JP2000512441A - ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器 - Google Patents

ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器

Info

Publication number
JP2000512441A
JP2000512441A JP09518159A JP51815997A JP2000512441A JP 2000512441 A JP2000512441 A JP 2000512441A JP 09518159 A JP09518159 A JP 09518159A JP 51815997 A JP51815997 A JP 51815997A JP 2000512441 A JP2000512441 A JP 2000512441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
microwave
frequency
laser
atomic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP09518159A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3821302B2 (ja
Inventor
バーバネッツ,ウィリアム,アール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Northrop Grumman Corp
Original Assignee
Northrop Grumman Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Northrop Grumman Corp filed Critical Northrop Grumman Corp
Publication of JP2000512441A publication Critical patent/JP2000512441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821302B2 publication Critical patent/JP3821302B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/26Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using energy levels of molecules, atoms, or subatomic particles as a frequency reference

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ディジタル制御器(25)は小型化されたセシウム蒸気原子周波数原器(1)におけるマイクロ波制御信号とレーザ波長制御信号のディザ処理を時間多重化する。新しい共通のチャージ/サンプルおよびダンプ積分器(75)はレーザ電流とマイクロ波周波数の両方の(+)と(−)のディザ処理のために光検出器出力を増幅する。ディジタルプロセッサ(25)により生じるノイズに起因する積分された光検出器出力のエラーを削除するために、そのプロセッサは積分期間においては休止モードに置かれる。さらにエラーを削除するために、セシウム蒸気電気ヒータ(15)はマイクロ波信号がディザ処理される期間では通電されない。

Description

【発明の詳細な説明】 ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器 発明の背景 発明の分野 この発明は、マイクロ波発振器がレーザダイオードによってポンピングされる 蒸気の超微細周波数に。 同調されるタイプの小型化原子周波数原器に関し、特にデジタルプロセッサを用 いた発振器、レーザダイオードおよび関連する部品の制御に関するものである。 情報の背景 公知のタイプの原子時計は、マイクロ波発振器をセシウムあるいはルビジウム などの蒸気の超微細波長に同調させる。蒸気を通過した光ビームは、原子をその 基底状態から高位の状態へとポンピングしそこから原子は基底状態より上方の超 微細波長にある状態へと落ちる。蒸気の原子を高位の状態へとポンピングするに 際しての光の吸収は、光検出器(photodetector)によって検出される。基底状 態が空乏化すると、蒸気を通過して検出器に到る光が増加する。しかしながら、 マイクロ波信号が超微細波長に同調されると、蒸気の原子をポンピングするにあ たって光が連続的に吸収されるように基底状態が再配置される。このように光信 号に対する検出器の応答は、蒸気原子が高位の状態へとポンピングされる正確な 波長におけるディップ(dip )を示す。マイクロ波周波数はまた、最大限の光吸収を生成し、よって最小限の 光検出器信号を生成するために正確な超微細周波数になければならない。 安定な光源によれば、フィードバックループにおける光検出器出力回路を用い てマイクロ波発振器が正確に超微細周波数に同調される。ディップしたがって超 微細周波数にロック(lock)させるためにはマイクロ波周波数がディザ処理(di thering)される、すなわちマイクロ波が2つの周波数の間で変調される。フィ ードバック回路は、マイクロ波周波数を駆動し、光検出器のディザ処理された応 答信号が正確な超微細周波数の中央にくるようにする。 レーザビームは、蒸気の原子を励起状態にポンピングする正確な波長にレーザ をロックするためにレーザ波長をディザ処理するフィードバック回路によっても また安定化される。マイクロ波周波数およびレーザ波長を制御するアナログフィ ードバック回路は、2つの信号の変調を減結合(decoupling)するために周波数 多重化(multiplexing)を用いる。このことは、それぞれのフィードバックルー プに対して別々の位相検出器を必要とする。 原子周波数原器を有用性を非常に拡張するため、その大きさと電力の必要性を 減少させるという傾向がある。米国特許第5,192,921号は、気体セルの直径が約 6mmで18mmの長さしかない、小型化セルタイプの原子周波数原器を開示し ている。セシウムガスが用いられるとき、上記のような公知のアナログ 回路は、全体積が約25cm3よりも小さい周波数原器を生成するためにこのガ スセルと共に用いることができる。しかしながらマイクロ波およびレーザ制御ル ープのためそれぞれのフィードバック信号を抽出するために必要な別々の位相検 出器は、これらのアナログ回路の更なる小型化を制限する。 したがって、制御回路を含んだ全体のサイズが現在得られるものよりも小さい 改良された原子周波数原器に対する需要が存在する。 安定であり信頼でき、合理的なコストで製造することのできる、小さなサイズ のそのような原子周波数原器に対する関連した需要が存在する。 引き出される電力の量および必要な電力の質の両方に対する電力要求度が少な いそのような原子周波数原器に対するさらなる需要が存在する。 発明の要約 これらの需要その他は、光源の波長と、マイクロ波信号の周波数と、蒸気および レーザ温度制御およびC−フィールド電流(C-field current)を制御するため のデジタル制御器を組み込んだ原子周波数原器に関する本発明によって満足させ ることができる。 デジタル制御器は、好ましくはレーザダイオードである光源の波長を蒸気の光 学的共振周波数にロックさせるため光制御信号のディザ処理を時間多重化(time multiplex)し、無線周波 数合成器の周波数をマイクロ波の共振周波数にロックさせるためマイクロ波制御 信号のディザ処理を時間多重化する。これはレーザおよびマイクロ波制御ループ を減結合させ、原子周波数原器のためアナログ制御回路に必要な高価な位相検出 器に対する必要性をなくす。ディザ処理の間における、特にマイクロ波信号の場 合における位相検出器の出力の小さな差異を取り込むためのユニークなアプロー チにおいて、検出器信号は、充電/サンプルおよびダンプ積分器において積分さ れる。本発明の例示的な実施態様においては、マイクロ波信号の場合50の範囲 のゲインが、そしてレーザ信号の場合においては20の範囲のゲインが実現され る。レーザ信号およびマイクロ波信号のディザ処理が時間多重化されるので、共 通の充電/サンプルおよび放電積分器が用いられ、それは更に時計のサイズとコ ストを減少させる。デジタル信号プロセッサによって生成されるノイズから生じ る誤差を減少させるために、光検出器信号が積分されている間の期間、プロセッ サは休止モードに置かれる。 蒸気の動作温度を維持するための電気ヒーターは、マイクロ波空洞の動作に干 渉するので、デジタル制御器は、マイクロ波信号が積分されていない期間だけこ れらのヒーターに通電する。 図面の簡単な説明 本発明の完全な理解が、次の添付図面を参照して望ましい実施例の以下の記載 を読むことによって得られる。 図1は本発明による原子周波数原器の概略図をブロック図の 形態で示したものである。図2は図1に記載した原子周波数原器によって用いら れる様々の信号の相対的タイミングを図示するタイミング図である。 図3は図1の原子周波数原器の一部分を形成するデジタルプロセッサによって 用いられるメインソフトウェアルーチンのためのフローチャートである。 図4から7は図3のメーンルーチンによって呼び出される割り込みサービスル ーチンのためのフローチャートである。 図8は図1の原子周波数原器のためのレーザ電流制御ループを示す概略図であ る。 図9は図8のレーザ電流制御ループにおいて用いられるレーザ電流制御ソフト ウェアのためのフローチャートである。 図10は図1の原子周波数原器のためのマイクロ波周波数制御ループを示す概 略図である。 図11はセシウムヒーター制御ループの概略図である。 図12はレーザ温度制御ループの概略図である。 図13は本発明の原子周波数原器を制御するために用いられるソフトウェアの 動作状態を示す状態図である。 好ましい実施態様の説明 本発明の原子周波数原器は小型の、マイクロプロセッサをベースにした、10 MHzの発振器である。発振器の安定性は無線周波数(RF)信号をセシウムガ スの超微細遷移に同調させることによって達成される。原子周波数原器1のハー ドウェ アのブロック図が図1に示されている。原子周波数原器1は物理パッケージ3と 制御回路5を備えている。物理パッケージ3は、ここに引用により組み入れられ る米国特許第5,192,921号に記載されているような小型セシウムセル7を備える 。好ましくは物理パッケージは、これもまた引用により組み入れられる共係属出 願(W.E.58,527)に示されるタイプのものである。レーザダイオード9は、セル 7の中のセシウム蒸気をポンピングするコヒーレントな光のビームを発生する。 セシウム蒸気による光ビームの吸収は、光検出器11によって検出される。マイ クロ波信号は、蒸気セル7が中に取り付けられるマイクロ波空洞13によってセ シウム蒸気に結合される。述べたように、マイクロ波信号は、蒸気の基底状態が 再配置されレーザダイオードが連続的にセシウム原子をポンピングできるように 、セシウム蒸気のマイクロ波原子遷移周波数に同調される。蒸気セル7における 必要な蒸気圧を生成するためにそして安定な動作のために蒸気は電気ヒーター1 5によって加熱される。蒸気の温度はセシウムサーミスタ17によってモニター される。安定な動作のために、レーザダイオード9の温度もまた制御しなければ ならない。この温度は外気の状態よりも低い可能性もあるので、熱電気クーラー /ヒーター(TEC)19が用いられ、レーザダイオード9の温度がレーザサーミ スタ21によってモニターされる。C−フィールドコイル23が、外界の磁界の 影響を最小化する一様な背景磁界を生成する。さらに磁界シールド(図示せず) がセシウムセルを外界からさらに隔離する。 制御回路5の心臓は、16ビットデジタル信号プロセッサ(DSP)27および デジタルアプリケーション仕様集積回路(Digital Applications Specific Inte grated Circuit)(DASIC)29を備えるデジタル制御器25である。DSP2 7は,デジタルフィルタリングおよび制御のため最適化された専門化したタイプ のマイクロプロセッサである。例示的DSPはテキサスインスツルメントのTM S320C50マイクロプロセッサである。デジタル制御器25は、DSPのプ ログラムメモリ31の中にロードされたソフトウェアの実行を通して、そしてD ASIC29によって生成された制御およびタイミング信号を通して物理パッケ ージ3の動作を支配する。DASIC29は、DSP27に対する割り込みを生 成することを含む幾つかのタイミング機能を行う幾つかのタイマーを備える。D SP27は、それぞれ16ビットパラレルアドレスおよびデータバス33、35 および制御バス37を通じてDASIC29と通信する。DASIC29は、パ ラレルアドレスおよびデータバス33、35の上で生成されたメッセージを、R F周波数合成器47、レーザ電流調整器49、およびC−フィールド電流調整器 51のデジタルアナログ(D/A)コンバータ41、43、45へのシリアル出 力バス39上の伝送のため変換することによってDSP27に対するインターフ ェースとしての役目を果たす。理解されるように、DSP27は関連する制御パ ラメータのためのセットポイント値(set point values)をそれらのD/Aに提 供する。 DASIC29はまた、TEC19に対する電力パルス幅変調器53へ制御信 号を提供し、蒸気ヒーター15に対する電力パルス幅変調器55のための同様の 制御信号を提供する。 制御回路5はまた、光検出器11、セシウムサーミスタ17およびレーザサー ミスタ21によって生成されるアナログ信号をデジタル制御器25の中に入力す るための部品を備える。これらの信号はアナログマルチプレクサ(アナログマッ クス)61に入力され、16ビットA/Dコンバータ63によってデジタル形式 に変換される。デジタル化されるべき信号の選択は、DASIC29によって制 御リード線65を通ってアナログマックス61に供給される制御信号によって決 定される。DASIC29は、制御リード線67を通ってA/Dコンバータ63 に制御信号を提供し、選択されたデジタル化信号をシリアル入力バス69を通っ て受け取る。 アナログレーザサーミスタおよびセシウムサーミスタ信号は、それらがデジタ ル化される前に増幅器71、73によって増幅される。レーザ信号がディザ処理 される時においておよびマイクロ波信号がディザ処理される別の時において、2 つのディザ周波数における光検出器信号のレベルの差異は非常に小さくマイクロ 波信号の場合において特にそうである。したがって、光検出器信号は、以下にも っと詳細に記載される新規な積分およびダンプA/D積分器75によって増幅さ れる。この積分器はまたリード線77を通じてDASIC29によって制御され る。 以上に述べたように、レーザ信号をレーザ吸収波長にロック させた状態に維持し、マイクロ波信号をマイクロ波吸収周波数にロックさせた状 態に維持するために、公知のようにマイクロ信号とレーザ信号は両方ともディザ 処理される。しかしながら本発明によればマイクロ波信号とレーザ信号のディザ 処理は時間多重化される。レーザ信号とマイクロ波信号のディザ処理の時間多重 化のためのタイミング信号およびその他のタイミング信号がDASIC29によ り生成される。DASICによって生成される関連するタイミング信号が図2に 示されている。基本の時間間隔は、4つのタイムスロット0、1、2、および3 に分割されるフレームである。タイムスロット0および1はそれぞれマイクロ波 信号の正および負のディザ処理に関連し、レーザ信号はタイムスロット2におい て正のディザ波長にスイッチングされ、タイムスロット3において負のディザ波 長にスイッチングされる。正および負にディザ処理されたマイクロ波信号の差異 はレーザ信号に対するそれよりも小さいので、マイクロ波信号は増幅を大きくす るために長い時間にわたって積分される。このようにフレームの継続時間が10 msである例示のシステムにおいては、タイムスロット0および1はそれぞれ3 msであり、タイムスロット2および3はそれぞれ2msである。タイムスロッ トの相対的継続時間は所望の増幅によって変化させることができる。しかしなが ら、本質的な特徴は、誤差が入り込むことを避けるために、特定の信号の正およ び負のディサ処理のための積分時間が同じでなければならないことである。図2 から示されるように、A/Dサンプル信号が制御 リード線67を通ってA/Dコンバータ63に提供されるとき、積分された信号 が読まれる。DASIC29はまた、各々の新しい積分の都度積分器をリセット するためにリード線77を通って積分器75に図2に示す積分信号を提供する。 この積分信号がローになると積分器はクリアされる。積分区間を決定するのは、 積分を開始するために積分信号がハイになる時と、次のA/Dサンプル信号が生 成される時との間の区間である。本発明の例示的実施態様においては、マイクロ 波信号についての積分期間は2msであり、レーザ信号についての積分期間は1 msである。 これも以前に述べた通り、正および負のディザ処理に対する光検出器の振幅の 差異は、特にマイクロ波信号の場合において非常に小さいので、DSPのフルの 動作によって生成されるノイズが測定される光検出器信号の中に誤差を入り込ま せることを防止するために積分期間の間、デジタル信号プロセッサ25の活動は 減少させられる。このように図2に示されたように、DSPはそれぞれのタイム スロットの開始時に非常に短い期間オンされるだけである。DSPにおける責任 は、これらの短い期間の間にその全ての機能が実行され得るということである。 このことは、各フレームの間少なくとも1回全ての作業が実行されるようにスロ ット間に作業を分配することによって容易になる。 図2から気付くことができるように、各々のタイムスロットの開始時に、A/ Dサンプル制御信号上にサンプルパルスを発 生させることにより、前のタイムスロットの間に積分された信号がまず読まれる 。次にDSP27がオンされ、その作業の実行を開始する。その初期作業の1つ はレーザ及び/又はマイクロ波信号上にディザを設定することである。これは明 らかに積分信号が読まれた後まで起こってはならない。システムが新しいレベル のレーザ及び/又はマイクロ波信号に適合している間、積分信号はローになって 積分器をリセットする。DSP27がその作業を完成し休止した後、積分信号は ハイになり次の積分を開始する。議論されるようにレーザサーミスタ及びセシウ ムサーミスタ信号は、DSP27の異なるオン期間の間に読まれる。 図3は、DSP27の主なソフトウエアルーチン79のフローチャートを図示 する。始動においてDSPは81で示されるように休止モードにある。各タイム スロットの始まりにおいてDASIC29は、タイムスロットの番号を示す83 のレジスタを読み出すようにDSPに促す割り込みを送電する。85、87およ び89で決定された電流タイムスロットの番号に応答して、適当なタイムスロッ ト割り込みサービスルーチンは91、93、95または97で呼び出される。選 ばれた割り込みサービスルーチンからの帰路において、DSPが81で休止モー ドに戻る前にタイムスロットレジスタは99でインクリメントする。 タイムスロット0の割り込みサービスルーチン101のフローチャートが図4 に図示されている。ルーチンが呼び出され たとき、A/Dコンバータ63が103で読み出され、積分器が105でリセッ トされる。ついで、ディザ電流値は107でレーザ電流調整器D/Aコンバータ 43に送電されず、正ディザ電流値は109でRF周波数合成器D/Aコンバー タ41へ送電される。これに続いてレーザ電流と温度制御アルゴリズムは111 で処理され、マイクロ波出力制御アルゴリズムは113で処理される。最終的に 、このタイムスロットの間の積分の始まりのサンプル時間が115でセットされ る。サンプルタイムはまた、次のタイムスロットを開始させるDSP27の割り 込みとして機能する。 タイムスロット1の割り込みサービスルーチン117のフローチャートが図5 に図示されている。その正ディザ電流値においてマイクロ波制御信号での光検出 器の信号の積分値を含むであろうA/Dコンバータ63を119で読み出したあ と、積分器75は121でリセットされる。積分器はリセットされ、123で示 すように、DSP27はマイクロ波マイナスディザ電流値をD/Aコンバータ4 1へ送電する。空洞サーミスタ電圧のデジタル値をその後125で読み出し、タ イマーが129での次の積分のために更新される前に、空洞温度制御アルゴリズ ムは127で実行される。 図6はタイムスロット2の割り込みサービスルーチン131のフローチャート を図示する。再び、最初の仕事は、この時点でマイナスディザ電流値におけるマ イクロ波での光検出器信号の積分値を含んでいるA/Dコンバータを133で読 み出すこ とである。積分器75が135でリセットされたあと、レーザ電流のプラスディ ザ電流値はレーザ電流調整器49と結合しているD/Aコンバータ43へ137 で送電される。その時ディザ電流値はRF周波数合成器47のD/Aコンバータ 41へ139で送信されない。141で空洞ヒーターのターンオンタイムが更新 され、DASICへ送信される。次いで、タイマーが145で次の積分のために 全て更新される前に、マイクロ波周波数合成器アルゴリズムは143で実行され る。 47におけるタイムスロット3の割り込みサービスルーチンのフローチャート が図7に図示されている。この時実行される唯一の機能は、149でA/Dコン バータを読みだし、151で積分器75をリセットし、153でレーザマイナス ディザ電流値をD/Aコンバータ43へ送電し、および155で次の積分のため にタイマーを更新することである。 図8は、本発明によるレーザ電流制御ループをより詳しく図示した概略ダイア グラムである。レーザダイオードにより放射された光の波長は、レーザ電流と温 度の関数である。よって、電流と温度の変動率はセシウム蒸気の光共振器周波数 のレーザ波長をロックするのに使用される。レーザ温度制御は以下の図12に関 連して議論されている。先に述べたように、DSP27により処理される主なル ーチンは、タイムスロットにより、レーザ電流のための正、負および0のディザ 値を出力する。適当な値は並列バス35を通じてDASIC29へ渡され、直列 形式に変換され、直列バス39を通じてレーザ電流D−Aコン バータ43へ送信される。このD/Aコンバータ43は実際には、粗いD/Aコ ンバータ157と細かいD/Aコンバータ159からなる。これらコンバータ1 57と159の各々は12ビットであり、しかし4ビットオーバーラップで、レ ーザ電流の20ビットセットポイント値がレーザ調整器回路49中でレーザ電流 出力ドライバ161へ供給される。レーザー電流出力ドライバ161は、レーザ ダイオード9への電流の供給を内部制御ループ中のDSP27により司令された 値に調整するための電流測定フィードバック抵抗器163を含むフィードバック ループ中のこのセットポイント値を使用する。 レーザ電流のセットポイント値はセシウム蒸気の光共振器波長にロックされた レーザを維持するために外部制御ループ中で導かれる。この外部制御ループは、 レーザダイオード9により発生した光がそれを通過するセシウムセル7と、セル 7中で蒸気に吸収されないレーザダイオードからの光の量に応答する光検出器1 1を含む。外部制御ループはさらに充電非共振積分器75、アナログマックス6 1、16ビットA/Dコンバータ63およびデジタル制御器25を含んでいる。 積分器75は、抵抗器166により供給され積分キャパシタ/67により分路さ れた演算増幅器/65の伝統的な組み合わせを含んでいる。D/Aコンバータ4 3へ供給されたセットポイント値が変更されたとき、積分器75は、次の積分に そなえてスイッチ169を開け積分器への入力を停止させ、スイッチ171を閉 めてキャパシタ167を放電させる制御リード線77の信号により リセットされる。リセット期間の終わりに、DASIC29はスイッチ169を 閉じ、スイッチ171を開けて新しい積分を始める。積分器75のダイナミック レンジを増加させるために、オフセット値は光検出器信号から差増幅器173に より減じられる。オフセットは、レーザ信号の正ディザリングの間にできるだけ 0に近づけるように光検出器11から誘導された信号を維持するために調整され る。このオフセット信号はDSP27によりデジタル方式で発生しD/Aコンバ ータ175によりアナログ信号へ変換される。 先に議論したように、積分器が読み出されるとき、積分器75の出力はアナロ グマックス61により選択される。16ビットA/Dコンバータ63は、変換を 開始するためにリード67を通してDASIC29からの信号により閉じられた サンプリングスイッチ177を含む。変換が完了した際、スイッチ179は閉じ られ、記憶のためDASICへデジタル値が送られている。レーザ電流制御ルー チン181のフローチャートを図9に図示する。上述のように、このルーチンは 図4のタイムスロット0の割り込みサービスルーチン111により処理される。 183で示したように、ルーチンは先のフレーム中に記録された(+)と(−) のディザの記憶されたピーク積分器値を読み出す。レーザ電流の(+)と(−) のディザ処理の間の検出器信号間の相違は、その後185で計算される。この誤 差は187で主なルーチンにより使用される0、(+)および(−)のディザ値 を生じさせるのに使用される。ルーチン18 1は、D/Aコンバータ175を通して差増幅器173へ使用されるオフセット 値も決定する。この部分またはアルゴリズムは、正ディザがレーザ電流に存在す る間にできるだけ0に近づくように差増幅器173の出力を維持する。光検出器 出力の絶対値は重要ではなく、しかしレーザ電流ディザのための光検出器出力に おける差の正確な決定は非常に重要である。先のフレームから正ディザの間の積 分され記憶された光検出器出力が189で決定したように0より大なるとき、オ フセットレジスタは191で1だけディクリメントする。そうでなければ、19 3で1だけディクリメントする。この働きが差増幅器173の出力を正レーザデ ィザの間できるだけ0に近づけ、それによって正および負のレーザディザ電流の 両方に対応してアナログ積分器75のダイナミックレンジを最大化する。このゼ ロにすることにより光検出器11のacカップリングを除去し、大きいdcブロ ッキングキャパシタの必要性を未然に回避する。 レーザ電流の全体の制御を要約すると、各フレームのタイムスロット0の始め で、レーザ電流のセットポイント値を0ディザ値にセットする。レーザ電流出力 ドライブ161はその時電流レーザ電流をこの値にさせる。タイムスロット0中 のちに、主なルーチンは図9に示すようにレーザ電流と温度ルーチン181を呼 び出す。対称な形の光検出器11の出力は、レーザ吸収ディップの部位でレーザ 電流の関数として、レーザ波長の誤差信号を展開するためにレーザ電流アルゴリ ズムにより使用される。レーザ波長が正確にセシウム吸収ディップ上にあるとき 、 電流ディサは正および負のディサの光検出器出力信号を等しくする。波長誤差状 態下の電流ディサは光検出器の出力信号を等しくしない。出力における相違は誤 差の大きさを示し、相違のしるしは誤差の方向を示す。レーザ電流調整ルーチン はこの誤差を積分し、レーザ電流のレーザ0、(+)および(−)値を発生させ る。 タイムスロット2の始めにおいて、積分器75は図6の135でのタイムスロ ット2割り込みサービスルーチンによりリセットされる。積分器75がリセット 状態下にある場合、プラスディザ電流値はレーザ電流出力ドライバ161のD/ A変換器43へ送電される。過渡電流がレーザ電流中の変化により生じる間、積 分器はリセット状態下にある。DSP27はその時休止し、積分器中のスイッチ 169は閉じ、スイッチ171は開けられてレーザ電流の正値の光検出器信号の 積分を開始する。この間隔の間、マイクロ波信号はディザ値には設定されない。 加法ノイズを取り除くと同時に一方、積分器75は正レーザディザの光検出器出 力のdc成分を増幅する。タイムスロット3の始まりにおいて、DASIC29 はA/Dコンバータ63が積分器出力の変換を実行することを始動させるA/D サンプル信号を発生させる。DSP27はその時休止状態から脱し、図7の15 1で積分器をリセットする。マイナスディザ電流値はその時レーザ電流出力ドラ イバ161のセットポイントとしてA/Dコンバータ43に送電され、過渡電流 が落ち着いたとき、積分器はネガティブレーザ電流ディザに応答して、光検出 器出力を積分し始める。次の0タイムスロットの始まりにおいて、A/Dサンプ ル信号が発生し、マイナスレーザディザの積分値の転換を始める。 dc入力の積分器75の出力Vinは、Vout=TxVin/RC[式中、Rは積分器入 力抵抗器166の値である]により得られる。典型的な構成には、積分時間Tは 約1ms、R=5100オーム、積分キャパシタ167のキャパシタンスである Cは、0.01μFである。ゆえに、レーザ波長制御の積分器75のdc利得は 20である。 図10は、本発明に係るマイクロ波周波数制御ループのさらなる詳細を示す略 線図である。前述したように、DSP27によって処理される主ルーチンは、レ ーザー電流のディザ処理によってマイクロ波のディザ処理を時間多重化する。し たがって、各フレームのタイムスロット0の間、DSP27は、並列バス35を 渡ってDASIC29に送られるマイクロ波制御信号として(+)値を生成する 。DASIC29は、このマイクロ波制御信号を直列フォーマットに変換し、こ れを直列バス39を渡ってマイクロ波周波数シンセサイザD/Aコンバータ41 に伝達する。D/Aコンバータ41は実際には、16ビットD/A粗コンバータ 197と、このD/A粗コンバータ197と約6ビット重複させて26ビットの デジタル制御信号を供給する16ビットD/A微コンバータ199からなる。D /Aコンバータ197および199のアナログ出力は、組み合わせたアナログ入 力信号をセシウム蒸気に印加されるマイクロ波信号 に変換するRF周波数シンセサイザ47のためのセットポイント入力として働く 。このRF周波数シンセサイザ47は、20MHz水晶制御電圧制御発振器(V CXO)201を含む。この20MHzVCXOの出力は、1GHzVCO20 5を駆動する誤差信号を生成するためにフェーズ比較器207において20MH zVCXO201の出力から出力が減じられる1GHZ電圧制御発振器(VCO )205を含む1GHzフェーズロックループ203のための入力として用いら れる。フェーズロックループ203の出力は、増倍係数9を有し約9GHzのマ イクロ波信号を生成するステップリカバリダイオード(SRD)逓倍器の形態の 周波数逓倍器209を駆動する。さらに、1GHzフェーズロックループ203 の出力は、安定した10MHzクロック出力信号を出力として供給する10MH z出力フェーズロックループ211を統制するために用いられる。RF周波数シ ンセサイザ47によって生成されたマイクロ波信号は、同軸ケーブルを介して、 この分野で公知の方法で物理パッケージ3のマイクロ波空洞13に印加される。 このマイクロ波信号は、マイクロ波共振周波数に整調されたとき、セシウム蒸気 の基底状態を再配置する。マイクロ波信号のこの整調は、光検出器11の出力に おけるマイクロ波ディップを生じる。光検出器出力信号は、DASIC29によ り生成される制御信号に応じてスウィチ169および171の動作を通じてレー ザ電流制御ループと共に上述した方法でチャージ/サンプルおよびダンプ積分器 75によって積分される。レーザ電流の場合のよ うに、積分器75の出力は、A/Dコンバータ63による変換のためのアナログ マックスによる積分器の選択により各積分周期の終わりに読み込まれる。 マイクロ波周波数制御ループの動作を要約すると、タイムスロット0の始めに 、DSP27は覚醒し、図4の109で示されるようにマイクロ波制御信号を正 のディザ値に設定する。タイムスロット0間のDSPが作動している短期間の間 、マイクロ波出力制御アルゴリズムは、図4の113において次のフレームで用 いるレーザ出力値を計算する。一方、DASIC9は、積分器75をリセットし 、過渡電流が落ち着けば、正のマイクロ波ディザに応じて光検出器信号の積分を 開始する。 タイムスロット1の始めに、正のマイクロ波ディザの積分値は読み込まれ、積 分器はリセットされ、マイクロ波ディザは図5の123で負の値に設定される。 DSP27は、その仕事を完了した後、休止状態に入り、負のディザ信号の積分 が開始される。タイムスロット2の始めに、負のディザ信号の積分値は読み込ま れ、次にマイクロ波ディザは0値に設定され、そこにタイムスロット2およびタ イムスロット3を通じて留まる。 マイクロ波周波数制御ループのためのチャージ/サンプルおよびダンプ積分器 75の積分時間は、2.5mSである。レーザ制御ループと共に上記に示した式 を用いれば、マイクロ波制御ループの光検出器信号に印加されるdcゲインは、 50だとわかる。レーザ電流ループの場合のように、積分器75は、1/Tの整 数倍である雑音周波数成分をすべてゼロに積分する。 ホワイトノイズを有する積分器の信号対雑音率が時間の平方根と共に向上するこ ともまた公知である。 図6に示されるタイムスロット2割り込みサービスルーチン131の143で 実行されるマイクロ波周波数制御アルゴリズムは、電流制御アルゴリズムのため の図9に示されるルーチン181と類似である。マイクロ波制御信号のための正 、負、0のディザ値の生成に加えて、このルーチンはD/Aコンバータ175を 介して差動増幅器173に印加されるバイアスを調整し、制御ループのダイナミ ックレンジを増大させるため負のマイクロ波周波数ディザの積分値をできるだけ ゼロに近づくよう維持する。 セシウム蒸気ヒータ制御ループは、図11に概要を示している。電力は、ヒー タ電力パルス幅変調器(PWM)55によってヒータ15に供給される。フィー ドバックは、100μa定電流電源215によって動力を供給されるセシウムサ ミスタ17によって得られる。サミスタ17にかかる電圧は、セシウムセルの温 度の測定値であるが、opアンプ73によって増幅され、低域通過ノイズフィル タ217によってろ過される。前述したように、シールドの内に位置し電力の必 要条件を最小にする、ヒータによって生成される場がマイクロ波周波数の安定性 を損なう恐れがあるので、マイクロ波信号が測定されているタイムスロットの間 、ヒータ15は電力を与えられない。したがって、ヒータは、ヒータによって影 響されないレーザディザ処理中の間点灯されるだけである。図5の125で示さ れるよ うに、セシウムサミスタ17上の電圧は、タイムスロット1サービスルーチンに よって読み込まれる。これはマイクロ波周波数が正のディザにあるときに起こる が、ヒータがこの時点で止められる。アナログマックス61は、デジタルプロセ ッサ25への入力のためA/Dコンバータ63による変換のためセシウムサミス タ電圧を選択する。制御器25におけるDSP27は、このフィードバック電圧 をセットポイント電圧と比較し誤差を生成する。この誤差は次に、ヒータが点灯 される期間を決定するパルス幅変調信号を生成する積分器を組み込むデジタルフ ィルタに印加される。DASIC29は、ヒータ電力PWM55のため、DSP によって生成されたこのパルス幅変調信号を単純なon/off制御信号に変換 する。この制御信号は、DSPによって生成されたパルス幅変調信号を負荷した レジスタ、タイマーによってインクリメントされたカウンタ、およびカウントを レジスタと比較する比較器を用いてDASICによって生成される。カウントが レジスタと一致したとき、制御信号は高くなり、ヒータ電力PWM55を点ける。レ ジスタは、レーザ周波数がディザ処理されているタイムスロット2および3の間 、負荷されているだけである。ヒータが点灯されるこれらのタイムスロットの時 間は、パルス幅変調信号の大きさによって決定される。この信号が大きければ大 きいほど、ヒータが点灯される時間が早くなる。ヒータは、これらのタイムスロ ットのそれぞれの終わりで制御信号を0にリセットすることによって消される。 この簡単な制御手順によって、ヒータ回路 のための独立したD/Aコンバータの必要性がなくなる。ヒータは、通常の動作 中で定期的に点灯されるだけである一方、ウォームアップ時間を短縮するために 、立ち上がり時で連続して点灯することができる。 レーザの温度を制御するTECのための制御ループは、たった今説明したヒー タのための制御ループと類似である。従って、図12に示すように、DASIC 29は、TEC電力PWM53のために単純なon/off制御信号を生成する 。TEC電力PWM53が点灯されると、TEC19に電力が供給される。レー ザ9の温度のフィードバックは、セシウムサミスタと同様に、100μa定電流 電源219によって電力を供給されるレーザサミスタ21によって提供される。 レーザの温度を示すサミスタ21にかかる電圧は、opアンプ71によって増幅 され、ノイズフィルタ221によって濾過される。この電圧は、空洞サミスタが 読み込まれた直後、A/Dコンバータ63によるデジタル化のためアナログマッ クス61によって選ばれる。DSP27は、この実際の電圧値をセットポイント 値と比較し、セシウムヒータ制御ループと共に説明した方法でon/off信号 を生成するDASICによって用いられるパルス幅変調信号を生成す。 レーザサミスタフィードバック信号は、ウォームアップ中にTECを制御する ために用いられるのみである。レーザディップが見つけられると、DSP27は 、レーザ電流ループにおいて光検出器信号によって決定されるような実際のレー ザ電流と レーザ電流のためのセットポイント値との間の関数として、TECを制御するた めにDASIC29によって用いられるPWM信号を生成する。これは、レーザ 波長が出力とともに幾分変化することから、クロック安定性を増す固定値にレー ザ出力を維持する。 C−フィールドコイル電流は、デジタル制御器25によって与えられるデジタ ルセットポイント値に調整され、図1に示されるようにD/Aコンバータ45に よってアナログ信号に変換される。C−フィールド電流調整器51は次に、レー ザ電流制御と共に説明する内部ループに類似のフィードバックループのコイル2 3のために電流を調整する。 発明の原子周波数標準1のソフトウェアは、実時間での有限状態機械動作とし て説明することができる。ソフトウェア状態推移線図223が図13に示される 。状態は周波数標準の挙動を定義し、図中、円として示される。プログラム論理 は1つの状態から他の状態への推移を決定する。推移は状態間の矢印で示される 。 初期化状態225は、周波数標準1への電力印加時に入る状態である。この状 態において、デジタル制御器25およびその周辺要素が初期化される。初期化状 態の最後でタイマ割込みが可能になり、状態は初期状態227に替わる。 初期状態227は、物理パッケージ3内の重要成分の温度制御を確立する。初 期状態227の間、レーザ温度制御およびセシウムセル温度制御アルゴリズムが 実行される。レーザは、望 まれる動作ポイントよりわずかに上の固定電流で駆動される。C−フィールド電 流はゼロに設定される。RF周波数シンセサイザ47を駆動するD/A粗および 微コンバータ157,159はそれぞれ、最小および中間範囲に設定される。ソ フトウェアは、両方の温度制御アルゴリズムがプログラム可能な限度内にあるレ ーザとセシウムセルの温度誤差を演算した後のみ、レーザディップ発見件状態2 29へ移る。 レーザディップ発見状態231は、レーザダイオード波長をセシウム吸収ディ ップにほぼ整調する。レーザディップ発見状態231の間、レーザ温度制御およ びセシウムガス温度制御アルゴリズムが実行される。レーザ電流は、粗値から下 方に傾斜される。傾斜の間、物理パッケージフォトダイオード電圧は、16ビッ トA/D63を介してデジタル制御器25によって読み込まれる。ロック最小の 検出は、レーザがセシウム吸収ディップにほぼ整調されたことを意味する。ソフ トウェアは、レーザ温度制御アルゴリズムがプログラム可能な限度より小さい誤 差を演算しなければ、および演算するまでレーザロック動作状態に推移しない。 C−フィールド電流、RF出力およびRF周波数ドライバは影響されない。 この状態231の間、デジタル制御器25は、波長制御アルゴリズムおよびマ イクロ波ディップ調査アルゴリズム実行の準備に、光検出器差動増幅器の出力を ほぼ最小にするアルゴリズムを実行する。 このアルゴリズムは電流を最小値に傾斜させる。最小値に達 するまでにディップが検出されなければ、誤差が生じたことになる。本設計にお いて、ディップか発見されなければ、ソフトウェアは、レーザディップ発見状態 231に留まる。レーザロック状態233は、レーザ電流と温度を制御すること によって、前の状態で発見されたセシウム吸収ディップにレーザ波長を正確に整 調する。レーザーロック状態233の間、セシウムガス温度制御アルゴリズムが 実行される。レーザ温度制御アルゴリズムもまた実行されるが、レーザサミスタ フィードバック信号によるよりむしろ、実際のレーザ電流とレーザ電流セットポ イントとの差によって駆動される。これは、レーザ出力を固定する傾向がある。 C−フィールド電流およびRF周波数ドライバは影響されない。レーザ波長制御 アルゴリズムが実行される。マイクロ波ディップ調査アルゴリズムの準備に光検 出器差動増幅器12の出力を正確にゼロにするアルゴリズムが実行される。 ソフトウェアは、波長制御アルゴリズムがプログラム可能な限界より小さいレ ーザ電流誤差を演算し、光検出器差動増幅器が正確にゼロになった後のみ、マイ クロ波ディップ発見状態235に移る。これらの条件が両方とも約4分間存在し なければならない。マイクロ波ディップ発見状態235の間、レーザ温度制御、 セシウムガス温度制御、およびレーザ波長制御アルゴリズムが実行される。 C−フィールド電流は、プログラム可能な値に設定され、粗RF周波数シンセ サイザD/Aコンバータ41は、上方に傾斜 されディザ処理される。ディザ誤差は計算され閾値と比べられる。閾値より大き いいかなる誤差もセシウムガス内のRFディップの存在を示している。ソフトウ ェアは、RFディップを検出するとマイクロ波ロック状態237に移る。RFデ ィップが発見されないときは、システムはマイクロ波ディップ発見状態235に 留まる。 マイクロ波ロック状態237は、周波数標準1の安定状態動作状態である。マ イクロ波ロック状態237の間、レーザ温度制御、セシウムガス温度制御、およ びレーザ波長制御アルゴリズムが実行される。RF周波数制御ループがRF周波 数制御D/Aコンバータを用いて実行される。周波数制御ループ中の周波数誤差 が所定の閾値を下回ると、ロックインジケータが作動され、周波数標準が完全に 動作可能になる。 発明の特定の実施態様が詳細に説明されてきたが、本開示全体の教示にかんが みて、それら詳細に様々な修正や変更が可能であることが当業者には理解できる であろう。したがって、開示された特別な組み合わせは、説明のためだけであっ て、発明の範囲について何ら制限するものではなく、発明の範囲は付属する請求 の範囲の全範囲およびそのいかなる、すべての均等物に及ぶことを意味する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成9年8月26日(1997.8.26) 【補正内容】 明細書 ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器 発明の背景 発明の分野 この発明は、マイクロ波発振器がレーザダイオードによってポンピングされる 蒸気の超微細周波数に同調されるタイプの小型化原子周波数原器に関し、特にデ ジタルプロセッサを用いた発振器、レーザダイオードおよび関連する部品の制御 に関するものである。 情報の背景 公知のタイプの原子時計は、マイクロ波発振器をセシウムあるいはルビジウム などの蒸気の超微細波長に同調させる。蒸気を通過した光ビームは、原子をその 基底状態から高位の状態へとポンピングしそこから原子は基底状態より上方の超 微細波長にある状態へと落ちる。蒸気の原子を高位の状態へとポンピングするに 際しての光の吸収は、光検出器(photodetector)によって検出される。基底状 態が空乏化すると、蒸気を通過して検出器に到る光が増加する。しかしながら、 マイクロ波信号が超微細波長に同調されると、蒸気の原子をポンピングするにあ たって光が連続的に吸収されるように基底状態が再配置される。このように光信 号に対する検出器の応答は、蒸気原子が高位の状態へとポンピングされる正確な 波長におけるディップ(dip バータ43へ送信される。このD/Aコンバータ43は実際には、粗いD/Aコ ンバータ157と細かいD/Aコンバータ159からなる。これらコンバータ1 57と159の各々は12ビットであり、しかし4ビットオーバーラップで、レ ーザ電流の20ビットセットポイント値がレーザ調整器回路49中でレーザ電流 出力ドライバ161へ供給される。レーザー電流出力ドライバ161は、レーザ ダイオード9への電流の供給を内部制御ループ中のDSP27により司令された 値に調整するための電流測定フィードバック抵抗器163を含むフィードバック ループ中のこのセットポイント値を使用する。 レーザ電流のセットポイント値はセシウム蒸気の光共振器波長にロックされた レーザを維持するために外部制御ループ中で導かれる。この外部制御ループは、 レーザダイオード9により発生した光がそれを通過するセシウムセル7と、セル 7中で蒸気に吸収されないレーザダイオードからの光の量に応答する光検出器1 1を含む。外部制御ループはさらに充電非共振積分器75、アナログマックス6 1、16ビットA/Dコンバータ63およびデジタル制御器25を含んでいる。 積分器75は、抵抗器166により供給され積分キャパシタ67により分路さ れた演算増幅器65の伝統的な組み合わせを含んでいる。D/Aコンバータ4 3へ供給されたセットポイント値が変更されたとき、積分器75は、次の積分に そなえてスイッチ169を開け積分器への入力を停止させ、スイッチ171を閉 めてキャパシタ167を放電させる制御リード線77の信号により 請求の範囲 1.光共振波長とマイクロ波原子遷移周波数とを含む特定の原子遷移周波数/波 長を有する限定された量の蒸気(7)と、 前記マイクロ波原子遷移周波数を含む周波数範囲のマイクロ波信号を生成し、 前記マイクロ波原子遷移周波数に対して安定した周波数で出力信号を生成する周 波数シンセサイザ手段(47)と、 前記マイクロ波信号を前記蒸気(7)に結合させる手段(13)と、 前記光共振波長を含む範囲内の波長で前記蒸気(7)を光学的にポンピングす るレーザダイオード(9)と、 前記レーザダイオードから前記蒸気を通過した光を表わす検出器信号を生成す る検出器手段(11)と、 前記検出器信号に応答し、前記周波数シンセサイザ(47)を作動させて前記 マイクロ波信号を前記原子遷移周波数の関数として規定し、前記レーザダイオー ド(9)を作動させて前記光共振波長に対して生成された光の波長を安定化する ためのディジタルプロセッシング手段(25)を備えた制御手段(5)からな 前記ディジタルプロセッシング手段(25)は、前記周波数シンセサイザ(4 7)に供給されるマイクロ波制御信号を生成し前記マイクロ波制御信号をディザ 処理(109、123)して前記周波数シンセサイザ(47)により生成された マイクロ 波信号を前記マイクロ波原子遷移周波数の中心周波数にする手段(27,29) と、 前記レーザダイオード(9)に供給される光波長制御信号を生成し前記光制御 信号をディザ処理(137,153)して前記レーザダイオード(9)により生 成される前記光波長を前記光共振波長の中心波長にする手段(49)と、 前記マイクロ波制御信号と光制御信号のディザ処理を時間多重化する手段(2 9)とによって特徴づけられる原子周波数原器(1)。 2. マイクロ波制御信号と前記光制御信号とをディザ処理する手段(29)が、 前記マイクロ波信号と前記光制御信号の値を変化させて前記検出器信号の第1と 第2の値を生成し、前記制御手段(5)が、前記検出器信号の前記第1と第2の 値を積分して前記検出器信号の第1および第2積分値を生成する積分器手段(7 5)と、前記第1および第2積分値を前記ディジタルプロセッシング手段に入力 する手段(61,63)とを備える請求項記載の原子周波数原器。3. 前記ディジタルプロセッシング手段(25)は、前記第1および第2の検出 器信号が前記積分器手段(75)によって積分される間前記ディジタルプロセッ シング手段(25)の動作と制限し前記検出器信号の第1および第2積分値にお けるノイズを低減させる手段(81)を備える請求項記載の原子周波数原器( 1)。4. 前記積分器手段(75)は、前記マイクロ波制御信号と光 制御信号の両方のディザ処理に応答して第1と第2検出器信号を積分する共通の 積分器からなる請求項記載の原子周波数原器(1)。5. 前記制御手段(5)は前記検出器信号の第1の値からバイアス信号を減算し て前記検出器信号の変形された第1の値を生成して前記積分器手段(75)に供 給する手段(173)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段25は前記バ イアス信号を生成して前記検出器信号の変形された第1の値を0に近づける手段 (175)を備える請求項記載の原子周波数原器(1)。6. 前記制御手段(25)は、前記マイクロ波制御信号かディザ処理される第1 期間と前記光制御信号がディザ処理される第2期間において前記検出器信号を測 定する手段(75)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記 検出器信号が第1と第2期間において測定される間だけ前記ディジタルプロセッ シング手段(25)の動作を制限する手段(81)を備えてなる請求項記載の 原子周波数原器(1)。7. 前記制御手段()は前記限定された蒸気(7)を加熱する蒸気ヒータ手段 (15)によって特徴付けられ、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は 前記電気ヒータ手段(15)が前記マイクロ波制御信号のディザ処理中に通電さ れないように前記電気ヒータ手段の通電を制御する手段を備えてなる請求項記 載の原子周波数原器(1)。8. 前記制御手段(25)は前記限定された蒸気(7)を加熱 するための電気ヒータ手段(15)によりさらに特徴付けられ、前記時間多重化 手段(29) は前記検出器信号に応答して第1反復期間中に前記マイクロ波信号 を調整し、かつ、前記検出器信号に応答して第2反復期間中に前記光信号を調整し、手段(29)は、 前記電気ヒータ手段を前記第1反復期間以外の期間に通電 する請求項1記載の原子周波数原器(1)。9. 前記制御手段()は前記検出器信号を所定の期間だけ積分して積分検出器 信号を生成する積分手段(75)と、前記各期間中に生成された積分検出器信号 を前記ディジタルプロセッシング手段(25)へ入力する手段(61−63)と を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記所定期間中に前記デ ィジタルプロセッシング手段を休止モードに置く手段(81)をさらに備えてな る請求項1記載の原子周波数原器(1)。10. レーザダイオード(9)を駆動する前記ディジタルプロセッシング手段( 25)は前記レーザダイオード(9)に供給する電流を調整し前記光共振波長に 対して、生成される光の波長を安定化する手段(49)を備えてなる請求項1記 載の原子周波数原器(1)。11. 前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記レーザダイオード(9 の温度を実際のレーザ電流の機能とレーザ電流の参照値として調整する手段(53 )をさらに備えてなる請求項10記載の原子周波数原器(1)。 【図8】【図10】【図11】【図12】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光共振波長とマイクロ波原子遷移周波数とを含む特定の原子遷移周波数/波 長を有する限定された量の蒸気(7)と、 前記マイクロ波原子遷移周波数を含む周波数範囲のマイクロ波信号を生成し、 前記マイクロ波原子遷移周波数に対して安定した周波数で出力信号を生成する周 波数シンセサイザ手段(47)と、 前記マイクロ波信号を前記蒸気に結合させる手段(13)と、 前記光共振波長を含む範囲内の波長で前記蒸気を光学的にポンピングするレー ザダイオード(9)と、 前記レーザダイオードから前記蒸気を通過した光を表わす検出器信号を生成す る検出器手段(11)と、 前記検出器信号に応答し、前記周波数シンセサイザ(47)を作動させて、前 記マイクロ波信号を前記原子遷移周波数の関数として規定し、前記レーザダイオ ード(9)を作動させて前記光共振波長に対して生成された光の波長を安定化す るためのディジタルプロセッシング手段(25)を備えた制御手段(5)からな る原子周波数原器(1)。 2.前記ディジタルプロセッシング手段(25)が、前記周波数シンセサイザ( 47)に供給されるマイクロ波制御信号を生成し前記マイクロ波制御信号をディ ザ処理して前記周波数シンセサイザにより生成されたマイクロ波信号を前記マイ クロ波原子遷移周波数の中心周波数にさせる手段(143)と、前記 レーザダイオード(9)に供給される光波長制御信号を生成し前記光制御信号を ディザ処理して前記レーザダイオード(9)により生成された光波長を前記光共 振波長の中心波長にさせる手段(111)と、前記マイクロ波制御信号と前記光 制御信号のディザ処理を時間多重化する手段(109,123,137,153 )とからなる請求項1記載の原子周波数原器(1)。 3.マイクロ波制御信号と前記光制御信号とをディザ処理する手段(109,1 23,137,153)が、前記マイクロ波信号と前記光制御信号の値を変化さ せて前記検出器信号の第1と第2の値を生成し、前記制御手段(5)が、前記検 出器信号の前記第1と第2の値を積分して前記検出器信号の第1および第2積分 値を生成する積分器手段(75)と、前記第1および第2積分値を前記ディジタ ルプロセッシング手段に入力する手段(61,63)とを備える請求項2記載の 原子周波数原器。 4.前記ディジタルプロセッシング手段(25)は、前記第1および第2の検出 器信号が前記積分器手段(75)によって積分される間前記ディジタルプロセッ シング手段(25)の動作と制限し前記検出器信号の第1および第2積分値にお けるノイズを低減させる手段(81)を備える請求項3記載の原子周波数原器( 1)。 5.前記積分器手段(75)は、前記マイクロ波制御信号と光制御信号の両方の ディザ処理に応答して第1と第2検出器信号を積分する共通の積分器からなる請 求項3記載の原子周波数原器(1)。 6.前記制御手段(5)は前記検出器信号の第1の値からバイアス信号を減算し て前記検出器信号の変形された第1の値を生成して前記積分器手段(75)に供 給する手段(173)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前 記バイアス信号を生成して前記検出器信号の変形された第1の値を0に近づける 手段(175、191〜195)を備える請求項3記載の原子周波数原器(1) 。 7.前記制御手段(25)は、前記マイクロ波制御信号がディザ処理される第1 期間と前記光制御信号がディザ処理される第2期間において前記検出器信号を測 定する手段(75)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記 検出器信号が第1と第2期間において測定される間だけ前記ディジタルプロセッ シング手段(25)の動作を制限する手段(81)を備えてなる請求項2記載の 原子周波数原器(1)。 8.前記制御手段(25)は前記限定された蒸気を加熱する蒸気ヒータ手段(1 5)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記電気ヒータ手段 (15)が前記マイクロ波制御信号のディザ処理中に通電されないように前記電 気ヒータ手段の通電を制御する手段を備えてなる請求項2記載の原子周波数原器 (1)。 9.前記制御手段(25)は前記限定された蒸気を加熱するための電気ヒータ手 段(15)を備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記検出器信 号に応答して第1反復期間中に前記マイクロ波信号を調整し、かつ、前記検出器 信号に応 答して第2反復期間中に前記光信号を調整する時間多重化手段(109,123 ,137,153)と、前記電気ヒータ手段を前記第1反復期間以外の期間に通 電する手段(29)とを備えてなる請求項1記載の原子周波数原器(1)。 10.前記制御手段(25)は前記検出器信号を所定の期間だけ積分して積分検 出器信号を生成する積分手段(75)と、前記各期間中に生成された積分検出器 信号を前記ディジタルプロセッシング手段(25)へ入力する手段(61〜63 )とを備え、前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記所定期間中に前 記ディジタルプロセッシング手段を休止モードに置く手段(81)をさらに備え てなる請求項1記載の原子周波数原器(1)。 11.レーザダイオード(9)を駆動する前記ディジタルプロセッシング手段( 25)は前記レーザダイオード(9)に供給する電流を調整し、生成される光の 波長を前記光共振波長に対して安定化する手段(111)を備えてなる請求項1 記載の原子周波数原器(1)。 12.前記ディジタルプロセッシング手段(25)は前記レーザダイオードの温 度を実際のレーザ電流の機能とレーザ電流の参照値として調整する手段(111 )をさらに備えてなる請求項11記載の原子周波数原器(1)。
JP51815997A 1995-11-06 1996-09-13 ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器 Expired - Fee Related JP3821302B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/554,024 US5606291A (en) 1995-11-06 1995-11-06 Miniature atomic frequency standard controlled by a digital processor
US08/554,024 1995-11-06
PCT/US1996/014707 WO1997017637A1 (en) 1995-11-06 1996-09-13 Miniature atomic frequency standard controlled by a digital processor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000512441A true JP2000512441A (ja) 2000-09-19
JP3821302B2 JP3821302B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=24211746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51815997A Expired - Fee Related JP3821302B2 (ja) 1995-11-06 1996-09-13 ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5606291A (ja)
EP (1) EP0859972B1 (ja)
JP (1) JP3821302B2 (ja)
AT (1) ATE195593T1 (ja)
AU (1) AU6976796A (ja)
DE (1) DE69609855T2 (ja)
TW (1) TW317673B (ja)
WO (1) WO1997017637A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08335876A (ja) * 1995-06-09 1996-12-17 Fujitsu Ltd ルビジウム原子発振器
US5657340A (en) * 1996-04-19 1997-08-12 The Aerospace Corporation Rubidium atomic clock with fluorescence optical pumping and method using same
US5852386A (en) * 1997-06-02 1998-12-22 Northrop Grumman Corporation Apparatus and method for microwave field strength stabilization in cell type atomic clocks
IL121671A0 (en) * 1997-09-01 1998-02-22 Accu Beat Ltd An atomic frequency standard using digital processing in its frequency lock loop
JP3780123B2 (ja) * 1999-07-22 2006-05-31 富士通株式会社 原子発振器
US6426679B1 (en) 2000-12-14 2002-07-30 Northrop Grumman Corporation Miniature, low power atomic frequency standard with improved rf frequency synthesizer
JP4520061B2 (ja) * 2001-03-08 2010-08-04 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 ルビジウム原子発振器
US6710663B1 (en) * 2002-10-25 2004-03-23 Rockwell Collins Temperature compensation of a rubidium frequency standard
WO2004081586A2 (en) * 2003-03-11 2004-09-23 Princeton University Method and system for operating an atomic clock with reduced spin-exchange broadening of atomic clock resonances
US8009520B2 (en) * 2007-09-20 2011-08-30 Princeton University Method and system for operating an atomic clock using a self-modulated laser with electrical modulation
US7999620B2 (en) * 2008-12-12 2011-08-16 Analog Devices, Inc. Amplifier with dither
US9077354B2 (en) 2012-04-10 2015-07-07 Honeywell International Inc. Low power reduction of biases in a micro primary frequency standard
US8907276B2 (en) 2012-04-11 2014-12-09 Honeywell International Inc. Measuring the populations in each hyperfine ground state of alkali atoms in a vapor cell while limiting the contribution of the background vapor
US10243325B2 (en) 2017-02-02 2019-03-26 QuSpin, Inc. Method for stabilizing atomic devices
US11387070B2 (en) * 2018-07-30 2022-07-12 The Royal Institution For The Advancement Of Learning/Mcgill University Robust and precise synchronization of microwave oscillators to a laser oscillator in pulsed electron beam devices
CN113900367B (zh) * 2021-09-24 2022-04-19 上海精密计量测试研究所 一种氢原子钟频率驾驭系统和方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2451061A1 (fr) * 1979-03-09 1980-10-03 Ebauches Sa Maser passif
US4499433A (en) * 1981-07-31 1985-02-12 Frequency And Time Systems, Inc. Autolock for resonators for frequency standards
JPH0783265B2 (ja) * 1989-08-21 1995-09-06 新技術事業団 レーザ励起ルビジウム原子発振器
US5168478A (en) * 1990-03-02 1992-12-01 Itt Corporation Time standard assembly with upset protection and recovery means
US5192921A (en) * 1991-12-31 1993-03-09 Westinghouse Electric Corp. Miniaturized atomic frequency standard
US5442326A (en) * 1994-09-09 1995-08-15 Westinghouse Electric Corporation Atomic time standard with piezoelectric stabilization of diode laser light source

Also Published As

Publication number Publication date
AU6976796A (en) 1997-05-29
DE69609855T2 (de) 2001-03-08
DE69609855D1 (de) 2000-09-21
EP0859972B1 (en) 2000-08-16
TW317673B (ja) 1997-10-11
WO1997017637A1 (en) 1997-05-15
EP0859972A1 (en) 1998-08-26
JP3821302B2 (ja) 2006-09-13
ATE195593T1 (de) 2000-09-15
US5606291A (en) 1997-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000512441A (ja) ディジタルプロセッサにより制御される小型原子周波数原器
US7425852B2 (en) Phase-locked loop
EP0986857B1 (en) Apparatus and method for microwave field strength stabilization in cell type atomic clocks
US6300841B1 (en) Atomic oscillator utilizing a high frequency converting circuit and an active, low-integral-number multiplier
JP4742219B2 (ja) 電圧制御発振器プリセット回路
EP0094834B1 (en) Methods and apparatus for rapid and accurate frequency syntonization of an atomic clock
TW200840228A (en) Signal generating apparatus and method thereof
US6876236B2 (en) Clock multiplier circuit
US20060290437A1 (en) Radio apparatus
JP2674534B2 (ja) 発振装置
Pantelić et al. Digital control of an iodine stabilized He–Ne laser by using a personal computer and a simple electronic system
US20230179148A1 (en) Oscillator circuit, oscillation method, and method for adjusting oscillator circuit
JP4403669B2 (ja) フラクショナルn方式周波数シンセサイザ
JP2689974B2 (ja) ルビジウム原子発振器
RU2071173C1 (ru) Квантовый стандарт частоты
KR200157538Y1 (ko) 무조정 전압제어발진기를 가진 위상제어루프회로
JP2002314413A (ja) 位相同期ループ回路
JPS63167503A (ja) 発振器
JPS63304722A (ja) ルビジウム原子発振器
JP2778604B2 (ja) ルビジウム原子発振器
JPS6123907A (ja) 受光量検知方式を利用した測距装置
JPS5811140B2 (ja) 原子発振器
JPS6248802A (ja) デイジタル制御型発振器
JPH0728215B2 (ja) 発振周波数微調整回路
JPS585533B2 (ja) トラッキング・オシレ−タ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees