JP2016526935A - 熱可塑性多層ゴルフボール - Google Patents
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Abstract
熱可塑性多層ゴルフボールは、直径で約12〜24mmの内部空間を画定して約1〜6mm厚さのシェルを有するコア中心と、コア中心から外側で少なくとも約5mmの厚さのコア層と、カバーと、を有する。シェルは、約15,000psi未満の第1の曲げ弾性率を備える第1の熱可塑性材料を含む。コア層は、約15,000psiまでの、第1の曲げ弾性率より大きい第2の曲げ弾性率、及び少なくとも約1.5g/cm3の比重を備える第2の熱可塑性材料を含む。カバーは、第1の実施形態では約5,000psiまでの、第1の曲げ弾性率未満であり、第2の実施形態では少なくとも約40,000psiである第3の曲げ弾性率を備える第3の熱可塑性材料を含む。
Description
本出願は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる、2013年5月31日に出願された、米国仮出願61/829,283の優先権を主張する。
本発明は、中空コアを備える多層ゴルフボールに関する。
このセクションは、本発明を理解するのを助ける情報を提供するが、必ずしも従来技術ではない。
ゴルフボールコア及びカバー層は、典型的には、例えば、ポリブタジエンゴム、ポリウレタン、ポリアミド、アイオノマー、及びこのようなポリマーのブレンドを含むポリマー組成物によって構築される。アイオノマー、特にエチレン系アイオノマーは、それらの靱性、耐久性、及び幅広い範囲の硬度値のため、ゴルフボール層に関するポリマーの好ましい群である。
高度に中和された酸性ポリマーを含むゴルフボール組成物が知られている。例えば、参照によって本明細書にその全ての開示が組み込まれる特許文献1は、(a)溶融加工可能な、エチレン酸コポリマー;(b)脂肪族の、単官能有機酸又はその塩;(c)熱可塑性樹脂;(d)カチオンソース;及び(e)必要に応じて、フィラー、を含む高弾力性の熱可塑性アイオノマー樹脂組成物を開示する。アイオノマー樹脂は、存在する全酸性基の内の90%超へ中和され得て、溶融加工可能なままであり得る。本特許は、ワンピース、ツーピース、スリーピース及び多層のゴルフボールにおいて高弾力性の熱可塑性組成物を用いることを開示する。
全ての層が熱可塑性である熱可塑性ボールの構造は、性能特性を提供しなくてはならない。ゴルフボールにおける、高度に中和された酸性ポリマーに関する様々な使用が発見されてきた一方で、所望のスピン、感触、COR又は他の特性を有する特定のゴルフボール構造を考案するために、高度に中和された酸性ポリマー又は他の熱可塑性ポリマーを用いて、ゴルフボール材料を改善するための必要性が存在する。
本セクションは、本開示の一般的な概要を提供するものであり、開示される特徴の内の全て、又はその完全な範疇の包括ではない。
直径で約12mmから約24mmの内部空間を画定する約1mmから約6mmの厚さを備えるシェルを有するコア中心と、少なくとも約5mmの厚さを有する、コア中心から外側のコア層と、ゴルフボールの最外部構造層を形成する、コア層から外側のカバーと、を含む熱可塑性多層ゴルフボールが開示される。シェルは、約15,000psi未満の第1の曲げ弾性率を有する第1の熱可塑性材料を含む。コア層は、第1の曲げ弾性率よりも大きい約15,000psiまでの第2の曲げ弾性率、及び少なくとも約1.5g/cm3の比重を有する第2の熱可塑性材料を含む。カバーは、第3の熱可塑性材料を含む。第1の実施形態では、第3の熱可塑性材料は、約5,000psiまでの第3の曲げ弾性率を有し、第1の曲げ弾性率は第3の曲げ弾性率よりも大きい。第2の実施形態では、第3の熱可塑性材料は、少なくとも約40,000psiの第3の曲げ弾性率を有する。開示されるような熱可塑性多層ゴルフボールは、小さな、中空コアを有する。
ボールは好ましくは完全に熱可塑性であり、ゴム熱硬化性層を有さない。ボールは、コア中心とコア層との間、コア層とカバーとの間、又は両方にあり得る一以上のさらなる層を有し得る。
特定の実施形態では、第1の熱可塑性材料及び第2の熱可塑性材料の内の一つ又は両方は、アイオノマー樹脂を含む。アイオノマー樹脂は、モノマー有機酸、又はその塩を含み得て、アイオノマー樹脂が少なくとも約40%、好ましくは少なくとも約90%から、約100%へ中和されている。熱可塑性材料は、ポリオレフィンエラストマーをさらに含み得る。
第3の熱可塑性材料が約5,000psiまでの第3の曲げ弾性率を有するとき、第3の熱可塑性材料は、ポリウレタン、好ましくはポリウレタンエラストマーを含み得る。
第3の熱可塑性材料が、少なくとも約40,000psiの第3の曲げ弾性率を有するとき、第3の熱可塑性材料は、アイオノマー樹脂、好ましくは高酸アイオノマーを含み得る。
ゴルフボールは、最内部コア部分としてのコア中心、及び、中心を囲み、中心から外側で一以上の“コア層”を含む多層コアを有する。本発明に関するコア中心、“コア層”は、ゴルフボールの中心と二つの最外部層との間に存在するゴルフボール層である。本発明の説明において、“カバー”は、ゴルフボールの最外部構造ゴルフボール層である、又は、二つのカバー層に関して、各“カバー層”は、二つの最外部構造ゴルフボール層の内の一つである。被覆層(塗装層又はクリア被覆層であろうとなかろうと)は、構造層とは考えられない。
曲げ弾性率は、ASTM D790に従って測定される。比重は、ASTM D792に従って測定される。“圧縮変形”は、130kgの圧縮荷重下での変形量を、10kgの圧縮荷重下での変形量で引いたものである。10kgの力の下でボールの変形の量が測定され、その後、力が130kgまで増加され、130kgの新たな力の下で変形の量が測定される。10kgでの変形量は、130kgでの変形量から差し引かれて、10−130kg圧縮変形を与える。本発明における“反発係数”又はCORは、一般的に以下の手順に従って測定される:ゴルフボールは、40m/秒の初期速度でエアキャノンによって発射され、速度モニタリング装置が、キャノンから0.6から0.9メートルの距離上に配される。エアキャノンから約1.2メートル離れて配された鋼板に衝突した後、試験対象物は、速度モニタリング装置を通って跳ね返る。初期速度によって割られた戻り速度がCORである。
“a”、“an”、“the”、“少なくとも一つ”及び“一つ以上”は、交互に用いられて、少なくとも一つの項目が存在することを示す;不定冠詞は、文脈が明確にそうでない場合を示さない限り、複数のこのような項目が存在し得ることを示す。添付の特許請求の範囲を含む、本明細書における(例えば、量又は条件の)パラメーターの全ての数値は、“約”が数値の前に実際に現れるかどうかに関わらず、“約”との用語によって全ての実例において変更されるとして理解されるべきである。“約”は、記載された数値が、(値における正確さへのいくつかのアプローチによる;およそ又はかなり値に近い;ほとんど)多少の不正確さを許容することを示す。“約”によって提供される不正確さが、この通常の意味によって従来技術において他に理解されない場合、そのとき、本明細書で用いられるような“約”は、少なくとも、通常の方法の測定、及びこのようなパラメーターの使用から生じ得る変動を示す。加えて、範囲の開示は、全ての値の開示、及び、全範囲内でのさらに分割された範囲を含む。範囲内の各値、及び範囲の端点は、個別の実施形態として本明細書で全て開示されている。本発明のこの記載において、便宜上、“ポリマー”及び“樹脂”は、交互に用いられて、樹脂、オリゴマー及びポリマーを包含する。“含む”、“含んでいる(comprising)”、“含んでいる(including)”及び“有する”との用語は、包含的であり、従って、記載された項目の存在を特定するが、他の項目の存在を除外するものではない。本明細書で用いられるように、“又は”との用語は、一以上の挙げられた項目の内の任意の及び全ての組み合わせを含む。様々な項目を互いに区別するために第1の、第2の、第3の等の用語が用いられるとき、これらの指定は単に便宜のためだけであり、項目を制限するものではない。
例示的な非限定的な実施形態の詳細な説明が続く。
図面に示されるように、多層ゴルフボール100は、第1の熱可塑性材料のシェルを含むコア中心110と、第2の熱可塑性材料を含みコア中心110から半径方向に外側であるコア層120と、第3の熱可塑性材料を含み、ゴルフボール100の最外層を形成するカバー130と、を有する。コア中心シェルは、約1mmから約6mmの厚さを有し、直径で約12mmから約24mmの内部空間を画定する。
第1、第2、及び第3の熱可塑性材料の各々は、少なくとも一つの熱可塑性エラストマーを含み得る。第1、第2、及び第3の熱可塑性材料の各々はまた、一以上の非エラストマーポリマー、可塑剤、フィラー、及び慣用の添加剤を含み得る。
第1、第2及び第3の熱可塑性材料において用いられ得る適切な熱可塑性エラストマーの非限定的な例は、エチレン性不飽和酸の付加共重合体の金属カチオンアイオノマー、(“アイオノマー樹脂”)、4から約8個の炭素原子を有するα−オレフィンとエチレンとのメタロセン触媒によるブロックコポリマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー(PEBA、又はポリエーテルブロックポリアミド)、熱可塑性ポリエステルエラストマー、ポリ(スチレン−ブタジエン−スチレン)、ポリ(スチレン−エチレン−co−ブチレン−スチレン)、及びポリ(スチレン−イソプレン−スチレン)等の熱可塑性スチレンブロックコポリマーエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリ尿素エラストマー、並びに、これらの熱可塑性エラストマーにおける及び他の熱可塑性マトリクスポリマーにおけるゴムの動的加硫物を含む。
エチレン性不飽和酸の付加共重合体の金属カチオンアイオノマーであるアイオノマー樹脂は好ましくは、C3からC8のα,β−エチレン性不飽和カルボン酸、特にアクリル又はメタクリル酸による、アルファ−オレフィンの、特にエチレンのコポリマーである。コポリマーは、アルキルアクリレート又はメタクリレート等の軟化モノマー、例えばC1からC8のアルキルアクリレート又はメタクリレートエステルも含み得る。α、β−エチレン性不飽和カルボン酸モノマーは、コポリマーの、約4重量パーセント、又は約6重量パーセント、又は約8重量パーセントから、約20重量パーセントまで、又は約35重量パーセントまでであり得、軟化モノマーは、存在するとき、好ましくは有限量で、コポリマーの、好ましくは少なくとも約5重量パーセントで、又は少なくとも約11重量パーセントで、約23重量パーセントまで、又は約25重量パーセントまで、又は約50重量パーセントまで存在する。
酸含有エチレンコポリマーの非限定的な特定の例は、エチレン/アクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/イソブチルアクリレート、エチレン/アクリル酸/イソブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルメタクリレート、エチレン/アクリル酸/メチルメタクリレート、エチレン/アクリル酸/メチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/メチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/メチルメタクリレート、及び、エチレン/アクリル酸/n−ブチルメタクリレート、のコポリマーを含む。好ましい酸含有エチレンコポリマーは、エチレン/メタクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/アクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/メチルアクリレート、エチレン/アクリル酸/エチルアクリレート、エチレン/メタクリル酸/エチルアクリレート、及び、エチレン/アクリル酸/メチルアクリレート、のコポリマーを含む。様々な実施形態では、最も好ましい酸含有エチレンコポリマーは、エチレン/(メタ)アクリル酸/n−ブチルアクリレート、エチレン/(メタ)アクリル酸/エチルアクリレート、及び、エチレン/(メタ)アクリル酸/メチルアクリレートコポリマーを含む。
アイオノマー樹脂は、高酸アイオノマー樹脂であり得る。一般的に、未中和のエチレン酸コポリマーの総重量に基づいて少なくとも約16重量%の共重合酸残基を含む酸コポリマーを中和することによって調整されたアイオノマーは、“高酸”アイオノマーと考えられる。これらの高弾性アイオノマーでは、酸モノマー、特にアクリル酸又はメタクリル酸は、約16重量%から約35重量%で存在する。様々な実施形態では、共重合カルボン酸は、未中和コポリマーの、約16重量%、又は約17重量%、又は約18.5重量%、又は約20重量%から、約21.5重量%まで、又は約25重量%まで、又は約30重量%まで、又は約35重量%までであり得る。高酸アイオノマーは、共重合カルボン酸が未中和コポリマーの16重量%未満である“低酸”アイオノマーと組み合され得る。高酸アイオノマー及び低酸アイオノマーのこのような混合物は、内部カバー層の第3の熱可塑性材料、又は外側カバー層の第4の熱可塑性材料に関して、特に、内部カバー層の第3の熱可塑性材料に関して、特に適切である。
エチレン−酸コポリマーにおける酸部分は、任意の金属カチオンによって中和される。適切な好ましいカチオンは、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、鉛、スズ、亜鉛、アルミニウム、又はこれらのカチオンの組み合わせを含み;様々な実施形態では、アルカリ金属、アルカリ土類金属、又は亜鉛カチオンが特に好ましい。様々な実施形態では、アイオノマーの酸性基は、約10%から、又は約20%から、又は約30%から、又は約40%から、約60%まで、又は約70%まで、又は約75%まで、又は約80%まで、又は約90%まで中和され得る。様々な実施形態では、第3の熱可塑性材料は、約10%から、又は約20%から、又は約30%から、又は約40%から、約60%まで、又は約70%まで、又は約75%まで、又は約80%まで、又は約90%まで中和される高酸モノマーを含む。
十分に高い分子量の、モノマー有機酸又はこのような有機酸の塩は、アイオノマー単独を溶融加工可能でなくすることになるレベルの上のレベルへ、加工性を失うことなく、酸コポリマー又はアイオノマーが中和され得るように、酸コポリマー又はアイオノマーへ加えられ得る。高い分子量の、モノマー有機酸、その塩は、中和のレベルが、結果として得られるアイオノマーが溶融加工可能なままであるような条件で、それらが中和される前に、又はそれらが約1%と約100%との間のレベルへ必要に応じて部分的に中和された後で、エチレン−不飽和酸コポリマーへ加えられ得る。一般的に、高い分子量の、モノマー有機酸が含まれるとき、コポリマーの酸性基は、少なくとも約40%から約100%へ、好ましくは少なくとも約90%から約100%へ、最も好ましくは100%へ、加工性を失うことなく、中和され得る。加工性の損失の無い、特に、80%より大きい、90%より大きい、又は95%より大きい、又は最も好ましくは100%のレベルへの、このような高い中和は、(a)エチレンα、β−エチレン性不飽和カルボン酸コポリマー、又はコポリマーの溶融加工可能な塩を、有機酸又は有機酸の塩と溶融ブレンドすることと、(b)好ましくは90%より大きく、好ましくは95%より大きく、又は好ましくは100%へ、混合物における全ての酸部分の中和のレベルを増加させるために、所望のレベルへ、有機酸又は塩、及びコポリマー又はアイオノマーにおける全体の酸を中和するのに必要とされる量の110%まで、十分な量のカチオンソースを加えることと、によって行われ得る。100%中和を得るために、100%中和を得るために化学量論的に必要とされる量を超える、わずかに過剰の110%までのカチオンソースを加えることが好ましい。
高い分子量の、モノマーの飽和又は不飽和酸は、8個又は12個又は18個の炭素原子から、36個の炭素原子まで又は36個未満の炭素原子まで有し得る。高い分子量の、モノマーの飽和又は不飽和有機酸の非限定的な適切な例は、ステアリン酸、ベヘン酸、エルカ酸、オレイン酸及びリノール酸、並びにそれらの塩、特にこれらの脂肪酸のバリウム、リチウム、ナトリウム、亜鉛、ビスマス、クロム、コバルト、銅、カリウム、ストロンチウム、チタン、タングステン、マグネシウム又はカルシウム塩を含む。これらは、組み合わせて用いられ得る。
様々な好ましい実施形態では、コア中心の第1の熱可塑性材料、及びコア層の第2の熱可塑性材料の内の一つは、アイオノマー樹脂を含み、第1及び第2の熱可塑性材料の両方は各々、互いに同一又は異なり得る、アイオノマー樹脂を含み得る。アイオノマー樹脂は、上述のようにモノマー有機酸又はこのような酸の塩を用いて調整され得、少なくとも約40%、特に少なくとも約90%から約100%又は上述の他の中和範囲の内の一つまで中和され得る。
熱可塑性ポリオレフィンエラストマーは、ゴルフボールの熱可塑性材料において用いられ得ることもある。これらは、例えば、シクロペンタジエニル−遷移金属化合物及びアルモキサンを含む触媒システムの存在下における高圧プロセスにおいて、単一サイトメタロセン触媒作用によって調整される、4個から約8個の炭素原子を有するα−オレフィンとエチレンとのメタロセン触媒によるブロックコポリマーである。α−オレフィン軟化コモノマーの非限定的例は、ヘキサン−1又はオクテン−1を含み;オクテン−1は、用いるのに好ましいコモノマーである。これらの材料は、例えば商品名Exact(商標)の下でExxonMobilから、及び商品名Engage(商標)の下でDow Chemical Companyから商業的に入手可能である。
様々な好ましい実施形態では、コア中心の第1の熱可塑性材料、及びコア層の第2の熱可塑性材料は、アイオノマー樹脂及び熱可塑性ポリオレフィンエラストマーの両方を含む。アイオノマー樹脂は、モノマー有機酸又はその塩を用いて作製され得、アイオノマー樹脂は、少なくとも約40%、特に少なくとも約90%から、約100%又は上述の他の中和範囲の内の一つへ中和される。様々な実施形態では、熱可塑性材料は、不飽和脂肪酸の金属塩と、4個から約8個の炭素原子を有するα−オレフィン及びエチレンのメタロセン触媒によるコポリマーと、アクリル酸とメタクリル酸との内の少なくとも一つ及びエチレンのコポリマーの金属アイオノマーの組み合わせを含む。この材料は、全体の内容が参照によって両方とも本明細書に組み込まれる、Statz等による米国特許第7,375,151号明細書において記載されるように、又は2013年3月15日に出願されたKennedyによる米国特許出願第13/825112号明細書“Process for Making Thermoplastic Golf Ball Material and Golf Ball with Thermoplastic Material”において記載されるように調整され得る
ゴルフボールの熱可塑性材料において用いられ得る適切な熱可塑性スチレンブロックコポリマーエラストマーは、ポリ(スチレン−ブタジエン−スチレン)、ポリ(スチレン−エチレン−co−ブチレン−スチレン)、ポリ(スチレン−イソプレン−スチレン)、及びポリ(スチレン−エチレン−co−プロピレン)コポリマーを含む。これらのスチレン系ブロックコポリマーは、例えば、開始剤としてブチルリチウムを用いて、ソフトブロックを形成するジエン、及びスチレンの逐次付加によるリビングアニオン重合によって調整され得る。熱可塑性スチレンブロックコポリマーエラストマーは、例えば、Kraton Polymers U.S.LLC,Houston,TXによって販売される商標Kraton(商標)下で、商業的に入手可能である。他のこのようなエラストマーは、メチルメタクリレート及びシクロヘキシルメタクリレート等のメタ(アクリレート)エステル、並びに、アルキルスチレン等の他のビニルアリレンを含む、スチレンの代わりの他の重合可能な、硬い、非ゴムモノマーを用いることによってブロックコポリマーとして作製され得る。
熱可塑性ポリエステル−ポリウレタン、ポリエーテル−ポリウレタン、及びポリカーボネート−ポリウレタン等の熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、熱可塑性材料において、特に、カバーに関する第3の熱可塑性材料において、用いられ得る。熱可塑性ポリウレタンエラストマーは、ポリカプロラクトンポリエステルを含むポリエステル、及びポリエーテルを、高分子ジオール反応物として用いて重合されたポリウレタンを含む。これらの高分子ジオール系ポリウレタンは、高分子ジオール(ポリエステルジオール、ポリエーテルジオール、ポリカプロラクトンジオール、ポリテトラヒドロフランジオール、又はポリカーボネートジオール)、一以上のポリイソシアネート、及び、必要に応じて、一以上の鎖延長化合物の反応によって調整される。鎖延長化合物は、用語が用いられるとき、ジオール、アミノアルコール及びジアミン等の、イソシアネート基と反応する二以上の官能基を有する化合物である。好ましくは、高分子ジオール系ポリウレタンは、実質的に線形である(つまり、実質的に全ての反応物は二官能性である)。
ポリウレタンエラストマーの作製において用いられるジイソシアネートは、芳香族又は脂肪族であり得る。熱可塑性ポリウレタンを調整するために用いられる有用なジイソシアネート化合物は、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、メチレンビス−4−シクロヘキシルイソシアネート(H12MDI)、シクロヘキシルジイソシアネート(CHDI)、m−テトラメチルキシレンジイソシアネート(m−TMXDI)、p−テトラメチルキシレンジイソシアネート(p−TMXDI)、4,4’−メチレンジフェニルジイソシアネート(4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートとしても知られる、MDI)、2,4−、又は、2,6−トルエンジイソシアネート(TDI)、エチレンジイソシアネート、1,2−ジイソシアナートプロパン、1,3−ジイソシアナートプロパン、1,6−ジイソシアナートヘキサン(ヘキサメチレンジイソシアネート又はHDI)、1,4−ブチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、メタ−キシレンジイソシアネート、及びパラ−キシレンジイソシアネート(XDI)、4−クロロ−1,3−フェニレンジイソシアネート、1,5−テトラヒドロ−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネート、並びにこれらの組み合わせを含むが、それらに限定されるものではない。(必要に応じて単官能性アルコール又は単官能性イソシアネートと共に)分岐した熱可塑性ポリウレタンを製造するために、限定された量において用いられ得る、より高次の官能性ポリイソシアネートの非限定的例は、1,2,4−ベンゼントリイソシアネート、1,3,6−ヘキサメチレントリイソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、トリフェニルメタン−4,4’,4”−トリイソシアネート、ジイソシアネートのイソシアヌレート、ジイソシアネートのビウレット、ジイソシアネートのアロファネート、及び同類のものを含む。
延長剤として用いられ得る適切なジオールの非限定的な例は、エチレングリコール、並びに、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール及びテトラエチレングリコールを含むエチレングリコールの、より低次のオリゴマー;プロピレングリコール、並びに、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール及びテトラプロピレングリコールを含むプロピレングリコールの、より低次のオリゴマー;シクロヘキサンジメタノール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,3−プロパンジオール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、レゾルシノール及びハイドロキノンのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル等のジヒドロキシアルキル化芳香族化合物;p−キシレン−α,α’−ジオール;p−キシレン−α,α’−ジオールのビス(2−ヒドロキシエチル)エーテル;m−キシレン−α,α’−ジオール、並びに、これらの組み合わせを含む。少なくとも二つの活性水素基を含む、他の活性水素含有鎖延長剤が用いられ得、例えば、ジチオール、ジアミン、又は、ヒドロキシ、チオール、並びに、数ある中で、アルカノールアミン、アミノアルキルメルカプタン及びヒドロキシアルキルメルカプタン等のアミン基の混合物を有する化合物であり得る。適切なジアミン延長剤は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン及びこれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。他の典型的な鎖延長剤は、エタノールアミン、プロパノールアミン、ブタノールアミン及びこれらの組み合わせ等のアミノアルコールである。鎖延長剤の分子量は好ましくは、約60から約400までの範囲である。アルコール及びアミンが好ましい。
二官能性延長剤に加えて、少量の、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール及びグリセロール等の三官能性延長剤、又は、ブタノール若しくはジメチルアミン等の単官能性活性水素化合物も含まれ得る。採用される三官能性延長剤又は単官能性化合物の量は、例えば、用いられる基を含む活性水素及び反応生成物の総重量に基づいて5.0当量パーセント以下であり得る。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーを形成することにおいて用いられるポリエステルジオールは、一般的には、一以上のポリ酸化合物及び一以上のポリオール化合物の縮合重合によって調整される。好ましくは、ポリ酸化合物及びポリオール化合物は、二官能性、つまり、二酸(diacid)化合物であり、ジオールは、実質的に線形のポリエステルジオールを調整するために用いられるが、少量の単官能性、三官能性、及びより高次の官能性材料が含まれ得て、わずかに分岐した、しかし未架橋のポリエステルポリオール成分を提供し得る。適切なジカルボン酸は、グルタル酸、コハク酸、マロン酸、シュウ酸、フタル酸、イソフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、アジピン酸、マレイン酸、スベリン酸、アゼライン酸、ドデカン二酸、それらの無水物、及び重合性エステル(例えば、メチルエステル)、及び酸ハロゲン化物(例えば、酸塩化物)、並びにこれらの混合物を含むが、それらに限定されない。適切なポリオールは、すでに言及されたもの、特にジオールを含む。エステル化重合に関する典型的な触媒は、プロトン酸、ルイス酸、チタンアルコキシド、及びジアルキルスズ酸化物である。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーを調整することに関するポリマーポリエーテル又はポリカプロラクトンジオール反応物は、ジオール開始剤、例えば、1,3−プロパンジオール又はエチレン又はプロピレングリコールを、ラクトン又はアルキレンオキシド鎖延長剤と反応させることによって得られ得る。活性水素によって開環され得るラクトンが当該技術分野において既知である。適切なラクトンの例は、ε−カプロラクトン、γ−カプロラクトン、β−ブチロラクトン、β−プロピオ(proprio)ラクトン、γ−ブチロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトン、β−メチル−γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−デカノラクトン、δ−デカノラクトン、γ−ノナンラクトン、γ−オクタンラクトン、及びこれらの組み合わせを含むが、それらに限定されない。一つの好ましい実施形態では、ラクトンはε−カプロラクトンである。有用な触媒は、ポリエステル合成に関して上述されたものを含む。代わりに、反応は、ラクトン環と反応することになる分子の上でヒドロキシル基のナトリウム塩を形成することによって開始され得る。他の実施形態では、ジオール開始剤は、オキシラン含有化合物又は環状エーテルと反応し得て、ポリウレタンエラストマー重合において用いられることになるポリエテールジオールを製造し得る。アルキレンオキシドポリマーセグメントは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、1,2−シクロヘキセンオキシド、1−ブテンオキシド、2−ブテンオキシド、1−ヘキセンオキシド、tert−ブチルエチレンオキシド、フェニルグリシジルエーテル、1−デセンオキシド、イソブチレンオキシド、シクロペンテンオキシド、1−ペンテンオキシド、及びこれらの組み合わせの重合生成物を含むが、それらに限定されない。オキシラン含有又は環状エーテル含有化合物は、好ましくは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、テトラヒドロフラン、及びこれらの組み合わせから選択される。アルキレンオキシド重合は、典型的には、塩基触媒性である。重合は、例えば、ヒドロキシル官能性開始剤化合物、及び、カリウム水酸化物、ナトリウムメトキシド又はカリウムtert−ブトキシド等の、触媒量の苛性物を充填すること、並びに、反応に関して利用可能なモノマーを維持するために十分な速度でアルキレンオキシドを追加することによって、実施され得る。二以上の異なるアルキレンオキシドモノマーは、同時追加によってランダムに共重合され得る、又は逐次付加によってブロックで重合され得る。エチレンオキシド又はプロピレンオキシドのホモポリマー又はコポリマーが好ましい。テトラヒドロフランは、SbF6 −、AsF6 −、PF6 −、SbCl6 −、BF4 −、CF3SO3 −、FSO3 −、及びClO4 −等の対イオンを用いたカチオン性開環反応によって重合され得る。開始は、第3オキソニウムイオンの形成によってである。ポリテトラヒドロフランセグメントは、“リビングポリマー”として調整され得て、上述の任意のもの等のジオールのヒドロキシル基による反応によって終了し得る。ポリテトラヒドロフランは、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)としても知られる。
熱可塑性ポリウレタンエラストマーを作製することにおいて用いられ得る脂肪族のポリカーボネートジオールは、アルカリ金属、スズ触媒又はチタン化合物のような触媒の存在において、(ジエチルカーボネート等の)ジアルキルカーボネート、ジフェニルカーボネート、又は(5員環及び6員環を有する環状カーボネート等の)ジオキソラン(dioxolanones)によるジオールの反応によって調整され得る。有用なジオールは、すでに言及されたものの内の任意のものを含むが、それらに限定されない。芳香族のポリカーボネートは、通常、ホスゲン又はジフェニルカーボネートによる、ビスフェノール、例えば、ビスフェノールAの反応から調整される。
様々な実施形態では、高分子ジオールは、好ましくは少なくとも約500、より好ましくは少なくとも約1000、及び、さらにより好ましくは少なくとも約1800の重量平均分子量、並びに、約10,000までの重量平均分子量を有するが、約5000まで、特に約4000までの重量平均分子量を有する高分子ジオールもまた好ましいことがある。高分子ジオールは有利には、約500から約10,000まで、好ましくは約1000から約5000まで、及び、より好ましくは約1500から約4000までの範囲における重量平均分子量を有する。重量平均分子量は、ASTM D4274によって決定され得る。
ポリイソシアネート、高分子ジオール及びジオール又は他の鎖延長剤の反応は、典型的には、触媒の存在下において高温で実施される。この反応に関する典型的な触媒は、第1スズのオクタン酸、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズオキシド等の有機スズ触媒、第3アミン、亜鉛塩、及びマンガン塩を含む。一般的に、エラストマーのポリウレタンに関して、延長剤に対する、ポリエステルジオール等の高分子ジオールの比率は、最終的なポリウレタンエラストマーの所望の曲げ弾性率に主に応じて、比較的幅広い範囲内で変動し得る。例えば、延長剤に対するポリエステルジオールの当量比は、1:0から1:12の、より好ましくは、1:1から1:8の範囲内であり得る。好ましくは、採用されるジイソシアネートは、活性水素含有材料の当量に対するイソシアネートの当量の全体比率が、1:1から1:1.05、より好ましくは1:1から1.02の範囲内であるように、比例する。高分子ジオールセグメントは典型的には、ポリウレタンポリマーの約35重量%から約65重量%、好ましくはポリウレタンポリマーの約35重量%から約50重量%である。
適切な熱可塑性ポリ尿素エラストマーは、すでに言及した一以上のポリイソシアネート及び一以上のジアミン延長剤による、一以上のポリマージアミン又はポリオールの反応によって調整され得る。適切なジアミン延長剤の非限定的な例は、エチレンジアミン、1,3−プロピレンジアミン、2−メチル−ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、2,2,4−及び2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン、イミノ−ビス(プロピルアミン)、イミド−ビス(プロピルアミン)、N−(3−アミノプロピル)−N−メチル−1,3−プロパンジアミン)、1,4−ビス(3−アミノプロポキシ)ブタン、ジエチレングリコール−ジ(アミノプロピル)エーテル)、1−メチル−2,6−ジアミノ−シクロヘキサン、1,4−ジアミノ−シクロヘキサン、1,3−又は1,4−ビス(メチルアミノ)−シクロヘキサン、イソホロンジアミン、1,2−又は1,4−ビス(sec−ブチルアミノ)−シクロヘキサン、N,N’−ジイソプロピル−イソホロンジアミン、4,4’−ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノ−ジシクロヘキシルメタン、Ν,Ν’−ジアルキルアミノ−ジシクロヘキシルメタン、並びに、3,3’−ジエチル−5,5’−ジメチル−4,4’−ジアミノ−ジシクロヘキシルメタンを含む。ポリマージアミンは、ポリオキシエチレンジアミン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)ジアミン、及びポリ(テトラメチレンエーテル)ジアミンを含む。すでに言及したアミン官能性及びヒドロキシル官能性延長剤が同様に用いられ得る。一般的に、これまでのように、三官能性反応物は限定され、且つ、単官能性反応物と併用して用いられ得て、架橋を防止する。
様々な好ましい実施形態では、カバーの第3の熱可塑性材料は、ポリウレタン又はポリ尿素、好ましくはポリウレタン又はポリ尿素エラストマー、及びさらにより好ましくはポリウレタンエラストマーを含む。
適切な熱可塑性ポリアミドエラストマーは:(1)(a)シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、又はすでに言及された任意の他のジカルボン酸等のジカルボン酸と、(b)エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、若しくはデカメチレンジアミン、1,4−シクロヘキサンジアミン、m−キシリレンジアミン、又はすでに言及された任意の他のジアミン等のジアミン、とのポリ縮合;(2)ε−カプロカクタム又はω−ラウロラクタム等の環状ラクタムの開環重合;(3)6−アミノカプロン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸、又は12−アミノドデカン酸等のアミノカルボン酸の重縮合;又は(4)カルボン酸官能性ポリアミドブロックを準備するためのジアミン及びジカルボン酸による環状ラクタムの共重合と、それに続く、すでに言及された任意のもの等のポリマーエーテルジオール(ポリオキシアルキレングリコール)との反応、によって得られ得る。重合は、例えば、約180℃から約300℃の温度で実施され得る。適切なポリアミドブロックコポリマーの特定の例は、NYLON6、NYLON66、NYLON610、NYLON11、NYLON12、共重合NYLON MXD6、及びNYLON46系エラストマーを含む。熱可塑性ポリ(エーテルアミド)ブロックコポリマーエラストマー(PEBA)は、Arkemaから商標Pebax(登録商標)の下で商業的に入手可能である。
熱可塑性ポリエステルエラストマーは、結晶領域を形成する低い鎖長さを備えるモノマーユニットのブロック、及び、比較的より高い鎖長さを有するモノマーユニットを備える軟化セグメントのブロックを有する。熱可塑性ポリエステルエラストマーは、DuPontから商標Hytrel(登録商標)の下で商業的に入手可能である。
第1、第2及び第3の熱可塑性材料は、他のポリマーを含み得る。一実施例では、第1又は第2の熱可塑性材料は、任意のこれらの熱可塑性エラストマーにおける、又は他の熱可塑性ポリマーにおける、ゴムの動的加硫を介して熱可塑性エラストマーマトリクスにおいて組み込まれ得る、硬化ゴムの分散ドメインを含み得る。一つのこのような組成物は、参照によって本明細書に組み込まれる、Voorheis等による米国特許第7,148,279号明細書において記載される。様々な実施形態では、第1の熱可塑性材料は、ポリプロピレン等の非エラストマーマトリクス樹脂においてゴムの熱可塑性動的加硫物を含み得る。商品名Santoprene(商標)の下でExxonMobilから商業的に入手可能な熱可塑性加硫物は、ポリプロピレンにおけるEPDMの加硫ドメインであると考えられる。
各熱可塑性材料に関して選択されたエラストマーに応じて、一以上の可塑剤が組み込まれ得る。このような可塑剤の一例は、例えば、前述されたようなアイオノマーポリマーと共に組み込まれ得る、高い分子量の、モノマー有機酸、又はその塩であり、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸リチウム及びステアリン酸マグネシウム等のステアリン酸金属塩を含む。ほとんどの熱可塑性エラストマーに関して、より低い硬度が、可塑剤を加えることによってよりもむしろ望まれるならば、ハードトゥーソフト(hard−to−soft)セグメントのパーセンテージが調整される。
好ましい実施形態では、ゴルフボールは、任意の熱硬化性ゴム層又は他の熱硬化性層を含まない。
第2の熱可塑性材料の曲げ弾性率は、第1の熱可塑性材料の曲げ弾性率よりも大きい。第2の熱可塑性材料の曲げ弾性率は、約15,000psiまでであり、第1の熱可塑性材料の曲げ弾性率は、約15,000psi未満、好ましくは約10,000psiまで、且つ第2の熱可塑性材料の曲げ弾性率未満である。特定の好ましい実施形態では、第1の曲げ弾性率は、約1,000psiから約15,000psi未満、より好ましくは約3000psiから約6000psiであり、第2の曲げ弾性率は、約1,000psiから約15,000psi、より好ましくは約6000psiから約12,000psiまでである。
約15,000psiまでの曲げ弾性率を有する、用いられ得る熱可塑性ポリマーの非限定的実施例は、名称Surlyn(登録商標)6320,8020,8120,8320,9020,9320及び9320W、並びに、DuPont’s HPF2000及びHPF AD 1035 アイオノマー樹脂の下でDuPont Company, Wilmington DEによって販売されるアイオノマー樹脂;Engage(商標)8180等のポリオレフィンエラストマー;Hwa Pao Resins Chemical Co.Ltd.によって販売される、G35D50N及びG38D50Nを含む、熱可塑性ポリエステルポリウレタン及び熱可塑性ポリエーテルポリウレタン、のグレードである。熱可塑性ポリマーは、所望の値を有する熱可塑性材料の曲げ弾性率をもたらす、フィラー又は他のポリマーの量と混合され得る。
第1の実施形態では、第3の熱可塑性材料は、約5,000psiまでの、好ましくは約500psiから約2000psiまでの第3の曲げ弾性率を有し、第1の曲げ弾性率は第3の曲げ弾性率よりも大きい。第2の実施形態では、第3の熱可塑性材料は、少なくとも約40,000psiの、好ましくは約45,000psiから約60,000psiまで、より好ましくは約50,000psiから約55,000psiまでの、第3の曲げ弾性率を有する。
約5,000psiまでの曲げ弾性率を有する、用いられ得る熱可塑性ポリマーの非限定的実施例は、名称Surlyn(登録商標)8320及び9320Wの下でDuPont Company,Wilmington DEによって販売されるアイオノマー樹脂、Dow Chemical Companyによって販売されるEngage(商標)8180等のポリオレフィンエラストマー、並びに、Hwa Pao Resins Chemical Co.Ltd.によって販売される、G35D50N及びG38D50Nを含む熱可塑性ポリエーテルポリウレタン、のグレードである。これらは、第1の実施形態においてカバーを用意することにおいて用いられ得る。少なくとも約40,000psiの曲げ弾性率を有する、用いられ得る熱可塑性ポリマーの非限定的な例は、名称Surlyn(登録商標)7930,7940,8140,8150,8920,8940,8945,9120,9150,9910及び9945の下でDuPont Company, Wilmington DEから販売されるアイオノマー樹脂のグレードである。これらは、第2の実施形態においてカバーを用意することにおいて用いられ得る。
第1、第2及び第3の熱可塑性材料の曲げ弾性率は、熱可塑性材料における熱可塑性エラストマーの性質及び量、他のポリマー材料又は可塑剤の存在、性質及び量、並びに、フィラーの存在、性質及び量を含む、要因の組み合わせに依存する。第1、第2及び第3の熱可塑性材料各々の、ポリマー、任意の可塑剤、並びに、任意のフィラーのタイプ及び量は、曲げ弾性率が所望の値及び記載された関係性を有するように、選択され、分配される。
熱可塑性材料の曲げ弾性率は、フィラーを含むことによって増加され得る。様々なフィラーが含まれることがあり、フィラーは熱可塑性材料の比重、硬度又は他の特性を変更するために選択されることもある。適切なフィラーの非限定的な例は、クレー、タルク、アスベスト、グラファイト、ガラス、マイカ、メタケイ酸カルシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、アルミニウム水酸化物、ケイ酸塩、珪藻土、(炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及び同類のもの等の)炭酸塩、(チタン、タングステン、アルミニウム、ビスマス、ニッケル、モリブデン、鉄、銅、黄銅、ホウ素、青銅、コバルト、ベリリウム、及びこれらの合金等の)金属、(亜鉛酸化物、鉄酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、マグネシウム酸化物、ジルコニウム酸化物、及び同類のもの等の)金属酸化物、(高い分子量のポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンアイオノマー樹脂、及び同類のもの等の)微粒子合成プラスチック、(カーボンブラック、天然ビチューメン、及び同類のもの等の)微粒子炭素質材料、並びに、コットンフロック、セルロースフロック、及び/又は革の繊維を含む。比重を増加させるために用いられ得る重い重量のフィラーの非限定的な例は、チタン、タングステン、アルミニウム、ビスマス、ニッケル、モリブデン、鉄、鋼、鉛、銅、黄銅、ホウ素、炭化ホウ素ウィスカ、青銅、コバルト、ベリリウム、亜鉛、スズ、及び、(亜鉛酸化物、鉄酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、マグネシウム酸化物、ジルコニウム酸化物等の)金属酸化物を含む。比重を減少させるために用いられ得る軽い重量のフィラーの非限定的な例は、微粒子プラスチック、ガラス、セラミックス、及び、中空球、リグラインド、又はこれらの発泡体を含む。ゴルフボールのコア中心及びコア層において用いられ得るフィラーは、典型的には、微粉化した形態である。
コア層は、少なくとも約1.5g/cm3の比重を有する。様々な実施形態では、コア層比重は、約1.5g/cm3から約3.0g/cm3、好ましくは約1.6g/cm3から約2.0g/cm3であり得る。様々な重い重量のフィラーが、コア層の熱可塑性材料において含まれ得て、所望の比重を達成し、特に、すでに言及された金属及び金属酸化物である。
カバーは、黄色又は白色顔料等の顔料、特に、チタン二酸化物又は亜鉛酸化物等の白色顔料によって作製され得る。一般的に、チタン二酸化物は、例えば、100重量部のポリマーを基準にして、約0.5重量部又は1重量部から、約8重量部又は10重量部までの量において、白色顔料として用いられる。様々な実施形態では、白色のカバーが、少量の青色顔料又は増白剤によって染められ得る。
様々な実施形態では、第1の熱可塑性材料は、少なくとも約4mmの、好ましくは約4mmから約6mmの10−130kg圧縮変形を有し得る。
慣用の添加剤が、熱可塑性材料において含まれることもあり、例えば、分散剤、フェノール、亜リン酸塩及びヒドラジド等の抗酸化物質、加工助剤、界面活性剤、安定剤等である。カバーは、ピペリジン及びオキサニリド(oxanalides)等のヒンダードアミン光安定剤、ベンゾトリアゾール、トリアジン及びヒンダードフェノール等の紫外光吸収剤、蛍光材料及び蛍光増白剤、青色色素等の色素、並びに、帯電防止剤等の添加剤を含むこともある。
熱可塑性材料は、一軸又は二軸押出機、バンバリーミキサー、インターナルミキサー、2ロールミル、又はリボンミキサーにおける溶融混合等の従来の方法によって作製され得る。通常の方法によって、例えば、150℃から230℃の範囲における成形温度による射出成形によって、第1の熱可塑性材料はコア中心に形成され、第2の熱可塑性材料はコア中心の周りのコア層に形成される。第2のコア層がある場合、第4の熱可塑性材料は、同様の方法によってコア層の上で層において形成され得る。コア中心、コア層、及び必要に応じて第2のコア層又はさらなるコア層を含む成形コアは、冷却後に所望の直径へとグラインドされ得る。グラインディングは、成形プロセスに起因する、フラッシュ、ピンマーク及びゲートマークを除去するために用いられることもある。
カバー層は、コア上に成形される。様々な実施形態では、カバーを作製するために用いられる第3の熱可塑性材料は、好ましくは、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリ尿素エラストマー、及び、エチレン性不飽和カルボン酸とエチレンのコポリマーの金属カチオン塩、の内の一以上を含み得る。
カバーは、射出成形、圧縮成形、キャスティング等によって、多層コア上に形成され得る。例えば、カバーが射出成形によって形成されるとき、事前に製造されたコアは、モールド内部にセットされ得て、カバー材料は、モールド内へ注入され得る。カバーは、典型的には、射出成形又は圧縮成形によってコア上に成形される。代わりに、用いられ得る他の一つの方法は、ダイキャスティング又は他の一つの成形法によってカバー材料から、半分のカバーのペアをプレ成形する段階、半分のカバーにおいてコアを囲む段階、及び、例えば、1分から5分の期間の間に120℃と170℃との間で圧縮成形する段階を含み、コアの周りにカバーの半分を取り付ける。コアは、カバーがその上に形成される前に表面処理され得て、コアとカバーとの間の接着を増加させる。適切な表面調整の非限定的例は、機械的又は化学的研磨、コロナ放電、プラズマ処理、又は、シラン等の接着促進剤の、若しくは接着剤の適用を含む。カバーは典型的には、ディンプルパターン及びプロファイルを有して、ゴルフボールへ所望の空力特性を提供する。
典型的には、カバーは、約0.5mmから約4mmの厚さを有し得る。二つのカバー層が存在する場合、典型的には、カバー層は、それぞれ独立して、約0.3mmから約2.0mm、好ましくは約0.8mmから約1.6mmの厚さを有し得る。
USGAは、競技に用いられるゴルフボールが少なくとも1.68インチ(42.672mm)の直径、及び1.62オンス(45.926g)を超えない重量を有することを要求するが、ゴルフボールは、任意のサイズであり得る。USGA競技の外部の試合に関して、ゴルフボールは、より小さい直径を有し得、より重いことがある。
ゴルフボールは成形された後、バフ研磨、塗装及びマーキング等の様々なさらなる処理段階を受け得る。本発明の特に好ましい実施形態では、ゴルフボールは、表面の65%以上の被覆率であるディンプルパターンを有する。ゴルフボールは典型的には、耐久性のある、耐摩耗性の、且つ比較的非黄変の仕上げコートによって被覆される。
記載は本質的に単に例示的であるので、開示の骨子から逸脱しない変形は、本発明の一部である。変形は、開示の精神及び範疇からの逸脱として見なされるべきではない。
Claims (22)
- 直径で約12mmから約24mmまでの内部空間を画定する約1mmから約6mmまでの厚さを備えるシェルを含むコア中心であって、シェルが、約15,000psi未満の第1の曲げ弾性率を有する第1の熱可塑性材料を含む、コア中心と;
コア中心から半径方向に外側に配されたコア層であって、コア層が、少なくとも約5mmの厚さを有し、約15,000psiまでの第2の曲げ弾性率及び少なくとも約1.5g/cm3の比重を有する第2の熱可塑性材料を含む、コア層と;
コア層の半径方向に外側に配され、ゴルフボールの最外層を形成するカバーであって、カバーが、約5,000psiまでの第3の曲げ弾性率を有する第3の熱可塑性材料を含む、カバーと、
を含み、
第2の曲げ弾性率が第1の曲げ弾性率よりも大きく、第1の曲げ弾性率が第3の曲げ弾性率よりも大きい、ゴルフボール。 - 第1の熱可塑性材料及び第2の熱可塑性材料の内の一つが、アイオノマー樹脂を含む、請求項1に記載のゴルフボール。
- アイオノマー樹脂が、モノマー有機酸又はその塩を含み、アイオノマー樹脂が、少なくとも約40%から約100%まで中和された、請求項2に記載のゴルフボール。
- アイオノマー樹脂を含む熱可塑性材料が、ポリオレフィンエラストマーをさらに含む、請求項2又は3に記載のゴルフボール。
- カバーが、ポリウレタンを含む、請求項1から4の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料が、少なくとも約4mmの10−130kg圧縮変形を有する、請求項1から5の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 第1の曲げ弾性率が、約3000psiから約6000psiまでであり、第2の曲げ弾性率が、約6000psiから約12,000psiまでである、請求項1から6の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料が、約3000psiから約6000psiまでの曲げ弾性率を有し、第3の熱可塑性材料が、約500psiから約2000psiまでの曲げ弾性率を有する、請求項1から7の何れか一項に記載のゴルフボール。
- コア層の比重が、約1.6g/cm3から約2.0g/cm3までである、請求項1から8の何れか一項に記載のゴルフボール。
- コア中心シェルが、約2mmから約4mmまでの厚さを有し、直径で約14mmから約20mmまでの内部空間を画定し、コア層が、約6mmから約10mmまでの厚さを有する、請求項1から9の何れか一項に記載のゴルフボール。
- ゴルフボールが、熱硬化性ゴム層を含まない、請求項1から10の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 直径で約12mmから約24mmまでの内部空間を画定する約1mmから約6mmまでの厚さを備えるシェルを含むコア中心であって、シェルが、約15,000psi未満の第1の曲げ弾性率を有する第1の熱可塑性材料を含む、コア中心と;
コア中心から半径方向に外側に配されたコア層であって、コア層が、少なくとも約5mmの厚さを有し、約15,000psiまでの第2の曲げ弾性率及び少なくとも約1.5g/cm3の比重を有する第2の熱可塑性材料を含む、コア層と;
コア層の半径方向に外側に配されたカバーであって、カバーが、少なくとも約40,000psiの第3の曲げ弾性率を有する第3の熱可塑性材料を含む、カバーと、
を含み、
第2の曲げ弾性率が第1の曲げ弾性率よりも大きい、ゴルフボール。 - 第1の熱可塑性材料、第2の熱可塑性材料及び第3の熱可塑性材料の内の一つが、アイオノマー樹脂を含む、請求項12に記載のゴルフボール。
- アイオノマー樹脂が、モノマー有機酸又はその塩を含み、アイオノマー樹脂が、少なくとも約40%から約100%まで中和された、請求項13に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料又は第2の熱可塑性材料の内の一つが、アイオノマー樹脂を含み、ポリオレフィンエラストマーをさらに含む、請求項13又は14に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料及び第2の熱可塑性材料の各々が独立して、有機酸の塩又は有機酸を含むアイオノマー樹脂を含み、アイオノマー樹脂が少なくとも約90%のレベルまで中和され、第3の熱可塑性材料が、少なくとも約40%から約100%まで中和された、約4重量パーセントから約35重量パーセントまでのカルボン酸モノマーを備えるアイオノマー樹脂を含む、請求項12に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料が、少なくとも約4mmの10−130kg圧縮変形を有する、請求項12から16の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料が、約3000psiから約6000psiまでの曲げ弾性率を有し、第2の曲げ弾性率が、約6000psiから約12,000psiまでである、請求項12から17の何れか一項に記載のゴルフボール。
- 第1の熱可塑性材料が、約3000psiから約6000psiまでの曲げ弾性率を有し、第3の熱可塑性材料が、約45,000psiから約60,000psiまでの曲げ弾性率を有する、請求項12から17の何れか一項に記載のゴルフボール。
- コア層の比重が、約1.6g/cm3から約2.0g/cm3である、請求項12から19の何れか一項に記載のゴルフボール。
- コア中心が、約2mmから約4mmの厚さを有し、直径で約14mmから約20mmまでの内部空間を画定し、コア層が、約6mmから約10mmまでの厚さを有する、請求項12から20の何れか一項に記載のゴルフボール。
- ゴルフボールが、熱硬化性ゴム層を含まない、請求項12から21の何れか一項に記載のゴルフボール。
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