JPH01500818A - スリーブ・タイプの持運び器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スリーブ・タイプの持運び器 λ尻凹光団 この発明は、スリーブ・タイプの品物持運び器に関し、さらに詳しく言えば、改 良されたハンドル構造を備えたスリーブ・タイプの品物持運び器に関する。

又五至皇景 飲料用の缶を包装するために一般に使用されている一つのタイプの持運び器は、 はぼ矩形の板紙素材から作られていて、この素材は、素材製造業者により折り曲 げられて、スリーブ状の輪郭に糊ずけされている。しかるのち、素材は、はぼフ ラットに押しつぶされた状態で瓶すめ工場に出荷され、この工場でスリーブの形 に広げられ、解放された端部を通って缶が装填され、適所で端部フラップを折り 曲げて、封止することにより閉止されている。この結果得られた包装体は、缶を 完全に包み囲んでいるので、頂部パネルに設けられたハンドル部分により持ち上 げることができる。

このタイプの持運び器に使用される公知のスタイルのハンドルは、包装体の長さ 方向に沿って延在していて頂部パネルに手を入れうる開口を二つ備えている。こ の開口は、包装体の中央の部分に位置ぎめされていて、これらの開口の間に帯部 分またはハンドル部分を形成するよう互いに隔置されている。この構成は、若干 の欠点を備えている。ハンドルの開口に応力が高度に集中するので、ちぎれが生 しないようにするために比較的厚い板紙を使用することが必要であり包装体のコ ストが増す、さらに、スーツケース・タイプと呼ばれることがしばしばであるこ のようなハンドルの場合、持運び器を保持するために手の親指やその他の指を使 用し、疲れを怒したり、手に食い込みを生しさせる傾向がある。

これらの問題を解決するため、持運び器の側部パネルを頂部パネルに接続する折 曲げ線から横向きに延在した単一のハンドル開口が提案されている。したがフて 、この開口は、スーツケース・タイプのハンドルの開口が延在している方向に対 し直角に設けられていることになる。包装体を運ぶには、使用者は、開口に指を 挿入して、包装体を持ち上げなければならない。

しかしながら、このタイプのハンドル構成の場合でも、持上げ応力を解放する特 徴が設計に組み入れられていない限り、いぜんとして比較的厚くて高価な板紙を 使用しなければならない、この問題を解決することをこころみた設計の一例が、 ピー、ジエイ。

ウッドに与えられた米国特許第４，５５８．８１６号に記載されている。

この構成の場合、横向きのスリットは、側部パネルの上部領域に延在して、折曲 げ線とつながって、持上げ応力が分散することを助けている。しかしながら、横 向きスリットの端部の近傍で要求している以上に応力が集中する傾向があるので 、比較的強固な設計パラメータを採り入れる必要があり、持ち上げのさい、頂部 パネルは、必要以上に高（しかも急峻に引っ張り上げられることになる。

持運び器のハンドルの構造に好ましくない程度に高いフレクシビイリティを与え ることなく、板紙の寸法厚を小さくするこ匪ができる横向きハンドルの設計を備 えた持運び器を提供することは好ましいことである。

又豆旦！旌 本発明は、上述の問題を解消した改良されたハンドルの設計を提供するものであ る。横向きのハンドルの開口の端部から延在しているスリットは、持運び器の側 部パネルを頂部パネルに接続する折曲げ線で終わっており、ハンドルの開口の長 いエツジは、その長さに沿った中央の箇所で開口の端部の近傍における間隔より も広（隔置されている。この構成によれば、持上げ応力は、頂部パネルと、側部 パネルと、頂部パネルを側部パネルに接続している折曲げ部のいたるところで一 様に分散されるので、持運び器の頂部パネルは、ハンドル開口の両方の長いエツ ジの近傍で上に向かって湾曲することになる。

これらの設計上の特徴は、スリーブ・タイプの持ち運び器を作る標準タイプの生 産用素材の場合、容易に実現させることができ、しかも、新しいスリットと折目 線を提供する素材形成用ダイにご（わずかな変更を必要とするにすぎない。

本発明のその他の特徴と観点ならびに本発明のいろいろな特長は、本発明の以下 の詳細な説明より明らかとなろう。

型皿Ωｊ庫方１里 第１図は、本発明に係るスリーブ・タイプの持運び器の一実施例を図解したもの であって、ハンドルによって持ち上げる前の状態で示されている。

第２図は、第１図に示されている持運び器を形成するために使用される生産用素 材の平面図である。

第３図は、生産用素材のハンドル開口領域の部分拡大平面図である。

第４図は、第１図に示されている持運び器を図解したものであって、持運び器を 持ち上げて運ぶことにより生じた応力による持運び器の変形の状態を示したもの である。

第５図は、図解の簡明化をはかるために使用者の手を取り除いた状態で第３図に 示されている持運び器を目視した平面図であって、持ち上げにより生じた変形を 異なった角度から示したものである。

第６図は、第３図に示されている持運び器の部分側面図であって、別の角度から 持ち上げにより生じた変形を示したものである。

主五立晟皿 第１図を参照すれば、本発明のハンドルを組み込んだスリーブ・タイプの持運び 器は、参照数字１０により示されていて、折曲げ部１６により頂部パネル１４に 接続された側部パネル１２を備えている。側部パネルはまた、この図面では目視 することはできない底部パネルに折曲げ部１８により接続されている０図示の端 部パネルは、端部フラップ２０と２２により構成されていて、該端部フラップ２ ０と２２は、折曲げ部２４と２６によりそれぞれ側部パネル１２に接続されてい る。フラップ２０と２２は、頂部パネルと底部パネルに折り曲げ可能に接続され たダスト・フラップ２８と３０に糊により接着されている。ダスト・フラップは 、はぼ完全に端部フラップ２０と２２により覆われており、折曲げ線の近傍の一 部しか目視することはできない。

頂部パネル１４に設けられた開口３２は、折曲げ部１６から横に延在し、持運び 器を持ち上げる人の指を入れるハンドル開口を提供している。開口３２は、第２ 図と第３図を参照して詳細に説明されているやり方で頂部パネルに折り曲げ可能 に接続されたフラップ３４により覆われている。スリット３６は、開口３２の端 部から折曲げ部１６まで延在している。スリット３６の機能については、のちほ ど説明する。

第２図を参照すれば、持運び器を作ることができる生産用素材が参照数字３８に より示されている。中央の区画１４は、第１図に示されている持運び器の頂部パ ネルに対応し、中間区画１２は、持運び器の側部パネルに対応し、中央区画を中 間区画に接続している折目＆ｉ１６は、持運び器ｌＯの折曲げ部１６に対応して いる。

折目線１６と１８に沿って素材を折り曲げると、一部がオーバーランプするよう 寸法ぎめされた端部区画４０と４２が折目＆！１８により中間図［１２に接続さ れている０区画４０と４２のオーバーラツプする部分は、持運び器１０の底部パ ネルを形成するよう糊ずけして接合される。

フラップ２０と２２を互いに向かい合わせに折り曲げて、持運び器１０の端部パ ネルを形成することができるよう、フラップ２０と２２は折目線２４と２６によ り中間区画１２に接続されている。

折目線４４により中央区画１４に接続されるフラップ２８は、フラップ２０と２ ２を折り曲げる前に下に向かって折り曲げるようにされているので、フラップ２ ８はフラップ２０と２２を糊ずけするための支持体として機能する。同様に、折 目線４６と４８により端部区画４０と４２に接続されるフラップ３０は、フラッ プ２０と２２を折り曲げる前に上に向かって折り曲げるようにされているので、 フラップ３０も、フラップ２０と２２を糊ずけするための支持体として機能する 。この構成は、この技術分野ではよく知られていて、包装体の中で飲料用の缶全 体の重量を支えることができる強力な構造を提供している。

第２図と第３図を参照すれば、ハンドルの開口３２は、湾曲を呈しζいる短いエ ツジ５２に端部で接続されている隔置された長いエツジ５０を備えている。第３ 図を見れば良く判るように、長いエツジは、長さのほぼ中央点では比較的長い距 離隔置されているが、湾曲したエツジ５２の近傍では比較的短い距離隔置されて いる。開口は、図示のように、素材の中央区画１４に折り曲げ可能に接続されて いるフラップ３４により覆われている。言い換えれば、開口は、長いエツジ５０ に沿って持運び器の頂部パネル１４に折り曲げ可能に接続されているフラップ３ ４により覆われている。フラップ３４は、スリ７ト３６と一列に並んでいるスリ ット５４において開口の中心で合致している。スリット５４は、参照数字５６に より表示されている頂部パネルの広く隔置された狭い部分をそのままに残してお くようにされたスキップ・力、ト作業により作ることができる。これらのパネル 部分は、使用者の指でフラップを圧し下げることにより引裂かれたりあるいは破 られるまで、フラップを適所に保持している。この構成は、切り込み部分を取り 除（ことを必要としないので、生産上の観点から好ましく、また、ハンドル開口 で補強体としてまた指のためのクッションとして機能する厚さが二重の板紙を提 供するので、性能上の観点から好ましい。

また、第３図を参照すれば、各フラップ３４は、スリット５８と６０により別個 のタブ３４Ａと３４Ｂと３４Ｃに分割されている。この構成によれば、分割され ていないフラップ全体を押し曲げる場合より、タブをそれぞれ押し下げる場合の 方が必要とする力は少なくてすむので、フラップを下に向かって容易に押し曲げ ることができる。また、この構成によれば、包装体の頂部パネルに接近して包装 された飲料用の缶を越えてフラップを移動させることが容易である。板紙５６の 狭い部分のうちの一つがタブ３４Ａと３４Ｂと３４Ｇのそれぞれに位置ぎめされ るよう前記狭い部分が隔置されていることが好ましい、スリット５４に関しスリ ット５８と６０を傾斜させることにより、持ち上げる時にスリ７）５８と６０に 沿って頂部パネルがちぎれる危険を効果的に取り除くことができる。持運び器を 持ち上げる間に、大きな応力がハンドル開口の最も広い箇所で局部的に生じる傾 向があるので、ハンドル開口の前記箇所にタブのスリットを位置ぎめすべきでは ない。

第４図は第５図と第６図を参照しながら本発明の持運び器の使い方を説明すれば 、使用者はフラップ３４のうちの一つを押し下げ、ハンドル開口の長いエツジの 一つに対応した折曲げ線のまわりで指によりフラップを折り曲げる。指の外側の 部分が他のフラップ３４と接触して、最初のフラップの下で指を完全に曲げるこ とができる距離まで、前記フラップが曲げられる。フラップを折り曲げた後、あ るいは、フラップを適所に完全に折り曲げる前でも、使用者が包装体を持ち上げ ると、持運び器に応力が生じる。

持運び器を持ち上げるにしたがって、指の近傍の頂部パネルはＥに向かって引っ 張られるので、折曲げ部１６は、ハンドル関口の領域で互いに向かって内向きに 引き寄せられる。第５図に示されているように、係合した側のハンドル開口と関 連した折曲げ部は、係合していない側のハンドル開口と関連した折曲げ部よりわ ずかに太き（互いに向かって引き寄せられるが、差はごくわずかであ・す、どち らの位置でもすくなからぬ応力が生じる。これは、スリット３６が応力を折曲げ 部１６に伝達するので、頂部パネルと側部パネルと折曲げ部のいたるところに応 力が分散されるからである。この結果、ハンドル開口の係合した長いエツジの近 傍の頂部パネルよりはごくわずかに少ないが、ハンドル開口の係合していない長 いエツジの近傍の頂部パネルは持ち上げられ、その結果、ハンドル開口の両方の 長いエツジの近傍の頂部パネルは、なめらかにかつ一様に上に向かって湾曲する ことになり、応力が局部的に集中する場合のようにちぎれが生じる傾向は見られ ない。

ハンドルの長さの中央点でハンドル開口をさらに広げることにより開口を大幅に 大きくすることができるので、使用者の指が大るよぶんの場所が得られる。この ほか、この構成によれば、持ち上げの間、頂部パネルは一様にテント状に持上げ られるか、あるいは、上に向かって湾曲するようになる。ハンドル開口の短い方 のエツジ５２を湾曲した形状にすることにより、ハンドル開口の端部でちぎれが 生じる傾向を最小限度に抑えることができる。

さて、本発明のハンドル構造が、使用してみて便利であるだけでなく、改良され た一様なやり方で持上げ応力と持運び応力を分散させ、ちぎれが生じる傾向を低 減させるかまたは取り除いていることは理解されるべきである。また、このハン ドル構造によれば、さらに薄い板紙を使用することが可能であり、この結果、生 産コストを節減することができる。

本発明の好適した実施例について説明を行ったが、本発明の精神と範囲を逸脱し ない限り、好適した実施例の細部に変更を加えてもさしつかえないことは言うま でもない。

Ｆｘｓ、　Ｂ １”ｘｓ、３ 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．スリーブ・タイプの品物持運び器であって、頂部パネルと、 底部パネルと、 頂部パネルと底部パネルに折り曲げ可能に接続された側部パネルと、 頂部パネルと底部パネルと側部パネルとの間の開口を閉止する端部パネルと、 頂部パネルが、側部パネルを頂部パネルに接続する折曲げ部から横向きに延在し ている二つの隔置された比較的長いエッジと該長いエッジの隣接した端部を接続 している二つの比較的短いエッジとを有するハンドルの開口を備えていることと 、ハンドルの開口の長いエッジがそれぞれ、折り曲げ可能にフラップに接続され ていて、該フラップの近接し合ったエッジが、ハンドルの開口の長いエッジの中 間で合致していることと、各フラップが、複数のタブより成り、隣接したタブが それぞれ、フラップを下向きに容易に折り曲げることができるようスリットによ り互いに分離されていることと、頂部パネルが、ハンドルの閉口の短いエッジか ら側部パネルを頂部パネルに接続している折曲げ部まで延在しているスリットを 備えていることと、 ハンドルの開口の長いエッジが、その長さに沿った中央の箇所で、ハンドルの開 口の短いエッジの近傍における長いエッジの間隔より長い距離で隔置されている ことと、これにより、持運び器を持ち上げる人が、折曲げ線のまわりで下向きに 折り曲げるよういずれかのフラップに指をあてがって押し下げることができ、ま た持運び器を持ち上げると、頂部パネルが、ハンドルの開口の両方の長いエッジ の近傍で上に向かって湾曲することと より成る品物持運び器。
2. ２．ハンドルの関口の比較的短いエッジの形状が、湾曲を呈している請求項１に 記載の品物持運び器。
3. ３．スリットが、フラップの近接し合ったエッジと一列に並んでいる請求項１に 記載の品物持運び器。
4. ４．ハンドルの開口の短いエッジが湾曲を呈していて、フラップが類似した形状 ではあるが、逆の形状を呈している請求項３に記載の品物持運び器。
5. ５．各フラップが三つのタブより成り、中央のタブの折曲げ線の長さが、中央の タブの自由エッジの長さより長い請求項１に記載の品物持運び器。
6. ６．端部のタブの折曲げ線の長さが、端部のタブの自由エッジの長さより短い請 求項５に記載の品物持運び器。
7. ７．使用者がフラップの一つに指を当てがって押し下げたとき容易に分離するこ とができるよう、フラップの近接し合ったエッジが、互いに弱く接続されている 請求項１に記載の品物持運び器。
8. ８．ハンドル開口の長いエッジの長さに沿った中央の箇所におけるこの長いエッ ジ間の間隔が、前記長いエッジ間の最大の間隔である請求項１に記載の品物持運 び器。
9. ９．スリーブ・タイプの品物持運び器に形成される生産用素材であって、 ほぼ矩形の形状を有するシートと、 該シートが、持運び器の頂部パネルとなるようにされた中央区画と、持運び器の 底部パネルを形成するよう接続される端部区画と、折目線により中央区画と端部 区画に接続されていて、持運び器の側部パネルとなるようにされた中間区画と、 折目線により中間区画に接続されていて、持運び器の端部パネルとなるようにさ れたフラップ区画とを備えていることと、中央区画が、該中央区画を中間区画に 接続している折目線から横向きに延在している二つの隔置された比較的長いエッ ジと、該長いエッジの隣接した端部を接続している二つの比較的短いエッジとよ り成るハンドルの開口を備えていることと、ハンドルの開口の各長いエッジが、 折曲げ線によりフラップに接続されていて、該フラップの近接し合ったエッジが 、ハンドルの開口の長いエッジの中間で合致していることと、各フラップが、複 数のタブより成り、各タブが、フラップを下に向かって容易に折り曲げることが できるよう、スリットにより互いに分離されることと、 中央区画が、ハンドルの開口の短いエッジから中央区画を中間区画に接続してい る折目線まで延在しているスリットを備えていることと、 ハンドルの開口の長いエッジが、その長さに沿った中央の箇所で、ハンドルの開 口の短いエッジの近傍における長いエッジの間隔より長い距離隔置されているこ とと、これにより、素材から形成された持運び器を持ち上げる人が、折曲げ線の まわりでハンドルの開口のいずれかのフラップを下に向かって折り曲げるよう、 前記フラップに指を当てて押し下げることができ、持運び器を持ち上げたとき、 頂部パネルが、ハンドルの開口の両方の長いエッジの近傍で上に向かって湾曲す ることと より成るような生産用素材。
10. １０．各フラップが、三つのタブより成り、中央のタブの折曲げ線の長さが、中 央のタブの自由エッジの長さより長く、端部のタブの折曲げ線の長さが、端部の タブの自由エッジの長さより短い請求項９に記載の生産用素材。