JP2000508753A - 予冷却蒸気―液体冷凍サイクル - Google Patents

予冷却蒸気―液体冷凍サイクル

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JP2000508753A JP9537138A JP53713897A JP2000508753A JP 2000508753 A JP2000508753 A JP 2000508753A JP 9537138 A JP9537138 A JP 9537138A JP 53713897 A JP53713897 A JP 53713897A JP 2000508753 A JP2000508753 A JP 2000508753A
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ボイアルスキ,ミカイル
ポドチェルニアエフ,オレグ
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エーピーディー クライオジェニックス,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 予冷却蒸気−液体冷凍サイクルは、熱交換器18’によって連関される基本蒸気−液体サイクル24と補助蓄熱蒸気−液体サイクル26を有している。この基本サイクル24は、コンデンサー12、スロットル装置14および蒸発乾燥器16に連続的に接続するコンプレッサー10を含んでいる。補助サイクル26は、連続的に接続されたコンプレッサー10’、コンデンサ12’、スロットル装置14’および対向流熱交換器18’を含んでいる。これらのサイクルは、それぞれ周囲の空気によって冷やされるコンデンサー12、12’をもっている。基本サイクルは、補助サイクルとは独立に操作することができる。膨張性能の最大化により、基本サイクル24は、開放(G)とリターン(f)コンプレッサーの間で作動する。基本サイクルとCOPシステムの効率は向上する。冷媒が補助スロットル装置14’を通った後、補助サイクル中のコンデンサ12’に達っして、全く同じ冷媒流と対向しながら熱交換器18’を通って流れる。

Description

【発明の詳細な説明】 予冷却蒸気−液体冷凍サイクル 発明の概要 したがって、本発明の目的は、全面冷却容量を改善して、広範囲の周囲温度に おいて操作効率を改善した冷凍サイクルを提供することにある。 また、本発明の他の目的は、周囲の条件がVLC操作に好都合であるときには 、基本VLCサイクルの特徴的な性能を有する改善した冷却サイクルを提供する ことである。 本発明のもう一つの目的は、周囲の条件がVLC操作に適さないときには、基 本VLCサイクルよりもよい性能を有する改善された冷却サイクルを提供するこ とにある。 本発明のさらなる目的は、周囲温度が好適であるときには、基本サイクルが補 助サイクルから独立して操作される、基本サイクルと補助サイクルの2つの冷却 サイクルを含む改善された冷却サイクルを提供することである。 本発明による予冷却蒸気−液体冷凍サイクルは、熱交換関係を有する、基本蒸 気−液体サイクルと補助再生蒸気−液体サイクルを有している。 基本サイクルは、コンデンサー、スロットル装置および蒸発器に連続的に接続 されるコンプレッサーを含んでいる。補助サイクルは、連続的に接続されるコン プレッサー、コンデンサー、スロットル装置と対向流熱交換器を含んでいる。各 サイクルは、温度Taの周囲温度で冷却されるコンデンサーを有している。この ように、基本サイクルは、補助サイクルとは独立して作動することができる。 効率を最大とするために、基本サイクルは、コンプレッサーから開放された高 圧とコンプレッサーに戻る低圧の間に、大きな圧力差がなくても基本サイクルは 作動する。コンデンサーは、コンデンサーを冷却する周囲温度Taと等しい温度 となるまで、コンプレッサーと蒸発器との間を流れる冷媒を冷却する。基本サイ クルのコンデンサーから出た冷媒流は、基本サイクルの冷媒が周囲温度Taから 意図された冷媒温度Tr近くまで予冷却されるまで、熱交換器の中で、補助サイ クルから出た低温度の冷媒と対向して配列されることで、さらに冷却される。そ れによって、システムの全体的なCOPとして、基本サイクルの効率は改善され る。 同時に、補助スロットル装置を通った後に、補助サイクルの中のコンデンサー に達した冷媒は、全く同じ冷媒流と対向しながら熱交換器の中を流れる。このよ うに、基本サイクルにおけるように、熱を取り除く補助サイクルの能力は高めら れる。 すなわち、熱交換器によって、それぞれのサイクルで与えられた冷媒マス流は より大きい冷却効果を提供する能力がある。これにより、各サイクルの効率、す なわち両サイクル全体での効率が改善される。 基本蒸気−液体サイクルは、単一の冷媒、ゼオトロープ性(共沸でない)また は共沸性の混合物を使って作動できる。エネルギー効率を高めるために、補助再 生蒸気−液体サイクルはゼオトロープ性の冷媒を使って作動する。 本発明の他の目的、特徴および利点は、明細書によって一部は示され、一部は 明らかにされるであろう。 この発明は、それゆえに、以下の詳細な説明および請求項において示される範 囲内で例証される構成の特徴、要素の連結および部分的な変更を包含している。 図面の簡単な説明 発明のより完全な理解のために、図面に関する以下の説明を参照できる。 図1aは、先行技術の蒸発液体冷却サイクルVLCの概要図である。 図1bと1cは。図1aのサイクルの熱力学的な図を示す。 図2aは、先行技術の再生蒸気液体冷却サイクルRVLCを示す。 図2bと2cは、図2aのサイクルの熱力学的な図であるを示す。 図3aは、先行技術の直列蒸気液体冷却サイクルCLVCの概要図である。 図3bは、図3aのサイクルの熱力学的な図である。 図4aは、本発明のよる予冷却蒸気液体冷却サイクルPVLCの概要図である 。 図4bと4cは、図4aのサイクルの熱力学的なプロセスを示している図であ る。 図5は、本発明に従う予冷却蒸気液体冷却サイクルの別の具体例を示している 。 図6は、(R−12を使った)VLCと関連する基本サイクル用に計算された PVLC性能特徴を示すグラフである。 図7は、冷媒として基本サイクルの中でアンモニアをしようした場合の図6に 対応するグラフである。 そして、図8は、先行技術と本発明の異なったサイクルを使用した性能を示す 表である。 発明の詳細な説明 本発明の前冷却式蒸気-液体冷却サイクルは、基礎的蒸気−液体サイクル24、 補助的再生蒸気−液体サイクル26を含む(図4a)。この蒸気−液体サイクルは、 以下に説明されるように、サイクルと熱交換関係にある。基礎的なサイクル24の 構造は、図1の中で示された構造と近似ており、類似したリファレンス番号が類 似した要素を示すために使われる。 基礎的なサイクル24は、コンデンサー12、スロットル装置14および蒸発 器16と直列に接続された圧縮器10を含む。補助サイクル26は、連続的に接 続される圧縮器10'、コンデンサー12’および対向流熱交換機18’を含む 。図3aのカスケード・サイクルと違って、サイクル24、26は、周囲温度T aで冷却されるコンデンサー12、12’を各々有している。このように、基礎 的サイクル24は、サイクル26とは独立に作動することができる。 効率を最大にするために、基礎的なサイクル24は、圧縮器10の高圧負荷と 圧縮機への低い戻り圧力との間を、大きい圧力差異なしで、作動する必要である 。コンデンサー12は、圧縮器10から蒸発器16へと流れる冷媒流を、周囲の空気温 度Taと等しい温度まで冷却することができ、これが、コンデンサー12を冷却する (これは、図1a、bにおけるパフォーマンスに対応する)。熱交換機18’にお いて、コンデンサー12からの冷媒流は、補助サイクル26からの低温冷媒により 、対向流配置の中で更に冷却される。こうして、冷媒は、た周囲温度Taの近くの 温度から、意図された冷却温度Trの近くにまで冷却される。 こうして、図2b、cに示されるように、基礎的サイクル24は、スロットル装 置14にはいる前に、点aから点bへと冷却される。(図4b、c)。こうして、シ ステムのCOP全体と同様に、サイクル24の効率は向上する。 同時に、補助サイクル26のコンデンサー12’を出た冷媒は、対向流配置の熱 交換機18’を通過して流れるが、このときスロットル装置14’を通過してき た冷媒とすれ違う。このように、熱を奪い取る補助のサイクル26の容量は、基礎 サイクル24と同程度にまで改良される。すなわち、コンデンサー12’か らスロットル装置14’への冷媒流は、点a’から点b’へと冷却され、これによ り、コンデンサー12’からの冷却物が直接的に拡張装置14’へ入った場合の冷 却容量と比較して、より大きな冷却容量を得ることができる(d’マイナスc’) 。 簡単に言えば、熱交換機18’によれば、サイクル24,26のそれぞれにつ き与えられる冷媒流量は、より大きな冷却効果を提供する能力を有するのである 。これにより、サイクル各々の協同による効率の増加は、全組合せの効率の増加 であるかのように改善される。 基礎的な気体-液体サイクル24は、単一冷媒(例えばR12、NH3または、共沸混 合物、例えばR502)により、作動する。補助再生蒸気-液体サイクル26は、 非共沸混合冷媒(例えばR22/R142b/R123)で作動し、TrとTaの間の温度範囲 にわたる冷却を提供する。 混合冷媒サイクル26により高圧流の前もった冷却を提供する、2つのサイク ル24,26の相互作用の異なる図式が、存在し得る。上述したように、基礎サ イクル24は、その蒸発器16を冷却することができ、補助サイクル26が作動し ていると否とにかかわらず、熱を周囲にはね返す。 本発明のその他の変形例(図5)においては、熱交換機18’は、一対の熱交 換機28、29に置き換えられる。これらの熱交換機28、29は、図4の熱交 換機18’と同じ機能を提供する。すなわち、補助サイクル26’において、コ ンデンサー12からの冷媒は、スロットル装置14を通過し、ここにおいて圧力を 低下させ、低温、低圧冷媒を提供する。この冷媒は、熱交換機28を通過し、コ ンデンサー12を出た冷媒がスロットル装置14に入る前に、これを周囲温度近く にまで冷却する。上記のように、スロットル装置14に入ってくる冷媒をあらか じめ冷却することにより、熱力学的サイクルが、改善される。 スロットル装置14を通過する冷たい低圧冷媒のポーションは、熱交換機30 内において、周囲温度のコンデンサー12’から入ってきて、スロットル装置1 4’に接近する冷媒を冷却するために用いられる。このように、補助サイクル2 6’の熱力学的効率もまた、改善される。図4b、cに示す熱力学図は、図5の 構成にも適用できる。 当業者であれば、ここでは対向流として示されている熱伝達機能は、平行流、 交差流、および混合流の熱交換機においても有効であるということを、理解する であろう。補助サイクル26’は、コンデンサー12,12’を冷却する空気の 周囲温度が、広範囲に変化するにもかかわらず、スロットル装置14の入り口部 の温度を狭い範囲内に安定させる。従って、特別な調整を必要とせずに、それぞ れのサイクルの効率、両サイクルの相動効果、およびシステム全体の効率を、高 く維持することが可能である。 本発明の前冷却式蒸気−液体サイクル冷凍システムは(図4a、5)、2つの異 なるモードで作動する。 周囲温度Taが比較的低い場合は、基礎サイクル24は独自で有効に作動し、 補助サイクルの圧縮機10は、制御ユニット32により、スイッチを切られてい る。従って、この場合のシステムの性能は、従来技術における単段圧縮機で作動 する蒸気−液体サイクルVLC(図1a)の性能と同じである。 周囲温度が、あらかじめ定められた低い周囲温度Ta’より低いと制御ユニッ ト32が感知した場合、補助サイクル26が高能率で作動し、サイクル24、2 6は、基礎サイクル24の冷却容量QrおよびCOP値を高めるために同時に作 動する。 本発明の蒸気−液体サイクル冷凍システムにより提供されるパワー効率は、混 合冷媒の組成、およびシステム全体の性能パラメータに補助サイクルが及ぼす影 響により左右される。あらかじめの冷却温度、すなわち基礎サイクル24のスロ ットル装置14に入る冷媒の温度が、基礎サイクルの蒸発器16内の冷凍温度と 本質的に同じに保たれている場合、冷却容量Qrは最大となり、周囲温度Ta数 値の如何にかかわらず、実質的に一定に保たれる。 本発明の前冷却式蒸気−液体サイクル圧縮機冷凍システムのユニークな特徴は 、周囲温度Taの数値とは実質的には無関係に、性能が維持されるということで ある。従来のサイクルは、どれもみな、周囲温度が高い場合は、冷凍効率を減少 させるのである。 本発明の予冷却サイクルのCOP値は、補助コンプレッサーの型、混合冷媒組成 、サイクル規制のやり方の依存する。補助サイクルの混合冷媒は、少なくとも2 成分からなるべきである。一方の成分は、基本的には、基本サイクル冷媒と同じ か低い通常の沸点を有し、他の成分は、基本サイクル冷媒よりも高い通常沸点を 有する。混合冷媒は、基本サイクルの吸込圧より高い補助サイクルのコンプレッ サー吸込圧をもたらす。補助サイクルで使われて結果が良かった混合冷媒は、40 %±10% R22、30%±10% R142bおよび30%±10% R123(モル分率)。 図6及び7は、基本サイクル24にそれぞれ使用された冷媒R12とアンモニア のの計算結果を示す。これらの図はどちらも、選定された冷媒や圧縮器(コンプ レッサー)等を基礎とする本発明から導かれる性能改良の係数の最大限界を示し ている。また、本発明から予想されるCOPの改良の最小限界も示している。これ らの計算された改良は、図1aにおける基本蒸気-液体サイクルの冷凍システムに 関連している。これらの図を準備するにあたり、補助的な混合冷媒サイクルが最 小の予想作動周囲温度での作用を設計されると仮定し、また、そのサイクルは、 いかなる規制もなく、全周囲温度において作用することを仮定した。 周囲温度が変化すると、補助サイクルパラメーターは混合冷媒の性質に従って 変化した。規制がないと単純に仮定した場合も、本願に従って提案された予冷却 蒸気-液体サイクルの冷却システムは、性能値の係数をよりよくし、そして、基 本蒸気-液体サイクルだけが作用する場合と比べ、少なくても5ないし10%の消費 電力となる。また、計算された節約は、仮定された周囲温度によるものである。 「最大」特性ラインは、それぞれの周囲温度で構成および性能が最適化されると したものである。(従来のサイクルと比較した図8参照) 要約すれば、システム内の他のパラメーターが変化するときのスロットル装置 の入口および出口における安定条件の維持は、他の作動条件の変化にかかわらず 、全体的なシムテムおよび基本サイクルの有効な性能を維持する助けに一般的に なる。スロットル装置の入口および出口の条件は、高いレベルの性能係数で公称 的性能をもたらすように選択される。補助システムは、外部因子がスロットル装 置の変化をもたらすときに、スロットル装置の条件を維持するために使用される 。当該原理は、周囲空気によらずに、コンデンサー冷却剤に他の媒体を使うシス テ ムに応用可能である。両サイクルが同じ型のコンデンサー冷却剤を使用する必要 はない。基本サイクルが効率的な作動を補助手段とは独立にできることは、価値 ある特徴である。作動条件が、VLCに好ましいときに、作動条件を最大にするか らである。 従って、前記目的および前記記載から明らかな目的が有効に達成されることが 理解できよう。そして、ある種の変更が本発明の範囲を逸脱することなく可能で あるから、これまでの記載が例示にすぎないのであって、本発明を限定するもの ではない。
【手続補正書】 【提出日】1998年12月28日(1998.12.28) 【補正内容】 明細書 予冷却蒸気−液体冷凍サイクル 発明の背景 本発明は、概して、圧縮機とスロットル装置を用いる閉冷凍サイクルに係り、 特に、一つのサイクルが独立して作動するか、あるいは第二のサイクルによって 補強される、二つの閉サイクルを用いる液体冷凍システムに関する。 蒸気−液体冷凍サイクル(VLC)は、250K〜280K(およそ−10° F〜45°F)の範囲の温度を提供するために広く用いられている。 図1(a)は、VLCシステムにおける物理的要素の配線図である。これに関 連する熱力学的プロセスは、図1(b)における温度−エンタルピー(T−h)図、 および図1(c)における温度−エントロピー(T−s)図に表されている。一 般に知られた方法では、圧縮機は、高圧、高温冷媒を気体状態でコンデンサー1 2に排出するが、このコンデンサーは、媒体の流れ(例えば、周囲空気、または 導管で引かれた水)によって冷却されており、冷媒から圧縮熱を奪い取る。 こうして、冷媒は、冷却された気体または凝縮された液体、あるいは気体と液 体の混合物となり、スロットル装置14(例えば、調整バルブ、毛管またはオリ フィス)へと流れ、ここで冷媒の圧力は低下する。ジュール−トムソン効果に従 い、圧力の低下に伴って冷媒は冷たくなり、この更に冷却された冷媒は、蒸発器 16を通過して圧縮機10の低圧入口部へと戻る。このように繰り返されるサイ クルにより、冷却されるべき負荷が加えられる蒸発器16内に、継続的な冷凍が 提供される。 図1b−cにおけるa−gは、図1aの冷凍回路の対応箇所を表している。蒸 発器16における冷媒流の単位重量の冷却効果は、T−h図のc点とd点との間 におけるエンタルピーの変化として表されている。コンデンサー12が周囲温度 Taの空気により冷却される場合に、周囲温度と冷凍温度Tr(すなわち、蒸発 器内の負荷の温度)との比率が、Ta/Tr=1.15....1.2を超えな いのであれば、VLCは、冷凍を提供するための効果的なサイクルであるといえ る。 例えば、冷媒としてアンモニアを用い、293Kの周囲空気温度および255 Kの冷凍温度で作動する実際の冷凍サイクルは、3.67の性能係数を有する。 冷媒−12(R−12)を用い、295Kの周囲空気温度および258Kの冷凍 温度で作動する同様の冷凍サイクルは、4.05の性能係数を有する。 性能係数は、冷凍容量−Qrを圧縮機の消費電力−Pcで割った数値に匹 敵する規準である。換言すれば、R−12を用いた場合の、例えばワットにおけ る冷却効果は、ワットにおける消費電力のおよそ4倍であるということである( この模範的な計算は、コンデンサーの空気を動かすファンを、考慮に入れていな い)。 しかしながら、温度比Ta/Trが増加した場合、すなわち周囲温度が上昇し た場合は、性能係数は減少する。サイクルは、熱力学的な効率を低下させ、生み 出されるそれぞれの冷却量に対して、消費電力が増加する。 VLCに代わる手段として、コンデンサー12の周囲温度がより高くなった場 合の有害な効果を軽減するため、その他の冷凍サイクルの開発が進められてきて いる。 図2(a)における再生冷凍サイクルRVLCは、機構的には図1(a)のサ イクルと同様であるが、熱交換器18が追加されている。この異なった構成にお いても、同様の働きをする構成物には、同様のレファレンス番号が付されている 。 コンデンサー12を出た冷媒は、熱交換器18の高圧流路を通過して流れ、ス ロットル装置14に入る。蒸発器16を出た低圧冷媒は、低圧流路22を通過し て圧縮機10の帰路側に入る。流路20と流路22は、相互に対向流熱交換関係 にある。ここで、コンデンサーを出た冷媒は、スロットル装置14に入る前に更 に冷却されるが、この更なる冷却は、蒸発器16を出た更に冷たい冷媒によって なされる。 図2a−cのa点およびc点間における冷媒流からの熱の除去が、図2bのa b線で表わされている。この熱交換プロセスの結果、図1bと図2bとの比較か らも容易に理解されるように、各図のc−d点間における冷却に有効な冷凍効果 量(すなわちエンタルピーの変化)が、増加する。 冷媒流の単位重量の冷凍効果を向上させることに加えて、図2aの再生サイク ルRVLCは、性能係数の改善、特に、比率Ta/Trが1.15−1.2の範 囲にある場合の、サイクル効果の改善を提供する。 VLCの性能係数を向上させるための先行技術におけるもう一つの代替サイク ルは、図3aに示される翼列蒸気冷凍システムCVLCである。 翼列システムは、図1aの蒸気−液体冷凍サイクルと物理的に同様の二つのサ ブシステムを含んでいる。従って、ここでも図1a、2aと同様のレファレンス 番号を用いることとし、図3aの第2のサイクルには、該レファレンス番号にダ ッシュ(’)記号を付加することとする。 翼列システムにおいては、圧縮機10’に接続された蒸発器16’が、圧縮機 10に接続されたもう一方のサイクルのコンデンサー12を冷却するために用い られる。第二の蒸発器16’に課される負荷は、蒸発器16に課される負荷より も遙かに高温であるため、圧縮機10’を含む補助サイクルは、終始より高い対 応温度レベルで作動し、なおもコンデンサー12と蒸発器16’との間の熱交換 を有効かつ効率的に行うために要求される温度差異を提供することができる。補 助サイクルのコンデンサー12’は、周囲温度Taの周囲空気で冷却される。こ れらの熱力学的サイクルは、図3bに示されるが、より高温の補助サイクルには 、ダッシュ(’)記号を付する。 図3aに示される実施例と、図1aの実施例との全体的な温度比Ta/Trは 、実質的に同様ではあるが、図3aのそれぞれの閉サイクルにおけるコンデンサ ーと蒸発器間の中間温度比率は、システム全体の温度比よりも、かなり低い。換 言すれば、両サイクルのそれぞれは、低い温度比で作動するのであり、これによ り、おのおののサイクルからより高い冷凍容量を得ることができ、おのおののサ イクルからより高い性能係数を得ることができ、図1aの配置と比較して、図3 aの翼列配置は、改善された性能を提供することが可能となる。 図3aの二つの圧縮機の代わりに、単一の二段式圧縮サイクル(図示せず)を 用いることができるということも、知られている。この二段式圧縮サイクルは、 熱力学的特性および性能特性という点で、図3a、bの翼列サイクルと非常に近 似している。 図1a−図3aのサイクルに関するこれまで記述は、論述の便宜上、ある程度 理想化されている。従って、実際の使用に際しては、上記の情報からは直ちに明 らかとはならない現実的な諸問題が、発生し得る。 現実の多くの状況下においては、広範囲にわたって温度が変化する際に、効果 的な冷凍を提供する必要がある。例えば、食品冷凍および工業冷凍において、空 調システムをはじめとする多くのシステムは、年間を通じて、280K〜320 K(およそ45°F〜120°F)の範囲で変化する周囲温度の下で作動しなけれ ばならない。蒸気−液体冷凍サイクル(図1a)において、コンデンサーの冷却 に空気を用いた場合、冷却容量Qrおよび性能係数の両者が、周囲温度の上昇に 伴い低下する。 例えば、蒸気−液体冷凍サイクルVLCにおいては、コンデンサーの冷却用に 用いられる周囲空気の温度が、285K〜323Kに変化するにつれ、性能係数 は5.33〜2.22へと変化し、冷却容量Qrは、ワットで表すと、332ワ ット〜234ワットへと変化する。 323Kの周囲温度における、蒸気−液体冷凍サイクル(図1a)とその他の 冷凍サイクル(図2a、3a)との比較は、図8の表1に示されている。この比 較は、より複雑なサイクルの方が、すなわち、RVLCやCVLCの方が、単純 な蒸気−液体冷凍サイクルVLCよりも、優れた性能を有するという周知の相関 関係を証明している。再生サイクルRVLCは、単純な蒸気−液体サイクルと同 様の圧力比(圧縮機吐出/圧縮機入口が15/1.5)で作動した。 同様の圧力比にも拘わらず、再生サイクルRVLCは、より高い数値の冷凍容 量および性能係数を提供する。しかしながら、RVLCは、より高温の周囲温度 における使用には、適していない。なぜなら、より高温の周囲温度下では、圧縮 機吐出温度が極端に高くなってしまうからである。この温度は、図1a、2a、 3aのサイクルにおける点7に対応する。RVLCにおける点aの温度が、38 0Kを超える場合、圧縮機のオイルは分解し始める。この高温はまた、現実の条 件下、性能係数の低下を引き起こす。なぜなら、実際の圧縮機の効率は、周囲温 度が高温になると低下するからである。 翼列サイクルCVLC(図3a、b)は、周囲温度が高い場合であっても、V LCやRVLCと比較して、優れた特性を有している。しかしながら、このサイ クルにおいては、周囲温度の如何に拘わらず、二つの圧縮機は、常に同時に作動 し続けねばならない。このため、周囲温度が低い場合は、単一の圧縮機サイクル の方が、効果的に負荷を操作することができる。CVLCにおける性能特性の利 点は、両圧縮機が同時に作動しなければならないという理由により、失われてし まうのである。上述した圧力比が小さくなった場合、実際の両圧縮機の出力効率 は低下するため、現実の使用においては、二つの圧縮機CVLCは、単一の圧縮 機サイクルVLCと比較して、より優れた効率を提供するわけではない、という ことが判明している。 表1は、VLCまたはRVLCと比較して、翼列ユニットの圧力比は、かなり 低いことを示している。このことは、周囲温度と冷凍温度の比率Ta/Trが高 い場合は、利点となる。しかしながら、Ta/Trの比率が小さい場合は、欠点 となるのである。このため、翼列システムは、周囲温度が広範囲で変化すると予 想されるような状況下においては、高い出力効率を提供することができない。 概略すると、上述した蒸気−液体冷凍サイクルの比較が示しているのは、これ らのパラメータ数値は、周囲温度が高い場合、全体の冷凍容量および性能係数と いう両観点において、低下するということである。いずれのサイクルも、周囲温 度が広範囲で変化する場合には、終始効率的に作動するわけではないのである。 所望されているのは、広範囲にわたって変化する周囲温度下で作動する場合に 、改善された全体的冷凍容量および改善された性能係数を提供する冷凍サイクル である。 発明の概要 したがって、本発明の目的は、改善された全体的冷凍容量を有し、広範囲の周 囲温度にわたって改善された性能係数で作動する冷凍サイクルを提供することに ある。 また、本発明の他の目的は、周囲の条件がVLCの運転に好都合であるときに は、基本VLCサイクルの性能特性を有する改善された冷却サイクルを提供する ことである。 本発明のもう一つの目的は、周囲の条件がVLCの運転に適さないときには、 基本VLCサイクルよりも優れた性能を有する改善された冷却サイクルを提供す ることにある。 本発明のさらなる目的は、周囲温度が好適であるときには、基本サイクルが補 助サイクルから独立して作動する、基本サイクルと補助サイクルの2つの冷却サ イクルを含む改善された冷却サイクルを提供することである。 本発明による予冷却蒸気−液体冷凍サイクルは、相互に熱交換関係を有する、 基本蒸気−液体サイクルと補助再生蒸気−液体サイクルとを有している。 基本サイクルは、コンデンサー、スロットル装置および蒸発器に直列に接続さ れた圧縮機を含んでいる。補助サイクルは、連続的に接続された圧縮機、コンデ ンサー、スロットル装置および対向流熱交換器を含んでいる。各サイクルは、温 度Taの周囲温度で冷却されるコンデンサーを有している。このように、基本サ イクルは、補助サイクルとは独立して作動することができる。 性能係数を最大とするために、基本サイクルは、圧縮機から吐出される高圧と 圧縮機に戻る低圧との間を、大きな圧力差なく作動する。コンデンサーは、コン デンサーを冷却する周囲温度Taと等しい温度となるまで、コンプレッサーと蒸 発器との間を流れる冷媒を冷却する。基本サイクルのコンデンサーから出た冷媒 流は、熱交換器内の対向流配置において、補助サイクルから出た低温冷媒により 更に冷却され、これにより基本サイクルの冷媒は、周囲温度Taから意図された 冷媒温度Tr近くまで予冷却される。こうして、基本サイクルの効率は改善され 、システム全体のCOPも向上する。 同時に、補助サイクル内のコンデンサーを出た冷媒は、補助スロットル装置を 通過した後、まさしく同流の冷媒と対向流に配置された熱交換器の中を通過する 。こうして、補助サイクルの熱除去能力は、基本サイクルと同様に向上する。 すなわち、このような熱交換器を用いれば、それぞれのサイクルに与えられた 冷媒の質量流量は、より大きい冷却効果を提供する能力を有するのである。これ により、各サイクルの性能係数は改善され、両サイクル全体での効率も向上する 。 基本蒸気−液体サイクルには、単一冷媒を用いてもよいし、ゼオトロープ性( 共沸でない)または共沸性の混合物を用いてもよい。エネルギー効率を高めるた め、補助再生蒸気−液体サイクルには、ゼオトロープ性の冷媒を用いる。 本発明の他の目的、特徴および利点は、明細書によって一部は自明となり、一 部は明らかにされるであろう。 この発明は、それゆえに、以下において例証される構成の特徴、要素の連結お よび部分的な変更を包含し、本発明の範囲は、請求の範囲において示される。 図面の簡単な説明 発明のより完全な理解のために、図面に関する以下の説明を参照できる。 図1aは、先行技術の蒸気−液体冷却サイクルVLCの概要図である。 図1bと1cは。図1aのサイクルの熱力学的な図を示す。 図2aは、先行技術の再生蒸気−液体冷却サイクルRVLCを示す。 図2bと2cは、図2aのサイクルの熱力学的な図であるを示す。 図3aは、先行技術の翼列蒸気−液体冷却サイクルCLVCの概要図である。 図3bは、図3aのサイクルの熱力学的な図である。 図4aは、本発明のよる予冷却蒸気−液体冷却サイクルPVLCの概要図であ る。 図4bと4cは、図4aのサイクルの熱力学的なプロセスを示す図である。 図5は、本発明による予冷却蒸気−液体冷却サイクルの別の具体例を示してい る。 図6は、(R−12を使った)VLCと関連する基本サイクル用に計算された PVLC性能特性を示すグラフである。 図7は、冷媒として基本サイクルの中でアンモニアを使用した場合の図6に対 応するグラフである。 そして、図8は、先行技術および本発明に基づき、異なったサイクルを使用し た場合の性能を示す表である。 発明の詳細な説明 本発明の予冷却蒸気-液体冷却サイクルは、基本蒸気−液体サイクル24、補 助的再生蒸気−液体サイクル26を含む(図4a)。これら両サイクルは、以下 に説明されるように、相互に熱交換関係にある。基本サイクル24の構造は、図 1aの中で示された構造と近似ており、同じリファレンス番号が類似した要素を 示すために使われる。 基本サイクル24は、コンデンサー12、スロットル装置14および蒸発器1 6と直列に接続された圧縮器10を含む。補助サイクル26は、連続的に接続さ れる圧縮器10’、コンデンサー12’および対向流熱交換器18’を含む。図 3aの翼列サイクルと違って、サイクル24、26は、周囲温度Taで冷却され るコンデンサー12、12’を各々有している。このように、基本サイクル24 は、サイクル26とは独立に作動することができる。 性能係数を最大にするために、基本サイクル24は、圧縮器10から吐出され る高圧と圧縮機に戻る低圧との間を、大きな圧力差なしで、作動する必要がある 。コンデンサー12は、圧縮器10から蒸発器16へと流れる冷媒流を、コンデ ンサー12を冷却する周囲の空気温度Taと等しい温度まで冷却することができ る(これは、図1a、bにおける性能と一致する)。熱交換器18’において、 コンデンサー12からの冷媒流は、補助サイクル26からの低温冷媒により、対 向流配置の中で更に冷却される。こうして、冷媒は、周囲温度Taの近くの温度 から、意図された冷却温度Trの近くにまで冷却される。 こうして、図2b、cに示されるように、基本サイクル24は、スロットル装 置14に入る前に、点aから点bへと冷却される。(図4b、c)。こうして、 サイクル24の効率は改善され、システム全体のCOPも向上する。 同時に、補助サイクル26のコンデンサー12’を出た冷媒は、対向流配置の 熱交換器18’を通過して流れるが、このときスロットル装置14’を通過して きたまさしく同じ冷媒とすれ違う。これにより、補助サイクル26の熱除去能力 は、基礎サイクル24と同様に向上する。すなわち、コンデンサー12’からス ロットル装置14’への冷媒流は、点a’から点b’へと冷却され、これにより 、 コンデンサー12’からの冷却物が直接的に拡張装置14’へ入った場合の冷却 容量と比較して、より大きな冷却容量を得ることが可能となる(d’マイナスc ’)。 すなわち、熱交換器18’によれば、サイクル24,26のそれぞれにつき与 えられる冷媒の質量流量は、より大きな冷却効果を提供する能力を有するのであ る。これにより、サイクル各々の性能係数は改善され、サイクル全体の性能係数 も向上する。 基本気体−液体サイクル24は、単一冷媒(例えばR12、NH3)、または 共沸混合物(例えばR502)により、作動する。補助再生蒸気−液体サイクル 26は、非共沸混合冷媒(例えばR22/R142b/R123)で作動し、T rとTaの間の温度範囲にわたる冷却を提供する。 混合冷媒サイクル26を用いることにより高圧流を予冷却する、2つのサイク ル24,26の相互作用については、異なる図式も存在し得る。上述したように 、基礎サイクル24は、補助サイクル26が作動していると否とにかかわらず、 自らの蒸発器16を冷却することができ、熱を周囲に放出することができる。 本発明のその他の変形例(図5)においては、熱交換器18’は、一対の熱交 換器28、29に置き換えられる。これらの熱交換器28、29は、図4aの熱 交換器18’と同じ機能を提供する。すなわち、補助サイクル26’において、 コンデンサー12’からの冷媒は、スロットル装置14’を通過し、ここにおい て圧力を低下させ、低温、低圧冷媒を提供する。この冷媒は、熱交換器28を通 過し、コンデンサー12を出た冷媒がスロットル装置14に入る前に、これを周 囲温度近くにまで冷却する。上記のように、スロットル装置14に入ってくる冷 媒をあらかじめ冷却することにより、熱力学的サイクルが、改善される。 スロットル装置14’を通過した冷たい低圧冷媒のポーションは、熱交換器3 0内において、周囲温度のコンデンサー12’から入ってきて、スロットル装置 14’に接近する冷媒を冷却するために用いられる。このように、補助サイクル 26’の熱力学的効率もまた、改善される。図4b、cに示す熱力学図は、図5 の構成にも適用できる。 当業者であれば、ここでは対向流として示されている熱伝達機能は、平行流、 交差流、および混合流の熱交換器においても有効であるということを、理解する であろう。 補助サイクル26’は、コンデンサー12,12’を冷却する空気の周囲温度 が、広範囲に変化するにもかかわらず、スロットル装置14の入口部の温度を狭 い範囲内に安定させる。従って、特別な調整を必要とせずに、各サイクルの効率 、各サイクルの性能係数、およびシステム全体の効率を、高く維持することが可 能である。 本発明の予冷却蒸気−液体サイクル冷凍システムは(図4a、5)、2つの異 なるモードで作動する。 周囲温度Taが比較的低い場合は、基礎サイクル24は独自で有効に作動し、 補助サイクルの圧縮機10は、制御ユニット32により、スイッチを切られてい る。従って、この場合のシステムの性能は、従来技術における単段圧縮機で作動 する蒸気−液体サイクルVLC(図1a)の性能と同じである。 周囲温度が、あらかじめ定められた低い周囲温度Ta’より高いと制御ユニッ ト32が感知した場合、補助サイクル26が高能率で作動し、サイクル24、2 6は、基礎サイクル24の冷凍容量QrおよびCOP値を高めるために同時に作 動する。 本発明の蒸気−液体サイクル冷凍システムにより提供される出力効率は、混合 冷媒の組成、およびシステム全体の性能パラメータに補助サイクルが及ぼす影響 に依存する。予冷却の温度、すなわち基礎サイクル24のスロットル装置14に 入る冷媒の温度が、基礎サイクルの蒸発器16内の冷凍温度と本質的に同じに保 たれている場合、冷却容量Qrは最大となり、周囲温度Ta値の如何にかかわら ず、実質的に一定に保たれる。 本発明の前冷却式蒸気−液体サイクル圧縮機冷凍システムの独創的な特徴は、 周囲温度Ta値とは実質的には無関係に、性能が維持されるということである。 従来のサイクルは、どれもみな、周囲温度が高い場合は、冷凍効率を減少させる のである。 本発明の予冷却サイクルのCOP値は、補助圧縮機の型、混合冷媒組成、サイ クル規制の方法に依存する。補助サイクルの混合冷媒は、少なくとも2成分から なるべきであり、一方の成分は、基本的に、基本サイクルの冷媒と同じか低い通 常沸点を有し、もう一方の成分は、基本サイクルの冷媒よりも高い通常沸点を有 する。混合冷媒が補助サイクルにもたらす圧縮機吸込圧は、基本サイクルにおけ る圧縮機吸込圧よりも高い。補助サイクルで使われて結果が良かった混合冷媒は 、40%±10%R22、30%±10%R142bおよび30%±10%R1 23(モル分率)である。 図6及び7は、基本サイクル24に冷媒R12とアンモニアを使用した場合の 計算結果をそれぞれ示す。これらの図はどちらも、選択された冷媒、圧縮器等に 基づき、本発明が提供すると予想される性能係数改良の最大限を示している。ま た、予想されるCOP改良の最小限も示している。これらの改良値は、図1aに おける基本蒸気−液体サイクルの冷凍システムとの関連において計算されたもの である。なお、これらの図は、以下の仮定の下に準備された。すなわち、補助的 混合冷媒サイクルは、最小の予想作動周囲温度で作動するよう設計されており、 該サイクルは、いかなる規制もなく、全周囲温度にわたって作動するものと仮定 した。 周囲温度が変化すると、補助サイクルのパラメーターは混合冷媒の性質に従っ て変化した。規制がないと単純に仮定した場合でも、本発明に従い提案された予 冷却蒸気−液体サイクル冷凍システムは、より優れた動作計数値を提供し、基本 蒸気−液体サイクルだけが単独で作動する場合と比べ、少なくとも5−10%消 費電力を節約した。節約電力量の計算値は、仮定された周囲温度に左右された。 「最大」特性ラインは、それぞれの周囲温度において、構成および性能が最適化 されると仮定した場合のものである(従来のサイクルと比較した図8参照)。 要約すれば、システム内の他のパラメーターが変化するときのスロットル装置 の入口および出口における安定条件の維持は、他の作動条件の変化にかかわらず 、一般的に、全体的なシムテムおよび基本サイクルの有効な性能を維持する助け になる。スロットル装置の入口および出口の条件は、高いレベルの性能係数で公 称的性能を提供するように選択される。補助システムは、外部因子がスロットル 装置に変化をもたらす可能性がある場合に、スロットル装置の条件を維持するた めに使用される。当該原理は、周囲空気によらずに、コンデンサー冷却剤として 他 の媒体を使うシステムにも応用可能である。両サイクルが同じ型のコンデンサー 冷却剤を使用する必要はない。補助手段とは独立して、効率的に作動できる基本 サイクルを有しているということは、価値ある特徴である。作動条件が、VLC に好ましい場合には、最大の作動効率を提供できるからである。 従って、前記目的および前記記載から明らかな目的が有効に達成されることが 理解できよう。そして、ある種の変更が本発明の範囲を逸脱することなく可能で あるから、これまでの記載は例示にすぎないのであって、本発明を限定するもの ではない。 請求の範囲 1. 以下の各要素を含む、広範囲にわたる周囲温度の中の操作のための、そして 蒸発器への接続のための冷凍システム。 第1の冷媒を循環させるための基本冷凍サイクルであって、直列に接続 される、第1の圧縮器、冷却剤として周囲の空気を使っている第1のコンデンサ ー、及び負荷から熱を吸収する蒸発器に低い圧力で第1の冷媒を供給する第1の スロットル装置を有する基本冷凍サイクル; ゼオトロープ性(zeotropic)の冷媒である第2の冷媒を循環 させるための補助冷凍サイクルであって、第2の圧縮器、冷却剤として周囲空気 を使っている第2のコンデンサー、そして第2のスロットル装置を有する補助冷 凍サイクル;そして 前記基本サイクルの第1のコンデンサーから第1のスロットル装置の方 へ流れる第1の冷媒の流出流を冷却するための熱交換器手段;但し、該熱交換器 手段によって前記基本サイクルから移された熱は、補助サイクルに供給されて第 2のコンデンサーにより周囲へと放出され、第1のスロットル装置への入口の温 度は、周囲温度の変化の間、前記熱交換器手段によって安定されている。 2. 前記熱交換器手段が、前記第1のコンデンサーの冷媒出口と第1のスロット ル装置への入口との間に接続された第1の高圧流路、第2のスロットル装置の出 口と第2の圧縮機の入口との間の第1の低圧流路を含み、第1の高圧流路と第1 の低圧流路とが熱交換関係にある請求項1記載の冷凍システム。 3. 第1の冷媒が、単一の物質及び共沸性混合物の一つである請求項1記載の冷 凍システム。 4. 第2の冷媒が、基本サイクルの作動冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項1記載の 冷凍システム。 5. 第2の冷媒が、基本サイクルの作動冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項3記載の 冷凍システム。 6. 第1の冷媒が、単一の共沸性物質及びゼオトロープ性混合物の一つである請 求項2記載の冷凍システム。 7. 第2の冷媒が、基本サイクルの動作冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項2記載の 冷凍システム。 8. 前記熱交換器手段が、さらに、前記第2のコンデンサーの冷媒出口と第2の スロットル装置への入り口との間に接続された第2の高圧流路を含み、該第2の 高圧流路は、第2のスロットル装置の出口と第2の圧縮機の入口との間の第1の 低圧流路と熱交換関係にある請求項2記載の冷凍システム。 9. 前記熱交換器手段が、さらに、第1の低圧流路および第2のコンデンサーの 冷媒出口と第2のスロットル装置の入口との間の第2の高圧流路と平行な第2の 低圧流路を含み、第2の低圧流路が第2の高圧流路と熱交換関係にある請求項2 記載の冷凍システム。 10.さらに、前記補助サイクルを作動または非作動に選択的にするための制御手 段を含んでいて、制御手段が、周囲温度に応答し、補助サイクルが第1の周囲温 度で作動になり、第2の周囲温度で非作動になり、第1の周囲温度が第2の周囲 温度より高くなっている請求項1記載の冷凍システム。 11.前記混合された第2の冷媒が、少くとも2つの構成要素を含み、該2つの構 成要素のひとつが、第1の基本冷媒の沸点に近い通常沸点を有し、他方の構成 要素が基本サイクルの第1の冷媒より高い通常沸点を有する請求項1記載の冷凍 システム。 12.第2の冷媒が、基本サイクルの中の第1の圧縮器の吸入圧力より大きい補助 サイクルの中の圧縮器吸入圧力を生じる請求項11記載の冷凍システム。 13.補助サイクルの中の第2の冷媒は、ゼオトロープ性混合物冷媒である請求項 2記載の冷凍システム。 14.前記第1の冷媒が、R-12、R-22、R5O2、NH3及びそれらの代替物の1つであ る請求項1記載の冷凍システム。 15.さらに、第1のスロットル装置と第1の圧縮機の入口の間に直列に接続され た蒸発器を有する請求項1記載の冷凍システム。 16.以下の各要素を含む、蒸発器への接続のための冷凍システム。 第1の冷媒を循環させるための基本冷凍サイクルであって、直列に接続 される、第1の圧縮器、第1のコンデンサー、及び負荷から熱を吸収する蒸発器 に低い圧力で第1の冷媒を供給する第1のスロットル装置を有する冷凍サイクル ; 第2の冷媒を循環させるための補助冷凍サイクルであって、第2の圧縮 器、第2のコンデンサー、および第2のスロットル装置を有する補助冷凍サイク ル;そして 前記基本サイクルの第1のコンデンサーから第1のスロットル装置の方 へ流れる第1の冷媒を冷却するための熱交換器手段;但し、該熱交換器手段は、 前記基本サイクルからの熱を、第2のコンデンサーにより放出するために補助サ イクルに移し、第1のスロットル装置への入口の温度は、周囲温度の変化の間、 熱交換器手段によって安定されている。 17.第1のコンデンサーが周囲空気で冷却される請求項17に記載の冷凍シス テム。 18.第2のコンデンサーが、周囲空気で冷却される請求項16に記載の冷凍シス テム。 19.第1のコンデンサーが、液体の冷却剤によって冷却される請求項16に記載 の冷凍システム。 20.第2のコンデンサーが、気体または液体の冷却剤の一つで冷却される請求項 16に記載の冷凍システム。 21.第2の冷媒が40%±10%のR22、30%±10%のR142b、そして、30%±10%R12 3の混合物である請求項2記載の冷凍システム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の各要素を含む、蒸発器への接続のために、そして広範囲にわたる周囲 温度の中の操作のための冷凍システム。 第1の冷媒を循環させるための基本冷凍サイクルであって、直列に接続 される、第1の圧縮器、冷却剤として周囲の空気を使っている第1のコンデンサ ー、及び負荷から熱を吸収する蒸発器に低い圧力で第1の冷媒を供給する第1の スロットル装置を有する冷凍サイクル; ゼオトロープ性(zeotropic)の冷媒である第2の冷媒を循環 させるための補助冷凍サイクルであって、第2の圧縮器、冷却剤として周囲空気 を使っている第2のコンデンサー、そして第2のスロットル装置を有する補助冷 凍サイクル;そして 前記基本サイクルの第1のコンデンサーから第1のスロットル装置の方 へ流れる第1の冷媒の流出流を冷やすための熱交換器手段;但し、熱交換器手段 によって前記基本サイクルから移された熱が第2のコンデンサーによって周囲へ の遮断のために補助サイクルに供給され、第1のスロットル装置への入口の温度 は、周囲温度の変化の間、熱交換器手段によって安定されている。 2.前記熱交換器手段が、前記第1のコンデンサーの冷媒出口と第1のスロット ル装置への入り口との間に接続された第1の高圧流路、第2のスロットル装置の 出口と第2の圧縮機の入口との間の第1の低圧流路を含み、第1の高圧流路と第 1の低圧流路とが熱交換関係にある請求項1記載の冷凍システム。 3.第1の冷媒が、単一の物質及びゼオトロープ性混合物の一つである請求項1記 載の冷凍システム。 4.第2の冷媒が、基本サイクルの動作冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項1記載の 冷 凍システム。 5.第2の冷媒が、基本サイクルの動作冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項3記載の 冷凍システム。 6.第1の冷媒が、単一のゼオトロープ性物質及びゼオトロープ性混合物の一つ である請求項2記載の冷凍システム。 7.第2の冷媒が、基本サイクルの動作冷凍温度に大体等しい第2のスロットル 装置の出口の温度で補助サイクルの中で作動するように選ばれる請求項3記載の 冷凍システム。 8.前記熱交換器手段が、さらに、前記第2のコンデンサーの冷媒出口と第2の スロットル装置への入り口との間に接続された第2の高圧流路を含み、該第2の 高圧流路は、第2のスロットル装置の出口と第2の圧縮機の入口との間の第1の 低圧流路と熱交換関係にある請求項2記載の冷凍システム。 9.前記熱交換器手段が、さらに、第1の低圧流路と平行な第2の低圧流路、及 び第2の圧縮機の冷媒出口と第2のスロットル装置の入口との間の第2の高圧流 路を含み、第2の低圧流路が第2の高圧流路と熱交換関係にある請求項2記載の 冷凍システム。 10.さらに、前記補助サイクルを作動または非作動に選択的にするための制御手 段を含んでいて、制御手段が、周囲温度に応答し、補助サイクルが第1の周囲温 度で作動になり、第2の周囲温度で非作動になり、第1の周囲温度が第2の周囲 温度より高くなっている請求項1記載の冷凍システム。 11.前記混合された第2の冷媒が、少くとも2つの構成要素を含み、該2つの構成 要素のひとつが、第1の基本冷媒の沸点に近い標準沸点を有し、他方の構成要素 が基本サイクルの第1の冷媒より高い標準沸点を有する請求項1記載の冷凍シス テム。 12.第2の冷媒が、基本サイクルの中の第1の圧縮器の吸入圧力より大きい補助 サイクルの中の圧縮器吸入圧力を生じる請求項11記載の冷凍システム。 13.補助サイクルの中の第2の冷媒は、ゼオトロープ性混合物冷媒である請求項 2記載の冷凍システム。。 14.前記第1の冷媒が、R-12、R-22、R502、NH3及びそれらの代替物の1つである 請求項1記載の冷凍システム。 15.さらに、第1のスロットル装置と第1の圧縮機の入口の間に直列に接続され た蒸発器を有する請求項1記載の冷凍システム。 16.蒸発器への接続のための冷凍システムであって:以下の各要素を含む、蒸発 器への接続のために、そして広範囲にわたる周囲温度の中の操作のための冷凍シ ステム。 第1の冷媒を循環させるための基本冷凍サイクルであって、直列に接続 される、第1の圧縮器、冷却剤として周囲の空気を使っている第1のコンデンサ ー、及び負荷から熱を吸収する蒸発器に低い圧力で第1の冷媒を供給する第1の スロットル装置を有する冷凍サイクル; ゼオトロープ性(zeotropic)の冷媒である第2の冷媒を循環 させるための補助冷凍サイクルであって、第2の圧縮器、冷却剤として周囲空気 を使っている第2のコンデンサー、そして第2のスロットル装置を有する補助冷 凍サイクル;そして 前記基本サイクルの第1のコンデンサーから第1のスロットル装置の方 へ流れる第1の冷媒の流出流を冷やすための熱交換器手段;但し、熱交換器手段 によって前記基本サイクルから移された熱が第2のコンデンサーによって周囲へ の遮断のために補助サイクルに供給され、第1のスロットル装置への入口の温度 は、周囲温度の変化の間、熱交換器手段によって安定されている。 17.第1のコンデンサーが周囲空気で冷却される請求項16に記載の冷凍システ ム。 18.第2のコンデンサーが、周囲空気で冷却される請求項16に記載の冷凍シス テム。 19.第1のコンデンサーが、液体の冷却剤によって冷却される請求項16に記載 の冷凍システム。 20.第2のコンデンサーが、気体または液体の冷却剤で冷却される請求項16に 記載の冷凍システム。 21.第2の冷媒が40%±10%のR22、30%±10%のR142b、そして、30%±10% R123の 混合物である請求項2記載の冷凍システム。
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