JP2000514754A - マルチスピード自転車ギヤシステム - Google Patents

マルチスピード自転車ギヤシステム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は自転車用のマルチスピードギヤシフト機構に関する。ギヤシフト機構は、駆動機構とスリーブ(12)との間で少なくとも二つの伝達比率を実現するために、シフティングデバイス(26)に加えて、自転車フレームに回転可能に取り付けられているシャフト(1)と、シャフト(1)に回転可能に搭載されている駆動機構と、シャフト(1)及びシャフト(1)に回転可能に搭載されている少なくとも一つのサンギヤ(19)を備えたプラネタリギヤ(15)に回転可能に搭載されているスリーブ(12)と、リングギヤ(24)と、サンホイール(17)と、サンホイール(17)の上に回転可能に搭載されているプラネタリホイール(18)とで構成されている。ここでシフティングデバイス(26)は、歯状のギヤ(77)と、ラチェット(74)及び前記要素を制御するために回転可能に搭載されていてスリーブ(12)の外側から操作される所定の作用部材(76)とを備えており、作用部材(76)は伝達比率を選択するためにラチェットを歯状のギヤ(77)とかみ合わせること、あるいはラチェットと歯状のギヤ(77)とのかみ合わせを解除することができる。本発明によれば、歯状のギヤ(77)はサンギヤ(19)の上に設けることができ、シャフト(1)は中空のボディからなる部分を備えていて、当該中空ボディは作用部材(76)を受け入れ、ラチェット(74)は前記部分の外壁の開口に搭載され、前記中空のボディの境界を定めている。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチスピード自転車ギヤシステム 本発明は請求項1の前文に記載の種類のマルチスピード・ギヤシフト機構に関 する。 自転車用マルチスピード・ギヤシフト機構、具体的には、マルチスピード・ギ ヤシフト機構ハブの形体をしたものは多くの実現形態のものが知られている。デ ィレーラと同じように、これらは複数の選択可能なギヤステップ、あるいはそれ ぞれのギヤ比を得るために使用されている。現時点では、この種のギヤで実現で きるギヤステップは12段までであり、これは、原則として、少なくとも2つの プラネタリホイールギヤ(以下では、単にプラネタリギヤと呼ぶことにする)を 直列に設けることによって達成されていた(DE4203509 A1、DE4 342347 C1)。 種々のギヤステップをかみ合わせるためには、このようなギヤで通常行われて いることは、少なくとも1つのサンホイールを相対回転しないように固定的にハ ブシャフトに選択的に接続することであり、ここで「相対回転しないように固定 的に」接続するとは、サンホイールが、選択した一方の回転方向にだけはハブシ ャフトに固定的に接続されるのに対して、反対の回転方向では、フリーホイール デバイスのようにハブシャフト上で回転可能であることを意味する。歯とかみ合 い、そのかみ合いから選択的に外すことができるセレクタラチェットはこの状態 を得るために使用されている。 冒頭に引用した種類の公知マルチスピード・ギヤ(EP0383350B1、 DE4142867 A1)では、歯構成はハブシャフトの外側ジャケットに設 けられた半径方向に突出した歯から構成されているのに対し、セレクタラチェッ トはピボットレバーからなり、このピボットレバーは弾性的に付勢されていて、 サンホイール上にピボット回転可能に装着されている。セレクタラチェットが歯 構成とかみ合うのを防止するために、あるいはすでにかみ合っているセレクタラ チェットをこのかみ合いから解放するために、ハブシャフト上に回転可能に取り 付けられ、ロック用の舌片をもつセレクタスリーブが別に設けられている。この セレクタスリーブはハブシャフト上で回転可能で、ラチェットが歯と歯の間のギ ャップ内に落ち込むのを防止し、あるいはすでに落ち込んでいるセレクタラチェ ットが適当な傾斜面上を走行することによってかみ合いから解放されるようにな っている。 このようなシフティングデバイスには、すべてのシフト可能要素がハブシャフ トを取り巻くセレクタスリーブの実効範囲内に置かれていなければならないので 、径が少なからず大きくなり、従って、ハブシャフトの重量も増加するという問 題がある。さらに、セレクタスリーブは追加のセレクタデバイス、具体的には、 軸方向に移動可能な制御スライドによって操作されるデバイスの使用を妨げてい るため(DE4203509 A1)、マルチスピードハブの設計が大になり、 従って重量も重くならざる得ないか、あるいはスイッチ機構全体を小さくて、脆 弱な寸法のコンポーネントで組み立てる必要があるため故障発生率が大になって いる。 これに対して、本発明の目的は冒頭に引用した種類のマルチスピード・ギヤで あって、セレクタデバイスがギヤの径を大幅に大きくすることなく、しかも十分 な動作信頼性が保証されるように設計されたマルチスピード・ギヤを提供するこ とである。 上記目的は、請求項1に記載されている本発明の特徴事項によって達成されて いる。 本発明のその他の有利な特徴は従属請求項に記載されている通りである。 以下では、添付図面に図示の実施例を例にして本発明を詳しく説明する。添付 図面において、 図1は本発明によるマルチスピード・ギヤを示す縦断断面図である。 図2乃至図4はギヤハブのプラネタリギヤを図1中のII−II線乃至IV− IV線に沿って切断して示す拡大断面図である。 図5は図1に示すギヤの基本的スケッチ図である。 図6は図1に示すマルチスピード・ギヤのクラッチを示す拡大側面図である。 図7と図8は、それぞれ図6中のVII−VII線およびVIII−VIII 線の断面図である。 図9はセレクタデバイスを備えた本発明によるハブシャフトを拡大し、別々に 描いて示す断面図である。 図10はハブシャフトに装着されたサンホイールを示す、図9と同じ図である 。 図11乃至図13は、それぞれセレクタラチェットが異なる3つの位置にある ときの、図10に示す本発明による構成を示す断面図である。 図14は図1に示す発明によるギヤのシャフトを上方から見た縮小図である。 図15は、図1に示すギヤのセレクタ・カムシャフトを上方から見た図である 。 図16は図15に示すセレクタ・カムシャフトが挿入されている図14に示す ハブシャフトの、図14と図15中の断面線A−A乃至F−Fの断面図である。 図17は図7に示すセレクタ・カムシャフトのカムと案内スロットの相対位置 を示す概略展開図である。 図1を参照して説明すると、マルチスピード・ギヤハブとして特に設計された マルチスピード・ギヤは中空に形成されたハブシャフト1を備え、その両端1a はトラニオン(trunnion)のように形成され、概略図で示されているフレーム要 素2の同じように設計された出力端に置かれており、例えば、従来の急動締め付 け手段、ナット、その他の方法で相対回転しないようにそこに固定的に取り付け られている。駆動側では、ハブシャフト1はローラベアリング3を備え、ローラ ベアリング3はクランプリング4によってそこに軸方向に取り付けられている。 チェイン6などの駆動ピニオン5に固定的に接続されたアクチュエータ7は、ロ ーラベアリング3を介してハブシャフト1に回転可能に取り付けられている。ハ ブシャフト1はパワー・テークオフ側に半径方向のフランジ1bをもち、このフ ランジはクランプリング4からあらかじめ選択した距離だけ離れており、クラン プリング4には、ハブシャフト1上に軸方向に絞り加工された固定リング9が軸 方向に移動不能にねじ8で締め付けられ、相対回転しないように固定されている 。ハブシェル12はベアリング10と11を介してアクチュエータ7と固定リン グ9に回転可能に取り付けられている。このケースでは、駆動ピニオン5、アク る。そのほかに、相対回転しないように固定的に固定リング9とフランジ1bに 接続され、フレーム要素2の1つに接続されるサポート14を設けることが可能 であり、このサポート14はアクチュエータ7によってギヤハブに導入されるト ルクとハブシェル12を通して自転車のリヤホイール(後輪)に伝えられるトル クとの差を支えるために使用され、そこではリヤホイール(図示せず)は従来の ようにスポークなどによってハブシェル12に接続されている。ギヤハブがブレ ーキ(図示せず)を備えていれば、このサポート14は制動モーメントを支持す る働きもする。 ギヤシフト機構はハブシェル12に固定され、2つのプラネタリギヤ15、1 6を収めており、これらはハブシャフト1上に一方が他方の背後になるように配 置され、好ましくは一部品で作られた共通のプラネタリキャリヤ17を備えてい る。第1のプラネタリギヤ15は駆動側でアクチュエータ7の近くに位置し、特 に図2、3、5および6に示すように、少なくとも1つの第1のプラネタリホイ ール18をもつプラネタリキャリヤ・セクションを含み、第1のプラネタリホイ ール18は径が異なる少なくとも2つのステージ18a、18bをもち、ステー ジ18aは小径で、比較的大径の第1のサンホイール19とかみ合い、他方、ス テージ18bは大径で、これに対応して径が小さくなった第2のサンホイール2 0とかみ合っている。第2のプラネタリギヤ16はアクチュエータ7から軸方向 に更に離れた位置にあり、少なくとも1つの第2のプラネタリホイール21をも つプラネタリキャリヤ・セクションを含み、第2のプラネタリホイール21も径 が異なる少なくとも2つのステージ21a、21bをもち、径が小さい方のステ ージ21aは比較的大径の第3のサンホイール22とかみ合い、径が大きい方の ステージ21bは、これに対応して径が小さくなっている第4のサンホイール2 3とかみ合ってている。このケースでは、上述したプラネタリホイールとサンホ イールは、プラネタリキャリヤと共に、通常通りにハブシャフト1の周りを回転 可能であることはもちろんである。 最後に、プラネタリギヤ15、16は各々が第1または第の2リングギヤ24 、25をもち、これらはハブシャフト1に対し同軸になっており、そこではリン グギヤ24は第1のプラネタリホイール18のステージ18aとかみ合い、リン グギヤ25は第2のプラネタリホイール21のステージ21aとかみ合っている 。 ギヤシフト機構の別の目的はアクチュエータ7とハブシェル12の間で複数の ギヤ比を提供し、選択できるようにすることであり、図2乃至図6に概略図で示 すように、好ましくはクラッチの形体をした手段26、27、28および29を 備え、これらの手段によってサンホイール19、20、22および23がハブシ ャフト1に選択的に接続できるようになっている。好ましくはクラッチの形体を した手段26乃至29は、例えば、フリーホイールラチェット・デバイスで実現 され、通常のセレクタレバーなどによってギヤハブの外部から制御可能になって いる。 自転車用を目的としたこのタイプのマルチスピード・ギヤハブは一般的にこの 分野の精通者に公知であるので、これ以上詳しく説明することは省略する。反復 を避けるために、ここでは、例えば、特許公報DE4142687A1およびD E4342347C1を引用することにするが、これらの開示内容は反復を避け るために引用によって本発明の開示内容の主題を構成するものである。 本発明の特徴によれば、プラネタリギヤ15はそのリングギヤ24で駆動され るが、この目的のためにリングギヤ24は相対回転しないようにかつ軸方向に移 動しないように固定的にアクチュエータ7に接続されている。さらに、本発明の 好ましい実施例によれば、両方のプラネタリギヤ15、16はその間に延びる想 像上の左右対称面に対して左右逆に、ハブシャフト1に対して垂直方向に構築、 配置され、そこでは、例えば、径が大きい方の2つのプラネタリホイール・ステ ージ18b、21bは近接して相互に向き合い(図1と図5)、他方、径が小さ い方の2つのプラネタリホイール・ステージ18a、21aは想像上の左右対称 面から離れた位置に置かれている。このケースでは、ステージ18b、21bは 好ましくは同径で、歯数が同じであり、このことはステージ18a、21aの径 と歯数についても同様である。この左右逆の設計にすると、製造費と保管費が大 幅に削減されることになる。同じように、サンホイール20、23または19、 22のそれぞれおよびリングギヤ24、25を同一のペアで実現することが可能 になる。従って、コンポーネント21、22、23および25はコンポーネント 18、19、20および24に同一に対応しているので、4つの異なるコンポー ネント18、19、20および24に取り付ける歯の数は5つだけにしなければ ならない。 上述したギヤシフト機構が7速ギヤとしてのみ使用される場合は、プラネタリ ギヤ16の第2のリングギヤ25はパワー・テークオフ用に使用されるが、この ケースでは、図1、5および6とは異なり、ハブシェル12に直接にかつ固定的 に接続することが可能である。このケースにおいて、ハブシェル12用にフリー ホイールデバイスが望ましければ、リングギヤ25は、例えば、フリーホイール ラチェットをもつラチェットホイールキャリヤに接続することが可能であり、フ リーホイールラチェットはハブシェル12の適当な歯と一緒に働いてトルク伝達 を一方向だけに行うようにすることができる。 上記のような変形例では、4つのクラッチ26乃至29は初期に異なるギヤを 得るために使用されている。ここでは、アクチュエータ7は第1のリングギヤ2 4に固定的に接続され、第2のリングギヤ25はハブシェル12に固定的に接続 されているので、第1および第3のサンホイール19、23は、例えば、クラッ チ26と28を介してハブシャフト1(図5)に接続され、他方、サンホイール 20、22は自由回転可能になっている。このために、第1のプラネタリギヤ1 5はプラネタリキャリヤ17の速度(以下、簡単にrpmと呼ぶ)を決定し、プ ラネタリキャリヤ17の方はプラネタリホイール21を駆動している。後者は固 定されている第3のサンホイール23上を転動し、この転動によって第2のリン グギヤ25のrpmが決定され、従ってハブシェル12のrpmが決定される。 別の総ギヤ比はクラッチ27、29がかみ合い、クラッチ26、28がかみ合い から外れることによって得られるので、そのときハブシャフト1に接続されてい るサンホイール20、22は総ギヤ比を決定することになる。さらに別のギヤ比 はサンホイール19、22または20、23のそれぞれがハブシャフト1に接続 されることによって得ることができる。しかし、2つのプラネタリギヤ15、1 6が左右逆の設計では、それぞれ得られる総ギヤ比は1:1、つまり、ダイレク トギヤステップが得られることになる。 本発明のさらに別の具体的な基本的特徴によれば、シフティング・デバイスは 共通のプラネタリキャリヤ17の使用にもかかわらずギヤステップ数を増加する ための、さらに2つのクラッチ31および32を備え(図5)、そのうちクラッ チ31は第1のリングギヤ24を第1のサンホイール19と選択的に接続するた めに使用され、第2のリングギヤ25の方は第2のクラッチ32によって第4の サンホイール22と選択的に結合可能になっている。これによって、第1のクラ ッチ31が接続されると、第1のプラネタリギヤ15は阻止され、第2のクラッ チ32が接続されると、第2のプラネタリギヤ16は阻止される。つまり、プラ ネタリキャリヤ17はクラッチ31が接続されるとアクチュエータ7のrpmで 常に回転し、クラッチ32が接続されると、第2のリングギヤ25は共通のプラ ネタリキャリヤ17のrpmで常に回転する。好ましくは、2つのクラッチ31 、32は上述のクラッチ26乃至29と同じ設計になっている。以下では、代替 実施例について詳しく説明する。 プラネタリギヤ15、16を左右逆の構造にすると、以下に説明するように、 上述した2つのギヤステップに加えてクラッチ31、32によって別のギヤステ ップを設定することが可能である。クラッチ31がかみ合い、クラッチ32がか み合いから外れると、サンホイール23またはサンホイール22をクラッチ28 、29によって選択的にハブシャフト1に接続し、それぞれ他方のサンホイール を解放することができ、その結果、第1のプラネタリギヤ15のギヤ比が1:1 であるので、プラネタリキャリヤ17とハブシェル12の間の第2のプラネタリ ギヤ16によって決定される2つのギヤ比が得られる。しかし、クラッチ32が かみ合い、クラッチ31がかみ合いから外れると(図6)、第2のプラネタリギ ヤ16のギヤ比は1:1に固定され、アクチュエータ7とプラネタリキャリヤ1 7の間の第1のプラネタリギヤ15によって決定されるギヤ比は、サンホイール 19、20の一方がクラッチ26、27によってハブシャフト1と選択的に接続 されるので調節可能である。最後に、両方のクラッチ31、32をかみ合わせる と、アクチェータ7とハブシェル12の間のギヤ比を1:1にすることも可能で ある。従って、上述したマルチスピード・ハブは7速ギヤハブである。 特に2つのクラッチ31、32の特徴は、これらのクラッチによってサンホイ ール19、22が関連するリングギヤ24または25に加えてアクチュエータ7 あるいはハブシェル12に接続され、これらに代わって接続されるのではない点 にある。従って、クラッチ31、32を作用させると、アクチュエータ7から得 られる、あるいはハブシェル12に加えられる駆動力またはパワー・テークオフ 力の一部だけが常にシフトされ、このシフティングはそれぞれのプラネタリギヤ を阻止すること、またはその阻止を打ち消すことだけを目的としている。上述し たギヤシフト機構は特殊な構造をしているので、例えば、総力のほぼ50%だけ をシフトさせることを達成することが可能である。これとは対照的に、従来技術 によれば、原則として駆動力およびパワー・テークオフカの100%がリングギ ヤおよび関連するプラネタリキャリヤの間であるいはその逆の間でシフトされ、 このようにして別の力伝達が得られるようにしている。従って、本発明によるギ ヤシフト機構には、大幅に減少した力をクラッチおよびシフト要素に加えるだけ でよく、従って、その設計を小型化、軽量化することが可能であり、あるいはよ り大きな駆動力またはパワー・テークオフ力を同一クラッチ力で伝達できるとい う利点がある。これは、荷重状態でシフトするときクラッチ31、32を動作す るために加える必要のある力にもプラスの効果をもたらしている。 上述した7速ギヤシフト機構は単純なアドオンセット(add-on set)によって1 4速ギヤシフト機構に変換することが可能である。図1および図5に示すように 、第5のサンホイール36をもつ第3のプラネタリギヤ35、少なくとも第3の プラネタリホイール38をもつ第2のプラネタリキャリヤ37、および第2のリ ングギヤ39はこの目的のために設けられている。プラネタリホイール38は異 なる径の2つのステージ38a、38bをもっている(図4および図5)。径が 小さい方のステージ38aは第5のサンホイール36とかみ合い、径が大きい方 のステージ38bは第2のリングキヤ39とかみ合い、第2のリングギヤ39は 、さらに、ハブシャフト1上に支えられたフリーホイールデバイス40(図5) によって逆回転しないように固定されている。さらに、第5のサンホイール36 は第2のリングギヤ25に固定的に接続されており、例えば、第2のリングギヤ と一体に一部品で作られている(図1)。最後に、この例では、第3のプラネタ リキャリヤ37はハブシェル12に固定的に接続され、他方、第5のサンホイー ル36をもつ第2のリングギヤ25は、フリーホイールデバイスをもつ別のクラ ッチ41によって第3のリングギヤ39に選択的に一体に接続することも、それ から切り離すことも可能になっている。図5に示すクラッチ41がかみ合うと、 第3のプラネタリキャリヤ37は第2のリングギヤ25のrpmで回転する。つ まり、第3のプラネタリギヤ35はギヤ比1:1で阻止されるので、不作用にな り、上述したギヤステップが実現される。しかし、クラッチ41が切り離される と、第2のリングギヤ25のパワー・テークオフrpmは、リングギヤ39がフ リーホイールデバイス40を介してハブシャフト1上に支持され、相対回転しな いように固定されているので、第3のプラネタリキャリヤ37上の第5のサンホ イール36を介して伝達され、従って、サンホイール36によって駆動されるプ ラネタリホイール38はプラネタリキャリヤ37を一緒に伴っていく。この場合 、第3のプラネタリギヤ35は、例えば、ギヤ比が2:1より小さい減速ギヤの 働きをするので、上述した7ギヤステップはダイレクトギヤ比1:1でまたは下 流側に接続された減速ギヤで選択的に効力をもたせることができる。さらに、ク ラッチ41に関しては、クラッチ31、32に関連して上述した利点が得られる 結果、常に、第2のリングギヤ25によって伝達される駆動力の一部をシフトす るだけで十分である。 上述したギヤシフト機構は、例えば、表1に示す歯数で動作する。 上述した歯の数の結果として、第1のプラネタリギヤ15はアクチュエータ7 とプラネタリキャリヤ17の間のギヤ比が、クラッチ26がかみ合っているとき はほぼ1.467:1で、クラッチ27がかみ合っているときはほぼ1.292 :1で動作する。しかし、プラネタリキャリヤ17と第2のリングギヤ25の間 のギヤ比は、クラッチ28がかみ合っているときはほぼ1:1.292に、クラ ッチ29がかみ合っているときは1:1.467に逆転される。このために、プ ラネタリギヤ15は常に減速ギヤとして動作するが、プラネタリギヤ16は常に ステップアップギヤとして動作する。最後に、この実施例におけるアドオンセッ トのギヤ比はほぼ2.448:1であるので、クラッチ41がかみ合いから外れ たときは全体的に減速が起こり、クラッチ41がかみ合ったときは1:1になる 。 上述した構成によれば、表1に示す歯の数によると、表2に示すギヤステップ を実現することができる。この場合、種々クラッチの下の”x”の文字はどのク ラッチがそれぞれのギヤステップでかみ合い状態にあるかを示し、”x”の文字 がない個所はそれぞれのクラッチがかみ合いから外れていることを示している。 上記の説明と同じように、「ギヤ比」とは駆動rpmとパワー・テークオフrp mとの比率のことである。 上記から明らかなように、あるギヤステップの比とそれぞれ高速のギヤステッ プの比との関係をギヤジャンプと呼ぶとすると、ほぼ13.5%と13.8%の 間で比較的一定のステップジャンプが得られ、表中の任意のギヤについて示され ているギヤジャンプはそのギヤからそれぞれ次のギヤへ移ることを示している。 さらに、上述したギヤシフト機構によると、総ギヤ比、つまり、最大ギヤ比と 最小ギヤ比との関係を変更することが可能である。この実施例では、総ギヤ比は ほぼ526%であるので、比率関係は非常に幅広い範囲にわたっている。 現時点で最良と考えられる上述したギヤ機構の別の基本的利点は、プラネタリ ホイールの異なるステージの歯の数を20、24、26および32で比較的大き くできることである。このようにすると、プラネタリホイール18、21および 38を図1乃至図4に示すようにロールベアリング、具体的にはニードルローラ ベアリングによってプラネタリキャリヤ17、37に回転可能に装着させること が可能であり、この場合、各ローラベアリングは2つのディスク形状のプラネタ リキャリヤ要素の間を案内されるベアリングケージ42と、ケージ内に配置され た複数のベアリングニードル43とから構成され、ベアリングニードルの中心軸 はプラネタリホイール18、21および38の回転軸に対して平行に設けられて いる。このようにすると、摩擦損失を小さく保つことが可能であり、このことは 総効率性の面で利点となっている。最後に、それぞれがかみ合うサンホイールと プラネタリホイールの歯の数の差が比較的小さいことも、効率性の面で利点とな っている。 現時点で最良と考えられるクラッチ31の好ましい実施例は、図1および図6 乃至図8に示されている。この実施例によれば、サンホイール19はアクチュエ ータ7に面する側に歯状の構成部分46を備えており、この歯状の構成部分46 は結合リング47に向き合うように配置され、結合リング47はハブシャフト1 に対して同軸に配置され、サンホイール19に面する側に対応する歯状の構成部 分48をもち、この歯状の構成部分48は歯状の構成部分46にはめ込まれてい る。結合リング47は圧縮スプリング49によって付勢されており、圧縮スプリ ング49はハブシャフト1に対して同軸で、ヘリカルスプリングとして実現され ている。圧縮スプリング49の一端はアクチュエータ(図1)上に支持され、他 端は結合リング47上に支持され、結合リングをサンホイール19側の方向に押 し付けている。例えば、少なくとも1つの制御スライド50は結合過程を制御す るために設けられ、これは矢印wの方向に移動可能にハブシャフト1の軸に平行 な案内スリット内に収められ、戻り止め歯51を備え、この戻り止め歯によって 制御スライド50は、例えば、歯状の構成部分48をもつ結合リング47の前面 を押し付けるように置かれている。さらに、制御スライド50は半径方向に内側 に突出したセレクタ要素をもち、これは、例えば、セレクタピン52の形体にな っており、以下で詳しく説明するように制御スライド50を作用するために使用 される。この場合、構成は制御スライド50が図1に示す位置にあるとき、結合 リング47は圧縮スプリング49の力に抗してサンホイール19から軸方向に離 れた位置に保たれ、2つの歯状の構成部分46、48がかみ合わないようになっ ている。しかし、制御スライド50がハブシャフト1内でさらに前方に押し付け られると、つまり、図1と図7中の左側に移動すると、圧縮スプリング49は2 つの歯状の構成部分46、48がかみ合うまで結合リング47をサンホイール1 9側の方向に前方に徐々に押し付けていく。この場合、歯状の構成部分46、4 8の傾斜縁は回転方向に中心合わせされ、これらの歯がかみ合ったとき、サンホ イール19が結合リング47を介してアクチュエータ7によって駆動方向に回転 できるようになっている。しかし、アクチュエータ7が反対方向に回転したとき は、歯状の構成部分46、48は、結合リング47が圧縮スプリング49のため に軸方向に押されるように置かれているので、フリーホイールデバイスのように 相互に対してスライド可能になっている。このフリーホイール作用は、サンホイ ール19がアクチュエータ7よりも高速に回転し、その過程でアクチュエータを 通過したときにも発生する。結合を切り離すときは、制御スライド50を再び元 に戻るように引っ張るだけでよく、そうすると、制御スライド50は図1および 図6乃至図8に示す位置を再び占めることになる。 結合リング47を載置することは、接続チューブ55(図1)によって行うと 好都合である。この接続チューブ55はハブシャフト1と同軸に設けられ、アク チュエータ7に固定的に接続され、そこには第1のリングギヤ24の前面56も 固定されている。その内面側には、接続チューブ55はキー溝をもち、これは軸 方向に並列に設けられ、舌片57(図1、7、8)をインターロック方式で受け 入れるようになっており、舌片57は結合リング47の外面に取り付けられてい る。このようにすると、結合リング47はばち形(ダブテール)接続のように軸 方向に移動することができるが、接続チューブ55にも載置されているので、そ の結果、すべての回転運動が、アクチュエータ7によって接続チューブ55にほ とんど遊びがなく加えられることになる。 結合リング47が軸方向に均等に移動し、その過程で傾かないようにするため に、制御スライド50に対応し、その制御スライド50と同じように制御される 第2の制御スライド58(図7)が、好ましくは、ハブシャフト1の円周方向に 180度だけ片寄った個所に設けられており、この第2の制御スライド58は、 例えばセレクタピン59として現されているセレクタ要素を備えている。 クラッチ41(図1および5)は図6乃至図8に示すクラッチ31と同じ構造 になっている。この場合、リングギヤ39は前面に歯62をもつハブ61(図1 )を備え、このハブは図6乃至図8の結合リング47に対応する結合リング63 に向き合う位置に置かれ、図4にも示すように、対応する歯状の構成部分64を 備え、圧縮スプリング65の作用を受けている。このケースでは、結合リング6 3はばち形(ドブテール)コネクタ63a(図4)によって第5のサンホイール 36内で軸方向に移動可能になっているが、ホイールに対して相対回転しないよ うに固定載置されている。結合リング63を軸方向に移動するために、一方では 圧縮スプリング65が使用され、他方では、図6乃至図8に示す制御スライド5 0、58に対応する少なくとも1つの制御スライド66と制御ロッド54に対応 する制御ロッド(図示せず)が使用されている。従って、かみ合い状態にあると き、サンホイール36は駆動方向にリングギヤ39を一緒に伴っていき、サンホ イール36の逆回転運動とリングギヤ39の通過運動は、図6乃至図8を参照し て上述したフリーホイール作用に基づいて可能になる。しかし、結合リング63 がリングギヤ39から切り離されると、リングギヤ39は上述したようにプラネ タリキャリヤ37を駆動し、リングギヤ39はフリーホイールデバイス40(図 5)を介してハブシャフト1に支持されることになる。この場合、フリーホイー ルデバイス40は、例えば、図6乃至図8に類似した結合リング67として表わ されており、結合リング67は、軸方向に移動可能に取り付けリング9に取り付 けられているが、この取り付けリングに対して相対回転しないように固定されて いて、リングに支持されている少なくとも一つの圧縮スプリング68によってハ ブ61の方向に付勢されている。ハブ61と結合リング67が相互に向き合う前 面は図6乃至図8に示す相互に作用する歯状の構成部分69をもち、そこでは歯 の設計は上述したフリーホイール作用が得られるか、あるいはリングギヤ39の 逆回転が防止されるように選択されている。 最後に、クラッチ32(図5)は図6乃至図8と同じ設計にすることも可能で ある。しかし、これとは別に、図1に示す結合リング70を設けることも可能で あり、この場合、その一方の前面は結合リング63から離れて面する側の圧縮ス プリング65の端に設けられているが、その他方の前面はサンホイール22に面 し、さもなければ、結合リング63と同じように第5のサンホイール36内に移 動可能に載置されているが、相対回転しないように固定されている。サンホイー ル22と結合リング70が相互に面する前面は歯状の構成部分71をもち、サン ホイール22またはリングギヤ25が結合リング70、従ってサンホイール36 も一緒に駆動方向に伴っていくことができるようになっている。このことが常に 必要になるのは、サンホイール22がリングギヤ25または第5のサンホイール 36よりも高速に回転しようとするときである。つまり、2つのクラッチ28、 29のどちらもがかみ合っていないときは、結合リング70用に別の制御スライ ドを設ける必要がない。サンホイール22がサンホイール36よりも高速に回転 しようとすると、サンホイール22は、圧縮スプリング65の作用と結合リング 70のためにサンホイール36を一緒に自動的に伴っていく。しかし、サンホイ ール22が低速回転するか、あるいはまったく回転しない場合は、サンホイール 自身またはサンホイール23がハブシャフト1に結合されているので、なんども 説明したフリーホイール作用が発生する。 現時点で本件出願人が最良と考えているクラッチ26乃至29の実施例は、ク ラッチ26と27について図2と図3に概略図で示されている。この実施例によ れば、ハブシャフト1は連続中空シャフトとして設計され、セレクタラチェット 74は中空ハブシャフト1のシェルにピボット回転可能に装着され、ハブシャフ ト1に平行に突出しているピボットピン75を中心に回転可能になっている。セ レクタラチェット74は2つのアームレバーから構成され、ハブシャフト1に突 入しているレバーアーム74aは、この例では、セレクタ・カムシャフト76と して設計されている作用要素と一緒に作用し、このセレクタ・カムシャフト76 はハブシャフト1に回転可能に取り付けられ、その円周方向に少なくとも1つの カム76aまたはカムくぼみ76bをもっている。さらに、サンホイール19ま たは20はその内周に歯状の構成部分77を備え、セレクタラチェット74のレ バーアーム74bが図2に示すように歯内に落ち込むようになっている。このケ ースでは、その構成は、レバーアーム74aがセレクタ・カムシャフト76のカ ム76a上を走行すると、セレクタラチェット74がピボット回転し、歯状の構成 部分77内にスナップインしていたレバーアーム74b(図3)がピボット回転 して歯状の構成部分から外れ、他方、レバーアーム74aがカムくぼみ76b( 図2)に入り込むと、レバーアーム74bがスプリング(図示せず)によって再 びサンホイールの歯状の構成部分77とかみ合い、従ってサンホイール19また は20が図2に例示するように矢印vで示すプラネタリキャリヤ17の駆動方向 とは反対に停止されるような構成になっている。サンホイール19、20は反対 方向に自由回転可能(フリーホイール)である。図1から理解されるように、制 御スライド50、58、66が存在するにもかかわらず、セレクタ・カムシャフ ト76自体が中空シャフトとして設計され、急動締め付け手段78が、図1に例 示するように、そのシャフトに通されている場合であっても、セレクタ・カムシ ャフト76を収容するだけの十分なスペースがハブシャフト1の内部に残されて いる。 図9乃至図13は、図2および図3にも示されているセレクタラチェット74 の好ましい実施例とその取り付け状態を示している。ここでは、図9と図10は それぞれハブシャフト1の短セクション1cを示している。このセクション1c は円筒形の中空体として実現されており、基本的に中空室80を取り囲む円筒外 壁81からなっている。ハブシェル12(図1)の幾何学的中心軸82に直交す るように設けられ、外壁81を通り抜ける案内スリットまたは開口83と、開口 の両側に設けられ、中心軸82に平行に延びていて、ほぼ半円筒断面になってい るが、その底部にスリットを設けることも可能である2つの支承溝84a、84 bとが、その外壁81に切り込まれている。セレクタラチェット74は2つのピ ン要素75a、75bを備え(図9)、これらのピン要素はラチェットの側面に 形成され、図2と図3に示すように支承ピン75を構成している。図10に示す ように、セレクタラチェット74が案内スリット83内に入り込んでいれば、そ の支承座面が少なくとも円筒形に設計されているピン要素75a、75bは、支 承溝84aと84b内にぴったりと収まるので、セレクタラチェット74全体が 外壁81にピボット回転可能に置かれることになる。 特に図10に示すように、例えば、図1に示すサンホイール19は概略図で示 され、ほぼ円形の形状になっているが、これはセクション1c上にほとんど遊び なしで回転可能に設置されている。その内側面に、サンホイール19は円周状の 歯状の構成部分77をもち、組み立てた状態ではセレクタラチェット74と外壁 81を取り巻き、セレクタラチェット74がハブシャフト1から落下しないよう に固定されている。この場合、セレクタラチェット74の背面85は、好ましく は、外壁81の外周面と同一平面で終わっているので、ほぼ遊びのない状態で旋 回可能に支承されることになる。 上述した取り付け方法の特別な利点は、外壁81の厚さおよびセレクタラチェ ット74の高さとほぼ等しい径をもつ支承ピン要素75a、75bを設計できる ことである。このベアリングは、穴に置かれたピボットが使用されている従来の ベアリングに比べて非常に小さく作ることができ、そのために、このことは、中 心軸82(図1)の近くに位置する外壁81のエリアのスペースが限られている 点で非常に有利であり、座面圧力を小さくすることができる。 図11乃至図13はサンホイール19とその関連するセレクタラチェット74 の、図2および図3と類似のセクションを示す図である。セレクタ・カムシャフ ト76の相対的回転位置の関係で、レバーアーム74aは案内スリット83内を カムくぼみ76bまで到達しているために、レバーアーム74bは、図9に示す ように、外壁81とピン要素75bの間に支持されているトーションスプリング 86の作用によってサンホイール19の歯状の構成部分77のギャップに入り込 んでいる。このケースでは、例えば、トーションスプリング86の端部86aま たは86bはセクション1cまたはセレクタラチェット74の関連する穴に支持 されている。これによって、サンホイール19は図11乃至図13に示す矢印と は反対の回転方向にハブシャフト1またはセクション1cに固定的に接続され、 フリーホイール作用によって図示の矢印方向に回転することが可能になっている 。 セレクタ・カムシャフト76が矢印の方向に回転している過程で、レバーアー ム74aはカム76a上をさらに走行するので、レバーアーム74bは最終的に スプリング86(図13)の力に抗してピボット回転して歯状の構成部分77か ら外れ、サンホイール19は両方向に自由に回転することが可能になる。これに よって、図11乃至図13に示すように、セレクタ・カムシャフト76を一方ま たは他方の方向に回転することで、サンホイール19を選択的に歯状の構成部分 77に接触させたり、サンホイール19をそのかみ合いから外したりすることが 可能になる。 図11乃至図13に詳しく示すように、歯状の構成部分77とレバーアーム7 4a、74bの寸法は、セレクタラチェット74のピン要素75a、75bがカ ム76a(図11)上を走行する時でも、上方が開いている支承溝84a、84 b内に確実に留まっているように相互に合致させることが可能である。このよう にすると、歯状の構成部分77の歯先端が、例えば、レバーアーム74a、74 bに対して上方からピボット軸の両サイドに支えられるためマルチポイントでの 支承が得られるからである。これにより、セレクタラチェット74が不必要にか み合い位置に入り込むことが確実に防止される。 対応するセレクタラチェット機構は、好ましくは、図1乃至図5に示す残りの サンホイール20、22、23と関連づけられており、その目的のために、ハブ シャフト1は少なくとも各サンホイールのエリアにおいてセクション1cに対応 する中空体セクションをもっている。ここでは、セクション1cはサンホイール が占めているエリア全体にわたって軸方向に適当に延びているので、対応する数 のセレクタラチェット74を対応する軸方向の間隔で共通の周壁に実現すること が可能であり、エリア全体にわたって延びているセレクタ・カムシャフト76は 対応する数のカム76aとカムくぼみ76bを備えることができるが、これらは 相互に対して軸方向に対応する間隔が置かれたトラック(通路)に配置されてい る。その過程では、案内スリット83と支承溝84a、84bは、サンホイール からサンホイールまで、例えば180度だけハブシャフト1の円周方向に相互に 適当に片寄らされているので、サンホイールは、セレクタラチェット74が相互 に邪魔することなく、短い軸方向の間隔で配置することが可能である。 本発明の別の好ましい実施例によれば、ハブシャフト1は、サンホイールが占 めているエリアの外側に中空体として設計された別のセクションをもち、これら のセクションは外壁81に対応する外壁によって区切られており、回転軸82( 図1)に平行に延びた案内スリットまたは開口をもち、そこに制御スライド50 、58、66などが軸方向に移動可能に置かれている。そのために、ここではセ レクタシャフトとして設計され、これらの中空体を通り抜けている作用要素はこ れらの制御スライドを移動するように設計された手段を備えることができるので 、この手段によって制御スライド50、58、66の制御を、外壁または周壁8 1に形成された開口を通してハブシャフト1の内部から行うことも可能である。 セレクタラチェット74と制御スライド50、58、66の上述した制御は基 本的には、ハブシャフト1に配置され、例えば、各々がカム通路76a、76b をもつ複数の作用部材または作用要素によって相互に独立して行うことができる が、最良と考えられる実施例の作用部材と作用要素は単一のセレクタ・カムシャ フト76に結合されており、これは図14乃至図17を参照して以下で説明する ように、すべての選択可能ギヤ比を設定するのに適している。ここでは、図14 は連続中空ハブシャフト1の外面を示し、図15はすべてのシフト操作に共通す るセレクタ・カムシャフト76を示し、図16はA−A線乃至F−F線の断面を 示しており、これらは図1に示す組み立てた状態を目的としている。 図14に示すように、ハブシャフト1は断面線A−Aのエリアに180度偏心 された2つの軸方向案内スリット87、88をもち、そこに制御スライド50、 58((図1、6および8)が軸方向に移動可能に置かれている。断面線B−B 乃至E−Eに対応するセクションには、それぞれサンホイール19、20または 22、23の1つのセレクタラチェット74を受け入れるための1つの案内スリ ット83が設けられており、そこでは図16に示すように、隣り合うセレクタラ チェット74はそれぞれ円周方向に180度だけ偏心され、サンホイールの選択 した回転方向に従って相反方向に向き合うように配置されている。最後に、ハブ シャフト1は断面線F−Fのエリアに直径方向に対立する2つの別の軸方向案内 スリット89、90(図14)をもち、そこには、制御スライド66および同じ 目的のために使用される制御スライド91(図1および図16)が移動可能に置 かれている。 図2、3および図11乃至図13に示すようにカム76aをもつセレクタ・カ ムシャフト76の中央セクションは案内スリット87、88または89、90の エリアにおいてセレクタラチェット74に割り当てられているが、セレクタ・カ ムシャフト76はそれぞれ2つの案内通路92、93または94、95をもち、 これらの通路は軸82に交差するように延びており、例えば、溝として設計され 、図17に展開図で示されている。 図7に示すように、制御スライド50、58は各々がセレクタピン52、59 を備え、このセレクタピンは中空体に突入し、関連する案内通路92または93 に入り込んでいるが、図15にはその半分だけが示されている。案内通路92、 93はスイッチングカムまたは案内溝のように設計され、戻り止め面を有し、こ の戻り止め面によってセレクタピン52、59は結合リング47に作用する圧縮 スプリング49によって案内通路との接触が保たれている。これらの戻り止め面 の各々は2つのセレクタ要素(図17も参照)をもち、これらは軸82に対して 斜めになっており、ここではセレクタ面96または97として実現され、セレク タ・カムシャフト76を回転するとセレクタピン52、59を通過するようにな っている。このケースでは、これらのセレクタ面96、97は回転方向に応じて 、制御スライド50、58がセレクタ面96の制御のもとで一方向に、セレクタ 面97の制御のもとで反対方向に軸方向に移動し、これによって制御スライドは 結合要素として働く歯状の構成部分46、48を図6乃至図8を参照して説明し たように、かみ合わせるか、そのかみ合いから外すようにしている。 セレクタ・カムシャフト76は断面線B−B乃至E−Eのエリアに図2、3お よび図9乃至13を参照して上述したカム通路を備えており、これらのカム通路 はカム76aとカムくぼみ76bをもち、これらは図15と17に概略図で示す ように、セレクタラチェット74の位置に応じて円周方向にそれぞれ偏心した位 置にある。 カム76aとカムくぼみ76bおよびセレクタ面96、97は、好ましくは、 あらかじめ選択したプログラムに従ってセレクタ・カムシャフト76上に配置さ れ、セレクタ・カムシャフト76を一方向および/または反対方向に回転すると 、クラッチ26乃至29および31、32(図5)によって得ることができるす べてのギヤ比率条件があらかじめ選択したシーケンスで横断されるようになって いる。ギヤハブが7速ギヤハブとして設計されている場合には、本発明による構 成は、可能とされるすべての7ギヤ比1乃至7が表2に示すシーケンスで設定で きるようになっている。 最後に、セレクタ・カムシャフト76は断面線F−Fのエリアにさらに2つの 案内通路94、95を備え、これらはセレクタピン98、99(図1)を受け入 れるために使用される。これらのセレクタピン98、99はセレクタピン52、 59に対応しているが、制御スライド66、91に取り付けられている。制御ス ライド66、91はクラッチ41(図5)に割り当てられ、このクラッチ41は 表2に示すように、第7ギヤから第8ギヤに(またはその逆に)変更されるとき 、一方の状態から他方の状態にスイッチされるだけになっているので、案内通路 94、95はこれらの変更を可能にし、ここでは別のセレクタ面100、101 として設計されているセレクタ要素を備えているが、その機能はセレクタ面94 、95のそれと同じである。ギヤハブが14速ギヤハブとして設計されている場 合には、図17の案内通路94、95は、例えば、セレクタ・カムシャフト76 の周囲をほぼ660度延長し、その中心にセレクタ面100、101を備えるよ うに実現されており、この中心は330度の位置に対応している。このような理 由から、これらの案内通路94、95と関連づけられ、スプリング65によって 案内通路との接触が保たれているセレクタピン98、99は、まず、セレクタ・ カムシャフト96が一方の回転方向に回転したときほぼ一回転の間一方のセレク タ位置に保たれ、次に、セレクタ面100、101によってそれぞれ他方のセレ クタ位置にスイッチされ、その後、ほぼ一回転の間このセレクタ位置に保たれる 。セレクタ・カムシャフト76を逆に回転すると、同じセレクタ動作が反対方向 に行われる。この場合、カム76aとカムくぼみ76bおよびセレクタ面96、 97はセレクタ・カムシャフト76の周面に配置すると、表2に示すように、最 初の7ギヤは最初の回転時に順番にランされ、次に、クラッチ41のスイッチン グが行われ、その後2回目のセレクタ・カムシャフトの回転時にギヤ8乃至14 のランが行われるので好都合である。セレクタ・カムシャフト76が2回転だけ 反対方向に戻り回転する過程で、最初の位置(第1ギヤ)に最終的に到達する。 カム76aとカムくぼみ76bの位置は、好ましくは回転方向に一致されてい るので、種々のセレクタデバイスは荷重を受けているときでも容易にスイッチン グできるようになっている。これは、例えば、新しいギヤを選択するとき、その ときまで作用していたサンホイールが関連するカムくぼみ76bと交差するか、 あるいは重なり合うことによって瞬時の間かみ合ったままになっており、従って 、力の流れの中断が起こらないためである。この新しいギヤが高速ギヤであれば 、そのときまで作用していたサンホイールはスイッチオンされている限りフリー ホイールによって継続できるので、そのギヤは即時に効力を持つことになる。し かし、新しいギヤが低速ギヤである場合は、そのときまで作用していたサンホイ ールは、このケースでは、新しく選択したサンホイールがフリーホイールデバイ スによってそれをパスできるので、スイッチオフされるまで作用したままになっ ている。2つのスピードの間の望ましくないアイドリング位置はこれによって防 止される。さらに、上述した構成には、アクチュエータ7および/またはハブシ ェル12が停止されたときでも、すべての利用可能なスピードを容易に事前選択 できるという利点があるが、これは、セレクタラチェット74およびその他のセ レクタ要素の各々をスプリングによって作用させることができ、セレクタ・カム シャフト76を種々要素が停止されたときも、回転させることができるためであ る。この回転の終了時に、セレクタラチェット74および歯状の構成部分77( 図11乃至図13)の歯または歯状の構成部分46、48(図8)の2つの歯が 偶然に相互に直接に向き合った場合には、関連するコンポーネントの周面の歯の 数が比較的大きく選択できるので、アクチュエータ7をさらに若干回転させると 望ましい結合位置に到達することになる。 セレクタ・カムシャフト76を作用させるために、図1に示すハブシャフト1 はアクチュエータ7の反対側の端にくぼみ102(図14)をもち、セレクタ・ カムシャフト76の対応する端に取り付けられたピニオン103(図15も参照 )がそのくぼみを通して外部からアクセス可能になっている。例えば、ギヤホイ ール104はこのピニオン103とかみ合っており、スケッチ図で示すボーデン ケーブル(Bowden cable)105で一方向または他方向に回転可能になっている。 本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、種々態様に変更すること が可能である。このことは特にセレクタ・カムシャフト76の設計に適用され、 これは複数の部品からなる設計にすることも可能である。さらに、カム76a、 76bおよびセレクタ面96、97または100、101のために蓄積されたプ ログラムは、2つ以上のセレクタレバー、セレクタホイールなどを操作するため に個別スピードを通過するために必要になるように選択することも可能である。 また、3つ以上のサンホイールを2つのプラネタリギヤ15、16に、これに対 応して3つ以上のステージを関連するプラネタリホイールに割り当てて、追加の ギア比が得られるようにすることも可能であるが、この場合には、セレクタ・カ ムシャフトは対応する追加カム通路を備えている必要がある。また、上述した制 御は、サンホイールおよび関連するプラネタリホイール・ステージが左右対称に 配置されていないとき、またはサンホイールがハブシャフトの別の固定要素に接 続されているときにも採用することが可能である。さらに、上述した制御は個々 のケースで選択される歯の数とは無関係であるが、これらのケースは単なる例示 である。上述した構成は、さらに、例えば、ブレーキなどの追加機能を動作させ る追加コンポーネントがハブシャフトの内部に置かれているかどうかとは無関係 である。また、本発明は上述したアドオンセット(プラネタリギヤ35)にも限 定されるものではなく、その構成は図5において、クラッチ41がリングギヤ2 5とプラネタリキャリヤ37の間に置かれるようにすることも可能である。その 場合も、プラネタリギヤ35はクラッチ41がかみ合いから外されたときは減速 ギヤの働きをし、クラッチ41がかみ合ったときはダイレクトギヤ(1:1)の 働きをすることになる。さらに、プラネタリギヤ35を重ね合わせセットとして 使用し、それをアクチュエータ7と第1のプラネタリギヤ15の間に配置するこ とも可能である。これとは別に、本発明によるマルチスピード・ギヤはホイール のハブ内で使用されることに限定されるものではない。このギヤは、例えば、特 に中間シャフトギヤとして使用することも可能であり、この目的のために、例え ば、底部ブラケットベアリングと自転車の2つのホイールの一方のハブの間の個 所に配置することが可能であるが、この場合には、これは適当なギヤホイール、 チェーンなどを介して駆動側では底部ブラケットベアリングに、パワー・テーク オフ側ではホイールに接続することが可能である。ギヤシフト機構を底部ブラケ ットベアリング内に使用することさえも可能である。最後に、種々特徴は上述し 、図面に図示の組み合わせ以外の組み合わせで採用することも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 かみ合わせを解除することができる。本発明によれば、 歯状のギヤ(77)はサンギヤ(19)の上に設けるこ とができ、シャフト(1)は中空のボディからなる部分 を備えていて、当該中空ボディは作用部材(76)を受 け入れ、ラチェット(74)は前記部分の外壁の開口に 搭載され、前記中空のボディの境界を定めている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 相対回転しないように自転車フレーム上に固定的に装着可能であるシャ フト(1)と、シャフト(1)に回転可能に取り付けられたアクチュエータ(7 )と、シャフト(1)に回転可能に取り付けられたシェル(12)と、シェル( 12)に配置され、アクチュエータ(7)とシェル(12)をシャフト(1)に 回転可能に取り付けられた少なくとも1つのサンホイール(19、20、22、 23)に接続しているプラネタリホイール・ギヤシフト機構(15、16、35 )と、リングギヤ(24、25、39)と、プラネタリキャリヤ(17、37) と、プラネタリキャリヤに回転可能に取り付けられたプラネタリホイール(18 、21、38)と、アクチュエータ(7)とシェル(12)の間で少なくとも2 つのギヤ比を提供するクラッチデバイス(26、27、28、29)とを備えて いる自転車用マルチスピード・ギヤシフト機構であって、クラッチデバイス(2 6、27、28、29)は歯状の構成部分(77)と、セレクタラチェット(7 4)と、セレクタラチェット(74)の制御を目的として回転可能に取り付けら れている作用部材(76)とをもち、クラッチデバイスはギヤ比を選択するとき 、セレクタラチェット(74)を選択的に歯状の構成部分(77)とかみ合わせ たり、そのかみ合いから外したりできるように外部から操作可能であるような自 転車用マルチスピード・ギヤシフト機構において、歯状の構成部分(77)はサ ンホイール(19、20、22、23)に設けられ、シャフト(1)は中空体と して設計され、作用部材(76)を受け入れるセクション(1c)をもち、セレ クタラチェット(74)は中空体との境界をなしていて、このセクションの外壁 (81)の開口(83)に置かれていることを特徴とするマルチスピード・ギヤ シフト機構。 2. セレクタラチェット(74)はスプリング(86)によって歯状の構成 部分(77)とかみ合う方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載 のマルチスピード・ギヤシフト機構。 3. 作用部材(76)はセレクタラチェット(74)を歯状の構成部分(7 7)とのかみ合いから外すことを目的としたカム(76a)を備えていることを 特徴とする請求項2に記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 4. プラネタリホイール・ギヤシフト機構(15、16、35)は複数のサ ンホイール(19、20、22、23)を装備しており、これらのサンホイール は相互に対し軸方向に間隔が置かれていて、シャフト(1)に選択的に接続可能 であり、歯状の構成部分(77)をもち、対応する複数のセレクタラチェット( 74)は中空体として設計されたセクション(1c)の外壁(81)に置かれて おり、作用部材(76)は対応する個数のカム(76a)またはカムくぼみ(7 6b)をもち、セレクタラチェット(74)とカム(76a)またはカムくぼみ (76b)はサンホイール(19、20、22、23)間の間隔に対応する軸方 向の間隔をもって配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに 記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 5. 少なくとも1つの別のギヤ比を得るために、少なくとも1つのクラッチ (31、41)を備え、プラネタリホイール・ギヤシフト機構(15、16、3 5)の結合要素(46、48)を備えた2つのコンポーネント(19、7)は前 記クラッチによって相互にかみ合うこと、または相互のかみ合いから外すことが 可能であり、結合要素の少なくとも一方(48)は軸方向に移動可能に取り付け られており、シャフト(1)は中空体として設計され、開口をもつ外壁を備えた 少なくとも1つの別セクションを含んでおり、移動可能な結合要素(48)の制 御を目的とした制御スライド(50、58)は前記開口に移動可能に置かれてお り、制御スライド(50、58)を移動させるための手段は前記別の中空体に配 置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のマルチスピー ド・ギヤシフト機構。 6. クラッチ(31、41)を複数個備えていることを特徴とする請求項5 に記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 7. 制御スライド(50、58)は別の中空体に面する第1のセレクタ要素 (52、59)をもち、前記手段は第2のセレクタ要素(96、97)からなり 、第2のセレクタ要素は第1のセレクタ要素と一緒に作用し、別の中空体に回転 可能に設置されている作用部材(76)の周面に設けられ、シェル(12)の外 部から操作可能であることを特徴とする請求項5または6に記載のマルチスピー ド・ギヤシフト機構。 8. カム(76a)またはカムくぼみ(76b)はあらかじめ選択したプロ グラムに従って作用部材(76)の周面に配置され、作用部材(76)を回転さ せると、セレクタラチェット(74)によって選択可能であるすべてのギヤ比が あらかじめ選択可能なシーケンスで設定できるようになっていることを特徴とす る請求項4乃至7のいずれかに記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 9. 第2のセレクタ要素(96、97)はあらかじめ選択したプログラムに 従って作用部材(76)の周面に配置され、作用部材(76)を回転させると、 セレクタラチェット(74)によって選択可能であるすべてのギヤ比があらかじ め選択可能なシーケンスで設定できるようになっていることを特徴とする請求項 7または8に記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 10.第1のセレクタ要素は中空体に突入しているセレクタピン(52、59 )であり、第2のセレクタ要素はセレクタピン(52、59)に作用するセレク タ面(96、97)であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の マルチスピード・ギヤシフト機構。 11.シャフト(1)は連続中空シャフトとして実現され、作用部材と作用要 素はシャフト(1)に回転可能に設置されたセレクタ・カムシャフト(76)を 形成していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のマルチスピ ード・ギヤシフト機構。 12.7速ギヤとして設計され、7ギヤ比が作用部材(76)の一回転によっ て選択可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のマルチ スピード・ギヤシフト機構。 13.14速ギヤとして設計され、14ギヤ比が共通のセレクタ・カムシャフ ト(76)の二回転によって選択可能であることを特徴とする請求項1乃至12 のいずれかに記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 14.各セレクタラチェット(74)のエリアにおいて、シャフト(1)は円 周方向に延ばされ、セレクタラチェット(74)を受け入れることを目的とした 少なくとも1つの案内スリット(83)と、案内スリットを横断するように配置 された2つの支承溝(84a、84b)とをもち、セレクタラチェット(74) は案内スリット(83)内に配置されていて、そこに形成され、それを横断する ように延ばされた2つの支承ピン要素(74a、74b)によってピボット回転 可能に支承溝(84a、84b)に置かれていることを特徴とする請求項1乃至 13のいずれかに記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 15.サンホイール(19、20、22、23)は環状コンポーネントであり 、このコンポーネントはシャフト(1)上に回転可能に取り付けられ、その内面 に歯状の構成部分(77)を備え、セレクタラチェット(74)のエリアでシャ フト(1)を取り巻き、セレクタラチェット(74)をシャフト(1)から落ち ないように固定していることを特徴とする請求項14に記載のマルチスピード・ ギヤシフト機構。 16.結合要素の一方は結合リング(47)を含んでおり、この結合リングは シャフト(1)上を移動可能であり、一方の前面に歯状の構成部分(48)を備 え、スプリング(49)によって付勢されており、コンポーネント(7、24) の一方と相対回転しないように固定的に接続され、制御スライド(50、58) を作用させると、前面に対応する歯状の構成部分(46)をもつ関連するコンポ ーネントの他方(19)に接続可能であることを特徴とする請求項5乃至15の いずれかに記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。 17.セレクタ・カムシャフト(76)は、相互に独立に制御可能である複数 の要素からなることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のマルチ スピード・ギヤシフト機構。 18.セレクタ・カムシャフト(76)は、一部品で作られたコンポーネント からなることを特徴とする請求項11乃至16のいずれかに記載のマルチスピー ド・ギヤシフト機構。 19.マルチスピード・ギヤハブとして実現され、シャフト(1)はハブシャ フトであり、シェル(12)はハブシェルであることを特徴とする請求項1乃至 18のいずれかに記載のマルチスピード・ギヤシフト機構。
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