JP2000507248A - ざ瘡(にきび)治療 - Google Patents

ざ瘡(にきび)治療

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Abstract

(57)【要約】 ざ瘡の局所治療のための組成物であって、0.5−20w/w%のNAD、NADP、または使用時にNADまたはNADPを生成する前駆体、0.1−25w/w%のチャノキ油および薬物学的に容認される担体を含んでなる組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 “ざ瘡(にきび)治療” 発明の分野 本発明はざ瘡および関連疾患の治療のための局所用組成物に関するものであり 、上記組成物はメラルーカ(チャノキ)油およびNAD、NADP、または使用 時にNADまたはNADPを生成する前駆体(ニコチンアミド、ニコチン酸また より低級C1−C4アルキルニコチネートを含める)を含む。 発明の背景 ざ瘡は皮脂毛包の自己限定性疾患である。特徴的病巣は面ぽう(コメド)、すな わち毛包および皮脂腺の分泌管に溜まった皮脂分泌物および死細胞の集合である 。非炎症性面ぽうの一般名はにきび面ぽうであり、開放性のもの(黒色面ぽう) も閉鎖性のもの(白色面ぽう)もある。細菌が存在する場合はその細菌は油性皮 脂物質の吹き出物を生成し、その結果遊離脂肪酸を放出する。遊離脂肪酸の放出 は炎症をおこし、面ぽうの周囲に紅斑および腫脹が生成する。面ぽうが破れる場 合は皮膚は隆起し(丘疹)、膿が充満し(膿庖)、またはシストが形成されるかも知 れない。 ざ瘡の主因としては一般的には油性肌、毛包壁の過角化症、および細菌−特に 嫌気性のざ瘡プロピオンバクテリウム(Propionium acnes)(以後P.アクネとす る)−の感染が考えられる。治療はピーリング(剥皮)剤および局所的防腐剤、 例えば過酸化ベンゾイル、サリチル酸、レゾルシンおよびトリクロサンなどで行 う。重症症例は抗生物質、例えばミノサイクリン、テトラサイクリン、エリスロ マイシンまたはレチノイン酸などで全身的に治療する。エリスロマイシンまたは クリンダマイシンによる局所的治療も用いることができる。 カルソン(Carson,C.F.)およびリリー(Riley,T.V.)(1994、Letters in Applied Microbiology19巻)は、この疾患と関連する一般的微生物であるP. アクネに対してチャノキ油が有効であることを示した。チャノキ油のP.アクネ に対する最小殺菌濃度は0.25ないし0.5%であることが判明した。 ロイヤル プリンス アルフレッド病院(シドニー、オーストラリア)で行われ た臨床研究は、5%チャノキ油ゲルを市販の5%過酸化ベンゾイルクリームと比 較した(バセット(Basset)ら、1990、Medical Journal of Australia、1 53巻)。それらの研究は、5%チャノキ油も5%過酸化ベンゾイルも、炎症病 巣(開放性および閉鎖性面ぽう)数の減少により患者のざ瘡に顕著な治癒効果を 与えると結論づけた。その結果は、チャノキ油の作用発言は過酸化ベンゾイルに 比し若干遅いが、副作用は過酸化ベンゾイルより顕著に小さいことを示した。過 酸化ベンゾイルに関連する主な副作用は皮膚刺激および感作である:このために 皮膚発疹が現れ、それによってその後の過酸化ベンゾイル治療が中止に至ること が多い。過酸化ベンゾイルはまた別の欠点を有する、すなわちそれは皮膚をすっ かり乾燥させ、皮膚はざらざらになり、薄片状になる。 皮膚科医たちは、ニコチンアミド(バーク(Berk,M.A.)およびロリンス(Lori ncz,A.L.)、1986、Arch.Dermatol.122巻、670−674ページ)並び にニコチン酸およびその他のピリジン化合物(ジョンソン(Johnson,M.H.)およ びビンクレイ(Binkley,G.W.)、1950、J.Invest.Dermatol.14巻、2 33−238ページ)の局所的抗炎症効果を認めた。フィベンソン(Fivenson) らの研究(1994、Arch.Dermatol.、130巻、753−758ページ)は、 プレドニゾンに対する無作為化比較試験によって、水疱性類疱瘡の治療における ニコチン酸とテトラサイクリンとの併用効果を裏付けている。水疱性類疱瘡は紅 斑、小疱およびレンズ水泡を特徴とする慢性自己免疫病である。 担体の1−15容量%の過酸化カルバミドのみの投与、またはこれと、担体の 1−10容量%のニコチン酸またはニコチンアミドとの組み合わせ投与を含んで なる尋常性ざ瘡治療法を記した米国特許第4,607,101号も参照することが できる。 米国特許第4,505,896号は、担体の1−7%濃度のニコチンアミドおよ び/またはニコチン酸を、サリチル酸硫黄、過酸化ベンゾイル、ビタミンA酸、 エリスロマイシン塩基、クリンダマイシンおよびテトラサイクリンと組み合わせ て用いる尋常性ざ瘡治療法を記載している。 低級アルキルニコチネート、例えばメチルニコチネートをざ瘡丘疹に局所適用 すると病巣が速やかに改善し、そのような病巣による痛みがしばしば軽減するこ とを示した米国特許第5,240,945号も参照される。低級アルキルニコチネ ートの使用量は適切な担体を含む組成物の5−2.2重量である。 米国特許第5,459,153号は、パントテン酸またはその誘導体を、NAD またはNADPを生成することのできるニコチン酸またはその誘導体と共に含ん でなる組成物を用いる尋常性ざ瘡の治療を記している。組成物中の使用ニコチン 酸濃度はその組成物の0.5−10重量%である。 より最近になって、シャリタ(Shalita,A.R.)およびスミス(SmithG.)(199 5、J.Dermatol.36(6)巻、434−437ページ)は軽度尋常性ざ瘡 の治療のための局所用4%ニコチン酸ゲルと1%クリンダマイシンゲルの安全性 および有効性を比較した。研究者らは、尋常性ざ瘡治療において4%ニコチン酸 ゲルは1%クリンダマイシンゲルに匹敵する効果を有すると結論づけた。クリン ダマイシンは他の抗菌剤と同様に耐性菌の出現と関連するから、ニコチン酸ゲル は尋常性ざ瘡の治療のための望ましい代替薬剤である。 発明の開示 発明者は、チャノキ油と、NAD、NADPまたはそれらの前駆体とを組み合 わせると、チャノキ油またはニコチン酸単独による治療に比してざ瘡の治療に予 想外に有効であることを見いだした。 第一面において、本発明はざ瘡の局所的治療のための組成物に関し、前記組成 物はNAD、NADP、または使用時にNADまたはNADPを生成するNAD −またはNADP前駆体を0.5−20w/w%含み、前記前駆体はニコチンア ミド、ニコチン酸、または低級C1−C4アルキルニコチネートを含める。組成物 は0.1−25w/w%チャノキ油および薬物学的に容認される担体をも含むこ とができる。 ニコチンアミド濃度は好適には2−7w/w%、最も好適には5w/w%であ る。チャノキ油濃度は好適には2−20w/w%、最も好適には5w/w%であ る。チャノキ油は好適にはオーストラリア標準(AS)2782、すなわち国際 標準(DIS)4730のメラルーカ アルテルニフォリア(Melaleuca altern ifolia)油である。しかしその他の適したメラルーカ種またはレプトスペルマム 種、例えばM.リナリフォリア(M.linariifolia)、M.デシタフォリア(M.dessi tafolia)などから得られるチャノキ油をその天然型で用いてもよいし、 その抽出物を改質して用いてもよい。ここに用いる用語“チャノキ油”はその活 性成分の1種類以上、例えばテルピン−4−オールおよび/またはアルファーテ ルピネオールも含める。 組成物は局所適用に適したあらゆる一般的形、例えばクリーム、スティック、 ゲル、軟膏、ペイント(塗布剤)、ローションまたはスプレーの形でよい。100 %までの諸成分のバランスは、局所的処方に一般的に見られる添加剤および賦形 剤、例えば乳化剤、表面活性剤、増粘剤、皮膚軟化薬、安定剤、湿潤剤および保 存料を含める。 本発明の組成物は澄明水溶液として用いることができる。そのような澄明水溶 液は普通は1−20%表面活性剤、乳化剤または安定剤を含み、より好適には非 イオン性表面活性剤、例えばポリソルベートまたはツイーンを含む。より好適に は1−10%の表面活性剤、最も好適には1−5%の表面活性剤を含む。 上記の表面活性剤に加えて、本発明の組成物は皮膚を保湿する皮膚軟化剤を1 −10%、より好適には1−5%含む。適した皮膚軟化剤はセチオールまたはP EG7グリセリル ココエートである。1−10%、より好適には1−5%の湿 潤剤、例えばグリセロールまたはプロピレングリコール、および1−5%の増粘 剤(thicknerまたはviscosity increasing agent)、例えばグアールゴム、トラガ カントゴム、キサンタンゴムまたはガラクトマンナンゴムの形のゴムも含むこと ができる。1−15%の洗浄剤、例えばラウリルエーテルスルフェートナトリウ ムおよび/またはラウリルスルフェートアンモニウムなども含むことができる。 例えばココナツ ジエタノールアミンなどのクリーニング剤を1−5%含んでも よい。 クリームとして用いるとき、組成物はワックス類、例えば1−10%、より好 適には1−5%のセチルアルコールまたはステアリルアルコール類を含むことが できる。 精油、ハーブ、ビタミン、例えばビタミンEまたはビタミンA、加水分解コラ ーゲン、アミノ酸、パンテノールおよびその他の栄養要素も必要ならば含んでよ い。 第二面では、本発明はざ瘡を治療し、その発生を軽減する方法であって、この ような治療を必要とする皮膚に有効量の組成物を塗布することからなり、前記組 成物は0.5−20w/w%のNAD、NADP、または使用時にNADまたは NADPを生成する上記の前駆体を含んでなり、上記前駆体は好適にはニコチン アミド、ニコチン酸または低級C1−C4アルキルニコチネートを含んでなる。前 記組成物は0.1−20w/w%チャノキ油と薬物学的に容認される担体をも含 む。 本発明のこの観点により、この組成物は病巣に直接塗布され、皮膚の周囲領域 にも塗布するのが好ましい。この組成物はざ瘡吹き出物の出やすい皮膚にも適用 され、病巣発生を減らすことができる。所望の塗布回数はざ瘡のひどさによって 異なる。軽い症例では1日1ないし3回の塗布がすすめられる。よりひどい症例 ではより頻繁に塗布する。組成物が適切な表面活性剤を含む皮膚洗浄剤の形のも のである場合は、組成物をざ瘡に侵された皮膚領域またはざ瘡にかかりやすい領 域に塗布し、それから水で洗い流す。このような組成物による洗浄を1日1ない し3回、所望ならばより多く反復することができる。 理論によって束縛されるわけではないが、ニコチンアミドおよび関連化合物の 上記のような作用メカニズムは、使用時にこれらが酵素的補因子であるNADま たはNADPを形成する能力と関係があると仮定される。 本発明の好適な形をここに実施例によって説明する。 実施例 実施例1 本発明の適切なゲル組成物は次のものである; 実施例2 本発明の適切なクリーム組成物は次のものである; 実施例3 本発明の適切なローション組成物は次のものである; 実施例4 5w/w%チャノキ油および5w/w%ニコチンアミドを含む組成物の抗菌活 性を5w/w%チャノキ油の活性、5w/w%ニコチンアミドの活性、および活 性成分として過酸化ベンゾイルを含む2市販製剤の活性と比較した。比較はP. アクネATCC6919を用いる懸濁液テストによって行った。チャノキ油はA S2782級であった。現在のISO基準はDIS(ドラフト国際基準)473 0である。 結果を表1に示す。 ニコチンアミドを含まないチャノキ油、およびチャノキ油とニコチンアミドと の組み合わせを用いてテストを繰り返した。結果を表2に示す。 結果からわかるように、活性成分を何も含まない基剤は抗菌活性をもたない。 チャノキ油のみの場合は若干の活性を有し、ニコチンアミドはほとんど抗菌活性 を示さない。 チャノキ油とニコチンアミドとの併用によって抗菌効果は著しく増加する。そ の効果は市販の過酸化ベンゾイル組成物の活性と同様である。 実施例5 ニコチンアミド対チャノキ油の比をこの実施例の表3に示すように、チャノキ 油対ニコチンアミドの比が5:5ないし1.25:5(w/w)になるように変 化させた。P.アクネ懸濁液テストの結果は、ニコチンアミド含量が少なくとも 5.0%である場合はいずれの結果の間にも有意差はないことを示している。 実施例6 P.アクネ懸濁液テストを用いる表4に示す研究は、ニコチンアミドが5%よ り低い濃度では、5%以上の濃度の場合ほど有効でないことを示した。ニコチン アミド濃度を5%より増やしても組み合わせ処方の活性が増加するようにはみえ なかった。 実施例7 ニコチンアミドの類似体の効果をこの実施例で5表に示す。この場合も試験微 生物としてP.アクネを用い、N−置換および環置換誘導体の懸濁液テストを行 った。親化合物であるニコチン酸はN−置換部分と同様に非常に有効であること がわかる。しかし環置換部分(1−メチルおよび6−メチルニコチンアミド)は 効かなかった。すべての化合物は実施例2に記載のように一般的クリーム基剤に 処方され、どの場合もチャノキ油の濃度は5%であった。 実施例8 5w/w%チャノキ油、5%ニコチンアミド、5%エトカス(PEG−35− ヒマシ油)を含み、水でバランスをとった組成物でpHの影響を調べた。この組 成物のpHをHCIで3.0に調節し、生成した組成物が保存効果に関して米国 国薬局方(USP)および英国薬局方(BP)の基準に適合することを確認した 。同じ組成物に対して、乳酸と乳酸ナトリウムとの併用によりpHをpH7に調 節し、各組成物に対するpHの影響を評価した。ここでも生成組成物はUSPお よびBPの基準に適合した。 同じ組成物に対し、水酸化カリウムを用いてpHをpH9.0に調節した。生 成組成物はUSPおよびBPの基準に適合することが判明した。 同じ組成物を乳酸を用いてpH3.0に調節したとき、USPの基準には適合 したが、保存効果に関して遥かにより厳しいテストであるBPの基準には適合し ないことも認められた。組成物のpHを(I)HClを用いて5.0に、(II) 乳酸を用いて5.0に、(III)HClを用いて7.0にそして乳酸ナトリウムを 用いて9.0に調節することに関しても同様な結論があてはまる。 こうして、この実施例からは、組成物のpHをHClのような無機酸またはK OHのような無機塩基を用いて極端なpH値に調節した場合、生成組成物は保存 効果に関して満足できるようにみえる。pHを乳酸のような有機酸または乳酸ナ トリウムのような有機塩基を用いて極端なpH値に調節した場合は保存効果に関 するBP基準には不満足となる。 しかし、pHを乳酸または乳酸ナトリウムで例えばpH7.0のような中性に 調節した場合、生成組成物の保存効果はBPおよびUSPのどちらに関しても満 足すべきものである。 BP保存効果テストをパスした上記の組成物の試験に関して、これらの評価の 結果を表6および7にあらわす。 その他の変量が組成物活性に与える影響も重要である。これらにはpH、その 他の賦形剤および最終的処方の製法が含まれる。熟練せる当業者にとって、本発 明の多数の変更および/または改良が詳細に記載されている本発明の精神または 範囲から逸脱することなく行われ得ることは当然である。したがって本発明の実 施態様はあらゆる点で説明的であり、制限的ではないと考えるべきである。 実施例9 軽度から中程度の尋常性ざ瘡の症状を示す患者7名が地域薬局で治療を所望し た。全患者に実施例1に記載の組成物を与え、損傷領域に局所的に塗布するよう に指示した。1ないし3週間後、患者に主観的に再評価してもらった。7名中6 名では症状が著しく改善し、若干名では症状が完全に消失した。 TABLE TABLE 1 接種菌攻撃量8.7×106 TABLE 2 接種菌攻撃量1.1×107 TABLE 3 接種菌コントロール(プラセボ)9.3×107 TABLE 4 TABLE 5 TABLE 6 保存効果テスト−BP/USP(サンプルPH3)、 HCLで調節 TABLE 7 保存効果テスト−BP/USP(サンプルPH7), 乳酸/乳酸ナトリウムで調節 略記号 表2 cfu コロニー形成単位 TTO チャノキ油 Nicotin ニコチンアミド 表4 cfu =コロニー形成単位 Log10 reduction=比較コントロール(プラセボ)に対して、異なる時点に死 んでいる微生物を少数位であらわしたもの。3log10 reductionは99.9% に相当し、61 log10 reductionは99.9999%に相当する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 C 47/44 47/44 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU (72)発明者 ジェームズ スチーブン ロー オーストラリア国 2233 ニューサウスウ エールズ州 エンガディン ワリルダ ス トリート 37

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ざ瘡を局所治療するための組成物であって、in vivoでNADまたはNAD Pを生成する前駆体0.5−20w/w%、チャノキ油0.1−25w/w%およ び薬物学的に容認される担体を含んでなる組成物。 2.前駆体がニコチンアミド、ニコチン酸、 または低級(C1−C4)アルキ ルニコチネートから選択される請求項1記載の組成物。 3.前駆体がニコチンアミドである請求項2記載の組成物。 4.前駆体濃度が2−7w/w%である請求項2記載の組成物。 5.前駆体濃度が5w/w%である請求項2記載の組成物。 6.チャノキ油濃度が2−20w/w%である請求項1記載の組成物。 7.チャノキ油濃度が5w/w%である請求項6記載の組成物。 8.ざ瘡を加熱し、またはその発生を軽減する方法であって、このような治療を 必要とする皮膚に有効量の組成物を塗布することを含んでなり、前記組成物は先 行請求項の組成物を含む前記方法。 9.実質上、本明細書の実施例1−3のいずれかによって説明される請求項1記 載の組成物。
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