JP2000513573A - ビタミン懸濁液 - Google Patents

ビタミン懸濁液

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Abstract

(57)【要約】 食品、特に低脂肪スナック製品に対して、ビタミン類を添加する改良された方法、流動性のある食用の、好ましくは非消化性の、油脂とカプセル化されたまたは粉末のビタミン類とを含有するビタミン懸濁液。本方法は、流動性のある食用油脂中にカプセル化されたまたは粉末ビタミン類を懸濁させる工程と、食品の表面に制御された量の懸濁液を塗布する工程とから構成される。好ましい食品は加工された低脂肪または非脂肪性のポテトチップであり、それは水分含有率が5%以下となるまで、非消化性油脂中で生地を油で揚げることにより作成された油揚げスナックである。フライヤーから取り出された直後に、そのビタミン懸濁液をその油で揚げられたスナックの表面に塗布する。食品は軽く、パリパリ感やポリポリ感がある舌触り、改良された香り、および約20%から約38%の非消化性油脂の脂肪含有量を有し、およびビタミン類で強化されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ビタミン懸濁液 技術分野 本出願は、そのような食品に興味を引く外観およびより良好なきめおよび味覚 を提供するために、ビタミン懸濁液および非消化性油脂で作られる食品のビタミ ン分を強化する改善された方法に関する。詳細には、本出願は、流動性のあるビ タミン懸濁液、およびフライまたは調理された小片の表面にビタミン懸濁液を塗 布することによるビタミン強化食品を製造する方法に関する。 発明の背景 数多くのデンプンおよびタンパク質ベースのスナック食品が現在販売されてい る。これらの多くはチップス、細切り、押出成型された管の形状をしている。こ れらの製品のいくつかは膨張され、すなわちふくらまされて多泡性すなわち蜂の 巣状の内部構造を含む。加えて今日のスナック製品のほとんどはかなり高い割合 で油脂を含んでおり、その油脂は、チーズのように別に加えられた成分の形態を とっているか、さもなくばコーンやポテトチップの場合のように調理中に製品へ 与えられる油脂の形態をとっている。油脂はこれらの製品の香りや風味を改善す る。その油脂に代えて非消化性の油脂を利用することでより低カロリーで味のよ いスナックが得られる。しかしながら非消化性油脂は、人体に吸収されずに排泄 される非消化性油脂中への吸収によるこれらビタミン類のいかなる損失をも補う ために、脂溶性ビタミンで強化する必要がある。 ビタミン類は、ビタミン材料の損失のおこる塩味のスナックに粉末として塗布 されてきた。粉末としてビタミン類を食品に塗布する正確かつ精密な添加のレベ ルを得ることは難しい。加えるべき材料の相対的に少量であることにより、流動 制御が難しくなるので、その方法は複雑になる。個別の粒子を組み合わせた粉末 は、環境条件によって容易に影響される高度の変動性を有して、ランダムに流動 することができる。異なる表面張力、あるいは粒子を衝突させ、次いで製品の表 面から跳ね返させるという塗布プロセスの支配的な物理的現象のために、食品へ の付着は弱くなる。 ビタミン粉末を、計量することに対する適応性を改善するためのキャリアとし て機能する塩や調味料とブレンドすることができる。分離は、塗布の不均一性を 増大させる問題であり、および最大粉末粒径を約250ミクロン、好ましくは1 50ミクロン未満に制限する。小さい粒子サイズは、ビタミンとキャリアの間の 全体的粒度分布、かさ密度および粒子形状の差による変動性により誘起される、 分離を減少させるが除去はしない。塩や調味料は優先的に食品表面に付着するこ とができ、さらに有効なスペースを競い合うことによって、ビタミン塗布率を低 くしている。 塩または調味料キャリアとともに添加することは、ビタミンの添加制御方法と キャリアの添加制御方法と組み合わせによる欠点を有する。この2種類の材料を 独立して制御することはできず、そのため風味またはビタミンレベルの問題が生 じ得る。塩のブレンドに関して更に考慮すべき問題は、塩は食事中密接に接触す るため、望ましくないビタミンの風味を強化する可能性がある。 低い付着力のため、ビタミン塗布率またはキャリア中の濃度を増加させる過剰 補償の実施は、しばしば望ましくないビタミン風味をもたらす。過剰補償はより 高い平均塗布レベルをもたらすが、ビタミンレベル分布の上限を指数関数的に増 大させ、場合によっては平均レベルを2倍あるいは3倍にする。 ビタミン粉末の低い塗布率により散布が引き起こされ、浮遊ビタミン類が潜在 的な職業上の健康の懸念の源になる可能性がある。 食品、特に非消化性油脂を含むフライドスナックにビタミン類を添加する改善 された方法を提供することが本発明の目的である。この方法はスナック製品にビ タミン類を添加するのに経済的かつ効果的である。食用油ベースを含有し、およ びその中にビタミン類を懸濁させた、食品に容易に添加されるビタミン懸濁液を 提供することがさらなる目的である。 発明の概要 本発明は、ビタミン、好ましくはカプセル化されたビタミンの流動性の食用油 中の懸濁液に関し、その食用油は非消化性油脂、消化性油脂、またはそれらの混 合物である。その懸濁液は、慣用の粉末または液状ビタミン類よりも、均等かつ 効率的に温めた食品に塗布することができる。 本発明はまた、食品、特に減少した油脂でフライしたスナック製品にビタミン 類を添加する改善された方法に関する。本方法は、流動性の食用油中に粉末にし たまたはカプセル化されたビタミン類を食用油、好ましくは粘度を低減した半固 体非消化性油脂中に懸濁すること;必要に応じて流動可能な温度までビタミン懸 濁液を加熱すること;および、食品表面上にそのビタミン懸濁液を制御された量 で塗布することを具える。好ましい食品は、加工されたポテトチップである。ビ タミン懸濁液は、好ましくはチップがまだ熱い時に、まさにフライヤー、オーブ ン、押出成型機から出されたような時に、塗布される。 図面の簡単な説明 図1は、スナックチップまたは他の食品にビタミン懸濁液を塗布するのに使用 される装置システムを示し、これは加工されたスナック食品の列にビタミン懸濁 液の流れを供給するためのタンク、ポンプおよび配管から構成されている。 発明の詳細な説明 全てのパーセントおよび割合は、特に断らない限り重量基準または乾燥重量基 準である。 本発明は、チップスの表面上にビタミン懸濁液を添加することにより、低カロ リー食品(好ましくはポテトチップスまたはスナック)に対する、ビタミンA、 B、C、D、EおよびK等のビタミン類の、定量的な、好ましくは正確な、添加 の方法に関する。好ましくは、好ましくはショ糖脂肪酸ポリエステル等の非消化 性油脂等の流動性食用油に、粉体のビタミン類を添加して、懸濁液を作成する。 好ましいショ糖脂肪酸ポリエステルは、Procter & Gamble社(Cincinnati,Ohio )から商標Olean(商標)として販売されているolestraである。 本発明は、ビタミンの損失または分解がほとんどまたは全くなく、製品に対す るビタミンA、B、C、D、EおよびK等のビタミン類の制御された添加を可能 にする。他のカプセル化された、または非カプセル化ビタミンも組成物中に含ま れる。この懸濁液により提供される制御レベルは、他の場合においてビタミン類 で過度に強化して損失や加工する変動を補償する必要性を除去する。ビタミン類 の過剰な添加は反対を招く異臭、およびより高いビタミンコストをもたらす可能 性がある。 A.定義 「非消化性油脂」とは、部分的または完全に消化されない食用油である。その ような食用油は、olestraのようなポリオール脂肪酸ポリエステルおよびポリオ ールエトキシレートであってもよい。 「ポリオール」という術語は、少なくとも4つの、好ましくは4から11個の ヒドロキシル基を有する多価アルコールを意味する。ポリオールは、糖類(すな わち単糖類、二糖類および三糖類)、糖アルコール類、他の糖類誘導体(すなわ ちアルキルグルコシド類)、ジグリセロールおよびトリグリセロールのようなポ リグリセロール類、ペンタエリスリトール、ソルビタンのような糖エーテル類、 およびポリビニルアルコール類を含む。糖類、糖アルコール類および糖類誘導体 の具体的な例は、キシロース、アラビノース、リボース、キシリトール、エリス リトール、グルコース、メチルグルコシド、マンノース、ガラクトース、フルク トース、ソルビトール、マルトース、乳糖、ショ糖、ラフィノースおよびマルト トリオースが挙げられる。 「ポリオール脂肪酸ポリエステル」という術語は、少なくとも4つの脂肪酸エ ステル基を有するポリオールを意味する。ポリオールのヒドロキシル基の全てが エステル化される必要はないが、非消化性であることの目的に関して、3個以下 のエステル化されていないヒドロキシル基を含有する二糖類分子が好ましい。典 型的には、実質的に全て(例えば少なくとも約85%)のポリオールのヒドロキ シル基がエステル化されている。ショ糖ポリエステルの場合、典型的にはポリオ ールのヒドロキシル基の約7から8個がエステル化されている。ポリオール脂肪 酸エステル類は、典型的には、少なくとも4個の炭素原子および26個までの炭 素原子を有する脂肪酸基を含む。これらの脂肪酸基は、天然に存在するまたは合 成の脂肪酸から誘導することができる。脂肪酸基は、飽和または不飽和であって もよく、たとえばシスまたはトランス異性体などの位置または幾何異性体を含み 、そして全てのエステル基において同一であってもよく、あるいは異なる脂肪酸 の混合物であってもよい。 ここで用いられるように、「デンプンベースの材料」とは、天然の、脱水され た(例えばフレーク状、顆粒状または粗びき粉)または粉末のいずれかの形態で ある、グルコピラノース単位で構成される天然に存在する高分子量炭水化物を意 味する。デンプンベースの材料は、ポテト粉末、ポテト顆粒、コーン粉末、マー サコーン粉末、挽き割りとうもろこし、コーンミール、米粉、タピオカ、そば粉 、オート麦粉、豆粉、大麦粉も、修飾されたデンプン類、天然デンプン類および 脱水デンプン、および、たとえばコーンスターチ、小麦デンプン、ライススター チ、モチトウモロコシデンプン、オート麦スターチ、カバッサスターチ、ろう質 の大麦、もち米デンプン(waxy rice starch)、もち米デンプン(glutinous rice starch)、スウィートライススターチ(sweet rice starch)、アミオカ(amioca)、 ポテトスターチ、タピオカスターチ、コーンスターチ、オート麦スターチ、キャ ッサバデンプン、ライススターチ、小麦デンプンおよびこれらの混合物である塊 茎、豆果および穀物から誘導されたデンプン類等を含むが、これらに限定される ものではない。 「ブラベンダー単位(Brabender Units)(BU)」とは、センチポイズに概略 的に対応する粘度測定の便宜的な単位である。 ここで用いられているように、「修飾されたデンプン類」とは、物理的または 化学的に改質され、その機能特性を改善したデンプンのことである。適当な修飾 されたデンプン類は、あらかじめ糊化したデンプン、低粘度デンプン類(例えば デキストリン類、酸修飾されたデンプン類、酸化デンプン類、酵素修飾されたデ ンプン類)、安定化デンプン類(例えばスターチエステル類やスターチエーテル 類)、架橋デンプン類、デンプン糖類(例えばグルコースシロップ、デキストロ ース、イソグルコース)、および複合処理(例えば架橋および糊化)を受けたデ ンプン類、およびこれらの混合物を含むが、これらに限定されるものではない。 ここで用いられているように、「添加水」という術語は、乾燥生地材料に添加 する水を意味する。粉やデンプン類の原料の場合のような、乾燥生地材料中に本 質的に存在する水は、添加水には含まれない。B.食用油 本発明で用いられる食用油脂は、非消化性油脂または消化性油脂、またはその 2つの油脂の混合物でさえ、あってもよい。 ビタミン類を充分に混合しおよび油脂中に懸濁させることができる限り、およ び得られた非消化性油脂ビタミン懸濁液が食品に対するその塗布を可能にするの に充分な流動性がある限り、いずれの非消化性油脂も、ビタミン懸濁液を調製す るのに用いることができる。非消化性油脂は、その使用温度において、液体、固 体または半固体(部分的に液体油脂で部分的に固体油脂)のいずれでもよい。好 ましいものは、半固体のポリオール脂肪酸ポリエステルである。好ましい半固体 非消化性油脂は、体温より低い融点を有する液体非消化性油脂と、体温より高い 融点を有する固体非消化性油脂との混合物である。この非消化性油脂は、ポンプ 送液、およびノズルを通した食品上への塗布を可能にするために、せん断あるい はその非消化性油脂がその融点より低い低温加熱の適用した際に、流動性および ポンプ送液可能にならなければならない。同時に、非消化性油脂は、固体ビタミ ン類を容易に懸濁するのに充分に粘稠でなければならない。 10秒-1の速度における10分間の定常的なせん断の後に華氏100度(37 .8℃)において、非消化性油脂は、好ましくは1.0ポイズ以上、より好まし くは5.0ポイズ以上の粘度を有する。せん断粘度は、1991年6月4日にGu ffey等に発行された米国特許第5,021,256号の第12欄10〜45行、 (参照により本明細書の一部をなすものとする)に記載されているように測定し た。 高度に好ましい非消化性油脂は、8から24までの炭素原子を有する飽和およ び不飽和脂肪酸の液体および固体のショ糖脂肪酸ポリエステル類の混合物である 。これらの物質は、Elsen等に発行された米国特許第5,422,131号(1 995年)およびYoung等に発行された米国特許第5,085,884号に記載 されている。Letton等に発行された米国特許第5,306,514号および第5 ,306,516号(1994年)もまた、ここに用いることのできる成分を記 載 している。実質的に静止した状態(すなわち、無攪拌)において、完全に融解し た状態から37℃より低い温度にまで冷却した時に、これらの好ましい非消化性 油脂組成物は、好ましくは固化した材料を形成する。その固化した材料は、大容 量の液体非消化性油脂を保持するのに特に効果的であり、したがって消費者の身 体を通して非消化性油脂の受動的オイル損失を阻害すなわち防止する。 消化性油脂も、非消化性油脂とともにまたはそれを完全に置き換えて、混合物 中に用いることができるが、いくらかのカロリーの原因となる。ビタミン強化は 、非消化性油脂を用いてスナック類および他の食品を加工するときに、特に有用 である。そのようなスナック類および他の食品は、低脂肪または非脂肪性食品の いずれかとして呼ばれる。非脂肪性食品は、一人前30オンスの中に0.5グラ ム以下の消化性油脂を含有するものとして、一般的に定義されている。消化性油 脂ビタミン懸濁液の添加レベルが、食品中の全消化性油脂が一人前当り0.5グ ラムの限度を越えることをもたらす消化性油脂の量に寄与しない限り、非脂肪性 ビタミン強化スナック食品を作るための、ビタミン懸濁液の流動性のある食用油 脂の全部または一部として、消化性油脂を用いることができる。 安定な流動性懸濁液を供給するのに重要な食用油脂の2つのレオロジー的性質 は、粘度および稠度である。粘度は、慣性力および重力により沈降することに抵 抗する、懸濁液中のビタミン粉末を維持する食用油脂の能力に関係する。稠度は 材料の流動性に関係する。 約1から15ポイズの、好ましくは1.2から6ポイズの、より好ましくは2 .5から5.5ポイズの、20と40℃の間での10秒-1のせん断速度において 測定される粘度を有する食用油脂を用いることにより、安定な懸濁液は達成され る。望ましい粘度は、それらの本来の加工されたままの状態の食用油脂を用いる ことにより、または後述するように、材料をせん断減粘(sheer thinning)するこ とにより得ることができる。 1つの実施の形態において、固化した非流動性の非消化性油脂を混合するか、 または流動可能にするように物質の結晶ネットワークを物理的に変化させるため ある量のせん断にさらすことができる。その材料は完全に冷却され固化した状態 で用いられる。重要なことは、非消化性油脂は処理後に流動性を妨げる可能性が ある最小限のせん断後固化を示さなければならない。望ましい流動性は、結晶形 態構造または固体油脂量を制御することにより達成される。好ましい結晶構造は 、β’傾向のもの(beta-prime tending)ではなく、よりαまたはβタイプの結晶 状態に類似している。αまたはβ結晶状態は、ショ糖脂肪酸エステル類を使用す ることにより優先的に得られる。好ましい実施の形態は、せん断後充分な懸濁液 粘度を有する液状構造を維持するのにより適当なショ糖脂肪酸エステル類を使用 することである。分子形状(geometry)から誘導される立体障害脂肪酸配列は、せ ん断後に固化をもたらす可能性のある秩序ある配向を抑制する、球状または小板 状(platelet)の結晶の形成を促進する。他の食用油よりも大きいその分子量に起 因する物質の内部粘度は、固体粒子を懸濁する能力を改善する。せん断後固化の 傾向をより低くすると、懸濁液粘度のレベルを適応させるために、より広範な範 囲の固体油脂成分の使用が可能になる。せん断後固化を最小限にするかまたは回 避するのに用いられる非消化性固体油脂の量は、1から20%、好ましくは3か ら15%、より好ましくは4から10%、および最も好ましくは5から8%であ る。 インペラータイプの攪拌機(例えばLightnin混合機)、またはスウェプト・ウ ォール(swept wall)混合機(例えばHobart、Hamilton、Bredda)、または同様の 機械的回転混合装置により、食用油脂に対して、せん断を5から15分間適用す ることができる。このタイプの処理により適用されるせん断は1000から40 00dynes/cm2、好ましくは1200から3600dynes/cm2、より好ましく は1800から3000dynes/cm2である。せん断された非消化性油脂は、2 0から40℃の温度範囲において、600P.sec(n-1)未満、好ましくは400P. sec(n-1)未満、より好ましくは200P.sec(n-1)未満、最も好ましくは100P. sec(n-1)未満の稠度を有する。驚くべき事に、充分なせん断混合の後に、非消化 性油脂は降伏点を持たず、および安定な懸濁液を維持することができる安定なレ オロジーに達している。混合は最高49℃(華氏約120度)までの温度、好ま しくは室温(例えば約21℃)で行われる。このタイプの方法は、1バッチ当り 約1ドラム(約200リットル)の非消化性油脂のオーダーにおける少量の手動 またはバッチ式のせん断に適しており、連続的大規模製造設備には適さない。 本発明における使用に好ましいものは、食品中に用いて、有効な受動的オイル 損失の制御を提供することができるものの中でも、環境貯蔵条件(5から約40 ℃までの温度)において流動可能であるように加工され、したがってビタミン懸 濁液へと加工することが容易である、流動可能な非消化性油脂である。そのよう な流動性のある非消化性油脂組成物は、通常20から40℃の温度範囲で600 P.sec(n-1)未満の稠度を有する。流動性のある非消化性油脂組成物は、20から 40℃の温度範囲で、好ましくは約400P.sec(n-1)未満、更に好ましくは約2 00P.sec(n-1)未満、最も好ましくは約100P.sec(n-1)未満の稠度を有する。 37℃より高い融点を有する固体非消化性油脂成分を含有する好ましい流動性 のある非消化性油脂組成物は、固体非消化性油脂成分を結晶化させると同時に、 組成物にせん断を加えることにより加工される。そのような流動性のある非消化 性油脂成分およびその製造方法は、1997年4月21日に出願された同時係属 中の米国特許出願番号第08/844,590号(代理人整理番号第6586号 )に記載されており、そこで部分的に結晶化した流動性のあるポリオールポリエ ステル類として示されている。固体非消化性油脂成分は、飽和ポリオール脂肪酸 ポリエステル、および好ましくは多様にエステル化されたポリオールポリエステ ルを含む。固体飽和ポリオールポリエステルは、溶融した液油状から球状晶(sph erulite)へ結晶化されることができる。本発明の固体飽和ポリオールポリエステ ルは、本質的におよび好ましくは長鎖飽和脂肪酸基のみのエステルを含み、その 長鎖飽和脂肪酸基は、典型的には直鎖であり、および少なくとも14個、好まし くは14から26個、より好ましくは16から24個、そして最も好ましくは2 0から24個の炭素原子を有する。特に好ましいものは炭素原子数22の飽和脂 肪酸基である。長鎖の飽和基類は、全ての割合で互いに組み合わせて用いること ができる。適当な長鎖飽和脂肪酸基の例は、テトラデカノエート(ミリステート )、ヘキサデカノエート(パルミテート)、オクタデカノエート(ステアレート )、エイコサノエート(アラキデート)、ドコサノエート(ベヘネート)、テト ラコサネート(リグノセレート)、およびヘキサコサノエート(セロテート)を 含む。 本発明の固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステルは、それらの エステル基を形成する脂肪酸基が選択されるので、ポリオール骨格が全て単一の タイプのエステル基を含有しないポリオールポリエステルを含む。一般的に、こ れらのポリオールポリエステル類は2つの基本的タイプのエステル基を含有して いる。これらは、(a)上述したように、長鎖の飽和脂肪酸基より形成されるエ ステル基類と、(b)前記長鎖の飽和脂肪酸基とは「相違する」酸基類より形成 される異なるエステル基類である。これらの「相違する」脂肪酸および/または 他の有機酸基類が、長鎖の飽和脂肪酸基を含有するかまたは含有するであろうポ リオール上にエステル化されるときには、それらは、得られるポリオールポリエ ステル分子中に異なるエステル化を導入し、それによって結晶化中にこれらの分 子が集まるときにその結晶構造を変化させる。この異なるエステル化は、エステ ルを形成する酸基の長さ(例えば短鎖対長鎖)、または他の立体的要因(例えば 分枝鎖対直鎖、不飽和鎖対飽和鎖、芳香族鎖対脂肪族鎖)に起因してもよい。従 って、これらの「長鎖」および「相違する」エステル基を含むポリオールポリエ ステルを、ここで「固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステル類」 と呼ぶ。 固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステル類は、「非対称的」ま たは不規則な分子構造を持つ傾向にある。これらの分子の非対称性構造は、液状 ポリオールポリエステル中での共結晶化の間の、対称性固体飽和ポリオールポリ エステル分子の通常の充填傾向を妨害すると信じられる。この妨害は、固体飽和 ポリオールポリエステル分子の通常の無制御の三次元的成長を妨げ、したがって 制御された三次元的成長を誘起し、またはさもなければ、多くても二次元の成長 (例えば相対的に薄い小板状の粒子形成)を誘起する。 相違するエステル基は、長鎖不飽和脂肪酸基、短鎖飽和脂肪酸基、および他の 相違する脂肪酸基、およびこれらの混合物から選ばれる酸基類より形成される。 好ましい相違する酸基は長鎖不飽和脂肪酸基である。 長鎖不飽和脂肪酸基は、典型的には直鎖(即ち、ノルマル)のモノ−またはジ −不飽和体であり、少なくとも約12、好ましくは約12から約26、より好ま しくは約18から22、最も好ましくは18の炭素原子を有する。ここで、固体 ポリオールポリエステルにとっての好ましい長鎖不飽和脂肪酸基の例は、ラウロ レエート、ミリストリエート、パルミトリエート、オレート、エライデート、エ ルケート、リノレート、リノレネート、アラキドネート、エイコサペンタエノエ ートおよびドコサヘキサエノエートである。酸化安定性のために、モノ−および /またはジ−不飽和脂肪酸基が好ましい。 短鎖飽和脂肪酸基は、通常直鎖であり、2から12、好ましくは6から12お よび最も好ましくは8から12の炭素原子を有する。適切な短鎖飽和脂肪酸基の 例は、アセテート、ブチレート、ヘキサノエート(カプロエート)、オクタノエ ート(カプリレート)、デカノエート(カプレート)およびドデカノエート(ラ ウレート)である。 他の相違するエステル基となる基類は、別の脂肪酸または他の有機酸を用いて エステル化される少なくとも1つのヒドロキシル基を有する脂肪−脂肪酸基(fat ty-fatty acid)を含む。適切な脂肪−脂肪酸基の例は、12−ヒドロキシ−9− オクタデセン酸(リシノール酸)、12−ヒドロキシオクタデカン酸、9−ヒド ロキシオクタデカン酸、9−ヒドロキシ−10,12−オクタデカジエン酸、9 −ヒドロキシオクタデカン酸、9,10−ジヒドロキシオクタデカン酸、12, 12−ジヒドロキシエイコサン酸、および18−ヒドロキシ−9,11,13− オクタデカトリエン酸(カモレン酸)等を含むが、これに限定されるものではな い。リシノール酸が好ましいヒドロキシ脂肪酸である。ひまし油はリシノール酸 の慣用の原料である。他のヒドロキシ脂肪酸源は、硬化ひまし油、ストロフアン ツス種子油、きんせんか局方(officinalis)種子油、硬化ストロファンツス種子 油、硬化きんせんか局方(officinalis)種子油、しょうずくホウセンカ種子油(ca rdamine impatiens seed oils)、カマラ油、mallotus脱色油、およびmallotus c laoxyloides油を含む。 部分的に結晶した流動性のあるポリオールポリエステルは、例えばポリオール ポリエステルポリマー等のポリマー化したポリエステル類を含有する他の固体非 消化性粒子をも、必要に応じて含むことができる。そのようなポリオールポリエ ステルポリマーは、固体の飽和ポリオールポリエステルの球状晶の形成を著しく 阻害しない限りにおいて、添加することができる。ポリオールポリエステルポリ マーは、ポリオールポリエステルモノマーを重合することにより得られるもので あり、これらの個別のポリオール部分のエステル基の間を共有結合により架橋さ れた少なくとも2つの個別のエステル化されたポリオール部分を有する分子を提 供する。例えば、2つのショ糖オクタベヘン酸モノマーは脂肪酸間を架橋し、ポ リマーを形成することができる。この状況における「重合体」という総称的な用 語が「共重合体」という具体的な用語を含むのと同様に、そのようなポリオール ポリエステルポリマーの繰り返し単位は、同一であってもまたは異なっていても よい。そのようなポリオールポリエステルポリマーを形成する反復するモノマー (またはコモノマー)単位の数は、約2から20、好ましくは約2から12の範 囲で変化することができる。それらを調製する方法に依存して、ポリオールポリ エステルポリマーは、しばしば2から4個のモノマー単位を含有するオリゴマー 、すなわち二量体、三量体または四量体である。ここでの使用において最も典型 的なタイプのポリオールポリエステルポリマーは二量体である。 約37℃未満の完全な融点を有する液状非消化性油脂は、液状ポリオール脂肪 酸ポリエステル類(Jandacek;米国特許第4,005,195号、1977年1月 25日発行)、トリカルバリル酸の液状エステル類(Hamm;米国特許第4,50 8,746号、1985年4月2日発行)、マロン酸およびシュウ酸の誘導体の ようなジカルボン酸類の液状ジエステル類(Fulcher;米国特許4,582,92 7号、1986年4月15日発行)、α分岐鎖カルボン酸の液状トリグリセリド 類(Whyte;米国特許第3,579,548号、1971年5月18日発行)、ネ オペンチル部分を有する液状エーテル類およびエーテルエステル類(Minich;米 国特許第2,962,419号、1960年11月29日発行)、ポリグリセロ ールの液状脂肪ポリエーテル類(Hunter等;米国特許第3,932,532号、 1976年1月13日発行)、液状アルキルグリコシド脂肪酸ポリエステル類(M eyer等;米国特許第4,840,815号、1989年6月20日発行)、2つ のエーテルで架橋されたヒドロキシポリカルボン酸類(例えば、クエン酸または イソクエン酸)の液状ポリエステル類(Huhn等;米国特許第4,888,195 号、1988年12月19日発行)、液状エステル化プロポキシル化されたグリ セリンのようなエポキシドで伸長されたポリオール類の液状エステル類を含む各 種の液状のエステル化されたアルコキシル化ポリオール類(White 等、米国特許第4,861,613号、1989年8月29日発行;Cooper等、 米国特許第5,399,729号、1995年3月21日発行;Mazurek、米国 特許第5,589,217号、1996年12月31日発行;およびMazurek、 米国特許第5,597,605号、1997年1月28日発行)、液状のエステ ル化されたエトキシル化糖および糖アルコールエステル類(Ennis等、米国特許 第5,077,073号)、液状のエステル化されたエトキシル化アルキルグリ コシド(Ennis等、米国特許第5,059,443号、1991年10月22日 発行);液状のエステル化されたアルコキシル化多糖類(Cooper、米国特許第5 ,273,772号、1993年12月28日発行)液状の架橋されたエステル 化されたアルコキシル化ポリオール類(Ferenz、米国特許第5,427,815 号、1995年6月27日発行;およびFerenz他、米国特許第5,374,44 6号、1994年12月20日発行);液状のエステル化されたポリオキシアル キレンブロック共重合体(Cooper、米国特許第5,308,634号、1994 年5月3日発行);開環したオキソラン単位を含有する液状のエステル化ポリエ ーテル類(Cooper、米国特許第5,389,392号、1995年2月14日発 行);液状アルコキシル化ポリグリセロールポリエステル類(Harris、米国特許 第5,399,371号、1995年3月21日発行);液状の部分エステル化 多糖類(White、米国特許第4,959,466号、1990年9月25日発行 );および液状ポリジメチルシロキサン類(例えばDow Corningより入手できるF ruid Silicone)を含む。固体非消化性油脂または他の固体物質を、液体非消化 性油に添加して、受動的な油脂のロスを低下することができる。特に好ましい非 消化性油脂組成物は、米国特許第5,490,995号(Corrigan,1996年 発行)、米国特許第5,480,667号(Corrigan等、1996年発行)、米 国特許第5,451,416号(Johnston等、1995年発行)、および米国特 許第5,422,131号(Elsen等、1995年発行)に記載されている油脂 成分である。米国特許第5,419,925号(Seiden等、1995年発行)に は、本発明に使用できる低カロリーのトリグリセリド類とポリオールポリエステ ル類との混合物が記載されている。しかしながら、後者の組成物はより消化性の 高い油脂を与える。 部分的に結晶化した流動性のあるポリオールポリエステルを製造する連続的方 法の第一工程は、固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの実質的に全ての固体物質 が液状に溶融する温度より高い温度で、液状ポリオールポリエステル中で固体ポ リオール脂肪酸ポリエステル類を融解する工程を具える。好ましくは、組成物を 、固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの完全な融点より少なくとも10℃高い温 度まで上昇させ、そこで全ての固体ポリオール脂肪酸ポリエステルが溶融する。 この方法は、溶融した非消化性油脂組成物の温度を固体飽和ポリオールポリエス テルの結晶化開始温度未満の第1の結晶化温度に冷却し、および固体の飽和ポリ オールポリエステルが球状晶に結晶化するのに充分な時間にわたって、前記第1 のの結晶化温度において非消化性油脂組成物を静置することにより、固体飽和ポ リオールポリエステルを部分的に球状晶に結晶化させる次の行程を具える。更に 、最初の結晶化温度は、固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステル が結晶化しないように選択されなければならない。なぜなら、その結晶化は流動 性に効果的な球状晶の形成が妨げるためである。好ましくは、最初の結晶化温度 は固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステルの結晶化開始温度より 、少なくとも約1℃、より好ましくは少なくとも2℃、そして最も好ましくは少 なくとも3℃高い温度である。 本方法の次の工程は、第二の結晶化温度に組成物の温度を下げ、そして固体の ポリオール脂肪酸ポリエステルの残りの部分を結晶化させるのに充分な時間にわ たって、第二の温度に組成物を保持して、固体のポリオール脂肪酸ポリエステル の全ての残りの部分、具体的には多様にエステル化されたポリオールポリエステ ルを結晶化させる。好ましい方法においては、このステップでは結晶化の工程中 に、さらにせん断エネルギーを加える工程を含む。 好ましくは、固体の飽和ポリオールポリエステルを大きな球状晶に結晶化させ た後に、固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステルを結晶化は、よ り流動性の低い非消化性油脂をもたらす一団となった大きな凝集物粒子を形成す ることを防止する。流動性のある非消化性油脂を形成する1つの方法は、(固体 の飽和ポリオールポリエステルより形成された)球状晶の表面に固体の多様にエ ステル化されたポリオールポリエステルの一部を結晶化させ、それが固体の多様 にエステル化されたポリオールポリエステルの凝集物の粒子を用いて球状晶粒子 核を取り囲むすなわち実質的に被覆した凝集球状晶をもたらす工程を含む。ここ に示したように(凝集した固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステ ルがその表面に結晶化した球状晶核を含む)小さい凝集球状晶のサイズは、通常 約1から約50ミクロンまでである。それらは、好ましくは約1から約30ミク ロンまで、より好ましくは約1から約10ミクロンまでである。さらに固体の多 様にエステル化されたポリオールポリエステルの結晶成長速度を遅くするために 、この方法は、一般的に固体の多様にエステル化されたポリオールポリエステル が結晶化する温度範囲中を、第二の結晶化温度にゆっくり低下させる工程を含む 。 別の方法は、液状ポリオールポリエステル中に多様にエステル化されたポリオ ールポリエステルを結晶化した凝集物を形成することであり、それは第二の結晶 化温度を貫く冷却をより迅速に行うときに起きる。結晶化中に組成物に機械的せ ん断を適用することにより、小さな凝集粒子および小板が、大きな凝集粒子へと 集合することを妨げられる。せん断エネルギーはまた、大きな凝集粒子を小さな 凝集粒子に分裂させ、分解することをもたらすことができる。加えて、せん断エ ネルギーは、小さな凝集粒子の結晶構造を圧縮することが理論付けられているの で、それらの寸法や多孔度が減少される。冷却速度は通常、約3℃/分以上であ り、最高約80℃/分までであってもよい。好ましくは、冷却速度は中程度から 高いせん断攪拌を伴う。スクレープド・ウォール熱交換器(scraped wall heat e xchanger)が、典型的には約8から80℃/分の速度で、組成物の温度を迅速に 低下するのに好ましい装置である。 37℃より高い融点を有する固体の非消化性油成分を含む流動性のある非消化 性油脂である別の実施の形態においては、(貯蔵困難な(hardstock)ポリオール ポリエステルとして知られている)完全飽和ポリオールポリエステルを含む固体 の非消化性油成分は、貯蔵困難なポリオールポリエステルを直径約3から約5ミ クロンの明確に規定された球状晶に分別的に結晶化させることにより得られる。 そのような流動性のある非消化性油組成物およびその製造方法は、1997年5 月20日に出願された米国特許仮出願(代理人整理番号6650P)に記載され 、およびそこでせん断結晶化流動性ポリオールポリエステルとして参照されてい る。 固体の非消化性油成分は、飽和ポリオール脂肪酸エステル、および好ましくは、 分別結晶した流動性ポリオールポリエステルについて上述したような、多様にエ ステル化されたポリオールポリエステルを含む。せん断結晶化流動性ポリオール ポリエステルの製造方法の第一工程は、固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの実 質的に全ての固体物質が液状に溶融する温度より高い温度で、液状ポリオールポ リエステル中の固体ポリオール脂肪酸ポリエステルを溶融させる工程を具える。 好ましくは、全ての固体ポリオール脂肪酸ポリエステルが溶融する時に、組成物 を、固体のポリオール脂肪酸ポリエステルの完全な融点より少なくとも10℃高 い温度まで上昇させる。本方法の次の工程は、溶融ポリオールポリエステル組成 物の温度を固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの結晶化温度にまで冷却し、固体 ポリオール脂肪酸ポリエステルを結晶化するのに充分な時間にわたって結晶化温 度にポリオールポリエステル組成物を保持することにより、少なくとも50重量 %以上、および好ましくは80重量%以上、より好ましくは95重量%以上、お よび最も好ましくは99重量%以上として規定される固体ポリオール脂肪酸ポリ エステルの少なくとも相当な部分を、迅速に結晶化させる工程を具える。結晶化 温度は、好ましくは、固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの結晶化温度からそれ より約25℃低い温度の結晶化温度の範囲内である。最も好ましくは、固体のポ リオール脂肪酸ポリエステルの結晶化温度は、流動性のある非消化性油脂を貯蔵 する条件の温度範囲内であり、典型的には約25から約40℃、しかしより好ま しくは約25から約30℃である。一部の固体ポリオール脂肪酸ポリエステルの 相当な部分を迅速に結晶化させる工程は、典型的には約30分以内、好ましくは 約5分以内、より好ましくは約30秒以内、そして最も好ましくは約15秒以内 で達成される。 この方法もまた、結晶化温度で固体のポリオール脂肪酸ポリエステルを結晶化 する工程中に、せん断する工程を含む。結晶化の間組成物にせん断を加えること により、固体のポリオール脂肪酸ポリエステルは離散結晶および非凝集結晶小板 に結晶化することを促進される。結晶化している間せん断を行うと、得られた離 散した非凝集の結晶は、液相から分離するに充分な大きさに成長することを阻害 される。小さな結晶小板は小さな凝集粒子に凝集するが、せん断は小さな凝集粒 子が組成物を硬化を開始することが可能なより大きな凝集粒子へとさらなるクラ スタ化することを抑制すると信じられている。結晶化工程中に、せん断をポリオ ールポリエステル組成物に、約400から約8000秒-1、より好ましくは約5 00から約6000秒-1行う。 結晶化ステップは、スウェプト・ウォール、スクレープド・ウォールまたはス クリュータイプの熱交換器、または同等のスクレープド・ウォール攪拌反応器、 プレートおよびフレーム熱交換器、およびチューブおよびシェル熱交換器のよう な装置中で行われる。一般的に、そのような装置では組成物を、約0.4℃/分 から300℃/分の速度で、より好ましくは約0.8℃/分から約150℃/分 の速度で冷却する。そのような熱交換器の例としては、チェリー・バレル・ボテ ータ(Cherry Burrell Votator)、Girdler”A”装置、Sollich Turbo temperer、 およびマーガリンやショートニング工業において用いられているGroen Model#DR (C)、およびAastedチョコレート調節装置を含む。好ましい装置は、冷却材によ り外部より冷却されるチューブ内で回転するスチール製のシャフトで構成される ボテータ装置である。回転シャフトには、高回転速度で冷却した内部表面に押し 付けられる削り刃を装着しており、チューブの内表面から結晶化する組成物を連 続的に削り落とす。これらの慣用の装置の参考文献は、Greenwell,B.A.、J. Amer.Oil Chem.Soc.,1981年3月,pp.206-7;Haighton,A.J.、J.Ame r.Oil Chem.Soc.1976年,53巻,pp.397-9;Wiedermann,L.H.、J.A mer.Oil Chem.Soc.55巻,pp.826-7;Beckett,S.T.編、IndustrialChoco late Manufacture and Use,Van Nostrand Reinhold,NewYork,1988年,pp .185-9(1988年)等に記載されている。これら参考文献全ては、参照により本明 細書の一部をなすものとする。 スクレープド・ウォール熱交換器は、典型的には約8から300℃/分、好ま しくは約100から300℃/分の温度下降速度で、高せん断において迅速に温 度を低下することおよび組成物を結晶させることに関して好ましい装置である。 この装置において結晶化工程で用いられる冷却材の温度は、ポリオールポリエス テル組成物を迅速に冷却するのに充分低いが、装置の冷えた表面上にポリオール ポリエステルが多量の析出をもたらすほど低くはない。典型的には、冷却材の温 度は約−23℃から約20℃の範囲、より好ましくは約−6.7℃から約7℃の 範囲である。典型的な冷却材は液体アンモニア、塩水、および他の冷凍剤を含む 。 ポリオールポリエステル組成物を迅速に結晶化しおよびせん断して、離散した 非凝集の結晶粒子を形成する工程に引き続き、固体のポリオール脂肪酸ポリエス テルが結晶化が実質的に完了するのに充分な時間にわたって、結晶化温度で結晶 化組成物をせん断することを継続して、固体のポリオール脂肪酸ポリエステルの 離散した非凝集結晶粒子への結晶化を完了させることが好ましい。継続するせん 断工程は、より大きな凝集粒子の形成、およびせん断をしなければ大きな凝集粒 子から形成されるいかなる三次元結晶マトリックスの形成を阻害するのに役に立 つ。そのような継続するせん断は、好ましくは、結果として局部的に硬化した組 成物をもたらす可能性のある、混合容器中のデッドゾーンを形成することを回避 する。継続するせん断は、典型的には少なくとも約5分間、より好ましくは少な くとも約10分間にわたって行われる。一般的には、約1時間以下、好ましくは 約30分以下が、継続するせん断工程に必要である。結晶化工程にて用いられる それと比較してより低いせん断を必要とし、一般的にせん断速度は約10秒-1か ら約8000秒-1の範囲である。継続するせん断工程を行うのに好ましい装置は 、ポリオールポリエステル組成物中への空気の導入を除去することができ、かつ 組成物の温度を適当に制御して操作ができるような、いかなる攪拌されるジャケ ット付きの容器を含む。適当なスクレープド・ウォールのジャケット付きの開放 タンク混合機の例は、Krueter調整ケトル(temper kettle)(Beckett,pp.183-4)で ある。加えて、2つ以上に分割できる攪拌機付き熱交換器中でコンディショニン グ工程を行うことができる。結晶化ポリオールポリエステルの継続するせん断に 用いることができる他の機械装置は、Ross 410 X-3またはReadco2軸スクリュー 混合機である。 継続するせん断工程は、その中に列をなして含まれる複数の混合エレメントを 有する管材から構成される、静置ミキサ等の非機械的混合装置を用いて達成する こともできる。乱流およびせん断は、パイプ内の固定された混合刃を通過すると きに、生成物に付与される。インライン静置ミキサの製造者はKomaxおよびLight ninが含まれる。 当該技術において知られている他の成分もまた非消化性油脂に加えることがで きる、TBHQ等の酸化防止剤およびクエン酸等のキレート剤を含む。 流動性を維持しながら粒子懸濁液を生成するのに充分なレオロジーであるなら ば、非消化性油脂の一部または全部を置き換えて、消化性油脂を食用油脂懸濁剤 として使用することができる。これは、組成物にカロリー濃度を与えるという欠 点があるが、懸濁液レオロジーをさらに調整する能力を備えることができる。適 当な消化性油脂は、精製または部分的に硬化されたトリグリセリド油類、完全に 硬化したトリグリセリド類、エステル交換されたトリグリセリド油脂類、モノ− およびジ−グリセリド類、アセチル化モノグリセリド類、油脂ベースの乳化剤、 部分的に消化性の媒体鎖(medium chain)のトリグリセリド類、または所望のレオ ロジーを達成するためにブレンドされたエステル交換された媒体鎖のトリグリセ リド等が挙げられる。本出願における消化性食用油脂は、20から40℃の温度 範囲で、600P.sec(n-1)未満、好ましくは400P.sec(n-1)未満、より好まし くは200P.sec(n-1)未満、そして最も好ましくは100P.sec(n-1)未満の稠度 を有する。消化性油脂のヨウ素価は、通常21.1℃で固体油脂含有量が2%か ら12%で85から115、好ましくは固体油脂含量が3%から10%でヨウ素 価90から115、より好ましくは固体油脂含有量が3%から6%でヨウ素価1 00から115である。特に好ましい消化性油脂組成物は、26.7℃において 、113プラスマイナス3のヨウ素価および2.9プラスマイナス0.8%の固 体油脂含有量を有する部分的に硬化されたコーン油である。 消化性油脂の結晶モルホロジーは、せん断後硬化の量に影響を与える。稠度の 変化を最小とするために、β’傾向の結晶のレベルを制御することが望ましく、 それは消化性脂質全重量の13重量%未満、好ましくは10重量%未満にC16 およびC18の脂肪酸鎖の合計のレベルを制限することにより実施できる。他の アプローチは、ブレンド中に少量のアセチル化されたモノグリセリドを用いて、 α型結晶構造を形成する種晶とすることである。 C.ビタミン類 olestra(The Procter & Gamble CompanyからOlean(商標)として市販されてい る非消化性油脂)の食品添加物への利用は1997年2月に発行されており、少 なくとも脂溶性ビタミン類の吸収のいずれの妨害をも補償するために必要な量の ビタミンの補充を必要とする。従って、以下に挙げるビタミン類がolestraを含 有する食品に添加される:olestralグラム当り1.0ミリグラムαトコフェロー ルの等価物、olestralグラム当り51レチノールの等価物(レチニルアセテート またはレチニルパルミテートとして)、olestralグラム当り12IUビタミンD、 およびolestralグラム当り8μgのビタミンK。 脂溶性ビタミンA、D、EおよびKは液体である。ビタミンEアセテートは油 揚げする条件の下で安定でありかつ、スナックを作るためまたはスナックを油揚 げするために使われる非消化性油脂に直接添加することが可能である。液状のビ タミン類は非消化性油脂中での溶解性および分配性のために生化学的にそれほど 有効でない。粉末状またはカプセル化されたビタミン類は、必要な生化学的有効 性を得るためにはより溶解性が低い。いくつかのビタミン類の酸化的/熱的分解 のために、均等な分散や効能を維持することの困難が、フライ油中での粉末ビタ ミンの適用を非現実的にしている。油揚げ時の温度における非消化性油脂の粘度 は、粉末ビタミン粒子を懸濁しない。これら液状ビタミン類はいっしょにブレン ドされたり、あるいは別々に、粉末化された製品を形成することができる 粉末製品はビタミンをデンプン、砂糖、ガム類、デキストリン、ゼラチン、ま たはセルロースのような乾燥キャリアとブレンドすることによって調製される。 ビタミンは、ゲル状基質(例えばアラビアゴム、糖、デキストリン、ゼラチン、 またはその他のガム類)中にカプセル化されることもまた可能である。いかなる 慣用のカプセル製造技術およびキャリアが利用することができる。カプセル化さ れたビタミン類に関しては、米国特許第4,486,435号および5,290 ,567号を参照されたい。 粉末化されたまたは安定なエマルジョン形態における水溶性ビタミンもまた添 加することができる。 本発明において利用されるうる固形ビタミンの例としてA、B、C、D、Eお よびKが含まれる。 液状のビタミン類は、混合物の一部にもなりえる。好ましくはこれらのビタミ ン類は非消化性油脂の存在下で容易に生化学的に有効であり、および貯蔵安定性 である。天然または合成源から得られた混合トコフェロールおよびトコフェロー ルアセテートは液体として添加できる。 D.その他の成分 せん断減粘された食用油は、その他の食品成分を正確かつ精密に定量するため のキャリアにもなりえる。例示の成分は、粉末化または液体形態の油溶性の香料 、粉末化または乳化液形態の水溶性香料、ミネラル類、カルシウムのような栄養 素、着色剤、カフェイン、およびカプサイシンのような三叉神経刺激剤を含む。 E.ビタミン懸濁液 粉末またはカプセル化形態のビタミンA、B、C、D、EおよびKのようなビ タミン類は、流動性の食用油脂と均一にブレンドされ安定なビタミン懸濁液を形 成する。典型的には、このような流動性の食用油組成物は約600以下であり、 好ましくは約400未満、より好ましくは約200未満、更に好ましくは100 未満の稠度を有する。 粉末状のビタミン類は流動性の非消化性油脂に添加され、懸濁液を形成するま で混合される。好ましいプロセスは懸濁液を製造するためのバッチ式製造プロセ スである。なぜなら装置が単純かつ安価であり、懸濁液中のビタミン類のレベル の優れた制御を保証することができるからである。この油脂組成物は、重要なビ タミンの分解および懸濁液の崩壊を引き起こすことなしに、一般的に約49℃( 華氏約120度)まで熱せられる。この加熱することが、非消化性油脂の粘度を 低下させ、ビタミン懸濁液のポンプ送液性および流動性を改善する。好ましくは 懸濁液は、21℃のような室温に維持される。一度ビタミン懸濁液が形成された ならば、懸濁液中のビタミンを維持するために充分な攪拌すなわち混合を適用す ることが好ましい。使用されるまで、ビタミン懸濁液は、好ましくは不活性ガス ブランケットを有する貯蔵タンク中に保管される。 流動性のある非消化性油脂に対する粉末またはカプセル化されたビタミン類の 比率は、送出温度およびポンプ送液速度と同様に変化させることが可能である。 これらは食品製造ラインのスピードと結びつけられて、ビタミン懸濁液添加の正 確なレベルを保証する。流動性を維持するために、ビタミン粉末のレベルは50 %未満、より好ましくは30%未満、および最も好ましくは20%未満である。 ビタミン粉末の粒子サイズは、付着装置の内側直径に支配される最大サイズと関 連して変化させることができ、1000ミクロン以上の粒子径が可能である。し かし好ましくは、ビタミン粉末は、通常食品に添加される任意の塩または香料と ほぼ同じ粒子サイズを有するので、食品は均一な表面の外観および稠度を有する 。懸濁液の最終的な稠度は4000未満、より好ましくは3000未満、および 最も好ましくは2000未満である。 F.食品 ビタミン懸濁液は正確かつ精密に定量できるために、多くの種類の連続的に加 工される食品に容易に塗布することができ、そのような食品は油揚げされたまた は焼かれたスナック食品、クッキー、パン、クラッカー、プレッツェル、バー、 マフィン、パイ生地、またはローストナッツのような焼き菓子類、またはコーテ ィングしたナッツ、またはポップコーン、またはフライドポテト、鶏肉、魚、肉 等のフードサービスで使われる食品を含む。好ましい食品は加工スナック食品で あり、好ましくはスナックチップの形態である。好ましい加工スナックチップに はポテトおよびコーンチップが含まれる。例えば加工ポテトまたはコーンスナッ クチップである。いかなる形態すなわち形状のスナック食品またはその他の食品 も本発明を利用されることができ、いかなるこのような食品も油で揚げ、焼き、 あるいは別の方法で調理することができる。 好ましい実施形態において、ビタミン懸濁液は好ましい加工スナック食品に塗 布され、その方法は: (a) 約50%から約70%のデンプンベースの材料を含むシート状の生地 を形成する工程であって、前記デンプンベースの材料が i)少なくとも約3%の加水分解されたデンプンを含み、約5から約30 までのDE価を持つ少なくとも約3.2%の修飾されたデンプンであっ て、そこで、存在するいかなる乾燥し修飾されたデンプンも、加工デン プン1グラムあたり約0.4から約8グラムの水分のWAIを有する修 飾されたデンプンと; ii)デンプン1グラムあたり約6.7から約9.5グラムの水分のWAI を有する最高約96.8%までのポテトフレークと; iii)前記ポテトフレーク以外に前記デンプンベースの材料中にその他の デンプンを含有する成分が存在する場合に、前記その他のデンプン含有 成分はポテトフレークより低いWAIを有することを前提とすることと ; b)約30%から約50%の添加水と を含む工程と; (b)前記生地をシート状に形成する工程と; (c)シートからスナック片を切り取る工程と (d)非消化性油脂中で前記スナック片を油揚げする工程と; (e)前記熱いスナック片に制御された量のビタミン懸濁液を塗布する工程と を含む スナック片は、あっさりして、パリパリとした、ポリポリした触感とよりよく された風味、および約20%から約38%まで、好ましくは約30%から約36 %まで非消化性油脂含有量、および5%未満の水分量を有するスナック製品に形 成されるために充分な温度で油で揚げて調理され、およびビタミン類で強化され る。 必要に応じて、前記生地の組成物は約0.5%から約6%の乳化剤を含むこと ができる。 a)デンプンベースの材料 本発明における生地組成物の重要な成分はデンプンベースの材料である。本発 明における生地は、約50%から約70%、好ましくは約55%から約65%、 およびより好ましくは約60%のデンプンベースの材料を含む。デンプンベース の材料は、約25から100%のポテトフレークを含み、残余(すなわち0から 約75%)は、ポテト粉末、ポテト顆粒、コーン粉末、マーサコーン粉末、挽き 割りとうもろこし、コーンミール、米粉、タピオカ、そば粉、オート麦粉、豆粉 、大麦粉と同様に、修飾されたデンプン類、天然デンプン類および脱水デンプン 、および塊茎、豆果および穀物から誘導されたデンプン類(例えばコーンスター チ、小麦デンプン、ライススターチ、モチトウモロコシスターチ、オート麦スタ ーチ、カッサバスターチ、ろう質の大麦スターチ、もち米デンプン、餅米デンプ ン、スウィートライススターチ、アミオカ、ポテトスターチ、タピオカスターチ 、コーンスターチおよびこれらの混合物)のような他のデンプン含有成分である 。デンプンベースの材料は、好ましくは約40%から約90%、より好ましくは 約50%から約80%、さらにより好ましくは約60%から約70%のポテトフ レークと、約10%から約60%、好ましくは約20%から約50%、より好ま しくは約30%から約40%のこれらの他のデンプン含有成分を含んでいる。 特に好ましい本発明のデンプンベースの材料は、脱水ポテトフレークおよびポ テト顆粒より作られる。ここで、そのポテトフレークは約25%から約95%、 好ましくは約35%から約90%、およびより好ましくは約45%から約80% のデンプンをベースとする物質を含み、およびそのポテト顆粒は約5%から約7 5%、好ましくは約10%から約65%、そしてより好ましくは約20%から約 55%のデンプンをベースとする物質を含む。 他の好ましい実施の形態は、ポテトフレークでも顆粒でもない他のデンプン含 有成分を組み合わせた、ポテトフレークとポテト顆粒との混合物を用いて作られ る。典型的には、組み合わされたフレークと顆粒は、約40%から約90%、好 ましくは約50%から約80%、およびより好ましくは約60%から約70%の デンプンをベースとする材料を含み、一方、他方の非ポテトフレーク/顆粒のデ ンプン含有成分は、約10%から約70%、好ましくは約20%から約50%、 そしてより好ましくは約30%から約40%デンプンベースの材料を含む。 特に好ましいポテトフレークは、約40%から約60%の破壊された細胞、約 16%から約27%のアミロース、約5%から約10%の水分、および少なくと も約0.1%の乳化剤を含む。加えて、本発明の脱水フレークは、フレーク1グ ラム当たり約6.7から約9.5グラムの水のWAI、約100ブラベンダー単 位(BU)から約320BUの高温ペースト粘度、および約100BUから約20 0BUの低温ペースト粘度を有する。#40U.S.スクリーン上には、約40%から 約60%の脱水ポテトフレークが残る。 ポテトフレークは、生のポテトを蒸気で皮を剥くこと、皮を剥いたポテトを、 約0.25から約0.75インチ、好ましくは約0.3から約0.7インチ、お よびより好ましくは約0.35から約0.65インチ(以降、「厚切り」と称す る)の厚さにスライスすることにより調製される。 次に生の厚切りポテトを、通常、約2から約20psig(1平方インチ当たりの ポンドゲージ圧力)の圧力を有する蒸気を用いて、常圧下において調理する。厚 切りポテトの温度を、調理サイクルの最初の三分の一中は、華氏約175度(7 9℃)から華氏約212度(100℃)まで加熱し、残りの調理サイクル中は華 氏約212度(100℃)に温度を保持する。華氏約175度(79℃)から華 氏約212度(100℃)へ温度上昇は、少なくとも約30分の全調理時間であ る場合に、好ましくは約10分以上の時間にわたって行う。蒸気による調理の後 、厚切りポテトを、知られた方法により、米粒状にし、脱水し、そして粉末にす る。 スナック製品において所望の官能的特性(例えば、パリパリ感、低下したろう 質の印象、および口中での融解(mouthmelt))を得るために、デンプンベースの 材料が、約5から約30のDEを有する加水分解デンプンを少なくとも約3%含 む修飾されたデンプンを少なくとも約3.2%含むことが重要であり、ここで、 存在するいずれの乾燥修飾されたデンプンも、修飾されたデンプン1グラム当た り約0.4から約8グラムの水のWAIを有している。デンプンベースの材料中 のポテトフレークは、デンプン1グラム当たり水が約6.7から約9.5グラム 、好ましくは約7.0から約9.0グラム、より好ましくは約7.7から約8. 3グラムのWAIを有すること、および他のデンプン含有成分はポテトフレーク より低いWAIを有することも重要である。 デンプンベースの材料は、好ましくは、モチトウモロコシ、ろう質の大麦、も ち米(waxy rice)、もち米(glutinous rice)、スウィートライスおよびこれらの 混合物から成る群より選ばれる高アミロペクチン粉またはデンプン(少なくとも 約40%のアミロペクチン)を含んでいる。もし高アミロペクチン粉またはデン プンを使用するならば、デンプンをベースとする材料の約1重量%から約15重 量%、好ましくは約2重量%から約10重量%、より好ましくは約3重量%から 約6重量%のレベルで存在する。 スナック製品の所望の官能的特性を得るために、および本発明の生地のシート 成型性を得るために、高アミロペクチン粉が、生地組成物を作るのに用いられる フレークや顆粒よりも、低いWAIを有していることが重要である。好ましい高 アミロペクチン粉は、スウィートライス粉、もち米粉およびモチトウモロコシ粉 から成る群より選ばれる。特に好ましい高アミロペクチンデンプンは、National Starch and Chemical Corporation(Bridgewater,NJ)より入手でき、これら は、商標Cereal Crisp(商標)、Amioca(商標)、Hylon V(商標)(50%アミロー ス)およびHylon VII(商標)(70%アミロース)の商標のもとで販売されてい る。 b)修飾されたデンプン 本発明の生地組成物において本質的な成分は修飾されたデンプンである。(本 発明に従って修飾されたデンプンのレベルを計算するときには、ポテトフレーク または顆粒および粉に固有の修飾されたデンプン(例えば、ゼラチン状のデンプ ン等)は含まれない。) 事前にゼラチン化されたデンプン、架橋デンプン、酸修飾されたデンプン、お よびこれらの混合物から成る群より選ばれる少なくとも約0.2%の修飾された デンプンが、チップ類のパリパリ感(crispness)を改善するるのに必要である。 好ましくは約0.2%から約10%、より好ましくは約1%から約7%、および さらにより好ましくは約3%から約5%のレベルの修飾されたデンプンを使用す る。特に好ましい修飾されたデンプンは、National Starch and Chemical Corpo ration(Bridgewater,NJ)より入手でき、これらは、N-Lite(商標)(事前にゼ ラチン化された架橋デンプン)、Ultrasperse-A(商標)(事前にゼラチン化され たモチトウモロコシ)、N-Creamer(商標)46およびCorn PCPF400(商標)の商標の もとで販売されている。この材料は部分的に事前調理されたコーンミールである 。 加水分解デンプンも本発明の生地組成物に必要である。加水分解デンプンは、 相対的に低い水分レベルを有する本発明の生地の加工可能性に対して重要である 。 加水分解デンプンが存在しない場合においては、生地中の低い水分レベルが、連 続的で滑らかな伸張性のある生地シートの形成を阻害し、油揚げ中に生地が膨ら むことを妨害し、そして生地の弾性に影響を及ぼす可能性がある。生地組成物は 加水分解デンプンの含有なしにシート状にすることができるが、得られたスナッ ク製品は脂肪が高く、望ましくない固く、もろく、かつ泡状の組織を有する。 加水分解デンプンは生地組成物中に少なくとも約3%、通常は約3%から約1 5%の範囲の量で含まれる。好ましくは、加水分解デンプンは約5%から約12 %の量で含まれる。生地に含まれる適当な加水分解デンプンは、マルトデキスト リンおよびコーンシロップ固体である。生地に含まれる加水分解デンプンは、約 5から約30、好ましくは約10から約20のデキストロース当量(D.E.) 値を有する。Maltrin(商標)M050,M100,M150,M180,M200およびM250(Grain Pr ocessing社,Iowaより入手可能)が、好ましいマルトデキストリンである。D. E.値は、デキストロースを参照として加水分解デンプンの還元当量を測定した ものであり、(乾燥体ベースの)百分率で示される。D.E.値が高いほど、デ ンプン中のデキストロース当量が高い。 c) 本発明の生地組成物は約30%から約50%の添加水、好ましくは約22%か ら約40%、そしてより好ましくは約24%から約35%の添加水を含有してい る。粉やデンプン中の水のレベルは、通常約3%から約8%である。しかし、も しマルトデキストリンまたはコーンシロップ固体を溶液またはシロップとして添 加するならば、このシロップまたは溶液中の水は「添加水」として含まれる。添 加水の量は、成分を溶解または分散させるのに用いるいかなる水をも含み、およ びコーンシロップ等に存在する水も含む。 d)乳化剤 生地の加工可能性を補助するため、生地組成物に必要に応じて加えられる成分 は乳化剤である。乳化剤はいくつかの機構により作用する。第1には、水の付加 の直前に、混合機の粉を被覆することである。これは、「さくさくする」生地を 製造する粉の水分吸収を制限する。乳化剤の第2の機能は、生地全体にわたって 油脂と水分滴との分散を生成することである。これら両方の機構は、粉に含まれ るデンプンの接着を制限する傾向があり、シート成型ロールへの永久的な接着を 防止する。 乳化剤は、好ましくは、生地をシート成型する前に生地組成物に加えられる。 乳化剤を油脂中に、またはポリオール脂肪酸ポリエステル、好ましくはProcter and Gamble Companyより入手できるOlean(商標)等のショ糖脂肪酸ポリエステル 中に溶解する。適当な乳化剤は、モノ−およびジ−グリセリド類、ジアセチル酒 石酸エステル類、プロピレングリコールモノ−およびジ−エステル類、およびポ リグリセロールを含む。ポリグリセロールのモノエステル類のようなポリグリセ ロール乳化剤、好ましくはヘキサポリグリセロールが用いられる。 特に好ましい乳化剤は、約42.5%から約90%、好ましくは約50%から 約85%、より好ましくは約60%から約80%の非消化性油脂を含み、残余の ジグリセリド、トリグリセリドおよび好ましくはモノグリセリドの混合物である 。ここで、モノグリセリドのレベルは、少なくとも約30%であり、典型的には 約30%から約95%、好ましくは約50%から約90%であり、また、モノグ リセリドは約60より大きいヨウ素価(IV)、好ましくは約70から約120のヨ ウ素価、より好ましくは約80から約110のヨウ素価、さらに好ましくは約9 0から約100のヨウ素価を有する。 好ましくは、モノグリセリドは約60のヨウ素価を有し、および例えば、大豆 油、なたね油、綿実油、サフラワー種油、パーム油、パームオレイン、サフラワ ーオイル、コーン油、ピーナッツオイルおよびこれらの混合物から誘導される、 蒸留精製されたモノグリセリドである。好ましい蒸留されたモノグリセリドは大 豆油、なたね油、パームオイルおよびこれらの混合物から誘導されるモノグリセ リドを含むが、これらに限定されるものではない。 典型的な市販のモノグリセリドは、変動する量のジ−およびトリ−グリセリド を含有する。例えば、蒸留モノジグリセリドは約90%のモノグリセリドを含む のに対して、モノジグリセリド類が約30%のモノグリセリドを含む。両者とも に本発明の生地の処方中に用いることができる。 乳化剤のレベルは、引き続く(たとえば、押し出しやシート形成)工程で生地 が受け取る加工入力の量に依存する。ここで用いられるように、「乳化剤」とは 乾燥生地材料に加えられる乳化剤を意味する。ポテトフレークの場合のように、 乾燥生地材料に元来存在する乳化剤は、添加乳化剤という術語には含まれない。 特に好ましいモノグリセリドは、Danisco社(New Century,Kansas)より入手 可能なDimodan(商標)、およびArcher Daniels Midland Company(Decatur,Illi nois)から入手可能なDMG 70の商標名のもとで販売されている。 加工入力が増加するにつれ、より高濃度の乳化剤の必要性が増大する。典型的 には、もし生地をシート成型することになっているならば、乳化剤は、約0.5 重量%から約6重量%まで、好ましくは約1.0%から約5%まで、より好まし くは約2%から約4%まで、最も好ましくは約3重量%の量で、生地に加えられ る。 加工されたチップタイプの油揚げ製品を製造するのに好ましい方法および装置 は、Liepaに対して1971年12月7日に発行された米国特許第3,626, 466号に記載されており、その開示は参照により本明細書の1部をなすものと する。その装置システムは、dovals中で生地片を油揚げするかまたは生地片を圧 縮することにより加工されたチップを作るのに使用される。生地片は連続的生地 ロールからカットされ、2つの対になった穿孔された金型部分に置かれる。金型 部分の表面はいかなる望ましい形状でもよいが、好ましくは、コンパクトな方法 で包装することができる均一な形状として舟形を与えるサドル形である。穿孔さ れた金型部分の穴部は、好ましくは金型部分の表面全体にわたって均一に分布し て、加熱される油揚げ媒質(好ましくは加熱された非消化性油脂)がこれらの中 間に位置する生地部分の表面に密接に接触することを可能にし、そしてそれによ って、同物を均一な色や風合いに油で揚げる。大きさについては、約1センチメ ートルより大きな直径を有する穴は望ましくない。なぜなら、油揚げ中に生地中 に分散されている水分が蒸気へと気化し、生地が穴部を貫いて膨張する結果とし て表面の泡を形成し、そして乾燥チップを型から取り除く時に困難をもたらすか らである。好ましいものは、約0.80ミリメートルの厚みを持ち、互い違いの パターンにおいてその中心が互いに約4.75ミリメートルの均一の間隔を有す る、直径が約1.6ミリメートルである円形の穴部を持つステンレス鋼製の型が 好ましい。 その間に生地片を有する金型部分をフライヤーを通過させる。それは、その中 に適当に加熱された油脂、または食用油脂、ショートニング、または類似物のよ うな、および好ましくは非消化性油脂である、油揚げ媒体のリザーバーである。 金型部分を、生地片が油揚げ媒質に浸漬されるよう配置する。生地部分を油で揚 げるときには、それらは金型部分により油揚げ媒質から運ばれ、1つまたは複数 の実質的に直線状にフライドポテトを、最終チップ配送ベルト上に置く。 G.食品へのビタミン懸濁液の塗布 図1でビタミン懸濁液添加ステーション60を示す。最終チップ配送ベルトは 食品の流れの上にビタミン懸濁液を添加するビタミン懸濁液添加ステーション6 0にチップス61を運ぶ。ビタミン懸濁液は供給タンク66に移動され、そこか らポンプ65によって、ビタミン懸濁液はそこを通ってビタミン懸濁液の流れ6 4として投与される複数のノズル63を取り付けた多岐管62へ輸送される。ノ ズル63はそこを通って懸濁液が噴霧または流れる慣用のノズルでよく、または そこを通して懸濁液を滴らせる開放端の管であってもよい。管のサイズまたはそ のノズルの形およびサイズは、当業者が過度の実験なしに決定することができる ように、扱われる食品、必要とされるビタミン懸濁液の塗布率に依存する。一般 的には、この懸濁液の粘度に適応させることのできる慣用のオイル噴霧器を用い ることができる。複数のノズル63は、ベルトコンベアー3上の、その下を通過 する熱いチップス61の対応する列の上部に、それぞれ配置され、そしてチップ ス61の表面上にビタミン懸濁液の流れ64を配送する。 好ましい装置システムにおいて、チップス61の各々の列の上の各々のノズル は、それ自身の供給ポンプ65およびそれ自身の配管系を備えて、それぞれの供 給ポンプは供給タンク66から供給される。この配管配置は、個々のポンプまた は他の定量装置により、ビタミン懸濁液のそれぞれの流れを個別に精密に制御す ることを可能にする。必要に応じて、各ポンプの吸入口は、供給タンクから別に ポンプ送液された再循環により供給される母管から供給されて流量変化をより最 小化することができる。 別の塗布装置システムは、回転ドラムによって回転させられた製品の回転床の 上にビタミン懸濁液をポンプ送液するものである。ノズルのデザインは単一また は複数の塗布ポイントにして、製品との接触を最適化することができる。このコ ンセプトの変化形としては、運搬ベルト上で運ばれて動いている製品の移動床に ビタミン懸濁液を塗布することである。 ビタミン懸濁液の塗布率は、懸濁液中のビタミン濃度、および所望のビタミン 強化レベルに依存する。ビタミン懸濁液の濃度はビタミン懸濁液流によって与え られる製品中の消化性または非消化性の油脂の所望の量、および食品添加物申請 必要条件(Food Additive Petition requirement)に合致し、および非消化性油脂 によって引き起こされる脂溶性ビタミン類の吸収を補償するために添加されるこ とが求められるビタミン類のレベルを基準として決定される。 典型的には食用油は食品に吸収され、粉末状またはカプセルで包まれたビタミ ン類は食品表面に付着して残される。いくつかの場合においては、例えばビタミ ン懸濁液が低温(例えば約60℃以下、約35℃など)において食材に塗布され るとき、食用油は吸収されずに食品表面に美学的に不快である薄い膜を形成する だろう。ビタミン懸濁液塗布後の冷却は、表面の空隙への非消化性油脂の毛管凝 縮を可能にするように制御されなければならない。しかし油膜の出現をもたらす 吸収に対する不活性バリアを生成する可能性のある結晶化による急激な粘度の増 加を避けなければならない。 非消化性油脂Olean(商標)の場合のように、その食用油が約37度を越える融 点を有する固体成分を含む非消化性オイルである好ましい実施の形態において、 好ましくは、その食品が高温のベーキングまたは油揚げ調理器を出る時点でビタ ミン懸濁液が食品上に添加される。焼いたまたは油で揚げられた食品における余 熱は、非消化性油脂の固形成分を実質的に完全に融解することができ、非消化性 油脂がその製品のマトリクスへ容易に吸収されることを可能にし、そしてビタミ ン効能を損失なしに、食品表面に付着した懸濁化されたビタミン粉末を残す。食 品のマトリクス中への非消化性油脂の吸収は、通常、食品を油っぽい外見の無い ままにする。 もしスナックが油脂中で揚げられ、ついで油揚げされた食品の表面から油脂を 蒸気で取り除くならば、ビタミン懸濁液はスチーム除去の作業の後に油揚げされ たスナックに添加される。焼かれも油揚げもされない押出成型されるスナックに ついては、その懸濁液は押出成型機から熱い製品が出てきたときに添加される。 本発明は、反対を招く異臭を除去することができる、以前に可能であったもの より低いレベルでのビタミンの正確かつ精密な定量/添加を、可能にする。加え て、非消化性油脂は、香味マスキング剤のように機能することによって、異臭を さらにより低下させる。半固形性非消化性油脂中でビタミン粉末またはカプセル 化されたビタミン類を懸濁することは、カプセル化剤として機能することにより 、ビタミン中に発現するかもしれない異臭を制御することをさらに補助する。そ れはビタミンの配送コストをも低下させる。なぜなら、それが非消化性油脂中に 懸濁されている時には、ビタミン粉末の分配することは、より容易に制御される たこと(より少ない過剰使用および損失)、およびそのビタミン粉末は個別のビ タミン種に容易に分離しないので、粉体またはカプセル化ビタミンが狭いすなわ ち特殊な粒子サイズプロファイルを有する必要がないためである。有意なレベル の浮遊ビタミン類は発生せず、潜在的な職業的健康問題は除去される。 H.方法 a)水の吸収 一般的に、「水の吸収指数」即ち「WAI」は、調理プロセスの結果としての 任意の炭水化物ベースの材料の保水性を測定値を引用する(例えば、Anderson,R .A.,Conway,H.F.,Pfeifer V.F.,and Griffin Jr.,E.L.,1969,Gel atinization of Corn Grits By Roll- and Extrusion-Cooking.CEREAL SCIENCE TODAY;14(1):4を参照されたい)。この測定値は、通常、材料の単位 質量当たりの水の質量の比として表される。サンプルのWAIは以下の方法によ り決定される。空の遠心分離管(チューブ)の重量を小数点2ケタまで測定する 。乾燥サンプル(例えばポテトフレーク)2グラムをこのチューブ内に置く。3 0ミリリットルの水をチューブに加える。水とサンプルとを激しく攪拌し、乾燥 した塊が残らないことを保証する。このチューブを30分間にわたって、30℃ (華氏85度)のウォーターバスに据えて、10分および20分においてその攪 拌手順を反復する。つぎに、そのチューブを3000rpmにて15分間遠心分 離する。水はデカンテーションしてチューブから除去され、ゲルを後に残す。そ のチューブおよび内容物の重量を測定する。WAIは、得られたゲルの重量を乾 燥サンプルの重量で除算することにより計算される(すなわち、{[チューブお よびゲルの重量]−[チューブの重量]}/[乾燥フレークの重量]である)。 本発明には好ましい実施形態や組成物が示されているが、本発明はこの開示の 真意および範囲をさらに修飾することができる。それゆえ、本出願は、一般的原 理を用いる本発明のいかなる応用、用途または適応を含むことを意図している。 さらに、本出願は、本発明に属しおよび添付される請求の範囲内になる、当該技 術において知られているかあるいは通常の実施の範囲内に至る本開示からの発展 も含むことを意図している。b)食用油に対するレオロジー方法 非消化性油脂の稠度(K)は、錐体および平板の測定システムを備えたRheome trics制御応力レオメーターを用いて、20℃から40℃の間の温度で測定され る。錐体径は4cmで、テーパ角は2度である。食用油脂のサンプルを注意深く 平板に付着させ、次に錐体をサンプル上にゆっくりと下ろす(ギャップ=0.0 48mm)。流量測定は、長時間のせん断応力をプログラムして適用することに より行われる。せん断応力は、0から5000dynes/cm2まで、2分間で増加 させる。加えられた応力は、サンプルの変形(すなわち、ひずみ)をもたらし、 ひずみ速度はせん断速度として報告される。これらのデータを用いて、非消化性 油脂に関するlog[せん断速度]に対するlog[見掛け粘度]の流れ曲線を 作成するのに用いられる。その流れ曲線は以下の累乗則モデルに従いモデル化さ れ: 見掛け粘度=K(せん断速度)(n-1) ここで、見掛け粘度はポイズ単位(P)で示され、せん断速度は1/秒の単位 、KはP.sec(n-1)の単位の稠度、およびnはせん断指数(無次元)である。累乗 則モデルは非ニュートン材料の流動挙動を示すのに広く使用される。せん断速度 対見 掛け粘度のlog-logプロットにおいて、累乗則モデルは傾きが(n−1)の直線 である。せん断指数(n)は0から1まで変化する。nが1に近づけば近づくほ ど、材料の流動挙動はニュートン挙動に近づく。稠度(K)は、せん断速度1se c-1での見掛け粘度と等しい数値である。Kおよびnの値は、せん断の具体的な 限界内での非消化性油脂の流動挙動を示す。 c)食用油脂に関する粘度方法 非消化性油脂の粘度は、円錐と平板による測定システムを備えたRheometrics 制御応力レオメーターを用いて20℃から40℃の温度で測定する。錐体径は4 cmで、テーパ角は2度である。食用油脂のサンプルを注意深く平板に付着させ 、それから錐体をサンプル上(ギャップ=0.048mm)にゆっくりと下ろす 。せん断速度は段階的速度方法で10sec-1にセットされ、粘度はせん断を30 秒間加えた後に測定される。 d)ビタミン懸濁液に関するレオロジー方法 食用油脂の稠度方法は、固体ビタミン粒子のせん断応力に対する効果を明らか にするために、ビタミン懸濁液用に変更された。せん断速度を制御するレオメー ターを用いることは重要である。ビタミン懸濁液油脂の稠度(K)は、円錐およ び平板の測定システムを備えたPaar Physica MC100制御せん断速度レオメーター を用いて、20℃から40℃の間の温度で測定される。50mm径および平板か ら0.05mmの固定ギャップのMK23錐体が測定に用いられた。せん断速度 は、サンプルの慣性力に対抗して速度を維持するために与えられたレベルのトル クを必要とするサンプルの変形としてもたらされる。必要であるトルクはせん断 応力として報告される。これらのデータを用いて、非消化性油脂サンプルにおい て、log[せん断速度]に対するlog[見掛け粘度]の流れ曲線を作成する のに用いられる。流れ曲線は以下の累乗則モデルに従いモデル化される。 見掛け粘度=K(せん断速度)(n-1) ここで、見掛け粘度はポイズ単位(P)で示され、せん断速度は1/秒の単位 、KはP.sec(n-1)の単位の稠度、nはせん断指数(無次元)である。累乗則モデ ルは 非ニュートン材料の流動挙動を示すのに広く使用される。せん断速度に対する見 掛け粘度のlog-logプロットにおいて、累乗則モデルは傾きが(n−1)の直線 である。せん断指数(n)は0から1まで変化する。nが1に近づけば近づくほ ど、材料の流動挙動はニュートン挙動に近づく。稠度(K)は、せん断速度1se c-1での見掛け粘度と等しい数値である。Kおよびnの値は、せん断の具体的な 限界内での非消化性油脂の流動挙動を示す。 I.実施例 加工ポテトチップの製造の例 以下の組成物は加工ポテトチップを製造するのにも使用される。生地組成物A は、水35%(全生地組成物をベースとして)、乳化剤5%、および以下の成分 の混合物65%を含む。 生地組成物A 乾燥成分、水および乳化剤の混合成分を、Turbolizer(商標)中でブレンドして 、ゆるい乾燥生地を形成する(〜15−60秒)。生地は、それを連続的に供給 することにより一対のシート形成ロールを通してシート形成されて、ピンホール のない弾性のある連続シートを形成する。シート厚さは0.02インチ(0.0 5cm)に制御される。前面ロールは華氏約90度(32℃)に加熱され、およ び背面ロールは華氏約135度(57℃)に加熱される。そして、生地シートを 楕円形にカットし、華氏385度(196℃)において圧迫する油揚げ金型内で 、ビタミンEを強化したOLEAN(商標)(Procter and Gamble Company製)中で、 12秒間揚げる。生成物を型の中で約20秒間にわたって保持し、OLEAN(商標) を排出させる。得られた生成物はパリパリした触感を有する。非消化性油脂レベ ルは約30%である。乳化剤からの消化性油脂レベルは一人前30グラムに対し 0.5グラム未満である。 以下の組成物は加工ポテトチップを作るのに用いられる。生地組成物Bは、水 30%(全生地組成物をベースとして)および以下の成分の混合物70%を含ん でいる。: 生地組成物B 小麦デンプンおよびコーンミールをTurbulizer(商標)混合機中でブレンドする 。マルトデキストリンを水に溶かし、このブレンドに添加する。ブレンドをポテ トフレークと混合し、ゆるい乾燥した生地を形成する。生地は、それを連続的に 供給することにより一対のシート形成ロールを通してシート形成されて、ピンホ ールなしの弾性のある連続シートを形成する。シート厚さは0.02インチ(0 .05cm)に制御される。そして、生地シートを楕円形にカットし、華氏37 5度(約191℃)において圧迫する油揚げ金型内で、12秒間揚げる。揚げる 油脂は、綿実油、コーンオイルおよびOlean(商標)(Procter & Gamble Company より入手可能)のブレンドである。油で揚げられた小片は約38%の油脂を含有 する。 N-Lite LPは、National Starch and Chemical Company(Bridgewater,NJ)より 入手可能な架橋デンプンである。乾燥成分で構成される混合物を、大豆油の蒸留 モノグリセリドであるDonasco製Dimodan OKとProcter & Gamble Co.(Cincinna ti,Ohio)製Olean(登録商標)との15/85ブレンドと混合される。加工デ ンプンはN-Lite LP(1.5%乾燥)である。6%のもち米粉は生地のシート強 度を増加するのを補助する。乳化剤Olean(登録商標)ブレンドのレベルは生地 の5%である。連続的Turbolizer(登録商標)混合機中で15から60秒間(大 スケール)の滞留時間にわたって、添加水35%および塩0.4%をその乾燥成 分および乳化剤のブレンドと混合し、ゆるい乾燥した生地を形成する。 ビタミン懸濁液例1 BASF(Mt.0live,NJ)より入手できるビタミン類のブレンドとProcter & Gamble Company(Cincinnati,OH)より入手できるOlean(登録商標)とを表1 に示す重量比で懸濁させた。Olean(登録商標)は、綿実油のショ糖ポリエステ ルおよび約7%のオレイン酸およびベヘン酸の固体ショ糖脂肪酸オクタエステル から製造される。Olean(登録商標)を、粘度が流動性稠度55に減少するまで 、15分間にわたって150ポンド容量のHobart beater混合機中で混合した。 この段階でのOlean(登録商標)はポンプ送液可能であり、冷凍および解凍後で さえ無限に同一の粘度を保持している。全てのせん断減粘および混合は華氏75 度から80度の常温で行われた。ビタミン粉末を混合機中のOlean(登録商標) に加え、15分間にわたって混合物が均一になるまでブレンドする。ビタミン懸 濁液をタンクに移し、ノズルを有するパイプを通してベルト上の製品に直接計量 する。移液槽中のビタミン懸濁液の温度は約25から32℃である。 加工ポテトチップを生地組成物Aを用いて上述したように製造する。フライヤ ーからチップが取り出されるときに、それらをコンベアーベルトに移動させる。 フライヤーから出したチップの温度は約華氏240度(115℃)から約華氏2 60度(127℃)であった。最終製品のチップに対して0.9重量%のビタミ ン懸濁液を、熱チップに添加する。これは求められているビタミン補給量の約1 .3から1.4倍であり、および、FDA補給基準を少なくとも越えることを、 ビタミン類のいかなるロスおよび分解をも保障することと同様に確保した。そし て、チップを82℃から107℃/分の速度で冷却し、それによって、加工食品 中にあるビタミン懸濁液の非消化性油脂(および油揚げ媒質として使用された) は、固まった形態であり、必要とされる受動的液状油のロスの制御を提供するこ とを確保した。 油揚げ媒質として用いたOlean(登録商標)およびビタミン懸濁液に用いたOle an(登録商標)を含むチップ中のOlean(登録商標)のレベルは、全チップ重量 の30から33%である。 ビタミン懸濁液例2 BASF社(Mt.O1lve,NJ)より入手できるビタミン類のブレンドを、表2に 示す重量比で食用ビタミン懸濁剤に懸濁させる。ビタミン懸濁液は、Olean(登 録商標)を30分間Lightnin攪拌混合機を用いてドラム中せん断減粘すること、 およびビタミン懸濁液を約500ポンドバッチにおいて100ガロン容量Hamilt onスウェプト・ウォール攪拌機容器にて行うことを除いて、ビタミン懸濁液例1 と同様の方法で得られる。加工ポテトチップは生地組成物Bを用いて上述した方 法により製造した。食用ビタミン懸濁剤はOlean(登録商標)と大豆油のモノグ リセリドとの、重量で85/15のブレンド体である。混合トコフェロール類は 、Coviox T-70のブランド名においてHenkel Corporation of LaGrange,ILより 供給される。 以下の生地組成物サンプルを調製し、および例1および2のビタミン懸濁液を 付着することに使用される。 生地組成物C 以下の組成物は加工ポテトチップを製造するのに用いられる。生地組成物Cは 、水35%(全生地組成物をベースとして)、乳化剤5%、および以下の成分の 混合物65%を含む。: 生地組成物D 以下の組成物は加工ポテトチップを製造するのに用いられる。生地組成物Dは 、水35%(全生地組成物をベースとして)、乳化剤5%、および以下の成分の 混 合物65%を含む。: 生地組成物E 以下の組成物は加工ポテトチップを製造するのに用いられる。生地組成物Eは 、水35%(全生地組成物をベースとして)、乳化剤5%、および以下の成分の 混合物65%を含む。: 生地組成物F 以下の組成物は加工ポテトチップを製造するのに用いられる。生地組成物Fは 、水35%(全生地組成物をベースに)、乳化剤5%、および以下の成分の混合 物65%を含む。 生地組成物G 生地組成物Gは、水30%および以下の成分の混合物70%を含んで調製され る。 生地組成物H 生地組成物Hは以下の成分から合成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ツィンマーマン,スティーブン,ポール. アメリカ合衆国 45215 オハイオ州 ワ イオミング ヒルクレスト ドライブ 446

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 流動可能な食用油脂およびビタミンを含むビタミン懸濁液であって、前記 ビタミン懸濁液がポンプ送液可能であることを特徴とするビタミン懸濁液。 2. 前記ビタミンが、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKおよ びそれらの混合物から選択される脂溶性ビタミンであることを特徴とする請求項 1に記載のビタミン懸濁液。 3. 30%までのビタミンを含むことを特徴とする請求項2に記載のビタミン 懸濁液。 4. 前記食用油脂が、脂肪酸が8から22までの炭素原子を有する脂肪族飽和 または不飽和脂肪酸から選択されるスクロース脂肪酸ポリエステル、ポリシロキ サン、アルコキシル化されたグリセロール脂肪酸エステル、およびそれらの混合 物から成る群から選択される非消化性油脂であることを特徴とする請求項2に記 載のビタミン懸濁液。 5. 前記非消化性油脂が、10秒-1の速度における10分間にわたる定常剪断 の後に、華氏100度において1ポイズ未満の粘度を有することを特徴とする請 求項4に記載のビタミン懸濁液。 6. 食品をビタミンで強化する方法であって、 1)ビタミンおよび食用油脂を含有する流動可能なビタミン懸濁液を調製す る工程と、 2)前記ビタミン懸濁液の制御された量を前記食品に添加する工程と を具えたことを特徴とする方法。 7. 前記工程1)の調製する工程が、 i)流動可能な食用油脂を調製する工程と ii)前記流動可能な油脂を前記ビタミン類と混合して前記流動可能なビタ ミン懸濁液を調製する工程と を具えたことを特徴とする請求項6に記載の方法。 8. 前記流動可能な食用油脂が、20〜40℃の温度範囲内において600P .sec(n-1)未満の稠度を有する非消化性油脂であることを特徴とする請求項 7に記載の方法。 9. 前記食品が前記ビタミン懸濁液の前記食用油脂の固体成分を完全に融解す るのに充分な温度にあり、および前記ビタミン懸濁液が前記食品表面に計量して 供給され、前記ビタミン懸濁液の前記食用油脂が融解して前記食品中に吸収され ることを特徴とする請求項6に記載の方法。 10. 前記食品が加工スナックであることを特徴とする請求項9に記載の方法 。
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