JP2000508601A - 地球から軌道への再利用可能2段式航空宇宙機および輸送システム - Google Patents

地球から軌道への再利用可能2段式航空宇宙機および輸送システム

Info

Publication number
JP2000508601A
JP2000508601A JP9537397A JP53739797A JP2000508601A JP 2000508601 A JP2000508601 A JP 2000508601A JP 9537397 A JP9537397 A JP 9537397A JP 53739797 A JP53739797 A JP 53739797A JP 2000508601 A JP2000508601 A JP 2000508601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body structure
stage
airfield
path
landing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP9537397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000508601A5 (ja
Inventor
イー. ミュエラー,ジョージ
ピー. キストラー,ウォルター
ジー. ジョンソン,トーマス
オー. ポール,ヘンリー
マクレーン,クリス
エス. ヒル,アラン
イー. アンドリュース,ジェイソン
シー. タイラー,トーマス
コーエン,アーロン
マイアース,デール
ピー. ブルックナー,アダム
シー. ノウレス,スティーブン
ワーウィック,リチャード
Original Assignee
キストラー アエロスペース コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キストラー アエロスペース コーポレイション filed Critical キストラー アエロスペース コーポレイション
Publication of JP2000508601A publication Critical patent/JP2000508601A/ja
Publication of JP2000508601A5 publication Critical patent/JP2000508601A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/40Arrangements or adaptations of propulsion systems
    • B64G1/401Liquid propellant rocket engines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/14Space shuttles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/40Arrangements or adaptations of propulsion systems
    • B64G1/402Propellant tanks; Feeding propellants
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/62Systems for re-entry into the earth's atmosphere; Retarding or landing devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G1/00Cosmonautic vehicles
    • B64G1/22Parts of, or equipment specially adapted for fitting in or to, cosmonautic vehicles
    • B64G1/64Systems for coupling or separating cosmonautic vehicles or parts thereof, e.g. docking arrangements
    • B64G1/641Interstage or payload connectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64GCOSMONAUTICS; VEHICLES OR EQUIPMENT THEREFOR
    • B64G5/00Ground equipment for vehicles, e.g. starting towers, fuelling arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Aiming, Guidance, Guns With A Light Source, Armor, Camouflage, And Targets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 離着陸場(30)から離陸し、第1の経路(24)上の切り離し部(26)において切り離される、上部段および下部段(14および16)を有する2段式無翼再利用可能航空宇宙機(10)である。上部段および下部段(14および16)の間に保持される空気によって切り離し力が発生する。この空気の圧力は、切り離し部(26)における外気圧よりも高い。その後、下部段(16)を、帰還経路(28)に沿って着陸場(30)まで推進する。下部段(16)から切り離された後、上部段(14)は、ペイロード(71)を展開するために地球軌道(32)まで移動を続ける。ペイロードを展開した後、上部段(14)は、地球軌道を出て、地球の大気圏に再突入して離着陸場(30)に帰還する。上部段および下部段(14および16)は、液体酸素およびケロシンエンジン(56および152)を動力とする。第1の固定台車(436)および第2の並進可能な台車(437)を有する運搬車両(18)によって、航空宇宙機(10)が離陸場(20)まで運搬される。第2の並進可能な台車(437)は、水平位置にある間に航空宇宙機の組み立てを行うために、下部段(16)に対して上部段(14)を動かすように適用されている。その後、運搬車両は、発射のために、水平位置から垂直位置へと航空宇宙機(10)を回動する。

Description

【発明の詳細な説明】 地球から軌道への再利用可能2段式航空宇宙機および輸送システム技術分野 本発明は、航空宇宙機および機体輸送システムに関し、特に、人工衛星などの ペイロード(payload)を地球の低軌道に配備するために用いられる地球から軌道 への航空宇宙機、および航空宇宙機の回収、アセンブリ、および離陸において用 いられる機体輸送システムに関する。発明の背景 個人産業および米国政府は、人工衛星および他のペイロードを地球の周りの選 択された軌道に輸送し配備するための安全で信頼のおける経済的な方法を益々必 要としている。通信、天候モニタリング、グローバル位置把握ナビゲーション、 地球感知、マイクロ重力探査などに用いられる人工衛星が、従来のロケットによ って非常に高コストを払って宇宙へ運搬されている。人工衛星を運搬および配備 するために用いられ得る従来のロケットは、上昇中に連続して廃棄され、海洋に 投げ捨てられる1つ以上の消耗段(expendable stage)を有する多段式ロケット である。このようなロケットの最終段は軌道上に残り、地球の周りで旋回する無 用な宇宙の廃品物の塊を増加させている。 人工衛星の配備に関して産業が直面している最も深刻な問題の1つは、人工衛 星を地球から所望の軌道に輸送するための非常に高いコストである。例えば、無 人デルタ(Delta)ロケットを一回発射する、現在では、約4000万ドルかか り、さらに大きな無人タイタン(Titan)を一回発射すると、現在では、約2億 ドルかかる。各ロケットは一回しか用いられないので、飛行任務の失敗はどの段 階であっても非常にコストがかかり得る。通常、このコストは実質的には回収不 可能である。これらの高いコストは、多くの企業にとって法外な費用である。こ の結果、現在地球の周りを旋回している人工衛星の使用に対して過剰に需要があ る。 NASAスペースシャトルは、宇宙旅行のコストを減少させ、人工衛生の配備 に伴う宇宙廃棄物の量を最小限にするために開発された。スペースシャトルは、 オービタとして知られる非常に複雑な翼状段を用い、この翼状段は、3人以上の 宇宙飛行士およびペイロードを軌道に運搬する。その後、オービタは、地球へ飛 行により帰還され、着陸滑走路に着陸する。オービタは、2つの固体推進体ブー スタロケットおよび非常に大きな消耗用液体水素燃料タンクを用いて地球から宇 宙へ発射される。液体水素燃料は揮発性が高く、各スペースシャトルの発射に対 して大規模な冗長安全システムが必要であり、各発射のコストを引き上げている 。 スペースシャトルがその上昇経路(trajectory)に沿って上昇すると、液体水素 が消費され、大きなタンクは海洋に投棄され、再利用されることはない。固体推 進体ブースタロケットもまた投棄され、地球上の海洋へと落とされる。ブースタ ロケットは海洋から回収され、費用をかけて大規模に改装された後再利用される 。オービタは、大気圏外を通って地球に戻り、宇宙飛行士は、オービタの翼上の 制御面を用いて下層大気(lower atmosphere)を通ってオービタを誘導し、オー ビタを選択された着陸ストリップへと飛行させる。オービタは、一旦着陸すると 、新しい液体水素燃料タンクおよび新しいまたは改装された固体推進体ブースタ ロケットと共に再利用され得る。 スペースシャトルプログラムは、個人産業を宇宙にアクセスしやすくするとい う目標を達成していない。この主な理由は、高価なハードウェアの損失、ロケッ トブースタの改装コストが高いこと、および液体水素燃料を利用する有人飛行に 必要な冗長安全システムのコストである。 数年にわたって、航空会社および米国政府は、宇宙輸送のよりよい手段として 、極超音速飛行技術および軌道への一段式(SSTO)機体の開発を試みてきた 。現在検討中のSSTO機体は、大きく強力な飛行機のように動作するように設 計され、機体は、地球から離陸し、宇宙に向かって加速し、そのペイロードを選 択された軌道に配備し、再び地球の大気圏に入り、着陸ストリップに飛行機のよ うに着陸する。燃料補給後、機体は、次の旅への準備がなされる。しかし、この ようなSSTO機体は、いまだに開発されていない。これは、開発に莫大なコス トがかかること、およびこのような機体が地球から軌道へ飛行し、再び地球に戻 っ てくるために必要なサイズを考慮しなければならないためである。SSTO機体 の分野において10年以上にわたって努力がなされているが、このような機体は いまだに開発されていない。発明の要旨 本発明は、低地球軌道にペイロードを配備するための信頼性のある再利用可能 で経済的なシステムである地球から軌道への無翼2段式航空宇宙機および輸送シ ステムを提供する。 本発明の好ましい実施態様において、宇宙航空機は、液体水素よりも揮発性が 低く、はるかに取り扱いが簡単な液体酸素および灯油燃料を燃やすエンジンによ って動力が与えられる。宇宙航空機は、地球上の離着陸場から選択された上昇経 路の切り離し部にペイロードを運搬する。上昇経路の切り離し部では、機体の上 部段および下部段は切り離され、上部段は、ペイロードを地球の周りの軌道まで 運搬する。上部段および下部段のそれぞれは、離着陸場に帰還して着陸する。 宇宙航空機の上部段は、無翼の鈍頭状(blunt tipped)フレア安定化した構造 体で、離陸の際に無翼の下部段に同軸上に配置され、解放可能に接続可能である 。航空宇宙機は、離着陸場から離陸し、下部段は下部段自体および上部段を上昇 経路に沿って推進する。上部段は、上昇経路の切り離し部で下部段から切り離さ れる。上部段は上昇経路に沿って軌道速度まで加速し、地球の周りの選択された 軌道まで飛行する。切り離し後、下部段はそれ自体を帰還経路まで推進し、離着 陸場まで飛行して着陸する。下部段は、離陸から約8から10分後に着陸場に着 陸する。上部段は、低地球軌道にペイロードを配備し、次に上部段は、地球の大 気圏を通って帰還下降経路に沿って軌道から出て、着陸場に戻る。上部段は、離 陸から約12から36時間後に着陸場に戻る。 上部段および下部段のそれぞれは、着陸場に帰還すると、回収車両によって着 陸場から回収される。回収車両は、上部段および下部段をアセンブリ(組み立て )および発射輸送車両上に配置する。上部段および下部段は、輸送車両上にある 間に互いに再び接続され、次の地球から軌道への飛行に対しての準備がなされる 。アセンブリおよび発射車両はさらに、航空宇宙機を離陸場に運搬し、離陸す るように配置する。 好ましい実施態様の無翼の上部段は、フエア状近位端を備えた上体構造を有し 、下降および上昇経路にある間の航空宇宙安定性を提供する。ペイロード支持構 造体は、上体構造の遠位端に接続され、鈍頭ペイロードフェアリングは、ペイロ ード支持構造体の上方で遠位端に設けられている。ペイロードフェアリングは、 上昇および下降中に上部段の先端部となり、上部段が地球の大気圏外を通って下 降するときの主要な熱シールドとなる。 上部段は、ボディ構造体に接続された動力装置を有し、動力装置は、下部段か ら切り離された後の上部段を軌道に推進する。動力装置は上部段を軌道から下降 経路を通って離着陸場まで移動させる。上部段は、着陸システムを有し、この着 陸システムは、上部段が着陸場へと下降するときに使用され、着地時に第1段を 支持する。好ましい実施態様の着陸システムは、着陸場に近づくにつれて、上部 段の速度を減少させるように使用される複数のパラシュートを有する。着陸シス テムはさらに、複数のエアバッグアセンブリを有し、エアバッグアセンブリは、 上部段が、着陸場の上方にある間に膨張し、着地時に上部段を衝撃から守る。エ アバッグは、着陸時に地面上方で本体構造を支持し、地面への転落または地面に よる衝撃を防止する。 無翼の下部段は、2つの段が接続されているときに、上部段と同軸上で配置さ れる下部ボディ構造体を有する。下部段は、下部ボディ構造体に接続された動力 装置を有する。動力装置は、上昇経路に沿って、1つのユニットとして下部段お よび上部段を推進し、切り離し部で停止する。動力装置は、再始動され、着陸場 への帰還経路に沿って下部段を推進する。 下部段は、上部段に解放可能に接続され、上昇経路の切り離し部で下部段およ び上部段を切り離す切り離しシステムを有する。好ましい実施態様の切り離しシ ステムは、上部ボディ構造体と下部ボディ構造体との間に含まれる加圧空気を用 いて、上部段と下部段とを切り離す。切り離しシステムは、上部ボディ構造体と 下部ボディ構造体との間で延び、加圧空気が上部段および下部段を互いに押して 切り離すように加圧空気を含む、実質的に不通気性の切り離しスリーブを有する 。 切り離しシステムはさらに、下部段と上部段とを解放可能に相互連結する複数 の解放可能な空気圧式接続部材を有する。接続部材のそれぞれは、加圧ガス供給 源に動作可能に接続され、加圧空気は同時に、接続部材のすべてを作動させ、こ れらを解放位置に移動させ、切り離し開始する。 下部段は、切り離し後下部段を回転させ、帰還経路と整合させる機体再配向(v ehicle redirection)システムを有する。好ましい実施態様において、機体再配 向システムは、下部ボディ構造体の遠位端に取り付けられた展開可能(deployabl e)な減速(drogue)パラシュートである。展開の際、減速パラシュートは、下部 ボディ構造体の遠位端に力をかけ、下部段を回転させる。 下部段はさらに、下部段が帰還経路に沿って着陸場まで移動する際に使用され る着陸システムを有する。着陸システムは、着地時に下部段を支持する。好まし い着陸システムは、着陸場に向かって下降するにつれて下部段の速度を減少させ る複数のパラシュート、および下部段を着陸の衝撃から守るエアバッグアセンブ リを有する。エアバッグは、地面の上方で下部ボディ構造体を支持し、地面への 転落および地面による衝撃を防止する。 アセンブリおよび発射車両は、フレーム構造体およびフレームに回動可能に接 続された細長い段支持ビーム(stage support beam)を有する自動推進車両であ る。支持ビームは、水平輸送位置と垂直離陸位置との間でフレームに対して回動 可能に移動できる。少なくとも2つの対向する後部安定化アームは、段支持ビー ムの後部の対向する側部に取り付けられている。後部安定化アームは、下部段を 収容し、解放可能に保持するような大きさを有し、間隔をあけて配置されている 。後部安定化アームは、輸送車両に下部段を固定する内部固定位置と、下部段を 輸送車両に移動させ得るかまたは輸送車両から移動させ得る外側解放位置との間 で、支持ビームに対して移動可能である。 輸送車両は、支持ベッドを有する平行移動可能なキャリッジ、ならびに上部段 を受け入れおよび保持するためのベッドの対向する側部に少なくとも2つの前方 安定化アームを有する。前方安定化アームは、上部段をキャリッジに固定する内 側固定位置と、上部段をキャリッジに移動させ得るかまたはキャリッジから移動 させ得る外側解放位置との間で、ベッドに対して移動可能である。 水平位置にあるとき、キャリッジは、前方切り離し位置と後方接合位置との間 で、支持ビームに対して前後に平行移動可能である。前方切り離し位置では、キ ャリッジは、上部段および下部段が互いに離れて配置されるように、支持ビーム の前方端に隣接する。後方接合位置において、キャリッジは、上部段および下部 段が互いに係合するように、後方安定化アームに近接して配置されている。 上部段および下部段は、キャリッジが前方切り離し位置にあるとき、輸送車両 上に独立して配置され、キャリッジは、接合位置に向かって後方に移動される。 上部段および下部段は、再び連結され、次の離陸および飛行に対して準備される 。宇宙航空機の飛行準備ができた後、アセンブリおよび発射輸送車両は、宇宙航 空機を離陸場に移動させ、宇宙航空機を垂直離陸位置に直立させ、宇宙航空機を 離陸台に配置する。再び燃料が補給された後、宇宙航空機は離陸に対して準備が なされる。図面の簡単な説明 図1は、本発明に従った再利用可能な無翼の2段式航空宇宙機、ならびに輸送 および発射システムの等距離図である。航空宇宙機の垂直離陸位置を黒塗りで示 し、水平位置および角度をなした位置を想像部分で示している。 図2は、図1の航空宇宙機の2段の飛行経路の概略図である。 図3は、輸送および発射システムから除去して示す図1の航空宇宙機の拡大等 距離図であり、外側ボディの構造体は、内部部品を示すために、透明で示し、切 り離しシステムは図示していない。 図4は、図3の航空宇宙機の下部段の拡大等距離図であり、外側ボディの構造 体は、内部部品を示すために透明で示している。 図5は、下部段の燃料タンクシステムを示す、実質的に図4の5−5線に沿っ て取った拡大断面図である。 図6は、下部段部のボディ構造体を有する燃料タンクインターフェースを示す 、図5の燃料タンクシステムの拡大詳細図である。 図7Aから図7Cは、離着陸場に着陸するための着陸シーケンスを示す、図4 の下部段の側面図である。 図8は、エアバッグアセンブリを示す、実質的に図7Bの8−8線に沿って取 った拡大断面図である。 図9は、内部部品を示すために透明で示す外側ボディ構造体を有する、図3の 上部段の拡大等距離図である。 図10は、上部段のエンジンおよび燃料タンクシステムを示す、実質的に図9 の10−10線に沿って取った拡大断面図である。 図11は、図9のペイロードフェアリングおよびペイロード支持構造体の拡大 等距離図であり、ペイロードは示さず、外側ボディ構造体およびペイロードフェ アリングは分かりやすいように透明で示している。 図12Aから図12Cは、離着陸場に着陸するための着陸シーケンスを示す、 図9の上部段の側面図である。 図13は、切り離しシステムを示す、実質的に図3の13−13線に沿って取 った概略拡大断面図である。 図14Aから図14Dは、図2の上昇経路の切り離し部における下部段および 上部段の切り離しシーケンスの概略拡大側面図である。 図15は、図3の上部段および下部段の飛行制御コンピュータアセンブリの概 略ブロック図である。 図16は、図3の航空宇宙機ライン交換可能ユニットと内部連結された、図1 5の飛行制御コンピュターシステムの概略ブロック図である。 図17は、図3の航空宇宙機の代表的な上昇経路、楕円軌道、および地球の周 りの円形軌道を示す概略図である。 図18は、図17の軌道へのおよび軌道からの上部段経路の拡大概略図である 。 図19は、人工衛星を配備するための地球の周りにある、図9の上部段の好ま しい地球の低軌道の概略図である。 図20は、図9の上部段のペイロード重量および軌道傾斜の軌道高度制限を示 すグラフである。 図21は、着陸後の回収時に図4の下部段を支持する地上回収車両の上部等距 離図であり、下部段の外側ボディ構造体は透明で示し、選択された内部部品は、 分かりやすくするために図示しない。 図22は、図1の輸送および発射システムのアセンブリおよび発射輸送アセン ブリの上部等距離図である。 図23Aから図23Cは、輸送車両上での水平位置における下部段および上部 段の統合を示す、図22の輸送車両の縮小側面図である。 図24は、図1の航空宇宙機の準備および発射のためのアセンブリコンプレッ クスおよび離陸場の概略平面図である。 図25は、図1の離陸台の拡大上部等距離図である。 図26は、垂直離陸位置で示す、図1のアセンブリおよび発射輸送車両の側面 図である。発明の詳細な説明 本発明は、添付の図面を参照しながら、以下の好ましい実施態様の詳細な説明 を読むと、より明確に理解される。本発明による地球から軌道への再利用可能な 無翼航空宇宙機、および輸送、回復、および発射システムを、図面を参照しなが ら説明する。航空宇宙機は、離着陸場から離陸し、地球の低軌道を飛行し、同じ 離着陸場に戻る無翼の再利用可能な2段式機体である。図1に最も明確に示すよ うに、航空宇宙機10は、再利用可能な第2段軌道機体である上部段14、およ び再利用可能な第1段発射援助プラットフォームである下部段16を有する。上 部段14および下部段16は、アセンブリ位置で解放可能に連結され、アセンブ リおよび発射車両18上で水平な位置で離着陸場30まで輸送され、垂直離陸位 置に直立させられ、離陸台22上に配置される。 図2に最も明確に示すように、航空宇宙機10は、離陸台22から離陸し、上 昇経路に沿って切り離し場26まで上昇経路24を追従する。切り離し場26で は、上部段14および下部段16は互いに切り離され、上部段はそのまま上昇経 路に沿って地球の低軌道32まで進む。下部段16は、帰還放物線状経路28に 沿って離着陸場30における着陸場36まで推進される。下部段16は、以下に 詳細に記載する着陸システムを有し、この着陸システムにより、制御され、衝撃 から守られた着陸が提供される。下部段16は、着陸場36から回収され、アセ ンブリおよび発射車両18(図1)上に配置され、次の離陸の準備がなされる。 上部段14は、地球の周りを旋回し、人工衛星等のペイロードを配備し、軌道 抜けだし、地球の大気圏外を通って下降経路34に沿って着陸場36に帰還する 。上部段14はさらに、以下に詳細に記載する着陸システムを有し、この着陸シ ステムにより、制御され、衝撃から守られた着陸が提供される。上部段14は、 着陸場36から回収され、輸送および発射車両18(図1)上に配置され、下部 段16と再び連結し、数日のうちに他のペイロードを選択された軌道まで運搬す るための次の発射の準備がなされる。 航空宇宙機10、飛行制御およびエレクトロニクスシステム、経路および軌道 、ならびに回収、輸送および発射システム12については以下に詳細に説明する 。航空宇宙機 図3に最も明確に示すように、航空宇宙機10の下部段16は、上部段14の 底部に解放可能に接続され、下部段および上部段は同軸上に整合される。図3お よび図4に示す下部段16は、下部段ボディの遠位部48と近位部50との間を 延びる内部領域52を有する実質的に円筒形の下部段ボディ46を有する。下部 段ボディ46は、CFBI10などの外部絶縁材料の外部層を有し、上昇経路2 4(図2)および帰還経路28(図2)におけるボディ構造体の加熱を最小限に 抑える。好ましい実施態様の下部段ボディ46は、約12.3メートル(40フ ィート、6インチ)の高さ、および約6.7メートル(22フィート)の直径を 有する炭素エポキシ複合構造体である。 液体酸素(LOx)燃料タンク74およびRP−1灯油燃料タンク68は、内 部場52内に配置され、下部段ボディ46に取り付けられている。スラスト分配 構造体(thrust distributing structure)58は、RP−1タンク68の底部に 一体的に取り付けられ、下部段ボディ46の内部領域52内に配置されている。 5つのエンジン56を有する動力装置54は、スラスト分配構造体58に設けら れ、エンジンのブースタノズル60は、下部段ボディ46から遠位方向に延びる 。 5つのエンジン56のそれぞれは、NPO Energomashによって製 造されるRD−120M−1段燃焼エンジン(staged combustion engine)であ り、エンジンは、液体酸素および灯油燃料によって動力供給される。各エンジン は、スラスト分配構造体58に接続された複数のジンバルアクチュエータ61を 有し、航空宇宙機10を方向制御するための2つの直交する面に±6度のジンバ リング作用を提供する。 図4および図5に最も明確に示すように、LOxタンク74は、RP−1タン ク68の上方に配置されたほぼ扁円のタンクである。LOxタンク74は、ドー ム形状の上壁76および下壁78を有し、上壁76および下壁78は、下部段本 体46に設けられた帯リング(girth ring)88に接続されている。SOFI絶 縁材などの絶縁層86は、LOx下壁78に付着し、RP−1タンク68におけ る灯油と、LOxタンク74における液体酸素との間の熱伝達を最小限にする。 LOxタンク74は、出口80(図5)を有し、この出口80は、RP−1タン ク68を通して下壁78から延び、従来の様式で5つのエンジン56(図4)に 対して多岐管構造を形成し(manifold)、エンジンの動作中に必要な燃料を流す 。 図5において最も明確に示すように、好ましい実施態様のLOxタンク74は 、出口80の上方の下壁78の内部に設けられた部分的にドーム状のOx保持構 造体71を有する。保持構造体71は、出口80の周囲で、下壁78に固定され た内部ドーム65を有し、下ドームは、出口と整列した中央開口部69を有する 。外側ドーム73は、内部ドーム65の上方に間隔を置いて配置され、外側ドー ムは、中央開口部69からオフセットした燃料通路75を有する。従って、Ox 保持構造体771は、上昇経路および帰還経路に沿う、下部段16の飛行中に常 に出口80で内部ドーム65下に液体酸素燃料を保持し、エンジン56への適切 な燃料の流れを確実にする。LOxタンク74はさらに、従来のスロッシュ(sl osh)バッフルおよび渦巻き防止装置(anti-vortex device)(不図示)を有し、 タンクからエンジン56への燃料の流れを制御する。 LOxタンク74は、アルミニウム胴回りリング88に溶接されるアルミニウ ム上下壁76および78を有する。図6に最もよく見られるように、胴回りリン グ88は、複合レイアップ法または他の締付け方法によって下部段ボディ46に 確実に固定される上部バンド89を有する。上部バンド89は、下向きかつ内向 きに延びる支持ストリップ93に一体に接続され、支持ストリップは、LOxタ ンク74の上下壁76および78のそれぞれに溶接される下部バンド99に一体 に接続される。従って、胴回りリング88は、内部領域内でLOxタンク74の 上下壁76および78を支持し、エンジン56(図4)によって生成されるスラ ストはLOxタンクの上下壁を通っては伝達されない。よって、LOxタンク7 4は、航空宇宙機体10内の他の構成要素を支持するためには使用されず、従っ て、航空宇宙機体の加速中、LOxタンクおよびこれに含有される液体酸素燃料 の重量に起因する力に耐え得るだけでよい。 図4および図5に最もよく見られるように、RP−1タンク68は、上端で下 部段ボディ46に一体に接続する半球形状の下壁70を有する。本好適な実施形 態のRP−1タンク68の下壁78はカーボンエポキシ複合構造体である。RP −1タンク68の上壁は、LOxタンク74の下壁78によって形成され、従っ てこの下壁がLOxタンクとRP−1タンクとの間の共通のタンク壁である。R P−1タンク68の上下壁は、胴回りリング88とRP−1タンクの下壁70の 先端との間の下部段ボディ46部分がRP−1タンクの側壁107を形成するよ うに間隔が開けられる。 共通タンク壁の絶縁層86は、RP−1タンク68の内部と連通する下部ライ ナー101を有する。ライナー101は、ケロシン燃料に曝されても損傷しない 従来の材料によって製造される。LOxタンク74の出口80は、RP−1タン ク68の内部を通って、およびRP−1タンクの下壁70を通って延びる。図5 に最もよく見られるように、RP−1タンク68は、LOx出口80から僅かに ずれたRP−1出口82を有する。RP−1出口は、下壁78から下向きに延び 、エンジン56に動作的に接続される。 RP−1タンク68は、LOx出口80に隣接し燃料出口82より上に位置す る下壁70に取り付けられて、下部段16の飛行中、RP−1出口にケロシンを 保持する燃料保持構造体77を有する。RP−1燃料保持構造体77は、内部お よび外部ドーム65および73を有するLOx燃料保持装置71と実質的に同じ 構成を有する。RP−1タンク68はまた、従来のスロッシュバッフルおよび抗 渦装置(図示せず)を含み、これにより、燃料が過度に移動するのを防ぎ、燃料 がエンジン56に確実に適切に流れるようにする。 図4に最もよく見られるように、LOxおよびRP−1タンク74および68 のそれぞれは、一方の端部で各タンクの底部に接続し、他端部で下部段ボディ4 6に取り付けられたへその緒パネル67に接続する燃料充填および排出ライン6 6を有する。へその緒パネル67は、燃料充填および排出ライン66の端部に従 来の接続部材を有し、これにより、RP−1およびLOxタンク74および68 を充填または空にするために燃料トラックまたは他の燃料源に容易に接続するこ とができる。 スラスト分配構造体58は、底部エンジン取付構造体62と、エンジン取付体 から上向きおよび外向きに延びるほぼ円錐形状の側壁63とを有する。側壁63 は、RP−1タンク68の下壁78に、下部段ボディ46より内側の位置で一体 に接続される。側壁63は下壁78とほぼ接線方向に交差するため、エンジン5 6からのスラストは、側壁からRP−1タンクの下壁および下部段ボディ46に 均等に分配される。本好適な実施形態の水力分配構造体58は、従来の複合レイ アップ法によりRP−1タンクに接続される。 エンジン取付体62は、円形状に形成されるI型梁を含み、一対のI型梁クロ ス部材が、この円形の中央を横断して互いに垂直に延びる。5個のエンジン56 のそれぞれは、4個のエンジンが中心エンジン57を取り囲む形状でエンジン取 付体62に堅固に固定される。中心エンジン57は,I型梁クロス部材の交差部 でエンジン取付体62に取り付けられ、これにより中心エンジンは下部段ボディ 46の長軸64に沿って整合される。 1つの実施形態(図示せず)では、下部段16は、下部段ボディ46の遠位端 で内部領域52を横断して広がる後部クローズアウトパネルを含み、エンジン5 6はクローズアウトパネル内の開口部を通って延びる。後部クローズアウトパネ ルは、エンジン56の動作中に排出ガスが内部領域52内で再循環するのを実質 的に防ぐ。後部クローズアウトパネルはまた、RP−1タンク68およびLOx タンク74を含む内部領域52内の構成要素が過剰に加熱するのを防ぐ。 再び図4を参照して、下部段16は、LOxタンク74およびRP−1タンク 68を加圧する燃料タンク加圧システム90を有する。加圧システム90は、L Oxタンク74より上方の下部段ボディ46の近位部48に取り付けられた8個 の相互接続したヘリウムタンク92を有する。各ヘリウムタンク92は、ヘリウ ムを離陸時で約4,000psiの初期圧力で含有する。ヘリウムガスライン9 4が、ヘリウムタンク92から下部段ボディ46内のレースウェイ87に沿って 下向きに延びて、ヘリウムをエンジン56のうちの1つに接着したヘリウム熱交 換機105に搬送して、ヘリウムを加熱および膨張させる。 ガスライン94は、熱交換機105からレースウェイ87に沿って上向きに、 LOxタンク74の上方の内部領域52に戻る。ガスライン94のうちの1本は 、RP−1タンクの側壁107で下部段ボディ46を通ってRP−1タンク68 に入る。戻りガスライン94は、RP−1タンクから出て、側壁107を通って レースウェイ87に至り、他のガスラインと共に上向きに延びて内部領域52へ と至る。ヘリウムガスライン94の別の1本は、レースウェイ87からLOxタ ンク74の先端まで延び、LOxタンクの内部領域に入る。戻りガスライン94 は、タンクの上壁76の先端を通ってLOxタンク74から出て、LOxタンク から離れて上向きに延びる。飛行中にヘリウムタンクからのヘリウムがLOxタ ンク74およびRP−1タンク68を加圧し、これによりLOxおよび燃料がエ ンジン56に確実に連続して流される。ヘリウムガスライン94のうちの1本は 、レースウェイ87の底部近くで分岐し、へその緒パネル67に取り付けられた 従来の接続部材で終結するため、ヘリウムタンク94を再充填または空にするの が迅速および容易になる。 RP−1およびLOxタンク68および74から出るヘリウムガスライン94 は、下部段ボディ46の近位部48に取り付けられたスラスタ96を有する姿勢 制御システム95に動作的に接続される。従って、スラスタ96は、LOxおよ びRP−1タンク74および68の内部からの加圧ヘリウムガスによって動力が 与えられる。姿勢制御システム95は4個のスラスタポッド97を有し、各ポッ ドは2個のスラスタを含み、ポッドは下部段ボディ46の周囲に位置している。 スラスタ96は、1つ以上のスラスタ対を選択的に作動可能にすることによって 、下部段16の姿勢の制御を行う。 各スラスタポッド97は、1つのユニットとして下部段ボディから取り外すこ とができるため、交換が迅速および容易となる。3個のスラスタポッド97には LOxタンク74からの加圧ヘリウムが供給され、1個のスラスタポッドにはR P−1タンク68からの加圧ヘリウムが供給される。本好適な実施形態では、下 部段16の各スラスタ96は、下部段ボディ46の近位部48に横向きの力を与 え、特に分離中および戻り軌道中にボディの相対的な姿勢を制御する、150ポ ンドのスラスタである。 図4および図7A〜7Cに最もよく見られるように、下部段16は、下部段が 戻り軌道に沿って着陸領域に向かって移動するとき作動可能になる着陸システム 100を有する。着陸システム100は、着陸領域の上方で展開(deploy)される パラシュートアセンブリ120および8個のエアバッグアセンブリ102を含む 。パラシュートアセンブリ120は、下部段ボディ46に取り付けられた絶縁ハ ウジング122(図4)と、展開までハウジング内に格納される5個のパックさ れたパラシュート124とを含む。図7Aに示すように、5個のパラシュートは 、下部段の質量中心の両側部の前後接着点125で下部段ボディ46に離脱可能 に取り付けられる共通のパラシュートブライダル126に取り付けられる。 パラシュートアセンブリ120は、作動可能になるとパラシュート124を使 用する従来の展開装置を有する。図7Aおよび図7Bに示すように、パラシュー ト124が展開されると、パラシュートおよびパラシュートブライダル126は 、ほぼ水平の姿勢で下部段16を支持し、このためエアバッグアセンブリ102 は着陸領域に向かって下向きに面する。本好適な実施形態のパラシュート124 は、好ましくは、下部段16の着陸領域36(図7C)に対する速度を秒速約8 .1メートルまで下げる大きさとされる。図7Cに示すように、パラシュートブ ライダル126は下部段ボディ46に離脱可能に接続され、ブライダルは、着陸 時、ブライダルおよびパラシュート124を下部段ボディから外す従来の離脱機 構を含む。パラシュートブライダル126の離脱により、下部段ボディ46が着 陸後に引きずられたり巻き込まれたりするのが防止される。 図4に最もよく見られるように、8個のエアバッグアセンブリ102のそれぞ れは、パラシュートアセンブリ120とは反対側の共通の側部に沿って下部段ボ ディ46に取り付けられたエアバッグハウジング104を有する。各エアバッグ ハウジング104は、エアバッグ106とエアバッグに接続される加圧ガス供給 源(pressurant)108とを含む。各加圧ガス供給源108は同時に作動可能にな り、エアバッグはパラシュート124の使用後に展開および膨張(図7B)され る。各エアバッグ106は、好ましくは、直径約1.5メートル、高さ約2.2 5メートルの寸法を有する。エアバッグ106は、8.1メートル/秒などの着 地速度での着陸時に、下部段16を保護して、下部段ボディ46が地面に接触す るのを防ぐように設計される。エアバッグアセンブリ102は下部段ボディ46 上に位置し、それぞれ4個のエアバッグアセンブリよりなる2つの列が離れて位 置する。このうち4個のエアバッグアセンブリは下部段ボディの近位部48に位 置し、4個のエアバッグは遠位部50(図4)に位置する。従って、エアバッグ 106は、着陸時に下部段ボディ46が支持される安定した足場を提供する。 図8に最もよく見られるように、本好適な実施形態の各エアバッグ106は、 有孔(vented)外部バッグ110と有孔外部バッグ内に位置する密閉内部バッグ1 12とを有する。加圧ガス供給源108は、外部および内部バッグ110および 112のそれぞれに動作的に接続される。展開後、加圧ガス供給源108は外部 および内部バッグ110および112をほぼ同時に膨張させる。 外部バッグ110は、エアバッグ106が着陸領域36に着地するとき、外部 バッグ内の加圧ガスを逃がし得る複数の通気孔114を有する。従って、外部バ ッグは、図8に示すように、十分に膨張した状態で地面に着地し、着陸時に一部 萎んで収縮を与え、着地時に下部段16が撥ねるのを防ぐ。密閉内部バッグ11 2は十分に膨張したままであり、着陸時に下部段46を衝撃から守る。内部バッ グ内の圧力は、下部段ボディ46が着陸領域36に接触しないような圧力とされ 、これにより、着陸時に機体のボディ構造体が損傷する危険が防止される。 本好適な実施形態のエアバッグアセンブリ102は、続けての展開のために再 パックされ得る完全に交換可能なユニットである。下部段16が着陸すると、展 開されたエアバッグアセンブリ102は迅速および容易に取り外され、展開の準 備の整ったパックされたエアバッグアセンブリと交換される。 図3、図9、および図10に最もよく見られるように、上部段14は、遠位部 134と近位部132とを有する上部ボディ構造体130を有する。ペイロード 支持構造体136が遠位部134に取り付けられ、ペイロードフェアリング13 8が、ペイロード支持構造体136の先端で遠位部に旋回可能に取り付けられる 。ほぼ全飛行中、ペイロードフェアリング138が上部段14の前端を規定し、 近 位部132が上部段の後端を規定する。 ペイロードフェアリング138はほぼ円筒状の帽子形状を有する先端が滑らか な構造体である。ペイロードフェアリング138は、ペイロード支持構造体13 6から離れて位置する端部壁140と、端部壁とペイロード支持構造体136と の間を延びる側壁142とを有する。従って、上部段14は、地球の大気圏外の 上昇軌道に沿って1つの軌道へと推進され、着陸領域への下降軌道に沿って地球 の大気圏内を通って戻される、先端が滑らかなボディである。飛行中に上部段1 4に航空力学的安定性を与えるためには、上部段がフレア状の安定した構造体と なるように、上部ボディ130の近位部132は、中央領域144から縁146 に向かって外向きに広くされる。 本好適な実施形態では、上部ボディ130は、下部段ボディ46に類似したカ ーボンエポキシ複合構造体である。図9および図10に最もよく見られるように 、上部ボディ130は、遠位部134と近位部132との間を延びる内部領域1 48を規定する。内部領域148は、下部段16に関して上述した構成と実質的 に同一の構成のLOxタンク160およびRP−1タンク158を含む。LOx タンク160は、下部段のLOxタンク74と実質的に同じ構成を有し、特に上 部段が低重力環境下にあるとき、LOxタンク出口80でLOxを保持するため のLOx保持構造体145(図10)を含む。上部段のLOxタンク160は、 偏平なタンクではなく、ほぼ半球形状のアルミニウム製タンクであるため、LO xタンクは構造が僅かに異なる。LOxタンク160は半球形状の下壁を含み、 これはRP−1タンク158と共通の壁162である。共通壁162は、RP− 1タンク158の内部に面する下側部に接着した絶縁層163を有する。LOx タンク160は、下部段に関して上述し図6に示したように、上部ボディ130 に取り付けられたアルミニウム胴回りリング166を含み、このため、LOxタ ンクは、上部段14の加速中、自重によって加えられる力に耐え得るだけでよい 。 RP−1タンク158もまた、下部段16のRP−1タンク68に実質的に類 似する構成を有する。RP−1タンク158の底壁162は、LOxタンク16 0の胴回りリング166より下方の上部ボディ130に一体に接続される。従っ て、壁162の先端縁と胴回りリング166との間を延びる上部ボディ130部 分が、ケロシン燃料を封じ込めるためのRP−1タンクの側壁167を形成する 。 RP−1タンク158はまた、下部段のRP−1タンクに関して上述したよう な、燃料出口の上方の底壁162に取り付けられた燃料保持構造体157を含む 。図9に最もよく見られるように、RP−1およびLOxタンク158および1 60のそれぞれはまた、一方の端部で各タンクに、他端部で下部段16のへその 緒パネル67に類似するへその緒パネル165に接続する充填および排出ライン 164を有する。充填および排出ライン164はそれぞれ従来のコネクタに接続 され、燃料トラックまたは他の燃料源の燃料ラインに迅速かつ容易に接続するこ とが可能となる。 ほぼ円錐形状のカーボンエポキシ複合スラスト分配構造体150が、上端16 9で、上部ボディ130から内向きにRP−1タンク158の底壁162に一体 に接続される。スラスト分配構造体150の上端169は、底壁162とほぼ接 線方向に交差するため、RP−1タンク158および上部ボディ130へのスラ ストは均等に分配される。 スラスト分配構造体150は、上端から下向きおよび内向きに延び、縮小して 上部ボディ130の長軸と同軸状に整合するエンジン取付構造体151へと至る 。単一の液体酸素およびケロシンにより動力化されるエンジン152が、スラス ト分配構造体150のエンジン取付構造体151に堅固に取り付けられ、エンジ ンのブースターノズル160が、上部ボディ130のフレア状の遠位部132か ら延びる。エンジンは、スラスト分配構造体150およびブースターノズル16 0に接続される水平保持アクチュエータ156を含む。ブースターノズルは、上 部段14の方向制御のために2つの直交面で±6度で水平に保たれている。エン ジン152は、下部段の燃料タンクに関連して上述したように、RP−1タンク 158およびLOxタンク160それぞれの底から下向きに延びるこれらのタン クの燃料出口に連結され、これにより動作中、燃料がエンジンに連続して流され る。 本好適な実施形態では、上部段エンジン152は、NPO Energomashにより製造 されたRD-120M-2である。下部段16のRD-120M-2エンジンおよびRD-120M1エンジ ンは、高性能で、段階的燃焼の、再利用可能なエンジンであり、小規模なオーバ ーホールを必要とするまでに10回の飛行サイクルが可能である。大規模なオー バーホールは、数10回の飛行サイクルの後で組み込まれるだけである。しかし 、航空宇宙機体をその軌道に沿って推進させるためには、他の液体酸素およびケ ロシンエンジンも使用され得る。 図9に最もよく見られるように、LOxタンク160の先端は、ペイロード支 持構造体136より下方の上部ボディ130の遠位部134で終結する。燃料タ ンク加圧システム168が、LOxタンク160の上端より上方の上部ボディ1 30に取り付けられる。燃料タンク加圧システム168は、下部段16に関して 上述したのと実質的に同じ加圧システムである。燃料タンク加圧システム168 は、上部ボディ130に取り付けられた6個のヘリウムタンク170を含み、こ れらのヘリウムタンクはガスライン172によってRP−1およびLOxタンク 158および160に動作的に接続される。ヘリウムタンク170は、上部段1 4の飛行を通じて燃料タンクを加圧するために、ヘリウムガスを離陸時で約4, 000psiの圧力で含有する。 ガスライン172は、ヘリウムタンク170から上部ボディ130内の細長い レースウェイ175へ、そしてエンジン152のヘリウム熱交換機173へと下 って延びて、ヘリウムを加熱および膨張させる。ガスライン172は、熱交換機 173から上向きにレースウェイ175に沿って戻り、ガスラインのうちの1本 は上部ボディ130を通ってRP−1タンク158に入る。別のガスライン17 2は、レースウェイ175を上向きにLOxタンク160の先端まで延び、LO xタンクの先端を通ってタンクの内部へと延びる。ガスライン172はまた、へ その緒パネル165でヘリウムタンクを従来のコネクタに接続する分岐を有し、 これによりヘリウムタンク170を充填または空にするためにヘリウム源に迅速 かつ容易に接続することが可能になる。 上部段14はまた、姿勢制御スラスタ178の4個の交換可能スラスタポッド 174を有し、ポッド当たり3個のスラスタが含まれる。各スラスタ178は、 LOxタンク160の先端またはRP−1タンク158の側部のいずれかから延 びるヘリウムガスライン172に接続される。姿勢制御スラスタ178は、RP −1タンク158およびLOxタンク160からの加圧ヘリウムにより推進力を 生成する。スラスタポッド174のうちの3個(すなわち9個のスラスタ)のた めの加圧ヘリウムはLOxタンク160から供給され、残りのスラスタポッドの ための加圧ヘリウムはRP−1タンク158から供給される。上部段14上のス ラスタ178のそれぞれは、飛行中、特に地球を回る軌道を飛行中に、上部段の 姿勢を制御するために使用される25ポンドの力を与えるスラスタである。これ については後により詳細に述べる。 図9および図11に最もよく見られるように、ペイロード支持構造体136は 上部ボディ130の遠位端に取り付けられて、遠位端を閉鎖する。本好適な実施 形態のペイロード支持構造体136は、選択された衛星または他のペイロード1 71(図9)のための堅固な支持デッキを提供する直径約4.2メートルのカー ボンエポキシ複合体はちの巣状ディスクである。図11に最もよく見られるよう に、ペイロード支持構造体136は、ペイロードと解放可能に係合するリングの 周囲に選択されたパターンで取り付けられる複数の解放可能保持ボルト184を 有するペイロード取付リング180を含む。保持ボルト184は、選択された低 い地球軌道でペイロードの離脱および配備を同時に行うための作動可能装填量を 有する従来のボルトである。 ペイロードフェアリング138は、ペイロード支持構造体136に旋回可能に 取り付けられ、ペイロードフェアリングの側壁142が支持構造体に係合して被 覆ペイロードベイ185を形成するような位置に配備される。ペイロードフェア リング138が閉鎖位置にあるときは、底縁部は支持構造体136に対して実質 的に密閉され、ペイロード171(図9)はペイロードベイ185内に封入され 保護される。ペイロードフェアリング138の側壁142は、図11に示す、ペ イロードフェアリングを閉鎖位置と開口位置との間で旋回させる内部パワーヒン ジ188によってペイロード支持構造体136に接続される。開口位置では、ペ イロードフェアリング138の側壁142は、ヒンジ188以外ではペイロード 支持構造体136から離れる方向に移動し、これにより、ペイロード171の配 備またはペイロードの設置のために、ペイロード取付リング180を完全に露出 させる。 ペイロードフェアリング138は、パワーヒンジ188と一体の一対の従来の 小型電気モータにより、開口および閉鎖位置間で旋回される。上部段14が地球 を回る軌道空間にある場合は、小型電気モータは、ヒンジ188に十分な力を与 え、ペイロードフェアリングを開口および閉鎖位置間で移動させる。例えば、上 部段14が地球上にあり、ペイロード171が取付リング180上に取り付けら れているときは、パワーヒンジ188は、開口位置にあるペイロードフェアリン グを支持するのに十分な強度を持たず、フェアリングのための追加の支持体が必 要となり得る。 図11に最もよく見られるように、ペイロードフェアリング138は、ペイロ ード支持構造体136上に取り付けられた3つの電動オーバーセンターラッチ1 92によって閉鎖位置に保持される。ラッチ192は、ペイロードフェアリング 138の側壁142の噛み合いフック構造体と解放可能に係合し、上部段14が 地球を回る軌道に乗るまで、ペイロードフェアリングを閉鎖位置にロックする。 ラッチ192はまた、地球の大気圏外を通る下降軌道中、ペイロードフェアリン グ138を閉鎖位置にロックする。 ペイロードフェアリング138は、上部段14の先端が滑らかな端部を規定す る単一の滑らかな帽子状部材である。ペイロードフェアリング138は、地球の 大気圏外を通る下降軌道を含む機体の全飛行中、上部段14の前端構造体となる 。本好適なペイロードフェアリング138は、端部壁140および側壁142上 にFRCI12などの絶縁外部層194を有するカーボンエポキシ複合構造体で あり、地球の大気圏外を上昇および下降中に生成する摩擦熱からフェアリング1 38を保護する。従って、滑らかなペイロードフェアリング138は上部段14 の主要な熱シールドである。上部段14が大気内に再突入して、離陸および着陸 領域に戻った後、上部段は、空気密度がより高くなる低い高度に降下するに従っ て、増大する大気抵抗に遭遇し得る。高度約60,960メートルでは、動力学 的圧力および空気抵抗は相当なものになり、非常に急速に上部段14を減速化さ せ始め、ペイロードフェアリング138に最大加熱が生じる。約8gsの減速に よる減速プロフィールは、希薄な地球大気圏と最初に接触した後約10分で生じ る。機体がその水平速度成分を失い地面に向かってほぼ垂直経路内を下降漂流す るとき、大気抵抗による後の減速は急速に1gに減少する。地球の大気圏外を通 って再突入する間、停滞点はペイロードフェアリング138の端部壁140上に あり、 端部壁上の絶縁の温度は1700K〜1800Kの範囲であり得、これにより絶 縁は熱烈となる。ペイロードフェアリング138の単一構造体はシームレスで、 再突入中に上部段14の前部にわたって熱がほぼ均一に分配され得る。 図9を参照して上述したように、上部段14は空気力学的にフレア安定化され た機体であり、上部段が地球の大気圏外を通過するとき、上部段ボディ130の フレア状近位部132はまた、上部段が大気圏を通過して減速する際に実質的な 摩擦抵抗を受ける。地球の大気圏へ再突入する際の過加熱による損傷を防ぐため に、FRCI12断熱材の層がフレア状近位部132に接着されている。従って 、フレア状近位部132は上部段14の保護のための2次的な熱シールドを提供 する。好適な実施態様においてはFRCI12断熱材を用いるが、セラミックタ イルなどを含む他の適切な断熱材を用いてペイロードフェアリング板138およ びフレア状近位部132を摩擦熱から保護してもよい。選択される断熱材は、ペ イロードフェアリング板が後の飛行において衛星などを配備するために安全に再 使用され得るように、再突入の際に構造体を損傷から保護しなければならない。 好適な実施態様において、下部段ボディ46および上部段ボディ130はまた 、構造体が飛行中に過加熱することを防ぐための外部断熱層を有する。好ましい 断熱層は、上部段ボディ130および下部段ボディ46に接合されたE−ガラス ファブリックからなる内側シート、石英ファブリックからなる外側シート、およ び内側シートおよび外側シートの間に挟持されたマイクロクォーツ(mircoquartz )断熱層を有する、シート断熱材の8ミリ厚の層である。断熱層は、カーボンエ ポキシ複合体構造の基準温度(base temperature)を約500Kに制限する。 図9および12A〜Cに最もよく示されるように、上部段14は、上部段が下 降経路に沿って着陸領域に戻るときに使用される、着陸システム200を有して いる。着陸システム200は、上述した下部段16の着陸システム100と同様 である。上部段着陸システム200は、ヘリウムタンク170の近隣において上 部段ボディ130に取り外し可能に搭載された断熱されたハウジング204を有 する展開可能パラシュートアセンブリ202および、ハウジング204内に詰め 込まれた3つの展開可能なパラシュート206を有している。好適な実施態様に おいて、パラシュート206は約1500メートルの高度で展開されることによ り、着陸シーケンス中に起こる着陸領域36(図12C)に対するドリフトを最 小にする。パラシュート206は、ハウジング上のちょうつがいドアの後ろに維 持され、パラシュートの展開時まで閉じたままにされる。 パラシュート206は好ましくは、展開時の上部段ボディ130の下降速度を 毎秒約7.6メートルまで減少させるようなサイズにされる。3つのパラシュー ト206は、上部段ボディ130上の近位取り付け点および遠位取り付け点21 0に取り付けられた、単一のパラシュートブライダル208(parachute bridal) (図12A〜C)に取り付けられる。パラシュート206を展開するとき、パラ シュートブライダル208は、上部段ボディ130を概して水平かつわずかに鼻 先が上がった状態に支持する。上部段ボディ130が着陸領域36(図12C) にタッチダウンするとき、パラシュートブライダル208がその取り付け点21 0から解放され、パラシュートブライダルおよびパラシュート206を投棄する ことにより(jettison)、上部段14が風によって牽引されることや転覆(rollove r)を誘発することを防止する。 着陸後、パラシュート206およびパラシュートブライダル208は地上クル ーによって回収される。好適な実施態様において、展開されたパラシュートアセ ンブリ202のハウジング204を上部段ボディ130から取り外し、詰め込み された交換用パラシュートアセンブリを上部段ボディに搭載する。展開されたパ ラシュートアセンブリを次に、航空宇宙機10上で後に展開するために再詰め込 み領域にて再アセンブルする。 着陸システム200はまた、上部段ボディ130の、パラシュートアセンブリ 202の反対側面に搭載された4つのエアバッグアセンブリ218を有する。パ ラシュート206を展開した状態で上部段ボディ130が着陸領域36に向かっ て移動するとき、エアバッグアセンブリ218は着陸領域に向かって下を向いて いる。各エアバッグアセンブリ218は前述の下部段用エアバッグアセンブリ1 02と実質的に同一の構成を有しており、断熱ハウジング220、各ハウジング 中の展開可能なエアバッグ222および、上部段14が着陸領域36に到達する 前に膨張させるために(図12D)エアバッグに接続された従来の圧縮ガス源2 24を有している。エアバッグアセンブリ218の各々は、上部段ボディ130 からユニットとして取り外し可能であることにより、素早く簡便に交換が可能で ある。展開されたエアバッグアセンブリ218は取り外されて詰め込み済みのア センブリに交換され、展開されたアセンブリは選択された再詰め込み領域に戻さ れ、再詰め込みされ、後の飛行において上部段14または下部段16で再展開さ れる。 エアバッグアセンブリ218のうち2つは、ペイロード支持構造136の近隣 に搭載され、エアバッグアセンブリのうち2つは、フレア状近位部132の近隣 の上部段ボディ130に搭載される。エアバッグアセンブリ218は、着陸時に 上部段14に安定した足場を提供することにより転覆を防ぐように位置されてい る。4つのエアバッグ222の各々は、前述し図8に示したように、有孔外側袋 110と密閉された内側袋112とを有している。袋110および112は、制 動され(damp)かつ支持された着陸を着陸領域上で行うことを可能にすることによ り、上部段ボディ130が跳ねることまたは着陸の際に地面に衝突することを防 ぐ。 図2に最もよく示されるように、上部段14は離陸から上昇経路に沿って上昇 経路の切り離しポイントまで、下部段16の上に解放可能に搭載されている。航 空宇宙機10が約40000メートルの高度で切り離し領域26に到達するとき 、下部段16上の切り離しシステム290が作動され、上部段14および下部段 16は互いから切り離される。 図13に最もよく示されるように、切り離しシステム290は下部段ボディ4 6の遠位部48に搭載されている。下部段ボディ46は、概して平坦な界面リン グ300を有することにより、上部段ボディ130のフレア状近位部132上の 底面搭載リング301を支持するための平坦な面を提供する。切り離しシステム 290は、界面リング300の周りに等間隔に搭載された12個の切り離しナッ ト302を有している。切り離しナット302は、上部段ボディ130の搭載リ ング301上に搭載された、結合する剪断円錐体(shear cone)およびボルトアセ ンブリ304と、解放可能に接続される。各切り離しナット302は、ボルトア センブリ304の各々1つに対して解放可能に接続される。好適な実施態様にお いて、切り離しナット302は、High Sheer Corporationの製造するSNR73 11−4切り離しナットなどの、空気圧駆動切り離しナットである。 各切り離しナット302は、ロック位置と解放位置との間を移動可能である。 ロック位置においては切り離しナット302は各結合ボルトアセンブリ304に しっかりと係合し、解放位置においては切り離しナットは結合ボルトアセンブリ との係合がはずれることにより、上部段14が下部段16から切り離しすること を可能にする。切り離しナット302はすべて、界面リング300下の下部段ボ ディ46に搭載された一対の高圧窒素タンク308に、ガスライン306を通じ て分岐(manifold)している。2つの窒素タンク308は、下部段ボディ46の反 対側に位置しており、切り離しナット302の各々は両タンクに分岐している。 切り離しナット302を作動すると、2つの窒素タンク308からの圧縮窒素ガ スが同時に12個の切り離しナット302の全てをロック位置から解放位置に動 かして、上部段14と下部段16とを円滑かつ実質的に瞬間的に切り離しする。 上部段14および下部段16の解放および切り離しの間、2連高圧窒素308は 、「ジッパー効果(zipper effect)」として知られる、切り離しナットが上部段 界面リングの周囲においてわずかに異なる時刻で解放する現象を回避する。従っ て、切り離しシステム290は切り離し中における傾き(tip-off)エラーあるい は回転誘発を回避する。 切り離しシステム290はまた、上部段14と下部段16とを互いから押し離 すために、上部段ボディ54と下部段ボディ130との間の内部領域52および 148中の圧縮空気を切り離しの間維持する切り離しスリーブ312を有する。 航空宇宙機10が離陸するとき、下部段LOxタンク74上かつ上部段RP−1 タンク168下の内部領域52および148内に大気圧の空気が閉じこめられて いる。上部段14および下部段16が高度40000メートルに上昇するにつれ 、周囲の空気圧が実質的に0psiに減少することにより、外部環境とこれら内 部領域52および148との間に圧力差が現れる。しかし、上部段と下部段とを 切り離しする力が甚だしくならないように、圧力差を約3psiに制限すること が望ましい。空気孔310を介して下部段ボディ46から通気して上昇中に空気 の一部を逃がすことを可能にすることによって、圧力差は約3psiに制限され る。 切り離し部において、下部段16のエンジン56(図4)は停止(shut off)さ れ、航空宇宙機10は切り離し部に沿って惰走する。エンジン56を停止した直 後に、切り離しナット302を作動して解放位置に動かし、内部領域52および 148中の圧縮空気が切り離し力を発揮することにより、上部段14および下部 段16が毎秒約6メートルの切り離し速度で互いから離される。切り離し速度は 、内部領域52および148中の空気の圧力を制御することで制御される。 切り離しスリーブ312は、下端322が界面リング300に取り付けられ、 上端324がフレア状遠位部132に取り付けられた、空気が実質的に貫通しな い材料である。切り離しスリーブ312は、切り離し開始時において上部段14 および下部段16の間の空間から圧縮空気が直ちに出てしまうことを防ぐ。切り 離しスリーブ312は、界面リング300に搭載されたスリーブホルダ314内 に維持されることにより、切り離し中において切り離しスリーブが拡げられるこ とを容易にし、かつ切り離しスリーブが上昇中にもつれることを防ぐ。好適なス リーブホルダ314は、ほぼU字型の断面を有する輪状構造であるが、その他の スリーブホルダも用い得る。 図14Aおよび14Bに最もよく示されるように、上部段14および下部段1 6は切り離し時において互いから離れるように移動する。切り離しスリーブ31 2がスリーブホルダ314から拡げられ、スリーブは上部段ボディ46と下部段 ボディ130との間に拡がる。切り離しスリーブ312は上部段14と下部段1 6との間に圧縮空気を含み、6m/sの切り離し速度を発生するのに十分な長い 切り離しストロークを提供する。切り離しスリーブ312は固定長を有しており 、上部段14と下部段16との間の距離がこの固定長を越えるとき、切り離しス リーブの上端324が上部段ボディ130(図14B)から引き離され、2つの ステージ間の物理的切り離しが完了する。 航空宇宙機10は惰走し毎秒10m/s程度の垂直速度を失うため、上部段1 4と下部段16との間の切り離しは3秒以内に達成される。3秒で上部段14の エンジン152が始動され、エンジンは上部段を、下部段16から離れる方向か つ上昇経路の続きに沿って選択された軌道(orbit)まで推進する。 図4および14Cに最もよく示されるように、切り離しシステムは、下部段ボ ディ46の近位端において下部段16の重心から離れた位置に搭載された、減速 (drogue)パラシュートアセンブリ316を有している。減速パラシュートアセン ブリ316は、下部段ボディ46に取り外し可能に搭載された断熱ハウジング3 18(図4)内に入れられた減速パラシュート321を有している。従来の展開 メカニズムがハウジング318内に搭載されており、作動された際、詰め込み位 置(図4)から展開位置(図14C)にして、減速パラシュート221を展開す る。 減速パラシュート221は、下部段ボディ46に解放可能に取り付けられてい る。図14Dに示すように、減速パラシュート221が展開され膨張すると、減 速パラシュートは減速し下部段ボディ46の近位端を引っ張ることにより、下部 段ボディに回転力を及ぼし、下部段ボディの機首を上げさせ(pitch up)回転させ る。下部段ボディ46の回転はまた、下部段16の機首が上がる際に下部段ボデ ィの空気力学的抗力(aerodynamic drag)が増加することによっても引き起こされ る。 図2および図14Dに示すように、下部段16の回転は、下部段の長軸を上昇 経路から離れる方向に移動させ、帰還経路(return trajectory)28と整合する ように長軸を方向転換する。好適な実施態様において、下部段16は水平方向か ら約120°回転される。下部段16が120°方向に近づくにつれて、減速パ ラシュート321を図14Dに示すように投棄することにより回転を遅める。下 部段16が120°位置に到達したとき中央エンジン57を再始動し、中央エン ジンが下部段を、着陸領域36に戻るほぼ放物線状の帰還経路28(図2に示) に入るように上方向に推進する。従って下部段16のエンジン56は、上昇経路 24に沿ってRP−1およびLOxタンク68および74中の燃料の全てを消費 するわけではなく、帰還経路に沿って帰還燃焼を行うために中央エンジン57を 再始動するために十分な量の燃料が残される。 別の実施態様において(図示せず)、減速パラシュートアセンブリ316は下 部段ボディ46の遠位端に取り付けられる。さらに別の実施態様において、下部 段16は下部段ボディの近位端または遠位端に搭載された方向転換スラスタを有 しており、スラスタを作動することにより下部段を回転させる。 本発明の一実施態様において、中央エンジン57は、最初の離陸および上昇経 路の切り離し部までの上昇中には着火されない補助エンジンである。補助用中央 エンジンが着火されるのは、切り離し後に下部段を帰還経路まで推進するための みである。この中央段を着火する別実施態様および好適な実施態様において、中 央エンジン57には、各タンク内に存在している、切り離し部までの上昇中には 消費されていない液体酸素および灯油が供給される。別の実施態様において、下 部段16は、帰還経路における燃焼用の補助中央エンジン専用の別の燃料タンク システムを有している。電子回路および飛行制御コンピュータ 上部段14および下部段16はそれぞれ、図15に概略図示する中央飛行制御 コンピュータシステム360を有している。コンピュータシステム360は、航 空宇宙機10を選択された軌道に導いてペイロードを使用し、かつ離着陸場に戻 るように導くように、構造体、推進システム、および着陸システムを監視および 制御する。飛行制御コンピュータシステム360の各々は、断熱、防音および防 振された構造体ハウジング362内に包まれている。構造体ハウジング362は 、上部段ボディ46および下部段ボディ130に取り外し可能に搭載されており 、ハウジングの各々およびその内部要素(後述)がユニットとして取り外され得 るようになっている。従って、飛行制御コンピュータシステム360は、例えば 離陸の準備中に動作不良が検出された場合などに容易にかつ素早く取り外しして 代替システムと交換することが可能な、電子回路配線交換可能ユニット(LRU )(electronics line-replaceable-unit)である。動作不良であるシステムは、 航空宇宙機10の離陸スケジュールに実質的に影響を与えることなく、例えば製 造者の施設などの遠隔地で修理することができる。 下部段16用の飛行制御コンピュータシステム360を以下に詳述するが、以 下の説明は上部段14用の飛行制御コンピュータシステムにも当てはまることが 理解されるべきである。飛行制御コンピュータシステム360は、ハウジング3 62内に搭載された主飛行制御コンピュータ364を有している。主コンピュー タ364は、内部データ格納装置368、慣性測定ユニット370、およびグロ ーバル位置決定システム(GPS)受信器371に接続された、プログラマブルな マイクロプロセッサ366を有している。充電可能バッテリ372がマイクロプ ロセッサ360に接続されており、飛行中に主コンピュータ364に独立した電 力を供給する。バッテリ372は、入力線376に接続された電力線バッファ3 74に接続されている。入力線は、バッテリ充電器または地上電源(ground powe r)に接続するための接続パネル67(umbilical panel)で終わっている。 主コンピュータ364は、下部段ボディ46を通って延び、下記に詳述するよ うに下部段16の要素上のマイクロプロセッサおよびマイクロコントローラに接 続する主データバス378に、動作可能に接続されている。主コンピュータのマ イクロプロセッサ366は予測飛行条件のシミュレーションモデルでプログラム されており、マイクロプロセッサは、下部段16のシステムから飛行条件に関する デジタルデータをデータバスを介して受け取る。調子を監視しかつ下部段飛行の 精度を保全するために、マイクロプロセッサ366は実際のデータと予測された 飛行条件とを比較する。実際のデータが予測された条件と異なる場合は、マイク ロプロセッサ366は推進システムなどの選択されたシステムにデジタル制御信 号を送ることにより、予測条件に合致するための変更を行うようにする。マイク ロプロセッサ366はまた、下部段16の相対位置および向きに関して慣性測定 ユニット370およびGPS受信器371を監視し、動力装置54への操舵命令 およびカットオフ命令を発生する。 予めプログラムされた飛行制御コンピュータシステム360は、離陸から着陸 にいたるまで航空宇宙機10の全ての動作を制御する。航空宇宙機10が離陸場 から離れると、飛行全体を飛行制御コンピュータシステムによって制御し得る。 好ましくは地上の人員は、航空宇宙機が着陸するまで、航空宇宙機を制御、中止 、または破壊する術を持たない。 飛行制御コンピュータシステム360は好ましくは、エンジン故障その他の実 質的な動作不良の場合のために、安全用中止能力を有している。上述のように、 上部段14および下部段16は両方とも、パラシュートによる制御された下降に よって安全に着陸し、エアバッグで衝撃を和らげられた着陸を行うように設計さ れている。エンジンアウト状態その他の中止が容認され得る条件の場合、飛行制 御コンピュータ364のマイクロプロセッサ366は、中止プログラムに切り替 えることにより、全ての推進機構(propellant)を機体から排除あるいは投棄する とともに、中止プログラムが航空宇宙機を帰還経路へと導き、安全かつ制御され た着陸を行う。 飛行制御コンピュータシステム360は、冗長なコンピュータシステムである バックアップコンピュータ380を有している。主飛行制御コンピュータ364 に動作不良が検出されると、バックアップコンピュータが航空宇宙機の飛行を通 じてその制御を引き継ぐ。バックアップコンピュータ380は、データ格納装置 384、慣性測定ユニット386、およびGPS受信器388に接続されたプロ グラム可能なマイクロプロセッサ382を有している。バックアップ慣性測定ユ ニット386およびGPS受信器388からのデータもまた、動力プラント54 への制御命令およびカットオフ命令を発生するために用いられる。別の実施態様 において、主飛行制御コンピュータ364およびバックアップ飛行制御コンピュ ータ380は、GPS受信器371および388の代わりに恒星追跡システム(s tar tracking system)を用いて、下部段16の空間的位置を監視する。 バックアップマイクロプロセッサ382も、充電可能バックアップバッテリ3 90に接続されており、主コンピュータバッテリ372とは独立に電力を供給す る。バックアップバッテリ390も、電力線バッファ374および出力線376 に接続されている。バックアップコンピュータ380は、下部段16を通じてマ イクロプロセッサおよびマイクロコントローラの各々に接続されているバックア ップデータバス392に動作可能に接続されている。バックアップコンピュータ 380はまた主データバス378に接続されており、主コンピュータ364はバ ックアップデータバス392に接続されている。従って、主飛行制御コンピュー タ364およびバックアップ飛行制御コンピュータ380、ならびに主データバ ス378およびバックアップデータバス392は、下部段16の正確な監視およ び制御のために冗長なシステムを提供している。また、主データバス378およ びバックアップデータバス392は、接続パネル67において、離陸の準備中に 地上のサポートコンピュータへの接続を可能にするための各コネクタに接続され る。 飛行制御コンピュータシステム360はまた、FAA互換レーダビーコンおよ び飛行トランスポンダ394、データのアップロードおよびダウンロード用の通 信トランスポンダ396、ならびに、共通のアンテナ399に接続されたアンテ ナマルチプレクサ398を有している。 図16に最もよく示されるように、主データバス378およびバックアップデ ータバス392は、飛行制御コンピュータシステム360(LRUと呼ぶ)を、 推進LRU500、構造体LRU502、着陸LRU504、および地上サポー トコンピュータ505に直列に接続する。電子回路LRUは、後述のように、離 陸準備および飛行中において各LRUの要素を監視および制御する。下部段16 の推進LRU500の要素は、エンジン56、ジンバルアクチュエータ61、注 入−排水ライン66、その他の燃料ライン、燃料タンク加圧システム90、およ び姿勢制御システム95を含んでいる。これらの要素の各々は、それぞれ充電可 能バッテリを有するマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラを有してい る。各マイクロプロセッサまたはマイクロコントローラは、電子回路LRUとの デジタル通信のために、主および副データバス378および392に接続されて いる。 一例として、各エンジン56は、主および副データバス378および392に 直列に接続されたエンジンマイクロプロセッサを有しており、エンジンマイクロ プロセッサはエンジンの状態および制御に関するデジタルデータを受信し、送信 する。各エンジンマイクロプロセッサは各エンジン56を制御し、主制御コンピ ュータ364または副飛行制御コンピュータ380(図15)からの制御信号も 受け取られる。各エンジン56およびそのエンジンマイクロプロセッサは、下部 段16からユニットとして取り外しおよび交換可能であることにより、メンテナ ンスまたは動作不良の場合に容易かつ素早く交換することを可能にする。 好適な実施態様において、ジンバルアクチュエータ61、注入−排水ライン6 6、および燃料タンク加圧システム90は、主および副データバス378および 392に動作可能に接続された別々のマイクロコントローラを有している。これ らの要素の各々およびそれぞれのマイクロコントローラはユニットとして取り外 しおよび交換可能である。姿勢制御システム95は、各スラスタポッド97用に 別のマイクロコントローラを有しており、各スラスタポッドおよびそのマイクロ コントローラはユニットとして取り外しおよび交換可能である。従って、各要素 およびそのマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラは、主および副デー タバス378および392から容易かつ素早く外され、交換され、データバスに 再接続することが可能な、配線交換可能ユニットである。 構造体LRU502は、主および副データバス378および292に接続され 、複数のセンサによって下部段ボディ46、LOxタンク74、RP−1タンク 68、切り離しシステム290、および断熱または熱保護システムに接続された 、構造体マイクロコントローラを有している。構造体マイクロコントローラは、 構造体LRU要素の状態あるいは「調子」を監視する。構造体マイクロコントロ ーラは、下部段16じゅうのセンサからのセンサ入力を収集および報告すること により、機体の構造的状態を決定する。構造体マイクロコントローラは、go/ 非go信号を含む調子レポートを、主飛行制御コンピュータ364および副飛行 制御コンピュータ380に供給し、飛行中に独立し電力を得るために専用の充電 可能バッテリを有している。構造体マイクロコントローラはまた、切り離しシス テム290に作動信号を供給することによって、切り離しボルト3023/18 /96を解放し、切り離しを開始する。 上部段14の構造体LRUはさらに、ペイロードフェアリング138と、パワ ーヒンジ188と、ラッチ192と、ペイロード保持システムとを含む。構造マ イクロコントローラは、パワーヒンジ188とラッチ192とをアクチュエート してフェアリングを開閉させ且つペイロードの配置を行う信号を供給する。 着陸システムLRU504は、パラシュートアセンブリ120と、エアバッグ アセンブリ102と、減速パラシュートアセンブリ320とを含む。パラシュー ト、エアバッグ、および減速パラシュートアセンブリ120、102および30 2の各々は、それぞれのハウジングアセンブリ122、104および318内に 搭載された、それ自体のマイクロコントローラを有する。各マイクロコントロー ラは、各々のパラシュート124、エアバッグアセンブリ106または減速シュ ート221を配置するために、作動装置に動作可能に連結されている。従って、 パラシュートアセンブリ120、エアバッグアセンブリ102および減速パラシ ュートアセンブリ320は各々、そのマイクロコントローラと共にユニットとし て取り外し可能であり交換可能である。 減速パラシュートアセンブリ320は切り離しシステム290の一部であって 下部段着陸システム100の一部ではないが、減速パラシュート321をアクチ ュエートするための制御および指示は、パラシュート124の配置に非常に似て いるため、減速パラシュートアセンブリは着陸LRU504内に含まれる。さら に、上部段14用の着陸LRU504は、減速パラシュートアセンブリとマイク ロコントローラとのユニットを含まない。 従って、航空宇宙機10の上および下部段14および16の電子部品は、非常 に簡略化され、部品および各々のマイクロプロセッサまたはマイクロコントロー ラのユニットとしての取り外しおよび交換を、ユニットとをデータバスおよび従 って飛行制御コンピュータシステム360に容易に素早く接続することにより可 能にする。飛行経路および軌道 本発明の再利用可能な2段式航空宇宙機10は、選択されたペイロードを低い 地球軌道まで、地球に対する特定の経路に沿って、運搬する。それにより、液体 酸素および灯油を燃料とする機体が7.5km/秒という必要な軌道速度に達す ることが可能となる。図2に最も良く見られるように、航空宇宙機10は、離陸 場20の離陸台22から離陸し、高度と下降範囲とを得ながら上昇経路24に沿 って飛行する。離陸から約130秒の間に、上および下部段14および16が上 昇経路24に沿って約40、000メータの高度まで上昇し、マッハ4.4の速 度に達し、そして離陸場から約32kmの下降範囲を飛行する。離陸から130 秒後に、下部段16の5つのエンジン56が停止し、航空宇宙機は上昇経路の切 り離し部26に入り切り離し部26に沿って惰走する。 エンジン56の停止直後に、切り離しシステム290が作動され、切り離しナ ット320が上述したように解放位置まで移動する。内部領域52および148 に含まれる加圧された空気は、上部段14を下部段16から切り離す。切り離し は、切り離しスリーブ312が上部段14から離れて完全に切り離されるまで約 1秒かかる。切り離しは、惰走の間に、垂直方向の速度損失を最小に抑えるため に素早く起こるべきである。しかし、切り離しは、上および下部段14および1 6が適切な方向を向くことを確実にし且つ上および下部段が互いに衝突すること を回避するために、精密でなければならない。 切り離しスリーブ312の解放直後に、減速シュート321が飛行制御コンピ ュータの命令によって配置される。これにより、下部段16が傾いて約120度 の位置まで回転する。その結果、下部段16は、上方を向き、そして離着陸場に 向かって戻る。減速シュート321は捨てられ、中央エンジン57は再引火され 、下部段は帰還経路28に沿って上方に、上昇経路24の切り離し部26から離 れる方向に推進される。 中央エンジン57は好適には、約44秒間燃焼して、下部段16の水平方向速 度を反転させ、且つ下部段を概して離着陸場30に戻る放物線状の帰還経路28 に沿って上方に移動させる。下部段は、約65,000メータ上昇した後、帰還 経路28の下降を開始する。帰還経路28の間の下部段16の高度制御は、高度 制御システム95のスラスタ96により達成される。 下部段16が離陸および着陸場30から約1,500メータ上の高度まで下降 すると、着陸システム100が上述したようにパラシュートアセンブリ120を 作動して機体の下降速度を遅くする。その後、エアバッグ106が配置され膨張 して、下部段16が着陸場36に着地する。このとき、エアバッグが収縮して着 陸を衝撃から守り、下部段ボディ46を地面上方に支持する。着地の際、パラシ ュート124およびパラシュートブライダル126は、回転したり引きずったり しないように捨てられる。 切り離し後3秒以上後に、上部段エンジン152がスタートして、離陸後約4 70秒まで燃焼する。それにより、上部段を上昇経路に沿って推進し、軌道速度 で大気圏から出す。470秒後、上部段エンジン152は停止し、上昇を停止す る。上部段14は、図17に示すように、地球339の回りを概して楕円形の軌 道338で飛行している。上部段エンジン152が停止するとき、上部段14は 楕円形軌道338の近地点340にある。上部段14は楕円形軌道338の半分 を遠地点342まで飛行し、エンジン152を1〜2秒の循環燃焼のために再燃 焼させる。それにより、上部段14は地球399の回りの円形軌道344に入る 。 離陸から約120分後、図18に示すように、上部段14は円形軌道344上 にある。上部段14はペイロードフェアリング138を閉位置から開位置まで回 動させることにより、ペイロードベイ185内のペイロード171を露出させる 。上部段は、ペイロードを地球の回りの選択された軌道に配置する。ペイロード フェアリング138はその後閉位置まで回動して、大気圏への再突入のために適 所にラッチされる。 上部段14の特定の円形軌道344に依存する選択された時刻に、高度制御シ ステム176(図5)のスラスタ178が作動されて、上部段14が180度回 転する。それにより、エンジン152のブースタノズル154が上部段の頭部を 規定する。エンジン152はその後脱軌道燃焼において1〜2秒間再引火される 。これにより、上部段14の速度は減少し、上部段は円形軌道344から出て下 降経路28に入る。上部段14が下降経路28に入ると、スラスタ78が再び燃 焼し、上部段を約180度回転させる。これにより、ペイロードフェアリング1 38は再び上部段の頭部となる。上部段14はその後下降経路28に沿って超高 層大気を通過して着陸場まで飛行し、上述したように着陸する。 航空宇宙機10が特定の低い地球軌道に載せることができるペイロード171 の最大重量は、軌道の高さと赤道に対する軌道の傾斜とに依存する。図19に最 も良く見られるように、軌道の傾斜は、上部段または衛星の円形軌道により規定 される平面と、地球の赤道により規定される平面との角度である。従って、赤道 回りの軌道はゼロ度の傾斜を有し、地球の極上の極軌道は90度の傾斜を有する 。低い地球軌道の軌道期間、例えば、地球の回りを1周する時間は、約90〜1 20分である。従って、上部段14が軌道に沿った慣性空間内の同一の点に戻る 度に、地球は上部段下で回転し上部段は地球上の異なるの直上にある。 約16回の軌道、または24時間後に、地球は完全に1回自転しているため、 上部段14は地球上の同一の点、例えば、離陸および着陸場30の直上にくる。 上部段14はさらに、上部段が軌道の反対側にある約12時間後にも離陸および 着陸場30上にくる。なぜなら、地球が1/2回自転しているからである。離陸 および着陸場上にくる12時間および24時間という時間は、概算による数字で ある。なぜなら、地球の扁円および軌道の傾きが、離陸および着陸場に対する上 部段の慣性空間内の位置づけの正確なタイミングに影響を与えるからである。従 って、高度、軌道期間、軌道の傾斜、および地球の相対的回転は、上部段が着陸 場36に帰還することを保証するための上部段14の再突入燃焼のタイミングと いう観点から非常に重要である。 図19および上記表1に最も良く見られるように、上部段14用の好適な軌道 は、50度傾斜軌道350、52度傾斜軌道352および86度傾斜軌道354 である。各軌道傾斜に対して、上部段14は約270km〜1120km±20 km(表1)の範囲の高度で軌道し得る。軌道の、ある傾斜における選択された 高度は、上部段14が再突入燃焼を実行し着陸場に帰還するための下降経路34 (図19)を開始するために要するタイミングを決定する。 上部段14は、整数回、例えば、高度に依存して14、15または16回の軌 道の後に再突入燃焼を開始し得る。従って、上部段は離陸から23〜24時間後 に着陸場36に帰還する。図19に最も良く見られるように、整数回の軌道後、 実線で示す下降経路34の結果、上部段14が着陸場36に北東方向を向いて着 陸する。再突入燃焼が軌道の反対側351で起こると、上部段14は南東方向を 向いて着陸する。 再突入燃焼が北東または南東向きの着陸用のいずれかの特定の軌道上の適切な 位置で行われない場合、その結果得られる上部段の下降経路36は着陸場に帰還 しない。好適な実施形態において、着陸場36が約2kmの直径を有するように 、軌道特性が計算される。表1に見られるように、南東向き着陸用下降経路は、 再突入燃焼用高度およびタイミングの変化に対してより感度が高く、離陸後の総 帰還時間は典型的には30〜35時間である。従って、本発明の好適な軌道は、 210km〜890km±20kmの範囲の高度において50度、52度、およ び86度の軌道傾斜であり、下降経路は北東向き着陸用である。 上述したように、選択された軌道および軌道の高度が、航空宇宙機10のペイ ロード能力を決定する。航空宇宙機10の動力および燃料容量は固定されており 、従って、より重いペイロードは、選択された傾斜での軌道に沿ってより低い高 度にのみ運搬され得る。図20に最も良く見られるように、航空宇宙機10は約 2,100kgまでのペイロードを、50度軌道傾斜の500km軌道などの、 より低い高度軌道に配置し得る。しかし、航空宇宙機10は、50度軌道傾斜の 1500km軌道には500kgまでのペイロードしか配置し得ない。従って、 ペイロードのサイズもまた、上部段14が着陸場36に帰還することを保証しな がら衛星または他のペイロードが配置され得る、帰着(resulting)軌道に影響を 与え る。 回収、搬送、アセンブリ、および発射システム 図21に最も良く見られるように、本発明の回収および発射システム12の回 収車両400は、上および下部段14および16が着陸場36に個々に帰還し着 陸すると即刻これらを回収する。回収車両400は車輪付きのトラック様の車両 であり、前方キャブ402と回収車両を推進するためのエンジンシステムとを有 する。回収クレーン404が、キャブ402後方のプラットフォーム406に搭 載されている。クレーンオペレータハウジング408がプラットフォーム406 上に位置し、主要アーム410と前方アーム412とを移動させ制御するために 、クレーン404に動作可能に連結されている。前方アーム412は、上端で退 避フック414を支持し、退避フックは、オペレーティングハウジング408内 の制御部材が作動されると上下に移動可能となる。 回収車両400は、キャブ402によって引かれる車輪付きトレーラ416を 有する。トレーラ416は細長いメインフレーム422と、フレームに搭載され た前方および後方クレードル418および420とを有する。前方および後方ク レードル418および420は、下部段16の外径に概して対応する湾曲を有す る凹型支持構造である。 回収車両400の動作を、下部段16に照らして述べるが、この説明は上部段 14(図示せず)の回収にも適用される。下部段16が着陸した後、回収車両4 00が着陸場36まで駆動され下部段に隣接して引き上げられる。引上げブライ ドル424は、着陸時捨てられたパラシュートブライドル用の取付点125で下 部段16に締結される。クレーン404は、オペレーティングハウス408内の 制御部材により下部段ボディ46に隣接する位置まで移動し、フック414が引 上げブライドル424に連結される。着陸時、外部エアバッグ110は収縮し、 内部エアバッグ112は膨張したままである。クレーン404は下部段16を着 陸場36から引き上げ、下部段を前方および後方クレードル418および420 上で移動させる。クレーン404はその後、下部段をクレードル418および4 20上にセットする。このとき、内部エアバッグ112はクレードルに係合し、 クレードルと係合しない下部段ボディ130を支持する。下部段16は概して水 平方向に支持される。 引上げおよび位置づけの動作中、回収車両400は、キャブ402とクレーン 404とを退避可能安定化アーム425によって安定化させ、クレーンの傾きを 最小に抑える。下部段16がトレーラ416上に安定して位置づけられた後、安 定化アーム425は引き上げられて退避する。回収車両400は、着陸場36に 隣接して位置する取付けおよびアセンブリコンプレックスまで駆動される。その 後下部段16はクレーン404によってトレーラ416から引き上げられ、エア バッグ106は下部段ボディ46から取り外され、下部段は図1および図22に 示す搬送および発射システム12のアセンブリおよび発射搬送車両18上に載置 される。回収車両400はこうして、上部段14が着陸場36に帰還するとそれ を回収する準備ができる。 図22に最も良く見られるように、アセンブリおよび発射搬送車両426は、 車輪付きの車両であり、細長いフレーム428とフレームの後端432に回動可 能に取り付けられた構造支持ビーム430とを有する。支持ビーム430はフレ ーム428の後端432からフレームの前端434を越えて前方ビーム端部44 1にまで延びている。2対の後方安定化アーム436が支持ビーム430の後部 435に取り付けられ、互いに間隔を開けている。各対の後方安定化アーム43 6は、安定化アーム436間に下部段16(図示せず)を受け取り支持するよう な形状およびサイズを有し、それにより、下部段の長手方向軸が支持ビームに平 行になる。後方安定化アーム436は、下部段ボディ130(図示せず)を支持 ビーム430上方に支持ビーム430と直接係合しないように位置づける。 好適な実施形態の後方安定化アーム436は、外方解放位置と内方安定位置と の間で移動可能な液圧によりアクチュエートされるアームである。外方解放位置 において、後方安定化アーム436は下部段16を受け取るように互いに間隔を あけており、内方安定位置において、後方安定化アームは、下部段を安定的に係 合し保持することにより、下部段が支持ビーム430に対して移動することを防 止する。後方安定化アーム436は、解放位置と安定位置との間の移動のために 、従来の液圧システムを含む。 平行移動可能なキャリッジ437が、支持ビーム430の前方部438に搭載 されている。支持ビーム430の前方部438は、長さ方向に沿ったレール43 9を含み、キャリッジ437は移動可能にレールに搭載されている。従って、キ ャリッジ437は、前方位置と後方位置との間でレールに沿って平行移動可能で ある。前方位置において、キャリッジ437は、支持ビーム430の前方端44 1に位置し、後方位置において、キャリッジはフレーム428の前方端434の 直上に位置する。 キャリッジ437は、レール439と係合するローラに連結した輪郭を有する ベッド440を有し、ベッドは、上部段の長手方向軸が支持ビーム430と実質 的に平行になるように上部段14(図示せず)を受け取り支持するような形状を 有している。キャリッジ437はさらに、2対の前方安定化アーム442を含み 、2対の前方安定化アーム442はベッド440に搭載されて支持ビーム430 に沿ってベッドと共にユニットとして平行移動可能である。前方安定化アーム4 42はさらに、前方安定化アームを、上部段14を受け取る外方解放位置と、上 部段を支持ビーム430に対する選択された位置においてキャリッジ437上に 保持する内方安定位置との間で、ベッド440に対して移動させるための、従来 の液圧システムを含む。 図23Aに最も良く見られるように、下部段16は、アセンブリおよび発射搬 送車両18上に水平方向に載置され、このとき、後方安定化アーム436は下部 段を、支持ビーム430に対する固定位置に安定的に保持している。図23Bに 示すように、上部段14は、キャリッジが前方位置にあってブースタノズル15 4にクリアランスを供給するときに平行移動可能なキャリッジ437に上に載置 されている。上部段14は実質的に水平方向位置に支持され、下部段16と同軸 状に整合されている。キャリッジ437のベッド440は、上部段ボディ130 を支持し、このとき、広がった近位端部132はベッドの後方であり、下部段1 6の遠位部48と整合している。 図23Cに最も良く見られるように、平行移動可能なキャリッジ437と上部 段14とは、前方位置から後方位置まで支持ビーム430に沿って横方向にユニ ットとして移動し、それにより、上部段ボディ130の広がった近位部132は 下部段ボディ130の遠位部48と係合する。上部段14はその後、下部段16 と安定的に再連結され、次の発射に備える。 図24に最も良く見られるように、アセンブリおよび発射搬送車両18は、実 質的に水平位置の航空宇宙機10を、再構造およびアセンブリコンプレックス4 50まで運ぶ。好適な実施形態において、搬送車両18は、離陸場20とアセン ブリコンプレックス450との間に搬送車両を駆動する、従来のハードワイヤリ モートコントロール機構によって制御される。搬送車両18は、アセンブリコン プレックス450に隣接すると、上および下部段14および16を受け取り、そ の後搬送車両がアセンブリコンプレックス450内に移動する。 アセンブリコンプレックス450はアセンブリビルディング452を含み、ア センブリビルディング452は、離陸場20からビルディングの内部領域456 まで延びるロード454を有する。航空宇宙機10および搬送車両18は、ビル ディング452内に移動し周囲のエレメントから出る。 アセンブリビルディング452は、航空宇宙機が搬送車両18上に水平に支持 されているときにペイロードフェアリング138と上部段ボディ130の近位部 134とを受け取るように設計された、いくつかのクリーンルーム458を含む 。航空宇宙機10が水平位置にあるとき、ペイロードベイ185は地面に相対的 に近接して位置し、それによりクリーンルーム環境での作業中に次の飛行におけ る配置のためのペイロードの設置を容易にする。航空宇宙機10の残りは、アセ ンブリおよび発射搬送車両18上にある間に、エアバッグ、パラシュート、減速 シュートなどが新たにパッキングされたユニットと交換された状態で、一新され る。 航空宇宙機10の次の発射の準備が整うと、典型的には3〜5日以内に、搬送 車両18が水平位置の航空宇宙機をロード454を越えて離陸場20に運ぶ。図 1に最も良く見られるように、航空宇宙機10は、下部段16の遠位部50が離 陸台22に隣接する状態で離陸場20に位置し、離陸台22はロード454から 下がった低い土台462上に安定的に載置されている。 図25に最も良く見られるように、離陸台22は、安定した足場を提供するベ ース464と、剛性支持脚部468によってベース上方に支持された支持リング 466とを有する剛性構造である。支持リング466は、半径方向内方に延びて 環状プラットフォームを形成する機体支持フランジ470を有し、環状プラット フォーム上に、航空宇宙機10(図1)の遠位端が発射に先立ってセットされる 。離陸台22はさらに、支持リング466下方のベース464上に搭載されたウ ェッジ形状の炎方向転換構造472を含む。炎方向転換構造472は、発射中、 熱と炎とを横にそらしてエンジン56(図1)から遠ざける、角度を有する表面 474を有する。 図1および図26に最も良く見られるように、アセンブリおよび発射搬送車両 18は、航空宇宙機10の遠位端を離陸台22に隣接して位置づけ、その後支持 ビーム430と航空宇宙機とをユニットとして垂直離陸位置まで回動させる。支 持ビーム430は、支持ビームの後端484をメインフレーム428の後端43 2に連結するヒンジ構造480回りに回動する。好適な実施形態において、搬送 車両18は、フレーム428と支持ビーム430の後方部435とに連結された 液圧直立シリンダ482を含む。直立シリンダ482は、アクチュエートされて 支持ビームを、水平位置と垂直位置との間で回動させる。支持ビーム430と航 空宇宙機10とが垂直離陸位置にアプローチすると、支持ビームの後端484が 地上に係合する。従って、後端484が支持ビームと航空宇宙機10とを安定化 して、航空宇宙機の質量の中心が直立中にメインフレーム428の後端432を 通り越して上方且つ後方に離陸位置まで移動するときに起こる傾斜力に反応する 。 航空宇宙機10の直立は、下部段16の遠位部が離陸台22の支持フランジ4 70にセットされたときに完了する。好適な実施形態において、離陸スタンド2 2は、下部段16の遠位部50に合わされたキー部材486を有し、離陸台上の 航空宇宙機10の適切な整合を保証する。 一旦航空宇宙機10が離陸台460上に載ると、離陸の最終準備のために、標 準動力ライン、コンピュータライン、並びに燃料およびガスタンカラインが上述 したように、一時的に、へその緒パネル67および165において対をなすコネ クタに接続される。離陸が取り消された場合、航空宇宙機10は同一のラインに より、燃料を抜かれ圧力を抜かれる。航空宇宙機10の離陸の準備が整うと、支 持アーム436および442は外方解放位置に移動し、支持ビーム430は水平 位置の発射機まで下がり、発射搬送車両は離陸工程の残りを実行するために離陸 場20に安定的に取り付けられる。航空宇宙機10はその後、下部段エンジン5 6に引火し、上述したように上昇経路に沿って離陸する。 本発明による、本明細書に開示した再利用可能な2段式航空宇宙機ならびに搬 送および発射システムの様々な改変および変更が、本開示に基づいて当業者には 明らかである。従って、これらの改変および変更ならびにその等価物は、以下の 請求の範囲により規定される本発明の思想および範囲内のものであると明瞭に理 解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN,YU (72)発明者 ジョンソン,トーマス ジー. アメリカ合衆国 ワシントン 98004,ベ ルビュー,エヌ.イー.32エヌディー プ レイス 10504,アパートメント ジー― 205 (72)発明者 ポール,ヘンリー オー. アメリカ合衆国 テキサス 77586,シー ブロック,セダー レーン 418 (72)発明者 マクレーン,クリス アメリカ合衆国 オレゴン 97223,ポー トランド,エス.ダブリュー.69ティーエ イチ アベニュー 8925 (72)発明者 ヒル,アラン エス. アメリカ合衆国 ワシントン 98301― 8723,ケント,エス.イー.286ティーエ イチ ストリート 11204 (72)発明者 アンドリュース,ジェイソン イー. アメリカ合衆国 ワシントン 98103,シ アトル,エヌ.40ティーエイチ 2123 (72)発明者 タイラー,トーマス シー. アメリカ合衆国 ニューメキシコ 88011, ラス クルセス,キャニオン リッジ ア ーク 3705 (72)発明者 コーエン,アーロン アメリカ合衆国 テキサス 77845,カレ ッジ ステイション,エセックス グリー ン 1310 (72)発明者 マイアース,デール アメリカ合衆国 カリフォルニア 92024, レウカディア,ピー.オー.ボックス 232518(番地なし) (72)発明者 ブルックナー,アダム ピー. アメリカ合衆国 ワシントン 98105,シ アトル,51エスティー アベニュー エ ヌ.イー.4510 (72)発明者 ノウレス,スティーブン シー. アメリカ合衆国 ワシントン 98119,シ アトル,2エヌディー アベニュー ダブ リュー.2107 (72)発明者 ワーウィック,リチャード アメリカ合衆国 ワシントン 98145,シ アトル,ピー.オー.ボックス 85173 (番地なし) 【要約の続き】 機の組み立てを行うために、下部段(16)に対して上 部段(14)を動かすように適用されている。その後、 運搬車両は、発射のために、水平位置から垂直位置へと 航空宇宙機(10)を回動する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.地球上の離着陸場から地球軌道までペイロードを輸送し、該離着陸場に帰還 および着陸するために使用される再利用可能2段式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該地球軌道まで、そして第2の経路に沿っ て該地球軌道から該離着陸場まで移動可能な無翼上部段であって、該上部段が該 離着陸場に帰還した後に、第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能であ る上部段であって、 第1の近位部、第1の遠位部、および該第1の近位部と該第1の遠位部との間 に延びる第1の内部領域を有する上部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体に接続されるペイロード支持構造体であって、該ペイロー ドを取り外し可能に受けるように適用されるペイロード支持構造体と、 該上部ボディ構造体に接続される第1の動力装置であって、該地球軌道までの 該第1の経路の選択された部分に沿って該第1のボディ構造体を推進するように 作動可能であり、該上部段を該地球軌道から外して該第2の経路に動かすように 作動可能である、第1の動力装置と、 該第1の内部領域に配置され、該第1の動力装置に連結される第1の燃料タン クアセンブリと、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該上部段 が該第2の経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、 該離着陸場に対する該上部段の速度を低減する第1の速度低減システムを有し、 着陸時に該離着陸場に係合して該第1のボディ構造体を地面よりも上で支持する 第1の着陸部材を有する第1の着陸システムと、 を有する上部段と、 該無翼上部段に解放可能に接続される無翼下部段であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動可能であり、該切り離 し部において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路に沿って該切り離し部 から該離着陸場まで移動可能であり、該下部段が該離着陸場に帰還した後に、該 上部段と再接続して該第2の飛行のために再利用可能である下部段であって、 該上部ボディ構造体と同軸整合し、第2の近位部、第2の遠位部、および該第 2の近位部と該第2の遠位部との間に延びる第2の内部領域を有する下部ボディ 構造体であって、該第2の遠位部は該上部ボディ構造体の該第1の近位部に接続 される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部段および該下部段を推進するように 作動可能であり、該上部段および該下部段の切り離し後に、該離着陸場への帰還 のために、該下部段を該切り離し部から該帰還経路に動かすように作動可能であ る、第2の動力装置と、 該第2の内部領域に配置され、該第2の動力装置に連結される第2の燃料タン クアセンブリと、 該下部ボディ構造体に接続され、該上部段に解放可能に接続される切り離しシ ステムであって、該第1の経路上の該切り離し部において該上部ボディ構造体を 該下部ボディ構造体から切り離すように作動可能である切り離しシステムと、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って第2の速度で該離着陸場に向かって移動するときに配備可 能であり、該下部段の該第2の速度を低減する第2の速度低減システムを有し、 着陸時に該離着陸場に係合して該下部ボディ構造体を地面よりも上で支持する第 2の着陸部材を有する第2の着陸システムと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 2.前記ペイロード支持構造体は前記上部ボディ構造体の前記近位部に搭載され る、請求項1に記載の航空宇宙機。 3.前記上部ボディ構造体の前記近位部に接続される一部材のペイロードフェア リングであって、前記ペイロード支持構造体が露出される開放位置と、該ペイロ ード支持構造体が被覆されて該ペイロードを包囲する閉鎖位置との間で移動可能 であり、前記上部段が前記第1および第2の選択された経路に沿って移動する際 の該上部段の頭部を規定するペイロードフェアリングをさらに備えた、請求項2 に記載の航空宇宙機。 4.前記上部段が前記第2の経路に沿って移動するときに該上部段は地球の大気 圏外を通過し、前記ペイロードフェアリングは、該上部段が該大気圏外を通過す る際に該ペイロードフェアリングに発生する摩擦熱を放散する熱シールドとなる 、請求項3に記載の航空宇宙機。 5.前記第1の速度低減システムは前記上部ボディ構造体に取り付けられるパラ シュートを含み、前記第1の着陸部材は、前記離着陸場の上で膨張して着陸時に 該上部ボディ構造体を衝撃から守る複数のエアバッグを含む、請求項1に記載の 航空宇宙機。 6.前記第1の着陸部材はガス供給源を含み、前記エアバッグの少なくとも1つ は有孔外部バッグと該有孔外部バッグ内に収容された密閉内部バッグとを有し、 該有孔外部バッグおよび該密閉内部バッグは該ガス供給源からのガスによって膨 張し、該有孔外部バッグは通気孔を有し、該通気孔は前記上部段の着陸時に該通 気孔を通して該ガスの一部を排気し、これにより、着陸時に該1つのエアバッグ を収縮させ、該密閉内部バッグが前記上部ボディ構造体を地面よりも上で支持す る、請求項5に記載の航空宇宙機。 7.前記第2の速度低減システムは、前記下部ボディ構造体に取り付けられる複 数の展開可能パラシュートを含み、前記第2の着陸部材は、前記離着陸場上で膨 張して着陸時に該下部ボディ構造体を衝撃から守る複数のエアバッグを含む、請 求項1に記載の航空宇宙機。 8.前記第2の着陸部材はガス供給源を含み、前記エアバッグの少なくとも1つ は有孔外部バッグと該有孔外部バッグ内に収容された該密閉内部バッグとを有し 、該有孔外部バッグおよび該密閉内部バッグは該ガス供給源からのガスによって 膨 張し、該有孔外部バッグは通気孔を有し、該通気孔は前記下部段の着陸時に該通 気孔を通して該ガスの一部を排気し、これにより、着陸時に該1つのエアバッグ を収縮させ、該密閉内部バッグが前記上部ボディ構造体を地面よりも上で支持す る、請求項7に記載の航空宇宙機。 9.前記第2の動力装置は、液体酸素および灯油燃料を動力源とする複数のエン ジンを含む、請求項1に記載の航空宇宙機。 10.前記第2の燃料タンクアセンブリは、ある量の燃料を運ぶように大きさが 決められており、該燃料の第1の部分は、前記エンジンが前記離着陸場から前記 切り離し部まで前記上部段および前記下部段を推進する際に該エンジンによって 部分的に消費され、該エンジンの1つは、該切り離し部において前記上部ボディ 構造体および前記下部ボディ構造体の切り離し後に、第3の経路の一部に沿って 該切り離し部から離れる方向に該下部段を推進するように再作動可能であり、該 燃料の第2の部分は、再作動後に該1つのエンジンによって消費される、請求項 9に記載の航空宇宙機。 11.前記第1の動力装置は、液体酸素および灯油燃料を動力源とするエンジン である、請求項1に記載の航空宇宙機。 12.前記第1の燃料タンクアセンブリに一体的に取り付けられるスラスト分配 構造体をさらに備え、前記第1の動力装置が該スラスト分配構造体に搭載されて いる、請求項1に記載の航空宇宙機。 13.前記第2の燃料タンクアセンブリに一体的に取り付けられるスラスト分配 構造体をさらに備え、前記第2の動力装置が該スラスト分配構造体に搭載されて いる、請求項1に記載の航空宇宙機。 14.前記切り離しシステムは密閉構造体を含み、該密閉構造体は、差圧を形成 して前記上部ボディ構造体および前記下部ボディ構造体間に切り離し力を与え、 これにより、前記第1の経路の前記切り離し部において前記上部ボディ構造体お よび前記下部ボディ構造体を互いに離れる方向に動かし、該密閉構造体は、固定 長を有する実質的にガス不通気性の切り離しスリーブを含み、該切り離しスリー ブは該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体に取り付けられ、該切り離し 部において該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体を初めに切り離した後 、該上部ボディ構造体と該下部ボディ構造体との間に延び、該上部ボディ構造体 および該下部ボディ構造体が互いに離れる方向に動く際に該上部ボディ構造体お よび該下部ボディ構造体間の距離が該切り離しスリーブの該長さを越えるまでの 間、該切り離しスリーブは該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体間でガ スを収容する、請求項1に記載の航空宇宙機。 15.前記切り離しスリーブは前記上部ボディ構造体に解放可能に接続される、 請求項14に記載の航空宇宙機。 16.前記下部ボディ構造体は第1の軸を有し、該第1の軸は、前記上部段およ び前記下部段が前記離着陸場から前記切り離し部まで移動する際の前記第1の経 路に整合し、該下部段は、該下部ボディ構造体に接続される機体再配向アセンブ リをさらに含み、該機体再配向アセンブリは、該第1の軸が回転して該第1の経 路との整合から外れるように該下部ボディ構造体を回転させ、これにより、該下 部ボディ構造体を前記帰還経路に沿って移動するように位置決めするように作動 可能である、請求項1に記載の航空宇宙機。 17.前記機体再配向アセンブリは減速パラシュートアセンブリである、請求項 16に記載の航空宇宙機。 18.前記上部段は燃料タンク加圧システムをさらに含み、該燃料タンク加圧シ ステムは、加圧ガス供給源と、該加圧ガス供給源を前記第1の燃料タンクアセン ブリに接続するガスラインとを有し、該加圧ガス供給源は該第1のタンクアセン ブリに加圧されたガスを供給して該第1の燃料タンクアセンブリを選択された圧 力に加圧し、該上部段は、該上部ボディ構造体に取り付けられ、該第1の燃料タ ンクアセンブリに連結される方向制御スラスタをさらに含み、該方向制御スラス タは該加圧ガスを動力該として上部ボディ構造体の方向を制御する、請求項1に 記載の航空宇宙機。 19.前記下部段は燃料タンク加圧システムをさらに含み、該燃料タンク加圧シ ステムは、加圧ガス供給源と、該加圧ガス供給源を前記第2の燃料タンクアセン ブリに接続するガスラインとを有し、該加圧ガス供給源は該第2のタンクアセン ブリに加圧されたガスを供給して該第2の燃料タンクアセンブリを選択された圧 力に加圧し、該下部段は、該下部ボディ構造体に取り付けられ、該第2の燃料タ ンクアセンブリに連結される方向制御スラスタをさらに含み、該方向制御スラス タは該加圧ガスを動力該として下部ボディ構造体の方向を制御する、請求項1に 記載の航空宇宙機。 20.前記上部段はフレア安定化機体であり、前記上部ボディ構造体は、前記遠 位部から前記近位部にかけては実質的に一定の断面積を有し、該近位部は、断面 積が連続的に大きくなってフレア状近位部を形成する外向きに広がった部分であ り、該フレア状近位部は、該上部段が前記第2の経路に沿って移動する際に該上 部段に航空力学的な飛行安定性を与える、請求項1に記載の航空宇宙機。 21.前記上部段が前記第2の経路に沿って前記地球軌道から離れる方向に移動 するときに該上部段は地球の大気圏外を通過し、前記フレア状近位部は、該上部 段が該大気圏外を通過する際に該フレア状近位部に発生する摩擦熱を放散する熱 シールドとなる、請求項20に記載の航空宇宙機。 22.地球上の離着陸場から地球の周囲の軌道までの地球から軌道への飛行を行 い、該離着陸場に戻り、そして着陸する再利用可能2段式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から該離着陸場まで移動可能な上部段であって、 第1の近位部、第1の遠位部、および該第1の近位部と該第1の遠位部との間 に延びる第1の内部領域を有する上部ボディ構造体と、 該第1の近位部に接続される第1の動力装置であって、該軌道までの該第1の 経路の選択された部分に沿って該上部段を推進するように作動可能であり、該上 部段を該軌道から外して該第2の経路に動かすように作動可能である、第1の動 力装置と、 該第1の内部領域に配置され、該第1の動力装置に連結される第1の燃料タン クアセンブリと、 該第1のボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該機体 段が該第2の経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり 、着陸時に該離着陸場に係合して該上部ボディ構造体を支持する第1の着陸シス テムと、 を有する上部段と、 該上部機体段に解放可能に接続される下部段であって、該第1の経路に沿って 該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動可能であり、該切り離し部 において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路に沿って該切り離し部から 該離着陸場に移動可能であり、該下部段が該離着陸場に帰還した後に、該上部段 と再接続して該第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である下部段で あって、 第2の近位部、第2の遠位部、および該第2の近位部と該第2の遠位部との間 に延びる第2の内部領域を有する下部ボディ構造体であって、該第2の遠位部は 該上部ボディ構造体の該第1の近位部に連結される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部段および該下部段を推進するように 作動可能である、第2の動力装置と、 該第2の内部領域に配置され、該第2の動力装置に連結される第2の燃料タン クアセンブリと、 該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体に取り付けられる切り離しスリ ーブであって、該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体が該切り離し部に あるときに該上部ボディ構造体の該近位部および該下部ボディ構造体の該遠位部 は内部にガスを含み、該ガスの圧力は該第1の経路の該切り離し部における外気 圧よりも高く、これにより、該上部段および該下部段に切り離し力を与え、これ により、前記上部ボディ構造体および前記下部ボディ構造体を互いに離れる方向 に動かし、該切り離しスリーブは、該切り離し部において該上部ボディ構造体お よび該下部ボディ構造体を初めに切り離した後、該上部ボディ構造体と該下部ボ ディ構造体との間に延び、該切り離しスリーブは固定長を有し、該上部ボディ構 造体および該下部ボディ構造体が互いに離れる方向に動く際に該上部ボディ構造 体および該下部ボディ構造体間の距離が該切り離しスリーブの該固定長を越える までの間、該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体の間にガスを密閉する 切り離しスリーブと、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って第2の速度で該離着陸場に向かって移動するときに展開可 能であり、着陸時に該離着陸場に係合して該下部ボディ構造体を支持する第2の 着陸システムと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 23.前記切り離しシステムは前記上部ボディ構造体の前記近位部に解放可能に 接続される、請求項22に記載の航空宇宙機。 24.前記切り離しスリーブは実質的に不通気性材料である、請求項22に記載 の航空宇宙機。 25.前記第2の動力装置は、前記切り離し部における前記上部段および前記下 部段の切り離しの後に、前記離着陸場への帰還のために、該下側構造体を該切り 離し部から前記帰還経路に動かすように作動可能である、請求項22に記載の航 空宇宙機。 26.前記下部ボディ構造体の前記遠位部はその中に通気孔を有し、該通気孔は 前記第2の内部領域に接続され、前記上部段および前記下部段が前記切り離し部 に接近する際に前記ガスの一部を排気し、これにより、外気圧に対する該ガスの 圧力が選択された圧力を越えることを防ぐ、請求項22に記載の航空宇宙機。 27.前記上部ボディ構造体および前記下部ボディ構造体が前記第1の経路の前 記切り離し部にあるときに前記ガスは空気であり、該空気は、概ね、前記航空宇 宙機が前記離着陸場にあるときの大気圧の圧力を有し、該航空宇宙機が該離着陸 場から該切り離し部へと移動する際に、該空気は該切り離し部における外気圧よ りも高い圧力まで通気される、請求項22に記載の航空宇宙機。 28.前記ガスの圧力は、前記第1の経路の前記切り離し部における周囲空気圧 よりも高く、該ガスは切り離し力を与えて、これにより、少なくとも毎秒6メー トルの相対速度で前記上部ボディ構造体および前記下部ボディ構造体を互いに離 れる方向に動かす、請求項22に記載の航空宇宙機。 29.前記下部段は、前記下部ボディ構造体の前記第2の遠位部に接続される複 数の保持部材をさらに含み、該保持部材は、前記上部段に解放可能に接続され、 固定位置と開放位置との間で移動可能であり、該上部段および該下部段が前記第 1の経路に沿って前記切り離し部まで移動する間は該固定位置にあり、該保持部 材は該切り離し部において開放位置へと同時に動き、これにより、該上部段およ び該下部段を互いから切り離すことを可能にする、請求項22に記載の航空宇宙 機。 30.前記保持部材は、前記下部ボディ構造体に取り付けられる空気圧式システ ムに接続され、該空気圧式システムが、該保持部材の全てを同時に前記固定位置 から前記開放位置に動かす、請求項29に記載の航空宇宙機。 31.前記空気圧式システムは、加圧ガスを収容する2つのタンクと、各タンク を各保持部材に動作可能に接続するガスラインとを含む、請求項30に記載の航 空宇宙機。 32.地球から軌道への飛行においてペイロードを地球上の離着陸場から地球の 周囲の軌道へと輸送し、該離着陸場に帰還するために使用される再利用可能2段 式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から地球の大気圏外を通って該離着陸場に帰還するように移動可能である無 翼上部段であって、該上部段が該大気圏外を通過する際に該上部段は摩擦熱を発 生し、該上部段が該離着陸場に帰還した後に、第2の地球から軌道への飛行に再 利用可能である上部段であって、 第1の遠位部および第1の近位部を有する上部ボディ構造体と、 該第1の遠位部に接続されるペイロード支持構造体と、 該第1の遠位部に接続される単一のペイロードフェアリングであって、該ペイ ロード支持構造体を被覆して該第1の遠位部と該ペイロードフェアリングとの間 に該ペイロードを包囲するように位置決めされ、該上部段が該第1および第2の 経路に沿って移動する際の該上部段の頭部を規定し、該上部段が該大気圏外を通 過する際に発生する該摩擦熱を放散する熱シールドとなるペイロードフェアリン グと、 該上部ボディ構造体に接続され、該第1の経路の該切り離し部から該軌道まで 該上部段を推進するように作動可能である第1の動力装置と、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該上部段 が該第2の経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、 着陸時に該離着陸場に係合して該上部ボディ構造体を支持する第1の着陸部材を 有する第1の着陸システムと、 を有する上部段と、 該無翼上部段に解放可能に接続される無翼下部段であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動可能であり、該切り離 し部において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路に沿って該離着陸場に 移動可能であり、該下部段が該離着陸場に帰還した後に、該上部段と再接続して 該第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である下部段であって、 該上部ボディ構造体と同軸整合し、第2の近位部および第2の遠位部を有する 下部ボディ構造体であって、該第2の遠位部は該上部ボディ構造体の該第1の近 位部に接続される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部機体段および該下部機体段を推進す るように作動可能である、第2の動力装置と、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、着 陸時に該離着陸場に係合して該下ボディ構造体を支持する第2の着陸部材を有す る第2の着陸システムと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 33.前記ペイロードフェアリングは、該ペイロードフェアリングの第1の部分 において前記上部ボディ構造体に回動可能に取り付けられ、該ペイロードフェア リングの第2の部分において該上部ボディ構造体に解放可能に固定される一部材 の構造体であり、前記ペイロード支持構造体を露出する開放位置と該ペイロード 支持構造体を被覆する閉鎖位置との間で移動可能である、請求項32に記載の航 空宇宙機。 34.前記ペイロードフェアリングは鈍頭構造体であり、該ペイロードフェアリ ングが前記閉鎖位置にあるときに前記上部ボディ構造体の前記第1の近位部に接 続する側壁を有し、前記上部段が前記第1および第2の経路に沿って移動する際 の該上部段の頭部を規定する、該側壁間に延びた端壁を有する、請求項32に記 載の航空宇宙機。 35.地球上の離着陸場から地球の周囲の軌道までの第1の地球から軌道への飛 行において移動し、該離着陸場に帰還する再利用可能2段式航空宇宙機であって 、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から該離着陸場まで移動可能な無翼上部段であって、該上部段が該離着陸場 に帰還した後に、第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である上部段 であって、 第1の近位部、第1の遠位部、および該第1の近位部と該第1の遠位部との間 の第1の内部領域を有する上部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体に接続される第1の動力装置と、 該第1の内部領域に配置され、該第1の動力装置に接続される第1の燃料タン クアセンブリと、 該上部ボディ構造体に接続される第1のパラシュートアセンブリであって、該 上部段が該第2の経路に沿って該離着陸場へと移動する際に該離着陸場に対する 該上部段の速度を低減するように展開可能である第1のパラシュートアセンブリ と、 前記上部ボディ構造体に搭載される複数の膨張可能な第1のエアバッグアセン ブリであって、各第1のエアバッグアセンブリは、第1のエアバッグと、該上部 段が該第2の経路に沿って移動する際に該上部段が該離着陸場に着陸する前に該 第1のエアバッグを膨張する第1の膨張装置とを有し、着陸時に該上部ボディ構 造体を衝撃から守り、かつ支持する、複数の膨張可能な第1のエアバッグアセン ブリと、 を有する上部段と、 該上部段に解放可能に接続される無翼下部段であって、該下部段は該上部段と 共に該第1の経路に沿って該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動 可能であり、該切り離し部において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路 に沿って該切り離し部から該離着陸場まで移動可能であり、帰還した該下側段を 該上部段と再接続して該第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である 下部段であって、 第2の近位部、第2の遠位部、および該第2の近位部と該第2の遠位部との間 の第2の内部領域を有する下部ボディ構造体であって、該第2の遠位部は該上部 ボディ構造体の該第1の近位部に接続される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部機体段および該下部機体段を推進す るように作動可能であり、該上部段および該下部段の切り離しの後に、該離着陸 場への帰還のために、該下部段を該切り離し部から該帰還経路に動かすように作 動可能である、第2の動力装置と、 該第2の内部領域に配置され、該第2の動力装置に接続される第2の燃料タン クアセンブリと、 該下部ボディ構造体に接続される第2のパラシュートアセンブリであって、該 下部段が該帰還経路に沿って該離着陸場へと移動する際に該離着陸場に対する該 下部段の第2の速度を低減するように展開可能である第2のパラシュートアセン ブリと、 前記下部ボディ構造体に搭載される複数の膨張可能な第2のエアバッグアセン ブリであって、各第2のエアバッグアセンブリは、第2のエアバッグと、該下部 段が該帰還経路に沿って移動する際に着陸前に該エアバッグを膨張する第2の膨 張装置とを有し、該膨張した第2のエアバッグは該離着陸場に係合して着陸時に 該第2のボディ構造体を衝撃から守り、かつ支持する、複数の膨張可能な第2の エアバッグアセンブリと、 を備えた、再利用可能2段式航空宇宙機。 36.前記第1の膨張装置はそれぞれ加圧ガス供給源を含み、各第1のエアバッ グは、有孔外部バッグおよび該有孔外部バッグ内に収容された密閉内部バッグを 有し、該有孔外部バッグおよび該密閉内部バッグは該加圧ガス供給源からのガス によって膨張し、該有孔外部バッグは通気孔を有し、該通気孔は前記上部段の着 陸時に該通気孔を通して該ガスの一部を排気し、これにより、着陸時に該第1の エアバッグのそれぞれを収縮して、該密閉内部バッグは該離着陸場の上で該上部 ボディ構造体を支持する、請求項35に記載の航空宇宙機。 37.前記第2の膨張装置はそれぞれ加圧ガス供給源を含み、各第2のエアバッ グは、有孔外部バッグおよび該有孔外部バッグ内に収容された密閉内部バッグを 有し、該有孔外部バッグおよび該密閉内部バッグは該加圧ガス供給源からのガス によって膨張し、該有孔外部バッグは通気孔を有し、該通気孔は前記下部段の着 陸時に該通気孔を通して該ガスの一部を排気し、これにより、着陸時に該第2の エアバッグのそれぞれを収縮して、該密閉内部バッグは該離着陸場の上で該下部 ボディ構造体を支持する、請求項35に記載の航空宇宙機。 38.地球上の離着陸場から地球の周囲の軌道までの地球から軌道への飛行を行 い、該離着陸場に帰還する再利用可能2段式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から該離着陸場まで移動可能である上部段であって、該上部段が該離着陸場 に帰還した後、第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である上部段で あって、 第1の近位部、第1の遠位部、該第1の近位部と該第1の遠位部との間に延び る内部領域、および該第1の内部領域を通って延びる第1の長手方向の軸を有す る上部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体に接続される第1の動力装置と、 該内部領域に配置され、該第1の動力装置に接続される第1の燃料タンクアセ ンブリと、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該上部段 が該第2の経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、 着陸時に該離着陸場に係合して該上部ボディ構造体を支持する第1の着陸部材を 有する第1の着陸システムと、 を有する上部段と、 該無翼上部段に解放可能に連結される下部段であって、重心を有し、該第1の 経路に沿って該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動可能であり、 該切り離し部において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路に沿って該切 り離し部から該離着陸場まで移動可能であり、該上部段と再連結可能であり、該 第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である下部段であって、 第2の近位部、第2の遠位部、および該第2の近位部および該第2の遠位部を 通って延びる第2の長手方向の軸を有する下部ボディ構造体であって、該第2の 長手方向の軸は該第1の長手方向の軸と同軸整合し、該第2の遠位部は該上部ボ ディ構造体の該第1の近位部に接続される、下部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体を解放可能に相互接続する切り 離しシステムであって、該第1の経路の該切り離し部で該下部ボディ構造体から 該上部ボディ構造体を切り離すように作動可能な切り離しシステムと、 該重心から離れた取り付け部で該下部ボディ構造体に接続される機体再配向パ ラシュートであって、収納位置から展開位置に展開可能であり、該展開位置にあ るときには、該取り付け部で該下部ボディ構造体に牽引力を与えて、該第2の長 手方向の軸が回転して該第1の長手方向の軸と同軸非整合となるように切り離し 後の該上部ボディ構造体に対して該下部ボディ構造体を回転させて、これにより 、該下部ボディ構造体を該帰還経路に整合するように位置決めする機体再配向パ ラシュートと、 該下部ボディ構造体に連結される第2の動力装置であって、該上部段および該 下部段を該第1の経路に沿って該離着陸場から該切り離し部に推進するように作 動可能であり、該上部段および該下部段の切り離し後に、該離着陸場への帰還の ために、該下部段を該切り離し部から該帰還経路に動かすように作動可能な第2 の動力装置と、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、着 陸時に該離着陸場に係合して該下部ボディ構造体を支持する第2の着陸部材を有 する第2の着陸システムと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 39.地球上の離着陸場から地球の周囲の軌道までの地球から軌道への飛行、お よび該離着陸場への帰還に使用される再利用可能2段式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から該離着陸場まで移動可能な無翼上部段であって、該上部段が該離着陸場 に帰還した後に、第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である上部段 であって、 第1の近位部、第1の遠位部、および該第1の近位部と該第1の遠位部との間 に延びる第1の内部領域を有する上部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体に接続される第1の動力装置であって、該軌道までの該第 1の経路の選択された部分に沿って該上部ボディ構造体を推進するように作動可 能であり、該上部段を該軌道から外して該第2の経路に動かすように作動可能で ある、第1の動力装置と、 該第1の内部領域に配置され、該第1の動力装置に接続される第1の燃料タン クアセンブリと、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該上部段 が該第2の経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、 着陸時に該離着陸場に係合して該上部ボディ構造体を支持する第1の着陸部材を 有する第1の着陸システムと、 該上部ボディ構造体に搭載され、該上部ボディ構造体、該第1の動力装置およ び該第1の着陸システムに搭載される複数の第1のセンサを有する第1の飛行制 御コンピュータアセンブリと、 を有する上部段と、 該無翼上部段に解放可能に接続される無翼下部段であって、該下部段は該上部 段と共に該第1の経路に沿って該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで 移動可能であり、該切り離し部において該上部段から切り離し可能であり、帰還 経路に沿って該切り離し部から該離着陸場まで移動可能であり、該下部段が該離 着陸場に帰還した後に、該上部段と再接続して該第2の地球から軌道への飛行の ために再利用可能である下部段であって、 該上部ボディ構造体と同軸整合し、第2の近位部、第2の遠位部、および該第 2の近位部と該第2の遠位部との間に延びる第2の内部領域を有する下部ボディ 構造体であって、該第2の遠位部は該上部ボディ構造体の該第1の近位部に接続 される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部段および該下部段を推進するように 作動可能である第2の動力装置と、 該第2の内部領域に配置され、該第2の動力装置に連結される第2の燃料タン クアセンブリと、 該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体を解放可能に相互接続する切り 離しシステムであって、該第1の経路の該切り離し部で該下部ボディ構造体から 該上部ボディ構造体を切り離すように作動可能な切り離しシステムと、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、着 陸時に該離着陸場に係合して該下部ボディ構造体を支持する第2の着陸部材を有 する第2の着陸システムと、 該下部ボディ構造体に搭載され、該下部ボディ構造体、該第2の動力装置、該 第2の切り離しシステムおよび該第2の着陸システムに搭載される複数の第2の センサを有する第2の飛行制御コンピュータアセンブリと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 40.地球上の離着陸場から地球の周囲の軌道までの第1の地球から軌道への飛 行を行い、該離着陸場に帰還する再利用可能2段式航空宇宙機であって、 第1の経路に沿って該離着陸場から該軌道まで、そして第2の経路に沿って該 軌道から該離着陸場まで移動可能な無翼上部段であって、該上部段が該離着陸場 に帰還した後に、第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である上部段 であって、 第1の近位部、第1の遠位端部、および該第1の近位部と該第1の遠位部との 間の第1の内部領域を有する上部ボディ構造体と、 該上部ボディ構造体に接続されるペイロード支持構造体と、 該第1のボディ構造体に接続される第1の動力装置であって、該軌道までの該 第1の経路の選択された部分に沿って該上部段を推進するように作動可能である 、第1の動力装置と、 該第1の動力装置に接続される第1のマイクロプロセッサアセンブリおよび該 第1の動力装置に取り付けられる複数の第1のセンサであって、該第1のセンサ は、該第1のセンサと該第1のマイクロプロセッサとの間で第1のデータを送信 するように該第1のマイクロプロセッサに動作可能に接続される、第1のマイク ロプロセッサアセンブリおよび複数の第1のセンサと、 該第1の内部領域に配置され、該第1の動力装置に接続される第1の燃料タン クアセンブリと、 該第1の燃料タンクアセンブリに接続される第2のマイクロプロセッサおよび 複数の第2のセンサであって、該第2のセンサは、該第2のセンサと該第2のマ イクロプロセッサとの間で第2のデータを送信するように該第2のマイクロプロ セッサに動作可能に接続される、第2のマイクロプロセッサおよび複数の第2の センサと、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の着陸システムであって、該上部段 が該第2の経路に沿って第1の速度で該離着陸場に向かって移動するときに展開 可能であり、着陸時に該離着陸場に係合して該上部ボディ構造体を地球から離し て支持する第1の着陸部材を有する第1の着陸システムと、 該第1の着陸システムに接続される第3のマイクロプロセッサおよび該第1の 着陸システムに接続される複数の第3のセンサであって、該第3のセンサは、該 第3のマイクロプロセッサに第3のデータを送信するように該第3のマイクロプ ロセッサに動作可能に接続される、第3のマイクロプロセッサおよび複数の第3 のセンサと、 該上部ボディ構造体に取り付けられる第1の飛行制御コンピュータアセンブリ であって、第4のマイクロプロセッサ、第1のデータ格納装置、第1の慣性測定 装置、第1の位置決定システム受信器および第1の電源を有する第1の飛行制御 コンピュータアセンブリと、 該第1の飛行制御コンピュータに接続され、該第1、第2および第3のマイク ロプロセッサのそれぞれに接続される第1のデータバスであって、該第1の飛行 制御コンピュータアセンブリと、該第1、第2および第3のマイクロプロセッサ のそれぞれとの間で該第1、第2および第3のデータを送信する第1のデータバ スと、 を有する上部段と、 該上部段に解放可能に接続される無翼下部段であって、該第1の経路に沿って 該離着陸場から該第1の経路上の切り離し部まで移動可能であり、該切り離し部 において該上部段から切り離し可能であり、帰還経路に沿って該切り離し部から 該離着陸場に移動可能であり、該下部段が該離着陸場に帰還した後に、該上部段 と再接続して該第2の地球から軌道への飛行のために再利用可能である下部段で あって、 該上部ボディ構造体と同軸整合し、第2の近位部および第2の遠位部を有する 下部ボディ構造体であって、該第2の遠位部は該上部ボディ構造体の該第1の近 位部に接続される、下部ボディ構造体と、 該下部ボディ構造体に接続される第2の動力装置であって、該第1の経路に沿 って該離着陸場から該切り離し部まで該上部段および該下部段を推進するように 作動可能であり、該上部段および該下部段の切り離し後に、該離着陸場への帰還 のために、該下部段を該切り離し部から該帰還経路に動かすように作動可能であ る、第2の動力装置と、 該下部ボディ構造体に接続され、該第2の動力装置に接続される第2の燃料タ ンクアセンブリと、 該下部ボディ構造体に取り付けられる第2の着陸システムであって、該下部段 が該帰還経路に沿って該離着陸場に向かって移動するときに展開可能であり、該 離着陸場に係合して該下部ボディ構造体を支持する第2の着陸部材を有する第2 の着陸システムと、 を有する下部段と、 を備えた、航空宇宙機。 41.前記第1の動力装置および前記第1のマイクロプロセッサが前記上部ボデ ィ構造体から1つのユニットとして取り外し可能であり、前記第1の着陸システ ムおよび前記第3のマイクロプロセッサが前記上部ボディ構造体から1つのユニ ットとして取り外し可能である、請求項40に記載の航空宇宙機。 42.前記第2の動力装置に接続される第5のマイクロプロセッサおよび該第2 の動力装置上に搭載される複数の第4のセンサであって、該第4のセンサは該第 5のマイクロプロセッサに第4のデータを送信するように該第5のマイクロプロ セッサに動作可能に接続される、第5のマイクロプロセッサおよび複数の第4の センサと、 前記第2の燃料タンクに接続される第6のマイクロプロセッサおよび該第2の 燃料タンクアセンブリに搭載される複数の第5のセンサであって、該第5のセン サは該第6のマイクロプロセッサに第5のデータを送信するように該第6のマイ クロプロセッサに動作可能に接続される、第6のマイクロプロセッサおよび複数 の第5のセンサと、 前記第2の着陸システムに接続される第7のマイクロプロセッサおよび該第2 の着陸システムに搭載される複数の第6のセンサであって、該第6のセンサは該 第7のマイクロプロセッサに第6のデータを送信するように該第7のマイクロプ ロセッサに動作可能に接続される、第7のマイクロプロセッサおよび複数の第6 のセンサと、 前記下部ボディ構造体に取り付けられる第2の飛行制御コンピュータアセンブ リであって、第8のマイクロプロセッサ、第2のデータ格納装置、第2の慣性測 定装置、第2の位置決定システム受信器および第2の専用電源を有する第2の飛 行制御コンピュータアセンブリと、 該第2の飛行制御コンピュータアセンブリに接続され、該第5、第6、第7お よび第8のマイクロプロセッサのそれぞれに接続される第2のデータバスであっ て、該第2の飛行制御コンピュータアセンブリと、該第5、第6、第7および第 8のマイクロプロセッサのそれぞれとの間で該第4、第5、第6および第7のデ ータを送信する第2のデータバスと、 を前記下部段がさらに含む、請求項40に記載の航空宇宙機。 43.再利用可能2段式航空宇宙機を用いて地球上の離着陸場から地球の周囲の 軌道までペイロードを輸送し、該離着陸場に該航空宇宙機を帰還させる方法であ って、 該ペイロードを該航空宇宙機に解放可能に取り付けるステップであって、該航 空宇宙機は別体として接続される上部段および下部段を有し、該上部段は、第1 の近位部および第1の遠位部を有する上部ボディ構造体と、該第1の遠位部に搭 載されるペイロード支持構造体と、該第1の遠位部に搭載されるペイロードフェ アリングと、該第1のボディ構造体に接続される第1の動力装置とを含み、該下 部段は、第2の近位部および第2の遠位部を有する下部ボディ構造体と、該第2 のボディ構造体に接続される第2の動力装置とを含み、該ペイロードフェアリン グは、該ペイロード支持構造体を露出する開口位置と該ペイロード支持構造体を 被覆する閉鎖位置との間で移動可能である、ステップと、 該航空宇宙機を離陸場に位置決めするステップと、 該第2の動力装置を作動させて該上部段および該下部段を第1の経路に沿って 地球から該第1の経路の切り離し部まで、該離着陸場から上方向に推進するステ ップであって、該航空宇宙機が該第1の経路に沿って移動する際には該ペイロー ドフェアリングが該閉鎖位置にあって該航空宇宙機の頭部を規定する、ステップ と、 該第1の経路の該切り離し部において該上部段から該下部段を切り離して、該 上部段および該下部段を互いから離れる方向に動かすステップと、 該両段の切り離しの後に該上部段の該第1の動力装置を作動させて、該上部段 を該切り離し部から該第1の経路に沿って該軌道まで推進するステップと、 該第2段を該帰還経路に沿って移動して該第2段を該離着陸場に着陸させるス テップと、 該下部段が該離着陸場に接近する際に該第2の着陸システムを作動させ、これ により、該第1の着陸部材を該着陸場に係合させた状態で該下部段を該着陸場に 着陸させるステップであって、該下部段が第2の地球から軌道への飛行のために 再利用可能である、ステップと、 該上部段を該軌道に沿って移動し、該ペイロードフェアリングを該閉鎖位置か ら該開放位置へと動かして該ペイロードを露出するステップと、 該ペイロードフェアリングが開放位置にあるときに該ペイロード支持構造体か ら選択された地球軌道に該ペイロードを展開し、該ペイロードの展開後に該ペイ ロードフェアリングを該閉鎖位置に動かすステップと、 該上部段を、該軌道から、該地球軌道から地球に向かう第2の経路に動かし、 地球の大気圏外を通り、該着陸場まで動かすステップであって、該上部段が該大 気圏外を通過する際に該上部段は該ペイロードフェアリングにおいて摩擦熱を発 生する、ステップと、 該上部段を該離着陸場に着陸させるステップであって、該上部段は、該着陸場 に帰還した後に、該下部段に再接続して該第2の地球から軌道への飛行のために 再利用可能である、ステップと、 を包含する、方法。 44.前記上部段および前記下部段が前記第1の経路の前記切り離し部に接近す る際に前記第2の動力装置を停止させるステップと、 該上部段および該下部段を切り離した後で該下部段を該第1の経路に対して回 転させるステップと、 切り離しの後に、該第2の動力装置を再作動させて、該第1の経路から離れた 帰還経路に沿って該離着陸場まで該下部段を推進するステップと、 をさらに包含する、請求項43に記載の方法。 45.前記下部段を回転させるステップは、前記下部ボディ構造体に取り付けら れた機体再配向パラシュートアセンブリを展開し、該パラシュートアセンブリに よって該下部ボディ構造体に回転力を与えて該下部段を回転させるステップを包 含する、請求項44に記載の方法。 46.前記ペイロードを前記航空宇宙機に解放可能に取り付けるステップは、該 ペイロードを設置場で取り付けるステップを包含し、前記方法は、該ペイロード を取り付けた後で概ね水平位置にある前記航空宇宙機を該設置場から前記離陸場 まで運搬し、そして、該航空宇宙機を立てて垂直離陸位置にするステップをさら に包含する、請求項43に記載の方法。 47.前記上部ボディ構造体の前記第1の近位部および前記下部ボディ構造体の 前記第2の遠位部は、前記航空宇宙機が前記離陸場にあるときに大気圧の切り離 し空気をある量だけ収容しており、前記方法は、該航空宇宙機が前記第1の経路 から前記切り離し部まで移動する際に該切り離し空気の少なくとも一部を保持し 、これにより、該保持空気の圧力が該切り離し部における外気圧よりも大きくな るようにするステップをさらに包含し、前記上部段を該下部段から切り離すステ ップは、大気圧に対する該保持空気の圧力によって該上部段および該下部段を互 いから離れる方向に押す切り離し力を与えて、該上部段および該下部段を互いか ら解放するステップを包含する、請求項43に記載の方法。 48.前記切り離し空気の少なくとも一部を保持するステップは、前記上部ボデ ィ構造体と前記下部ボディ構造体との間に空気を通さない切り離しスリーブを配 置するステップを包含し、該切り離しスリーブは固定長を有し、該上部ボディ構 造体および該下部ボディ構造体の間の距離が該切り離しスリーブの該固定長を越 えて、該切り離しスリーブが該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体の一 方から外れるまでの間、該上部ボディ構造体および該下部ボディ構造体の間に該 切り離し空気を収容する、請求項47に記載の方法。 49.前記第2の着陸システムを始動させるステップは、前記下部段が前記着陸 場に接近した時に前記下部ボディ構造体に取り付けられた複数のエアバッグを展 開し、そして、該エアバッグが該着陸場に係合して該下部ボディ構造体を緩衝し 、該下部ボディ構造体を該着陸場から離して支持している状態で該下部段を着陸 させるステップを包含する、請求項43に記載の方法。 50.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て505kmから545kmの範囲内の高度において、50度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 51.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て490kmから520kmの範囲内の高度において、50度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 52.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て830kmから870kmの範囲内の高度において、50度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 53.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て190kmから870kmの範囲内の高度において、50度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 54.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て305kmから1140kmの範囲内の高度において、52度傾斜軌道へと動 かすステップを包含する、請求項43に記載の方法。 55.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て190kmから870kmの範囲内の高度において、52度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 56.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て505kmから1020kmの範囲内の高度において、86度傾斜軌道へと動 かすステップを包含する、請求項43に記載の方法。 57.前記上部段を前記軌道に推進するステップは、該上部機体を、地球に対し て250kmから910kmの範囲内の高度において、86度傾斜軌道へと動か すステップを包含する、請求項43に記載の方法。 58.解放可能に接続可能な第1段および第2段を有する再利用可能2段式無翼 航空宇宙機の組み立ておよび打ち上げに使用される、ポータブル航空宇宙運搬打 上用車両であって、 第1および第2の端部を有する車両フレームと、 該フレームに接続され、該第1の端部と該第2の端部との間に延びる細長い段 支持ビームであって、水平位置と垂直位置との間で該フレームに対して回動可能 である段支持ビームと、 該段支持ビームの第1の端部に接続される第1の1対の安定化部材であって、 該航空宇宙機の該第1段を該段支持ビーム上に取り外し可能に保持するように大 きさが決められており、該第1段を該段支持ビーム上に固定的に保持する固定位 置と、該第1段を該段支持ビームに対して上げ下ろしするための解放位置との間 で該段支持ビームに対して移動可能である、第1の1対の安定化部材と、 該段支持の第2の端部に移動可能に接続される並進可能な台車であって、該台 車は、該第1段の近傍で該段支持上に該航空宇宙機の該第2段を取り外し可能に 保持するように大きさが決められている1対の第2の安定化部材を有し、分離位 置と連結位置との間で該第1の1対の安定化部材に対して該段支持ビームに沿っ て並進可能であり、該分離位置においては、該第1および第2の安定化部材対は 互いから第1の距離だけ離れており、これにより、該段支持ビームが該水平位置 にあるときに該第1段および該第2段を互いから分離した状態で支持し、該連結 位置においては、該第1および第2の安定化アーム対は互いから比較的短い距離 だけ離れ、これにより、該第1段に同軸整合且つ係合した状態で該第2段を支持 するように該台車が位置決めされ、該台車は、該段支持ビームが該水平位置と該 垂直位置との間で回動される際には該連結位置に維持される、並進可能な台車と 、を備えた、運搬打上用車両。 59.前記フレームに接続される推進システムであって、該フレーム、前記段支 持ビーム、前記並進可能な台車および前記第1および第2の安定化部材を1つの ユニットとして移動して、前記第1段および前記第2段を選択された位置まで運 搬する推進システムをさらに備えた、請求項58に記載の運搬打上用車両。 60.前記並進可能な台車ならびに前記第1および第2の安定化部材に動作可能 に接続される空気圧式システムをさらに備えた、請求項57に記載の運搬打上用 車両。
JP9537397A 1996-04-17 1997-04-17 地球から軌道への再利用可能2段式航空宇宙機および輸送システム Ceased JP2000508601A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/632,786 US5927653A (en) 1996-04-17 1996-04-17 Two-stage reusable earth-to-orbit aerospace vehicle and transport system
US08/632,786 1996-04-17
PCT/US1997/006501 WO1997038903A2 (en) 1996-04-17 1997-04-17 Two-stage reusable earth-to-orbit aerospace vehicle and transport system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000508601A true JP2000508601A (ja) 2000-07-11
JP2000508601A5 JP2000508601A5 (ja) 2004-12-09

Family

ID=24536935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9537397A Ceased JP2000508601A (ja) 1996-04-17 1997-04-17 地球から軌道への再利用可能2段式航空宇宙機および輸送システム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5927653A (ja)
JP (1) JP2000508601A (ja)
AU (1) AU2991297A (ja)
WO (1) WO1997038903A2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003020000A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Inst Of Space & Astronautical Science 衛星の打ち上げ方法
JP2012518575A (ja) * 2009-02-24 2012-08-16 ブルー オリジン エルエルシー 固定状態の表面材及び展開可能な減速表面材及び/又は異形燃料タンクを備えた打ち上げビークル並びに関連のシステム及び方法
JP2012530020A (ja) * 2009-06-15 2012-11-29 ブルー オリジン エルエルシー 宇宙打ち上げ機の海上着陸及び関連のシステム及び方法
US8878111B2 (en) 2009-02-24 2014-11-04 Blue Origin, Llc Bidirectional control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US9757564B2 (en) 2011-05-12 2017-09-12 Cyberonics, Inc. Devices and methods for sleep apnea treatment
US10231645B2 (en) 2011-01-28 2019-03-19 Livanova Usa, Inc. Screening devices and methods for obstructive sleep apnea therapy
US10632308B2 (en) 2006-10-13 2020-04-28 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US10632306B2 (en) 2008-12-31 2020-04-28 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US10822122B2 (en) 2016-12-28 2020-11-03 Blue Origin, Llc Vertical landing systems for space vehicles and associated methods
US11529514B2 (en) 2011-01-28 2022-12-20 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods

Families Citing this family (63)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000078610A2 (en) * 1999-05-24 2000-12-28 Lockheed Martin Corporation Fly back booster
US6513760B1 (en) 1999-12-14 2003-02-04 Kistler Aerospace Corporation Logistics module system and method
US6380526B1 (en) * 2000-08-23 2002-04-30 Honeywell International Inc. Employing booster trajectory in a payload inertial measurement unit
US7004185B2 (en) 2001-08-17 2006-02-28 Kistler Aerospace Corporation Liquid loading techniques
US6557803B2 (en) * 2001-08-31 2003-05-06 The Boeing Company Crewed on-orbit, returnable, and reusable space vehicle
US6568639B2 (en) 2001-08-31 2003-05-27 The Boeing Company Autonomous orbit transfer vehicle
US6817580B2 (en) * 2002-03-18 2004-11-16 Norman Louis Smith System and method for return and landing of launch vehicle booster stage
US7611333B1 (en) * 2002-05-07 2009-11-03 Harrington Steven M Multiple chamber pump and method
US7354020B2 (en) * 2002-11-06 2008-04-08 Kistler Aerospace Corporation System for use of external secondary payloads
US7036773B2 (en) * 2003-08-28 2006-05-02 Ecliptic Enterprises Corporation Compact external launcher for small space payloads
US20070012820A1 (en) * 2004-08-11 2007-01-18 David Buehler Reusable upper stage
US7503511B2 (en) * 2004-09-08 2009-03-17 Space Exploration Technologies Pintle injector tip with active cooling
US7484692B1 (en) * 2004-11-12 2009-02-03 Hmx, Inc. Integrated abort rocket and orbital propulsion system
US7252269B1 (en) 2004-12-20 2007-08-07 Maple Bridge, Llc Asymmetrical low-profile bulkhead
US7198233B1 (en) * 2005-09-19 2007-04-03 Kistler Aerospace Corporation Reusable orbital vehicle with interchangeable cargo modules
US7925439B2 (en) * 2006-10-19 2011-04-12 Topcon Positioning Systems, Inc. Gimbaled satellite positioning system antenna
US7780119B2 (en) * 2006-12-11 2010-08-24 Michael David Johnson Modular spacecraft
US20090302166A1 (en) * 2008-06-06 2009-12-10 Eugene Walter Meyers Space station, launch vehicle, and method of assembly
WO2010141111A2 (en) * 2009-02-13 2010-12-09 Blue Origin, Llc Multiple-use rocket engines and associated systems and methods
US8511618B2 (en) * 2009-03-05 2013-08-20 Raytheon Company Pressure-based separation apparatuses
WO2010148025A1 (en) 2009-06-15 2010-12-23 Blue Origin, Llc Compensating for wind prior to engaging airborne propulsion devices
WO2010148023A1 (en) * 2009-06-15 2010-12-23 Blue Origin, Llc Predicting and correcting trajectories
US8292232B1 (en) * 2009-08-11 2012-10-23 Andrews Space, Inc. Deployable decelerator based microsatellite recovery
US8878110B2 (en) * 2010-12-14 2014-11-04 Raytheon Company Projectile that includes propulsion system and launch motor on opposing sides of payload and method
US8727283B2 (en) 2011-06-07 2014-05-20 Aerojet Rocketdyne Of De, Inc. Launch abort and orbital maneuver system
US9217389B1 (en) 2011-11-10 2015-12-22 Blue Origin, Llc Rocket turbopump valves and associated systems and methods
FR2989354B1 (fr) * 2012-04-13 2014-05-23 Snecma Etage de lanceur comprenant une structure de support temporaire de troncons de tuyere, permettant l'acces au corps du moteur
US9665453B2 (en) * 2012-09-12 2017-05-30 Honeywell International Inc. Launch vehicle testing system
US9487308B2 (en) * 2013-03-15 2016-11-08 Blue Origin, Llc Launch vehicles with ring-shaped external elements, and associated systems and methods
RU2581894C1 (ru) * 2015-02-10 2016-04-20 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Омский государственный технический университет" Способ спуска отделяющейся части ступени ракеты космического назначения и устройство для его реализации
RU2626797C2 (ru) * 2015-09-01 2017-08-01 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Омский государственный технический университет" Способ минимизации зон отчуждения отделяемых частей ракет-носителей
RU2657795C2 (ru) * 2016-07-01 2018-06-15 Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по космической деятельности "РОСКОСМОС" Способ изготовления космического аппарата
US11333074B2 (en) * 2016-07-29 2022-05-17 Aerojet Rocketdyne, Inc. Liquid propellant rocket engine turbopump drain
US10829245B2 (en) 2016-09-27 2020-11-10 Masten Space Systems, Inc. Apparatus for vehicle launch, recovery, storage and transport
US10214303B1 (en) * 2016-09-27 2019-02-26 Space Systems/Loral, Llc Low cost launch vehicle fairing
CN106628269A (zh) * 2016-12-05 2017-05-10 中国运载火箭技术研究院 一种一子级伞降回收运载火箭
US10384797B2 (en) 2017-03-16 2019-08-20 John A. Burgener In-flight transfer of reactant from a towing or carrying airplane to an attached rocket or rocketplane
US10106273B2 (en) 2017-03-16 2018-10-23 John A. Burgener In-flight transfer of reactant from a towing or carrying airplane to an attached rocket or rocketplane
RU2672683C1 (ru) * 2017-11-27 2018-11-19 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Омский государственный технический университет" Способ минимизации зон отчуждения отделяемых частей ракеты-носителя
CN108715236B (zh) * 2018-03-28 2021-11-16 上海宇航系统工程研究所 模拟实现空间小型卫星可重复使用的地面试验台
CN108423196A (zh) * 2018-04-08 2018-08-21 中国人民解放军战略支援部队航天工程大学 第一级能重复使用的两级入轨航天器的入轨方法
US11066193B1 (en) 2018-04-16 2021-07-20 United Launch Alliance, L.L.C. Inflatable bladder fairing recovery system with repositioning mechanisms and method
US11420775B2 (en) * 2018-10-04 2022-08-23 The Aerospace Corporation Systems and methods for deploying a deorbiting device
US11053030B2 (en) * 2018-10-09 2021-07-06 The Boeing Company Load-decoupling attachment system
US11535403B1 (en) * 2018-11-14 2022-12-27 CubeCab Inc. Customization and automation of launch vehicle
US11092111B1 (en) * 2018-12-10 2021-08-17 United Launch Alliance, L.L.C. Vapor retention device
US11346306B1 (en) * 2019-01-03 2022-05-31 Ball Aerospace & Technologies Corp. Chemical and cold gas propellant systems and methods
US11560243B2 (en) 2019-02-22 2023-01-24 Blue Origin, Llc Spacecraft multifunction connecting mechanisms including interchangeable port opening docking mechanisms, and associated systems and methods
US11565628B2 (en) 2019-03-29 2023-01-31 Blue Origin, Llc Spacecraft with increased cargo capacities, and associated systems and methods
US11498705B1 (en) 2019-05-09 2022-11-15 Ball Aerospace & Technology Corp. On orbit fluid propellant dispensing systems and methods
US11953916B2 (en) * 2020-01-31 2024-04-09 The Boeing Company Transportation pod that deploys from an aircraft or vehicle
US11174966B1 (en) 2020-03-09 2021-11-16 Blue Origin, Llc Fluid damped check valve, and associated systems and mei'hods
US11391243B1 (en) 2020-03-09 2022-07-19 Blue Origin, Llc Seal for gimbaling and/or fixed rocket engine nozzles, and associated systems and methods
CN112146525B (zh) * 2020-09-03 2023-03-24 北京星际荣耀空间科技股份有限公司 一种运载火箭上面级回收方法及回收系统
CN112432564B (zh) * 2020-11-13 2023-02-03 北京宇航系统工程研究所 一种适用于运载火箭落区控制的通用级间段结构
US12012233B2 (en) 2021-05-10 2024-06-18 Ball Aerospace & Technologies Corp. Active on orbit fluid propellant management and refueling systems and methods
US11987395B2 (en) 2021-06-07 2024-05-21 Blue Origin, Llc Thrusting rails for launch vehicles, and associated systems and methods
US11945606B1 (en) 2021-10-19 2024-04-02 Ball Aerospace & Technologies Corp. Electric propulsion based spacecraft propulsion systems and methods utilizing multiple propellants
US20230145106A1 (en) * 2021-11-10 2023-05-11 Arianegroup Gmbh Reusable part of a spacecraft and reusable kit
US20230150700A1 (en) * 2021-11-17 2023-05-18 Outpost Technologies Corporation Space vehicles with paraglider re-entry, and associated systems and methods
US11613386B1 (en) * 2022-03-30 2023-03-28 Jalal Bolouri Vertical landing apparatus and method
CN114852522A (zh) * 2022-04-14 2022-08-05 河北汉光重工有限责任公司 一种空投物资平台脚轮缓冲保护装置
US11987354B2 (en) 2022-05-09 2024-05-21 Raytheon Company Hypersonic air-flow deflector, and attachment method

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1739193A (en) * 1928-01-09 1929-12-10 Willis C Ward Yieldable landing platform for aeroplanes
US1874423A (en) * 1929-06-22 1932-08-30 Belleville Harry Clayton Aircraft landing
US1914573A (en) * 1931-05-28 1933-06-20 Frederic F Kookogey Landing deck for aircraft
US2977080A (en) * 1955-05-04 1961-03-28 Zborowski Helmut Ph G A R Von Aircraft having a detachable cabin
US2841107A (en) * 1955-11-29 1958-07-01 Maurice G Scheider Flexible floating deck
US3000593A (en) * 1957-06-18 1961-09-19 Snecma Carrier aircraft having an annular wing
US3122098A (en) * 1960-11-25 1964-02-25 Glennan Thomas Keith Apparatus and method for control of a solid fueled rocket vehicle
US3168266A (en) * 1961-12-22 1965-02-02 Raven Ind Inc Apparatus for supporting air-borne loads
GB1055625A (en) * 1963-12-06 1967-01-18 Rolls Royce Improved vehicle for launching rocket propelled vehicles
US3221656A (en) * 1964-03-23 1965-12-07 Adrian P Sutten Apparatus for high-velocity recovery
US3260204A (en) * 1964-06-08 1966-07-12 Jr John W Wilkey Velocity package
US3437285A (en) * 1966-08-04 1969-04-08 Dario Manfredi Space vehicle and launching means therefor
US3384016A (en) * 1966-09-06 1968-05-21 Nasa Usa Lateral displacement system for separated rocket stages
US3534686A (en) * 1968-10-04 1970-10-20 Nasa Payload/burned-out motor case separation system
DE1960564A1 (de) * 1969-12-03 1971-06-09 Dornier System Gmbh Einrichtung zur Bergung von an Fallschirmen zur Erdoberflaeche zurueckgleitenden Nutzlasten
US3606212A (en) * 1970-02-02 1971-09-20 Nasa Emergency earth orbital escape device
US3738597A (en) * 1971-01-04 1973-06-12 Textron Inc Aircraft undercarriage
US3702688A (en) * 1971-01-04 1972-11-14 Nasa Space shuttle vehicle and system
US3964698A (en) * 1974-06-05 1976-06-22 Textron, Inc. Air cushion type undercarriage for aircraft
US4265416A (en) * 1978-05-30 1981-05-05 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Orbiter/launch system
DE2935044A1 (de) * 1979-08-30 1981-03-19 Vereinigte Flugtechnische Werke Gmbh, 2800 Bremen Unbemannter, aus einem transportbehaelter zu startender flugkoerper
US4678141A (en) * 1981-03-16 1987-07-07 Grumman Aerospace Corporation Aircraft launcher and retriever
US4709883A (en) * 1985-04-22 1987-12-01 Giuliani Robert L Launch and ascent system
US4744529A (en) * 1986-10-14 1988-05-17 Clarke John G System and method for recovery of disabled aircraft
US4796839A (en) * 1987-01-08 1989-01-10 Davis Hubert P Space launch vehicle
US4884770A (en) * 1987-07-23 1989-12-05 The United States Of America As Represented By The National Aeronautics And Space Administration Earth-to-orbit vehicle providing a reusable orbital stage
US5129602A (en) * 1989-10-05 1992-07-14 Leonard Byron P Multistage launch vehicle employing interstage propellant transfer and redundant staging
US5090642A (en) * 1990-02-20 1992-02-25 Salkeld Robert J Projectile delivery system
US5143327A (en) * 1990-08-31 1992-09-01 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Integrated launch and emergency vehicle system
US5163640A (en) * 1990-12-14 1992-11-17 Hughes Aircraft Company Active spin axis control for spinning space vehicles
US5217188A (en) * 1991-04-08 1993-06-08 Trw Inc. Modular solid-propellant launch vehicle and related launch facility
US5295642A (en) * 1991-11-08 1994-03-22 Spread Spectrum, Inc. High altitude launch platform payload launching apparatus and method
JPH05213282A (ja) * 1992-02-06 1993-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 宇宙往還機を搭載したロケット
AU7357394A (en) * 1992-09-11 1996-01-25 Serban Ghenea Fret retractable neck for stringed musical instruments
US5568901A (en) * 1994-08-01 1996-10-29 William Henry Gates Two stage launch vehicle and launch trajectory method
US5626310A (en) * 1994-11-21 1997-05-06 Kelly Space & Technology, Inc. Space launch vehicles configured as gliders and towed to launch altitude by conventional aircraft

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4632112B2 (ja) * 2001-07-09 2011-02-16 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 衛星の打ち上げ方法
JP2003020000A (ja) * 2001-07-09 2003-01-21 Inst Of Space & Astronautical Science 衛星の打ち上げ方法
US10632308B2 (en) 2006-10-13 2020-04-28 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US11517746B2 (en) 2006-10-13 2022-12-06 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US11400287B2 (en) 2008-12-31 2022-08-02 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US10737094B2 (en) 2008-12-31 2020-08-11 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US10632306B2 (en) 2008-12-31 2020-04-28 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US8878111B2 (en) 2009-02-24 2014-11-04 Blue Origin, Llc Bidirectional control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US8894016B2 (en) 2009-02-24 2014-11-25 Blue Origin, Llc Bidirectional control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US9580191B2 (en) 2009-02-24 2017-02-28 Blue Origin, Llc Control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
JP2012518575A (ja) * 2009-02-24 2012-08-16 ブルー オリジン エルエルシー 固定状態の表面材及び展開可能な減速表面材及び/又は異形燃料タンクを備えた打ち上げビークル並びに関連のシステム及び方法
US8991767B2 (en) 2009-02-24 2015-03-31 Blue Origin, Llc Control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US11649073B2 (en) 2009-02-24 2023-05-16 Blue Origin, Llc Control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US10518911B2 (en) 2009-02-24 2019-12-31 Blue Origin, Llc Control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US8876059B2 (en) 2009-02-24 2014-11-04 Blue Origin, Llc Bidirectional control surfaces for use with high speed vehicles, and associated systems and methods
US8678321B2 (en) 2009-06-15 2014-03-25 Blue Origin, Llc Sea landing of space launch vehicles and associated systems and methods
JP2012530020A (ja) * 2009-06-15 2012-11-29 ブルー オリジン エルエルシー 宇宙打ち上げ機の海上着陸及び関連のシステム及び方法
US11529514B2 (en) 2011-01-28 2022-12-20 Livanova Usa, Inc. Obstructive sleep apnea treatment devices, systems and methods
US10231645B2 (en) 2011-01-28 2019-03-19 Livanova Usa, Inc. Screening devices and methods for obstructive sleep apnea therapy
US11000208B2 (en) 2011-01-28 2021-05-11 Livanova Usa, Inc. Screening devices and methods for obstructive sleep apnea therapy
US9757564B2 (en) 2011-05-12 2017-09-12 Cyberonics, Inc. Devices and methods for sleep apnea treatment
US10052484B2 (en) 2011-10-03 2018-08-21 Cyberonics, Inc. Devices and methods for sleep apnea treatment
US10822122B2 (en) 2016-12-28 2020-11-03 Blue Origin, Llc Vertical landing systems for space vehicles and associated methods

Also Published As

Publication number Publication date
US5927653A (en) 1999-07-27
WO1997038903A3 (en) 1998-03-05
WO1997038903A2 (en) 1997-10-23
AU2991297A (en) 1997-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5927653A (en) Two-stage reusable earth-to-orbit aerospace vehicle and transport system
WO1997038903A9 (en) Two-stage reusable earth-to-orbit aerospace vehicle and transport system
JP4169132B2 (ja) 低地球軌道にペイロードを打ち上げるための装置
JP6458956B2 (ja) ロケット発射システムに用いられるロケット輸送デバイス
JP2647220B2 (ja) ロケット推進で、空中配置され、揚力を助長される、軌道飛行、超軌道飛行および低軌道飛行するためのブースタ飛行体
US6193187B1 (en) Payload carry and launch system
US6450452B1 (en) Fly back booster
US7252270B2 (en) System and method for launching a missile from a flying aircraft
US11565833B2 (en) Recovery of a final stage of a spacecraft launch vehicle
US20240199237A1 (en) Launch system and method
CA2875430C (en) Mechanism for receiving rocket-transporting devices for a rocket launch system
Aleksandrov Design layout of Mars Human Rover
IL157261A (en) System and method for launching a missile from a flying aircraft

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040401

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060815

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20061002

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20070115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220