JPH11501273A - ハンドル装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 カートンは、ベース１３と、２つのサイドパネル１４と、第１のトップパネル１５と、第２のトップパネル１６と、端部パネル１７，１８，１９とを有する。第１のトップパネル１５は、第１のトップパネルの長さに沿って、近接した端部パネル１８に、離間して延びるカット２０により規定されたストラップハンドル部２１を有する。第２のトップパネル１６は、第１のトップパネルに重なり、これに取着されている。第２のトップパネルは、下層のストラップハンドル２１に取着された中心グリップ部２９，３１を有するアクセス手段を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 ハンドル装置 本発明は、ハンドルを備えたカートンに関する。 本発明に係われば、ベースと、これに折り返し可能に接続された複数のサイド パネルと、夫々のサイドパネルに折り返し可能に接続された第１並びに第２のト ップパネルとを具備し、第１のトップパネルは、長手方向端の夫々の所で第１の トップパネルに折り返し可能に接続された端部パネルを有し、これら端部パネル は、使用に際しては、前記ベースもしくはサイドパネルに折り返し可能に接続さ れた端部閉塞パネルに対して下方に折られて取着され、また、前記第１のトップ パネルの一部は、カットにより、端部パネルに両端が夫々延びた長手方向延出ス トラップハンドルを規定しており、そして、前記第２のパネルは第１のトップパ ネルに重なり、サイドパネルとの折り返し部とストラップハンドルとの第１のト ップパネルの部分で、第１のトップパネルに取着され、またストラップハンドル にアクセス可能にアクセス手段を設けている、カートンを提供する。 好ましくは、前記ハンドパネルは、補強されている。一配列においては、前記 補強は、ハンドルの長さの少なくとも一部に延出しこれに取着されたプラスチッ クストリップを有する。他の配設においては、前記補強は、前記ストラップハン ドルに折り返し可能に接続された、長手方向に延びた自由エッジストリップを有 し、このエッジストリップは、使用に際しては、ストラップハンドルの下に折ら れてこれに取着される。これら補強の両形式は、組み合わせられ得る。好ましく は、前記エッジストリップは、第１のトップパネルとエンドパネルとの長手方向 に延びている。 他の形態は、前記アクセス手段は、前記ストラップハンドルに取着された中心 グリップ部を有し、このグリップ部は、これに折り返し可能に接続された横方向 に延びたフラップを有し、使用に際しては、これらフラップはパックの内方に押 されて、ハンドルが掴まれるときにストランドハンドルの下側に折られる。理想 的には、前記フラップは、前記第２のトップパネルに形成された弓形カットによ り規定されている。 さらに、前記第２のトップパネルに形成され、前記グリップ部の両側に対抗し て配設され、第２のトップパネルの長手方向に延びた１対のカバーストリップが 設けられ得る。好ましくは、前記各ストリップは、前記第２のトップパネルの長 手方向端部に向かってのびているが、この端部の手前で終端した１対の長手方向 カットにより構成されている。 さらに好ましい態様は、弱い線が、使用に際しては、前記グリップ部が第２の トップパネルの残りの部分から分離されて開口を残し、また前記長手方向カット がこの開口から延びるように、第２のトップパネルに設けられている。 前記第２のトップパネルには、長手方向端部に、端部パネルが設けられており 、これら端部パネルは、前記第１のトップパネルの端部パネルに接着されている 。別の端部パネルが、ベースパネルの長手方向端部に設けられており、端部閉塞 フラップはサイドパネルに折り返し可能に接続されている。使用に際しては、端 部閉塞パネルが、完全に閉塞されたカートンを形成するように、端部パネルに接 着される。 本発明の実施の形態は以下に詳述されるであろう。説明は、以下の図面を参照 して説明する。 図１は、本発明に係わるカートンを作るためのブランクを示す。 図２は、組み立てられた状態の図１の配列を示す平面図である。 図３は、延出されたハンドルを備えた図２に示す配列のIII−III線に沿う断面 図である。 図４は、本発明に係わる異なるカートンを作るためのブランクを示す。 図５は、組み立てられた状態の図４の配列を示す平面図である。 図６は、図５のVI−VI線に沿う断面図である。 図７は、本発明に係わるさらに異なるカートンを作るためのブランクを示す。 図８は、図７の組み立てられたブランクを示す平面図である。 図９は、本発明に係わるさらに異なるカートンを作るためのブランクを示す。 図１０は、図９の組み立てられたブランクを示す平面図である。 図１１は、本発明に係わるさらに異なるカートンを作るためのブランクを示す 。 図１２は、本発明に係わるさらに異なるカートンを作るためのブランクを示す 。 図１ないし３には、組み立てられたときに、複数のカン１２のためのカートン １１を構成するブランク１０が示されている。この実施の形態においては、１２ 個のカンが示されているが、ブランクは、別の数のカン、ビンもしくは他の物品 に容易に対応され得る。 このブランク１０は、ベース１３と、これに折り返し可能に接続された複数の サイドパネル１４と、夫々対向するサイドパネル１４に折り返し可能に接続され た第１並びに第２のトップパネル１５，１６とを有する。この折り返し可能な接 続は、単なる折り返し線、部分的に切れ目が入れられた折り返し線、もしくは他 の適当な手段によりなされ得る。前記ベース１３は、使用に際しては、上方に折 られる端部パネル１７を有し、また、前記トップパネル１５，１６は、下方に折 られる端部パネル１８を有する。前記サイドパネル１４には端部閉塞フラップ１ ９が、折り返し可能に接続されている。これら端部閉塞フラップ１９は、カート ン１１の端部を完全に閉塞するように、内方に折られ、前記端部パネル１７、１ ８に接着剤により取着される。 前記第１のトップパネル１５は、自由端と共にストラップハンドル２１を規定 する平行カット（切れ線）２０を有する。この第１のトップパネル１５は、カー トンの上を横切るように折られ、また、第２のトップパネル１６は、第１のトッ プパネル１５の上に重ねられ、接着剤によりこれに取着される。前記カット２０ は、ストラップハンドル２１が、２つのサイドパネル１４間のほぼ真ん中に位置 するように、配置されている。また、このカット２０は、端部パネル１８へと延 びている。これら端部パネル１８は、第１のトップパネル１５に折り返し可能に 接続されているけれども、端部閉塞フラップ１９を接着するときには、端部パネ ル１８に延びたストラップハンドル２１の両端部は接着されないことに注意すべ きである。また、カットアウト３８が、ハンドル２１の側に沿ってほぼ中間の位 置に設けられている。 前記第２のトップパネル１６には、フラップ、即ち、カバーストリップ２８を 規定する２セットの３本カット２７が設けられている。これらカバーストリップ ２８は、前記ハンドル２１の上に配置される。これらストリップ間の中心部２９ は、下側の前記ストラップハンドル２１に接着剤により取着され、また、第２の トップパネル１６の一部は、カット２０とサイドパネル１４との間の第１のトッ プパネル１５の部分に接着剤により取着される。弓形カット３２により規定され た横方向突出フラップ３１が、折り部３０により中心部２９に折り返し可能に取 着されている。残りのタブは、ハンドルが使用される前に、第２のトップパネル １６の面内にカバーストリップ２８とフラップ３１とを維持する。組み立てられ たときには、端部閉塞フラップは、端部が端部パネル１８へ延びた所のストラッ プハンドル２１の端部を接着しないようにして、端部パネル１７，１８と係合す る。 装填され取着されて閉じられると、カートン１１はカン１２を充分に囲む。 このカートン１１を運ぶために、ハンドルが使用されうる。横方向に延出した フラップ３１は、内方に押され、この結果、保持タブは破かれ、１つのタブがカ ットアウト３８を通過する。かくして、使用者の指がストラップハンドル２１を 掴むことができるようになる。カートン１１を持ち上げることにより、トップパ ネルの平面の外に弓形にハンドルがなり、ハンドルの両端はパッケージの上端の カン形状になる。これは、取り扱い特性の耐久性と、カートンの裂け抵抗とを改 良する。ハンドル２１は、このハンドル２１の周りと下とに折られるフラップ３ １により、快適となる。 前記ストラップハンドルにポリエステルのストリップを取着することによりハ ンドルの補強をすることは可能である。このようなストリップは、ハンドルの全 長に渡って延びており、適当な接着剤を使用して取着される。 さらなる補強が、カートン内の負荷加重並びに使用される厚紙の強度に応じて 必要となり得る。このような配置は図４ないし図６に示されている。幾つかの図 は、図１ないし図３に示す配置と共通であり、かくして、同じ参照符号が付され ている。 図４において、ハンドル２１の自由端に、自由端ストリップ２６を規定するよ うに端部パネル１８を通って延びる折れ線２５が、ブランク２４に形成されてい る。このストリップ２６は、ストラップハンドル２１と同じような幅であり、ハ ンドル２１の下側に折られてここに接着剤により取着される。カットアウト３８ が、ハンドル２１に沿って、ほぼこれの中心にカット２０と隣接して設けられて いる。また、ポリエステルの補強ストリップがまた、ハンドル２１とストリップ ２６との間に介在され得る。 この配置のハンドル２１，２６は、使用されなときには、カートン１１のトッ プと同一平面を維持しながら、重い加重に耐えるように、特に強い。トップパネ ルの上方への突出が無いので、カートンの積重ねやハレットに重ねる場合の助け となる。 図７並びに図８は、他の実施の形態を示し、同じ部材には同じ符号が付されて いる。この実施の形態は、カットアウト３８の厚紙３５がハンドル２１に折り返 し可能に接続されて残っており、また、カートンが運ばれるときにはハンドル２ １の下側に折られる以外は、図４ないし図６に示すものと同じである。さらに、 図４ないし図６でカットアウト３８を覆うフラップ３１が除去されている。また 、指用の孔３６が、使用者がハンドルを掴むときの助けとなるように設けられて いる。 図９並びに図１０は、さらなる他の実施の形態を示し、同じ部材には同じ符号 が付されている。この実施の形態は、フラップ３７がハンドル２１に折り返し可 能に接続されて残っていながら、第２のトップパネル１６のフラップ３１と中心 部２９とは除去さている以外は、図４ないし図６に示すものと同じである。使用 に際しては、ハンドル２１は、第２のトップパネル１６に形成された開口を通っ て高く見ることができ、フラップ３７は、心地良さを増すためにストラップハン ドル２１、２６の下側に折られ得る。 図１１に示すブランク１０は、中心部２９がストラップハンドル２１の下側に 取着されており、またハンドルの周り並びに下側に重なるフラップ３１を有して いる、図４に示すブランクに対して多くの類似がある。図１１に示すブランクの 内フラップ３１から、弱い線４０が延びている。この弱い線４０で、カートンの 中を再びアクセスできるように開口され得る。明らかに、このように構成された アクセス可能なパネル４１は、如何なる形状もしくはサイズになされ得る。 図１２に示される実施の形態は、図４の配置に非常に類似しており、同様の部 材は同じ符号が付されている。しかし、図１２において、第１のトップパネルの ストラップハンドルは、ストリップ２６に折り畳み可能に接続された他のエッジ ストリップ４５を有する。かくして、これら部分２１，２６，４５により形成さ れたハンドルは、３重となり、大きな強度を有し、かなりの形態のカートンに使 用可能である。また、ハンドルにさらなる強度を与えることが望まれるのであれ ば、さらなるストリップが設けられ得る。 図１２に示され、また、他の実施の形態に設けられ得る他の態様は、保持タブ の有る無しに拘らず、横方向カット２７が、中心部２９から離れた、カバースト リップ２８の他端に配置されている。また、これらカバーストリップ２８は、カ ートンが持ち上げられるときに、中心部２９とカバーストリップ２８とはストラ ップハンドルに取着されて残るように、ストラップハンドル２１に接着剤により 取着されている。この結果、ハンドルは比較的長い長さに渡って強度が強くなり 心地良くなる。 上記配置は、トップパネルに形成されたハンドルを示しているが、カートンの 向きは、例えば、カートンに入れられる物品に応じて変更され得ることは理解で きよう。簡単な変更は、カートンが標準の収容した位置に有る場合には、ハンド ルをカートンの側部に配置することである。かくして、サイドパネル１４の１つ は、カートンのトップパネルに有効になる。 カートンの端部の正確な閉塞は、使用のために開成され、実際に部分的に開成 され得る。さらに、単一の端部閉塞フラップが、デザイン選定に応じて各端部に 設けられ得る。さらに、パックは、携帯される、ビンのような所定の物品の外形 に良好に従うように部分的に角度付けがなされた壁を有し得る。 カートンの所定のパネルは、カートンの内容物をアクセスできるようにカート ンを開成するための手段を含み得る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１月９日 【補正内容】 請求の範囲 １．ベースと、これに折り返し可能に接続された複数のサイドパネルと、夫々 のサイドパネルに折り返し可能に接続された第１並びに第２のトップパネルとを 具備し、第１のトップパネルは、長手方向端の夫々の所で第１のトップパネルに 折り返し可能に接続された端部パネルを有し、これら端部パネルは、使用に際し ては、前記ベースもしくはサイドパネルに折り返し可能に接続された端部閉塞パ ネルに対して下方に折られて取着され、また、前記第１のトップパネルの一部は 、カットにより、端部パネルに、端部閉塞フラップに取着されていない部分で部 分的に両端が夫々延びた長手方向延出ストラップハンドルを規定しており、そし て、前記第２のトップパネルは第１のトップパネルに重なり、サイドパネルとの 折り返し部とストラップハンドルとの第１のトップパネルの部分で、第１のトッ プパネルに取着され、またストラップハンドルにアクセス可能にアクセス手段を 設けている、カートン。 ２．前記ハンドパネルは、補強されている請求項１のカートン。 ３．前記補強は、ハンドルの長さの少なくとも一部に延出しこれに取着された プラスチックストリップを有する請求項２のカートン。 ４．前記補強は、前記ストラップハンドルに折り返し可能に接続された、１も しくは複数の長手方向に延びたエッジストリップを有し、前記エッジストリップ は、使用に際しては、ストラップハンドルの下に折られてこれに取着される請求 項２もしくは３のカートン。 ５．前記エッジストリップは、第１のトップパネルとエンドパネルとの長手方 向に延びている請求項４のカートン。 ６．前記アクセス手段は、前記ストラップハンドルに取着された中心グリップ 部を有し、このグリップ部は、これに折り返し可能に接続された横方向に延びた フラップを有し、使用に際しては、これらフラップはパックの内方に押されて、 ハンドルが掴まれるときにストランドハンドルの下側に折られる請求項１ないし ５のいずれか１のカートン。 ７．前記フラップは、前記第２のトップパネルに形成された弓形カットにより 規定されている請求項６のカートン。 ８．前記第２のトップパネルに形成され、前記グリップ部の両側に対抗して配 設され、第２のトップパネルの長手方向に延びた１対のカバーストリップを有す る請求項６もしくは７のカートン。 ９．前記各ストリップは、前記第２のトップパネルの長手方向端部に向かって のびているが、この端部の手前で終端した１対の長手方向カットにより構成され ている請求項８のカートン。 １０．弱い線が、使用に際しては、前記グリップ部が第２のトップパネルの残 りの部分から分離されて開口を残し、また前記長手方向カットがこの開口から延 びるように、第２のトップパネルに設けられている請求項９のカートン。 １１．前記第２のトップパネルには、長手方向端部に、端部パネルが設けられ ており、これら端部パネルは、前記第１のトップパネルの端部パネルに接着され ている請求項１ないし１０のいずれか１のカートン。 １２．別の端部パネルが、ベースパネルの長手方向端部に設けられており、端 部閉塞フラップはサイドパネルに折り返し可能に接続されている請求項１１のカ ートン。 １３．請求項１ないし１２に記載したようなカートンを形成するためのブラン ク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ベースと、これに折り返し可能に接続された複数のサイドパネルと、夫々 のサイドパネルに折り返し可能に接続された第１並びに第２のトップパネルとを 具備し、第１のトップパネルは、長手方向端の夫々の所で第１のトップパネルに 折り返し可能に接続された端部パネルを有し、これら端部パネルは、使用に際し ては、前記ベースもしくはサイドパネルに折り返し可能に接続された端部閉塞パ ネルに対して下方に折られて取着され、また、前記第１のトップパネルの一部は 、カットにより、端部パネルに両端が夫々延びた長手方向延出ストラップハンド ルを規定しており、そして、前記第２のパネルは第１のトップパネルに重なり、 サイドパネルとの折り返し部とストラップハンドルとの第１のトップパネルの部 分で、第１のトップパネルに取着され、またストラップハンドルにアクセス可能 にアクセス手段を設けている、カートン。 ２．前記ハンドパネルは、補強されている請求項１のカートン。 ３．前記補強は、ハンドルの長さの少なくとも一部に延出しこれに取着された プラスチックストリップを有する請求項２のカートン。 ４．前記補強は、前記ストラップハンドルに折り返し可能に接続された、１も しくは複数の長手方向に延びたエッジストリップを有し、前記エッジストリップ は、使用に際しては、ストラップハンドルの下に折られてこれに取着される請求 項２もしくは３のカートン。 ５．前記エッジストリップは、第１のトップパネルとエンドパネルとの長手方 向に延びている請求項４のカートン。 ６．前記アクセス手段は、前記ストラップハンドルに取着された中心グリップ 部を有し、このグリップ部は、これに折り返し可能に接続された横方向に延びた フラップを有し、使用に際しては、これらフラップはパックの内方に押されて、 ハンドルが掴まれるときにストランドハンドルの下側に折られる請求項１ないし ５のいずれか１のカートン。 ７．前記フラップは、前記第２のトップパネルに形成された弓形カットにより 規定されている請求項６のカートン。 ８．前記第２のトップパネルに形成され、前記グリップ部の両側に対抗して配 設され、第２のトップパネルの長手方向に延びた１対のカバーストリップを有す る請求項６もしくは７のカートン。 ９．前記各ストリップは、前記第２のトップパネルの長手方向端部に向かって のびているが、この端部の手前で終端した１対の長手方向カットにより構成され ている請求項８のカートン。 １０．弱い線が、使用に際しては、前記グリップ部が第２のトップパネルの残 りの部分から分離されて開口を残し、また前記長手方向カットがこの開口から延 びるように、第２のトップパネルに設けられている請求項９のカートン。 １１．前記第２のトップパネルには、長手方向端部に、端部パネルが設けられ ており、これら端部パネルは、前記第１のトップパネルの端部パネルに接着され ている請求項１ないし１０のいずれか１のカートン。 １２．別の端部パネルが、ベースパネルの長手方向端部に設けられており、端 部閉塞フラップはサイドパネルに折り返し可能に接続されている請求項１１のカ ートン。 １３．請求項１ないし１２に記載したようなカートンを形成するためのブラン ク。