JP2000508001A - 化学発光により誘導される光重合反応 - Google Patents

化学発光により誘導される光重合反応

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Abstract

(57)【要約】 光重合可能な材料の光重合を、化学発光反応を用いて実行する。この方法により作成された製品についても記載してある。

Description

【発明の詳細な説明】 化学発光により誘導される光重合反応発明の分野 本発明は、光重合反応に関する。特に、本発明は、化学発光反応により放出さ れる電磁放射により開始される光重合反応に関する。発明の背景 化学発光を光源に応用することは業界で知られている。例を挙げると、光学デ ィスプレイ装置(米国特許第5,222,797号)、内視鏡検査の光源として (米国特許第5,179,938号)、緊急用もしくは電気のない場合の点灯装 置として(米国特許第5,043,851号)および釣りのルアー(米国特許第 5,190,366号)に用いられている。 米国特許第3,698,391号(Ulman)は、外部光源なしで、光化学反応 を化学的に開始する方法について記載している。化学発光反応および電気化学発 光反応が、シクロ付加、変位および転位を含め様々な反応を実行すると記載され ている。歩留まりは一桁で記載されており、ポリマーの調製に関する開示はなさ れていない。発明の概要 本発明は、重合反応を実行するための方法に関する。本方法では、光重合可能 な材料を化学発光反応により放出される電磁放射に晒すことによって、光重合可 能な材料を光重合する。発明の詳細な説明 本発明のための化学発光は、化学反応による、約250〜1400ナノメート ルの間の波長の電磁放射の放出である。化学発光は、化学反応による、少なくと も1分子からの光の放出と定義される。化学発光反応がなされると、直接、光放 射の可能な、または光を放出もしくは光開始剤を生成する少なくとも1個の他の 分子にエネルギーを移動することのできる励起状態の分子が形成される。光放出 に好ましい波長域は、紫外域(250〜400nm)、可視域(400〜800 )、近赤外域(700〜1400)である。 化学発光光源は、光開始反応に用いられる従来の電気光源よりも非常に優れて いる。例えば、化学発光源は、安価で、可搬性であり、水中や可燃性材料により 、他の光源だと危険であるような特殊な環境で用いても安全である。さらに、化 学発光光源は、可撓性のある特定の形状または従来の光源を用いるのは難しい環 境で光を提供するような構成で提供することができる。液体、ゲルまたはペース トとして提供されれば、化学発光材料はいかなる形状にも適合する。 本発明の重合反応は、まず光重合可能な組成物を提供することによって実行 され、その組成物を適切な電磁放射源に晒すと、組成物中の化学種が重合反応を 起こして高分子量(分子量約10,000を超える)化合物を形成する。生成す るポリマーは架橋されている、もしくは架橋可能であるのが好ましい。 本発明によれば、電磁放射源は、化学発光反応により提供される。通常の化学 発光系は、過酸化水素とシュウ酸塩の反応のように2種類の反応種の反応からな る。これらの反応性種は、通常、個別の2種類の反応成分として与えられて、使 用時に混合される。反応成分は、任意で、重合可能組成物に直接添加してもよい が、重合可能な 組成物からは物理的に分離された個別の物品または溶液として提供されるのがよ り好ましい。 化学発光を与えるのに用いられる成分は、混合時に化学的に光を形成する業界 に公知の化学薬品を含有していてもよい。好ましい系は、蛍光物質および触媒と 共に、シュウ酸塩成分、過酸化物成分を含む2成分化学薬品である。このような 系として、米国特許第5,281,347号および第3,689,391号に開 示されているようなものが例示される。これらの開示内容はリファレンスとして 組み込まれる。これらの系には、追加の蛍光材料、触媒、溶媒、促進剤および添 加剤系が含まれていてもよい。 化学発光を「調整」して励起状態エネルギー移動反応を経由して、特定の受容 分子へ個別の波長領域の光を与えることができる。供与分子は、化学発光反応か ら形成される励起状態の分子として定義される。この分子は、光を直接放出、も しくは受容分子へエネルギーを移動する。受容分子は、供与分子からエネルギー を受け取って、光を放出もしくは光開始剤を生成する分子である。可視領域にお いて光を放出する受容分子は、例えば、米国特許第3,597,362号および 米国特許第3,749,677号に記載されており、近赤外領域において光を放 出する受容分子は、例えば、米国特許第3,630,941号および米国特許第 3,590,003号に記載されており、これらの開示内容はここにリファレン スとして組み込まれる。化学発光反応による光放出は、固体光源に比べて、光重 合反応の場合に利点がある。化学発光反応による光放出を、受容分子または受容 分子の混合物を用いて制御すると、光重合を開始することのできる光活性分子の 吸収領域と重なる光を与えることができる。レーザー、レーザーダイオードおよ び光放出ダイオードのような固 体光源は、紫外、可視および近赤外エネルギー領域において光を与えるものの、 これらの固体光源を容易に用いたりすることができない、または現在は用いるこ とのできない波長域(250〜1400nm)内である。 他の光源(例えば、タングステン、水銀蒸気、キセノンランプ等)は、紫外、 可視および近赤外領域において広い光放出を与えるが、光重合反応においては、 光吸収光開始剤は狭い波長域の放出光しか利用しないため、不十分である。この ような光源では、フィルターを用いて、無益な波長の光を排除して所望の波長を 選択する。一方、化学発光光源は、単一、複合、広いまたは狭い光放出スペクト ルを有するように選択し、より多くの放出光を光重合プロセスにおいて利用でき るようにすることができる。狭い放出スペクトルは、光開始剤分子の吸収スペク トル領域に匹敵する光の範囲である。通常の光開始分子は、約100nmの吸収 スペクトル領域を有している。化学発光反応において光を放出する適した受容分 子は、約100nmの放出スペクトル領域を有している。化学発光放出スペクト ルは、実質的に光開始剤吸収スペクトルと等しいかまたはそれを含むのが好まし い。このように、化学発光反応により放出される放射の多くが、光開始剤分子に より吸収されるのが好ましい。 化学発光系において少なくとも2種類の異なる分子(2種類の異なるスペクト ル領域において光を放出する)を用いると、所望のスペクトル領域の光を吸収す る少なくとも2種類の異なる光開始剤分子を利用できる可能性がある。この系は 、光重合プロセス中、「段階的に」硬化させるのに役立つ。この性質をもつ組成 物は、異なる光開始剤を介して開始される1種類以上の硬化メカニズムを利用す ることができる。各材料は異なる光の波長で開始され、独特の材料 特性を得るために独立に重合できる材料を与える。例えば、液体として塗布でき 、粘着段階へと光重合され、光の第2の波長でさらに構造架橋状態まで光重合さ れる接着剤がある。 流動状態では、化学発光は多くの光重合用途についての単一光源となる。光重 合に化学発光光源を用いることはあらゆる環境において考えられるが、本発明は 、電気的に生成された光が望ましくなかったり、安全ではないような用途に極め て有用である。例えば、水性環境、口腔、爆発の可能性のある場所や、比較的大 きなランプのために物理的に制限された用途が挙げられる。化学発光材料は、液 体として提供されるので、亀裂や裂け目、密閉された領域または水中のような電 気光源が容易に届かない場所に光源を設置することができる。 光重合用途の中には、米国特許第3,590,003号に記載されているよう な異なる物理形態の化学発光反応を必要とするものがある。例えば、化学発光源 は、米国特許第4,508,642号、第5,043,851号および第5,1 90,366号に記載されているようなスティックまたは管状の形態、米国特許 第3,539,794号に記載されているような嚢、米国特許第5,222,7 97号に記載されているような平行または螺旋織布パターン、米国特許第5,2 26,710号および第4,814,949号に記載されている薄シートまたは 米国特許第3,697,434号に記載されているスプレーとして提供される。 供給系について記載した上述した特許の開示内容はここにリファレンスとして組 み込まれる。 化学発光材料を所望の表面に供給する他の方法は、化学発光反応の1種類また は全種類の成分を含有する拡散器を用いることである。例えば、1種類以上の成 分を、マーカー、ペン、刷毛、スプレーま たはクレヨンにより供給してもよい。マイクロカプセル封入により1種類の成分 を他の成分から分離することができる。マイクロカプセルは、基材にクレヨンに より付けたマーキングで壊れるため、クレヨンは、マイクロ封入成分の供給ビヒ クルとして特に適切なものである。このようなクレヨンは、通常、米国特許第5 ,039,243号(その開示内容はここにリファレンスとして組み込まれる) に記載された通り、そこに拳げられた香気成分を、化学発光反応の成分と置換す ることにより製造される。化学発光反応の成分を供給する拡散装置を用いると、 第2成分が、基材上に任意で予め配置されたり、第2の拡散装置により供給また は当業者に明白な代わりの供給方式で基材上にスプレーされる。 その他の供給系によれば、成分を混合要素と共にデュアルバレルカートリッジ に与えるか、または混合要素により活性化させることのできる分離化学作用を有 するこれに代わる形状のものを与える。 指向性光のためのハードウェア上の反射コーティングのように、1種類以上の 機械装置を用いたり(例えば、米国特許第5,121,302号、ここにリファ レンスとして組み込まれる)、レンズ(微細構造プラスチックまたはガラス)を 用いて化学発光に焦点を合わせることによって化学発光効果を任意に向上させる ことができる。 化学発光材料に特に好ましい供給系は、成分を液体、ゲルまたはペーストの形 態で提供することである。この材料を合わせて混合し(例えば、現場で)、化学 発光反応を開始し、系を光重合可能な材料に近接して配置することによって、光 重合可能な系を重合放射に晒す。本発明のための「近接」とは、間接的な物理的 接触を、または材料への効果的な放射伝達のために十分近い位置で光重合可能な 材料から物理的に離れていることを意味するものと理解される。 歯科用印象材の硬化のために、本出願と同日に出願された弁理士名簿番号5232 6USA2Aの同時係属米国出願「化学発光光源を備えた歯科用印象材」に記載された ように、かかる材料を保持するために設計されたトレーにおいて化学発光反応を 実行することができる。 本発明の一態様において、化学発光材料を、光重合可能材料が化学発光溶液/ ゲル/ペーストに不溶となるように選択し、その化学発光材料を、化学発光材料 と光重合可能材料との間に実質的に混合がおこらないように、直接、光重合可能 な材料に塗布する。 本発明の他の態様において、化学発光反応のための反応物質を現場で合わせて 混合して化学発光反応を開始し、その系を放射線透過バリア層系に近接させて付 けることによって、光重合材料を重合放射に晒す。 本発明のさらに他の態様において、化学発光材料を光重合可能材料に直接分散 または溶解する。光重合可能材料は、光、または十分に混合した化学発光材料に より放出されるエネルギーにより硬化される。生成するポリマーの性質は、反応 溶液の濃度および攪拌度により決まる。このように、ポリマーは重合されて固体 の形態となり、化学発光反応生成物がポリマー中に飛沫同伴される。任意で、化 学発光反応成分に重合可能な官能性を導入して、光の提供に加えて、化学発光反 応成分もまた重合反応に直接関与させてもよい。重合反応は、希釈溶液中で行わ れ、重合された材料の粒子が形成されるとも考えられている。溶液の攪拌および 複数の相の溶液(油と水のような)を用いることによって、球状粒子、中空粒子 および異なる形状寸法の粒子が、例えば、ここにその開示内容がリファレンスと して組み込まれる米国特許第3,516,941号に記載されたようなカプセル 封入技術の原理に従って形成される。 化学発光の供給のための他の形式は、接着テープを用いることである。この実 施形態においては、化学発光反応の1種類以上の成分がマイクロカプセル封入さ れ、そのカプセルがテープの接着剤側に提供される。巻いてあるテープが解かれ 、マイクロカプセルが破壊されるよう、カプセルの凝集力が、接着剤の接着力よ り低くなるように選択すると、カプセルの充填物が放出され、化学発光反応が開 始される。このテープを表面に接着すると、化学発光により光重合可能な材料が 硬化する。 本発明の供給系に用いるマイクロカプセルは、マイクロカプセル封入業界に公 知のプロセスにより作成することができる。例えば、アミノ樹脂重合のようなイ ン・サイチュのプロセスにより調製される。一般に、イン・サイチュ重合反応と 呼ばれる開示されている技術によれば、例えば、アミノ樹脂光重合可能な材料カ プセル壁材が得られる。このプロセスにおいて、疎水性油相が、高剪断攪拌を与 えることにより、アミノ樹脂光重合可能材料前駆物質を含有する水性相に分散さ れている。酸性触媒を添加すると、アミノ樹脂前駆物質の重縮合が始まり、油性 相の分散された液滴の周囲にアミノ樹脂光重合可能物質が堆積し、マイクロカプ セルが生成される。 カプセルの疎水性内相は、その内相がバインダーに対して溶媒として作用する 基準に適合してさえいれば、米国特許第3,516,941号で述べられている イン・サイチュのアミノ樹脂カプセル封入可能な組成物であってもよい。 マイクロカプセルを界面重縮合により作成するとき、カプセル外皮は、例えば 、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスルフォンアミド、ポリ尿素、ポリエステル 、ポリカーボネート等の縮合重合体または付加重合体から構成されていてもよい 。アミンと、酸塩化物または イソシアネートプレポリマーとポリアミンの反応により形成されたポリマーとの 界面重縮合により調製されたポリアミドが好ましい。コアセルベーションプロセ スにより形成されるマイクロカプセルはまた、本発明に用いられるマイクロカプ セルシェルを形成するのにも有用である。コアセルベーションは、米国特許第5 ,800,458号および第2,800,457号に教示されるように、高分子 量ゼラチンポリマーを形成する公知のプロセスである。 重合される材料は、遊離基反応性材料、カチオン性重合材料、電荷移動重合反 応性材料、ヒドロシリル化反応性材料または光環状付加反応性重合材料のような 適した光重合材料であってもよい。通常、これらの材料の多くは、化学発光光源 から放出された光により活性化される個別の化学開始剤を組み込む。 重合可能材料は、異なる硬化メカニズムにより硬化する光重合可能な材料を含 む1種類以上の光重合可能な材料から選ばれる。かかる光重合可能な材料の混合 物は、混成硬化光重合可能材料と呼ばれることがある。光重合可能材料は、光重 合可能材料系の完全硬化のために追加で複数の硬化メカニズムを利用することが できる。例えば、化学発光光源は、混成系のカチオン性硬化可能な成分に用いる ことができるが、熱を用いて遊離基硬化可能成分を硬化する。さらに、複数の波 長の光を異なる特徴を有する複数成分光重合可能な材料系を硬化するのに用いて もよい。 基本的な重合材料の性質は、もちろん、骨格となるポリマーやグラフト官能性 の特性に依存している。このように、あらゆる性質のポリマーを、脆いポリマー や硬質ポリマーから弾性ポリマーまで本発明を用いて調製することができる。従 って、本発明によれば、非常に異なる用途を有する広範な材料の調製が考えられ 、それらは全 て放射源として化学発光反応を用いる光重合プロセスにより調製されるという共 通点を有している。 遊離基重合可能な材料の代表例としては、少なくとも1個のエチレン化不飽和 二重結合を含有し、モノマー、オリゴマーまたはプレポリマーであるような化合 物が挙げられる。 様々な遊離基重合可能なモノマーを、光源として化学発光反応を用いて光重合 することができる。適したモノマーは、少なくとも1個のエチレン化不飽和二重 結合を含有しており、オリゴマーであってもよく、付加重合を行うことが可能で ある。好ましいモノマーとしては、メチルアクリレート、メチルメタクリレート 、エチルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレー ト、ステアリルアクリレート、アリルアクリレート、グリセロールジアクリレー ト、グリセロールトリアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエ チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、 1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,3−プロパンジオールジメタク リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、1,2,4−ブタントリ オールトリメタクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、 ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレ ート、ペンタエリトリトールテトラメタクリレート、ソルビトールヘキサアクリ レート、ビス[1−(2−アクリルオキシ)]−p−エトキシフェニルジメチル メタン、ビス[1−(3−アクリルオキシ−2−ヒドロキシ)]−p−プロポキ シフェニルジメチルメタン、トリスヒドロキシエチル−イソシアヌレートトリメ タクリレートのようなモノ−、ジ−またはポリ−アクリレートおよびメタクリレ ート;分子量200−500のポリエ チレングリコール、米国特許第4,652,274号のようなアクリル化モノマ ーの共重合可能な混合物および米国特許第4,642,126号のようなアクリ ル化オリゴマーのビス−アクリレートおよびビス−メタクリレート;メチレンビ ス−アクリルアミド、メチレンビス−メタクリルアミド、1,6−ヘキサメチレ ンビス−アクリルアミド、ジエチレントリアミントリス−アクリルアミドおよび ベータ−メタクリルアミノエチルメタクリレートのような不飽和アミド;および スチレン、ジアリルフタレート、ジビニルサクシネート、ジビニルアジペートお よびジビニルフタレートのようなビニル化合物が挙げられる。所望であれば、2 種類以上のモノマーの混合物を用いることができる。 他の適した遊離基重合可能な組成物としては、ここにリファレンスとされる米 国化学協会編「ポリマー材料の放射線硬化」(1990年)第13章160−1 75頁に開示されているようなエチレン化不飽和化合物とポリチオール化合物の 組み合わせが挙げられる。さらに、ここにリファレンスとされる米国特許第4, 808,638号に開示されているものが例示される。 さらに遊離基重合可能な材料の部類としては、EPA0 618237 A1 に記載されているような、電荷供与基を有する少なくとも1種類の不飽和化合物 と電子吸引基を有する一化合物との組み合わせから構成される供与/受容電荷錯 体が挙げられる。これに開示された組成物は、従来の遊離基開始剤の有無に関わ らず光重合することができる。 不飽和化合物の重合のための遊離基光開始剤が数多く開示されている。代表例 は、ここにリファレンスとされるCRCプレス社刊「有機光化学ハンドブック」 (1989年)第II巻330−335 頁に記載されている。他の例は、1994年12月28日に出願された米国特許 出願第08/365,494号に開示されている。その開示内容はここにリファ レンスとして組み込まれる。 代表的なカチオン性重合可能な材料としては、エポキシ、エポキシ/ポリオー ルビニルエーテルおよびここにリファレンスとされる国際公開番号95/147 16に開示されるような様々な他の化合物が挙げられる。他のカチオン性重合可 能な組成物は、ポリマーサイエンスジャーナルVol.A、977−999頁および 米国特許第4,264,703号に開示されている。 本発明によるカチオン性重合により重合可能で、硬化可能な組成物に適した有 機材料は以下のタイプのものである。それらは単体で用いることも、少なくとも 2成分としても用いることもできる。 I.カチオン性メカニズムにより重合可能なエチレン化不飽和化合物 これらには、 1.モノオレフィンおよびジオレフィン、例えば、イソブチレン、ブタジエン 、イソプレン、スチレン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、N−ビニル ピロリドン、N−ビニルカルバゾールおよびアクロレイン 2.ビニルエーテル、例えば、メチルビニルエーテル、イソブチルビニルエー テル、トリメチロプロパントリビニルエーテルおよびエチレングリコールジビニ ルエーテル;および環状ビニルエーテル、例えば3,4−ジヒドロ−2−ホルミ ル−2H−ピラン(アクロレインダイマー)および2−ヒドロキシメチル−3, 4−ジヒドロ− 2H−ピランの3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−2−カルボン酸エステル 3.ビニルエステル、例えば、ビニルアセテートおよびビニルステアレート II.カチオン性重合により重合可能なヘテロ環状化合物、例えば、酸化エチレ ン、酸化プロピレン、エピクロロヒドリン、例えばn−ブチルグリシジルエーテ ル、n−オクチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテルおよびクレ ジルグリシジルエーテルのような一価アルコールまたはフェノールのグリシジル エーテル、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、酸化スチレン および酸化シクロヘキセン;3,3−ジメチルオキセタンおよび3,3−ジ(ク ロロメチル)オキセタンのようなオキセタン;テトラヒドロフラン;ジオキソラ ン、トリオキサンおよび1,3,6−トリオキサシクロオクタン;β−プロピオ ラクトン、γ−バレロラクトンおよびε−カプロラクトンのようなラクトン;硫 化エチレンや硫化プロピレンのような硫化エチレン(thiiranes);N−アシル アゼチジン、例えばN−ベンゾイルアゼチジンのようなアゼチジンおよびアゼチ ジンのジイソシアネート付加物、例えば、トルイレン−2,4−ジイソシアネー トおよびトルイレン−2,6−ジイソシアネートおよび4,4’−ジアミノジフ ェニルメタンジイソシアネート;エポキシ樹脂;および直鎖、そして側鎖にグリ シジル基のある分岐鎖ポリマー、例えば、ポリアクリレートおよびポリメタクリ レートグリシジルエステルのホモポリマーおよびコポリマー。 上述の重合可能な化合物の中でも最も重要なのはエポキシ樹脂、特にジエポキ シドおよびポリエポキシドおよび架橋エポキシ樹脂を 調製するのに用いられる種類のエポキシ樹脂プレポリマーである。ジエポキシド およびポリエポキシドは、脂肪族、環状脂肪族または芳香族化合物であってもよ い。かかる化合物としては、脂肪族または環状脂肪族ジオールまたはポリオール のグリシジルエーテルおよびβ−メチルグリシジルエーテル、例えば、エチレン グリコール、プロパン−1,2−ジオール、プロパン−1,3−ジオール、ブタ ン−1,4−ジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリ プロピレングリコール、グリセロール、トリメチロプロパンまたは1,4−ジメ チロールシクロヘキサンまたは2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル) プロパンおよびN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アニリン;そしてジフェ ノールおよびポリフェノールのグリシジルエーテル、例えば、レゾルシノール、 4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニル −2,2−プロパン、ノボラックおよび1,1,2,2−テトラキス(4−ヒド ロキシフェニル)エタンが例示される。さらに、N−グリシジル化合物、例えば 、エチレン尿素、1,3−プロピレン尿素、5−ジメチルヒダントインまたは4 ,4’−メチレン−5,5’−テトラメチルジヒダントインまたはトリグリシジ ルイソシアヌレートのジグリシジル化合物が例示される。 工業的に重要な他のグリシジル化合物は、カルボン酸、特にジカルボンおよび ポリカルボン酸のグリシジルエステルである。これらとしては、コハク酸、アジ ピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフ タルおよびヘキサヒドロフタル酸、イソフタル酸またはトリメリト酸または脂肪 酸ダイマーのグリシジルエステルが挙げられる。 グリシジル化合物以外のポリエポキシドとしては、ビニルシクロ ヘキサンとジシクロペンタジエンのジエポキシド、3−(3’,4’−エポキシ シクロヘキシル)−8,9−エポキシ−2,4−ジオキサスピロ[5,5]ウン デカン、3,4−エポキシシクロヘキサンカルボン酸の3’,4’−エポキシシ クロヘキシルメチルエステル、ブタジエンジエポキシドまたはイソプレンジエポ キシド、エポキシ化リノール酸誘導体またはエポキシ化ポリブタジエンが挙げら れる。 好ましいエポキシ樹脂は、二価フェノールまたは炭素原子2〜4個の二価脂肪 族アルコールのジグリシジルエーテル(予め伸長させておいてもさせておかなく てもよい)である。特に好ましいのは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル )−プロパンおよびビス(4−ヒドロキシフェニル)メタンのジグリシジルエー テル(予め伸長させておいてもさせておかなくてもよい)である。 カチオン系重合用の光開始剤が数多く開示されている。代表例としては、米国 特許第5,375,115号のオニウム塩および錯体金属ハライドイオンと混合 された配位アレーンシクロペンタジエン金属塩が挙げられる。様々なカチオン性 光開始剤が、ここにリファレンスとして挙げられるCRCプレス社刊「有機光化 学ハンドブック」(1989年)第II巻335−337頁に開示されている。可 視光に用いるのに適した追加のカチオン性光開始剤は、1995年10月31日 に出願された米国特許出願第08/550,635号(その開示内容はここにリ ファレンスとして組み込まれる)およびPCT国際公開番号95/14716号 に開示されている。 脂肪族不飽和基を含む化合物と、ケイ素結合水素を含む化合物との反応をはじ めとするヒドロシリル化反応の代表例は、米国特許第5,145,886号に開 示されており、ここにリファレンスとさ れる。 光活性プラチナ触媒を用いる光ヒドロシリル化の誘導方法は、米国特許第5, 145,886号、第4,530,879号、第4,510,094号および第 4,916,169号に開示されており、ここにリファレンスとされる。 上記の重合可能な組成物と開始剤の組み合わせを利用して、当該の新規な組成 物をつくることができる。 化学発光光源を用いて重合可能な材料を重合する本発明の方法によれば、重合 反応がイン・サイチュで行われる、特注のガスケット材料、車体充填材、セラミ ック修理材、歯科用修復、接着および印象材、鋳造材料およびその他医薬・歯科 用途のような用途に特に有益である。本発明の系のさらなる使用例としては、多 目的接着剤、構造接着剤、保護コーティング、シーラント、仕上げ剤、かしめ、 グラウト、特注成形型、ケーブルシース用修理キット、湿潤環境におけるワイヤ シーリング、海洋製品(パテや接着剤のような水面下修理材)等が挙げられる。 本発明の系は、不規則な形状やサイズを必要とする特注の光重合用途に非常に有 益であると考えられる。 以下の実施例により、化学発光光源を利用して液体モノマー組成物を即時に光 重合する能力を示すがこの実施例に限られるものではない。 実施例1 光重合可能な組成物を後述の通りに調製した。成分 重量部 トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA) 3.00 ペンタエリトリトールテトラキス (3−メルカプトプロピオネート)(PETMA) 1.00 (η6−キシリル)(η5−シクロペンタジエニル) 鉄ヘキサフルオロアンチモネート(CpXylFeSb6) 0.04ブチロラクトン 0.10 CpXylFeSb6化合物を10ccのガラス瓶に移し、ブチロラクトンを添加して溶 解した。さらに、TMPTAおよびPETMAを瓶に加えて均一になるまで完全に混合した 。試料をホイルで蓋をして包んで外来光線が当たらないようにした。2個の1. 5ドラムの透明なガラス瓶のそれぞれに約1gmの溶液を移した。これは約1c mの厚さの試料を表わしていた。両ガラス瓶をホイルで覆って光が当たらないよ うにした。市販されているライトスティック(「スナップライト」)Coghlan LT D製12時間ライトスティックを、1.5ドラムのガラス瓶の基部に取り付けら れた円柱状の部分を除いて、ホイルで包んだ。光ポリマーの入った一つのガラス 瓶からホイルを取り除き、ライトスティックを活性化して、ガラス瓶を即時に光 放出リザーバに配置した。光ポリマー試料を時間の関数としてスティックにより 調べた。約30秒後、試料は硬いタックフリーの固体へと重合したが、光から保 護された試料は長い間液体のままであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.重合可能な材料を、化学発光反応により放出されている電磁照射に晒すこ とによって、前記重合可能な材料を重合する工程を含む電磁照射により開始され る光重合反応を実行する方法。 2.前記光重合可能な材料は、遊離基光重合可能な材料を含む請求項1記載の 方法。 3.前記光重合可能な材料は、カチオン性硬化材料を含む請求項1記載の方法 。 4.前記光重合可能な材料は、ヒドロシリル化反応により硬化する材料を含む 請求項1記載の方法。 5.前記光重合可能な材料は、異なる硬化メカニズムにより硬化する少なくと も2種類の材料の混合物から選択される請求項1記載の方法。 6.前記光重合可能な材料は、歯科用印象材である請求項1記載の方法。 7.前記光重合可能な材料は、整形用鋳造材である請求項1記載の方法。 8.前記化学発光反応用の反応物質は、液体、ゲルまたはペーストの形態で提 供される請求項1記載の方法。 9.前記化学発光反応用の反応物質を合わせて混合して化学発光反応を開始し 、前記混合された化学発光材料を前記光重合可能な材料に近接して配置すること によって、前記光重合可能な材料を重合照射に晒し、前記光重合可能な材料を重 合する請求項8記載の方法。 10.前記化学発光材料は、前記光重合可能な材料が化学発光溶液/ゲル/ペ ーストに不溶となるように選択され、前記化学発光材 料は、前記化学発光材料と前記光重合可能な材料との間に実質的に混合がおこら ないように前記光重合可能な材料に直接塗布される請求項9記載の方法。 11.前記化学発光反応用の反応物質を合わせて混合して前記化学発光反応を 開始し、前記混合された化学発光材料を、前記光重合可能な材料に近接した放射 線透過バリア層に塗布することによって、前記光重合可能な材料を重合照射に晒 して、前記光重合可能な材料を重合する請求項8記載の方法。 12.前記化学発光反応用の反応物質を、前記光重合可能な材料に直接分散ま たは溶解することによって、前記光重合可能な材料を重合照射に晒して、前記光 重合可能な材料を重合する請求項1記載の方法。 13.前記化学発光反応の少なくとも1種類の反応物質が光重合可能な官能基 を含有している請求項10記載の方法。 14.前出の請求項のいずれか一つの方法により作成された製品。
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