JP2000507286A - 水性シリカ懸濁液、及び無機バインダー基材組成物でのそれらの適用 - Google Patents

水性シリカ懸濁液、及び無機バインダー基材組成物でのそれらの適用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、沈降シリカの少なくとも1種の水性懸濁液と少なくとも1種のラテックスとの混合物を含む水性懸濁液において、沈降シリカの該水性懸濁液が10〜40重量%の固形分含量を有し、50s-1のせん断において4×10-2Pa sよりも低い粘度を有し、そして7500回転/分で30分間遠心分離した後に懸濁液中に初期に存在したシリカの重量の50%以上を含有する上澄み液を生じることからなる水性懸濁液に関する。この懸濁液は、無機バインダーを基材とする組成物において、またコンクリート組成物において使用されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 水性シリカ懸濁液、及び無機バインダー基材組成物でのそれらの適用 本発明は、沈降シリカを含む水性懸濁液、及びセメント若しくは同様の無機バ インダーを基材とする組成物又はそれから誘導される組成物の調製におけるそれ らの使用に関する。 本発明は、セメント、スラグ又は類似物のような無機バインダーをベース成分 として又は他の成分と組み合わせて含むすべてのタイプの組成物に適用する。 本明細書の記載のために、“セメント組成物”は、セメント又は他の同様の無 機バインダー及び水を基材とする組成物を意味する。これらの組成物は、そのま まで特に被覆として使用される製品、又は特に種々の粒度の無機充填剤を組み込 もうとする製品を構成する。 無機バインダー及び無機充填剤を顆粒形態で含むかかる組成物は、一般的には 、コンクリートと見なされる。 専門家は、通常、コンクリートをより具体的に無機充填剤が比較的粗い顆粒( 4〜15mm程度の)に基づいた組成物と、そしてモルタルを無機充填剤がそれ よりも粗くない顆粒(4mmよりも小さい)に基づいた組成物と記載しているけ れども、用語「コンクリート」は、本明細書では、説明を簡素化するために、そ れらの粒度に関係なくすべての種類の組成物を表すのにいかなる区別もなく使用 されている。 これらの種々の組成物の特性(それらの製造間及び使用間の両方の)、並びに それらから誘導した製品の硬化後の特性を制御することができるようにするのが 望ましい。 かくして、大きい構造物の製造(壁、ベール、柱、セメント仕上材、スラブ、 工業用床材の製造)用のコンクリート組成物は、次の個々の要件、 ・型枠の早期取り外しのための速い硬化反応速度、 ・低い塑性収縮そして特にセメント仕上材の場合の亀裂の不在、 ・28日目での良好な機械的強度、 ・耐久性(摩擦に対する抵抗性、気体及び液体の低い透過性)、 ・地下コンクリート又は海中コンクリートの特定の場合における水との接触時の 漏れ止め、 を満たさなければならない。 加えて、コンクリートは、作業現場で製造されるか、又は中央プラントで製造 して使用現場に搬送される(使用のための準備が整ったコンクリート)かのどち らかにすることができる。組成物が短期間の間でさえも受け入れ可能な特性を保 持することができるためには、水和状態でのその安定性を確保しなければならず 、特にその流動性をそのまま維持し且つ懸濁液中の各材料の凝離を制限すること によって確保しなければならない。 より具体的に言えば、建築用コンクリート、即ち、露出コンクリートは、審美 性が関係する次の要件、 ・均一の表面外観、 ・表面の塩検出物を形成する(特に酸処理コンクリートの場合に)白華現象の減 少、 を追加的に満足しなければならない。 正面部材、舗装用石材、スラブ及びパイプの製造用の工場生産コンクリートは 、特に、最適な耐久性を得るための気体及び液体の低い透過性、並びに露出部材 用の建築用コンクリートと同じ審美性を有しなければならない。 また、二次作業用のモルタル又は下塗用組成物(仕上用下塗り、均し用下塗り 、正面下塗り、接着性モルタル、吹付用下塗り)は、ある数の次の個々の要件、 ・多孔性基体への侵入又は優先的な表面乾燥による水の損失(亀裂や表面粉末の 形成の危険)を回避するための良好な保水性)、 ・基体に対する良好な接着性、 ・摩耗及び衝撃強度に対する抵抗性、 ・良好な水保持性と組み合わさった良好な流動性(特に均し用下塗りの場合に) (これらの相反する特性を共に得るのは困難である)、 を満足しなければならない。 一般的に言って、使用間における臨界的パラメーターは、加工を容易にするた めの流動性、ブリードの程度、基体に対する接着性及び保水性である。 これらの要件を満たすために、セメント組成物又はそれから誘導した組成物に 適当な添加剤が通常配合される。しかしながら、添加剤がその使用によるプラス の効果の他に、他の特性に対して悪影響をもたらすことはまれではない。かくし て、可塑剤は組成物の流動性を向上させることができるが、しかし所望の結果を 達成するのにしばしば必要な高い含量はブリードを促進させ、そして硬化反応速 度を低下させ、それ故に早期熟成での機械的強度(亀裂に対する抵抗性、型枠の 取り外しの適合性、早期での使用可能性等)の取得を低下させることが極めて明 らかである。 同様に、組成物をその製造後にある時間の間保存しそして輸送するのを可能に する硬化遅延剤も亦、ブリード及び硬化反応速度に対して極めて著しい影響を及 ぼす。 このような障害は、特に、通常の規定に従って沈降に関する厳格な流動学的特 性(アブラムズコーンで測定して)又は静的若しくは動的拡がりを示さなければ ならない自己均展性流体セメント及びセメント基材組成物の場合に現れる。 液状コンクリート又はモルタルを得るのを可能にしそして現在知られている解 決策は、特許EP−A−0184386に記載される如き微粉若しくは超微粉の 導入によって粒度曲線を最適化すること(この解決策は、多量の粉末を取り扱う のを必要とする不便さの他に、使用する製品の内容若しくは品質の小さな変動に 対して極めて感性であるという不利益を示し、このことは、実施に当たって作業 現場で使用するのを困難にする)よりなるか、又は物質の取扱適性を十分な期間 維持するために多量の可塑剤、遅延剤そして随意として保水剤を添加すること( この解決策には、一般的には、作業現場の効率を阻害する硬化の遅れ(型枠の取 り外しの遅れ、又は早期の型枠の取り外しの場合には仕上げの必要性)、及び最 適化組成物からの小さな変動に対する大きな感性が必然的に伴う)よりなってい る。 実際に、計量誤差、モルタル若しくはコンクリートの凝離、高いブリード、硬 化時間の延長及び最終の機械的特性の低下の場合に、特に水の過投与の場合に取 扱適性の禁止的低下という問題に直面する。 実際に、用途に従って望まれる必須要件のすべてを満たすセメント組成物又は それから誘導される組成物を製造することは極めて困難であることが判明してい る。 US−5149370及びGB−2212489から、シリカゾルを添加する ことによって組成物のブリード及び凝離特性を向上させることは知られていた。 しかしながら、これらの組成物の特性はなお不十分であった。 本発明は、先に記載した特性の中から多数の有益な特性を結合するのを可能に する改善された添加剤に対するこの需要を満たそうとするものである。 本発明の目的は、コンクリート組成物のブリード及び凝離作用を減少させるの を可能にするセメント組成物又はそれから誘導される組成物用の新規な添加剤を 提供することである。 本発明の他の目的は、水及び/又は流動化剤又は可塑化剤の高い含量の場合に おいてさえ、向上した流動性及び良好な保水性を結合し、そして硬化生成物に良 好な耐久性を付与し、特に水及び気体に対する透過性の減少(これは、白華を減 少させるのを可能にする)を可能にする添加剤を提供することである。 この目的に対して、本発明の更なる目的は、沈降シリカの少なくとも1つの水 性懸濁液と少なくとも1つのラテックスとの混合物を含む水性懸濁液において、 沈降シリカの該水性懸濁液が、10〜40重量%の固形分含量を有し、50s-1 のせん断において4×10-2Pasよりも低い粘度を有し、そして7500回/ 分で30分間遠心分離した後に懸濁液中に初期に存在するシリカの50重量%以 上を含有する上澄み液を生じることからなる水性懸濁液である。 本発明の主題である水性懸濁液を構成する混合物中の第一必須成分は、高い固 形分含量を有する沈降シリカの水性懸濁液であって、低い粘度及び良好な経時安 定性を示すものである。 かかる懸濁液は、それらの製造法と一緒にFR−A−2722185に記載さ れている。 該懸濁液の固形分含量は、15〜35重量%の間であるのが好ましい。該懸濁 液の粘度は、50s-1のせん断において4×10-2Pasよりも低いのが有益で ある。 これらの懸濁液は極めて安定であり、そしてそれらの安定性は該懸濁液を75 00回/分で30分間遠心分離することよりなる沈降試験によって証明されるこ とができる。この遠心分離の終わりに得られる上澄み液中に存在するシリカの量 (これは、上澄み液を一定の物質重量が得られるまで160℃で乾燥させた後に 測定される)は、懸濁液中に存在するシリカの重量の50%以上そして好ましく は60%以上を占める。 遠心分離後に得られる上澄み液中に存在するシリカの量は、懸濁液中に存在す るシリカの重量の70%以上そして特に90%以上を占めるのが有益である。 これらの懸濁液の他の必須特徴点は、懸濁状態にあるシリカ粒子の粒度に関す る。 実際に、これまで知られている濃厚シリカ懸濁液は、それらの高い粘度の他に 、大きい寸法の凝集体を懸濁状態で含む(これは、時間の経過と共に沈降を生じ る)という不利益を示す。 懸濁液中の物質の粒度分布は、メジアン直径D50(これは、懸濁液中の粒子全 体の50%がより小さい直径を有するような粒径である)によって規定されるこ とができる。 同様に、D95は、懸濁液中の粒子全体の95%がより小さい直径を有するよう な粒径を表す。 懸濁液の他の特性値は解凝集係数FDである。この係数(これが高い程、解凝 集されるシリカ懸濁液が比例的に多くなる)は、微細粒子の割合、即ち、寸法が 0.1μmよりも小さい粒子(これは、通常の粒度分析計によっては検出されな い)の割合を表す。 シリカ懸濁液の粒度特性は、Sympatec粒度分析器の助けを借りて懸濁液に対し て粒度測定を実施することによって測定される。 FDは、4重量%のシリカ含量を得るように希釈された既知容量Vの懸濁液を 粒度分析器に導入することによって測定され、そして比率(10×ml単位のV /粒度分析器によって検出された光学濃度)に等しい。 これらの懸濁液中に存在するシリカ凝集体は小さい寸法を有する。 懸濁液中の凝集体の粒度分布は、それらのメジアン直径D50が5μmよりも小 さくそして解凝集係数FDが3mlよりも高いようなものであるのが好ましい。 有益には、直径D50は2μmよりも小さく、係数FDは13mlよりも大きく 、そして直径D95は20μmよりも小さい。 本発明の主題である水性懸濁液を構成する混合物中の第二必須成分は、ラテッ クス、即ち、天然又は合成樹脂の粒子の水性懸濁液である。 該粒子は、エチレン性不飽和を有する少なくとも1種の単量体の重合生成物で あるのが有益である。 ラテックスそれ自体は、エチレン性不飽和を有する少なくとも1種の単量体の 乳化重合によって製造されるのが好ましい。 特定的に言えば、エチレン性不飽和を有する単量体は、有益には、スチレン、 ブタジエン、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸又はメタクリル酸のエステ ル(好ましくはC1〜C12)、ビニルエステル及びこれらの混合物から選択され ることができる。 本発明に従って使用することができるラテックスは単独重合体又は共重合体樹 脂の粒子を含むこともできるが、その一例はスチレン−ブタジエンゴムラテック スである。 ラテックスの粒度は、意図する用途に応じて変動することができる。第一の有 益な具体例では、この寸法は0.1〜5μmである。特に、粒度が0.1〜0. 3μmであるラテックス、好ましくはスチレン/ブタジエンラテックス、又は粒 度が1〜5μmであるラテックス、好ましくはアセテート/バーサテートラテッ クスを挙げることができる。これらのナノラテックスは極めて多様な性状を有し てよい。 上記の2つの成分は、所望の用途に対して適切な割合で組み合わせて使用され る。 一般には、本発明に従った水性懸濁液は、乾燥重量として表して懸濁液100 重量部当たり3〜25重量部のシリカ、より有益には、懸濁液100重量部当た り5〜20重量部のシリカを含むのが好ましい。 更に、ラテックスの乾燥重量は、本発明に従った水性懸濁液100重量部当た り5〜50重量部、有益には水性懸濁液100重量部当たり10〜40重量部の 値に相当することが好ましい。 本発明に従った水性懸濁液は、セメントペースト中に又はより一般的には無機 バインダー及び水を基材とするセメント組成物中に配合されることができるが、 これらは、特に耐凝離性及び保水性を提供し、しかもシリカ懸濁液とラテックス との間の相乗効果の結果として流動性の向上も提供する。 それ故に、本発明は、無機バインダー及び水を基材とする組成物であって、先 に規定した如き水性懸濁液を含むことを特徴とする組成物も提供する。 無機バインダーは公知のタイプのどれであってもよく、特にポルトランドセメ ントCPA H.P、CPA 55、CPJ 45、CPA CEM I、CA P CEM I PM、CPA CEM I PMES、CPJ CEM II、 CPJ CEM II PM、CPJ CEM II PMES、CHF CEMII 及びCLK CEM IIタイプ、高炉スラグ又は火山灰系バインダーであってよ い。水対バインダーの比率は変動することができ、そしてとりわけ組成物の所望 の流動性に左右される。この比率は、具体的には0.3〜2そして好ましくは0 .3〜1.5であってよい。 これらの組成物において、シリカは、乾燥重量として表してバインダーに関し て0.3〜5重量%好ましくは0.8〜1.5重量%に相当するのが好ましい。 また、ラテックスの乾燥重量は、乾燥重量として表してバインダーに関して0 .2〜50重量%好ましくは3〜30重量%の値に相当するのが有益である。 本発明に従った水性懸濁液によって提供される作用効果を補充するために、組 成物は、少なくとも1種の可塑剤を追加的に含むことができる。この可塑剤は、 この目的のためにセメント組成物に通常使用される物質から選択されることがで きる。それは、有益には、リグノスルホネート、カゼイン、ポリナフタリン、特 にアルカリ金属ポリナフタリンスルホネート、メラミン、ポリメラミン、ホルム アルデヒド誘導体、アルカリ金属ポリアクリレート、アルカリ金属ポリカルボキ シレート及びグラフト化ポリエチレンオキシドから選択される。 かかる剤は、有益には、バインダーに対して0.1〜10重量%の割合で使用 されることができる。 この剤は、本発明に従った水性懸濁液とは別個に、又はシリカ懸濁液、ラテッ クス及びかかる剤を同時に含む懸濁液によって同時に導入されることができる。 同様に、その組成物は、この目的でセメント基材組成物中に通常使用される物 質から選択することができる少なくとも1種の保水剤を追加的に含むことができ る。これは、随意に変性されるポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール 、ポリオキシエチレン、アクリル重合体、特にアクリルアミド、バクテリア源の 多糖類、同様のキサンタンガム、グアルガム、陽イオン化グアルガム、イナゴマ メ種抽出物、アルギン酸塩、ペクチン、セルロース、セルロースエーテル、特に カルボキシアルキルセルロース、アルキルセルロース、ヒドロイシアルキルセル ロース例えばメチルヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、糖 類、特にデキストロース、リボース、トウモロコシ澱粉、小麦、陽イオン化又は そうでない亜炭、濁沸石及び誘導生成物、アルカリ金属ポリアクリレート及びポ リスチレンスルホネートから選択されるのが有益である。 かかる剤は、バインダーに対して0.01〜10重量%の割合で有益下に使用 されることができる。 更に、組成物は、硫酸アルミニウムのような沈降促進剤をバインダーに対して 0.01〜3重量%の割合(乾燥重量として表して)で有益下に含むこともでき る。硫酸アルミニウムの場合には、この含量は無水硫酸アルミニウムの重量とし て表される。 この剤は、本発明に従った水性懸濁液とは別個に、又はシリカ懸濁液、ラテッ クス及びかかる剤を同時に含む懸濁液によって同時に導入されることができる。 また、組成物には、亀裂抵抗性を向上させることができる補強繊維も有益下に 使用される。これらの繊維は、ポリビニルアルコール、ポリプロピレン、ポリエ チレン、スチール、ポリアクリロニトリル、セルロース、炭素、ケブラー、ポリ アミド及びポリエステル繊維から選択されるのが好ましい。 先に記載した無機バインダー及び水を基材とするセメント組成物は、特にコン クリート(又はモルタル)組成物を調製するためにそのままで又は他の物質と組 み合わせて使用されることができる。先に記載したように、コンクリートは、無 機バインダーと、水と、可変粒度の顆粒、特にサンドグラベルミックス、砂、随 意として微粉末又は超微粉末との混合物を意味する。 この点において、本発明の更なる目的は、先に記載した水性懸濁液を含むコン クリート組成物である。これらの組成物は、本発明に従った懸濁液に無機バイン ダー、顆粒及び随意成分としての追加的な水を混合することによって、又は先に 記載したセメント組成物に顆粒及び随意成分としての追加的な水を混合すること によって得ることができる。 従って、本発明の他の目的は、先に記載した水性懸濁液又はセメント組成物を コンクリート組成物特に上記タイプの特殊コンクリート及び二次加工コート中で 使用することである。 シリカ及びラテックスそして随意として可塑剤又は保水剤そして場合によって はセメントの相対含量に関して先に記載した好ましい特性のうちの少なくとも1 つに相当する水性懸濁液又はセメント組成物が有益下に使用される。 これらのコンクリート組成物中の顆粒の割合は、所望のタイプのコンクリート に対応する通常の範囲内でそれ自体公知の態様で選択されることができる。 本発明は、表面外観、機械的強度、完成製品の耐久性、加工時の流動性及び低 い凝離傾向に関して特定の特性を示さなければならない、いわゆる特殊コンクリ ートにおいて特別の用途を有する。 例えば、液状コンクリート、スラブ製作用コンクリート(セメント仕上材及び 仕上用液状モルタル)、易ポンプ輸送性且つ注入性でなければならない海中コン クリート、表面仕上コンクリート、遠心分離又は熱間プレスによって工場生産さ れたコンクリート、特に床用の表面平滑仕上コート、白華現象や比較的薄い下地 色を示さずに均質表面を有しなければならない着色コンクリート、並びに軽量コ ンクリート、産業用床材用のコンクリート、低い多孔性を有しなければならない 漏れ止めコンクリート及び油井用コンクリートを挙げることができるが、これら のすべてのコンクリートの特性は本発明によって向上されることが判明した。 より具体的に言えば、液状コンクリート及びセメントの場合には、しばしば望 ましい高い流動性が本発明によって得られしかも組成物の保水能も向上され、こ のことは、位置決めを容易にしそして水の損失による亀裂の問題を減少させるの を可能にする(水の損失には位置決めの直後の塑性収縮が必然的に伴う)。 かくして、本発明の他の目的は、先に記載した水性懸濁液をセメント組成物又 はコンクリート中において保水剤として使用することである。この使用(これは 、塑性収縮減少させ、その結果として亀裂を減少させるのを可能にする)は、セ メント仕上材及び平滑仕上コートに対して特に有益である。 本発明に従った水性懸濁液によってセメント基材組成物及びコンクリート組成 物に付与される有益な特性としては、より具体的に言えば、水和組成物特に高い 含水量を有する組成物の低い凝離傾向が挙げられる。 これに関して、本発明の更なる目的は、無機バインダー及び水を基材とするセ メント組成物において、またコンクリート組成物において、特に水/セメント重 量比又はより一般的には水/バインダー重量比が0.3〜2好ましくは0.3〜 1.5であるような組成物において先に記載の如き水性懸濁液を抗凝離剤として 使用することである。 また、本発明は、工場生産表面仕上用コンクリート又は漏れ止めコンクリート の製造に対して極めて有益である。というのは、それは、セメントのより良好な 分散性及びより良好な均質性を得るのを可能にするからである。かくして、表面 外観は、水及び気体の侵入の制限によって硬化製品の均質性及び耐久性の面で改 善される。 表面仕上用製品及び平滑仕上用コートの場合には、これに、炭酸塩の形成に対 するより良好な抵抗性及び白華の出現の制限による色彩の淡色化及び表面外観の 向上、並びに補強材の腐食の減少が伴う。 本発明の他の主題は、無機バインダー及び水を基材とする組成物において、ま たコンクリート組成物において気体及び液体の透過性を低下させる剤として上記 の水性懸濁液を使用することである。 水の侵入に対する抵抗性は、溢れ若しくは湿り易い領域に配置される構造体又 は水を受けることを目的とする構造体(受器、ダム、導水管、スイミングプール 及び配水管)の漏れ止め性を得るための決定的な利益である。 本発明の他の利益は、以下に記載の実施例に照らしてより明らかになるであろ う。製造例 :沈降シリカの懸濁液の製造 1.沈降シリカのケーキC1を次の如くして製造する。 プロペラを使用する撹拌系及びジャケットを使用する加熱系を備えたステンレ ス鋼製反応器に、 ・346リットルの水、 ・7.5kgのNa2SO4(電解質)、 ・3.50のSiO2/Na2O重量比及び20℃で1.133の相対密度を有す る587リットルの水性珪酸ナトリウム、 を導入する。 このとき、ベース原料中の珪酸塩濃度(SiO2として表して)は85g/l である。この混合物を保ちながら79℃に加熱する。次いで、その混合物に20 ℃で1.050の相対密度を有する386リットルの希硫酸を8のpH値(混合 物の温度で測定)が得られるまで導入する。反応混合物の温度は最初の25分間 79℃であるが、次いでこれを15分間にわたって79℃から86℃に上げ、そ して86℃で反応の終了まで維持する。 一旦8のpH値に達してから、反応混合物に3.50のSiO2/Na2O重量 比及び20℃で1.133の相対密度を有する82リットルの水性珪酸ナトリウ ム及び先に記載したタイプの131リットルの酸を一緒に導入する。この酸と珪 酸塩との同時導入は、反応混合物のpHが8±0.1で一定になるような態様で 実施される。珪酸塩の全部が導入された後に、反応混合物のpHを5.2の値に するように希硫酸を9分間導入し続ける。次いで、酸の導入を停止し、そして反 応スラリーを更に5分間撹拌下に保つ。 反応の全時間は118分である。 沈降シリカのスラリーが得られるので、シリカケーキG1が最終的に回収され るような態様でスラリーをフィルタープレスによってろ過して洗浄する。この強 熱減量は78%(それ故に、55重量%の固形分含量)であり、そしてNa2S O4含量は1重量%である。 2.60℃に予熱した4kgのケーキG1(プレスろ過によって得られそして 22重量%の固形分含量及び1重量%のNa2SO4含量を示す)をCellierクラ ンブラーミキサーに導入する。 次いで、ケーキの解凝集の間に、13.1mlのアルミン酸ナトリウム溶液( 22重量%のAl23含量、18重量%のNa2O含量及び1.505の相対密 度を有する)及び80g/lを含有する硫酸溶液(相対密度:1.505)を同 時に導入してpHを6.5の値に維持する。 Al/SiO2重量比はおよそ2600ppmである。 機械的な解凝集を続けながら熟成を20分間行わせる。 得られたシリカ懸濁液G2は、 ・0.06Pa sの粘度(50s-1のせん断下に1分間測定)、 ・D10=5μm、D50=19μm、D90=60μmとなる粒度、 によって特徴づけられる。 1週間の貯蔵後に、次のこと、 ・貯蔵容器の底部に、再分散させるのが極めて困難であるか又は不可能でさえあ る沈殿物が形成される、 ・懸濁液の粘度が上昇し、そしてその粘度は0.45Pa sである(50s-1 のせん断下に1分間測定)、 が観察される。 3.Netzch LMEIミルのチャンバーに22重量%の固形分含量を示す2リット ルの懸濁液G2(砕いた後に取る)を5リットル/hの流量で供給する。アルミ ナビーズ(直径:0.6〜1mm)によるチャンバーの充填比は75%であり、 そして軸の回転速度は2000回転/分である。 この湿式ミリング段階の終了時に、懸濁液が得られるが、これは、 ・29mPa sの粘度(50s-1のせん断下に1分間測定)、 ・D10=1.13μm、D50=4.1μm、D90=9.33μmとなる粒度、 ・22重量%の固形分含量、 ・上澄み液中に見い出される63%のシリカ量(先に規定した遠心分離下の沈降 試験に従って)、 によって特徴づけられる。 かくして調製したシリカ懸濁液の4540gを撹拌機付反応器に導入し、そし て濃厚水酸化ナトリウム溶液の助けを借りて撹拌しながらpHを9.5に調整し て混合物を安定化する。 次いで、ローヌ・プーラン社によって商品名「SB112」の下に販売されそ して50%の固形分含量を有し且つ0.1〜0.2μmの粒度を示す5000g のスチレン−ブタジエンゴムラテックスを撹拌下に100g/分の流量で導入す る。 1時間半の撹拌後に、pHを9.5に再調整すると、50s-1のせん断下に3 0mPa sの粘度を示す懸濁液が得られる。 この懸濁液は、沈降に関して3ヶ月以上完全に安定である。 それは、約10重量%(乾燥)のシリカ及び26重量%(乾燥)のラテックス を含有する。応用例1:表面仕上用コンクリートの製造 試験1 次の処方、 顆粒(5−15) :1000kg 顆粒0−4(砂) :800kg HPRセメント :425kg 可塑剤(MBTによって販売される Rheobuild 2000 PF) :1.7kg (セメントの重量に対して0.1%) 水 :147リットル に従ってコンクリート組成物を調製する。 顆粒をHobartタイプのプラネタリーミキサーに導入して1分間混合し、次いで セメントを導入し、そして混合を30秒間続ける。 次に、混合を続けながら、水及び可塑剤を参考例からの水性懸濁液の42.5 kg(セメントに対して10%)と一緒に導入する。 シリカの添加量は、導入したセメントの重量の1%に相当する。 それ故に、このコンクリート組成物の水/セメント重量比は0.41である。試験2 同様の態様でコンクリート組成物を調製するが、0.49の水/セメント重量 比を得るように初期の含水量を増加し、そして他の成分のすべての量を同じに保 つ。比較試験1及び2 試験1及び2の組成物と同様の組成物を調製するが、ここで例Aからの水性懸 濁液の導入を省くがしかし水/セメント比を維持する。 これらの4種の組成物の特性は、コンクリートを同じ漏れ止め型に流し込みそ して3日後に型を外すことによって評価される。 第一に、試験1及び2ではコンクリートの流動性がより良好でありそして型枠 の位置決めがより良好に行われることに注目される。更に、試験1及び2では顆 粒の凝離又はブリードは全く観察されず、このことは、これまで良好な流動性と 相反していた。 また、硬化コンクリートの特性も評価される。生成物の白色度はXenotest比色 計によって測定され、そしてthe International Commision on Illumnationによ って規定されそしてthe Collection of French Standards(AFNOR)の比色No. X08−12(1983)に記載されるCIE 1976(L*、a*、b*)シ ステムにおける色度座標L*、a*及びb*によって定量化される。 試験1及び2では、表面のより良好な均一性及び評価しうる淡色化が認められ る。 28日後に、白華の形成の可能性が立証される。この時点で、試験1及び2で は白華が全く見られなかったのに対して、比較試験の生成物は表面において多数 の白ぽい白華現象を示す。 これらの結果を以下の表1に記載する。 シリカとラテックスとの総合作用は、コンクリートの気孔の充填(これは、遅 かれ早かれ白華を減じる)に寄与することが明らかであろう。 また、試験1及び2のコンクリートの水及び気体の透過性は比較試験1及び2 のものと比較して低下されること(これは、炭酸塩の形成、腐食性水による攻撃 等に対する抵抗性のためにより大きな耐久性をもたらす)も認められる。 加えて、シリカ懸濁液とラテックスとの存在の結果として基体に対するコンク リートの接着性と共に耐摩耗性も向上される(粉塵の形成が減少)。 また、保水性の向上によって亀裂の数の減少も認められる。応用例2:高含水量のセメント組成物(グラウト)の製造 この例は、高含水量のセメントペーストの流態学的特性及び安定性に及ぼすシ リカ懸濁液及びラテックスの相乗効果を例証することを目的とする。 本発明に従っていない一連の試験を実施すると、シリカ又はラテックスは単独 では、本発明に従った2つの試験と比較してこれらのグラウトによって提起され る問題を解決しない。比較試験1 製造例Aにおけると同じ態様で製造したシリカ懸濁液を含むがしかしラテック スを含まないグラウトを製造する。これは、次の処方に相当する。 ・HTSセメント 100g ・可塑剤(Melmentplast N 40) 2.5g* ・沈降遅延剤(Melretard) 0.8g* ・23%の固形分含量を有する水性シリカ懸濁液 5g ・水 24g *CIAによって販売 それ故に、水/セメント比は0.28である。 パドルで撹拌されるビーカーに水、可塑剤及び遅延剤を導入し、次いでセメン を加えて撹拌を3分間行う。次いで、シリカ懸濁液を導入して撹拌を10分間続 ける。比較試験2 同じ態様で、水/セメント比が0.35である同様のグラウトを調製する。比較試験3 次の処方に相当するグラウトを調製する。 ・HTSセメント 100g ・可塑剤(Melmentplast N 40) 2.5g ・沈降遅延剤(Melretard) 0.8g ・50%水性懸濁液としての スチレン−ブタジエンラテックス(SB 112) 5g ・水 25g それ故に、水/セメント比は0.28である。製造法は比較試験1と同様であ るが、シリカ懸濁液に代えてラテックスが導入される。試験1 本発明に従って、次の処方に相当するグラウトを調製する。 ・HTSセメント 100g ・可塑剤(Melmentplast N 40) 2.5g ・沈降遅延剤(Melretard) 0.8g ・例Aからの水性懸濁液 9.6g 即ち:シリカ(乾燥重量): 1g ラテックス(乾燥重量):2.5g ・水 22g 水/セメント比は0.28である。製造法は、比較例のものと同様である。試験2 試験1と同様のグラウトを調製するが、ここでは含水量を調整して0.35の 水/セメント比を得る。 これらの5種の組成物に対して、MSDIN 145セルを備えたRheomat 115 装置において次の流動学的測定を実施する。グラウトに、1分間にわたって0か ら1000s-1に増大するせん断を施し、次いで1000s-1の一定のせん断を1 分間施しそしてせん断を1分間にわたって0s-1に低下させ、この間に粘度を測 定する。最終粘度を記録する。 凝離及びブリードの傾向を次の方法によって評価する。 ・静的方法:200mlのグラウトを充填した試験管の外観を24時間にわたっ て観察する。 ・加圧下の動的方法:所定量のグラウトをAPIフィルターに入れ、その上に7 ×105Paの空気圧を適用する。ペーストから排出された水の量を測定し、そ して160℃で乾燥後に、得られたフィルターケーキの上方部(空気側)及び下 方部(フィルター側)の固形分含量を測定する。 ケーキの下方又は上方試料の固形分含量を次の式によって定める。 固形分含量=(試料の全質量−試料からの水の質量)/(試料の全質量)×10 0 2つの値の間の差は不均質ケーキを表し、低い固形分含量程、凝離を表す上方 固形分含量が高くなる。 結果は、次の値によって表される。 ・ろ過によって集められた水の百分率 Wc=(集められた水の量)/(グラウトの初期量)×100 ・ろ過後のケーキの含水量 Cf=(初期水−ろ過によって集められた水)/(ろ過ケーキの質量)×100 ・グラウトの初期含水量 Ci=(初期水)/(初期ケーキの質量)×100 比較試験2に関して、試験2において本発明に規定の如きシリカ懸濁液とラテ ックスとを併用した添加は、シリカ懸濁液単独で得られるよりも優秀なブリード 特性をもたらすことが認められる。 更に、比較試験3におけるラテックス単独の添加は、悪いブリード及び凝離特 性を有するセメント組成物をもたらすことが認められる。 従って、本発明に従った添加剤の優秀な耐ブリード及び凝離特性は全く予想外 のことである。というのは、当業者は、水性シリカ懸濁液とラテックスとの併用 時にブリード及び凝離特性の改善ではなくその低下を予測するであろうからであ る。 結果を次の表2に記載する。 上記の結果から、比較試験1において単独で使用されるシリカは、安定ではあ るが放置時にゲル(しかしながら、これは、低いせん断下に破壊される)を形成 する傾向を有する均質グラウトを生成するようである。それにもかかわらず、W /C比が増大すると、ブリード及びパッキング(凝離)の傾向が現れる。動的ブ リード試験では、得られたケーキはより不均質であり、これは、静的試験で観察 されるパッキングを説明している。シリカは有効性の限度にある。 比較試験3では、ブリード及び凝離の傾向は、静的条件下で且つ加圧下に極め て大きい。ラテックスは、これらの現象に対して有益な影響を及ぼさない。 試験1では、比較試験1と比較してゲル化の傾向が少ないことが認められ、グ ラウトの挙動は準ニュートン挙動である。グラウトは、いかなるブリード又は凝 離問題も提起しない。即ち、それは、静的及び動的の両方の条件において完全に 均質のままであるけれども、比較試験1におけるグラウトよりもずっと流動性で ある。 試験2では、W/C比が0.35であるが、グラウトは、比較試験2のグラウ トとは対照的に静的及び動的条件において完全に安定で且つ均質のままである。 更に、グラウトはより流動性である(65mPa sに対して50mPa s )けれども、試験2ではずっと良好な保水性が認められる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 沈降シリカの少なくとも1種の水性懸濁液と少なくとも1種のラテック スとの混合物を含む水性懸濁液において、沈降シリカの該水性懸濁液が10〜4 0重量%の固形分含量を有し、50s-1のせん断において4×10-2Pa sより も低い粘度を有し、そして7500回転/分で30分間遠心分離した後に懸濁液 中に初期に存在したシリカの50重量%以上を含有する上澄み液を生じることか らなる水性懸濁液。 2. ラテックスが、特にスチレン、ブタジエン、アクリル酸、メタクリル酸 、アクリル酸又はメタクリル酸のエステル、ビニルエステル及びこれらの混合物 から選択されるエチレン性不飽和を有する少なくとも1種の単量体の重合生成物 を含む請求項1記載の懸濁液。 3. ラテックスが0.1〜5μmの粒度を有する請求項1又は2記載の懸濁 液。 4. ラテックスがせいぜい100nmの粒度を有する請求項1又は2記載の 懸濁液。 5. 乾燥重量として表して懸濁液100部当たり3〜25重量部のシリカを 含む請求項1〜4のいずれか一項記載の懸濁液。 6. 乾燥重量として表して懸濁液100部当たり5〜50重量部のラテック スを含む請求項1〜5のいずれか一項記載の懸濁液。 7. 請求項1〜6のいずれか一項記載の懸濁液を含む、無機バインダー特に セメント及び水を基材とする組成物。 8. バインダーに対して乾燥重量として表して0.3〜5重量%好ましくは 0.8〜1.5重量%のシリカを含む請求項7記載の組成物。 9. バインダーに対して乾燥重量として表して0.2〜50重量%好ましく は3〜30重量%のラテックスを含む請求項7又は8記載の組成物。 10. 少なくとも1種の可塑剤をバインダーに対して0.1〜10重量%の含 量で含む請求項7〜9のいずれか一項記載の組成物。 11. 可塑剤が、リグノスルホネート、カゼイン、ポリナフタリン、特にアル カリ金属ポリナフタリンスルホネート、メラミン、ポリメラミン、ホルムアルデ ヒド誘導体、アルカリ金属ポリアクリレート、アルカリ金属ポリカルボキシレー ト及びグラフト化ポリエチレンオキシドから選択される請求項10記載の組成物 。 12.少なくとも1種の保水剤をバインダーに対して0.01〜10重量%の含 量で含む請求項7〜9のいずれか一項記載の組成物。 13.保水剤が、随意に変性されるポリビニルアルコール、ポリエチレングリコ ール、ポリオキシエチレン、アクリル重合体、特にポリアクリルアミド、バクテ リア源の多糖類、グアルガム、陽イオン化グアルガム、イナゴマメ種抽出物、ア ルギン酸塩、ペクチン、セルロース、セルロースエーテル、特にカルボキシアル キルセルロース、アルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、メチル ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、糖類、トウモロコシ澱 粉、小麦、陽イオン化又はそうしていない亜炭、濁沸石及び誘導生成物、アルカ リ金属ポリアクリレート及びポリスチレンスルホネートから選択される請求項1 2記載の組成物。 14.沈降促進剤をバインダーに対して0.01〜3重量%の含量で含む請求項 7〜13のいずれか一項記載の組成物。 15.補強繊維を含む請求項7〜14のいずれか一項記載の組成物。 16.水対バインダーの重量比が0.3〜2である請求項7〜15のいずれか一 項記載の組成物。 17.無機バインダーと、顆粒と、請求項1〜6のいずれか一項記載の水性懸濁 液とを含むコンクリート組成物。 18.水対バインダーの重量比が0.3〜2である請求項15記載の組成物。 19.特殊コンクリート、特に液状コンクリート、スラブ製作用コンクリート、 海中コンクリート、表面仕上コンクリート、床用の表面平滑仕上用コート、漏れ 止めコンクリート、軽量コンクリート、着色コンクリート、産業用床材用のコン クリート、遠心分離又は熱間プレスによって工場生産されるコンクリート、及び 油井用結合コンクリートの製造に請求項7〜16のいずれか一項記載の組成物を 使用する方法。 20.セメント組成物又はコンクリート組成物中において抗凝離剤として請求項 1〜6のいずれか一項記載の懸濁液を使用する方法。 21.セメント組成物又はコンクリート組成物中において気体及び液体の透過性 を低下させる剤として請求項1〜6のいずれか一項記載の懸濁液を使用する方法 。 22.セメント組成物又はコンクリート組成物中において保水剤として請求項1 〜6のいずれか一項記載の懸濁液を使用する方法。
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