JP2000509686A - ストラップ型ハンドル付物品キャリア及び上面パネルアクセス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 延伸ハンドルストラップと、はぎ取り上部開口と、を有する物品キャリアを特徴とする。ハンドルストラップは、キャリアの端面パネル間或いは側面パネル間の何れかに延在し、上面パネルに分離可能に連結される。この分離可能な柔弱線は、端面パネル内或いは側面パネル内に延伸して、他の柔弱線と共に、端面パネル或いは側面パネルの部分を分離可能とする。このことは、ハンドルストラップのどちらの側でも上面パネル部分を折り返すことを可能として、包装された内容物へのアクセスを可能にする。上面パネル部分が分離された後でさえも、キャリアは、ハンドルによって持ち運び可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 ストラップ型ハンドル付物品キャリア及び上面パネルアクセス 技術分野 本発明は、形成されたハンドル（取っ手）と完全に合体している物品キャリア に関する。より詳しくは、包装された物品へのアクセス（接近）を、キャリアの 上面パネルを通じて提供する前記種類のキャリアに関する。 発明の背景 物品キャリアは、一般に、便利な持ち運び用ハンドル（取っ手）を備える。例 え、前記ハンドルは複雑なキャリアのタイプに依存した多数の形状を採ることに なるとしても、満足できるハンドルは、容易に握れるように、手にとって楽であ るように、及びちぎれることなくキャリアを持ち運ぶことができるように設計さ れるべきである。スリーブ（胴枠）型キャリアの場合、対向する側面或いは端面 パネル間に延在する延伸ストラップ（帯）は、握るのに大変楽であることが知ら れており、また、キャリアをちぎってしまう危険性のより小さい状態で持ち上げ 応力が一層容易に拡散される場所であるキャリアの側部や端部へ、持ち上げ応力 を分配するという有利性がある。 若干数の物品、例えば飲料用容器などを包装するとき、はぎ取り（tear-away ）部分によって、箱形キャリアの内部へのアクセスを提供することが大抵好まれ る。一度、前記はぎ取り部分がはぎ取られたり、容器が取り外されると、キャリ アは、普通は、もはや使用できる状態でない。使用済みの容器を小売店に戻すこ と、或いはほんのわずかな部分が包装から取り外された後の残っている容器を輸 送することが望まれるであれば、元のキャリアのまま、再びそれらを持ち運ぶこ とがで きたら便利である。このことを達成するには、キャリアは、取り外されるはぎ取 り部分を破壊されてはいけないし、なおハンドルによって持ち運ぶことができる べきである。 箱形キャリアにおける典型的なはぎ取りデザインの別の欠点は、物品がキャリ アの側部或いは端部を通じて取り出せないことである。普通は、キャリアの側面 或いは端面を通じて物品を少しも取り出せないし、更に、残っている物品を輸送 するためにキャリアを使うこともできない。キャリアの上面を通じて選択的に物 品を取り出すことは好ましいことであるけれども、そのような配置は公知のスト ラップ（帯）型ハンドルデザインとは両立しない。 キャリアの一端面から他端面まで延在する、或いは一側面から他側面まで延在 する一体型のハンドルを持つキャリアを提供できることが高度に望まれる一方、 同時に上面パネルのはぎ取り部分を通じてキャリアの内部へのアクセスを提供で きることが望まれる。本発明の主な目的は、このような目的にかなうキャリアを 提供することである。 発明の概要 本発明は、ハンドルストラップが分離可能に上面パネルに柔弱線によって連結 されており、該ハンドルストラップは対向する端面パネル間或いは対向する側面 パネル間の何れかに延在して、上面パネルを２つの部分に分割する、と言ったキ ャリアに組み込まれる。前記ハンドルの柔弱線は、前記対向する端面パネル内或 いは前記対向する側面パネル内へ延伸し、追加の柔弱線が前記延伸する柔弱線か ら実質的にキャリアの上側角部に向けて延在される。前記ハンドルの柔弱線の破 断は、キャリアを持ち上げる際に生じる。続いて起こる端面パネル或いは側面パ ネル内の柔弱線の破断が、上面パネル部分が折り返されることを許容し、キャリ ア内部へのアクセスを可能にする。 好ましい態様においては、端面或いは側面パネル内の折り曲げ線が、これらの パネル内の柔弱線とによってタブを形成しており、該タブは端面或いは側面パネ ル内の柔弱線を破断したときに都合良く握ることができるようになっている。ハ ンドルをもっとちぎれないようにしたいなら、可撓性のある補強用ストリップ（ 帯状部材）、例えば補強材料のストランド（より線）をハンドルストラップに付 着させることができる。 本発明は、快適で強いストラップタイプのハンドルによってキャリアを持ち上 げることができるだけでなく、ハンドルによって持ち上げたときに包装された物 品を支持し続ける能力を損なうことなく、キャリア内部へのアクセスを提供可能 にする。 望ましい結果を提供する本発明の特徴は、好ましい実施例の説明において一層 詳細に明らかにされ、そこにおいて、本発明の上記及び他の諸相は、他の利益と 共に、容易に明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図１は、対向する端面パネル間に延在するハンドル（取っ手）用ストラップ （帯）を有するスリーブ（胴枠）型キャリアの絵画図である。 図２は、図１のキャリアの拡大部分端面図である。 図３は、図１のキャリアを作るためのブランクの平面図である。 図４は、包装された内容物を省略し、機能的に作用している状態のハンドル を示したキャリアの部分拡大図である。 図５は、はぎ取り部分が分離され、上面パネル部分が折り返された後の開放 されたキャリアの平面図である。 図６は、補強されたハンドルを持つキャリアを作るための変更されたブラン クの部分平面図である。 図７は、対向する側面パネル間で延伸するハンドル用ストラップを有するキ ャリアを作るためのブランクの部分平面図である。 図８は、包装された内容物を省略し、図７のブランクから作られたスリーブ （胴枠）型キャリアの部分絵画図である。 好ましい実施例の詳細な説明 図１を参照すると、キャリア１０は、上面パネル１４と、この図では隠れてい る底面パネルと、に連結された側面パネル１２を含んで構成されている。キャリ アは、また上面、側面、底面パネルに連結された端面パネルフラップを形成する 端面パネル１６も含んでいる。主な端面パネルフラップ１８と２０は、各々、上 面パネルと底面パネルに連結されており、この図で明らかにされている。ハンド ル用ストラップ２２は、上面パネルに含まれ、分離容易な柔弱線２４によって長 さ方向に沿って上面パネルに連結されている。前記柔弱線は、如何なる所望のデ ザインであって構わない。しかし、それらは、ハンドルがキャリアを持ち運ぶた めに使用される際に、容易に切れる或いはちぎれる上面パネルの短い接続部分に よって分割された複数のスリットで構成されることが好ましい。ハンドルは、そ の中心部に、折り曲げ線２８によってストラップに連結されると共に、分離容易 な柔弱線２９によって上面パネルに連結されているハンドルグリップフラップ２ ６を含んで構成される。 図１及び図２に示すように、柔弱線２４は、短い距離だけ端面パネルの内側ま で参照符号３０によって示されるように延伸し、そして外側に広がる弓形部分３ ２に連続している。追加の柔弱線３４が、弓形部分３２の端部からキャリアの最 も近い上側角部付近の点まで延伸している。折り曲げ線３６は、弓形の柔弱線３ ２の端部から、柔弱線２４と３０の交点で上面パネルまで延伸している。折り曲 げ線３６と柔弱線３０と３２の線によって境界付けられた領域は、以下に詳細に 説明するように、上面パネルを開口する際に用いるタブ（耳部）３７を画定する 。 ここで、図３を参照すると、一般に、キャリアを作るための矩形のブランク（ 半製品）３８は、向かい合っている折り曲げ線４０によって側面パネル部分１２ に連結される上面パネル部分１４を含んで構成される。ブランクの内側の側面パ ネル部分は、折り曲げ線４２によって底面パネル部分４４に接続され、接着用フ ラップ４６が折り曲げ線４８によって底面パネル部分４４に接続される。折り曲 げ線５０は、両側面パネル部分１２を小さな端面パネルフラップ５２に接続する 一方、折り曲げ線５４は底面パネル部分４４を下側の大きな端面パネルフラップ ２０に接続する。上側の大きな端面パネルフラップ１８は、折り曲げ線５６によ って、上面パネル部分１４に接続される。前記折り曲げ線５６は、折り曲げ線５ ０及び５４と一直線に並べられると共に、折り曲げ線５８としてハンドルストラ ップ２２を通過して延伸されている。上面パネル部分における柔弱線２４と、端 面パネルフラップ１８の柔弱線３０、３２、３４と、の関係は、図１のキャリア と関連して述べたと同様であると理解される。 ブランクからキャリアを作るために、底面パネル４４は隣接する側面部分１２ の上に折り曲げ線４２周りに折り曲げられ、その後、ブランクの端の側面パネル 部分１２が折り曲げ線４０周りに折り曲げられて、接着用フラップ４６に接着さ れる。このことは、フラットチューブ（平チューブ）或いは折り畳まれたキャリ アを生み出す。このフラットチューブ或いは折り畳まれたキャリアは、一般的に 包装設備に輸送され、そこで、図１の完成されたキャリアを作るために、工業界 においてよく知られた方法によって、組み立てられ、包装されている物品を詰め られ、そしてその端部を閉じられる。 ハンドルを利用するために、使用者は、単に、上面パネルにそれらを取り付け ている柔弱線２９を破断し、折り曲げ線２８周りにそのフラップを下方に折り曲 げながら、ハンドルグリップフラップ２６の上を押し下げる。それにより、ハン ドルストラップを、十分に握ることができ、ハンドルによってキャリアを持ち上 げることができる。キャリアが持ち上げられると、図４に示すように、キャリア の重量が、柔弱線２４に沿って上面パネルからハンドルを分離させ、上側に弓状 に曲げるようになる。また、図示されるように、この弓状に曲げる動作は、端面 パネル内及び上面パネルの隣接部分におけるハンドルストラップの部分を、キャ リアの端面パネルから引き離すように内側へ引き込む。その結果、ハンドルスト ラップは、柔弱線３０に沿って短い距離だけ端面パネルから切り離される。弓形 の柔弱線３２は、応力リリーフカット（応力逃がし切り込み）として機能し、持 ち上げている間において端面パネルがちぎれるのを防止する。 柔弱線２４を分離されたキャリアを持ち運んだ後、包装された物品へのアクセ スを達成するには、使用者は、単に、キャリアの向かい合っている端面のはぎ取 りタブ３７のむき出し部分をつかんで、柔弱線３２と３４に沿って端面パネルか ら残っているはぎ取り部分を引っ張ればよい。もし、前記タブが、容易につかめ るほどむき出されていないなら、まず、それらタブをキャリアの内側に向けて押 して柔弱線３２の線に沿って端面パネルと分離させる。かかる措置は、はぎ取り 過程でタブ３７をより一層容易につかめるようにタブ３７を外側に折り曲げるこ とを許容する折り曲げ線３６によって容易になされる。上述したように、柔弱線 ３４は、キャリアの上側角部付近で終了している。このことは、各図で明らかに されており、そこでは、柔弱線３４は、端面パネルフラップ１８の側縁部に及ば ないで、かつ、僅かに上面パネルの下側で終了している。端面パネルフラップの この短い弱められていない部分は、もし端面パネルフラップ１８の側縁部まで外 側へ伸びているとしたら危険である柔弱線３４の意図的でないちぎれを抑制する だけで、包装を開けるときには容易にちぎれる。 上面パネルからのハンドルの分離、及び端面パネルからのはぎ取り部分の分離 は、折り曲げ線４０においてだけ接続されているハンドルの両側の上面パネル部 分を残すので、折り曲げ線４０に沿って上面パネル部分を折り曲げることで、キ ャリアの内部を、簡単に露出させることができる。この状態でのキャリアを、図 ５に示すが、当該図では、包装されたボトルＢを表してある。勿論、望むなら、 ボトルの幾つかだけにアクセスが必要とされるときには、上面パネル部分の一方 だけが分離され折り曲げられる必要がある。如何なる場合でも、上面パネル部分 の一方或いは両方が分離され折り曲げられたのかどうかに拘わらず、キャリアは 、まだハンドルによって持ち上げられ運ばれることができる状態にあることに注 目せよ。このことは、上面パネルにでなく、端面パネルにだけ恒久的に取り付け られているハンドル用ストラップ２２により可能である。 もしキャリアが重量物を運ぶために、或いはたくさんの物品を運ぶために設計 されるとしたら、ちぎれに対してハンドルを一層強化することが望まれる。これ を達成する一つの方法を、図６に示すが、該図６は、ハンドル２２と端面パネル フラップ１８の内側表面に付着された補強ストランド６２を表している。前記ス トランドは、例えば、繊維ガラスストランドのような、十分な柔軟性（可撓性） と引っ張り強さを持つ如何なる適当な材料で構成することができる。前記ストラ ンドがハンドルと端面パネルの両方に付着し続けている間は、前記ストランドの 柔軟性（可撓性）は、キャリアが持ち上げられるときに、前記ストランドがハン ドルの曲がりに追従することを許容する。補強材は、ストランドの形をした材料 には限定されない。テープの形を取った、或いはその他の適当な伸張された形を 取った補強材料であって優れた柔軟性（可撓性）と引っ張り強さを有するものも 同様に用いることができる。 本発明は、キャリアの長さに沿って伸びるハンドルストラップの使用に限定さ れない。キャリアの幅に沿って伸びるストラップも、同様に、使用されることが できる。このようなキャリアを形成するためのブランクは図７に示されており、 該図７においては、ハンドルストラップ６４は柔弱線６６によって上面パネル１ ４に接続されている。側面パネル１２内の柔弱線６８、７０及び７２は、主とし て柔弱線３４と７２の長さが異なる点で異なっているが、第１の実施例における 端面パネル内の柔弱線３０、３２及び３４に対応している。第１の実施例と同様 に、前記各柔弱線によりタブ７４が形成される。ハンドル６４は、折り曲げ線４ ０と一致する折り曲げ線７６を介して側面パネル１２に接続されており、そして 上面パネル部分１４内のハンドルカットアウト（cutout）７８は、ハンドルを握 る使用者の手のための空間を提供する。図７から省かれたブランクの部分は、図 ３の対応するブランクの部分と同様である。 図８は、図７のブランクから造られたキャリアの上側部分を示している。端面 パネルの代わりに側面パネルにはぎ取り部分を配置するという要求により、図１ のキャリアとの主な相違は、ハンドルの配置の違いであることが解る。 ここで、本発明が、上面パネルよりむしろ比較的強い側面或いは端面パネルに 持ち上げ応力を分配することにより、キャリアの一端から他端へ延在する強いハ ンドルを提供することは高く評価されるべきである。更に、ハンドル構造を弱め ることなく、キャリアの上面を介して、キャリア内部へアクセス可能である。そ れ故、上面パネルを開けた後でさえも、ハンドルによってキャリアとその内容物 を持ち運ぶことができる。 本発明は、既述した特定のキャリアデザインに限定されるものではなく、上面 パネルが連結された上面パネルフラップで形成される他のキャリアデザインにも 適用可能である。何故なら、添付したクレームの範囲内にある限り、必ずしも、 本発明は、好ましい実施例と関連して述べた明細書の詳細な説明すべてに限定さ れるものではなく、本発明の全体的な基本機能と概念を変えない実施例の特徴の 変更は予期されるからである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．物品キャリアであって、 上面及び底面パネルと、対向する側面パネルと、対向する端面パネルと、 を含んで構成され、 前記上面パネルは、折り曲げ線によって前記対向する側面パネルと前記対 向する端面パネルに連結され、前記上面パネルと前記側面及び端面パネルは ４つの上側角部で交わっており、 前記上面パネルは、柔弱線によって当該上面パネルに分離可能に連結され たハンドルストラップを含んでおり、 前記ハンドルストラップは、前記対向する端面パネル間或いは前記対向す る側面パネル間の何れかに延在して、前記上面パネルを２つの部分に分割し 、 前記ハンドルの柔弱線は、前記対向する端面パネル内或いは前記対向する 側面パネル内の何れかへ延伸しており、 かつ、 追加の柔弱線が、前記延伸する柔弱線から実質的に前記上側角部に向けて 延在しており、 それによって、前記ハンドルの柔弱線と前記延伸する柔弱線と前記追加の 柔弱線の破断が、前記上面パネル部分が折り返されることを許容し、キャリ ア内部へのアクセスを提供可能とすることを特徴とする物品キャリア。 ２．前記ハンドルストラップが、前記上面パネルを前記端面パネルに連結して いる折り曲げ線、或いは前記上面パネルを前記側面パネルに連結している折 り曲げ線の何れかに連結されることを特徴とする請求項１に記載の物品キャ リア。 ３．前記各延伸する柔弱線が、弓形部分を含んでいることを特徴とする請求項 ２に記載の物品キャリア。 ４．前記延伸する柔弱線部分間に実質的に延在する追加の折り曲げ線を含んで 構成され、 該追加の折り曲げ線と前記延伸する柔弱線とが、前記端面パネル或いは前 記側面パネル内に柔弱線を分離するのに使用されるタブを形成することを特 徴とする請求項３に記載の物品キャリア。 ５．前記追加の柔弱線が、キャリアの上側角部から所定距離離れた場所で終了 していることを特徴とする請求項１に記載の物品キャリア。 ６．前記ハンドルストラップが、対向する端面パネル間に延在することを特徴 とする請求項１に記載の物品キャリア。 ７．前記端面パネルが、前記上面パネル、前記底面パネル、及び前記側面パネ ルに連結されたフラップを付着したフラップで構成され、前記延伸する柔弱 線と前記追加の柔弱線が前記上面パネルに連結された端面パネルフラップ内 にあることを特徴とする請求項６に記載の物品キャリア。 ８．前記ハンドルストラップが、対向する側面パネル間に延在することを特徴 とする請求項１に記載の物品キャリア。 ９．前記ハンドルストラップが、該ハンドルストラップに付着される可撓性を 有する補強用ストリップを含んで構成されることを特徴とする請求項１に記 載の物品キャリア。 １０．前記補強用ストリップが、補強材料のストランドで構成されることを特徴 とする請求項９に記載の物品キャリア。 １１．物品キャリアを形成するためのブランクであって、 ２つの離間した側面パネル部分と、１の上面パネル部分と、１の底面パネ ル部分と、を含んで構成され、 前記パネル部分は側面端部と端面端部とを有しており、 前記上面パネル部分の側面端部と端面端部は、実質的に当該上面パネル部 分の角部で交わっており、 前記上面パネル部分と前記底面パネル部分のうちの一方が、前記側面パネ ル部分間に配設され、 前記一方の上面パネル部分或いは前記底面パネル部分の側面端部が、折り 曲げ線によって前記側面パネル部分の隣接する側面端部に連結され、 残りの前記上面パネル部分と前記底面パネル部分の側面端部が、折り曲げ 線によって前記側面パネル部分の他方の側面端部に連結され、 端面パネルフラップが、折り曲げ線によって、前記上面パネル部分、前記 底面パネル部分及び前記側面パネル部分の端面端部に連結されており、 前記上面パネル部分が、柔弱線によって当該上面パネル部分に分離可能に 連結されたハンドルストラップを含んでおり、 前記ハンドルストラップは、前記上面パネル部分の端面端部間或いは側面 端部間の何れかに延在し、 前記上面パネル部分に連結される前記側面パネル部分或いは前記端面パネ ルフラップの何れかが、当該ブランクから形成されるキャリアにおいて、前 記上面パネル部分内の柔弱線の延伸である柔弱線を、含んでおり、 かつ、 追加の柔弱線が、前記延伸する柔弱線から、実質的に当該ブランクから形 成されるキャリアの上面パネルの角部に向けて延在しており、 それによって、前記ハンドルの柔弱線と前記延伸する柔弱線と前記追加の 柔弱線の破断が、このようなキャリアの上面パネル部分が折り返されること を許容し、該キャリア内部へのアクセスを提供可能とすることを特徴とする ブランク。 １２．前記各延伸する柔弱線が、弓形部分を含んでいることを特徴とする請求項 １１に記載のブランク。 １３．前記延伸する柔弱線上の所定距離離間した場所を連結する折り曲げ線を含 んで構成され、 該連結折り曲げ線と、関連する延伸する柔弱線とが、タブを画成すること を特徴とする請求項１２に記載のブランク。 １４．前記追加の柔弱線が、該ブランクから形成されるキャリアの上面パネルの 角部から所定距離離れた場所で終了していることを特徴とする請求項１３に 記載のブランク。 １５．前記ハンドルストラップが、上面パネル部分の対向する端面端部間に延在 することを特徴とする請求項１１に記載のブランク。 １６．前記ハンドルストラップが、上面パネル部分の対向する側面端部間に延在 することを特徴とする請求項１１に記載のブランク。 １７．前記ハンドルストラップが、該ハンドルストラップに付着される可撓性を 有する補強用ストリップを含んで構成されることを特徴とする請求項１１に 記載のブランク。 １８．前記補強用ストリップが、補強材料のストランドで構成されることを特徴 とする請求項１７に記載のブランク。