JP2000516624A - ジカルボン酸ジアミドを主成分とした少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物 - Google Patents

ジカルボン酸ジアミドを主成分とした少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ジカルボン酸ジエステルを主成分とした少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する一般式I

Description

【発明の詳細な説明】 ジカルボン酸ジエステルを主成分とした少なくとも2個の親水性基 および少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物 本発明は、ジカルボン酸ジエステルを主成分とした少なくとも2個の親水性基 および少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物に関する。 広く様々な陰イオン、陽イオン、非イオン、および両性イオンの化合物が、両 親媒性物質として知られている。これらの物質のほとんどは、1個の親水性先頭 基および少なくとも1個の疎水性部分を含む。 生態学上の理由で、例えば包装や輸送の経費削減に対する需要に関しては、使 用される両親媒性物質の単位質量当たりの効率を高める必要性がある。両親媒性 物質の混合ではほんのわずかしか最適化できないため、より効率の高い新規な両 親媒性物質が必要とされている。特に、使用する試薬の量を著しく減少させるた めに、臨界ミセル濃度が低く、かつ/または表面張力および界面張力が低い物質 が必要である。 この構造(親水性頭基、疎水性基)の一部を2倍にすることによってこの問題 を解決する数種類の方法が、当技術分野で知られている。例えば、長鎖のハロゲ ン化アルキルを過メチル化アルキレンジアミンに付加することによって、陽イオ ン表面活性化合物を調製することが知られている(Zana,R.,Benrraou,M.,Ru eff,R.によるLangmuir,7(1991年),p.1072;Zana,R.,Talmon,Y.によるNatu re,362(1993年),p.228;Alami,E.,Beinert,G.,Marie,P.,Zana,R.によるL angmuir,9(1993年),p.1465参照)。 少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する陰イオン 表面活性化合物を、ジグリシジルエーテルをもとに調製した(米国特許第516 0450号、特公平第1−304033号、特公平第4−124165号参照) 。しかしながら、ジグリシジルエーテルは毒物学的に危険であるとみなされ、や や高価である。さらに、前記化合物はエピクロロヒドリンを使用して製造される 。この方法では多量の残渣が生成され、その結果前記化合物は、生態毒物学的な 面と経済的な面の両方において、廃物とされる。 従って、少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する 両親媒性化合物であって、この両親媒性化合物が供給量に関して効率が高く、さ らに、望ましくない多量の副生物を生成することなく技術的に容易に入手可能な 原料から調製できる両親媒性化合物を見出すことを、本発明の目的とした。 本発明によればこの問題は、その基本構造をジカルボン酸またはそのエステル と脂肪アルコールとから調製することのできる、両親媒性ジカルボン酸ジエステ ルを提供することによって解決される。対応するエステルをスルホン化し、続い て中和することができる。 本発明の両親媒性化合物は、一般式I を有する化合物であり、ただし式IのR1、R2、およびR3は以下に述べるよう に定義され、 即ちR1とR3は、炭素原子1〜22個、好ましくは8〜18個を有する非分岐 状または分岐状の、飽和または不飽和炭化水素残基を独立に表す。 例えば置換基R1およびR3は、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、 n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n− デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、 n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシル、 n−ノナデシル、n−エイコシル、n−ウンエイコシル、n−ドコシルの各残基 とこれらの分岐鎖異性体、ならびにこれらに対応した、1ヵ所、2ヵ所、または 3ヵ所に不飽和部分を有する不飽和残基である。 R2は、0〜20個の酸素原子および/または0〜20個の窒素原子および/ または0〜4個のイオウ原子および/または0〜3個のリン原子を含有し、かつ ヒドロキシル基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基および/またはアシ ル アミノ基などの0〜20個の官能性側基、および/または、孤立しまたは環化( annelate)した0〜4個の環を含む、2〜100個の炭素原子を有する非分岐鎖 または分岐鎖からなるスペーサを表す。 特に、スペーサR2は、 ◆ 基本構造として式II −Ca2a− (II) で表され、但しaが2〜18、好ましくは2〜6に等しい非分岐または分岐アル キレン鎖、 ◆ 基本構造として式IIa −Cb2b−CH=CH−Cc2c− (IIa) で表され、但しb+cが2〜16に等しく、bおよびcのそれぞれが0より大き い非分岐または分岐アルキレン鎖、 ◆ 基本構造として式III −Cd2d−C≡C−Cee2− (III) で表され、但しd+eが2〜16に等しく、dおよびeのそれぞれが0より大き い非分岐または分岐アルキレン鎖、 ◆ 式IV −Cf2f−シクロC610−Cg2g− (IV) で表され、但しfおよびgのそれぞれは独立に1〜6に等しいか、 あるいは式V −3(4),8(9)−ジ(メチレン)−トリシクロ[5.2.1.02.6]デ カン− (V) の脂環式化合物を表し、 但し式II〜IVの化合物中のスペーサは、鎖中の1〜4の任意の位置にカルボニル 基、カルボキシル基、アミノ基、またはアシルアミノ基をさらに含むことかでき 、 ◆ このR2は、任意選択で式VI −Ch2h−C64−(Ci2i−C64j−Cj2j− (VI) または式VII −Ch2h−C106−Cj2j− (VII) で表され、但しhおよびjのそれぞれは独立に0〜8に等しく、iは0〜8に等 しく、各Rは独立にHまたはC1〜C6のアルキルに等しい、置換された芳香族に 等しい。 さらにスペーサR2は、0〜20個、好ましくは1〜12個の酸素原子および /または窒素原子および/または0〜4個のイオウ原子および/または0〜3個 のリン原子をそれぞれ含有する。 従って、R2はさらに、詳細には ◆ 式VIII −Ck2k−Cxy−Z−Cxy−Cl2l− (VIII) で表され、但しkおよびlのそれぞれは独立に0〜8に等しく、xは6に等しく かつyは4に等しく、またはxは10に等しくかつyは6に等しく、またはxは 14に等しくかつyは8に等しく、zはO、CO、NH、N−CH2−CH(O X)−R1、NR1、N−C(O)R1、SO2に等しく、 または式IX −CH2−CH(OCH2CH(OX)−R1)−CH2または異性体 (IX) で表され、但しXはSO3Mまたは2,2’−メチレン−ビス−(1,3−ジオ キソラン−5−メチレン)−、またはアセタール、特にジアルデヒドと二価、少 数の価または多価アルコールとのジアセタールに等しい化合物であって、 Rは独立にH、またはC1〜C6のアルキルに等しく、 かつR1は炭素原子1〜22個を有する炭化水素残基である化合物、 ◆ 式X −Cm2m−(OCn2np−Cr2r− (X) で表され、但しmは1〜4に等しく、nは2〜4に等しく、pは1〜20、好ま しくは1〜4に等しく、rは1〜4に等しい化合物であって、混合されたアルコ キシド単位が存在してもよく、前記アルコキシド単位が連続したものも任意選択 できる化合物、 ◆ 式XI −Cr2r(RNCs2st−Cu2u− (XI) または式XII −[Cr2r[RN−C(O)−NR]t−Cu2uw− (XII) または式XIII −[Cr2r[RNC(O)Cv2vC(O)NR]t−Cu2uw− (XIII) または式XIV −[Cr2r[RNC(O)CxyC(O)NR]t−Cu2uw− (XIV) で表され、但しrは2〜4に等しく、sは2〜4に等しく、tは1〜20、好ま しくは1〜4に等しく、uは2〜4に等しく、vは0〜12に等しく、wは1〜 6に等しく、xは6に等しく、yは4に等しく、または xは10に等しくかつyは0に等しく、または xは14に等しくかつyは8に等しい化合物であって、 式XI〜XIV中の各Rは独立にHまたはC1〜C6のアルキルである化合物を表す。 式I中のnは数字1を表すが、混合物中では0〜1の値を持つことができる。 さらにR2は、α−炭素原子のスルホン化段階が0〜100%、好ましくは1 0〜60%であるポリカルボン酸(分子量500〜100000)のメチルエス テルまたはエチルエステルから誘導することができる。この場合、nは1〜25 000の範囲内である。 MおよびM’は、アルカリ、アンモニウム、アルカノールアンモニウム、また は1/2アルカリ土類イオンを表す。 AおよびBは独立に−O−(n>1の場合)、−O(C24O)α(C36O )β−(但しαは0〜20)好ましくは0〜10に等しく、βは0〜20、好ま しくは0〜10に等しく、αとβは同時に0であることができない)、−NH− 、−NR4−(但しR4−はメチル、エチル、プロピル、ブチル、またはメトキシ エチル、メトキシプロピル、エトキシプロピルである)、−N(R5)−O(C2 4O)α(C36O)β−(但しαは0〜20、好ましくは0〜10に等しく 、βは0〜20、好ましくは0〜10に等しく、αとβは同時に0であることが できず、R5はR4に等しいか、または上述の条件下で−O(C24O)α(C3 6O)β−Hに等しい)、または上述の条件下で、−C(O)N(R5)−O( C24O)α(C36O)β−である。 本発明によるほとんどの両親媒性化合物の顕著な特徴は、例えばパラフィンに 接触している場合、それらの臨界ミセル濃度(CMC)が著しく低く、かつ表面 /界面張力が非常に低いことである。前記特性は、この化合物の特別な構造、即 ち少なくとも2個の親水性基と少なくとも2個の疎水性基による。 さらに前記化合物のほとんどは、従来型の界面活性剤とトリポリリン酸五ナト リウムとの中間であるとみなされる、やや高い親水性懸濁力を有する。前記化合 物には、著しく高い湿潤活性を有するものがある。不飽和脂肪アルコールを有す る不飽和ジカルボン酸のスルホン化エステルの塩が、DE3932492(未審 査の独国特許出願)に記載されている。しかしながら、DE3932492によ ればSO3が専ら二重結合に付加するため、前記化合物の構造はこの発明の化合 物の構造とは完全に異なっている。 本発明の両親媒性化合物は、例えば金属工作、鉱石採掘、表面処理、洗濯およ びクリーニング、化粧品、医薬品、食糧加工および調製の分野など、工業向けお よび家庭向けの適用例の中で、乳化剤、解乳化剤、洗浄剤、分散剤、およびヒド ロトロープとして特に有用である。 前記化合物は、任意の通例の陰イオン、非イオン、陽イオン、および両性イオ ンの各表面活性物質と組み合わせて用いることができる。前記組合せに適する非 イオン表面活性物質の例には、脂肪酸グリセリド、脂肪酸ポリグリセリド、脂肪 酸エステル、高級アルコールのエトキシル化物、ボリオキシエチレン脂肪酸グリ セリド、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油または硬化ひ まし油誘導体、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸 アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミン、アルキルア ミン酸化物、プロテイン水解物誘導体、ヒドロキシ混合エーテル、アルキルポリ グリコシド、およびアルキルグルクアミドが含まれる。 前記組合せに有用な陰イオン表面活性物質の例には、せっけん、エーテルカル ボン酸およびその塩、スルホン酸アルキル、スルホン酸α−オレフィン、高級脂 肪酸エステルのスルホン酸塩、硫酸高級アルコール、硫酸アルコールエーテル、 硫酸ヒドロキシ混合エーテル、サルコシン酸アルカノイルおよびアルケノイル、 リン酸エステル塩、タウリド、イセチオン酸塩、線状アルキルベンゼンスルホン 酸塩、スルホン酸クメン、スルホン酸アルキルアリール、硫酸ポリオキシエチレ ン脂肪酸アミド、およびアシルアミノ酸塩が含まれる。 前記組合せに適する従来型陽イオン表面活性物質の例には、アルキルトリメチ ルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベン ジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、 塩化ベンゼトニウム、および陽イオンアシルアミノ酸誘導体が含まれる。 前記組合せに有用な両性イオン表面活性物質の例には、アミノ酸、ベタイン、 スルホベタイン、イミダゾリン誘導体、大豆油脂質、およびレシチンが含まれる 。 さらに、本発明の両親媒性化合物は互いに結合することもできる。 さらに、通常使用される任意の添加物を、本発明の両親媒性化合物に添加する ことができる。このような添加物を所望の調製のため適切に選択することができ 、またこのような添加物には一般に、塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムなどの無 機塩、ビルダ、ヒドロトロープ、紫外線(UV)吸収剤、柔軟剤、キレート化剤 、粘度調節剤、芳香料および酵素が含まれる。 前述の化合物は、ジカルボン酸またはそのエステルと脂肪アルコールとのエス テル化によって、またジカルボン酸ジエステルの少なくとも2ヵ所をスルホン化 することによって調製することができる。以下の2種類の方法のいずれかを用い ることができる。即ち、ジカルボン酸アルキルエステル(1〜6個の炭素原子を 持つアルキル残基を有する)をスルホン化した後、より長い鎖のアルキルポリア ルコキシレートまたはアルキルアミノポリアルコキシレートまたはアルキルアミ ンとエステル交換反応またはアミド化を行う方法、あるいは完全な基本構造にス ルホン化を行う方法があるが、第一の方法が好ましい。水性アルカリ水酸化物ま たはアルカリ土類水酸化物または水性アンモニアまたはアルカノールアミンが中 和に使用される。任意選択で、生成物を実質的に漂白することができ、または好 ましくは、過酸化水素の水溶液(固形材料に関し0.1〜2.0%)中で漂白す ることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年11月9日(1998.11.9) 【補正内容】 明細書 ジカルボン酸ジアミドを主成分とした少なくとも2個の親水性基 および少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物 本発明は、ジカルボン酸ジアミドを主成分とした少なくとも2個の親水性基お よび少なくとも2個の疎水性基を有する両親媒性化合物に関する。 広く様々な陰イオン、陽イオン、非イオン、および両性イオンの化合物が、両 親媒性物質として知られている。これらの物質のほとんどは、1個の親水性先頭 基および少なくとも1個の疎水性部分を含む。 生態学上の理由で、例えば包装や輸送の経費削減に対する需要に関しては、使 用される両親媒性物質の単位質量当たりの効率を高める必要性がある。両親媒性 物質の混合ではほんのわずかしか最適化できないため、より効率の高い新規な両 親媒性物質が必要とされている。特に、使用する試薬の量を著しく減少させるた めに、臨界ミセル濃度が低く、かつ/または表面張力および界面張力が低い物質 が必要である。 この構造(親水性頭基、疎水性基)の一部を2倍にすることによってこの問題 を解決する数種類の方法が、当技術分野で知られている。例えば、長鎖のハロゲ ン化アルキルを過メチル化アルキレンジアミンに付加することによって、陽イオ ン表面活性化合物を調製することが知られている(Zana,R.,Benrraou,M.,Ru eff,R.によるLangmuir,7(1991年),p.1072;Zana,R.,Talmon,Y.によるNatur e,362(1993年),p.228;Alami,E.,Beinert,G.,Marie,P.,Zana,R.によるL angmuir,9(1993年),p.1465参照)。 少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する陰イオン 表面活性化合物を、ジグリシジルエーテルをもとに調製した(米国特許第516 0450号、特公平第1−304033号、特公平第4−124165号参照) 。しかしながら、ジグリシジルエーテルは毒物学的に危険であるとみなされ、や や高価である。さらに、前記化合物はエピクロロヒドリンを使用して製造される 。この方法では多量の残渣が生成され、その結果前記化合物は、生態毒物学的な 面と経済的な面の両方において、廃物とされる。 両親媒性化合物も含む、α−スルホカルボン酸とポリアルキレンオキシドグリ コールエーテルの多数のエステルが、米国特許US−A−3,246,023に 記載されている。前記化合物は、例えば殺虫剤、農薬、および除草剤用の乳化剤 として、石油製品およびゴムラテックスへの添加物として、道路建設材料および コンクリートまたは紙製造用の泡止め剤、助剤として、苛性処理助剤、腐食防止 剤、化粧品を調製するための添加物として、また一般に、硬水の浄化剤として、 そのほとんどが広く使用されるものであることが報告されている。 従って、少なくとも2個の親水性基および少なくとも2個の疎水性基を有する 両親媒性化合物であって、この両親媒性化合物が供給量に関して効率が高く、さ らに、望ましくない多量の副生物を生成することなく技術的に容易に入手可能な 原料から調製できる両親媒性化合物を見出すことを、本発明の目的とした。 本発明によればこの問題は、その基本構造をジカルボン酸またはそのエステル とアルキルアミンとから調製することのできる、両親媒性ジカルボン酸ジアミド を提供することによって解決される。対応するアミドをスルホン化し、続いて中 和することができる。 本発明の両親媒性化合物は、一般式I を有する化合物であり、ただし式IのR1、R2、およびR3は以下に述べるよう に定義される。 即ちR1とR3は、炭素原子8〜22個を有する非分岐状または分岐状の、飽和 または不飽和炭化水素残基を独立に表す。例えば、置換基R1およびR3は、n− オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリ デシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプタ デシル、n−オクタデシル、n−ノナデシル、n−エイコシル、n−ヘニコシル 、n−ドコシルの各残基とこれらの分岐鎖異性体、ならびにこれらに対応した、 1ヵ所、2ヵ所、または3ヵ所に不飽和部分を有する不飽和残基である。 R2は、0〜20個の酸素原子および/または0〜20個の窒素原子および/ または0〜4個のイオウ原子および/または0〜3個のリン原子を含有し、かつ ヒドロキシル基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノ基および/またはアシ ルアミノ基などの0〜20個の官能性側基、および/または、孤立しまたは環化 (annelate)した0〜4個の環を含む、2〜100個の炭素原子を有する非分岐 鎖または分岐鎖からなるスペーサを表す。 スペーサR2は、 ◆ 式II −Ca2a− (II) で表され、但しaが2〜18、好ましくは2〜6に等しい非分岐または分岐アル キレン鎖、 ◆ 式IV −Cf2f−シクロC610−Cg2g− (IV) で表され、但しfおよびgのそれぞれは独立に1〜6に等しい、脂環式化合物、 ◆ 任意選択で、式VI −Ch2h−C64−(Ci2i−C64j−Cj2j− (VI) または式VII −Ch2h−C106−Cj2j− (VII) で表され、但しhおよびjのそれぞれは独立に0〜8に等しく、iは0〜8に等 しく、各Rは独立にHまたはC1〜C6のアルキルに等しい、置換された芳香族。 なお、式I中のnは数字1を表す。 さらにR2は、α−炭素原子のスルホン化段階が0〜100%、好ましくは1 0〜60%であるポリカルボン酸(分子量500〜100000、好ましくは、 500〜1000)のメチルエステルまたはエチルエステルから誘導することが できる。この場合、nは1〜25000の範囲内である。 MおよびM’は、アルカリ、アンモニウム、アルカノールアンモニウム、また は1/2アルカリ土類イオンを表す。 AおよびBは独立に、−NH−、−NR4−(但しR4−はメチル、エチル、プ ロピル、ブチル、またはメトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシプロピル である)、−N(R5)−O(C24O)α(C36O)β−(但しαは0〜2 0)好ましくは0〜10に等しく、βは0〜20、好ましくは0〜10に等しく 、αとβは同時に0であることができず、R5はR4に等しいか、または上述の条 件下で−O(C24O)α(C36O)β−Hに等しい)、または上述の条件下 で、−C(O)N(R5)−O(C24O)α(C36O)β−である。 本発明によるほとんどの両親媒性化合物の顕著な特徴は、例えばパラフィンに 接触している場合、それらの臨界ミセル濃度(CMC)が著しく低く、かつ表面 /界面張力が非常に低いことである。前記特性は、この化合物の特別な構造、即 ち少なくとも2個の親水性基と少なくとも2個の疎水性基による。 さらに前記化合物のほとんどは、従来型の界面活性剤とトリポリリン酸五ナト リウムとの中間であるとみなされる、やや高い親水性懸濁力を有する。前記化合 物には、著しく高い湿潤活性を有するものがある。不飽和脂肪アルコールを有す る不飽和ジカルボン酸のスルホン化エステルの塩が、DE3932492(未審 査の独国特許出願)に記載されている。しかしながら、DE3932492によ ればSO3が専ら二重結合に付加するため、前記化合物の構造はこの発明の化合 物の構造とは完全に異なっている。 本発明の両親媒性化合物は、例えば金属工作、鉱石採掘、表面処理、洗濯およ びクリーニング、化粧品、医薬品、食糧加工および調製の分野など、工業向けお よび家庭向けの適用例の中で、乳化剤、解乳化剤、洗浄剤、分散剤、およびヒド ロトロープとして特に有用である。 前記化合物は、任意の通例の陰イオン、非イオン、陽イオン、および両性イオ ンの各表面活性物質と組み合わせて用いることができる。前記組合せに適する非 イオン表面活性物質の例には、脂肪酸グリセリド、脂肪酸ポリグリセリド、脂肪 酸エステル、高級アルコールのエトキシル化物、ポリオキシエチレン脂肪酸グリ セリド、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油または硬化ひ まし油誘導体、ポリオキシエチレンラノリン誘導体、ポリオキシエチレン脂肪酸 アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルカノールアミン、アルキルア ミン酸化物、プロテイン水解物誘導体、ヒドロキシ混合エーテル、アルキルポリ グリコシド、およびアルキルグルクアミドが含まれる。 前記組合せに有用な陰イオン表面活性物質の例には、せっけん、エーテルカル ボン酸およびその塩、スルホン酸アルキル、スルホン酸α−オレフィン、高級脂 肪酸エステルのスルホン酸塩、硫酸高級アルコール、硫酸アルコールエーテル、 硫酸ヒドロキシ混合エーテル、サルコシン酸アルカノイルおよびアルケノイル、 リン酸エステル塩、タウリド、イセチオン酸塩、線状アルキルベンゼンスルホン 酸塩、スルホン酸クメン、スルホン酸アルキルアリール、硫酸ポリオキシエチレ ン脂肪酸アミド、およびアシルアミノ酸塩が含まれる。 前記組合せに適する従来型陽イオン表面活性物質の例には、アルキルトリメチ ルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベン ジルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、 塩化ベンゼトニウム、および陽イオンアシルアミノ酸誘導体が含まれる。 前記組合せに有用な両性イオン表面活性物質の例には、アミノ酸、ベタイン、 スルホベタイン、イミダゾリン誘導体、大豆油脂質、およびレシチンが含まれる 。 さらに、本発明の両親媒性化合物は互いに結合することもできる。 さらに、通常使用される任意の添加物を、本発明の両親媒性化合物に添加する ことができる。このような添加物を所望の調製のため適切に選択することができ 、またこのような添加物には一般に、塩化ナトリウムや硫酸ナトリウムなどの無 機塩、ビルダ、ヒドロトロープ、紫外線(UV)吸収剤、柔軟剤、キレート化剤 、粘度調節剤、芳香料および酵素が含まれる。 前述の化合物は、ジカルホン酸またはそのエステルとアルキルアミンとのアミ ド化によって、またジカルボン酸ジアルキルアミドの少なくとも2ヵ所をスルホ ン化することによって調製することができる。以下の2種類の方法のいずれかを 用いることができる。即ち、ジカルボン酸アルキルエステル(1〜6個の炭素原 子を持つアルキル残基を有する)をスルホン化した後、より長い鎖のアルキルア ミノポリアルコキシレートまたはアルキルアミンとアミド化を行う方法、あるい は完全な基本構造にスルホン化を行う方法があるが、第一の方法が好ましい。水 性アルカリ水酸化物またはアルカリ土類水酸化物または水性アンモニアまたはア ルカノールアミンが中和に使用される。任意選択で、生成物を実質的に漂白する ことができ、または好ましくは、過酸化水素の水溶液(固形材料に関し0.1〜 2.0%)中で漂白することができる。 請求の範囲 1.一般式I を有する両親媒性化合物であって、 上式でR1およびR3は独立に炭素原子8〜22個を有する非分岐状または分岐状 の飽和または不飽和の炭化水素残基であり、R2は、 ◆ 式II −Ca2a− (II) で表され、aか2〜18、好ましくは2〜6に等しい非分岐または分岐アルキレ ン鎖、 ◆ 式IV −Cf2f−シクロC610−Cg2g− (IV) で表され、上式でfおよびgのそれぞれは独立に1〜6に等しい脂環式化合物、 あるいは、 ◆ 式VI −Ch2h−C64−(Ci2i−C64j−Cj2j− (VI) または式VII −Ch2h−C106−Cj2j− (VII) で表され、 上式でhおよびjのそれぞれは独立に0〜8に等しく、iは0〜8に等しく、 各Rは独立にHまたはC1〜C6のアルキルに等しく、またはα−炭素原子のスル ホン化段階が0〜100%、好ましくは10〜60%であるポリカルボン酸(分 子量500〜100000)のメチルエステルまたはエチルエステルから誘導す ることができる、非置換または置換の芳香族化合物を表し、 MおよびM’はアルカリ、アンモニウム、アルカノールアンモニウム、または 1/2アルカリ土類イオンを表し、 AおよびBは独立に−NH−、−NR4−(但しR4−はメチル、エチル、プロ ピル、ブチル、またはメトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシプロピルに 等しい)、−N(R5)−O(C24O)α(C36O)β−(但しαは0〜2 0に等しく、βは0〜20に等しく、αとβは同時に0ではなく、R5はR4また は上述の条件下で−O(C24O)α(C36O)β−Hに等しい)、または− C(O)N(R5)−O(C24O)α(C36O)βであり、nは1〜250 00の数である両親媒性化合物。 2.乳化剤としての、請求の範囲第1項に記載の両親媒性化合物の使用。 3.解乳化剤としての、請求の範囲第1項に記載の両親媒性化合物の使用。 4.金属工作、鉱石採掘、または表面処理での助剤としての、請求の範囲第1項 に記載の両親媒性化合物の使用。 5.繊維助剤として、または繊維のクリーニングおよび洗濯用としての、請求の 範囲第1項に記載の両親媒性化合物の使用。 6.硬質表面を洗浄するための、請求の範囲第1項に記載の両親媒性化合物の使 用。 7.肌および髪を清潔にし、かつ洗うための、請求の範囲第1項に記載の両親媒 性化合物の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 309/19 C07C 309/19 309/22 309/22 309/24 309/24 C11D 1/28 C11D 1/28 (72)発明者 ショルツ,シルビア ドイツ連邦共和国、デー―45721 ハルテ ルン、ツム ブリックプンクト 48

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般式I を有する両親媒性化合物であって、 上式でR1およびR3は独立に炭素原子1〜22個を有する炭化水素残基であり、 R2はスペーサであり、MおよびM’はアルカリ、アンモニウム、アルカノール アンモニウム、または1/2アルカリ土類イオンを表し、かつAおよびBは独立に −O−(n>1の場合)、−O(C24O)α(C36O)β−(但しαは0〜 20に等しく、βは0〜20に等しいものであって、αとβは同時に0とするこ とができない)、−NH−NR4−(但しR4−はメチル、エチル、プロピル、ブ チル、またはメトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシプロピルに等しい) 、−N(R5)−O(C24O)α(C36O)β−(但しαは0〜20に等し く、βは0〜20に等しいものであって、αとβは同時に0とすることができず 、R5はR4に等しいか、または上述の条件下で−O(C24O)α(C36O)β −Hに等しい)、−C(O)N(R5)−O(C24O)α(C36O)βで あり、nは0〜25000の範囲内の数である両親媒性化合物。 2.炭化水素残基R1およびR3が非分岐状または分岐状であって飽和または不飽 和であり、スペーサR2が0〜20個の酸素原子および/または0〜20個の窒 素原子および/または0〜4個のイオウ原子および/または0〜3個のリン原子 を含み、かつ0〜20個の官能性側基、および/または、孤立したまたは環化し た0〜4個の環を含む、2〜100個の炭素原子を有する非分岐鎖または分岐鎖 であることを特徴とする、請求の範囲第1項に記載の両親媒性化合物。 3.式Iの炭化水素残基R1およびR3が独立に8〜18個の炭素原子を含むこと を特徴とする、請求の範囲第1項または第2項に記載の両親媒性化合物。 4.R2が、 式II −Ca2a− (II) で表され、上式でaが2〜18、好ましくは2〜6に等しい非分岐または分岐ア ルキレン鎖、 基本構造として式IIa −Cb2b−CH=CH−Cc2c− (IIa) で表され、上式でb+cが2〜16に等しく、bおよびcのそれぞれが0より大 きい非分岐または分岐アルキレン鎖、 基本構造として式III −Cd2d−C≡C−Ce2e− (III) で表され、上式でd+eが2〜16に等しく、dおよびeのそれぞれが0より大 きい非分岐または分岐アルキレン鎖からなるスペーサを表し、 式II−IIIで表される化合物のスペーサが、独立に、0〜4個のカルボニル基、 カルボキシル基、アミノ基、またはアシルアミノ基を、前記鎖中の任意の位置に 含有することを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項のうち少なくともいず れか一項に記載の両親媒性化合物。 5.R2が、 式IV −Cf2f−シクロC610−Cg2g− (IV) で表され、上式でfおよびgのそれぞれが独立に1〜6に等しく、 式IVで表される化合物中のスペーサが独立に0〜4個のカルボニル基、カルボキ シル基、アミノ基、またはアシルアミノ基を、前記鎖中の任意の位置に含有する 脂環式化合物、または 式V −3(4),8(9)−ジ(メチレン)−トリシクロ[5.2.1.02.6]デ カン− (V) の脂環式化合物 からなるスペーサを表すことを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項のうち 少なくともいずれか一項に記載の両親媒性化合物。 6.R2が、 式VI −Ch2h−C64−(Ci2i−C64j−Cj2j− (VI) または式VII −Ch2h−C106−Cj2j− (VII) で表され、 上式でhおよびjのそれぞれが独立に0〜8に等しく、iは0〜8に等しく、各 Rは独立にHまたはC1〜C6のアルキルに等しい非置換または置換の芳香族から なるスペーサを表すことを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項のうち少な くともいずれか一項に記載の両親媒性化合物。 7.R2が、α−炭素原子のスルホン化段階が0〜100%、好ましくは10〜 60%であるポリカルボン酸(分子量500〜100000)のメチルエステル またはエチルエステルから誘導され、但しnは1〜25000の範囲内であるこ とを特徴とする、請求の範囲第1項から第3項のうち少なくともいずれか一項に 記載の両親媒性化合物。 8.スペーサR2が0〜20個の官能性側基を有し、 前記側基がヒドロキシル基、カルボニル基、カルボキシル基、アミノおよび/ま たはアシルアミノ基、および/または、孤立しまたは環化した0〜4個の環であ ることを特徴とする、請求の範囲第1項から第6項に記載の両親媒性化合物。 9.スペーサR2が、0〜20個の酸素原子および/または0〜20個の窒素原 子 および/または0〜4個のイオウ原子および/または0〜3個のリン原子を含有 することを特徴とする、請求の範囲第1項から第6項に記載の両親媒性化合物。 10.R2が、 式VIII −Ck2k−Cxy−Z−Cxy−ClH2l− (VIII) で表され、上式でkおよびlのそれぞれは独立に0〜8に等しく、xは6に等し くかつyは4に等しく、あるいはxは10に等しくかつyは6に等しく、あるい はxは14に等しくかつyは8に等しく、zはO、CO、NH、NR1、N−C H2−CH(OX)−R1、N−C(O)R1、SO2に等しいスペーサ、 または式IX −CH2−CH(OCH2CH(OX)−R1)−CH2または異性体 (IX) で表され、XはSO3Mであり、 R1が炭素原子1〜22個を有する炭化水素残基を有するスペーサを表すことを 特徴とする、請求の範囲第9項に記載の両親媒性化合物。 11.R2が、 式X −Cm2m−(OCn2np−Cr2r− (X) で表され、上式でmは1〜4に等しく、nは2〜4に等しく、pは1〜20、好 ましくは1〜4に等しく、rは1〜4に等しく、混合されたアルコキシド単位は 存在してもよく、前記アルコキシド単位は連続したものも任意選択できるスペー サを表し、 または、R2が2,2’−メチレン−ビス−(1,3−ジオキソラン−5−メチ レン)−であり、 または、R2がアセタール、特にジアルデヒドと二価、少数価、または多価アル コールとのジアセタールを表すことを特徴とする、請求の範囲第8項に記載の両 親媒性化合物。 12.R2が、 式XI −Cr2r(RNCs2st−Cu2u− (XI) または式XII −[Cr2r[RN−C(O)−NR]t−Cu2uw− (XII) または式XIII −[Cr2r[RNC(O)Cv2vC(O)NR]t−Cu2uw− (XIII) または式XIV −[Cr2r[RNC(O)CxyC(O)NR]t−Cu2uw− (XIV) で表され、上式でrは2〜4に等しく、sは2〜4に等しく、tは1〜20、好 ましくは1〜4に等しく、uは2〜4に等しく、vは0〜12に等しく、wは1 〜6に等しく、xは6に等しく、yは4に等しく、または xは10に等しくかつyは0に等しく、または xは14に等しくかつyは8に等しく、 式XI〜XIV中の各Rが独立にHまたはC1〜C6のアルキルであるスペーサを表す ことを特徴とする、請求の範囲第9項に記載の両親媒性化合物。 13.乳化剤または解乳化剤としての、請求の範囲第1項から第14項に記載の 両親媒性化合物の使用。 14.金属工作、鉱石採掘、または表面処理での助剤としての、請求の範囲第1 項から第14項に記載の両親媒性化合物の使用。 15.繊維助剤として、または繊維のクリーニングおよび洗濯用としての、請求 の範囲第1項から第14項に記載の両親媒性化合の使用。 16.硬質表面を洗浄するための、請求の範囲第1項から第14項に記載の両親 媒性化合物の使用。 17.肌および髪を清潔にし、かつ洗うための、請求の範囲第1項から第14項 に記載の両親媒性化合の使用。
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