JP2000509151A - 熱伝導真空計の温度補償回路 - Google Patents
熱伝導真空計の温度補償回路Info
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- G01L—MEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
- G01L21/00—Vacuum gauges
- G01L21/10—Vacuum gauges by measuring variations in the heat conductivity of the medium, the pressure of which is to be measured
- G01L21/12—Vacuum gauges by measuring variations in the heat conductivity of the medium, the pressure of which is to be measured measuring changes in electric resistance of measuring members, e.g. of filaments; Vacuum gauges of the Pirani type
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ブリッジ回路(1)とオペアンプ(24)とを有する熱伝導真空計用の回路であって、前記ブリッジ回路は、測定抵抗(12)を備えた第1の分岐路(2,3)と、温度による測定誤差を補償するための、温度依存の抵抗(15)を備えた第2の分岐路(4,5)とを有し、前記オペアンプ(24)は、ブリッジ供給電圧(UB)の調整に使用され、該オペアンプの第1の入力側(25)は、前記ブリッジ回路の前記測定分岐路(2,3)の中間タップ(7)と接続されており、前記オペアンプの第2の入力側(27)は前記ブリッジ回路の補償分岐路(4,5)の中間タップ(9)と接続されている形式の回路に関する。比較的精確な温度補償を得るためにつぎのように構成されている。すなわち前記補償分岐路(4,5)とは並列に、温度依存の別の抵抗(23)を備えた、少なくとも1つの別の補償分岐路(16、17)が設けられており、前記オペアンプ(24)の第2の入力側(27)は、前記補償分岐路(4,5;16、17)の中間タップ(9,18)のいずれか1つと選択的に接続される。
Description
【発明の詳細な説明】
熱伝導真空計の温度補償回路
本発明は請求項1の上位概念の特徴を有する熱伝導真空計用の回路に関する。
熱伝導真空計は、上限は高真空領域(約10-4mbar)から、大気圧領域(
約1000mbar)までに及ぶ圧力領域に使用される。熱伝導真空計は次の事
実を利用している。すなわち温度依存の抵抗素子は、気圧が高い場合、すなわち
粒子数密度が高い場合には、気圧が低い場合よりも、多くの熱を放出するという
事実である。ピラニによる熱伝導真空計では、温度依存の抵抗素子は、例えば測
定抵抗線であり、この測定抵抗線がホイートストーンブリッジに接続される。非
調整形ピラニ真空計では、測定抵抗線の抵抗変化がブリッジの不均衡を引き起こ
す。この不均衡が圧力の尺度として使用される。調整形ピラニ真空計では、ブリ
ッジに印加される供給電圧を常時調整し、測定抵抗線の抵抗、ひいては温度が、
熱放出に依存せず一定に保たれるようにする。抵抗値を一定に保つために必要な
電流は、熱伝導率に対する尺度であり、ひいては気体の圧力の尺度である。通常
はホイートストーンブリッジを調整し、ブリッジに印加される供給電圧を、不均
衡が最小となるように追従させる。したがってブリッ
ジ供給電圧は圧力に相応する最も重要な電気的値である。
測定抵抗線の周囲温度は、この測定原理に障害となる影響を与える。なぜなら
ば周囲温度は、固定部による放射と熱伝導を介して、測定抵抗線と周囲との温度
の平衡に影響を与えるからである。この周囲温度の、障害となる影響を補償する
ために、ホイートストーンブリッジの複数の分岐路の1つに、好適な特性を有す
る、温度依存の抵抗を接続することが公知である。しかしながらこの温度補償は
不十分である。なぜならばこの補償抵抗における電圧降下は周囲温度だけに依存
するのではなく、気体の圧力にも依存するからである。このことから圧力限界領
域における温度補償が不十分であるという、熱伝導真空計において一般に存在す
る問題が生じる。
本発明の課題は、殊に圧力限界領域において精確な温度補償を実現することの
可能な、熱伝導真空計用の回路を提案することに基づく。
この課題は本発明によれば請求項の特徴部分によって解決される。ブリッジ回
路が、測定抵抗を備えた第1の分岐路の他に、温度依存の補償抵抗を備えた少な
くとも2つの別の分岐路を有することにより、種々異なる圧力領域に対して、圧
力領域に適合した特性を備えた種々異なる補償抵抗を設けることが可能となる。
これによって全体として改良された、殊に圧力限界領
域において格段に精確な温度補償が可能となる。
別の利点および本発明の詳細を、図面に示した実施例に基づいて説明する。
図示した実施例では、ブリッジ回路が参照符号1で示されている。この回路に
は分岐区間2〜5、16および17が含まれている。これらの分岐区間のそれぞ
れのタップは参照符号6〜9および18で示されている。
抵抗11を有する区間2と、測定抵抗ないしは測定抵抗線12を有する区間3
とは、ブリッジ1の測定分岐路を形成している。第1の補償分岐路には区間4お
よび5が含まれており、これらにはそれぞれ温度依存の抵抗13または14が設
けられている。区間5または4には付加的に温度依存の抵抗15が設けられてお
り、この抵抗はそれ自体公知の方法で温度補償に使用されている。
上記の第1の補償分岐路とは並列に別の補償分岐路が設けられている。この分
岐路には区間16、17と中間タップ18が含まれている。この2つの区間にも
またそれぞれ温度依存の抵抗21または22が設けられている。また区間17ま
たは16には付加的に温度依存の抵抗23が存在する。
ブリッジ回路1のタップ6、8には供給電圧UBが印加されている。調整形ピ
ラニ真空計ではこの供給電圧UBはオペアンプ24を用いて、測定抵抗12が一
定となるように調整される。このためにオペアンプ24の入力側25は、線路2
6を介して測定分岐路の中間タップ7と接続されている。また入力側27は線路
28を介して補償分岐路の中間タップ9または18と接続されている。このブリ
ッジ供給電圧が圧力に対する尺度となっている。電圧UBはそれ自体公知の方法
で表示装置32に導かれている。
線路28は、線路区間33および34を介して、2つの補償分岐路のタップ9
ないし18と接続されている。2つの区間の一方には抵抗35が存在し、また他
方の区間には例えば電界効果トランジスタ36が存在する。ゲートに印加された
電圧UGを用いてこの電界効果トランジスタを次のように切り換えることができ
る。すなわち2つの中間タップ9,18のいずれか1つを選択的にオペアンプ2
4の入力側27に接続する。
図示の実施例では2つの補償分岐路4,5および16,17が示されている。
2つの抵抗15,23のうち1つを上側の圧力領域の温度補償用に最適化し、他
方を下側の圧力領域の温度補償用に最適化すると有利である。この解決法では1
つの補償分岐路から、別の補償分岐路への切換は、有利には中間の圧力領域で行
われる。特性曲線に跳躍が生じることを回避するために、切換は円滑に行われる
。切換領域は電圧UGを介して選択可能である。
温度補償を2つより多くの領域において改良しなければならない場合には、設
ける補償分岐路の個数を相応して増やすことが可能である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. ブリッジ回路(1)とオペアンプ(24)とを有する熱伝導真空計用の回 路であって、 前記ブリッジ回路は、測定抵抗(12)を備えた第1の分岐路(2,3)と、 温度による測定誤差を補償するための、温度依存の抵抗(15)を備えた第2の 分岐路(4,5)とを有し、 前記オペアンプ(24)は、ブリッジ供給電圧(UB)の調整に使用され、 該オペアンプの第1の入力側(25)は、前記ブリッジ回路の前記測定分岐路 (2,3)の中間タップ(7)と接続されており、前記オペアンプの第2の入力 側(27)は前記ブリッジ回路の補償分岐路(4,5)の中間タップ(9)と接 続されている形式の回路において、 前記補償分岐路(4,5)と並列に、別の温度依存の抵抗(23)を備えた別 の補償分岐路(16,17)が少なくとも1つ設けられており、 前記オペアンプ(24)の前記第2の入力側(27)は、前記複数の補償分岐 路(4,5;16,17)の中間タップ(9、18)のいずれか1つと選択的に 接続される ことを特徴とする回路。 2. 前記オペアンプ(24)の前記第2の入力側( 27)を、前記ブリッジ回路(1)の補償分岐路(4,5;16,17)の2つ の中間タップ(9,18)のいずれか1つに切り換えるためにトランジスタ(3 6)が設けられている 請求項1に記載の回路。 3. 前記トランジスタ(36)は電界効果トランジスタである 請求項1に記載の回路。 4. 前記電界効果トランジスタ(36)のゲートには一定の電圧UGが印加さ れている 請求項3に記載の回路。 5. 前記の2つの補償分岐路(4,5;16,17)には、それぞれ温度依存 の抵抗(15ないしは23)が設けられている 請求項1から4までのいずれか1項に記載の回路。 6. 前記2つの温度依存の抵抗(15,23)は、一方が下側の圧力領域にお ける、温度による測定誤差を補償するために好適であり、他方が上側の圧力領域 における、温度による測定誤差を補償するために好適であるように設計される 請求項5に記載の回路。 7. 前記熱伝導真空計は、調整形熱伝導真空計である 請求項1から6までのいずれか1項に記載の回路。 8. 測定抵抗(12)を備えた測定分岐路(2,3 )と、異なる圧力領域に対して最適化された補償抵抗(15,23)を備えた、 少なくとも2つの補償分岐路(4,5;6,7)とを有し、前記補償分岐路(4 ,5;16,17)の中間タップ(9,18)は選択的に、オペアンプ(24) の2つの入力側のいずれか1つと接続されるブリッジ回路(1)を備えた調整形 熱伝導真空計用回路を作動する方法であって、 前記中間タップの切換は、一方の測定領域から他方の測定領域へ移行する際に 行われる ことを特徴とする作動方法。 9. 前記切換は円滑に行われる 請求項8に記載の作動方法。
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- 1997-03-08 JP JP9538482A patent/JP2000509151A/ja active Pending
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