JP2000513254A - スノーボードビンディング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ビンディングは、ブーツ（２１４）に連結された上部締め具（２３０）と、ボード（２１８）に連結された下部締め具（２１０）と上部及び下部締め具の一方に取付けられた連結器（２２０）と、上部及び下部締め具の他方に取付けられた連結取付部（２２２）とを有している。ユーザがブーツを下部締め具の上に踏み込んだとき連結取付部と連結器は自動的に互いに係合し、上部締め具を下部締め具にロックして、かつ、上部締め具が下部締め具にロックされたとき、上部締め具が下部締め具に対して回転可能とする。解放アクチエータ（３６０）が、連結器と連結取付部との係合を解除するように作動する。ロック（４００）が、ブーツをボードに対する選択された回転位置にロックする。連結器はつば（２３６）とつば内に配置されたスリーブ（２３４）とを有している。つばはスリーブに対して回転可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 スノーボードビンディング この出願の主題は１９９６年６月２５日に出願された仮特許出願番号第６０／ ０２０，４０４に最初に出願された。 この発明はスノーボードに関し、より詳細には、ブーツが自由に回転でき、従 って乗り手がスノーボードをしている間、スノーボードに対する乗り手の足の位 置を自由に回転できるようにスノーボードにブーツを取り付けるビンディングに 関する。また、この発明のビンディングは、乗り手が選択したスノーボードに対 する角度のスタンス位置でスノーボードにブーツを素早く着脱可能にする特徴を 有する。 発明の背景 スノーボードはサーフィン、スケートボード、およびスキーの特徴の併せもっ たスポーツである。スノーボードはスケートボードより長いがサーフボードより 短かく１枚スキーとして使用される。一般に、乗り手のブーツを受け入れるビン ディングはスノーボードの固定位置に取り付けられるが、スキーのように自動解 放機能が無い。衝撃によって解放するビンディングをスノーボードに使用するこ とは望ましくないと考えられている。これは、スキーと異なり、乗り手の両足が 同じ板の上にあり、いずれか一方の足のみが解放すると乗り手がけがをするから である。 公知の固定されたスノーボードビンディングはすべてスノーボードとブーツと の間の動きを防止し、スノーボードに対するビンディングの取付け位置でビンデ ィングを手動で解放することしかできない。スノーボードの位置でビンディング を手動で解放することしかできないというこの設計自体がケガをしたり死にいた る原因になっていた。例えば、３人の乗り手の死が知られており、このうち少な くとも２人は窒息死である。これは、雪の中に埋もれた後ビンディングに手が届 かず、はずすことができなかったためである。ビンディングを容易にはずすこと ができなため雪に埋もれると、スノーボードがアンカーとなって乗り手の脱出を 阻む。 スノーボード上の乗り手の足のスタンス位置は、乗り手の足の中心線（長手方 向）とスノーボード自体の中心線（長手方向）との間に形成された角度関係に関 連する。スタンス位置は、スノーボードの休止時間中に乗り手がスノーボードに 対する特定の固定関係でビンディングをセットすることにより選択される。選択 されたスタンス位置の特定の角度は、スノーボードの長手方向即ち中心線に対し て横方向あるいは斜め方向にビンディングが配置される基準位置からの角度に関 連する。例えば「０」度はビンディングが基準位置に設定され、エッヂからエッ ヂまでスノーボードを横切って真すぐに延びていることを意味する。ビンディン グを基準位置からスノーボードの前端方向に向けて設定すると「０」度より大き な角度になり、ビンディングを基準位置からスノーボードの後端方向に向けて設 定すると「０」度より小さな値となり（−）符号で示される。一般に前足のビン ディングは０度乃至６０度の間のスタンス位置に設定され、後ろ足のビンディン グは−５度乃至５５度の間のスタンス位置に設定される。フリースタイルの乗り 手は安定のためにスケート／サーフィンスタンスにおいて略斜め方向に位置する ように低角度にビンディングを設定する。すなわち前足のビンディングは０度乃 至２０度の間に設定され、後足のビンディングは５度乃至−１５度の間に設定さ れる。アルペンのライダはレースや積極的なカービングのためにスキーのポジシ ョンに近い大きな角度にビンディングを設定する。すなわち、前足のビンディン グは４０度乃至６０度の間に設定され、後足は３５度乃至５５度の間に設定され る。フリーライダは安定度と積極的なカービングとの組み合わせを考慮して角度 を中間の値に設定する。すなわち、前足のビンディングは２０度乃至４０度の間 に設定し、後足のビンディングは１５度乃至３５度の間に設定する。それゆえ、 選択された設定スタンス位置は、乗っている間に遭遇する地形や種々の条件とは 無関係に、１つの設定された位置からスノーボードに伝達される力を制限する妥 協案である。 発明の要約 上述した問題に対するこの発明の解決方法は、スケーティング、滑走、リフト 登山、乗り降り、および斜面で遭遇する種々の地形に適応するように、スノーボ ードをしている間、乗り手のスタンス位置を自然な態様で変更可能にする特徴を 有するビンディングを提供することである。ビンディングのこれらの特徴により 、ブーツが自由に回転し、乗り手がスノーボードをしている間のスノーボードに 対する乗り手の足の位置が自由に回転するように、ブーツをスノーボードに取り 付けることができる。乗り手は、自然な態様でどのようなスタンス位置からでも スノーボードに力を伝達することができるので、乗り手及びスノーボードの操作 性と安定性を高めることができるとともに、乗り手は乗っているときに遭遇する 個々の状況に必要なスタイルを瞬時に調節することができる。 この発明の他の解決方法は乗り手がスノーボードに対して所望の角度スタンス 位置を選択することが可能な特徴を含むビンディングを提供することである。こ れらの特徴を備えたビンディングは乗り手が選択した角度のスタンス位置でのブ ーツのスノーボードへの迅速な脱着を可能にする。 この発明の第１の態様によれば、ビンディングは、ブーツに結合される上部締 め具と、ブーツに結合される下部締め具と、上部締め具および下部締め具の一方 に装着された連結器と、上部締め具および下部締め具の他方に装着された軸継手 取付部とを有する。軸継手取付部と連結器は、自動的に互いに係合するように構 成され、ユーザが下部締め具にブーツを入れるときに上部締め具を下部締め具に 固定し、上部締め具が下部締め具に固定されているとき下部締め具に対して上部 締め具を回転可能にする。 この発明の他の特徴は１つ以上の以下の特徴を有する。 連結器と軸継手との係合を解除するための脱着アクチュエータを備える。 ボードに対して選択された位置にブーツを固定するためのロック機構を備える 。 連結器は、つばがスリーブに対して回転可能なようにつばとつば内に配置され たスリーブを有する。脱着アクチュエータはつばに取り付けられ、つばを回転す るように作用して軸継手取付部から連結器を切り離す。スプリングは、回転に対 してつばを付勢する。ロック機構はつばの位置を固定する。 連結器はボールベアリングを有し、スリーブはボールベアリングが位置する開 口部を有する。つばはボールベアリングに当接するための複数の内面を形成する 内壁を有する。スリーブは軸継手取付部を受け入れる通路を形成する。スリーブ 開口部内のボールベアリングの位置は貫通孔内の軸継手取付部の存在により影響 される。連結器はスプリングとスリーブ通路内に位置するスプリングプランジャ を有する。 連結器取付部はボールベアリングが部分的に包囲された円周みぞを有する。軸 継手取付部は、軸継手取付部の回転中に円周みぞに沿ってスライドするボールベ アリングによりスリーブに対して回転可能である。 下部締め具はスロット切欠きを有した合わせリングを有する。ブーツに取り付 けられたロック機構は、ボードに対して選択可能な回転位置にブーツを固定する ように切欠きに選択的に位置決め可能である。ロック機構はボードに対してブー ツの回転を制限するためにスロットに選択的に位置決め可能である。 合わせリングは複数の切欠きを有することが可能である。下部締め具はさらに スペーサと取付板を有する。合わせリングは、取付板に対して選択された位置に 固定される。 ブーツの下部面はボードの上面と当接し、力が直接ブーツからボードの上面に 印加可能である。 連結器は実質的にブーツの中央部に位置し、連結器の取付部はボードの縦方向 の中心線に実質的に位置する。 この発明の他の態様によれば、第１部材に結合可能な上部締め具と、第２部材 に結合可能な下部締め具と、前記上部締め具および下部締め具の一方にに装着さ れた連結器と、前記上部締め具および下部締め具の他方に装着された軸継手取付 部とを有する連結装置が提供される。軸継手取付部と連結器は線形動作により互 いに係合するように構成され、上部締め具を下部締め具に固定し、上部締め具が 下部締め具に固定されているとき、下部締め具に対して上部締め具を回転可能に する。軸継手取付部と連結器は連結器上のロック機構のねじれまたは回転動作に よりロックが解除される。 この発明の他の態様によれば、ブーツがボードにかつ第１位置に固定されるよ うにボードにブーツを取り付けるステップと、ブーツがボードに固定されている 間、ボードに対してブーツが回転可能なようにロック機構の掛け金をはずすステ ップと、ブーツを回転するステップと、第２位置において、ブーツがボードに固 定されるようにロック機構の掛け金をかけるステップとを有する、ボードに対し てブーツの回転位置を調節する方法が提供される。 この発明の他の態様によれば、ブーツがボードに対して掛け金がかけられ第１ 位置に固定されるようにボード上にブーツを入れることによりボードに対してブ ーツを取り付けるステップと、解除アクチュエータを作動させてボードからブー ツをはずすステップと、ブーツがボードに固定され、第２位置に固定されるよう にボード上に再びブーツを入れるステップとを有する、ボードに対してブーツの 回転位置を調節する方法が提供される。 さらに、この発明の他の態様によれば、ブーツがボードに固定されるが、回転 可能に固定されないようにボード上にブーツを入れることによりボードにブーツ を取り付けるステップと、スプリングで付勢された掛け金が自動的に停止部と係 合して固定位置にブーツを固定するまでボードに対してブーツを回転するステッ プとを有する、ボードに対してブーツの回転位置を調節し固定する方法が提供さ れる。 この発明によれば、ボードに対してブーツを迅速に取付けおよび解放すること ができるとともに、ブーツがボードに対して固定された状態で、ブーツをボード に対して回転させることができ、さらに、ボードに乗っているときに、ボードに 対して所望の位置に固定できるように、ブーツを回転することができるという効 果を有する。 図面の簡単な説明 図１はブーツとスノーボードに装着されたこの発明のビンディングの概略図で ある。 図２は図１のビンディングの上部装着板の斜視図であり、図２Ａは上部装着板 の内部取付部の斜視図を、図２Ｂは上部装着板の外側収納部の斜視図を、図２Ｃ は上部装着板の分解組み立て図を、図２Ｄは上部装着板のインターロックリング の断面図である。 図３は図１のビンディングの下部装着板の斜視図であり、図３Ａは下部装着板 の分解組み立て図を、図３Ｂは下部装着板の合わせリングの他の実施例の斜視図 である。 図４は上部装着板の固定つめの図である。 図５はブーツ、ビンディング、およびスノーボードが結合された他の実施例の 断面図である。 図６はビンディングが解放位置にある状態の、図５のブーツの底部の底面図で ある。 図７は図５のビンディングの、雄コネクタ、ボード取付板および合わせリング の上面図である。 図８は図５のビンディングのラッチ機構、ブーツ取付板および合わせリングの 断面図である。 図９は図５のビンディングの軸継手解放機構を有するブーツの側面図である。 図１０は図５のビンディングの合わせ解放機構を有するブーツの側面図である 。 図１１は図５のビンディングの内板の支柱を有するブーツの底面図である。 図１２は図１１の内板の支柱の雄部の断面図である。 図１３は図１１の内板の支柱の雌部の断面図である。 図１４は図１１の内板の支柱の上面図である。 図１５は図５のビンディングのブーツ取付板の上面図である。 図１６は図５のビンディングのスノープランジャの断面図である。 図１７は図５のビンディングのスノーボード取付板の上面図である。 図１８は図５のビンディングの雌連結器スリーブの断面図である。 図１９は図５のビンディングのスナップリングの上面図である。 図２０は図５のビンディングの８つのボールベアリングの平面図である。 図２１は図５のビンディングの外側ベアリングつばの断面図である。 図２２は図２１の外側ベアリングつばの上面図である。 図２３は図５のビンディングの雄連結器の側面図である。 図２４は図２３の雄連結器の上面図である。 図２５は図５のズボンに取り付けられたビンディングの解放ケーブルの構成の 側面図である。 図２６は図２５のズボンに取り付けられた解放ケーブルの構成の付属の、解放 および合わせの引っ張りケーブルの前面図である。 図２７は図２６の付属の、解放および合わせの引っ張りケーブルの上面図であ る。 好ましい実施例の説明 図１を参照すると、スノーボードビンディング２１０はスノーブーツ２１４に 結合された上部装着板２１２と、スノーボード２１８に結合された下部装着板２ １６と、上板２１２に装着された連結器２２０と、下板２１６に装着された軸継 手取付部２２２を有する。軸継手取付部２２２と連結器２２０は、ユーザがブー ツ２１４を下板２１６に入れるとき、互いに自動的に係合して上板２１２を下板 ２１６に固定する。上板２１２が下板２１６に固定された状態で、上板２１２は 下板２１６に対して自由に回転する。軸継手取付部２２２と連結器２２４は、単 にストラップ２２４を引っ張るだけで、係合が解除される。これにより、上板２ １２が下板２１６からはずれ、ユーザはボード２１８から降りることができる。 図２乃至２Ｂを参照すると、上板２１２は外側収納部２３０および内側取付部 ２３２を含む。（内側取付部２３２が図２および図２Ｃの向きと逆向きに示され ている）図２Ａに示すように、内側取付部２３２を、内側取付部２３２とネジ（ 図示せず）でブーツ２１４の底２１５に装着するための複数の穴２５０を有する 。外側収納部２３０は、外側収納部２３０の穴２５２に収容され、かつ、内側取 付部２３２のネジ穴２５４に受け入れられた（図示しない）ネジにより、内側取 付部２３２に取付けられる。 図２Ａおよび２Ｃを参照すると、連結器２２０は、内側取付部２３２の円形部 分２５７により形成された開口部２５６内に押圧嵌合される、径の短い端部２３ ５を有する雌連結器スリーブ２３４を含む。連結器２２０はさらに内壁２４０に より形成された貫通孔２３８を有する外側ベアリングつば２３６を含む。組み立 てるときは、連結器のスリーブ２３４はつば２３６（図２Ａ）の孔２３８内に配 置される。ボールベアリング２４２は連結器のスリーブ２３４の中を延びる開口 部２４４に配置される。つば２３６の端部２４６が長い径の領域２４９により形 成されるスリーブ２３４のたな２４８に接するようにつば２３６を連結器のスリ ーブ２３４上に配置することにより、ボールベアリング２４２はつば２３６の内 壁２４０に当接することができる。 以下、上板２１２を下板２１６に固定するように作用するボールベアリング２ ４２と内壁２４０との間の相互作用について述べる。 つば２３６は内側取付部２３２とたな２４８との間に取り付けられるが連結器 スリーブ２３４に対して回転可能である。図２Ａを参照すると、連結器スリーブ ２３４の端部２５８は外側収納部２３０の開口部２６０内に収納される（押圧嵌 合されるのではない）。後述するつば２３６の作動ハンドル２６２は外側収納部 ２３０の切欠き２６４に位置する。さらに、外側収納部２３０には後述する固定 つめ３８０が装着される。 連結器スリーブ２３４は通路２７０を形成して、その中にスプリング２７２（ 図２Ｃ）、例えば米国イリノイ州にあるSmally of Wheeling社により製造された 、部品番号CO87-M6-S17の波ばね状に形成されたステンレス鋼スプリングが配設 される。スプリングプランジャ２７４は摺動可能に通路２７０内に収納され円周 方向にスプリング２７２を取り囲む。通路２７０は連結器スリーブ２３４を通っ て完全に延びず、径の短い開口部２７３内で終端する。図２Ｄを参照すると、イ ンターロックリング２８０が、リング面２８０が連結器スリーブ２３４の面２８ ４とが互いに接触するように、開口部２７３内に押圧嵌合される。ネジ２８６は リング２８０の貫通孔２８８内に収納され貫通孔２８８のたな２９０に当接する 。スプリングプランジャ２７４はその中にネジ２８６がねじこまれる、内部がネ ジ切りされたシャフト２９２を有する。力がスプリングプランジャ２７４に対し て矢印２９４の方向に印加されると、スプリングプランジャはスプリング２７２ による印加された力に抗して移動し、スプリングを圧縮し、ネジ２８６は貫通孔 ２８８内を摺動する。 図３および３Ａを参照すると、下板２１６はスペーサあるいはボード保護板３ ００、合わせリング３０２、および取り付け板３０４を有する。下板２１６をボ ード２１８に装着するために、それぞれ取付板３０４のネジスロット３０８、３ １０とボード保護板３００を貫通するネジ３０６が設けられ、このネジが、ボー ド２１８のビンディング取付穴（図示せず）にねじ込まれる。取り付け板３０４ のエッジ３１２は、下板２１６がボード２１８に装着されると、合わせリング３ ０２のたな３１４に当接して取付板３０４とボード保護板３００との間に 合わせリングを取り付ける。 ボード保護板３００、合わせリング３０２、および取り付け板３０４が図３に 示すように組立てられると、ボード保護板３００に装着されたボルトが取り付け 板３０４の穴を通して延びる。軸継手取付部２２２はネジ切りされた貫通孔３２ ０を形成し、ボルト３１６にこれをネジ止めすることにより下板２１６に装着さ れる。合わせリング３０２は後述する３つの切欠き３２２、３２４、３２６を含 む。あるいは、合わせリング３０２は図３Ｂに示すように複数の切欠きをを含む 。ボード保護板３００は下板２１６から省略することもできる。あるいは、１つ 以上のボードをスペーサとして用いてボードとブーツとの間の締め具合を調節す ることも可能である。 次に、連結器２２０のロック動作に戻る。図２Ｃを参照すると、スプリングプ ランジャ２７４が連結器のスリーブ２３４に配置されると、スプリングプランジ ャ２７４の壁３４０は、開口部２４４内で半径方向外方付勢にかつ、つば２３６ の内壁２４０に対してボールベアリング２４２を付勢するように作用する。内壁 ２４０は最外周面３４２、傾斜面３４４、および最内周面３４６を有する。ボー ルベアリング２４２が外方向に付勢されると、つば２３６は、すべてのベアリン グ２４２に接するのは最内周面３４６ではなく、内壁２４０の傾斜面３４４であ るように強制的に回転させられる。 再び図２Ａを参照すると、例えばステンレス鋼スプリングから形成され、0.24 0インチの外径と、1.000インチの長さと、0.040インチの線径を有する拡張スプ リング３５０が、スプリングプランジャ２７４により印加される外方向の力に抗 して作用するつば２３６のハンドル２６２に力を印加する。拡張スプリング３５ ０によりハンドル２６２に印加された力は、スプリングプランジャ２７４の方向 と逆方向に、内壁２４０の最内周面２４６がボールベアリング２４２に接する位 置の方へ回転するように作用する。内壁２４０に装着されたピン３５１はアーム ２６２のスロット３５３内を摺動し、つば２３６の工程を制限する。 ブーツ２１４をボード２１８に装着するとき、軸継手取付部２２２を用いて、 スプリング２７２に抗して作用するスプリングプランジャ２７４に、矢印２９４ の方向に力を加える。この軸方向の負荷によりスプリングプランジャ２７４がさ らに連結器２３４に押し込まれボールベアリング２４２を通過させ、通路２７０ 内に軸継手取付部２２２を位置させる。ボールベアリング２４２に、最内周面２ ４６が当接して、ボールベアリング２４２を内方に付勢するように、スプリング ３５０がつば２３６を回転させるように作用すると、ボールベアリング２４２は 円筒状の軸継手取付部２２２内の円周方向のみぞ３５２（図３ａ）に押し込まれ るスプリング３５０の作用は、ボールベアリング２４２をみぞ３５２の内方向に 付勢することにより、通路２７０内に軸継手取付部２２２を効率よく固定する。 このようにして、上板２１２が下板２１６に固定された状態で、ボールベアリン グ２４２とみぞ３５２との間の摺動接触により、上板は下板に対して自由に回転 することができる。 上板２１２が下板２１６に対して固定される、すなわちボールベアリング２４ ２を外方向に移動可能にするつばの回転を防止することをさらに確実にするため に、固定つめ３８０にピン３８２が設けられ、このピン３８２は最内周面３４６ がボールベアリング２４２に当接するようにつば２３６が位置すると、つば２３ ６内の穴３８４内に収納される。 図４を参照すると、固定つめ３８０はピボット支柱３８６により外側収納部２ ３０内の切欠き３８５内に取り付けられる。ピボット支柱３８６はカバー３９０ 内の穴３８８を通って延び外側収納部２３０の植え込みボルト３９２に押圧嵌合 される。例えば、ステンレス鋼スプリングで形成され、0.860インチの外径と、1 .125インチの長さと、0.029インチの線径とを有する拡張スプリング３９４は、 ピンと穴が合わされたとき、ピン３８２がつばの穴３８４内に位置するように、 つめ３８０が支柱３８６の回りを回転するように作用する。 ブーツ２１４をボード２１８からはずすために、ユーザはケーブル３６０（図 ２Ａ）に取り付けられたストラップ３６０を引っ張る。ケーブル３６０は外側収 納部２３０内のみぞ３７０、３７２内に位置する。ケーブル３６０は一端部３６ １がネジ３６２によりアーム２６２と結合される。ケーブル３６０は他端部３６ ３がつめ３６０に結合される。ケーブル３６０を引っ張ると、つば２３６の最外 周面３２４がボールベアリング２４２と合わせされるようにつば２３６が回転す るとともに、ピン３８２がつば穴３８４から出るようにつめ３８０が回転し、 軸継手取付部２２２を連結器２２０からはずす。従って、切り離しはつば２３６ の回転運動により行われる。ブーツ２１４を引っ張ると、ボールベアリング２４ ２は軸継手取付部２２２内のみぞ３５２から強制的に引き出され、ブーツ２１４ をボード２１８からはずすことができる。 図１を参照すると、外側収納部２３０はボード２１８に対してブーツ２１４を 回転可能に固定するロック機構４００を有する。ユーザはロック機構４００をハ ンドル４０２で作動する。図２Ａおよび２Ｂを参照すると、ロック機構４００は 外側収納部２３０のサイドアーム４０６内に収納されたプランジャ４０４を有す る。ハンドル４０２を回転させることにより、プランジャ４０４は、例えばステ ンレス鋼のスプリングにより形成され、0.240インチの外径と、1.000インチの長 さと、0.040インチの線径とを有する拡張スプリング４０５の作用によりサイド アーム４０６内でプランジャ４０４が摺動する。この拡張位置において、プラン ジャ４０４は外側収納部２３０の底面を超えて延びている。 図３を参照すると、プランジャ４０４は、切欠き３２２、３２４、３２６のう ちの１つに合わせされたとき、延びることができる。この作用によりブーツ２１ ４がボード２１８に対して、切欠きの長さにより回転できる量を制限する。プラ ンジャ４１４が切欠き３２２内に位置すると、ブーツは回転的に固定される。合 わせリング３０２は所望の度合いの足の角度に調節可能である。切欠きにより、 例えば右または左のブーツが谷側に対して効き足となるようにブーツの角度を選 択することができる。合わせリング３０２は、さらにカスタマイズ可能にするた めに異なる幅の切欠きを持つ合わせリングと互換性がある。 図５乃至１０を参照すると、この発明の回転可能な瞬時結合および解放可能な ビンディング１５の例示実施例が示される。ビンディング１５はブーツ２０とス ノーボード１０との間に採用される。ビンディング１５は、乗り手によりビンデ ィング１５の合わせリング１０４上で選択されたスロット位置により決定される 、あるスタンス位置とそのスタンス位置に対する２０度、３０度、４０度の角度 位置までブーツ２０、すなわち乗り手の足を回転可能に調節可能にする。しかし ながら、あらかじめスロットが形成された合わせ穴１０６には回転は制限されず 、ビンディング１６の解放リング９５をブーツ２０側に取り付けられた解放リン グ フック９６に装着するだけで３６０度回転させることができ、スノーボードをし ている間無制限に回転可能である。 図５を参照すると、ビンディング１５の例示実施例を示し、基本的に以下のも のを有する。（１）内部ブーツ板３０、スノープランジャスプリング板４０およ びスノーブーツ２０の底部に取り付けられたブーツ取付板５０により形成された 上部装着手段、（２）スノーボード１０の上部に取り付けられたボード取付板１ ００により形成された下部装着手段、（３）上部装着手段を下部装着手段に結合 してスノーボード１０に対してスノーブーツ２０を回転可能にするベアリング手 段であって、ブーツ取付板６０に固定された雌連結器スリーブ６０と、雌連結ス リーブ６０を取り囲むように固定された外側ベアリングのつば７０により形成さ れたベアリング手段と、（４）ベアリング手段の外側ベアリングつば７０に装着 されたビンディング解放ケーブル８０解放手段であって、引っ張られると、外側 ベアリングのつばを非固定位置に移動し、解放されると、外側ベアリングつば７ ０を固定位置に戻すことができる解放手段と、および（５）下部装着手段のブー ツ取付板５０に取り付けられたラッチ機構９０により形成され、引っ張られると ボードから取り付け板１００を切り離し、乗り手の角度スタンス位置を自由な回 転状態に変更可能にするラッチ解除ケーブル９２を有するラッチ手段。ボード取 付板１００は、ベアリング手段の雌連結器スリーブ６０と、ベアリング手段の一 部を構成するボード取付板１００の中央雄連結器１０２との間に回転可能に支持 されるベアリング手段のボールベアリング６４を介して、ブーツ取付板５０に回 転可能に結合される。 図５、６、１１、１６、および１７に示すように、ビンディング１５の上部固 定手段はさらに、ブーツ取付板５０とスノープランジャ板４０とスノーブーツ２ ０の底部に固定する取付ネジ５１を有する。スノープランジャ板４０はテーパの ついたスプリング４１とプランジャ４２を取り付ける隆起した円形領域を有する 。 図５および１８に示すように、ベアリング手段の雌連結器スリーブ６０は肩６ １を有し板５０内の凹部を有する中心穴５３に楔６２で固定することによりブー ツの取付板５０に固定される。雌連結器スリーブ６０はその中にテーパのつい たボールベアリング穴６３が形成され、ボールベアリング６４を抜けることなく 内方向に移動可能にする。 図５、６および１８乃至２２に示すように、ベアリング手段はさらにスナップ リング６６および停止ピン６５を有する。外側ベアリングのつば７０は、雌連結 器スリーブ６０に固定され、そこから延びて、スナップリング６６により保持さ れ、外側ベアリングつば７０の上部環状のエッジに形成されたストップピンノッ チ７１に嵌合される停止ピン６５により設定された、プリセットされた円弧の回 転を介して雌連結器スリーブ６０に対して回転可能である。外側ベアリングつば ７０は、解放手段のビンディング解放ケーブル８０が引っ張られるとと、ボール ベアリング６４を開位置に回転可能にする、内部の円周方向に離間したみぞ７２ を有する。ビンディング解放ケーブル８０を解放すると、ベアリング手段のつば スプリング７３は外側のベアリングつば７０を固定位置に戻す。 解放手段はさらに、ビンディング解放ケーブル８０を外側ベアリングつば７０ に装着するネジ８２を有する。ネジ８２は、形成されたスプリング穴７５と直径 方向に対向する外側ベアリングつば７０に形成された切り込み７４により保持さ れる。ビンディング解放つば８０は、取付ネジ５１の１つにより板５０に装着さ れた締め付けブラケット８２によりブーツ取付板５０に固定される解放手段の外 側スリーブ８３を貫通する。ビンディング解放ケーブル８０と外側スリーブ８３ はブーツ取付板５０（図６参照）の外側エッジを通りスノーボード２０の外側に 沿って取り付けられたブーツスリーブ８５に導かれる。ビンディング解放ケーブ ル８０の端部に装着された解放手段のリング８６はブーツスリーブ８５の上に延 びる。つばスプリング７３は、２つの取り付けネジ５１（図６参照）によりブー ツ取付板５０に固定され、外側ベアリングつば７０の周辺に形成されるスプリン グ穴７５に突出した端部を有する。図５，７、８、１５、２３、および２４を参 照すると、下部固定手段はさらに下部装着手段のボード取付板１００をスノーボ ード１０の上面に取り付ける取付ネジ１０４と、ボート取付板１００内の穴１０ ７を通して、上方向に延びる雄取付ボルト１０１を有する。スペーサ１０３は、 ボード取付板１００の中央にネジ山を有する雄連結器１０２の下で使用されスノ ーボード１０とスノーブーツ２０との間の締め具合を調節可能にする。下部 固定手段の外側調節リング１０４はボード取付板１００によって保持され、合わ せリング１０４が所望の合わせスロット／穴１０６に回転可能にかつ固定可能に する。 図６、８、１０を参照すると、ラッチ手段のラッチ機構はブーツ取付板５０の 周辺のネジ山を有するラッチ穴５４に取り付けられ、そこからボード取付板１０ ０に向って延びる。ラッチ機構９０の垂直方向に移動可能なプランジャ９０Ａは 回転可能に調節可能な合わせリング１０４と合わせされ、それゆえ選択されたス ロット／穴１０６と合わせされる。ラッチ手段はさらにスリーブ９３に導出され たラッチ解放ケーブル９２と、スノーブーツ２０の外側に沿って取り付けられた ブーツスリーブ９４を有する。ラッチリング９５は、ブーツスリーブ９４の上方 に配置され、ラッチ解放ケーブル９２の端部に固定され、ユーザは、リング９５ を引っ張って、角度スタンス位置を３６０度の自由回転状態に変更するように合 わせリング１０４の選択されたスロット／穴１０６からプランジャ９０Ａを取り 外し、ブーツスリーブ９４の上方でスノーブーツ２０の側面に取り付けられた解 放リングフック９６上にリング９５を配置することによりこの自由回転状態を維 持する。 プランジャ９０Ａは上（掛け金をはずす（ラッチ解放））位置に設定可能であ る。プランジャ９０Ａが下（掛け金をかける（ラッチ））位置にあるとき、スプ リングの張力がかけられる。従って、乗り手はいくつかの方法でラッチ機構９０ の位置に関連する、ステップオン（足の踏み込み）連結−非連結動作を行うこと ができる。 乗り手はラッチを下位置にしてボードにブーツを入れブーツをボードに取り付 け、ラッチを選択されたスロット１０６に係合することができる。異なるブーツ 位置への調節は、連結器を切り離すことなくラッチを上位置に移動して、ブーツ を新しい位置に回転し、ラッチを下位置に移動して異なるスロット１０６に係合 させることにより、行うことができる。 さらに、乗り手は連結器のステップオン動作（足の踏み込み動作）のみを用い てブーツの位置を調節することもできる。ラッチを下位置にした状態で、乗り手 はボード上にステップオンしてブーツをボードに結合し、選択されたスロット １０６にラッチを係合することができる。異なる位置への調節は連結器を切り離 し、再びボード上にステップオンしてブーツを異なる回転位置に再結合しラッチ を異なるスロット１０６に係合することにより行うことができる。 さらに、乗り手は、プランジャ９０Ａをスロット１０６に合わせすることなく ラッチを下位置にしてボードにステップオンすることもできる。次に、ブーツは ボードに結合されるが、多少ブーツに回転自由度が生じる。次に、乗り手は、ボ ードに結合されたまま、プランジャ９０Ａがスロット１０６に係合するまでブー ツを回転することができる。プランジャ９０Ａにスプリングの張力がかけられて いるので、ブーツの回転移動中に遭遇した最初のスロット１０６に自動的にラッ チされる。 図９および１０はブーツの中央部およびユーザの足の付近に位置する雌連結器 スリーブ５０を示す。雌連結器スリーブ５０を３６０度回転させるために、雄連 結器１０２はボードの縦方向の中心線付近に位置する。この構成によれば、ボー ドのエッジに対するユーザのブーツのかかとおよびつま先の張り出しを同じに維 持できる。ユーザのブーツが直接スノーボードの上面に当接するように雌連結器 が雄連結器と係合する。これにより、ユーザのブーツおよび足の母指球およびか かとから加えられた力をボード面に直接伝達することができる。 図２５は、乗り手が雪に埋もれ、ブーツに手が届かず下肢に届くような事故の 場合に、乗り手にさらにアクセス可能なようにビンディング解放ケーブル８０の 拡張部がズボンの足に取り付けられる構成を示している。所望であれば、ケーブ ルは、例えば上肢のさらに高い位置あるいは腰まで拡張することができ、乗り手 の衣類のどこかに装着可能である。図２６および２７は図２５の構成の他の変形 例を示し、付属の解放および合わせ引っ張りケーブル１１１がブーツの前部に設 けられている。 上述した実施例は、ボードに１つの軸継手取付部を有する場合にブーツの中央 部にステップオン連結器が取り付けられた例を示したが、複数の連結器を使用す ることも可能である。例えば、２つのステップオン連結器を使用し、一方をブー ツのつま先に、他方をかかとに取り付けてもよい。軸継手取付部は、２つの連結 器をつま先とかかとに結合させるように２つの対応する取付部を収納するリング を有することができる。このリングは中央取付板と摺動可能に係合し、ボードと 結合している間ブーツの回転移動を可能にする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ， ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 バーガー ブラント ダブリュー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95076 ラセルヴァ ビーチ サン アン ドリアス ロード 1171

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ブーツに結合可能な上部締め具と、 ボードに接続可能な下部締め具と、 前記上部および下部締め具の一方に装着された連結器と、および 前記上部および下部締め具の他方に装着される連結取付部であって、ブーツ を履いているユーザが下部締め具に足を踏み込むと、前記連結取付部と連結器 とが互いに自動的に係合して上部締め具を下部締め具に固定し、前記上部締め 具が下部締め具に固定されているとき前記下部締め具に対して前記上部締め具 の回転を可能にする軸継手取付部とを備えていることを特徴とするビンディン グ。 ２．前記連結器と前記軸継手取付部との係合を解除するように作用する解除アク チュエータをさらに有することを特徴とする請求項１に記載のビンディング。 ３．前記アクチュエータはケーブルにより衣類に装着されることを特徴とする請 求項２に記載のビンディング。 ４．前記ブーツをボードに対して選択された回転位置に固定するためのロック機 構をさらに有することを特徴とする請求項１に記載のビンディング。 ５．前記連結器は前記上部締め具に装着されることを特徴とする請求項１に記載 のビンディング。 ６．前記上部締め具は前記ブーツの底部に装着するための取付部を有することを 特徴とする請求項１に記載のビンディング。 ７．前記取付部に装着される外部収納部をさらに有することを特徴とする請求項 ６に記載のビンディング。 ８．前記連結器は前記内部取付部に装着されることを特徴とする請求項６に記載 のビンディング。 ９．前記連結器はつばと前記つば内に配置されたスリーブとから構成され前記つ ばは前記スリーブに対して回転可能であることを特徴とする請求項１に記載の ビンディング。 10．２つの連結器と２つの対応する軸継手取付部を有し、前記連結器と軸継手取 付部は前記ブーツのつま先およびかかとと係合するように配置されることを特 徴とする請求項１に記載のビンディング。 11．前記つばに装着された解放アクチュエータをさらに有し、前記解放アクチュ エータは前記つばを回転させて、前記連結器と軸継手取付部との係合を解除す ることを特徴とする請求項９に記載のビンディング。 12．回転に対して前記つばを付勢するスプリングをさらに有したことを特徴とす る請求項１１に記載のビンディング。 13．前記つばの位置を固定するロック機構をさらに有したことを特徴とする請求 項９に記載のビンディング。 14．前記連結器はさらにボールベアリングを有し、前記スリーブは前記ボールベ アリングが位置する開口部を含むことを特徴とする請求項９に記載のビンディ ング。 15．前記つばは前記ボールベアリングに当接するための複数の内面を形成する内 壁を含むことを特徴とする請求項１４に記載のビンディング。 16．前記スリーブは前記軸継手取付部を収納する通路を形成し、前記スリーブ開 口部内のボールベアリングの位置が前記貫通孔内の軸継手取付部の存在により 影響されることを特徴とする請求項１５に記載のビンディング。 17．前記連結器はさらにスプリングと前記通路内に位置するスプリングプランジ ャとをさらに有することを特徴とする請求項１６に記載のビンディング。 18．前記軸継手取付部は前記ボールベアリングが部分的に包囲される環状のみぞ を含み、前記軸継手取付部は、前記軸継手取付部の回転中に、前記ボールベア リングが前記環状のみぞに沿って摺動することにより前記スリーブに対して回 転可能であることを特徴とする請求項１３に記載のビンディング。 19．前記軸継手取付部は前記下部締め具に装着されることを特徴とする請求項１ に記載のビンディング。 20．前記軸継手取付部は円筒状であり環状みぞに適合することを特徴とする請求 項１９に記載のビンディング。 21．前記下部締め具は合わせリングを含むことを特徴とする請求項１に記載のビ ンディング。 22．前記合わせリングは切欠きを含むことを特徴とする請求項２０に記載のビン ディング。 23．前記ブーツを前記ボードに対して選択された回転位置に固定するための選択 的に位置決め可能なロック機構をさらに有することを特徴とする請求項１に記 載のビンディング。 24．前記切欠きはスロットから構成されることを特徴とする請求項２２に記載の ビンディング。 25．前記ロック機構は前記切欠きに選択的に位置決め可能であり前記ボードに対 する前記ブーツの回転を制限可能にすることを特徴とする請求項２４に記載の ビンディング。 26．前記合わせリングは複数の切欠きを含むことを特徴とする請求項２２に記載 のビンディング。 27．前記下部締め具はさらに取付板を含み、前記合わせリングは前記取付板に対 して選択された回転位置に固定されることを特徴とする請求項２１、２２、ま たは２４に記載のビンディング。 28．前記下部締め具はさらにスペーサを含むことを特徴とする請求項２１に記載 のビンディング。 29．前記ブーツの下面は前記ボードの上面に当接して力を、前記ブーツから前記 ボードの上面に直接印加可能にすることをことを特徴とする請求項１に記載の ビンディング。 30．前記連結器は前記ブーツの中央部に実質的に配置され、前記軸継手取付部は 前記ボードの実質的に縦方向の中心線に配置されることを特徴とする請求項１ に記載のビンディング。 31．第１部材に結合可能な上部締め具と、 第２部材に結合可能な下部締め具と、 前記上部および下部締め具の一方に装着された連結器と、 前記上部締め具および下部締め具の他方に装着された軸継手取付部であって 、前記軸継手取付部と前記連結器は線形動作で互いに係合し固定するよう構成 され、前記上部締め具を下部締め具に固定して前記上部締め具が前記下部締め 具に固定されているときに前記下部締め具に対して前記上部締め具の回転を可 能 にする軸継手取付部とを備え、 前記連結器と軸継手取付部は前記連結器の回転移動により固定が解除される ことを特徴とする結合装置。 32．ボードに対してブーツの回転位置を調節する方法において、前記ブーツが前 記ボードに固定され、第１の回転位置において、前記ボードにラッチされるよ うに前記ブーツを前記ボードに取り付けるステップと、 前記ブーツが前記ボードに固定されている間、前記固定を解除して前記ボー ドに対して前記ブーツを回転可能にするステップと、 前記ブーツを回転するステップと、および 前記ブーツが第２位置において前記ボードにラッチされるように固定機構を ラッチするステップとで構成されることを特徴とするボードに対してブーツの 回転位置を調節する方法。 33．ボードに対してブーツの回転位置を調節する方法において、前記ボード上に 足を踏み込んで前記ボードに前記ブーツを取り付け、第１の回転位置において 前記ボードに前記ブーツを固定するステップと、 解除アクチュエータを作用させて前記ボードから前記ブーツを解除するステ ップと、 前記ボードに足を踏み込むことにより再び前記ブーツを前記ボードに取り付 け、第２の位置において、前記ブーツを前記ボードに固定するステップとから 構成されることを特徴とする、ボードに対してブーツの回転位置を調節する方 法。 34．ボードに対してブーツの回転位置を調節する方法において、前記ボードに足 を踏み込むことにより前記ボードに前記ブーツを取りつけ前記ボードに対して 前記ブーツが自由に回転運動可能なように前記ボード上に前記ブーツを固定す るステップと、および 前記ボードに固定されている間、回転位置が自動的に固定されるまで前記ブ ーツを回転するステップとから構成されることを特徴とする、ボードに対して ブーツの回転位置を調節する方法。 35．ボードにブーツを取り付ける方法において、ボード上に足を踏み込んで前記 ボードに対して前記ブーツの自由な回転運動が可能なように前記ボードに前記 ブーツを固定するステップとから構成されることを特徴とする、ボードにブー ツを取り付ける方法。 36．ボードに対してブーツの回転位置を調節する方法において、 ボードに足を踏み込んで前記ボードに前記ブーツを取り付け、固定位置にお いて前記ボードに前記ブーツを固定するステップと、 前記ブーツが前記ボードに固定されている間ロック機構を解除して、前記ボ ードに対して前記ブーツを回転可能にするステップとから構成されることを特 徴とする、ボードにブーツを取り付ける方法。