JP2000507145A - 回転ローラ式脱毛装置 - Google Patents

回転ローラ式脱毛装置

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JP2000507145A JP10530589A JP53058998A JP2000507145A JP 2000507145 A JP2000507145 A JP 2000507145A JP 10530589 A JP10530589 A JP 10530589A JP 53058998 A JP53058998 A JP 53058998A JP 2000507145 A JP2000507145 A JP 2000507145A
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    • A45D26/0023Hair-singeing apparatus; Apparatus for removing superfluous hair, e.g. tweezers with rotating clamping elements
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Abstract

(57)【要約】 回転ローラ式脱毛装置が開示されている。本脱毛装置はローラ(1)の駆動モータを装備し、ローラ(1)は1列または数列の毛抜きを備え、各列の毛抜きは一方の組の刃(20)で形成されると共に、これらの刃は他方の組の円板の間に挿入されており、さらに、本脱毛装置は、刃を軸方向に平行移動させてこれらの刃を他方の刃に押し付けた後、次に、引き離すようにする制御手段(56−85)を装備している。本発明によれば、少なくとも一方の組の刃(20、40)は十字形状をしており、一方のペアの対向アーム(23)は少なくとも部分的に長軸方向の一方にカーブしており、前記ペアの対向アームに直交する、他方のペアの対向アーム(23’)は少なくとも部分的に他方の方向にカーブしており、これらの刃はそのベースがアームの接合個所(21、41)でそれぞれの支持体(10、30)によって保持されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 回転ローラ式脱毛装置技術分野 本発明は片手に持つことができ、美容上またはその他の理由で余分と思われる 人体の毛を脱毛することを目的とした脱毛装置に関する。従来の技術 公知の脱毛装置群はローラをベースとし、このローラはケーシングの両端の一 方の端側の窓の背後に設けられた中心軸を中心に回転可能になっていて、1列ま たは数列の毛抜きを備え、各列の毛抜きは相互に平行に並置された一方の組の可 動刃で形成されると共に、これらの刃は他方の組の固定円板または同じく可動の 刃の間に挿入されており、このようにして、毛抜きは一方の組のある刃が他方の 組の円板または隣接する刃と関連づけられることによって構成されている。さら に、これらの刃を連続的に相互に押し付けるようにして脱毛すべき体毛を抜き取 り、次に、これらの刃を相互に引き離して脱毛した体毛を排出してから、次の体 毛を刃の間に挿入するようにした制御手段も設けられている。 効率化のためには、脱毛装置には同時に解決しなければならない制約がいくつ かある。第一に、1列または隣り合う2列の毛抜きは窓で仕切られた領域全体を 処理できなければならない。第二に、毛抜きを閉じることは毛抜きが皮膚レベル での体毛の付け根に移る瞬時に、可能な限り速やかに行われなければならず、こ のことは毛を抜く場所がそれほど大きくない場合も同じである。第三に、体毛を 抜くときの圧力の設定値は大きすぎても、小さすぎてもよくない。前者の場合に は、体毛が切断されるだけであり、後者の場合には、体毛がすべるだけで抜き取 られないことになる。第四に、前記の特質は1列を構成する毛抜きの各々が均質 になるように同時に存在していなければならない。最後に、制御のメカニズムは 時間的に信頼性があり、低コストとなるように可能な限り単純化されていなけれ ばならない。 上記ファミリに属する第1タイプの脱毛装置は「回転刃式」脱毛装置とも呼ば れ、文献EP 32 84 26(Demmester/Braun)に記載されており、平行に配置された 1組の円形刃で形成された回転ローラを装備し、各々の刃は直径方向に向き合う 2つの突出した毛抜き領域となっている。これらの刃は中央開口を通してローラ 軸上に装着され、このローラ軸に直交する軸に沿ってピボット回転可能になって いる。平行にかつ軸に対してスライド可能に装着された2つのピン(またはロッ ド)は横断溝を備え、その各々の内部で刃の中央開口の縁が当接しており、これ らの刃はこれらのピンの一方および他方と交互に結合されている。各ピンは小さ な復帰スプリング力に抗してカムによって作動し、ローラの一回転ごとに2回、 これらの刃は一方がある方向に、次の刃が反対方向に同時にピボット回転して、 毛抜きのように接触することを保証している。 文献EP 403 315(SEB)による脱毛装置は次のことを除けば前記の脱毛装置と 類似している。すなわち、この脱毛装置では、毛抜きは一方の組に属する回転可 能な半刃が、他方の組に属する固定円板(ディスク)と関連づけられることによ って形成されており、従って、ある列の毛抜きを作用させるには1つの作用ピン だけで十分になっている。各半刃はハブのスロット内に保持されている、そのベ ースを中心にピボット回転可能に装着され、このピボット回転はピンが通されて いる半刃の開口の内縁と接触するように、ピンのスロットによって伝達されるよ うになっている。 従って、上記の2装置では、ローラごとに2列の毛抜きしか設けられていない ので、ある列の毛抜きはケーシングの窓の前を通過する時すべてが同時に作用さ れるようになっている。 さらに、刃を引き離された位置に正確に復帰することは、スプリングがすべて の刃を作用させるのに十分に強固であるかどうかに左右され、このことはモータ に好ましくない制約となっている。また、目立たないように収まるだけ小さいか どうかにも左右される。 文献FR 2 662 338(Matsushita)に記載されている脱毛装置の第1変種では、 固定円板と左右方向に移動可能な刃とからなるローラを備えている。これらの円 板と刃は四角の中央開口を形成しており、同じく四角のセクションを回転駆動す る中心軸上に交互に配置されている。円形の固定円板はスペーサによって等間隔 に保持されており、中心軸の近くに位置する制御ロッドを通すための、十字状に 設けられた4つの開口を形成している。可動刃は概略十字形状をしており、その 中央開口は中央が四角状に広くなっていることを除き、同じく十字形状になって いてスペーサ上を回転移動可能に配置されている。軸に対して直径方向に向き合 う2つの制御ロッドは一方の組の可動刃と接触し、逆方向に移動させると、ピボ ット運動を刃に伝達するようになっている。90度に位置する他方の2つのロッ ドは遊嵌されているが、他方の組の刃とかみ合っている。各ロッドは、一端が固 定されてカムの働きをする軸受のらせん溝に入り込んでいる従節ローラをその端 部に備え、このらせん溝は、従節ローラだけがスプリングの作用を受けないで往 復動するようにしている。従って、可動刃はピボット回転すると、その隣り合う 2つの円板と交互に接触するようになっている。 ほぼ十字形の刃をもつ上記装置には、従って、4列の毛抜きがローラの周囲に 設けられており、2つの毛抜きのうち一方はある列の毛抜きが窓の前を通過する とき常に非作用状態にある。このことは、体毛の半分が1/4回転だけずれるよ うに抜き取られることを意味し、従って、苦痛が分散され、和らげられることに なる。 これに反して、4つの制御ロッドと2つのらせん溝付きカムからなる制御メカ ニズムは特に複雑であり、時間的信頼性に疑問があり、製造コストと組立コスト は無視できないほどである。特に、従節ローラは、「往路」移動から「復路」移 動に移るとき、またはその逆のとき、らせん溝の交互の傾斜面に接触するので周 期的に回転方向を変えることになる。これらの急激な回転方向の変更は制約とな っており、従って、従節ローラを急速に摩耗させる原因となっている。 従って、ピボット回転可能な刃をもつ上記脱毛装置は、制御ピンが毛抜き刃に 作用するときのレバー・アームを相対的に小さくし、ピンの行程が相対的に小さ いときに、毛抜き刃の引き離しを最大にして刃の間に体毛をつかむことを容易化 することを基本原理にしている。毛抜きが開いているとき、ピンの行程はすべて の刃が移動可能になっている最初の装置では、最後に説明した2つの装置の場合 よりも、2倍に小さくなっている。閉じる速度は、レバーの作用を大きくしてカ ムの深さを小さくすると、それだけ大きくなっている。それでも、例えば、コー キングによってカム形状の変更を最小限にすると、閉じる瞬時に好ましくない遅 れを引き起こす可能性がある。 これに反して、このとき、カムによってピンに加えられる力の約数である毛抜 き領域レベルでの締付け力値は、列全体にわたる均等性と共に、比較的強固であ る無数の部品の最終的位置によって決められている。この場合、これらの部品の 1つの最小寸法誤差は、それがカムの形状であっても、ピン上の溝の分布であっ ても、刃の長さであっても、これらの部品の製造時にも、摩耗時にも、この実効 締付け値に大幅に影響している。 特に、異なる締付け部品が回転円筒の中心軸を中心にピボット回転していると すると、これらは締付け位置における角度が相対的に大きくなるので、相互に押 し付け合っている縁が、体毛を抜き取るのではなく、体毛を切断するだけである ことがよく起こっている。 このファミリに属する第2タイプの脱毛装置は「平行移動刃式」脱毛装置とも 呼ばれ、文献EP 147 285(Alazet)に変種として記載されている。この脱毛装置は 電気モータで回転駆動されるハブに固定された一方の組の並列円板、および円板 間に配置され、くし歯のように刃を支えているロッドと一体に固定された他方の 組の狭幅刃を備えている。このロッドはその一方の端で作用するカムによって軸 方向に移動され、これはその他方の端で作用する復帰スプリング力に抗して行わ れている。このようにして、これらの刃は全体が並列に平行移動し、原理的に円 板と同時に接触して毛抜き作用を引き起こすようにしている。 上記にもかかわらず、体毛がこれらの毛抜きに良好にはまり込むことと、一方 の毛抜から他方の毛抜きへの毛抜き力を均等にすることは、次の2つの部品の精 度にも大きく左右される。つまり、円板とくし歯状の刃は、その間の間隔が厳格 に均等になるように積み重ねられていなければならない。この不都合はこの装置 のコストと効率性に影響を与えている。さらに、ローラ上の直径方向に向き合う 毛抜きは2列だけであり、毛抜きはその列の毛抜きがケーシングの背後を通過し たときすべてが作用するようになっている。 文献WO 92/15223(Dolev)には、平行移動可能な刃をもつ別の脱毛装置が記載さ れており、これによれば、中心軸上の回転ローラは軸方向に固定された平坦円板 と、その間に挿入された平坦刃の列からなり、これらの間に毛抜きを形成してい る。これらの円板は一方の面にほぞがあり、他方の面に開口があり、その積み重 ね時に相互にはめ込まれて、両端の側板の一方に配置されたリングによって回転 駆動されるローラを構成している。円形の可動刃は前記ほぞに対応する開口をも ち、ローラに対して長軸方向に移動可能にすることによって固定円板間に配置で きるようにしている。これらの可動円板の中央開口は内側に向いた半径方向のほ ぞをもち、回転軸に一定間隔で設けられた横断溝に入り込んで、ロックされるよ うになっている。 中心軸のケーシングの内端はそれ自体も、より大きなピニオンとかみ合う歯車 と一体になっている。この歯車の内面は円筒ブロックによって延長され、その周 面に正弦波形状の溝が刻まれている。ケーシングと一体のルーレットはこの溝に はまり込んでいる。このようにして、軸が回転すると、カム溝内のルーレットの 作用により、この軸が回転すると共に交互に前進と後退を繰り返すので、可動刃 が隣り合う固定円板を押し付けることと、後退することが交互に行われる。軸の 交互運動により、毛抜きが開閉し、開いたとき体毛をその空間に閉じ込め、閉じ たとき体毛を抜き取っている。 別の変形では、長軸方向に固定された回転ローラは断面が十字形のチューブで 形成され、そのブランチに等間隔の溝が刻まれている。十字形状の刃は平行移動 可能な中心軸にロックされ、溝内に突出した刃のブランチを溝の縁に押し付けて 体毛を抜き取るようにしている。 上記にもかかわらず、スプリングによらない直接カム式制御デバイスは、各刃 をその隣接円板の一方から他方へ長い距離にわたって往復移動させる必要がある ため、特に容積が大になり複雑化するので、コスト高になっている。さらに、前 述したように、正弦波形状の溝を通り抜ける従節ローラは回転方向が周期的に急 激に変わる傾向があるため、寿命の点で望ましくない。 これらの平行移動可能な刃をもつ、これらの脱毛装置の利点は、一定圧力で締 め付け力を分散化する平坦な毛抜き領域が容易に得られ、体毛をつかんで引き抜 くことが向上することである。 これらに反して、この場合も、上記装置の脱毛効率は締付け値を一定レベルに 保ち、各毛抜きの締付け作用を等しくすることと同様に、厳格に等しくなければ ならない円板間および刃間の間隔の精度に左右されるため、これを埋め合わせる ための刃のたわみがわずかでも効力をもつのは、平面と平面とが接触するときだ けである。この変形装置では、溝の縁を斜めにして刃がたわむ傾斜だけある程度 の遊びを設けることが提案されている。それにもかかわらず、この斜面溝はどち らかといえばカッタの働きをしている。発明の概要 本発明の目的は、一方の可動刃が他方の可動刃とも、固定円板とも関連づけら れることによって形成された毛抜きを備え、上述した種々の制約の最良の妥協策 を提供して除去すべき体毛の脱毛を最適化する回転ドラム式脱毛装置を提供する ことである。 可能な限り、1列の毛抜き、または隣り合う2列の毛抜き、つまり、短い間隔 で、例えば、ローラの1回転の1/3以下の間隔でケーシングの窓に連続して現 れる毛抜きは、ケーシングの窓の前に現れる皮膚のほぼ全領域を、実効的に閉じ ることにより、および1列の毛抜き全体が事実上かつ適当な時期に閉じることに よって処理できるようになっていなければならない。 この種の装置は、特に、常に扱いずらい作業である組立時に毛抜き力を調整す る装置を必要とすることなく、あるいは使用者が外部制御で余りに偶然的な方法 で調整する装置を必要とすることなく、毛抜き圧力値を相対的に一定に保てるよ うになっていなければならない。 制御メカニズムは、部品が良好に作用するために不可欠である、部品間の避け られない遊びを考慮に入れ、しかも設計を単純化して信頼性を向上し、製造コス トを減少できるようになっていなければならない。 上記目的を達成するために、本発明による脱毛装置は、片手で持てるようにし たケーシングを備え、該ケーシングはそこに設けられた窓の背後に配置された中 心軸を中心に回転移動するローラの駆動モータを収容していて、前記ローラは移 動可能に並置された一方の組の並列刃が、他方の組の固定円板または同じく移動 可能な刃の間に挿入されることによって形成された1列または数列の毛抜きを具 備していることを特徴としている(従って、各毛抜きは一方の組の刃が他方の組 の円板または隣接刃と関連づけられることによって構成されている)。さらに、 本発明による脱毛装置は移動可能な刃を中心軸の長軸方向に平行移動させて、一 方の刃を他方の刃に押し付けて抜き取るべき体毛を抜き取った後、次に、これら の刃を引き離すための制御手段を備えていることを特徴としている。このために 少なくとも一方の組の刃は十字形状をしており、相互に向き合う一方のペアのア ームは少なくとも部分的に長軸方向の一方にカーブしており、相互に向き合う他 方のペアのアームは少なくとも部分的に長軸方向の他方にカーブしており、これ らの刃はそのベースがアームの接合個所でそれぞれの支持体によって保持されて いる。 以上のように、作用状態の刃をそのベースから平行移動させることと、十字形 の刃とを組み合わせることにより、刃のアームのたわみ弾性力は自由にかつ制御 された形で利用されている。実際には、アームの弾力性は、一定の弾力係数をも つ金属を選択することにより、および通常は平坦で、矩形である刃の断面と、そ の固定ベースとその毛抜き周面との間の直線的高さとを適当な値に決めることに より、非常に良好に設定することができる。さらに、この弾力性は断面を局所的 に、従ってその弾性力を修正する開口を刃のアームに設けることによって調整す ることも可能である。 特に、切断と絞り加工または型打ち加工による刃の製造方法によれば、刃のカ ーブは、そのアームの全高にわたって規則的に分布させることができる。あるい は、このカーブはアームの一部だけに形成することも可能であり、例えば、その 固定ベースのレベルに形成することも、端部の毛抜き領域と境界をなしているカ ーブのすぐ下に形成することもできる。 以上のようにして、カムの従節ローラから毛抜き領域までに至る制御運動内に あらかじめ決めた弾性係数をもつ部品が挿入され、長軸方向の理論的平行移動値 については、正確な締付け力値を設定することを可能にし、特に、この移動の避 けられない誤差範囲については、締付け力値の範囲を設定することを可能にし、 その最小値は体毛のすべりを防止し、最大値は、どの場合も、体毛の切断の臨界 値以下に留まるようにしている。この中間部分は弾力性があるために、締付け力 は予測し得る最大の運動作用の最大値についても、最小値についても制御しやす くなっているので、製造とコストの可能性に関して影響を及ぼす部品の機械加工 精度の制約となっている不都合を大幅に解消することができる。 さらに、締付け力の発生のために利用されるこの弾性力は、カムの作用だけで 行われる往路方向の移動の後、運動を復路方向に戻すためにも利用することが可 能である。言い換えれば、カム制御装置を機能させるために従来利用されていた 場所をとるスプリングはここでは刃の列に分布され、各刃はコイルスプリングと 同じ仕事をする働きをしている。刃の列に分布されたこの作用スプリングは目立 たないが、非常に信頼性があることが判明している。 一方の組の可動刃が固定円板と関連づけられている場合には、制御手段は刃の 支持手段の両側にそれぞれカムを含むだけで、一方の隣接円板へ往路移動させ、 他方の隣接円板へ帰路移動させることができるが、両方の働きをするカムを支持 手段の片側だけに設けることもできる。 好ましくは、アームのカーブが軸上で突出する量はその支持手段の軸方向の平 行移動値の1/3または2/3の範囲に、好ましくは1/2になっている。 窓の前に現れた皮膚の全領域と、1/4回転だけずれた2列の連続刃で処理す ることを可能にする十字形刃とを組み合わせると、アームのカーブは毛抜きを開 いて体毛をつかむための移動部分と、以前よりもはるかに重要であるが、刃のア ームの弾性部分を利用して望ましい締付け力範囲を加えるための移動部分とを任 意に設定することを可能にする。 好ましくは、これらの2組はカーブした刃で構成され、一方の組の刃は他方の 組の刃とは逆方向にカーブしている。 たわみ性のアームの各々の弾性係数を設定する時の不確実性は、締付け値が列 の全体にわたってさらに均等になるように補正することができる。 2組の可動刃の場合には、支持手段の各々にカムと従節ローラの単純な制御装 置を設けると利点が得られるが、深さを刃自体の移動のわずか1/2にすると、 刃の寿命が大幅に向上することになる。 好ましくは、毛抜き領域を構成する刃の周面領域は軸に直交する平面に対して 角度が1度から15度の範囲になっている。この毛抜き周面領域はアームの端部 で屈曲個所と境界をなしている。 従って、あらかじめ決めた締付け力の応力を受けると、これらの領域は軸に直 交する平面にほぼ入り込んで体毛を一ケ所でつかむだけでなく、接触ラインに沿 って、つまり、接触平面に沿ってつかむという利点が得られる。 さらに、利点として、毛抜き領域を構成する刃の周面は幅がそれを支えるアー ムの幅よりも大きくなっている。 アームの幅を小さくして、その接続ベースからたわみむことが予想される直線 高さをある程度残しておくことが好ましく、そのようにすると、締付け端の領域 が大きくなるので、皮膚レベルでの体毛のつけ根に対して閉じた時に起こり得る ずれを補正することができる。 本発明の別の側面によれば、手で持つように設けられたケーシングを備え、こ のケーシングはそこにに設けられた窓の背後に配置された中心軸を中心に回転可 能なローラの駆動モータを収容しており、ローラは1列または数列の毛抜きを装 備し、各列の毛抜きは移動可能に並置された一方の組の並列刃が、他方の組の固 定円板または同じく可動の刃の間に挿入されることによって構成され(従って、 各毛抜きは一方の組の刃が他方の組の円板または隣接刃と関連づけられることに よって構成されている)、刃の毛抜き周面領域は刃のベースに対して軸方向にず れており、さらに、可動刃を中心軸の長軸方向に平行移動させて、刃を相互に押 し付けて脱毛すべき体毛を抜き取った後、これらの刃を引き離すようにする制御 手段を備えている脱毛装置において、一方の組の刃は中央スライドギヤと一体に 固定され、他方の組の刃は同心状にスライドギヤを取り巻くケージと一体に固定 され、制御手段はそれぞれが相反方向に交互平行移動するようにスライドギヤと ケージに作用することを特徴とする脱毛装置を提供している。 従って、通常は長くなっている平行移動行程は、一方ではスライドギヤによっ て、他方ではケージによって往復動される2つの半行程に分割されているため、 浅くしたカム制御装置をこれらの部品の各々に設けることを可能にし、従って、 時間的信頼性を向上している。 好ましくは、スライドギヤはローラ軸を取り巻くスリーブ、またはローラ軸自 体にし、その外周面に刃のベースを保持する溝が設けられている。 好ましくは、ケージは複数の軸方向ロッドで構成され、その両端は相互に対し て一定間隔をおいてローラを縁どる2つの側板の周面に固定され、ロッドの半径 方向内面には刃のベースを保持する溝が設けられている。 十字形刃を使用する場合には、4ロッドだけの構造にすると、製造が簡単で、 組み立てが容易な部品で構成することができる。特に、例えば、径がローラ径の 約1/3となるように軸を比較的大きくし、十字形アームの間を通るロッドを、 例えば、十字形アームの直線高さと同じになるように厚くして、これらを組み立 てると、刃のベースを相互に対して非常に緊密に等間隔に保つことができる。 それぞれが相反方向に交互に平行移動するようにスライドギヤとケージに作用 する制御手段は、 − 直径方向に向き合い、ケージの側板の少なくとも一方の側板の外面に固定 された一方のペアの扇形カムと、 − 一方のペアのカムの間に挿入され、半径方向に向き合い、スライドギヤの 端部に固定された他方のペアの扇形カムとを備え、 − これらのカムは側板に向き合うようにケーシングに取り付けられた直径方 向のペアの従節ローラに作用し、 − さらに、一方ではケージに、他方ではスライドギヤに作用する弾性復帰手 段を備えていることを特徴としている。 従って、一方のペアのカムが従節ローラによって押し付けられると、他方のペ アのカムは復帰手段の作用を受けて自由に突出するので、交互の2重往復運動が スムーズに行われることになる。このような構成になっているため、2つの別個 の刃支持手段、つまり、スライドギヤとケージは、その体積の厚さが、移動の広 がりと関連してカムの深さよりも大となることがない制御手段によって連続的に 作用されることになる。 好ましくは、刃は相互に向き合うアームが一方のペアのアームが一方の軸方向 にカーブし、他方のペアのアームが他方の方向にカーブしている十字形になって おり、一方の組の刃は他方の組の刃と反対方向にカーブしている。他方の側板と スライドギヤの他端はそれぞれペアの扇形カムを備え、これらのペアは相互の間 に挿入され、一方の側板のカムに対して1/4回転だけずれている。 刃はそれ自体が一方向に、次に他方向に弾性復帰する機能をもっているので、 1/4回転だけずれた2組のカムをローラの両側に設けることができるが、カム の深さを浅くすると、その寿命を長くすることができる。「中立」平衡と呼ばれ る位置は、従節ローラがそのとき同一平面に置かれている2カム間に丁度位置し ているとき現れ、刃の毛抜き領域はこの位置にあるとき等間隔、つまり、ぴった り突き合わされている。これに対して、ローラの両側のペアのカムに対する従節 ローラの相互作用はそれぞれスライドギヤとケージに作用し、あるいはその逆に 作用するので、「往路」と呼ばれる方向に移動が自然に行われ、そこから離れよ うとしている窓の第2半分に位置する一方の組の毛抜きを確実に締め付けて一時 的に体毛を抜き取り、これと同時に、窓の第1半分に到着する他方の組の隣接毛 抜きを確実に開いて一時的に収集できるようにする。過渡的中立位置への戻り自 体は、基本的には、締め付けられた刃のアームの各々に蓄積された弾性力によっ て行われる。 特に、この左右対称の制御装置はケーシングの一方の端の途中に窓を設けるこ とを可能にするので、手に持ちやすい電気かみそりに似た、角を丸くしたほぼ平 行6面体の形状を受け入れることができる。 特に、複雑な移動を制御し、2列の刃の前進だけでなく復帰も保証するこの制 御装置は、動作の遊びに強く、製造が容易である限られた数の部品からなる、単 純なメカニズムで実現されている。図面の簡単な説明 以下では、添付図面に例示している実施例を参照して本発明について詳しく説 明するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。 図1は、本発明による脱毛装置の縦断面図である。 図2は、図1に示す脱毛装置を構成する主要部品を示す分解斜視図である。 図3aおよび図3bは、ある刃と、それぞれ第1の角位置と1/4回転だけず れた第2の角位置にある2つの隣接刃との関係を示す概略斜視図である。 図4a、4b、4cおよび4dは、それぞれ分解された位置、中立位置、「ス ライドギヤ往路」位置および「ケージ往路」位置にある、図2のIVの角度から 見た交差カムを示す斜視図である。 図5a乃至図5hは、ローラが1/2回転したときの脱毛装置の第1動作モー ドを示す概略図である。 図6a乃至図6eは、ローラが1/4回転したときの脱毛装置の第2動作モー ドを示す概略図である。発明の最適な実施形態 図1および図2に示すように、脱毛ヘッドは、半円筒体5内で回転可能の中心 軸10と、中心軸を取り囲むように中心軸と同軸に装着されたケージとで構成さ れた回転ドラム1からなり、前記ケージはその間に4つのロッド30を保持して いる2つの側板50、60で形成されている。 ここで説明する実施例では、左側の側板50は側面ピニオン52の形態をして おり、このピニオンは半円筒体5の幅広いベース横架材に設けられた開口を通り 抜ける減速ギヤによって駆動され、減速ギヤはケーシング内に置かれた電気モー タによって回転されている。 このように左側側板によって駆動されるケージはさらに、その側板の刻み付き 中央開口53、63を通して中心軸10の長軸方向の歯14とかみ合っている。 滑面の両端12は、相互が半円筒体5の側面ブランチ6の各々に当接するように 回転不能に設けられた円板軸受に設けられた開口81内に支持されている。 一方の組の十字形刃20は中心軸10に沿って一定間隔で並置されるように並 列に装着されている。この目的のために、歯14は等間隔の円形溝16の形態に なっている。これに対応して、刃20の接合ベース21には、歯14の頂点のそ れと同径の開口と、長軸方向の歯14の脚のそれと同じ内径の内部に向う半径方 向の4つのほぞ22とが設けられている。刃20を中心軸10に取り付けること は、ほぞ22を歯間の長軸方向の空間にはめ込んで、刃を長軸方向の位置にして から、次に、1/4回転させることにより、これらのほぞを中心軸上の対応する 溝16内にはめ込むことによって行われる。このようにして、刃20は長軸方向 にこの中心軸と一体になっている。 他方の組の十字形刃40は一方の組の刃の間に挿人されているが、こちらの組 は、ケージによって、具体的には、同軸のロッド30の半径方向の内面に設けら れた溝32によって保持されている。この目的のために、これらの刃40の接合 ベース41は円形リングの形態をしており、そこには長軸方向の歯の頂点のそれ よりも大きい径の中央開口42が設けられている。このようにして、他方の組の 各刃40は一方の組の各刃20の後に軸14上に通され、これらの刃40は2つ の溝間の歯14上で一時的に遊び状態に置かれている。これらの2つの組が通さ れ、一方の組がその溝内にロックされると、溝32が49で示すように、それぞ れ他方の組の刃40の円形の接合ベース41の各々内でかみ合うように軸方向ロ ッド30を取り付けることが可能になり、一方の組の刃20の角度のある接合ベ ース21は図2に29で示すように、ロッド30を自由に通過させるようにする 。 さらに、側板50、60の内面には、それぞれロッド30の端部を受け入れる 凹所34が4つ設けられている。このようにして、一体化された両方の組の刃2 0、40が中心軸10上に装着され、軸方向ロッド30が取り付けられると、側 板50、60が相互に向き合うように中心軸10上に取り付けられ、同時に、そ れぞれの刻み付き開口53、63は長軸方向の歯14とかみ合うようになり、軸 方向ロッド30の両端は側板の対応する受け34内でかみ合うようになる。 さらに具体的には、本発明によれば、一方では、一方の組の十字形刃20を保 持する中心軸10と、他方では、他方の組の刃40を保持するケージ30/50 /60は半円筒体5を中心にして共通回転運動をするほかに、相互に対して相反 方向に軸方向に移動可能になっている。 このような理由から、一方では側板50、60の各端面には、重なり合ってい るが、一方56/70が他方66/75に対して1/4回転だけずれている同一 の交差カム装置が設けられ、他方では、中心軸10に対して直径方向に向き合う ペアの従節ローラが各交差カム装置に向き合うように設けられ、右側側板85と 左側側板80のそれぞれには、半円筒体5の対応するアーム6に圧接するローラ 端に位置する従節ローラが設けられている。 さらに具体的には、図4に詳しく示すように、側板60には直径方向に向き合 っていて、頂点角度がほぼ90度である扇形に対応する円形リング部分の形状 をした2つのカム66、66’が単独でその外面に保持されており、中央のくり 抜きはスライド自在に軸10を通すための刻み付き開口63に対応している。側 板60のこれら2つの雌側カム66の間には、スライドギヤ軸10を押し付けて いる中央リング76からなる雄側カム75が取り付けられており、この中央リン グは直径方向に向き合っていて、頂点角度がほぼ90度である円形リング部分の 形状をしたペアの雄側カム75、75’がその上に設けられている。 ケージに対するカムの角度位置は中間ラインに対して一方の列の毛抜きが閉じ る位置を決定する。毛抜きが閉じることは、中間ラインが窓の途中にきたときに も、進んでいるときにも、遅れているときにも、開始することができる。一方の 列の毛抜きを他方の列の毛抜きよりも長い時間閉じたまましておくことも可能で あり、その場合には、相互に向き合う一方のペアのカムの頂点角度は、それが雄 側である場合も雌側である場合も、90度以上(例えば、120度)になってお り、相互に向き合う他方のペアのカムの中心角度はそれだけ減少している(例え ば、60度)。極端には、8列の毛抜きを設けることが可能であり、その場合に は、カムは頂点角度がほぼ45度で、相互に対して同じく45度だけずれている 扇形の十字形になっている。 上述した交差カム装置は、以下に述べることを除けば、左側側板50について もほぼ同じである。つまり、左側のペアの雌側カム56、56’は、その中央に スライドギヤ軸10の歯が通される刻み付き開口53が設けられている側板54 の内壁を有効に用いることによって歯付きの駆動ピニオン52の内部に組み込ま れている。従って、これらの雌側カム56はピニオン52の内部に、同じくスラ イドギヤ軸10の歯14を押し付ける中央リング71で形成された雄側カムを受 け入れる場所を残しており、前記中央リングは直径方向に向き合っていて、頂点 角度がほぼ90度である円形リング形状の2つの雄側カムがその上に取り付けら れている。 図2および図4に詳しく示すように、円形リング形状の各カムは、それが雄側 であるか雌側であるかに関係なく、まず上昇傾斜面73になっており、その後に 段付き面72が続き、最後に下降傾斜面74になっている。特に、この下降傾斜 面は上昇傾斜面よりも急峻にすることができる。例えば、この下降傾斜面は頂点 角度がほぼ20度である扇形に対応させ、上昇傾斜面は頂点角度がほぼ30度で ある扇形に対応させ、段付き面は頂点角度がほぼ40度である扇形に対応させる ことができる。別の変形によれば、上昇傾斜面は頂点角度がほぼ25度から35 度の、特に30度の扇形に対応させることでき、段付き面は頂点角度が50度と 60度の間、特に55度の扇形に対応させることができ、下降傾斜面は非常に小 さくし、例えば、頂点角度がほぼ5度である扇形に対応させることができる。上 昇傾斜面の出発点に対する段付き面の高さの差は、そのカムがその対応する部品 まで移動することを決定し、これは0.4mmから1.2mmの範囲にある。 図1に詳しく示すように、雄側カム70、75はスライドギヤ軸10の滑面端 部12に取り付けられ、その端部は従節ローラ84を支えている円板80、85 の開口軸受81の内部で移動自在であり、これらの円板は半円筒体によって、例 えば円板80、85の阻止ほぞ82がロックすることによって回転しないように なっている。雄側カムと軸はいずれも側板によって同速に駆動されるので、これ らの部品は相互に対して回転不能になっている。 2つのペアの従節ローラ84は一方では水平に、つまり、半円筒体5の底の横 架材に対しほぼ平行になっており(または図1と2に示すように垂直になってい る)、左右の交差カム装置は他方では、相互に対して1/4回転だけずれている ので、一方のペアの従節ローラが雄側カムに作用してスライドギヤ軸を一方向に 押したとき、他方の向き合うペアの従節ローラは雌側カムに作用してケージを反 対方向に押すようになっており、この状態は、ケージ30/50/60に対する スライドギヤ軸10の2重交互往復移動を上記のように引き起こして1/4回転 した後、反転される。 図4cは、図1の右側部分の交差カム66、75の作用の様子を斜視図で示し たもので、そこでは、雄側カム75は雌側カム66に押し込まれ、スライドギヤ 軸はさらに左側に押され、ケージはさらに右側に押されている。図4dは、同じ く、図1の左側部分のカムの作用の様子を斜視図で示したものである。図4bは 中立の過渡状態を示し、そこでは、カム66と75は同一平面に現れ、ケージは スライドギヤ軸10に対して中央に置かれている。スライドギヤとケージ間のこ の往復移動はスライドギヤの各十字形刃20を隣接するケージの2つの十字形刃 40と連続的に接触させる。 重要度では前記と劣らない本発明の別の側面によれば、2組の十字形刃20、 40は平坦ではなく、逆方向に2重にカーブしている。図3aに詳しく示すよう に、また図2の右側の下部分に示すように、スライドギヤ10に属する一方の列 の刃20は相互に向き合う、一方の方向24にカーブしたペアのアーム23をも ち、毛抜き周面領域25はケージと一体に設けられた他方の組の隣接刃40の毛 抜き周面領域45に接近するようになっており、その対応するアーム43’はカ ーブ44が同じく逆方向に向いている。つまり、向き合うようになっている。刃 20の他方のペアのアーム23’は、一方の組のアーム23に対して直角になっ ている。刃20の他方のペアのアーム23’は、これに対してカーブ26が対応 する毛抜き領域27から離れるように反対方向になっている。また、同じように 、相互に向き合い、直交する刃40の他方のペアのアーム43は、そのカーブ4 6が対応する毛抜き領域から離れるようになっており、さらに、この毛抜き領域 を次のスライドギヤの十字形刃に向き合う毛抜き領域に近付けている。 言い換えれば、一方では毛抜き領域25を通過するスライドギヤ軸10に直交 する平面と、他方では1/4回転だけずれている毛抜き領域27を通過する直交 平面は、その支持体上の刃の接合ベース21平面の両側に等間隔で位置している 。同様に、それぞれが毛抜き領域45、47を通過する2つの直交平面も、刃4 0の接合ベース平面41の両側に位置している。 以上のように、刃の一方のペアのアームは、スライドギヤ軸10がケージ30 /50/60に対してある方向に移動したとき接触するようになる、隣接刃の対 応するペアの刃の方向にカーブしている。直交するアームの逆方向のカーブは、 図3に詳しく示すように、1/4回転した後のケージに対してスライドギヤが逆 方向に移動したときに対応している。 ここで注目すべきことは、各刃のアームのカーブは湾曲しているアームの全高 にわたって均等に分布させることも、接合ベースのレベルの屈曲個所に集中させ ることもできることであり、この場合、もう一方の屈曲個所は毛抜き周面領域と 境界をなし、図3に示すように軸に直交する平面で折り返しており、あるいは図 1と図2に示すように毛抜き周面領域の下の2重屈曲個所に集中させることもで きることである。最後の2つの例では、アームはほぼ直線であり、軸に対して斜 めになっていることもあれば、直交していることもある。 以下では、上述した脱毛装置の第1動作モードを、図5a乃至図5hを参照し て詳しく説明する。この動作モードでは、その毛抜き周面領域25、45がケー ジとスライドギヤの中立位置でほぼ突き合わされるように比較的剛性の半円筒体 5がカーブした刃のアームと組合わされていること、および下降傾斜面が顕著に なっているカムと組み合わされていることを想定している。 図5に示すように、スライドギヤ10は軸方向ロッド30で示すケージの内部 で長軸方向に平行移動可能に配置されている。角度をなして重ね合わされている カムは、同図では、一列に展開されている。これらのカムがペアの従節ローラ8 4の前に到着する順序は図5aの矢印(f)に従っていることを示し、またこれ らのカムは同じ部品の一方の側と他方の側で角度がずれていることも示している 。もっと詳しく説明すると、スライドギヤ10は左側ではまず第1の雄側カム7 0によって作用され、次に、右側では第2の雄側カム75によって作用され、次 に、再び左側では直径方向に第1の雄側カムと向き合う第3の雄側カム70’に よって作用され、最後に、右側では直径方向に第2の雄側カム75と向き合う第 4の雄側カム75’によって作用される。逆に、ケージ30は右側ではまず第1 の雌側カム66によって作用され、次に、左側では第2の雌側カム56によって 作用され、次に、再び右側では直径方向に第1の雌側カム66と向き合う第3の 雌側カム66’によって作用され、最後に、左側では直径方向に第2の雌側カム 56と向き合う第4の雌側カム56’によって作用される。 スライドギヤ10は十字形刃20を支えており、図の平面には一方のペアのア ームが示されている。これらのアームはここでは右側にカーブし、毛抜き領域2 5を支えている。スライドギヤ10の中間には、直交する他方のペアのアーム が逆方向にカーブし、毛抜き領域27を支えている。毛抜き領域25はケージ3 0と一体に設けられた隣接刃40の毛抜き領域45と向き合っているのに対し、 毛抜き領域27はケージ31と一体に設けられた他方の隣接刃40に属する毛抜 き領域47と向き合っている。 図5aに示すように出発位置が0度にあるとき、従節ローラ84はスライドギ ヤ10とケージ31を相互に押し付けるように維持して、毛抜き領域25と45 が相互に押し付けられるようにし、他方、毛抜き領域27、47は相互から広く 引き離されている。この状態は、従節ローラ84がカムの段付き面に沿って転動 し、25度だけ回転前進している間持続される。 図5bは25度と40度の間で回転し、従節ローラがカム66、70の下降傾 斜面に位置しているときの状態を示している。このとき、領域25と45のアー ムに蓄積されていた弾性張力はコイルスプリングと同じように作用し、スライド ギヤをケージから引き離し始め、これは従節ローラが傾斜面上に位置している間 続けられる。 図5cは40度と44度の間で回転し、従節ローラがカム66、70の下降傾 斜面から離れようとしているときの状態を示している。領域25、45のアーム に蓄積されていた張力はこのときは弱くなっており、特に、領域25、45が初 期傾斜するまで弱くなっている。これと同時に、直交する2つの毛抜き領域27 、47はほぼ接近している。 図5dは45度回転したときの状態を示し、そこではスライドギヤはケージに 対して中立位置に置かれており、各側では、カムは同一平面上に置かれている。 カム70、66から離れた従節ローラ84はまだ次のカム56、75まで到達し ていない。一方では毛抜き領域25、45、他方では毛抜く領域27、47は結 合されたままで弾性応力を発生していない。この状態では、弾性応力はケージに も、スライドギヤにも作用していないので、従節ローラとカムとの間の遊びが小 さいことが認められるが、これは、一般的には、十字形刃のアームの弾性作用に 起因する帰路行程とカム行程に起因する帰路行程とが完全に一致していないため である。この遊びは最良のケースでは、最初は無視できる程度であるが、それ以 降では製造のばらつきが原因で、あるいは動作に起因する摩耗やクリープ、損傷 が原因で発生するのが一般的である。 上記にもかかわらず、U形状の支持半円筒体5は、主としてハウジングのよう に装置全体の結合を保持するように剛性をもつ構造になっているが、弾性力を蓄 積しておくことができる。言い換えれば、この半円筒体の若干の初期プレストレ スは、この過渡期に現れる上記遊びをあとで補償するために必要な値に設定して おくことができる。 図5eは45度と70度の間で回転したときの状態を示し、そこでは従節ロー ラ84はカム56、75の上昇傾斜面に作用している。これらの従節ローラはス ライドギヤ10をケージ31から引き離すために、毛抜き領域27、47に対応 する他方のペアの直交アームが積極的に拘束されるので、これらのアームは弾性 エネルギを蓄えることになる。これと同時に、毛抜き領域25、45は一方を他 方に対して開くことを始める。 図5fは70度と90度の間で回転したときの状態を示し、そこでは従節ロー ラはカム56、75の段付き面上を通過し、スライドギヤは最大限ケージから引 き離されることになる。初期では若干斜めになっている毛抜き領域27、47は 軸に直交する平面に戻り、あるラインまたはある面に沿って体毛を確実に抜き取 るので、体毛が切断されることが防止される。 さらに注目すべきことは、この時点で、締付け力は体毛の接触ライン上の圧力 に変換されることである。特に、この締付け力は、本発明によれば、図5eに示 す全移動段階時に発生する、領域27、47に対応するアームの弾性的たわみに よって主として設定されている。この自由なたわみは相対的にゆとりがあるため に、発生する締付け力は少なくとも最小限であると同時に、最大限でもあり、こ れらは、一方では、移動時に避けられない遊びに応じて、他方では、アームがた わむときの弾性力に応じて予測可能である。従って、これらのアームがたわむと きの弾性係数は適切な弾性材料を選択することにより、および/またはたわみ性 アームの断面と高さを決めることにより、かなりの高精度で事前に決めることが できる。図5eの段階に対応する全移動行程にわたって加えられる、この弾性力 は従来技術とは完全に異なっている。つまり、従来技術では、ある程度剛性であ る刃がたわむのは、これらの刃が対応する刃または円板と実際に突き合わされて いる場合および、その作用行程の最後に到達した場合だけであるが、あまりに剛 性であるときは、体毛を切断することになる締付け力を発生するおそれがある。 図5gは、135度回転して平衡状態に戻った状態を示しており、これは図5 dに示すものとほぼ同じである。図5hは180度回転して図5aの状態に戻っ たことを示している。 次に、図6a乃至図6eを参照して、脱毛装置の別の動作モードについて説明 する。この動作モードでは、半円筒体5に比較的弾性力があり、そのプレストレ ス値が、例えば、3.5kgであること、図1と図2に示すものに対応する形状の刃 のアームと組み合わされていて、ケージとスライドギヤが引き離されて中立位置 にあること、およびその下降傾斜面が最小限になっているカムと組み合わされて いることを想定している。図6において、類似部品は図5のそれと同じ参照符号 を付けて示されている。 図6aはカム56、75に対する従節ローラ84による作用によってスライド ギヤ10がケージ30から最大限に引き離されている状態を示している。毛抜き 領域27、47は相互に対して押し付けられ、これらのアームは弾性エネルギを 蓄積している。 図6bは従節ローラ84の軸がカム56、75の下流側の角状縁を通過し始め た瞬時を示している。同図に示すように、カム56、75の下流側の角状縁はス プリング片27、47の引き離し時の圧力を受けて、対応する従節ローラの半円 の周面をたどっていく。カム56、75がこのように移動すると、次のカム66 ’、70’は従節ローラ84の前で直線になるので、従節ローラと強制的に接触 することがないようにする。カム56、76が中立位置に戻る移動は、基本的に は、刃27、47の弾性張力が緩むときの力を受けて行われる。また、同図に示 すように、カム通路は最良の状態で連続しているので、位置付け遊びがあるとき ノイズの発生が制限される。 図6cと図6dは中間段階を示し、そこでは、刃27、47の結合が切り離さ れ、なにも作用していないが、矢印で示すように従節ローラ84に作用する半円 筒体の弾性力から発生した締付け力(S)は従節ローラを若干内側に押している ため、従属ローラは次の刃20、40の毛抜き領域25、45が接触するまで次 のカム66’、70’を一方から他方へ押している。 図6eは刃20、40の毛抜き位置を示し、そこでは、スライドギヤ10とケ ージ30は最接近位置にあり、これは従節ローラ84が傾斜面を上昇し、カム6 6’、70’の段付き面上を通過すると行われる。以上から理解されるように、 従節ローラがカム上を上昇すると、一方では、刃20、40のアームがたわんで 再び弾性エネルギを蓄積するので、毛抜き領域25、45は毛抜き平面に沿って 相互に対して押し付けられ、他方では、初期位置にある従節ローラ84が外側に 若干離れることになる。 この第2動作モードでは、刃の弾性と半円筒体の弾性は同時に働くので、動作 がスムーズになり、従って、信頼性が向上し、ノイズが少なくなる。 上述した説明から理解されるように、本発明による脱毛装置は、基本的に単純 な部品で構成され、これらの部品は、例えば、スライドギヤ軸10の機械加工に より、ロッド30の打ち抜きにより、および部品50、60、70、75の鋳造 により作られている。刃はメタルシートを打ち抜き、これと同時に、絞り加工お よび/またはダイキャストして一定密度の形状にすることができる。特に、十字 形刃のアームの弾力性を利用し、半円筒体のプレストレスをある程度利用するこ とにより、異なる可動部品間の動作に必要な遊びに起因する問題を克服すること も可能である。 脱毛は、連続する2列の毛抜き領域が窓の前に現れる皮膚領域全体をカバーす るようにすると、それだけ効率化することが明らかであるが、これは、列全体に わたってほぼ均一であり、あらかじめ決めた値範囲内で設定された締付け力で作 用する毛抜きの作用によるものである。さらに、毛抜きが閉じることは、従節ロ ーラが比較的浅いカムに確実に作用することにより行われるので、その作用は迅 速化している。 上述してきた装置は本発明の範囲内において、種々態様に改良することが可能 である。 特に、ロッド30の外面を利用すると、体毛に合わせて並べた毛束ブラシをロ ッドに取り付けると、隣り合う毛抜きのかみ合いが良好化することになる。 他方、スライドギヤ軸10を半円筒体5に連結された固定中心軸で構成し、そ の周面に溝状の横断歯が設けられたスリーブをこの軸の周囲に装着することも可 能である。 さらに、十字形刃のアームのカーブは、図3に示すようにそのアームの傾斜を 一定にすることによって得ることも、図2の刃に示すようにアームを湾曲形状に することによって得ることも可能である。図1と図2に示す寸法は大きさを示し ているが、最適化できることはもちろんである。産業上の利用可能性 本発明の産業上の利用分野としては、脱毛装置があり、さらに具体的には、一 般大衆用の脱毛装置がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ドレフ,モシェ イスラエル 43100 ラアナーナ ラアナ ーナ インダストリアル エリア ハメラ シャ ストリート 4 ピー.オー.ボッ クス 2251

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 片手で持つことを目的としたケーシングを具備し、該ケーシングはそこ に設けられた窓の背後に配置された中心軸(10)を中心に回転可能であるロー ラ(1)の駆動モータを収容しており、前記ローラは1列または数列の毛抜きを 備え、各列の毛抜きは相互に平行に並置された一方の組の移動可能な刃(20) で形成され、該一方の組の刃は他方の組の固定円板または同じく移動可能な刃( 40)の間に挿入されており、さらに、移動可能な刃を軸の長軸方向に平行移動 させて、刃を相互に押し付けて脱毛すべき体毛を抜き取った後で、次に刃を引き 離すようにする制御手段(56−85)を具備している脱毛装置において、前記 組のうち少なくとも一方の組の刃(20、40)は十字形状をしており、一方の ペアの対向アーム(23)は少なくとも部分的に長軸方向の一方にカーブし、前 記ペアの対向アームに直交する他方のペアの対向アーム(23’)は少なくとも 部分的に他方の方向にカーブしており、これらの刃はそのベースがアームの接合 個所(21、41)でそれぞれの支持体(10、30)によって保持されている ことを特徴とする脱毛装置。 2. 請求項1に記載の脱毛装置において、アームのカーブ(24、26、4 4、46)が軸上で突出する量は、支持体(10、30)の長軸方向の平行移動 量の1/3から2/3の範囲にあり、好ましくは1/2であることを特徴とする 脱毛装置。 3. 請求項1または2に記載の脱毛装置において、2つの組の刃(20、4 0)はカーブした刃で構成され、一方の組の刃(20)は他方の組の刃(40) とは反対方向にカーブしていることを特徴とする脱毛装置。 4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の脱毛装置において、毛抜き領域(2 5、27、45、47)を構成する刃の周面は軸に直交する平面に対して1度か ら15度までの範囲の角度をなしていることを特徴とする脱毛装置。 5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の脱毛装置において、毛抜き領域(2 5、27、45、47)を構成する刃の周面は刃を支えるアームのそれより大き な幅になっていることを特徴とする脱毛装置。 6. 片手で持つことを目的としたケーシングを具備し、該ケーシングはそこ に設けられた窓の背後に配置された中心軸(10)を中心に回転可能であるロー ラ(1)の駆動モータを収容しており、前記ローラは1列または数列の毛抜きを 備え、各列の毛抜きは相互に平行に並置された一方の組の移動可能な刃(20) で形成され、該一方の組の刃の組は他方の組の固定円板または同じく移動可能な 刃(40)の間に挿入されており、刃の周面の毛抜き領域は刃のベースに対して 軸方向にずれており、さらに、移動可能な刃を軸の長軸方向に平行移動させて、 刃を相互に押し付けて脱毛すべき体毛を抜き取った後で、次に刃を引き離すよう にする制御手段(56−85)を具備している脱毛装置において、一方の組の刃 (20)は中央スライドギヤ(10)と一体に設けられ、他方の組の刃(40) はスライドギヤを同心状に取り囲んでいるケージ(30/50/60)と一体に 設けられ、制御手段(56−85)はスライドギヤとケージが、それぞれ相反方 向に交互平行移動するように作用することを特徴とする脱毛装置。 7. 請求項6に記載の脱毛装置において、前記スライドギヤはローラ軸を取 り巻くスリーブまたはローラ軸(10)自体であり、その外周面に刃(20)の ベース(21)を保持する溝(16)が設けられていることを特徴とする脱毛装 置。 8. 請求項6または7に記載の脱毛装置において、前記ケージは複数の同軸 ロッドで構成され、その両端はローラに沿った2つの側板(50、60)の周囲 に相互に対して一定間隔で取り付けられており、ロッドの半径方向の内面は刃( 40)のベース(41)を保持する溝(32)になっていることを特徴とする脱 毛装置。 9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の脱毛装置において、スライドギヤと ケージがそれぞれ相反方向に交互平行移動するように作用する制御手段は、 − 半径方向に相互に向き合う一方のペアの扇形カム(66)であって、ケー ジの側板のうち少なくとも一方の側板(60)の外面と一体に設けられているカ ムと、 − 前記一方のペアのカムの間に挿入されていて、半径方向に相互に向き合う 他方のペアの扇形カム(75)であって、側板(60)の端部と一体に設けられ ているカムとを備え、これらのカムは側板(60)に向き合うようにケーシング (85)に取り付けられた直径方向のペアの従動ローラ(84)に作用し、さら に、一方ではケージに作用し、他方ではスライドギヤに作用する弾性復帰手段( 20、40)を備えていることを特徴とする脱毛装置。 10. 請求項3および9に記載の脱毛装置において、他方の側板(50)およ びスライドギヤ(10)の他端はそれぞれペアの扇形カム(56、70)になっ ており、これらのペアは相互の間に挿入され、一方の側板のカム(66、76) に対して1/4回転だけずれていることを特徴とする脱毛装置。
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