JP2000510885A - 組成物及び使用 - Google Patents

組成物及び使用

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Abstract

(57)【要約】 粒状固体及び下記式1の化合物のリン酸エステルである分散剤を含む組成物。 (ここで、Yはメトキシ又はH−(EO)qであり、m及びqは各々独立に5ないし50であり、かつnは5ないし70である)Yがメトキシである場合、nは好ましくは20であり、mは好ましくは10である。YがH−(EO)qである場合、m及びqは好ましくは13であり、nは好ましくは30である。

Description

【発明の詳細な説明】 組成物及び使用 本発明は、有機媒体中での粒状固体の分散剤としてのプロピレンオキシド/エ チレンオキシドブロック共重合体のリン酸エステルの使用並びにそのような分散 剤及び粒状固体を有機媒体中に含む組成物に関する。 エステル基がEOに結合する、プロピレンオキシド/エチレンオキシドブロッ ク共重合体(以下、PO/EOポリマー)のリン酸エステルは、当該技術分野に おいて既知である。この公知のリン酸エステルには、アルキル末端キャップ化( end-capped)PO/EOブロック共重合体及びポリマーの両端にリン酸エステル 基を坦持するEO/PO/EOブロック共重合体の両者が含まれる。 US 4,613,445号は、AがとりわけC1-24アルキルである式AOPOEOの末端 キャップ化ブロック共重合体のリン酸エステル及びそれらの腐食抑制剤としての 使用を開示する。また、この特許は、このリン酸エステル、バッファ及びアルコ ールを含む組成物を開示する。 CA 2027302号は、脂肪アルコールPO/EOポリマー及びEO/PO/EOブ ロック共重合体から誘導されるリン酸エステルを含む水性冷却剤組成物を開示す る。 US 3,658,959号は、EO/PO/EOブロック共重合体のリン酸エステルを含 むカルバメート殺虫組成物及びそれらから誘導される水溶液又は分散液を開示す る。 DE 3542441号は、EO/PO/EOブロック共重合体のビス−一リン酸エステ ル及び本質的に溶媒を含まない植物保護製剤の製造におけるそれらの使用を開示 する。 これらの刊行物は、PO/EO共重合体のリン酸エステルを含む水性組成物又 は水系において用いるための濃縮物のいずれかを開示するものであり、このよう なエステルを非水性媒体中での粒状固体、特には色素の分散に用いることを考察 しているものはない。 今や、リン酸エステルがEOに結合しているPO/EOブロック共重合体のリ ン酸エステルが、有機液中での粒状固体の分散、特には塗料及び印刷用インクに おいて用いるための練り顔料の調製において有用であることが見出されている。 本発明の第1の側面によると、粒状固体及び下記式1: (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) の化合物のリン酸エステル(それらの塩を含む)である分散剤を含む組成物が提 供される。 本発明の第2の側面においては、式1の化合物のリン酸エステルである分散剤 を含有する有機媒体中の粒状固体の分散液を含む組成物が提供される。 本発明の第3の側面においては、粒状固体、膜形成樹脂、有機媒体及び式1の 化合物のリン酸エステルである分散剤を含む非水性練り顔料が提供される。 本発明の第4の側面においては、有機媒体、特には練り顔料における粒状固体 の分散への式1の化合物のリン酸エステルの使用が提供される。 有機媒体は、好ましくは50重量%以下、より好ましくは20重量%以下、特には 10重量%以下の水を含む有機液体である。この有機媒体は実質的に水を含まない ことが特に好ましい。 YがRO−基である場合、この分散剤は、好ましくは各々のリン原子に結合す る1つもしくは2つのいずれかの式RO(PO)n(EO)m−の基、特にはそれ らの混合物を含む末端キャップ化PO/EOブロック共重合体のリン酸エステル である。 YがH−(EO)q基の形態にある場合、式1の化合物はジオールであり、か つ分散剤は好ましくはこのジオールの各末端にリン酸基を有するリン酸エステル である。また、各々のリン原子が式H−(EO)q(PO)n(EO)m−Hのジ オールの1つもしくは2つとエステル結合を形成することも好ましく、分散剤が このようなエステルの混合物であることが特に好ましい。 Rは直鎖であっても分岐鎖であってもよいが、好ましくは直鎖であり、特には メチルである。 YがRO−基である場合、n及びmは独立に好ましくは5ないし40であり、特 には5ないし25である。また、mのnに対する比が3:1ないし1:3であり、 特には2:1ないし1:2であることが好ましい。 分散剤が誘導される式RO(PO)n(EO)m−Hの末端キャップ化ブロック 共重合体のMWは、好ましくは500以上であり、より好ましくは1000以上である 。また、この末端キャップ化共重合体のMWは3,000以下であり、特には2,000以下 であることが好ましい。 YがH−(EO)q−基である場合、m及びqは好ましくは同じであり、かつ 好ましくは、独立に、5ないし20である。また、式H−(EO)q(PO)n(E O)m−Hのジオールの場合には、(q+m)のnに対する比が1:1ないし1 :5であり、特には1:1ないし1:3であることが好ましい。分散剤が誘導さ れる式H−(EO)q(PO)n(EO)m−HのジオールのMWは、好ましくは5,0 00未満であり、特には4,000未満である。 粒状固体は、有機媒体中で細かく分断された状態に安定化することが望まれる いかなる物質であってもよい。適切な固体の例は、インク、塗料及び他の表面コ ーティング用の色素及び充填材;磁気テープ、ディスク及びメモリー装置の製造 において用いるための磁性金属もしくは合金及び磁性酸化物;泥及び土壌の粒子; 殺生剤、農芸化学薬品及び医薬品である。組成物は、それが乾燥していようと分 散液の形態にあろうと、樹脂、結合剤、流動化剤(fluidising agents)、抗沈降 剤(anti-sedimentation agents)、可塑剤、湿潤剤、融合助剤(coalescents)、共 溶媒、増粘剤及び保存剤のような他の成分を含むことができる。これらの成分は 有機媒体に可溶性であっても、部分的に可溶性であっても、不溶性であっても、 又は分散されていてもよい。 固体が色素である場合、それは有機物であっても無機物であってもよい。好ま しくは、固体は無機色素、金属色素、又は有機染料の金属塩(しばしば、レーキ 又はトナーと呼ばれる)である。これは、例えば、カラーインデックス(Colour s Index)第3版(1971)並びにそれに続く改訂及びそれらの補遺において“色 素”と題する章に記述される、認定されたクラスの色素のいかなるものに由来す るものであってもよい。 有機色素の例は、アゾ、ジアゾ、縮重アゾ、チオインジゴ、インダントロン、 イソインダントロン、アンタントロン、アントラキノン、イソジベンズアントロ ン、トリフェンジオキサジン、キナクリドン及びフタロシアニン系列のもの、特 には、銅フタロシアニンおよびその核ハロゲン化誘導体並びに酸性、塩基性及び 媒染染料のレーキである。 無機色素の例は、二酸化チタン(アナターゼ及びルチル型、並びに高UV吸収 性超微細二酸化チタンを含む)、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム 、酸化鉄(透明酸化鉄を含む)、ウルトラマリーン、雲母(例えば微細二酸化チタ ンでの、表面処理によって作製した真珠光沢を有する色素を含む)及びクロム色 素であり、クロム色素には鉛、亜鉛、バリウム、カルシウムのクロム酸塩、モリ ブデン酸塩、並びに混合クロム酸塩及び硫酸塩並びにそれらの混合物及び修飾物 が含まれ、これらはプリムローズ、レモン、ミドル、オレンジ、スカーレット及 びレッドクロムの名称で緑がかった黄色から赤色の色素として購入できる。 無機色素という用語にはカーボンブラック、とりわけ印刷及び塗装産業におい て用いられる化学的に修飾又はコートされた形態のカーボンブラックも含まれる ことが理解されるであろう。 金属色素の例は、アルミニウム片、銅粉及び銅片である。 有機染料の金属塩の例はアゾ金属塩色素、例えば、CIピグメント・レッド( CI Pigment Red)48(2Bトナー又はパーマネント・レッド(Parnlancnt Red)2B としても知られる)、CIピグメント・レッド53(レーキ・レッドC(Lake Red C )又はレッド・レーキC(Rcd Lake C)としても知られる)、CIビグメント・ レッド52、CIピグメント・レッド57(4Bトナー、リトール・ルビン(Lithol Rub ine)、ルビン・トナー(Rubine Toner)又はパーマネント・レッド4Bとしても知 られる)、CIピグメント・レッド58、CIビグメント・レッド247、CIピグメ ント・ イエロー(CI Pigment Yel1ow)61、CIピグメント・イエロ−62、CIピグメ ント・イエロー183及びCIピグメント・イエロー191である。 充填材の例は、炭酸カルシウム、水和アルミナ、タルク、石英、(沈殿、火成 及び合成)シリカ、金属ケイ酸塩、硫酸バリウム及びカルシウム、カオリン、酸 化アンチモン、粉末スレート、珪灰石並びにチョップトグラスファイバーである 。 好ましくは、粒状固体は色素、特には無機色素、とりわけ二酸化チタンである 。 有機媒体は膜形成樹脂であってもよいが、好ましくは極性もしくは非極性有機 液のいずれかである液体である。有機液の選択はその分散液の最終用途にかなり の程度依存する。したがって、分散液を印刷もしくは包装インク又はそれらのた めの練り顔料において用いようとする場合には、有機液は好ましくは極性有機液 である。分散液を溶媒ベースの塗料もしくは水性エマルジョン塗料又はそれらの ための練り顔料として用いようとする場合、有機液は好ましくは非極性である。 極性有機液という用語は、Journa1 of Paint Technology、第38巻、1966年、 第269頁におけるCrowleyらによる“溶解度に対する3次元的アプローチ(A three dimensional approach to solubility)”と題する論文に記述されるように、中 程度の、もしくは強い水素結合を形成することが可能な液体である。このような 有機液は、この論文において定義されるように、5以上の水素結合数を有する。 極性有機液の例はアミン、エーテル、とりわけC1-6−アルキルエーテル、有 機酸、エステル、ケトン、グリコール、アルコール及びアミドであり、それらの 混合物も含む。このような中程度に、もしくは強く水素結合する液体の多くの具 体的な例が、Ibert Mellanによる“相溶性及び溶解度(Compatibility and Solu bility)”と題する書籍(ノイヤー・デイベロップ社(Noyer Dcvelopment Corpo ration)、1968年刊)の第28頁及び第40頁の表2.14に掲載されており、これらの 有機液は全て本説明において用いられる極性有機液の範囲内にある。 好ましい極性有機液はジアルキルケトン、アルカンカルボン酸のアルキルエス テル、アルカノール、とりわけC1-6−アルカノールである。好ましい極性有機 液及び特に好ましい極性有機液の例はジアルキルケトン、例えば、アセトン、メ チルエチルケトン(MEK)、ジエチルケトン、ジイソプロピルケトン、メチルイ ソブチルケトン及びジイソブチルケトン;アルキルエステル、例えぱ、メチルア セテート、エチルアセテート、イソプロビルアセテート、エチルホルメート、メ チルプロピオネート及びエチルブチレート;アルコキシアルキルエステル、例え ば、メトキシプロピルアセテート並びにアルカノール、例えば、メタノール、エ タノール、n−プロパノール、イソプバノール、n−ブタノール及びイソブタノ ールである。 分散液又は練り顔料を印刷もしくは包装用インクの調製に用いる場合、極性有 機液は、好ましくは、エタノール又はエチルアセテート、特にはそれらの混合物 、又はメトキシプロピルアセテートである。 非極性溶媒という用語は水と非混和性の液体であり、これには脂肪族及び芳香 族炭化水素並びにそれらのハロゲン化類似体が含まれる。その例は、ペンタン、 ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン並 びに石油画分及び蒸留物、例えば、揮発油である。 分散液又は練り顔料を溶媒ベースの塗料の調製に用いる場合、非極性溶媒は好 ましくは揮発油である。 分散液は当該技術分野に公知のあらゆる方法で製造することができる。したが って、分散剤、粒状固体及び有機液を一緒に混合し、その混合物を破砕もしくは 微粉砕して有機液に粒状固体を安定に分散させることにより製造することができ る。好ましくは、平均粒子径が直径15μ未満、より好ましくは10μ未満、特には 3μ未満になるまで粒状固体を破砕もしくは微粉砕する。 分散剤の量は、粒状固体の重量を基準にして、好ましくは少なくとも0.2重量 %、より好ましくは少なくとも0.5重量%、特には少なくとも1重量%である。 好ましくは、分散剤の量は、粒状固体の重量を基準にして100重量%以下、好ま しくは50重量%以下、より好ましくは20重量%以下、特には10重量%以下である 。 粒状固体及び分散剤から本質的になる乾燥組成物は上述の分散液から有機液を 除去することにより調製することができる。このような場合、有機液は、好まし くは、その除去を容易にするため揮発性である。このようにして得られた乾燥組 成物は、本質的に、細かく分割された、分散剤の表面コーティングを有する粒状 固体からなる。このような乾燥組成物は、有機媒体に添加してその媒体全体にわ たる粒状固体の均一な分布を得ることができる。 前述のように、分散剤を用いて粒状固体、分散剤、有機液及び膜形成樹脂から なる練り顔料を調製することができる。練り顔料の定義には、分散剤及び膜形成 樹脂の両者の存在下において粒状固体を破砕もしくは微粉砕することが暗に含ま れる。 膜形成樹脂は当該技術分野に公知のあらゆる樹脂、とりわけ印刷及び包装用イ ンクの調製において用いられるもの、及びコーティング、とりわけフレキソ印刷 用インク、及び溶媒ベースの塗料の調製に用いられる樹脂であり得る。 印刷及び包装用インクの調製において用いられる膜形成樹脂の例は、ニトロセ ルロース樹脂、及びポリビニルブチレートのようなエチレン様不飽和カルボン酸 エステルを重合させることにより得ることができる樹脂である。 溶媒ベースの塗料の調製において用いられる膜形成樹脂には、天然樹脂及び合 成樹脂の両者、例えば、アルキド樹脂、アルキド/メラミンホルムアルデヒド樹 脂、風乾アルキド樹脂、長油アルキド樹脂及びウレタン長油樹脂が含まれる。 本発明による分散液又は練り顔料は、好ましくは、その分散液又は練り顔料の 総重量を基準にして少なくとも5重量%、より好ましくは少なくとも20重量%、 特には少なくとも40重量%の粒状固体を含む。好ましくは、分散液又は練り顔料 は、その分散液又は練り顔料の総重量を基準にして90重量%以下、より好ましく は80重量%以下、特には70重量%以下の粒状固体を含む。 本発明による練り顔料は、好ましくは、練り顔料の総重量を基準にして2重量 %を上回り、より好ましくは5重量%を上回り、特には10重量%を上回る膜形成 樹脂を含む。膜形成樹脂の量は、練り顔料の総重量を基準にして40重量%以下、 好ましくは30重量%以下、特には20重量%以下であることが好ましい。 練り顔料は、一般に、膜形成樹脂及び有機液の混合液で希釈して最終的な印刷 もしくは包装用インク配合物又は塗料配合物を得る。この最終配合物はインク又 は塗料に通常添加される他の添加物を含んでいてもよく、このような添加物は好 ましくは好ましくは希釈物に添加される。このような添加物の例は、増量剤及び 塗布の過程でのインク又は塗料の流動特性を改善する物質、例えば、脂肪酸のエ ステルである。このようなエステルの例は、ジオクチルフタレート、ジイソヘキ シルフタレート、ジデシルフタレート、ジウンデシルフタレート、ジ(2−エチ ルヘキシル)フタレート及びジオクチルアジペートである。 前述のように、非水性練り顔料中での粒状固体の分散への式1の化合物のリン 酸エステルの使用が提供される。このリン酸エステルが粒状固体を練り顔料の有 機液中に分散させるための主な分散剤であることが好ましくはあるが、式1の化 合物のリン酸エステルを練り顔料又は配合インクもしくは塗料に添加してそれら の特性を改善するための第2の分散剤として用いることもできる。 前述の分散液又は練り顔料から製造されるインク及び塗料は、代わりの分散剤 を用いて調製された分散液又は練り顔料と比較して特性が高められており、とり わけ、光沢、透明性、輝度が高められ、曇りが低下している。 本明細書で前に開示されるように、式1の化合物のリン酸エステルは当該技術 分野において既知であり、典型的には、式1の化合物を不活性雰囲気下において リン酸、ポリリン酸もしくは五酸化リンのようなリン酸化剤と共に70ないし150 ℃の温度で加熱することにより調製される。注ぐことができる液体又は低融点ゴ ム及び蝋状物質として分散剤が得られる。 リン酸化剤と式1の化合物との反応は、任意に、アルコール又はアルカノール アミンの存在下で行うことが可能であり、あるいは式1の化合物のリン酸エステ ルを引き続いてアルコール又はアルカノールアミンと共に加熱することができる 。この反応がアルコールを含む場合、そのリン酸末端基(1つもしくは複数)は さらに部分的にエステル化される。この反応がアルカノールアミンを含む場合、 さらなるエステル及び/又はアミド基及び/又は式1の化合物のリン酸エステル のアミン塩が形成される。この反応生成物は主としてアミン塩であると考えられ る。 式1の化合物のリン酸エステルはアルカリ金属又はアンモニアの塩としても存 在し得る。 以下のリン酸エステルが有機媒体中の粒状固体のための分散剤として評価され ており、以下の例の全体にわたって下記表中の様々な薬剤が参照される。 表A A)一般式MeO(PO)n(EO)m−Hの共重合体のリン酸エステルである分 散剤。これらは末端キャップ化PO/EOポリマーをP2O5と反応させることによ り調製した。 表B B)一般式H−(EO)q(PO)n(EO)m−Hの共重合体のリン酸エステル である分散剤。これらはEO/PO/EOブロック共重合体をP2O5と反応させる ことにより調製した。 表Bの脚注 分散剤7−12を作製するのに用いたEO/PO/EOブロック共重合体は、そ れぞれ、シンペロニック(Synperonic)PE/L35、シンペロニックPE/L64、 プルロニック(Pluronic)L101シンペロニックPE/L92、プルロニックP102及 びプルロニックL72であった。 本発明を以下の例を参照してさらに説明する。以下の例においては、全ての量 はそれとは逆に述べられていない限り重量部で示される。実施例1−4 パーマネント・イエローPGRL04を含む、ニトロセルロースフレキソ印刷インク用 練り顔料 パーマネント・イエロ−PGRL04(30部、ヘキスト(Hoechst)製)、分散剤(4. 35部)及びニトロセルロース樹脂(コーツ・ロリリュクス(Coates Lorilleux) 製のエタノール/エチルアセテート(3:1)の混合液中の16%w/w溶液、SM 1359として65.65部)の混合物を3mmガラスビーズ(125部)の存在下において30 分間微粉砕することにより練り顔料を調製した。次に、この練り顔料をガラスビ ーズから分離し、SM1359(131.05部)、ジオクチルフタレート(11.42部)及びエ タノール/エチルアヤテート(5:1、57.53部)の混合物で希釈して10%w/w の色素を含む印刷用インクを得た。このインクを脱気した後、K−プルーフアー (K-proofer)(シーン・インストウルメンツ(Sheen Inshuments)製)を用い て紙に塗布し、1.2μの膜厚を得た。この膜を90分間風乾した後、120℃で20分間 加熱することにより硬化させた。次いで、ノボグロス(Novogloss)メーター( ローポイント・インストウルメンテーション(Rhopoint Instrumentation)、UK )を用いてこの膜の60゜光沢角を測定した。 これらの結果が下記表1に示されており、これらは、本発明のインクがジエチ ルアミノエタノールから誘導されるEO/POブロック共重合体から誘導される 従来の薬剤と比較して優れた光沢を見せることを示す。 表1の脚注 分散剤SはUS 4,518,435号の薬剤Jである。実施例5−8 スペシャル・ブラック(Special Black)4を含むフレキソ印刷インク用の練 り顔料。 これらの練り顔料は、実施例1−4の練り顔料を調製するためのパーマネント ・イエロー、分散剤及び樹脂の代わりにスペシャル・ブラック4(25部、デガッ サ(Degussa)製)、分散剤(5.42部)及びニトロセルロース樹脂(SM1359;エタノ ール/エチルアヤテート(3:1)の混合液中の16%w/w溶液68.22部)を用い たことを除いて、実施例1−4に説明される方法で調製した。 これらの練り顔料を、実施例1−4の希釈配合物の代わりに、ニトロセルロー ス樹脂(SM1359;101.93部)、ジオクチルファレート(dioctylphallate)(8.9部 )及びエタノール/エチルアセテート(5:1、39.7部)で希釈した。10%の色素 を含む得られた印刷インクを実施例1−4に説明される通りに評価した。その結 果を下記表2に示す。これらの結果は、本発明によって製造されたインクがEO/ POブロック共重合体から誘導される従来の分散剤を用いて調製したインクと比較 して優れた光沢を見せることを示す。 表2の脚注 分散剤Sは表1の脚注に説明される通りである。実施例9 長油アルキド塗料における第2の分散剤としての分散剤6の使用 二酸化チタン(35部、チオキサイド(Tioxide)TR92)及び長油アルキド樹脂 (揮発油、クレイ・バレー(Cray Valley)製シノラック(Synolac)50W中の20 %(w/w)樹脂として18.8部)をレッド・デビル(Red Devil)振盪機中で15 分間、3mmガラスビーズ(125部)と共に微粉砕した。次に、この塗料を、揮発油 中の樹脂(揮発油中75%(w/w)のシノラック50W、50部)をさらに添加する ことにより希釈した。この塗料をデカントしてビーズと分離し、長油アルキド樹 脂(揮発油中75%(w/w)のシノラック50W、3.3部)、揮発油(5.1部)及びカ ルシウム/コバルト/ジルコニウム混合ドライヤー(4.4部)の混合物でさらに 希釈した。 この最終塗料を3つに分け、別々の分割物に分散剤6及び分散剤Sをそれぞれ 塗料の重量を基準にして5%(w/w)分散剤の量で添加した。これらの塗料試 料を実施例1−4に説明される通りにK−プルーファーを用いて紙に塗布し、既 述の通りにその塗膜を乾燥させて硬化させた。塗膜の光沢/曇りをバイク・ガー ナー(Byk Garner)光沢計を用いて測定し、LAB色座標をDr.ランゲ・カラー メーター(Dr.Lange Colorimeter)を用いて測定した。それらの結果が下記表3 に示されており、これらは、分散剤6を第2の分散剤として含む塗料が対照及び 分散剤Sと比較して光沢に優れ、かつ曇りが減少していることを示し、並びに分 散剤6により色の白さ及び青さに優れる塗料が得られることを示す。 表3の脚注 対照は第2の分散剤を含まない。 分散剤Sは表1の脚注に説明される通りである。実施例10 揮発油塗料における主要分散剤としての分散剤6の使用 二酸化チタン及び長油アルキド樹脂を、揮発油中で、分散剤6の存在下及び非 存在下の両者において一緒に微粉砕することにより白色練り顔料を調製した。こ れらの様々な成分の量を下記表4Aに収載する。 これらの練り顔料は、二酸化チタン及び樹脂を分散剤6と共に、及び分散剤6 を除いて、3mmガラスビーズ(125部)の存在下においてレッド・デビル振盪機で 15分間微粉砕することにより調製した。次に、実施例9に説明されるように、こ れらの練り顔料を分離し、揮発油中75%のシノラック50W(3.3部)、揮発油(5. 1部)及び混合ドライヤー(4.4部)の混合物で希釈した。その後、得られた塗料 を実施例9に説明されるようにカードに塗布し、乾燥して硬化させ、前述の例と 同様に光沢、曇り及び色座標を決定した。それらの結果を下記表4bに示す。これ らは、分散剤6を含む練り顔料が、樹脂が単独の分散剤である対照と比較して優 れた光沢を見せ、かつ曇りを大きく減少させることを示す。 実施例11 ポリエステル塗料における主要分散剤としての分散剤6の使用 下記表5aに示される量の様々な成分を実施例10に説明される方法を用いて 一緒に微粉砕することにより白色練り顔料を調製した。 表5aの脚注 アロプラズ(Amplaz)6820は、レイコルド(Rheichold)、USAによって供給 されるポリエステル/メラミンホルムアルデヒド樹脂である。 MPAはメトキシプロピルアセテートである。 次に、この練り顔料をガラスビーズから分離し、下記表5bに示される量の配合 物で希釈した。 表5bの脚注 サイメル(Cymel)303は、アメリカン・サイアナミド(American Cyanamid) 製のメラミン/ホルムアルデヒド架橋剤である。 得られた塗料配合物をカードに吹き付けた後、実施例9に説明されるように乾 燥して硬化させた。その光沢、曇り及び色座標を実施例9に説明される通りに測 定した。その詳細を下記表5cに示す。これらのデータは、分散剤6を含む練り顔 料から調製された塗料の場合、樹脂が分散剤として作用する練り顔料から調製さ れた塗料と比較して、その光沢が著しく大きいことを示す。また、分散剤6を含 む塗料の曇りは非常に小さい。 実施例12−18 アルキド樹脂/揮発油塗料における分散剤の使用 二酸化チタン(60部;クロノス(Kronos)2190)、分散剤(2.4部)、樹脂(30.76 部;レシナス・ケミカルズ社(Resinous Chemicals Ltd)製のレシノール(Wres inol)AF9300(100%))及び揮発油(6.84部)を、レッド・デビル振盪機を用い て、3mmガラスビーズ(125部)を収容する4オンス瓶内で20分間微粉砕すること により白色練り顔料を調製した。この練り顔料は、練り顔料の重量を基準にして 77%(w/w)の樹脂を含んでいた。 同様に、分散剤を等重量の揮発油で置き換えて対照を調製した。 次に、練り顔料からビーズを除去し、希釈配合物に添加して最終塗料を形成し た。この希釈液はレシノールAF9300(45.98部)、揮発油(12.52部)、メチルエ チルケトオキシム(0.61部)及び混合ドライヤー(6.29部、ダーハム・ケミカル ズ(Durham Chemicals)製のダーハムVX71)を含んでいた。 その後、この塗料をK−バー・ナンバー4(K-bar number 4)を用いて無光沢 カードに塗布し(湿潤膜厚36μ)、実施例1−4と同様に乾燥して硬化させた。こ の塗膜の光沢/曇りをバイク・ガーナー光沢計を用いて測定し、LAB色座標を Dr.ランゲ・カラーメーターを用いて測定した。それらの結果を下記表6に示す 。 表6の脚注 分散剤Sは表1の脚注に説明される通りである。実施例19ないし25 実施例12ないし18を、白色塗料(5部)を黄色チンター(tinter)(0.56部) と共に撹拌した、黄色が減少した色味のチンターを用いて繰り返した。この黄色 チンターは、ホスタパーム・イエロー(Hostaperm Yellow)H3G(37.5部、ヘキ スト製)、分散剤(4.5部)、流動化剤(1.12部)及び水(56.88部)を、レッド・ デビル振盪機を用いて、ガラスビーズ(直径3mm、125部)の存在下において、4 オンス瓶内で30分間一緒に微粉砕することにより調製した。その後、ビーズを分 離し、黄色分散液をプロピレングリコール(56.88部)で希釈して黄色チンター を得た。それらの結果を下記表7に示す。 表7の脚注 分散剤Sは表1の脚注に説明される通りである。実施例26ないし30 白色ベース塗料と混合した赤色酸化鉄チンター(0.56部、ホリデイズ(Hollid ays)製)を用いて実施例12ないし18を繰り返した。それらの結果を下記表8に 示す。 実施例31ないし35 赤色酸化鉄チンターを同じ重量のフルス(Huls)GmbH製バイオレットチンター に置き換えたことを除いて、実施例26ないし30を繰り返した。それらの結果を下 記表9に示す。
【手続補正書】 【提出日】平成10年11月11日(1998.11.11) 【補正内容】 請求の範囲を以下の通り補正する。 『1. 有機媒体中の色素の分散液を含む組成物であって、該分散液が下記式1の 化合物のリン酸エステル及びそれらの塩である分散剤を含有する組成物。 (ここで、 YはH−(EO)q−であり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) 2. m及びqが各々独立に5ないし20である請求項1に記載の組成物。 3. (q+m)のnに対する比が1:1ないし1:5である請求項1又は2のい ずれかに記載の組成物。 4. 色素が二酸化チタンである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物 。 5. 有機媒体が10重量%以下の水を含む有機液である請求項1ないし4のいずれ か1項に記載の組成物。 6. 有機媒体が揮発油である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の組成物 。 7. 有機媒体が極性有機液である請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成 物。 8. 極性有機液がアルコール又はグリコールである請求項7に記載の組成物。 9. 色素、膜形成樹脂、有機媒体並びに下記式1の化合物のリン酸エステル及び それらの塩である分散剤を含む非水性練り顔料。 (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q−基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) 10. Rがメチルである請求項9に記載の非水性練り顔料。 11. YがRO−基である場合にm及びnが各々独立に5ないし25である請求項 9又は10のいずれかに記載の非水性練り顔料。 12. YがRO−基である場合にmのnに対する比が2:1ないし1:2である 請求項9ないし11のいずれか1項に記載の非水性練り顔料。 13. YがH−(EO)q−基である場合にm及びqが各々独立に5ないし20であ る請求項9に記載の非水性練り顔料。 14. YがH−(EO)q−基である場合に(q+m)のnに対する比が1:1な いし1:5である請求項9又は13のいずれかに記載の非水性練り顔料。 15. 色素が二酸化チタンである請求項9ないし14のいずれか1項に記載の非水 性練り顔料。 16. 色素、膜形成樹脂、有機媒体並びに下記式1の化合物のリン酸エステル及 びそれらの塩である分散剤を含む塗料又は印刷インク。 (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q−基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) 17. 水を含む請求項16に記載の塗料又は印刷インク。 18. 水の量が有機媒体の重量を基準にして10%以下である請求項17に記載の塗 料又は印刷インク。 19. 色素が二酸化チタンである請求項16ないし18のいずれか1項に記載の塗料 又は印刷インク。』
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 11/02 C09D 11/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 有機媒体中の塗料及びインク用色素の分散液を含む組成物であって、該分 散液が下記式1の化合物のリン酸エステル及びそれらの塩である分散剤を含有す る組成物。 (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q−基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) 2. Rがメチルである請求項1に記載の組成物。 3. YがRO−基である場合にm及びnが各々独立に5ないし25である請求項1 又は2に記載の組成物。 4. YがRO−基である場合にmのnに対する比が2:1ないし1:2である請 求項1ないし3のいずれか1項に記載の組成物。 5. YがH−(EO)q−基である場合にm及びqが各々独立に5ないし20であ る請求項1に記載の組成物。 6. YがH−(EO)q−基である場合に(q+m)のnに対する比が1:1な いし1:5である請求項1又は5のいずれかに記載の組成物。 7. 色素が二酸化チタンである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の組成物 。 8. 有機媒体が10重量%以下の水を含む有機液である請求項1ないし7のいずれ か1項に記載の組成物。 9. 有機媒体が揮発油である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。 10. 有機媒体が極性有機液である請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組 成物。 11. 極性有機液がアルコール又はグリコールである請求項10に記載の組成物。 12. 塗料及びインク用色素、膜形成樹脂、有機媒体並びに下記式1の化合物の リン酸エステル及びそれらの塩である分散剤を含む非水性練り顔料。 (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q−基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である) 13. 下記式1の化合物のリン酸エステル及びそれらの塩の、非水性塗料又は印 刷インクにおける色素の分散への使用。 (ここで、 YはRO−基又はH−(EO)q−基であり; RはC1-6アルキルであり; m及びqは各々独立に5ないし50であり;かつ nは5ないし70である)
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