JP2000513622A - ゴルフボールカバー用軟質アイオノマー組成物およびその配合物 - Google Patents

ゴルフボールカバー用軟質アイオノマー組成物およびその配合物

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JP2000513622A JP10546368A JP54636898A JP2000513622A JP 2000513622 A JP2000513622 A JP 2000513622A JP 10546368 A JP10546368 A JP 10546368A JP 54636898 A JP54636898 A JP 54636898A JP 2000513622 A JP2000513622 A JP 2000513622A
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Abstract

(57)【要約】 アクリレート軟化モノマーを含有し、マグネシウムまたはリチウムイオンで中和された軟質で低弾性率の新規なエチレン共重合体アイオノマー組成物は、所与のレベルのPGAコンプレッションにおいて、知られているアイオノマーよりも高いレベルの弾性を有する。この優位性は、約155未満のニートの球のPGAコンプレッションを有する配合物に関して、硬質ナトリウムアイオノマーとの配合物に関して、少なくとも50%の軟質アイオノマーが存在することを条件として約155未満のニートの球のPGAコンプレッションを有する配合物に関して、および硬質アイオノマーがナトリウム、カリウムまたは亜鉛である51〜80%の硬質アイオノマーを有するより剛性の配合物組成物に関して、リチウムおよびマグネシウムの硬質アイオノマーを備えるある配合組成物において維持される。軟質アイオノマーおよび配合物は、ゴルフボールカバー材料に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 ゴルフボールカバー用軟質アイオノマー組成物およびその配合物 関連出願の相互参照 本出願は、1995年6月30日に出願された同時係属出願、シリアルナンバ ー08/497,664、および1996年3月18日に出願された同時係属出 願、シリアルナンバー08/617,061の一部継続出願であり、そして該1 995年6月30日に出願された同時係属出願は、1994年11月21日に出 願された一部継続出願、シリアルナンバー08/345,349であり、該19 94年11月21日に出願された一部継続出願は、1993年6月18日に出願 され、そして現在は放棄されている一部継続出願、シリアルナンバー08/07 7,581である。 発明の背景 発明の分野 本発明は、良好なプレー性(playability)と組み合わされた非常に高い弾性を 有する新規の、軟質で柔軟なエチレン共重合体アイオノマー組成物に関する。こ の組成物は、高弾性が所望される他の用途と同様にゴルフボール用カバーとして 特に有用である。アイオノマーは、マグネシウムまたはリチウムで中和された、 エチレン、軟化コモノマー、および(メタ)アクリル酸の共重合体である。この アイオノマーは、ゴルフボールカバー材料として柔軟性と高弾性の組合せを備え ている。これは、単独でまたは他のアイオノマーとの配合物において使用される 材料に対して、理想的な特性の組合せである。関連技術の説明 エチレンと(メタ)アクリル酸との、そして随意に、特に酢酸ビニル、メタク リル酸メチル、およびアクリル酸エチルを含む広範なモノマーのいずれかである 第3モノマーとのコポリマーに基づくエチレン共重合体アイオノマーは、初めに 米国特許第3,264,272号(Rees)に開示された。可能な中和イオンとし て開示された金属イオンのリストは、Na、K、Li、Cs、Ag、Hg、Cu 、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、およびさらに多くを含む、周期表第I族、II 族、III族、IV−A族、およびVIII族の金属を含んでいた。例示された第3モノ マーを有するアイオノマーには、ナトリウムおよびマグネシウムで中和されたエ チレン/酢酸ビニル/メタクリル酸、およびナトリウムで中和されたエチレン/ メタクリル酸メチル/メタクリル酸が含まれた。 1987年頃には、このような第3モノマーによって軟化された「軟質」で柔 軟なアイオノマーの使用は、商業的関心だけになった。アルキルアクリレートは 好ましい軟化モノマーであり、酢酸ビニルはより安定性が低いポリマーを生成す る。米国特許第4,690,981号(Statz)には、ターポリマーアイオノマ ー中の軟化モノマーとしてのn−ブチルアクリレートの使用が開示されている。 この特許には、可能な中和イオンとしてNa、K、Zn、Ca、Mg、Li、A l、Ni、およびCrなどの周期表第Ia族、Ib族、IIa族、IIb族、IIIa 族、IVa族、VIb、およびVIII族のイオンが列挙されている。 1993年12月21日に出願された米国特許第5,415,939号(Cado rnigaら)は、軟質リチウムアイオノマーおよびそのようなアイオノマーと硬質 アイオノマーとの配合物が開示されている。本出願がその一部継続出願である1 993年6月18日に出願された(即ちこの引例に先行する)親出願は、リチウ ムおよびマグネシウム軟質アイオノマー、ならびに硬質アイオノマーとの配合物 が開示されている。 その他多数の親出願も、一般的な方法で、様々な金属のビポリマーおよびター ポリマーアイオノマーを参照している。アルキルアクリレートを(メタ)アクリ ル酸と共に使用し、かつリチウムまたはマグネシウムのいずれかで中和されたタ ーポリマーアイオノマーについて、詳細に開示されまたは例示されていることは 知られていない。これらへの参照は、上述のように散弾銃的であるにすぎない。 ゴルフボールは、プレイの特徴に直接かつ強力に影響を与える、ある測定可能 な特性を有している。これらの中で最も重要なものは、弾性と圧縮性である。弾 性が高いとゴルフボールの飛距離が長くなり、そして圧縮性が高いと「スピン」 および「感触」に関するプレイ性が高くなる。弾性および圧縮性は、球体の材料 を試験することによって、その材料自体について測定することができる。ボール のカバーを形成するために使用される場合、これらの材料特性はゴルフボールの プレイの特徴に影響を及ぼす。アイオノマーに対して、弾性と圧縮性というこれ ら2種類の特性は、互いに反比例する傾向にある。従って高弾性材料は一般によ り硬く、より低い圧縮性の材料であり、そして逆もまた同様である。この関係に 関して従前に知られている材料よりも良好であるか、またはより低コストである か、またはこれらの特性が似たようなバランスを保ちながらさらなる利点を有す る材料に対しての探求が常になされている。 プレイ性に直接は関連しないが、ボールの一般的な実用性に関連するゴルフボ ールに関するひとつの特徴は、使用に際してのボールの耐久性である。劣った耐 久性はボールの亀裂において明白であり、そして低温での亀裂は特に問題になる 。材料がワンピースボール用またはボールカバー用に使用される場合、材料自体 の特性がゴルフボールの耐久性に重大な影響を及ぼす。Balataは、良好なコンプ レッション成形特性と同様、いくらかの弾性を有する良好なスピン特性をもたら すことから、早くに好まれたゴルフボールのカバー材料であった。しかしながら 、Balataのカバーは、ボールに非常に劣ったカット抵抗をもたらす。一般的によ り良好な耐久性をもたらすアイオノマーが、間もなく市場の相当部分、最も著し くはカバー材料に対する市場を占有し始めた。 ゴルフボールカバー材料としてのアイオノマーの使用に関連した多数の特許が 存在し、そのほとんどすべてはアイオノマー配合物に関する。これらは、ある所 望の特徴に対して、配合物が単独アイオノマーを超える相乗的作用を示すという 開示に基づく。2種類の異なるタイプのアイオノマー配合物が開示されている。 第1のタイプの配合物は異なる金属で中和されたアイオノマーの配合物であり、 そして第2のタイプは硬質ビポリマーアイオノマーと軟質ターポリマーアイオノ マーとの配合物である。第2のタイプの配合物は第1のタイプの配合物を含むこ ともでき、換言すれば軟質アイオノマーは、硬質アイオノマーとは異なる金属イ オンを使用することもできる。これらの組み合わせに点在するのは、酸コモノマ ーとしての特定の酸、一般にはメタクリル酸またはアクリル酸の使用である。い くつかの場合に、これらの酸のいずれかが、いくつかの特定の実用性に対してそ の 他よりも好ましいとして開示されている。さらに、酸コモノマーの量には、高弾 性を達成するために高レベルの酸への高まる重要視をともなう、好ましい限界が 存在してもよい。これらの特許または公開の例には以下のものが含まれる。 米国特許第3,819,768号(Molitor)は、カバー材料として、ナトリ ウムおよび亜鉛の硬質ビポリマーアイオノマーを開示する。亜鉛は、「低温亀裂 (cold-crack)」抵抗性に関する耐久性を改善することが示された。一般的にナ トリウムは、低温亀裂耐久性に関して特に劣る。 米国特許第4,884,814号(Sullivan)および同第5,120,791 号(Sullivan)は、後者に関し、前者を最終的に一部放棄したものであるが、両 方とも硬質ビポリマーおよび軟質ターポリマーアイオノマーの配合物を開示し、 第2の特許では軟質ターポリマーアイオノマーをアクリル酸に基づくアイオノマ ーに限定している。硬質アイオノマーがナトリウムまたは亜鉛アイオノマーとし て開示されており、また第2の特許にはリチウムおよびマグネシウムについても 開示されている。両方に記載されている軟質アイオノマーは、ナトリウムおよび 亜鉛アイオノマーに限定されている。好ましい組成物は、ナトリウム亜鉛配合物 である。 1995年1月5日に公開された国際公開WO95/00212は、本出願の 親出願の公開された出願である。これは、硬質および軟質アイオノマーの他の配 合物を開示する。軟質アイオノマーの中和に使用されるイオンが、ナトリウム、 亜鉛、マグネシウム、およびリチウムでもよいことが開示する。マグネシウムま たはリチウムの軟質アイオノマーについての例示はなされていない。 米国特許第5,298,571号(Statzら)は、亜鉛、リチウム、ナトリウ ムおよびマグネシウムの硬質アイオノマー配合物を開示する。高い酸コポリマー の亜鉛およびリチウムの硬質アイオノマーの配合物は、最適な弾性を有している として開示されている。亜鉛、リチウム、およびナトリウムのアイオノマーのい ずれか、またはすべてとのいずれの配合物においても最高の弾性を得るためには 、マグネシウムの存在が不利になることが示された。開示されたポリマーは非常 に硬質であるが、本発明のポリマーに対する関心事である柔軟性または圧縮性の 範囲内には一般的に含まれない。 米国特許第5,155,157号(Statzら)には、センター、コア、および ワンピースゴルフボールに有用な充填材入りの3種ポリマー配合物のひとつのポ リマー成分として使用されるアイオノマーが開示されている。様々な金属イオン を備えるターポリマーおよびビポリマーアイオノマーの両方が、ポリマー配合物 の一部としての使用に対して開示されているが、各タイプの使用においてビポリ マーが好ましい。ナトリウムおよびリチウムの硬質ビポリマーは、例示されてい る唯一のポリマーである。このアイオノマーは、3種ポリマー配合物のうちただ 1種類のポリマー成分を形成し、そしてこの3種ポリマー配合物は、非アイオノ マー熱可塑性樹脂および他の2種類のポリマーに対して相溶化剤として作用する エチレングリシジルモノマー共重合体も含むものである。 ゴルフボール工業は非常に競合しており、そしてゴルフボールにおけるわずか な改良でさえも著しいインパクトを与えることができる。上記の従来技術のよう に、アイオノマーカバー材料を処方する際に係わる多数の変数がある。わずかで はあるが真の優位性を生み出すができる特に変数の巧妙な取り扱いを識別するこ とは、辟易するタスクである。 一般にリチウムアイオノマーは、ナトリウムまたはマグネシウムのアイオノマ ーよりも硬質であり、そして亜鉛は最も軟質なアイオノマーを生成する。リチウ ムおよびマグネシウムの硬質アイオノマーは知られており、そしてリチウムはあ る用途に対しては好ましい硬質アイオノマーである。一般的に、実質的には限定 されない数のアイオノマー組成物が、いずれかの金属を備え、メタクリル酸ある いはアクリル酸または他の適切なカルボン酸のいずれかをいかなる濃度かで備え て可能であり、およびターポリマーアイオノマー、ほとんどすべての可能な軟化 モノマーに対して可能である。同様に限定されない数の配合物を得ることも可能 である。上記可変の組合せに基づく可能な組成物の数は莫大である。しかしなが ら、特に望ましい品質を有するものの数は、はるかにより限定される。アルキル アクリレート軟化モノマー、酸としてメタクリル酸またはアクリル酸、並びに中 和イオンとしてリチウムおよびマグネシウムを使用する軟質アイオノマーは、本 発明に先行して作製されてはいないようである。従って、広範にわたる可能なア イオノマーの中で広く開示されている一方で、このようなアイオノマーを作製 する価値があるか、または他のアイオノマーと比較してそれらが独特な特性を有 しているという認識がない。 軟質アイオノマーに対する、特にゴルフボール用カバーとしての使用に対する 必要性が相変わらず存在し、そしてそれは、より軟質の材料によってもたらされ るプレイ性を提供し、さらに、知られている軟質アイオノマーと比較して向上し たレベルの弾性をもたらす。ゴルフボールにおいて構成要素として使用される場 合、硬質アイオノマーと配合されるときにその弾性/プレイ性の優位性のいくつ かをもたらすことができるこのようなアイオノマーに対する必要性もある。 発明の概要 本発明は、軟質アイオノマーにおいてイオンとして使用されるリチウムおよび マグネシウムイオンが、所与のレベルの弾性に対する圧縮性のレベルにおける、 また逆に言えば、同じ圧縮性に対するより高いレベルの弾性における大きな増加 を示すことができるアイオノマーを生成するという発見に属する。この発見は、 メタクリル酸アイオノマーの場合よりもアクリル酸アイオノマーの場合に、さら により強力に拡大される。 特に、コアおよびカバーを備えるゴルフボールが提供され、そのカバーは:ニ ートの球(a neat-sphere)のPGAコンプレッションが約155未満であり、 a)エチレンと、b)アルキル基が1〜8個の炭素原子を有するアルキルアクリ レート3から40重量パーセントと、c)メタクリル酸またはアクリル酸、好ま しくはアクリル酸5〜15重量パーセントとの第1酸コポリマーであるターポリ マーから調製され、マグネシウムまたはリチウムイオンを備える酸コポリマーの 酸基20〜80パーセントを中和することによって作られた軟質で柔軟なアイオ ノマーから本質的に成る。 さらなる実施形態において、本発明は、配合物に基づいて10重量パーセント と低い量の上記アイオノマーと、エチレンと、5〜25重量パーセントのメタク リル酸もしくはアクリル酸、またはこれらの混合物との酸コポリマーであるビポ リマーから調製され、リチウムイオンでもよいが好ましくはマグネシウムイオン を備える酸コポリマーの酸基20〜80パーセントを中和することによって作製 された40,000〜110,000psiの曲げ弾性率を有する硬質アイオノ マーとの配合物であり、配合物のニートの球のPGAコンプレッションが155 を超過しないことを条件とする配合物に基づくゴルフボールカバーを提供する。 さらに他の実施形態において、上記特定のマグネシウムまたはリチウム軟質ア イオノマーは、上記特定の酸コポリマーに基づく硬質アイオノマーと配合される が、ナトリウムイオンで中和されることもでき、少なくとも50パーセントの軟 質アイオノマーが存在して155を超過しないPGAコンプレッションを有する 配合物を提供することを条件とする。 さらにまた他の実施形態において、コアおよびカバーを備えるゴルフボールを 提供し、カバーは、 (i)a)エチレン、 b)アルキル基が1から8個の炭素原子を有するアルキルアクリレートま たはアルキルアクリレートの混合物15〜25重量パーセント、および c)アクリル酸もしくはメタクリル酸または両方6〜12重量パーセント 、から成る第1酸コポリマーから形成された、10から90%までマグネシウム イオンで中和され、かつ3,000から10,000psiの曲げ弾性率、45 〜55のショアー‘D’硬度および0.5から5.0g/10分のメルトインデ ックスを有するアイオノマーである第1ポリマー成分20〜49重量パーセント と、 (ii)a)エチレン、および b)19〜25重量パーセントのアクリル酸もしくはメタクリル酸または 両方、から成る第2酸コポリマーから調製された、10から90%までナトリウ ム、亜鉛、またはカリウムイオンで中和されることのより形成され、かつ70か ら110,000psiの曲げ弾性率、65以上のショアー‘D’硬度および0 .5から5.0g/10分のメルトインデックスを有するアイオノマーである第 2ポリマー成分51〜80重量パーセント、 との配合物を備える。 図面の簡単な説明 図1は、ニートの球において測定されたCORに対するPGAコンプレッショ ンのプロット図であり、他の組成物と比較した本発明の範囲内の組成物を示す。 図2は、同じ特性に対する同様のプロット図であるが、カバー材料として組成物 を有するゴルフボールにおいて測定されたものである。 発明の詳細な説明 本出願は2つの出願の一部継続出願である。1996年3月18日に出願され た出願08/617,061は、それらの出願のひとつである。その出願の部分 は、ここに参照することにより本開示の一部をなす。特に、その出願の第4頁に 始まる特定の実施形態の説明と同様に、図1、2、3および4並びに第4頁にお けるこれらの図の説明、そして第10頁以降に続くすべての頁である。請求の範 囲は、2組の請求項は本出願の部分であるから、特に編入から除かれる。優先権 書類の部分であるが、第1頁から第4頁の第3行も、これらの頁の情報は、包摂 されおよび/または改変されて本一部継続出願の開示の部分を形成するため、編 入から除かれる。 本発明の開示において、用語コポリマーは、2種または3種以上のモノマーを 含有するポリマーを称するために使用される。用語ビポリマーまたはターポリマ ーは、それぞれ2種または3種のモノマーだけを含有するポリマーを称する。句 (種々のモノマー)「のコポリマー」は、単位が種々のモノマーから誘導される コポリマーを意味する。 本発明のアイオノマーは、「直接」酸コポリマー、すなわち、しばしば引き続 いて起こる重合反応により、モノマーあるいは他の単位が、存在するポリマーに グラフトされるグラフトコポリマーとは異なり、すべてのモノマーが同時に反応 することにより重合されるコポリマーから調製される。アイオノマーを調製する 方法は周知であり、そしてここに参照することにより本明細書の一部となる米国 特許第3,264,272号(Rees)に記載されている。アイオノマーの基にな る酸コポリマーを調製する方法は、米国特許第4,351,931号に記述され 、そしてここに参照することにより本明細書の一部をなす。 本発明の材料は、他の目的にも有用であるが、特にゴルフボールとして使用さ れる材料として有用である。本発明の開示は、その最終用途において関心のある 特別な特性を強調し、このように発見された優れた特性は、これらのアイオノマ ーの独自性を示している。他のアイオノマーから測定された特定の特性における 大きな相違という観点において、他の特定の最終用途に関連する他の特徴または 特性も独特であり、したがって、多くの場合、本組成物は他の最終用途に対して 優位になると信じられている。 異なるレベルのプレー技術およびプレー条件に適当な異なるタイプのゴルフボ ールがある。より高い弾性はより優れた飛距離に対応するので、ひとつのゴール は弾性をきわだたせることである。より高い弾性は、より硬いボールと関連する 。より軟らかいボールは、一般的に、より高いプレー性またはスピンを有する。 聖杯は常に、高弾性および高スピンという両方の世界の最良を有するはずである 。したがって、より軟らかいボールが従来よりも高い弾性を有して作られること ができるならば、それは非常に所望されるであろう。本発明は、より軟質の材料 、特に、マグネシウムおよびリチウム軟質アイオノマーに向けられ、これらとあ る硬質アイオノマーとの配合物にも同様に向けられる。これらの軟質アイオノマ ーおよび硬質アイオノマーとの配合物のいずれもが、変化する硬度レベルを備え たゴルフボールカバーに対して使用されることができる。 ゴルフボール工業における弾性の慣用の測定は、ボールの回復係数(COR) である。しかしながら、材料の「ニートの球」のCORは、ゴルフボール用途、 特にワンピースボール用材料の有用性への便利な指針になることができるが、カ バー並びに、さらにある程度までは、ボールのコアおよびセンターの構成要素と してのその材料の有用性に関する指針にもなる。しかしながら、ボールにおける CORは明らかにコアの性質に依存し、したがってコアの注意深い選択が必要と される。 CORの測定は、混乱させる多様な条件下で実行されているため、多くの特許 または他の公知のデータとの比較は困難である。しかしながら、いかなる特定の 方法に対しても、種々の材料の比較は、樹脂の「ニートの球」における測定を用 いて意義深くなされることができる。本開示における句であるニートの球は、フ ィラーや添加剤なしで、樹脂だけから成形された球を意味する。 ボールの「プレー性」または「スピン」の良好な相関関係は、標準工業試験で ある「PGAコンプレッション」と称される試験を用いて作成されることもでき る。それは、ニートの球で実行されることもでき、そしてそのような測定は、C ORのような、材料自体の性質の最良の特徴となるであろう。たぶん混乱するで あろうが、PGAコンプレッションと称される高い値の数字が高い硬度および剛 性、またはより低い圧縮率に対応する。PGA試験に関連する用語「コンプレッ ション」および一般名称「圧縮率」の使用は、それらが反対に関係するので、混 同されるべきではない。 本発明の軟質アイオノマーおよび多くのアイオノマー配合物は、ニートレジン の球体での測定に基づいて、約155未満のPGAコンプレッション値を有する 。より軟質のゴルフボール材料に対して、155を超える値は、一般的にその材 料に対して高すぎて良好なスピンを備えるボールを提供することができない。好 ましくは、材料は、約140未満のPGAコンプレッション値を有する。PGA コンプレッションが80から120の範囲内にある本発明の樹脂は、従来技術の 材料と比較して最大の優位性を示す。より高いPGAコンプレッション値を有す る材料は、一般的に一層剛性の、より高い弾性率の材料である。しかしながら、 本発明の基礎である2種の軟質アイオノマーのひとつである、軟質マグネシウム アイオノマーは、特により高い弾性率の配合物においてさえ有用である。 曲げ弾性率とPGAコンプレッションの間には精密な相関関係はないが、35 ,000psiの曲げ弾性率を備える樹脂は、130〜160の範囲内のPGA コンプレッションを有する。本発明の材料に見られる所与のPGAコンプレッシ ョン値で高められた弾性は、PGA値において約130を超えると減少すること もある。一般的に約35,000psiを超える弾性率、および約150を超え 相当により高いPGAコンプレッションを有する配合物のような一層剛性の配合 物に対して、70,000から110,000psiの曲げ弾性率、および65 以上のショアー‘D’硬度を有するナトリウム、亜鉛およびカリウム硬質アイオ ノマーと配合されるマグネシウム軟質アイオノマーは、有用なより硬いカバー材 料を形成する。このような配合物において、硬質アイオノマーの量は約51から 80重量パーセントである。 記述されるように、ひとつの他の品質が常に望まれ、かつしばしば本質的であ り、そしてそれはゴルフボール構造体における材料の耐久性である。これは、典 型的に、その材料で作られたカバーを有する完成品としてのゴルフボールにおい て、低温での試験を含む繰り返し衝撃試験を用いて測定される。ニートの球にお ける耐久性測定は、多くのニートレジンの生来の靭性のために、一般的にはそれ ほど決定的ではない。ニートレジンおよび充填材からなる球体において測定され た耐久性は、当然のことながら、ワンピースボールに関係する。完成品としての ボールにおいて少なくともいくらかの耐久性もない場合、高いCORおよび低い PGAコンプレッションはほとんど価値を持たなくなる。 驚くべきことに現在では、最も硬質かつ剛性のすべてのアイオノマー、均等で あるすべての他のものを作るイオンであるリチウムは、優れた軟質アイオノマー を作るために理想的に適していることが見出されている。より硬質のアイオノマ ーのひとつを作るマグネシウムも、優れた軟質アイオノマーを作るために理想的 に適している。これらのイオンによって中和されたターポリマー酸コポリマーの 軟質アイオノマーが、従来技術の材料と比較して、低いPGAコンプレッション と高いCOR弾性との間のはるかに改良されたバランスを結果としてもたらすこ とが現在では見出されている。軟質リチウムは、一般的に、カバー用の単一のア イオノマー組成物において軟質マグネシウムアイオノマーよりも好ましい。 これらの軟質アイオノマーは、特に、軟質アイオノマー/硬質アイオノマー配 合物の部分を形成することもできる。アイオノマー配合物の得られたPGAコン プレッションが約155未満のままであるならば、これは、典型的に約35,0 00未満の曲げ弾性率に対応する。但し、曲げ弾性率はわずかにこれを超えるか もしれない。しかしながら、これより高い曲げ弾性率を有するある配合物は、特 に、硬質アイオノマーがナトリウム、カリウム、または亜鉛であり、そして軟質 アイオノマーがマグネシウムである場合に、特に有用であることも見出されてい る。 本発明の軟質アイオノマーの酸コポリマー前駆体は、エチレンと、アルキル基 が1〜8個の炭素を有するアルキルアクリレート3〜40重量パーセントと、メ タクリル酸またはアクリル酸5〜15重量パーセントとのコポリマーである。好 ましいアルキルアクリレートは、n−ブチルアクリレートである。アルキルアク リレートおよび酸に対するパーセント限界が合致することを条件として、2種以 上のアルキルアクリレートおよびアクリル酸とメタクリル酸の両方が存在可能で あると理解される。この理由により、ターポリマーは3個のモノマーだけを暗示 するため、特許請求された組成物を称する場合、ターポリマーよりもむしろ一般 的な名称であるコポリマーが使用される。酸コポリマーは、異なるレベルおよび /または軟化コモノマー、酸、またはその両方のいずれかの種類を有する異なる 軟質酸コポリマーの配合物であることができることも理解されている。「軟質酸 コポリマー」、「軟質柔軟アイオノマー」などの用語は、この可能性を含む。コ ポリマーの多くの調製は、このような「コポリマー」は事実上とにかく配合物で ある分子から分子へのコモノマー含量において充分に不均一である。 軟化コモノマ−3%未満では不充分な軟化(弾性率減少)が生じ、そして40 %を超える量では、ポリマーおよび得られるアイオノマーが軟らかすぎる。10 から30パーセントが好ましく、そして15から25重量パーセントが最も好ま しい。軟質酸コポリマー中のアクリル酸は、若干、より弾性の軟質アイオノマー をもたらし、そして一般的に好ましい。 本発明の配合物を形成する軟質アイオノマーおよび硬質アイオノマーに対する マグネシウムもしくはリチウムイオン、または両方に対して存在する酸基が中和 されるパーセントは、10から90、好ましくは20から80%である。より好 ましいレベルは25から65%であり、そして最も好ましくは30から60%で ある。軟質アイオノマーに対して、弾性率は、典型的に約5,000〜35,0 00psiである。この弾性率は、マグネシウムよりもリチウムに対してより高 く、および酸のレベルと共に増加する。弾性率は、アルキルアクリレートの量が 多くなるほど低くなる。ここで調製された軟質リチウムおよびマグネシウムアイ オノマーの弾性率は、約5,000〜27,000psiの範囲にあるが、35 ,000psiまで、およびそれ以上の弾性率を備えたマグネシウムおよびリチ ウムのターポリマーアイオノマーを調製することが容易に可能である。非常に高 い酸、特にアクリル酸を含むものなどの、あるターポリマーアイオノマー組成物 は、リチウムイオンを使用して、かつ35,000psiよりも高い曲げ弾性率 をもたらす低量のアルキルアクリレートを用いて作られることができる。但し、 軟質 アイオノマーのニートの球のPGAコンプレッションが約155未満であること を条件とし、それが適当である。モノマー、中和レベル、および酸の種類のどの ような組み合わせが、所望のニートの球のPGAコンプレッション限界以内のア イオノマーを生成するかを決定することは当業者の技術の枠内で容易である。 従来技術において、しばしば「軟質」アイオノマーを約10,000psi未 満の曲げ弾性率を有するものと称し、そして「硬質」アイオノマーを約30,0 00psiを超える曲げ弾性率を有するものと称することは慣用である。本出願 の開示において、曲げ弾性率がはるかに高い場合でさえ、軟化アルキルアクリレ ートターモノマーを有するターポリマーアイオノマーは、依然として「軟質」と 称される。上記のように、本発明の軟質アイオノマーは、35,000の曲げ弾 性率を有することができ、およびいくつかの場合にはこれを超えることさえある 。 典型的に、亜鉛またはナトリウムの軟質アイオノマーのような従来技術の軟質 アイオノマーを使用して、35,000psiの範囲内の弾性率値を達成するた めには、従ってアイオノマーのニートの球のPGAコンプレッションが155と 高くするためには、それは一般的に硬質アイオノマーと配合することが必要とさ れる。しかしながら、表1の弾性率の値から、リチウムおよびマグネシウムが中 和イオンである場合、曲げ弾性率の値は古い従来技術の亜鉛およびナトリウムの 軟質アイオノマーの値よりもかなり高くなることがわかる。この理由により、本 発明の軟質アイオノマーは、たとえそれらが本明細書中に定義されるような硬質 アイオノマーと配合されても、単独で有用である。しかしながら、軟質アイオノ マーにおける所与のPGAコンプレッション値での弾性による優位性は、より高 い剛性の軟質アイオノマー単独で、同等の剛性の配合物と同じくらい良好な特性 をもたらすことを意味することができた。しかしながら、配合は、コストおよび 様々な他の優位性をもたらすことができ、そして、実際問題として、全体的な剛 性の所与のレベルに付随してしばしばできるだけ硬質アイオノマーが過去におい て好ましい。しかしながら硬質アイオノマーとの配合は、これらの独特の軟質ア イオノマーがもたらす所与のPGAコンプレッション値において弾性という優位 性を弱めた。 カバー材料に対して、単一の軟質アイオノマーまたは軟質/硬質アイオノマー 配合物を使用するかに関係なく、弾性率は好ましくは10,000psiを超え 、そしてより好ましくは15,000を超えるべきである。軟質アイオノマーが 10,000psiをはるかに下回る弾性率を有する場合、カバー材料用として は、リチウムおよびマグネシウム硬質アイオノマーを使用するときに最終的な弾 性率が10,000から35,000psiの範囲内になるように、それは、硬 質アイオノマーと配合されることが好ましい。ナトリウム、亜鉛およびカリウム 硬質アイオノマーを備えるとき弾性率は35,000psiを超えてもよい。 軟質アイオノマーが硬質アイオノマーと配合させる場合、少なくとも10パー セントの、好ましくは20パーセントを超える軟質アイオノマーが存在すべきで あるが、そうでない場合には本発明の特定の軟質アイオノマーの優位性が実現さ れないか、あるいは相当に弱められてしまう。 軟質アイオノマーと配合されることもできる硬質アイオノマーは、リチウム、 マグネシウム、ナトリウム、亜鉛またはカリウムアイオノマーである。それらは 、エチレンと、そしてリチウムおよびマグネシウム硬質アイオノマーの場合には 、酸がメタクリル酸もしくはアクリル酸または両方である酸5から25重量パー セント、好ましくは10〜22重量パーセントとの酸コポリマーから誘導される 。ナトリウム、カリウムまたは亜鉛硬質アイオノマーの場合には、酸濃度は好ま しくは19から25重量パーセントである。硬質アイオノマーは、ちようど軟質 アイオノマーの場合のように、2個以上のアイオノマーの配合物であって、各ア イオノマーがそれらの中に異なる濃度の酸、および/または異なる酸を有する配 合物であることもできることが理解される。「硬質酸コポリマー」および「硬質 剛性アイオノマー」などの用語には、この可能性も含まれる。 組成物が硬質アイオノマー/軟質アイオノマー配合物である場合、硬質アイオ ノマーは、軟質アイオノマーよりも高い濃度の酸を有することが好ましい。酸の 濃度が高いと硬度が増し、従って、特定の最終配合物の弾性率を有する配合物を 生成し、硬質アイオノマーにおいて酸濃度が高くなるほど少ない量が配合物中に おいて必要とされる。弾性率は、40,000〜110,000psiである。 ナトリウム、亜鉛およびカリウム硬質アイオノマーの場合には、弾性率は70か ら110,000psiの範囲である。一般的に、組成物が硬質アイオノマーを 含有する配合物である場合、酸濃度、酸の種類、中和イオンまたは中和の程度に によると否とにかかわらず、硬質アイオノマーがより硬質になるかまたはその弾 性率がより高くなるほど、所与の最終配合物の弾性率に対して配合物において可 能な軟質アイオノマーの量は増加する。ここに明らかに示されるより軟質のター ポリマーアイオノマーは、PGAコンプレッションおよびCORのこのような興 味深いバランスを有するので、マグネシウムまたはリチウムの軟質アイオノマー が多いほど、所与のPGAコンプレッションレベルでの弾性が高くなる。 軟質または硬質アイオノマーのメルトインデックスは、約0.1から30g/ 10分、好ましくは0.1から10、より好ましくは0.1から6、そして最も 好ましくは0.5から5.0g/10分である。アイオノマーが誘導される酸コ ポリマーのメルトインデックスは、約20から350g/10分であることもで きる。 本発明の組成物が配合物である場合、より軟質のカバー材料に対して好ましい 配合物は、リチウム軟質/マグネシウム硬質である。マグネシウム/マグネシウ ムおよびリチウム/リチウム配合物も魅力がある。マグネシウム軟質/リチウム 硬質配合物は、一般的にそれほど好ましくはなく、そしてひとつのこのような配 合物は、これと逆の組合せによる配合物と比較して弾性の優位性が減少した。な ぜこれがそうなるかは明らかではない。しかしながら、好ましい軟質樹脂および 実施例で使用される軟質樹脂は、硬質樹脂よりも少ない酸を有する。従って、中 和された所与のパーセントの酸基に対して、それらはより少ない当量の金属の存 在を有する。このため、その硬質アイオノマー中に、リチウム軟質/マグネシウ ム硬質配合物中よりも多くの酸が存在する場合に、マグネシウム軟質/リチウム 硬質配合物におけるリチウムの当量数はより高くなる。従ってリチウムおよびマ グネシウムイオンの両方を含有する配合物に対して、マグネシウム当量のより高 いレベルが好ましい。 記述されるように、硬質アイオノマーは、ナトリウム、カリウムまたは亜鉛ア イオノマーであることもできる。亜鉛およびカリウム硬質アイオノマーの場合、 硬質アイオノマーの量は、リチウムおよびマグネシウム硬質アイオノマーと対照 してみると、51と80重量パーセントの間である。 アイオノマー配合物におけるイオンはほとんど全く不安定であり、そして高分 子鎖から高分子鎖へと自由に移動することが慣用的に想定されている。これは、 同じ酸コポリマーに基づく2種のアイオノマーの配合物に対して真実である。し かしながら、特定のいかなる方法による拘束もなく、2種のアイオノマーを基礎 とする酸コポリマーが軟質および硬質アイオノマーを備えるように非常に異なる 配合物において、それは完全には真実ではない。当然のことながら、このことは 、軟質および硬質アイオノマーの金属が同じであるかが重要ではない。イオンが 異なる場合は、より重大な結果がもたらされる。当初に、軟質アイオノマーと関 係するイオンは、ある程度まで、配合物において軟質アイオノマーとより関係し 続ける傾向にあり、そしてこれは、軟質および硬質成分において逆のイオンを有 する配合物とは異なる特性を有する配合物を生成することもできる。しかしなが ら、基礎となる酸コポリマーが異なる場合、非常に高いせん断力による押出配合 のような、より強度な配合が所望されて、全組成物にわたるイオンのランダムな 分布を達成することを意味するにすぎない。とにかく、実際問題として、軟質お よび硬質アイオノマー用のイオンが反対である場合、軟質/硬質配合物における 特性には相違があることが見出されている。 アイオノマーは、顔料、酸化防止剤、紫外線吸収体、増白剤などの慣用の添加 剤を含有することもできる。試験方法および基準 曲げ弾性率は、ASTM D790−Bを用いて測定され、かつ他のほとんど の試験のように材料の球体においてではなく標準的な「曲げ試験片(flex bar) 」を使用して測定された。 回復係数であるCORが、ニートの球と、試験下の材料のカバーを有する完成 したボールとの両方で測定された。それは、カバーとしてアイオノマー組成物を 有する被覆されたボール、またはアイオノマー組成物のニートの球のいずれかを 、キャノンからの距離が3から6フィート向こうの速度モニター装置により測定 された当初速度180フィート/秒にて、エアーキャノンから投げつけることに より測定される。ボールは、キャノンから9フィート離れて配置されたスチール プレー トを打ち、そして速度モニター装置を通りすぎて跳ね返える。当初速度により割 られた戻り速度がCORである。 ニートの球のCORは、0.50と0.70の間のいずれかになることができ る。しかしながら、本発明の有用な被覆されたボールにおける範囲は、約0.6 7と0.74の間である。 PGAコンプレッションはゴルフボールの変形抵抗として定義され、標準工業 ATTI機を使用して測定される。それは、樹脂のニートの球および樹脂のカバ ーを有するボールで測定された。ボールの正確なスピンに対して、アイオノマー がカバー材として使用されるときには、ニートの球で測定されたPGAコンプレ ッションは約155より小さく、好ましくは140より小さく、そして最も好ま しくは130より小さくなるべきである。 カバーとして樹脂を使用しているボールのPGAコンプレッションは、もちろ ん、ボールのコアに依存する。一般的に、完成したボールのPGAコンプレッシ ョンは、155よりはるかに小さく、そして代表的には80から100の範囲内 である。したがって、カバーとして本材料を備える完成したボールにおいて、C ORおよびPGAコンプレッションの値は、材料のニートの球に対する値の範囲 と異なる範囲となる。ボール自体の所望のPGAコンプレッションは、代表的に は80から100の範囲にある。ボールに対するPGAコンプレッション/CO R相関関係は、完成したボールに対して右への線のかなりのずれによって示され るように、ニートの球に対するよりはるかに魅力的である。しかしながら、この 範囲は、慣用のコア、および約110から155の範囲にあるニートの球のPG Aコンプレッションの値を有するカバー材を使用して達成することができる。 明らかに、樹脂と充填材と少量の代表的な添加剤から成形された球であるワン ピースボールは、一般的には、コアおよびカバーから製造されたボールと同様の 良好なPGAコンプレッション/COR関係を有しないであろう。このようなワ ンピースボールはニートの球と同じPGAコンプレッション/COR関係を有し ないであろうが、充填材の効果により、それらはコアを備えるボールに対するよ りニートの球により類似する相関関係を有するであろう。「レンジ」ボールとし て有用であるが、このようなワンピースボールはツーまたはスリーピースボール の優れた特性を有しないであろう。それにもかかわらず、本発明の材料は「レン ジ」ボールカテゴリーにおける特性を有する優れたボールを作るであろう。本発 明のすべての材料は、ワンピースボールに適当であるだろう。しかしながら、充 填材がPGAコンプレッションを上げるという事実の観点から、カバーに対する より柔軟な材料を使用することができることは明らかである。 メルトインデックス(MI)はASTM D−1238、条件Eを使用して、 190℃で、2160g重量を用いて測定された。MIの値はグラム/10分内 である。 耐久性は、カバーとして本発明の材料を用いた完成したボール、Wilson Ultra (登録商標)コンベンショナルソリッドコアにおいて繰り返し衝撃試験を用いて 測定された。このようなコアは、過酸化物および(メタ)アクリル酸亜鉛のよう なヘテロ架橋剤を用いて架橋された1,4−シスポリブタジエンから作られると 信じられている。CORに対するものと同じ機械を使用して耐久性は測定される が、175フィート/秒の当初速度を使用する。耐久性の値は破壊までの当たり の数である。低温での耐久性は特に所望され、そしてこの理由のために華氏−2 0度で耐久性試験が実行された。室温でのみの良好な耐久性はいくつかの地方で 使用されるゴルフボールとしては十分であるが、これらの条件下で試験されたと きに、低温耐久性の値が、好ましくは少なくとも10より大きい値が寒冷気候使 用には好ましい。室温での耐久性は華氏−20度での耐久性よりたいていいつも 良好であるので、低温耐久性は予想される最悪の性能への指針である。材料がカ バーとして使用される試験に基づく材料の良好な耐久性は、ワンピースボールに おける材料としての使用に対して良好な耐久性を示すこともできる。 実施例 表1に、実施例で使用される様々なアイオノマーを列挙する。このリストは、 本発明の部分である軟質アイオノマーを、本発明の部分ではない軟質アイオノマ ーと同様に含む。このリストは、本発明の配合物の部分になり得る硬質アイオノ マーを、本発明の配合物の部分ではない硬質アイオノマーと同様に含む。測定さ れた場合は曲げ弾性率を示す。S8はほとんど27,000psiの弾性率を 有することに留意されたい。これは、その材料自体で、即ち硬質アイオノマーと 配合させることなく比較的剛性のカバー材料を作る場合であっても、充分に剛性 である。 表2は、示される組成物のニートの球におけるCORおよびPGAコンプレッ ションの値を列挙する。比較例は、接尾語Cによる番号が付されている。同じ値 を図1にプロットする。測定された場合は、コンベンショナルソリッドコアを覆 うカバーとして組成物を使用したボールの耐久性も示される。 図1は、本発明の範囲外にある比較例を丸で、そして実施例を十字で示す。線 は、この調査に先立って測定された(三角形で示された)従前のデータに基づい て、(丸で示された)目下の調査中に測定された従来技術の材料におけるデータ と共に、本発明の範囲外にある従来技術の材料に対して相関するPGAコンプレ ッションおよびCORの値を示す。この線は、「視覚的に最適な」線であり、そ して1または複数のイオン、材料のメルトインデックス、(アクリルかメタクリ ルか)使用される酸、酸の量、および軟質アイオノマーの場合にはアクリレート 軟化モノマーの量において、異なった材料に基づいている。この線は、約140 のPGAコンプレッションまでのデータに対して良くあてはまる。この範囲を超 えると、データがさらに散在するようになることから、相関関係はより不十分に なるようである。当然のことながら、新しい軟質リチウムおよびマグネシウムア イオノマー、並びにその配合物は、本発明の部分であってもまたそうでなくても 、それらが新しいアイオノマーであることから、この線が基礎を置くようなデー タの部分にはならない。 このような線が描かれる事実は、ほとんどのアイオノマーおよび配合物に対し て、PGAコンプレッションおよびCORは独特に関連していて、コモノマーま たはイオン組成物にはほとんど関係せず、そして関心事の特定のレベルの剛性に のみ実質的に依存することを示唆している。これはもちろん、本発明の組成物を 除いたものである。 驚くべきことに、マグネシウムおよびリチウムの軟質アイオノマー、並びにこ れらのアイオノマーと硬質アイオノマーとの配合物に対するデータを考察すると 、比較用に選択された軸に依存して右またはより低いPGA値への劇的なシフト が ある。従って、これらの軟質アイオノマー、およびこれらの軟質アイオノマーを 含有する配合物に対して、所与のPGAコンプレッションレベルでの弾性の優位 性が明らかにあり、その逆もまた同様である。これは言い換えると、最悪の場合 でも同等またはわずかに良好であるが、一般的には、ワンピースボール用、およ び、それぞれツーピースボールまたはスリーピースボール用のセンター、コア、 およびカバー用として、従前に知られている組成物より著しく良好な組成物にな る。当然のことながら、優位性の程度は、これらのゴルフボールの考えられる用 途に依存する。 亜鉛は長く知られており低温でも良好な耐久性が提供され、そして亜鉛を含有 する比較例の組成物は、表2からわかるように低温において耐久性が明らかに良 好である。しかしながら、亜鉛およびナトリウムの軟質アイオノマーの両方のみ では、一般的に5,000psi以下の曲げ弾性率を有する。一般には、これは 、柔軟すぎて、本発明の材料として使用する場合、単独では有用でない。リチウ ム軟質アイオノマーと配合される亜鉛硬質アイオノマーは、PGAコンプレッシ ョンが約140を超える場合に良好な組成物がもたらされるようである。しかし ながら上記のように、相関関係の特異性は、高PGA値でほとんど確定的にはな らない。 ナトリウム硬質アイオノマーは、劣った低温耐久性を提供することが知られて いる(実施例2Cおよび配合物3C)。しかしながら、それは、その50パーセ ント以下であることを条件として、配合物(実施例7)の硬質アイオノマー部分 を形成することができる。 リチウム軟質アイオノマーは、ナトリウム(2C)とほぼ同様に劣るわけでは ないが、低温で特に耐久性というわけではない(実施例2)。しかしながら、本 発明のリチウム軟質アイオノマーまたは配合物における所与のPGAレベルでC ORを増加させることにおいてのその効果は、この点において良好な組成物を提 供することができる。硬質部分としてのマグネシウムアイオノマーは、優れた耐 久性を提供する。従ってマグネシウム軟質/マグネシウム硬質配合物は、優れた 総合的な組成物を提供することができる(実施例8参照のこと)。 コンベンショナルコアを使用したゴルフボールカバーに対して材料を使用する 場合、得られるボール自体のPGAコンプレッションおよびCORにおいて優位 性が明らかになる。しかしながら、総合的なPGAコンプレッションおよびCO Rは、カバーのみではなくコアによっても変化するため、いくつかの場合には、 PGA/COR改良がいくぶん減少されることもある。異なるコアはいくぶん異 なるPGAコンプレッション/COR相関関係を提供し、従って、コアの取扱い 如何によって改良されたボールを得ることができる。カバー材料の比較は、同様 のコアを使用するボールで行われなければならない。上記のように、ゴルフボー ルに対するPGAコンプレッションとCORの間の関係は、ニートの球に対して 観察された関係からは離れてシフトした、1本または複数本の線が提供される。 表3は、Wilson Ultra(登録商標)のコア、および表2において対応する実施 例番号によって示された組成を有する材料のカバーを有しているゴルフボールで 測定されたPGAコンプレッションおよびCOR値を示す。図2では、丸で囲ま れた十字は従来技術のカバーを有する完成品としてのボールのPGAコンプレッ ションおよびCOR値を表し、そして十字のみは本発明のカバー材料を使用した 値を表す。描かれた線は「視覚的に最高の」線であるが、非常に確実性を有する ラインを作成するためには低いPGA値で不充分なデータが存在している。PG A値が78〜81の範囲内である軟質アイオノマー単独で作られたカバーは、も しあるとするなら、ごくわずかな向上が見られるようであるが、配合物が試験さ れるときに、83〜94の範囲内のPGAが付与されると、ほとんどの部分につ いての改善が劇的であることがわかる。実施例7(PGA94)がこのような低 いCOR値を示し、そして実施例8(やはりPGA94)がごくわずかな向上し か示さない理由は明らかではない。それにもかかわらず、劇的な改良が可能であ ることは明らかである。表1 アイオノマーの組成 E=エチレン、MAA=メタクリル酸、AA=アクリル酸、nBA=n−ブチル アクリレート 曲げ弾性率の値は、psiである。 中和価は、アイオノマー生成時に、完全にアイオノマー化が行われると仮定して 、フィード内の中和イオンの量に基づく。*これらのコモノマー含量は、入手可能な最高のデータに基づく。未確認デー タのいくつかは、これらのコモノマー含量がわずかに誤っていることもあるとい うことを示唆している。 表2 アイオノマー組成物のPGAコンプレッションおよびCOR 表3 ゴルフボールのPGAコンプレッションおよびCOR (表2に示すカバー組成、Ultra(登録商標)コア)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハッグマン,ジョン,フランシス. アメリカ合衆国 19810 デラウェア州 ウィルミントン ブラント ロード 1903 (72)発明者 シモナッティー,フランク,マイケル. アメリカ合衆国 38305 テネシー州 ジ ャクソン ドーソン コーブ 12 (72)発明者 スターツ,ロバート,ジョーゼフ. アメリカ合衆国 19348 ペンシルベニア 州 ケネット スクエア ビバリー ドラ イブ 115

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コアおよびカバーを備えるゴルフボールにおいて、前記カバーは: 約155未満のニートの球のPGAコンプレッションを有し、 a)エチレン、 b)アルキル基が1〜8個の炭素原子を有するアルキルアクリレートまたはア ルキルアクリレートの混合物3から40重量パーセント、および c)メタクリル酸もしくはアクリル酸、またはメタクリル酸とアクリル酸との 混合物であるカルボン酸5〜15重量パーセント の第1酸コポリマーから調製され、リチウムもしくはマグネシウムイオンまたは 両方を備える前記第1酸コポリマーの酸基の20〜80パーセントを中和するこ とによって作られた軟質で柔軟なアイオノマーである第1ポリマー成分から本質 的に成ることを特徴とするゴルフボール。 2.前記カルボン酸がアクリル酸であることを特徴とする請求項1に記載のゴル フボール。 3.前記中和イオンがマグネシウムであることを特徴とする請求項1に記載のゴ ルフボール。 4.コアおよびカバーを備えるゴルフボールにおいて、前記カバーは、 (i)a)エチレン、 b)アルキル基が1から8個の炭素原子を有するアルキルアクリレートま たはアルキルアクリレートの混合物3〜40重量パーセント、および c)メタクリル酸もしくはアクリル酸、またはメタクリル酸とアクリル酸 との混合物であるカルボン酸5〜15重量パーセント、 の第1酸コポリマーから調製され、リチウムもしくはマグネシウムイオンまたは 両方で前記第1酸コポリマーの酸基の20から80%を中和することにより作ら れた、約155未満のニートの球のPGAコンプレッションを有する軟質で柔軟 なアイオノマーである第1ポリマー成分を少なくとも10重量パーセントと、 (ii)a)エチレン、および b)メタクリル酸もしくはアクリル酸またはメタクリル酸とアクリル酸と の混合物であるカルボン酸5〜25重量パーセント、 の第2酸コポリマーから調製され、マグネシウムもしくはリチウムイオンまたは 両方で前記第2酸コポリマーの酸基の20から80パーセントを中和することに より作られた、40,000から110,000psiの曲げ弾性率を有する硬 質で剛性のアイオノマーである第2ポリマー成分との、 ポリマー配合物から本質的に成り、前記配合組成物のニートの球のPGAコンプ レッションは約155を超えないことを条件とすることを特徴とするゴルフボー ル。 5.前記第1ポリマー成分のカルボン酸がアクリル酸であり、前記第1ポリマー 成分の中和イオンがリチウムであり、かつ前記第2ポリマー成分の中和イオンが マグネシウムであることを特徴とする請求項4に記載のゴルフボール。 6.コアおよびカバーを備えるゴルフボールにおいて、前記カバーは、 (i)a)エチレン、 b)アルキル基が1から8個の炭素原子を有するアルキルアクリレートま たはアルキルアクリレートの混合物3〜40重量パーセント、および c)メタクリル酸もしくはアクリル酸、またはメタクリル酸とアクリル酸 との混合物であるカルボン酸5〜15重量パーセント、 の第1酸コポリマーから調製され、リチウムもしくはマグネシウムイオンまたは 両方で前記第1酸コポリマーの酸基の20から80%を中和することにより作ら れた、約155未満のニートの球のPGAコンプレッションを有する軟質で柔軟 なアイオノマーである第1ポリマー成分を少なくとも50重量パーセントと、 (ii)a)エチレン、および b)メタクリル酸もしくはアクリル酸またはメタクリル酸とアクリル酸と の混合物であるカルボン酸5〜25重量パーセント、 の第2酸コポリマーから調製され、ナトリウムイオンで前記第2酸コポリマーの 酸基の20から80パーセントを中和することにより作られた、40,000か ら110,000psiの曲げ弾性率を有する硬質で剛性のアイオノマーである 第2ポリマー成分との、 ポリマー配合物から本質的に成り、前記配合組成物のニートの球のPGAコンプ レッションは約155を超えないことを条件とすることを特徴とするゴルフボー ル。 7.コアおよびカバーを備えるゴルフボールにおいて、前記カバーは、 (i)a)エチレン、 b)アルキル基が1から8個の炭素原子を有するアルキルアクリレートま たはアルキルアクリレートの混合物15〜25重量パーセント、および c)アクリル酸もしくはメタクリル酸または両方6〜12重量パーセント から成る第1酸コポリマーから形成され、10から90%までマグネシウムイオ ンで中和され、かつ3,000から10,000psiの曲げ弾性率、45〜5 5のショアー‘D’硬度および0.5から5.0g/10分のメルトインデック スを有するアイオノマーである第1ポリマー成分20〜49重量パーセントと、 (ii)a)エチレン、および b)アクリル酸もしくはメタクリル酸または両方19〜25重量パーセン トから成る第2酸コポリマーから調製され、10から90%までナトリウム、亜 鉛、またはカリウムイオンで中和されることのより形成され、かつ70から11 0,000psiの曲げ弾性率、65以上のショアー‘D’硬度および0.5か ら5.0g/10分のメルトインデックスを有するアイオノマーである第2ポリ マー成分51〜80重量パーセント、 との配合物を備えることを特徴とするゴルフボール。 8.前記硬質アイオノマーは70より大きいショアー‘D’硬度を有し、かつ前 記軟質アイオノマーは50より大きいショアー‘D’硬度を有することを特徴と する請求項7に記載のゴルフボール。
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