JP2000515713A - パケットベースのデータをモデムによって伝送するための信号処理要求を縮小するための方法および装置 - Google Patents

パケットベースのデータをモデムによって伝送するための信号処理要求を縮小するための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 モデムおよびこれを動作させる方法である。該モデムの受信回路は、通信チャネルからの連続アナログ信号を受信するように接続されている。該アナログ信号は、パケットとアイドル情報の双方を含む。該受信回路は、アイドル情報の存在を検出するために、該アナログ信号をモニタする。このアイドル情報を検出すると、この受信回路はスタンバイモードに入る。このモードに入ると、該受信回路に対する処理要求は低減する。バーストモードプロトコルもまた用いられ、ここでは、ディジタル情報のパケットが、該モデムの送信回路により変調され、これにより、該ディジタル情報のパケットを、個々の継続期間を有するアナログ信号バーストに変換する。該アナログ信号バーストは、該送信回路から電話線に送信される。しかし該送信回路は、各該アナログ信号バースト間において、いかなる信号も生成しない。受信回路は、該アナログ信号バーストを検出するために、該電話線をモニタする。そのアナログ信号バーストの存在を電話線上で検出すると、該受信回路は、その全処理能力を使って、該アナログ信号バーストを復調する。しかしその電話線上にそのアナログ信号バーストがないことを検出すると、該受信回路の復調機能は休止される。このバーストモードプロトコルによって、要求されるDSP資源を減らすことを可能にすると共に、マルチドロップおよびマルチキャストの動作を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 パケットベースのデータをモデムによって伝送するための信号処理要求を縮小す るための方法および装置 発明の背景 技術分野 本発明は、通信チャネル上で、パケットベースのデータまたはその他の実際に 間欠的な情報を伝送する変調器/復調器(モデム)において、信号処理の必要量 を縮小することに関する。 関連技術 最近のデータネットワークは、一般に、通信チャネル上でデータを輸送するた めにモデムと呼ばれる複雑なデジタル信号処理装置(DPS)を使用している。 データは普通、同期し且つ一定速度のビットストリームを表すアナログの伝送信 号を介して輸送される。この形状の通信チャネルは、音声または映像のようなリ アルタイム情報の伝送に適している。しかしながら、パケットベースの情報伝送 にモデムを使用することが、次第に一般的と成っている。例えば、パケットベー スの情報はインターネットおよびワールドワイドウエブをアクセスするために使 用される。しかしながら、パケットベースの情報は、通信チャネルの有効ピーク データ転送速度よりもしばしばかなり小さな平均データ速度によって、普通、実 際にバーストし易い。 図1は、従来のモデムにおける送信回路100を示すブロック図である。送信 回路100は、パケットキュー101、フレーム化器102、チャネル符号化回 路103、出力整形器104、変調器1 05およびデジタル/アナログ(D/A)変換器106を含んでいる。従来のモ デムプロトコルによれば、送信回路100はパケットキュー101によって受信 されたソースデータを連続時間アナログ送信信号に変換し、この送信信号はD/ A変換器106の出力端子に提供される。 さらに特定すると、送信回路100内で、このソースデータはパッケトにグル ープ分けされ、パケットキュー101に格納される。これらのパケットは、モデ ムビットクロックに対して同期しておらず、反対にパケットキュー101にラン ダム時間で到達する。フレーム化器102はパケットをパケットキュー101か ら受信し、これに応答して、モデムビットクロックに対して同期した連続ビット ストリームを構成する。非同期パケットに応答してこの様な同期ビットストリー ムを形成するために、フレーム化器102は、有意なパケットがない場合にアイ ドル情報(即ち、0またはマークトーン)を生成し、有意なパケットがある場合 にはパケットデータを生成する。パケットデータとアイドル情報は、モデムの受 信回路(例えば図2を参照)がパケット境界が何処に存在するかを決定すること ができる様にして輪郭が描かれる。 フレーム化器102によって生成された同期ビットストリームは、次にチャネ ル符号化回路103によって符号化される。チャネル符号化回路103は、通信 チャネル中のノイズと歪みを補償するために使用される。チャネル符号化回路1 03は、エラー訂正を可能とするために冗長情報(例えば畳み込み符号化)を形 成する。チャネル符号化回路103は更に、シンボル値上に符号化されたビット ストリームをマッピングするのと同様、スクランブル機能を実行する。チャネル 符号化回路103によって生成されたシンボル値ストリームは、出力整形器10 4に提供される。 出力整形器104は、チャネル符号化回路103から受信したシンボル値スト リームをデジタル的にフィルターする。出力整形回路104は、これらのシンボ ル値の周波数帯域を予め決められた範囲内に限定し、更にチャネル歪みの補償を 助けるために調整される。出力整形器104によって提供されるフィルタされた サンプルストリームは、変調器105に提供され、この変調器105はフィルタ されたサンプルストリームによってキャリア信号を変調する。変調器105の出 力はD/A変換器106に提供され、通信チャネル(例えば電話線)上で伝送す るためのアナログ送信信号を生成する。 送信回路100は、3つの明らかな欠点を有している。第1に、送信回路10 0はコンスタントに送信し(パケットデータまたはアイドル情報の何れかを)、 モデムは与えられた何れかの時間において、1個の電話線にのみ機能的に接続可 能である。さらに、通信チャネルの全情報搬送容量のほんの数パーセントのみが データを送信するために使用され、一方、この容量のかなりの部分がアイドル情 報を伝送するために使用される。更に、送信回路100は、単一の通信チャネル 上でのマルチドロップオペレーションには適していない。上述の第1の欠点は、 多くのリモートロケーションにデータ通信を提供するために、中央局において多 くのxDSLモデムが一同に集められた場合、特に問題となる。この場合、各リ モートロケーションでは、中央局において専用のxDSLモデムを必要とする。 アナログの送信信号は、電話線を通して電話会社の中央局に送信される。中央 局内では、アナログ/デジタル変換器がアナログ送信信号をデジタル信号に変換 する。このデジタル信号は、デジタル中軸回路上に多重化して入力され、更に第 2の中央局ロケーションにルートされる。このデジタル信号は、第2の中央局ロ ケーション内で多重分離され、デジタルトランクを越えてデジタルサーバにルー トされてそこで更に処理される。 図2は、従来のモデムにおける受信回路200のブロック図である。受信回路 200はアナログ/デジタル(A/D)変換器201、再サンプラ202、等化 器203、キャリア再生回路204、シンボル判定回路205、チャネル復号化 回路206、フレーム化器207、パケットキュー208、エコーキャンセラ2 09、タイミング更新回路210、等化器更新回路211およびキャリア更新回 路212を含んでいる。キャリア再生回路204とシンボル判定回路205はし ばしば復調回路として言及される。A/D変換器201は、電話会社の中央局か らアナログ信号を受信するために電話線に結合される。A/D変換器201はこ のアナログ信号をサンプルし、それによってアナログ信号をデジタル信号に変換 する。 受信回路200を含むモデムはまた、送信回路100に類似した送信回路(即 ち、図示しないニアエンド送信回路)を含む。全双方向オペレーションの間にお いて、このニアエンド送信回路は、受信回路200がリモート(またはファーエ ンド)送信回路100からアナログ信号の受信を試みているのと同時に、送信信 号を生成することもある。このような状況において、受信回路200は送信信号 のエコーを受信することもある。エコーキャンセラ209はこのエコーのレプリ カである信号を生成する。エコーキャンセラ209によって生成された信号は次 に、A/D変換器201によって形成された出力信号から差し引かれる。 再サンプラ202は、A/D変換器201から受信したそのままの入力サンプ ルを送信回路100のシンボル速度に一致する様に調整する。タイミング更新回 路211は再サンプラ202を制御するために使用されるタイミング情報を抽出 する。等化器203は、通信チャネル(例えば電話線)によって導入される線形 歪みを補償す る。キャリア再生回路204は受信した信号からキャリア信号を抽出し、ラフな シンボル(またはソフトシンボル判定)をシンボル判定回路205に提供する。 シンボル判定回路205はラフなシンボルを量子化し、受信したシンボルの同定 に関してハード判定を行う。等化器更新回路211とキャリア更新回路212は 、シンボル判定回路205によって提供されるシンボルを受信する。これに応答 して、等化器更新回路211とキャリア更新回路212は量子化器エラーを決定 する。この量子化器エラーに応答して、等化器更新回路211とキャリア更新回 路212は、等化器203とキャリア再生回路204によって使用される係数を それぞれ調整し、それによって後続のハードシンボル判定の正確度を改善する。 チャネル復号化回路206は、量子化器エラーを訂正するために受信したアナ ログ信号中に存在する冗長情報を使用する。チャネル復号化回路206は、通常 、最尤シーケンス推定器(MLSE)回路(例えば、ビタビ(Viterbi) 復号器またはその他の形式のエラー訂正)を実現する。チャネル復号化回路20 6はフレーム化器207に復号されたビットストリームを提供する。最後に、フ レーム化器207はビットストリームをパケットデータに復号し、アイドル情報 を放棄し、更にパケットキュー208中にデータパケットをロードする。 受信回路200のオペレーションは送信回路100のオペレーションよりも遙 に複雑である。実質的な信号処理が受信回路200によって実行され、通常、シ ンボル当たり数百または数千のオペレーションが処理される。信号処理の多くは 等化器203、エコーキャンセラ209、およびチャネル復号化回路206に集 中している。この信号処理のかなりの部分は、送信回路100によって生成され たアイドル情報の処理に専用される。 従って、電話線の情報搬送容量の大きな部分を、パケットベースのデータを転 送するために使用することが可能なモデムシステムが望まれている。更に、アイ ドルシンボルの処理に専念する必要のある信号処理を最小化することができるモ デムシステムが望まれている。更に、同時に複数の電話線にモデムを機能的に接 続することが可能なモデムシステムが望まれている。更に、共通電話線がマルチ ドロップ構造の複数のモデムによって使用されることを可能とする、モデムシス テムが望まれている。 概要 したがって、本発明は次のステップを含む通信チャネル上でモデムを動作させ るための方法を提供する。モデムの受信回路が、通信チャネル上で伝送される連 続アナログ信号を受けるために結合される。この連続アナログ信号はパケット情 報とアイドル情報の双方を含んでいる。受信回路はアナログ信号をモニタしてア イドル情報の存在を検出する。アイドル情報の存在を検出すると受信器はスタン バイモードに入る。スタンバイモードにおいては、受信回路によって実行される 処理量は低減する。 受信回路によって実行される処理量の低減は受信回路内での選択された要素の 休止および/または処理精度の低減により達成することができる。例えば、受信 回路内のシンボル判定回路、チャネル復号器およびフレーム化器は、本発明の一 実施例においてはスタンバイモード中は休止される。さらに、エコーキャンセラ 、更新回路および等化器のような他の要素の処理精度は受信回路がスタンバイモ ードにあるときは低減される。 アイドル情報の検出のため、受信回路はアナログ信号を完全に復調してディジ タルビットストリームを生成する。ディジタルビット ストリームは、通信チャネル上でパケットデータの伝送が中止される時を決定す るために受信回路で処理され、そしてアイドル情報の伝送が始まる。受信回路が アイドル情報の開始を検出した後の或る時点において、受信回路はスタンバイモ ードに入る。この時、受信回路内の様々な要素の休止及び/又は低精度動作が行 なわれる。さらに、相手方の送信回路が発生するアイドルビットパターンに同期 したアイドルビットパターンが複数の予想アイドルシンボルに変換される。次に 、受信回路内の低減された処理を使ったアナログ信号に応答して、予想アイドル シンボルは受信回路が生成する複数のソフトシンボルと比較される。予想アイド ルシンボルがソフトシンボルと一致する限り受信回路はスタンバイモードにとど まる。 受信回路はさらに、バッファにアナログ信号の最新の履歴を格納することがで きる。スタンバイモードに入ったら、このバッファがアクセスされ、それによっ て受信回路がアナログ信号の最新の履歴を再度処理することが可能になる。この ことは、パケット情報の存在の検出における固有の遅れによりパケット情報が失 われることがないことを保証する手助けとなる。 本発明の他の態様によれば、受信回路は、通信チャネル上のアナログ信号の品 質をモニタして、チャネル品質が予め決められたレベルを超えていれば受信回路 の処理量を低減させることができる。これにより受信回路の処理要求はさらに低 減する。 本発明の他の実施例によれば、電話線上でモデムを動作させるためにバースト モードプロトコルが提供される。バーストモードプロトコルはモデム送信回路に よりディジタル情報のパケットを変調することを含み、そこにおいて、ディジタ ル情報のパケットは個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換される。これ らアナログ信号バーストは送信回路から電話線に送られる。しかしながら、アナ ログ信号バーストの間では、送信回路から電話線へ何の信号も送られない。一実 施例において、アナログ信号バーストの先頭には送信回路によって非アイドル状 態信号が付加され、それによって、アナログ信号バーストの存在が通知される。 モデムの受信回路は電話線をモニタしてアナログ信号バーストの存在の有無を 検出する。このモニタするステップは受信回路内の非アイドル検出器によって達 成される。非アイドル検出器が電話線上でアナログ信号バーストの存在を検出す ると、非アイドル検出器は受信回路に受信回路の全処理能力を使ってアナログ信 号バーストを復調させる。しかしながら、非アイドル検出器が電話線上にアナロ グ信号バーストの存在を検出しないときは、非アイドル検出器は受信回路の復調 機能を休止する。これにより、電話線上にアナログ信号バーストが存在しないと き受信回路の処理要求が非常に低減する。 一実施例においては、非アイドル検出器はキャリアエネルギの有無について電 話線をモニタすることにより電話線上のアナログ信号バーストの有無を有無を決 定する。その代わりとして、非アイドル検出器は送信回路から供給される非アイ ドル状態信号の有無について電話線をモニタすることができる。 バーストモードプロトコルによれば、送信回路が何の信号も伝送しない期間が 存在する。これらの期間において、相手方のローカル受信回路のエコーキャンセ ラを休止することができる。これらの期間においてはキャンセルすべきエコー信 号がないからである。これは受信回路の処理要求をさらに低減すことになる。 本発明の他の態様によれば、受信回路は電話線上のアナログ信号バーストの品 質をモニタして回線品質が予め決められたレベル以上であれば受信回路によって 実行される処理量を低減すことができる 。これは受信回路の処理要求をさらに低減すことになる。 本発明の他の実施例によれば、別々の電話線に結合された複数のリモート送信 回路がバーストモードプロトコルに従ってアナログ信号バーストを生成する。別 々の電話線は中央位置において一緒に接続され、そこではアナログ信号バースト は多くの受信回路に対して多重化して入力される。送信回路の各々からのアナロ グ信号バーストを受信して電話線上のアナログ信号バーストの有無を検出するた めに非アイドル検出器が結合される。普通、任意の時刻において少数の電話線の みがアナログ信号バーストを送信している。したがって、アナログ信号バースト は電話線の数よりも少ない数の受信回路に対して多重化して入力される。即ち、 各受信回路は複数の電話線からのアナログ信号バーストを処理することができる 。結果として、与えられた数の電話線からの情報を取り扱うのに必要な受信回路 の数を、効果的に低減すことができる。特定の実施例において、どの電話線がそ のとき受信回路に結合しているかにより、異なる組の更新係数が有効になる。 本発明は単一の電話線上の複数のモデムの動作(即ち、マルチドロップ動作) のための方法をも提供する。この方法は、(1)モデムによりディジタル情報の パケットを変調し、そこにおいて、ディジタル情報のパケットは個々の継続期間 のアナログ信号バーストに変換され、(2)アナログ信号バーストをモデムから 電話線に送出し、(3)アナログ信号バーストの間ではモデムから電話線へ信号 を供給せず、(4)任意の時刻においてアナログ信号バーストを電話線へ送出し ているモデムが1つだけであるようにモデムから電話線へのアナログ信号バース トの伝送を調停するステップを含んでいる。 マルチドロップ方法の1つの変形において、アナログ信号バース トの各々はプリアンブルとそれに対応する本体部を含む。各プリアンブルは所定 の第1モデムプロトコルに従って伝送される。しかしながら、本体部は第1モデ ムプロトコルとは異なるモデムプロトコルに従って伝送され得る。例えば、異な るプロトコルは異なるデータ速度、変調形式及び/又はプロトコルバージョンを 実現しても良い。本体部の各々に関するモデムプロトコルはそれに対応するプリ アンブルに含まれる情報により認識される。この変形は異なる動作能力を有する 装置(例えば、パーソナルコンピュータおよび高機能の電気器具)をマルチドロ ップ構成で同じ電話線に動作的に結合することを可能にする。 本発明はさらに多重ラインネットワークアクセス回路を実現するための方法を も含んでいる。この実施例において、ディジタルデータパケットは複数の発信源 (例えばISP)から多重ラインネットワーク回路へ伝送される。ディジタルデ ータパケットはアイドル情報を含んでいない。多重ラインネットワークアクセス 回路は宛先アドレスモニタを使ってディジタルデータパケットに関連する電話線 を認識する。異なる発信源からのディジタルデータパケットは共通のディジタル 信号プロセッサ(DSP)資源に対して多重化して入力される。この共通DSP 資源は異なる発信源からのディジタルデータパケットを変調する。次に、多重ラ インネットワークアクセス回路は変調されたディジタルデータパケットを宛先ア ドレスに対応する電話線上に多重分離する。或る変形では、多重ラインネットワ ークアクセス回路内の共通アイドル生成器が各電話線について共通のアイドル情 報を生成するために使用される。他の変形においては、多重ラインネットワーク アクセス回路内の非アイドル状態信号生成器が各電話線について非アイドル状態 信号を生成するために使用される。 本発明のさらに他の実施例は、マルチキャストネットワークアクセス回路を実 現する方法を提供する。この方法によれば、ディジタルデータパケットが発信源 からマルチキャストネットワークアクセス回路へ伝送される。この実施例におい て、ディジタルデータパケットはアイドル情報を含まない。ディジタルデータパ ケットはディジタルデータパケットを伝送すべき複数の宛先アドレスを認識する 。ディジタルデータパケットはDSP資源へルーチングされ変調される。変調さ れたディジタルデータパケットは宛先アドレスに対応する複数の電話線上へ多重 分離され、それによってマルチキャスト動作を完了する。 本発明は図面を参照した次の詳細な記述により、より完全に理解されるであろ う。 図面の簡単な説明 図1は従来のモデムの送信回路のブロック図である。 図2は従来のモデムの受信回路のブロック図である。 図3は本発明の一実施例に係るモデムの受信回路のブロック図である。 図4は本発明のバーストモードプロトコルに係るモデムの受信回路のブロック 図である。 図5は本発明の一実施例に係る中央局に置かれ得る多重ラインネットワークア クセス回路のブロック図である。 図6は本発明の一実施例に係る図5の多重ラインネットワークアクセス回路の 多重ライン上で受信されるパケットデータの概略図である。 図7は加入者の住居内のモデムと電話会社の中央局内のモデムとを含むマルチ ドロップ構成の概略図である。 図8は本実施例のバーストモードプロトコルに係る送信回路によって伝送され るパケット情報の概略図である。 図9は本発明の他の実施例に係る多重ラインネットワークアクセス回路のブロ ック図である。 図10は図9の多重ラインネットワークアクセス回路から伝送されるパケット 情報の概略図である。 詳細な説明 図3は、本発明の一実施例に従ったモデムの受信回路300に関するブロック 図である。受信回路300は、A/D変換器301、再サンプラ302、等化器 303、キャリア再生回路304、シンボル判定回路305、チャネル復号器3 06、フレーム化器/アイドル検出器307、サンプルバッファ308、エコー キャンセラ309、タイミング更新回路310、当化器更新回路311、キャリ ア更新回路312、アイドル生成器314、アイドルシンボル予測器316、比 較回路317、パケットキュー318及び合成ノード319を含んでいる。結合 上、キャリア再生回路304とシンボル判定回路305は、復調器を形成する。 説明された実施例において、A/D変換器301は、符合器/復号器(コーデッ ク(cordec))チップによって実現され、受信機300の残りの要素はデ ジタル信号処理器(DSP)によって実現される。他の実施例では、受信器30 0の要素は、汎用の処理器のような他の手段によって実現されることもできる。 受信回路300は、説明されている実施例においては電話線である通信チャネル 321からのアナログRECEIVE信号を受取るように結合されている。電話 線以外の撚線対、ワイヤレス、同軸ケーブル、赤外線又は光学的な他の通信チャ ネルが、他の実施例に使用することができる。 説明されている実施例において、通信チャネル321から受取られるRECE IVE信号は、xDSLのような従来のモデムプロトコル又は音声帯域モデムプ ロトコルに従ったアナログ信号である。例えば、このアナログRECEIVE信 号は、送信回路100(図1)から前述した方法で生じる。このように、通信チ ャネル321上で受取られたアナログRECEIVE信号は、変調されたパケッ トデータ及びパケットデータとインターリーブされたアイドル情報を含んでいる 。 A/D変換器301は、アナログRECEIVE信号をサンプルし、それによ ってアナログRECEIVE信号をデジタル信号に変換する。このデジタル信号 は、合成ノード319の正の端子に提供される。エコーキャンセラ309は、通 信チャネル321上でエコー信号を適切に予測するためにローカル送信データを 用いる。前述したように、受信回路300を含むモデムが全二重モードで動作し ている場合、ローカル送信信号にエコーが現われることがある。エコーキャンセ ラ309は、その予測されたエコー信号を合成ノード319の負の端子に印加し 、それによってデジタル信号からエコー信号をキャンセルする。 合成ノード319のデジタル出力は、従来の再サンプラ302に提供される。 再サンプラ302は、送信回路のシンボル速度に一致するサンプルを生成するた めに、このデジタル信号を補完する。タイミング更新回路310は、合成ノード 319によって提供されるデジタル信号をモニタする。タイミング更新回路31 0は、このデジタル信号からのシンボルタイミング情報を抽出するために制御ル ープを作動させる従来の要素である。このシンボル・タイミング情報は、再サン プラ302に提供され、それによって再サンプラ302が必要に応じてサンプリ ング・プロセスを制御することを可能と している。 合成ノード319によるデジタル出力は、さらにサンプルバッファ308に提 供されている。サンプルバッファ308は、合成ノード319から提供されるデ ジタル信号の最新の履歴を格納するデュアルポートの先入れ先出し(FIFO) 回路バッファである。説明される実施例において、サンプルバッファ308に格 納される情報は、複数のN個の最新のシンボルを表している。一実施例において 、Nは8に等しいが、Nはいかなる整数値を取ることもできる。他の実施例にお いて、Nはさらに大きく、百台又は千台の大きさを有する。サンプルバッファ3 08の動作を、以下に詳しく説明する。 そのままの入力サンプルが、再サンプラ302から適応する等化器303にル ートされる。適応する等化器303は、通信チャネル321によって導入された 線形歪みを補償するように、そのままの入力サンプルを修正する一般的な要素で ある。これを達成するために、等化器303は、シンボル判定回路305の出力 で測定された等化エラーに基づいて、等化器更新回路311で定期的に更新され る複数の等化係数を用いて、そのそのままの入力サンプルを処理する。 等化器303は、等化されたデジタルサンプルストリームをキャリア再生回路 304に提供する。キャリア再生回路304は、等化されたデジタルサンプルか らキャリア信号を抽出し、それぞれのデジタルサンプルに対して対応するシンボ ルの同定に係わるソフト判定(即ち、最良の推定)を提供する、従来の要素であ る。ソフト判定によって達成されるシンボルを、以後、ソフトシンボルと言及す る。ソフトシンボルは、シンボル判定回路305に伝送される。 シンボル判定回路305は、キャリア再生回路304から提供されるソフトシ ンボルを量子化し、それによって受取ったシンボルの 同定に関するハード判定をする従来の要素である。ハード判定によって達成され たシンボルを、以後、ハードシンボルと言及する。そのハードシンボルは、等化 器更新回路311及びキャリア更新回路312にフィードバックされる。これに 応答して、等化器更新回路311及びキャリア更新回路312は、等化エラーを 決定する。等化エラーに応答して、等化器更新回路311及びキャリア更新回路 312は、等化器303及びキャリア再生回路304でそれぞれ使用される処理 係数を調整し、それによってシンボル判定回路305によってなされるハード判 定の正確度が改善される。 また、シンボル判定回路305によって生成されたハードシンボルは、従来の チャネル復号器306に提供される。チャネル復号器306は、RECEIVE 信号中に存在する冗長な情報を用いて、等化エラーを訂正する。チャネル復号器 306は、通常、ビタビ復号器のような最尤シーケンス推定器(MLSE)回路 又はエラー訂正のための他の形式によって実現されている。チャネル復号器30 6は、復号されたビットストリームをフレーム化器/アイドル検出器307に提 供している。 フレーム化/アイドル検出器307は、デジタルビットストリームがアイドル ビットパターンを表すかどうかを決定するために、デジタルビットストリームを モニタする。デジタルビットストリームがアイドルビットパターンを表している とき、デジタルビットストリームはIDLE状態を表すと言う。デジタルビット ストリームがアイドルビットパターンを表していないとき(即ち、デジタルビッ トストリームがパケットデータを表している場合)、デジタルビットストリーム はDATA状態を表すと言う。誤ってアイドルビットパターンの存在を検出する 機会を低減させるために、フレーム化/アイドル検出器307によって、いくつ かの連続するアイドルビッ トパターンのシンボルが検出されるまで決定を延期させることもできる。 フレーム化/アイドル検出器307が、デジタルビットストリームがパケット データを表していること(即ち、DATA状態が存在すること)を検出した場合 、次にフレーム化/アイドル検出器307は、アイドル生成器回路314を休止 するために制御信号(ENTER_STANDBY)を宣言解除する。また、フ レーム化/アイドル検出器307は、受取ったパケットデータを表すデジタルビ ットストリームを生成する。このデジタルビットストリームは、さらなる処理の ためにパケットキュー318に提供される。フレーム化/アイドル検出器307 は、当業者に良く知られた従来の回路要素である。 フレーム化/アイドル検出器307が、チャネル復号器回路306によって提 供されたデジタルビットストリームがアイドルビットパターン(即ち、IDLE 状態が存在すること)を決定した場合、次に受信回路200は以下の方法で待機 モードに入る。フレーム化/アイドル検出器307は、いかなる出力ビットスト リームをもパケットキュー318には提供しない。フレーム化/アイドル検出器 307は、アイドル生成器回路314を動作させるためのENTER_STAN DBY信号を宣言する。それに応答して、アイドル生成器回路314は、適応可 能なモデム・プロトコルによって定義されるアイドルビットパターンを生成する 。そのアイドルビットパターンは、受信回路300が対応する送信回路から受取 ることを予想するパターンと同期している。 また、アイドル生成器回路314によって生成されたアイドルビットパターン は、アイドルシンボル予測器316に提供されている。そのアイドルビットパタ ーンに応答して、アイドルシンボル予測 器316は、適応可能なモデム・プロトコルに従って、予想されるアイドルシン ボルのシーケンスを生成する。このように、アイドルビットパターンは、予想さ れるアイドルシンボルのストリームに変換される。代わりに、予想されるアイド ルシンボルのストリームが適当な期間繰り返される場合には、予想されるアイド ルシンボルのストリームは、予め計算されて受信回路300内に格納され、フレ ーム化/アイドル検出器307がアイドルビットパターンを検出したときにアク セスされるようにしても良い。 連続した予想されるアイドルシンボルは、比較回路317の第1の入力端子に 提供される。比較回路317の第2の入力端子は、キャリア再生回路304によ って生成されたソフトシンボルが比較回路317の第2の端子に提供されるよう に、キャリア再生回路304と結合されている。比較回路317は、アイドルシ ンボル予測器316から受取る予想されるアイドルシンボルとキャリア再生回路 304から受取るソフトシンボルとを比較する。比較回路317が一致したこと を検出した場合、比較回路317は、制御信号、ENTER_STANDBYを 宣言解除することによる待機モードで、継続する処理を許容する。ENTER_ STANDBY信号が宣言解除されることによって、受信回路300は待機モー ドにとどまる。このように、キャリア再生回路304によって提供されるソフト シンボルは、RECEIVE信号がIDLE状態を表しているかどうかを決定す るために使用される。 ソフトシンボルが、RECEIVE信号がIDLE状態を表しているかどうか を決定するために使用されるので、受信回路300の以下の要素、シンボル判定 回路305、チャネル復号器306、フレーム化/アイドル検出器307、等化 器更新回路311及びキャリア更新回路312は、待機モード中休止することが できる。結果 として、受信回路300が待機モードにあるときには、受信回路300の処理要 求は、大きく低減することとなる。説明される実施例において、シンボル判定回 路305、チャネル復号器306、フレーム化/アイドル検出器307、等化器 更新回路311及びキャリア更新回路312は、ENTER_STANDBY信 号の宣言に応答して休止され、ENTER_STANDBY信号が宣言解除され ることに応答して動作を可能とされる。さらに待機モード中の受信回路300の 処理要求を低減させるために、等化器303、キャリア再生回路304、タイミ ング更新回路310及びエコーキャンセラ309は、受信回路300が待機モー ドで動作される間、低精度の処理モードで動作される。良く理解されたシーケン スの推定概念を適用することによって、さらなる低減が可能である。それは、待 機モード中、ソフト判定を行うために要求される処理の質を大きく損なうことと なる。 特に、エコーキャンセラ309の長さは、待機モード間には遥かに低減させる ことが可能である。それは、結果として補償されていないエラーが、比較回路3 17によって実現され、非常に大きく増加した比較の窓によって補償されること による。さらに、またエコーキャンセラ309の更新の周波数は、低減されるこ とができる。遠方のエコーは無視できるくらい小さいので、エコーキャンセラ3 09の長さを、低減させることもできる。同様に、タイミング更新回路310に 対する許容範囲についての要求は、大きく緩和することができ、再サンプラ30 2の長さも短くすることができる。多くの場合において、等化器303は、待機 モードの間は休止されている。他の多くの場合では、等化器303は、待機モー ドの間は、いくつかのFIRフィルタのタップだけで実現することができる。キ ャリア信号がタイミングを固定した場合、許容可能なレベルの位相 ジッタを提供するために、目標のC/I比がおよそ12dB低減した場合には、 キャリア再生回路304によって実行されたトラッキング・キャリアは必要ない 。キャリア再生回路304が、等化器303によって提供される信号のセンタ周 波数を追跡するためのフェイズロックループ(PLL)を含んでいる場合には、 PLLの更新速度は低減され得る。 待機モード間の低減された処理を実現する例が、以下にさらに詳細に説明され る。等化器303、キャリア再生回路304及びエコーキャンセラ309では、 ENTER_STANDBY及びEXIT_STANDBY制御信号に応答して 、全及び低精度の処理モードに入ったり、出たりすることができる。 キャリア再生回路304によって提供されたソフトシンボルが、アイドルシン ボル予測器316によって提供された予想されるアイドルシンボルに対応してい ないことが、比較器317によって決定されたとき、比較器317はEXIT_ STANDBY信号を宣言する。また、宣言されたEXIT_STANDBY信 号は、受信回路300が待機モードから出ることに使用される。待機モードから 出ると、シンボル判定回路305、チャネル符号器306、フレーム化/アイド ル検出器307、等化器更新回路311及びキャリア更新回路312の動作が可 能となる。さらに、等化器303、キャリア再生回路304及びエコーキャンセ ラ309はそれらの全処理能力に復帰される。 また、宣言されたEXIT_STANDBY信号は、サンプルバッファ308 に格納されているデジタル信号の最新の履歴を、再サンプラ302に提供する。 説明されている実施例において、サンプルバッファ308は、最初、予想される アイドルシンボルとの一致に失敗したソフトシンボルの前に、N個のシンボルを 受取ったシン ボルを提供している。処理は、次に、この前のサンプルから先に進む。デジタル 信号の最新の履歴が再処理されることによって、IDLE状態の終端が検出され ない失敗によって有用なデータ廃棄されてしまうという可能性を最小限に抑えて いる。さらに、デジタル信号の最新の履歴が再処理されることによって、伝送速 度に達して動作するのに必要な正確度に回復されるように、タイミング、キャリ ア及び等化更新回路の動作が可能となる。 上述の実施例において、受信回路300は、デジタル信号の最新の履歴のNシ ンボルによって2回処理されなければならない。ここで、1回は低減された処理 能力においてであり、もう1回は全処理能力においてである。しかしながら、こ の再処理は、多くの(通常は数千の)アイドルシンボルが低減された処理能力に おいて処理されることを可能とする。総合的な結果は、総合的な処理要求におけ る大きな低減となる。 上述した方法において、RECEIVE信号がデータを表すシンボルを伝送し たとき、受信回路300は全処理能力で動作することを要求される。パケットを 基礎としたデータが伝送される環境において、これは、受信回路300が全処理 能力で動作されなければならない期間のパーセンテイジを大幅に低減させること ができる。この受信回路300における処理負荷の低減は、受信回路300で使 用されるものと同じ処理資源によって生み出される非通信処理と言った他の処理 を許容することを可能とし、また処理要素のパワーの消費を低減させるために使 用されることを可能とする。他の実施例において、受信回路300における低減 された処理負荷は、待機中のアイドル予測及び多重ラインのための検出を1つの 処理資源によって可能とすることができる。本実施例において、受信信号がDA TA状態に入っているとき、その1つの処理資源は、他の処理資源 に対し全復調処理をスケジュールするように通知する。 待機モード間における低減された処理の可能性の1つの例を以下に説明する。 例えば、直角増幅変調(QAM)モデムについて考察する。(この仮定は、本発 明を実施する上で必要ではないが)全てのシンボルが、同じ伝送される確率を有 していると仮定する。それぞれのシンボルは、信号点配置の中で特別の位置(又 は信号点)を有していると定義できる。そのシグナルポイントは、信号点配置の 中で、予め決められた距離によって分離されている。本実施例において、アイド ルシンボル予測器316は、次に予想されるアイドルシンボルの位置を決定する 。次に、アイドルシンボル予測器316は、この予想されたIDLEシンボルの 位置を側面から覆う予測領域を定義する。その予測領域は、半径RPREDICTEDを 有している。キャリア再生回路304によって認識されたソフトシンボルがその 予測領域にある場合、このソフトシンボルが予想されたIDLEシンボルである と見なされる。一旦有用なデータシンボルの伝送が再開されても、最初のデータ シンボルが次に予想されるIDLEシンボルの予測領域にある確率がまだ残って いる。しかしながら、全ての信号点配置を考慮すると、予想されるアイドルシン ボルの予測領域中に最初のデータシンボルがある確率は小さい。結果として、待 機モードに不正確にとどまっている機会が相対的に小さい間は、半径RPREDICTE D を相対的に大きくすることができる。 例えば、“Area_predicted”が予測領域の範囲(即ち、予想さ れるIDLEシンボルのRPREDICTED中の領域の範囲)であり、“Area_t otal”が全ての信号点配置の範囲と推定する。さらに、通常の有用なデータ 送信のための受信シンボルはArea_totalの渡って不均一に分散されて いると推定すると、IDLE状態からDATA状態への移行を見失う確率は、お よそ、 P1[miss]=Area_predicted/Area_total となる。しかしながら、N個の予想されるIDLEシンボルをトラッキングする N個の有用なデータシンボルの確率は(Nは1以上の整数)、およそ、 PN[miss]=(Area_predicted/Area_total)N となる。サンプルバッファ308をN個のサンプルの最新の履歴を維持するため に使用することは、IDLE状態からDATA状態への移行を見失う可能性を最 小限に抑える。 具体的な例が、以下では仮番号で提供される。Area_predicted /Area_total=1/4で8シンボルのシーケンスを考慮する(即ちN =8)場合、 PN[miss]=(1/4)8=1.5×10-5 である。更に、この比Area_predicted/Area_totalは 、処理品質が、1/4位相シフトキーイング(QPSK)の品質にざっと等しい ことだけが必要であるということを意味している。 受信回路300は、Nシンボル内のIDLE状態からDATA状態への移行を 検出しない場合、初期データパケットが失われる。V.42のようなモデムプロ トコル、あるいはより高レベルのモデムプロトコルは、初期データパケットの再 送を要求するのみであろう。最後には、データスループットを簡単に性能低下( degradation)させることになる。ほとんどのネットワークプロトコ ルでは、パケットは最小限のサイズである必要があり、初期データパケット検出 の可能性が増加する。 (実際はIDLE状態が存在するのに)DATA状態が存在するというように 誤って検出する確率は次のように計算される。まず、 10.5dBのキャリア対干渉比(C/I)を仮定する(ここで、干渉は、ノイ ズ+干渉+等化器の不整合+処理の性能低下を示す他の形式として定義され、主 に低減された処理に起因する)。従って、DATA状態を誤って検出する確率は 、QPSK変調の誤り確率曲線に基づいておおよそ1×10-3である。QPSK 変調の誤り確率曲線を使うことができるのは、説明した実施例のようなQPSK 変調が、1/4のArea_Predicted/Area_total比を示 すからである。DATA状態を誤って検出する確率は比較的低いので、本発明の 1つの修正例では、単一の検出データシンボルは受信回路300をDATA状態 へ移行させる。 更に、実際は予想されるアイドルシンボルを表わすソフトシンボルが、予測領 域の外側に位置すると誤って判定される場合、受信回路は単にスタンバイモード にあり、RECEIVE信号のより正確な処理を再開する。RECEIVE信号 がIDLE状態を本当に表わす場合は、受信回路300は、IDLE状態を連続 して検出し、スタンバイモードに再び入る。最後には計算効率を簡単に低下させ る。 この例では、IDLE状態が99.9%(即ち、1−(1×10-3))検出さ れるはずである。更に、必要ならば、サンプルの集合に対して連続推定技術を使 うことができ、アイドル推定の誤りを更に低減することができる。関連する送信 回路は、トリガ比較器317に対してプリアンブルの新しいパケット伝送を付け ることによって、DATA状態の検出を高めることができる。 前に述べた最適化により、スタンバイモード中、受信回路300内での処理の 大きさを1桁低減させる。 本発明の別の実施例では、比較器317が、キャリア再生回路304によって 提供されるソフトシンボルではなく等化器回路303 によって提供される等化されたディジタルサンプルを受取るように、受信回路3 00が修正される。本実施例では、等化器回路303によって提供される等化さ れたディジタルサンプルで従来の微分処理が実行される。この微分処理は、連続 する等化されたディジタルサンプル間における実際の差を判定する。本実施例で は、アイドルシンボル予測器316は、(予測されたIDLEシンボルではなく )連続するIDLEシンボル間の予測された差を提供するように修正される。比 較器317は、等化器303によって提供された実際の差を、アイドルシンボル 予測器316によって提供された予測された差と比較し、通信チャネル321で 受信された信号がIDLE状態あるいはDATA状態のいずれを表わしているか を判定する。 アイドル検出及びアイドルシンボル予測の概念は、QAMの他に他のタイプの 修正例にも適用することができる。代替例での変調タイプの1つの例としては、 キャリアレス振幅位相(CAP)変調である。別の例では、パルス幅変調(PA M)である。PAMは、1次元配置として幾何学的に見ることができ、ここでは 、QAMの例を記述する「エイリアス(areas)」がPAMでは「ライン長 」に変換される。 (直交周波数分割多重化(orthogonal frequency di vision multiplexing)即ちOFDMとしても知られる)離 散マルチトーン変調(DMT)のようなマルチキャリア技術のために、QAMの 例にあるように、IDLE状態が外側に検出され得るチャネル復号化段が存在す る。遠隔送信回路が単一チャネルであり、アイドル情報の伝送を続けると仮定す ると、受信回路においては連続するアイドルシンボルを検出することができる。 IDLE状態が一旦検出されると、スタンバイモードに入ること ができ、その間は、複数のキャリアのうち1つだけ(あるいは小さい部分集合) が処理される。この低減された処理の出力がアイドルシーケンスの予想された継 続と適切に整合する場合、スタンバイモードは維持される。そうでない場合は、 スタンバイモードを抜け出し、有効データの始まりにおける正しい復調を保証す るために、入力サンプルバッファにおいて十分に戻ったポイントから全処理が再 開される。 本発明の別の実施例によれば、通信チャネル321の品質は、受信回路300 内の種々の要素をモニタすることによって判定することができる。例えば、チャ ネル検出器306に存在するエラー訂正回路系は、確立された通信チャネル32 1の品質をモニタして判定する(即ち、大量あるいは少量のどちらのエラー訂正 が実行されているのかについて)ことができる。信号品質の別の測定は、量子化 器のエラー(シンボル判定回路305の入力と出力との間の差)の2乗平均であ る。通信チャネル321は高品質接続であると判定される場合、受信回路300 内の処理を低減することができる。例えば、高品質の接続チャネル321が存在 するとき、等化器303、キャリア再生回路304、タイミング更新回路310 及びエコーキャンセラ309は、低精度処理モードで動作することができる。こ の変形例によれば、低減された高精度処理モードにある受信回路300によって 実行される処理は、全処理モードに必要な処理のおおよそ50〜25%である。 本実施例の変形例では、通信チャネル321の品質を、より高度のプロトコル レイヤを使って判定することができ、受信回路300の処理精度をそれに応じて 調整することができる。 加入者データレートがサービスのクラスに応じて調整されている場合のように 、与えられた電話線が低減されたシンボルレートある いはシンボル当りのビットの緩やかな数であるとき、受信回路300内の処理を 低減することができる。 別の変形例では、エコーキャンセラ309は、エコー信号を生成するのに使わ れる係数をモニタすることができる。エコー信号を生成するために使われる予め 決められた数の係数が通常存在する。ある係数が十分に無視できるほど小さい場 合、エコー信号を生成するのに使われる係数の数を(無視される、取るに足らな い係数で)低減することができる。結果として、エコーキャンセラ309の処理 要件は効果的に低減される。 前述方法は、データの欠如(及び存在)を指示する変調内で、すぐれたアイド ルシンボルシーケンスを使って通信チャネル上を連続的に連絡するようなモデム のフォーマットに基づいている。 代替実施例 本発明の別の実施例によれば、伝送及び受信回路は、低レベルモデムプロトコ ルを使って、連続するビットストリームとは対照的にパケットトラヒックの直接 のサポートを提供する。このパケットトラヒックを容易にするプロトコルは、以 下のようにバーストモードプロトコルとして言及されるものである。バーストモ ードプロトコルでは、送信回路は、送信回路100(図1)に関連して前述した ように、アイドル情報を伝送しない。その代わりとして、送信回路は、パケット データが今まさに伝送されようとしていることを示す予め決められた非アイドル 状態信号を伝送し、その後、パケットデータを伝送する。送信回路が予め決めら れた非アイドル状態信号又はパケットデータを伝送していない場合、送信回路は 、どのような信号も通信チャネル上に伝送していない。換言すれば、送信回路は アイドル情報を伝送していない。送信回路は、送ることができる有 意義なデータパケットが存在するときにだけ情報を送る。 図4は、バーストモードプロトコルによる受信回路400のブロック図である 。受信回路400の要素の多くは、受信回路300(図3)に関連して前述した 要素と類似している。従って、図3及び4における類似の要素は、類似の参照符 号がラベルされている。従って、受信回路400は、A/D変換器301、再サ ンプラ302、等化器303、キャリア再生回路304、シンボル判定回路30 5、チャネル復号器306、フレーム化器/アイドル検出器307、サンプルバ ッファ308、エコーキャンセラ309、タイミング更新回路310、等化器更 新回路311、キャリア更新回路312及びパケットキュー318を含む。更に 、受信回路400は非アイドル検出回路401を含み、合成ノード319によっ て提供される出力信号に結合される。 バーストモードプロトコルでは、パケットデータ(即ちアナログ信号バースト )の存在が、通信チャネル上の予め決められたシグナリング(即ち非アイドル状 態信号)によって直ちに処理される。このシグナリングは、全復調の計算をする といった複雑さが無く、非アイドル検出器401によって検出されるように選択 される。この3つのシグナリングスキームを以下で説明する。 まず第1は、パケットデータの存在(以後、DATA状態と言及する)とパケ ットデータの欠如(以後、NO DATA状態と言及する)とをシグナリングす るために、純音(pure tone)のような、簡単に検出された信号を使う ことができる。説明された例では、簡単に検出された信号を、パケットデータ伝 送の開始時に付ける。簡単に検出された信号を検出すると、非アイドル検出器4 01は、受信回路400の全処理モードの動作を可能にすることができ、それに よって受信回路400は、到来するRECEIVE信 号に対して全復調を実行する。パケットデータが受信された後、非アイドル検出 器401は、通信チャネル上において簡単に検出された信号(及びパケットデー タ)の欠如を検出し、これに応答して、受信回路400の低減された処理モード の動作を可能にする。受信回路400の低減された処理モードの動作を可能にす るために、非アイドル検出回路401は、受信回路400の、再サンプラ302 、等化器303、キャリア再生回路304、シンボル判定回路305、チャネル 復号器306、フレーム化器/アイドル検出器307、エコーキャンセラ309 、タイミング更新回路310、等化器更新回路311、キャリア更新回路312 及びパケットキュー318の動作を不可能にし、それによって、パケットデータ が受信されないとき(即ち、NO DATA状態)のモデム機能を簡略化する。 第2のスキームは、非アイドル検出器401は、パケットデータが受信されて いるかどうかを判定するために、通信チャネル内のキャリアエネルギーの存在及 び欠如をモニタする。通信チャネル内でキャリアエネルギーを検出すると、非ア イドル検出器401は、受信回路400の全処理モードの動作を可能にする。通 信チャネル内にキャリアエネルギーが検出されないとき(あるいは最小のエネル ギーが検出されるとき)、非アイドル検出器は、受信回路400の低減された処 理モードの動作を可能にする。 第3のスキームでは、パケットデータの存在及び欠如をシグナリングするため にサブキャリア信号が使われる。この実施例では、サブキャリア信号はパケット データよりも少ない計算要件で復調される。サブキャリア信号を使うシグナリン グプロトコルの1つの例は、マルチキャリア変調(MCM)シグナリングである 。マルチキャリア変調シグナリングの1つの例では、離散マルチトーン(DMT )シグナリングである。MCMシグナリングプロトコル(以後、M CM受信回路)に関連して使われる受信回路が受信回路400と異なるにもかか わらず、このMCM受信回路は公知であり、以下に説明する手法の非アイドル検 出器で使用に適合させることができる。 MCMシグナリングでは、受信されたアナログ信号は、周波数領域における多 重サブチャネルから成る。このフォーマットでは、DATA状態の存在をシグナ リングするために、関連する送信回路によってこれらのサブチャネルのうち1つ が使われる。非アイドル検出回路は、到来するMCM信号の選択されたサブチャ ネルを受信するために結合される。サブチャネルシグナリングを検出すると、非 アイドル検出回路は受信回路を全処理モードにするが、このモードでは、受信さ れたアナログ信号は、受信回路の全処理能力を使って処理される。パケットデー タが伝送された後、サブチャネル信号は、宣言解除される。サブチャネルの欠如 が検出されると、非アイドル検出器は、受信回路内の低減された処理モードの動 作を可能にする。 前述のスキームでは、DATA状態の存在を検出するために、受信回路400 (あるいはMCM受信回路)は、通信チャネルをモニタする処理について低減さ れたレベルで動作する。タイムアウト期間が終了した後、コール−インアクティ ブステータス(call−inactive status)に対して通信チャ ネルを自動的に割り当てることができ、非アイドル検出器401によって実行さ れる検出処理を低減することができる。そのとき、関連する送信回路は、非アイ ドル検出器401が連続DATA状態を検出するのを保証するのに十分なほど長 い非アイドル信号を伝送することによって、セッションを起動することができる 。代わりに、受信回路400は、通信チャネルのもう一方の終端(即ち、関連す る受信回路)を周期的にポーリングすることができ、各ポーリングに続く窓中、 非アイドル検出器401の動作だけを可能にする。 代わりに、受信回路400は、パケットの伝送をシグナリングするために遠隔 送信回路によって使われ得る予め決められた時間間隔中、非アイドル検出器40 1の動作を周期的に可能にすることができる。受信回路400と遠隔送信回路と の間でこの時間間隔の同期を維持するために、周期的なポーリングあるいは他の いくつかのタイミング信号が使われることになる。(図5を参照して以下で詳し く説明される)多重ラインアクセスネットワークアクセス回路の場合、時間間隔 を、多重ラインに渡ってずらすことができ、これによってアイドル検出をこれら のラインで分け合うことができる。この手法では、受信回路400の処理要件は 更に低減される。 特定の実施例では、受信回路400は、加入者のパーソナルコンピュータ(P C)のソフトウェアで実現される。本実施例では、受信回路400を実現するた めに必要な処理資源は、NO DATA状態中は非常に低減される。例えば、V .34規格の信号を復調する受信回路400が全処理モード(即ち、DATA状 態)にあるとき、資源を計算する100MHzペンティアム(登録商標)PCの 40%が受信回路400の実現に消費され得る。しかし、低減された処理モード (即ち、NO DATA状態)中、大きさのおおよそ1桁だけこの割合を低減す ることができる。 前述したように、パケットデータが受信されない場合、受信回路400内に必 要な処理量に対して、統計的に意味のある低減がなされる。処理におけるこの低 減を、電力消費の低減に使うことができる。 本発明の別の態様によれば、通信チャネル321の品質を、受信回路300( 図3)に関連して前述した手法で判定することができる。通信チャネル321の 品質が比較的高いと判定される場合、受 信機400内の処理を、受信機300に関連して前述した手法で低減することが できる。 本発明の別の態様によれば、バーストモードプロトコルを使うとき、受信回路 400に関連する局部送信回路は、連続伝送をしない。局部送信回路が局部伝送 データを伝送しない期間中、通信チャネル321上にエコー信号が存在する可能 性はない。従って、局部送信回路がパケット情報を伝送するときエコーキャンセ ラ309を休止することができるが、それによって、受信回路300の処理要件 を更に低減することができる。 別の実施例では、受信回路400は、多重ラインネットワークアクセス回路を 実現する(即ち、単一のDSP資源によって取り扱われ得るライン数を増加する )ために電話会社の中央局で使われる。図5は、中央局に位置し得る多重ライン ネットワークアクセス回路500のブロック図である。別の実施例では、インタ ーネットサービスプロバイダ(ISP)が多重ラインネットワークアクセス回路 500を使うことができる。マルチラインネットワークアクセス回路500は、 第1の個数Nの到来通信チャネル401〜405(例えば電話線)と、対応する 個数のA/D変換器411〜415及びバッファ421〜425と、スイッチマ トリクス440と、第2の個数Mのディジタル信号処理資源431〜433と、 非アイドル検出回路450並びにDSP割当て及びスケジューリング回路451 とを含む。説明される実施例では、Nは1より大きい整数であり、Mは1より大 きいか又は等しい整数である。特定の例では、Nは100であり、Mは10であ る。N:Mの比は、集信比(concentration ratio)と呼ば れる。集信比が大きくなるほど、多数の到来信号線をサポートするために必要な DSP資源の個数は少なくなる。説明される実施例では、集信比は1:1よりも 大きい。 対応する電話線401〜405のそれぞれが、対応する加入者(図示せず)に 結合される。各加入者は、1つ又はそれより多い送信回路を有しており、その送 信回路は、前に説明したバーストモードプロトコルに従い、対応するライン上で 、非アイドル状態シグナリング及びパケットデータを伝送する。ライン401〜 405のそれぞれは、専用のA/D変換器411〜415に結合される。A/D 変換器411〜415のそれぞれは、前述したA/D変換器301(図3及び4 )に実質的に等しい。通常、A/D変換器411〜415のそれぞれは、対応す るD/A変換器(図示せず)も含むコーデック内に位置している。 A/D変換器411〜415のそれぞれは、専用のバッファ回路421〜42 5に結合される。バッファ回路421〜425のそれぞれは、先入れ先出し法で 動作し到来する信号の複数のサンプルを格納する。バッファ回路421〜425 は、スイッチマトリクス440に結合される。スイッチマトリクス440はバッ ファ回路421〜425のそれぞれから非アイドル検出器450へ出力信号を提 供するよう制御される。N個の非アイドル検出回路(1つがライン401〜40 5のそれぞれに対応する)を含む非アイドル検出器450は、バッファ回路42 1〜425によって提供される信号をモニタする。これに応答して、非アイドル 検出器450は、ライン401〜405のどれがDATA状態であり、ライン4 01〜405のどれがNO DATA状態であるかを判定する。任意の時刻にお いて、ライン401〜405のうちの(あるとしたら)少しだけがDATA状態 にあるという可能性がある。結果として、複数のライン401〜405上のパケ ットデータをDSP回路431〜433の1つに多重化して入力することができ る。 説明される実施例においては、DSP回路431〜433の各々が、受信回路 300及び400(図3及び図4)に関連して先に説明された次の各要素、即ち 、再サンプラ302、等化器303、キャリア再生回路304、シンボル判定回 路305、チャネル復号器306、フレーム化器/アイドル検出器307、サン プルバッファ308、エコーキャンセラ309、タイミング更新回路310、等 化器更新回路311、キャリア更新回路312及び合成ノード319を含む。 非アイドル検出器450は、DSP割当て及びスケジューリング回路451に 供給される複数の制御信号を生成する。これらの制御信号は、任意の時刻におい てライン401〜405のうちのどれがパケットデータを搬送しているかを指示 する。その制御信号に応答して、DSP割当て及びスケジューリング回路451 は、バッファ421〜425からDSP回路431〜433へと受信パケットデ ータをルーティングする。DSP回路431〜433は、図3及び図4に関連し て前述された方法で動作し、復調ビットストリームを提供する。DSP資源43 1〜433によって提供される復調ビットストリームは、ディジタルスイッチン グ回路を介して、インターネットサービスプロバイダー(ISP)のような終端 デスティネーションへとルーティングされる。 次の例は、DSP割当て及びスケジューリング回路451がどのように受信パ ケットデータをルーティングするかを更に図示する。図6は、ライン401〜4 05上で受信されるパケットデータの略図である。この例においては、データパ ケット601、602及び603が、それぞれ、ライン401、402及び40 3上で同時に伝送される。このとき、ライン404及び405は、NO DAT A状態にある。非アイドル検出器450は、先述の非アイドル信号 伝達スキームの一つに従ってデータパケット601、602及び603の存在を 検出する。非アイドル検出器450は、DSP割当て及びスケジューリング回路 451に制御信号を送信して、ライン401、402及び403上のパケットデ ータの存在を指示する。それに応じて、DSP割当て及びスケジューリング回路 451は、スイッチマトリックス440を制御し、ライン401、402及び4 03からDSP回路431〜433の各々へと各出力信号をルーティングする。 例えば、ライン401上のパケット情報はDSP回路431へとルーティングさ れることができ、ライン402上のパケット情報はDSP回路432へとルーテ ィングされることができ、そして、ライン403上のパケット情報はDSP回路 433へとルーティングされることができる。 続いて、データパケット604、605及び606が、それぞれ、ライン40 2、403及び404上で受信される。再び、非アイドル検出器450が、これ らのデータパケット604〜606を検出し、DSP割当て及びスケジューリン グ回路451に報知する。それに応答して、DSP割当て及びスケジューリング 回路451は、スイッチマトリックス440を制御し、データパケット604、 605及び606を各DSP回路431〜433へとルーティングする。例えば 、ライン402上のデータパケット604はDSP432へとルーティングされ ることができ、ライン403上のデータパケット605はDSP433へとルー ティングされることができ、そして、ライン404上のデータパケット606は DSP431へとルーティングされることができる。この方法では、DSP43 1は、ライン401及びライン404の双方からのパケットデータ(即ち、デー タパケット601及び606)を処理するために使用される。 続いて、データパケット607及び608が、それぞれ、ライン401及び4 04上で受信される。再び、非アイドル検出器450が、これらのデータパケッ ト607〜608を検出し、DSP割当て及びスケジューリング回路451に報 知する。DSP割当て及びスケジューリング回路451は、スイッチマトリック ス440を制御し、データパケット607及び608を各DSP回路431〜4 33へとルーティングする。例えば、ライン401上のデータパケット607は DSP431へとルーティングされることができ、そして、ライン404上のデ ータパケット608はDSP432へとルーティングされることができる。この 方法では、DSP432は、ライン402及びライン404の双方からのパケッ トデータ(即ち、データパケット602、604及び608)を処理するために 使用される。 DSP割当て及びスケジューリング回路451は、キュー占有及びリンクアク ティビティ検出についての情報を使用するスケジューリングアルゴリズムによっ て先述のルーティング接続を確立及び除去し、処理すべきデータを有するそれら のラインを認識する。 先の説明によれば、DSP資源431〜433の各々は、複数のライン401 〜405からのパケット情報を処理することができる。かかる処理を促進するた めに、DSP資源431〜433の各々は、更新係数のいくつかのセットを格納 する。更新係数の各セットは、ライン401〜405の一つ上で確立された特定 の通信チャネルと対応する。例えば、DSP資源431がライン401及び40 4上で受信されるパケットデータを処理しているならば、DSP資源は更新係数 の二つのセットを格納する。更新係数の第1のセットは、ライン401上で確立 されたセッションの動作特性を考慮して選択され、更新係数の第2のセットは、 ライン404上で確立され たセッションの動作特性を考慮して選択される。更新係数の第1のセットは、ラ イン401上でパケットデータを受信するときにDSP資源431内で可能とな り、更新係数の第2のセットは、ライン404上でパケットデータを受信すると きにDSP資源431内で可能とされる。更新係数の各種のセットが、DSP割 当て及びスケジューリング回路451によって可能とされる。更新係数の各セッ トは、DSP資源(図3及び図4)内のタイミング更新回路310、等化器更新 回路311及びキャリア再生更新回路312と関連した更新係数を含む。 各種の通信チャネルと関連した更新係数を格納することによって、DSP資源 431〜433は、(更新係数が再確立される必要がないため)パケット情報の 受信時に迅速に動作することができる。このスキームは、比較的に一定の信号伝 送特性を有する同じ通信リンクが各セッションの期間、ライン401〜405上 に存在するため、良好に働く。 先述の多重ラインネットワークアクセス回路500の一つの結果は、実時間デ ィジタル信号処理要求の低減である。従来のシステムにおいては、フルモデル機 能を連続的に実行するために充分なDSP資源が各ラインに専用でなければなら ない。しかしながら、多重ラインネットワークアクセス回路500内では、DS P資源431〜433の大半は、ほとんどの時間、開放されており、活動的なパ ケットトラフィックを有する他のラインに適用されることができる。 例えば10:1のような特定の集信比で設計されたシステムの場合、ライン4 01〜405の10%超が同時にパケット情報を受信している可能性がある。設 計によっては、この確率は、観測又は予測されたトラフィック強度に基づいて集 信比を制御することによっ て、受け入れ可能なレベルに最小化される。 セッションに基づく集信機構を備えた既存のシステム(例えば、音声及びIS DNネットワークにおいて使用されるコール接続)においては、提供されたトラ フィック負荷が利用可能な資源を瞬間的に超えたとき、通信がブロックされる。 しかしながら、本発明によれば、バッファ421〜425が、後続の完全な精密 処理のための入力サンプルを記憶する。かかるバッファリングによって、付加的 な待ち時間を伴う瞬間的な過剰予約(oversubscription)の期 間、通信が続行されることが可能となる。DSP資源431〜433が、バッフ ァ時間にわたって、受信パケット情報の全てを処理するのに充分な能力を有する 限り、ブロックされるパケット情報はない。 説明される実施例においては、ライン401〜405の各々についての入力サ ンプルが、対応するバッファ回路421〜425に格納される。DSP割当て及 びスケジューリング回路451は、サービスキューモデルを実現して、DSP資 源431〜433内での入力サンプルの処理をスケジューリングする。バッファ 回路421〜425は、瞬間的なパケットトラフィックのピークの平滑化を可能 とし、パケットは、ライン401〜405の多くに同時に到着する。このスケジ ューリング能力は、サービス方策機構の質とともに利用されて、より低い待ち時 間及び/又はより低い再送信率を要求するライン401〜405にDSP資源4 31〜433を割り当てることを可能にする。 加えて、この発明は、DSP資源431〜433のシステムから逆に通信チャ ネル401〜405に結合されたモデムの各々への信号伝達方法を含む。この信 号伝達方法は、バッファ満杯レベルを指示するために使用されるとともに、パケ ット伝送速度を一時的に低 減するために、離れたモデムによって使用されることができ、それによってシス テムの過剰加入を制御する。 本発明の他の実施例によれば、バーストモードプロトコルが、マルチドロップ 動作を効果的に可能にする。マルチドロップ動作においては、接続された多数の モデムが、時分割多重化を用いて同一の通信チャネルに接続される。例えば、マ ルチドロップ動作によれば、加入者は、1より多くのモデムを単一の電話線に動 作可能に結合することができる。図7は、加入者住居1010内のモデム100 1〜1003と、電話会社中央局1011内のモデム1004と、を含むマルチ ドロップ構成の略図である。モデム1001〜1004は、ツイストペア電話線 1012によって結合される。モデム1001〜1004の各々が、先述のバー ストモードプロトコルに従って動作する送信回路と受信回路とを含む。モデム1 001〜1004の送信回路はバーストモードプロトコルによるIDLEシンボ ルを生成しないため、これらの送信回路は、モデム1001〜1004の送信回 路がパケットを送信していない間、電話線1012上へ何らのトラフィックも導 入しない。結果として、モデム1001〜1004の送信回路のいずれも、次の ように、電話線1012上でセッションを確立することができる。 第一に、共通ライン1012に結合された各送信回路は、必要なときはいつで も、パケットを伝送することができる。しかしながら、これは、送信回路によっ て送られたパケット情報間の衝突をもたらす。より良い解決策は、キャリア検出 多元接続(CSMA)スキームを使用することであり、これにおいては、各送信 回路は、パケット情報を送るのに先立って、通信チャネルを聴取する。CSMA に対する共通の拡張は、衝突が発見されたならば伝送が直ちに終結せしめられる CSMA/CDである。かかるCSMAスキームは、 イーサネットの分野で一般に使用される。これらのCSMAスキームは、加入者 の家(又は会社)の複数のモデム及び電話会社中央局のモデム(例えば、DSP 資源431を含むモデム)を含め、単一電話ツイストペアワイヤ(例えば、ライ ン401)に接続された全てのモデム間の効率的な通信を可能にする。 上述の、コンテンション(contention)ベースのプロトコルに対する代替は、 予約ベースのプロトコルと一般に呼ばれる一種のスキームである。これらの周知 の技術を適用することによって、多重のモデムは、分離調停チャネルを使用して 、どのモデムがチャネルへのアクセスを得るかを判定することができるであろう 。 他の実施例においては、パケット情報を送信するための固定した時間スロット が全ての送信回路に割り当てられる周知の時分割多元接続(TDMA)技術を実 現することによって、マルチドロップアクセスが提供される。このスキームの利 点は、実現の容易さである。 更に他の実施例においては、従来の周波数分割多元接続(FDMA)スキーム 、符号分割多元接続(CDMA)調停スキーム又はデータ検出多元接続(DSM A)スキームを実現することによって、マルチドロッブが提供される。 本発明の他の態様によれば、バーストモードプロトコルは、多重の送信回路が 、速度適応方法において異なる速度でデータを転送するのを可能にする。図8は 、本実施例のバーストモードプロトコルに従って送信回路により伝送されるパケ ット情報の概略表示である。説明される例においては、モデム1001の送信回 路によってパケット700が伝送されると仮定する。このパケット700は、他 のモデム1002〜1004のいずれか一つ又は二つ以上に伝送されることがで きる。パケット700は、プリアンブル701及びメ インボディ702を含む。パケット700は、ゲーティッド変調又はゲーティッ ドキャリア信号を使用して伝送される。プリアンブル701は、長さがほぼ20 〜100シンボルであり、パケット700の性質を認識する情報を含む。例えば 、プリアンブル701は、(1)プリアンブルについてのバージョン又はタイプ フィールド、(2)パケットソース及び宛先アドレス、(3)ラインコード(即 ち、使用されているモデムプロトコル)、(4)データ速度、(5)エラー制御 パラメータ、(6)パケット長及び(7)後続パケットの予想される受信スロッ トについてのタイミング値、を認識する情報を含むことができる。 電話線1012に結合されるモデム1002〜1004の受信回路は、プリア ンブル701に存在する情報を検出し、パケット700の初めにおいて同期を確 立する。説明される実施例においては、全てのプリアンブルが、比較的に低い、 共通の伝送速度で伝送される。プリアンブル701は、パケットのメインボディ 702のデータ速度を認識する情報を含む。例えば、プリアンブル701は、パ ケット700のメインボディ702が、より高いデータ速度で伝送されているデ ータを含むことを示す。次いで、モデム1001の送信回路は、この高速度でパ ケット700のメインボディ702を伝送する。プリアンブル701の宛先アド レスによって認識される受信回路は、プリアンブル701において認識された速 度でパケット700のメインボディ702を受信する。 図8に戻ると、パケット710は、第2の送信回路によって送られたパケット を表示している。説明される例においては、パケット710は、中央局1011 のモデム1004によって、加入者住居1010のモデム1001〜1003の 一つ又は二つ以上に伝送される。パケット710は、プリアンブル711及びメ インボディ7 12を含む。プリアンブル711は、プリアンブル701の情報と同一の速度で 伝送される情報を含む。しかしながら、プリアンブル711は、メインボディ7 12が第2のデータ速度で伝送され、この速度がパケット700のメインボディ 702のデータ速度と異なることを示す。 受信回路は、メインボディ702及びメインボディ712を受信するのに先立 ってこれらの異なるデータ速度について知らされているため、これらの異なるデ ータ速度に調節することができる。より詳細には、プリアンブル711は、受信 回路内で使用される更新係数の種々のセットを選択してメインボディ712を処 理するために使用されることができる。 先述の速度適応プロトコルによって、単純なデバイス(これは比較的低速度で 通信する)及び複雑なデバイス(これは比較的高速度で通信する)の双方が、同 じ時間に単一の電話線に動作可能に結合されることが可能となる。例えば、モデ ム1001はパーソナルコンピュータ内に置かれうる一方、モデム1002は「 スマートトースター」又は類似の器具内に置かれうる。 先述の速度適応プロトコルによって、多重ラインネットワークアクセス回路は 、メインボディにおいてより低いデータ速度を有するパケットを受信するのに必 要な処理を低減するという利益を得ることができる。例えば、オペレータは、特 定の時間の間又は特定のサービス種の下でパケットトラフィックをより低いデー タ速度に制限する代わりに、より低い速度を、加入者に提供することができる。 バーストモードパケット内のプリアンブルがそのパケットの宛先アドレスを含 むときには、受信回路は、パケットの宛先アドレスをモニタし、そしてそれに応 じて、復調される必要のないパケットをフィルタリングし、それによって受信回 路の処理要求を低減する。 加えて、バーストモードパケット内のプリアンブルがそのパケットのソースアド レスを含むときには、受信回路は、適当に格納された構成パラメータをリコール し、パケットの捕捉/復調を促進することができる。 先に説明したように、プリアンブルは、また、パケットのメインボディによっ て使用されるエラー制御情報を収容することができる。このスキームを使用する と、同じモデムが、ビデオへの応用に必要になるような「高価な」エラー制御ス キームも、また、伝統的なパケットトラフィックに使用されるような「安価な」 エラー制御スキームも、受け入れることができる。エラー制御情報のもう一つの 部分は、受信回路から「肯定応答を要求する」ために使用されることができる。 受信されたパケットが受け入れ可能な場合、受信回路は、ソースアドレスに存在 するモデムに肯定応答(ack)信号が伝送されるようにする。受信されたパケ ットが受け入れ不可能な場合、受信回路は、ソースアドレスに存在する。 図9は、本発明の他の実施例による多重ラインネットワークアクセス回路80 0のブロック図である。一般に、多重ラインネットワークアクセス回路800は 、ディジタルパケット情報の発生源(例えば、インターネットサービスプロバイ ダ)から従来のモデムプロトコルに応答して動作する加入者のモデム(即ち、ア イドル情報をインターリーブしたデータ)にパケット情報を伝送し易くする。多 重ラインネットワークアクセス回路800は、D/A変換器511−515、ス イッチマトリクス530、DSP資源531−533、共通アイドル生成器53 5、入力パケットプロセッサ540、DSP割当及びスケジューリング回路54 1、マルチプレクサ550、及びバッファ回路561−563を有している。 マルチプレクサ550は、バッファ回路561−563を介して 複数のインターネットサービスプロバイダ(ISP)551−553に接続され ている。本発明はISPに限定されるものではなく、ディジタルパケットデータ を伝送するどのようなソースにも拡張することができる。なお、3つのISP5 51−553が描かれているが、多くの他のソースをマルチプレクサ550に接 続することができる。 ISP551−553から到着したパケットは、対応する入力バッファ561 −563に格納される。入力パケットプロセッサ540は、バッファ561−5 63に格納された到来するパケットと関連した宛先アドレスを審査する。これら の宛先アドレスに応答して、入力パケットプロセッサ540はどの加入者電話線 501−505がパケットを受けるかを決定する。この情報はDSP割当及びス ケジューリング回路541に伝送される。それに応答して、DSP割当及びスケ ジューリング回路541はパケットデータを変調するためDSP資源531−5 33の1つを選択し、マルチプレクサ550に制御信号を送り、それにより入力 バッファ561−563から選択されたDSP資源531−533にパケットを ルーティングする。DSP割当及びスケジューリング回路541はまた、DSP 資源531−533及び共通アイドル生成器535をD/A変換器511−51 5に接続するためスイッチマトリクス530を制御する。D/A変換器511− 515の各々は、対応する電話線501−505に接続される。電話線501− 505の各々は、パケットデータとアイドル情報を受けることのできる受信回路 を持った加入者に接続されている。以下の例はマルチプレクサ550とスイッチ マトリクス530の動作を明確にする。 図10はISP551−553から受けたパケットデータの図式図である。こ の例において、IPS551と552は、データパケ ット901と902をそれぞれ同時に伝送する。この時、IPS553はデータ パケットを伝送していない。パケット901と902は入力バッファ561と5 62でそれぞれ受信される。入力パケットプロセッサ540はデータパケット9 01と902の到着を検出し、DSP割当スケジューリング回路541に通知す る。それに応答して、DSP割当スケジューリング回路541はどのDSP資源 が各パケットを処理するかを選択する。本例ではパケット901はDSP資源5 31にルート付けされ、パケット902はDSP資源532にルート付けされる 。両パケット901と902を単一のDSP資源に割り当てることを含めて、ど のような他の資源の指定の組み合わせも可能である。 加えて、DSP割当及びスケジューリング回路541は、スイッチマトリクス 530を次のように制御する。ISP551により伝送されたデータパケット9 01が加入者のために電話線504に接続されるよう意図され、データパケット 902が加入者のために電話線501に接続されるよう意図されているとする。 この場合、スイッチマトリクス530はDSP資源531をD/A変換器514 に接続するために制御される。加えて、スイッチマトリクス530はDSP資源 532をD/A変換器511に接続するために制御される。同時に、スイッチマ トリクス530は残りのアクティブD/A変換器512、513及び515を共 通アイドル生成器535に接続するために制御される。共通アイドル生成器53 5は、従来のモデムプロトコルに従ってアイドル情報のストリームを生成する。 1つの実施例において、共通アイドル生成器535はアイドル生成器314及び シンボル予測器316と関連して先に述べた様にアイドル情報のストリームを生 成する(図4)。他の実施例において、予想されるアイドル情報のストリームが 妥当な期間で繰り返される 場合、予想されるアイドル情報のストリームは予め計算され、共通アイドル生成 器535内でバッファメモリに格納される。このバッファメモリは、共通アイド ル生成器535が共通アイドル信号を生成すべきときアクセスされる。 結果として、データパケット902は電話線501で伝送され、データパケッ ト901は電話線504で伝送され、アイドル情報は電話線502、503及び 505で伝送される。データパケット901と902の伝送が完了した後、DS P割当及びスケジューリング回路541は、スイッチマトリクス530をしてD /A変換器511と514を共通アイドル生成器535に接続させ、それにより 、アイドル情報を線501と504で伝送する。 先のやり方では、ただ1つのDSP資源(即ち、共通アイドル生成器535) が相対的に大きな数の電話線のためのアイドル情報を生成することが必要とされ ている。電話線501−505の各々の専用のアイドル生成器を必要とする先行 技術と比較したとき、これは多重ラインネットワークアクセス回路800内にお ける処理量を低減する有利な結果となる。 多重ラインネットワークアクセス回路800は、効率的なマルチキャスト伝送 スキームを容易にする。ISP553が電話線501−505の各々に同じデー タパケット903(図10)を伝送するとする。これを達成するため、マルチプ レクサ550はデータパケットをDSP資源531−533の1つ(例えば、D SP資源531)にルート付けするために制御される。DSP割当及びスケジュ ーリング回路541は、スイッチマトリクス530にDSP531により提供さ れた出力信号をD/A変換器511−515の各々にルート付けするようにさせ る。結果として、データパケットは、DSP資源531−533の1つを使って 電話線501−505上に 同時にマルチキャストされる(図10参照)。 マルチキャストデータパケットは、同期的又は非同期的方法を使ってユニキャ ストデータパケット(即ち、単一の加入者に伝送されるデータパケット)でイン タリーブできる。同期的方法において、マルチキャストデータパケットは線50 1−505の全てで時間を揃えて共通バッファから伝送される。この方法におい て、共通バッファは連続的に選択されたDSP資源によりロードされる。これは 、タイムスロットがマルチキャストデータのためのチャネルセットにまたがって 予約されていること、及びDSP割当及びスケジューリング回路541が、ユニ キャストデータ伝送をマルチキャストデータ伝送のために予約されたタイムスロ ットとオーバラップしないように制御することを要求する。 非同期的方法において、各チャネルのためのマルチキャスト及びユニキャスト データサンプルは、そのチャネルと関係したバッファに格納される。線501− 505の各々は、対応するブッファに格納されたデータによって駆動される。こ れは、先に述べた同期的方法のタイムスロット予約制限を解除し、マルチキャス トデータが異なった時間に各個々の線で送られることを可能にしている。 1つの変形例において、アイドル情報がパケットデータ間に挿入されないよう に、共通アイドル生成器541は多重ラインネットワークアクセス回路800か ら除かれる。この変形例においては、ライン501−505に接続された受信回 路は、先に述べたバーストモードプロトコルに応答して動作する受信回路に置き 換えられる。バーストモードプロトコルによってDATA状態の存在を示すため に必要な非アイドルシグナリングは、多重ラインネットワークアクセス回路80 0内で遂行される。例えば、このシグナリングは個々のDSP資源531−53 3により、又はDSP割当及びスケジュ ーリング回路541によって制御される共通シグナリング回路(図示なし)によ り実行できる。 多重ラインアクセス回路800の別の構成は、D/A変換器511−515を 含まないが、しかし代わりに電話ネットワークのディジタルトランクラインに直 接集合したディジタル信号を備えるマルチプルモデムを有する。先に述べた技術 は、同様にこの構成に適用する。同時にA/D変換器411−415は多重ライ ンネットワークアクセス回路500(図5)から除くことができる。この様な実 施例において、多重ラインネットワークアクセス回路500は集合したディジタ ル信号を電話ネットワークのディジタルトランクラインから直接受信する。本発 明の幾つかの実施例に関して述べてきたが、本発明は開示された実施例に限定さ れるものではなく、当業者に明らかな種々の変形をつくることができる。例えば 、本モデムはコーデック及びDSPチップの見地から述べられてきたが、本発明 によるモデムは従来のX86又はMMXプロセッサを有するX86内でソフトウ エアにより実行することができる。さらに、本発明は電話線である通信チャネル と関連して述べられてきたが、他の型の通信チャネルを本発明を実施するために 用いることができる。加えて、本発明は選択された変調技術(即ち、QAM及び MCM)と関連して述べられてきたが、キャリアレス(carrier−les s)振幅及び位相(CAP)変調のような他の変調技術を用いることができる。 さらに、受信回路300及び400(図3及び4)は再サンプラ302を持って いるように述べられてきたが、ボー(baud)同期サンプルを処理する実施例 において、再サンプラ302はこれら受信回路から削除することができる。この ように、本発明は以下の請求の範囲によってのみ限定されるものではない。
【手続補正書】 【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23) 【補正内容】 (1)明細書第3頁第26行の「ルートされる。」を『ルーティングされる。』 に補正します。 (2)明細書第3頁第27行〜第4頁第1行の「ルートされて」を『ルーティン グされて』に補正します。 (3)明細書第5頁第14行の「最尤シーケンス推定器」を『最尤推定器』に補 正します。 (4)明細書第11頁第7行の「ルーチングされ」を『ルーティングされ』に補 正します。 (5)明細書第12頁第25〜26行の「撚線対、」を『ツイストペア、』に補正し ます。 (6)明細書第14頁第12行の「ルートされる。」を『ルーティングされる。』 に補正します。 (7)明細書第15頁第12行の「冗長な情報を用いて、」を『冗長情報を用いて 、』に補正します。 (8)明細書第15頁第14行の「最尤シーケンス推定器」を『最尤推定器』に補 正します。 (9)明細書第15頁第26〜27行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (10)明細書第16頁第3行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレーム化 器/アイドル検出器』に補正します。 (11)明細書第16頁第5行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレーム化 器/アイドル検出器』に補正します。 (12)明細書第16頁第7〜8行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (13)明細書第16頁第10〜11行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (14)明細書第16頁第13行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレーム化 器/アイドル検出器』に補正します。 (15)明細書第16頁第16〜17行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (16)明細書第16頁第18行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレーム化 器/アイドル検出器』に補正します。 (17)明細書第17頁第6〜7行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (18)明細書第17頁第25〜26行の「フレーム化/アイドル検出器」を『フレー ム化器/アイドル検出器』に補正します。 (19)明細書第21頁第26行の「Area_totalの渡って」を『Area_totalに渡っ て』に補正します。 (20)明細書第26頁第17行の「パケットトラヒックの直接のサポートを提供す る。」を『パケットトラフィックの直接のサポートを提供する。』に補正します 。 (21)明細書第26頁第17〜18行の「このパケットトラヒックを容易にするプロ トコルは、」を『このパケットトラフィックを容易にするプロトコルは、』に補 正します。 (22)明細書第28頁第11行の「の動作を不可能にし、」を『の動作を休止し、 』に補正します。 (23)明細書第30頁第8行の「多重ラインアクセスネットワークアクセス回路 」を『多重ラインネットワークアクセス回路』に補正します。 (24)明細書第31頁第16〜17行の「マルチラインネットワークアクセス回路」 を『多重ラインネットワークアクセス回路』に補正します。 (25)明細書第44頁第8行の「ルート付けされ、」を『ルーティングされ、』 に補正します。 (26)明細書第44頁第9行の「ルート付けされ、」を『ルーティングされ、』 に補正します。 (27)明細書第44頁第26行の「(図4)」を『(図3)』に補正します。 (28)明細書第45頁第23行の「ルート付けするために」を『ルーティングする ために』に補正します。 (29)明細書第45頁第26行の「ルート付けするようにされる。」を『ルーティ ングするようにされる。』に補正します。 (30)請求の範囲を別紙の通り補正します。 請求の範囲 1.通信チャネル上でモデムを動作させる方法であって、 該モデムの受信回路で通信チャネル上を伝送された連続アナログ信号を受信し 、該アナログ信号はパケット情報及びアイドル情報を有しているものであり、 前記受信回路でアイドル情報の存在を検出し、そして、 前記アイドル情報の存在を検出すると前記受信回路はスタンバイモードに入り 、該受信回路により実行される処理量が前記スタンバイモードの間は低減する、 段階を有している方法。 2.前記受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該受信回路内の選択さ れた回路を休止する段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。 3.前記受信回路はシンボル決定回路、チャネル復号器、及びフレーム化器を 有し、該受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該シンボル決定回路、チ ャネル復号器、及びフレーム化器を休止する段階をさらに有している、請求項2 に記載の方法。 4.前記受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該受信回路内の選択さ れた回路により実行される処理量を低減する段階をさらに有する、請求項1に記 載の方法。 5.前記受信回路はエコーキャンセラを有し、該受信回路が前記スタンバイモ ードにあるとき、該エコーキャンセラの長さを低減する段階をさらに有している 、請求項4に記載の方法。 6.前記受信回路は等化器を有し、該受信回路が前記スタンバイモードにある 時、該等化器の処理要求を低減する段階をさらに有している、請求項4に記載の 方法。 7.前記検出段階は、 ディジタルビットストリームを提供するため、前記受信回路で前記アナログ信 号を完全に復調し、 前記ディジタルビットストリームが予め決められたアイドルビットストリーム に対応するかどうか決定する 段階をさらに有している、請求項1に記載の方法。 8.前記スタンバイモードに入る段階は、前記ディジタルビットストリームが 前記予め決められたアイドルビットストリームに対応する場合、前記スタンバイ モードに入る段階をさらに有している、請求項7に記載の方法。 9.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビットス トリームに対応する場合、アイドルビットパターンを生成し、 前記アイドルビットパターンを複数の予想されるアイドルシンボルに変換し、 前記予想されるアイドルシンボルを、前記アナログ信号に応答して低減された 処理パワーで前記受信回路により生成された複数のソフトシンボルと比較し、 前記予測されるアイドルシンボルが前記ソフトシンボルと一致する限り前記ス タンバイモードのままとする 段階をさらに有している、請求項8に記載の方法。 10.予測されるアイドルシンボルが対応するソフトシンボルに一致しないと き、前記スタンバイモードを出る段階をさらに有する、請求項9に記載の方法。 11.バッファ内の前記アナログ信号の最新の履歴を格納し、前記スタンバイ モードを出る段階の後、前記バッファにアクセスし、それにより前記受信回路が 前記アナログ信号の最新の履歴を処理することを可能にする段階をさらに有する 、請求項10に記載の方法。 12.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビット ストリームに対応している場合、アイドルビットパターンを生成し、 前記アイドルビットパターンを連続するアイドルシンボル間の複数の予想され る差に変換し、 前記予想される差を前記アナログ信号に応答して低減された処理パワーで前記 受信回路により生成された連続アイドルシンボル間の複数の実際の差と比較し、 前記予想される差が実際の差に対応する限り、前記スタンバイモードのまま する、 段階をさらに有する、請求項8に記載の方法。 13.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビット ストリームに対応している場合、予想されるアイドルシンボルの反復的パターン を格納するメモリをアクセスし、 前記予想されるアイドルシンボルを前記アナログ信号に応答して低減された処 理パワーで前記受信回路により生成される複数のソフトシンボルと比較し、 前記予想されるアイドルシンボルが前記ソフトシンボルに一致する限り、前記 スタンバイモードのままとする段階をさらに有する、請求項8に記載の方法。 14.前記アナログ信号は複数のサブキャリア信号を持ったマルチキャリア信 号を有し、前記検出段階は、 ディジタルビットストリームを提供するために前記受信回路で1つ又はそれ以 上のサブキャリア信号を選択的に復調し、 前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビットストリ ームに対応しているかどうか決定する 段階をさらに有している、請求項1に記載の方法。 15.前記受信回路により前記通信チャネル上の前記アナログ信号の質をモニ タし、 前記質が予め決められた基準を超えている場合、前記受信回路により実行され る処理量を低減する段階をさらに有している、請求項1に記載の方法。 16.前記アナログ信号と関連したシンボルレートと信号点配置を決定し、 前記受信回路により実行された前記処理量を、前記決定されたシンボルレート 及び信号点配置と関連した予め決められた質のレベルに調整する 段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。 17.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成る連続アナログ信号を受信する手段と、 前記アイドル情報の存在を検出する手段と、 前記アイドル情報の存在を検出すると、前記受信回路内でスタンバイモードに 入り、前記受信回路によって実行される処理量をスタンバイモード中は低減する 手段とを有する受信回路。 18.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成るアナログ信号を受信するアナログ−デジ タル(A/D)変換器と、 前記アナログ−デジタル(A/D)変換器に結合され、前記パケット情報とア イドル情報との同定に関するソフトシンボル判定を与えるキャリア再生回路と、 前記キャリア再生回路に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定 に関するハードシンボル判定を与えるシンボル判定回路と、 前記シンボル判定回路に結合され、前記シンボル判定回路により与えられるハ ードシンボル判定に応答してアイドル情報の存在を検出し、前記アイドル情報の 存在検出により前記受信回路に低減処理モードに入るよう指示するアイドル検出 回路とを有する受信回路。 19.さらに、アイドル検出回路に結合され、アイドル検出器が前記アイドル 情報の存在を検出した時にアイドルビットパターンを生成するアイドル生成回路 と、 前記アイドル生成回路に結合され、前記アイドルビットパターンに応答した複 数の予想アイドルシンボルを与えるアイドルシンボル予測器と、 前記アイドルシンボル予測器及びキャリア再生回路に結合され、前記予想アイ ドルシンボルと前記ソフトシンボル判定とを比較し、前記予想アイドルシンボル が前記ソフトシンボル判定と一致するかぎり前記受信回路をスタンバイモードに とどめ、前記予想アイドルシンボルが前記ソフトシンボル判定と一致しない時に 前記受信回路を前記スタンバイモードから出させる比較器とを有する請求項18 記載の受信回路。 20.さらに、前記A/D変換器に結合され、前記アナログ信号の最新の履歴 を格納するバッファを有する請求項18記載の受信回路。 21.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成るアナログ信号を受信するアナログ−デジ タル(A/D)変換器と、 前記A/D変換器に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定に対 応し実際の等化デジタルサンプルを与える等化器と、 前記等化器に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定に関するハ ードシンボル判定を与えるシンボル判定回路と、 前記シンボル判定回路に結合され、前記シンボル判定回路により与えられるハ ードシンボル判定に応答してアイドル情報の存在を検出し、前記アイドル情報の 存在検出により前記受信回路に低減処理モードに入るよう指示するアイドル検出 回路とを有する受信回路。 22.さらに、アイドル検出回路に結合され、アイドル検出器が前記アイドル 情報の存在を検出した時にアイドルビットパターンを生成するアイドル生成回路 と、 前記アイドル生成回路に結合され、前記アイドルビットパターンに応答した予 想アイドルシンボルと関連する複数の予想等化デジタルサンプルを与えるアイド ルシンボル予測器と、 前記アイドルシンボル予測器及び等化器に結合され、前記予想等化デジタルサ ンプルと前記実際の等化デジタルサンプルとを比較し、前記予想等化デジタルサ ンプルが実際の等化デジタルサンプルと一致するかぎり前記受信回路をスタンバ イモードにとどめ、前記予想等化デジタルサンプルが実際の等化デジタルサンプ ルと一致しない時に前記受信回路を前記スタンバイモードから出させる比較器と を有する請求項21記載の受信回路。 23.電話線上のモデムを動作させる方法であって、 モデムの送信回路によりデジタル情報のパケットを変調することによって、前 記デジタル情報のパケットを個々の継続時間のアナログ信号バーストに変換し、 前記アナログ信号バーストを前記送信回路から前記電話線に伝送し、 前記アナログ信号バーストの間は前記送信回路から前記電話線へ如何なる信号 も提供しない段階から成る方法。 24.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットで直交振幅変調( QAM)を実行する請求項23に記載の方法。 25.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットでキャリアレス振 幅位相変調(CAP)を実行する請求項23に記載の方法。 26.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットに関してマルチキ ャリア変調を実行する請求項23に記載の方法。 27.前記電話線はシールド無しのツイストペアから成る請求項23に記載の 方法。 28.さらに、前記送信回路によりアナログ非アイドル状態信号を伝送するこ とを含み、前記非アイドル状態信号は前記アナログ信号バーストの始めに付加さ れる請求項23記載の方法。 29.前記非アイドル状態信号は、純音信号である請求項28記載の方法。 30.前記非アイドル状態信号は、離散マルチキャリア信号方式内のサブキャ リア信号である請求項28記載の方法。 31.さらに、 モデムの受信回路で前記電話線をモニタし、 前記受信回路の非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バースト の有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記受信回路で前記アナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記受信回路内で前記復調を休止させる段階を有する請求項23に記載の方 法。 32.前記検出段階において、エネルギーの有無に対し前記電話線をモニタす る請求項31に記載の方法。 33.さらに、前記各アナログ信号バーストの前に前記送信回路によりアナロ グ非アイドル状態信号を伝送する段階を有し、前記検出段階において、前記非ア イドル状態信号に対し前記電話線をモニタする請求項31に記載の方法。 34.さらに、ローカル送信データが無い場合に、前記受信回路内のエコーキ ャンセラを休止する請求項31記載の方法。 35.さらに、 前記受信回路で前記電話線上のアナログ信号バーストの品質をモニタし、 前記品質が所定の標準以上の場合には、前記復調の期間中に前記受信回路によ って実行される処理量を低減する段階を有する請求項31に記載の方法。 36.さらに、 予め決められた個々の継続期間中、前記モデムの受信回路で前記電話線をモニ タし、 前記個々の継続期間中に、前記受信回路の非アイドル検出器によって前記電話 線上のアナログ信号バーストの有無を検出する段階を有する請求項23に記載の 方法。 37.さらに、 前記モデムの受信回路で前記電話線をし、 前記アナログ信号バーストに関する変調パラメータを決定するため前記受信回 路により前記アナログ信号バーストを復号化し、 前記受信回路によって実行される処理レベルを、前記決定された変調パラメー タに関する予め決められたレベルへ調整する段階を有する請求項23に記載の方 法。 38.前記変調パラメータは、シンボル速度及び信号点配置を含む請求項37 に記載の方法。 39.前記変調パラメータは、エラー訂正方式を含む請求項37に記載の方法 。 40.電話線上に情報を伝送するモデムシステムであって、 前記モデムシステムの送信回路によりデジタル情報のパケットを変調する手段 であって、前記デジタル情報のパケットは個々の継続期間のアナログ信号バース トに変換され、 前記アナログ信号バーストを前記送信回路から前記電話線に伝送する手段と、 前記アナログ信号バーストの間は前記送信回路から前記電話線へ如何なる信号 も提供しない手段とを有するモデムシステム。 41.さらに、 モデムの受信回路で前記電話線をモニタする手段と、 前記受信回路の非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バースト の有無を検出する手段と、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記受信回路で前記アナログ信号バーストを復調する手段と、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記受信回路内での前記復調を休止する手段とを有する請求項40に記載の モデムシステム。 42.電話線上に情報を伝送する方法であって、 第1の送信回路によりデジタル情報のパケットを変調し、前記デジタル情報のパケット は個々の継続期間の第1のアナログ信号バーストに変換され、且つ前記 第1の送信回路は第1の電話線に接続され、 前記第1のアナログ信号バーストとの間は前記第1の送信回路から前記第1の 電話線へ如何なる信号も提供しないようにし、 第2の送信回路によりデジタル情報のパケットを変調し、前記デジタル情報のパケット は個々の継続期間の第2のアナログ信号バーストに変換され、且つ前記 第2の送信回路は第2の電話線に接続され、 前記第2のアナログ信号バーストとの間は前記第2の送信回路から前記第2の 電話線へ如何なる信号も提供しないようにし、 多重ラインネットワークアクセス回路で前記第1及び第2の電話線をモニタし 、 前記多重ラインネットワークアクセス回路の非アイドル検出器で前記電話線上 の第1及び第2のアナログ信号バーストの有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上の第1及び第2のアナログ信号バースト 有りを検出した時、前記多重ラインネットワークアクセス回路の単一の受信回路 で前記第1及び第2のアナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上の第1及び第2のアナログ信号バースト 無しを検出した時、前記受信回路内で前記復調を休止させる段階を有する方法。 43.さらに、前記多重ラインネットワークアクセス回路内で前記第1及び第 2のアナログ信号バーストをバッファリングする段階を有する請求項42に記載 の方法。 44.さらに、 第1のアナログ信号バーストセットを処理するために前記受信回路内で第1の 動作係数セットを選択し、 第2のアナログ信号バーストセットを処理するために前記受信回路内で第2の 動作係数セットを選択する段階を有する請求項42に記載の方法。 45.モデムシステムであって、 対応する複数の電話線に結合された複数のアナログ−デジタル(A/D)変換 器と、 前記A/D変換器の各々に結合され、パケット情報を運ぶ第1の電話線セット とパケット情報を運ばない第2の電話線セットとを認識する非アイドル検出回路 と、 前記非アイドル検出回路に結合され、前記第1の電話線セットに関連するA/ D変換器を1つ又は複数のデジタル信号処理資源に結合し、複数の前記電話線が 前記デジタル信号処理資源に作用的に結合されるスケジューリング回路とを有す るモデムシステム。 46.さらに、前記A/D変換器の各々に結合されるバッファを有する請求項 45に記載のモデムシステム。 47.単一の電話線上で複数のモデムを動作させる方法であって、 前記モデムによりデジタル情報のパケットを変調し、前記デジタル情報のパケ ット は個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換され、 前記アナログ信号バーストを前記モデムから前記電話線に伝送し、 前記アナログ信号バーストとの間は前記モデムから前記電話線へ如何なる信号 も送出しないようにし、 任意の時刻において、1つのモデムだけが前記電話線にアナログ信号バースト を伝送するように、前記モデムから前記電話線へのアナログ信号バーストの伝送 を調停する段階を有する方法。 48.さらに、 前記モデムで前記電話線をモニタし、 前記モデムの非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バーストの 有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記モデムで前記アナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記モデムで前記復調を休止する段階を有する請求項47に記載の方法。 49.さらに、加入者住居に前記複数のモデムを配置する段階を有する請求項 47に記載の方法。 50.さらに、電話業者の中央局に前記モデムの1つを配置する段階を有する 請求項47に記載の方法。 51.さらに、電話業者の遠隔端末に前記モデムの1つを配置する段階を有す る請求項47に記載の方法。 52.前記調停する段階は、コンテンションベースのプロトコルに従って実行 される請求項47に記載の方法。 53.前記調停する段階は、予約ベースのプロトコルを用いて実行される請求 項47に記載の方法。 54.前記調停する段階は、周波数分割多元接続(FDMA)プロトコルに従 って実行される請求項47に記載の方法。 55.前記調停する段階は、符号分割多元接続(CDMA)プロトコルに従っ て実行される請求項47に記載の方法。 56.前記調停する段階は、時分割多元接続(TDMA)プロトコルに従って 実行される請求項47に記載の方法。 57.各アナログ信号バーストはプリアンブルと対応する本体を有し、前記方 法はさらに、 所定の第1の変調プロトコルにより各プリアンブルを伝送し、 第2の変調プロトコルにより第1のプリアンブルに関する第1の本体を伝送す る段階を有する請求項47に記載の方法。 58.前記第2の変調プロトコルは前記第1の変調プロトコルに関するデータ 速度よりも大きなデータ速度を有し、前記第2の変調プロトコルは前記第1のプ リアンブルによって認識される請求項57に記載の方法。 59.前記第1のプリアンブルにより、前記第2の変調プロトコルに対するエ ラー制御レベルを認識する請求項57に記載の方法。 60.前記第1のプリアンブルにより、前記第1のプリアンブルのバージョン 又はタイプを認識する請求項57に記載の方法。 61.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関するソ ースアドレスを認識する請求項57に記載の方法。 62.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関する宛 先アドレスを認識する請求項57に記載の方法。 63.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関する回 線コードを認識する請求項57に記載の方法。 64.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関するパ ケット長を認識する請求項57に記載の方法。 65.前記第1のプリアンブルにより、連続するアナログ信号バースト間の予 想時間間隔を認識する請求項57に記載の方法。 66.さらに、第3の変調プロトコルにより第2のプリアンブルに関する第2 の本体を伝送する段階を有する請求項57に記載の方法。 67.前記第3の変調プロトコルは、前記第2の変調プロトコルとは異なる請 求項66に記載の方法。 68.単一の電話線に作用的に接続された複数のモデムを有するモデムシステ ムであって、 前記モデムによりデジタル情報のパケットを変調する手段であって、前記デジ タル情報のパケットは個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換され、 前記アナログ信号バーストを前記モデムから前記電話線に送信する手段と、 前記アナログ信号バーストの間は前記モデムから前記電話線へ如何なる信号も 伝送しない手段と、 任意の時刻において、1つの前記モデムだけが前記電話線にアナログ信号バー ストを伝送するように、前記モデムから前記電話線へのアナログ信号バーストの 伝送を調停する手段とを有するモデムシステム。 69.多重ラインネットワークアクセス回路を実現する方法であって、 アイドル情報を含まない複数のデジタルデータパケットを複数のソースから多 重ラインネットワークアクセス回路へ伝送し、 前記多重ラインネットワークアクセス回路内のアドレスモニタを用いて前記デ ジタルデータパケットに関する宛先アドレスを認識し、 異なるソースからのデジタルデータパケットを共通のデジタル信号処理資源へ 多重化して入力し、 異なるソースからのデジタルデータパケットを前記共通のデジタル信号処理資 源で変調し、 前記共通のデジタル信号処理資源からの変調されたデジタルデータパケットを 宛先アドレスに関連した電話線上に多重分離する段階を有する方法。 70.さらに、共通のアイドル生成器を使って各電話線のアイドル情報を生成 する段階を有する請求項69に記載の方法。 71.前記共通のアイドル生成器は、アイドル情報を格納するメモリをアクセ スすることによって前記アイドル情報を生成する請求項69に記載の方法。 72.さらに、非アイドル状態信号生成器を使って各電話線の非アイドル状態 シグナリングを生成する請求項69に記載の方法。 73.マルチキャストネットワークアクセス回路を実現する方法であって、 アイドル情報を含まないデジタルデータパケットをソースからマルチキャスト ネットワークアクセス回路へ伝送し、 前記デジタルデータパケットに関する複数の宛先アドレスを認識し、 前記デジタルデータパケットをデジタル信号処理資源へルーティングし、 前記デジタルデータパケットを前記デジタル信号処理資源で変調し、 前記デジタル信号処理資源からの変調されたデジタルデータパケットを宛先ア ドレスに関連した複数の電話線に多重分離する段階を有する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 マロリー,トレーシー ディー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94306, パロアルト,ベン ロモンド ドライブ 4026 (72)発明者 コリー,アラン ジー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 95051, サンタクララ,ペッパー ツリー 900 #1613 (72)発明者 フォレスト,クレイグ エス. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94107, サンフランシスコ,トゥエンティース ス トリート 1640 (72)発明者 ピーターソン,ケビン エイチ. アメリカ合衆国,カリフォルニア 94115, サンフランシスコ,リヨン ストリート 2100 #2 (72)発明者 ロビンソン,ティモシー ビー. アメリカ合衆国,カリフォルニア 95006, ボールダークリーク,ブラックストーン ドライブ 16 (72)発明者 スノー,デイン アメリカ合衆国,カリフォルニア 95051, サンタクララ,サリバン ドライブ 3794 【要約の続き】 話線上にそのアナログ信号バーストがないことを検出す ると、該受信回路の復調機能は休止される。このバース トモードプロトコルによって、要求されるDSP資源を 減らすことを可能にすると共に、マルチドロップおよび マルチキャストの動作を可能にする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.通信チャネル上でモデムを動作させる方法であって、 該モデムの受信回路で通信チャネル上を伝送された連続アナログ信号を受信し 、該アナログ信号はパケット情報及びアイドル情報を有しているものであり、 前記受信回路でアイドル情報の存在を検出し、そして、 前記アイドル情報の存在を検出すると前記受信回路はスタンバイモードに入り 、該受信回路により実行される処理量が前記スタンバイモードの間は低減する、 段階を有している方法。 2.前記受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該受信回路内の選択さ れた回路を休止する段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。 3.前記受信回路はシンボル決定回路、チャネル復号器、及びフレーム化器を 有し、該受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該シンボル決定回路、チ ャネル復号器、及びフレーム化器を休止する段階をさらに有している、請求項2 に記載の方法。 4.前記受信回路が前記スタンバイモードにあるとき、該受信回路内の選択さ れた回路により実行される処理量を低減する段階をさらに有する、請求項1に記 載の方法。 5.前記受信回路はエコーキャンセラを有し、該受信回路が前記スタンバイモ ードにあるとき、該エコーキャンセラの長さを低減する段階をさらに有している 、請求項4に記載の方法。 6.前記受信回路は等化器を有し、該受信回路が前記スタンバイモードにある 時、該等化器の処理要求を低減する段階をさらに有している、請求項4に記載の 方法。 7.前記検出段階は、ディジタルビットストリームを提供するため、前記受信 回路で前記アナログ信号を完全に復調し、該ディジタルビットストリームが予め 決められたアイドルビットストリームに対応するかどうか決定する段階をさらに 有している、請求項1に記載の方法。 8.前記スタンバイモードに入る段階は、前記ディジタルビットストリームが 前記予め決められたアイドルビットストリームに対応する場合、前記スタンバイ モードに入る段階をさらに有している、請求項7に記載の方法。 9.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビットス トリームに対応する場合、アイドルビットパターンを生成し、該アイドルビット パターンを複数の予想されるアイドルシンボルに変換し、該予想されるアイドル シンボルを、前記アナログ信号に応答して低減された処理パワーで前記受信回路 により生成された複数のソフトシンボルと比較し、前記予測されるアイドルシン ボルが前記ソフトシンボルと一致する限り前記スタンバイモードのままとする段 階をさらに有している、請求項8に記載の方法。 10.予測されるアイドルシンボルが対応するソフトシンボルに一致しないと き、前記スタンバイモードを出る段階をさらに有する、請求項9に記載の方法。 11.バッファ内の前記アナログ信号の最新の履歴を格納し、前記スタンバイ モードを出る段階の後、前記バッファにアクセスし、それにより前記受信回路が 前記アナログ信号の最新の履歴を処理することを可能にする段階をさらに有する 、請求項10に記載の方法。 12.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビット ストリームに対応している場合、アイドルビットパタ ーンを生成し、該アイドルビットパターンを連続するアイドルシンボル間の複数 の予想される差に変換し、該予想される差を前記アナログ信号に応答して低減さ れた処理パワーで前記受信回路により生成された連続アイドルシンボル間の複数 の実際の差と比較し、前記予想される差が実際の差に対応する限り、前記スタン バイモードのままにしておく段階をさらに有する、請求項8に記載の方法。 13.前記ディジタルビットストリームが前記予め決められたアイドルビット ストリームに対応している場合、予想されるアイドルシンボルの反復的パターン を格納するメモリをアクセスし、前記予想されるアイドルシンボルを前記アナロ グ信号に応答して低減された処理パワーで前記受信回路により生成される複数の ソフトシンボルと比較し、予想されるアイドルシンボルが前記ソフトシンボルに 一致する限り、前記スタンバイモードのままにしておく、請求項8に記載の方法 。 14.前記アナログ信号は複数のサブキャリア信号を持ったマルチキャリア信 号を有し、前記検出段階は、ディジタルビットストリームを提供するために前記 受信回路で1つ又はそれ以上のサブキャリア信号を選択的に復調し、前記ディジ タルビットストリームが前記予め決められたアイドルビットストリームに対応し ているかどうか決定する段階をさらに有している、請求項1に記載の方法。 15.前記受信回路により前記通信チャネル上の前記アナログ信号の質をモニ タし、該質が予め決められた基準を超えている場合、前記受信機により実行され る処理量を低減する段階をさらに有している、請求項1に記載の方法。 16.前記アナログ信号と関連したシンボルレートと信号点配置を決定し、前 記受信機により実行された前記処理量を、前記決定されたシンボルレート及び信 号点配置と関連した予め決められた質の レベルに調整する段階をさらに有する、請求項1に記載の方法。 17.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成る連続アナログ信号を受信する手段と、 前記アイドル情報の存在を検出する手段と、 前記アイドル情報の存在を検出すると、前記受信回路内でスタンバイモードに 入り、受信回路によって実行される処理量をスタンバイモード中は低減する手段 とを有する受信回路。 18.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成るアナログ信号を受信するアナログ−デジ タル(A/D)変換器と、 前記アナログ−デジタル(A/D)変換器に結合され、前記パケット情報とア イドル情報との同定に関するソフトシンボル判定を与えるキャリア再生回路と、 前記キャリア再生回路に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定 に関するハードシンボル判定を与えるシンボル判定回路と、 前記シンボル判定回路に結合され、前記シンボル判定回路により与えられるハ ードシンボル判定に応答してアイドル情報の存在を検出し、前記アイドル情報の 存在検出により前記受信回路に低減処理モードに入るよう指示するアイドル検出 回路とを有する受信回路。 19.さらに、アイドル検出回路に結合され、アイドル検出器が前記アイドル 情報の存在を検出した時にアイドルビットパターンを生成するアイドル生成回路 と、 前記アイドル生成回路に結合され、前記アイドルビットパターンに応答した複 数の予想アイドルシンボルを与えるアイドルシンボル予測器と、 前記アイドルシンボル予測器及びキャリア再生回路に結合され、前記予想アイ ドルシンボルと前記ソフトシンボル判定とを比較し、前記予想アイドルシンボル が前記ソフトシンボル判定と一致するかぎり前記受信回路をスタンバイモードに とどめ、前記予想アイドルシンボルが前記ソフトシンボル判定と一致しない時に 前記受信回路を前記スタンバイモードから出させる比較器とを有する請求項18 記載の受信回路。 20.さらに、前記A/D変換器に結合され、前記アナログ信号の最新の履歴 を格納するバッファを有する請求項18記載の受信回路。 21.モデムで使用するための受信回路であって、 パケット情報とアイドル情報から成るアナログ信号を受信するアナログ−デジ タル(A/D)変換器と、 前記A/D変換器に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定に対 応し実際の等化デジタルサンプルを与える等化器と、 前記等化器に結合され、前記パケット情報とアイドル情報との同定に関するハ ードシンボル判定を与えるシンボル判定回路と、 前記シンボル判定回路に結合され、前記シンボル判定回路により与えられるハ ードシンボル判定に応答してアイドル情報の存在を検出し、前記アイドル情報の 存在検出により前記受信回路に低減処理モードに入るよう指示するアイドル検出 回路とを有する受信回路。 22.さらに、アイドル検出回路に結合され、アイドル検出器が前記アイドル 情報の存在を検出した時にアイドルビットパターンを生成するアイドル生成回路 と、 前記アイドル生成回路に結合され、前記アイドルビットパターンに応答した予 想アイドルシンボルと関連する複数の予想等化デジタルサンプルを与えるアイド ルシンボル予測器と、 前記アイドルシンボル予測器及び等化器に結合され、前記予想等化デジタルサ ンプルと前記実際の等化デジタルサンプルとを比較し、前記予想等化デジタルサ ンプルが実際の等化デジタルサンプルと一致するかぎり前記受信回路をスタンバ イモードにとどめ、前記予想等化デジタルサンプルが実際の等化デジタルサンプ ルと一致しない時に前記受信回路を前記スタンバイモードから出させる比較器と を有する請求項21記載の受信回路。 23.電話線上のモデムを動作させる方法であって、 モデムの送信回路によりデジタル情報のパケットを変調することによって、前 記デジタル情報のパケットを個々の継続時間のアナログ信号バーストに変換し、 前記アナログ信号バーストを前記送信回路から前記電話線に伝送し、 前記アナログ信号バーストの間は前記送信回路から前記電話線へ如何なる信号 も提供しない段階から成る方法。 24.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットで直交振幅変調( QAM)を実行する請求項23に記載の方法。 25.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットでキャリアレス振 幅位相変調(CAP)を実行する請求項23に記載の方法。 26.前記変調段階において、前記デジタル情報のパケットに関してマルチキ ャリア変調を実行する請求項23に記載の方法。 27.前記電話線はシールド無しのツイストペアから成る請求項23に記載の 方法。 28.さらに、前記送信回路によりアナログ非アイドル状態信号を伝送するこ とを含み、前記非アイドル状態信号は前記アナログ信号バーストの始めに付加さ れる請求項23記載の方法。 29.前記非アイドル状態信号は、純音信号である請求項28記載の方法。 30.前記非アイドル状態信号は、離散マルチキャリア信号方式内のサブキャ リア信号である請求項28記載の方法。 31.さらに、 モデムの受信回路で前記電話線をモニタし、 前記受信回路の非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バースト の有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記受信回路で前記アナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記受信回路内で前記復調を休止させる段階を有する請求項23に記載の方 法。 32.前記検出段階において、エネルギーの有無に対し前記電話線をモニタす る請求項31に記載の方法。 33.さらに、前記各アナログ信号バーストの前に前記送信回路によりアナロ グ非アイドル状態信号を伝送する段階を有し、前記検出段階において、前記非ア イドル状態信号に対し前記電話線をモニタする請求項31に記載の方法。 34.さらに、ローカル送信データが無い場合に、前記受信回路内のエコーキ ャンセラを休止する請求項31記載の方法。 35.さらに、 前記受信回路で前記電話線上のアナログ信号バーストの品質をモニタし、 前記品質が所定の標準以上の場合には、前記復調の期間中に前記受信回路によ って実行される処理量を低減する段階を有する請求項 31に記載の方法。 36.さらに、 予め決められた個々の継続期間中、前記モデムの受信回路で前記電話線をモニ タし、 前記個々の継続期間中に、前記受信回路の非アイドル検出器によって前記電話 線上のアナログ信号バーストの有無を検出する段階を有する請求項23に記載の 方法。 37.さらに、 前記モデムの受信回路で前記電話線をし、 前記アナログ信号バーストに関する変調パラメータを決定するため前記受信回 路により前記アナログ信号バーストを復号化し、 前記受信回路によって実行される処理レベルを、前記決定された変調パラメー タに関する予め決められたレベルへ調整する段階を有する請求項23に記載の方 法。 38.前記変調パラメータは、シンボル速度及び信号点配置を含む請求項37 に記載の方法。 39.前記変調パラメータは、エラー訂正方式を含む請求項37に記載の方法 。 40.電話線上に情報を伝送するモデムシステムであって、 前記モデムの送信回路によりデジタル情報のバケットを変調する手段であって 、前記デジタル情報のバケットは個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換 され、 前記アナログ信号バーストを前記送信回路から前記電話線に伝送する手段と、 前記アナログ信号バーストの間は前記送信回路から前記電話線へ如何なる信号 も提供しない手段とを有するモデムシステム。 41.さらに、 モデムの受信回路で前記電話線をモニタする手段と、 前記受信回路の非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バースト の有無を検出する手段と、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記受信回路で前記アナログ信号バーストを復調する手段と、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記受信回路内での前記復調を休止する手段とを有する請求項40に記載の モデムシステム。 42.電話線上に情報を伝送する方法であって、 第1の送信回路によりデジタル情報のパケットを変調し、前記デジタル情報の バケットは個々の継続期間の第1のアナログ信号バーストに変換され、且つ前記 第1の送信回路は第1の電話線に接続され、 前記第1のアナログ信号バーストとの間は前記第1の送信回路から前記第1の 電話線へ如何なる信号も提供しないようにし、 第2の送信回路によりデジタル情報のパケットを変調し、前記デジタル情報の バケットは個々の継続期間の第2のアナログ信号バーストに変換され、且つ前記 第2の送信回路は第2の電話線に接続され、 前記第2のアナログ信号バーストとの間は前記第2の送信回路から前記第2の 電話線へ如何なる信号も提供しないようにし、 多重ラインネットワークアクセス回路で前記第1及び第2の電話線をモニタし 、 前記多重ラインネットワークアクセス回路の非アイドル検出器で前記電話線上 の第1及び第2のアナログ信号バーストの有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上の第1及び第2のアナログ信号バースト 有りを検出した時、前記多重ラインネットワークアクセス回路の信号受信回路で 前記第1及び第2のアナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上の第1及び第2のアナログ信号バースト 無しを検出した時、前記受信回路内で前記復調を休止させる段階を有する方法。 43.さらに、前記多重ラインネットワークアクセス回路内で前記第1及び第 2のアナログ信号バーストをバッファリングする段階を有する請求項42に記載 の方法。 44.さらに、 第1のアナログ信号バーストセットを処理するために前記受信回路内で第1の 動作係数セットを選択し、 第2のアナログ信号バーストセットを処理するために前記受信回路内で第2の 動作係数セットを選択する段階を有する請求項42に記載の方法。 45.モデムシステムであって、 対応する複数の電話線に結合された複数のアナログ−デジタル(A/D)変換 器と、 前記A/D変換器の各々に結合され、パケット情報を運ぶ第1の電話線セット とパケット情報を運ばない第2の電話線セットとを認識する非アイドル検出回路 と、 前記非アイドル検出回路に結合され、前記第1の電話線セットに関連するA/ D変換器を1つ又は複数のデジタル信号処理資源に結合し、複数の前記電話線が 前記デジタル信号処理資源に作用的に結合されるスケジューリング回路とを有す るモデムシステム。 46.さらに、前記A/D変換器の各々に結合されるバッファを 有する請求項45に記載のモデムシステム。 47.単一の電話線上で複数のモデムを動作させる方法であって、 前記モデムによりデジタル情報のバケットを変調し、前記デジタル情報のバケ ットは個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換され、 前記アナログ信号バーストを前記モデムから前記電話線に伝送し、 前記アナログ信号バーストとの間は前記モデムから前記電話線へ如何なる信号 も送出しないようにし、 任意の時刻において、1つのモデムだけが前記電話線にアナログ信号バースト を伝送するように、前記モデムから前記電話線へのアナログ信号バーストの伝送 を調停する段階を有する方法。 48.さらに、 前記モデムで前記電話線をモニタし、 前記モデムの非アイドル検出器により前記電話線上のアナログ信号バーストの 有無を検出し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト有りを検出した 時、前記モデムで前記アナログ信号バーストを復調し、 前記非アイドル検出器が前記電話線上のアナログ信号バースト無しを検出した 時、前記モデムで前記復調を不可にする段階を有する請求項47に記載の方法。 49.さらに、加入者住居に前記複数のモデムを配置する段階を有する請求項 47に記載の方法。 50.さらに、電話業者の中央局に前記モデムの1つを配置する段階を有する 請求項47に記載の方法。 51.さらに、電話業者の遠隔端末に前記モデムの1つを配置する段階を有す る請求項47に記載の方法。 52.前記調停する段階は、コンテンションベースのプロトコルに従って実行 される請求項47に記載の方法。 53.前記調停する段階は、予約ベースのプロトコルを用いて実行される請求 項47に記載の方法。 54.前記調停する段階は、周波数分割多元接続(FDMA)プロトコルに従 って実行される請求項47に記載の方法。 55.前記調停する段階は、符号分割多元接続(CDMA)プロトコルに従っ て実行される請求項47に記載の方法。 56.前記調停する段階は、時分割多元接続(TDMA)プロトコルに従って 実行される請求項47に記載の方法。 57.各アナログ信号バーストはプリアンブルと対応する本体を有し、前記方 法はさらに、 所定の第1の変調プロトコルにより各プリアンブルを伝送し、 第2の変調プロトコルにより第1のプリアンブルに関する第1の本体を伝送す る段階を有する請求項47に記載の方法。 58.前記第2の変調プロトコルは前記第1の変調プロトコルに関するデータ 速度よりも大きなデータ速度を有し、前記第2の変調プロトコルは前記第1のプ リアンブルによって認識される請求項57に記載の方法。 59.前記第1のプリアンブルにより、前記第2の変調プロトコルに対するエ ラー制御レベルを認識する請求項57に記載の方法。 60.前記第1のプリアンブルにより、前記第1のプリアンブルのバージョン 又はタイプを認識する請求項57に記載の方法。 61.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関するソ ースアドレスを認識する請求項57に記載の方法。 62.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関する宛 先アドレスを認識する請求項57に記載の方法。 63.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関する回 線コードを認識する請求項57に記載の方法。 64.前記第1のプリアンブルにより、前記アナログ信号バーストに関するパ ケット長を認識する請求項57に記載の方法。 65.前記第1のプリアンブルにより、連続するアナログ信号バースト間の予 想時間間隔を認識する請求項57に記載の方法。 66.さらに、第3の変調プロトコルにより第2のプリアンブルに関する第2 の本体を伝送する段階を有する請求項57に記載の方法。 67.前記第3の変調プロトコルは、前記第2の変調プロトコルとは異なる請 求項66に記載の方法。 68.単一の電話線に作用的に接続された複数のモデムを有するモデムシステ ムであって、 前記モデムによりデジタル情報のバケットを変調する手段であって、前記デジ タル情報のバケットは個々の継続期間のアナログ信号バーストに変換され、 前記アナログ信号バーストを前記モデムから前記電話線に送信する手段と、 前記アナログ信号バーストの間は前記モデムから前記電話線へ如何なる信号も 伝送しない手段と、 任意の時刻において、1つのモデムだけが前記電話線にアナログ信号バースト を伝送するように、前記モデムから前記電話線へのアナログ信号バーストの伝送 を調停する手段とを有するモデムシステム。 69.多重ラインネットワークアクセス回路を実現する方法であ って、 アイドル情報を含まない複数のデジタルデータパケットを複数のソースから多 重ラインネットワークアクセス回路へ伝送し、 前記多重ラインネットワークアクセス回路内のアドレスモニタを用いて前記デ ジタルデータパケットに関する宛先アドレスを認識し、 異なるソースからのデジタルデータパケットを共通のデジタル信号処理資源へ 多重化して入力し、 異なるソースからのデジタルデータパケットを前記共通のデジタル信号処理資 源で変調し、 前記共通のデジタル信号処理資源からの変調されたデジタルデータパケットを 宛先アドレスに関連した電話線上に多重分離する段階を有する方法。 70.さらに、共通のアイドル生成器を使って各電話線のアイドル情報を生成 する段階を有する請求項69に記載の方法。 71.前記共通のアイドル生成器は、アイドル情報を格納するメモリをアクセ スすることによって前記アイドル情報を生成する請求項69に記載の方法。 72.さらに、非アイドル状態信号生成器を使って各電話線の非アイドル状態 シグナリングを生成する請求項69に記載の方法。 73.マルチキャストネットワークアクセス回路を実現する方法であって、 アイドル情報を含まないデジタルデータパケットをソースからマルチキャスト ネットワークアクセス回路へ伝送し、 前記デジタルデータパケットに関する複数の宛先アドレスを認識し、 前記デジタルデータパケットをデジタル信号処理資源へルーティ ングし、 前記デジタルデータパケットを前記デジタル信号処理資源で変調し、 前記デジタル信号処理資源からの変調されたデジタルデータパケットを宛先ア ドレスに関連した複数の電話線に多重分離する段階を有する方法。
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