JP2000507337A - クラッチ - Google Patents

クラッチ

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JP2000507337A JP10531674A JP53167498A JP2000507337A JP 2000507337 A JP2000507337 A JP 2000507337A JP 10531674 A JP10531674 A JP 10531674A JP 53167498 A JP53167498 A JP 53167498A JP 2000507337 A JP2000507337 A JP 2000507337A
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    • F16D13/385Friction clutches with axially-movable clutching members with flat clutching surfaces, e.g. discs double clutches, i.e. comprising two friction disc mounted on one driven shaft
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    • F16D13/75Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters
    • F16D13/757Features relating to adjustment, e.g. slack adjusters the adjusting device being located on or inside the clutch cover, e.g. acting on the diaphragm or on the pressure plate

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ストローク制御手段(26)と連動する中間圧力プレート(16A)を備えたクラッチに関し、ストローク制御手段(26)は、所定の間隙の限度内で、前記中間圧力プレート(16A)のラジアルラグ(27)内で軸方向に移動できるように取り付けられたブッシング(28)と、このブッシング(28)に摩擦係合し、反作用プレート上で軸方向にブロックされ得るスペーサ(33)とを含む。本発明は、ストローク制御手段(26)のブッシング(28)が弾性復帰手段(34)のための支持体となり、この弾性復帰手段は、中間圧力プレートのラジアルラグ(27)に当接し、この圧力プレートを反作用プレート(11)と反対方向に恒久的に押圧するようになっていることを特徴とする。本発明は、特にマルチディスククラッチに使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 クラッチ 本発明は、公開番号第2540584号として公開されたフランス国特許、およびそ れに対応する米国特許第4,601,373号におけるクラッチと同じタイプのクラッチ に関する。 このクラッチは、例えばマルチディスククラッチであるが、ダブルクラッチま たはマルチクラッチでもよく、一般に反作用プレートと、この反作用プレートと 共に回転するようにこのプレートに固定されたカバープレートと、反作用プレー トとカバープレートのベース部分との間に軸方向に離間し、これらプレートに対 して、軸方向に移動するように取り付けられた、第1の、少なくとも2つの摩擦 ディスクと、摩擦ディスクの数に等しい数の、第2の、少なくとも2つの圧力プ レートとを備え、この圧力プレートは、摩擦ディスクと交互に配置されており、 従って、圧力プレートのうちの、中間圧力プレートと称される少なくとも1つの 圧力プレートは、2つの摩擦ディスクとの間で作用し、係合を行う弾性係合手段 は、カバープレートのベース部分に当接することにより、圧力プレートを反作用 プレート側に押圧するようになっている。 係合を解除する作動の際に、摩擦ディスクを解放するように、反作用プレート から離間する方向に、圧力プレートを別々に押圧する弾性の軸方向復帰手段を設 けることも好ましい。 しかしながら、係合を解除する動作時に、摩擦ディスクが事故により2つの圧 力プレートの間にグリップされ、摩擦ライナーが早期に摩耗してしまうことがあ り得る。 このような欠点を解消するために、上記フランス国特許では、移動ストローク 調節器と、本明細書で称する少なくとも1つの移動ストローク制限器が設けられ 、この調節器は、中間圧力プレートと連動し、係合の解除を行うように、圧力プ レートの変位量を制御するようになっている。 この移動ストローク調節器は、2つの軸方向係止要素によって決定される変位 量の限界内で、中間圧力プレートのラジアル耳部内で軸方向に移動できるように 取り付けられたスリーブと、該スリーブ内に摩擦係合し、反作用プレート上に軸 方向に位置するようになっているバーとから基本的に成っている。 より詳細には、前記バーは、係合解除動作の際に、カバープレートに軸方向に 当接し、この結果、バーは、中間圧力プレートの変位量を制限し、かつ、係合動 作時には、反作用プレートに軸方向に当接し、次に、バーを支持するスリーブ内 に、摩擦ディスクの摩擦ライナーの摩耗の程度まで軸方向に後退し、これにより 、有利にこの摩耗に対応する。 この移動ストローク調節器は、おおむね満足を与えるものである。 しかし、これを製造するには、比較的多数の部品が必要であり、カバープレー ト上に、バーと係合する表面を設けなければならない。 従って、本発明の課題は、移動ストローク調節器を簡略したクラッチを提供す ることにある。 この目的のために、他の理由から2つの軸方向係止要素によって決定される変 位量の限度内で、バーを支持するスリーブ自体を、スリーブを支持する中間圧力 プレートのラジアル耳部内で、軸方向に移動できるように取り付けてあるという 事実により、有利なものとなっている。 本発明のクラッチは、中間圧力プレートと連動し、係合を解除するための変位 量を制御するための移動ストローク調節器を備え、この移動ストローク調節器は 、2つの軸方向係止要素によって決定される変位量の限度内で、中間圧力プレー トのラジアル耳部内で軸方向に移動できるように取り付けられたスリーブと、ス リーブ内に摩擦係合し、反作用プレート上に軸方向に位置するようになっている 上記タイプのものであり、かつこのクラッチは、移動ストローク調節器のスリー ブが弾性復帰手段を支持し、これに所定の力を加え、中間圧力プレートのラジア ル耳部に当接するこの弾性復帰手段が、恒久的に中間圧力プレートを反作用プレ ート側に押圧するようになっていることを特徴とする。 従って、この移動ストローク調節器を製造するには、少数の部品だけで十分で あり、バーのための係合表面をカバープレートに設ける必要はない。これに関連 し、クラッチを切った際には、本発明によれば、連動する移動ストローク調節器 の一部である弾性復帰手段による変位から、中間圧力プレートの位置決めが極め て簡単に得られ、この移動ストローク調節器のスリーブは、これら弾性復帰手段 に対し、反作用プレートが支持するバーを介し、反作用プレートに対する軸方向 係合部を提供する。この変位は、前記スリーブの対向する軸方向係止要素によっ ても停止される。 中間圧力プレートに対する変位量を所望の値とするには、中間圧力プレートの ラジアル耳部に対する移動ストローク調節器のスリーブの軸方向の変位量を十分 に大きくすればよい。 従って、移動ストローク調節器内に本発明によって設けられた弾性復帰手段は 、それ自体で、中間圧力プレートの変位を保証するのに十分有利であるので、所 望の場合には、中間圧力プレートから他の軸方向弾性復帰手段を削除し、アセン ブリを更に簡略化しうるという利点がある。別の結果として、バーはカバープレ ートに当接しないので、バーの軸方向の長さを短くすることができる。 添付図面を参照しながら、次の実施例の説明を読めば、本発明の特徴および利 点がより明らかとなると思う。 図1は、新しい状態にあるときの本発明のクラッチの、係合状態における軸方 向断面図である。 図2は、図1の矢印IIの方向の、図1と同じクラッチの部分の側面図である 。 図3は、図1のIII−III線に沿ったクラッチの横方向部分の断面図であ る。 図4は、図1のブロックIV内に示された図1の拡大詳細図である。 図5は、クラッチの係合が解除された状態にある、図4と同様の軸方向部分の 断面図である。 図6および図7は、本発明に係わるクラッチが摩耗した状態に対応する、図4 および図5にそれぞれ類似した軸方向部分の断面図である。 図面に示されたクラッチ10は、上記フランス国特許第2,540,584号に記載の クラッチと同じタイプのものであるとする。 クラッチ10は、ほぼ環状の部品状をした反作用プレート11と、反作用プレ ート11と共に回転するようにこの反作用プレート11に固定され、横方向ベー ス部分13およびほぼ軸方向に向いた周辺スカート部分14とを有するカバープ レート12と、反作用プレート11とカバープレート12のベース部分13との 間で軸方向に離間し、これら反作用プレート11およびベース部分13に対して 軸方向に取り付けられており、更に第1の、少なくとも2つの摩擦ディスク15 A、15Bと、第2の、少なくとも2つの圧力プレート16A、16Bとを含み 、この圧力プレートの数は、摩擦ディスク15A、15Bの数と等しく、圧力プ レートは、摩擦ディスク15A、15Bと交互に配置されており、よって中間圧 力プレートと称される圧力プレートのうちの少なくとも1つは、2つの摩擦ディ スク15A、15Bとの間で作用するようになっている。 本例では、カバープレート12のベース部分13から最も離間している圧力プ レートは、圧力プレート16Aである。 反作用プレート11は、実際には駆動シャフトである第1シャフトに共に回転 するように取り付けられるようになっている。クラッチ10は、本明細書ではマ ルチディスククラッチであるので、摩擦ディスク15A、15Bは、本例では被 動シャフトである第2シャフトに共に回転するように取り付けられるようになっ ている。 より詳細には、各摩擦ディスク15A、15Bは、それ自体公知の態様で、そ の外周部に2つの摩擦ライナーを有し、この摩擦ライナーは、被動シャフトと共 に回転するように、この被動シャフトに摩擦ディスク15A、15Bを結合する ための内側スプラインを備えたハブに弾性的に結合された支持部材の両側に配置 されている。図を簡潔にするため、これら部品のすべてに所定の番号がつけられ ているわけではない。摩擦ライナーは、支持部材に固定されており、支持部材は 、軸方向に弾性的であり、自由状態ではフラットではなく、この支持部材は、こ の目的のために摩擦ライナーを備える支持部材の厚さが、自由状態でより厚くな るよう、ラジアルブレードを有することが理解できると思う。 摩擦ディスク15A、15Bは、ここではプログレッシブタイプのものである 。説明を簡単にするため、このプログレッシブ動作については、本明細書では説 明しないこととする。 本例では、カバープレート12は中空であり、スカート部分14のエッジを介 して反作用プレート11に係合し、他方、スカート部分14は、ベース部分13 との接合部にて、円上のところどころに配置された中空孔18を含み、この孔に 、 図示していないネジを通し、スカート部分14を反作用プレート11に固定する ようになっている。 圧力プレート16A、16Bの双方は、カバープレート12上に一体的に回転 するように支持されている。 本例では、カバープレート12のベース部分13に最も近いプレートである圧 力プレート16Bは、この目的のために、軸方向に弾性的なタング19により、 カバープレート12に取り付けられている。弾性タング19は、アセンブリの共 通ピッチ円に対してほぼ接線方向に配置され、一方の端が、圧力プレート16B に固定され、他端が、カバープレート12に固定されている。この締結は、例え ばネジまたはリベットによってなされ、タングは、圧力プレート16Bに対して 反作用プレート11から離間するように、圧力プレート16Bを恒久的に押圧する 弾性軸方向復帰手段を構成している。 中間圧力プレート16Aとカバープレート12との間では、次の条件を受ける 同じタイプのタング(図面には示されず)を使用できる。 クラッチ10は弾性係合手段20をも含み、この係合手段は、クラッチ係合作 動時にカバープレート12のベース部分13に当接することにより、圧力プレー ト16A、16Bを反作用プレート11側に押圧する。 本例では、弾性係合手段20はダイヤフラムから成り、このダイヤフラムは、 ベルビーユリングを構成する周辺部分21を有し、ダイヤフラムは、このベルビ ーユリングによりカバープレート12のベース部分13に係合し、ベルビーユリ ングは、圧力プレート16Bに当接し、圧力プレート16Bは、この目的のため にところどころで軸方向に突出したボス22を有する。 ダイヤフラムは、ラジアルフィンガー24に分割された中央部分23を有し、 このラジアルフィンガー24にクラッチ解除ベアリング25が作用し、クラッチ を切るようになっている。 本例では、クラッチ10は、引っ張り解除タイプのものであり、弾性係合手段 20は、圧力プレート16Bに当接する円の直径よりも大きい直径のピッチ円に 沿って、カバープレート12のベース部分13に当接している。 上記構造自体は公知であり、本発明に直接関係するものではないので、本明細 書では、これ以上詳細には説明しないこととする。これに関しては、フランス国 特許第2,540,584号を更に参照すれば十分である。 再びそれ自体公知であるように、クラッチ10は、最終的に少なくとも1つの 移動ストローク調節器26を含む。この調節器26は、中間圧力プレート16A と連動し、クラッチの係合を切るように作用する変位量を制御する。 アセンブリの軸線を中心に円周方向に離間する移動ストローク調節器26を数 個設けることが好ましい。図では、そのうちの1つしか見ることができない。 調節器26は、中間圧力プレート16Aのラジアル耳部27により、局部的ノ ッチを含むカバープレート12のスカート部分14と、主として作動し、スカー ト部分14が局部的ノッチを通過できるようにする。この調節器26は軸方向を 向いている。 この調節器26は、スリーブ28を備え、スリーブ28は、2つの軸方向係止 要素30、31によって決定される変位量Dの限度内で、ラジアル耳部27のボ ア32内の中間圧力プレート16Aのラジアル耳部27内に、軸方向に移動でき るように取り付けられている。また調節器26は、バー33を備え、このバーは 、スリーブ28内に摩擦係合し、反作用プレート16上で軸方向に位置するよう になっている。軸方向を向くスリーブ28には、要素30、31が固定されてい る。 本例では、特に組み立ての便宜上、スリーブ28は、これを支持するラジアル 耳部27のボア32内に径方向の間隙Jを有しており、この耳部27は、調節器 26が摩擦ディスク15A、15Bの摩擦ライナーの径方向外側に位置するよう に、圧力プレート16Aの外周部に位置している。 本発明によれば、移動ストローク調節器26のスリーブは、弾性復帰手段34 を支持しており、この復帰手段34に所定の力を加えるようになっている。弾性 復帰手段34は、中間圧力プレート16Aのラジアル耳部27に当接し、このラ ジアル耳部を、反作用プレート11側に恒久的に押圧するようになっている。 本例では、スリーブ28によって支持されたこれら弾性復帰手段34は、中間 圧力プレート16Aのラジアル耳部27と、軸方向の係止要素30、31の第1 要素との間で作用し、係止要素30、31は、移動ストローク調節器26のスリ ーブ28に軸方向に固定され、前記ラジアル耳部27と反作用プレート11との 間に位置している。 軸方向係止要素30は、本例では、スリーブ28の横方向ショルダーから構成 されており、スリーブ28は、反作用プレート11と同じ側に一体的カラー部分 35を含んでいる。 本例では、弾性復帰手段34は少なくとも1つの弾性要素36を備え、この弾 性要素36は、移動ストロークの調節器26のスリーブ28と同軸状であり、調 節器26に係合している。本例では、要素36は軸方向の寸法の小さい弾性リン グ36から成っている。 一例として図示のように、1つの弾性リング16しか設けられていない。この 弾性リング36は、本例では軸方向に浅くなっているベルビーユリングである。 ともあれ、本発明によって設けられた弾性復帰手段34は、この弾性復帰手段 が、可能な軸方向力がバー33とスリーブ28との間で作用する摩擦力よりも小 さくなるように較正されている。この弾性復帰手段は、ラジアル方向に弾性的に 変形可能である。 本例では、移動ストローク調節器26のバー33は、商標「メカニンダス(ME CANINDUS)」として市販されているタイプの弾性スロット付きドウェルであり、 このスロットは、母線に沿って延びている。 この径方向に弾性的に変形可能なバー33は、スリーブ28の軸方向ボア37 内にプリストレスを受けて係合している。 換言すれば、図3内の破線で示すように、このバー33は、静止状態では、ス リーブ28内の位置にある時よりも、より大きく開口した状態となる。 反作用プレート11は、バー33が軸方向に当接する横方向表面38を有する 。 本例では、反作用プレート11上に局部的に突出するボス39の表面に、この 表面38が構成されている。 従って、カバープレート12は、バー33と係合する表面を有しない。 本例では前記スリーブ28には、スリーブ28の第2の軸方向係止要素31も 固定されている。この第2の軸方向係止要素31は、スリーブ28の溝40に係 合し、スリーブ28の表面から径方向に突出する弾性スプリットリングから成っ ている。 図4に示す係合状態では、圧力プレート16Bは、弾性係合手段20の押圧作 用により、反作用プレート11を押圧し、図4の矢印F1により示すように、圧 力プレート16Bは、摩擦リング15Aと中間圧力プレート16Aと摩擦ディス ク15Bとから成る積層体も押圧する。 同時に、本発明によって設けられた弾性復帰手段34を構成する弾性リング3 6は圧縮されており、これにより、移動ストローク調節器36のスリーブ28の 反対側で、中間圧力プレート16Aのラジアル耳部27と軸方向の係止要素31 との間のギャップDは完全に開放される。 図5に示すように、クラッチが切られると、引っ張りモードで、フィンガー2 4の内端部に作用するクラッチ解除ベアリング25の制御により、弾性係合手段 20によって解放される圧力プレート16Bは、弾性軸方向復帰手段を構成する タング19の押圧効果を受けて、図5の矢印F2で示すように、摩擦ディスク1 5Aと中間圧力プレート16Aと摩擦ディスク15Bとから成る積層体を解放す る。 このように、一旦解放されると、本発明に従って設けられた弾性復帰手段34 を構成する弾性リング36は、移動ストローク調節器26のスリーブ28および そのバー31を介し、連続的に反作用プレートとの係合により、反作用プレート 11から離間する方向に中間圧力プレート16Aを復帰させる。この復帰運動は 、中間圧力プレート16Aが反作用プレート11と反対側の第2軸方向係止要素 31に当接するまで続く。 反作用プレート11と同じ側に回復すると、それに対応する変位量Dにより、 例えば両側に半分割部材に分割された摩擦ディスク15Aの解放が、完全かつ確 実に保証される。 この構造は、圧力プレート16Bの位置に関し、摩擦ディスク15B自体が完 全に確実に解放されるようになっている。これらは、いずれも用途および摩擦デ ィスク15A、15Bの支持部材の軸方向弾性率に応じて決まる。これら支持部 材は、当然ながら平らでもよい。 使用に際し、摩擦ディスク15A、15Bの摩擦ライナーが摩耗を受け、この 摩耗により、図6に示すように、厚さが薄くなる場合、スリーブ28は、圧力プ レート16Bの押圧作用を受けて、バー33上で反作用プレート11側にスライ ドされ、この摩耗の程度だけ、反作用プレートに接近する。しかし、各ケースで は、中間圧力プレート16Aのラジアル耳部27に対するスリーブ28の変位量 Dにより、クラッチを切る際に、上記と同じように摩擦ディスク15Aを解放で きる(図7)。 上記の結果として、移動ストローク調節器26内に本発明に従って設けられた 弾性復帰手段34は、それ自身、中間圧力プレート16Aのための弾性軸方向復 帰手段を構成している。従って、更にカバープレート12に共に回転するように、 中間圧力プレート16Aを適当に取り付ければ十分である。 この目的のために、中間圧力プレート16Aを、カバープレート12に対して軸 方向にスライドできるようにするほぞとほぞ孔タイプのアセンブリを、例えば中 間圧力プレート16Aとカバープレート12との間に配置してもよい。 しかし、圧力プレート16Bのような中間圧力プレート16Aに対してタング を使用する場合、このタングにより、弾性復帰手段34が適切に作用するような構 造となる。かかるタングを備えたアセンブリは、例えば米国特許第4,640,400号 に記載されており、この米国特許では、中間圧力プレートは、タングを締結する ための別の耳部を有する。 後に理解できるように、本発明に係わる移動ストローク調節器26のバー33 は、クラッチ係合時に反作用プレート11に軸方向に恒久的に取り付けられた状 態のままである。 このように、反作用プレート11にバー33を軸方向に固定することは、本発 明の範囲から逸脱するものではない。 しかしながら、図示のように、反作用プレート11から独立したスロット付き 弾性ドウェルの形状をした実施例は特に簡単であり、かつ安価である。これに関 し、米国特許第5,123,512号に記載された解決案と比較すると、本発明に係わる 調節器26は、耳部27によって支持されているので、反作用プレートは簡単な形 状を有する。この米国特許とは対照的に、バーは簡単で、かつ安価な形態であり 、調節器の部品はより少ない。 米国特許第4,640,400号に記載された解決案と比較すると、バーのショルダー 付 きヘッドに対する当接部を提供する中間リングを設けることは不要であり、弾性 復帰手段は、中間リングまたは反作用プレートに当接しない。本発明のクラッチ に、この米国特許に記載されているような中間リングを設けてもよいが、このリ ングは、より簡単な形状となる。 本発明は、本明細書に記載し、図示した実施例のみに限定されるものでなく、 すべての実用的な変形例を含むものである。特に弾性係合手段としては、ダイヤ フラムと直列または並列に取り付けられた補助リングを含むことができ、このク ラッチは押し込み解放タイプのものとすることができる。この場合、クラッチ解 放ベアリングは、スラストモードでダイヤフラムのフィンガーの端部に作用し、 弾性係合手段は、圧力プレート16Bに当接するピッチ円の直径よりも小さい直 径を有するピッチ円に沿って、カバープレートのベース部分13に支持された当 接部に当接する。 弾性復帰手段として、コイルスプリングを使用できる。変形例として、軸方向 の波形状のスプリングを使用できる。 いずれのケースでも、この弾性手段はスリーブ28に係合し、スリーブ28を 囲む。これら弾性手段は、係止要素30、31と共に中間圧力プレートによって 支持されている調節器自身によって支持されているので、紛失することはない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.反作用プレート(11)と、この反作用プレート(11)と共に回転する ように、このプレートに固定されたカバープレート(12)と、反作用プレート (11)とカバープレート(12)のベース部分(13)との間に軸方向に離間 し、これらプレートに対して軸方向に移動するように取り付けられた、第1の、 少なくとも2つの摩擦ディスク(15A)(15B)と、摩擦ディスク(15A)(1 5B)の数と等しい数の、第2の、少なくとも2つの圧力プレート(16A)(16 B)とを備え、これら圧力プレートが、摩擦ディスク(15A)(15B)と交互に 配置されており、従って、圧力プレートのうちの、中間圧力プレートと称される 少なくとも1つの圧力プレートが、2つの摩擦ディスク(15A)(15B)との間 で作用し、係合を行う弾性係合手段(20)が、カバープレート(12)のベー ス部分(13)に当接することにより、圧力プレート(16A)(16B)を反作用 プレート(11)側に押圧するようになっており、更に中間圧力プレート(16 A)に連動し、係合を解除させるその変位量を制御する少なくとも1つの移動ス トローク調節器(26)とを備え、この移動ストローク調節器(26)がスリー ブ(28)を含み、このスリーブが2つの軸方向の係止要素(30)(31)によっ て決定される変位量(D)の限度内において、中間圧力プレート(16A)のラ ジアル耳部(27)内で軸方向に移動できるように取り付けられ、更に調節器( 26)が、スリーブ(28)内に摩擦係合し、反作用プレート(11)上に軸方 向に位置するようになっているバー(33)を含むタイプのクラッチにおいて、 前記移動ストローク調節器(26)のスリーブ(28)が、弾性復帰手段(3 4)を支持し、この復帰手段に所定の力を加えるようになっており、中間圧力プ レート(16A)のラジアル耳部(27)に当接する弾性復帰手段(34)が、 中間圧力プレートを反作用プレート(11)から離間するように恒久的に押圧す るようになっていることを特徴とするクラッチ。 2.弾性復帰手段(34)が、中間圧力プレート(16A)のラジアル耳部( 27)と軸方向の係止要素(30)との間で作用し、かつ移動ストローク調節器 (26)のスリーブ(28)に軸方向に固定されている軸方向係止要素 (30)が、前記ラジアル耳部(27)と反作用プレート(11)との間に配置 されていることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ。 3.移動ストローク調節器(26)のスリーブ(28)に軸方向に固定されて いる軸方向係止要素(30)が、前記スリーブ(28)の横方向ショルダーによ って構成されていることを特徴とする、請求項2記載のクラッチ。 4.弾性復帰手段(34)が、少なくとも1つの弾性リング(36)を備え、 移動ストローク調節器(26)のスリーブ(38)と同軸状の弾性リング(36 )が、前記スリーブ(28)に係合していることを特徴とする、請求項3記載の クラッチ。 5.弾性リング(36)が、ベルビーユリングであることを特徴とする、請求 項4記載のクラッチ。 6.弾性復帰手段(34)の発生可能な軸方向力が、移動ストローク調節器( 26)のバー(33)と調節器のスリーブ(28)との間で作用する摩擦力より も小さくなるように、弾性復帰手段(34)を較正してあることを特徴とする、 請求項1記載のクラッチ。 7.移動ストローク調節器(26)のバー(33)が、スロット付き弾性ドウ ェルであることを特徴とする、請求項1記載のクラッチ。 8.カバープレート(12)が、移動ストローク調節器(26)のバー(33 )と係合する表面を有しないことを特徴とする、請求項1記載のクラッチ。
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