JP2000514620A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP2000514620A
JP2000514620A JP10505426A JP50542698A JP2000514620A JP 2000514620 A JP2000514620 A JP 2000514620A JP 10505426 A JP10505426 A JP 10505426A JP 50542698 A JP50542698 A JP 50542698A JP 2000514620 A JP2000514620 A JP 2000514620A
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ウォーバートン、ロバート・ジョン
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    • H04M1/72505Radio link set-up procedures

Abstract

(57)【要約】 遠隔通信ネットワーク(7)へ接続するためのコードレス電話基地局(1)は、ハンドセット(3a,3b)が存在するか否かにしたがって到来呼を処理する手段(11)をもち、ハンドセットの存在の有無は基地局によって送られるページング信号に対する応答によって検出される。

Description

【発明の詳細な説明】 電話装置 本発明は電話装置、とくに顧客への向上したサービスを支援するのに使用する 顧客構内装置(CPE)に関する。本発明は複雑な手続きが必要なく、ユーザが コードレスまたは固定電話システムおよびセルラ電話システムの両方を入れ換え て効果的で柔軟に使用できるようにするサービスのための特定の応用をもつ。 コードレスシステムとセルラシステムとの間の本質的な相違は、概してコード レスハンドセットが固定遠隔通信交換ラインと接続している特定の無線基地局と 関連して動作し、一方でセルラハンドセットが多数の無線基地局の中の現在最良 の無線リンクを提供しているものと通信することである。セルラシステムでは、 ハンドセットおよびそのユーザが受信可能領域内を移動するときに、ハンドセッ トを1つの基地局から別の基地局へハンドオーバしなければならない。“ワイヤ レスPBX”として知られている広範囲のコードレスシステムは通常の私設交換 サービスを提供し、狭い限られた領域、例えば1つのビルディングまたはキャン パス内の異なる基地局でハンドセットを使用できるが、到来呼は常に同一(固定 )交換ラインにルート設定されている。 ユーザがコードレスシステムとワイヤレスシステムの両方にアクセスをもって 、ユーザは可能なときはいつでも自分専用のコードレスシステムを使用するのが 好ましい。その理由はコードレスシステムを使用すれば、他のユーザがセルラシ ステムの有効容量を使用でき、さらにコードレスシステムはより簡単であるので 、準備費が廉価であるからである。コードレスシステムは、さらにセルラネット ワーク内で利用できない特徴も提供できる。コードレスシステムとセルラシステ ムの両方のハンドセットは一般に無線通信を使用して動作するが、その他のワイ ヤレス通信媒体、例えば超音波または光信号(例えば赤外線信号)を使用するこ ともあり、本明細書で使用されている“ワイヤレス”という用語はこのような通 信媒体を含む。 上述からコードレスシステムは、真に“固定式”システムに共通の特徴と、完 全に“移動式”のシステム、例えばセルラシステムに共通の特徴をもつことが分 かる。 コードレスシステムとセルラシステムの両方で動作できる2つの用途をもつセ ルラ/コードレスハンドセットが開発された。これは例えばGB2225512号、WO93/ 16534号、WO93/16384号、WO93/16549号、WO93/16560号、およびWO94/00946号( 以上、全てMotorola)、EP 0660626号(Nokia)、およびWO95/01070号(Ericsso n)に記載されている。2つの用途をもつセルラ/コードレスハンドセットのこ のうちの幾つかは、移動装置によって検出することができる基地局の形式にした がってコードレスとセルラ動作との間で自動的に切替わる。しかしながら、当然 このようなハンドセットのユーザは到来呼に対して2つの、すなわち各システム ごとの電話番号をもっているが、ユーザはそれにもかかわらず、例えば他の電話 番号への呼の迂回(call diversion)を設定することによって、ユーザが現在動作 させていないシステムに対応する電話番号への呼に応答するようにしなければな らない。呼の迂回は遠隔通信システムの制御層へ送られる命令であり、所定の番 号(通常命令が到来するラインの番号)への全ての呼が異なる特定の番号へスイ ッチするように命令する。呼の迂回は呼の転送と区別すべきであり、呼の迂回で は既に進行している個々の呼を別のラインへ再び方向付ける。呼転送サービスは 公衆交換ネットワークではまだ一般的に使用できない。 したがって、特定のまたは各ハンドセットがそのコードレス基地局とワイヤレ ス通信しているか否かを識別して、通常の固定交換ラインによってそれに呼をル ート設定するか否か、またはセルラルートによって呼をルート設定するか否かを 判断することが必要である。上述の従来の技術のデュアルモードシステムの中に は、ハンドセットがコードレス基地局と接触が外れたときを感知し、それにした がってセルラ番号への呼の迂回を開始するものがある。しかしながらハンドセッ トは受信可能領域からちょっとでも外れてしまうと、交換ラインと通信して迂回 を設定することはできないので、これを達成することは困難である。したがって 、セルラ呼を行って、固定ネットワークにおいて迂回を設定し、次に固定交換機 が別の(セルラ電話)からの命令で、1つの電話番号(固定ライン)へダイヤル した呼に対して呼の迂回を設定する能力をもつことが必要である。 セキュリティのために、多くの呼の迂回サービスは、呼が迂回されることにな る電話番号からだけ設定することができる。遠隔(例えば、呼が迂回されること になる電話番号)からだけ設定できるサービスについては、迂回が行われる電話 番号を識別しなければならず、また他のユーザの電話番号への呼の疎漏なおよび 不正な迂回を設定しないことを保証する適切な予防措置を行うので、手続きは一 層複雑である。 ハンドセットが、両方のシステムと接触していないとき(例えばシステムがオ フにされているから)、呼をデフォルトの電話番号へ迂回することが望ましいこ とがある。これらの環境において、ハンドセットから迂回を始めることは明らか に不可能である。 さらにハンドセットがコードレス基地局と関係付けられた幾つかのハンドセッ トの1つであるとき、固定交換ラインへ導かれる呼をセルラ電話番号へ迂回する ことによって、他のハンドセットが到来呼を受取ることを妨げることになる。 本発明にしたがって、遠隔通信ネットワークの交換接続へ接続する手段と;1 または複数のハンドセットとのワイヤレス通信を設定して、ハンドセットとワイ ヤレス通信ネットワークとの電話通信を可能にするワイヤレス通信手段と;ペー ジング信号を特定のまたは各ハンドセットへ送るページング手段と;ハンドセッ トによって送られるこのようなページング信号への応答を検出するハンドセット 検出手段とを含むコードレス電話基地局であり;この基地局は呼の迂回命令を発 生する呼処理手段と交換接続上で前記呼の迂回命令を送って、ネットワークが到 来呼をページング信号の応答によって検出されるハンドセットの存在の有無にし たがう命令で特定される前記交換接続または所定の他の接続へ方向付ける手段と をもつことを特徴とするコードレス電話基地局を提供する。 本発明の第2の態様にしたがって、遠隔通信ネットワーク上でそれに接続し、 かつ1または複数のコードレスハンドセットとワイヤレス通信するようにされて いるコードレス電話基地局へ向けられた呼のルート設定を制御する方法であり、 基地局がページング信号を1または複数の前記ハンドセットへ送り、前記ページ ング信号に対する応答があるか否かを検出し、呼の迂回命令を発生し、交換接続 上で前記呼の迂回命令を送って、ネットワークで到来呼を前記ページング信号に よって検出されたハンドセットの存在の有無にしたがう命令で特定される前記交 換接続または所定の他の接続へ方向付ける呼のルート設定を制御する方法を提供 する。 本発明の特徴は、ハンドセットが基地局の受信可能領域の外にあるときは固定 交換ラインと通信していないが、基地局それ自身は依然としてネットワークと接 続していることである。通常のコードレス電話システムにおいては、基地局およ びハンドセットがその何れかによって呼を開始するとき、コード化されたページ ング信号を交換して、ハンドセットが正しい基地局と適切に通信していることを 保証し、とくに正しい基地局のそばにある他のユーザのハンドセットによる不慮 または不正の呼の傍受を防ぐ。本発明はこの特徴を利用して、コードレスハンド セットが存在するか否かにしたがって到来呼を異なる処理をするようにされてい る。 好ましくは、ページング手段はページング信号を定期的に送るようにされてお り、検出手段によって制御され、検出手段は第1のページング信号に対する応答 を検出するが、次のページング信号への応答を検出しないとき、ページング手段 が別のページング信号をより短い時間間隔で送る。検出手段は、検出した応答信 号の強度を測定する手段、および応答信号の強度に関係するレートでページング 信号を送るようにされているページング手段を含むことができる。 ハンドセットが存在しないとき、すなわち基地局のワイヤレス通信から外れて いるとき、到来呼を、例えば同じハンドセットと関係付けられたセルラ電話番号 へ迂回させることができる。2以上のハンドセットをもつシステムでは、ハンド セットが1つも存在しないときのみ呼を迂回するように、システムを構成するこ とができる。その代りに、別のハンドセットへ向けられた到来呼を(例えば、本 明細書の他の部分に記載した被呼番号識別サービスを使用して)弁別できるとき は、存在しない個々のハンドセットに対して呼の迂回を準備する一方で、他の呼 は受取り続けるようにすることができる。他の変更例、例えばハンドセットAが 存在しないとき、ハンドセットCではなくBをリングしたり:AおよびBの両方 が存在しないとき、呼の迂回を準備することも考えることができる。 呼処理手段は、発呼者の識別または優先、あるいはその両方を示す信号をネッ トワークから受信したことを検出する信号検出手段と;基地局とワイヤレス通信 できる幾つかのハンドセットの1つとの通信を試行するようにされている手段と をもつことができ、該ハンドセットは、信号検出手段およびハンドセット検出手 段によって検出した信号に応答して選択する。基地局は発呼者インターフェイス 手段をさらに含むことができ、発呼者インターフェイス手段は、発呼者が付加的 な信号を送って使用可能なハンドセットの1つを選択するように促すメッセージ を生成して送るオプション生成手段、およびこの信号に応答してこのような接続 を選択する発呼者応答手段を含む。信号検出手段は、発呼者の優先または識別、 あるいはその両方を示す信号を検出する手段をもつことができ、オプション生成 手段は、発呼者の識別または優先、あるいはその両方を示す信号検出手段によっ て検出された信号に応答して、(例えば異なるハンドセット、または応答装置へ の)接続を提供するように制御することができる。この信号検出手段は、発呼者 の優先を示すリンギングリズム(ringing cadence)またはパターンに応答するこ とができる。 基地局は、検出された被呼番号または発呼番号、あるいはその両方の電話番号 にしたがって、オプション生成手段が何れの接続を提供するかを選択するプログ ラムを作成するプログラム作成手段をもつことができる。 記載した形態では、本発明は呼の迂回サービスを利用できるときは、既存の電 話ネットワークに対する変更を要求しない。好ましい特徴の中には、発呼ライン 識別(CLI)または被呼番号識別(CNI)も必要とされている。 ここで本発明の実施形態を添付の図面を引用して記載する。 図1は、本発明の顧客構内装置(電話装置)、関係付けられた電話ハンドセッ ト、および交換ラインを示す。 図2は、図1の電話装置の一部分を形成する、制御装置および補助装置を示す 。 図3は、同じく図1の電話装置の一部分を形成する、呼処理装置および補助装 置を示す。 この実施形態は、本出願と出願日が同じである審査中の我々の国際特許出願で ある欧州特許出願第96305600.7号、および第96305370.7号に基いて優先権を主張 している発明と一体のものである。 図1は、本発明の顧客基地局装置1が、コードレスプロトコルを使用して移動 局3A、3Bと通信するための無線アンテナ2を備え、また固定電話装置4およ び応答装置5と固定接続していることを示す。装置1は、固定交換ライン6によ って通常の公衆交換遠隔通信ネットワーク(PSTN)7へ接続されている。ラ イン6上の到来呼に対して、2つの別々のディレクトリ番号が使用でき、以下で その一方を“主たる電話番号”、他方の“代りの電話番号”と記載する。移動装 置3aおよび3b(図には移動装置3aのみを示した)も、GSM(移動遠隔通 信用グローバルシステム)のようなセルラプロトコルを使用して、基地トランシ ーバサイト(BTS)8および固定スイッチングシステム7と接続している移動 スイッチングセンタ(MSC)9によってセルラ無線システムと通信することが できる。サービスポイント43も移動スイッチングセンタ9に接続されている。発 呼者、例えば通常のやり方で交換遠隔通信システム7(または実際には移動シス テム9)と接続している発呼者10によって電話装置1のユーザに到来呼を行うこ とができる。通常のやり方で交換遠隔通信システム7(または実際は移動システ ム9)に接続された発呼者、例えば発呼者10によって装置1のユーザに到来呼を 行うことができる。ハンドセット3aもセルラシステムに電話番号をもち、この 電話番号は以下で“遠隔の電話番号”と記載する。 図2は、電話装置1の一部、とくに制御装置11をより詳細に示す。制御装置11 は、コードレスハンドセット検出器13およびマニュアル入力装置(ここではキー ボード15として表されている)からの入力をもつ。図2には制御装置11は独立型 装置として示されているが、電話装置3a、3b、4の1つのキーパッドを使用 してマニュアル入力を行うことができる。次に検出器13は、コードレスハンドセ ットのハンドセット受け16および無線アンテナ2からの入力をもつ。ページング 信号をアンテナ2を介してコードレスハンドセットへ送るページャ装置12も備え られている。制御装置11は2つの出力をもち、第1の出力は呼の迂回装置14へで あり、交換ライン6を通るPSTN7への出力をもつ。制御装置11からの第2の 出力は、図3に示した呼処理装置20である。 図3は、呼処理装置20および種々の補助装置を示し、これらも同じく装置1の 一部分を形成している。制御装置11からの上述の入力と同様に、呼処理装置も被 呼番号識別(CNI)装置22および発呼ライン識別(CLI)装置23をもち、こ の両方の装置は交換ライン接続6からの到来信号を検出する。前者の場合は、交 換ライン6はリンギング電流検出器21に接続し、リンギング電流の存在を検出し 、リンギング電流を示す信号を被呼番号識別装置22へ送る。 呼処理装置20は、呼処理装置20への種々の入力に応答して、アンテナ2、電話 装置4、応答装置5に選択的に接続して、到来呼をルート設定することができる 。 呼処理装置20はクロック24の制御下にある。呼処理装置20は応答検出装置25に も関係付けられてもおり、入力を呼処理装置20に戻す。この実施形態では、呼処 理装置20は呼転送装置26への出力ももち、呼転送装置26は交換ライン6への出力 をもつ。 呼処理装置20はさらに出力プロセッサ27への出力ももち、次に出力プロセッサ 27は発呼者プロンプト(助言)発生器28への出力をもち、発呼者プロンプト発生 器28はそれ自体が交換ライン6への出力をもつ。交換ライン6からの別の入力は DTMF検出器29に通じ、その先はDTMF検出器29がオプション処理装置27へ 帰還して、呼処理装置20への別の入力を準備する。 呼処理装置20はさらにアース(接地用)スイッチ30を制御し、PSTN接続6 の一方または他方のワイヤを“アース”(ゼロ)ポテンシャルへ接続して、通常 の電話装置の“リコール”ボタンの動作をシミュレートする。以下に記載するよ うに、アーススイッチ30は“ループ接続解除”信号、またはPSTN7による“ リコール”命令として認識できる他の信号の発生器と置き換えができる。 電話ネットワークサービスが発展したことにより、何人かのユーザが同一の交 換ラインを使用でき、またそのサービスを受ける異なるユーザが同一ラインを共 有してもその者に専用のサービスを受けることができるようになった。呼処理装 置1はこれらのサービスを使用するように設計されており、多くの場合、ユーザ が入力するのではなく自動的にサービスを実行し、ユーザ自身からの付加的な入 力を最小にしつつ、到来呼の性質に応答して、付加的なサービス、とくに呼の迂 回、選択的な呼の迂回、および他の呼処理機能を提供できるようにする。とくに このシステムは、コードレス基地局の受信可能領域内にいてもいなくても、最も 経済的なルートで、被呼または発呼者の何れかが複雑な入力をしなくても、デュ アルモードのコードレス/セルラハンドセットのユーザに同じ電話番号で到達で きるように設計されている。また、このシステムは、いったんユーザの個々の要 求に合せてシステムを構成すると、ユーザが特別な入力をする必要なく、発呼ま たは被呼者の性質に最も適したやり方で、ユーザは個々の呼を自動的に処理でき るようにする。 以下に記載する呼処理装置1は、通常のコードレスまたは固定ハンドセット、 あるいはその両方、および通常の応答装置5と共に動作する。しかしながら望む のであれば、応答装置の機能を呼処理装置1に組込んでもよい。さらに電話装置 は、装置1と並列に交換ライン6と接続できる。1つの可能な構成として、呼処 理装置1は、通常の家庭用コードレスシステムの基地局を置換し、1または複数 の固定電話装置と並列に接続してもよい。この構成では、固定電話装置は装置1 によって制御されない。 呼処理装置1は、既に存在している、または近い将来の導入が提案されている ネットワークサービスを使用して、既存の公衆交換電話ネットワークおよびセル ラ無線ネットワークとともに動作することを意図している。したがって電話ネッ トワークオペレータは呼処理装置1および既存のネットワークサービスの適切な パッケージを供給して、全ての必要な機能を提供する。ここでこれらのネットワ ークサービスの幾つかを記載する。発呼ライン識別(CLI) 送信元を示す信号をネットワークによって被呼番号へ送るサービスである。発 呼者の識別子を表示するためにこれらの信号を変換するのに適した装置を提供す ることができて、発呼者を識別して、呼に応答するか否か、応答するときに発呼 者に名前で挨拶するか否か、または呼が行われたときに被呼者が呼に応答できな い場合(発呼者が電話を切った後で、電話装置がその表示を記憶するとして)呼 を戻すか否かを選択する能力を被呼者に与える。 “発呼ライン識別”(CLI)を使用して、呼に応答するか否か、および制御 装置に配線された幾つかのハンドセットのどれが鳴るかを判断できるシステムが 開発された。このようなシステムの例は、国際特許第WO95/23526号明細書(SNI I nnovation)に開示されている。しかしながらこのシステムは、呼をルート設定装 置に接続された選択したハンドセットに向けたルート設定ができるだけであり、 例えば到来呼を特定の内線にルート設定することを保証し、例えば現在使用中の 部屋にある別の内線のユーザの邪魔をしないことにする。被呼番号識別(CNI) 現在、幾つかの遠隔通信オペレータによって、同じ交換ラインによって2以上 の異なる電話番号を供給するサービスが導入されている。被呼者がダイヤルされ た電話番号を識別するために、交換局は、ダイヤルされた電話番号にしたがって 特徴的にリンギングトーンを変化させる。これは“リンギングリズム”として知 られている。例えば、ダイヤルされた電話番号が“主たる番号”であるときは、 交換局は、例えばイギリスの電話システムで一般的なようにリンギング電流を“ ダブルリング”で周期的に繰返して送り、その一方で“別の電話番号”がダイヤ ルされたときは、交換局はシングルリングを流し始め、これを周期的に繰返す( これは米国および幾つかのヨーロッパの国において一般的である)。被呼者は、 リンギングパターンすなわちリズムを聞くと、どの電話番号がダイヤルされたか 、したがって行われた呼のタイプを認識することになり、したがって例えば電話 番号を世帯内の異なるメンバに割当てたり、またはその代りに同一の者に対して 仕事用の電話番号と私用(プライベート)とにすることもできる。呼の迂回 ユーザは交換が呼を再ルート設定するプログラムを作成して、例えば電話装置 のキーパッドのキーを打ってDTMF(デュアルトーンマルチフレケンシィ)ト ーンを送ることによって、到来呼を別の電話番号へ迂回できる。サービスを実行 するとき、PSTNは全ての到来呼を新しい電話番号へルート設定できる。呼転送 このサービスでは、交換ラインに対して行われた到来呼を傍受して、被呼者は 発呼者を第3者に接続し、元の接続を解除することができる。このサービスは一 般的に私設交換(PBX)で提供され、到来呼を1つの内線から別の内線へ転送 できるようにする。一般的にアースキー(普通“リコール”ボタンとして知られ ている)を使用して到来呼を“駐留させ(パーキング)”、新しい電話番号をダ イヤルすることによって転送を行うことができる。通常これは呼が進行中のとき に(すなわち、呼が応答された後に)行われるが、本発明の実施形態では電話装 置は、被呼者への接続の直後でリンギングトーンをハンドセットに供給する前に 、 転送を行うようにされている。呼転送は呼の迂回とは異なり、呼の迂回ではダイ ヤルした電話番号と関係付けられた交換ラインを巻込むことなく、全ての到来呼 を交換によって傍受し、遠隔の電話番号に直接にルート設定する。呼の迂回はよ り少ないシグナリングオーバヘッドを含み、ラインがすでに使用中であっても動 作するが、被呼者が異なる呼に対して異なる処理を選択できないようにするので 融通がきかない。呼転送は公衆交換ネットワークではまだ一般的に使用可能では ない。 “ルート設定(ルーティング)”という用語は、本明細書で使用されているよ うに、一般的に呼転送と呼の迂回との両方を含む。さらに、ルート設定は基地局 によってそれと関係付けられた1または他の装置(例えば、応答装置またはコー ドレスハンドセット)への呼の接続を含む。 ここでシステムの詳細な動作を記載する。制御装置11による処理装置20が使用 する呼処理設定の生成を最初に記載する。ユーザ入力15(キーボードとして記載 されている)は、ユーザが呼処理装置20をプログラムして、ユーザが適用するこ とを望む多数の基準にしたがって、異なる方法で異なるタイプの呼を処理できる ようににする。例えばユーザが、“第1”の電話番号で行った到来呼と“代りの ”電話番号で行った到来呼(これらは、以下に記載するように異なるリンギング リズムによって呼処理装置20が区別できる)、または呼を行う発呼者の識別子( CLIを使用)によって区別したいかも知れない。移動局3aが装置1のアンテ ナ2の範囲内になく、主たる電話番号に向けられた呼だけがセルラ電話番号に向 けてルート設定されるときには、ユーザはセルラ電話番号にルート設定された呼 のみを選択することを望むかも知れない。これによりある選択した発呼者からの 仕事用の呼のみがユーザに到達することを保証して、緊急性の少ない呼と、他の ユーザまたは他のハンドセットに向けられた呼を基地局によって、例えば応答装 置5にルート設定することで、処理する。ユーザ自身のセルラ電話番号以外のデ ィレクトリ番号にルート設定することもできる。ユーザ入力15を使用して、ユー ザがハンドセットを基地局1の受信可能領域の外へ持ち出すか、または範囲内に 持ち帰るときに実時間ベースで制御装置をプログラム作成することができる。し かしながら制御装置を予めプログラムして、日にち/曜日ベースの定められた時 間 に動作する(例えば、執務時間外に仕事用の呼を応答装置にルート設定する)か 、またはユーザの既知の将来のスケジュールに依存する所定のスケジュールにし たがうようにすることができる。ユーザ入力15を使用して、呼のあるカテゴリ( 例えば特定のCLI)に全く応答しないように構成することもできる。これは、 例えば既知のソースからの特定の迷惑呼の自動的なスクリーニングとして有益で ある。 以下の表は、制御装置11およびユーザ入力15によって呼処理装置20にプログラ ム作成できる呼処理の例示的パターンを示す。例示のために、“主たる電話番号 ”はユーザの仕事用の電話番号であり、“代りの電話番号”はユーザの私用の電 話番号であるとするが、これらの電話番号を他のやり方で使用して、ユーザは、 例えば異なる所帯内のメンバへの呼の識別を要求することができる。 CNI→ 主たる電話番号 代りの電話番号 CLI ↓ カテゴリ1 ハンドセット3aに従う 基地にあるときは何れかの ハンドセット カテゴリ2 基地にあるときは 基地にあるときは ハンドセット3a ハンドセット3b カテゴリ3 応答無し 応答無し デフォルト 応答装置 基地にあるときは何れかの ハンドセット 発呼ライン識別の4つのカテゴリは表1において“カテゴリ1”、“カテゴリ 2”、“カテゴリ3”、および“デフォルト”として識別される。“デフォルト ”は、他のカテゴリの何れにおいてもとくに識別されない発呼ライン識別に対し て使用される。 カテゴリ1のCLIは仕事で関係する仲間に対するものであり、主たる電話番 号のユーザが彼が基地から遠くにいてもセルラ電話装置3aを使用して被呼者に 到達することを望むときに使用する。この場合呼処理装置20をプログラム作成し て、以下に記載するように、ハンドセット3aが検出器13によって検出されない とき、呼をPSTNおよび移動ネットワーク8および9によって転送して、セル ラネットワークによって遠隔の電話番号でユーザのハンドセット3aにアクセス する。しかしながら被呼者は人にではなく場所に接触することを望むこともでき 、“主たる電話番号”ではなく“代りの電話番号”にダイヤルすることによって これを行うこともできる。 カテゴリ2の発呼ライン識別では、この例の主たる電話番号および代りの電話 番号を使用して、異なるハンドセットをリンギングすることによって、世帯など の中の異なるメンバに接触する。 カテゴリ3は、例えばユーザの誰もが呼に応答することを望まない既に分かっ ている迷惑な発呼者の発呼ライン識別である。既存のシステムでは、ユーザは発 呼ライン識別のディスプレイを使用して、送受話器を取上げるか否かを判断する ことができるが、何れにしても電話装置は鳴ることになる。被呼者は呼に応答す る前にCLIディスプレイを検査しなければならず、応答装置が設定されている ときは、ユーザが呼に応答しなくても、応答装置が応答することになる。しかし ながら、迷惑な発呼者が呼を行なっていることが分かっただけでも、このような 呼の犠牲者を非常に困窮させてしまう。上述の実施形態では、システムは呼をハ ンドセット(または応答装置5のような他の装置)にルート設定せず、被呼者が それに気付いていなくても、発呼者にリンギングトーンを送る。 最後に、特定のカテゴリのいずれにも当てはまらない発呼ライン識別に対する デフォルト状態があり、ここでも再び“主たる電話番号”と“代りの電話番号” の何れをダイヤルしたかにしたがって、デフォルト状態をルート設定することが できる。 表1に示された好ましい状態に応答しなくても、制御装置11による設定は、次 に使用する状態の階層を含むことができる。何れの場合でも、階層は最後に応答 装置が応答するかまたは“応答無し”の何れかで終了するはずである。さらに表 1は特定の時間の設定を示すと認識されるはずである。呼処理装置をプログラム 作成するように制御装置を設定して、所定のスケジュールにしたがって設定を変 更することができる。このスケジュールはダイヤリシステムまたは標準の“時刻 別”のスケジュールであってもよい。例えば、夜間は全ての呼を応答装置にルー ト設定することができる。 制御装置11はハンドセット13からの第2の入力をもつ。この第2の入力により 制御装置20は呼処理装置を設定して、デュアルモードのハンドセット3aがコー ドレス基地局アンテナ2の受信可能領域内にあるか否かにしたがって、呼に応答 するかまたはセルラの電話番号へ迂回することができる。 ページングシステムを使用して、ハンドセット3a、3bがコードレス基地局 アンテナ2のワイヤレス通信範囲内にあるか否かを判断する。これは、ハンドセ ットとの間で呼の試行を行うときに動作する周知のコードレスページングシステ ムを採用する。この変形構成では、ページャ12は照会信号を周期的に送り、呼試 行が行われているか否か、ハンドセットが受信可能領域内にあるとき通常何れの ハンドセットが応答するかを照会する。検出器13は、ページャ12からの信号に応 答するか否か、およびハンドセットが新たに存在しているか否かにしたがって、 ページャ12が呼の迂回を開始または取消すかを判断する。ハンドセット3aが基 地局2の受信可能領域の境界近くにあるときに呼の迂回はオンおよびオフに切り 替わることが多く、このようなときにオンおよびオフに頻繁に再設定するのを避 けるために、所定数、例えば3回のページングで同一の応答を達成するときのみ 、呼ルート設定機能を制御装置11によって起動するようにできる。 変化を検出するとページングレートは加速し、このような連続するページング が従来よりも短い時間間隔で行なうことができ、この変化の識別はより迅速にな る。ページングレートは検出した信号のレベルにしたがって変化することもでき 、したがってハンドセットが受信可能領域の境界近くにあり、ハンドセットが遷 移する可能性が高いときは、この遷移はより容易に識別される。 検出器13は第2の動作モードで、ハンドセット受け16上でのハンドセット13の 存在を検出できる。基地局が2以上の関係付けられたハンドセットをもつときは 、何れのハンドセットが存在するかを識別するように検出器13を構成することが できる。ハンドセット受け16を各個々のハンドセットを識別するように構成する ことができる。ハンドセット受け16はハンドセット3aに対するバッテリ充電器 として機能することもでき、ハンドセットを認識する1つの可能な方法は、各ハ ン ドセット3a、3b上で異なる電気接続構成を、ハンドセット受け16上の異なる 端末と両立できるように用意することにより達成でき、したがってハンドセット 受け16は何れの端末がハンドセット3a、3bに接続されるか、それ故に何れの ハンドセットがハンドセット受け16上にあるかを検出することができる。 2以上のハンドセット受け16は同時に、幾つかのハンドセットを保持でき、ま たはバッテリを充電することができる。各ハンドセットはそれ自身の専用ハンド セット受けをもつことができるので、所定のハンドセット受けの占有は各ハンド セットの存在を示す。その代りに、各ハンドセット受けは各ハンドセットを収め 、ハンドセットが現在ハンドセット受けを占有しているかを識別する上述の手段 をもつことができる。 もちろんハンドセットをハンドセット受け上に置いたままで、ワイヤレスシス テムがページングをし続けるようにすることができる。またその代りに、ハンド セット受けが占有されているか否かを検出するようにできて、ハンドセットを最 初にハンドセット受けに置くときにハンドセットがページングされ、それが応答 すると、ハンドセット受けが占有されたままである間はずっと、ハンドセット受 け上のハンドセットの存在が推測され(ハンドセットのページングは一時停止さ れ)る。ハンドセット受けから取り外されると、ページングが再開する。 制御装置11は、入力装置15からのマニュアル入力および検出器13の出力の両方 にしたがって、その命令を呼処理装置にコンパイルする。コードレスハンドセッ トが検出されないとき、“主たる電話番号”に送ろうとする全ての呼はセルラ電 話番号に迂回され、制御装置11は呼の迂回装置14を使用して呼の迂回を設定し、 必要なDTMF信号を送って、PSTN7内の交換機に命令し、関連するハンド セットの“主たる電話番号”への呼が“遠隔の電話番号”、すなわちハンドセッ ト3aと関係付けられたセルラディレクトリ番号に迂回するようにする。“代り の電話番号”へ送られる呼は迂回されないままである。 この構成は、ハンドセット3aが基地局2の受信可能領域外にあっても、ハン ドセット3aの“主たる電話番号”に対して行われた全ての呼の遠隔の電話番号 への自動的迂回を可能とし、ハンドセットが基地局2の受信可能領域内に入ると 、ユーザがマニュアル入力する必要なく、このような迂回を取消すことができる 。 事実ユーザは、自身が基地局2の受信可能領域の中にあるか外にあるかを知る必 要がない。 ユーザ入力15を使用して、一定のときのみ呼を迂回し、その他のときは検出器 からの表示を無視するように制御装置11をプログラム作成することができる。 呼転送の特徴が使用できるとき、別の特徴を付加することができる。特定の主 たる電話番号(例えば、所定のCNIをもつ電話番号)への呼を遠隔の電話番号 に選択的にルート設定することが望ましいときは、例えばそれらがCLIの特定 のカテゴリをもつときのみ、またはそれらがハンドセット3aによって応答され ないとき、あるいはその両方のときは、制御装置は全ての到来呼のための呼の迂 回設定を呼の迂回装置14に命令しない。その代りに、到来呼を呼処理装置20によ って個々に処理し、必要なときは到来呼を他の交換ラインへ転送してもよい。こ の場合、到来呼を試行するときにハンドセットをページすることのみが必要であ る。 ここで呼処理装置20およびその周辺機器の動作を記載する。 呼処理装置20は制御装置11によって構成され、到来呼が試行されるときに行な う多数の入力にしたがって異なる方法で異なるタイプの到来呼を処理する。これ らの入力とは、 1)クロック24によって示される時刻、 2)被呼番号指示器22によって決定される被呼番号(すなわち、主たる電話 番号または代りの電話番号)、 3)発呼ライン識別子23によって示される発呼ラインである。 リンギング電流のパルスを検出するリンギング電流検出器21によって被呼番号 を識別し、このリンギング電流のパターンを被呼番号検出器22に転送して、何れ のリンギングのリズムがPSTN交換7から送られているか、したがって交換ラ イン6と関係付けられたディレクトリ番号の何れをダイヤルしたかを判断する。 この例では、2つの可能な電話番号に関して、被呼番号識別子を使用して、この リズムが電話番号の1つ(例えば、“主たる電話番号”)に専用のリズムである か否かを識別することのみが必要であり、したがって他のリズムはデフォルトに よって、他の電話番号用のリズムでなければならない。異なるリンギングシーケ ンスを準備する本来の目的は、ユーザが何れの電話番号がダイヤルされたかを認 識して、呼に適切に応答できるようにすることであり、したがって実際はリンギ ングシーケンスとして、人間が容易に区別できるものを選択する。しかしながら 、リンギング検出器21および被呼番号識別子22がこのリンギングシーケンスを区 別できるばらば、リンギングリズムのより微妙な差を本発明のシステムに使用す ることができる。 呼処理装置20は、そのプログラムのされ方にしたがって種々の入力に作用し、 装置3a、3b、4、および5の一定のもののみに呼をルート設定する。選択し た装置3a、3b、4、5から応答が得られないとき、この事実は応答検出器25 によって検出される。応答検出器25は、受取ったリンギング電流のパルス数を係 数し、所定数のパルスに到達したとき、呼処理装置20に命令して、階層の次の状 態に移動する。 オプションの最初の段階で、呼転送が有効で、これを選択するとき、呼は呼転 送装置26によって転送される。呼転送装置26は、ライン6を介してPSTN7へ メッセージを送り、PST7に命令して、呼を遠隔の電話番号、例えばハンドセ ット3aと関係付けられたセルラ電話番号に転送する。到来呼を受取るとき、呼 処理装置20は最初に、通常の電話装置の“R”または“リコール”ボタンと同じ 機能をもつアーススイッチ30を使用して、PSTN7から接続6へアースして、 呼をPSTN7内に“駐留(パーク)”させる。呼に全く応答しないときは、発 呼者がハンドセットを置くまで、接続は単に“駐留した”ままになる。他の信号 、例えば“ループの接続解除”を示す信号がPSTNによって“リコール”信号 として認識でき、アーススイッチ30は認識できる信号の発生器と電話装置を起動 するPSTNによって置換できることが分かるであろう。 ここで呼処理装置の付加的な特徴を記載する。この特徴により、発呼者10並び に被呼者はどのように呼に応答するかを指定することができる。呼の幾つかのま たは全てのカテゴリから、呼処理装置20は、特定のCLIおよびCNIをもつ到 来呼を検出するとき、時刻にしたがって、呼処理装置20は呼に応答し(すなわち 、“オフフック”になり)、オプション発生器27に命令して、プロンプト(助言 )を発呼者10に送る。このプロンプトは発呼者10にあるオプションを提供する音 声 表示“メニュー”である。制御装置20は、制御装置11からのプログラムにしたが って、これらのオプションを選択する。例えばオプションは個々の呼のCLIお よびCNI、時刻、ハンドセット3a、3bが存在するか否かにしたがって選択 することができる。オプション発生器27によって生成されるオプションは呼プロ ンプト装置28による音声メッセージになるように処理されて、PSTN7上を発 呼者へ送られる。音声メッセージは、発呼者10に音声によるコマンドまたはDT MFトーンを使用してこの選択を送らせる。この選択はPSTN交換7および交 換ライン6によって発呼者10から送り返され、DTMF検出器29によってデコー ドされ、準備されたオプションの何れを選択したかを識別する。選択したハンド セット3a、3b、固定電話装置4、または応答装置5を起動するところから、 呼処理装置20へ選択したオプションを入力する。選択したハンドセットが応答し ないときは、既に記載したように、応答検出器25は呼処理装置20を他の状態に対 してデフォルトにするか、またはオプション発生器27へ戻して、修正したオプシ ョンリストを準備して、無効のオプションを削除する。 呼転送装置26を使用する代りに、可能なときにネットワーク内に呼の迂回を設 定することによって、迂回した呼をより迅速に接続でき、各呼ごとにユーザの呼 処理装置1または交換接続6を含む必要はない。これによりとくに、交換接続6 が使用中であっても、呼を迂回できるようになった。 本発明の請求の範囲内であれば、これらの実施形態の他の変形も可能である。 例えば、スケジュール作成の特徴が必要ないときは、クロック24を不要にするこ とができる。この場合、ハンドセットのマニュアル入力および検出(またはその 他のもの)にしたがって、全ての呼処理を行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バタリー、スティーブン・ジョン イギリス国、シーオー11・1エヌエフ、エ セックス、マニングツリー、ミストリー、 リマーシー・ロード 47

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.遠隔通信ネットワークの交換接続へ接続する手段と;1または複数のハンド セットとのワイヤレス通信を設定して、ハンドセットとワイヤレス通信ネットワ ークとの電話通信を可能にするワイヤレス通信手段と;ページング信号を特定の または各ハンドセットへ送るページング手段と;ハンドセットによって送られる このようなページング信号への応答を検出するハンドセット検出手段とを含むコ ードレス電話基地局であり;この基地局は呼の迂回命令を発生する呼処理手段と 交換接続上で前記呼の迂回命令を送って、ネットワークが到来呼を、ページング 信号の応答によって検出されるハンドセットの存在の有無にしたがう命令で特定 される前記交換接続または所定の他の接続へ方向付ける手段とをもつことを特徴 とするコードレス電話基地局。 2.ページング手段がページング信号を定期的に送るようにされており、かつ検 出手段によって制御されて、検出手段が第1のページング信号に対する応答を検 出するが、次のページング信号に対する応答を検出し損なったときは、ページン グ手段が別のページング信号をより短い時間間隔で送る請求項1記載のコードレ ス電話基地局。 3.検出手段が、検出された応答信号の強度を測定する手段を含み、ページング 手段が、応答信号の強度に関係するレートでページング信号を送るようにされて いる請求項1または2記載のコードレス基地局。 4.ワイヤレス通信手段が、複数のハンドセットとのワイヤレス通信を確立する ようにされており;呼処理手段が、発呼者の識別子または優先度、あるいはその 両方を示す信号をネットワークから受信したことを検出するための信号検出手段 、およびハンドセットの1つとの通信を試行するようにされ、信号検出手段およ びハンドセット検出手段によって検出される信号に応答して選択される接続選択 手段をもつ請求項1乃至3の何れか1項記載のコードレス電話基地局。 5.発呼者インターフェイスをさらに含み、該発呼者インターフェイスが発呼者 が付加的な信号を送信して、使用可能なハンドセットの1つを選択するように促 すメッセージを発生して送信するオプション生成手段と、この信号に応答して、 このような接続を選択する発呼者応答手段とを含む請求項4記載のコードレス電 話基地局。 6.信号検出手段が、発呼者の優先度または識別子、あるいはその両方を示す信 号を検出する手段をもち、オプション生成手段を制御して、発呼者の識別子また は優先度、あるいはその両方を示す信号検出手段によって検出される信号に応答 して、接続を提供する請求項5記載のコードレス電話基地局。 7.検出された被呼番号または発呼番号、あるいはその両方にしたがって、オプ ション生成手段が何れの接続が提供されるかを選択するプログラムを作成するプ ログラム作成手段をもつ請求項6記載のコードレス電話基地局。 8.信号検出手段が、発呼者の優先度を示すリンギングリズムまたはパターンに 応答する請求項4乃至7の何れか1項記載のコードレス電話基地局。 9.提供された接続の1つが応答装置に対するものである請求項4乃至8の何れ か1項記載のコードレス電話基地局。 10.遠隔通信ネットワーク上でそれに接続し、かつ1または複数のコードレス ハンドセットとワイヤレス通信するようにされているコードレス電話基地局へ向 けられた呼のルート設定を制御する方法であり、基地局がページング信号を1ま たは複数の前記ハンドセットへ送り、前記ページング信号に対する応答があるか 否かを検出し、呼の迂回命令を発生し、交換接続上で前記呼の迂回命令を送って 、ネットワークで到来呼を、前記ページング信号によって検出されるハンドセッ トの存在の有無にしたがう命令で特定される前記交換接続または所定の他の接続 へ方向付ける呼のルート設定を制御する方法。 11.ページング信号を周期的に送り、第1のページング信号に対する応答を検 出するが、次のページング信号に対する応答が検出し損なったとき、別のページ ング信号がより短い時間間隔で送られる請求項10記載の方法。 12.応答信号の強度を検出するとき、ページング信号が応答信号の強度に関係 するレートで送られる請求項10または11記載の方法。 13.ネットワークから受信した前記ハンドセットの有無に関する信号に応答し て、到来呼を個々のハンドセットにルート設定する請求項10乃至12の何れか 1項記載の方法。 14.発呼者の識別子または発呼者によって選択される優先度、あるいはその両 方の特徴である請求項13記載の方法。 15.信号が、発呼者によってダイヤルされる電話番号の特徴を示している請求 項14記載の方法。 16.ハンドセットを、基地局によって提供されるオプションに応答して、発呼 者によって開始される信号送信にしたがって選択し、提供されるオプションはハ ンドセットまたはネットワークから受取った信号、あるいはその両方の存在が検 出されたか否かにしたがって選択される請求項13乃至15の何れか1項記載の 方法。 17.呼を応答装置またはサービスへルート設定することができる請求項13乃 至16の何れか1項記載の方法。 18.呼を別のハンドセットにルート設定することができる請求項13乃至17 の何れか1項記載の方法。 19.図面を引用して実質的に記載した電話装置。 20.図面を引用して実質的に記載した呼のルート設定を制御する方法。
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