JP2000515663A - 記録媒体を光学的に走査する装置 - Google Patents

記録媒体を光学的に走査する装置

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Abstract

(57)【要約】 記録媒体を大きな開口数を有する放射ビームで光学的に走査する装置について説明する。放射ビームは対物レンズ及び平−凸レンズにより記録媒体上に集束する。平−凸レンズは記録媒体に対して数10μmのギャップを有する。この走査装置は放射ビームを平−凸レンズの無収差点から30焦点深度離れた位置に集束させる。結果として、このレンズは側方移動に対して比較的大きな公差を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 記録媒体を光学的に走査する装置 本発明は、情報面及び透明層を有する記録媒体を光学的に走査する光学式走査 装置であって、放射ビームを透明層を介して情報面上の焦点に集束させる対物レ ンズ及び平−凸レンズを具え、前記平−凸レンズが対物レンズと対向する凸面及 び前記透明層と対向する平面を有する光学式走査装置に関するものである。 光記録媒体に記録できる情報量は、特に走査装置により情報層上に形成される 放射スポットの大きさに依存する。情報密度つまり記録される情報量はスポット の大きさを小さくすることにより増大させることができる。このスポットサイズ はスポットを形成する放射ビームの開口数を増大することにより小さくなる。単 一の対物レンズを用いる場合、この開口数の増大は一般的に放射ビームを形成す るレンズの自由作動距離を短くすることにより、すなわち記録媒体とレンズとの 間の距離を最短にすることにより達成される。開口数が大きい場合、対物レンズ の製造コストが高くなり、レンズの視野が狭くなり、レンズ材料の分散により問 題が生じてしまう。これらの問題は、対物レンズと記録媒体との間に平−凸レン ズを挿入することにより解消される。しばしばスライダレンズ(slider lens)又 はソッド イマージョン レンズ(solid immersion lens)と称されている平−凸 レンズが記録媒体の上方に極めて短い距離で配置されている。この場合、放射ビ ームの集束性は対物レンズ及び平−凸レンズに分配される。平−凸レンズを用い る利点は、平−凸レンズが放射ビームに収差をほとんど導入しないことにある。 このような平−凸レンズを有する走査装置は欧州特許出願第0727777号 から既知である。この走査装置は、対物レンズ及び平−凸レンズが放射ビームを 0.84の開口数(NA)に集束して記録媒体を走査する光ヘッドを具えている 。平−凸レンズは記録媒体の上方に極めて短い距離だけ離れて配置されている。 このレンズは数μmの自由作動距離を有する。この走査装置の光ヘッドが記録媒 体の表面の上方で移動して表面上の埃粒子と衝突すると、光ヘッド及び記録媒体 が 損傷してしまう。従って、自由作動距離は記録媒体上に存在する可能性のある汚 れの大きさよりも大きくする必要がある。この既知の走査装置の欠点は、自由作 動距離が長くなるほど光ヘッドの製造の困難性が増大することである。 本発明の目的は、容易に製造することができる高開口数の放射ビームで記録媒 体を走査する走査装置を実現することにある。 この目的は、冒頭部で述べた走査装置において、対物レンズ及び平−凸レンズ を、この平−凸レンズの無収差点から集束性放射ビームの30焦点深度以上の距 離だけ離れた位置に焦点を形成するように構成したことを特徴とする本発明によ り達成される。 既知の光ヘッドの製造の困難性は、平−凸レンズの対物レンズの位置に対する 側方変位に対する厳格な公差に起因している。平−凸レンズの平面と記録媒体と の間のギャップにより記録媒体上に集束する放射ビームに球面収差が導入される 。この球面収差は対物レンズにおいて補償することができる。結果として、収差 の無いビームではなく収差を含むビームが平−凸レンズに入射する。この収差に より、対物レンズ及び既知の平−凸レンズの光軸と直交する方向における芯立て が重要になる。芯立ての公差は自由作動距離が増大するほど一層厳格になる。対 物レンズ及び平−凸レンズは、記録媒体を適切にトラッキングするためには好ま しくはその光軸に沿って移動可能とする。既知の平−凸レンズ及び対物レンズに 課せられる厳格な位置の公差により、これらを移動させるためのアクチュエータ が高価になってしまう。 既知の光ヘッドの厳格な公差は、この光ヘッドの設計の結果である。高倍率顕 微鏡の対物レンズ及び高密度光記録媒体のような平−凸レンズを用いて開口数の 大きなビームを形成する用途において、放射ビームは平−凸レンズの無収差点に 常時集束する。この理由は、この場合だけ平−凸レンズが単色性収差を導入する ことなくビームの開口数を増大させるからである。例えば、刊行物「Principles of Optics」M.Born及びE.Wolf著,第6版,Pergman Press,1980,Page25 3を参照されたい。 本発明による光ヘッドの公差は、対物レンズ及び平−凸レンズの異なる設計に より既知の光ヘッドの公差よりも大幅に大きい。本発明の設計では、放射ビーム を平−凸レンズの無収差点に集束させず、この無収差点と一致しない点に集束さ せる。レンズの側方移動に対する公差を相対的に大きく増大させることにより、 本発明による平−凸レンズにより導入される収差の増大は比較的小さなものとな る。焦点と無収差点との間の距離が無収差点から放射ビームの30焦点深度離れ ている場合、公差が増大することにより光ヘッドの製造が大幅に簡単になる。焦 点深度はλ/(4(1−cos α))に等しい。ここで、λは放射ビームの波長で あり、αは空気中における集束性ビームの円錐部の半角である。屈折率nの媒質 中でαの半角を有する集束性ビームの焦点深度は、空気中での焦点深度の約n倍 になる。開口数NAは(nsin α)に等しい。自由作動距離が、埃粒子がレンズ と記録媒体との間を通過できる数10μmに増大すると、公差は比較的大きくな る。ギャップが50μm以上の場合、焦点と無収差点との間の距離は好ましいこ とに100焦点深度以上になる。 記録媒体の透明層の厚さ変化に対する公差を増大させるため、透明層の屈折率 n1は好ましくは平−凸レンズの屈折率n2よりも大きくする。 屈折率n2よりも小さな屈折率を有する平−凸レンズと屈折率n1よりも大きな 屈折率を有する透明層との間のギャップにより生ずる球面収差は、少なくとも部 分的に補償される。この場合、対物レンズにより導入される球面収差の量は減少 し、これにより上述した位置の公差がさらに増大する。これらの屈折率は、好ま しくは(n1−1)>1.03(n2−1)の関係を満たすようにする。 焦点と無収差点との間の距離は、一般的に平−凸レンズと記録媒体との間のギ ャップの大きさに依存する。μmで測定した好適な距離は3Rdgapにほぼ等し い。ここで、Rは凸面のμmでの半径であり、dgapは平−凸レンズの平面と透 明層との間のμmでの距離である。この距離は対物レンズ及び平−凸レンズの実 際の設計に依存する。この距離は上述した値の+150%から−50%の範囲内 に存在し、n1>n2の場合上記値の±20%の範囲内に存在する。焦点は、好ま しくは平−凸レンズの2個の無収差点間に配置する。 焦点において最小の球面収差を得るため、ギャップdgapの大きさは、平−凸 レンズの屈折率n2及び透明基板の屈折率n1についての以下の関係、 dgap/ds=(n2/n1)×(n1 2−n2 2)/(n2 2−1)に基づいて規定 する。このdgap値は、dgapよりも大きなds値について40%の範囲内でこの 関係を満たすことが好ましい。ここで、dsは透明層の厚さである。このds値は 、適切な屈折率の有用な材料を得るため、好ましくはdgap値よりも大きくする 。 本発明による平−凸レンズは既知の平−凸レンズの倍率とは異なる倍率となる ように設計する。既知のレンズは1/n2の倍率を有し、ここでn2はレンズ本体 及び透明層の両方の屈折率である。従って、既知のレンズは無収差点を利用する ように動作し正弦条件(sine条件)に従う。本発明による平−凸レンズは、 好ましくは1.1/n2 2と0.99/n2との間の倍率で動作し、より好ましく は0.7/n2と0.99/n2との間の倍率で動作する。この範囲において、対 物レンズにより補償される球面収差の量は、同様な大きさのギャップを有する既 知の装置の対物レンズにより補償される量よりも小さい。この既知の設計とは異 なる設計により、平−凸レンズの自由作動距離における側方移動に対する公差を 一層大きくすることができる。付加的に、透明層の屈折率n1が平−凸レンズの 屈折率n2よりも大きくなるように選択される場合、側方移動に対する公差はさ らに増大すると共に透明層の厚さ変化に対する公差も増大する。 本発明の目的、利点及び構成について添付図面に記載した実施例の記載に基づ いて明らかにする。 図1は走査装置を示す。 図2対物レンズ及び平−凸レンズを示す。 光学式記録媒体1を走査する装置を示す。記録媒体は透明層2を有し、この透 明層の一方の側に情報層3を形成する。この情報層の透明層とは反対側は保護層 4により環境の影響から保護する。透明層の装置と対向する側は入射面5と称す る。透明層2は情報層を機械的に支持することにより記録媒体の基板として作用 する。或いは、透明層は情報層を保護する機能だけを有し、機械的な支持は情報 層の他方の側の層により、例えば保護層4により又は別の情報層及び情報層3に 結合した透明層により行うことができる。情報は、記録媒体の情報層3にほぼ平 行なトラック、同心状のトラック又は螺旋状のトラック(図示せず)として結合 した光学的に検出可能なマークの形態として記録することができる。これらのマ ークは、光学的に読み取り可能な形態として、例えば周囲部分とは異なる反射係 数又は磁化方向を有するピット又は区域の形態或いはこれらの組合せの形態とす ることができる。 この走査装置は、例えば発散性の放射ビームを放出する半導体レーザのような 放射源6を具える。例えば半透明プレートのビームスプリッタ8により放射をレ ンズ系に向けて反射する。レンズ系はコリメータレンズ9、対物レンズ10及び 平−凸レンズ11を具える。コリメータレンズ9は発散性放射ビーム7を平行ビ ーム12に変換する。光軸13を有する対物レンズ10は平行にされた放射ビー ム12をレンズ系11に入射する集束性ビーム14に変換する。コリメータレン ズ9及び対物レンズ10は単一のレンズとして結合することができる。平−凸レ ンズ11は入射したビーム14を情報層3上に焦点16を形成する集束性ビーム 15に変換する。平−凸レンズ11は凸面及び平坦な面を有する。平坦な面は透 明層2と対向し、このレンズと透明層との間にギャップを形成する。対物レンズ 10は図面上に単一の素子として表示したが、それ以上の素子で構成することが でき、或いは透過又は反射モードとして動作するホログラム又は放射を放射ビー ムを伝搬させる導波路の外部に導く回折格子で構成することもできる。情報層3 で反射した集束性ビーム15の放射は反射ビーム17を形成し、この反射ビーム は集束性ビーム14の光路を戻る。対物レンズ10及びコリメータレンズ9は反 射ビーム17を集束性の反射ビーム18に変換し、ビームスプリッタ8は反射ビ ーム18の少なくとも一部分を検出装置19に向けて透過させることにより前進 ビームと反射ビームとを分離する。放射は検出装置に入射し、この検出装置は1 個又はそれ以上の電気信号に変換する。これらの信号のうちの1個は情報信号で あり、その値は情報層3から読み取られた情報を表す。別の信号は焦点誤差信号 21であり、その値は焦点16と情報層3との間の光軸方向の高さの差を表す。 焦点誤差信号は対物レンズ及び/又は平−凸レンズ11の光軸方向の位置を制御 する焦点サーボコントローラ22用の入射信号として用いられ、これにより焦点 16が情報層3の面とほぼ一致するように焦点16の光軸方向の位置が制御され る。1個又はそれ以上の放射検知素子及びこれら検知素子からの出力信号を処理 する電気回路を含み焦点誤差信号を発生させる検出装置の部分は焦点誤差検出装 置と称する。レンズ系を位置決めする焦点サーボ系は焦点誤差検出装置、焦点サ ーボコントローラ及びレンズ系を移動させるアクチュエータを具える。 ギャップ、すなわちレンズ11の平面と記録媒体1の入射面との間の距離は極 めて微小な値に維持する必要がある。これは、レンズ11を支持する能動型空気 ベアリング構造を用いることにより達成できると共にギャップをこの微小な値に に維持するように設計することができる。この微小な値からの実際のギャップの 変移を表す光学的に取り出された誤差信号を用いこともできる。この場合、誤差 信号をアクチュエータサーボループに対する入力信号として用いることにより、 特別なアクチュエータにより平−凸レンズを透明層からの予め意図した距離に維 持する。レンズ10のアクチュエータは、焦点16を情報層3上に維持する焦点 誤差信号により制御する。 設計した厚さよりも厚い透明層を介して放射ビームを合焦させる必要の場合に 生ずる球面収差は、対物レンズの集束作用により補償する。この集束作用により 、倍率変化に起因して平−凸レンズがある量の球面収差を発生し、この球面収差 はより厚い透明層により発生する収差をキャンセルする。対物レンズの集束動作 が行われる間に、ギャップを上述した方法でその微小な値に維持する必要がある 。 図2対物レンズ10及び平−凸レンズ11を拡大して示す。対物レンズ10は 単一非球面平−凸レンズ又は両非球面レンズとすることができる。この対物レン ズ10は、平−凸レンズ11及び透明層2により導入される球面収差を補償する ように既知の方法で設計され、これにより焦点16付近の放射ビームをほとんど 球面収差のないビームとすることができる。 表1は平−凸レンズ11の設計パラメータを示す。設計番号1及び5は従来技 術によるものであり、設計番号2〜4及び6〜7は本発明によるものである。こ の表のパラメータは以下の意義を有している。すなわち、dgapは平−凸レンズ 11の平面と透明層2の入射面5との距離であり、Rは平−凸レンズの凸面の半 径であり、n2はレンズ材料の屈折率であり、ΔSは焦点と1/n2の倍率に対応 する無収差点との間の距離である。ΔSは1/n2 2の倍率に対応する無収差の方 向に屈折率n2の媒質中で測定する。Bは平−凸レンズの1/n2単位の倍率であ る。Fはレンズ視野中の距離30μmにおける焦点近傍の2乗平均(RMS) の波面誤差である。Dは平凸レンズの30μm側方変位に対するRMS波面誤差 である。Tは透明層2の厚さが設計厚さよりも30μm薄い場合のRMS波面誤 差である。 この放射の波長は650nmとに集束性ビーム15のNAは0.85とする。 焦点深度は0.343μmに等しい。透明層2の設計厚さは設計番号1〜7につ いて同一であり600μmに等しい。この透明層の屈折率は1.5806、すな わち波長650nmにおけるポリカーボネート(PC)の屈折率である。設計番 号1〜3、5及び6の平−凸レンズ11はポリカーポネートで作成する。設計番 号4及び7の平−凸レンズはスコットのカタログによるガラスBK10及びK5 でそれぞれ作成した。平−凸レンズの光軸方向の厚さは、ギャップ厚さ、透明層 の厚さ、平−凸レンズの曲率半径及び倍率により規定した。 表1 平−凸レンズの設計パラメータ この表の設計番号1は、50μmのギャップの場合の従来の設計ルールに基づ く平−凸レンズのパラメータを示す。このレンズ材料の屈折率は透明層2の屈折 率に等しく、焦点は倍率1/n2に対応する無収差点に一致する。 本発明の設計番号2はPCの屈折率と同一の屈折率を用いているが、無収差点 から30μmの距離だけ離れた位置にビーム焦点を有している。この距離は87 焦点深度に対応する。30μm中心から変移した位置におけるRMS波面誤差は 61〜55mλに減少している。この走査装置が中心ずれとして30μmの公差 が課せられる場合、10%の波面誤差を有益に用いて走査装置の光学的に密な波 面誤差(tight optical wavefront error)による他の公差を減少させることがで きる。この波面誤差は中心ずれにおける1次線形近似(a first approximation l inear)が成立するので、設計番号2により平−凸レンズの中心ずれに対して10 %大きな公差が許容される。透明層の厚さ変化の公差も10%以上増大した。 第3の設計はPCの屈折率を用いているが、無収差点から295μm離れた位 置に焦点を有する。中心ずれに対する公差は、レンズの視野が僅かに犠牲になる が、3倍増大した。透明層の厚さに対する公差も増大している。 第4番目の設計は透明層の屈折率よりも低い屈折率を用い、無収差点から19 7μm離れた位置に焦点を有する。このレンズの視野は従来技術の第1の設計の レンズの視野にほぼ等しい。中心ずれの公差は第3の設計よりもさらに低下し、 層の厚さに対する公差は第1の設計に比べて5倍増大している。 第5の設計は25μmのギャップに対する従来技術の設計基準による平−凸レ ンズのパラメータを示す。このレンズ材料の屈折率はPCの屈折率に等しく、焦 点は倍率1/n2に対応する無収差点に一致している。 本発明による第6の設計はPCの屈折率を用いているが、無収差点から216 μmの距離だけ離れた位置に焦点を有する。レンズの視野及び中心ずれに対する 公差の両方並びに層の厚さに対する公差は約2倍増大している。 7番目の設計は透明層の屈折率よりも低い屈折率を用い、無収差点から92μ mの位置に焦点を有する。視野は第5の設計よりも一層大きい。中心ずれに対す る公差は第5の設計に比べて4倍増大している。走査装置の側方移動に対する光 学的な量(optical budget)が30mλの場合、第5の設計による平−凸レンズは 側方移動に対して27μmの公差を有し、これに対して第7の設計による平−凸 レンズは69μmの公差を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.情報面及び透明層を有する記録媒体を光学的に走査する光学式走査装置であ って、放射ビームを透明層を介して情報面上の焦点に集束させる対物レンズ及 び平−凸レンズを具え、前記平−凸レンズが対物レンズと対向する凸面及び前 記透明層と対向する平面を有する光学式走査装置において、前記対物レンズ及 び平−凸レンズを、この平−凸レンズの無収差点から集束性放射ビームの30 焦点深度以上の距離だけ離れた位置に焦点を形成するように構成したことを特 徴とする光学式走査装置。 2.請求項1に記載の光学式走査装置において、前記透明層及び平−凸レンズが それぞれn1及びn2の屈折率を有し、n1の値をn2の値よりも大きくした光学 式走査装置。 3.請求項2に記載の走査装置において、前記屈折率n1及びn2が、(n1−1 )>1.03(n2−1)の関係にある光学式走査装置。 4.請求項1又は2に記載の光学式走査装置において、Rを前記凸面のμmでの 半径とし、dgapを前記平面と透明層との間のμmでの距離とした場合に、前 記焦点と無収差点との間のμmでの距離が3Rdgapにほぼ等しい光学式走査 装置。 5.請求項1に記載の光学式走査装置において、n2を前記平−凸レンズの屈折 率とした場合に、前記平−凸レンズの倍率が1.1/n2から0.99/n2の 範囲に存在する光学式走査装置。
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