Reaktionenund Synthesen(Reactions and Syntheses), George Thime Verlag 1981,pp.34-38]に記載の方法に従い進行する。 上記方法において、化合物XIb又はXIc(但し、N#が、NO2、NHOH又はN (OR’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’) −COVR”を表す)から出発することが特に好ましい。 Rが非置換もしくは置換アルキル、又は非置換もしくは置換アルケニルである 式Iの化合物を製造する別の実行可能な方法としては、例えば式XIeのピリジル アクリル酸誘導体を式IXaのアルコール、チオール又はアミンとそれ自体公知の 方法で反応させる方法である。 XIaのL5は、求核的に置換可能な脱離基、例えば、ハロゲン(例、弗素、塩素 、臭素、沃素)、又はアルキル−或いはアリールスルホネート基(例、メチルス ルホネート、トリフルオロメチルスルホネート、フェニルスルホネート又はp− メチルフェニルスルホネート)で、特に塩素及び臭素である。 この反応は、通常、不活性溶媒中、所望により塩基の存在下に0〜80℃の範 囲、好ましくは20〜60℃の範囲で慣用法に従って行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケ トン)、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプ ロパノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸 エチル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスル ホキシド及びジメチルホルムアミドを挙げることができる。特に、トルエン、t ert−ブチルメチルエーテル、シクロヘキサン及び酢酸エチルが好ましい。こ れらの混合物も使用することができる。 適当な塩基としては、一般に、無機化合物、例えばアルカリ金属水酸化物及び アルカリ土類金属水酸化物(例、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ リウム及び水酸化カルシウム)、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化 物(例、酸化リチウム、酸化ナトリウム、酸化カルシウム及び酸化マグネシウム )、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化物(例、水素化リチウム 、水素化ナトリウム、水素化カリウム及び水素化カルシウム)、アルカリ金属ア ミド(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド及びカリウムアミド)、アルカリ 金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(例、炭酸リチウム及び炭酸カルシウム )、更にアルカリ金属炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム)、有機金属化合物 、特にアルキルアルカリ金属(例、メチルリチウム、ブチルリチウム及びフェニ ルリチウム)、ハロゲン化アルキルマグネシウム(例、塩化メチルマグネシウム )及びアルカリ金属アルコラート及びアルカリ土類金属アルコラート(例、ナト リムメタノラート、ナトリウムエタノラート、カリウムエタノラート、カリウム tert−ブタノラート及びジメトキシマグネシウム)、そして更に有機塩基、 例えば第3級アミン(例、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロ ピルアミン及びN−メチルピペリジン)、ピリジン、置換ピリジン(例、コリジ ン、ルチジン及び4−ジメチルアミノピリジン)、及び2環アミンを挙げること ができる。ピリジン、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム溶液及びp−N,N −ジメチルアミノピリジンが特に好ましい。 一般に、塩基は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることがで き、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIeに対してIXaを過剰に使用 することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XIe(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(OR ’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−CO VR”を表す)から出発することが特に好ましい。 別の方法では、Rが非置換もしくは置換アルキル、アルケニル或いはアルキニ ルである式Iの化合物は、例えばピリジンアルデヒド又はケトンXIdを式XVIIの アミンと反応させることにより得られる。 この反応は、通常、不活性溶媒中、所望により酸の存在下に0〜100℃の範 囲、好ましくは20〜60℃の範囲で行われる。 適当な溶剤としては、脂肪族炭化水素(例、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキ サン及び石油エーテル)、芳香族炭化水素(例、トルエン、o−,m−及びp− キシレン)、ハロゲン化炭化水素(例、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロ ベンゼン)、エーテル(例、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、te rt−ブチルメチルエーテル、ジオキサン、アニソール及びテトラヒドロフラン )、ニトリル(例、アセトニトリル及びプロピオニトリル)、ケトン(例、アセ トン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン及びtert−ブチルメチルケトン )、アルコール(例、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ ノール、n−ブタノール及びtert−ブタノール)、エステル(例、酢酸エチ ル及び酢酸tert−ブチル)、更にN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ シド及びジメチルホルムアミドを挙げることができる。特に、メタノール、エタ ノール、トルエン、水、ジメチルスルホキシド及びtert−ブチルメチルエー テルが好ましい。これらの混合物も使用することができる。 使用される酸、酸性触媒としては、無機酸(例、フッ化水素酸、塩酸、臭化水 素酸、硫酸及び過塩素酸)、ルイス酸(例、三フッ化硼素、塩化アルミニウム、 塩化鉄(III)、塩化錫(IV)、塩化チタン(IV)及び塩化亜鉛(II)、及び有機酸 (例、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、蓚酸、クエン酸及びトリフルオロ酢酸)を挙 げることができる。 一般に、酸は触媒量で用いられるが、等モルあるいは過剰で用いることができ 、あるいは所望により溶剤として使用することもできる。 一般に、出発材料は、等モルで相互に反応する。XIdに対してXVIIを過剰に使 用することが収率の点で有利である場合がある。 上記方法において、化合物XId(但し、N#が、NO2、NHOH又はN(OR ’)−CO2−Ar(Ar=非置換又は置換アリール)又はN(OR’)−CO VR”を表す)から出発することが特に好ましい。 この反応混合物は慣用法、例えば水と混合し、相分離、及び所望により粗生成 物のクロマトグラフィによる精製、により仕上げられる。中間体及び最終生成物 は、揮発成分が除去されるか、或いはやや高温の減圧下に精製されることにより 無色或いは淡褐色の粘ちょう油状液の形で得られるものもある。中間体及び最終 生成物が固体として得られる場合、それらは再結晶又は蒸解によっても精製する ことができきる。 化合物Iは、そのC=C結合、C=N二重結合に起因して、製造によりにE/ Z異性体混合物として得ることができるが、例えば、この混合物は結晶化あるい はクロマトグラフィ分析による慣用法で個々の化合物に分離することができる。 しかしながら、合成により異性体混合物が得られた場合、個々の異性体は、使 用のための処方製造中或いは使用時に、時々互いに部分的に転化するので(例え ば、光、酸或いは塩基に曝す時)、異性体の分離は一般に絶対に必要というもの ではない。このような転化は使用後、例えば、処理すべき菌類及び有害動物(害 虫)内、又は植物の処理中、処理した植物中、あるいはでも、起こり得る。 特に、本発明は、式I: [但し、Rが、直接或いはオキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシルもしくは カルボニルアミノを介して結合する有機基を表すか、又は 結合する基X及びピリジル環と共、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは置 換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄又は窒素からなる群の中から選 ばれるヘテロ原子を含んでいても良い基を形成する。] で表される化合物に関する。 さらに、好ましい式Iの化合物は、Rが非置換もしくは置換のアルキル、非置 換もしくは置換のアルケニル又は非置換もしくは置換のアルキニルで、且つこれ らの基はピリジル基に直接、或いはオキシ、メルカプト、アミノを介して結合し ているか、又は結合する基X及びピリジル環と共、部分或いは完全不飽和の非置 換もしくは置換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄及び窒素からなる 群の中から選ばれるヘテロ原子を含んでいても良い基を形成している場合のもの である。 特に好ましい式Iの化合物は、Rが、非置換もしくは置換のC1〜C4アルキル 、非置換もしくは置換のC2〜C4アルケニル又は非置換もしくは置換のC2〜C4 アルキニルで、且つこれらの基はピリジル基に直接、或いはオキシ、メルカプト 、アミノを介して結合しているか、又は結合する基X及びピリジル環と共、部分 或いは完全不飽和の非置換もしくは置換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素 、硫黄及び窒素からなる群の中から選ばれるヘテロ原子を含んでいても良い基を 形成している場合のものである。 さらに特に好ましい式Iの化合物は、Rが下記を意味する場合のものである。 即ち、Rが、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル又はC2〜C4アルキニルで 、且つこれらの基はピリジル基に直接、或いはオキシ、メルカプト、アミノ、イ ミノを介して結合し、更にこれらの基が部分的或いは完全にハロゲン化さ れていても、またこれらの基が更に下記の基の1個を結合して有していても良い 。上記基としては、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ 、アリールカルボニル、アリールオキシカルボニル、アリールチオカルボニル、 アリールアミノカルボニル、アリールカルボニルオキシ、アリールカルボニルチ オ、アリールカルボニルアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテ ロアリールチオ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリールカルボニル、ヘテロア リールオキシカルボニル、ヘテロアリールチオカルボニル、ヘテロアリールアミ ノカルボニル、ヘテロアリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニルチ オ、ヘテロアリールカルボニルアミノであり、上記芳香族基またはヘテロ芳香族 基が非置換或いは一置換乃至四置換体でも良く、またはRが結合する基X及びピ リジル環と共、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは置換の二環式基で、炭素 環員に加えて、酸素、硫黄及び窒素からなる群の中から選ばれるヘテロ原子を含 んでいても良い基を形成する。 さらにまた、特に好ましい式Iの化合物は、Rが下記を意味する場合のもので ある。即ち、Rが、C1〜C4アルキル、C2〜C4アルケニル又はC2〜C4アルキ ニルで、これらの基が部分的或いは完全にハロゲン化されていても良く、更にこ れらの基はピリジル基に直接、或いはオキシ、メルカプト、アミノを介して結合 し、イミノもしくはイミノオキシを結合して有するものであるか、又はRが結合 する基X及びピリジル環と共、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは置換の二 環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄及び窒素からなる群の中から選ばれる ヘテロ原子を含んでいても良い基である。 特に好ましい化合物は下記の式I.Aで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Yaが、単結合、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ち アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有して いても良い)を表し、そして Aaが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 さらに、特に好ましい化合物は下記の式I.Bで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ybが、単結合、酸素又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ちアルキ ル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有していても 良い)を表し、 Rbが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル又は シクロアルキルを表す。 そして Abが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 式I.Bで表されれる他の好ましい化合物は下記のもの(即ち、式I.Bで表 され且つ基が下記のように規定されたもの)である: 上式において、Xn、R’、V、R”、Yb及びRbが前記と同義であり、 Abが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール又はCRα=NORβを表 し、且つ、上記Rαが、水素、又は非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ 、アルキルチオ、アルキルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニル チオ、アルケニルアミノ、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、ア ルキニルアミノ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シ クロアルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリル チオ、ヘテロシクリルアミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリ ールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又は ヘテロアリールアミノを表し、そして Rβが、水素、又は非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のア ルケニル、非置換もしくは置換のアルキニル、非置換もしくは置換のシクロアル キル、非置換もしくは置換のヘテロシクリル、非置換もしくは置換のアリール又 は非置換もしくは置換のヘテロアリールを表す。 さらに、好ましい化合物は下記の式I.Cで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ycが、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ちアルキル 、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有していても良 い)を表し、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル、又は非置換もしくは置換のアルキニルを表す。 そして Acが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 他の好ましい化合物は下記の式I.Dで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル、又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Yaが、単結合、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ち アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有して いても良い)を表し、そして Adが、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アル ケニル、アルケニルオキシ、アルケニルアミノ、アルキニル、アルキニルオキシ 、アルキニルアミノ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルアミ ノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルアミノ、アリール 、アリールオキシ、アリールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ又 はヘテロアリールアミノを表す。 さらに、好ましい化合物は下記の式I.Eで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 RcCが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアル ケニル、又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Rdが、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキ ルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケニルアミノ 、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミノ、シク ロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、 ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリル アミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロア リール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又はヘテロアリールアミノ を表し、 Aeが、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキ ルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケニルアミノ 、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミノ、シクロ アルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、ヘ テロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルア ミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリ ール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアミノ又は CRα=NORβを表し、 上記Rαが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチ オ、アルキルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケ ニルアミノ、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミ ノ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキル アミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロ シクリルアミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、 ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又はヘテロアリー ルアミノを表し、そして 上記Rβが、水素、又は非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換 のアルケニル、非置換もしくは置換のアルキニル、非置換もしくは置換のシクロ アルキル、非置換もしくは置換のヘテロシクリル、非置換もしくは置換のアリー ル又は非置換もしくは置換のヘテロアリールを表す。 同様に、好ましい化合物は下記の式I.Fで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Rdが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シ クロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表し、 Reが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シ クロアルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表し、 Afが、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキ ルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケニルアミノ 、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミノ、シクロ アルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、ヘ テロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルア ミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリ ール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアミノ又は CRα=NORβを表す。 また、好ましい化合物は下記の式I.Gで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Zaが、エチレン又はエテニレン(但し、これらの基はハロゲン化されていな くとも、ハロゲン化されていても良い)を表すか、又はエチニレンを表し、そし て Agが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 更にまた、好ましい化合物は下記の式I.Hで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rfが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Rgが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Ycが、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ちアルキル 、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有していても良 い)を表し、そして Ahが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 更に、好ましい化合物は下記の式I.Kで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のアルキル、非置換もしくは置換のアルケ ニル又は非置換もしくは置換のアルキニルを表し、 Yaが、単結合、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ち アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキルの一個を結合して有して いても良い)を表し、そして Akが、非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロア ルキル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールを表す。 更に、好ましい化合物は下記の式I.Lで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ydが、酸素、硫黄又はアミノ(但し、これらの基は下記の基:即ち非置換も しは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘテロシクリ ル、アリール又はヘテロアリールの一個を結合して有していても良い)を表し、 そして A1が、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキ ルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケニルアミノ 、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミノ、シクロ アルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、ヘ テロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルア ミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリ ール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又はヘテロアリールアミノを 表す。 同様に、好ましい化合物は下記の式I.Mで表されれるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、mが0、1、2 又は3を表し、そして Amが、非置換もしくは置換のアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキ ルアミノ、アルケニル、アルケニルオキシ、アルケニルチオ、アルケニルアミノ 、アルキニル、アルキニルオキシ、アルキニルチオ、アルキニルアミノ、シクロ アルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルアミノ、ヘ テロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルア ミノ、アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリ ール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又はヘテロアリールアミノを 表す。 出発材料の選択によるが、一般式Iの化合物は、種々の位置異性体の形、例え ば式I.1〜I.4の好ましい異性体、で得ることができる。 上記式における記号の定義において、共通の用語は、以下の置換基一般に表す とものとして使用された。 ハロゲン: 弗素、塩素、臭素及び沃素; アルキル基: 炭素原子数1〜10の直鎖又は分岐の飽和炭化水素基、例えばC1〜C6アルキ ル(例、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプ ロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチル ブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1 −エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプ ロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4− メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3− ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3− ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチ ルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピ ル及び1−エチル−2−メチルプロピル); ハロアルキル基: 炭素原子数1〜10の直鎖又は分岐アルキル基(上記のように)で、且つこの 基の水素原子のいくつか又は全てが上記ハロゲンで置換された基、例えばC1〜 C2ハロアルキル(例、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリク ロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロ フルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロ ロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2, 2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フ ルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2 −フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル及びペンタフルオロエチル) ; アルコキシ基: 酸素原子(−O−)を介して骨格に結合する上記炭素原子数1〜10の直鎖又 は分岐アルキル基(上記のように); ハロアルコキシ基: 酸素原子(−O−)を介して骨格に結合する上記炭素原子数1〜10の直鎖又 は分岐ハロアルキル基(上記のように); アルキルチオ基: 硫黄原子(−S−)を介して骨格に結合する上記の炭素原子数1〜10又は1 〜4の直鎖又は分岐アルキル基(上記のように); アルキルアミノ基: アミノ基(−NH−)を介して骨格に結合するか、或いは−NY1−もしくは −NZa−を介して骨格に結合する上記の炭素原子数1〜10の直鎖又は分岐ア ルキル基(上記のように); アルケニル基: 任意の位置に二重結合を有する炭素原子数2〜10の直鎖又は分岐の炭化水素 基、例えばC2〜C6アルケニル(例、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニ ル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メ チル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペ ニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペ ンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテ ニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2 −ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチ ル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペ ニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル 、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル 、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メ チル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテ ニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル −2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル 、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3 −ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2 −メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4− ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニ ル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1, 2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメ チル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3 −ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニ ル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3, 3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブ テニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル− 2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロ ペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル− 1−プロペニル及び1−エチル−2−メチル−2−プロペニル; アルキニル基: 任意の位置に1個の三重結合を有する炭素原子数2〜10の直鎖又は分岐の炭 化水素基、例えばC2〜C6アルキニル(例、エチニル、1−プロピニル、2−プ ロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロ ピニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2− ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル −1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピ ニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1 −メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペ ンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メ チル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチ ニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1 ,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジ メチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル 、2−エチル−3−ブチニル及び1−エチル−1−メチル−2−プロピニル; シクロアルキル基: 炭素環員3〜12を有する単環のアルキル基、例えばC3〜C8シクロアルキル (例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シ クロヘプチル及びシクロオクチル); 炭素原子の他に酸素、窒素及び硫黄からなる群より選ばれるヘテロ原子を有す ることができる飽和又は部分不飽和環式基: 上記の炭素環員3〜12を有するシクロアルキル又は5員〜6員の飽和又は部 分不飽和単環又は多環のヘテロシクル(複素環)で、さらに炭素環員の他に1〜 3個の窒素原子及び/又は1個の酸素又は硫黄原子又は1又は2個の酸素及び/ 又は硫黄原子を有する基;例えば、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒド ロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロ リジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリ ジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾ リジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル 、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オ キサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニ ル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾ リジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4− チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1, 2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イ ル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン− 2−イル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル 、2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3 −ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジ ヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2,3−ピロリ ン−2−イル、2,3−ピロリン−3−イル、2,4−ピロリン−3−イル、2 ,3−イソオキサゾリン−3−イル、3,4−イソオキサゾリン−3−イル、4 ,5−イソオキサゾリン−3−イル、2,3−イソオキサゾリン−4−イル、3 ,4−イソオキサゾリン−4−イル、4,5−イソオキサゾリン−4−イル、2 ,3−イソオキサゾリン−5−イル、3,4−イソオキサゾリン−5−イル、4 ,5−イソオキサゾリン−5−イル、2,3−イソチアゾリン−3−イル、3, 4−イソチアゾリン−3−イル、4,5−イソチアゾリン−3−イル、 2,3−イソチアゾリン−4−イル、3,4−イソチアゾリン−4−イル、4, 5−イソチアゾリン−4−イル、2,3−イソチアゾリン−5−イル、3,4− イソチアゾリン−5−イル、4,5−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒ ドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3− ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2, 3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、 3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イ ル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1 −イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール −4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサ ゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒド ロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4 −ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル 、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3、4−ジヒドロオキサゾール− 5−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3− ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル 、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロピラジニル、4−テトラヒドロ ピラジニル、2−テトラヒドロピリミジニル、4−テトラヒドロピリミジニル、 5−テトラヒドロピリミジニル、2−テトラヒドロピラジニル、1,3,5−テ トラヒドロトリアジン−2−イル及び1,2,4−テトラヒドロトリアジン−3 −イル; アリール基: 6〜14炭素環員(例、フェニル、ナフチル及びアントラセニル)を有する単 環乃至三環の芳香族環基; 炭素原子の他に酸素、窒素及び硫黄からなる群より選ばれるヘテロ原子を有す ることができる芳香族環基: 上述したアリール又は一核もしくは二核のヘテローアリルで;例えば 1〜4個の窒素原子又は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄又は酸素原子を有 する5員のヘテロアリール(炭素原子の他に、環員として1〜4個の窒素原子又 は1〜3個の窒素原子及び1個の硫黄又は酸素原子を有する5員のヘテロアリー ル環基、例えば2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピ ロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イ ソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリ ル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4 −オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チ アゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾー ル−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジ アゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−ト リアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4 −チアジアゾール−2−イル及び1,3,4−トリアゾール−2−イル)、 1〜3個の窒素原子又は1個の窒素原子及び1個の酸素又は硫黄原子を有する 5員のヘテロアリール(炭素原子の他に、環員として1〜4個の窒素原子又は1 〜3個の窒素原子及び1個の硫黄又は酸素原子を有し、2個の隣接する炭素環員 又は1個の窒素と隣接する1個の炭素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジ イル基により橋かけされた5員環のヘテロアリール基)、 1〜4個の窒素原子を有する窒素を介して結合する5員のヘテロアリール基、 又は1〜3個の窒素原子を有し、窒素を介して結合するベンゾ縮合した5員のヘ テロアリール基(炭素原子の他に、環員として1〜4個の窒素原子又は1〜3個 の窒素原子を有し、2個の隣接する炭素環員又は1個の窒素と隣接する1個の炭 素環員がブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基により橋かけされたもので、 そしてこれらの環は窒素環員の1個を介して骨格に結合している5員環のヘテロ アリール基)、 1〜3個の窒素原子又は1〜4個の窒素原子を有する6員のヘテロアリール基 (炭素原子の他に、環員として1〜3個の窒素原子又は1〜4個の窒素原子を有 する6員のヘテロアリール基、例えば、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4− ピリジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピ リミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2 −イル及び1,2,4−トリアジン−3−イル); アルキレン基: 2価の非分岐鎖のCH23〜5個の基、例えば−CH2−、−CH2CH2−、− CH2CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2−及び−CH2CH2CH2CH2C H2−; オキシアルキレン基: 2価の非分岐鎖のCH22〜4個の基で、一方の原子価が酸素原子を介して骨 格に結合する基、例えば−OCH2CH2−、−OCH2CH2CH2−及び−OC H2CH2CH2CH2−; オキシアルキレンオキシ基: 2価の非分岐鎖のCH21〜3個の基で、両方の原子価が酸素原子を介して骨 格に結合する基、例えば−OCH2O−、−OCH2CH2O−及び−OCH2CH2 CH2O−; アルケニレン基: 2価の非分岐鎖のCH21〜3個と任意の位置の一個のCH=CH基との基で 、例えば−CH=CHCH2−、−CH2CH=CHCH2−、−CH=CHCH2 CH2−、−CH2CH=CHCH2CH2−及び−CH=CHCH2CH2CH2− ; オキシアルケニレン基: 2価の非分岐鎖のCH20〜2個及び任意の位置の一個のCH=CH基との基 で、一方の原子価が酸素原子を介して骨格に結合する基、例えば−OCH=CH −、−OCH=CHCH2−、−OCH2CH=CH−、−OCH2CH=CHC H2−、−OCH=CHCH2CH2−及び−OCH2CH2CH=CH−; オキシアルケニレンオキシ基: 2価の非分岐鎖のCH20〜2個及び任意の位置の一個のCH=CH基との基 で、両方の原子価が酸素原子を介して骨格に結合する基、例えば−OCH=CH O−、−OCH=CHCH2O−、−OCH2CH=CHCH2O−及び−OCH2 CH2CH=CHO−; 有機基: 非置換もしくは置換アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、ヘ テロシクリル、アリール又はヘテロアリール。 接頭辞「非置換もしくは置換」は、アルキル、アルケニル及びアルキル基の場 合、これらの基は、部分的又は完全にハロゲン化されても良い(即ち、これらの 基の水素原子の幾つか又は全てが上述の同一又は異なるハロゲン原子(好ましく は弗素、塩素又は臭素)で置換されてもよい)、及び/又は1〜3個(好ましく は1個)の下記の基を結合して有しても良いことを表すことを意図して使用され ている:上記の基としては; シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、ホルミル、カルボキシル、アミノカ ルボニル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルアミノ、ジア ルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニ ルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、アルキル カルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、アルキルカルボニル−N−ア ルキルアミノ及びアルキルカルボニル−N−アルキルアミノ(但し、これらの基 のアルキルは炭素原子数1〜6を有し、特に炭素原子数1〜4を有する)、 シクロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルア ミノ、シクロアルキル−N−アルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル オキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミノ又はヘテロシクリル−N− アルキルアミノ(但し、これらは非置換であるか又は慣用基で置換されており、 そしてこれらの環は3〜12の環員を有し、3〜8の環員が好ましく、特に3〜 6の環員が好ましく、これらの基のアルキル基は1〜6個の炭素原子数であるこ とが好ましく、特に1〜4の炭素原子数が好ましい)、 アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、アリール−N− アルキルアミノ、アリールオキシ、アリールアルキルチオ、アリールアルキルア ミノ、アリールアルキル−N−アルキルアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリー ルオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリール−N− アルキルアミノ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロアリールアルキルチオ、ヘ テロアリールアルキルアミノ及びヘテロアリールアルキル−N−アルキルアミノ (但し、アリール基は6〜10の環員を有することが好ましく、特に6環員(フ ェニル)が好ましく、ヘテロアリール基は特に5又は6の環員を有することが好 ましく、そしてこれらの基のアルキル基は1〜6個の炭素原子数であることが好 ましく、特に1〜4の炭素原子数が好ましい)。 接頭辞「非置換もしくは置換」は、環式基(飽和、不飽和又は芳香族の基)の 場合、これらの基が、部分的又は完全にハロゲン化されても良い(即ち、これら の基の水素原子の幾つか又は全てが上述の同一又は異なるハロゲン原子(好まし くは弗素、塩素又は臭素)で置換されてもよい)、及び/又は1〜4個(特に1 〜3個)の下記の基: シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、カルボキシル、アミノカルボニル、 アルキル、ハロアルキル、アルケニル、ハロアルケニル、アルケニルオキシ、ハ ロアルケニルオキシ、アルキニル、ハロアルキニル、アルキニルオキシ、ハロア ルキニルオキシ、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロアルキルチ オ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルコキシカル ボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルア ミノカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アルコキシカルボニルアミノ、ア ルキルカルボニル−N−アルキルアミノ及びアルキルカルボニル−N−アルキル アミノ(但し、これらの基のアルキルは炭素原子数1〜6を有し、特に炭素原子 数1〜4を有し、またこれらの基のアルケニル又はアルキニルは、2〜8個の炭 素原子数、好ましくは2〜6、特に2〜4個の炭素原子数)、 及び/又は1〜3個(特に1個)の下記の基: シクロアルキル、シクロアルコキシ、シクロアルキルチオ、シクロアルキルア ミノ、シクロアルキル−N−アルキルアミノ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリル オキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミノ又はヘテロシクリル−N− アルキルアミノ(但し、これらは非置換であるか又は慣用基で置換されており、 そしてこれらの環は3〜12の環員を有し、3〜8の環員が好ましく、特に3〜 6の環員が好ましく、これらの基のアルキル基は1〜6個の炭素原子数であるこ とが好ましく、特に1〜4の炭素原子数が好ましい)、又は アリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、アリール−N− アルキルアミノ、アリールオキシ、アリールアルキルチオ、アリールアルキルア ミノ、アリールアルキル−N−アルキルアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリー ルオキシ、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールアミノ、ヘテロアリール−N− アルキルアミノ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロアリールアルキルチオ、ヘ テロアリールアルキルアミノ及びヘテロアリールアルキル−N−アルキルアミノ (但し、これらは非置換であるか又は慣用基で置換されており、そしてアリール 基は6〜10の環員を有することが好ましく、特に6環員(フェニル)が好まし く、ヘテロアリール基は特に5〜6の環員を有することが好ましく、そしてこれ らの基のアルキル基は1〜6個の炭素原子数であることが好ましく、特に1〜4 の炭素原子数が好ましい)、 及び/又は1或いは2個(特に1個)の下記の基: ホルミル、CRiii=NORiv[但し、Riiiが水素、アルキル、シクロアルキ ル、又はアリールであり、そしてRivがアルキル、アルケニル、ハロアルケニル 、アルキニル又はアリールアルキル(上記アルキル基は好ましくは1〜6個の炭 素原子数、特に1〜4の炭素原子数を有し、上述のシクロアルキル、アルケニル 及びアルキニルは、好ましくは3〜8個の炭素原子数、特に3〜6の炭素原子数 を有する)であり、そしてアリールは、特に非置換又は慣用基で置換されたフェ ニルである。]又はNRv−CO−D−Rvi[但し、Rvが水素、ヒドロキシル、 C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6アルコ キシ、C2〜C6アルケニルオキシ、C2〜C6アルキニルオキシ、C1〜C6アルコ キシC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシC1〜C6アルコキシ及びC1〜C6ア ルコキシカルボニルを表し、Rviが水素、C1〜C6アルキル、C2〜C6アルケニ ル、C2〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C6シクロアルケニル 、アリール、アリールC1〜C6アルキル、ヘテロアリール又はヘテロアリールC1 〜C6アルキルを表し、そしてDが単結合(直接結合)、酸素又は窒素(この窒 素はRviで述べた基の1個を結合して有しても良い)を表す。]、 を結合状態で有するか、又は 環の2個の隣接炭素原子が、結合状態でC3〜C5アルキレン、C3〜C5アルケ ニレン、オキシ−C2〜C4アルキレン、オキシ−C1〜C3アルキレンオ キシ、オキシ−C2〜C4アルケニレン、オキシ−C2〜C4アルケニレンオキシ又 はブタジエンジイル基を有し、これらの架橋基は、部分的或いは完全にハロゲン 化されているか、及び/又は結合状態で1〜3個、特に1又は2個の下記の基: C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロ アルコキシ又はC1〜C4アルキルチオを有しても良い。 慣用基は、特に下記の置換基:ハロゲン、シアン、ニトロ、C1〜C4アルキル 、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1 〜C4アルキルアミノ、ジ−C1〜C4アルキルアミノ及びC1〜C4アルキルチオ 、を意味する理解すべきである。 化合物Iを製造するための中間体として使用する観点から、特に好ましい化合 物は、式XXで表されるものである: 上式において、X、n及びRは、前述と同義であり、QはNO2、NHOH又 はN(OR’)−CO2−Arを表し、該Arが非置換もしくは置換の芳香族基 である。 更に、好ましい化合物は、式XYで表されるものである: 上式において、X、n、R’、V及びR”が前述と同義であり、Rcが水素又 はアルキルを表し、そしてTxが水素、ヒドロキシル、オキシアミノ(O−NH2 )、ハロゲン、アルコキシ、アルキルカルボニルオキシ、アリールオキシ、ハロ ゲン化トリアリールホスホニウム又はアリールホスホネートを表し、このアルキ ル及びアリールは、結合して慣用基を有しても良い。 別の好ましい化合物は、式XZで表されるものである: 上式において、X、n、R’、V及びR”が前述と同義であり、そしてTyが シアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、ホルミル、ハロゲン、アルコキシ、ア ルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アリール スルホニル又はアリールスルホニルオキシを表し、このアルキル及びアリールは 、結合して慣用基を有しても良い。 生物学的作用の点から、式Iの化合物は、nが0又は1、特に1のものが好ま しい。 nが0でない場合、化合物Iとしては、Xが弗素、塩素、メチル及びトリフル オロメチルであるものが好ましい。 特に好ましい化合物Iは、Vが酸素のものである。 更に、特に好ましい化合物Iは、VがNHのものである。 同様に、特に好ましい化合物Iは、Vが単結合(即ち直接結合)のものである 。 特に好ましい化合物Iは、R”がメチルのものである。 さらに、特に好ましい化合物Iは、R”がエチルのものである。 同様に、特に好ましい化合物Iは、R”がシクロプロピルのものである。 他の特に好ましい化合物Iは、R”がアミノ(NH2)のものである。 特に好ましい化合物Iは、R’が水素のものである。 さらに、特に好ましい化合物Iは、R’がメチルのものである。 同様に、特に好ましい化合物Iは、R’がエチルのものである。 他の特に好ましい化合物Iは、R’がメトキシメチル、アリル又はプロパギル であるものである。 特に好ましい化合物Iは、式I.Aで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Yaが、単結合(直接結合)、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即 ちC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シ クロアルキルの内1種を結合して有していても良い)を表し、そして Aaが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員 〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 式I.AのAaとしては、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール 又はヘテロアリールが好ましい。 他の好ましい化合物Iは、式I.Bで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ybが、単結合(直接結合)、酸素、又はアミノ(但し、下記の基:即ちC1〜 C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シクロア ルキルの内1種を結合して有していても良い)を表し、 Rbが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シクロアルキルを表し、そして Abが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員 〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 式I.BのAbとしては、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール 又はヘテロアリールが好ましい。 さらに好ましい化合物Iは、式I.Bで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V、R”、Yb及びRbが前記と同義であり、 Abが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員 〜10員のアリール又はヘテロアリール、又はCRα=NORβを表し、 上記Rαが、水素、ハロゲン、又は非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、 C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6 ハロアルキルオキシ、C1〜C6アルキルアミノC3〜C6アルケニル、C3〜C6ア ルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニルアミノ、C3〜 C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニルチオ、C3〜C6 アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3 〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、C3〜C8シクロア ルキルC1〜C4アルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ 、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミノ、5員〜10員のアリール、アリ ールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリール、アリールC1〜 C4アルキル又はアリールC1〜C4アルコキシを表し、この芳香族環は部分的或 いは完全にハロゲン化されているか、及び/又は下記の基:即ちシアノ、ニトロ 、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハ ロアルコキシ、及びC(CH3)=N−A1−R1(但し、R1はC1〜C6アルキル を表し、A1は酸素又は窒素を表し、且つ該窒素は水素又はC1〜C4アルキルを 有す る)、 ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ又はヘテロアリ ールアミノを表し; そして Rβが、水素、又は非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケ ニル、C3〜C6アルキニル、C1〜C10アルキルカルボニル、C2〜C10アルケニ ルカルボニル、C2〜C10アルキニルカルボニル、C1〜C10アルキルスルホニル 、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員〜10員のアリ ール、ヘテロアリール、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニル、アリ ールスルホニル又はヘテロアリールスルホニルを表す。 式I.BのAbは、特に、非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール、ヘ テロアリール、又はCRα=NORβ(但し、Rα及びRβは式I.Eで記載し た意味を有する)であることが好ましい。 さらに、好ましい化合物Iは、式I.Cで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ycが、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即ちC1〜C6アルキル、 C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シクロアルキルの内1種 を結合して有していても良い)を表し、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、そして Acが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員 〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 式I.CのRcとしては、特に水素又はメチルが好ましい。 式I.CのAcとしては、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール 又はヘテロアリールが好ましい。 同様に、好ましい化合物Iは、式I.Dで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、 Yaが、単結合(直接結合)、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即 ちC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シ クロアルキルの内1種を結合して有していても良い)を表し、そして Adが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜 C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルケニルオキシ、C3〜C6 アルケニルアミノ、C3〜C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6 アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3 〜C8シクロアルキルアミノ、3員〜7員のヘテロシクリル、ヘテロシクリルオ キシ、ヘテロシクリルアミノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリ ールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ又はヘテロアリールアミノ を表す。 式I.DのRcとしては、特に水素又はメチルが好ましい。 式I.CのAdとしては、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール 又はヘテロアリールが好ましい。 同様に、好ましい化合物Iは、式I.Eで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、 Rdが、水素、ハロゲン、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6 アルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケ ニル、C3〜C6アルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニ ルアミノC3〜C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニル チオ、C3〜C6アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロア ルコキシ、C3〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、3員 〜7員のヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロ シクリルアミノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリールチオ、ア リールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリーリチオ又 はヘテロアリールアミノを表し、 Aeが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜 C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ア ルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニルアミノ、C3〜 C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニルチオ、C3〜C6 アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3 〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、3員〜7員のヘテ ロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミ ノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ 、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリーリチオ、ヘテロアリー ルアミノ、又はCRα=NORβを表し、 上記Rαが、水素、ハロゲン、又は非置換もしくは置換のC1〜C6アルキ ル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3 〜C6アルケニル、C3〜C6アルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3 〜C6アルケニルアミノ、C3〜C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3 〜C6アルキニルチオ、C3〜C6アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、 C3〜C8シクロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアル キルアミノ、3員〜7員のヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシク リルチオ、ヘテロシクリルアミノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、 アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテ ロアリーリチオ又はヘテロアリールアミノを表し、そして Rβが、水素、又は非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケ ニル、C3〜C6アルキニル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員〜10員のアリ ール又はヘテロアリールを表す。 式I.EのRcとしては、特に水素又はメチルが好ましい。 式I.EのRdとしては、特に水素、メチル、エチル、イソプロピル、トリフ ルオロメチル、メトキシ、エトキシ、又はシクロプロピルが好ましい。 式I.EのAeは、特に、非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール、ヘ テロアリール、又はCRα=NORβであることが好ましい。 AeがCRα=NORβの場合、Rαは、特に非置換もしくは置換の5員〜1 0員のアリール又はヘテロアリールであることが好ましい。 AeがCRα=NORβの場合、Rβは、特に、ハロゲン化されていても良い C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シクロ アルキニル、非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール又はヘテロアリール であることが好ましい。 また、好ましい化合物Iは、式I.Fで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、 Rdが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル 、5員〜10員のアリール又はヘテロアリールを表し、 Reが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル 、5員〜10員のアリール又はヘテロアリールを表し、そして Afが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜 C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ア ルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニルアミノ、C3〜 C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニルチオ、C3〜C6 アルキニルアミノC3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3〜 C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、3員〜7員のヘテロ シクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミノ 、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ、 ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリーリチオ、ヘテロアリール アミノ、又はCRα=NORβを表す。 式I.FのRcは、特に水素又はメチルであることが好ましい。 式I.FのRdは、特に、水素、C1〜C4アルキル、中でもメチル;非置換も しくは置換のシクロアルキル、中でもシクロアルキル;アリール、中でもフェニ ル;ヘテロアリール、中でも非置換もしくは置換のイソオキサゾリル、ピラゾリ ル又はピリジニルであることが好ましい。 式I.FのReは、特に、水素、C1〜C4アルキル、中でもメチル;非置換も しくは置換のシクロアルキル、中でもシクロアルキル;アリール、中でもフェニ ル;ヘテロアリール、中でも非置換もしくは置換のイソオキサゾリル、ピラゾリ ル又はピリジニルであることが好ましい。 式I.FのAfは、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール、ヘテ ロアリール、CRα=NO−Rβであることが好ましい。 AfがCRα=NORβの場合、Rαは、特に非置換もしくは置換の5員〜1 0員のアリール又はヘテロアリールであることが好ましい。 AfがCRα=NORβの場合、Rβは、特に、ハロゲン化されていても良い C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シクロ アルキニル、非置換もしくは置換のベンジル、非置換もしくは置換の5員〜10 員のアリール又はヘテロアリールであることが好ましい。 他の好ましい化合物は、式I.Gで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Zaが、エチレン又はエテニレン(これらの基はハロゲン化されていても良い )、又はエチニレンを表し、そして Agが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 、C3〜C6アルキニル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員〜10員のアリール 又はヘテロアリールを表す。 式I.GのAgは、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール又はヘ テロアリールであることが好ましい。 更に好ましい化合物は、式I.Hで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rfが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、 Rgが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 又はC3〜C6アルキニルを表し、 Ycが、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即ちC1〜C6アルキル、 C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シクロアルキルの内1種 を結合して有していても良い)を表し、そして Ahが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル 、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル 、5員〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 式I.HのRfは、特に水素又はC1〜C4アルキル、中でもメチルであること が好ましい。 式I.HのRgは、特に水素又はC1〜C4アルキル、中でもメチルであること が好ましい。 式I.HのAhは、特に5員〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 同様に好ましい化合物は、式I.Kで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Rcが、水素、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケ ニル又はC3〜C6アルキニルを表し、 Yaが、単結合(直接結合)、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即 ちC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル又はC3〜C8シ クロアルキルの内1種を結合して有していても良い)を表し、そして Akが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員 〜10員のアリール又はヘテロアリールを表す。 式I.KのRcは、特に水素又はC1〜C4アルキル、中でもメチルであること が好ましい。 式I.KのAkは、特に非置換もしくは置換の5員〜10員のアリール又はヘ テロアリールを表す。 さらに、好ましい化合物は、式I.Lで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 Ydが、酸素、硫黄、又はアミノ(但し、下記の基:即ち非置換もしくは置換 のC1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C8シク ロアルキル、3員〜7員のヘテロシクリル、5員〜10員のアリール又はヘテロ アリールの内1種を結合して有していても良い)を表し、そして A1が、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜 C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ア ルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニルアミノ、C3〜 C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニルチオ、C3〜C6 アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3 〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、3員〜7員のヘテ ロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシ クリルチオ、ヘテロシクリルアミノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ 、アリールチオ、アリールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘ テロアリーリチオ又はヘテロアリールアミノを表す。 式I.LのA1は、特に5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリール チオ、アリールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリー リチオ又はヘテロアリールアミノであることが好ましい。 同様に、好ましい化合物は、式I.Mで表されるものである: 上式において、Xn、R’、V及びR”が前記と同義であり、 mが0、1、2又は3を表し、そして Amが、非置換もしくは置換のC1〜C6アルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜 C6アルキルチオ、C1〜C6アルキルアミノ、C3〜C6アルケニル、C3〜C6ア ルケニルオキシ、C3〜C6アルケニルチオ、C3〜C6アルケニルアミノ、C3〜 C6アルキニル、C3〜C6アルキニルオキシ、C3〜C6アルキニルチオ、C3〜C6 アルキニルアミノ、C3〜C8シクロアルキル、C3〜C8シクロアルコキシ、C3 〜C8シクロアルキルチオ、C3〜C8シクロアルキルアミノ、3員〜7員のヘテ ロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリルチオ、ヘテロシクリルアミ ノ、5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリールチオ、アリールアミノ 、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリーリチオ又はヘテロアリ ールアミノを表す。 式I.MのAmは、特に5員〜10員のアリール、アリールオキシ、アリール チオ、アリールアミノ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリー リチオ又はヘテロアリールアミノであることが好ましい。 特に、その用途に対して、下記の表にまとめられた化合物Iが好ましい。更 に、1個の置換基のために表で述べられた複数の基は、述べられた組合せから独 立したもので、問題の置換基の特に好ましい態様である。 [表1] R’が水素で、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1C/1で表される化合物。 [表2] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I. 1C/1で表される化合物。 [表3] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1C/1で表される化合物。 [表4] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1C/1で表される化合物。 [表5] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I.1 C/2で表される化合物。[表6] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I. 1C/2で表される化合物。 [表7] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I .1C/2で表される化合物。 [表8] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式 I.1C/2で表される化合物。 [表9] R’が水素で、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1E/1で表される化合物。 [表10] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I. 1E/1で表される化合物。 [表11] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1E/1で表される化合物。 [表12] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1E/1で表される化合物。 [表13] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I.1 E/2で表される化合物。 [表14] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I. IE/2で表される化合物。 [表15] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I .1E/2で表される化合物。 [表16] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式 I.1E/2で表される化合物。 [表17] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I.1 G/1で表される化合物。 [表18] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I. 1G/1で表される化合物。 [表19] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1G/1で表される化合物。 [表20] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1G/1で表される化合物。 [表21] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I.1 G/2で表される化合物。 [表22] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I. 1G/2で表される化合物。 [表23] R’が水素、VR”が、メチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式 I.1G/2で表される化合物。 [表24] R’がメチルで、VR”が、メチルアミノで、そしてR2が表Bの1行に相当 する式I.1G/2で表される化合物。 [表25] R’が水素で、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1C/3で表される化合物。 [表26] R’がメチルで、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1C/3で表される化合物。 [表27] R’が水素で、VR”がメチルアミノで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する 式I.1C/3で表される化合物。 [表28] R’がメチルで、VR”がメチルアミノで、そしてR1 xが表Aの1行に相当す る式I.1C/3で表される化合物。 [表29] R’が水素で、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1C/4で表される化合物。 [表30] R’がメチルで、VR”がメトキシで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1C/4で表される化合物。 [表31] R’が水素で、VR”がメチルアミノで、そしてR1 xが表Aの1行に相当する 式I.1C/4で表される化合物。 [表32] R’がメチルで、VR”がメチルアミノで、そしてR1 xが表Aの1行に相当す る式I.1C/4で表される化合物。 [表33] R’が水素、VR”がメトキシ、R3が水素、R4 yが水素、そしてR1 xが表A の1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。[表34] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3が水素、R4 yが水素、そしてR1 xが表 Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表35] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3が水素、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表36] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3が水素、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表37] R’が水素、VR”がメトキシ、R3がメチル、R4 yが水素、そしてR1 xが表 Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表38] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3がメチル、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表39] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3がメチル、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表40] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3がメチル、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表41] R’が水素、VR”がメトキシ、R3が弗素、R4 yが水素、そしてR1 xが表A の1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表42] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3が弗素、R4 yが水素、そしてR1 xが表 Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表43] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3が弗素、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表44] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3が弗素、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表45] R’が水素、VR”がメトキシ、R3が塩素、R4 yが水素、そしてR1 xが表A の1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表46] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3が塩素、R4 yが水素、そしてR1 xが表 Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表47] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3が塩素、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表48] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3が塩素、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表49] R’が水素、VR”がメトキシ、R3がシアノ、R4 yが水素、そしてR1 xが表 Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表50] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3がシアノ、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表51] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3がシアノ、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表52] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3がシアノ、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表53] R’が水素、VR”がメトキシ、R3がメトキシ、R4 yが水素、そしてR1 xが 表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表54] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3がメトキシ、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表55] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3がメトキシ、R4 yが水素、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表56] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3がメトキシ、R4 yが水素、そして R1 xが表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表57] R’が水素、VR”がメトキシ、R3がメチル、R4 yが5−メチル、そしてR1 x が表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表58] R’がメチル、VR”がメトキシ、R3がメチル、R4 yが5−メチル、そして R1 xが表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表59] R’が水素、VR”がメチルアミノ、R3がメチル、R4 yが5−メチル、そし てR1 xが表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表60] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、R3がメチル、R4 yが5−メチル、そ してR1 xが表Aの1行に相当する式I.1C/5で表される化合物。 [表61] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRd及びR1 xが表Cの1行に相当する 式I.1E/3で表される化合物。 [表62] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRd及びR1 xが表Cの1行に相当す る式I.1E/3で表される化合物。 [表63] R’が水素、VR2がメチルアミノ、そしてRd及びR1 xが表Cの1行に相当 する式I.1E/3で表される化合物。 [表64] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRd及びR1 xが表Cの1行に相 当する式I.1E/3で表される化合物。 [表65] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I.1 F/1で表される化合物。 [表66] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I. 1F/1で表される化合物。 [表67] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式I .1F/1で表される化合物。 [表68] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR1 xが表Aの1行に相当する式 I.1F/1で表される化合物。 [表69] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I.1 F/2で表される化合物。 [表70] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I. 1F/2で表される化合物。 [表71] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式I .1F/2で表される化合物。 [表72] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてR2が表Bの1行に相当する式 I.1F/2で表される化合物。 [表73] R’が水素、VR”がメトキシ、そして置換基Rd、Re及びAfの組合せが表 Dの1行に相当する式I.1F/3で表される化合物。 [表74] R’がメチル、VR”がメトキシ、そして置換基Rd、Re及びAfの組合せが 表Dの1行に相当する式I.1F/3で表される化合物。 [表75] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そして置換基Rd、Re及びAfの組合せ が表Dの1行に相当する式I.1F/3で表される化合物。 [表76] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そして置換基Rd、Re及びAfの組合 せが表Dの1行に相当する式I.1F/3で表される化合物。 [表77] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチル、 RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.IF/4 で表される化合物。 [表78] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチル 、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.IF/ 4で表される化合物。 [表79] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチ ル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F /4で表される化合物。 [表80] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメ チル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 F/4で表される化合物。 [表81] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチル、 RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F/4 で表される化合物。 [表82] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチル 、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F/ 4で表される化合物。 [表83] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチ ル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F /4で表される化合物。 [表84] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエ チル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 F/4で表される化合物。 [表85] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリル、 RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F/4 で表される化合物。 [表86] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリル 、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F/ 4で表される化合物。 [表87] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリ ル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1F /4で表される化合物。 [表88] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがア リル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 F/4で表される化合物。 [表89] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロパル ギル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 F/4で表される化合物。 [表90] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロパ ルギル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I. 1F/4で表される化合物。 [表91] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロ パルギル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I .1F/4で表される化合物。 [表92] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプ ロパルギル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式 I.1F/4で表される化合物。 [表93] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβが trans−クロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1 行に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表94] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがtra ns−クロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相 当する式I.1F/4で表される化合物。 [表95] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがtr ans−クロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に 相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表96] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがt rans−クロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行 に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表97] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチル、 そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表98] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチル 、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表99] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメチ ル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表100] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがメ チル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表101] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチ ル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表102] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチル 、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表103] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエチ ル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表104] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがエ チル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表105] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリル、 そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表106] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリル 、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表107] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがアリ ル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表108] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがア リル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表109] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロパル ギル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表110] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロパ ルギル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合物 。 [表111] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプロ パルギル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化合 物。 [表112] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがプ ロパルギル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表される化 合物。 [表113] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがtran s−クロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表さ れる化合物。 [表114] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがtra ns−クロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で表 される化合物。 [表115] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがtr ans−クロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4で 表される化合物。 [表116] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Reがメチル、Rβがt rans−クロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1F/4 で表される化合物。 [表117] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRd、Re、Rα及びRβが表Eの1 行に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表118] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRd、Re、Rα及びRβが表Eの1 行に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表119] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてRd、Re、Rα及びRβが表Eの 1行に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表120] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRd、Re、Rα及びRβが表E の1行に相当する式I.1F/4で表される化合物。 [表121] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがメチル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表122] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがメチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表123] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがメチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表され る化合物。 [表124] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがメチル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表125] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがメチル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表126] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがメチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表127] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがメチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表され る化合物。 [表128] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがメチル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表129] R’が水素、VR2がメトキシ、Rdがメチル、Rβがエチル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表130] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがエチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表131] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがエチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表132] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがエチル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表133] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがエチル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表134] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがエチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表135] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがエチル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表され る化合物。 [表136] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがエチル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表137] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがアリル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表138] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがアリル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表139] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがアリル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表され る化合物。 [表140] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがアリル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表141] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがアリル、RαがRl x− 置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表142] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがアリル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表される 化合物。 [表143] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがアリル、RαがRl x −置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表され る化合物。 [表144] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがアリル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表145] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表146] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、Rα がRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表 される化合物。 [表147] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、R αがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で 表される化合物。 [表148] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、 RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4 で表される化合物。 [表149] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、Rαが Rl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表さ れる化合物。 [表150] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、Rα がRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で表 される化合物。 [表151] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、R αがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4で 表される化合物。 [表152] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、 RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1E/4 で表される化合物。 [表153] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロロア リル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 E/4で表される化合物。 [表154] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロロ アリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I. 1E/4で表される化合物。 [表155] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロ ロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I .1E/4で表される化合物。 [表156] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがtrans−ク ロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式 I.1E/4で表される化合物。 [表157] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロロア リル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I.1 E/4で表される化合物。 [表158] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロロ アリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I. 1E/4で表される化合物。 [表159] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロ ロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式I .1E/4で表される化合物。 [表160] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがtrans−ク ロロアリル、RαがRl x−置換フェニル、そしてRl xが表Aの1行に相当する式 I.1E/4で表される化合物。 [表161] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがメチル、そしてRαが 表Bの基R2に相当するに相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表162] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがメチル、そしてRα が表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表163] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがメチル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表164] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがメチル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表165] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがメチル、そしてRαが 表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表166] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがメチル、そしてRα が表Bの基R2にに相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表167] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがメチル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表168] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがメチル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表169] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがエチル、そしてRαが 表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表170] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがエチル、そしてRα が表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表171] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがエチル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表172] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがエチル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表173] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがエチル、そしてRαが 表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表174] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがエチル、そしてRα が表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表175] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがエチル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表176] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがエチル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表177] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがアリル、そしてRαが 表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表178] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがアリル、そしてRα が表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表179] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがアリル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表180] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがアリル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表181] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがアリル、そしてRαが 表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表182] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがアリル、そしてRα が表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表183] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがアリル、そしてR αが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表184] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがアリル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表185] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表186] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、そし てRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表187] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、そ してRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表188] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがプロパルギル、 そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表189] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、そして Rαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表190] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、そし てRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表191] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、そ してRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表192] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがプロパルギル、 そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表193] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロロア リル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表194] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロロ アリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物 。 [表195] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがtrans−クロ ロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合 物。 [表196] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがメチル、Rβがtrans−ク ロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表197] R’が水素、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロロア リル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表198] R’がメチル、VR”がメトキシ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロロ アリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合物 。 [表199] R’が水素、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがtrans−クロ ロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化合 物。 [表200] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、Rdがエチル、Rβがtrans−ク ロロアリル、そしてRαが表Bの基R2に相当する式I.1E/4で表される化 合物。 [表201] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRd、Rα及びRβの組合せが表Fの 1行に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表202] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRd、Rα及びRβの組合せが表F の1行に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表203] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてRd、Rα及びRβの組合せが表 Fの1行に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表204] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRd、Rα及びRβの組合せが 表Fの1行に相当する式I.1E/4で表される化合物。 [表205] R、R’及びVR”の組合せ及び位置が、表Gの1行に相当する式I(n=0 )で表される化合物。[表206] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に相 当する式I.1Bで表される化合物。 [表207] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に 相当する式I.1Bで表される化合物。 [表208] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行 に相当する式I.1Bで表される化合物。 [表209] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1 行に相当する式I.1Bで表される化合物。 [表210] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に相 当する式I.2Bで表される化合物。 [表211] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に 相当する式I.2Bで表される化合物。 [表212] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行 に相当する式I.2Bで表される化合物。 [表213] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1 行に相当する式I.2Bで表される化合物。 [表214] R’が水素、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に相 当する式I.3Bで表される化合物。 [表215] R’がメチル、VR”がメトキシ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行に 相当する式I.3Bで表される化合物。 [表216] R’が水素、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1行 に相当する式I.3Bで表される化合物。 [表217] R’がメチル、VR”がメチルアミノ、そしてRb、Rα及びRβが表Hの1 行に相当する式I.3Bで表される化合物。 化合物Iは殺菌剤として好適である。 化合物1は、広範囲な植物病理学的菌類、特に子嚢菌類、不完全菌類、藻菌類 または担子菌類に対して優れた作用を示し、秀でている。これらは組織的に活性 である場合もあり、茎葉または土壌殺菌剤として植物保護に使用可能である。こ れらは種々の農作物、例えばコムギ、ライ麦、大麦、オート麦、稲、トウモロコ シ、芝、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果実および観賞用植物、 および野菜、例えばキュウリ、豆類、ウリ、並びにこれら植物の種子における多 種細菌を防除するために特に重要である。 上記化合物は次のような植物病菌類の防除に特に適している。 穀物類のエリシペ・グラミニス(Erysiphe graminis;うど ん粉病)、 ウリ科のエリシペ・キコラケアラム(Erysiphe cichorace arum)およびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fu liginea)、 リンゴのポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leuco tricha)、 ブドウのウンキヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 穀物類のプッキニア(Puccinia)種、 綿花、稲およびシバのリゾクトニア種(Rhizoctonia)、 穀物類およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)種、 リンゴのベンツリア・イネクアリス(Venturia inaeqalis ;腐敗病)、 穀物類のヘルミントスポリウム種(Helminthosporium)、 コムギのセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 イチゴ、ブドウ、野菜及び観賞用植物のボトリチス・キネレア(Botryt is cinerea;灰色カビ)、 ナンキンマメのセルコスポラ・アラキジコラ(Cercospora ara chdicola)、 コムギおよびオオムギのシュードケルコスポレラ・ヘルポトリコイデス (Pseudocercosporella herpotrichoides )、 イネのピリクラリア・オリザエ(Pyricularia orizae) ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・インフェスタンス(Phytoph thora infestans)、 種々の植物のフサリウム(Fusarium)およびベルチキルリウム(Ve rticillium)種、 ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola )、 ホップ及びキュウリのシュードセルコスポレラ(Pseudocercosp orella)種及び 果実および野菜のアルテルナリア(Alternaria)種。 さらに、化合物Iは、資材(例、木材、紙、塗料分散液、繊維あるいは布地) の保護に、また貯蔵品の保護における有害菌類の防除に好適である。 化合物Iは、有害菌類(細菌)、または有害菌類による被害から保護されるべ き植物、種子、資材または土壌を有効成分の殺菌有効量で処理することにより施 与される。これらは、細菌により資材、植物または種子に被害がもたらされる以 前または以後に施与される。 これらは、例えば溶液、エマルジョン、懸濁液、ダスト剤、粉末、ペースト及 び顆粒等の慣用処方(組成物)に加工することができる。処方形態は使用目的次 第であるが、いずれにせよ化合物Iの細分および均一な分配が保証されるべきで ある。 処方は、公知の方法で、例えば有効成分を溶剤および/またはキャリヤーで、 場合により乳化剤および分散助剤を使用して増量することにより得られるが、こ の際希釈剤として水を使用する場合には、補助溶媒として別の有機溶媒を使用す ることができる。このための好適な助剤としては、主として溶剤、例えば芳香族 化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化合物(例えばクロロベンゼン)、パ ラフィン(例えば石油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール)、 ケトン(例、シクロヘキサノン)、アミン(例えばエタノールアミン、ジメチル ホルムアミド)および水;キャリヤー、例えば天然岩石粉(例えばカオリン、ク レー、タルク、白亜)、合成岩石粉(例えば高分散性シリカ、珪酸塩);乳化剤 、例えば非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエチレン−脂肪 アルコールエーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホナート)およ び分散剤、例えばリグニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロースが該当する。 殺菌剤組成物は、一般に有効化合物を0.1〜95重量%、好ましくは0.5 〜90重量%の量で含む。 所望の効果に応じて、植物保護で使用する際の施与率は、1ヘクタールあたり 有効成分0.01〜2.0kgの範囲である。 種子を処理する場合、種子1kgにあたりに0.001〜0.1g、特に0. 01〜0.05gの量の有効成分が一般的に必要とされる。 資材の保護あるいは貯蔵保護で使用する際、その施与率は、使用面積及び所望 の効果に応じて異なる。資材保護の一般の施与率は、例えば処理資材1m3あた り有効成分0.001〜2kgの範囲、好ましくは0.005〜1kgの範囲で ある。 本発明の組成物は、殺菌剤としての使用形態において、他の有効成分、例えば 除草剤、殺虫剤、生長抑制剤、殺菌剤または肥料と共に用いることも可能である 。 各種殺菌剤を混合することにより、得られる殺菌効果の範囲が拡大する場合も 多い。 以下に本発明の化合物とともに使用可能な化合物を列挙するが、これは組み合 わせの可能性を示すためのものであって、これらに限定するものではない。 硫黄 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば 鉄(III)ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛ジメチルジチオカルバマート、 亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、 マンガンエチレンビスジオカルバマート、 マンガン−亜鉛−エチレンジアミン−ビス−ジチオカルバマート、 テトラメチルチウラムジスルフィド、 亜鉛−(N,N−エチレン−ビス−ジチオカルバマート)のアンモニア錯化合 物、 亜鉛(N,N’−プロピレン−ビス−ジチオカルバマート)のアンモニア錯化 合物、 亜鉛(N,N’−プロピレン−ビス−ジチオカルバマート)、 N、N’−ポリプロピレン−ビス−(チオカルバモイル)−ジスルフィド; ニトロ誘導体、例えば ジニトロ−(1−メチルヘプチル)−フェニルクロトナート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−3,3−ジメチルアクリラ ート、 2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル−イソプロピルカルボナート 、 ジイソプロピル5−ニトロイソフタラート; 複素環式物質、例えば 2−ヘプタデシル−2−イミダゾリンーアセタート、 2,4−ジクロロ−6−(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、 0,0−ジエチル−フタルイミドホスホノチオエート、 5−アミノ−1−〔ビス−(ジメチルアミノ)−ホスフィニル〕−3−フェニ ル−1,2,4−トリアゾール、 2,3−ジシアノ−1,4−ジチオアントラキノン、 2−チオ−1,3−ジチオロ−[4,5−b]−キノキサリン、 1−(ブチルカルバモイル)−2−ベンズイミダゾール−カルバミン酸メチル エステル、 2−メトキシカルボニルアミノ−べンズイミダゾール、 2−(2−フリル)−ベンズイミダゾール、 2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾール、 N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド 、 N−トリクロロメチルチオ−テトラヒドロフタルイミド、 N−トリクロロメチルチオ−フタルイミド、 N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニル−硫 酸ジアミド、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジアゾール、 2−チオシアナートメチルチオベンゾチアゾール、 1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、 4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−5−イソキサゾロン、 ピリジン−2−チオール−1−オキシド、 8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン、 2,3−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチ イン−4,4−ジオキシド、 2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−3−カルボキシアニリド、 2−メチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアニリド、 2,4,5−トリメチルフラン−3−カルボンキシアニリド、 N−シクロヘキシル−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアミド、 N−シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラン−3−カルボキ シアミド、 2−メチルベンズアニリド、 2−ヨードベンズアニリド、 N−ホルミル−N−モルホリン−2,2,2−トリクロロエチルアセタール、 ピペラジン−1,4−ジイルビス−(1−(2,2,2−トリクロロエチル) ホルムアミド、 1−(3,4−ジクロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−トリ クロロエタン、 2,6−ジメチル−N−トリデシルモルホリン又はその塩、 2,6−ジメチル−N−シクロドデシルモルホリン又はその塩、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕−シス −2,6−ジメチルモルホリン、 N−〔3−(p−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕ピペリ ジン、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラ ン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 1−〔2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオ キソラン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、 N−(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェノキシエチル)− N’−イミダゾリル尿素、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノン、 1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4 −トリアゾール−1−イル)−2−ブタノール、 α−(2−クロロフェニル)−α−(4−クロロフェニル)−5−ピリミジン メタノール、 5−ブチル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチル−ピリミジン 、 ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジンメタノール、 1,2−ビス−(3−エトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、 1,2−ビス−(3−メトキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン; および 種々の殺菌剤、例えば ドデシルグアニジンアセタート、 3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキシシクロヘキシル)−2−ヒドロキ シエチル]グルタルイミド、 ヘキサクロロベンゼン、 DL−メチル−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−2−フロイル−アラ ニナート、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(2’−メトキシアセシル) アラリンのメチルエステル、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミ ノブチロラクトン、 DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(フェニルアセチル)アラニ ンのメチルエステル、 5−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニル)−2,4−ジオ キソ−1,3−オキサゾリジン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−メトキシメチル−1, 3−オキサゾリジン−2,4−ジオン、 3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロピルカルバモイルヒダント イン、 N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1, 2−ジカルボキシイミド、 2−シアノ−[N−エチルアミノカルボニル−2−メトキシイミノ]アセトア ミド、 1−[2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル]−1H−1,2,4−ト リアゾール、 2,4−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾリル−1−メチル) ベンズヒドリルアルコール、 N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフルオロメチルフェニル)− 5−トリフルオロメチル−3−クロロ−2−アミノピリジン、 1−((ビス−(4−フルオロフェニル)メチルシニル)メチル)−1H−1 ,2,4−トリアゾール; ストロビルリン(strobilurin)、例えば E−メトキシイミノ[α−(o−トリルオキシ)−o−トリル]アセテート、 メチルE−2−{2−[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イル オキシ]フェニル}−3−メトキシアクリラート、 E−メチル−E−メトキシイミノ−[α−(2−フェノキシフェニル)]アセ トアミド、 E− メチル−E−メトキシイミノ[α−(2,5−ジメチルフェノキシ)−o−トリ ル]アセトアミド; アニリノピリミジン、例えばN−(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル) アニリン、 N−[4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン−2−イル]アニリン 、 N−(4−メチル−6−シクロプロピルピリミジン−2−イル)アニリン; フェニルピロール、例えば 4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)−ピロ ール−3−カルボニトリル; 桂皮酸アミド、例えばN−3−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメ トキシフェニル)−アクリル酸モルホリン; (2RS)3SR)−1−[3−(2−クロロフェニル)−2−[4−フルオ ロフェニル]オキシラン−2−イル−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾー ル。 式Iの化合物は、さらに、昆虫類、蜘蛛形類、線形動物類などの有害生物を防 除するために適している。これらは、作物保護、衛生学、貯蔵材料保護、及び獣 医学において、殺虫剤として使用することができる。 害虫には次のものがある。すなわち、 鱗翅目(Lepidoptera)の害虫には例えばアグロテス・イプシロン (Agrotis ypsilon)、アグロテス・セゲタム(Agrotis segetum)、アラバマ・アルジラセア(Alabama argill acea)、アンチカルシア・ゲマタリス(Anticarsia gemma talis)、アルジレスチア・コンジュゲラ(Arggresthia co njugella)、オートグラファ・ガマ(Autographa gamm a)、ブパラス・ピニアリウス (Bupalus piniarius)、カコエシア・ムリナナ(Cacoe cia murinana)、カプア・レチキュラナ(Capua retic ulana)、ケイマトビア・ブルマタ(Cheimatobia bruma ta)、チョリストネウラ・フミフェラナ(Choristoneura fu miferana)、チョリストネウラ・オクシデンタリス(Choristo neura occidentalis)、シルピス・ウニプンクタ(Cirp his unipuncta)、チデイア・ポモネーラ(Cydia pomo nella)、デンドロリマス・ピニ(Dendrolimus pini)、 ダイアファニア・ニチダリス(Diaphania nitidalis)、ダ イアトラエア・グルンディオセーラ(Diatraea grndiosell a)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)、エラスモ パルパス・リグノセーラス(Elasmopalpus lignosellu s)、オイポエシリア・アムピグエーラ(Eupoecilia ambigu ella)、エベトリア・ブーリアナ(Evetria bouliana)、 フェルチア・サブテーラネア(Feltia subterranea)、ガレ リア メロネーラ(Galleria mellonella)、グラホリタ・ フネブラナ(Grapholita funebrana)、グラホリタ・モレ スタ、(Grapholita molesta)、ヘリオテス・アルミゲラ( Heliothis armigera)、ヘリオテス・ピレセンス(Heli othis virescens)、ヘリオテス・ジー(heliothis zea)、ヘールラ・アンダリス(Hellula undalis)、ヒベル ニア・デフォリアリア(Hibernia defoliaria)、ヒファン トリア・クネア(Hyphantria cunea)、ヒポノムータ・マリネ ラス(Hyponomeuta malinellus)、ケイフェリア・リコ ペルシセーラ(Keifferia lycopersicella)、ラムブ ディナ・フィセラリア(Lambdina fiscellaria)、ラフィ グマ・エクシ グア(Laphygma exigua)、ロイコプテラ・カフィーラ(Leu coptera coffeella)、ロイコプテラ・シテルラ(Leuco ptera scitella)、リソコレーチス・ブランカルデーラ(Lit hocolletis blancardella)、ロベシア・ボトラナ(L obesia botrana)、ロクソステーゲ・スティクティカリス(Lo xostege sticticalis)、リマントリア・ディスパー(Ly mantria dispar)、リマントリア・モナチャ(Lymantri a monacha)、リオネチア・クレルケーラ(Lyonetia cle rkella)、マラコソマ・ノイストリア(Malacosoma neus tria)、マメストラ・ブラシ−カエ(Mamestra brassica e)、オルギィア・シュードツガタ(Orgyia pseudotsugat a)、オストリニア・ヌビラリス(Ostrinia nubilalis)、 パノリス・フラメア(Panolis flamea)、ペクチノフォラ・ゴシ ィピエーラ(Pectinophora gossypiella)、ペリドロ マ・サウシア(Peridroma Saucia)、ファレラ・ブスファーラ (Phalera bucephala)、フトリマエア・オペルキュレーラ( Phthorimaea operculella)、フィロチスティス・シト レーラ(Phyllochitis citrella)、ピエリス・ブラシー カ(Pieris brassicae)、プラティペナ・スカルブラ(Pla thypena scarbra)、プルテーラ・キシロステーラ(Plute lla xylostella)、シュードプルシア・インクルデンス(Pse udoplusia includens)、フィアシオニア・フルストラナ( Phyacionia frustrana)、スクロビパルプラ・アブソルタ (Scrobipalpula absoluta)、シトトロガ・セレレーラ (Sitotroga cerelella)、スパルガノティス・ピレリアナ (Sparganothis pilleriana)、スポドプテラ・フルジ ペルダ(Spodoptera frugiperda)、スポドプテラ・リト ラリス(Spodoptera littoralis)、スポ ドプテラ・リチュラ(Spodoptera litura)、タウマトポエア ・ピティオカムパ(Thaumatopoea pityocampa)、トリ トリックス・ビリダナ(Tortrix viridana),トリコプルシア ・ニ(Trichoplusia ni)、ザイラフェラ・カナデンシス(Ze iraphera canadensis)が属する。 鞘翅目(Coleoptera)としては例えばアグリラス・シヌアタス(A grilus sinuatus)、アグリオテス・リネアタス(Agriot es lineatus)、アグリオテス・オブスキュラス(Agriotes obscurus)、アンフィマーラス・ソルスティティアリス(Amphi mallus solstitialis)、アニサンドラス・ディスパー(A nisandrus dispar),アンソノムス・グランディス(Anth onomus grandis)、アンソノムス・ポモラム(Anthonom us pomorum)、アトマリア・リネアリム(Atomaria lin earis)、ブラストファグス・ピニペルダ(Blastophagus p iniperda)、ブリトファガ・ウンダタ(Blitophaga und ata)、ブルカス・ルフィマヌス(Bruchus rufimanus)、 ブルカス・ピソラム(Bruchus pisorum)、ブルカス・ベチュラ エ(Bruchus betulae)、ブルカス・レンティス(Bruchu s lentis)、カシィーダ・ネビュローサ(Cassida nebul osa)、セロトマ・トリフルカタ(Cerotoma trifurcata )、シュートリーンカス・アッシミリス(Ceuthorrhynchus a ssimilis)、シュートリーンカス・ナピ(Ceuthorrhynch us napi)、チャエトクネマ・ティビアリル(Chaetocnema tibialis)、コノデラス・ベスペルティナス(Conoderus v espertinus)、クリオセリス・アスパラギー(Crioceris asparagi)、ダイアブロティカ・ロンジコロニス(Diabrotic a longicornis)、ダイアブロティカ・12−プンクタタ(Dia brotica 12− punctata)、ダイアブロティカ・ビルジフェラ(Diabrotica virgifera)、エピラシュナ・バリベスティス(Epilachna varivestis)、エピトリックス・ヒルティペニス(Epitrix hirtipennis)、オイティノボスラス・ブラシリエンシス(Eut inobothrus brasiliensis)、ヒロビウス・アビエティ ス(Hylobius abietis)、ヒペラ・ポスティカ(Hypera postica)、ヒペラ・ブルネイペニス(Hyperabrunneip ennis)、イプス・ティポグラファス(Ipstypographus)、 レマ・ビリネアタア(Lema bilineata)、レマ・メラノプス(L ema melanopus)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Lepti notarsa decemlineata)、リモニウス・カリフォルニカス (Limonius californicus)、リソルホプトラス・オリゾ フィラス(Lissorhoptrus oryzophilus)、メラノタ ス・コミュニス(Melanotus communis)、メリゲテス・アエ ネウス(Meligethes aeneus)、メロロンタ・ヒポカスタニ( Melolontha hippocastani)、メロロンタ・メロロンタ (Melolontha melolontha)、オンレマ・オリーザ(On lema oryzae)、オルティオリーンカス・サルカタス(Ortior rhynchus sulcatus)、オルテゥオリーンカス・オバタス(O rtiorrhynchus ovatus)、ファエドン・コックレアリア( Phaedon cochleariae)、ピロトレタ・クリソセファラ(P hyllotreta chrysocephala)、フィロフィガ・エスピ ー(Phyllophaga sp.)、フィロペルサ・ホルティコラ(Phy llopertha horticola)、フィロトレタ・ネモラム(Phy llotreta nemorum)、フィロトレタ・ストリオラタ(Phyl lotreta striolata)、ポピーリア・ジャポニカ(Popil lia japonica)、シトナ・リネアタス(Sitona linea tus)、シトフィラス・グラナリア (Sitophilus granaria)が属する。 双翅目(Diptera)としてはアエデス・アエジプティ(Aedes a egypti)、アエデス・ベクサンス(Aedes vexans)、アナス トレファ・ルーデンス(Anastrepha ludens)、アノフェレス ・マクリペニス(Anopheles maculipennis)、セラティ ティス・カピタタ(Ceratitis capitata)、クリソミヤ・ベ ジーアナ(Chrysomya bezziana)、クリソミヤ・ホミニポラ ックス(Chrysomya hominivorax)、クリソミヤ・マセー ラリア(Chrysomya macellaria)、コンタリニア・ソルジ ヒコラ(Contarinia sorghicola)、コルディロビア・ア ンスロポファガ(Cordylobia anthropophaga)、キュ レックス・ピピエンス(Culex pipiens)、ダカス・キュキュルビ テア(Dacus cucurbitae)、ダカス・オレアレ(Dacus oleae)、ダシネウラ・ブラシーカ(Dasineura brassic ae)、ファニア・カニキュラリス(Fannia canicularis) 、ガステロフィラス・インティティナリス(Gasterophilus in testinalis)、グロシア・モルシタンス(Glossia mors itans)、ヘマトビア・イリタンス(Haematobia irrita ns)、ハプロディプロシス・エケストリス(Haplodiplosis e questris)、ヒーレミア・プラチュラ(Hylemyia platu ra)、ヒポデルマ・リネアタ(Hypoderma lineata)、リリ オミザ・サチバエ(Liriomyza sativae)、リリオミザ・トリ フォリィ(Liriomyza trifolii)、ルシリア・カプリナ(L ucilia caprina)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cu prina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、リ コリア・ペクトラリス(Lycoria pectoralis)、マエティオ ラ・デストラクター(Mayetiola destructor)、ムスカ・ドメスティカ(Musca domest ica)、ムシーナ・スタビュランス(Muscina stabulans) 、オエストラス・オビス(Oestrus ovis)、オッシネーラ・フリッ ト(Oscinella frit)、ペゴミア・ヒソシャーミ(Pegomy a hysocyami)、フォルビア・アンティカ(Phorbia ant iqua)、フォルビア・ブラシ−カ(Phorbia brassicae) 、フォレビア・コアルクタタ(Phorbia coarctata)、ラゴレ ティス・セラシ(Rhagoletis cerasi)、ラゴレティス・ポモ ネーラ(Rhagoletis pomonella)、タバナス・ボビヌス( Tabanus bovinus)、ティプラ・オレラセア(Tipulaol eracea)、ティプラ・パルドサ(Tipula paludosa)が属 する。 総翅目(Thysanoptera)として例えばフランクリニエーラ・フス カ(Frankliniella fusca)、フランクリニエーラ・オクシ デンタリス(Frankliniella occidentalis)、フラ ンクリニエーラ・トリティシ(Frankliniellatritici)、 シルトスリップス・シトリ(Scirtothrips citri)、スリッ プス・オリザエ(Thrips oryzae)、スリップス・パルミ(Thr ips palmi)、スリップス・タバシ(Thrips tabaci)が 属する。 膜翅目(Hymentoptera)としては例えばアサリア・ロザエ(At halia rosae)、アタ・セファロテス(Atta cephalot es)、アタ・セックスデンス(Atta sexdens)、アタ・テキサナ (Atta texana)、ホプロカンパ・ミヌタ(Hoplocampa minuta)、ホプロカンパ・テスチュディネア(Hoplocampa t estudinea)、モノモリウム・ハァラオニス(Monomorium pharaonis)、ソレノプシス.ゲミナタ(Solenopsis ge minata)、ソレノプシス・インビク タ(Solenopsis invicta)が属する。 異翅亜目(Heteroptera)としては例えばアクロステルナム・ヒラ レ(Acrosternum hilare)、ブリサッス・ロイコプテラス( Blissus leucopterus)、シルトペルティス・ノタタス(C yrtopeltis notatus)、ディスデルカス・シングラタス(D ysdercus cingulatus)、ディスデルカス・インテルメディ アス(Dysdercus intermedius)、オイリーガスター・イ ンテグリセプス(Eurygaster integriceps)、オイチス タス・インピクティベントリス(Euchistus impictivent ris)、レプトグローサス・フィロープス(Leptoglossus ph yllopus)、リーガス・リネオラリス(Lygus lineolari s)、リーガス・プラテンシス(Lygus pratensis)、ネザラ・ ビリデゥラ(Nezara viridula)、ピエズマ・カドラタ(Pie sma quadrata)、ソルベア・インスラリス(Solubea in sularis)、ティアンタ・ペルディトール(Thyanta perdi tor)が属する。 同翅亜目(Homoptera)には例えばアシルトシフォン・オノブリーシ ス(Acyrthosiphon onobrychis)、アデルゲス・ラリ シス(Adelges laricis)、アフィドラ・ナスチュルティ(Ap hidula nasturtii)、アフィス・ファバエ(Aphis fa bae)、アフィス・ポミ(Aphis pomi)、アフィス・サンブシ(A phis sambuci)、ブラチーカウダス・カルデゥイ(Brachyc audus cardui)、ブレブコリンネ・ブラシイーカ(Brevico ryne brassicae)、セロシィファ・ゴシィープイ(Cerosi pha gossypii)、ドレフュシア・ノルドマンニィアナエ(Drey fusia nordmannianae)、ドレフュシア・ピセェア(Dre yfusia piceae)、ドレフュシア・ラジコラ(Dreyfusia radicola)、ディサウラコルツム・プソイドソ ラニ(Dysaulacorthum pseudosolani)、エムポア スカ・ファベイー(Empoasca fabei)、マクロシフム・アベナエ (Macrosiphum avenae)、マクロシフム・オイフォルビア( Macrosiphum euphorbiae)、マクロシフム・ロザエ(M acrosiphum rosae)、メグーラ.ビシア(Megoura v iciae)、メトポロフィウム・ディルホダム(Metopolophium dirhodum)、ミゾデス・ペルシカエ(Myzodes persic ae)、ミザス・セラシー(Myzus cerasi)、ニラパルバタ・ルゲ ンス(Nilaparvata lugens)、ペムフィガス・バルサリウス (Pemphigus bursarius)、ペルキンシェラ・サッカリシィ デ(Perkinsiella saccharicida)、フォロドン・フ ムリー(Phorodon humuli)、プシーラ・マリ(Psylla mali)、プシーラ・ピリ(Psylla piri)、ロパロミーズス・ア スカロニカス(Rhopalomyzus ascalonicus)、ロパロ シィフム・マイディス(Rhopalosiphum maidis)、サパフ ィス・マラ(Sappaphis mala)、サパフィス・マリー(Sapp aphis mali)、シザフィス・グラミナム(Schizaphis g raminum)、シゾネウラ・ラヌジイノサ(Schizoneura la nuginosa)、トリアロイロデス・バポラリオラム(Trialeuro des vaporariorum)、ビテウス・ビティフォリー(Viteu s vitifolii)が属する。 等翅目(Isoptera)には例えばカロテルメス・フラビコーリス(Ca lotermes flavicollis)、ロイコテルミス・フラビペス( Leucotermes flavipes)、レティキュリテルメス・ルシフ グス(Reticulitermes lucifuqus)、テルメス・ナタ レンシス(Termes natalensis)が属する。 直翅目(Orthoptera)には例えばアチタ・ドメスチカ(Achet a domestica)、ブラッタ・オリエンタリス (Blatta orientalis)、ブラッタ・ジェルマニカ(Blat ta germanica)、フォルフィキュラ・アウリキュラリア(Forf icula auricularia)、グリーロタルパ・グリーロタルパ(G ryllotalpa gryllotalpa)、ロカスタ・ミグラトリア( Locusta migratoria)、メラノプラス・ビリッタタス(Me lanoplus brittatus)、メラノプラス・フェムルールブラム (Melanoplus femurrubrum)、メラノプラス・メキシカ ナス(Melanoplus mexicanus)、メラノプラス・サングイ ニペス(Melanoplus sanguinipes)、メラノプラス・ス プレタス(Melanoplus spretus)、ノマダリクス・セプテム ファシィアータ(Nomadacris septemfasciata)、ペ リプラネタ・アメリカーナ(Periplaneta americana)、 シストセルサ・アメリカーナ(Schistocerca americana )、シストセルサ・ペレグリナ(Schistocerca peregrin a)、スタウロノタス・マロッカナス(Stauronotus marocc anus)、タキシネス・アシーナモラス(Tachycines asyna morus)が属する。 蛛形類(Acarina)例えばアムブリオンマ・アメリカナム(Ambly omma americanum)、アムブリオンマ・バリエガタム(Ambl yomma variegatum)、アルガス・ペルシカス(Argas p ersicus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus ann ulatus)、ブーフィラス・デコロラタス(Boophilus deco loratus)、ブーフィラス・ミクロプラス(Boophilus mic roplus)、ブレビパルパス・フェニシス(Brevipalpus ph oenicis)、ブリオビア・プラエティオサア(Bryobia prae tiosa)、デルマセントール・シルバラム(Dermacentor si lvarum)、エオテトラニーカス・カルピニ(Eotetranychus carpini)、エリオフェス・シエルドニ(Eriphyes shel doni)、ヘイアロムマ・トランカタム (Hyalomma truncatum)、イクソデス・リシナス(Ixod es ricinus)、イクソデス・ルビカンダス(Ixodes rubi cundus)、オルニトドラス・マウバタ(Ornithodorus mo ubata)、オトビンス・メグニニ(Otobins megnini)、パ ラテラニーカス・ピロサス(Parateranychus pilosus) 、デルマニーサス・ガリーナエ(Dermanyssus gallinae) 、フィロカプトラッタ・オレイボラ(Phyllocaptrata olei vora)、ポリファゴタルソネムス・ラタス(Polyphagotarso nemus latus)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ov is)、リピセファラス・アペンディキュラタス(Rhipicephalus appendiculatus)、リピセファラス・エヴェルトシー(Rhi picephalus evertsi)、サクソプテス・スカビエイ(Sac coptes scabiei)、テトラニカス・シンナバリナス(Tetra nychus cinnabarinus)、テトラニカス・カンザワイ(Te tranychus kanzawai)、テトラニカス・パシフィカス(Te tranychus pacificus)、テトラニカス・テラリウス(Te tranychus telarius)、テトラニカス・ウルチィカエ(Te tranychus urticae)が属する。 円虫類として例えば根状虫線虫には、例えばメロイドギーネ・ハプラ(Mel oidogyne hapla)、メロイドギーネ・インコグニタ(Meloi dogyne incognita)、メロイドギーネ・ジャバニカ(Melo idogyne javanica)が属する。 包嚢形成線虫には、例えばグロボデラ・ロストチーエンシス(Globode ra rostochiensis)、ヘテロデラ・アベナエ(Heterod era avenae)、ヘテロデラ・グリシナエ(Heterodera g lycinae)、ヘテロデラ・シャッツティー(Heterodera sc hatii)、ヘテロデラ・トリフォロリー(Heterodera trif lolii)、幹および葉線虫には、例えば ベロノライムス・ロンジカウダタス(Belonolaimus longic audatus)、ジチレンカス・デストラクター(Ditylenchus destructor)、ジチレンカス・ディプサシ(Ditylenchus dipsaci)、ヘリオコチレンカス・マルチシンクタス(Helioco tylenchus multicinctus)、ロンジドラス・エロンガタ ス(Longidorus elongatus)、ラドフォラス・シミリス( Radopholus similis)、ロチレンカス・ロブスタス(Rot ylenchus robustus)、トリコドラス・プリミティバス(Tr ichodorus primitivus)、チレンコリーンカス・クレイト ニ(Tylenchorynchus claytoni)、チレンコリーンカ ス・ドビウス(Tylenchorynchus dubius)、プラチーレ ンカス・ネグレクタス(Pratylenchus neglectus)、プ ラチーレンカス・ペネトランス(Pratylenchus penetran s)、プラチーレンカス・キュルビタタス(Pratylenchus cur vitatus)、プラチーレンカス・グッディイー(Pratylenchu s goodeyi)が属する。 有効成分は、それだけで、あるいはその処方(組成物)の形又はそれらから製 造される施与形態で、適用することができる。例えば直接的に噴霧可能な溶液、 粉末、懸濁液もしくは分散液、エマルジョン、油性分散液、ペースト、ダスト剤 、散布剤または顆粒の形で、噴霧法、ミスト法、ダスト法、散布法または散水法 によって施与することができる。施与形態は、完全に使用目的に基づいて決定さ れるが、いずれの場合にも、本発明の有効成分の可能な限りの微細分が保証され るべきである。 直ぐ使用可能な調製物の有効成分の濃度は、比較的広い範囲で変更することが できる。一般に、0.0001〜10%の範囲、好ましくは0.01〜1%の範 囲である。 有効成分は、超低量(ULV)法により非常に良好に施与されるが、95重量 %を上回る有効成分を含有する処方または添加剤を全く含有しない有効成分を用 いることも可能である。 屋外の条件で、有効成分の有害生物を防除するための施与率は、0.1〜2. 0kg/ha.(ヘクタール)が一般的で、0.2〜1.0kg/ha.が好ま しい。 直接噴霧可能の溶液、乳濁液、ペーストまたは油分散液を製造するために、中 位乃至高位の沸点の石油留分、例えば燈油またはディーゼル油、更にコールター ル油等、並びに植物性または動物性の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、 例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタリン、 アルキル置換ナフタリンまたはその誘導体、メタノール、エタノール、プロパノ ール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキサノール、シクロヘ キサノン、クロロベンゼン、イソホロン等、高極性溶剤、例えばN,N−ジメチ ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、水が使用され る。 水性施与形態は、乳濁液濃縮物、ペースト、または湿潤可能な粉末(噴霧可能 粉末或いは油性分散液)から水の添加により製造することができる。乳濁液、ペ ーストまたは油分散液の製造は、物質をそのまま、または油または溶剤中に溶解 して、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合するこ とにより行うことができる。あるいは有効物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤ま たは乳化剤および場合により溶剤または油よりなる濃縮物を製造することもでき 、これは水にて希釈するのに適する。 好適な界面活性剤としては次のものが挙げられる:リグニンスルホン酸、ナフ タリンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ジブチルナフタリンスルホン酸のア ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩;アルキルアリールスル ホナート、アルキルスルファート、アルキルスルホナート、脂肪アルコールスル ファート及び脂肪酸及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩;硫酸化脂肪 アルコールグリコールエーテルの塩;並びにスルホン化ナフタリンおよびナフタ リン誘導体とホルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン或はナフタリンスル ホン酸とフェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレ ン−オクチルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール;オク チルフェノール、ノニルフェノール、アルキルフェニルのポリグリコールエーテ ル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテ ルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキシド 縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、または ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ラウリルアルコールポリグリコールエ ーテルアセタール、ソルビットエステル、リグニン−亜硫酸廃液およびメチルセ ルロース。 粉末剤、散布剤およびダスト剤は活性物質と固体担体物質とを混合または一緒 に磨砕することにより製造することができる。 一般に、処方は、有効成分を、0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜9 0重量%の量で含む。有効成分は90〜100%の純度(NMRスペクトルによ る)のもの、好ましくは95〜100%の純度のものが使用される。 例えば、下記のように処方することができる: I.5重量部の本発明の化合物を、微粒状カオリン95重量部と密に混和する 。かくして有効成分5重量%を含有するダスト剤が得られる。 II.30重量部の本発明の化合物を、粉末状シリカゲル92重量部およびこのシ リカゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合物と密に 混和する。かくして良好な接着性を有する有効成分の製剤が得られる(有効成分 含有量は23重量%)。 III.10重量部の本発明の化合物を、キシレン90重量部、エチレンオキシ ド8乃至10モルをオレイン酸N−モノエタノールアミド1モルに付加した付加 生成物6重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシウム塩2重量部およびエ チレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物2重量部よりな る混合物中に溶解する(有効成分含有量は9重量%)。 IV.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン60重量部、イソブタ ノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノール1モルに 付加した付加生成物5重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モル に付加した付加生成物5重量部よりなる混合物中に溶解する(有効成分含有量は 16重量%)。 V.80重量部の本発明の化合物を、ジイソブチル−ナフタリン−α−スルホ ン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルホン酸のナトリ ウム塩10重量部および粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和し、かつハンマ ーミル中において磨砕する(有効成分含有量は80重量%)。 VI.90重量部の本発明の化合物Iを、N−メチル−α−ピロリドン10重量 部と混合し、極めて小さい滴の形での使用に好適な溶液が得られる(有効成分含 有量は90重量%)。 VII.20重量部の本発明の化合物を、シクロヘキサノン40重量部、イソブ タノール30重量部、エチレンオキシド7モルをイソオクチルフェノール1モル に付加した付加生成物20重量部およびエチレンオキシド40モルをヒマシ油1 モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を 水100000重量部に注ぎかつ細分散することにより有効成分0.02重量% を含有する水性分散液が得られる。 VIII.20重量部の本発明の化合物Iを、ジイソブチル−ナフタリン−α−ス ルホン酸のナトリウム塩3重量部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルホン酸のナ トリウム塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部と充分に混和し、かつ ハンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000重量部に細分散す ることにより有効成分0.1重量%を含有する噴霧液が得られる。 粒状体(例えば被覆粒状体、含浸粒状体および均質粒状体)は、有効物質を固 体担体物質に結合させることにより製造することができる。 固体担体物質の例としては、鉱物土(例えば、シリカ、シリカゲル、珪酸塩、 タルク、カオリン、膠塊粒土(attaclay)、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰 質黄色粘土、クレイ、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸 化マグネシウム、磨砕合成物質)、及び肥料(例えば硫酸アンモニウム、燐酸ア ンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素)及び植物性生成物(例えば穀物粉、樹皮 、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末)および他の固形担体物質である。 種々のタイプの油状物、即ち、除草剤、殺虫剤、他の殺菌剤または殺バクテリ ア剤を、有効成分に、加えることができる。所望により施与(タンク混合)直前 に加えることができる。これらの薬剤は、本発明の薬剤と1:10〜10:1の 範囲(重量比)で混合することができる。 [合成例] 下記の合成例で示される記録は、要求されるように出発物質を部分変更するこ とにより他の化合物Iを得るために使用することができる。得られた生成物とそ の物理データは下記の表に示す。 実施例1. メチルN−ヒドロキシ−N−(2−フェノキシピリジン−3−イ ル)−カルバメートの合成 1.a)3−ニトロ−2−フェノキシピリジン 3.6g(150ミリモル)の水素化ナトリウムを、12g(128ミリモル )のフェノールと100mlのジメチルホルムアミドの混合物に少しずつ加えた 。ガスの蒸発の終了後、得られた混合物を、18g(114ミリモル)の2−ク ロロ−3−ニトロピリジンで処理した。反応混合物を、室温(約25℃)で3時 間攪拌した後、それを水で処理した。tert−ブチルメチルエーテルによる抽 出、有機層の洗浄、乾燥、そして減圧下の溶剤除去に続いて、生成物が結晶化し た。それを、tert−ブチルメチルエーテル/n−ペンタンと攪拌することに より、更に精製した。これにより、6.6g(27%)の表題化合物を得た。さ らに母液から、3.0g(12%)の表題化合物を得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):7.1(m,3H、フェニル); 7.2(t,1H);7.4(t,br,2H);8.3(m,2H、ピリジル )。 1.b)N−(2−フェノキシピリジン−3−イル)ヒドロキシルアミン 9.2g(43ミリモル)の3−ニトロ−2−フェノキシピリジン(実施例 1.a))と100mlのN−メチルモルホリンの混合物を、室温(約25℃) で、約1.1バールのH2圧、1gの5%白金/炭(51%の水、デグサ(Degus sa)社製)の存在下において水素化した。約2時間後、水素の吸い上げを中止し た。触媒を、活性炭を介してろ過することにより除去した。得られた溶液を減圧 下(高真空下)に溶剤を除去した。これにより、7.8g(90%)の表題化合 物を、白色固体で得た。 1H−NMR(d6−DMSO;δ(ppm)):7.1(m,4H、フェニル );7.4(m,4H)3×ピリジル、1×フェニル);8.5;8.6(各場 合、s,1H、NH,OH)。 1.c)メチルN−ヒドロキシ−N−(2−フェノキシピリジン−3−イル) カルバメート 3g(30ミリモル)のクロロ蟻酸メチルを、7.8g(39ミリモル)のN −(2−フェノキシピリジン−3−イル)ヒドロキシルアミン(実施例1.b) )、4g(50ミリモル)のNaHCO3(固体)及び10mlの塩化メチレン から構成される混合物に、0℃で滴下により加えた。室温(約25℃)で1時間 後、反応混合物を更に2gのクロロ蟻酸メチルで処理し、室温で2時間攪拌した 。続いて、反応混合物を更に2gのクロロ蟻酸メチルで処理し、5℃でおよそ2 時間放置した。得られた混合物を水で処理し、tert−ブチルメチルエーテル を用いて繰り返し抽出した。有機層を集め、洗浄、乾燥し、減圧下に溶剤を除去 した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル )で精製した。これにより、2.5g表題化合物を、固体(融点140℃)で得 た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):3.8(s,3H)OCH3); 7.1(m,1H、フェニル);7.2(t,br,1H、フェニル);7.4 (t,br,2H、1×ピリジル、1×フェニル);7.8(d,br,1H、 ピリジル;s,very br,1H、OH);8.1(d,1H)ピリジル) 。 実施例2. メチルN−メトキシ−N−(2−フェノキシピリジン−3−イル )−カルバメートの合成 2g(7.6ミリモル)のメチルN−ヒドロキシ−N−(2−フェノキシピリ ジン−3−イル)−カルバメート(実施例1.c))、1.6g(11ミリモル )のK2CO3、1g(13ミリモル)のジメチル硫酸及び10mlのアセトンか ら構成される混合物を、室温(約25℃)で約12時間攪拌した。続いて、混合 物を水及び10%濃度のNH3溶液で希釈し、そしてtert−ブチルメチルエ ーテルで繰り返し抽出した。有機層を集め、洗浄、乾燥し、減圧下に溶剤を除去 した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィ(tert−ブチルメチルエー テル)で精製した。これにより、1.1gの表題化合物を、青白色油状物で得た 。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):3.8(s,3H、OCH3); 3.9(s,3H、OCH3);7.05(m,1H、フェニル);7.1(d ,2H、フェニル);7.2(m,1H、フェニル);7.4(t,br,2H )1×ピリジル、1×フェニル);7.75(d,br,1H、ピリジル);8 .15(d,1H、ピリジル)。 実施例3. メチルN−ヒドロキシ−N−[2−(2−メチルフェノキシメチ ル)ピリジン−3−イル]カルバメートの合成 3.a)ジエチル(3−ニトロピリジン−2−イル)マロネート 50g(0.31モル)のジエチルマロネート(マロン酸ジエチル)を、7. 5g(0.31モル)の水素化リチウム及び50mlのジメチルホルムアミドの 混合物に、氷で冷却しながら、50℃以下で少しずつ加えた。混合物を室温(約 25℃)に冷却した後、それを25g(0.173モル)の2−クロロ−3−ニ トロピリジンで処理した。約15時間後、反応混合物を、水で希釈し、酢酸で酸 性にし、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を集め、洗浄、乾燥し、減圧下に 溶剤を除去した。過剰のマロン酸エステルを昇温、減圧(高真空)下に蒸留除去 した。これにより、43g(66%)の表題化合物を、黄色油状物(純度:約7 5%)で得た。1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):1.3(t,6H、2×CH3) ;4.3(q,4H、2×CH2);5.5(s,1H、CH);7.55(d d,1H、ピリジル);8.5(d,br,1H、ピリジル);8.8(d,1 H、ピリジル)。 3.b)2−メチル−3−ニトロピリジン 43g(115ミリモル)のジエチル(3−ニトロピリジン−2−イル)マロ ネート(純度:約75%;実施例3.a))及び150mlの18%濃度塩酸の 混合物を、100℃で3時間攪拌した。混合物を室温(約25℃)まで冷却した 後、それを水で希釈し、tert−ブチルメチルエーテルを用いて抽出した。水 層を減圧下に濃縮し、得られた結晶性残渣をNa2CO3(水)溶液中に取り出し た。Na2CO3溶液を塩化メチレンを用いて繰り返し抽出した。有機層を集め、 洗浄、乾燥し、減圧下に溶剤を除去した。これにより、10g(79%)の表題 化合物を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.85(s,3H、CH3); 7.4(dd,1H、ピリジル);8.3(d,br,1H、ピリジル);8. 75(d,1H、ピリジル)。 3.c)2−ブロモメチル−3−ニトロピリジン 51g(290ミリモル)のN−ブロモコハク酸アミド及び0.5gの過酸化 ベンゾイルを、40g(290ミリモル)の2−メチル−3−ニトロピリジン( 実施例3.b))及び400mlのクロロベンゼンの混合物中に、沸点(臭素 の遊離)にて、少しずつ加えた。約2時間後、反応混合物を室温(約25℃)ま で冷却し、ろ過し、そして得られた溶液を減圧下溶剤を除去した。得られた残渣 を、クロマトグラフィで2度(シクロヘキサン/塩化メチレン;シクロヘキサン /酢酸エチル)精製した。こうして、10.4g(17%)の表題の化合物を、 黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):5.0(s,2H、CH2Br) ;7.5(dd,1H、ピリジル);8.4(d,br,1H、ピリジル);8 .85(d,1H、ピリジル)。 3.d)2−(2−メチルフェノキシメチル)−3−ニトロピリジン 10.4g(48ミリモル)の2−ブロモメチル−3−ニトロピリジン(実施 例3.c))、4.8g(44ミリモル)のo−クレゾール、10g(72ミリ モル)のK2CO3及び50mlのジメチルホルムアミドから構成される混合物を 室温(約25℃)で3時間攪拌した。続いて、混合物を水で希釈し、tert− ブチルメチルエーテルを用いて繰り返し抽出した。有機層を集め、洗浄、乾燥し 、減圧下に溶剤を除去した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィ(シクロ ヘキサン/酢酸エチル)で精製した。これにより、5g(47%)の表題化合物 を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.2(s,3H、CH3);5 .55(s,2H、OCH2);6.9(t,2H、フェニル);7.1(m, 2H、フェニル);7.45(dd,1H、ピリジル);8.25(d,br, 1H、ピリジル);8.8(d,br,1H、リジル)。 3.e)N−[2−(2−メチルフェノキシメチル)ピリジン−3−イル]ヒ ドロキシルアミン 5.0g(21ミリモル)の2−(2−メチルフェノキシメチル)−3−ニト ロピリジン(実施例3.d)と100mlのN−メチルモルホリンの混合物を、 室温(約25℃)で、約1.1バールのH2圧、1gの5%白金/炭(51%の 水、デグサ(Degussa)社製)の存在下において水素化した。約90分後、水素の 吸い上げを中止した。触媒を、活性炭を介してろ過することにより除去した。得 られた溶液から減圧下に溶剤を除去し、得られた残渣を約50mlの石油エーテ ルで処理した。これにより、7.8g(90%)の表題化合物を、白色固体で得 た。減圧下(高真空下)に溶剤を除去し、得られた残渣をヘキサンで洗浄した。 これにより、4.5g(94%)の表題化合物を、白色固体で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.15(s,3H、CH3); 5.15(s,2H、OCH2);6.85(t,1H、フェニル);7.0( d,1H、フェニル);7.1(t,2H、フェニル);7.3(dd,2H、 ピリジル);7.5(d,br,1H、ピリジル);8.0(d,br,1H、 ピリジル);8.35(s,1H);8.7(s,br、1H)。 3.f)メチルN−ヒドロキシ−N−[2−(2−メチルフェノキシメチル) ピリジン−3−イル]カルバメート 2.1g(22ミリモル)のクロロ蟻酸メチルを、4.3g(20ミリモル) のN−[2−(2−メチルフェノキシメチル)ピリジン−3−イル]ヒドロキシ ルアミン(実施例3.e))、3.3g(39ミリモル)のNaHCO3(固体 )及び50mlの塩化メチレンから構成される混合物に、−10℃で少しずつ加 えた。反応混合物を室温(約25℃)で4時間攪拌した後、水で洗浄し、乾燥し 、そして減圧下に溶剤を除去した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィ( シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製した。これにより、0.6g(10%)の 表題化合物を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.2(s,3H、CH3);3 .65(s,3H、OCH3);5.25(s,2H、OCH2);6.85(m ,2H、フェニル);7.1(m.2H、フェニル);7.3(dd,2H、ピ リジル);7.7(d,br,1H、ピリジル);8.5(d,br,1H、ピ リジル);9.0(s,br,1H、OH)。 実施例4. メチルN−メトキシ−N−[2−(2−メチルフェノキシメチル )ピリジン−3−イル]−カルバメートの合成 0.6g(2.1ミリモル)のメチルN−ヒドロキシ−N−[2−(2−メチ ルフェノキシメチル)ピリジン−3−イル]−カルバメート(実施例3)、0. 5g(3.6ミリモル)のK2CO3、0.3g(2.3ミリモル)のジメチル硫 酸及び5mlのアセトンから構成される混合物を、室温(約25℃)で約12時 間攪拌した。続いて、混合物を水及び10%濃度のNH3溶液で希釈し、そして 塩化メチレンを用いて繰り返し抽出した。有機層を集め、洗浄、乾燥し、減圧下 に溶剤を除去した。得られた残渣を、カラムクロマトグラフィ(シクロヘキサン /酢酸エチル)で精製した。これにより、0.2g表題化合物を、黄色油状物で 得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.2(s,3H、CH3);3 .65(s,3H、OCH3);3.8(s,3H、OCH3);5.25(s, 2H、OCH2);6.9(m,2H、フェニル);7.1(t,2H、フェニ ル);7.35(dd,2H、ピリジル);7.75(d,br,1H、ピリジ ル);8.65(d,br,1H、ピリジル)。 実施例5. メチルN−メトキシ−N−[2−(2−トリフルオロメチルアセ トフェノンアミンオキシメチル)ピリジン−3−イル]−カルバメートの合成 5a)N−(2−メチルピリジン−3−イル)ヒドロキシルアミン 19.6g(14.2ミリモル)の2−メチル−3−ニトロピリジン(Synth .Commun.1990,20,2965)を200mlのN−メチルアミノモルホリンに溶解 した混合物を、1gの5%白金/炭の存在下に水素化した。この工程の間に、反 応混合物の温度は約35℃にまで上昇した。約4.5時間後、水素の吸い上げを 中止し、そして反応混合物を珪藻土を介して吸引ろ過した。ろ過残渣をN−メチ ルモルホリンで洗浄し、有機層を集めで減圧下濃縮した(T<45℃)。 残渣を100mlのソルベッソ150(Solvesso 150;沸点=185〜205 ℃)中に取り、得られた混合物を高真空下に濃縮した(T<80℃)。残渣は結 晶化し、ヘキサンに温浸させた。これにより、17.2g(98%)の表題化合 物を、淡いベージュ色の固体で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):8.35(d,1H、NH);8 .15(s,ブロード,1H、OH);7.85(dd,1H、ピリジル);7 .25(d,ブロード,1H、ピリジル);7.05(dd,1H、ピリジル) ;2.2(s,3H、CH3)。 5b)3−(N,O−ビスメトキシカルボニル)ヒドロキシアミノ−2−メチ ルピリジン−N−(2−メチルピリジン−3−イル)ヒドロキシルアミン 12.5g(100ミリモル)のN−(2−メチルピリジン−3−イル)−ヒ ドロキシルアミンを200mlのテトラヒドロフランに溶解した混合物を、 30.5g(250ミリモル)のp−ジメチルアミノピリジン及び28g(30 0ミリモル)のクロロ蟻酸メチルで処理した。混合物は、室温で一晩攪拌した。 それから、明瞭な2層が存在するように、大量の水を加えた。有機層を分離し、 水層を酢酸エチルで抽出した。集めた有機層をシリカゲルを介して吸引ろ過し、 乾燥、濃縮した。残渣を、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物を用いてカラムク ロマトグラフィにより精製した。16.4g(69%)の表題化合物を、黄色油 状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):8.5(d,ブロード,1H、ピ リジル);7.75(d,ブロード,1H、ピリジル);7.2(dd,1H、 ピリジル);3.9(s,3H、OCH3);3.8(s,3H、OCH3);2 .55(s,3H、CH3)。 5c)メチルN−ヒドロキシ−N−(2−メチルピリジン−3−イル)カルバ メート 16g(66ミリモル)の実施例5b)の化合物と6.5g(82ミリモル) のピリジンを300mlのエタノールに溶解した混合物を4時間還流した。次い で、反応混合物を、濃縮し、表題化合物の部分を結晶化させた。残渣を酢酸エチ ルに取り、ろ過し、2.5gの表題化合物を得た。母液を濃縮し、残渣をシクロ ヘキサン/酢酸エチル混合物を用いてカラムクロマトグラフィにより精製した。 3.8g(52%)の表題化合物を、薄いベージュ色の固体(融点=132〜1 33℃)で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):10.5(d,ブロード,1H、 OH);8.4(d,ブロード,1H、ピリジル);7.7(ブロード,1H、 ピリジル);7.3(dd,1H、ピリジル);3.7(s,3H、 OCH3);2.4(s,3H、CH3)。 5d)メチルN−メトキシ−N−(2−メチルピリジン−3−イル)カルバメ ート 3.8g(20.8ミリモル)のメチルN−ヒドロキシ−N−(2−メチルピ リジン−3−イル)カルバメート(実施例5c))、5.6g(40ミリモル) の炭酸カリウム及び3.4g(24ミリモル)のヨウ化メチルを40mlのアセ トンに溶解した混合物を、室温で5時間攪拌した。次いで、反応混合物を、真空 下濃縮した。残渣をメチルtert−ブチルエーテルに取り、シリカゲルを介し て吸引ろ過した。溶剤を蒸留除去し、前の反応バッチから得られた約1.1gの 粗生成物と共に残渣(3.8g)を、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物を用い てカラムクロマトグラフィにより精製した。約4.9g(93%)の表題化合物 を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):8.5(d,ブロード、ピリジル );7.6(d,ブロード,1H、ピリジル);7.2(dd,1H、ピリジル );3.8(s,3H、OCH3);3.75(s,3H、OCH3);2.5( s,3H、CH3)。 5e)メチルN−メトキシ−N−(2−ブロモメチルピリジン−3−イル)カ ルバメート 4.3g(22ミリモル)のメチルN−メトキシ−N−(2−メチルピリジン −3−イル)カルバメート(実施例5d))、3.9g(22ミリモル)のN− ブロモコハク酸アミド及びスパチュラの先一杯のアゾイソブチロニトリルを50 mlの四塩化炭素に溶解した混合物を、300WのUVランプで照射した。その 工程中、反応混合物の温度は還流点まで上昇した。3時間後、更に0.5g(2 .8ミリモル)のN−ブロモコハク酸アミドを加え、照射を約2時間以上行った 。次いで、液層を静かに傾け(デカントし)、残った固体を酢酸エチルで繰り返 し抽出した。集めた有機層をシリカゲルを介して吸引ろ過し、濃縮した。残渣を 、シクロヘキサン/酢酸エチル混合物を用いてカラムクロマトグラフィにより精 製した。1.8g(30%)の表題化合物を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):8.5(d,ブロード、ピリジル );7.7(ブロード,1H、ピリジル);7.35(dd,1H、ピリジル) ;4.6(s,2H、CH2Br);3.85(2s,各場合3H、2×OCH3 )。 5f)メチルN−メトキシ−N−(2−(3−トリフルオロメチルアセトフェ ノンアミンオキシメチル)ピリジン−3−イル]−カルバメート 0℃で、0.8g(4ミリモル)の3−トリフルオロメチルアセトフェノンオ キシムを20mlのジメチルホルムアミドに溶解した溶液を、0.1g(4.2 ミリモル)の水素化ナトリウムで処理した。ジメチルホルムアミドに溶解した、 1g(3.6ミリモル)のメチルN−メトキシ−N−(2−ブロモメチルピリジ ン−3−イル)カルバメートを加え、そしてその混合物を室温で約1時間攪拌し た。次いで、反応混合物を水で希釈し、水層をメチルtert−ブチルエーテル で抽出した。有機層を集め、水で抽出し、乾燥、濃縮した。残渣を、シクロヘキ サン/酢酸エチル混合物を用いてカラムクロマトグラフィにより精製した。0. 5g(35%)の表題化合物を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):8.65(d,ブロード、ピリジ ル);7.85(s,ブロード,1H、フェニル);7.75(m,2H、フェ ニル、ピリジル);7.6(d,ブロード,1H、フェニル);7.45(t, 1H、フェニル);7.45(dd,1H、ピリジル);5.35(s,2H、 OCH2);3.8(2s,各場合3H、2×OCH3);2.3(s,3H、C H3)。 実施例6. メチルN−メトキシ−N−[2−(2−メトキシイミノ−1−メ チルプロピリデンアミノオキシ)ピリジン−3−イル]−カルバメートの合成 a)3−ヒドロキシルアミノ−2−クロロピリジン 18.3g(115ミリモル)の2−メチル−3−ニトロピリジン及び300 mlのN−メチルアミノモルホリンに溶解した混合物を、約1.1バールの水素 圧、3gの5%白金/炭(55.5%の水、デグサ(Degussa)社製)の存在下に 水素化した。約1.5時間後、水素の吸い上げを中止した。触媒を、珪藻土を介 してろ過することにより除去した。得られたろ液を約45℃で減圧下に溶剤を除 去した。20cmのカラムを用いて減圧下に、N−メチルモルホリンを全 て、200mlのソルベッソ(Solvesso、エッソ社製)と共に蒸留除去した。残っ た結晶化物を200mlのn−ヘキサンに採取し、吸引ろ過し、n−ヘキサンで 洗浄した15.9g(96%)の表題化合物を、褐色結晶固体で得た。 1H−NMR(d6−DMSO;δ(ppm)):7.3(m,1H、ピリジル );7.5(d,1H、ピリジル);7.8(d,1H、ピリジル);8.5; 8.8(各場合、s,1H、NH,OH)。 融点:分解 b)3−(N,O−ビスメトキシカルボニル)ヒドロキシアミノ−2−メクロ ロピリジン 10.5g(110ミリモル)のクロロ蟻酸メチルを、8g(55ミリモル) の3−ヒドロキシルアミノ−2−クロロピリジン、12.2g(121ミリモル )のトリエチルアミン、触媒量の4−ジメチルアミノピリジン及び10mlのテ トラヒドロフランから構成される混合物に、0℃で滴下した。室温で1時間後、 反応混合物を、更に5.6g(55ミリモル)のトリエチルアミン及び2.6g (27ミリモル)のクロロ蟻酸メチルで処理し、再び室温で5時間攪拌した。反 応混合物を50mlの水で処理し、pHを2NのHClを用いて3とし、そして 混合物を酢酸エチルで抽出した。集めた有機層を飽和NaCl溶液で洗浄して乾 燥し、そして溶剤を減圧下に除去した。得られた残渣を、シクロヘキサン/酢酸 エチル混合物(3:1)を用いて、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィによ り精製した。12g(84%)の表題化合物を、褐色固体で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):3.86(s,3H、OCH3) ;3.92(s,3HNOCH3);7.36(m,1H、ピリジル);7.9 8(d,1H、ピリジル);8.44(d,1H、ピリジル)。 融点:72〜73℃ c)メチルN−ヒドロキシ−N−(2−クロロピリジン−3−イル)カルバメ ート 4.0g(15ミリモル)の3−(N,O−ビスメトキシカルボニル)−ヒド ロキシアミノ−2−クロロピリジン、1.2g(15ミリモル)のピリジン及び 60mlのメタノールを、8時間還流した。溶剤を減圧下に除去し、得られた残 渣を、シクロヘキサン/酢酸エチル(1:1)を用いて、シリカゲル上でカラム クロマトグラフィにより精製した。こうして、2.1g(68%)の表題化合物 を、褐色固体で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):3.8(s,3H、OCH3); 7.4(m,1H、ピリジル);7.9(d,1H、ピリジル);8.4(d, 1H、ピリジル);9.1(br,s、1HNOH)。 融点:85〜87℃ d)メチルN−メトキシ−N−(2−クロロピリジン−3−イル)カルバメー ト 5.8g(28ミリモル)のメチルN−ヒドロキシ−N−(2−クロロピリジ ン−3−イル)カルバメート、3.9g(28ミリモル)の炭酸カリウム及び 60mlのアセトンから構成される混合物を、4g(28ミリモル)のヨウ化メ チルで室温にて処理した。室温で20時間後、残った炭酸カリウムを分離し、得 られた溶液を減圧下溶剤除去した。残渣を酢酸エチル中に取り出し、水で洗浄し 、そして有機層を乾燥、溶剤を減圧除去した。残渣を、シクロヘキサン/酢酸エ チル(4:1)を用いて、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィにより精製し た。3.5g(57%)の表題化合物を、褐色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):3.82(s,6H、2×OCH3 );7.35(m,1H、ピリジル);7.78(d,1H、ピリジル);8 .4(d,1H、ピリジル); IR(cm-1):3000、2940、2920、1749、1567、14 42、1409、1339、1273、1248、1100、801、748。 e)メチルN−メトキシ−N−[2−(2−メトキシイミノ−1−メチルプロ ピリデンアミノオキシ)ピリジン−3−イル]カルバメート 70℃で、1.2g(9.2ミリモル)の2−メトキシイミノ−3ヒドロキシ イミノブタンと25mlのtert−ブタノールの混合物を、1.03g(9. 2ミリモル)のtert−ブタン酸カリウムで処理し、その混合物を1時間攪拌 した。反応混合物から、約40℃にて減圧下に溶剤を除去した。残渣を15ml のジメチルスルホキシドに導入し、3mlのジメチルスルホキシドに溶解した2 g(9.2ミリモル)のメチルN−メトキシ−N−(2−クロロピリジン−3− イル)カルバメートを50℃にて加えた。混合物を100℃で2時間攪拌し、反 応混合物を約150gの氷の中に移し、tert−ブチルメチルエーテルで抽出 した。有機層を集め、水で洗浄して、乾燥し、そして溶剤を減圧下に除去した。 残渣を、シクロヘキサン/酢酸エチル(2:1)を用いてシリカゲル上カラムク ロマトグラフィにより精製した。こうして、470mg(17%)の表題化合物 を、黄色油状物で得た。 1H−NMR(CDCl3;δ(ppm)):2.15(s,3H、CH3); 2.25(s,3H、CH3);3.8(br,s,6H、2×OCH3);4. 0(s,3H、OCH3);7.1(m,1H、ピリジル);7.7 (d,1H、ピリジル);8.3(d,1H、ピリジル)。 融点:86〜88℃ [有害菌類に対する作用例] 下記の試験により、式Iの化合物の殺菌作用を示すことができた: 有効成分を、70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanil( 登録商標)LN(Lutensol(登録商標)AP6、エトキシル化アルキル フェノールを基礎とする乳化作用および分散作用を有する湿潤剤)および10重 量%のEmulphor(登録商標)EL(Emulan(登録商標)EL、エ トキシル化脂肪アルコールを基礎とする乳化剤)から成る混合物中の濃度20重 量%の乳濁液として加工し、所望の濃度に水で希釈した。 <コムギのうどん粉病に対する作用> 鉢で育てられたコムギの苗(Fruehgold種)の葉に、まず水性噴霧混 合物(10%の有効成分、63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤から構 成される貯蔵溶液を用いて作製されたもの)を液が滴るまで噴霧し、噴霧塗布部 を乾燥してから約24時間後、コムギのうどん粉病(Erysiphe graminis var.tritici)の胞子を振りかけた。この被験植 物を20〜22℃、相対湿度75〜80%の温室においた。7日間後、うどん粉 病の発生の程度を、全葉部に対する被害葉部領域(%)として目視で測定した。 この試験において、250ppmの化合物(即ち、No.I.1−4、I.1 −8、I.1−9、I.1−11及びI.1−19)で処理された作物は、被害 領域が15%以下のレベルであり、一方未処理の作物は被害領域が75%のレベ ルであった。 <プラズモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola)に対 する作用> 「Mueller−thurgau」種の鉢植えのブドウの葉に、10%の有 効成分、63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤から構成される貯蔵溶液 から作製された水性噴霧液を液が滴るまで噴霧した。有効物質の長期間の作用を 評価するために、噴霧による被覆物が乾燥した後7日間にわたり植物を温室に配 置した。植物の葉をプラスモパラ・ビチコラ(ブドウツユカビ)の遊走子水性懸 濁液でのみ感染させた。この後、ブドウをまず24℃、水蒸気の飽和状態の部屋 に48時間保管し、次いで20〜30℃で温室に5日間保管した。その後、植物 を高湿の部屋に再び16時間保管し、胞子嚢柄からの逸出を促進させた。葉の裏 面における細菌の発生の程度を目視にて評価した。 この試験において、250ppmの化合物(即ち、No.I.1−4、I. 1−12、I.1−13及びI.1−14)で処理された作物は、最大被害レベ ルが15%であり、一方未処理の作物は被害レベルは70%であった。 <ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae)(稲胴 枯病)に対する作用> 鉢で育てられた稲の苗(Tai Nong 67種)に、10%の有効成分、 63%のシクロヘキサノン及び27%の乳化剤から構成される貯蔵溶液から作製 された水性噴霧液を、液が滴るまで噴霧した。次の日に、植物にピリクラリア・ オリザエ菌の胞子水性懸濁液を噴霧し、22〜24℃、相対湿度95〜99%で 環境制御室に6日間保管した。葉の裏面における細菌の発生の程度を目視にて評 価を行った。 この実験では、250ppmの化合物(即ち、No.I.1−4、I.1−9 、I.1−14及びI.1−21)で処理した植物の最大被害レベルは15%で あり、一方、未処理植物(対照実験)の被害レベルは70%であった。 [有害動物に対する作用例] 有害動物に対する一般式Iの化合物の作用を以下の実験で示すことができた。 有効成分を a)0.1%濃度アセトン溶液、または b)70重量%のシクロヘキサノン、20重量%のNekanil(登録商標) LN(Lutensol(登録商標)AP6、エトキシル化アルキルフェノール を基礎とする乳化作用および分散作用を有する湿潤剤)および10重量%のEm ulphor(登録商標)EL(Emulan(登録商標)EL、エトキシル化 脂肪アルコールを基礎とする乳化剤)中に分散させた10%濃度エマルジョンと して調製し、 a)の場合はアセトンで、b)の場合は水で希釈し、所望の濃度を得た。 実験の終了後、本発明の化合物が未処理対照に比較してなお80〜100%の 阻害率または致死率を与える、最低濃度(作用の限界または最低濃度)が、各場 合について測定された。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年9月5日(1997.9.5) 【補正内容】 請求の範囲 1.式I: [但し、R’が、水素、又は 非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル 、シクロアルケニル、アルキルカルボニル或いはアルコキシカルボニルを表し; R”が、非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロ アルキル或いはシクロアルケニルを表すか、下記Vがアミノ基の場合には水素を 表し; Vが、酸素(−O−)、硫黄(−S−)、又は下記の基:即ちアルキル、アル ケニル、アルキニル又はシクロアルキルの1個を結合して有しても良いアミノ基 を表し; Xが、シアノ、ニトロ、ハロゲン、又は 非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アル ケニルオキシ或いはアルキニルオキシを表わすか、 n>1の場合には、ピリジル環の隣接する2個の炭素原子と結合し、且つ3も しくは4個の炭素原子、2乃至3個の炭素原子及び1もしくは2個の窒素、酸素 及び/又は硫黄原子から選ばれる3乃至4個の原子を含む非置換もしくは置換架 橋基を表し、さらにこの架橋基が結合するピリジン環と共に部分的に不飽和な基 或いは芳香族基を形成しても良く; nが、0、1、2又は3であり、n>1の場合はXは異なっていても良く; Rが、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキシ ル、カルボニルアミノ、又は 非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、 ヘテロシクリル、アリール或いはヘテロアリール(これらの基のそれぞれは直接 或いはオキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシルもしくはカルボニルアミノを 介して結合する)を表すか、又は 結合する基X及びピリジル環と共に、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは 置換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄及び窒素からなる群の中から 選ばれるヘテロ原子を含んでいても良い基を形成する。] で表されるピリジルカルバメート。 2.式II: で表されるニトロピリジンをそれ自体公知の方法で還元して、式III: で表される対応するN−ヒドロキシルアミノピリジンを得、次いで化合物IIIを 式IV: L1−COVR” IV [但し、L1が求核的に置換可能な脱離基を表す] で表されるカルボニル化合物と反応させて化合物Iを得る工程を含む、請求項1 に記載のR’が水素の場合の化合物Iの製造方法。 3.R’が水素である式Iの化合物を式V: R’−L2 V (R’≠H) で表される試薬と、それ自体公知の方法で反応させる工程を含む、請求項1に記 載のR’が水素でない場合の化合物Iの製造方法。 4.式XX:[但し、X、n及びRが請求項1と同義であり、 QがN(OR’)−CO2−Arを表し、該Arが非置換もしくは置換の芳香 族基である。] で表される中間体。 5.式XY: [但し、X、n、R’、V及びR”が請求項1と同義であり、 RCが水素又はアルキルを表し、そして TXが水素、ヒドロキシル、オキシアミノ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル カルボニルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン化トリアリールホスホニウム又は アリールホスホネートを表す。] で表される中間体。 6.式XZ: [但し、X、n、R’、V及びR”が請求項1と同義であり、そして Tyがシアノ、ニトロ、ヒドロキシル、アミノ、ホルミル、ハロゲン、アルキ ルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アリールスル ホニル又はアリールスルホニルオキシを表す。] で表される中間体。 7.固体担体又は液体担体及び請求項1に記載の式Iの化合物を含む有害動物又 は有害菌類の防除に好適な組成物。 8.有害動物又は有害菌類の防除に好適な組成物の製造に請求項1に記載の式I の化合物を使用する方法。 9.請求項1に記載の式Iの化合物を有効量で用いて、有害菌類、又はこれらの 感染から保護すべき資材、植物、土壌或いは種子を、処理する工程を含む有害菌 類の防除方法。 10.請求項1に記載の式Iの化合物を有効量で用いて、有害動物、又はこれら の感染から保護すべき資材、植物、土壌或いは種子を、処理する工程を含む有害 動物の防除方法。 11.有害動物又は有害菌類の防除に請求項1に記載の化合物Iを使用する方法 。 12.請求項2に記載の式IIIで表されるN−ヒドロキシアミノピリジンを、請 求項2に記載の式IVのカルボニル化合物の少なくとも2当量でアシル化して、式 IIIa: で表される化合物を得、次いで化合物IIIaを塩基とアルコールの存在下に反応さ せて化合物Iを得る工程を含む、請求項1に記載のR’が水素の場合の化合物I の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 401/12 C07D 401/12 401/14 401/14 405/12 405/12 405/14 405/14 409/12 409/12 409/14 409/14 413/12 413/12 413/14 413/14 417/12 417/12 417/14 417/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU,BG ,BR,CA,CN,CZ,GE,HU,IL,JP, KR,LV,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,TR,UA,US (72)発明者 バイァ,ヘルベルト ドイツ国、D―68159、マンハイム、デー 3.4 (72)発明者 グラメノス,ヴァシリオス ドイツ国、D―67063、ルートヴィッヒス ハーフェン、ボルズィヒシュトラーセ、5 (72)発明者 グロテ,トーマス ドイツ国、D―67105、シファーシュタッ ト、ブレスラウァ、シュトラーセ、6 (72)発明者 キルストゲン,ラインハルト ドイツ国、D―67434、ノイシュタット、 エルケンブレヒトシュトラーセ、23エー (72)発明者 オーバードルフ,クラウス ドイツ国、D―69117、ハイデルベルク、 ビーネンシュトラーセ、3 (72)発明者 レール,フランツ ドイツ国、D―67105、シファーシュタッ ト、ゼバスティアン―クナイプ―シュトラ ーセ、17 (72)発明者 ゲツ,ノルベルト ドイツ国、D―67547、ヴォルムス、シェ ファーシュトラーセ、25 (72)発明者 ラック,ミヒャエル ドイツ国、D―69123、ハイデルベルク、 ザントヴィンゲルト、67 (72)発明者 ミュラー,ルート ドイツ国、D―67159、フリーデルスハイ ム、フォン―ヴィーザー―シュトラーセ、 1 (72)発明者 ロレンツ,ギーゼラ ドイツ国、D―67434、ハムバッハ、エル レンヴェーク、13 (72)発明者 アマーマン,エーバーハルト ドイツ国、D―64646、ヘペンハイム、フ ォン―ガーゲルン―シュトラーセ、2 (72)発明者 シュトラトマン,ズィークフリート ドイツ国、D―67117、リムブルガーホー フ、ドナースベルクシュトラーセ、9 (72)発明者 ハリース,フォルカー ドイツ国、D―67227、フランケンタール、 イメンゲルテンヴェーク、29エー (72)発明者 プトック,アルネ ドイツ国、D−67067、ルートヴィッヒス ハーフェン、アイヒェンシュトラーセ、23

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式I: [但し、R’が、水素、又は 非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル 、シクロアルケニル、アルキルカルボニル或いはアルコキシカルボニルを表し; R”が、非置換もしくは置換の、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロ アルキル或いはシクロアルケニルを表すか、下記Vがアミノ基の場合には水素を 表し; Vが、酸素(−O−)、硫黄(−S−)、又は下記の基:即ちアルキル、アル ケニル、アルキニル又はシクロアルキルの1個を結合して有しても良いアミノ基 を表し; Xが、シアノ、ニトロ、ハロゲン、又は 非置換もしくは置換のアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アル ケニルオキシ或いはアルキニルオキシを表わすか、 n>1の場合には、ピリジル環の隣接する2個の炭素原子と結合し、且つ3も しくは4個の炭素原子、2乃至3個の炭素原子及び1もしくは2個の窒素、酸素 及び/又は硫黄原子から選ばれる3乃至4個の原子を含む非置換もしくは置換架 橋基を表し、さらにこの架橋基が結合するピリジン環と共に部分的に不飽和な基 或いは芳香族基を形成しても良く; nが、0、1、2又は3であり、n>1の場合はXは異なっていても良く; Rが、ハロゲン、ヒドロキシル、メルカプト、アミノ、ホルミル、カルボキシ ル、カルボニルアミノ又は直接或いはオキシ、メルカプト、アミノ、カルボキシ ルもしくはカルボニルアミノを介して結合する有機基を表すか、又は 結合する基X及びピリジル環と共に、部分或いは完全不飽和の非置換もしくは 置換の二環式基で、炭素環員に加えて、酸素、硫黄及び窒素から選ばれるヘテロ 原子を含んでいても良い基を形成する。] で表されるピリジルカルバメート。 2.式II: で表されるニトロピリジンをそれ自体公知の方法で還元して、式III: で表される対応するN−ヒドロキシルアミノピリジンを得、次いで化合物IIIを 式IV: L1−COVR” IV [但し、L1が求核的に置換可能な脱離基を表す] で表されるカルボニル化合物と反応させて化合物Iを得る工程を含む、請求項1 に記載のR’が水素の場合の化合物Iの製造方法。 3.R’が水素である式Iの化合物を式V: R’−L2 V (R’≠H) で表される試薬と、それ自体公知の方法で反応させる工程を含む、請求項1に記 載のR’が水素でない場合の化合物Iの製造方法。 4.式XX: [但し、X、n及びRが請求項1と同義であり、 QがNO2、NHOH又はN(OR’)−CO2−Arを表し、該Arが非置換 もしくは置換の芳香族基である。] で表される中間体。 5.式XY: [但し、X、n、R’、V及びR”が請求項1と同義であり、 Rcが水素又はアルキルを表し、そして Txが水素、ヒドロキシル、オキシアミノ、ハロゲン、アルコキシ、アルキル カルボニルオキシ、アリールオキシ、ハロゲン化トリアリールホスホニウム又は アリールホスホネートを表す。] で表される中間体。 6.式XZ: [但し、X、n、R’、V及びR”が請求項1と同義であり、そして Tyがシアノ、ヒトロ、ヒドロキシル、アミノ、ホルミル、ハロゲン、アルキ ルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アリールスル ホニル又はアリールスルホニルオキシを表す。] で表される中間体。 7.固体担体又は液体担体及び請求項1に記載の式Iの化合物を含む有害動物又 は有害菌類の防除に好適な組成物。 8.有害動物又は有害菌類の防除に好適な組成物の製造に請求項1に記載の式I の化合物を使用する方法。 9.請求項1に記載の式Iの化合物を有効量で用いて、有害菌類、又はこれらの 感染から保護すべき資材、植物、土壌或いは種子を、処理する工程を含む有害菌 類の防除方法。 10.請求項1に記載の式Iの化合物を有効量で用いて、有害動物、又はこれら の感染から保護すべき資材、植物、土壌或いは種子を、処理する工程を含む有害 動物の防除方法。 11.有害動物又は有害菌類の防除に請求項1に記載の化合物Iを使用する方法 。 12.請求項2に記載の式IIIで表されるN−ヒドロキシアミノピリジンを、請 求項2に記載の式IVのカルボニル化合物の少なくとも2当量でアシル化して、式 IIIa: で表される化合物を得、次いで化合物IIIaを塩基とアルコールの存在下に反応さ せて化合物Iを得る工程を含む、請求項1に記載のR’が水素の場合の化合物I の製造方法。
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