JP2000516448A - 改良された熱集中農業用火炎カルチベーター装置 - Google Patents

改良された熱集中農業用火炎カルチベーター装置

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JP2000516448A JP10504582A JP50458298A JP2000516448A JP 2000516448 A JP2000516448 A JP 2000516448A JP 10504582 A JP10504582 A JP 10504582A JP 50458298 A JP50458298 A JP 50458298A JP 2000516448 A JP2000516448 A JP 2000516448A
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Abstract

(57)【要約】 ガスインレット、ミキシングチャンバー及びバーナーアウトレットを有するブンゼンバーナータイプのバーナー構造を備える農業用火炎カルチベーターが記載され、前記バーナーアウトレットは、バーナーアウトレットにおいて、又は、近傍で前記ミキシングチャンバーを境する金網又はメッシュ部材を含み、前記カルチベーター内の処理ゾーンへ炎を向けるものであり、さらに追加のバーナーが配置されて、処理の同じゾーンへ追加の熱を向け、処理ゾーンの熱を高める。LPGガス用ベーポライザーもまた記載されており、該ベーポライザーにおいては、ベーポライザーへの液体燃料の流れをコントロールする計量手段がベーポライザーチャンバー内に又は近接して配置され、該計量手段と前記加熱手段との間の燃料のヴォリュウムを最低にし、液体燃料の完全な気化を確実にし、気相燃料のコンベンショナルの圧力レギュレーションを許すものである。モディファイされた形態においては、前記ベーポライザーに調節可能な計量手段が装着されている。さらにモディファイされた形態においては、前記計量手段は、比較的大きなオリフィスを含み、詰まりの危険をなくす。使用時、加熱されたエアーを地表に向けるのに有用なデフレクションホイル又は翼を含む火炎カルチベーターの装置が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 改良された集中熱農芸用火炎カルチベーター装置 発明の背景 この発明は、可燃性植物害虫及び雑草を死滅させる装置、特に、綿、ト ウモロコシ又はアルアルファのような価値がある穀物のプラントの近くで雑草と 植物害虫を熱死滅させるための装置に関する。特に、この発明は、改良されたガ スバーナー構造、関連の器具及びモディファイされたベーポライザー構成に関す るものである。 化学殺草剤及び農薬類が農業に一般に使用されているが、そのような 化学剤を使用することによる環境及び穀物類の劣化について関心が高まっている 。 農業機械器具における燃焼装置の使用には、該装置で広域商用地域を 素早く処理するようにする場合、かなり多数のバーナーへかなり大量の燃料を供 給しなければならない。 高能力のバーナー類においては、バーナーへの燃料供給を適切に行っ て最適の熱効率をもつようにしなければならない問題が必然的に生じる。 米国特許第3357474号(Pivonka)を含む従来の技術にベーポラ イザーを設置するようにする種々の装置が開示されており、前記特許は、LPG バーナー/ベーポライザーを目的とし、ブタン/プロパンガス混合気ぼような気 化性燃料を確実に気化させ、バーナーのサイズに対しハイレートで燃料を燃焼さ せるようにするものである。 同様に、米国特許第3845664号(Clinton)は、ベーポライザー に関するもので、このベーポライザーは、気化したプロパン燃料をバーナーへ供 給し、該燃料が十分に燃焼して煙が大気中に殆ど又は全く放出されないようにし て、より効率よく稼働することを請求している。 農業用途における火炎処理又は火炎燃焼は、雑草と害虫とをコント ロールするのによく使用されていることである。火炎燃焼は、強烈な熱を短時間 作用させるものであり、雑草の葉と茎における細胞を破壊し、価値がある穀物植 物に害を与えるバクテリア、こくぞうむしなどの昆虫類、昆虫類又は菌胞子類な どのような害虫を死滅させるに十分なものである。 火炎処理は、また、アスファルト道路のアスファルトを加熱したり、 かなり広い表面領域にわたり該表面を大量の熱を与えるような場合に利用されて いる。 穀物についての火炎処理においては、オーバーヒーティングにより葉 を損傷させて穀物植物を傷めてしまう問題がある。 米国特許第5189832号(Hoek他)は、植物のベース近辺に水平な 冷たいエアーカーテンを作り、葉を損傷させる熱気を抑止して植物への熱による 損傷を減らす一つの提案を記載している。 出願人が知る最近のLPG燃焼装置、例えば上記したものは、ベーポ ライザーにおいて液体燃料が均一に気化しない問題を露呈している。 この問題は、多分、気化させる前、そしてベーポライザーへ送る前に 、加圧した液体燃料の流れをレギュレートしなければならないことによる。 これによりレギュレーターの下流で前記燃料の少なくとも一部が気化 してしまい、気化する液体により熱が奪われる結果になり、給送ラインと取付部 品さらにはレギュレーターバルブが凍ってしまう。 このことは、ベーポライザーが部分的に気化した、又は、場合によっ ては全部気化した燃料を受け、さらには、別の場合バルブとベーポライザーとの 間の下流ラインの温度によって未だ完全に液体のままになっている燃料を受けて しまうことを意味する。 前記ラインにおける燃料の温度は、環境温度、即ち、25℃からプロ パン燃料沸点温度である−420℃の間で変化する。 このようなベーポライザーへ供給されるものの広範囲の温度範囲によ って、前記燃料の気化が適当なものでなかったり、又は、燃料の過熱により高温 度になってしまう。気化が不適当であると、多くの場合、燃料燃焼の効果 が上がらなかったり、効率が低下したりして、燃料を浪費し、バーナー温度が最 適なものにならない。 きであり、これは、バーナーとベーポライザーとをほとんど調節せず に火炎装置を所定の速度で地面を走行させ、長時間にわたり火炎装置を作動させ る点で火炎装置におけるバーナー温度をできる限り一定のハイレベルに保つよう にしなければならない。 穀物雑草の火炎処理は、穀物雑草を実際に焼いてしまう必要がなく、 穀物雑草の葉の温度を50℃から70℃程度に急激に高めるだけでよい。これに よって穀物雑草の葉と茎とは、しおれてしまい、感じやすい雑草が死滅してしま う。 このように、前記装置の走行速度は、湿気コンテント、地面の温度及 びバーナーの炎温度ならびに穀物雑草のサイズなどの種々の要因に応じて、時速 7kmにまで達することになる。 同様なことが害虫死滅デバイスとして使用する前記装置についても言 える。 米国特許第3486497号(Pivonka)は、液体燃料の微細な流れを ある領域に高速で放出して、地表面に燃料を広く撒くことで、火炎テクニックを 広範囲な領域にする問題に対処している。この装置は、路辺での焼き払いと用水 路の清掃のために特に使用される。 このように、この構成では、前記液体が気化されながら放出され、着 火され、燃焼した後に燃料が大気中で気化される。発明の概要 この発明は、一つの目的として、従来技術における上記問題がガスバ ーナーの効率性を改良することにより、少なくとも部分的に解決されたプロパン 又はプロパン/ブタン混合体のようなLPG燃料のためのベーポライザーを提供 する。 さらなる目的は、高熱出力装置に使用するLPG燃料ベーポライザー と、特にであるが、限定されるものではない農業用地における雑草と害虫の コントロールに有用な装置と提供することである。 前記装置は、また、公共地域又は道路の雑草をコントロールするのに 有用であることが分かっている。 この発明のさらに別の目的は、装置に搭載された各バーナーに対する ゾーンの最大領域に熱が均等に作用することを確実にさせることである。存在す るガスバーナー構造は、熱が比較的狭い複数の列に集中し、その結果地面や穀物 の部分の処置が不完全になってしまうことが判明している。 さらに、ベーポライザーに関しては、大きなキャパシティの数少ない ベーポライザー又は1基のベーポライザーで、大量の燃料を多数のバーナーに対 し気化することができるようにする。これは、効率性の利点を有し、また計量手 段により大きなオリフィス又は複数のオリフィスが使用でき、ベーポライザーの オリフィスが詰まらなくなる。ベーポライザー この発明によれば、火炎をたてて使用するのに適しているプロパン又 はプロパン/ブタン混合体のような液体石油ガス(LPG)燃料の雑草及び害虫 コントロール装置のためのベーポライザーが提供されるもので、該ベーポライザ ーは、チャンバーと燃料を受ける関連したヒーター手段と前記チャンバーへの液 体燃料の流量を制限する計量手段とを含み、前記ヒーター手段により加熱されて 前記チャンバー内で前記燃料を気化し、前記計量手段は、前記チャンバー内又は 前記チャンバー近くに配置され、前記計量手段と加熱手段との間の燃料の量を最 低にする。 オプショナルには、前記計量手段は、調節手段を含むことができ、前 記計量手段を通過する前記液体の流れを調節できる。 この発明のさらなるアスペクトにおいては、プロパン又はプロパン/ ブタン混合体のような沸点が0℃以下のLPG燃料のためのベーポライザーが提 供され、前記ベーポライザーは、ガスバーナー加熱手段、液体LPGガスを受け るチャンバー及び前記チャンバー内又は近接していて、前記チャンバーが加熱さ れたときに該チャンバーに流入する燃料の流れを制限し、燃料の気化 をコントロールして熱による雑草又は害虫コントロール装置へ供給するガス状燃 料の通常の圧力レギュレーションを可能とする計量手段を含む。 前記計量手段を前記チャンバー内に位置させることにより、燃料パイ プラインとフローレギュレーターを含む部品との凍結に関連した問題がなくなり 、完全に気化した燃料は、前記ベーポライザーによりコンスタントに供給される 。 前記ベーポライザーは、該ベーポライザーによって気化された燃料が 供給されるガスバーナー又は複数のガスバーナーと関連し合うようにすることが 便宜的である。 この発明のさらなるアスペクトにおいては、より大きなキャパシティ をもち、詰まりがない大きな計量オリフィスの使用を可能にする多数のバーナー への燃料を気化することができるベーポライザーを提供しようとするものである 。さらに未だ生じる詰まりが簡単になくなる。 この発明のさらにさらなるアスペクトにおいては、プロパン又はプロ パン/ブタンのようなLPG燃料用のベーポライザーが提供され、該ベーポライ ザーは、長くなったチューブ状部材と、前記LPG燃料を受ける関連したヒータ ー手段とを備え、前記燃料が前記ヒーター手段により加熱され、オリフィスサイ ズが比較的大きくなっている計量手段により前記チューブ状部材へ前記燃料が入 るようになっている。 前記ベーポライザーは、通常のオリフィス又は複数のオリフィスより も大きなものを有し、これによって前記燃料中における汚い粒子などにより詰ま るおそれをなくす。 さらに、前記ベーポライザーは、大きなキャパシティを有し、前記し た我々の先行出願に詳細に記載した形式の農業用火炎カルチベーターに使用され ているような大型列状バーナーへガスを供給する。 完全に気化した燃料を絶えず供給することで、該ベーポライザーの出 口側でコンベンショナルなガス圧力と流れ規制技術とが可能になり、これによっ て、不特定の時間にわたり最適な作用レベルでガスバーナーを運転でき、 気化した燃料における流れパターンに変動が殆ど又は全く生じない。 前記ベーポライザーは、接地装置に搭載の3基又は6基といったバー ナー列に具合よくガスを供給する。当然であるが、前記装置は、自走移動ユニッ トである。バーナー 現在使用されているバーナーは、大型のブンゼンバーナーであり、気 化されたガスが空気と混合され、燃えて900℃から1200℃のかなり高温の 火炎を作る。我々の先行出願において図示したような装置のテストにおいては、 前記バーナーの口を水平面で長くなるように変更したにも拘らず、処理する地表 面に対し素早く散ることが確認されている。これにより、地表面に熱の不足で処 理されない部分が帯状になるのを防ぐために、バーナーの配置を比較的接近させ て並列にしなければならない。 驚くべきことに、この発明によれば、細い線の金網又は網目部材をミ キシングチャンバー内で前記バーナーの口部又は口部近くに挿入することにより 、所定サイズのバーナーで広範囲な地表面領域を処理できることが判明した。 前記細い線の金網又は網は、前記チャンバー内の混合気の速度を落と すことで、空気/ガス混合気の拡散を改良する効果を有し、前記バーナー近くの 広い領域にわたり熱がより広く広がることを可能にする。 前記金網又は網目部材は、前記バーナーチャンバーを完全に横断する 内側面が凹面になっていることが具合よい。 最良の結果のためには、網目のサイズが2mmを越えていないことが 好ましい。 後尾のシュラウド又はスカートと関連するそのようなバーナー構造に よって、前記シュラウドの下側に高温度の燃焼ガスが均一に広がることが判明し ており、アルアルファ及び類似の穀物類に関連する雑草と害虫のコントロールに 特に有効であることが判明している。 前記網部材は、商標INCANOLとして市販されているタイプの 耐熱性マテリアルからなる。 後尾のシュラウド又はスカートと関連するそのようなバーナー構造に よって、前記シュラウドの下側に高温度の燃焼ガスが均一に広がることが判明し ており、穀物類除草に関連する雑草と害虫のコントロールに特に有効であること が判明している。しかしながら、少なくとも用途によっては、地表面に施すポイ ントにおける火炎の速度又はインパクトの両者の点で前記バーナーの火炎の強さ を損ねてしまうことが判明している。このように少なくとも場合によっては、バ ーナーから放射される燃焼熱が処理すべき地表領域に必ずしも適正に向けられる ものではない。 農業用火炎カルチベーターにおけるバーナー温度を均一に的が絞られ た火炎温度にすることにより上記した明らかな欠点を少なくとも減らすことが本 発明の目的である。 この発明のさらに進んだアスペクトによれば、農業用火炎カルチベー ターに改良が施され、該カルチベーターは、ブンゼンバーナー形式のバーナー構 造を備え、この構造は、ミキシングチャンバー内のバーナー口部又は口部近くに 細い線の金網又は網目部材がインサートされており、前記バーナーは、火炎を処 理ゾーンへ向けるようになっていて、配置されたブンゼンバーナーが処理する同 じゾーンに熱を直に付加して、処理ゾーンにおける地表レベルへ熱をフォーカス し、熱を保つように改良したものである。 また本発明によれば、前記のパラグラフで述べたように改良された火 炎カルチベーターが提供され、該カルチベーターにおいては、前記金網又は網が 内側へ凹んでいて、前記インサートタイプのブンゼンバーナーの上位に近接して 配置された補助ブンゼンバーナーをもつ後尾シュラウド又はスカートに近接配置 されており、前記インサートのバーナーの近辺における火炎速度を早めるように なっている。 補助熱を与えるブンゼンバーナーは、スタンダードの構造のものであ り、金網や網がインサートされていないものが好ましい。このように、処理ゾー ンに付与される補助熱とは別に、火炎は、金網又は網がインサートされた バーナーによるより早い速度で放射され、放射範囲が広い。前記補助熱は、種々 異なる穀物状況において雑草及び害虫コントロールに対する滞留時間が長いもの になる。装置 前記装置は、使用目的に応じて数多くの形態をもつことができる。コン ベンショナルの列状刈り込みにおいては、前記装置は、例えば、熱に耐える雑草 発芽前の作物である綿又はメイズコーン又は同様な作物の雑草コントロールに使 用される。前記装置は、前記バーナーに関連したシールド手段と共に列になった 植物の間を走行し、植物の基部まわりの地面の雑草に熱をかけ、熱放射又は高温 空気ドラフトにより引き起こされるダメージから植物の葉をシールドする複数の バーナーユニットを含む。 別の構成においては、前記装置は、金属ブランケット又はシュラウドト レイリングをガスジェット背後に組み込んでいる。前記装置は、アルアルファな どのような刈り取りして間がない畠又は牧草地を走行するのに適し、着火されて いないガスが前記金属ブランケットの下側の地表面にそい、前記ブランケットの トレイリングエッジで着火し、作物の茎の根元の雑草を燃やし、害虫を殺す。 アルアルファの場合、この作物は、将来の収穫のために再生し、熱の 量が過剰にならないようにして熱による影響を受けないようにしなければならず 、処理のタイミングは、前記作物の新たな成長時期を外す。 特定の場合においては、前記装置は、耕作されている広い領域の処理 に適している比較的大型のトラクター牽引装置でよい。また別に、前記装置は、 比較的小型でマニュアル操作に適した1基又は少ない配列のバーナーでよい。 さらには、付加のバーナーと結合した金網又は網目部材を組み込んだ バーナー組み合わせ体は、スペースが制限されていたり、普通の機械では近づく ことができない領域における手持ち操作に有用である。 この発明を添付の図面を参照しながら詳細に記載するもので、図面 において:− 図1は、この発明のベーポライザーを装着のトラクター牽引火炎カル チベーターの代表的な構成である。 図2と図3とは、ベーポライザーの部品を示し、図2は、内部の気化 可能液体インレットチューブと計量ユニットであり、図3は、組み立てたものと 気化チャンバーである。 図4は、ベーポライザー、ガスレギュレーション・コントロールバル ブ及びバーナー構成への及びそれらからの燃料ラインの略図ダイアグラムである 。 図5は、バーナーを取り付けたベーポライザーの説明図である。 図6は、火炎カルチベーターのための別の装置を示す側面説明図であ る。 図7は、バーナーを取り付けたベーポライザーの別の形態の説明図で ある。 図8は、モジュールにおけるバーナーグループを示す図1の装置の正 面説明図である。 図9は、調節可能な計量バルブをもつ別のベーポライザーの側面説明 図である。 図10は、複数列のバーナーとモディファイされたベーポライザーを 使用すう代表的な火炎カルチベーターを略図的に示す。 図11は、モディファイされたバーナー出口の端面図である。 図12は、火炎カルチベーター装置の側面図である。 図13は、モディファイされたバーナー構成をもつ火炎カルチベータ ー装置の側面図である。 図14は、図4に示されたと同じタイプのブンゼンバーナーの平面図 である。 図15は、モディファイされた火炎カルチベーター装置の断面側面図 である。 図16は、図15の装置の部分側面図である。 図17は、モディファイされたバーナー構造の断面側面図である。 図18は、図17のバーナー構造のフロント立面図である。ベーポライザー 図1,2,3,5,7を参照すると、ベーポライザーの構造的特徴と 該ベーポライザーへ熱を供給するバーナーの代替的構造が示されている。 図2は、インレットチューブを示し、該チューブは、好ましくはプロ パン又はプロパン/ブタンの混合体である液化石油ガス(LPG)のタンクへ直 接接続している。 プロパンは、沸点が−42℃であり、したがって環境温度においては 、温度によるが40psiから120Psiの間で変わる圧力下で貯蔵しなけれ ばならない。ブタンは、沸点がそれよりも高く、したがって、プロパン/ブタン 混合体の沸点は、ピュアーなプロパンよりも高く、したがってより低い圧力を発 生する。 前記燃料は、加圧状態で貯蔵タンクからベーポライザー10へ送られ 、取付部材13によりインレットチューブ11の端部に着脱自由に保持されてい るオリフィス14を介してチャンバー内に放出される。インレットチューブ11 は、貯蔵タンクに達するホースに取付部材11aを介して接続される。 炎によりチャンバー12が加熱されると、インレットチューブ11か ら放出された燃料は、チャンバー12内の高温環境で気化し、ガスは、ついでガ ス部品15を介してパイプで送られる。 チャンバー内で燃料が膨張して、図5のベーポライザーバーナー16 又は図7のバーナーにより受けた大量の熱を吸収する。 計量を行うようにされたオリフィス部材14は、所定のサイズのもの で、図8に示すように6基に達するバーナーの特定のサーキットで動作する列状 のバーナーに十分な燃料を液相で供給する。 ガスは、マニフォールドパイプへ送られ、ついで、圧力レギュレータ ーバルブ20又は21を介してバーナーへ送られる。 バルブ20は、低量フローレギュレーターであり、バルブ21は、大 量フローレギュレーターであって、前記装置において実際に作動する複数のバー ナーに依存する。 各バーナーは、各個々のバーナーへのガスの流れをコントロールする 停止バルブを含む。 停止バルブがまた設けられていて、バーナー各列へのガスの流れをコ ントロールするようになっている。 図9を参照すると、この図は、モディファイされたベーポライザーを 示し、ここにおいては、ニードルバルブアッセンブリーが液体燃料ライン11の 入り口に配置されている。該ニードルバルブアッセンブリーは、ニードルバルブ 25、ソケットヘッド26及び所望の設定で前記ニ−ドルをロックするロックナ ット28を含む。 前記バルブにねじがきってあり、座11cに対しニードルポイントが 動くようになっており、これによってチューブ11に流入してくる液体11aの 流れをコントロールする。キャップ27を設けてソケットヘッド26をカバーす る。 図10を参照すると、これは、4基のバーナー71が各列にある4列 のバーナー70を利用する代表的な火炎カルチベーターを示す。該バーナーには 、停止バルブ61,62により制御されるタンク60からLPG燃料が供給され 、前記バルブは、ベーポライザーチューブ63へ燃料を放出するようになってお り、該チューブは、各端部に計量オリフィス(図示せず)を有する長く細いボア のチューブが好ましい。前記バーナーにより消費される燃料は、該燃料の非効率 的使用を防ぐためにバーナーへ分配される前に気化されていなければならず、こ れによりバーナーへの燃料の流れをより精確に規制できる。 燃料の流れのコントロールは、本質的には、二つの段階のものであり 、第1の段階は、パイロットバーナー64を点火してベーポライザーとベーポラ イザー内の燃料を予熱し、そして、第2の段階は、バーナーすべて又は他の列の バーナーの所定の数のものを点火することである。ベーポライザー63 は、十分な熱を吸収してバーナーすべてに対する燃料すべてをガスにコンバート し、ガスは、レギュレーターバルブ66により規制される。 前記レギュレーターからバーナー列70へのガスの流れは、停止バル ブ65によりコントロールされる。ベーポライザーチューブ63は、キャパシテ ィーがかなり大きいから、前記チューブへの燃料を計量する複数のオリフィスの サイズ(一定又は可変)は、比較的大きく、好ましくは、1mmよりも大きく、 これによって前記計量チューブに詰まりが生じるおそれがなくなる。 独立したバーナーにより気化が達成されるもので、これは、ベーポラ イザーチャンバーのアウトレットチューブ内にあってレギュレーターに流れ込む 前のベーパーの温度によりコントロールされる。これによって、レギュレーター の早期の故障の因となる無駄な加熱をレギュレーターが受けないように保護する 。 燃料タンクからの液体の流れは、ソレノイドバルブによりコントロー ルされる。 ベーポライザーへの液体の流れは、適正なサイズのオリフィス(11 a),14によりコントロールされるので、これはまたベーポライザーアウトレ ット15とレギュレーターとの間の圧力に影響され、この圧力は、タンク内の液 体圧力と、レギュレーター及びバーナーとの間の下流圧力との差にほぼ相当する 。しかしながら、この圧力は、使用されるベーパーの量により変化する。この使 用がオリフィスの能力を上回り、十分な液体がベーポライザーを通過するように なると、さらに熱がベーポライザーチャンバーに作用して温度が上昇する。する と温度コントロールスイッチがベーポライザーバーナー63への燃料を遮断し、 ベーポライザーと供給ベーパーを冷却するようになる。 オリフィスサイズと圧力と温度コントロールとを組み合わせることで 、装置の安全性と効率的運転を確実にする。装置 図1を参照すると、これは、トラクター牽引装置を示し、該装置は、 操縦ホイール40で補助されたトラクターの牽引部に搭載されており、リン ク42を介して接地装置を支持する2本のバーリンク41を中心として下降され るようになっている。バーナー17がデフレクタープレート43に配置されて、 熱を地表とデフレクタープレートの下側に向け、前記ユニットからの熱の上昇を 確実になくしている。接地ユニット43は、メインクロスバー44に支持されて おり、該クロスバーは、図8に示すようにピボットポイント45を含んでおり、 接地装置のユニットの列がそれ自体でピボットバックして、道路での使用のため に前記装置の幅員を狭くするようになっている。 図6を参照すると、これは、前記装置を51で横断するように搭載さ れたバーナーユニット50を組み込んだモディファイされた装置を示す。バーナ ーユニット50は、ジェット52を区切っており、該ジェットは、着火していな いガスを装置と地表との間に形成されたチャンバー内へ向け、ついでブランケッ ト部分53にそって戻すもので、前記部分は、深さが約1mであるのが通常であ る。 前記構成により、着火されていないガスを金属ブランケット53の後 尾部53aで着火できる。 前記ブランケットは、ガス混合気を該ブランケットの下側で安定させ 、該混合気をガス着火が最大効果になる地表面に添わせる効果を有する。 前記装置は、鎖55で接地装置が支持されている支持ビーム54を介 して普通の農場トラクターの3本のバーリンクに支持される。 図5は、ベーポライザーのモディファイされた形態を示し、ここでは 気化チャンバー10がバーナーケーシング16内に装着されたバーナージェット 24に対向している。 このバーナーと、バーナーハウジング内のベーポライザー構成とによ り熱効率が最大になり、気化チャンバー内の熱効率が最大になることが判明して いる。 バーナーと関連の装置とのさらに進んだ構成を添付図面の図11,1 2,17,18を参照して記載する。バーナー バーナーは、好ましくは耐熱性の薄い筒状のシートメタルから形成さ れていることがよく、これは、端部が潰されて長方形の開口78が形成されてお り、この開口に、これまた耐熱性のマテリアルである金網又は網部材77が取り 付けてある。ガスジェット又は複数のガスジェット72は、バーナー本体71に 取り付けられ、空気インレットがバーナーの後部に設けられており、同様の網マ テリアル74でカバーされ、ドラフト及びこれによるガス炎の”バーニングバッ ク”、さらにはバーナーチャンバーへの異物の侵入を防ぐ。 バーナーアウトレット78は、好ましくはIncanol(商標)又 は同様の耐熱性マテリアルから作られた金網でカバーされている。該金網の面は 、内方へ凹んで、好ましくはバーナー口にわたって内側に凹んで面する凹面を形 成している。これによって、驚くべきことに、各バーナーを囲む高温度領域が最 大になるコントロールされた燃焼炎が得られ、出願人が知る従来のバーナー構造 の欠点をなくすものであることが判明している。 バーナーは、炎と熱とを地表面に向けて下向きに偏向させるデフレク ター部80を含む装置73に対し、ほぼ水平に突出して実装されている。 前記デフレクターには、開孔又は複数の開孔81が配置されて、アブ ソーバー63が装着されていれば、このアブソーバーに熱が部分的に逃げるよう になっている。 前記装置には、複数の接地スキッド79又は類似体が装着されている 。該スキッドの間は、特定の作物条件に応じた間隔があけられている。 図13,14,15を参照すると、バーナー17は、フレアーがつい たアウトレットハウジング100を有し、これで炎が比較的高速で比較的広範囲 の領域に向けられる。 バーナー17は、図13に示すカルチベーターのシュラウド部材63 の上部に装着されることが好ましい。バーナー17は、バーナーの口をシュラウ ド73の開口に向くように取り付けられ、前記シュラウドの下側に装着され、金 網インサート77を含むバーナー71で処理される処理ゾーンと同様の ゾーンを炎が打ち当たるようになっている。シュラウド部材73に装着のバーナ ー17の追加を別にすれば、このカルチベーターの構造は、ここにおける図6に 示されたものと同様である。バーナー17の数は、シュラウド部材73の下側に 集まるガスの温度及び処理する作物を含む実施の状態、湿気の量及び作物マテリ アルを囲む条件などのような他の要因によりコントロールされる特定状況の条件 に応じて変わる。 バーナー17が高温で、金網のバーナーと組み合わせたとき、ブース ターとして作用する高速の炎を発生し、シュラウド部材の下側の処理ゾーンの比 較的広い領域にわたり行き渡る、より熱い炎を発生する。前記シュラウド部材は 、オプショナルの特徴のもので、地表面に対し熱を下向きに絞り、アルアルファ /牧草作りに最も有用な領域に熱を保持することを助けることが認識される。バ ーナー構造は、要求により種々変えることができるが、バーナーシュラウドは、 金網や網インサートをもたないオープン構造にすべきであることが判明している ことが認識される。 カルチベーター本体の構造は、例えば綿やメイズのような列になった 作物及びアルアルファ又は類似の牧草作物の処理に使用されるか否かに応じて様 々に変えられる。 図15と図18とを参照すると、バーナー71をもつモディファイさ れた装置が示されていて、このバーナーは、前記のようにアウトレットを覆う金 網部材77と、熱い空気流を地表面に対し下向きに向かせるようにした図示のエ アーデフレクター翼101を含む装置フレーム100において前記金網部材に近 接のブースターバーナー17とを含む。図16は、サイドのウインドブレーク部 材103を示す。
【手続補正書】 【提出日】平成11年4月8日(1999.4.8) 【補正内容】 明細書 名称 改良された熱集中農業用火炎カルチベーター装置 1. 発明の背景 この発明は、特に綿、コーン又はアルアルファのような価値がある穀 物の作物類の近くにある雑草と植物有害生物を熱で死滅させるための可燃性植物 有害生物及び雑草絶滅装置に関するものである。特には、この発明は、改良され たガスバーナー構造、モディファイされたベーポライザー、配置及びそのような ベーポライザー及びバーナーを組み込んだ農業装置に関するものである。 農業には、化学殺草剤及び農薬が一般に使用されているが、そのよう な化学剤を広く使用した結果としての環境及び穀物類の低下に関心が高まりつつ ある。これに対する代替手段として、炎処理又は燃焼が雑草及び有害生物をコン トロールするために実施されている。 燃焼は、強烈な熱を短時間ではあるが十分に与えて、雑草の葉と茎の 細胞をやっつけ、価値ある穀物作物類を傷めてしまうおそれがあるバクテリア、 ゾウムシ、昆虫又は菌胞子などのような有害生物を死滅させる。植物雑草の火炎 処理は、実際には植物雑草を燃やす必要はなく、植物雑草の葉の細胞の温度を5 0℃から70℃に突然上げさえすればよい。これによって植物雑草の葉と茎とは 生気を失うようになり、感じやすい雑草を死滅させるに至る。2. 発明の従来技術 知られている農業用燃焼装置(又は機具類)は、トラクターに支持( 又は牽引)された支持フレーム構造を用いて、耕作可能な土地にある穀物作物の 列間隔に合わせて複数のバーナーを搭載している。この装置は、処理すべき範囲 にわたって、地面と空気との湿度コンテント、地面の温度及びバーナー温度なら びに植物雑草のサイズなどの種々の環境要因に応じて時速7kmに達する対地速 度で動かされる。 広い商用農耕地処理に使用される農業用装置において燃焼装置を用い ることは、該装置でそのような領域を素早く処理しようとする場合、かなりの数 のバーナーへかなり大量の燃料を供給しなければならない。能力が高いバーナー では、燃焼効率を最適にするために該バーナーへの燃料供給を適切に保つ問題が 必然的に生じる。 前記バーナーへの燃料源として、プロパン又はプロパン/ブタンの混 合体が好ましい気化した液体石油ガス(LPG)を使用することが知られている 。プロパンの沸点温度は、−42℃であり、したがって、環境温度においては、 タンク内に加圧状態で液相で貯蔵され、該圧力は、環境及び貯蔵温度に応じて4 0から120psiの間で変わる。ブタンの沸点温度は、より高いもので、した がって、プロパン/ブタンミックスは、純粋のプロパンよりも沸点温度が高く、 したがって、その貯蔵(及び燃料供給)圧力は低くなる。 前記バーナーへガス状燃料を適正に供給することを確実にするための 農業用火炎装置のベーポライザー設置については、米国特許第3357474号 (Pivonka)を含む従来技術に種々の装置が開示されている。Pivonkaは、バーナー のサイズに較べてハイレートでガス状燃料を燃焼させるための液相貯蔵のブタン /プロパンガス混合体のような気化性液体燃料を確実に気化させるようにしたバ ーナー/ベーポライザー構造を開示している。 同様に、米国特許第3645664号(Clinton)は、バーポライザー に関するもので、これは、気化したプロパン燃料が殆ど又は全く大気中へスモー クを発散しないで完全に燃焼するようにバーナーへ前記燃料を供給してより高い 効率で作動させることをクレームしている。 出願人が知る上記したような現在のLPG燃焼装置は、ベーポライザ ーにおいて液体燃料の気化が均一に行われない問題を露呈している。この問題は 、多分、気化する前に、そして、ベーポライザーへ送られる前に、加圧された液 体燃料の流れを規制しなければならないことによるものである。このようなレギ ュレーションによって、レギュレーターの下流で液体の一部が少なくとも気化し てしまい、それに関連して気化液体で熱が奪われて供給ライン及び 取付部品並びにレギュレーターバルブの温度が極端に低下したり(さらにはしば しば凍結したり)してしまう。 このことは、ベーポライザーが受ける燃料が前記バルブとベーポライ ザーとの間における下流ラインの温度に応じて、一部のみ気化していたり、場合 によっては、全部が気化していたり、別の場合では、すべて液体のままであった りすることを意味する。前記ラインにおける燃料の温度は、環境温度、即ち25 ℃のレンジと−42℃であるプロパン燃料の沸点温度との間で変わるものである 。 火炎装置を所定の速度で走行させるためにバーナー及びベーポライザ ーの調節を殆どすることなしに火炎装置を長時間にわたり具合よく運転できるよ うになるものとして、火炎装置におけるバーナー温度を可能な限り一定のハイレ ベルに保つべきであるとされている。ベーポライザーへの燃料供給の上記した幅 広い温度レンジは、燃料の気化が不適切であったり、燃料を高温度にオーバーヒ ーティングしてしまう結果になりやすい。これによってバーナー効率に悪影響を 与えてしまう。バーナーへ供給される燃料の気化が不適切であれば、殆どの場合 燃料燃焼の効果がないか、非効率なものとなり、これによって燃料消費が高まり 、最適なバーナー温度以下になってしまう。 農業目的に使用の火炎装置の現存ガスバーナー構造は、比較的幅狭い 列で熱を集中させてしまい、地面や穀物を癒すことができない結果になってしま っていることも分かっている。現在使用されているバーナーは、大型のブンゼン タイプのバーナーであり、気化されたガスが空気と混合され、燃焼して900℃ から1200℃のかなり熱い炎になる。この火炎温度は、バーナーの口部を処置 すべき地面に対し水平に横長く変えても立ち所に逸散してしまうことがテストで 実証されている。このことにより、熱が不足して処置されない地面が帯状に残ら ないようにするためには、バーナーをかなり接近させて並置しなければならない 。 米国特許第3486497号(Pivonka)は、微細な流れの液体燃料を 高速で領域に放出し、地表レベルに向け広範囲に広がらせて、火炎テクニ ックを広範囲な領域に及ばせる問題に対処している。この装置は、路傍の焼払い 及び用水路の清掃に特に使用されるもので、通常手持ちトーチで使用されるもの である。したがって、この構成においては、燃料は、放出された後で気化し、該 液体がほとんどコントロールされない状態(燃料の放出量の規制は別)で着火、 燃焼する。であるからして、このような装置は、在来の火炎カルチベーションに は不適切なものと考えられる。 バーナー装置群をもつトラクター搭載又は牽引火炎カルチベーターを 利用して、火炎処置する領域に対する熱量を高める別の手段は、除草列の両側に バーナーを配置して両側からバーナーの炎を収斂させるようにするとか(Hollow ayに対する米国特許3,16,927と比較)、バーナーを対向積み重ねて配置 し両側から同じ領域に連続して火炎が行き渡るようにする(Pardeeに対する米国 特許3,177,922と比較)とかである。Pardeeは、またバーナー・ベーポ ライザー組み合わせ装置を開示しており、LPG燃料がバーナーで燃焼する前に 、関連したベーポライザーで気化するように各バーナーに液体で供給されるよう になっている。かなり狭い処置ゾーンにバーナーの炎が集中してしまう上記した 問題は、これら装置に依然として残されている。 穀物作物の葉にダメージを与えてしまうことを含む穀物過熱による火 炎処理問題もまた経験されている。米国特許第5189832号(Hoek他)は 植物のベース近辺に水平なエアーカーテンを作り、葉にダメージを与えることに なる熱風の上昇を抑えて熱によるダメージをなくす一つの提案を開示している。 火炎処置は、また、スファルト道路のアスファルトを加熱することに ついてある程度利用されており、地表と同じようにかなり広範囲な領域の面に大 量の熱が付与される。3. 発明の概要 本発明の一つの目的は、上記した従来技術における問題を少なくとも 部分的に対処し、ガスバーナー効率を改良することに貢献できるプロパン又はプ ロパン/ブタンミックスのようなLPG燃料のベーポライザーを提供することに ある。 発明が多数のバーナーに供給することが必要な量のLPGを気化する のに必要なベーポライザーの数を減らすこと、例えば大量の燃料を気化できる高 能力ベーポライザーを一基にすることができるベーポライザー構造を供給できれ ば、これが望ましいことである。 本発明によるLPG燃料ベーポライザーを特に限定するものではない が農業環境、公共の場所、道路などにおける雑草抑制を含む他の用途に雑草と有 害生物の抑制に使用される高い熱出力火炎カルチベーター及び他の装置に使用で きれば、さらに有利になる。 本発明は、従来のバーナーで達成できる以上の広域の処置領域に増え た熱量をより一層均一に付与できる穀物の火炎処置のための農業装置に使用でき るバーナー構造を提供するさらなる目的を有する。 第1のアスペクトにおいて、本発明は、可燃性の雑草と植物有害生物 とを抑制する装置のための以下を含むガスバーナー構成を提供するものである: 以下を有するブンゼンバーナータイプのメインバーナー 燃焼空気のための少なくとも一つの入り口と、処置ゾーンへ炎 と熱とを向けるようになっている出口とを有するバーナーチャンバーを構成する バーナーハウジング、 前記バーナーチャンバー内へガス状燃料を供給するもので、該 バーナーチャンバー内部に位置する少なくとも一つの燃料供給ジェット、及び 前記バーナーチャンバー内で、前記出口又はその近傍にあって 、燃焼ガスの拡散を改善し、前記出口から放射される炎をより広く伝播できるよ うに構成された金網又はメッシュインサート部材;及び 前記メインバーナーに近接して装着されたブンゼンバーナータイプの ブースターバーナーであって、作用において、該ブースターバーナーの出口から 放射される火炎が前記メインバーナーの火炎に当たり、これと組み合わされるよ うな向きになっていて、処置ゾーンへの火炎速度が高められ、そして火炎が広く 伝播されるようになるブースターバーナー。 驚くべきことに、この発明によれば、ミキシングチャンバー内のバー ナー口部に又はその近傍に金網又はメッシュ部材をインサートすることにより、 所定サイズのメインバーナーで地面の広い領域を処置できることが分かった。前 記金網又はメッシュは、前記バーナーチャンバー内の混合気の速度を減速させる ことで空気/ガスミックスの拡散を改善する作用を有し、これによって、前記バ ーナー口部近くの広い領域にわたり熱を広く伝播させることを可能にする。前記 金網又はメッシュマテリアルを前記バーナーチャンバーと出口を完全に横切る内 面が凹面になるように形成されていると都合がよい。前記メッシュの孔は、最良 の結果を得るためには、2mmを越えていないことが好ましい。前記メッシュイ ンサートは、商標INCANOLとして市販されているタイプの耐熱マテリアルである ことが好ましい。 しかしながら、金網又はメッシュインサート部材を設けると、メイン バーナー口部において生ずる火炎の強さが火炎を当てる地表部分での火炎速度と 火炎インパクトとの両者で低下し、バーナーから放射される燃焼熱は、処置する 地表面に必ずしも適正に向けられるものとはならない。 この点は、ブースターバーナーにより補正され、補助熱が該バーナー によりメインバーナーの処置ゾーンと同じゾーンへ向けられ、処置ゾーンにおけ る地表に対して火炎がより良く絞られ、熱が保たれる。この手段によってまた、 前記インサートされたバーナーの近辺における火炎速度が高められる。好ましく は、熱を補助するブースターブンゼンバーナーは、通常の構造のものであり、金 網又はメッシュインサートを含まず、少なくとも一つのガス状燃料供給ジェット が配置されているバーナーチャンバーを構成するバーナーハウジングを有し、前 記バーナーハウジングは、バーナーハウジングの出口に向けて 拡開するフレアーつきフロント部を有している。かくして、補助熱が処置ゾーン に付与される点を別として、金網又はメッシュインサートを有するバーナーのみ によって付与されるものよりも早い速度と絞られたフォーカスで火炎が向けられ る。広範囲の穀物状況における雑草と有害生物コントロールに対し補助熱はなか なか逃げてゆかない。 トラクターのような農業用車両の背後に牽引されたトレーリングシュ ラウド又はスカートと関連しての前記のようなバーナー構成によって、前記シュ ラウドの下側で燃焼ガスの高い温度が均一に広がることが判明しており、そして 、穀物カルチベーションに関連しての雑草と有害生物とのコントロールに極めて 有効であることが判明している。 したがって、本発明のさらなるアスペクトにおいては、トラクターに 搭載又は牽引される接地構造を含む、耕作可能土地の火炎カルチベーションのた めの農業用機具;上記した構成で、接地構造体のシュラウド部材又はスカートの 下側に熱を発するように構成されていて、前記シュラウド部材が火炎処置ゾーン を覆うように配置されている複数のメインバーナー;及び上記した構成で、一つ 一つが前記メインバーナーそれぞれ一つに関連する複数のブースターバーナーで あり、該ブースターバーナーは、前記シュラウド部材の上側に装着されていて、 該ブースターバーナーの出口が前記シュラウド部材におけるそれぞれの開口から 突き出て、該出口から放射される火炎が関連のメインバーナーの火炎に当たって 、組み合わされ、これにより、それぞれの処置ゾーンへの火炎速度が高まり、組 み合わされた火炎が広く伝播されるようになっているブースターバーナーが提供 される。 前記機具は、その使用目的に応じて種々の形態をもつ。コンベンショ ナルな列状作付けにおいては、前記機具を例えば熱に耐えるコットン又はメイズ コーン又は同様の穀物、そして発芽前の穀物の雑草抑制に用いる。前記機具には 、複数のバーナーユニット(メインとブースターバーナー)が含まれ、これらは 、バーナーと関連して作物のベースまわりの地面の雑草へ熱を当て、熱放射又は 熱風ドラフトによる危害から作物の葉をシールドするシールド手段 を備えて作物の列の間を動く。 特定の場合においては、前記機具は、開墾中の広域領域の処置に適し たかなり大型のトラクター牽引装置である。また別に前記機具は、手作業に適し た一列又は数列のバーナーユニットを備えるかなり小型のものでもよい。 さらに又、金網又はメッシュ部材をもつメインバーナーとブースター バーナーとを組み込んだバーナー構成は、スペースに制約がある所や普通の機械 が接近できない所における手持ち操作に有効である。 またさらなるアスペクトにおいては、本発明は、可燃性雑草と作物有 害生物コントロール機具のための、LPGを気化させるベーポライザーと前記気 化を行うために前記ベーポライザーへ気化させる熱を供給するベーポライザーヒ ーターを含む液体石油ガス(LPG)気化装置を提供するもので、前記ベーポラ イザーは、内部に気化チャンバーを構成する筒状のベーポライザーハウジング、 該ベーポライザーハウジング内へ達していて、LPG貯蔵源から液相のLPGを 受け、これを前記気化チャンバーへ供給する燃料供給チューブ、前記気化チャン バーと連通していて、その後の使用のためにガス状のLPGを供給するように構 成されたガス供給出口及び前記供給チューブを介しての気化チャンバーへの液体 燃料の流れを所定の量に制限するようになっているオリフィスを含む液体燃料計 量部材を含むものであり;そして、前記ベーポライザーヒーターは、炎を前記ベ ーポライザーハウジングに向け、その結果気化チャンバーを加熱するようになっ ているブンゼンタイプのバーナーを含み;前記計量部材のオリフィスは、ベーポ ライザーハウジングの加熱されたゾーンにおける燃料供給チューブに位置する。 事実上フローレギュレーターである前記計量手段オリフィスを前記気 化チャンバー内又はこれに近接の位置、前記ベーポライザーバーナーから加熱エ ネルギーを受けるゾーン内に配置することにより、燃料パイプライン及びベーポ ライザーの上流に位置するフローレギュレーターを含む取付部品の凍結に関する 問題がなくなる。このことは、一つの状態(即ち、液体で、コンベンショナルの 構成における場合のような一部が気化したものではない)で燃料を 前記ベーポライザーへより堅実にコンスタントに供給することを確実にするもの であり、これによって、気化をさらによくコントロールして、前記ベーポライザ ーにより供給される燃料を完全に気化させることを確実にする。したがって、熱 による雑草及び有害生物コントロール機具のバーナーへ供給する前にガス状燃料 にコンベンショナルの圧力調整を使用することが可能になる。 本発明のさらにまたのアスペクトにおいては、上記したようなLPG 燃料のためのベーポライザーが提供されるもので、ここでは、前記計量部材は、 かなり大きなサイズ、好ましくは1mm以上のオリフィスを有する。この手段に よって、燃料の取り入れフローキャパシティが大きいベーポライザーにすること ができ、これによって、上記したようなタイプの農業用火炎カルチベーターに使 用されるような多数のバーナーに必要な燃料を一つのデバイスで気化させること が可能になる。大きな計量オリフィスを使用することで、液体燃料にある汚い粒 子や不純物による詰まりをなくす利点が加わる。さらに、さらに生じてしまう詰 まりも簡単に除去できる。 完全に気化した燃料を継続的に供給することにより、コンベンショナ ルのガス圧力及びフローレギュレーション技術が前記ベーポライザーの出口サイ ドで使用でき、これによって、気化した燃料のフロー状態に変動が殆ど又は全く なく決められてはいない長い時間にわたり最適なパフォーマンスレベルでガスバ ーナーを運転できる。 本発明の実施例を添付の図面を参照しながら例のみによって、ここに 記載するもので、図面において:4. 図面の簡単な記述 図1は、本発明によるベーポライザーユニットを備えた本発明による トラクター牽引火炎カルチベーター機具を示し; 図2は、複数のモジュールグループ又は列における火炎バーナーの構 成を示す図1の機具の正面略図を示し; 図3は、すべてのバーナーへガス状燃料を供給するために使用され る(モディファイされた)1基のベーポライザーを利用する、図2に類似した機 具に使用されるような共通の複数の列又はモジュールにおいて構成されたバーナ ーのための第1の燃料供給回路を略図的に示したものであり; 図4は、前記バーナーに対する燃料を気化する複数のベーポライザー ユニットと燃料供給ラインにおけるガス調整コントロールバルブとを含む、図2 に類似した機具に使用されるような共通の複数の列又はモジュールにおいて構成 されたバーナーのための第2の燃料供給回路を略図的に示したものであり; 図5は、本発明によるベーポライザーの第1の実施例を長さ方向略図 断面で示したもの; 図6は、図5のベーポライザーの液体インレットチューブ及び計量ユ ニットを示し; 図7は、調節可能な計量バルブをもつ代替のベーポライザーの実施例 の長さ方向略図断面を示し; 図8は、図5のベーポライザーと第1の形態で構成されたベーポライ ザーヒーターとを組み込んだベーポライザーユニットの側面略図を示し; 図9は、図5のベーポライザーと、共通のバーナーシールド部材内に ある第2の形態で構成されたベーポライザーヒーターとを組み込んだベーポライ ザーユニットの側面略図を示し; 図10は、本発明によるモディファイされたバーナーをもつさらに別 の火炎カルチベーター機具の略図的断面側面図を示し; 図11は、図11に示されたモディファイされたバーナーのアウトレ ットの端面図を示し; 図12は、本発明によるまた別のモディファイされたバーナー構成を もつ図11のそれと類似の火炎カルチベーター機具の略図的断面側面図を示し; 図13は、本発明によるまた別のモディファイされたバーナー構成を もつ、さらに別のモディファイされた火炎カルチベーター機具の略図的断面 側面図を示し; 図14は、図13の機具のサイドプレートの側面図であり; 図15は、図1、図12及び図13の火炎カルチベーター機具に使用 されるブンゼンタイプのバーナーの平面略図であり; 図16は、図14の機具に使用のモディファイされたバーナー構造の 略図的断面側面図であり;そして 図17は、図16のバーナー構造の正面立面図である。5. 発明を実施する態様の記述 図1,2を参照すると、本発明の種々のアスペクトを組み込み、ジョ ッキーホイール12に補助されたトラクター(図示せず)の連結部に搭載される ことができるトラクター牽引火炎除草機具10が示されている。機具10は、1 8で枢着された横方向端部セクション16a,16bを含むメインクロスバー1 6に支持された複数のそれぞれが接地するユニット14(図7に5ユニットが図 示)を備えており、図2に略図的に示すように前記枢着により接地ユニット14 の最横側のものが後方へピボットして道路走行の間前記機具の幅を短くできるよ うになっている。個々の接地ユニット14は、リンク機構22を介して2本のバ ーリンクアッッセンブリー20を中心として地表に対し上下に昇降される。 機具10の接地ユニット14は、ブロック又は組になっている複数の バーナー24(図2には、ブロック当たり4基のバーナーが図示)を備え、該バ ーナーは、熱が地面に対し、そして、デフレクタープレート26の真下に向くよ うにデフレクタープレート26にそって配置されている。プレート26により、 バーナー24からの熱の上方への流れが確実になくなり、この点は、図10と図 12とに示した機具実施例を参照して後記する。接地ユニット14は、さらに、 図1に28で示した接地スキッドを含むことができる。カルチベーターの本体の 構造は、それが例えば、コットン又はメイズ及びアルアルファ又は類似の牧草作 物のような条植え作物の処置に使用されるか否かにより種々 変わるものである。 機具10の個々のバーナー24は、ブンゼンバーナータイプのもので あり、気化された燃料が空気と混合し、燃焼して900℃から1200℃の間の かなり熱い火炎を形成する。バーナー24は、ガス形態のLPGを利用する。こ れまでとおり、トラクターにより運ばれるタンク又は複数のタンクに加圧状態で 液体の態様で一般に貯蔵される燃料を個々のバーナー24へ供給する前に気化す る必要がある。これを行うには、その一つが図1に30で略図的に示されている 一つ又は一つ以上のベーポライザーユニットを用いるもので、該ユニットは、図 3と図4とを参照して以下に詳しく述べる態様で燃料供給回路に配置されること ができる。 先ず最初に本発明によるベーポライザーユニットの実施例についてみ ると、図5と図7とは、二つのベーポライザーの実施例の構造上の特徴と配置そ れぞれを示し、これに対し図8と図9とは、ベーポライザーと該ベーポライザー へ熱を与えるために使用の関連したヒーターデバイスからなる二つの代替ベーポ ライザーの構造上の特徴と配置を示す。 図5に示されたベーポライザー32は、気化チャンバー38を設ける ベーポライザーハウジング36内に配置、保持されているインレットチューブ3 4を含む。インレットチューブ34は、取付部材40を介してLPG供給タンク (図示せず)と直接連結するように配置される。計量オリフィス部材42は、取 付部材44を介してインレットチューブ34の対向端部に着脱自由に保持されて いる。ベーポライザーハウジング36には、気化チャンバー38内で発生したガ ス状燃料がパイプで送り出されるガス取付部材48が設けられている。 図7を参照すると、モディファイされたベーポライザー32’が図示 されており、このベーポライザーにおいては、ニードルバルブアッセンブリー4 8が図6に示された計量オリフィス部材42の代わりになっているほかは前記し たベーポライザーと同様のものになっている。バルブアッセンブリー48は、イ ンレットチューブ34の入り口端部に配置され、LPG貯蔵タンクに 通じる液体燃料供給ライン又はホース50に接続する取付部材を含む。ニードル バルブアッセンブリー48は、バルブソケットヘッド54内に受けられて、動き が自由のニードル部材52を含む。 ニードル部材52には、ねじがきってあり、ロックナット56と協動 し、バルブシート58に対するニードルポイントを所望の位置にするようにニー ドル部材52を動かし、固定することができるようになっており、これによりベ ーポライザーインレットチューブ34に流入する液体LPGの流れをコントロー ルできるようになっている。したがって、バルブシート58は、可変調節自由の 計量オリフィスを提供する。キャップ59を設けてソケットヘッド54の後端部 をカバーする。図7にも示すように、導管47がガスフィッテイング46に連結 し、ガス状LPG燃料をパイプで送り出すために用いられる。 図8と図9とは、二つの異なるベーポライザーユニットを示し、これ らは、本質において、記載したようなベーポライザーと、バーナージェットノズ ル62から放射された火炎がベーポライザーハウジング36に当たって、これを 加熱し、部材42又はバルブシート58の計量オリフィスを介してベーポライザ ーに入るLPG燃料を気化させるのに必要な熱を与えるように構成されたベーポ ライザーバーナー60とからなる。図8においては、バーナーとベーポライザー とは、互いに傾斜して構成され、これに対し、図9に示された実施例においては 、ベーポライザー32は、バーナージェット62と対向してバーナーケーシング 又はシュラウド64内に設けられ、これは、図示のように複数の通気ホール66 を含み、ブンゼンタイプバーナー60へ適正に空気が供給されるようになってい る。 気化チャンバー38における加熱作用は、バーナー60とベーポライ ザー32とがバーナーケーシング64内に配置されている図9のベーポライザー ユニット30で最大なものになることが判明している。 図示のようなタイプのベーポライザーの作用において、液体LPG燃 料は、加圧された状態で貯蔵タンクからホース50を経てベーポライザーへ運ば れ、そこで計量された状態で計量部材42のオリフィス(図5)又はニー ドルバルブ48(図7)を介してインレットチューブ34を経て気化チャンバー 38へ供給される。バーナー60からの炎によりベーポライザーハウジング36 とチャンバー38とが加熱されれば、放出された液体LPGは、チャンバー38 内の高温環境で気化し、前記チャンバーからガス状LPGがガスフィッティング 46とライン47とを介してパイプ送出され、以下に述べるような続いての使用 に供される。 液体燃料を完全に気化させ、そして、その結果チャンバー38におけ る燃料が大きく膨張するようにするためには、大量の熱が前記燃料に加えられ、 吸収されてしまう。したがって、ヒーター60は、必要な寸法のものでなければ ならない。また、以下に例で記載するような一つのベーポライザーユニットによ り供給される6基に達するバーナーの特定の燃料回路で動作するバーナー列のガ ス状燃料需要又は要求に合致するように液相の燃料を十分に供給する所定サイズ をもつように計量部材14のオリフィスを選定する。 図3と図4とは、一つが図1に関連して記載した発明による火炎カル チベーション機具に使用されるバーナー列構成のための燃料供給回路の二つの異 なる形態を略図的に示す。注目されるように、図3は、それぞれ4基のバーナー (124で特定)及び燃料供給回路を介してガス状燃料をすべてのバーナー12 4へ供給する一つの燃料ベーポライザーユニット130をもつただ4列のバーナ ーを示す(これに比べ、図1には5列のたバーナー列/接地ユニット14が示さ れている)。 図4は、6列のもの214が火炎カルチベーション機具に設けられて いて、該列それぞれが3基のバーナー224と、燃料供給回路においてスイッチ されて全てのバーナー列214にガス状燃料を供給する図9のものよりもキャパ シティが小さい5つのベーポライザーユニット230とを有する。図4の構成に おいては、液体LPGは、マニフォールドライン250を介してバーポライザー ユニット230のベーポライザ−232へ供給され、ついで、ベーポライザ−2 32を出たガス状燃料は、マニフォールドパイプシステム247へ送られ、続い て圧力レギュレーターバルブ270又は271を介して列21 4のバーナー224へ分配される。前記機具において実働するバーナー224の 数に応じて、バルブ270は、低量フローレギュレーターである一方、バルブ2 71は、多量のフローレギュレーターとなる。各バーナー224は、各個々のバ ーナーへのガスの流れをコントロールする272で例示するストップバルブを含 む。ストップバルブ273も設けられて、バーナー214の各列へのガスの流れ をコントロールする。 図3を再び参照すると、16基のバーナー24が4組又は4列114 で配列され、共通の供給回路を介して1つのベーポライザーユニット130から ガス状LPGが供給されるように構成されている。液体LPGは、ストップバル ブ61によりコントロールされて貯蔵タンク60に貯蔵されており、別のストッ プバルブ62が配置されている適当なホースを経てベーポライザーユニット13 0に加圧されながら運ばれる。ベーポライザーユニット130は、モディファイ されたベーポライザ−132を含み、該ベーポライザーにおいては、液体燃料は 、長細いポアのベーポライザーインレットチューブ(図示してない)の各端部の 計量オリフィスを経てベーポライザーチャンバー内に放出される。列114のバ ーナー24により消費される燃料は、前記バーナーへ供給される前に完全に気化 される。これは、燃料の非効率的な使用を防ぐために行われるのみならず、液体 燃料の流れ調節に比べ、ガス相で燃料をバーナーへ送る調節をよりクローズに( 良好に)させるものである。複数の列114の一つにおける複数のバーナーの一 つ、160で示されるものは、ベーポライザーバーナーとして作用してベーポラ イザー132が必要な気化熱を付与する。 図示の回路における燃料の流れのコントロールは、二つの段階を必須 とするものであって、第1の段階は、パイロット(ベーポライザー)バーナー1 60を点火してベーポライザー132と、これに供給された燃料とを予熱し、つ いで、第2の段階は、他の列114における全ての又は所定の数のバーナー12 4を点火することを含む。バーナー160は、十分な熱をベーポライザー132 へ付与するように構成されており、後者自体は、バーナー124のすべての燃料 要求に合致する十分な液体燃料が入り、これをガス状燃料に変換 することができる構成のものであって、バーナー列114への燃料供給の調整は 、レギュレーターバルブ170により燃料がガス状態で行われる。レギュレータ ー170からバーナー列114へのガスの流れは、ストップバルブ172でコン トロールされる。 ベーポライザー132のインレットチューブは、液体燃料がかなり大 量に気化チャンバーへ流れ、すべてのバーナー列114による燃料必要量に合う ように構成されており、計量オリフィスのサイズ(これは、図5のベーポライザ ーの例と対照的にフィックスされているか、又は、図7のベーポライザーの例と 対照的に調節可能になっている)は、したがって、好ましくは1mm以上のかな り大きいものであり、これによって、インレット及び計量チューブに発生する閉 塞のおそれを同時に無くすようになっている。 さらに、列をなすバーナー群114に対するガス状燃料供給源として 働くベーポライザーユニット130のベーポライザーバーナー160は、レギュ レーター170に入る前のベーポライザーチャンバーの出口におけるガス状燃料 の温度に対応してコントロールされ(そして、したがってベーポライザー内の燃 料の気化をコントロールする)ように有利に構成されている。これによって、燃 料供給システムのセルフレギュレーションが可能になるのみならず前記レギュレ ーターの早期故障の因になるガス状燃料の過熱から前記レギュレーターを守るこ とができる。燃料タンク100からの液体の流れは、ソレノイドバルブ102, 104でコントロールされるが、ベーポライザーへの液体燃料の流れは、前記ベ ーポライザー計量部材42の(適正サイズの)オリフィス(図5)又はベーポラ イザーニードルバルブアッセンブリー48(図7)によりコントロールされ、そ してまた、ベーポライザー出口とレギュレーター170との間のライン圧力に影 響されるもので、この圧力は、前記タンク内の液体圧力と、レギュレーター17 0及びバーナー124の間の下流圧力の差程度である(ライン圧力ロスを除く) 。しかしながら、この圧力は、バーナー124が消費するガス状燃料の量により 変化する。燃料消費が気化チャンバー内へ十分な液体燃料を送る計量オリフィス の能力を越え、ベーポライザーヒーター1 60により気化チャンバーを加熱し続けると、ガス状燃料の温度は上昇する。こ れにより、温度コントロールスイッチがベーポライザーバーナー160への燃料 供給を規制し、ベーポライザー132と、これにより供給されるガス状燃料が相 対的に冷却する。 オリフィスサイズ及び圧力及び温度コントロールを組み合わせること で、機具/装置全体が安全で効率的に動作する。 本発明によるモディファイされたバーナーを備える別の実用火炎カル チベーター機具を図10,11を参照しながら記載する。この火炎カルチベータ ー機具は、図1に記載したものと類似しているが、図10に一括して70で示す バーナーの構成と構造は、本発明の一つのアスペクトに応じてモディファイされ ている。前記バーナー70は、火炎を前記機具のデフレクタースカート(又はプ レート)の下側をほぼ水平に放射するように装着されており、前記スカートには 、図1の機具の例に似て接地スキッド28又は類似体が取り付けられた機具が動 く地表に向けバーナーの火炎と熱とを偏向させるように配置された傾斜部27が 設けられている。デフレクター26には、開口又は複数の開口27aが配置され ていて、アブソーバー29が取り付けられていれば、このアブソーバーへ熱が一 部逃げるようになっている。スキッド28は、特定の作物条件に応じて間隔があ けられている。 バーナー70は、耐熱性の薄いシートメタルの筒状体から形成される ことが具合良いバーナーケーシング又はシュラウド72を有している。バーナー ケーシング72の一方の端部は、プレスされて横長にされたバーナー開口74を 形成し、これに金網又はメッシュ部材76が装着されており、該部材は、また耐 熱性マテリアルのものである。一つ又はそれ以上のガスジェットバーナーノズル 80を支持するバーナーノズル支持体78が後部で燃焼用空気の空気取り入れを 行うバーナーケーシング72内に装着されている。メッシュマテリアルのケージ 82がケーシング72の開放後部をカバーし、バーナーガス炎のドラフトと結果 としての”バーニングバック”を防ぎ、前記シュラウドで構成されたバーナーチ ャンバーへの異物侵入を防ぐ。 バーナーの出口をカバーする金網部材76は、Incanol(商標 )又は類似の耐熱性マテリアルから作られていることが好ましい。金網部材76 の面は、バーナーシュラウド72の内部に向け内方へ凹んでおり、バーナー口部 326を覆う凹面を形成することが好ましい。この手段で、バーナー火炎がコン トロールされて、各バーナーまわりの高温領域が最大になり、これにより所定サ イズのバーナーで処置できる耕作可能な地面の領域が広がり、発明者等が知るブ ンゼンタイプの従来のバーナー構造の欠点がなくなる。金網又はメッシュは、バ ーナーシュラウドチャンバー内の空気/ガス混合気の速度を落とさせることによ り空気/ガス混合気及び火炎を拡散し、これによって、バーナー近辺の広い領域 にわたり熱を広く伝播することができる。メッシュの複数のホールのサイズは、 最良の結果のためには、2mmを越えるべきでないことが好ましい。 図10によるバーナー構造をトレーリングシュラウド又はスカート( 機具のデフレクター26により設けられるような)と共に使用すると、高温燃焼 ガスが前記シュラウドの直下に均一に広がることも分かっており、そしてアルア ルファ及び類似の作物に関連する雑草及び有害生物を制限することに特に有効で あることが判明している。 図12を参照すると、図11のものに類似したさらにモデイファイさ れた火炎カルチベーター機具が略図的に示されているが、それには、図示のよう に構成された補助バーナー124が設けられており、これらは、それぞれが各メ インバーナー70に設けられていることが好ましい。一つが図15に略図的に示 されたバーナー124が追加されている他は、前記カルチベーターの構造は、図 11に示されたものと類似である。 追加されるバーナー124は、好ましくは、カルチベーター機具のシ ールド又はスカート26の上部に支持されており、バーナー124の口部がスカ ート26に適宜配置された開口に通され、該口部から放射される燃焼炎が二次的 角度でバーナー70のバーナー炎に当たり、前記スカートの下側に装着の後者バ ーナー70(金網拡散インサート76が設けられている)により処置 される燃焼域に達する。図15から分かるように、図1の火炎カルチベーターに 使用のバーナー24に類似した構造のブンゼンタイプバーナーであるバーナー1 24は、ボックス状のシュラウド又はハウジング126を有し、この内部に一つ 又はそれ以上のバーナージェットノズル128が既知の態様で支持されており、 バーナー炎が末広がりになった(分かれてゆく)フロントハウジングに向けられ てバーナー口部129から放出されるようになっている。この末広がりのアウト レットにより、炎は比較的早い速度でかなり広い領域を覆う向きにされる。 アクティブなバーナー124の数は、特定の燃焼状況の条件に応じて 変えられることができ、シュラウド部材26の直下に集中する燃焼ガスの温度に よりコントロールされ、処置すべき作物、湿気の量、作物マテリアルまわりの雑 草などを含む実施の状態のような要因が考慮されるものである。 バーナー124(バーナー24と同様)は、金網インサート76が設 けられているバーナー70だけで達成される温度と速度よりも高い温度と早い速 度をもつ火炎を作るように構成されており、金網バーナーと組み合わされて”ブ ースター”として作用し1基のバーナー作用に比べて、より広く広がる、より熱 い炎を作り、したがって、前記シュラウド部材の下側の処置ゾーンにおけるかな り広い領域を覆う。 図11と図13とに示された火炎機具のシュラウド部材(又はデフレ クタープレートアッセンブリー)は、バーナー70,124により発生された熱 を地表に下向きに集中させて、例えば、アルアルファ/牧草作物のような作物の 火炎処置に最も有用である領域に熱を維持する点でオプショナルの特徴であるこ とが理解される。また、バーナー124のレイアウトは、ニーズに応じて変えら れることが理解されるが、バーナーケーシング126は、バーナー70に設けら れているような金網又はメッシュインサートをもたないオープン構造であるべき ことが分かっている。 図13は、前記したものに類似しているが、特徴を以下に述べるさら にモデイファイした火炎機具を図解する。図16,17にも示されているよ うに、メインバーナー70は、前記したようなバーナー口部又はアウトレット7 4を覆う金網部材76を含むタイプのものであるが、バーナーケーシング72は 、開口後端部を覆うバーナーメッシュケージ82をもつ後部72aと、これに対 しかなり傾斜し、バーナー口部インサート金網76に向け末広がりになっている 前部72bとを備えている。図13から分かるように、メインバーナー70は、 機具フレーム26aに配置されており、該バーナーから放射される火炎が水平方 向からやや外れた角度で地面に向け放射され、ブースターバーナー124(前記 したものと同じタイプのもの)が前記バーナーに隣接して配置され、火炎を地面 に向け放射するようになっている。機具フレーム26aは、図示のように複数の エアーデフレクターフォイル26bを支持し、これらフォイルにより、機具シュ ラウドの下側でバーナー70,124で作られた熱いエアードラフトを地面に向 かうように維持する。図14は、機具フレーム26aで支持されるサイドプレー ト26dを示し、これは、サイドウインドブレーキ部材26cを支持する。請求の範囲 1. 可燃性の雑草と植物有害生物とを抑制する装置のための以下を含むガ スバーナー構成: 以下を有するブンゼンバーナータイプのメインバーナー 燃焼空気のための少なくとも一つの入り口と、処置ゾーンへ炎 と熱とを向けるようになっている出口とを有するバーナーチャンバーを構成する バーナーハウジング、 前記バーナーチャンバー内へガス状燃料を供給するもので、該 バーナーチャンバー内部に位置する少なくとも一つの燃料供給ジェット、及び 前記バーナーチャンバー内で、前記出口又はその近傍にあって 、燃焼ガスの拡散を改善し、前記出口から放射される炎をより広く伝播できるよ うに構成された金網又はメッシュインサート部材;及び 前記メインバーナーに近接して装着されたブンゼンバーナータイプの ブースターバーナーであって、作用において、該ブースターバーナーの出口から 放射される火炎が前記メインバーナーの火炎に当たり、これと組み合わされるよ うな向きになっていて、処置ゾーンへの火炎速度が高められ、そして火炎が広く 伝播されるようになるブースターバーナー。 2. 火炎出口開口に近接し、これを覆うように金網又はメッシュインサー ト部材が装着され、前記インサート部材が前記バーナーチャンバーに向けて凹面 の形状にされている請求項1によるガスバーナー構成。 3. 前記金網又はメッシュインサート部材は、メッシュの孔がサイズで2 mmを越えていないものである請求項2によるガスバーナー構成。 4. 前記バーナーブースターは、少なくとも一つのガス状燃料供給ジェ ットが位置するバーナーチャンバーを構成するバーナーハウジングを有し、該バ ーナーハウジングは、前記バーナーハウジングのアウトレット口部に向け広がっ てゆく末広がりの前部を有している請求項1から請求項3のいずれか一つによる ガスバーナー構成。 5. アウトレット開口を与える横長の形状になるように一方の端部がプレ スされている薄いシートメタルの筒状シュラウドを前記メインバーナーのバーナ ーハウジングが備えている請求項1から請求項4のいずれか一つによるガスバー ナー構成。 6. 前記横長のアウトレット開口と対向する端部にエアーインレット開口 が設けられていて、メッシュマテリアルケージが前記エアーインレット開口を覆 い、前記バーナーハウジング内でガス炎がバーニングバックしてしまうバーナー ハウジング内のドラフトを防ぐようになっている請求項5によるガスバーナー構 成。 7. 以下の構成を含む耕作可能な土地の火炎カルチベーションの農業用機 具: トラクターに牽引又は搭載される構成の接地構造体; 請求項1から6のいずれか一つに規定され、前記接地構造体のシュラ ウド部材の直下に熱を放出するようになっていて、このシュラウド部材が火炎処 置のゾーンを覆うように配置されている複数のバーナー; 請求項1から6のいずれか一つに規定され、それぞれ一つが前記メイ ンバーナーのそれぞれ一つと関連し合う複数のブースターバーナーであり、該ブ ースターバーナーは、前記シュラウドの上部に装着されて、前記ブースターバー ナーアウトレット口部が前記シュラウド部材のそれぞれの開口から突き出ていて 、該口部から放射される火炎が関連したメインバーナーの火炎に当たって合流し 、これによって処置ゾーンそれぞれへの組み合わされた火炎の速度 を早め、火炎を広く広がらせる複数のブースターバーナー。 8. 前記接地構造体は、前記バーナーにより加熱されたエアーを地表に向 ける複数の偏向フォイル又は偏向翼を含む請求項7による農業用機具。 9. 可燃性雑草と作物有害生物コントロール機具のための、LPGを気化 させるベーポライザーと前記気化を行うために前記ベーポライザーへ気化させる 熱を供給するベーポライザーヒーターを含む液体石油ガス(LPG)気化装置で あり、以下を含むもの: その内部に気化チャンバーを構成する筒状のベーポライザーハウジン グ; 該ベーポライザーハウジング内へ達していて、LPG貯蔵源から液相 のLPGを受け、これを前記気化チャンバーへ供給する燃料供給チューブ; 前記気化チャンバーと連通していて、その後の使用のためにガス状の LPGを供給するように構成されたガス供給出口;及び 前記供給チューブを介しての気化チャンバーへの液体燃料の流れを所 定の量に制限するようになっているオリフィスを含む液体燃料計量部材; そして、前記ベーポライザーヒーターは、炎を前記ベーポライザーハウジングに 向け、その結果気化チャンバーを加熱するようになっているブンゼンタイプのバ ーナーを含み;前記計量部材のオリフィスは、ベーポライザーハウジングの加熱 されたゾーンにおける燃料供給チューブに位置する。 10. 前記計量部材は、前記気化チャンバー内の燃料供給チューブのターミ ナル端部に取り付けられているサイズ固定のオリフィス部材を含む請求項9によ る気化装置。 11. 前記計量部材は、前記燃料供給チューブのインレットサイドに位置し て、気化チャンバー内への液体燃料の流れを調節できるサイズ調節可能のオ リフィスを付与するニードルバルブを含む請求項9による気化装置。 12. 前記オリフィスは、直径が少なくとも1mmである請求項9,10又 は11による気化装置。 13. 前記ベーポライザーハウジングと前記ブンゼンバーナータイプのベー ポライザーヒーターとは、軸方向に対面し合い、前記ベーポライザーヒーターの しュラウド部材は、前記ベーポライザーハウジングの少なくともターミナルフロ ントエンドを囲むように構成されている請求項9から請求項12のいずれか一つ による気化装置。 14. 耕作適地の火炎カルチベーションのための農業用機具で、以下を含む もの: トラクターに牽引されるか、又は、搭載されるように構成された接地 構造体; 互いに間隔を開けて前記接地構造体に配置され、それぞれが火炎を火 炎処置のそれぞれのゾーンへ放射する複数のバーナー; 前記バーナーの各々へLPG燃料源から燃料を供給するパイプをもつ 燃料供給回路; 請求項9から請求項13のいずれか一つによる構成で、燃料源から液 体LPGを受け、ガス状LPGを前記バーナーへ供給するようになっている前記 燃料供給回路に配置された一つのベーポライザー構成であり、前記ベーポライザ ー燃料供給チューブは、これまで前記燃料源と流体連通し、前記ベーポライザー ガス供給チューブは、ガス状燃料を前記バーナーへ供給するマニフォールドパイ プと流体連通し、前記計量部材が少なくとも1mmのオリフィスサイズを有して いて;そして 前記ベーポライザーガス供給アウトレットと前記バーナーとの間の燃 料供給回路に配置されたガス圧力レギュレーターであり、前記バーナーへの 燃料供給規制が液相のLPGの流れコントロールを実質的に前記ベーポライザー の計量部材によってのみ行い、ガス相のLPGの流れコントロールをガス圧力レ ギュレーターにより前記ベーポライザーの下流で行って、前記バーナーへの燃料 流れを厳しく規制するガス圧力レギュレーター。 15. 耕作適地の火炎カルチベーションのための農業用機具で、以下を含む もの: トラクターに牽引されるか、又は、搭載されるように構成された接地 構造体; 所定の数の個々のバーナーからなる複数のバーナー列に配置され、該 バーナー列は、互いに間隔を開けて前記接地構造体に配置され、それぞれが火炎 を火炎処置のそれぞれのゾーンヘ放射する複数のバーナー; 前記バーナー列の各々へLPG燃料源から燃料を供給するパイプを含 む燃料供給回路; 請求項9から請求項13のいずれか一つによる構成の複数のベーポラ イザーであり、各バーナー列のために一つのベーポライザーが配置され、前記ベ ーポライザーは、前記燃料供給回路に配置されていて、燃料源から液体LPGを 受け、ガス状LPGを前記複数のバーナー列へ供給するようになっており、前記 ベーポライザーの各々の燃料供給チューブは、これまで前記燃料源と流体連通し 、前記ベーポライザーの各々のガス供給アウトレットは、ガス状燃料を前記バー ナー列の関連した一つに供給するマニフォールドパイプと流体連通しており;そ して 前記バーナー列のそれぞれ一つに達する燃料供給マニフォールドパイ プにそれぞれ一つが配置されて、液相のLPGの流れコントロールがそれぞれの ベーポライザー構成の計量部材のみにより実質的に行われ、ガス相のLPGの流 れコントロールがそれぞれのベーポライザー構成の下流において、それぞれのガ ス圧力レギュレーターによって行われて、前記複数のバーナー列への燃料の流れ を厳しく規制することができる複数のガス圧力レギュレーター。 16. 各個々のバーナーへの、さらにオプショナルに各バーナー列へのガス 状燃料の流れをコントロールするための複数のストップバルブをさらに含む請求 項14又は請求項15による火炎カルチベーションのための農業用機具。 17. 前記ベーポライザーガス供給アウトレットを介して前記ガス圧力レギ ュレーターへ供給される気化した燃料の温度に呼応して前記ベーポライザーヒー ターバーナーへの燃料の流れを規制するように構成されているコントローラーを さらに備える請求項14,15又は18による火炎カルチベーションのための農 業用機具。 18. 前記コントローラーは、前記ベーポライザーヒーターバーナーへの燃 料供給を遮断する温度コントロールスイッチを含む請求項17による火炎カルチ ベーションのための農業用機具。 19. 前記バーナーが請求項1から請求項6のいずれか一つによるガスバー ナー構成を備えている請求項14から請求項18のいずれか一つによる火炎カル チベーションのための農業用機具。 【図1】【図2】【図3】【図4】【図5】【図6】【図7】【図8】【図9】【図10】【図11】【図12】【図13】【図14】【図15】【図16】【図17】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 PO3879 (32)優先日 平成8年11月27日(1996.11.27) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 スミス,ロバート オーストラリア国 2750 ニュー サウス ウェールズ ペンリス レランド スト リート 50 【要約の続き】 詰まりの危険をなくす。使用時、加熱されたエアーを地 表に向けるのに有用なデフレクションホイル又は翼を含 む火炎カルチベーターの装置が記載されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 火炎で雑草と害虫をコントールする装置のためのガスバーナー構成で あって、気体燃料と空気のためのインレットとバーナーアウトレットを含む本体 を有し、バーナーがアウトレットの外へ炎を向けるようになっているブンゼンバ ーナータイプのものを備え、前記バーナーは、内蔵されて、前記バーナーアウト レットを覆うように延びている金網又は網インサートを含み、前記バーナーが処 理ゾーンに熱を当てるように構成されているもの。 2. 追加のブースターバーナーが前記配置されたバーナーの上位に近接し て装着され、炎速度を早め、処理ゾーンに炎を広げる作用をするようになってい る請求項1に請求されたガスバーナー。 3. 火炎で雑草と害虫をコントールする装置への使用に適するプロパン又 はプロパン/ブタン混合体のような液化石油ガス(LPG)燃料のためのベーポ ライザーであり、該ベーポライザーは、燃料を受けるヒーター手段により加熱さ れるようになっていて、該ヒーター手段で加熱されて、前記チャンバー内の燃料 が気化されるチャンバーと燃料を受ける関連のヒーター手段と、前記チャンバー への液体燃料の流量を制限する計量手段とを含み、該計量手段は、前記チャンバ ー内に配置されているか、又は、近接して配置され、前記計量手段と前記ヒータ ー手段との間の燃料ヴォリュウムを最低にするもの。 4. 前記計量手段は、該計量手段への液体の流れを調節できる調節手段を 含む請求項2に請求されたベーポライザー。 5. 沸点が0℃以下のプロパン又はプロパン/ブタンミックスのようなL PG燃料用のベーポライザーであり、該ベーポライザーは、ガスバーナー加熱手 段、液体LPGを受けるチャンバー及び前記チャンバー内か、又は、近接 して配置され、加熱されたとき、前記チャンバー内への流れを制限し、前記燃料 を気相にコントロールされた状態で気化し、気相燃料をコンベンショナルの圧力 で規制することを可能にする計量手段を含むもの。 6. 前記装置は、前記ベーポライザーからガスが供給されるようになって いるガスバーナーを含む請求項3から請求項5に請求されたベーポライザーが装 着されている装置。 7. 前記装置には、地表面に向けてガスを当てるガスジェットが装着され 、気相燃料が着火する前に地表面に気相燃料を広げるようになっているエアーデ フレクション手段が含まれている請求項1から請求項3に請求されたベーポライ ザーが装着されている装置。 8. プロパン又はプロパン/ブタンガスのようなLPG燃料用のベーポラ イザーであり、長い筒状部材と、該筒状部材の内部の液体燃料を気化する関連し たヒーター手段とを備え、前記筒状部材は、比較的大きなオリフィス又は複数の オリフィスを有して、前記筒状部材に燃料が入るようにする計量手段を含むもの 。 9. 前記筒状部材は、各端部にあるオリフィスと、前記筒状部材の中間に ある気化したガスのアウトレットとを含む請求項8に請求されたベーポライザー 。 10. 金網又はメッシュ要素が前記バーナーアウトレットに近接して装着さ れ、前記バーナーアウトレットの内側へ凹面形状になっている請求項1または請 求項2に請求されたバーナー。
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